JP5228580B2 - テレビ会議用端末装置およびテレビ会議システム - Google Patents

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本発明は、テレビ会議用端末装置およびテレビ会議システムに関し、特にMCU(Multipoint Control Unit)を使用せずにテレビ会議を実現するテレビ会議用端末装置およびテレビ会議システムに関する。
従来より、テレビ会議システムでは、テレビカメラとマイクロフォンとを備えたテレビ会議用端末装置で生成された会議参加者の映像や音声などのメディアデータを、通信ネットワークを介して会議に参加する多地点の他のテレビ会議用端末装置に分配送信することにより、各テレビ会議用端末装置でリアルタイム映像を共有するものとなっている。
このようなテレビ会議システムにおいて、メディアデータを搭載したメディアパケットを多地点の端末装置へ分配送信する方式としては、MCU方式、マルチキャスト方式、ユニキャスト方式などがある。
MCU方式は、図5に示すように、テレビ会議用端末装置(端末A〜C)と通信ネットワークとの間にMCU装置を配置し、テレビ会議用端末装置から送信されたメディアパケット(メディアデータ)をこのMCU装置において予め指定されている各端末装置へ分配送信する方式である。
これに対し、図6に示すように、MCU装置を用いないシステムにおいては、マルチキャスト方式は、通信ネットワークのマルチキャスト機能を利用して、テレビ会議用端末装置から送信されたマルチキャストアドレス宛のメディアパケットを希望する各テレビ会議用端末装置へ受信を通信ネットワークが分配送信する方式である。また、ユニキャスト方式は、テレビ会議用端末装置から各テレビ会議用端末装置へそれぞれ個別のデータ通信でメディアパケットを送信する方式である。
特開平5−22321 http://www.vtv.co.jp/intro/top.htm、テレビ会議入門、VTVジャパン株式会社
ところで、MCUを使用しないテレビ会議システムにおいて通信の録画を行おうとすると、複数の通信相手の映像と音声とをそれぞれ別々のトラックにしてそれぞれをファイルに保存するか、リアルタイムで映像と音声とをミキシングしてファイルに保存する必要がある。
しかしながら、映像と音声とを別々のトラックに保存した場合は、会議の形態で再生するためには専用のアプリケーションを用いなければならず、再生のためのアプリケーションがインストールされていない端末装置では録画されたファイルを視聴することができなかった。
また、リアルタイムでミキシングするためには、画像通信を行いながらミキシングとエンコードをしなければならないため、CPU(中央処理装置)の処理能力が不足する場合には、正常な処理が行えなくなる可能性があった。
また、リアルタイムではなく、ファイル保存後にミキシングする場合は、デコードする処理が余計に必要になるので、再生に時間がかかるという問題もあった。
本発明は、保存されたテレビ会議の様子を専用のアプリケーションを用いなくても再生できるようにするとともに、保存前にテレビ会議用端末装置のCPUに過度の処理負担をかけずにミキシングを行うことを目的とする。
そこで、本発明は、自装置に接続されたカメラおよびマイクによって取得された映像および音声を含む自メディアデータを送信する自メディアデータ送信部と、テレビ会議の相手となる他のテレビ会議用端末装置から送出された映像および音声を含む相手メディアデータを受信する相手メディアデータ受信部と、自装置に接続された前記カメラおよび前記マイクによって取得された映像および音声を含む前記自メディアデータと、前記相手メディアデータ受信部によって受信した前記相手メディアデータとをミキシングしてミキシングメディアデータを生成するミキシング部と、このミキシング部によって生成されたミキシングメディアデータを通信ネットワークに送出するミキシングメディアデータ送信部と、前記他のテレビ会議用端末装置から送出されたミキシングメディアデータを通信ネットワークを介して受信するミキシングメディアデータ受信部と、前記ミキシング部によって生成された前記ミキシングメディアデータおよび前記ミキシングメディアデータ受信部によって受信された前記ミキシングメディアデータを記録する記録部と、他装置とのネゴシエーションにより自装置の前記ミキシング部にミキシングメディアデータを生成させるか否かを決定し、前記ミキシング部にミキシングメディアデータを生成させるときは、前記ミキシングメディアデータ送信部に当該ミキシングメディアデータを送出させるとともに、当該ミキシングメディアデータを前記記録部に記録させる一方、前記ミキシング部にミキシングメディアデータを生成させないときは、前記ミキシングメディアデータ受信部により受信した前記ミキシングメディアデータを前記記録部に記録させる制御部とを備えたことを特徴とする。
また、ミキシング部によって生成されたミキシングメディアデータとミキシングメディアデータ受信部において受信されたミキシングメディアデータとを時間的に並べ替える並び替え部をさらに備え、これらのミキシングメディアデータを時間順にしたがって記録部に記録するようにしてもよい。
また、本発明は、複数のテレビ会議用端末装置と、これらのテレビ会議用端末装置が接続される通信ネットワークとからなるテレビ会議システムにおいて、前記テレビ会議用端末装置の少なくとも2つは、上述した特徴を有するテレビ会議用端末装置であり、これらのテレビ会議用端末装置の間で持ち回りで前記ミキシング部にミキシングメディアデータを生成させることを特徴とする。
本発明によれば、複数のテレビ会議用端末装置からなるテレビ会議システムにおいて、ミキシング処理を、特定の端末装置のみで行うのではなく、その会議に参加している端末装置の間で持ち回りで行って、それぞれ他の端末装置にミキシングメディアデータを配信するので、CPUに過度の処理負担をかけずにミキシングを行い、ほぼ実時間でミキシングされた会議画像を得ることができる。
その結果、保存されたテレビ会議の様子を専用のアプリケーションを用いなくても迅速に再生できるようになる。
また、ミキシングメディアデータを時間的に並べ替えることにより、受信したミキシングメディアデータの順番が入れ替わっていても、時間順にこれを修正して保存するので、必ずしも所定の時間内にミキシング処理を終わらせる必要がなくなり、CPUの空き時間を使用してミキシング処理を実行することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1.1. テレビ会議用端末装置の構成]
本発明の第1の実施の形態に係るテレビ会議用端末装置は、その端末装置を用いてテレビ会議に参加する者の映像および音声を取得するカメラおよびマイクロフォンと接続可能であるとともに通信ネットワークと接続可能なコンピュータと、このコンピュータにインストールされて、そのCPUや記憶装置および各種I/F等のハードウェア資源と協働し、このコンピュータをテレビ会議用端末装置としての機能を発揮させるためのコンピュータプログラムとからなる。
なお、カメラおよびマイクロフォンはコンピュータと一体とされていてもよい。また、テレビ会議の映像や音声を出力するモニターやスピーカと接続可能であることはいうまでもない。
本実施の形態に係るテレビ会議用端末装置(以下、「端末装置」という。)1の機能ブロック図を図1に示す。
まず、カメラおよびマイクロフォン11により取得された映像および音声のデータ(以下、「メディアデータ」という。)をエンコードするエンコーダ12と、エンコードされたメディアデータをメディアパケットに搭載して図示しない他の端末装置に宛てて通信ネットワークに送信する自メディアデータ送信部13と、テレビ会議の相手となる他の端末装置から送出された映像および音声を含むメディアデータ(以下、「相手メディアデータ」という。)を通信ネットワークを介して受信する相手メディアデータ受信部14と、相手メディアデータをデコードするデコーダ15と、デコーダ15によってデコードされた映像および音声を再生するメディア再生部16とを備えている。
カメラおよびマイクロフォン11により取得された映像および音声は、エンコーダ12によって圧縮符号化されてメディアデータとなり、自メディアデータ送信部13によってメディアパケットに搭載され、例えば、TCP/IP等のプロトコルにしたがって、図示しない他の端末装置に宛てて通信ネットワークに送出される。
なお、圧縮符号化は、例えば、MPEGやH.264など、公知の手法を用いて行えばよいので、詳細な説明は省略する。
相手メディアデータ受信部14によって受信された他の端末装置からの相手メディアデータは、デコーダ15によってデコードされ、図示しないモニター等の表示装置およびスピーカにより再生出力される。
また、この端末装置1は、ミキシング処理、すなわち、複数のメディアデータを合成してテレビ会議の様子を記録した一つのミキシングメディアデータを生成するために、カメラおよびマイクロフォン11により自装置において取得したメディアデータと、相手メディアデータ受信部14により受信されデコーダ15によりデコードされた他の端末装置におけるメディアデータとを一時蓄積するバッファ17と、上記のようにして得られた複数のメディアデータをミキシングしてミキシングメディアデータを生成するミキシング部18と、ミキシングメディアデータを一時蓄積するバッファ19と、ミキシングメディアデータをエンコード、すなわち圧縮符号化するエンコーダ20と、エンコードされたミキシングメディアデータを通信ネットワークに送出するミキシングメディアデータ送信部21とを備えている。
したがって、この端末装置1は、複数のメディアデータを合成して1つのミキシングメディアデータを生成し、これを他の端末装置に宛てて通信ネットワークに送出することができる。
端末装置1は、さらに、他の端末装置から送出されたミキシングメディアデータを通信ネットワークを介して受信するミキシングメディアデータ受信部22と、エンコーダ20から出力されるミキシングメディアデータ(自装置内で生成したミキシングメディアデータ)およびミキシングメディアデータ受信部22から出力されるミキシングメディアデータ(他の端末装置により生成されたミキシングメディアデータ)を保存するミキシングファイル記憶部24を備え、テレビ会議システムにおける会議の様子を録画・録音できるようになっている。
なお、本実施の形態に係る端末装置1は、ミキシングメディアデータをシーケンスナンバーに基づいて並べ替える並び替え部23を備えている。このような並べ替え部23をミキシングファイル記憶部24の前段に設けることによって、ミキシングメディアデータ受信部22においてミキシングメディアデータを順不同で受信した場合であっても、ミキシングファイル記憶部24には、ミキシングメディアデータが時間的に正しい順序で保存されることになる。
また、この端末装置1は、テレビ会議に参加している他の端末装置とネゴシエーションを行い、自装置がミキシング処理を行うか否かを決定するミキシング担当ネゴシエーション部30を備えている。
より具体的には、ミキシング担当ネゴシエーション部30は、次にミキシング処理を行う他の端末装置に対してミキシング担当要求を、メディアパケットの拡張ヘッダを使用してミキシングメディアデータ送信部21に送信したり、ミキシングメディアデータ受信部22において受信したメディアパケットに含まれた他の端末装置からのミキシング担当要求を受信したりして、次に自装置がミキシング処理を実行すべきか否か、すなわち、ミキシング部18にミキシングメディアデータを生成させるか否かを決定する。
自装置がミキシング処理を実行すべきかは、予め定められたスケジュールに沿って決定してもよいが、他の端末装置との通信結果に基づいて決定してもよい。例えば、ミキシング担当ネゴシエーション部30は、所定の時刻および時間、自装置のCPUの能力や情報処理の負荷量、他の端末装置からの要求の有無などに基づいて、自装置がミキシング処理を実行すべきかどうかを決定する。
ミキシング部18にミキシングメディアデータを生成させるときは、生成されたミキシングメディアデータがミキシングメディアデータ送信部21から送出されるとともに、並び替え部23を介してミキシングファイル部24に記録される。また、ミキシング部18にミキシングメディアデータを生成させないときは、ミキシングメディアデータ受信部22により受信したミキシングメディアデータが、並び替え部23を介して、ミキシングファイル部24に記録される。
[1.2.テレビ会議システム]
上述したように、ミキシング担当ネゴシエーション部30を備えることにより、ミキシング処理は、特定の端末装置のみで行われるのではなく、テレビ会議に参加している他の端末装置との間で持ち回りで行われる。
図2は、3台の端末装置が参加したテレビ会議システムにおいて、2つの端末装置、端末Aと端末Bとが交互にミキシング処理を行う例を示す図である。
すなわち、図2は、端末A、B、Cからなるテレビ会議システムが、端末Aのみがミキシング処理を行い、他の端末Bおよび端末Cにミキシングメディアデータ(MMD−A1)をそれぞれ配信する「状態1」と、端末Cのみがミキシング処理を行い、他の端末Aおよび端末Bにミキシングメディアデータ(MMD−C1)をそれぞれ配信する「状態2」とを交互にとる様子を示したものである。
このようなテレビ会議システムの動作手順について、図3を参照してさらに説明する。
[ステップS01:準備]
各端末装置A,B,Cがそれぞれメディアデータの送出を開始する前に、最初にミキシング処理を行う端末を決定する。いずれの端末装置が最初にミキシング処理を行うべきかは、端末装置間のシグナリングにより、例えば、MACアドレスが最も大きな端末装置を最初にミキシング処理を行うべき端末装置とする(図3に示す例では、端末装置Aが最初にミキシング処理を行うべき端末装置とする。)。
[ステップS02:自メディアデータの送信]
各端末装置が他のすべての端末装置に対して、自装置に接続されたカメラおよびマイクロフォン11によって取得された映像および音声を含む自メディアデータを送信を開始する。
[ステップS03:端末装置Aによるミキシング処理]
各端末装置が他のすべての端末装置に対して自メディアデータを送信する中で、最初にミキシング処理を行うべき端末装置として指定された端末装置Aは、時刻T1にミキシング処理とミキシングメディアデータMMD−A1の送信を開始する(図2に示す「状態1」)。このミキシングメディアデータMMD−A1は、カメラおよびマイクロフォン11により取得した自メディアデータと相手メディアデータ受信部14において受信した相手メディアデータとをミキシングしたものである。端末装置Aは、時刻T1から所定の期間τ経過後の時刻T2(T2=T1+τ)までにそれぞれ生成および受信した自メディアデータおよび相手メディアデータとをミキシングしてミキシングメディアデータMMD−A1とする。
[ステップS04:次にミキシング処理を行う端末装置の指定]
あわせて端末装置Aは、端末装置Cに端末装置Aの次にミキシングを行うことを要求する。この要求は、端末装置Aのミキシング担当ネゴシエーション部30の働きにより、ミキシングメディアデータ送信部21から送出するメディアパケットの拡張ヘッダ等を利用して、端末装置Aから、端末装置Cが次にミキシングを行う端末装置として指定された旨および端末装置Aがミキシング処理を開始する時刻(T1)とミキシング処理を行う時間(τ)とを通知することによって行う。
[ステップS05:次にミキシング処理を行う端末装置の確認]
上述した要求を受け取った端末装置Cは、その要求を受け付けたことを端末装置Aに対して通知する(RPY)。この通知は、端末装置CがRTCPパケットの拡張ヘッダ等を使用して他の端末装置にも通知される。
なお、端末装置Cは、自己のCPUの処理能力に余裕がない場合は、要求を拒否または無視したり、次のミキシング処理の時間(τ)の短縮を要求することができる。要求が拒否されたときは、他の端末装置に改めて要求を行う。
[ステップS06:ミキシング処理を行う端末装置の交替(1)]
端末装置Cは、時刻T2になると、自メディアデータと他の端末装置A、Bから受信した相手メディアデータとをミキシング処理してミキシングメディアデータMMD−C1を生成し、これを他の全端末装置A,Bに配信する(図2に示す「状態2」)。
また、端末装置Cは、端末装置Cのミキシング担当ネゴシエーション部30の働きにより、他の端末装置(この実施の形態においては、端末装置A)に端末装置Cの次にミキシングを行うことを要求する。この要求は、上述したステップS05と同様に、端末装置Cから、端末装置Aが次にミキシングを行う端末装置として指定された旨および端末装置Cがミキシング処理を開始する時刻(T1)とミキシング処理を行う時間(τ)を通知することによって行う。この要求を受け取った端末装置Aは、その要求を受け付けたことを端末装置Cに対して通知する(RPY)。
なお、仮にステップS05において端末装置Aからの要求が拒否または無視されて、時刻T2までにミキシング処理を行う端末装置が決まらなかった場合は、時刻T2以降も端末装置Aがさらに(T2−T1)の間、引き続きミキシング処理を行うことになる。
[ステップS07:ミキシングメディアデータの並べ替え(1)]
端末装置Aは、時刻T1から時刻T2までの間に他の端末装置B、Cから受信したメディアデータと自メディアデータとをミキシング処理するが、CPUの処理能力によっては必ずしもリアルタイムでミキシング処理が行えるとは限らない。例えば、ミキシング処理が時刻T2以降の時刻Taまでずれ込んだ場合には、各端末装置は、端末装置Aによって生成されたミキシングメディアデータMMD−A1と端末装置Cから配信されたミキシングメディアデータMMD−C1との双方を扱うことになる。このような場合には、各端末装置の並べ替え部によって、ミキシングメディアデータをシーケンスナンバーに基づいて並べ替えた上で保存する。
[ステップS08:ミキシング処理を行う端末装置の交替(2)]
時刻T3になると、上記ステップS06において予め行ったネゴシエーションの結果に従って、ミキシング処理を行う端末装置が端末装置Cから再び端末装置Aになり、端末装置Aは、時刻T3以降の自メディアデータと相手メディアデータとからミキシングメディアデータMMD−A2を生成し、他の端末装置B、Cに対して配信を開始する。
[ステップS09:ミキシングメディアデータの並べ替え(2)]
ステップS07と同様に、端末装置Cの処理能力によってはリアルタイムでミキシング処理が行えるとは限らない。その場合、端末装置Cは時刻T3以降もミキシング処理を続けることになる。そのような場合には、各端末装置は、受信または生成したミキシングメディアデータをシーケンスナンバーに基づいて並べ替えた上で記録する。
[2.第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態に係るテレビ会議システムの動作の一例を図4に示す。
上述した第1の実施の形態においては、3台の端末装置A、B、Cのうち、2台の端末装置の間で交互にミキシング処理を行う例について説明したが、本実施の形態においては、図4に示すように、3台の端末装置が持ち回りでミキシング処理を行うものである。すなわち、端末装置Aがミキシングと配信を行う「状態1」と、端末装置Bがミキシングと配信を行う「状態2」と、端末装置Cがミキシングと配信を行う「状態3」とを順次とるものとなる。
各端末装置の構成等は、上述した第1の実施の形態において説明したものとほぼ同一であることから、詳細な説明は省略する。
[3.テレビ会議システムの効果]
以上、第1および第2の実施の形態に係る端末装置を用いたテレビ会議システムによれば、ミキシング処理を端末装置Aと端末装置Cとの間で持ち回りで行って、それぞれ端末装置Bを含む他の端末装置にミキシングメディアデータを配信するので、CPUに過度の処理負担をかけずにミキシングを行い、ほぼ実時間でミキシングされた会議画像を得ることができる。したがって、保存されたテレビ会議の様子を専用のアプリケーションを用いなくても迅速に再生できるようになる。
また、ミキシングメディアデータを時間的に並べ替えることにより、受信したミキシングメディアデータの順番が入れ替わっていても、時間順にこれを修正して保存するので、必ずしも所定の時間内にミキシング処理を終わらせる必要がなくなり、CPUの空き時間を使用してミキシング処理を実行することができる。
本発明の実施の形態に係るテレビ会議用端末装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るテレビ会議システムの動作例を説明する概念図である。 本発明の実施の形態に係るテレビ会議システムの動作例を説明するシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係るテレビ会議システムの他の動作例を説明する概念図である。 従来のテレビ会議システムを説明する図である。 従来のテレビ会議システムを説明する図である。
符号の説明
11…カメラ/マイクロフォン、12…エンコーダ、13…自メディアデータ送信部、14…相手メディアデータ受信部、15…デコーダ、16…メディア再生部、17、19…バッファ、18…ミキシング部、20…エンコーダ、21…ミキシングメディアデータ送信部、22…ミキシングメディアデータ受信部、23…並べ替え部、24…ミキシングファイル記憶部、30…ミキシング担当ネゴシエーション部(制御部)。

Claims (4)

  1. 自装置に接続されたカメラおよびマイクによって取得された映像および音声を含む自メディアデータを送信する自メディアデータ送信部と、
    テレビ会議の相手となる他のテレビ会議用端末装置から送出された映像および音声を含む相手メディアデータを受信する相手メディアデータ受信部と、
    自装置に接続された前記カメラおよび前記マイクによって取得された映像および音声を含む前記自メディアデータと、前記相手メディアデータ受信部によって受信した前記相手メディアデータとをミキシングしてミキシングメディアデータを生成するミキシング部と、
    このミキシング部によって生成されたミキシングメディアデータを通信ネットワークに送出するミキシングメディアデータ送信部と、
    前記他のテレビ会議用端末装置から送出されたミキシングメディアデータを通信ネットワークを介して受信するミキシングメディアデータ受信部と、
    前記ミキシング部によって生成された前記ミキシングメディアデータおよび前記ミキシングメディアデータ受信部によって受信された前記ミキシングメディアデータを記録する記録部と、
    他装置とのネゴシエーションにより自装置の前記ミキシング部にミキシングメディアデータを生成させるか否かを決定し、前記ミキシング部にミキシングメディアデータを生成させるときは、前記ミキシングメディアデータ送信部に当該ミキシングメディアデータを送出させるとともに、当該ミキシングメディアデータを前記記録部に記録させる一方、前記ミキシング部にミキシングメディアデータを生成させないときは、前記ミキシングメディアデータ受信部により受信した前記ミキシングメディアデータを前記記録部に記録させる制御部と
    を備えたことを特徴とするテレビ会議用端末装置。
  2. 請求項1に記載されたテレビ会議用端末装置において、
    前記制御部は、
    前記ミキシング部に定期的に所定の期間ミキシングメディアデータを生成させることを特徴とするテレビ会議用端末装置。
  3. 請求項1または2に記載されたテレビ会議用端末装置において、
    前記ミキシング部によって生成されたミキシングメディアデータと前記ミキシングメディアデータ受信部において受信されたミキシングメディアデータとを時間的に並べ替える並び替え部をさらに備え、
    前記記録部は、前記ミキシングメディアデータを時間順にしたがって記録する
    ことを特徴とするテレビ会議用端末装置。
  4. 複数のテレビ会議用端末装置と、これらのテレビ会議用端末装置が接続される通信ネットワークとからなるテレビ会議システムにおいて、
    前記テレビ会議用端末装置の少なくとも2つは、請求項1乃至のいずれかに記載されたテレビ会議用端末装置であり、これらのテレビ会議用端末装置のうち1つのテレビ会議用端末装置がの間で持ち回りで前記ミキシング部にミキシングメディアデータを生成させることを特徴とするテレビ会議システム。
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