JP5235672B2 - チタニウム組立品の超塑性成形方法及びそれによって製造された航空機の構造 - Google Patents

チタニウム組立品の超塑性成形方法及びそれによって製造された航空機の構造 Download PDF

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Description

本発明は構造部材の成形及び結合、特に、超塑性成形及び/又は拡散結合のための異なった粒子(grain)のチタニウムの使用に関する。
超塑性成形(SPF:Superplastic forming)は一般に、その材料の通常の塑性変形の限界を超えて材料を超塑性的に変形させる処理を意味する。超塑性成形は限定された温度範囲及びひずみ速度範囲内で超塑性特性を呈する特定の材料に対して実施することができる。例えば、チタニウム合金から形成された加工品は通常、約1450°F〜1850°Fの温度範囲において秒速約3×10−4以下のひずみ速度で超塑性的に成形される。
拡散結合(DB:Diffusion bonding)は一般に、結合される部材の材料の間に固体状の合着を形成するための温度と圧力を使用して部材を結合させる処理を意味する。拡散結合による結合は結合される材料の融点未満の温度で行われ、それらの材料の間の合着は物品に巨視的な変形を生ずる大きさ未満の負荷によって生成される。
従来の1つの処理において、超塑性成形は協働可能な(cooperable)金型の間に画定された金型空洞に1つ又は複数の超塑性成形可能な金属板を供給し、該金属板を金属板が超塑性を呈する温度まで加熱し、その後、板を成形するために金属板の両側に圧力差を加えるためにガスを使用することによって実施される。圧力は上昇した温度におけるこれの超塑性範囲内のひずみ速度で材料が引っ張られ、金属板が引き伸ばされ、そしてそれが金型表面の形状を呈するように選択される。これにより、金属板は金型によって画定される複雑な形状に成形されることができる。
また、いくつかの場合において、超塑性成形及び拡散結合は成形/結合複合作業で実施される。例えば、1つの典型的なSPF/DB複合処理において、金属板の束(pack)を成形するために3枚の金属板が積層される。板の隣接する表面の一部を結合させないために、板の間に耐合着材料(stop−off material)が選択的に与えられてもよい。この束は、耐合着材料で処理されていない金属板の隣接部分が拡散結合によって結合されるように、十分なガス圧とともに金型空洞内で加熱及び加圧される。その後、束を膨らますために板の間に加圧ガスが注入され、それによって束は金型空洞の表面によって画定される形状に超塑性的に成形される。この処理の詳細はHamiltonらの米国特許第3927817号に記載されている。このようなSPF/DB複合処理は、例えば、中空の内部小室を画定するために成形及び拡散結合される、複雑な蜂の巣サンドイッチ構造を製造するために使用することができる。一般に、超塑性成形及び/又は拡散結合処理の単純性は多数の留め具を必要とせず、潜在的に高い幾何学的複雑性を有する軽量で安価な構造を達成することができる。SPF及び/又はDBの適用例は航空機、他の航空宇宙構造物、及び航空宇宙以外の乗り物及び構造物等の部品の製造を含む。
(発明の概要)
上記の従来の処理に従って束を成形するための、束を構成する個々の板は通常、積層状態に配置された平らな板として与えられる。図1は従来の処理に従って拡散結合及び超塑性成形された後の、3つの板の束の一部を図示している。示されているように、外側の板(又は、「表面の板」)F1、F2の間の空間Sはガスによって膨張させられ、そして中間の板(又は、「内側の板」又は「中心の板」)Cは、それが外側の板F1、F2の間で互い違いの方向に拡張して束の小室を画定するように、波形又は他の非線形形状に超塑性成形される。外側の板は外側に向かって膨張するので、中間の板は外側の板に反力を及ぼす傾向があり、それによって外側の板を変形させる。この反力の効果は中間の板が接続している外側の板の変形として図1に示されている。詳細には、外側の板は平らな表面を有さず、中間の板が接続された部分の反対側の表面に、通常「マークオフ(markoff)」と呼ばれるへこみMを形成するように変形される。
超塑性成形中の束の外側の板のこのようなマークオフは外側の板より大幅に薄い中間の板を用意し、それによって外側の板の剛性を相対的に増大させ、成形中の外側の板の内側への力を減少させることによって縮小させることができる。各外側の板の厚さに対する中間の板の厚さの比率は通常、25%以下である。それゆえ、特定の応用例に対する設計要件が厚い中間の板を必要とする場合、超塑性成形は通常、利用されない。同様に、2枚の板の組立品の製造及び板の他の部材を有する組立品もマークオフを避けたいという要求によって制限を受けてしまうことがある。
SPF/DB処理の従来の方法はチタニウムから形成される組立品を含む多様な構造組立品の製造に対して効果的であることが示されてきているが、SPF/DB法及びそれによる組立品に対する改善への要求が存在している。特に、上記の方法は特定の寸法の板を備える組立品を含む、広い範囲の所望の寸法を有する組立品の製造を可能にすべきである。
本発明の実施形態はチタニウム板の超塑性成形方法、及びこのような方法によって成形された組立品を提供する。方法において異なった粒状構造を有する複数のチタニウム板が使用されるので、異なった板は異なった温度で超塑性成形されるように適合される。いくつかの場合において、ある程度の厚さを有する1つ又は複数の板が大幅に変形される場合であっても、板はマークオフ(又は、実質的なマークオフ)を伴わずに成形することができる。
本発明の1つの実施形態に従うと、所定の形状を有する構造組立品は積層された配置で第1及び第2のチタニウム板を有する束を超塑性成形することによって製造される。第1の板は第2の板の粒径(grain size)の少なくとも約2倍以上の粒径を有する。例えば、第1の板は約5ミクロンより大きい、そしていくつかの場合において8ミクロンより大きい粒経として規定することができ、第2の板は約0.8〜1.2ミクロンの間等の、約2ミクロンより小さい粒径として規定することができる。束は少なくとも第2の板の超塑性成形温度以上に加熱され、第2の板は組立品を成形するために所定の形状に超塑性成形される。第2の板は第1の板の超塑性成形温度より低い温度、例えば、約1400°F〜1450°Fの間の温度で超塑性成形することができる。いくつかの場合において、第2の板は第1の板を超塑性成形することなく、例えば非超塑性的に成形される第1の板とともに成形される。第2の板は第1の板の少なくとも75%の厚さを有することができる。板は拡散結合され、第2の板は第1の板から離れる方向に成形されることができる。いくつかの場合において、第2の板はまた、第3の板も超塑性成形することができるように第1の板の粒径より小さい粒径を有する第3の板に結合されることができる。
本発明の1つの態様に従うと、第1及び第2の板は、例えば、エンジン排熱シールドを成形するために他の副組立品に結合される第1の構造副組立品を成形する。例えば、第1の副組立品を成形するために使用される準備、加熱、及び超塑性成形作業を繰り返すことによって第2の副組立品を成形することができる。第1及び第2の副組立品は、同様に超塑性成形された第3の副組立品の横方向の両側の縁に結合されることができる。第3の副組立品は横方向に拡張する流路(channel)を画定することができ、第1及び第2の副組立品の各々は第3の副組立品の流路に対してずれた位置に配置された横方向に拡張する小室を画定することができる。
本発明の実施形態はまた、超塑性成形された構造組立品を提供する。組立品は第1のチタニウム板、及び積層状態に配置された第1のチタニウム板に拡散結合等によって結合された第2のチタニウム板を含む。第2の板は、第1及び第2の板がそれらの間に小室を画定するように、特定の輪郭を有する形状に超塑性成形される。さらに、第1の板は、第1の板が第2の板の超塑性成形温度より高い超塑性成形温度を有するように、第2の板の粒径の少なくとも約2倍の粒径を有する。例えば、第1の板は約5ミクロン又は8ミクロンより大きい粒径として規定することができ、第2の板は約0.8〜1.2ミクロンの間等の、約2ミクロンより小さい粒径として規定することができる。第2の板は約1400°F〜1450°Fの間の温度で超塑性成形されるように構成することができる。第2の板は第1の板の約75%等の、第1の板に対して実質的な厚さを有することができる。さらに、第1の板は第2の板の反対側の表面を画定することができ、該表面は第1及び第2の板を接続する複数の結合部の反対側の部分に実質的に平らな形状、すなわち、第1の板のマークオフ又は実質的なマークオフを伴わない構成を有することができる。いくつかの場合において、組立品はまた、第1の板の粒径より小さい粒径を有し、第2の板に結合された第3の板を含むことができる。
第1及び第2の板はエンジン排気シールドの第1の構造副組立品を画定する。エンジン排気シールドはまた、第2及び第3の副組立品を含むことができる。第1の副組立品と同様に、第2の副組立品は積層された配置で結合された第1及び第2のチタニウム板を含むことができ、第2の板は小室を画定するように特定の輪郭を有する形状に超塑性成形され、そして第2の副組立品の第1の板は第2の副組立品の第2の板の粒径の少なくとも約2倍の粒径及びそれに応じた高い超塑性成形温度を有する。第1及び第2の副組立品は第3の副組立品の横方向の両側の縁に結合されることができ、そして第1及び第2の副組立品の各々は第3の副組立品によって画定される横方向に拡張する流路に対して縦方向にずれた位置に配置された横方向に拡張する小室を画定することができる。
このように、本発明は組立品を製造するために異なった粒状構造を有するチタニウム板を使用することができる、改善した超塑性成形及び/又は拡散結合によって製造された組立品及び超塑性成形及び/又は拡散結合方法を提供する。超塑性成形はいくつか又は全ての板の超塑性成形温度より低い温度等の、特定の温度で実施することができ、そしてマークオフの成形が潜在的に減少又は排除される。
ここまで本発明の概略が説明されてきたが、以下に付随する図面について説明する。図面は必ずしも正確な寸法等で描かれてはいない。
以下に、付随する図面への参照とともに本発明を詳細に説明する。図面には本発明の全てではなく、一部の実施形態が示されている。実際、本発明は多様な形式で実施することができ、記載された実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。もっと正確に言えば、これらの実施形態は適用可能な法的な要件を満足させるために開示されたものである。同様な構成要素には同様な符号が付けられている。
ここで図面、特に図2を参照すると、本発明の1つの実施形態に従って製造された構造組立品10の一部が示されている。本発明の構造組立品は通常、結合され、かつ成形処理を受ける2つ又はそれ以上のチタニウムの板から形成される。また、該成形処理において、チタニウム板の1つ又は複数は超塑性成形される。結果的に製造される組立品は、例えば、航空機の翼、航空機の胴体、又は他の航空宇宙の乗り物等の部材として、多様な用途で使用することができる。図7〜13に図示され、後で説明されるように、構造組立品10bはエンジン排熱シールドとして形成されることができる。構造組立品はまた、(制限ではないが)自動車や海上の用途のための構造パネルや他の部材、又は建物や他の構造物等を含む他の多様な用途のために形成され、使用されることができる。
構造組立品10は通常、束、すなわち、積層された構成で与えられ、そして多様な形状に成形することができる2つ又はそれ以上の板を含む未処理品又は予備成形品から製造される。例えば、図3は2つの板14、16を有する束12を図示している。板14、16の各々は、板14、16が束12を成形するために平行な平面上で積層されるように、最初に薄層構成で準備される。後で説明されるように、1つ又は複数の板14、16は単純な又は複雑な幾何学構造を画定する所望の非平面形状に超塑性成形することができる。
上述したように、板14、16は通常、チタニウムから形成される。ここで、用語「チタニウムから形成」は、板14、16がチタニウム及び選択的な他の材料を含むことを意味している。通常、板14、16の各々はチタニウム合金から形成される。各組立品10の多様な板14、16は同一のチタニウム合金から形成されてもよいし、異なったチタニウム合金から形成されてもよい。例えば、各組立品10の1つ又は複数の板14、16は拡散結合を伴う又は伴わない超塑性成形に対して使用されることが多いチタニウム合金である、重量比で約6%のアルミニウム、重量比で4%のバナジウム、及び残りの部分を占めるチタニウムを含むTi−6Al−4V(又は「Ti6−4」)から形成することができる。あるいは、1つ又は複数の板14、16はTi−6Al−2Sn−4V−2Mo又は他の合金から形成することができる。
さらに、各組立品10の多様な板14、16は、例えば、板14、16に対して実施される成形又は処理作業の変化の結果として、異なった特性を規定することができる。特に、板14、16は異なった粒状構造を規定することができる。例えば、図3に図示されている束12の第1の板14は束12の第2の板16の粒径より大幅に大きな粒径を有するチタニウムから形成される。すなわち、第1の板14は、通常、約5〜10ミクロンの間の等軸の粒径を有する二相材料である通常のTi−6Al−4V等の、標準的な粒径を有するチタニウムから形成することができる。第2の板16もまた、Ti−6Al−4Vから形成することができるが、第2の板16の材料の粒径は約5ミクロンより小さくてもよい。
第1及び第2の板14、16の材料の粒径の差は重要な意味を持つ。いくつかの場合において、第1の板14の粒径は第2の板16の粒径の少なくとも2倍であってもよい。例えば、第1の板14の粒径は5ミクロン、いくつかの場合において約8〜10ミクロンの間等、8ミクロンより大きくてもよい。第2の板16の粒径は3ミクロン又は2ミクロン未満等、5ミクロン未満であってもよい。詳細には、第2の板16の粒径は約0.8〜1.2ミクロンの間、より詳細には、約1ミクロンであってもよい。
ここで使用されている用語「粒径」は板14、16の材料の規格上の粒径を意味しており、全ての粒子の粒径を意味するものではない。実際、各板14、16は通常、規格上の粒径より大きな粒子、及びそれより小さな粒子を含む、多様な寸法の粒子を含んでいる。各板14、16に対する規格上の粒径は通常、板14、16の材料の粒径の中央値を意味する。ここで、用語「ミクロン」は1マイクロメートルの長さを意味する。
粒径の変動はチタニウムの成形特性に影響することが見出された。特に、精製された又は縮小された粒径を有するチタニウムは通常、それより大きい粒径を有するチタニウムの超塑性成形温度より低い温度で超塑性成形することができる。したがって、第2の板16は第1の板14より低い温度で超塑性成形することができる。例えば、約8〜10ミクロンの粒径を有するTi−6Al−4Vは通常、約1650°Fの最低温度で超塑性成形することができる。これに対し、1ミクロンの粒径を有するTi−6Al−4Vは約1500°F未満、通常、約1400°F〜1425°Fの間等、約1450°F未満の温度で超塑性成形することができる。
このように、いくつかの場合において、第2の板16は第1の板14の最低超塑性成形温度より大幅に低い温度で超塑性成形することができる。通常、準備される板14、16は粒径及び組成に十分な変動を有するので、第2の板16の超塑性成形温度は第1の板14の超塑性成形温度より、約25°F〜300°F、より典型的には100°F〜250°Fの間の温度だけ低い。すなわち、第1の板14の超塑性成形温度が約1650°Fである場合、第2の板16の超塑性成形温度は約1350°F〜1625°Fの間、又は約1400°F〜1550°Fの間、例えば1425°Fであってもよい。束12の板14、16の超塑性成形温度のこの差を利用することにより、1つ又は複数の板を超塑性成形せずに、他の1つ又は複数の板だけを超塑性成形することができる。詳細には、第1の板14を超塑性成形せずに、図3に図示されている束12の第2の板16を図4に図示されている予め決められた、所望の形状に超塑性成形することができる。さらに、第1の板14が第2の板16の成形中に超塑性成形されたとしても、第1の板14の成形可能性は第2の板16に比べて小さい。
例えば、図3及び4は束12を所望の形状に超塑性成形するための装置20を図示している。超塑性成形は一般に、材料が、その材料が高温で大きなくびれや細線化を起こさずに、異常なほどに高い引っ張り伸張及び塑性変形を示す能力等の超塑性特性を呈する条件の下に置かれる処理のことを意味する。超塑性成形は通常、部材の少なくとも一部が超塑性成形温度まで加熱され、少なくとも50%、典型的には約100%より大きい伸張やひずみを受ける成形作業のことを意味する。材料の超塑性成形温度は一般に、材料が超塑性成形可能になる最低の温度を意味する。超塑性成形の特徴の詳細はHamiltonの米国特許第3927817号、Israeliの米国特許第4361262号、及びSandersの米国特許第5214948号に記載されている。これらの各特許は概略的に、本発明の方法を実施することができる装置を記載している。上述の特許で記載されているように、板の超塑性成形は、圧力によって板を板の所望の形状を画定する金型に沿って変形させるために十分な力が作用するように、板の両側に圧力差を加えることによって実施することができる。また、内部空間を画定するために複数の板を拡散結合又は他の結合方法によって結合することができる。それにより、該内部空間が蜂の巣構造又は他の小室構造等の膨張された構造を形成するために膨張されるとき、1つ又は複数の板が超塑性成形される。
図3に図示されているように、成形用装置20はそれらの間に束12を支持するための金型空洞26を協働して画定する、対向する金型22、24を含む。第1の金型22は第1の板14の所望の形状に対応する輪郭表面28を画定し、第2の金型24は第2の板16の所望の形状に対応する輪郭表面30を画定する。図面において概略的に図示されている流体ポート32は束12の第1及び第2の板14、16の間に画定される空間と流体的に接続している。流体源34はポート32に接続しており、板14、16の間の空間に加圧された流体を供給する。同様に、同一又は別個の流体源36が束12の外側の金型空洞26に加圧された流体を供給するように構成されてもよい。例えば、チタニウムの超塑性成形及び拡散結合のための加圧流体としてアルゴンガスを使用することができる。板14、16の間に加圧流体を注入するために管が備えられる。すなわち、この管は流体源及び対応する弁又は他の制御装置を板14、16の間の空間、及び/又は束12と金型表面28、30の間の空間に接続することができる。
図3に示されているように、酸化イットリウムを含んでもよい耐合着材料40は板14、16の間の拡散結合42の成形を制御するために板14、16の間に所定のパターンで選択的に与えられる。板14、16は加熱され、そして流体源36は束12の外側の金型空洞26、すなわち、束12と金型22、24の間の空間に加圧流体を供給することによって金型空洞26を加圧する。板14、16は、拡散結合42が板14、16の隣接した表面の間で形成されるために十分な時間の間、この加圧及び加熱された状態で維持される。一般に、圧力が低い場合、拡散結合のために必要な時間は長くなる。例えば、拡散結合は30分以内で実施することもできるが、約400psiの圧力では通常、約2時間かかり、約250psiの圧力では通常、約4時間かかる。耐合着材料40は一般に、結果として生ずる拡散結合42が板14、16の間で選択的に成形されるように、板14、16の一部の結合を防止する。
また、板14、16の粒状構造が拡散結合に対して必要な操作パラメーターに影響を与えることができることが見出された。特に、本発明で記載されている微細な粒子のチタニウム材料の板は一般に、従来の材料を拡散結合するために典型的に必要とされる温度より低い温度で同一の従来の材料に拡散結合することができる。例えば、微細粒子の第2の板16又は上述した結果的に形成される組立品10は約1500°F未満の温度で1ミクロンより大きい粒径を有するTi−6Al−4V等のチタニウム合金から形成された従来の部材に拡散結合することができる。本発明のいくつかの実施形態において、この拡散結合作業は約1400°F〜1450°Fの間、又は1400°F〜1425°Fの間の温度で実施することができる。1つの特定の実施形態において、拡散結合作業は、Ti−6Al−4Vの板14、16を第2の板16の超塑性成形温度とほぼ等しい温度、例えば、約1400°F〜1450°Fの間、又は1400°F〜1425°Fの間等の、1500°F未満の温度にすることによって実施される。この加熱において、板14、16は、例えば、図3に示されているのと同様な構成で約300psiの圧力によって板14、16を互いに押し付けながら、約4時間加熱される。
ここで、拡散結合作業が板14、16を装置20に配置することによって、あるいは装置の外部で、例えば、結合作業中に板14、16を支持する他の装置に配置することによって実施されてもよいことは理解されなければならない。さらに、板14、16は代替的に、拡散結合以外の方法によって結合されてもよい。例えば、いくつかの場合において、板14、16は摩擦攪拌溶接又は他の溶接によって溶接されてもよい。摩擦攪拌溶接は概略的に、Thomasらの米国特許第5460317号に記載されており、超塑性成形することができる予備成形品の成形のための摩擦攪拌溶接は2004年2月18日に出願された米国特許出願第10/781419号「摩擦溶接構造組立品及び予備成形品及びその方法(Friction Welded Structural Assembly and Preform and Method for Same)」に記載されている
拡散結合又は他の結合方法によって結合42が成形された後、金型空洞26内の加圧流体は排出される。束12及び/又は金型22、24は超塑性成形温度、すなわち、第2の板16の超塑性成形温度範囲内の温度まで加熱される。束12を膨張させ、それによって板14、16の少なくとも1つを超塑性成形するために流体源34から板14、16の間に加圧流体が注入される。図3及び4の実施形態において、第1の板14は通常、第1表面28に沿って維持又は非超塑性的に成形され、第2の板16は第2の金型24の表面30に沿って、板14、16の間の拡散結合42によって決まる概略波形の形状に超塑性成形される。すなわち、十分な圧力差にさらされ、かつ超塑性成形温度に加熱されたとき、第2の板16は超塑性的に変形し、図4に示されているように第2の金型24の輪郭表面30に対して押し付けられ、それによって、膨張された小室48(すなわち、拡散結合42の間の場所の耐合着材料40に一致した小室)を成形するために束12の内部空間を膨張させ、所望の輪郭形状を成形する。この実施形態において、第1の板14は超塑性成形されず、図2に図示されているような緩やかな曲面等の所望の形状に(非超塑性的に)僅かに成形される。典型的な実施形態において、第1の板14は5%未満等の、10%未満の最大伸張又はひずみを受けることができ、第2の板16は100%超等の、50%より大きい最大伸張又はひずみを受けることができる。
成形及び結合のための加熱は束12を収容する炉又は金型22、24と一体化された加熱器50等の、多様な加熱器を使用して行うことができる。いくつかの場合において、Gillespieらの米国特許第5683607号に記載されているように、束12が誘導コイルによって電流を誘導するサセプターによって超塑性成形温度まで加熱されている間、金型22、24を相対的に非加熱状態に維持することができる。
第2の板16が第1の板14の超塑性成形温度より低い温度で超塑性成形され、それゆえ第1の板14が第2の板16の成形作業中にそれ自体の超塑性成形温度まで加熱されない場合、第1の板14の変形を制限又は制御することができる。すなわち、第1の板14が第1の金型22の輪郭に一致するように僅かに成形されるとき、第1の板14は通常、超塑性状態にはならず、それゆえ成形中に第2の板16の成形による変形に屈しないために十分な剛性を維持する。詳細には、例えば、第1の板14が拡散結合42の間の場所で第2の板16によって引っ張られることによって、第1の板14には不均一な力が作用するにもかかわらず、第1の板14はそれによる変形に屈しないでいることができる。このように、図2に示されているように構造組立品10の所望の形状への変形の後、第2の板16の反対側の第1の板14の表面はマークオフをほとんど又は全く示さないでいることができる。すなわち、第1の板14が金型22、24の概略平らな又は僅かに湾曲した形状で支持される場合、図2に示されているように第1の板14の表面は拡散結合42の反対側の局所的な各領域44において概略平らな状態を維持することができる。
板14、16の各々は多様な厚さ及び他の寸法とともに準備されてもよい。このように、従来の成形技術に従った比較的厚い板の超塑性成形が通常、それらに接続した板上にマークオフを生ずるのに対し、本発明の方法はマークオフの成形を全く又はほとんど伴わずに、それに接続している板に比べて相対的な厚みを有する板を超塑性成形するために使用することができる。詳細には、本発明のいくつかの実施形態において、超塑性成形される板(例えば、第2の板16)はそれに結合する板(例えば、第1の板14)の厚さの少なくとも25%の厚さを有することができる。実際、超塑性成形される板はそれに接続する板の厚さの50%又は75%より大きい厚さを有することができ、いくつかの場合において、成形される板はそれに接続する板と同程度の、又はそれより厚い厚さを有することができる。例えば、図2及び3に図示されているように、第2の板16の厚さは第1の板14の厚さとほぼ同一であってもよい。
また、本発明の超塑性成形及び/又は拡散結合作業が通常、低めの温度、すなわち、束12の最も粗い粒子の材料の超塑性成形に対して必要な温度より低い温度で実施することができることは理解されなければならない。例えば、第2の板16が精製された粒子構造を有するチタニウムから形成される場合、第2の板16は通常、従来の超塑性成形及び/又は拡散結合作業よりも低い温度で超塑性成形及び/又は拡散結合することができる。この処理温度の低下は金型22、24又は作業中に使用される他の道具に及ぼされる熱応力を減少させることができ、それによって金型22、24の点食又は他の劣化を減少させ、金型22、24及び他の道具の使用寿命を潜在的に延ばし、そして洗浄、仕上げ、又は他の保守を減少させることができる。また、この低い成形/結合温度は通常、束12を成形/結合温度まで加熱するために使用される加熱器50への要求を減少させ、さらにエネルギー消費を減少させる。実際、加熱の減少は加熱器の初期費用を低下させ、成形及び/又は結合中の束の加熱に使用される加熱器の運転費用を減少させ、及び/又は加熱器の使用寿命を延ばす。さらに、いくつかの場合において、精製された粒状構造を有する板の使用はまた、材料を超塑性成形するために必要な成形応力を減少させ、及び/又は成形中に達成することができるひずみ速度を増大させ、形成作業をより迅速に完了すること可能にする。また、成形温度の低下及び成形に必要な時間の減少は成形中の板上の酸化物及びアルファケース層の両方の成形を減少させることができる。精製された粒子の材料の超塑性成形方法、及びそのような方法の特徴の詳細は2004年3月31日に出願された米国特許出願第10/813892号「微細粒子チタニウムの超塑性成形及び拡散結合(Superplastic forming and diffusion bonding of fine grain titanium)」に記載されている。
本発明の他の実施形態において、結合及び成形される板の枚数は何枚であってもよい。例えば、束は3つ又はそれ以上の板を含み、1つ又は複数の板が、例えば、複数の輪郭表面に沿って超塑性成形されてもよい。単体の板及び複数の板の束を成形するための装置及び方法は上述の米国特許出願第10/813892号「微細粒子チタニウムの超塑性成形及び拡散結合(Superplastic forming and diffusion bonding of fine grain titanium)」に記載されている。これに関し、図5及び6は束12a又は3つの板14a、16a、18aを有する予備成形品からの構造組立品10aの成形を図示している。図5に示されているように、3つの板14a、16a、18aは板14a、16a、18aの間の小室48aが成形される場所が結合されることを防止するために板14a、16a、18aの間に選択的に配置された耐合着材料40aとともに束12aとして積層された構成で準備される。束12aは成形装置20aの2つの協働可能な金型22a、24aによって画定される金型空洞26aの内側又は外側で加熱され、そして、例えば、板14a、16a、18aの間の拡散結合を促進するために流体源36aからのポート32aを介した加圧ガスの流れを制御することによって束12aに圧力が加えられる。拡散結合42aは第1及び第2の板14a、16aの間、及び第2及び第3の板16a、18aの間で耐合着材料40aが配置されていない場所に成形される。
その後、拡散結合された束12aは装置20a内で板14a、16a、18aの少なくとも1つの超塑性成形温度に加熱される。例えば、第2及び第3の板16a、18aは第1の板14aより低い超塑性成形温度を有する精製された粒子構造を有する材料から形成されてもよく、そして束12aは第2及び第3の板16a、18aの超塑性成形温度より高くかつ第1の板14aの超塑性成形温度より低い温度に加熱されてもよい。束12aがそのような温度に加熱された状態で、第3の板18aが第2の金型24の輪郭表面30aに沿って配置されるように板14a、16a、18aの間に画定された小室48aを膨張することによって第2及び第3の板16a、18aを超塑性成形するために、流体源34aから板14a、16a、18aの間に加圧流体が注入される。第1の板14aもまた、表面28aに一致する僅かに湾曲された輪郭に成形するためにこの作業中に成形されてもよいが、第1の板14aは通常、超塑性成形されない。この実施形態において、第2及び第3の板16a、18aの厚さが第1の板14aの厚さにほぼ等しくされた又は第1の板14aの厚さに比べて相対的に大きくされた場合であっても、第1の板14aの領域44aにおけるマークオフ又は他の望まれない変形を防止することができる。
図7〜12は本発明の1つの実施形態に従って製造された組立品、詳細にはエンジン排熱シールド10bの多様な部分を図示している。熱シールド10bはパイロン搭載式ガスタービンエンジン、すなわち航空機の翼の裏側のパイロンに搭載されるガスタービン/ターボファンジェットエンジンに使用するために構成されている。パイロンはエンジンを支持し、通常、推進システム及び飛行機の空気抵抗を最小にするように設計される。このようなパイロン搭載式エンジンの詳細は2002年4月30日に出願された米国特許出願第10/136817号「パイロン搭載式ガスタービンエンジンのためのハイブリッド排熱シールド(Hybrid Exhaust Heat Shield for Pylon Mounted Gas Turbine Engines)」に記載されている。熱シールド10bは通常、パイロンの後部の底部かつ主ノズル排気管の上に配置され、パイロン及び/又は翼をエンジンによってエンジンの主ノズル排気管に発生する高温から保護するための熱障壁を与える。
図7に図示されている熱シールド10bは縦方向に連なって拡張するために接続された2つの部分60、62を含む。部分60、62の各々は複合構造の副組立品から形成されている。詳細には、第1の部分60は3つの結合された副組立品64、66、68を含み、第2の部分62は3つの結合された副組立品70、72、74を含む。各副組立品64、66、68、70、72、74は1つ又は複数のチタニウム板から形成されている。通常、副組立品64、66、68、70、72、74は別個に成形された後、熱シールド10bを成形するために接続される。また、フレーム部材76は副組立品64、66、68、70、72、74を接続するために備えられ、副組立品を組み立てられた構成で支持する。
構造副組立品64、66、68、70、72、74の各々は上述の方法に従って複数の板を結合し、少なくとも1つの結合された板を超塑性成形することによって成形することができる。例えば、2つの部分60、62の第1及び第2の副組立品64、66、70、72の各々は外側板78及び内側板80を含む。各内側板80は拡散結合又は他の結合方法によって対応する副組立品64、66、70、72の外側板78に結合される。内側板80は対応する外側板78の最低超塑性成形温度より低い超塑性成形温度によって特徴付けられる材料から形成される。このように、内側板80は、例えば、上述したように外側板78が変形してマークオフを生ずることを防止するために、対応する外側板78を超塑性成形するためには不十分な温度で超塑性成形することができる。詳細には、各副組立品64、66、70、72の内側板80は約1ミクロン等の、5ミクロンより小さい粒径を有するチタニウムから形成され、各副組立品の外側板78は約8ミクロン超等の、5ミクロンより大きい粒径を有するチタニウムから形成されてもよい。
各内側板80は横方向に拡張する複数の小室82を画定するために超塑性成形される。例えば、上述したように、各副組立品64、66、70、72の外側板78及び内側板80は該板78、80の間に小室82の所望の位置に一致するように備えられた耐合着材料とともに、実質的に平らな形状で準備されてもよい。これにより、各副組立品64、66、70、72の外側板78及び内側板80は、該板78、80を小室82の所望の位置で結合することなく、拡散結合することができる。その後、板78、80は内側板80の超塑性成形温度まで加熱されてもよく、そして小室82を膨張させるために板78、80の間にガスが注入されてもよい。各副組立品64、66、70、72の小室82は、例えば、拡散結合を防止するために管86の所定の場所に耐合着材料を適用することによって、1つ又は複数の縦方向に拡張する管86又はビーズ状の通路によって流体的に結合することができる。このように、小室82は、各小室82にガスが流れ込むように管86にガスを注入することによって内側板80の超塑性成形中に膨張させることができる。小室82は図7に示されているように、通常、内側板80の内部に拡張する流路として画定される。
第3の副組立品68、74の各々も同様に、板の積層体又は束から形成することができる。あるいは、図7〜12に図示されているように、第3の副組立品68、74の各々は超塑性的に又は他の方法で所望の形状に成形される単一の板から形成されてもよい。1つの実施形態において、第3の副組立品68、74の各々は図7及び8に示されているように、内部に拡張する流路88を画定するように形成される。図9に図示されているように、第3の副組立品68、74の横方向に拡張する流路88は、第1及び第2の副組立品64、66、70、72が結合される第3の副組立品68、74の横方向の縁90の付近で流路88と小室82が重なり合うことを防止するために第1及び第2の副組立品64、66、70、72の横方向に拡張する小室82に対して縦方向にずれた位置に配置されてもよい。
熱シールド10bに配置されたフレーム部材76もまた、チタニウムから形成され、超塑性成形されてもよい。図10及び11に示されているように、フレーム部材76はリベット等の留め具92を使用して副組立品64、66、68、70、72、74に接続することができる。熱シールド10bの後尾の縁には、図12に単体で示されている閉鎖取り付け具(closeout fitting)94が備えられてもよい。いくつかの場合において、多様な組立品64、66、68、70、72、74は異なった材料から形成される。例えば、第1及び第2の副組立品64、66、70、72はTi−6Al−4Vから形成することができ、第3の副組立品68、74はTi−6Al−2Sn−4V−2Moから形成することができる。
いくつかの場合において、副組立品64、66、68、70、72、74は大きな部材、すなわち、鋳造や他の非超塑性成形法によって成形された部材から形成することができる従来の副組立品より大きな部材であってもよい。大きな部材の製造における超塑性成形の使用の詳細は2004年10月21日に出願された米国特許出願第10/970151号「成形された構造組立品及び関連する予備成形品及び方法(Formed Structural Assembly and Associated Preform and Method)」に記載されている。さらに、熱シールド10bは空気抵抗、及び高温ガスの熱シールド10bによって画定された空洞への漏れに対する潜在的な経路を減少させる形状に成形されかつ組み立てられてもよい。また、超塑性成形及び/又は拡散結合の使用は熱シールド10bの重量を減少させ、製造コストを低下させることができる。
ここで、熱シールド10bの多様な副組立品64、66、68、70、72、74が何枚の板から形成されてもよいこと、そのうちの1つ又は複数の板が超塑性成形されてもよいこと、そしてそのうちの1つ又は複数の板が非超塑性的に成形されても又は全く成形されなくてもよいことは理解されなければならない。これに関し、図13は第3の構造副組立品68の断面を示している、本発明のもう1つの実施形態に従った熱シールド10bの第1の部分60の斜視図である。この実施形態において、第3の構造副組立品68は3つの積層された板96、98、100から形成されている。内側及び中間の板96、98は所望の形状に超塑性成形され、外側の板100は非超塑性成形される。詳細には、中間板98は、第3の副組立品68が内側及び中間の板96、98の間、及び中間及び外側の板98、100の間に横方向に拡張する小室102を画定するように、図6とともに上述された中間の板16aの形状に類似した波形の形状を画定することができる。この実施形態において、内側及び中間の板96、98は、内側及び中間の板96、98が外側の板100の超塑性成形温度より低い温度で超塑性成形されるように、外側の板100の超塑性成形温度より低い超塑性成形温度を有するチタニウム材料から形成されてもよい。
図14及び15は本発明のもう1つの実施形態に従って成形されたもう1つの構造組立品10c、詳細にはアクセスドア(access door)を図示している。図示されているアクセスドア10cは航空機で使用するために、特に、航空機の着陸装置室のアクセスドアとして使用するために構成されている。アクセスドア10cは束を図2〜4との関連で上述したのと同様な方法で拡散結合及び成形することによって成形される。すなわち、アクセスドア10cは第1及び第2の板14、16を含む。これらの第1及び第2の板14、16は平らで平行な平面上に束として積層され、その後、該束はアクセスドア10cの図示されている形状に拡散結合及び成形される。第1の板14は平ら又は僅かに湾曲した形状を有しており、そして第2の板16の粒径より大幅に大きな粒径を有するチタニウムから形成されている。それゆえ、第1の板14は製造中、ほとんど成形されないか、又は僅かに成形される。これに対し、第2の板16は製造中に超塑性成形され、2つの板14、16がそれらの間に膨張された小室48を画定するように、図15に図示されているような特定の輪郭を有する形状を画定する。これらの2つの板は拡散結合42によって結合される。このように、第1の板14は、通常、航空機の外面又は皮表部を画定するドア10cの外面を画定し、第2の板は第1の板14を支持するためのリブ又は他の強化構造を画定する。アクセスドア10cには、例えば、蝶番部材19、掛け金、固定具、他の支持具等を含む他の部材を取り付けることができる。
上述の説明及び関連する図面による教示を得ることにより、当業者は本願の発明に対する多様な改良及び他の実施形態が容易に思い付くことができるだろう。したがって、本発明が開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、それらに対する改良や他の実施形態も付随する請求の範囲によって規定される本発明の範囲に含まれることは理解されなければならない。本願において、特定の用語が使用されているが、それらは一般的及び説明的な意味で使用されており、本発明を制限するためのものではない。
従来の処理に従って3枚の板からなる束を拡散結合及び超塑性成形することによって製造された構造組立品の一部を図示している斜視図である。 本発明の1つの実施形態に従って製造された構造組立品の一部を図示している斜視図である。 図2の構造組立品を成形するために、超塑性成形のために金型内に配置された束を図示している断面図である。 束が図2の構造組立品の所望の形状に超塑性成形された後の、図3の束及び金型を図示している断面図である。 本発明のもう1つの実施形態に従った構造組立品を成形するために金型内に配置された束を図示している断面図である。 図5の束から製造された構造組立品の一部を図示している断面図である。 本発明のもう1つの実施形態に従ったエンジン排熱シールドを図示している斜視図である。 図7のエンジン排熱シールドの第1及び第3の副組立品を図示している斜視図である。 図8の第1及び第3の副組立品を図示している平面図である。 フレーム部材が装着された状態の、図8の第1及び第3の副組立品を図示しているもう1つの斜視図である。 図10の第1及び第3の副組立品に装着されたフレーム部材を図示している斜視図である。 図7のエンジン排熱シールドの取り付け具を図示している斜視図である。 第3の副組立品の断面を示している、本発明のもう1つの実施形態に従った熱シールドの第1の部分の第1及び第3の副組立品を図示している斜視図である。 本発明のもう1つの実施形態に従って製造されたアクセスドアを図示している平面図である。 図14の線15−15に沿って切り取ったときの、図14のアクセスドアを図示している断面図である。

Claims (19)

  1. 所定の形状を有する構造組立品を製造するために束を超塑性成形するための方法であって、
    第1及び第2のチタニウム板であって、第1のチタニウム板は第2のチタニウム板の粒径の少なくとも倍の粒径を有する第1及び第2のチタニウム板を積層された構成で備える前記束を準備することと、
    前記束を少なくとも第2の板の超塑性成形温度まで加熱することと、
    前記束の第2の板を所定の形状に超塑性成形し、それによって組立品を成形すること、を備える方法。
  2. 前記準備するステップは5ミクロンより大きい粒径を規定する第1の板、及びミクロンより小さい粒径を規定する第2の板を準備することを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記準備するステップはミクロンより大きい粒径を規定する第1の板、及び.8〜1.2ミクロンの間の粒径を規定する第2の板を準備することを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記準備するステップは、第2の板に結合される第3の板であって、前記超塑性成形ステップ中に第3の板が超塑性成形されるように第1の板の粒径より小さい粒径を有する第3の板を準備することを備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記準備するステップは第1の板の厚さの少なくとも75%の厚さを有する第2の板を準備することを備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記板を拡散結合することをさらに備え、前記超塑性成形ステップは第1の板から離れる方向に第2の板を成形することを備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記超塑性成形ステップは第1の板の超塑性成形温度より低い温度で第2の板を超塑性成形することを備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記超塑性成形ステップは760°C〜787.7°Cの間の温度で第2の板を超塑性成形することを備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記超塑性成形ステップは前記束の第1の板を超塑性成形することなく、第2の板を成形することを備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記超塑性成形ステップ中に第1の板を非超塑性成形することを備える、請求項9に記載の方法。
  11. 前記超塑性成形ステップは第1の構造副組立品を成形することをさらに備え、さらに、
    第2の構造副組立品を成形するために前記準備、加熱、超塑性成形ステップを繰り返すことと、
    エンジン排熱シールドを成形するために横方向に拡張している流路を画定している第3の副組立品の横方向の両側の縁に第1及び第2の副組立品を結合することと、を備え、
    第1及び第2の副組立品の各々は第3の副組立品の前記流路に対してずれて配置される横方向に拡張する小室を画定する、請求項1に記載の方法。
  12. 第1のチタニウム板と、
    積層された構成で第1の板に結合された第2のチタニウム板であって、第1及び第2の板がそれらの間に小室を画定するように特定の輪郭を有する形状に超塑性成形された第2の板と、を備え、
    第1の板は、該第1の板が第2の板の超塑性成形温度より高い超塑性成形温度を有するように、第2の板の粒径の少なくとも倍の粒径を有する、超塑性成形された構造組立品。
  13. 第1の板はミクロンより大きい粒径を規定し、第2の板はミクロンより小さい粒径を規定する、請求項12に記載の構造組立品。
  14. 第1の板はミクロンより大きい粒径を規定し、第2の板は.8〜1.2ミクロンの間の粒径を規定する、請求項12に記載の構造組立品。
  15. 第2の板に結合され、第1の板の粒径より小さい粒径を有する第3の板をさらに備える、請求項12に記載の構造組立品。
  16. 第2の板は760°C〜787.7°Cの間の温度で超塑性成形されるように構成されている、請求項12に記載の構造組立品。
  17. 第1及び第2の板がエンジン排熱シールドの第1の構造副組立品を画定し、さらに、
    前記エンジン排熱シールドの第2の構造副組立品であって、第2の構造副組立品は積層された構成で結合された第1及び第2のチタニウム板を備え、第2の構造副組立品の第2の板は、第2の構造副組立品の第1及び第2の板がそれらの間に小室を画定するように特定の輪郭を有する形状に超塑性成形されており、第2の構造副組立品の第1の板は、第2の構造副組立品の第1の板が第2の構造副組立品の第2の板の超塑性成形温度より高い超塑性成形温度を有するように、第2の構造副組立品の第2の板の粒径の少なくとも倍の粒径を有している第2の構造副組立品と、
    チタニウムから形成され、横方向に拡張する流路を画定する第3の構造副組立品と、を備え、
    第1及び第2の副組立品は第3の副組立品の横方向の両側の縁に結合されており、そして第1及び第2の副組立品の各々は第3の副組立品の前記流路に対してずれて配置される横方向に拡張する小室を画定している、請求項12に記載の構造組立品。
  18. 第2の板は第1の板の厚さの少なくとも75%の厚さを有する、請求項12に記載の構造組立品。
  19. 前記構造組立品が航空機の部品である、請求項12に記載の構造組立品。
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