JP5224449B2 - 機器制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、機器制御方法に係る発明であり、特に、撮像部および制御部を有し遠隔操作可能な機器を、回転動作ジェスチャーにより制御する機器制御方法に関するものである。
家電機器を制御するリモコンとしては、赤外線リモコンが一般的である。近年、赤外線リモコンによる家電機器の制御でなく、撮像素子と画像認識機能とにより家電機器の制御を行う方法が研究されている(たとえば、非特許文献1)。当該非特許文献1では、人のジェスチャーを認識させることで、家電機器の制御を行う。
また、人のジェスチャーの認識率の問題、コスト面等の問題を考慮して、赤外線リモコンおよび人のジェスチャーの両方による制御が可能(便宜上、当該技術を両制御可能技術と称する)な、家電機器も開発されている。前記両制御可能技術の場合には、たとえば、最も操作の多い機能(テレビのチャンネル切り替えなど)のみをジェスチャー制御に対応させ、その他の制御は赤外線リモコンにより行う。
また、上記両制御可能技術においては、赤外線リモコンの赤外光信号を撮像素子で受光する技術を要する。当該技術としては、たとえば、特許文献1ないし特許文献6が存在する。
また、当該両制御可能技術の普及を促進させるためには、システムコストの削減が必須事項である。当該システムコストの削減を図るためには、ジェスチャー検出アルゴリズムをシンプルにすることが望ましい。周期性を有するジェスチャーのシンプルな検出方法に関する技術として、たとえば特許文献7が存在する。
特許文献7に係る技術では、低解像度画像の各画素の濃淡値を取得する。そして、各画素の濃淡値の時系列変化から特徴量を取得する。そして、取得した特徴量と検出対象の特徴量とを比較して検出対象の有無を判別する。特徴量の取得は、好ましくはフーリエ変換によって行う。判別手段としては、線形判別分析あるいはマハラノビス距離が用いられる。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071002/140058/ 特開平5−344401号公報 特開平6−22194号公報 特開2004−222242号公報 特開2006−238193号公報 特開2006−279823号公報 特開2006−303867号公報 特開2003−248829号公報
上記特許文献7に係る技術の場合には、検出される情報は2値(周期的な動きをする検出対象の有無)のみである。したがって、当該検出対象の有無のみに応じて機器を制御させる場合には、ジェスチャーによる機器の制御が極限られたものになる。
そこで、本発明は、ジェスチャーにより機器に対して多くの制御を行うことができる、機器制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の機器制御方法は、撮像部および制御部を有し遠隔操作可能な機器を、回転動作であるジェスチャーにより制御する機器制御方法であって、(A)前記制御部が、前記撮像部で撮像されるデジタル画像において、当該デジタル画像を構成する画素での輝度の変化を検出することにより、前記撮像部により撮像された前記ジェスチャーの周期的な動きの有無を検出するステップと、(B)前記周期的な動きの方向を、前記制御部が検出するステップと、(C)前記ステップ(A)の検出結果および前記ステップ(B)の検出結果により特定される所定の制御を、前記制御部が前記機器に対して実施するステップとを備え、前記ステップ(A)においては、所定の前記画素における前記輝度の変化が予め設定されている輝度変化閾値を超える画素輝度変化が4回以上あり、かつ前記画素輝度変化を検出するペースが略同じであるときに、前記制御部は、前記ジェスチャーの周期的な動きがあると判断する。
また、請求項に記載の機器制御方法は、請求項に記載の機器制御方法であって、(D)前記画素輝度変化を検出する時間間隔が所定の時間を越えたとき、前記制御部が、前記ステップ(A)における前記画素輝度変化の回数をリセットするステップを、さらに備えている。
また、請求項に記載の機器制御方法は、請求項に記載の機器制御方法であって、(E)前記画素輝度変化を検出するペースが略同じでないときに、前記制御部は、前記ステップ(A)における前記画素輝度変化の回数をリセットするステップを、さらに備えている。
また、請求項に記載の機器制御方法は、請求項に記載の機器制御方法であって、前記ステップ(B)は、(B−1)前記デジタル画像において前記画素輝度変化があると判断された前記画素が複数であるとき、前記制御部が、前記デジタル画像における当該複数の画素の内、一塊となっている画素によって構成される画素群を検出するステップを、備えている。
また、請求項に記載の機器制御方法は、請求項に記載の機器制御方法であって、前記ステップ(B)は、(B−2)前記制御部が、前記画素群を含む領域を規定するステップと、(B−3)前記制御部が、前記領域の重心を、前記画素群の代表点として規定するステップとを、さらに備えている。
また、請求項に記載の機器制御方法は、請求項に記載の機器制御方法であって、前記ステップ(B)においては、複数の前記デジタル画像に渡って、前記代表点が時系列的に回転変動しているときに、前記制御部は、前記回転変動の方向を検知することにより、前記ジェスチャーの前記周期的な動きの方向を検出する。
また、請求項に記載の機器制御方法は、請求項に記載の機器制御方法であって、前記ステップ(B)は、(B−4)前記代表点の前記回転変動が第一の方向成分を有するときの、前記デジタル画像における前記代表点の位置を第一の座標として、前記制御部が検出ステップと、(B−5)前記代表点の前記回転変動が前記第一の方向成分と反対である第二の方向成分を有するときの、前記デジタル画像における前記代表点の位置を第二の座標として、前記制御部が検出ステップと、(B−6)前記第一の座標と前記第二の座標とを用いた所定の比較処理することにより、前記制御部が、前記周期的な動きの方向を検出するステップとを、さらに備えている。
また、請求項に記載の機器制御方法は、請求項に記載の機器制御方法であって、前記第一の座標および前記第二の座標を、予め設定された閾値回数を求めたとき、前記ステップ(B−6)を実施する。
また、請求項に記載の機器制御方法は、請求項に記載の機器制御方法であって、前記ステップ(B−6)においては、前記閾値回数を超える数の前記第一の座標の第一の平均値と、前記閾値回数を超える数の前記第二の座標の第二の平均値との、大小関係を比較することにより、前記周期的な動きの方向を検出する。
また、請求項1に記載の機器制御方法は、請求項に記載の機器制御方法であって、(F)前記第一の平均値と前記第二の平均値とが等しいときには、前記制御部は、前記ステップ(C)を実施しないステップを、さらに備えている。
また、請求項1に記載の機器制御方法は、請求項に記載の機器制御方法であって、(B−7)前記代表点の前記回転変動の環状形状を、前記制御部が検出するステップを、さらに備えており、前記ステップ(C)においては、前記ステップ(A)の検出結果、前記ステップ(B)の検出結果、および前記ステップ(B−7)の検出結果により特定される所定の制御を、前記制御部が前記機器に対して実施する。
また、請求項1に記載の機器制御方法は、請求項1に記載の機器制御方法であって、前記ステップ(B−7)においては、所定数の前記代表点の座標を用いて、前記環状形状が楕円である場合の、長軸および短軸の方向を検出する。
請求項1に係る発明によれば、周期的ジェスチャーの有無だけでなく、当該周期的な動き方向にも基づいた制御が可能なる。これにより、回転動作ジェスチャーにより機器に対して、より多くの制御を実施できる。つまり、回転動作ジェスチャーによる制御のバリエーションを増加させることができる。
また、請求項2に係る発明よれば、画素輝度変化を検出する時間間隔があまりにも長いときに、当該画素輝度変化が回転動作ジェスチャーによるものでないと判断できる。
また、請求項3に係る発明よれば、画素輝度変化を検出するペースがあまりにも不規則なときに、当該画素輝度変化が回転動作ジェスチャーによるものでないと判断できる。
また、請求項4に係る発明よれば、デジタル画像における、一塊となっている画素によって構成される画素群の軌跡を追うことにより、簡単にジェスチャーの周期的な動きの方向が検出できる。
また、請求項5に係る発明によれば、デジタル画像における画素群の軌跡を追う場合と比較して、代表点の軌跡を追う場合の方が、より処理能力を低減できる。
また、請求項6に係る発明によれば、デジタル画像における当該代表点の軌跡を追うことにより、簡単にかつより軽い処理能力で、ジェスチャーの周期的な動きの方向が検出できる。
また、請求項7に係る発明によれば、必要最小限の代表点の座標情報だけで、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向を特定することができる。
また、請求項8に係る発明によれば、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向を、より確実に特定することができる。
また、請求項9に係る発明によれば、より精度良く、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向を特定することができる。
また、請求項10に係る発明によれば、たとえば、一直線上を往復するジェスチャーによる、機器の制御を防止できる。
また、請求項11に係る発明によれば、周期的動きの有無、周期的な動きの方向、および周期的な動きの形状に基づいた制御が可能となる。つまり、回転動作ジェスチャーによる機器制御のバリエーションを、さらに増加させることができる。
また、請求項12に係る発明によれば、代表点の座標情報のみで、簡単に、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの形状をも特定することができる。
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
<実施の形態>
図1に、本実施の形態に係る遠隔制御が可能な機器の一例である、表示装置100を示す。
表示装置100は、赤外線リモコン10の制御による遠隔制御、および人のジェスチャーによる遠隔制御が可能である。表示装置100は、外部信号入力モジュール20および表示部30を備えている。
赤外線リモコン10は、たとえば既存の赤外線リモコンと同様に、当該リモコン10からの制御信号を、40KHzのキャリア周波数に変調して送信する。外部信号入力モジュール20は、赤外線リモコン10からの信号を受信する部分であると共に、ジェスチャーを撮像する部分でもある。表示部30には、所定のチャンネルに応じた放送番組等の画像を表示することができる。
外部信号入力モジュール20は、図2に示すように、埋め込みフォトダイオード等の光電変換素子20aおよび、複数のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサー(撮像部と把握できる)20bを、少なくとも備えている。なお、図2は、表示装置100の要部構成(本発明に起因する最小限構成)を図示したブロック図である。
光電変換素子20aは、リモコン10からの赤外線信号を受信し、当該赤外線信号を電気信号に変換する。撮像部20bは、外部環境を撮像(より具体的に、人のジェスチャーを検出)することができる。撮像部20bは、マトリクス状に配列された複数の固体撮像セル(CMOS素子)により構成されている。
撮像部20bで撮像されたデジタル画像は、図2に示すように、表示装置100内に配設された制御部35へと送信される。制御部35は、デジタル画像から輝度情報を抽出する処理、回転動作ジェスチャーを検出する処理、前記検出結果により特定される所定の制御を表示装置100に対して実施する処理等を行う。以下、当該制御部35で実施される動作(つまり、本実施の形態に係る機器制御方法)について、具体的に説明する。
制御部35は、まず、撮像部20bにより撮像された回転動作ジェスチャーの周期的な動きを検出する。図3には、撮像部20bで撮像されたデジタル画像Dにおいて、被写体(ユーザの手)T1が回転動作ジェスチャーしている様子を示す。
<回転動作ジェスチャーの周期的な動きの検出動作>
図4のフローチャートを用いて、制御部35における回転動作ジェスチャーの周期的な動きを検出する動作について説明する。
制御部35は、後述する、画素輝度変化の回数、画素輝度変化発生時刻情報およびペースタイム等を初期化する(ゼロにする)処理を行う(ステップS1)。撮像部20bで撮像されたデジタル画像が制御部35に入力される。すると、制御部35は、当該デジタル画像から輝度情報を取得する。なお、表示装置100は、記録部(図示せず)を有しており、当該記録部では時系列的に撮像された複数のデジタル画像の輝度情報を、一時的に格納できる。
制御部35は、受信した一のデジタル画像から評価対象の画素(評価対象画素と称する)を一つ選択する(ステップS2)。そして、制御部35は、当該評価対象画素に対して下記に示す一連の評価を開始する。一連の処理とは、下記より明らかになるが、評価対象画素での輝度の変化を検出することにより、当該評価対象画素での回転動作ジェスチャーの周期的な動きの有無を検出する処理である。
制御部35は、当該評価対象画素の輝度値と、のデジタル画像の評価対象画素と同じ位置に存する画素の輝度値とを、比較する(ステップS3)。つまり、制御部35は、評価対象画素において、前回撮像されたデジタル画像と今回撮像されたデジタル画像との間における輝度の変化量を測定する(ステップS3)。ここで、今回撮像されたデジタル画像とは、前回撮像されたデジタル画像が撮像された後(たとえば、数ms)に、撮像されたデジタル画像である。
次に、制御部35は、評価対象画素における輝度の変化量が、輝度変化閾値を超えるか否かを判断する(ステップS4)。ここで、当該輝度の変化量は、ステップS3の測定結果である。また、輝度変化閾値は、予め制御部35等に設定されており、ユーザはその値を任意に変更できる。
評価対象画素における輝度の変化量が、輝度変化閾値を超えたとする(画素輝度変化があるとする)。この場合(ステップS4で「YES」)、ステップS5へと移行し、以後のステップS5、S11〜S16次第では、制御部35は、当該評価対象画素においてジェスチャーの周期的な動きを検出したと判断する。
これに対して、評価対象画素における輝度の変化量が、輝度変化閾値以下であるとする(つまり、上記画素輝度変化がないとする)。この場合(ステップS4で「NO」)、制御部35は、前回の画素輝度変化から現段階までの期間が、予め設定されている制限時間を経過したか否かを判断する(ステップS6)。
前回の画素輝度変化から現段階までの期間が、制限時間以内であるとする(ステップS6で「NO」)。この場合には、ステップS10へと移行する。
これに対して、前回の画素輝度変化から現段階までの期間が、制限時間を超えているとする(ステップS6で「YES」)。この場合には、制御部35は、後述するカウントしていた画素輝度変化の回数をリセットする(ステップS7)。そして、ステップS10へと移行する。
話をステップS5に戻す。ステップS5において、制御部35は、ステップS4で検出した評価対象画素における画素輝度変化が、2回目以下か否かを判断する。通常、デジタル画像において面積を有する被写体の移動により、ジェスチャーは検出される。したがって、1回目の画素輝度変化があるときとは、当該被写体が評価対象画素を横切り始めるときであり、2回目の画素輝度変化があるときとは、当該被写体が評価対象画素を横切り終わるときである。したがって、当該面積を有する被写体の回転動作ジェスチャーを検出するために、少なくとも3回以上の画素輝度変化が必要である。これを担保するために、ステップS5の処理を制御部35は実施している。
画素輝度変化が2回以下(画素輝度変化=1回目or2回目)であったとする(ステップS5で「YES」)。この場合には、制御部35は、画素輝度変化の回数を「1」増加させる(ステップS8)。そして、制御部35は、当該画素輝度変化があった時刻を、画素輝度変化発生時刻情報として記録部に記録する(ステップS9)。その後、ステップS10へと移行する。
これに対して、画素輝度変化が3回以上(画素輝度変化≧3回目)であったとする(ステップS5で「NO」)。この場合には、ステップS11へと移行し、以後のステップS11〜S16次第では、制御部35は、当該評価対象画素においてジェスチャーの周期的な動きを検出したと判断する。まず、制御部35は、画素輝度変化の回数が3回目か否かを判断する(ステップS11)。
画素輝度変化の回数が3回目であったとする(ステップS11で「YES」)。この場合には、たとえば、1回目の画素輝度変化発生と3回目の画素輝度変化発生との間における時間間隔が、所定の時間以内であるか否かを制御部35は判断する(ステップS12)。ここで、当該判断は、記録部に格納されている画素輝度変化発生時刻情報を用いて実施される。また、当該所定の時間は、制御部35等に予め設定されており、ユーザはその値を任意に変更できる。
上記画素輝度変化を検出する時間間隔が、所定の時間以内であったとする(ステップS12で「YES」)。この場合には、制御部35は、上記時間間隔を、ペースタイムとして設定する(ステップS13)。その後、ステップS8、S9、S10へと当該順に移行する。
上記画素輝度変化を検出する時間間隔が、所定の時間を超えたとする(ステップS12で「NO」)。この場合には、制御部35は、カウントしていた画素輝度変化の回数をリセットする(ステップS14)。当該場合には、画素輝度変化を検出する時間間隔があまりにも長いので、当該画素輝度変化が回転動作ジェスチャーによるものでないと判断したのである。その後、ステップS9、S10へと当該順に移行する。
さて、ステップS11に話を戻す。画素輝度変化の回数が4回目以上であったとする(ステップS11で「NO」)。この場合には、制御部35は、画素輝度変化を検出するペースが略同じであるか否かを判断する(ステップS15)。
たとえば、2回目の画素輝度変化発生と4回目の画素輝度変化発生との間における時間間隔が、ステップS13で設定したペースタイムと略同一か否か判断する。また、たとえば、3回目の画素輝度変化発生と5回目の画素輝度変化発生との間における時間間隔が、ステップS13で設定したペースタイムと略同一か否か判断する。つまり、N+2回目の画素輝度変化発生とN+4回目の画素輝度変化発生との間における時間間隔が、ステップS13で設定したペースタイムと略同一か否か判断する。ここで、Nはゼロを含む正数である。
なお、ジェスチャーは主に人の手によるものを想定している。したがって、人為的な動作により、画素輝度変化を検出するペースが正確に同一なることは想定し難い。そこで、画素輝度変化を検出するペースが「略同じ」としている。当該ペース略同じの範囲は、実験等により設定される。
画素輝度変化を検出するペースが略同じでないとする(ステップS15で「NO」)。この場合には、制御部35は、カウントしていた画素輝度変化の回数をリセットする(ステップS14)。当該場合には、画素輝度変化を検出するペースがあまりにも不規則なので、当該画素輝度変化が回転動作ジェスチャーによるものでないと判断したのである。その後、ステップS9、S10へと当該順に移行する。
画素輝度変化を検出するペースが略同じであるとする(ステップS15で「YES」)。この場合には、ステップS16へと移行し、以後のステップS16次第では、制御部35は、当該評価対象画素においてジェスチャーの周期的な動きを検出したと判断する。制御部35は、画素輝度変化の回数が所定回数を超えたか否かを判断する(ステップS16)。
画素輝度変化の回数が所定回数以下であるとする(ステップS16で「NO」)。この場合には、ステップS8,S9,S10へと当該順に移行する。
これに対して、画素輝度変化の回数が所定回数を超えたとする(ステップS16で「YES」)。この場合には、制御部35は、当該評価対象画素に対して検出フラグを立てる(ステップS17)。ここで、当該検出フラグ、当該評価対象画素において、回転動作ジェスチャーの周期的な動きがあると判断したことを意味する。そして、制御部35は、当該検出フラグが立てられた評価対象画素のデジタル画像における座標情報を、記録部等に格納する(ステップS18)。その後、ステップS9,S10へと当該順に移行する。
さて、ステップS10では、制御部35は、デジタル画像を構成する全ての画素を評価対象画素として選択したか否かを判断する。
デジタル画像において評価対象画素として選択されていない画素があるとする(ステップS10で「NO」)。つまり、未だ、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの有無を評価・判断していない画素があるとする。この場合には、ステップS2において、制御部35は、未選択の画素を評価対象画素として新たに設定(選択)する。
これに対して、デジタル画像において全ての画素が評価対象画素として選択されたとする(ステップS10で「YES」)。つまり、デジタル画像を構成する全ての画素において、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの有無を評価・判断したとする。この場合には、図5のフロー(具体的に、図5のステップS51)へと移行する。つまり、制御部35は、次に、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向を検出する。
デジタル画像を構成する全ての画素において、ステップS2〜S18の処理を実施することにより、当該デジタル画像において、回転動作ジェスチャーの周期的な動きを検出した画素を検出できる。複数のデジタル画像において、回転動作ジェスチャーの周期的な動きを検出した画素の軌跡を追うことにより、当該周期的な運動の方向を検出できる。
<回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向検出動作>
図5のフローチャートを用いて、制御部35における回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向を検出する動作について説明する。
制御部35は、デジタル画像においてステップS17で立てられた検出フラグがあるか否かを判断する(ステップS51)。
デジタル画像において検出フラグが立っていないとする(ステップS51で「NO」)。この場合には、以前に検出フラグが立ってから、予め設定された制限時間を越えたか否を判断する(ステップS52)。
以前に検出フラグが立ってから制限時間を超えていないとする(ステップS52で「NO」)。この場合には、図4のステップS2へと移行し、次のデジタル画像において図4のフローを実施する。
これに対して、以前に検出フラグが立ってから制限時間を超えたとする(ステップS52で「YES」)。この場合には、制御部35は、後述するACTフラグを解除(「0」)する(ステップS53)。
ここで、ACTフラグとは、図4のフローで最初に検出フラグが立ったときに、図5のフローで立てられるフラグのことである。当該ACTフラグが立っている(ACT=1)ということは、図5のフローが活性化されていることを意味する。また、当該ACTフラグが立っている間は、制御部35は、ステップS59,S64でカウントした回数およびステップS59,S64で計算した平均値UGXzve,DGXaveを保持する。換言すれば、当該ACTフラグが解除される(ACT=0)と、制御部35は、上記回数および平均値UGXzve,DGXaveをクリアーする。したがって、ステップS53では、制御部35は、上記回数および平均値UGXzve,DGXaveをクリアーする処理も行う。
ステップS53の処理後、図4のステップS2へと移行し、次のデジタル画像において図4のフローを実施する。
話をステップS51に戻す。デジタル画像において検出フラグが立っているとする(ステップS51で「YES」)。この場合には、制御部35は、後述する代表点を規定する(ステップS54)。当該代表点の規定の具体的な方法は、次の通りである。
一のデジタル画像において図4のフローを実施した結果、当該一のデジタル画像を構成する複数の画素において、検出フラグが立った(画素輝度変化があると判断された)と仮定する(ステップS17)。なお、ジェスチャーを行う被写体は、ユーザの手などであり、平面視において面積を有する。したがって、上記仮定は当然の事項である。
図6は、当該一のデジタル画像Dにおいて、複数の画素で検出フラグが立っている様子の一例を示す図である。図6において、白抜きの丸印(以下、単に白丸と称する)が、検出フラグが立っている画素である。制御部35では、検出フラグが立てられた画素のデジタル画像Dにおける位置は、ステップS18で取得・格納された座標情報から把握できる。
次に、制御部35では、図6に示すデジタル画像Dにおける当該複数の画素(検出フラグが立っている画素、つまり画素輝度変化ありと判断された白丸の画素)の内、一塊となっている画素によって構成される画素群を検出する。図6に示した例の場合では、制御部35は、たとえば図7に示す画素群検出する。図7において、矩形領域Gaが当該検出された画素群である。当該画素群には、上記白丸の画素が複数存する。
制御部35は、まず白丸の画素同士の間隔が所定の距離以内の白丸の画素を、当該画素群に属する画素として検出する。したがって、図7に示す、白丸の画素g1は、白丸の画素同士の間隔が所定の距離以内にないので、画素群の構成要素とはならない。
次に、当該画素群に属すると判断された画素が全て含まれる領域の内、最小の矩形領域Gaを制御部35は、規定する。たとえば、制御部35は、当該画素群に属すると判断された画素の座標において、最小座標と最大座標とを検知する。そして、当該最小・最大座標を用いて、前記最小の矩形領域Gaを規定する。
次に、制御部35は、上記で規定された矩形領域Gaの重心を、上記画素群の代表点として規定する。図6,7に示す例の場合には、図7に示す黒丸印c1が代表点として規定される。以上が、ステップS54の詳細な動作説明である。
ステップS54の後、制御部35は、ACTフラグが立っているか否かを判断する(ステップS55)。
ACTフラグが立っていないとする(ステップS55で「YES」)。つまり、ACTフラグ解除後、図4のフローで初めて検出フラグが立てられたとする。この場合には、制御部35は、ACTフラグを立てる(ステップS56)。そして、制御部35は、検出フラグを立った時間を記録し、上記代表点の座標情報を記憶し、検出フラグを解除する(ステップS57)。ステップS57の後は、図4のステップS2へと戻る。
これに対して、ACTフラグが既に立っているとする(ステップS55で「NO」)。この場合には、制御部35は、ステップS58以降のフローにより、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向を検出する。複数のデジタル画像に渡って、上記代表点が時系列的に回転変動しているときに、制御部35は、当該回転変動の方向を検知する(ステップS57〜S68)。これにより、制御部35は、前記ジェスチャーの周期的な動きの方向を検出する。
ステップS58において、制御部35は、ステップS54で規定した代表点(現在の代表点と称する)の座標(現在座標と称する)が、当該代表点以前に規定され記録されている代表点(前回の代表点)の座標(前回座標と称する)より、上に存するか否かを判断する。図7に示すように、図面横方向をx方向とし、図面縦方向をy方向とする。したがって、ステップS58では、現在の座標のy座標が、前回の座標のy座標より大きいか否かを判断する。なお、本願明細書では、デジタル画像Dの左下隅が0座標であるとしている。
現在座標が前回座標より上に存するとする(ステップS58で「YES」)。この場合には、連続するデジタル画像Dにおいて代表点が上方向成分を有するので、制御部35は、上昇検出回数を「1」増加させる(ステップS59)。そして、制御部35は、上方向成分を有する(代表点の上記回転変動が第一の方向成分を有する場合と把握できる)ときの、当該現在の座標(第一の座標と把握できる)のx成分を検出する。
さらに、制御部35は、上方向成分を有する現在の座標のx成分と上方向成分を有する過去の座標との、平均値(第一の平均値UGXaveと把握できる)を求める(ステップS59)。ここで、上方向成分を有する過去の座標とは、ACT=1となってから現在までの間において、既に上方向成分を有すると判断された過去の代表点の座標である。当該過去の代表点は複数存することも想定される。
現在座標が前回座標より下に存するとする(ステップS58で「NO」)。この場合には、連続するデジタル画像Dにおいて代表点が下方向成分を有するので、制御部35は、下昇検出回数を「1」増加させる(ステップS64)。そして、制御部35は、下方向成分を有する(代表点の上記回転変動が第二の方向(第一の方向と反対方向)成分を有する場合と把握できる)ときの、当該現在の座標(第二の座標と把握できる)のx成分を検出する。
さらに、制御部35は、下方向成分を有する現在の座標のx成分と下方向成分を有する過去の座標との、平均値(第二の平均値DGXaveと把握できる)を求める(ステップS65)。ここで、下方向成分を有する過去の座標とは、ACT=1となってから現在までの間において、既に下方向成分を有すると判断された過去の代表点の座標である。当該過去の代表点は複数存することも想定される。
ここで、上記第一の座標と上記第二の座標とを用いた所定の比較処理する(具体的に、両座標のx成分の大小関係を行う)ことにより、制御部35が、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向を検出できる。
たとえば、上方向成分ありと判断された第一の座標のx座標が、下方向成分ありと判断された第二の座標のx成分より小さいとする。この場合、図8の様子が特定される。したがって、当該場合の回転動作ジェスチャーは、時計回り方向に回転していると判断できる。
これに対して、上方向成分ありと判断された第一の座標のx座標が、下方向成分ありと判断された第二の座標のx成分より大きいとする。この場合、図9の様子が特定される。したがって、当該場合の回転動作ジェスチャーは、反時計回り方向に回転していると判断できる。
しかしながら、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向をより精度良く検出するために、図5のフローでは、ステップS60〜S63、S65〜S68の処理を実施している。
ステップS60では、制御部35は、ステップS59のインクリメント処理によりカウントされた回数が、閾値回数を越えた否かを判断している。他方、ステップS65では、制御部35は、ステップS64のインクリメント処理によりカウントされた回数が、閾値回数を越えた否かを判断している。換言すれば、ステップS60およびステップS65では、ACT=1となってから現在までの間において、上記第一の座標および上記第二の座標を閾値回数求めたか否かを判断している。ここで、当該閾値回数は、制御部35に予め設定されており、任意にその値を変更できる。
インクリメント処理によりカウントされた回数が、閾値回数以下であるとする(ステップS60で「NO」またはステップS65で「NO」)。この場合には、ステップS57へ移行し、図4,5のフローを繰り返すことにより、制御部35は代表点軌跡を追尾する。
これに対して、インクリメント処理によりカウントされた回数が、閾値回数を超えているとする(ステップS60で「YES」またはステップS65で「YES」)。この場合には、制御部35は、ステップS61〜S63,S66〜S68の処理により、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向を検出する。
ステップS61では、ステップS59で求めた第一の平均値UGXaveと第二の平均値DGXaveとの大小関係を比較する。上記から分かるように、第一の平均値UGXaveは、上方向に代表点が移動しているときの当該代表点のx座標の平均値である。また、第二の平均値DGXaveは、下方向に代表点が移動しているときの当該代表点のx座標の平均値である。ここで、当該各平均値UGXave,DGXaveは、上記閾値回数を超える数の第一の座標のx成分の平均値または上記閾値回数を超える数の第二の座標のx成分の平均値である。
当該大小関係の結果、第一の平均値UGXaveが第二の平均値DGXaveより小さいとする(ステップS61で「NO」で、ステップS62で「YES」。またはステップS66で「NO」で、ステップS67で「NO」)。この場合には、制御部35は、回転動作ジェスチャーの周期的な動きが右回転(図8参照)であると判断する(ステップS63)。そして、制御部35は、周期的なジェスチャー有りと右回転の動きの方向とにより特定される制御を、表示装置100に対して実施する(ステップS63)。その後、ステップS57へと移行する。
これに対して、上記大小関係の結果、第一の平均値UGXaveが第二の平均値DGXaveより大きいとする(ステップS61で「NO」で、ステップS62で「NO」。またはステップS66で「NO」で、ステップS67で「YES」)。この場合には、制御部35は、回転動作ジェスチャーの周期的な動きが左回転(図9参照)であると判断する(ステップS68)。そして、制御部35は、周期的なジェスチャー有りと左回転の動きの方向とにより特定される制御を、表示装置100に対して実施する(ステップS68)。その後、ステップS57へと移行する。
ここで、ステップS63,S68で実施される表示装置100に対する制御とは、チャンネルのアップ・ダウンやボリュームのアップ・ダウン等である。
なお、上記大小関係の結果、第一の平均値UGXaveが第二の平均値DGXaveと等しかったとする(ステップS61で「YES」またはステップS66で「YES」)。この場合とは、デジタル画像Dにおいて代表点が上下方向に一直線上に往復している場合である。この場合には、制御部35は、表示装置100に対して制御を行わず、ステップS57へと移行する。
なお、上記では、上記第一,二の方向を±y方向として、第一,二の座標のx成分を求め、第一,二の平均値のx成分を求めた。しかし、これに限る必要はない。たとえば、上記第一,二の方向を±x方向として、第一,二の座標のy成分を求め、第一,二の平均値のy成分を求めるようにしても良い。この場合においても、制御部35は、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向を特定することができる。
以上のように、本実施の形態に係る機器制御方法は、回転動作ジェスチャーの周期的な動き、および当該周期的な動きの方向を検出している(図4,5)。そして、当該各検出結果により特定される所定の制御を、制御部が表示装置100に対して実施している。
したがって、回転動作ジェスチャーにより表示装置100に対して、より多くの制御を実施できる。つまり、回転動作ジェスチャーによる制御のバリエーションを増加させることができる。
また、本実施の形態に係る機器制御方法は、デジタル画像を構成する画素での輝度の変化を検出することにより、ジェスチャーの周期的な動きの有無を検出している(ステップS4)。
したがって、簡単な輝度情報抽出処理により、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの有無を検出できる。
また、本実施の形態に係る機器制御方法は、所定の画素において上記画素輝度変化があるとき、所定の画素においてジェスチャーの周期的な動きを検出したと判断している(ステップS4)。
したがって、簡単な輝度情報抽出処理およびデジタル処理により、回転動作ジェスチャーの周期的な動きを検出できる。
また、本実施の形態に係る機器制御方法は、所定の画素における画素輝度変化が少なくとも3回以上あったときに、ジェスチャーの周期的な動きがあると判断している(ステップS5で「NO」以降)。
したがって、たとえばユーザの手など、平面視における面積を有する被写体のジェスチャーにおいて、当該ジェスチャーの周期的な動きを正確に検知できる。
また、本実施の形態に係る機器制御方法は、画素輝度変化を検出する時間間隔が所定の時間を越えたとき、画素輝度変化の回数をリセットしている(たとえばステップS12で「NO」、ステップS14)。
したがって、画素輝度変化を検出する時間間隔があまりにも長いときに、当該画素輝度変化が回転動作ジェスチャーによるものでないと判断できる。
また、本実施の形態に係る機器制御方法は、画素輝度変化を検出するペースが略同じであるときに、ジェスチャーの周期的な動きがあると判断している(ステップS15で「YES」以降)。
したがって、表示装置100制御のために実施される回転動作ジェスチャー以外である、撮像物の動きにより、表示装置100が制御されることを防止できる。つまり、意図的な回転動作ジェスチャーのみに対して、表示装置100は制御される。
また、本実施の形態に係る機器制御方法は、所定の画素における画素輝度変化の回数が所定回数を超えたときに、ジェスチャーの周期的な動きがあると判断している(ステップS16で「YES」、ステップS17)。
したがって、表示装置100制御のために意図的に実施される回転動作ジェスチャーのみの場合に対して、当該表示装置100が制御される。つまり、他の撮像物による偶発的な動き等により、表示装置100が制御されることを防止できる。
また、本実施の形態に係る機器制御方法は、画素輝度変化を検出するペースが略同じでないときに、画素輝度変化の回数をリセットしている(ステップS15で「NO」、ステップS14)。
したがって、画素輝度変化を検出するペースがあまりにも不規則なときに、当該画素輝度変化が回転動作ジェスチャーによるものでないと判断できる。
また、本実施の形態に係る機器制御方法は、デジタル画像において画素輝度変化があると判断された画素が複数であるとき、上記画素群を検出している(ステップS54)。
したがって、デジタル画像における当該画素群の軌跡を追うことにより、簡単にジェスチャーの周期的な動きの方向が検出できる。
また、本実施の形態に係る機器制御方法は、画素群を含む領域Gaを規定し、領域Gaの重心を画素群の代表点として規定している(ステップS54)。
したがって、デジタル画像における画素群の軌跡を追う場合と比較して、代表点の軌跡を追う場合の方が、より処理能力を低減できる。
また、本実施の形態に係る機器制御方法は、複数のデジタル画像に渡って、代表点が時系列的に回転変動しているときに、回転変動の方向を検知することにより、ジェスチャーの周期的な動きの方向を検出している(ステップS59〜S68)。
したがって、デジタル画像における当該代表点の軌跡を追うことにより、簡単にかつより軽い処理能力で、ジェスチャーの周期的な動きの方向が検出できる。
また、本実施の形態に係る機器制御方法、上記第一の座標および上記第二の座標を検出し(ステップS58,S59,S64)、当該第一,二の座標を用いた所定の比較処理することにより、上記周期的な動きの方向を検出している(ステップS61,S62,S66,S67)。
したがって、必要最小限の代表点の座標情報だけで、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向を特定することができる。
また、本実施の形態に係る機器制御方法は、第一の座標および第二の座標を、予め設定された閾値回数を求めたとき、上記周期的な動きの方向を検出している(ステップS60で「YES」以降およびステップS65で「YES」以降)。
したがって、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向を、より確実に特定することができる。
また、本実施の形態に係る機器制御方法は、第一の平均値と第二の平均値との大小関係を比較することにより、周期的な動きの方向を検出している(ステップS62,S67)。
したがって、より精度良く、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向を特定することができる。
また、本実施の形態に係る機器制御方法は、第一の平均値と第二の平均値とが等しいときには、制御部は表示装置100に対して制御をしない。
したがって、たとえば、一直線上を往復するジェスチャーによる、表示装置100の制御を防止できる。
なお、上記代表点の回転変動の環状形状を、制御部35が検出するステップをさらに備えていても良い。たとえば、図10に示す回転動作ジェスチャーが撮像された場合、代表点ca,cb,cd,ceの座標を検出する。そして。これらの座標のx、y成分比較を行うことにより、制御部35は、環状形状が楕円であること、および当該楕円の長軸がx方向であること、および短軸がy方向であることを検出できる。また、たとえば、図11に示す回転動作ジェスチャーが撮像された場合、代表点cf,cg,ch,ciの座標を検出する。そして。これらの座標のx、y成分比較を行うことにより、制御部35は、環状形状が楕円であること、および当該楕円の長軸がy方向であること、および短軸がx方向であることを検出できる。
上記代表点の回転変動の環状形状を検出するステップをさらに備える場合、制御部35は、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの検出結果、当該周期的な動きの方向の検出結果、および当該ジェスチャーの軌跡の環状形状の検出結果により特定される所定の制御を、表示装置100に対して実施する。
たとえば、回転動作ジェスチャーの周期的な動きを検出し、当該周期的な動きが右回転であり、当該ジェスチャーの軌跡の環状形状が水平方向に長い楕円であるとき、制御部35は、チャンネルをアップする制御を実施する。また、たとえば、回転動作ジェスチャーの周期的な動きを検出し、当該周期的な動きが左回転であり、当該ジェスチャーの軌跡の環状形状が水平方向に長い楕円であるとき、制御部35は、チャンネルをダウンする制御を実施する。
また、たとえば、回転動作ジェスチャーの周期的な動きを検出し、当該周期的な動きが右回転であり、当該ジェスチャーの軌跡の環状形状が垂直方向に長い楕円であるとき、制御部35は、音量をアップする制御を実施する。また、たとえば、回転動作ジェスチャーの周期的な動きを検出し、当該周期的な動きが左回転であり、当該ジェスチャーの軌跡の環状形状が垂直方向に長い楕円であるとき、制御部35は、音量をダウンする制御を実施する。
以上のように、代表点の回転変動の環状形状を検出し、当該検出結果にも基づいて特定される制御を、制御部35が表示装置100に対して実施することにより、回転動作ジェスチャーによる機器制御のバリエーションを、さらに増加させることができる。
また、所定数(たとえば4つ)の代表点の座標を用いて、上記環状形状が楕円である場合の、長軸および短軸の方向を検出している。
したがって、代表点の座標情報のみで、簡単に、回転動作ジェスチャーの周期的な動きの形状をも特定することができる。
本発明に係る機器制御方法が実施されるシステム構成の概略を示す図である。 表示装置の主要な内部構成を示すブロック図である。 撮像された回転動作ジェスチャーの様子を示す図である。 回転動作ジェスチャーの周期的な動きの検出動作を説明するフロー図である。 回転動作ジェスチャーの周期的な動きの方向検出動作を説明するフロー図である。 デジタル画像において、複数の画素で画素輝度変化があると判断された場合を示す図である。 代表点の規定方法を説明するための図である。 回転動作ジェスチャーが右回転である場合を示す図である。 回転動作ジェスチャーが左回転である場合を示す図である。 回転動作ジェスチャーの軌跡が水平方向に長い楕円である場合を示す図である。 回転動作ジェスチャーの軌跡が垂直方向に長い楕円である場合を示す図である。
符号の説明
10 リモコン
20 外部信号入力モジュール
20a 光電変換素子
20b 撮像部
30 表示装置
100 表示装置
T1 被写体(ユーザの手)
UGXzve 第一の平均値
DGXave 第二の平均値
Ga 矩形領域
c1,ca,cb,cd,ce,cf,cg,ch,ci 代表点

Claims (12)

  1. 撮像部および制御部を有し遠隔操作可能な機器を、回転動作であるジェスチャーにより制御する機器制御方法であって、
    (A)前記制御部が、前記撮像部で撮像されるデジタル画像において、当該デジタル画像を構成する画素での輝度の変化を検出することにより、前記撮像部により撮像された前記ジェスチャーの周期的な動きの有無を検出するステップと、
    (B)前記周期的な動きの方向を、前記制御部が検出するステップと、
    (C)前記ステップ(A)の検出結果および前記ステップ(B)の検出結果により特定される所定の制御を、前記制御部が前記機器に対して実施するステップと
    備え、
    前記ステップ(A)においては、
    所定の前記画素における前記輝度の変化が予め設定されている輝度変化閾値を超える画素輝度変化が4回以上あり、かつ前記画素輝度変化を検出するペースが略同じであるときに、前記制御部は、前記ジェスチャーの周期的な動きがあると判断することを特徴とする機器制御方法。
  2. (D)前記画素輝度変化を検出する時間間隔が所定の時間を越えたとき、前記制御部が、前記ステップ(A)における前記画素輝度変化の回数をリセットするステップを、さらに備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の機器制御方法。
  3. (E)前記画素輝度変化を検出するペースが略同じでないときに、前記制御部は、前記ステップ(A)における前記画素輝度変化の回数をリセットするステップを、さらに備えている、
    ことを特徴とする請求項に記載の機器制御方法。
  4. 前記ステップ()は、
    (B−1)前記デジタル画像において前記画素輝度変化があると判断された前記画素が複数であるとき、前記制御部が、前記デジタル画像における当該複数の画素の内、一塊となっている画素によって構成される画素群を検出するステップを、備えている、
    ことを特徴とする請求項に記載の機器制御方法。
  5. 前記ステップ(B)は、
    (B−2)前記制御部が、前記画素群を含む領域を規定するステップと、
    (B−3)前記制御部が、前記領域の重心を、前記画素群の代表点として規定するステップを、さらに備えている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の機器制御方法。
  6. 前記ステップ(においては、
    複数の前記デジタル画像に渡って、前記代表点が時系列的に回転変動しているときに、前記制御部は、前記回転変動の方向を検知することにより、前記ジェスチャーの前記周期的な動きの方向を検出することを特徴とする請求項に記載の機器制御方法。
  7. 前記ステップ()は、
    (B−4)前記代表点の前記回転変動が第一の方向成分を有するときの、前記デジタル画像における前記代表点の位置を第一の座標として、前記制御部が検出ステップと、
    (B−5)前記代表点の前記回転変動が前記第一の方向成分と反対である第二の方向成分を有するときの、前記デジタル画像における前記代表点の位置を第二の座標として、前記制御部が検出ステップと、
    (B−6)前記第一の座標と前記第二の座標とを用いた所定の比較処理することにより、前記制御部が、前記周期的な動きの方向を検出するステップとを、さらに備えている、
    ことを特徴とする請求項6に記載の機器制御方法。
  8. 前記第一の座標および前記第二の座標を、予め設定された閾値回数を求めたとき、前記ステップ(B−6)を実施する、
    ことを特徴とする請求項に記載の機器制御方法。
  9. 前記ステップ(B−6においては、
    前記閾値回数を超える数の前記第一の座標の第一の平均値と、前記閾値回数を超える数の前記第二の座標の第二の平均値との、大小関係を比較することにより、前記周期的な動きの方向を検出することを特徴とする請求項に記載の機器制御方法。
  10. (F)前記第一の平均値と前記第二の平均値とが等しいときには、前記制御部は、前記ステップ(C)を実施しないステップを、さらに備えている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の機器制御方法。
  11. (B−7)前記代表点の前記回転変動の環状形状を、前記制御部が検出するステップを、さらに備えており、
    前記ステップ(C)においては、
    前記ステップ(A)の検出結果、前記ステップ(B)の検出結果、および前記ステップ(B−7)の検出結果により特定される所定の制御を、前記制御部が前記機器に対して実施することを特徴とする請求項に記載の機器制御方法。
  12. 前記ステップ(B−7においては、
    所定数の前記代表点の座標を用いて、前記環状形状が楕円である場合の、長軸および短軸の方向を検出することを特徴とする請求項11に記載の機器制御方法。
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