JP5235299B2 - 射出成形装置のノズルヒータ - Google Patents

射出成形装置のノズルヒータ Download PDF

Info

Publication number
JP5235299B2
JP5235299B2 JP2006345117A JP2006345117A JP5235299B2 JP 5235299 B2 JP5235299 B2 JP 5235299B2 JP 2006345117 A JP2006345117 A JP 2006345117A JP 2006345117 A JP2006345117 A JP 2006345117A JP 5235299 B2 JP5235299 B2 JP 5235299B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
nozzle
heater body
injection molding
injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006345117A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008155428A (ja
Inventor
進 斎藤
誠 大野
Original Assignee
フィーサ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フィーサ株式会社 filed Critical フィーサ株式会社
Priority to JP2006345117A priority Critical patent/JP5235299B2/ja
Publication of JP2008155428A publication Critical patent/JP2008155428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5235299B2 publication Critical patent/JP5235299B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/27Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
    • B29C45/2737Heating or cooling means therefor
    • B29C2045/2754Plurality of independent heating or cooling means, e.g. independently controlling the heating of several zones of the nozzle

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は射出成形装置のノズルヒータに関し、詳しくは射出ノズルから射出される溶融樹脂を所定温度に加熱・保持するノズルヒータに関する。
ノズルヒータは、射出成形装置の金型内部の射出ノズルの外周部に配設されて、該射出ノズルから射出される溶融樹脂を所定温度に加熱・保持するものであり、コイル部や配線部分等の断線、劣化、腐食、短絡、地絡、寿命、故障等によって一定期間内での交換が必要な消耗部品である。
ノズルヒータの交換は、金型の分解がほぼ必須であるために手間及び時間がかかる煩雑な作業である。しかも、ノズルヒータの交換が射出成形装置の非稼動時の定期交換時ではなく、故障等の突然のトラブルによる射出成形中の交換の場合には、押出機内・射出ノズル内・ゲート内・金型内等に樹脂が残存しているため、金型の分解に加えて残存樹脂の除去作業が必要となり、煩雑な作業がより困難になってしまうという問題を有している。
特許文献1には、複数のノズルヒータを配設し、少なくとも1つのノズルヒータの破線を検出し、他の残ったノズルヒータを制御することで温度調節するとの記載がある。
尚、金型内に複数のヒータを配設する技術については特許文献2〜4にも記載されている。
特許第3181511号公報 特開平11−33694号公報 特許第3288147号公報記載の図2に示す従来技術 特開平3−211028号公報
上記特許文献1はノズルヒータの具体的な構成が不明である。
特許文献2は、射出ノズル先端部を加熱するノズルヒータと射出ノズル中間部を過熱するノズルヒータとを配設することで射出ノズル先端まで加熱可能とする技術であって、いずれか一方のノズルヒータが故障した際には、故障した部分における溶融樹脂の加熱・保持ができなくなるため、いずれか一方のみが故障した場合であってもノズルヒータの交換が必要であるという問題を有している。
特許文献3に記載の従来技術は、射出ノズル前半部と後半部の夫々にノズルヒータを配設した技術であり、当該技術についても前記特許文献2の技術と同様に、いずれか一方のノズルヒータが故障した際には、故障した部分における溶融樹脂の加熱・保持ができなくなるため、いずれか一方のみが故障した場合であってもノズルヒータの交換が必要であるという問題を有している。
特許文献4は、ノズルヒータは1つであるが他にシーズヒータを2つ配設した技術あり、ノズルヒータが故障した際には、射出ノズル部分における溶融樹脂の加熱・保持ができなくなるため、ノズルヒータが故障した場合には該ノズルヒータの交換が必要であるという問題を有している。
従って、上記したいずれの技術においても、射出成形中に1つのノズルヒータにトラブルが発生した場合は射出成形装置を直ちに停止させて金型を分解しての交換が必要である。また、上記したいずれの技術においても、1つのノズルヒータの消耗期間内での定期交換が必要である。
そこで本発明の課題は、ノズルヒータの少なくとも1つの本来ヒータ体が射出成形中に故障した場合であっても射出成形を直ちに停止することなく射出成形の続行が可能であり、ノズルヒータの定期交換の手間を削減することができる射出成形装置のノズルヒータを提供することにある。
上記課題を解決する本発明は下記構成を有する。
1.射出成形装置の射出ノズル近傍に配設されて、該射出ノズルから射出される溶融樹脂を加熱するノズルヒータにおいて、
1つのノズルヒータユニット内に、独立した配線系統を有する少なくとも1つの本来ヒータ体及び少なくとも1つの再生用ヒータ体とから成る2以上のヒータ体が配設された構成であり、
前記ヒータ体がコイル状ヒータ体であり、本来ヒータ体のコイル部の各巻き間に再生用ヒータ体のコイル部の各巻きが組込配設された構成であり、
前記再生用ヒータ体が出力値が変更可能な構成であり、
且つ、前記本来ヒータ体による加熱が不可能となった場合、或いは前記本来ヒータ体に性能低下が生じた場合に、前記再生用ヒータ体に給電し、出力値を調整し、トラブル発生前と同様に射出溶融樹脂の要求溶融温度に加熱することが可能な構成であると共に、前記2以上のヒータ体の全てが同出力値を有する構成であり、電圧等の調整を行うことなく同出力の加熱が可能となる構成であることを特徴とする射出成形装置のノズルヒータ。
2.前記ノズルヒータユニットが、射出ノズルを取り囲む円筒形状であることを特徴とする上記1に記載の射出成形装置のノズルヒータ。
3.前記ノズルヒータユニットが、ステンレス製、銅製等の如き金属製であることを特徴とする上記1又は2に記載の射出成形装置のノズルヒータ。
.前記2以上のコイル状ヒータ体のコイル部が、射出方向前部側が密に巻かれ、射出方向後部側が疎に巻かれた構成であることを特徴とする上記1〜のいずれかに記載の射出成形装置のノズルヒータ。
請求項1に示す発明によれば、ノズルヒータの少なくとも1つの本来ヒータ体が射出成形中に故障した場合であっても射出成形を長時間停止することなく射出成形が直ちに再開可能であり、ノズルヒータの定期交換の手間を削減することができる射出成形装置のノズルヒータを提供することができる。
射出成形を長時間停止することなく直ちに再開可能なことにより、溶融樹脂温度及び金型温度の降下の影響が少なく、極めて短時間で再昇温が完了する。また、金型の分解等の交換時の手間を減じることができるだけでなく、コストダウンを図ることができる。
特に、1つのノズルヒータユニット内に、独立した配線系統を有する2以上のヒータ体が配設された構成によって、給電状態の少なくとも1つの本来ヒータ体にトラブルが発生した場合であっても、この本来ヒータ体はそのままで、非給電状態であった再生用ヒータ体に給電することによってノズルヒータユニットによる加熱は可能であるので、射出ノズルから射出される溶融樹脂を所定温度に加熱・保持することができ、ノズルヒータユニットとしての機能に支障を来たすことがない。
また、少なくとも1つの本来ヒータ体にトラブルが発生した場合であっても、非給電状態であった再生用ヒータ体に給電することによってノズルヒータユニットが射出ノズルを周囲からムラなくトラブル発生前と同様に加熱することができる。
更に、少なくとも1つの本来ヒータ体にトラブルが発生した場合であっても、非給電状態であった再生用ヒータ体に給電し、出力値を調整することによって、射出する樹脂の要求溶融温度に対応することが可能となる。
更にまた、ノズルヒータの少なくとも1つの給電状態の本来ヒータ体が射出成形中に故障した場合に、該本来ヒータ体はそのままで、非給電状態であった再生用の少なくとも1つのヒータ体に給電することによって、ノズルヒータ機能を再生でき、射出成形を長時間停止することなく射出成形の再開が直ちに可能であり、ノズルヒータの定期交換の手間を削減することができる。
請求項2に示す発明によれば、射出ノズルを周囲から偏ることなく加熱することができるので、該射出ノズル内の溶融樹脂を効果的に加熱することができる。
請求項3に示す発明によれば、ノズルヒータユニットの熱伝導が良好であるので、少なくとも1つの本来ヒータ体にトラブルが発生した場合であっても、非給電状態であった再生用ヒータ体に給電することによってノズルヒータユニットとしての加熱機能に支障を来たすことがない。
請求項に示す発明によれば、射出ノズル先端方向に向けて高温となるように加熱することができる。
次に、添付の図面に従って本発明を詳細に説明する。
図1は本発明に係る射出成形装置のノズルヒータの一実施例を示す一部断面状態の正面図、図2は図1の平面図、図3は本発明のヒータ体に好ましく用いられるコイル状ヒータ体のコイル部の組込配設例を示す概略側面図である。
本発明に係る射出成形装置のノズルヒータ(以下、単に「ノズルヒータ」と言うこともある。)1は、射出成形装置の射出ノズルの近傍に配設されて、該射出ノズルから射出される溶融樹脂を所定温度に加熱・保持するものであり、図1に示すように、1つのノズルヒータユニット2内に、独立した配線系統4(41・42)を有する2以上(本実施例では2つ)のヒータ体3(31・32)が配設された構成である。
前記ノズルヒータユニット2は、図2に示すように、射出ノズル(図示せず)を取り囲む円筒形状であることが好ましい。円筒形状以外の形状としては、板状、面状、多角形状、その他、この種のノズルヒータユニットの形状として公知の形状を採ることができる。
また、ノズルヒータユニット2の材質としては、この種のノズルヒータユニットの材質として公知公用のもののいずれでもよく、例えば、ステンレス製、銅製等の如き金属製であることが、熱伝導性が良好なことから好ましい。
ノズルヒータユニット2内に配設されるヒータ体3及び該ヒータ体3の配線系統4としては、この種のノズルヒータに用いられるヒータ体及び配線系統として公知公用のものを用いることができる。
ノズルヒータユニット2内に配設されるヒータ体3としては、この種のノズルヒータに用いられるヒータ体として公知公用のものを用いることができ、例えば、コイル状ヒータ体を用いることが好ましい。
ヒータ体3(31・32)の配設は、ノズルヒータユニット2の外ケース21と内ケース22間に内包状態で配設されていることが好ましく、図1に示すように、本来ヒータ体31のコイル部の各巻き間に再生用ヒータ体32のコイル部の各巻きが組込配設された構成である。かかる構成によれば、本来ヒータ体31にトラブルが発生した場合であっても、該本来ヒータ体31はそのままで、非給電状態であった再生用ヒータ体32に給電することによって、ノズルヒータ機能を再生でき、ノズルヒータユニット2が射出ノズルを周囲からムラなくトラブル発生前と同様に加熱することができる。
ヒータ体3を2つ用いた場合の配線系統4としては、本来ヒータ体31の配線系統4を符号41で示し、再生用ヒータ体32の配線系統4を符号42で示す。また、該配線系統4のノズルヒータユニット2からの導出位置としては、図1及び図2に示す位置に限らず、どの位置から導出されていてもよく、例えば、射出方向前部側であってもよいし、中央部であってもよい。また、2以上の配線系統4の夫々はノズルヒータユニット2の同じ位置から導出される構成に限らず、異なる位置から導出されていてもよく、射出方向において異なる位置であってもよいし、円周方向において異なる位置であってもよいし、射出方向と円周方向の両方において異なる位置であってもよい。
ヒータ体3はコイル状ヒータ体である場合、該コイル状ヒータ体のコイル部は、図3に示すように、射出方向前部側が密に巻かれた密巻き部3A、射出方向後部側が疎に巻かれた疎巻き部3Bとすることが好ましい。ヒータ体3(31・32)として、射出方向前部側のコイル部を密に巻いたコイル状ヒータを用いることにより、射出ノズル先端方向に向けて高温となるように加熱することができる。
以上の構成を有する本発明に係るノズルヒータ1を用いて加熱を行うには、該ノズルヒータ1を金型内の所定位置である射出ノズル近傍に組込配設し、本来ヒータ体31の配線系統21を結線し、給電することによりノズルヒータユニット2を介して射出ノズルの加熱が可能となる。
本来ヒータ体31及び配線系統21の経年劣化・断線・故障等のトラブルが生じ、該本来ヒータ体31による加熱が不可能となった場合、或いは性能低下が生じた場合、再生用ヒータ体32の配線系統22を結線状態として給電することによって、射出成形を長時間停止することなく直ちに加熱を再開することができる。即ち、再生用ヒータ体32を本来ヒータ体31のトラブル発生時や定期交換時の再生手段として備えておく構成である。
以上、本発明に係る射出成形装置のノズルヒータの一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の範囲内において他の態様を採ることもできる。
例えば、2以上のヒータ体3の全ての配線系統4を予め結線状態としておき、給電状態の本来のヒータ体3にトラブルが生じた時点で再生用の非給電状体の再生ヒータ体3に自動的に或いは手動で給電させる構成(例えば、リミットスイッチや迂回回路など)とすることもできる。
また、ヒータ体3は上記実施例の2つに限らず3以上配設する態様であってもよい。3以上のヒータ体を配設する構成であっても、各ヒータ体3はコイル状ヒータ体であり、更に、本来ヒータ体31のコイル部の各巻き間に再生用ヒータ体32のコイル部の各巻きが組込配設された構成である。
更に、ヒータ体3を3以上配設する態様の場合、並設する配設方向に拘らず、非給電状態である2以上の再生用ヒータ体32を二段階以上の再生手段とする構成とすることもできる。即ち、例えば、ヒータ体を3つ配設する態様では、先ず本来ヒータ体31を用いて加熱を行い、該本来ヒータ体31にトラブルが生じた際に次の再生用ヒータ体32に切り換えて加熱を行い、該再生用ヒータ体32にトラブルが生じた際には最後の再生用ヒータ体32に切り換えて加熱を行う構成とすることもできる。
また、2以上のヒータ体3の全て同出力値を有する構成であ。この態様によれば、給電して加熱に用いている本来ヒータ体31に断線等のトラブルが生じた場合、他の非給電状態の再生用ヒータ体32を結線ないし給電するだけで、電圧等の調整を行うことなく同出力の加熱が可能となる。
さらにまた、2以上のヒータ体3の少なくとも1つ、好ましくは全てが、出力値が変更可能な構成である。この態様によれば、給電して加熱に用いている本来ヒータ体31に断線等のトラブルが生じた場合、非給電状態の再生用ヒータ体32を結線ないし給電し、出力値を調整するだけで、射出する樹脂の要求溶融温度に対応することが可能となる。
尚、本発明に係るノズルヒータは、バンドヒータ、カートリッジヒータ、シーズヒータ、面状ヒータ等の様々なヒータに適用することができる。
尚また、本発明に係るノズルヒータは、必要に応じて、少なくとも1つのヒータ体を非給電状態の再生用とすることなく全てのヒータ体を給電状態とすることもできる。
以上の本発明に係る射出成形装置のノズルヒータに給電する給電方法の一例について下記に説明する。
本発明のノズルヒータに給電するに際して、位相制御方式の電圧調整器を用いて、前記ノズルヒータへの供給電圧を調節すると共に、該ノズルヒータで加熱された射出ノズルの温度を検出し、かかる検出温度に基づいて、該射出ノズルの温度が目標値となるように、該ノズルヒータへの供給電力をフィードバック制御する一方、前記ノズルヒータへの供給電流を検出して、該検出電流値を予め設定された監視電流値と比較し、該検出電流値が該監視電流値よりも小さくなったことをもって、前記ノズルヒータに断線等のトラブルが発生したことを検知することができる。かかる構成によれば、ノズルヒータの本来ヒータ体にトラブルが発生したことを容易に検知することができる。
また、前記ノズルヒータに対する給電時に、該ノズルヒータへの供給電流を検出して、該検出電流値を予め設定された監視電流値と比較し、該検出電流値が該監視電流値よりも小さくなったことをもって、前記ノズルヒータの本来ヒータ体の断線等のトラブルを検知するに際して、前記電圧調整器に対する出力設定率を変更する場合に、前記監視電流値を、前記補正出力設定率の変更量に応じて変更することが好ましい。
更に、前記電圧調整器に対する出力設定率を小さい値に変更して前記ノズルヒータへの供給電圧を降下させるに際して、予め、前記監視電流値を、該出力設定率の変更量に応じて、小さい値に変更することがより好ましい。
更にまた、前記ノズルヒータに対する給電時に、該ノズルヒータへの供給電流を検出して、該検出電流値を予め設定された監視電流値と比較し、該検出電流値が該監視電流値よりも小さくなったことをもって、前記ノズルヒータの本来ヒータ体の断線等のトラブルを検知するに際して、前記電圧調整器に対する出力設定率を変更する場合に、前記監視電流値を、前記補正出力設定率の変更量に応じて変更することも好ましい構成である。
とりわけ更に、前記電圧調整器に対する出力設定率を小さい値に変更して前記ノズルヒータへの供給電圧を降下させるに際して、予め、前記監視電流値を、該出力設定率の変更量に応じて、小さい値に変更することが好ましい。
これらの好ましい構成によれば、ノズルヒータへの給電電圧を変更した場合であっても、該ノズルヒータのヒータ体にトラブルが発生したことを検知することができる。
次に、射出成形装置のノズルヒータへの給電に際して用いられる給電制御装置の一例を下記に説明する。
ノズルヒータへの電力供給を制御する給電制御装置としては、外部から入力される出力設定率の変更によって、電源から前記ノズルヒータへの供給電圧を調節することの出来る位相制御方式の電圧調整器と、該電圧調整器に対する電圧値による出力設定率と、前記ノズルヒータに対する実際の供給電圧とが、正比例関係となるように、該電圧調整器における出力特性に基づいて、かかる電圧調整器に対する出力設定率を補正し、得られた補正出力設定率によって該電圧調整器の出力設定を行う出力設定率補正手段と、前記射出ノズルの温度を測定する測温手段を含み、該測温手段によって測定された射出ノズル温度に基づいて、前記ノズルヒータへの供給電力を調整することにより、前記射出ノズルの加熱温度を目的とする温度となるように調節するフィードバック手段と、前記ノズルヒータへの給電電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段によって検出された電流値を、予め設定された監視電流値と比較し、該検出電流値が該監視電流値よりも小さい場合に警告信号を出力する警告手段と、前記電圧調整器に対する出力設定率を変更するに際して、前記監視電流値を、前記補正出力設定率の変更量に応じて変更する監視電流値修正手段とを、有する構成であることが好ましい。かかる給電制御装置を用いることにより、射出ノズルを最適な温度に加熱し保持することが高精度に可能となり、しかもノズルヒータのヒータ体にトラブルが発生した場合には容易に検知することができる。
本発明に係る射出成形装置のノズルヒータの一実施例を示す一部断面状態の正面図 図1の平面図 本発明のヒータ体に好ましく用いられるコイル状ヒータ体のコイル部の組込配設例を示す概略側面図
符号の説明
1 ノズルヒータ
2 ノズルヒータユニット
21 外ケース
22 内ケース
3 ヒータ体
31 本来ヒータ体
32 再生用ヒータ体
3A 密巻き部
3B 疎巻き部
4 配線系統
41 本来ヒータ体の配線系統
42 再生用ヒータ体の配線系統

Claims (4)

  1. 射出成形装置の射出ノズル近傍に配設されて、該射出ノズルから射出される溶融樹脂を加熱するノズルヒータにおいて、
    1つのノズルヒータユニット内に、独立した配線系統を有する少なくとも1つの本来ヒータ体及び少なくとも1つの再生用ヒータ体とから成る2以上のヒータ体が配設された構成であり、
    前記ヒータ体がコイル状ヒータ体であり、本来ヒータ体のコイル部の各巻き間に再生用ヒータ体のコイル部の各巻きが組込配設された構成であり、
    前記再生用ヒータ体が出力値が変更可能な構成であり、
    且つ、前記本来ヒータ体による加熱が不可能となった場合、或いは前記本来ヒータ体に性能低下が生じた場合に、前記再生用ヒータ体に給電し、出力値を調整し、トラブル発生前と同様に射出溶融樹脂の要求溶融温度に加熱することが可能な構成であると共に、前記2以上のヒータ体の全てが同出力値を有する構成であり、電圧等の調整を行うことなく同出力の加熱が可能となる構成であることを特徴とする射出成形装置のノズルヒータ。
  2. 前記ノズルヒータユニットが、射出ノズルを取り囲む円筒形状であることを特徴とする請求項1に記載の射出成形装置のノズルヒータ。
  3. 前記ノズルヒータユニットが、ステンレス製、銅製等の如き金属製であることを特徴とする請求項1又は2に記載の射出成形装置のノズルヒータ。
  4. 前記2以上のコイル状ヒータ体のコイル部が、射出方向前部側が密に巻かれ、射出方向後部側が疎に巻かれた構成であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の射出成形装置のノズルヒータ。
JP2006345117A 2006-12-22 2006-12-22 射出成形装置のノズルヒータ Expired - Fee Related JP5235299B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006345117A JP5235299B2 (ja) 2006-12-22 2006-12-22 射出成形装置のノズルヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006345117A JP5235299B2 (ja) 2006-12-22 2006-12-22 射出成形装置のノズルヒータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008155428A JP2008155428A (ja) 2008-07-10
JP5235299B2 true JP5235299B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=39656892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006345117A Expired - Fee Related JP5235299B2 (ja) 2006-12-22 2006-12-22 射出成形装置のノズルヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5235299B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5859929B2 (ja) * 2012-08-07 2016-02-16 ファナック株式会社 複数系統の電熱線を用いた成形機用ヒータ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6427216U (ja) * 1987-08-07 1989-02-16
US20050181090A1 (en) * 2002-12-06 2005-08-18 Mold-Masters Limited Injection molding nozzle with embedded and removable heaters

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008155428A (ja) 2008-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5059747B2 (ja) ホットメルト接着剤ホースアセンブリのヒーター回路及び温度センサ用の冗長性を有する制御回路
US5820900A (en) Heating device for an injection mold apparatus
AU2006302995B2 (en) Hot melt adhesive hose assembly having redundant components
KR20080011182A (ko) 중복 구성요소를 구비하는 핫 멜트 접착제 호스 조립체
EP1426161B1 (en) Injection molding nozzle with embedded and removable heaters
JP5235299B2 (ja) 射出成形装置のノズルヒータ
WO2017170414A1 (ja) 射出成形装置および射出成形方法
JP2012231145A (ja) 半導体製造システム、半導体製造方法、温度制御方法、温度制御装置及び半導体製造装置のコントローラ
JP2013173257A (ja) 成形機シリンダ用誘導加熱装置
JP2007213006A (ja) 定着器及び定着方法
JP2014000741A (ja) インサート成形装置及び方法
JP5859929B2 (ja) 複数系統の電熱線を用いた成形機用ヒータ
JPH0449033B2 (ja)
JP2015141298A (ja) 光ファイバ接続部の補強装置
JP2009280157A (ja) 車両用ヘッドランプ装置
JP5184455B2 (ja) 半導体製造システム、半導体製造方法、温度制御方法及び半導体製造装置のコントローラ
WO2007032125A1 (ja) 押湯加熱装置
JP2005329633A (ja) 射出成形用ノズル及び射出成形機
US9024227B2 (en) Heat pipe waterless resistance welding electrode
JP4675194B2 (ja) 押湯加熱装置
JP2008218136A (ja) 除湿機
KR101676392B1 (ko) 통전가열장치의 전극체 및 이를 포함하는 통전가열장치
JP2009037825A (ja) ヒーター用コントローラー及びそれを用いたヒーターのコントロール方法
CN116449889A (zh) 探测器及其温度控制系统、方法
JP2009068717A (ja) 電気融着用コントローラ及びその通電制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5235299

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees