JP5217689B2 - 通信システム、その発信側ノード、受信側ノード - Google Patents
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Description
ここで、図18に、上記従来技術(特許文献2)による複数の受信側ノードに対する相互認証通信シーケンスの例を示す。
図19において、CPUと通信装置が上記相互認証発信側ノードに相当し、第1のカードC1が上記相互認証受信側ノードに相当する。
証鍵Kbで復号化して得たRbを、第1のカードC1が生成した乱数Rbと比較して一致するかを確認する。Rbの比較結果がNG(不一致)の場合は、相互認証待機モードのまま、処理を終了する。あるいは、認証結果NGを第2相互認証応答に乗せて送信する。Rbの比較結果がOK(一致)の場合は、自らのモードを相互認証モードに遷移させ、認証結果OKを第2相互認証応答に乗せて送信する。
能ノード検索処理時と同様に複数のタイムスロットを用いた通信処理を行うので、発信側ノードは、第1の相互認証コマンド、第2の相互認証コマンドについても、検索コマンドと同様、1回だけ送信すればよくなる。従来では、第1の相互認証コマンド、第2の相互認証コマンドは両方とも、通信可能な受信側ノードの数と同じ回数、送信する必要があったので、従来に比べて回数が少なくなるので、その分、相互認証に掛かる時間を減少させることができる。
あるタイムスロットについて検索コマンドに対する応答がない理由として、例えば複数の受信側ノードが同じタイムスロットで応答した為に、これら応答が衝突することで発信側ノードがこれら応答を受信できないケースが考えられる。このケースでは、第1、第2の相互認証コマンドに対する応答も、同様にして衝突により受信できなくなる。上記指定スロットを用いることで、この様な無駄な応答が行われることがなくなる。
して、相互認証結果を判定し、その後にデータ・リードまたはデータ・ライトを実行する際に、リードコマンドまたはライトコマンドを送信後、前記指定タイムスロット数分または前記指定スロット数分あるいは前記新たな指定スロット数分のタイムスロットにより、前記応答の受信待ちを行い、前記相互認証が成功した受信側ノードは、前記リードコマンドまたはライトコマンドを受信すると、前記第2の相互認証コマンドに対する応答に用いたタイムスロットのタイミングで該コマンドに対する応答を送信する。
尚、以下の説明においては、相互認証発信側ノードとしてカード決済端末(非接触ICカード・リーダ/ライタを備える端末)、複数の相互認証受信側ノードとして非接触ICカードを具体例として挙げる場合があるが、両ノードの具体例はこれに限定するものではない。また、ノード間の通信は、非接触型の通信に限るものではない。
図1(a)に示す相互認証発信側ノード10は、ここでは非接触ICカードとの通信を行って決済処理を行うカード決済端末の構成を例にしており、CPU11、プログラムメモリ12、データメモリ13、ICカードR/W(リーダ/ライタ)14、アンテナ15、決済金額決定制御部16、決済金額決定デバイス17、表示機能制御部18、表示ランプ19、金額表示部20、上位機器通信制御部21、上位機器接続I/F(インタフェース)22等を有する。これら各構成要素は内部バスにより接続されている。
CPU11は、演算プロセッサであり、上記プログラムメモリ12に記憶されている所定のアプリケーションプログラムを実行することにより、後述する各種処理を実現する。CPU11は、例えば、後述する図8、図9のフローチャートの処理を実行する。これに限らず、後述する各実施例における相互認証発信側ノードとしての処理を実行する。データメモリ13には、例えばこれら各種処理に必要な情報(鍵情報等)が予め記憶されている。
ように、アンテナ31、CPU32、メモリ33等から成り、この構成自体は一般的な構成であるので特に説明しない。
すなわち、相互認証発信側ノード10(ここではカード決済端末)は、ノード検索コマンド(ポーリングコマンド等)を送信する。このノード検索コマンドには、このコマンドに対する応答を返信する際のタイムスロット数を指定するタイムスロット数指定パラメータを付与してある。尚、タイムスロット数は可変指定可能である。すなわち、タイムスロット数は固定的に決まっているものであってもよいが、相互認証発信側ノード10が任意の数を決めても良い。
号等)を記憶している。尚、この「番号」は、上記指定されたタイムスロット数の複数のタイムスロットのうちの何番目であるかを意味するものである。
まず、図3(a)、(b)には、ノード検索コマンドとその応答(検索応答)のパケット構成例を示す。
ることを示すコードである。ノードID52は、当該検索応答50を送信する受信側ノード30を識別する為の情報であり、例えば受信側ノード30の固有識別番号(カードID等)である。尚、本手法による相互認証シーケンスにおいては、タイムスロットの位置でノードを区別可能であるため、ノードID52は少なくとも相互認証通信の段階においては必須情報ではない。
図4(a)に示す第一相互認証コマンド60は、コマンド種別を示すコマンドコード61、ノードと認証するための認証用条件データ62、認証用暗号化データA63から構成されている。コマンドコード61は、ここでは第一相互認証コマンドであることを示すコードである。
図5(a)に示すように、第二相互認証コマンド80は、コマンド種別を示すコマンドコード81、各受信側ノード30と認証するための各認証用暗号化データD−m(m;1,2,3、4)82〜85から構成されている。
各認証用暗号化データD−m82〜85は、上記図19で説明した従来技術における“
(Rb)b”に相当するデータである。すなわち、認証用暗号化データC74((Rb)a)を復号化して得たRbを、相互認証鍵Kbで暗号化した暗号化データ“(Rb)b”に相当するデータである。但し、上記の通りRbは各受信側ノード30が各々任意に生成する乱数であるので、基本的に各受信側ノード30からの上記認証1応答70毎に異なる値となっているので、“(Rb)b”は各受信側ノード30毎に対応して生成することになる。
図6は、実施例2の相互認証の為のノード間通信シーケンスを示す図である。
ここでは、発信側ノード10と通信可能な受信側ノード30は、図示のように、受信側ノードA,B,Cの3つ存在するものとする。そして、ここでは、各受信側ノードA,B,Cは、発信側ノード10からのノード検索コマンドに対して、各々異なるタイムスロット(タイムスロット2、4、3)を選択して応答しているものとする。
実施例2が実施例1と異なる点は、発信側ノード10が、ノード検索コマンド時に規定した複数の指定タイムスロットのうち、相互認証時に使用するタイムスロットを限定し、検索応答に用いたタイムスロット(選択したタイムスロット)が当該限定されたタイムスロットである受信側ノード30だけが、相互認証コマンドに対して応答するようにしている点である。例えば、図6に示すように、発信側ノード10は、第一相互認証コマンドで、限定すべきタイムスロットの番号等を指定し、指定されたタイムスロットをノード検索処理時に選択していた受信側ノード30のみが、このコマンドに応答する。
応答は行わない。ノード検索コマンドへの応答の際にタイムスロット‘2’、‘4’をそれぞれ選択していた受信側ノードA,Bのみが、第一相互認証コマンドに対して応答を行うことになる。
認証対象をタイムスロット‘2’と‘4’に限定する理由、逆に言えばタイムスロット‘1’、‘3’を認証対象から排除する要因は、各種想定されるが、例えば一例としては、ノード検索コマンドに対する検索応答があったタイムスロットに限定することが考えられる。例えば、図7に示すように、ノード検索コマンドに対して各受信側ノードA,B,Cが検索応答を返信したが、受信側ノードCの検索応答のみは何等かの理由により発信側ノード10が正常に受信できなかったとする(応答失敗)。つまり、タイムスロット‘2’と‘4’のみ、検索応答が正常に受信できたとする。この場合、発信側ノード10は、第一相互認証コマンドにおいて指定タイムスロット番号を‘2’と‘4’とする。
図8、図9は、発信側ノード10の処理フローチャート図(その1)、(その2)である。図10、図11は、受信側ノード30の処理フローチャート図(その1)、(その2)である。
答があった場合には(ステップS12、YES)応答受信時のタイムスロットの番号を記憶する(更に、受信した検索応答50のノードID52等を記憶してもよい)(ステップS13)。尚、1つも検索応答50を受信できなかった場合には、ステップS11に戻り、再びノード検索コマンドを送信する。
)が自己用のデータであると認識でき、これを取得して、所定の処理を実行することができる。
発信側ノード10は、上記ステップS15の処理により上記認証用限定スロット番号指定101を含む第一相互認証コマンド100を送信したら、このコマンド100に対する応答(認証1応答110)の受信待ち状態となる。これは、上記ノード検索コマンドに対する応答待ちと同様、上記指定タイムスロット数分の期間、応答待ち状態とする。
て成功した受信側ノードのみを対象として第二相互認証を行うケースとが考えられる。
受信側ノード30は、発信側ノード10からの電波を受信可能な位置へ接近することで例えば非接触の電力供給を受けて電源ONすると(ステップS41)、ノード検索コマンド40の受信待ち状態となり、ノード検索コマンド40を受信すると(ステップS42,YES)、このコマンド40の応答タイミング指定タイムスロット数43により指定タイムスロット数(本例では‘4’)を認識し、当該指定された数のタイムスロットのなかから任意のタイムスロットを選択して記憶する(ステップS43)。
42のノード検索コマンド受信待ち状態(待機状態)に戻る。
上記図2や、図6、図7に示す例では、相互認証処理の際にも指定タイムスロット数(=4)分のタイムスロットを用いた処理を行っているが、相互認証処理時に実際に使用されるタイムスロットは、相互認証対象となった受信側ノード30が選択したタイムスロットのみであり、この例ではタイムスロット‘2’と‘4’のみとなっている。
まず、発信側ノード10について説明する。発信側ノード10は、まず、上記ステップS16〜S20、及びステップS25〜S29の処理の際に、タイムスロット数を、受信した検索応答50の数に設定する。すなわち、図8、図9の処理では、認証1応答、認証2応答のそれぞれの応答待ち期間は、ノード検索コマンド時の指定タイムスロット数(=4)分の期間としていたが、本例ではこの応答待ち期間を、受信した検索応答50の数のタイムスロット数分の期間とする。これは、換言すれば、指定タイムスロット数を、受信した検索応答50の数に変更するものと言える。
ステップS49の処理は、検索応答50と同じタイムスロットで認証1応答を送信する処理であった。これに対して、本例では、まず、認証1応答の送信に用いるタイムスロットを決定する処理を行う。これは、既に述べたように、コマンド100の認証用限定スロット番号指定101を参照して判断する。
図14に示す例では、発信側ノード10が、第一相互認証コマンド100の認証用限定スロット番号指定101=‘2’、‘4’とすることで、相互認証対象ノードを2つに限定したことから、コマンド100に対する応答受信に使用するタイムスロットは、タイムスロット1,2の2つに減少させている。これは、第二相互認証の際にも同様である。
上記実施例3では、例えば指定タイムスロット数を‘4’とし、これによってノード検索コマンドに関しては4つのタイムスロットを使用したが、第一、第二の相互認証時には2つのタイムスロットのみ使用する等、第一、第二の相互認証時に使用するタイムスロット数を減少させるようにした。本実施例4では、この実施例3に基づき、更に、場合によっては、第二の相互認証時に使用するタイムスロット数を、第一の相互認証時に使用したタイムスロット数よりも更に減少させるようにする。これによって、相互認証に要する時間をさらに短縮することが可能となる。
となる受信側ノード30を示す指定タイムスロット番号を格納して送信する。これは、第二相互認証の対象となる受信側ノード30が検索応答の際に選択していたタイムスロットの番号を指定するものである。ここでの一例では上記のように、受信側ノードBのみが第二相互認証の対象となるので、指定タイムスロット番号=‘4’となる。そして、発信側ノード10は、図示のように、タイムスロット1のみで認証2応答の受信待ちを行う。
図示の例の第二相互認証コマンド140は、コマンドコード81、認証用限定スロット番号指定141、認証用暗号化データD−4(142)より成る。コマンドコード81については上述した通りである。認証用限定スロット番号指定141に上記指定タイムスロット番号=‘4’が格納される。認証用暗号化データ142には第二相互認証の対象となる受信側ノード30用の暗号化データ(“(Rb)b”)のみが格納されるので、図示の通り、受信側ノードB用の認証用暗号化データD−4のみが格納される。
すなわち、当該追加処理では、受信した第二相互認証コマンド140の認証用限定スロット番号指定141を参照して、この指定タイムスロット番号のなかに自己が検索応答の際に選択したタイムスロット番号があるか否かを判定し、無い場合には応答を行うことなく例えばステップS42の処理に戻る。一方、自己が検索応答の際に選択したタイムスロット番号がある場合には、このタイムスロット番号が指定タイムスロット番号のなかで何番目であるかを判定し、これに基づいて認証2応答返信に用いるタイムスロットを決定する。例えば、1番目であれば、タイムスロット1を選択する。そして、ステップS51の処理に進む。
上述したように、実施例4では、例えば、第一相互認証コマンドに対する受信側ノードAからの応答を相互認証発信側ノード10がチェックした結果、認証出来ない対象であることが判明した場合等に、第二相互認証コマンド140において、不要な相互認証相手であるノードAに対する暗号化データDを付加不要とする。また、当該コマンド140に対する受信側ノードAの応答も不要とする。また、その分のタイムスロットも不要とする。
リードコマンドは、第二相互認証に成功した受信側ノード30に対するデータ読み出しを行う為のコマンドであって、図17に示すリードコマンド150は、リードコマンドであることを示すコマンドコード151、リードする情報を指定するためのリードエリア指定パラメータ152と、リード用限定スロット番号指定153より成る。尚、受信側ノード30に対するデータ読出しを行う為のライトコマンドについても、リードコマンドと略同様の構成であってよい。
リード用限定スロット番号指定153には、発信側ノード10において、リード対象の受信側ノード30を限定したい場合に、当該リード対象の受信側ノード30が検索応答の際に選択していたタイムスロット番号を格納するものである。勿論、リード対象の受信側ノード30は、相互認証成功した受信側ノード30のみとなり、それ以外の受信側ノード30は応答しない。例えば、図15の例では、その後の「カードアクセス」の際には、受信側ノードBのみが応答することになる。
。これより、「カードアクセス」の際にも、処理時間を短縮することが可能となる。尚、この例では、受信側端末Cは相互認証成功していないので、応答を行わない。また、この例では、受信側端末A,Bは、それぞれ、例えばタイムスロット2、タイムスロット4のタイミングで応答を行うことになる。
以上説明したように、本手法によれば、複数の受信側ノードとの相互認証が必要な場合の相互認証に要する時間を短縮することが可能となる。特に電子マネーが搭載された非接触ICカードとそのリーダライトを備える決済端末に適用した場合に、決済端末が複数のICカードと決済する必要が生じた場合に、その相互認証に要する時間を効率的に短縮することが可能となり、利用者の利便性を向上させることが可能となる。
11 CPU
12 プログラムメモリ
13 データメモリ
14 ICカードR/W(リーダ/ライタ)
15 アンテナ
16 決済金額決定制御部
17 決済金額決定デバイス
18 表示機能制御部
19 表示ランプ
20 金額表示部
21 上位機器通信制御部
22 上位機器接続I/F(インタフェース)
30 相互認証受信側ノード
31 アンテナ
32 CPU
33 メモリ
40 ノード検索コマンド
41 コマンドコード
42 ノード属性情報パラメータ
43 タイムスロット数
50 検索応答
51 検索コマンド応答コード
52 ノードID
60 第一相互認証コマンド
61 コマンドコード
62 認証用条件データ
63 認証用暗号化データA
70 認証1応答
71 応答コード
72 ノードID
73 認証用暗号化データB
74 認証用暗号化データC
80 第二相互認証コマンド
81 コマンド種別を示すコマンドコード
82 認証用暗号化データD−1
83 認証用暗号化データD−2
84 認証用暗号化データD−3
85 認証用暗号化データD−4
90 認証2応答
91 応答コード
92 ノードID
93 認証結果データ
100 第一相互認証コマンド
101 認証用限定スロット番号指定
110 認証1応答
120 第二相互認証コマンド
121 認証用暗号化データD−2
122 認証用暗号化データD−4
130 認証2応答
140 第二相互認証コマンド
141 認証用限定スロット番号指定
142 認証用暗号化データ
Claims (8)
- 1つの発信側のノードが複数の受信側のノードとの通信を行うことが可能で、該通信の際に相互認証処理を必要とするシステムであって、
前記発信側ノードは、
任意の指定タイムスロット数を含む検索コマンドを送信して、該指定タイムスロット数分のタイムスロットにより該検索コマンドに対する応答の受信待ちを行う通信可能ノード検索手段と、
前記検索コマンドに対する応答受信完了後、第1の相互認証コマンドを送信し、前記指定タイムスロット数分のタイムスロットにより該第1の相互認証コマンドに対する応答の受信待ちを行う第1の相互認証手段と、
前記第1の相互認証コマンドに対する応答受信完了後、第2の相互認証コマンドを送信し、前記指定タイムスロット数分のタイムスロットにより該第2の相互認証コマンドに対する応答の受信待ちを行う第2の相互認証手段とを有し、
前記各受信側ノードは、
前記検索コマンドを受信すると、前記タイムスロット数に基づき任意のタイムスロットを選択して、該選択したタイムスロットを記憶すると共に該選択したタイムスロットのタイミングで該検索コマンドに対する応答を送信する検索応答手段と、
前記第1の相互認証コマンドを受信すると、前記選択したタイムスロットのタイミングで該第1の相互認証コマンドに対する応答を送信する第1相互認証応答手段と、
前記第2の相互認証コマンドを受信すると、前記選択したタイムスロットのタイミングで該第2の相互認証コマンドに対する応答を送信する第2相互認証応答手段と、
を有することを特徴とする通信システム。 - 前記発信側ノードの第1の相互認証手段は、前記タイムスロット数分の複数のタイムスロットのうち特定の1以上のタイムスロットを指定スロットとして、該指定スロットを前記第1の相互認証コマンドに含めて送信し、
前記各受信側ノードにおいて、前記第1相互認証応答手段は、受信した第1の相互認証コマンドの前記指定スロットが前記自己が選択したタイムスロットでは無い場合には前記応答を行わず、更に前記第2相互認証応答手段も前記応答を行わないことを特徴とする請求項1記載の通信システム。 - 前記発信側ノードの第1の相互認証手段と第2の相互認証手段は、前記指定スロット数分のタイムスロットにより前記応答の受信待ちを行い、
前記受信した第1の相互認証コマンドの前記1以上の指定スロットに前記自己が選択したタイムスロットがある受信側ノードは、該指定スロットの順番に基づいて新たなタイムスロットを決定し、前記第1相互認証応答手段と第2相互認証応答手段は、該決定した新たなタイムスロットのタイミングで前記応答を送信することを特徴とする請求項2記載の通信システム。 - 前記発信側ノードは、前記第1の相互認証コマンドに対する応答を受信して所定の処理を行った結果、該応答を行った受信側ノードに関しては相互認証を続行する必要はないと判定した場合には、該応答を行った受信側ノードに対応するタイムスロットを前記指定スロットから除外して新たな指定スロットを決定し、第2の相互認証手段は前記第2の相互認証コマンドに該新たな指定スロットを含めて送信すると共に、該新たな指定スロット数分のタイムスロットにより前記応答の受信待ちを行い、
前記各受信側ノードにおいて、前記第2相互認証応答手段は、受信した第2の相互認証コマンドの前記新たな指定スロットに前記自己が選択したタイムスロットが無い場合には前記応答を行わず、該新たな指定スロットに前記自己が選択したタイムスロットがある場合には該新たな指定スロットの順番に基づいて更に新たなタイムスロットを決定し、該決定した新たなタイムスロットのタイミングで前記応答を送信することを特徴とする請求項3記載の通信システム。 - 前記発信側ノードの第1の相互認証手段は、前記検索コマンドに対する応答があったタイムスロットを前記指定スロットとすることを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の通信システム。
- 前記発信側ノードは、前記第2の相互認証コマンドに対する応答を受信して、相互認証結果を判定し、その後にデータ・リードまたはデータ・ライトを実行する際に、リードコマンドまたはライトコマンドを送信後、前記指定タイムスロット数分または前記指定スロット数分あるいは前記新たな指定スロット数分のタイムスロットにより、前記応答の受信待ちを行い、
前記相互認証が成功した受信側ノードは、前記リードコマンドまたはライトコマンドを受信すると、前記第2の相互認証コマンドに対する応答に用いたタイムスロットのタイミングで該コマンドに対する応答を送信することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の通信システム。 - 1つの発信側のノードが複数の受信側のノードとの通信を行うことが可能で、該通信の際に相互認証処理を必要とするシステムにおける該受信側ノードであって、
前記発信側ノードからの検索コマンドを受信すると、該検索コマンドに含まれるタイムスロット数に基づき任意のタイムスロットを選択して、該選択したタイムスロットを記憶すると共に該選択したタイムスロットのタイミングで該検索コマンドに対する応答を送信する検索応答手段と、
前記発信側ノードからの第1の相互認証コマンドを受信すると、前記選択したタイムスロットのタイミングで該第1の相互認証コマンドに対する応答を送信する第1相互認証応答手段と、
前記発信側ノードからの第2の相互認証コマンドを受信すると、前記選択したタイムスロットのタイミングで該第2の相互認証コマンドに対する応答を送信する第2相互認証応答手段と、
を有することを特徴とする受信側ノード。 - 1つの発信側のノードが複数の受信側のノードとの通信を行うことが可能で、該通信の際に相互認証処理を必要とするシステムにおける該受信側ノードのコンピュータを、
前記発信側ノードからの検索コマンドを受信すると、該検索コマンドに含まれるタイムスロット数に基づき任意のタイムスロットを選択して、該選択したタイムスロットを記憶すると共に該選択したタイムスロットのタイミングで該検索コマンドに対する応答を送信する検索応答手段と、
前記発信側ノードからの第1の相互認証コマンドを受信すると、前記選択したタイムスロットのタイミングで該第1の相互認証コマンドに対する応答を送信する第1相互認証応答手段と、
前記発信側ノードからの第2の相互認証コマンドを受信すると、前記選択したタイムスロットのタイミングで該第2の相互認証コマンドに対する応答を送信する第2相互認証応答手段、
として機能させるためのプログラム。
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