JP5231082B2 - Rotating electrical machine rotor - Google Patents
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Description
本発明は、回転電機の回転子に関する。 The present invention relates to a rotor of a rotating electrical machine.
回転電機の回転子は、鉄心材を積層した回転子鉄心を一般的に備えている。回転子鉄心の鉄心材は、例えば帯状の電磁鋼板をプレスなどで打ち抜いて形成される。しかし、電磁鋼板は、圧延して製造されるため板厚に偏差が生じることがある。電磁鋼板の板厚に偏差があると、形成される鉄心材の板厚にも偏差が生じる。その結果、回転子鉄心の寸法や重量にばらつきが生じる。そこで、回転子鉄心を軸方向に二分割し、互いに周方向に180度ずらして積層した回転子鉄心などが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、帯状の電磁鋼板の場合、幅方向および長手方向のいずれにも板厚の偏差が生じることがある。その場合、特許文献1に開示されているように180度回転して積層したとしても、周方向において、回転子鉄心の厚み寸法にばらつきが生じるおそれがある。その結果、回転子鉄心の重量バランスが崩れ、回転中に騒音や振動などが生じるという問題がある。 However, in the case of a strip-shaped electrical steel sheet, there may be a deviation in thickness in both the width direction and the longitudinal direction. In that case, even if it rotates and laminate | stacks 180 degree | times so that it may be disclosed by patent document 1, there exists a possibility that variation may arise in the thickness dimension of a rotor core in the circumferential direction. As a result, there is a problem that the weight balance of the rotor core is lost and noise and vibration are generated during rotation.
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、回転中の騒音や振動などを低減する回転電機の回転子を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a rotor of a rotating electrical machine that reduces noise, vibration, and the like during rotation.
本発明の回転電機の回転子は、複数の鉄心材を板厚方向に積層して形成される回転子鉄心を備え、前記回転子鉄心は、積層枚数が略等しいn個(nは3以上の整数)のブロックに分割され、前記ブロックは、周方向に互いにずれて順次積層されることを特徴とする。 The rotor of the rotating electrical machine according to the present invention includes a rotor core formed by laminating a plurality of iron core materials in the plate thickness direction, and the rotor core has n pieces (n is 3 or more) with substantially the same number of layers. (Integer) blocks, and the blocks are sequentially stacked while being shifted from each other in the circumferential direction.
本発明の回転電機の回転子によれば、回転子鉄心の積層方向すなわち軸方向の寸法が均一になる。そのため、回転子鉄心の軸方向における重量バランスが均一になるとともに、周方向においても重量バランスは均一になる。したがって、回転中の振動および騒音などを低減することができる。 According to the rotor of the rotating electrical machine of the present invention, the stacking direction of the rotor core, that is, the dimension in the axial direction becomes uniform. Therefore, the weight balance in the axial direction of the rotor core is uniform, and the weight balance is also uniform in the circumferential direction. Therefore, vibration and noise during rotation can be reduced.
以下、本発明の複数の実施形態による回転電機の回転子を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。 Hereinafter, a rotor of a rotating electrical machine according to a plurality of embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. Note that, in a plurality of embodiments, substantially the same components are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による回転電機の回転子を図1から図3に基づいて説明する。回転電機の回転子1は、図1に示すように回転子鉄心2、回転軸3およびキー4(いずれも図2参照)を備えている。回転子鉄心2は、複数の鉄心材5を板厚方向に積層して形成されている。回転子鉄心2は、外周部に複数の磁性体スロット6が等間隔に全周にわたって形成されている。各磁性体スロット6には、磁極としての平板状の永久磁石61が挿入され、接着材や充填材などにより回転子鉄心2に固定されている。本実施形態では、磁性体スロット6は12個設けられており、磁極としての永久磁石61も12個挿入されている。
(First embodiment)
A rotor of a rotating electrical machine according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 1, a rotor 1 of a rotating electrical machine includes a
回転子鉄心2には、軸孔7およびキー溝81、82、83、84、85および86が形成されている。軸孔7は回転子鉄心2の内周側に設けられており、キー溝81、82、83、84、85および86は回転子鉄心2の内周側において周方向に設けられている。回転軸3は、回転子鉄心2の軸孔7に挿入され、回転子鉄心2を鉄心材5の積層方向すなわち軸方向に貫いている。回転軸3は、外周側に一個のキー溝9が形成されており、後述するように、キー溝9が回転子鉄心2に設けられたキー溝81、82、83、84、85および86と対向する状態で回転子鉄心2の軸孔7に相対的に挿入される。回転軸3のキー溝9と回転子鉄心2のキー溝81、82、83、84、85および86とにより形成された空間には、キー4が圧入される。これにより、回転軸3は回転子鉄心2に固定される。
A
回転子鉄心2は、図3に示すように積層枚数が略等しいn個、例えば三個のブロック10、20および30に分割されている。ブロック10、20および30は、それぞれ周方向に互いに略120度、すなわち略360/n=360/3度ずれて順次積層されている。各ブロック10、20および30は、それぞれ積層枚数が略等しい二つのグループにさらに分割されている。すなわち、ブロック10はグループ11およびグループ12、ブロック20はグループ21およびグループ22、そしてブロック30はグループ31およびグループ32を有している。また、グループ11および12、21および22、31および32は、それぞれ互いに回転子鉄心2の周方向に略180度ずれて積層されている。
As shown in FIG. 3, the
本実施形態では、三個に分割されたブロック10、20および30は、周方向に略120度互いにずれて順次積層されている。そのため、回転子鉄心2には、図1に示すようにキー溝81、82および83が、それぞれ略120度間隔で設けられている。また、ブロック10、20および30において二個に分割されたグループ11と12、グループ21と22、およびグループ31と32とは、周方向に互いに略180度ずれて積層されている。そのため、回転子鉄心2には、キー溝84、85および86がさらに設けられている。すなわち、回転子鉄心2の内周側には、キー溝81、82、83、84、85および86が略60度、すなわち略360/(n×2)=360/(3×2)度間隔で設けられている。この場合、キー溝81、82、83、84、85および86において基準となるキー溝81には、他のキー溝82、83、84、85および86と区別できるように円弧孔81aが形成されている。
In the present embodiment, the
回転子鉄心2は、ブロック10、20および30を略360/n度ずらし、さらにグループ11と12、21と22、31と32とを周方向に互いに略180度ずらして順次積層して形成される。具体的には、図2(A)、(B)、(C)、(D)、(E)および(F)に示すように、回転子鉄心2において、グループ11ではキー溝81が、グループ12ではキー溝84が、グループ21ではキー溝82が、グループ22ではキー溝85が、グループ31ではキー溝83が、およびグループ32ではキー溝86が回転軸3のキー溝9とそれぞれ対向するように積層され、キー溝9と対向するキー溝81、82、83、84、85および86との間にキー4が圧入される。
The
以上説明した第1実施形態では、次のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、ブロック10、20および30は、回転子鉄心2の周方向に互いにずれて順次積層される。これにより、積層する鉄心材5の板厚に偏差がある場合でも、回転子鉄心2の軸方向だけでなく周方向の寸法も均一になる。したがって、回転子鉄心の重量バランスが均一となり、回転中の騒音や振動などを低減することができる。
In the first embodiment described above, the following effects can be obtained.
In the first embodiment, the
また、第1実施形態では、ブロック10、20および30は、略360/3度、すなわちブロックの分割数nに応じて周方向に互いにずれて順次積層される。したがって、回転子鉄心2の周方向における重量バランスを容易に均一にすることができる。
In the first embodiment, the
さらに、第1実施形態では、グループ11と12、グループ21と22、およびグループ31と32とは、周方向に互いに略180度ずれて積層される。したがって、ブロック10、20および30における重量バランスを容易に均一にすることができるとともに、軸方向の重量バランスをより細かく調節することができる。
Furthermore, in the first embodiment, the
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による回転電機の回転子について図4から図6に基づいて説明する。第2実施形態では、分割された回転子鉄心のブロック間に段階的スキューが与えられている点において第1実施形態の回転電機の回転子1と異なっている。
(Second Embodiment)
A rotor of a rotating electrical machine according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The second embodiment is different from the rotor 1 of the rotating electrical machine of the first embodiment in that a stepped skew is given between the divided blocks of the rotor core.
回転子101の回転子鉄心102は、図6に示すように、n個、例えば三個のブロック110、120および130に分割され、ブロック110、120および130はそれぞれ二つのグループ111と112、グループ121と122、およびグループ131と132とにさらに分割されている。図4および図5に示すように、ブロック110、120および130のキー溝181、182および183は、互いに略60−θ度、すなわち略360/(n×2)−θ=360/(3×2)−θ(n=3の場合)度ずれて設けられている。ここで、θは、段階的スキュー角である。
As shown in FIG. 6, the
また、グループ111と112、グループ121と122、およびグループ131と132とは、第1実施形態と同様に周方向に略180度互いにずれて積層されている。そのため、回転子鉄心102を構成する鉄心材105には、キー溝181、182および183からそれぞれ周方向に180度ずれた位置にキー溝184、185および186がさらに設けられている。この場合、キー溝181、182、183、184、185および186において基準となるキー溝181には、他のキー溝182、183、184、185および186と区別できるように円弧孔181aが形成されている。
Further, the
回転子鉄心102は、ブロック110、120および130を互いに略60−θ度ずらし、さらにグループ111と112、グループ121と122、グループ131と132とを周方向に互いに略180度ずらして順次積層して形成される。具体的には、図5(A)、(B)、(C)、(D)、(E)および(F)に示すように、回転子鉄心102において、グループ111ではキー溝181が、グループ112ではキー溝184が、グループ121ではキー溝182が、グループ122ではキー溝185が、グループ131ではキー溝183が、およびグループ132ではキー溝186が回転軸3のキー溝9とそれぞれ対向するように積層され、キー溝9とおよびキー溝9に対向しているキー溝181、182、183、184、185および186の間にキー4が圧入される。
In the
キー溝181、182および183を互いに略60−θ度ずらして設けることにより、回転子鉄心102には、図6に示すようにブロック110と120、およびブロック120と130との間で磁極の中心位置のずれ、すなわち段階的スキューが与えられる。なお、図6では、説明の簡略化のために、周方向に複数配置されている永久磁石61のうち一つの位置関係を斜線で示している。
By providing the
従って、第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。特に、第2実施形態では、キー溝181、182および183が互いに60−θ度ずれて順次積層されることにより、ブロック110と120、およびブロック120と130との間で磁極に段階的スキューが与えられている。したがって、始動時や運転中の回転子の特性を向上させることができる。
Therefore, also in the second embodiment, the same effect as in the first embodiment can be obtained. In particular, in the second embodiment, the
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による回転電機の回転子について図7から図9に基づいて説明する。第3実施形態では、分割されたグループ間で磁極に段階的スキューが与えられている点において第2実施形態の回転電機の回転子101と異なっている。
(Third embodiment)
A rotor of a rotating electrical machine according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The third embodiment is different from the
回転子201の回転子鉄心202は、図9に示すように、n個、例えば三個のブロック210、220および230に分割され、ブロック210、220および230はそれぞれ二つのグループ211と212、グループ221と222、およびグループ231と232とにさらに分割されている。回転子鉄心202に設けられているキー溝281、282および283は、図7に示すように周方向に互いに略60−2×θ度、すなわち略360/(n×2)−2×θ=360/(3×2)−2×θ度ずれて設けられている。ここで、θは、段階的スキュー角である。また、グループ211と212、グループ221と222、およびグループ231と232とは、それぞれ周方向に略180−θ度ずれて積層される。そのため、回転子鉄心202を構成する鉄心材205には、キー溝284がキー溝281より180−θ度ずらして形成され、同じくキー溝285がキー溝282より180−θ度ずらして形成され、キー溝286はキー溝283に対して180−θ度ずらして形成されている。この場合、キー溝281、282、283、284、285および286において基準となるキー溝281には、他のキー溝282、283、284、285および286と区別できるように円弧孔281aが形成されている。
As shown in FIG. 9, the
回転子鉄心202は、ブロック210、220および230を周方向に互いに略60−2×θ度ずらし、さらにグループ211と212、グループ221と222、グループ231と232とを周方向に互いに略180−θ度ずらして順次積層して形成される。具体的には、図8(A)、(B)、(C)、(D)、(E)および(F)に示すように、回転子鉄心202において、グループ211ではキー溝281が、グループ212ではキー溝284が、グループ221ではキー溝282が、グループ222ではキー溝285が、グループ231ではキー溝283が、およびグループ232ではキー溝286が回転軸3のキー溝9とそれぞれ対向するように積層され、キー溝9およびキー溝9に対向しているキー溝281、282、283、284、285および286の間にキー4が圧入される。
The
キー溝281、282および283を周方向に互いに略60−2×θ度ずらして設け、キー溝284、285および286をそれぞれキー溝281、282および283から周方向に互いに略180−θ度ずらして設けることにより、回転子201には図9に示すようにグループ211と212、グループ221と222、グループ231と232との間で磁極に段階的スキューが与えられる。なお、図9では、説明の簡略化のために、周方向に複数配置されている永久磁石61のうち一つの位置関係を斜線で示している。
The
従って、第3実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。特に、第3実施形態では、ブロック210内のグループ211と212、ブロック220内のグループ221と222、およびブロック230内のグループ231と232との間で磁極に段階的スキューが与えられている。これにより、回転子201に与えられる段階的スキューは周方向に細かく分割される。したがって、始動時や運転中の回転子の特性を向上させることができる。
Therefore, also in the third embodiment, the same effect as in the first embodiment can be obtained. In particular, in the third embodiment, a stepped skew is applied to the magnetic poles between the
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による回転電機の回転子について図10から図12に基づいて説明する。第4実施形態では、分割されたブロックを積層する基準位置を磁極の数により求めている点において上述の各実施形態と異なっている。
(Fourth embodiment)
A rotor of a rotating electrical machine according to a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The fourth embodiment is different from the above-described embodiments in that the reference position for stacking the divided blocks is obtained from the number of magnetic poles.
回転子301の回転子鉄心302は、図12に示すように、n個、例えば三個のブロック310、320および330に分割され、ブロック310、320および330はそれぞれ二つのグループ311と312、グループ321と322、およびグループ331と332とにさらに分割されている。しかし、回転子鉄心302は、図10に示すように周方向に16個の磁性体スロット6および永久磁石61を有している。そのため、磁極である永久磁石61の数がブロックの分割数n=3で割り切れないことから、ブロックの分割数nに基づいてキー溝を配置すると、ブロック310と320およびブロック320と330との間で磁極の段階的スキューにばらつきが生じる。そこで、第4実施形態では、ブロックの分割数nではなく、永久磁石61の数すなわち磁極の数を基準にしてキー溝の位置関係を求めている。
As shown in FIG. 12, the
回転子鉄心302に設けられている磁極の数は16個である。すなわち、各永久磁石61は、360/16=22.5度間隔で設けられている。そのため、回転子鉄心302を構成する鉄心材305において、キー溝382および383は、キー溝381を基準にして、22.5度を基本単位として設けられている。本実施形態では、キー溝382は、キー溝381から略90−2×θ度=22.5×4−2×θ度ずれて設けられている。また、キー溝383は、キー溝382からさらに略45−2×θ度=22.5×2−2×θ度ずれて設けられている。ここで、θは、段階的スキュー角である。また、キー溝384、385および386は、それぞれキー溝381、382および383から略180−θ度の間隔で設けられている。この場合、キー溝381、382、383、384、385および386において基準となるキー溝381には、他のキー溝382、383、384、385および386と区別できるように円弧孔381aが形成されている。
The number of magnetic poles provided on the
回転子鉄心302は、ブロック310と320とを略90−2×θ度、ブロック320と330とを略45−2×θ度ずらし、さらにグループ311と312、グループ321と322、グループ331と332とを周方向に互いに略180−θ度ずらして順次積層して形成される。具体的には、図11(A)、(B)、(C)、(D)、(E)および(F)に示すように、回転子鉄心302において、グループ311ではキー溝381が、グループ312ではキー溝384が、グループ321ではキー溝382が、グループ322ではキー溝385が、グループ331ではキー溝383が、およびグループ332ではキー溝386が回転軸3のキー溝9とそれぞれ対向するように積層され、キー溝9およびキー溝9に対向するキー溝381、382、383、384、385および386の間にキー4が圧入される。
In the
このように、キー溝381、382および383を永久磁石61の数により配置の基準となる角度を求め、キー溝384、385および386をそれぞれキー溝381、382および383から略180−θ度周方向に互いにずらして積層することにより、回転子301には、図12に示すようにグループ311、312、321、322、331および332の間に段階的スキューが均一に与えられる。なお、図12では、説明の簡略化のために、周方向に複数配置されている永久磁石61のうち一つの位置関係を斜線で示している。
In this way, an angle serving as a reference for arranging the
従って、第4実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。特に、第4実施形態では、キー溝381、382、383、384、385および386の位置関係を磁性体スロット6の数に基づいて設定することにより、回転子鉄心302の軸方向に段階的スキューが均一に与えられる。したがって、磁極の数がブロックの分割数nで割りきれない回転子の場合でも、始動時や運転中の回転子の特性を向上させることができる。
Therefore, also in the fourth embodiment, the same effect as in the first embodiment can be obtained. In particular, in the fourth embodiment, by setting the positional relationship of the
(その他の実施形態)
第1実施形態から第4実施形態では、永久磁石を用いた回転子を例に説明した。しかし、本発明は、いわゆるかご型回転子にも適用することができる。図13に示すように、本発明を適用したかご型回転子401の回転子鉄心402は、複数の鉄心材405を積層することにより形成され、第1実施形態と同様にn個、例えば三個のブロックに分割され、各ブロックはさらに二つのグループに分割されている。
(Other embodiments)
In the first to fourth embodiments, a rotor using permanent magnets has been described as an example. However, the present invention can also be applied to a so-called cage rotor. As shown in FIG. 13, the
回転子鉄心402を構成する鉄心材405には、回転軸3のキー溝9(いずれも図2参照)に対向するキー溝481、482、483、484、485および486が、略60度、すなわち略360/(n×2)=360/(3×2)度間隔で設けられている。回転子鉄心402は、各グループを、回転軸3のキー溝9とキー溝481、キー溝9とキー溝484、キー溝9とキー溝482、キー溝9とキー溝485、キー溝9とキー溝483およびキー溝9とキー溝486とが対向するように順次積層することにより形成される。
The
回転子鉄心402は、周方向に複数の導体スロット406をさらに有している。導体スロット406は回転子鉄心402を軸方向に貫いている。導体スロット406には、例えばアルミダイカストにより導体が収納される。このとき、導体スロット406に収納された導体を短絡するエンドリングが回転子鉄心402の軸方向の両端に形成される。回転子鉄心402、回転軸3およびエンドリングは一体に固定されている。なお、エンドリングは冷却フィンなどと一体に形成してもよい。
The
このように、回転子鉄心402をn個、例えば三個のブロックに分割し、それぞれのブロックを二つのグループにさらに分割し、各グループを互いに周方向にずらして積層することにより、回転子鉄心402の軸方向および周方向の重量バランスが均一になる。したがって、かご型回転子の場合でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
Thus, the
なお、以上説明した各実施形態では、各ブロックは、互いに略180度、あるいは略180−θ度ずれて積層される二つのグループに分割されている。ここで、各ブロックにおける鉄心材の積層方法は、図14(A)に示すように同一グループをまとめてもよく、図14(B)に示すように分散させてもよく、さらに図14(C)に示すように一枚ずつ交互に積層してもよい。 In each of the embodiments described above, each block is divided into two groups that are stacked with a shift of approximately 180 degrees or approximately 180-θ degrees. Here, as for the lamination method of the iron core material in each block, the same group may be gathered as shown in FIG. 14 (A), may be dispersed as shown in FIG. 14 (B), and FIG. ) May be alternately stacked one by one.
図面中、1、101、201、301、401は回転子、2、102、202、302、402は回転子鉄心、5、105、205、305、405は鉄心材、10、20、30、110、120、130、210、220、230、310、320、330はブロック、11、12、21、22、31、32、111、112、121、122、131、132、211、212、221、222、231、232、311、312、321、322、331、332はグループを示す。
In the drawings, 1, 101, 201, 301, 401 are rotors, 2, 102, 202, 302, 402 are rotor cores, 5, 105, 205, 305, 405 are iron core materials, 10, 20, 30, 110 , 120, 130, 210, 220, 230, 310, 320, 330 are
Claims (5)
前記回転子鉄心は、積層枚数が略等しいn個(nは3以上の整数)のブロックに分割され、
前記ブロックは、周方向に互いに略360/n度ずれて順次積層され、
前記ブロックは、積層枚数が略等しい二つのグループにさらに分割され、
前記グループは、周方向に互いに略180度ずれて順次積層され、
前記鉄心材に、周方向にずらす角度である360/2n度の間隔で前記グループの数と同じ数である2n個のキー溝を設けていることを特徴とする回転電機の回転子。
Provided with a rotor core formed by laminating a plurality of iron core materials formed so as to have the same outer shape in the thickness direction,
The rotor core is divided into n blocks (n is an integer of 3 or more) whose number of stacked layers is substantially equal,
The blocks are sequentially stacked with a shift of approximately 360 / n degrees in the circumferential direction.
The block is further divided into two groups having approximately the same number of stacked layers,
The groups are sequentially stacked with a shift of about 180 degrees in the circumferential direction,
A rotor of a rotating electrical machine, wherein the iron core material is provided with 2n key grooves equal to the number of the groups at an interval of 360 / 2n degrees which is an angle shifted in the circumferential direction.
前記グループは、周方向に互いに略180度ずれて順次積層されるのに代えて、周方向に互いに略180−θ度ずれて順次積層されることを特徴とする請求項1または2記載の回転電機の回転子。3. The rotation according to claim 1, wherein the groups are sequentially stacked with a shift of approximately 180- [theta] degrees in the circumferential direction instead of being sequentially stacked with a shift of approximately 180 degrees in the circumferential direction. Electric rotor.
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