JP5229803B2 - Electric razor - Google Patents
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Description
本発明は、かみそりヘッドを傾動可能に、しかも上下フロート可能に支持する浮動支持構造を備えている電気かみそりに関する。 The present invention relates to an electric razor including a floating support structure that supports a razor head in a tiltable manner and in a vertically floatable manner.
この種の浮動支持構造は、例えば特許文献1にみることができる。そこでは、4個の支持脚を本体部で上下スライド自在に案内支持し、各支持脚の上端に設けた球座でかみそりヘッドを支持している。各支持脚の周囲には、かみそりヘッドを押し上げ付勢するフロートばねが配置してある。かみそりヘッドは、モーターおよび振動子と、前後揺動可能な外刃ホルダーなどを含んで構成してあり、肌面から受ける押し付け反力によって本体部に対して上下フロートでき、さらに左右へ傾動できる。 Such a floating support structure can be found, for example, in US Pat. There, four support legs are guided and supported by the main body so as to be slidable up and down, and a razor head is supported by a ball seat provided at the upper end of each support leg. A float spring that pushes up and biases the razor head is disposed around each support leg. The razor head includes a motor and a vibrator, an outer blade holder that can swing back and forth, and the like, and can float up and down with respect to the main body by a pressing reaction force received from the skin surface, and can tilt further to the left and right.
特許文献2における浮動支持構造は、本体部に固定されるU字枠状の支持台と、支持台とかみそりヘッドを連結する左右一対のリンクと、かみそりヘッドを中立位置へ復帰付勢する復帰ばねと、フロートばねで押し上げ付勢されるフロート台などで構成してある。支持台はフロート台の上面に固定してある。左右一対のリンクはハ字状に配置してあり、リンクの下端はかみそりヘッドの前後面に連結されており、リンクの上端は支持台に設けた左右一対の連結穴に対して個別に連結してある。
The floating support structure in
上記のように、ハ字状の左右一対のリンクで支持されたかみそりヘッドは、肌面から受ける押し付け反力によって本体部に対して上下フロートでき、さらに左右のリンクが支持台に対して独立して傾動することで左右に傾動できる。かみそりヘッドが中立位置にあるときの傾動中心は本体部の中心軸線上であって、左右のリンクの中心線の交点上にある。しかし、かみそりヘッドが左右へ傾動するときの瞬間的な傾動中心は、本体部の中心軸線から左右いずれかへずれたリンク中心線の交点上にあるものの、そのずれ量はごく僅かでしかなく、瞬間的な傾動中心位置は概ね一定となる。 As described above, the razor head supported by a pair of left and right links in the shape of a letter can float up and down with respect to the main body by the pressing reaction force received from the skin surface, and the left and right links are independent of the support base. Can be tilted left and right. The center of tilting when the razor head is in the neutral position is on the center axis of the main body and on the intersection of the center lines of the left and right links. However, the instantaneous tilt center when the razor head tilts to the left or right is on the intersection of the link center line shifted to the left or right from the center axis of the main body, but the amount of shift is negligible. The instantaneous tilt center position is substantially constant.
本発明の浮動支持構造においては、傾動フレームに部分円弧状の傾動溝を形成しておき、この傾動溝を複数個のローラーで移行案内してかみそりヘッドを左右傾動させるが、この種の傾動構造は特許文献3に開示してある。そこでは、傾動フレームにモーターおよび振動子などを組み込み、傾動フレームの前後面に形成した凹弧状の傾動溝を、本体ケースの内面前後に配置した3個のローラーで移行案内している。かみそりヘッドが左右傾動するときの仮想傾動中心は、刃面の頂部中央の近傍に位置している。かみそりヘッドの全体は前後方向へも傾動できるが、傾動フレームの傾動溝がローラーで受け止められているため、上下フロートはできない。
In the floating support structure of the present invention, a partial arc-shaped tilt groove is formed in the tilt frame, and the tilt groove is moved and guided by a plurality of rollers to tilt the razor head left and right. Is disclosed in
特許文献1の浮動支持構造は、上下スライドする4個の支持脚とフロートばねとでかみそりヘッドを左右傾動可能に支持するので、肌面の変化に追随してかみそりヘッドを左右傾動でき、しかも上下フロートできる。しかし、かみそりヘッドの下面4個所を支持脚で支持するので、左右傾動するときに前後方向へも傾動しやすく、そのため、ひげそり時にかみそりヘッドがふらつきやすく、安定した状態でひげを剃るのが難しい。
The floating support structure of
その点、特許文献2の浮動支持構造は、ハ字状に配置した4個のリンクでかみそりヘッドを左右傾動可能に支持するので、かみそりヘッドが前後へ傾動することはなく、より安定した状態でひげそりを行なえる。しかし、かみそりヘッドが左右へ傾動するときの瞬間的な傾動中心位置は概ね一定となる。また、かみそりヘッドが本体部側へ沈み込むときの沈み込み量が大小に変化しても、先の傾動中心とかみそりヘッドの刃面との上下距離は一定で変化しない。
In that respect, the floating support structure of
本発明の目的は、本体ケース側へ押し込まれるかみそりヘッドの押し込み量に応じて、かみそりヘッドの傾動軌跡を積極的に変化させて、ひげ切断を円滑に行なえる電気かみそりを提供することにある。本発明の目的は、かみそりヘッドの刃面を肌面の変化に追随させてひげ切断を円滑に行なうことができ、しかも、左右傾動動作を常に安定した状態で行なって、より軽快にひげ切断を行える電気かみそりを提供することにある。 An object of the present invention is to provide an electric razor capable of smoothly cutting a beard by actively changing the tilting locus of the razor head in accordance with the amount of the razor head pushed into the main body case. The object of the present invention is to make the beard cutting smoothly by following the change in the skin surface of the razor head, and to make the beard cutting lighter by always performing the horizontal tilting operation in a stable state. It is to provide an electric razor that can be used.
本発明に係る電気かみそりは、本体ケース2とかみそりヘッド3との間に、かみそりヘッド3を左右傾動可能に支持する左右傾動機構が設けてある。図1に示すように、左右傾動機構は、かみそりヘッド3が仮想傾動中心Pの回りに左右傾動できるように構成してある。かみそりヘッド3は、左右傾動機構とかみそりヘッド3との間に設けたフロート構造で上下動可能に案内支持されてフロートばね80で押し上げ付勢されている。以て、本体ケース2側へ押し込み操作されるかみそりヘッド3の押し込み量に応じて、仮想傾動中心Pとかみそりヘッド3の刃面Sとの上下距離Hが大小に変化することを特徴とする電気かみそり。
The electric razor according to the present invention is provided with a left-right tilt mechanism that supports the
左右傾動機構は、本体ケース2側に固定されるブラケット51と、ブラケット51で左右傾動可能に支持されるヘッドホルダー52と、ヘッドホルダー52を中立位置へ復帰操作する第1復帰ばね53を含んで構成し、かみそりヘッド3をヘッドホルダー52で上下動可能に案内支持する。
The left / right tilt mechanism includes a
左右傾動機構の仮想傾動中心Pは、かみそりヘッド3の頂部中央Qの近傍に位置させる。
The virtual tilt center P of the left / right tilt mechanism is positioned in the vicinity of the top center Q of the
図4に示すように、かみそりヘッド3に、外刃15と、外刃15を支持する外刃支持構造13と、内刃16と、内刃16を押し上げ付勢する内刃ばね28とを設ける。外刃15は外刃支持構造13で上下動および左右傾動可能に支持する。
As shown in FIG. 4, the
外刃支持構造13は、外刃15を支持する傾動枠31と、傾動枠31を支持する外刃ホルダー32とを含んで構成する。傾動枠31は、外刃ホルダー32に設けた左右一対の側壁43で軸36を介して前後傾動可能に支持する。傾動枠31と外刃ホルダー32との間に、傾動枠31を中立位置へ復帰付勢する第2復帰ばね37を設ける。
The outer
図3に示すように、かみそりヘッド3に前後一対の外刃15と、各外刃15に沿って往復駆動される内刃16とを組み付ける。以て、両内刃16を往復駆動する内刃駆動構造を、前側の内刃16と後側の内刃16とを互いに逆向きに駆動できるように構成する。
As shown in FIG. 3, a pair of front and rear
左右傾動機構は、ヘッドホルダー52の前後面の少なくともいずれか一方に形成される部分凹弧状の傾動溝70と、ブラケット51で遊転自在に軸支されて、前記傾動溝70を移行案内する複数個のガイドローラー59を含んで構成する(図1参照)。
The left / right tilting mechanism is supported by a partially concave arc-
ブラケット51に、2個のガイドローラー59と補助ローラー61とを設ける。ヘッドホルダー52の傾動溝70に隣接して、前記補助ローラー61で移行案内される部分円弧状の傾動体71を設ける。
Two
ブラケット51とヘッドホルダー52との間に、左右傾動したヘッドホルダー52を中立位置へ復帰操作する第1復帰ばね53を設ける(図8参照)。
A
内刃ばね28のばね力をF1、フロートばね80のばね力をF2、第2復帰ばね37のばね力をF3、第1復帰ばね53のばね力をF4とするとき、各ばねのばね力がF1>F2>F3>F4の関係を満足するように設定する。
When the spring force of the
本発明の電気かみそりは、かみそりヘッド3を左右傾動機構で、ひとつの仮想傾動中心Pの回りに左右傾動可能に支持し、さらに、左右傾動機構とかみそりヘッド3との間に設けたフロート構造で上下動可能に案内支持して、フロートばね80で押し上げ付勢した。これにより、本体ケース2側へ押し込み操作されるかみそりヘッド3の押し込み量に応じて、仮想傾動中心Pとかみそりヘッド3の刃面との上下距離Hを大小に変化させるようにした。
The electric razor of the present invention has a float structure in which the
上記のように、かみそりヘッド3の押し込み量に応じて、仮想傾動中心Pとかみそりヘッド3の刃面Sとの上下距離Hを大小に変化させる電気かみそりによれば、かみそりヘッド3の傾動姿勢を上下距離Hの範囲内で多様に変化させることができる。例えば、図13(a)に示すように仮想傾動中心Pが刃面Sの頂部中央Qに設けてある場合には、仮想傾動中心Pの回りにかみそりヘッド3を左右傾動でき、さらに、図13(b)に示すように刃面Sが仮想傾動中心Pから上下距離Hだけ沈み込む状態では、任意の沈み込み位置において仮想傾動中心Pの回りにかみそりヘッド3を多様に左右傾動することができる。なお、仮想傾動中心Pの位置は、かみそりヘッド3が左右傾動し、あるいは上下フロートしても常に一定であって、その位置は変化しない。
As described above, according to the electric razor that changes the vertical distance H between the virtual tilt center P and the blade surface S of the
したがって、本発明の電気かみそりによれば、かみそりヘッド3の刃面Sを肌面に軽く当てた状態では、肌面の変化に追随してかみそりヘッド3を仮想傾動中心Pの回りに左右傾動させてひげ切断を円滑に行なうことができる。また、刃面Sが仮想傾動中心Pよりも下方へ沈み込んだ状態では、刃面Sの頂部中央Qが仮想傾動中心Pを中心とする半径線Rに沿って傾動変位し、このときの刃面Sは肌面に対して相対摺動しながら傾動する。そのため、かみそりヘッド3は、刃面Sが肌面に対して相対摺動するときの摩擦抵抗によって動きが抑止されることになり、かみそりヘッド3はふらつくこともなく安定した状態で肌面の変化に従って傾動変位し、より軽快にひげ切断を行える。また、刃面Sの沈み込み量の違いに応じて傾動モーメントが大小に変化するので、上下距離Hが小さい場合にはかみそりヘッド3は動きやすい状態にあるが、上下距離Hが大きい場合には動きが抑止された状態になり、使用者は刃面Sを好みの押圧力で肌面に押し付けて左右傾動させることができる。
Therefore, according to the electric razor of the present invention, when the blade surface S of the
ブラケット51と、ブラケット51で左右傾動可能に支持されるヘッドホルダー52と、第1復帰ばね53などで左右傾動機構を構成し、かみそりヘッド3をヘッドホルダー52上下動可能に案内支持する浮動支持構造によれば、ヘッドホルダー52およびかみそりヘッド3を左右傾動させながら、同時にかみそりヘッド3を上下フロートすることができる。また、ブラケット51でヘッドホルダー52を左右傾動可能に支持し、ヘッドホルダー52でかみそりヘッド3を上下動可能に案内支持するので、左右傾動動作と上下動動作をそれぞれ独立して円滑に行なうことができ、したがって、刃面Sを肌面の変化に追随して左右傾動しながら上下フロートさせてかみそりヘッド3を最適の姿勢に維持し、軽快にひげ切断を行える。
The
左右傾動機構の仮想傾動中心Pが、かみそりヘッド3の頂部中央Qの近傍に位置させてあると、かみそりヘッド3を肌面に押し付けた状態における仮想傾動中心Pを、刃面Sの外面上方に位置させることができる。このように、仮想傾動中心Pが刃面Sの外面上方に位置する状態の刃面Sは、仮想傾動中心Pを中心とする半径線Rに沿って傾動変位し、肌面に押し付けられている側の刃面Sが下り傾斜する状態で傾動する。この状態でかみそりヘッド3の全体を上方スライドすると、先の傾動姿勢を維持した状態のままで刃面Sを肌面に対して適正に密着させてひげ切断を行える。したがって、仮想傾動中心Pが刃面Sより本体ケース2側に設けてある場合に比べて、より安定した状態で刃面Sを肌面の変化に従って傾動変位させながら軽快にひげ切断を行える。
When the virtual tilt center P of the left / right tilt mechanism is positioned in the vicinity of the top center Q of the
外刃15、外刃支持構造13、内刃16、および内刃16を押し上げ付勢する内刃ばね28をかみそりヘッド3に設け、外刃15を外刃支持構造13で上下動および左右傾動可能に支持すると、質量が小さな外刃15をかみそりヘッド3などの他の部材に先行して上下動させ、あるいは左右傾動させて、刃面Sの姿勢を肌面の変化に対応して小刻みに、しかも軽快に追随させることができる。
The
傾動枠31、および外刃ホルダー32などで外刃支持構造13を構成し、傾動枠31を外刃ホルダー32で軸36を介して前後傾動可能に支持し、第2復帰ばね37で中立位置へ復帰付勢すると、先に説明したように外刃15を肌面の変化に対応して上下動および左右傾動可能としながら、さらに前後傾動させることができる。したがって、刃面Sを肌面に常に適正な姿勢で密着させて、効果的にひげ切断を行える。
The outer
かみそりヘッド3に前後一対の外刃15と、往復駆動される前後一対の内刃16とが設けてある場合に、両内刃16を内刃駆動構造で互いに逆向きに駆動すると、各内刃16の運動慣性力を打ち消しあうことができ、例えば両内刃16が同じ向きに同時に駆動される場合に比べて、振動の発生を著しく抑止して電気かみそりを静音化でき、使用感を向上できる。また、外刃15が往復振動を受けて肌面から浮き離れるのをよく防止できる。
When the
ヘッドホルダー52の前後面の少なくともいずれか一方に形成される部分凹弧状の傾動溝70と、ブラケット51の側に設けられる複数個のガイドローラー59などで左右傾動機構を構成すると、複数個のガイドローラー59で傾動溝70を常に安定した状態で確実に傾動案内することができる。つまり、左右傾動機構を確動機構として構成して、ヘッドホルダー52をガイドローラー59で規定される移動軌跡に従って的確に傾動変位させることができる。
When a left and right tilt mechanism is configured by a partially concave arc-shaped
ブラケット51に、2個のガイドローラー59と補助ローラー61とを設け、これらのローラー59・61で傾動溝70および傾動体71を移行案内すると、ヘッドホルダー52を3個のローラー59・61でさらに安定した状態で左右傾動可能に支持できる。また、かみそりヘッド3がフロートばね80に抗して押し込み操作されるときの外力を、3個のローラー59・61で分散支持して、ヘッドホルダー52の左右傾動を軽快かつ円滑に行なうことができる。
When two
左右傾動したヘッドホルダー52を中立位置へ復帰操作する第1復帰ばね53を、相対摺動するブラケット51とヘッドホルダー52との間に設けると、第1復帰ばね53のばね力を遅滞なくヘッドホルダー52に作用させて、ヘッドホルダー52およびかみそりヘッド3の中立位置への復帰動作を円滑に行なうことができる。また、第1復帰ばね53がいたずらに大形化するのを防止して、浮動支持構造をコンパクトにまとめることにも役立つ。
If the
内刃ばね28のばね力をF1、フロートばね80のばね力をF2、第2復帰ばね37のばね力をF3、第1復帰ばね53のばね力をF4とするとき、各ばねのばね力をF1>F2>F3>F4の関係を満足するように設定すると、自由度が多岐にわたるかみそりヘッド3において、外刃15やかみそりヘッド3の動きを抑制して安定した状態でひげ剃りを行なえる。詳しくは、他に先行して外刃15を上下動および左右傾動させ、次いで、かみそりヘッド3を本体ケース2側へ沈み込み移動することができる。また、外刃15および内刃16の前後傾動を許す状態を経て、かみそりヘッド3を左右に傾動変位させることができる。なお、各ばねのばね力は、外刃15が上下動および左右傾動を開始するとき、かみそりヘッド3が沈み込みを開始するとき、外刃15および内刃16が前後傾動を開始するとき、かみそりヘッド3が左右傾動を開始するときのばね力である。
When the spring force of the
(実施例) 図1ないし図13は本発明に係る電気かみそりの実施例を示す。図2において電気かみそりは、グリップを兼ねる本体ケース2と、本体ケース2の内部に収容される電装部と、本体ケース2の上部に配置されるかみそりヘッド3などで構成する。電装部は2次電池4と、制御回路が実装された回路基板と、これら両者を収容する内ケース5と、スイッチ構造などで構成する。内ケース5は本体ケース2に固定してある。本体ケース2の前面には、モーター起動用のスイッチノブ6と、電気かみそりの運転状況および2次電池4の充電状況を点灯表示する表示窓7が設けてある。なお、本発明における前後、左右、上下とは、図2および図3に示す直交する矢印と前後、左右、上下の表示に従うものとする。
(Embodiment) FIGS. 1 to 13 show an embodiment of an electric shaver according to the present invention. In FIG. 2, the electric razor is composed of a
かみそりヘッド3は、ヘッドケース11と、ヘッドケース11の下面に固定されるモーターホルダー12と、ヘッドケース11の上面に組み付けられる外刃支持構造13などを主な外郭構造体にして構成してある。かみそりヘッド3の上端には、網刃からなる前後一対の外刃15と、外刃15の内面に沿って往復駆動されるスリット刃からなる一対の内刃16とが配置してある。外刃15は上下面が開口する外刃枠17に固定されてカセット化してある。同様に、内刃16は上下面が開口する内刃枠18に固定されてカセット化してある。図4に示すように、外刃枠17の左右側壁には、上下方向に長いスライド溝19が形成してある。内刃枠18の内部の左右中央には、後述する駆動軸24を連結するための受動片20が一体に設けてある。
The
かみそりヘッド3の内部には、両内刃16を往復駆動する内刃駆動構造が組み込んである。図3に示すように内刃駆動構造は、モーターホルダー12の内部に組み込まれるモーター22と、ヘッドケース11の内部に組み込まれる前後一対の振動子23と、振動子23の往復動力を内刃16へ伝動する前後一対の駆動軸24などで構成する。
Inside the
モーター22の出力軸には偏心カム25が固定してあり、偏心カム25の上下には、振動子23を往復駆動する偏心ピン26が設けてある。前側の内刃16と後側の内刃16とを互いに逆向きに駆動するために、上下の偏心ピン26の位相位置は180度ずらしてある。駆動軸24は、振動子23に連結されるT字状の固定駆動軸24aと、固定駆動軸24aに対して前後傾動できる可動駆動軸24bとで構成する。可動駆動軸24bの上部に、先の受動片20と係合する連結枠27が一体に形成してある。連結枠27に連結した状態の内刃16は、受動片20と可動駆動軸24bとの間に配置した内刃ばね28で押し上げ付勢する。
An
図6に示すようにヘッドケース11は、上ヘッドケース11aと下ヘッドケース11bとで構成してあり、これら両ケース11a・11bの接合面の間に振動子23の両側端の取付部が挟み固定される。外刃支持構造13は、外刃枠17を支持する傾動枠31と、傾動枠31を支持する外刃ホルダー32と、これら両者31・32の間に配置されるばね受け枠33とで構成する。傾動枠31は、外刃15および外刃枠17を上下動および左右傾動可能に支持し、さらに外刃15および外刃枠17を前後傾動可能とするために設けてある。
As shown in FIG. 6, the
詳しくは、傾動枠31の左右一対の側壁の対向面に係合突起35を形成し、両側壁の間に配置した外刃枠17のスライド溝19を係合突起35でスライド案内することにより、外刃15および外刃枠17を上下動および左右傾動可能に支持している(図4参照)。また、傾動枠31の左右側壁の上部を、外刃ホルダー32に軸36を介して前後傾動可能に軸支して、外刃15および外刃枠17を傾動枠31に同行して前後傾動できるようにしている。
Specifically, by forming
傾動枠31と外刃ホルダー32との間には第2復帰ばね37が配置してあり、このばね37で前後傾動した傾動枠31を中立位置へ復帰操作する。図5に示すように第2復帰ばね37は、部分円弧状の線ばねからなり、その前後端がばね受け枠33および外刃ホルダー32に設けた溝38に掛止してある。ばね受け枠33には、第2復帰ばね37の中途部を挟み保持する上下一対のばね保持体39・40が設けてある。ばね受け枠33が傾動枠31に同行して前後傾動するとき、ばね保持体39・40は第2復帰ばね37と相対摺動しながら同ばね37を弾性変形させ、片方の掛止端を溝38に沿って変位させる。このときの弾性力で傾動枠31および外刃枠17を中立位置へ復帰させる。傾動枠31の前後傾動を円滑化するために、左右側壁の外面に前後一対の傾動ピン42を突設し、両ピン42を外刃ホルダー32の側壁43に設けた半円状のガイド溝44で移行案内している。
A
外刃ホルダー32は、左右一対の側壁43を有する上下面が開口する枠体からなり、ヘッドケース11に対して着脱可能に装着してある。一対の側壁43の間に傾動枠31が配置され、先に説明したように軸36で前後傾動可能に支持してある。図7に示すように、外刃ホルダー32は、ヘッドケース11に組み込んだロック爪45で分離不能にロック保持してある。ロック爪45と一体に形成したロック解除ボタン46をロックばね47に抗して押し込み操作することにより、ロック爪45とロック凹部48との係合を解除して、外刃ホルダー32をヘッドケース11から取り外すことができる。
The
かみそりヘッド3の全体を左右傾動可能に支持するために、本体ケース2とかみそりヘッドと3の間に左右傾動機構を設けている。また、左右傾動機構とかみそりヘッド3との間にフロート構造を設けて、かみそりヘッド3の全体を上下フロート可能に支持している。
In order to support the
図1において左右傾動機構は、内ケース5の上端に締結固定されるブラケット51と、ブラケット51で左右傾動可能に支持されるヘッドホルダー52と、ヘッドホルダー52を中立位置へ復帰操作する第1復帰ばね53(図8参照)などで構成する。ブラケット51は、前ブラケット54と後ブラケット55の下端どうしをビス56で締結してU字枠状に形成してある。図9に示すように前ブラケット54の上部にはT字状のローラーアーム58が設けてあり、ローラーアーム58の両横腕の後面側に左右一対のガイドローラー59をピン60で遊転自在に軸支する。さらにローラーアーム58の縦腕の中途部前面に、別の補助ローラー61をピン62で遊転自在に軸支する。後ブラケット55の上部前面に、さらに別の補助ローラー63をピン64で遊転自在に軸支する。第1復帰ばね53は引っ張りばねからなり、その上下端はピン64と後述するばね掛突起75とに掛止してある(図8参照)。
In FIG. 1, the left / right tilt mechanism includes a
ヘッドホルダー52は、それぞれ樋体状に形成される前ホルダー体67と後ホルダー体68とで構成する。前ホルダー体67の前面上部には、ガイドローラー59で移行案内される部分凹弧状の前傾動溝(傾動溝)70が形成してあり、さらに前傾動溝70の下側に補助ローラー61で移行案内される部分凹弧状の傾動枠71が設けてある。前ホルダー体67の後面には、モーターホルダー12をスライド自在に案内支持する前ガイド面72(図11参照)が樋溝状に凹み形成してある。
The
後ホルダー体68の上部には、補助ローラー63で移行案内される部分凹弧状の後傾動溝(傾動溝)74が形成してあり、さらに後面の下端中央に第1復帰ばね53を掛止するためのばね掛突起75が形成してある。後ホルダー体68の前面には、モーターホルダー12をスライド自在に案内支持する後ガイド面76が樋溝状に凹み形成してある。図11に示すように、前後のホルダー体67・68は、モーターホルダー12を前後から抱持する状態で接合されてビス77で締結され、さらに断面コ字状の左右一対の挟持ばね78で締結してある(図12参照)。
In the upper part of the
上記のように、モーターホルダー12をヘッドホルダー52で支持し、ヘッドホルダー52をブラケット51で支持することにより、かみそりヘッド3の全体を左右傾動可能に支持できる。かみそりヘッド3が左右傾動するときの仮想傾動中心Pは、前傾動溝70、傾動枠71、後傾動溝74の曲率によって決定され、この実施例では、図1に示すように仮想傾動中心Pがかみそりヘッド3の頂部中央Qに位置するように先の曲率を設定した。ヘッドホルダー52をブラケット51で支持した状態においては、前傾動溝70の上側の溝周面が左右のガイドローラー59で支持され、傾動枠71の上面が補助ローラー61で支持されている。したがって、ヘッドホルダー52が左右傾動し、あるいはかみそりヘッド3が上下フロートするとき、ヘッドホルダー52が上下にがたつくことはなく、左右傾動動作および上下フロート動作を円滑に行なえる。
As described above, by supporting the
フロート構造は、ヘッドホルダー52を利用して構成する。詳しくは、前後のホルダー体67・68に設けた前ガイド面72および後ガイド面76と、両ガイド面72・76でスライド案内されるモーターホルダー12と、フロートばね80とでフロート構造を構成する。フロートばね80は圧縮ばねからなり、モーターホルダー12の下端とブラケット51の基端との間に配置されて、かみそりヘッド3の全体を押し上げ付勢する。フロートばね80による押し上げ限界を規定するために、モーターホルダー12の下部の左右側面のそれぞれにストッパー81が形成してある。図10に示すように、ストッパー81がヘッドホルダー52の下端縁に接当した状態が先の押し上げ限界となる。
The float structure is configured using the
以上のように構成した電気かみそりによれば、外刃15および内刃16が傾動枠31に対して上下動および左右傾動でき、傾動枠31は外刃ホルダー32に対して前後傾動できる。またかみそりヘッド3の全体が本体ケース2に対して上下フロートでき、しかも左右傾動できる。このように、かみそりヘッド3の自由度が多岐にわたると、かみそりヘッド3がふらつきやすくなる。そこで、先の自由度に強弱を与えて外刃15やかみそりヘッド3の動きを抑制し、安定した状態でひげ剃りを行なえるようにしている。具体的には、内刃ばね28のばね力をF1、フロートばね80のばね力をF2、第2復帰ばね37のばね力をF3、第1復帰ばね53のばね力をF4とするとき、各ばねのばね力がF1>F2>F3>F4の関係を満足するように設定している。
According to the electric shaver configured as described above, the
不使用状態におけるかみそりヘッド3はフロートばね80で押し上げ付勢されて、図2に示すように、ヘッドケース11の周縁下面と本体ケース1の上端との間に充分な隙間が存在する状態になっている。この状態のかみそりヘッド3を、刃面(外刃15の外面)Sを水平に保持した状態のままで本体ケース2側へ押し込むと、フロートばね80が圧縮変形されて、やがてヘッドケース11の周縁下面が本体ケース1の上端で受け止められる。このときの、押し込み操作力はフロートばね80の反発力に一致する。
When the
かみそりヘッド3に刃面Sを傾動させる外力が作用していない無負荷状態で、かみそりヘッド3が中立位置にあるときの仮想傾動中心Pは、刃面Sの頂部中央Qに位置している。この状態から、かみそりヘッド3の刃面Sの頂部中央Qから左側へ離れた位置に外力が作用すると、図13(a)に示すように、かみそりヘッド3の全体が外力f1の大きさに応じて仮想傾動中心Pの回りに左傾動する。したがって、かみそりヘッド3の刃面Sを肌面に軽く当てた状態では、肌面の変化に追随してひげ切断を円滑に行なうことができる。この状態における第1復帰ばね53の反発力が、フロートばね80のばね力F2より小さいと、かみそりヘッド3が本体ケース2側へ沈み込むことはない。しかし、先の反発力がフロートばね80のばね力F2を越えると、超過分だけかみそりヘッド3が本体ケース2側へ沈み込む。
The virtual tilting center P when the
図13(b)に、かみそりヘッド3が外力f2で本体ケース2側の限界位置まで押し込まれ、さらに左傾動限界位置まで傾動した状態を示している。この状態では、従来の電気かみそりと同様に、フロートばね80の反発力と、第1復帰ばね53の反発力とが刃面Sに作用する。しかし、かみそりヘッド3が本体ケース2側へ押し込まれた分だけ、つまり上下距離Hの分だけ刃面Sが仮想傾動中心Pから沈み込む。そのため、刃面Sの頂部中央Qは、仮想傾動中心Pを中心とする半径線Rに沿って傾動変位することになり、その結果、刃面Sの頂部中央Qは肌面に対して相対摺動しながら傾動することになる。つまり、刃面Sが肌面に対して相対摺動する分だけ、かみそりヘッド3はふらつくこともなく、安定した状態で傾動変位できることになる。この作用は上下距離Hがゼロより大きい場合に発揮でき、上下距離Hが大きいほど顕著にあらわれることになる。
FIG. 13B shows a state in which the
上記のように、上下距離Hがゼロより大きい場合に、刃面Sの頂部中央Qを肌面に対して相対摺動させながら傾動させると、本体ケース2側へ押し込まれた状態のかみそりヘッド3の左右方向のふらつきを防止できる。さらに、かみそりヘッド3の押し込み量が小さい場合と大きい場合とで、半径線Rに沿って移動する距離が大小に変化するので、使用者は好みの押し付け力を肌面に作用させながらより軽快にひげ切断を行えることになる。また、刃面Sの沈み込み量の違いに応じて傾動モーメントが大小に変化するので、上下距離Hが小さい場合にはかみそりヘッド3は比較的動きやすい状態にあるが、上下距離Hが大きい場合には動きが抑止された状態になり、使用者は刃面Sを好みの押圧力で肌面に押し付けて左右傾動させることができる。
As described above, when the vertical distance H is greater than zero, if the top center Q of the blade surface S is tilted while sliding relative to the skin surface, the
因みに、刃面Sが本体ケース2側へ押し込まれて水平になっており、しかも頂部中央Qが下あごの下端に接当している場合に、電気かみそりの全体を図13に向かって左上側へ移動させると、それまで頂部中央Qに作用していた押し込み力が、左半分側の刃面Sに作用するため、かみそりヘッド3の全体は図13(b)に示すように、本体ケース2に対して左下がり状に傾動することになる。逆に、電気かみそりの全体を図13に向かって右上側へ移動させると、かみそりヘッド3の全体は、本体ケース2に対して右下がり状に傾動することになる。
Incidentally, when the blade surface S is pushed into the
図14は、補助ローラー61のガイド構造の別実施例を示す。そこでは、前ホルダー体67の前面上部に、ガイドローラー59で移行案内される部分凹弧状の前傾動溝70を形成し、さらに前傾動溝70の下側に補助ローラー61で移行案内される部分凹弧状の傾動溝71を設けるようにした。傾動溝71は先の実施例における傾動枠に相当する。このように、補助ローラー61の案内対象は枠体であってもよいし、溝であってもよい。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
FIG. 14 shows another embodiment of the guide structure of the
図15および図16は、本発明に係る電気かみそりの別実施例を示す。そこでは、左右傾動機構を内ケース5に固定されるブラケット51と、ブラケット51で左右一対の傾動アーム85を介して左右傾動可能に支持されるヘッドホルダー52と、第1復帰ばね53などで構成する。傾動アーム85の上端は、それぞれブラケット51の上端のアーム両端に連結ピン86を介して相対揺動可能に連結し、傾動アーム65の下端は、ヘッドホルダー52の左右に張り出したアームブラケット87の突端に連結ピン88を介して連結する。第1復帰ばね53は、先の実施例と同様にブラケット51とヘッドホルダー52との間に掛止する。
15 and 16 show another embodiment of the electric shaver according to the present invention. There, a left and right tilt mechanism is constituted by a
かみそりヘッド3に刃面Sを傾動させる外力が作用していない無負荷状態で、かみそりヘッド3が中立位置にあるときの仮想傾動中心Pは、本体ケース2の中心軸線上で、刃面Sの頂部中央Qより下方のかみそりヘッド3の上下中途部に位置しており、左右の傾動アーム87の中心軸の交点になっている。この状態でかみそりヘッド3を押し込み操作すると、図15に想像線で示すように、かみそりヘッド3がフロートばね80に抗して本体ケース2側へ沈込む。
The virtual tilting center P when the
また、刃面Sが肌面に押し付けられて、その反力でかみそりヘッド3が左右いずれかの限界位置まで傾動した状態では、図16に示すように、反力を受けた側の刃面Sが下り傾斜する状態で傾動する。このときの、仮想傾動中心P1は、左右の傾動アーム87の中心軸線の交点上にあり、中立状態時の仮想傾動中心Pから図16へ向かって左側へずれた位置へ変位する。想像線で示すように、かみそりヘッド3が逆方向へ傾動する場合の仮想傾動中心P1は、同様に中立状態時の仮想傾動中心Pから図16へ向かって右側へずれた位置へ変位する。
Further, when the blade surface S is pressed against the skin surface and the
上記のように、この実施例における仮想傾動中心Pの位置は、かみそりヘッド3が左右へ傾動するときの傾動角度の変化に応じて、瞬間的な仮想傾動中心Pの位置が連続して変化する。本発明は、このように瞬間的な仮想傾動中心Pが連続して変化する左右傾動構造をも含むこととする。
As described above, the position of the virtual tilt center P in this embodiment continuously changes according to the change in tilt angle when the
上記の実施例以外に、かみそりヘッド3が左右傾動するときの仮想傾動中心Pは、かみそりヘッド3の頂部中央Qに位置させる必要はなく、図15および図16で説明したように頂部中央Qよりも本体ケース2側へ離れた位置に設ける以外に、頂部中央Qより上方へ離れた位置に設けることができる。本発明は、ロータリー式の内刃16を備えた電気かみそりにも適用できる。ブラケット51は本体ケース2に直接取り付けてあってもよい。
In addition to the above embodiment, the virtual tilt center P when the
2 本体ケース
3 かみそりヘッド
51 ブラケット
52 ヘッドホルダー
53 第1復帰ばね
59 ガイドローラー
70 傾動溝(前傾動溝)
P 仮想傾動中心
Q 頂部中央
S 刃面
2
P Virtual tilt center Q Top center S Blade surface
Claims (10)
左右傾動機構は、かみそりヘッド(3)が仮想傾動中心(P)の回りに左右傾動できるように構成されており、
かみそりヘッド(3)は、左右傾動機構とかみそりヘッド(3)との間に設けたフロート構造で上下動可能に案内支持されてフロートばね(80)で押し上げ付勢されており、
本体ケース(2)側へ押し込み操作されるかみそりヘッド(3)の押し込み量に応じて、仮想傾動中心(P)とかみそりヘッド(3)の刃面(S)との上下距離(H)が大小に変化することを特徴とする電気かみそり。 Between the main body case (2) and the razor head (3), a left / right tilt mechanism for supporting the razor head (3) so as to be tiltable to the left and right is provided.
The left-right tilt mechanism is configured such that the razor head (3) can tilt left and right around the virtual tilt center (P),
The razor head (3) is supported by a float structure provided between the left-right tilt mechanism and the razor head (3) so as to be movable up and down, and is pushed up and biased by a float spring (80).
The vertical distance (H) between the virtual tilt center (P) and the blade surface (S) of the razor head (3) is large or small in accordance with the amount of pushing of the razor head (3) pushed into the main body case (2). An electric razor characterized by changing to.
かみそりヘッド(3)がヘッドホルダー(52)で上下動可能に案内支持してある請求項1に記載の電気かみそり。 The left / right tilt mechanism returns the bracket (51) fixed to the main body case (2) side, the head holder (52) supported by the bracket (51) so as to be tiltable left and right, and the head holder (52) to the neutral position. A first return spring (53) to be operated;
2. The electric razor according to claim 1, wherein the razor head (3) is supported by a head holder (52) so as to be movable up and down.
外刃(15)が外刃支持構造(13)で上下動および左右傾動可能に支持してある請求項1から3のいずれかに記載の電気かみそり。 The razor head (3) has an outer blade (15), an outer blade support structure (13) that supports the outer blade (15), an inner blade (16), and an inner blade that pushes and urges the inner blade (16). A spring (28) is provided,
The electric shaver according to any one of claims 1 to 3, wherein the outer blade (15) is supported by the outer blade support structure (13) so as to be vertically movable and horizontally tiltable.
傾動枠(31)が、外刃ホルダー(32)に設けた左右一対の側壁(43)で軸(36)を介して前後傾動可能に支持されており、
傾動枠(31)と外刃ホルダー(32)との間に、傾動枠(31)を中立位置へ復帰付勢する第2復帰ばね(37)が設けてある請求項4に記載の電気かみそり。 The outer blade support structure (13) includes a tilt frame (31) that supports the outer blade (15) and an outer blade holder (32) that supports the tilt frame (31).
The tilt frame (31) is supported by a pair of left and right side walls (43) provided on the outer blade holder (32) so as to be tiltable back and forth via the shaft (36).
The electric shaver according to claim 4, wherein a second return spring (37) is provided between the tilt frame (31) and the outer blade holder (32) to return and bias the tilt frame (31) to the neutral position.
両内刃(16)を往復駆動する内刃駆動構造が、前側の内刃(16)と後側の内刃(16)とを互いに逆向きに駆動できるように構成してある請求項4または5に記載の電気かみそり。 A pair of front and rear outer cutters (15) and an inner cutter (16) driven reciprocally along each outer cutter (15) are assembled to the razor head (3).
The inner blade driving structure for reciprocally driving both inner blades (16) is configured to be able to drive the front inner blade (16) and the rear inner blade (16) in opposite directions. 5. The electric razor according to 5.
ヘッドホルダー(52)の傾動溝(70)に隣接して、前記補助ローラー(61)で移行案内される部分円弧状の傾動枠(71)が設けてある請求項7に記載の電気かみそり。 The bracket (51) is provided with two guide rollers (59) and an auxiliary roller (61),
The electric shaver according to claim 7, wherein a partial arcuate tilting frame (71) that is guided by the auxiliary roller (61) is provided adjacent to the tilting groove (70) of the head holder (52).
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