JP5228739B2 - 反応装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、反応装置及び電子機器に関する。
燃料電池は燃料の電気化学反応により電力を取り出すものであり、燃料電池の研究・開発が広く行われている。このような燃料電池において、発電に用いる燃料は水素ガスであり、改質型の燃料電池においては、反応装置として、メタノール等の原燃料を改質することでその水素ガスを生成する改質器を備える。なお、反応装置として、改質器の他、改質器の副生成物として発生する一酸化炭素による発電セルの発電特性の低下を防ぐために、一酸化炭素を選択的に酸化して除去する一酸化炭素除去器を有する。
改質器では約300〜400℃で水蒸気改質反応が行われ、一酸化炭素除去器では約110〜160℃で一酸化炭素の選択酸化反応が行われる。この温度を維持するとともに熱効率を向上させるために、反応装置において、改質器や一酸化炭素除去器は断熱容器内に収容される。
このように常温よりも反応温度が高く、かつ、異なる反応温度の複数の反応部を有する化学反応装置には、より高温の反応部からより低温の反応部への熱伝導、または断熱容器への熱伝導により、各反応部の温度を制御する構造のものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−171892号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載される技術であると、各反応部を接続する接続部が外部に露出しているために、その部分でどうしても外部の環境温度の変化の影響を受けてしまい、各反応部の温度が不安定となっていた。反応部の温度が不安定であると、生成される燃料ガスの量も不安定になってしまう。
本発明の課題は、反応部の温度を安定化させることであり、ひいては、反応部において生成される生成物の生成量を安定させることである。
以上の課題を解決するため、本発明の一の態様によれば、
反応物を反応させて生成物を生成する反応部を有する反応装置本体と、
前記反応装置本体を収容する容器と、
前記反応装置本体の一端側に配置されて、前記反応装置本体を支持する基板と、
前記容器を貫通し、前記反応装置本体の一端部と前記基板とを接続する接続部と、
前記基板上において前記反応装置が設けられた面と逆の面上における前記接続部に対応する領域の少なくとも一部に配置されて、前記接続部を加熱する加熱部と
前記反応装置本体に含まれ、気化した燃料と水との混合ガスの反応により水素を含む燃料ガスを生成する改質部と、
前記容器の外側に配置され、前記燃料ガスの反応により電力を生成する発電セルと、を備えることを特徴とする反応装置が提供される。
以上の課題を解決するため、本発明の他の態様によれば、
反応物を反応させて生成物を生成する反応部を有する反応装置本体と、
前記反応装置本体を収容する容器と、
前記反応装置本体の一端側に配置されて、前記反応装置本体を支持する基板と、
前記容器を貫通し、前記反応装置本体の一端部と前記基板とを接続する接続部と、
前記基板上において前記反応装置が設けられた面と逆の面上における前記接続部に対応する領域の少なくとも一部に配置されて、前記接続部を加熱する加熱部と、
前記反応部に含まれ、気化した燃料と水との混合ガスの反応により水素を含む燃料ガスを生成する改質部と、
前記容器の外側に配置され、前記燃料ガスの反応により電力を生成する発電セルと、を備えることを特徴とする反応装置が提供される。
上記反応装置において、好ましくは、前記基板には、前記反応部に対して前記反応物を送るための流路が形成されている。
上記反応装置において、好ましくは、前記加熱部は、前記流路を加熱する
上記反応装置において、好ましくは、容器は、前記基板に接している。
上記反応装置において、好ましくは、前記接続部には、前記反応部に対して前記反応物を送るための流路又は前記反応部から前記生成物を送るための流路が形成されている。
上記反応装置において、好ましくは、前記反応装置本体には、
前記反応部よりも高い温度で反応物の反応を起こす第2の反応部と、
前記反応部と前記第2の反応部とを連結する連結部とが更に備えられている。
上記反応装置において、好ましくは、前記反応部には、前記反応物の一酸化炭素濃度を低減して燃料ガスを生成する一酸化炭素除去部が含まれる
上記反応装置において、好ましくは、前記発電セルが、前記基板上に配置されている
上記反応装置において、好ましくは、前記反応装置本体には、前記改質ガスの反応により電力を生成する前記第2の反応部としての発電セルが更に含まれている。
また、本発明の他の態様によれば、上記反応装置と、前記発電セルによって生成された電力により駆動する電子機器本体とを備える電子機器が提供される。
本発明によれば、加熱部が基板のうち反応装置が設けられた面と逆の面上における接続部に対応する領域の少なくとも一部に配置されているので、この加熱部によって接続部を加熱し、接続部の温度を安定化することができる。これにより、接続部を介して各反応部の温度を安定化して、ひいては、各反応部において生成される生成物の生成量を安定させることが可能となる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子機器1000を示すブロック図である。この電子機器1000は、例えばノート型パーソナルコンピュータ、PDA、電子手帳、デジタルカメラ、携帯電話機、腕時計、ゲーム機器等といった携帯型の電子機器である。
電子機器1000は、燃料電池装置1と、燃料電池装置1により生成された電気エネルギーを適切な電圧に変換するDC/DCコンバータ1002と、DC/DCコンバータ1002に接続される二次電池1103と、DC/DCコンバータ1002より電気エネルギーが供給される電子機器本体1001と、を備える。
燃料電池装置1は本発明に係る反応装置であり、当該燃料電池装置1は後述するように、電気エネルギーを生成しDC/DCコンバータ1002に出力する。DC/DCコンバータ1002は燃料電池装置1により生成された電気エネルギーを適切な電圧に変換したのちに電子機器本体1001に供給する機能の他に、燃料電池装置1により生成された電気エネルギーを二次電池1103に充電する機能を有する。これにより電子機器1000は、燃料電池装置1が動作していない時に、二次電池1103に蓄電された電気エネルギーを電子機器本体1001に供給することができる。
次に、燃料電池装置1について詳細に説明する。この燃料電池装置1は、DC/DCコンバータ1002に出力する電気エネルギーを生成するものであり、燃料容器2、気化器3、改質器(反応部、第2の反応部)4、一酸化炭素除去器(反応部)5、発電セル7、触媒燃焼器(反応部)8、断熱容器(容器)10等を備える。
燃料容器2には、液体の原燃料(例えば、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル)と水との混合液が貯留されている。なお、液体の原燃料と水とを別々の容器に貯留してもよい。燃料容器2内の混合液は、液体ポンプ82により気化器3に送液される。
気化器3は燃料容器2から送られた混合液を加熱装置(加熱部)3a、改質器4及び一酸化炭素除去器5等からの伝熱等により約110〜160℃程度に加熱し、気化させる。気化器3で気化した混合ガス(生成物、反応物)は改質器4へ送られる。
改質器4は内部に流路が形成され、流路の壁面に触媒が担持されている。改質器4は気化器3から送られる混合ガスを触媒燃焼器8や加熱装置4a等からの伝熱等により約300〜400℃程度に加熱し、流路内の触媒により改質反応を起こさせる。すなわち、原燃料と水の触媒反応によって、燃料としての水素、二酸化炭素、及び、副生成物である微量な一酸化炭素等の混合ガス体(改質ガス、生成物、反応物)が生成される。
ここで、原燃料がメタノールの場合、改質器4では主に次式(1)に示すような主反応である水蒸気改質反応が起こる。
CH3OH+H2O→3H2+CO2 …(1)
なお、化学反応式(1)についで逐次的に起こる次式(2)のような副反応によって、副生成物として一酸化炭素が微量に生成される。この場合、生成される一酸化炭素濃度は反応条件にもよるが、例えば1%程度である。
2+CO2→H2O+CO …(2)
上記式(1)及び式(2)の反応によって生成された改質ガスは一酸化炭素除去器5に送出される。
一酸化炭素除去器5の内部には流路が形成され、その流路の壁面に触媒が担持されている。一酸化炭素除去器5には改質器4で生成された改質ガス及び、外部の空気が送られる。一酸化炭素除去器5は約110〜160℃程度に維持され、改質ガスのうちの一酸化炭素が触媒により次式(3)のような主反応(選択酸化反応)により優先的に酸化される。これにより主生成物として二酸化炭素が生成され、改質ガス中の一酸化炭素を発電セル7に供給可能な10ppm程度まで低濃度化することができる。
2CO+O2→2CO2 …(3)
なお、一酸化炭素除去器5は起動時には加熱装置5aからの伝熱等により、定常運転時には式(3)の反応及び改質器4等からの伝熱等により加熱される。
一酸化炭素除去器5を通過した改質ガスは燃料ガスとして発電セル7に送出される。
改質器4及び一酸化炭素除去器5は、後述する触媒燃焼器8とともに断熱容器10内に収容されている。
断熱容器10は、ステンレス(SUS304)やコバール合金等の金属板や、ガラス基板等により形成された筐体の内壁面に熱線反射膜を形成してなる。断熱容器10の内部空間は気体分子による熱伝導や対流を防ぐため、例えば10Pa以下、より好ましくは1Pa以下といった、大気圧より低い気圧に保たれている。
加熱装置3a,4a,5aは、薄膜抵抗体であり、電力を消費して熱を発生させるヒーターの役割を果たす。また、温度に依存して電気抵抗が変化するため、抵抗値を計測することで温度計測にも用いられ、温度センサの役割を果たす。
発電セル7は固体高分子型燃料電池であり、固体高分子電解質膜71と、固体高分子電解質膜71の両面に形成された燃料極72(アノード)及び酸素極73(カソード)と、燃料極72に改質ガスを供給する燃料供給流路74aが設けられた燃料極セパレータ74と、酸素極73に酸素を供給する酸素供給流路75aが設けられた酸素極セパレータ75と、が積層されている。
固体高分子電解質膜71は水素イオンを透過するが、酸素分子や水素分子、電子を通さない性質を有する。
燃料極72には燃料供給流路74aを介して一酸化炭素除去器5から送出された改質ガスが送られる。燃料極72では改質ガス中の水素による次式(4)のような反応が起こる。
2→2H++2e- …(4)
生成した水素イオンは固体高分子電解質膜71を透過して酸素極73に到達する。生成した電子はアノード出力電極76に供給される。
酸素極73には、空気が酸素供給流路75aを介して送られる。酸素極73では固体高分子電解質膜71を透過した水素イオンと、空気中の酸素とカソード出力電極77より供給される電子とにより、次式(5)に示すように水が生成される。
2H++1/2O2+2e-→H2O …(5)
アノード出力電極76及びカソード出力電極77は外部回路であるDC/DCコンバータ1002と接続されており、アノード出力電極76に到達した電子はDC/DCコンバータ1002を通ってカソード出力電極77に供給される。
触媒燃焼器8は断熱容器10の内部に設けられ、触媒燃焼器8の内部には流路が形成され、その流路の壁面に触媒が担持されている。触媒燃焼器8には燃料供給流路74aを通過した未反応の改質ガス(オフガス、生成物)及び外部の空気が送られ、改質ガスを酸化する燃焼反応によって改質ガス中に残留する水素が空気により燃焼される。触媒燃焼器8は改質器4と隣接するように設けられ、これにより改質器4における改質反応に用いられる熱量が伝導されやすくなる。なお、触媒燃焼器8に供給する空気の量を調整したり、改質器4の加熱装置4aで生じる熱量を変化させて、改質器4から触媒燃焼器8への伝熱量を調整することで、供給される反応熱の量が調整される。また、この燃焼反応において水が生成されるため、触媒燃焼器8から排出される排ガスには水が含まれている。
ここで、断熱容器10、発電セル7、ポンプ群81及び二次電池1103は基板80上に実装されている。図2は、基板80に実装される各部を示す斜視図である。基板80には、断熱容器10、発電セル7及び二次電池1103以外にもポンプ群81が実装されている。
ポンプ群81には、燃料容器2から気化器3に混合液を供給する液体ポンプ82、一酸化炭素除去器5に酸化剤としての空気を送る第1空気ポンプ83と、触媒燃焼器8に空気を送る第2空気ポンプ84と、発電セル7の酸素供給流路75aに空気を送る第3空気ポンプ85とが備えられている(図1参照)。
また、基板80には、複数の流路プレートを積層して形成されたものである。流路プレートは、PEI(ポリエーテルイミド)、PES(ポリエーテルサルホン)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等といった樹脂基板(例えば、厚さ100〜300μm)の表面に銅等の金属箔(例えば、厚さ18μm)を成膜し、その金属膜をエッチングにより形状加工することで配線パターンを形成したものである。これら流路プレートを積み重ねて一括で熱融着することで基板80が構成される。基板80の層間の電気的な接続は、スルーホールやバイア(Via)によって実現される。PEEKは結晶性のエンジニアリングプラスチックであり、アウトガスや金属イオンの溶出が極めて少なく、その連続使用温度が260である。PEEKはガス透過性もPS(ポリスチレン)やPC(ポリカーボネート)の1000分の1〜100分の1程度であり、液体が流れる流路を形成するのに適している。
この流路プレートによって、基板80の内部には各部間を連通する複数の流路が配設されている。基板80内に配設される流路には、燃料容器2と改質器4とを連通する第1流路(流路)801、第1空気ポンプ83と一酸化炭素除去器5とを連通する第2流路(流路)802、一酸化炭素除去器5と発電セル7とを連通する第3流路(流路)803、連結部86を介して触媒燃焼器8と第2空気ポンプ84とを連通する第4流路(流路)804の一部、連結部86を介して発電セル7と触媒燃焼器8とを連通する第5流路(流路)805の一部、連結部86を介して触媒燃焼器8と外部とを連通する第6流路(流路)806の一部等が含まれている。
図3は断熱容器10と基板80とを示す概略断面図である。この図3に示すように、断熱容器10の内部には、断熱容器10の内壁面との間に隙間をあけて反応装置本体30が設けられている。反応装置本体30は、改質器4、一酸化炭素除去器5、触媒燃焼器8及び連結部86を有する。改質器4と一酸化炭素除去器5とは連結部86によって連結されている。連結部86内には、第4流路804、第5流路805及び第6流路806それぞれの残りの部分と改質器4で生成された改質ガスを一酸化炭素除去器5に供給するための第7流路(流路)807とが形成されている。
図3に示すように、基板80は改質器4、一酸化炭素除去器5及び触媒燃焼器8の下端側(一端側)に配置されていてこれらを支持している。反応装置本体30のうち一酸化炭素除去器5と基板80とは接続部88により接続されている。接続部88は、断熱容器10を貫通していて、その内部には、第1流路801〜第6流路806が配設されている。なお、図3においては、第2流路802、第4流路804及び第6流路806の図示を省略している。
また、接続部88における第1流路801内部には、加熱装置3aが配置されており、この第1流路801を通過する混合液が加熱装置3aによって気化されるようになっている。つまり、この部分が上記の気化器3として機能する。なお、ここでは、気化器3が接続部88内に配置される例を示しているが、気化器3を断熱容器10内に配置してもよい。
図4は、基板80の裏面側を示す裏面図である。この図4に示すように、基板80の裏面には、本発明に係る加熱部としての加熱装置11が設けられている。加熱装置11は、上記した加熱装置3a,4a,5aと同様に、薄膜抵抗体であり、電力を消費して熱を発生させ、接続部88を加熱するヒータの役割を果たす。また、温度に依存した電気抵抗が変化するため、抵抗値を計測することで温度計測にも用いられ、温度センサの役割を果たす。この加熱装置11は、二次電池1103に接続されている。また、加熱装置11は、基板80のうち反応装置本体30が設けられた面と逆の面上における接続部88に対応する領域に配設されている。なお、接続部88を加熱することができるのであれば、加熱装置11が接続部88の全体に対応していなくとも、その一部に対応していればよい。
次に、燃料電池装置1の動作について説明する。
まず、加熱装置3a,4a,5aを駆動し、気化器3、改質器4及び一酸化炭素除去器5を動作温度まで加熱する。これに伴って、加熱装置11も駆動して基板80及び接続部88を加熱する。
次に、液体ポンプ82を駆動し、燃料容器2内の混合液を気化器3に送出するとともに、第1空気ポンプ83、第2空気ポンプ84、第3空気ポンプ85を駆動し、一酸化炭素除去器5、発電セル7の酸素供給流路75a、触媒燃焼器8に外部の空気を送出する。
混合液は気化器3で気化され、改質器4で改質され、一酸化炭素除去器5で一酸化炭素を除去された後、発電セル7の燃料供給流路74aに送出される。そして、発電セル7に送出された改質ガス及び空気による化学反応式(5),(6)の電気化学反応により、電力が取り出される。
ここで、接続部88を加熱する加熱装置11がない場合における温度分布について説明する。加熱装置4aによって改質器4が所定の温度T1(例えば375℃)に調整されていると、図3に示すように熱量Q1が連結部86を介して一酸化炭素除去器5に移動する。その熱量Q1のうち、熱量Q2は一酸化炭素除去器5の昇温に用いられ、残りの熱量Q3は断熱容器10及び基板80に移動する。連結部86の長さ、伝熱断面積、材料の熱伝導率及び各流路801〜806の長さ、伝熱断面積、材料の熱伝導率で決まる熱平衡状態になると移動熱量Q2はゼロになり温度T2で安定する。この状態ではQ1=Q3になり、外部への伝熱は、断熱容器10に伝熱する熱量Q4と基板80に伝熱する熱量Q5に分散される。熱平衡状態ではT4≒T5になるため、基板80の温度によって移動熱量Q3が決まり、その結果一酸化炭素除去器5の温度T2が決まってしまう。つまり、外部の環境温度が変化した場合、環境温度に応じて基板80の温度も変化する。これによって一酸化炭素除去器5の温度T2が変動してしまい、一酸化炭素除去器5において安定的に一酸化炭素を除去することができなくなる。これによって一酸化炭素濃度が例えば10ppm以上となると、発電セル7の燃料極72を被毒してしまうことになる。
次に、上記したように加熱装置11が基板80及び接続部88を加熱する場合における温度分布について説明する。まず、基板80の温度が70℃〜80℃のときに、一酸化炭素除去器5の温度T2がその動作温度になるように、連結部86や接続部88内の各流路801〜806の寸法や物性を予め決定し、設計しておく。そして、上述の熱平衡状態においては、基板80及び接続部88が70℃〜80℃になるように、加熱装置11によって基板80及び接続部88を加熱する。これによって、外部の環境温度が変化した場合であっても、一酸化炭素除去器5の温度T2をその動作温度を維持することができる。
ここで、固体高分子型燃料電池である発電セル7の最適動作温度は70℃〜80℃であるが、反応装置本体30側から発電セル7側に移動する改質ガスは接続部88を通過する際に加熱装置11によって70℃〜80℃の温度に調整される。加熱装置11が設けられていない場合、第3流路内を流れる間に、改質ガスの温度が例えば室温といった外部の環境温度により降下してしまう。従って、発電セル7における改質ガスが供給される領域の温度が、他の領域の温度と比べて低下し、発電セル7全体を一様な温度に維持することが困難となり、ひいては、発電セル7における発電効率が低下するおそれがある。しかしながら、加熱装置11を設けたことにより、改質ガスの温度を発電セル7の動作温度と同程度である70℃〜80℃に調整してから、改質ガスを発電セル7に供給することができるので、発電セル7の一領域の温度を供給される改質ガスによって降下させること抑制し、ひいては、本実施形態の燃料電池装置1の発電セル7における発電効率が低下することを抑制することができる。
また、システム起動時には、各部が動作温度以下となっている。このような起動時においても、加熱装置11によって基板80及び接続部88の温度がそれぞれ70℃〜80℃となるように調整することができ、安定して一酸化炭素除去器5をその動作温度に維持することが可能となる。
そして、反応装置本体30側で生成された改質ガスは、第3流路803を通過して発電セル7に供給されるが、基板80の温度が室温近傍であると改質ガス中の水蒸気が第3流路803内で結露してしまう。さらに、オフガス燃焼用の未反応の水素ガスも発電セル7から第5流路805を通過して反応装置本体30側に供給されるが、この場合においても基板80の温度が室温付近であると第5流路805内で結露してしまい、各流路803,805内に水滴が存在することによって圧力損失が増大してしまうという問題がある。しかしながら、基板80及び接続部88が加熱装置11によって加熱し、各流路801〜806が70℃〜80℃の温度に調整することによって、流路803,805内における結露が生じることを抑制し、これにより各流路803,805における圧力損失が増大することを抑制することができる。
以上のように、本実施形態によれば、加熱装置11が基板80のうち反応装置本体30が設けられた面と逆の面上における接続部88に対応する領域の少なくとも一部に配置されていて、この加熱装置11によって基板80及び接続部88が加熱されるので、外部の環境温度による影響を抑制し、基板80及び接続部88の温度を安定化することができる。また、接続部88を介した伝熱により基板80上に接続された改質器4、一酸化炭素除去器5及び触媒燃焼器8の温度も安定化することができるため、各反応部において生成される生成物の生成量を安定させることが可能となる。特に、接続部88と直接接続された一酸化炭素除去器5の温度を安定化することができるので、外部の環境温度が変化した場合であっても、環境温度に応じて一酸化炭素除去器5の温度が変化することを抑制し、一酸化炭素除去器5において安定的に一酸化炭素を除去することができる。
また、加熱装置11は、基板80に形成された流路801〜806を加熱するので、各流路801〜806内を通過する通過物をも加熱することができる。特に、上述したようにこれらの流路801〜806が接続部88内に形成されていれば、各通過物を効率的に加熱することができる。
さらに、接続部88に気化器3が設けられているので、気化器3から改質器4に供給される混合ガスも加熱装置11によって加熱されることになり、混合ガスが外部の環境温度の影響を受けることを抑制することができる。
また、基板80のうち反応装置本体30が設けられた面と逆の面上における接続部88に対応する領域に、加熱装置11が配設されているので、接続部88が外部の環境温度に影響されて温度変化を生じてしまうことを抑制することができる。さらに、断熱容器10に基板80が接しているために、基板80の表面が外部に露出する面積を小さくすることができ、基板80が外部の環境温度に影響されて温度変化を生じてしまうことを抑制することができる。
また、接続部88は、断熱容器10内において一酸化炭素除去器5と直接接続され、一酸化炭素除去器5は、連結部86を介して改質器4及び触媒燃焼器8と連結されているので、接続部88の温度を調整することによって、改質器4、触媒燃焼器8及び一酸化炭素除去器5が外部の環境温度に影響されて温度変化しまうことをも抑制することができる。特に、一酸化炭素除去器5の温度変化を抑制することによって、一酸化炭素除去器において安定的に一酸化炭素を除去することができ、ひいては、発電セル7に供給される改質ガス中の一酸化炭素濃度が例えば10ppm以上と高濃度になって、発電セル7の燃料極72を被毒してしまうことを抑制することができる。
そして、発電セル7が断熱容器10の外側に配置されるとともに、基板80上に配置されているので、発電セル7の温度が改質器4や一酸化炭素除去器5、触媒燃焼器8の温度によって影響を受けることを抑制することができる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では発電セル7が固体高分子型燃料電池である場合を例示して説明したが、この第2実施形態では発電セルが固体酸化物型燃料電池である場合を例示して説明する。なお、以下の説明において第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付してその説明を省略する。
図5は燃料電池装置1Aを搭載した携帯用の電子機器2000を示すブロック図である。この電子機器2000は、例えばノート型パーソナルコンピュータ、PDA、電子手帳、デジタルカメラ、携帯電話機、腕時計、レジスタ及びプロジェクタ等といった携帯型の電子機器である。
電子機器2000は、電子機器本体1001、DC/DCコンバータ1002、二次電池1103等と、燃料電池装置1Aとを備える。
この燃料電池装置1は、燃料容器2、液体ポンプ82、断熱容器10等を備える。燃料電池装置1の燃料容器2は、例えば電子機器100に対して着脱可能に設けられており、液体ポンプ82、断熱容器10は、例えば電子機器100の本体に内蔵されている。
断熱容器10内には気化器3、改質器4、発電セル(反応部、第2の反応部)12及び触媒燃焼器8が収容されている。断熱容器10内は内部空間が例えば10Pa以下といった大気圧より低い気圧に保たれている。
気化器3、改質器4、触媒燃焼器8にはそれぞれ加熱装置3a,4a,8aが設けられている。加熱装置3a,4a,8の電気抵抗値は温度に依存するので、この加熱装置3a,4a,8aが気化器3、改質器4、触媒燃焼器8の温度を測定する温度センサとしても機能する。
液体ポンプ82から気化器3に送られた混合液は加熱装置3aの熱や触媒燃焼器8から伝播した熱により約110〜160℃程度に加熱され、気化する。気化器3で気化した混合ガス(生成物、反応物)は改質器4へ送られる。
改質器4において上述の式(1)及び式(2)の反応によって生成された改質ガス(生成物、反応物)は発電セル12に送出される。
図6は発電セル12の模式図である。図6では、触媒燃焼器8は図示を省略している。図6に示すように、発電セル12は、固体酸化物型電解質121と、固体酸化物型電解質121の両面に形成された燃料極122(アノード)及び空気極123(カソード)と、燃料極122に接合してその接合面に流路126を形成したアノード集電極124と、空気極123に接合してその接合面に流路127を形成したカソード集電極125とを備える。また、発電セル12は筐体91内に収容される。さらに、発電セル12を加熱するために、アノード集電極124上における流路126の内部及びカソード集電極125上における流路127の内部には、薄膜抵抗体である加熱装置128,129が、図示しない絶縁膜を介してそれぞれ設けられている。
固体酸化物型電解質121には、ジルコニア系の(Zr1−x)O2−x/2(YSZ)等を、空気極123にはLa1−xSrMnO(LSM)やLa1−xSrCoO(LSC)等を、燃料極122にはNi+YSZ等を、アノード集電極124及びカソード集電極125にはLaCr(Mg)O、(La,Sr)CrO、NiAl+Al等を、それぞれ用いることができる。
発電セル12は加熱装置8aや触媒燃焼器8の熱により約500〜1000℃程度に加熱され、後述する反応が起こる。
空気極123にはカソード集電極125の流路127を介して空気が送られる。空気極123では酸素とカソード出力電極21bより供給される電子により、次式(6)に示すように酸素イオンが生成される。
+4e→2O …(6)
固体酸化物型電解質121は酸素イオンの透過性を有し、空気極123で化学反応式(6)により生成された酸素イオンを透過させて燃料極122に到達させる。
燃料極122にはアノード集電極124の流路126を介して改質器4から排出された改質ガスが送られる。空気極123では固体酸化物型電解質121を透過した酸素イオンと改質ガスとの次式(7)、(8)のような反応が起こる。
+O →HO+2e …(7)
CO+O →CO+2e …(8)
化学反応式(7)、(8)により放出される電子は、燃料極122、アノード出力電極21a、DC/DCコンバータ1002等の外部回路を経てカソード出力電極21bより空気極123に供給される。
アノード集電極124及びカソード集電極125には、アノード出力電極21a、カソード出力電極21bが接続され、筐体91を貫通して引き出される。ここで、筐体91は例えばNi系の合金で形成され、アノード出力電極21a及びカソード出力電極21bはガラス、セラミック等の絶縁材により筐体91から絶縁されて引き出される。図5に示すように、アノード出力電極21a及びカソード出力電極21bは、例えばDC/DCコンバータ1002に接続される。
アノード集電極124の流路を通過した未反応の水素を含む改質ガス(オフガス、生成物)は、触媒燃焼器8に供給される。オフガスと空気の混合気体(燃焼ガス、反応物)は触媒燃焼器8の流路を流れ、加熱装置8aにより加熱される。触媒燃焼器8の流路を流れている燃焼ガスのうち水素が触媒により燃焼され、これにより燃焼熱が発生する。燃焼後の排ガスは触媒燃焼器8から断熱容器10の外部に放出される。また、排ガスは燃焼反応において生成される水蒸気を含んでおり、水蒸気のうち一部は凝集されて、水回収器14において凝集された水が回収される。一部の水が凝集された残りの排ガスは、燃料電池装置1Aの外部に排出される。
この触媒燃焼器8で発生した燃焼熱は発電セル12の温度を高温(約500〜1000℃程度)に維持するのに用いられる。そして、発電セル12の熱は、改質器4、気化器3に伝導し、気化器3における混合液の気化、改質器4における水蒸気改質反応に用いられる。
ここで、断熱容器10、水回収器14、ポンプ群81及び二次電池1103は基板80A上に実装されている。図7は、基板80Aに実装される各部を示す斜視図である。
ポンプ群81には、燃料容器2から気化器3に混合液を供給する液体ポンプ82、発電セル12に空気を送る空気ポンプ(図示省略)が備えられている。
また、基板80Aの内部には各部間を連通する複数の流路が配設されている。基板80A内に配設される流路には、液体ポンプ82と気化器3とを連通する第1流路(流路)801a、空気ポンプと発電セル12とを連通する第2流路(流路)802a、水回収器14を介して発電セル12と外部とを連通する第3流路(流路)803a等が含まれている。
図8は断熱容器10と基板80とを示す概略断面図である。この図8に示すように、断熱容器10の内部には、断熱容器10の内壁面との間に隙間をあけて反応装置本体30Aが設けられている。反応装置本体30Aは、気化器3、改質器4、発電セル12、触媒燃焼器8、第1連結部15及び第2連結部16を有する。気化器3と改質器4とは第1連結部(連結部)15によって連結されていて、第1連結部15には気化器3で生成された混合ガスを改質器4に供給する流路が形成されている。また、改質器4と発電セル12とは第2連結部(連結部)16によって連結されていて、第2連結部16には改質器4で生成された改質ガスを発電セル12に供給する流路が形成されている。また、アノード出力電極21a及びカソード出力電極21bは、基板80A上の電極(図示省略)を介してDC/DCコンバータ1002に接続されている。尚、第1連結部15及び第2連結部16には、発電セルのオフガスを水回収器14に供給する流路もそれぞれ形成されている。
また、基板80Aは反応装置本体30Aの下端側(一端側)に配置されていて、気化器3、改質器4及び発電セル12を支持している。反応装置本体30Aのうち気化器3と、基板80Aとは接続部88Aにより接続されている。接続部88Aは、断熱容器10を貫通していて、その内部には、第1流路801a〜第3流路803aが配設されている。なお、図8においては、第2流路802a、第3流路803aの図示を省略している。
図9は、基板80Aの裏面側を示す裏面図である。この図9に示すように、基板80Aの裏面には、本発明に係る加熱部としての加熱装置11が設けられている。加熱装置11は、二次電池1103に接続されている。また、加熱装置11は、基板80Aのうち反応装置本体30Aが設けられた面と逆の面上における接続部88Aに対応する領域に配設されている。
以上のように、本実施形態によれば、加熱装置11が基板80Aのうち反応装置本体30Aが設けられた面と逆の面上における接続部88Aに対応する領域の少なくとも一部に配置されていて、この加熱装置11によって基板80A及び接続部88Aが加熱されるので、固体酸化物型燃料電池を用いる場合においても、外部の環境温度が変化した場合であっても、基板80A及び接続部88Aの温度を安定化することができる。これにより、接続部88Aを介して基板80Aに接続された気化器3、改質器4及び発電セル12の温度も安定化することができるため、各反応部において生成される生成物の生成量を安定させることが可能となる。
第1の実施形態に係る燃料電池装置を搭載した電子機器を示すブロック図である。 図1の燃料電池装置に備わる基板に実装される各部を示す斜視図である。 図2の基板と断熱容器とを示す概略断面図である。 図3の基板の裏面側を示す裏面図である。 第2の実施形態に係る燃料電池装置を搭載した電子機器を示すブロック図である。 図5の燃料電池装置に備わる発電セルの模式図である。 図5の燃料電池装置に備わる基板に実装される各部を示す斜視図である。 図7の基板と断熱容器とを示す概略断面図である。 図8の基板の裏面側を示す裏面図である。
符号の説明
1 燃料電池装置(反応装置)
2 燃料容器
3 気化器(気化部)
4 改質器(反応部、第2の反応部)
5 一酸化炭素除去器(反応部)
7 発電セル
8 触媒燃焼器(反応部)
10 断熱容器(容器)
11 加熱装置(加熱部)
12 発電セル(反応部、第2の反応部)
15 第1連結部(連結部)
16 第2連結部(連結部)
30,30A 反応装置本体
80 基板
81 ポンプ群
86 連結部
88 接続部
801,801a 第1流路(流路)
802,802a 第2流路(流路)
803,803a 第3流路(流路)
804 第4流路(流路)
805 第5流路(流路)
806 第6流路(流路)
807 第7流路(流路)
1000 電子機器

Claims (11)

  1. 反応物を反応させて生成物を生成する反応部を有する反応装置本体と、
    前記反応装置本体を収容する容器と、
    前記反応装置本体の一端側に配置されて、前記反応装置本体を支持する基板と、
    前記容器を貫通し、前記反応装置本体の一端部と前記基板とを接続する接続部と、
    前記基板上において前記反応装置が設けられた面と逆の面上における前記接続部に対応する領域の少なくとも一部に配置されて、前記接続部を加熱する加熱部と
    前記反応装置本体に含まれ、気化した燃料と水との混合ガスの反応により水素を含む燃料ガスを生成する改質部と、
    前記容器の外側に配置され、前記燃料ガスの反応により電力を生成する発電セルと、を備えることを特徴とする反応装置。
  2. 反応物を反応させて生成物を生成する反応部を有する反応装置本体と、
    前記反応装置本体を収容する容器と、
    前記反応装置本体の一端側に配置されて、前記反応装置本体を支持する基板と、
    前記容器を貫通し、前記反応装置本体の一端部と前記基板とを接続する接続部と、
    前記基板上において前記反応装置が設けられた面と逆の面上における前記接続部に対応する領域の少なくとも一部に配置されて、前記接続部を加熱する加熱部と、
    前記反応部に含まれ、気化した燃料と水との混合ガスの反応により水素を含む燃料ガスを生成する改質部と、
    前記容器の外側に配置され、前記燃料ガスの反応により電力を生成する発電セルと、を備えることを特徴とする反応装置。
  3. 請求項1又は2記載の反応装置において、
    前記基板には、前記反応部に対して前記反応物を送るための流路が形成されていることを特徴とする反応装置。
  4. 請求項記載の反応装置において、
    前記加熱部は、前記流路を加熱することを特徴とする反応装置。
  5. 請求項4記載の反応装置において、
    前記容器は、前記基板に接していることを特徴とする反応装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の反応装置において、
    前記接続部には、前記反応部に対して前記反応物を送るための流路又は前記反応部から前記生成物を送るための流路が形成されていることを特徴とする反応装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の反応装置において、
    前記反応装置本体には、
    前記反応部よりも高い温度で反応物の反応を起こす第2の反応部と、
    前記反応部と前記第2の反応部とを連結する連結部とが更に備えられていることを特徴とする反応装置。
  8. 請求項7に記載の反応装置において、
    前記反応部には、前記反応物の一酸化炭素濃度を低減して燃料ガスを生成する一酸化炭素除去部が含まれることを特徴とする反応装置。
  9. 請求項に記載の反応装置において、
    前記発電セルが、前記基板上に配置されていることを特徴とする反応装置。
  10. 請求項2に記載の反応装置において、
    前記発電セルが、前記反応装置本体含まれていることを特徴とする反応装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の反応装置と、
    前記発電セルによって生成された電力により駆動する電子機器本体とを備えることを特とする電子機器。
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