JP5214748B2 - 電力使用量計算システム、エネルギー管理装置及びプログラム - Google Patents

電力使用量計算システム、エネルギー管理装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、電力使用量計算システム、エネルギー管理装置及びプログラムに関する。
原子力や火力等従来の発電に加えて、太陽光や風力等の再生可能なエネルギーを併用する際、電力の品質の安定化を図るために、次世代電力網(スマートグリッド)が構築されている。次世代電力網では、電力使用量を集計するスマートメーター(SMと記載する)と、電気機器を管理するホームサーバとが各家庭や各事業所に設置される。SMは、電力網を介してメータデータ管理システム(Meter Data Management System, MDMS)と通信する。MDMSは、各家庭や各事業所のSMから一定の時間間隔で電力使用量を受信して記憶する。エネルギー管理システム(Energy Management System, EMS)は、MDMSに集まった複数の家庭や事業所の電力使用量に基づいて、各家庭や各事業所のSMやホームサーバに対して電力の使用を抑制するよう要求したり電力網に接続される蓄電池の充放電を制御したりする等の電力制御を行う。
特開2004−112868号公報
ところで、電力網に接続され、各種アプリケーションを実現させるアプリケーションサーバとして、例えば、プロバイダーが管理する課金サーバがある。このような課金サーバは、MDMSに集まった各家庭や事業所の電力使用量に基づいて課金処理を行う。MDMSは、SMからの電力使用量の閲覧要求を受ける場合には、MDMSが保持する情報を開示する。そのため、MDMSは各家庭又は事業所の電力使用量を記憶することが考えられる。しかしながら、MDMSの記憶サーバの管理者や記憶サーバに侵入した不正なユーザが各家庭の電力使用量を見ることで、その家庭又は事業所が在宅かどうかや活動の様子等推測することができる。これは、プライバシーの侵害に繋がる。
実施形態の電力使用量計算システムは、電気機器の電力使用量を集計する複数の電力メータと、複数の記憶サーバと、エネルギー管理システムとを含む電力使用量計算システムであって、第1単位時間に少なくとも一度前記電力メータが集計した電力使用量を取得する取得部と、第1の電力使用量と、所定の規則に従って算出された第1の値とを用いて、複数の第1の部分情報を生成する第1生成部と、複数の前記第1の部分情報を各々異なる複数の前記記憶サーバに送信する第1送信部と、複数の前記記憶サーバはそれぞれ、前記第1の部分情報を受信する第1受信部と、前記第1受信部が受信した前記第1の部分情報を記憶する記憶部と、複数の前記電力メータで集計された電力使用量の第2単位時間内における第1総量の送信を要求する第1送信要求を受信する第2受信部と、前記第1送信要求に応じて、前記記憶部に記憶された前記第1の部分情報を用いて、第2の部分情報を生成する第2生成部と、前記第2の部分情報を前記エネルギー管理システムに送信する第2送信部を有し、前記エネルギー管理システムは、前記第1送信要求を複数の前記記憶サーバに送信する第3送信部と、前記第2の部分情報を複数の前記記憶サーバから受信する第3受信部と、複数の前記第2の部分情報を用いて、前記第1総量を復元する復元部とを有し、前記第1生成部は、第2の電力使用量と、前記第1の値とを用いて、新たな複数の前記第1の部分情報を生成し、前記第2の電力使用量は、前記第1の電力使用量より後に前記取得部で取得されたことを特徴とする。
図1は、第1の実施の形態の電力使用量計算システムの構成を示す図。 図2は、同実施の形態のSMの機能的構成を例示する図。 図3は、同実施の形態の第1及び第2記憶サーバの機能的構成を示す図。 図4は、同実施の形態のEMSの機能的構成を例示する図。 図5は、同実施の形態の課金サーバの機能的構成を例示する図。 図6は、同実施の形態のSMの行う処理の手順を示すフローチャート。 図7は、同実施の形態の第1記憶サーバの行う処理手順のフローチャート。 図8は、同実施の形態の第1記憶サーバの行う処理手順のフローチャート。 図9は、同実施の形態の第1記憶サーバの行う処理手順のフローチャート。 図10は、同実施の形態のEMSの行う処理手順を示すフローチャート。 図11は、同実施の形態の課金サーバの行う処理手順のフローチャート。 図12は、第2の実施の形態の電力使用量計算システムの構成を示す図。 図13は、同実施の形態のSMの機能的構成を例示する図。 図14は、同実施の形態の分割サーバの機能的構成を示す図。 図15は、同実施の形態のSMの行う処理の手順を示すフローチャート。 図16は、同実施の形態の分割サーバの行う処理手順のフローチャート。
ここで、まず、電力使用量計算システムの概要について説明する。電力使用量計算システムは、上述したSMに接続されるMDMSを備える。SMは、各家庭又は事業所における電気機器の電力使用量を単位時間に少なくとも一度集計して、MDMSに送信する。MDMSは、SMから送信された電力使用量を記憶する。このとき、例えば、電力を使用する場所や単位時間における電力使用量がプライバシー情報に該当する恐れがあるため、単位時間における電力使用量を複数の部分情報に分散させて、MDMSが記憶する。プライバシー情報とは個人又は団体の嗜好や行動を特定する情報である。プライバシー情報には個人又は団体自体を特定する情報も含まれる。また、プライバシー情報には、個人又は団体自体は特定されなくとも、個人又は団体の嗜好や行動の傾向を特定する情報も含まれる。単位時間における電力使用量がプライバシー情報に該当するか否かの判定は、予め行っておいても良いし、動的に行っても良い。また、単位時間における電力使用量や電力を使用する場所がプライバシー情報に該当しない場合においても、電力使用量の部分情報への分散やMDMSへの記憶を行っても良い。
例えば、電力使用量に比例して課金処理を行うアプリケーションは、各家庭又は事業所の電力使用量の正確な値を入力とする。この場合には、MDMSが電力使用量を復号することなく、各家庭又は事業所の電力使用量の総和である総量(電力使用総量)の正確な値の復号結果を得られるように、電力使用量を部分情報へ分散する方法として、所定の規則に従って算出される値を用いた計算を用いる。
以下で説明する各実施形態では、第1単位時間での各家庭での電力使用量を隠蔽し、第2単位時間での複数の家庭の電力使用総量を入力とするEMSと、第3単位時間での各家庭での電力使用量を入力とする課金サーバとをアプリケーションサーバに用いる例を説明する。また、各実施形態では各家庭での電力使用量を隠蔽しているが、各家庭に限らず、電力を使用するスマートメータの集計範囲(集計単位)での電力使用量を隠蔽できれば良く、その場合は、本明細書の「家庭」は「集計範囲(集計単位)」と読み替えることができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態にかかる電力使用量計算システムの構成を例示する図である。同図に示されるように、電力使用量計算システムは、メータデータ管理システム(MDMS)101と、スマートメータ(SM)102と、エネルギー管理システム(EMS)103と、課金サーバ104と、アプリケーションサーバ105とがネットワーク106を介して接続される構成である。尚、図面の簡略化のため、スマートメータ102は1つしか図示していないが、電力使用量計算システムには、複数のSM102が接続され得る。ネットワーク106とは、例えば、LAN(Local Area Network)、イントラネット、イーサネット(登録商標)又はインターネット等である。MDMS101は、ネットワーク106を介して各家庭の電力使用量を収集して管理するシステムであり、第1記憶サーバ101aと、第2記憶サーバ101bとを有する。SM102は、家庭に配設され、家庭で使用される電気機器の電力使用量を集計する電力メータである。
尚、SM102に対してこれを家庭毎に識別するための識別情報(家庭識別情報という)が付与されており、SM102は当該家庭に付与された家庭識別情報を記憶しているものとする。また、MDMS101、EMS103及び課金サーバ104は各々、電力使用量計算システムに接続されるSM102の家庭識別情報を全て記憶しているものとする。
このような構成の電力使用量計算システムにおいて実現される基本的な機能的構成の概略について説明する。SM102が集計した電力使用量と、所定の規則に従って算出した値とを用いて計算を行うことにより、複数の第1部分情報を生成する。複数の第1部分情報とは、一般にはn個に分割された第一部分情報のうち少なくともk個(k<=n)を統合することにより計算元の電力使用量を復元可能なものである。所定の規則とは、MDMS101やEMS103や課金サーバ104が予測できない値を生成する規則(方法)である。例えば、middle-square method、線形合同法、線形帰還シフトレジスタ、メルセンヌ・ツイスタなどを用いる方法がある。所定の規則に従って算出した値とは、本実施の形態においては、乱数とする。以下では、n=2、k=2の場合について述べるが、例えばn=3、k=3(乱数を2つ使用し、第3記憶サーバも使用)としてもよいし、n=3、k=2(秘密分散法により、3個のうち2個の第1部分情報を用いて、EMS103や課金処理をする)としても良い。また、本実施の形態においては、SM102は、2つの部分情報を生成して、一方を第1記憶サーバ101aに送信し、他方を第2記憶サーバ101bに送信する。尚、SM102が集計した情報は、少なくとも家庭識別情報と電力使用量が対応付けられた情報であり、この対応付けられた情報も部分情報と共にSM102は第1記憶サーバ101a,第2記憶サーバ101bに送信する。第1記憶サーバ101a,第2記憶サーバ101bはそれぞれ、複数の第1部分情報から計算元の電力使用量を復元することなく、アプリケーションの目的に応じた第2部分情報や第3部分情報を計算する。ここで、第2部分情報とは、アプリケーションとしてEMS103が電力制御を行うために、第1部分情報をそろえて第1単位時間単位で計算される情報を含むものであり、ある地域の家庭あるいは事業所における第1単位時間毎の電力使用量の総量等アプリケーションの入力を計算するための情報である。第3部分情報とは、アプリケーションとして課金サーバ104が課金処理を行うために、第1部分情報をそろえて計算される情報であり、個別の家庭あるいは事業所における電力使用量の総量(電力使用総量)等アプリケーションの入力を計算するための情報である。第1部分情報、第2部分情報及び第3部分情報はそれぞれ計算の単位が異なるものである。また、ここで、第2部分情報や第3部分情報を計算するために用いる第1部分情報は、異なるSM102が集計した電力使用量から計算される第1部分情報を複数用いても良いし、異なる時間でSM102が集計した電力使用量から計算される第1部分情報を複数用いても良い。第1記憶サーバ101a,第2記憶サーバ101bは、第2部分情報をEMS103に送信し、第3部分情報を課金サーバ104に送信する。その後、EMS103及び課金サーバ104はそれぞれ、受信した複数の第2部分情報又は第3部分情報からアプリケーションの入力を復元し、アプリケーションの処理を行う。
以上のような基本的な機能的構成に加えて、本実施の形態においては、更に、SM102は、所定の規則に従って算出した値として、複数の第1部分情報の計算に複数回に亘って同じ値を用いる。また、SM102は、複数の第1部分情報の送信先をランダムに決定する。具体的な構成については後述する。
ここで、第1記憶サーバ101a、第2記憶サーバ101b、SM102、EMS103、課金サーバ104及びアプリケーションサーバ105のハードウェア構成について説明する。これらの各情報処理装置は、情報処理装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御部と、各種データや各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の主記憶部と、各種データや各種プログラムを記憶するHDD(Hard Disk Drive)やCD(Compact Disk)ドライブ装置等の補助記憶部と、これらを接続するバスとを備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。また、第1記憶サーバ101a、第2記憶サーバ101b、SM102、EMS103及び課金サーバ104は、ネットワーク106を介して通信を行う通信I/F(Interface)を更に備える。尚、これらがネットワーク106を介して通信を行う際には、通信内容の秘匿や認証のために暗号通信を行うようにしても良いが、簡便化のため、各情報処理装置が有する暗号通信に係る構成の説明を省略する。
次に、第1記憶サーバ101a、第2記憶サーバ101b、SM102、EMS103及び課金サーバ104のそれぞれにおいて実現される各種機能について説明する。まず、SM102の機能的構成について図2を用いて説明する。SM102は、送受信部102a、電力使用量計測部102b、電力使用量記憶部102c、部分情報生成部102d、乱数生成部102e及び乱数記憶部102fを有する。送受信部102aの機能は、SM102の有する通信I/Fと、SM102の有するCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。電力使用量計測部102b、部分情報生成部102d及び乱数生成部102eの各機能は、SM102の有するCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。電力使用量記憶部102c及び乱数記憶部102fはそれぞれ、SM102の有する例えば補助記憶部に確保される記憶領域である。また、上述した家庭識別情報は例えば補助記憶部に記憶されている。
電力使用量計測部102bは、SM102が設置された家庭あるいは事業所内で電力線に接続された電気機器の電力使用量z_{i,j}を第1単位時間に少なくとも一度集計することにより、電力使用量を取得する。そして、電力使用量計測部102bは、集計した電力使用量を電力使用量記憶部102cに記憶させる。尚、第1単位時間とは、SM102が電力使用量を集計する時間間隔を表し、例えば、15分等の時間間隔である。また、iは家庭に対応するインデックスで、jは第1単位時間の順序(日付や時刻等)に対応するインデックスを表す。電力使用量記憶部102cは、電力使用量計測部102bが集計した電力使用量z_{i,j}を記憶する。
乱数生成部102eは、部分情報生成部102dの制御の下、所定の規則に従って値を算出するものであり、本実施の形態においては、所定の乱数生成規則に従って、乱数rを生成する。乱数記憶部102fは、部分情報生成部102dの制御の下、乱数生成部102eが生成した乱数rを記憶する。この乱数rは、部分情報生成部102dにより複数回使用された後に削除される。
部分情報生成部102dは、電力使用量計測部102bにより集計されて電力使用量記憶部102cに電力使用量z_{i,j}が記憶される度に、当該電力使用量z_{i,j}と、乱数記憶部102fに記憶された乱数又は乱数生成部102eが生成した乱数とを用いて計算を行うことにより、2つの第1部分情報を生成する。具体的には、乱数記憶部102fに乱数が記憶されている場合、部分情報生成部102dは、当該乱数と、電力使用量記憶部102cに記憶された電力使用量z_{i,j}とを用いて計算を行うことにより、2つの第1部分情報を生成して、当該乱数を乱数記憶部102fから削除する。また、乱数記憶部102fに乱数が記憶されていない場合、部分情報生成部102dは、乱数生成部102eに乱数を生成させ、当該乱数と、電力使用量記憶部102cに記憶された電力使用量z_{i,j}とを用いて計算を行うことにより、2つの第1部分情報を生成して、その後、当該乱数を乱数記憶部102fに記憶させる。このようにして、部分情報生成部102dは、電力使用量計測部102bにより集計された電力使用量と、乱数とを用いて、2つの第1部分情報を生成し、その後新たに電力使用量計測部102bにより集計された電力使用量と、当該乱数とを用いて、新たな2つの第1部分情報を生成する。即ち、部分情報生成部102dは、第1単位時間に少なくとも一度2つの第1部分情報を計算する際に、異なる2つの第1単位時間のそれぞれにおける第1部分情報の計算に同じ値の乱数を用いる。
尚、2つの第1部分情報をそれぞれz_{i,j,1},z_{i,j,2}とすると、これらは例えばそれぞれ以下の式1〜2により計算される。パラメータαは、大きな数であり、SM102、第1記憶サーバ101a、第2記憶サーバ101b、EMS103、課金サーバ104及びアプリケーションサーバ105で共通の値を用いる。
z_{i,j,1}=r mod α・・・(式1)
z_{i,j,2}=z_{i,j}-r mod α・・・(式2)
また、部分情報生成部102dは、生成した2つの第1部分情報z_{i,j,1},z_{i,j,2}のうち少なくとも一方の送信先を第1記憶サーバ101a又は第2記憶サーバ101bにランダムに決定する。例えば、部分情報生成部102dは、乱数生成部102eに「0」以上1未満の乱数を生成させ、生成された乱数が「0.5」未満であった場合、一方の第1部分情報z_{i,j,1}の送信先を第1記憶サーバ101aに決定し、この結果、他方の第1部分情報z_{i,j,2}の送信先を第1記憶サーバ101aと異なる第2記憶サーバ101bに決定し、生成された乱数が「0.5」以上であった場合、一方の第1部分情報z_{i,j,2}の送信先を第1記憶サーバ101aに決定し、この結果、他方の第1部分情報z_{i,j,1}の送信先を第1記憶サーバ101aと異なる第2記憶サーバ101bに決定するようにしても良い。尚、この決定は、ランダムではなく、所定の方法に従って行うようにしても良い。
送受信部102aは、第1記憶サーバ101aや第2記憶サーバ101b等の他の情報処理装置との通信を制御するものである。本実施の形態では特に、送受信部102aは、部分情報生成部102dが生成した2つの第1部分情報のうち送信先を第1記憶サーバ101aと決定した方を家庭識別情報と併せて第1記憶サーバ101aに送信し、他方を家庭識別情報と併せて第2記憶サーバ101bに送信したり、後述のEMS103から電力制御コマンドを受信したりする。
次に、第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bの機能的構成について図3を用いて説明する。第1記憶サーバ101aは、送受信部101a1、部分情報記憶部101a2及び統合部分情報生成部101a3を有する。送受信部101a1の機能は、第1記憶サーバ101aの有する通信I/Fと、第1記憶サーバ101aの有するCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。統合部分情報生成部101a3の機能は、第1記憶サーバ101aの有するCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。部分情報記憶部101a2は、第1記憶サーバ101aの有する例えば補助記憶部に確保される記憶領域である。第2記憶サーバ101bは、送受信部101b1、部分情報記憶部101b2及び統合部分情報生成部101b3を有する。送受信部101b1の機能は、第2記憶サーバ101bの有する通信I/Fと、第2記憶サーバ101bの有するCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。統合部分情報生成部101b3の機能は、第2記憶サーバ101bの有するCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。部分情報記憶部101b2は、第2記憶サーバ101bの有する例えば補助記憶部に確保される記憶領域である。
尚、第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bの機能的構成は同様であるため、以下では、第1記憶サーバ101aの機能的構成について説明して、第2記憶サーバ101bの機能的構成については説明を省略する。送受信部101a1は、SM102やEMS103や課金サーバ104等の他の情報処理装置との通信を制御するものである。本実施の形態においては、特に、送受信部101a1は、SM102から第1単位時間に少なくとも一度第1部分情報及び家庭識別情報を受信したり、第2単位時間毎にEMS103から、ある地域の第2単位時間内の第1単位時間毎の電力使用総量の送信を要求する送信要求を受信したり、第3単位時間毎に課金サーバ104から、家庭毎の第3単位時間内の電力使用総量の送信を要求する送信要求を受信したり、EMS103からの送信要求に応じて後述の統合部分情報生成部101a3が計算した第2部分情報をEMS103に送信したり、課金サーバ104からの送信要求に応じて統合部分情報生成部101a3が生成した第3部分情報を課金サーバ104に送信したりする。第2単位時間とは、後述するEMS103が電力使用総量を計算して電力網を制御する時間間隔を表し、例えば30分等の時間間隔である。第3単位時間とは、後述する課金サーバ104がある家庭の電力使用総量を計算して課金を行うための時間間隔を表し、例えば1ヶ月等の時間間隔である。
部分情報記憶部101a2は、送受信部101a1がSM102から第1単位時間に少なくとも一度受信した第1部分情報及び家庭識別情報を、時間(電力使用時間という)と対応付けて記憶する。
統合部分情報生成部101a3は、送受信部101a1がEMS103から送信要求を受信した場合、MDMS103がSMを管理する地域に属する全て又は一部の家庭の家庭識別情報と各々対応付けられて部分情報記憶部101a2に記憶されている第1部分情報のうち、第2単位時間内に含まれる第1単位時間毎の電力使用時間と対応付けられた第1部分情報を読み出して、第1単位時間毎に第1部分情報を合算して、第1単位時間毎に合算した第1部分情報を全て含む第2部分情報を生成する。この第2部分情報は、第2記憶サーバ101bが生成した第2部分情報と合算されることにより、ある地域に属する全て又は一部の家庭の第2単位時間内での第1単位時間毎の電力使用総量が復元されるものである。例えば、第2単位時間内に含まれる第1単位時間毎の電力使用時間をj1, j2,,, jNとし、ある地域に属する全て又は一部の家庭の第1単位時間毎の第1部分情報の合計をa_{2,1}jm(m=1,,,N)とすると、第1記憶サーバ101aが生成する第2部分情報a_{2,1}は、以下の式3により表される。
a_{2,1}=(a_{2,1} j1,a_{2,1} j 2,…,a_{2,1}j N)・・・(式3)
また、統合部分情報生成部101a3は、送受信部101a1が課金サーバ104から送信要求を受信した場合、家庭毎の家庭識別情報と各々対応付けられて部分情報記憶部101a2に記憶されている第1部分情報のうち、第3単位時間内に含まれる第1単位時間毎の電力使用時間と対応付けられた第1部分情報を読み出して、これらを家庭識別情報毎に合算することにより、家庭識別情報毎の第3部分情報を生成する。この第3部分情報は、第2記憶サーバ101bが生成した家庭識別情報毎の第3部分情報と合算されることにより、家庭毎の第3単位時間内での電力使用総量が復元されるものである。例えば、家庭識別情報iの家庭について、第1単位時間毎の第1部分情報をz_{i,j,1}とし、第2単位時間内に含まれる第1単位時間毎の電力使用時間をj1, j2,,, jNとすると、第1記憶サーバ101aが生成する第3部分情報a_{3,i,1}は、以下の式4により表される。
a_{3,i,1}=Σj=j1,j2,,,jNz_{i,j,1}・・・(式4)
次に、EMS103の機能的構成について図4を用いて説明する。同図に示されるように、EMS103は、送受信部103a、電力使用総量復元部103b、地域電力記憶部103c及び電力制御判定部103dを有する。送受信部103aの機能は、EMS103の有する通信I/Fと、EMS103の有するCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。電力使用総量復元部103b及び電力制御判定部103dの各機能は、EMS103の有するCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。地域電力記憶部103cは、EMS103の有する例えば補助記憶部に確保される記憶領域である。
送受信部103aは、第1記憶サーバ101aや第2記憶サーバ101b等の他の情報処理装置との通信を制御するものである。本実施の形態では、特に、送受信部103aは、ある地域に属する全て又は一部の家庭の第2単位時間内での第1単位時間毎の電力使用総量の送信を要求する送信要求を第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bに第2単位時間毎に送信したり、第1記憶サーバ101aや第2記憶サーバ101bから送信された第2部分情報を受信したり、後述の電力制御判定部103dの制御の下、電力制御コマンドをSM102に送信したりする。
電力使用総量復元部103bは、送受信部103aが第1記憶サーバ101aや第2記憶サーバ101bから受信した第2部分情報を統合することにより、ある地域に属する全て又は一部の家庭の第2単位時間内での第1単位時間毎の電力使用総量を復元する。例えば、第2単位時間内に含まれる第1単位時間毎の電力使用時間をj1,j2, …,,jNとし、ある地域に属する全て又は一部の家庭の第1単位時間毎の第1部分情報の合計をa_{2,1}jm(m=1,…,,N)とし、第1記憶サーバ101aから受信された第2部分情報を (a_{2,1} j1,a_{2,1} j 2,…,a_{2,1}j N)とし、第2記憶サーバ101bから受信された第2部分情報を(a_{2, 2} j1,a_{2, 2} j 2,…,a_{2, 2}j N)とすると、ある地域に属する全て又は一部の家庭の第2単位時間内での第1単位時間毎の電力使用総量a_{4,i}は、以下の式5により、第1記憶サーバ101aから受信された第2部分情報及び2記憶サーバ101bから受信された第2部分情報が第1単位時間単位で合算された結果として復元される。
a_{4,i}=(a_{2,1} j1,a_{2,1} j 2,…,a_{2,1}j N)+ (a_{2, 2} j1,a_{2, 2} j 2,…,a_{2, 2}j N) mod α・・・(式5)
地域電力記憶部103cは、電力使用総量復元部103bが復元したある地域に属する全て又は一部の家庭の第2単位時間内での第1単位時間毎の電力使用総量を記憶する。電力制御判定部103dは、電力使用総量復元部103bが復元した電力使用総量に基づいて、電力制御を行うか否かを判定する。電力制御とは、例えば、第2単位時間内での第1単位時間毎の電力使用総量が上限閾値を超えている場合には、各家庭での電力の使用を抑制させるようにしたり、電力使用総量が下限閾値を下回っている場合には、蓄電池に充電したりすることである。電力制御判定部103dは、電力制御を行なうと判定し、各家庭での電力の使用を抑制すると判定した場合には、電力の使用の抑制を要求する電力制御コマンドを送受信部103aからSM102に送信させる。
次に、課金サーバ104の機能的構成について図5を用いて説明する。同図に示されるように、課金サーバ104は、送受信部104a、電力使用総量復元部104b、課金データ記憶部104c及び課金処理部104dを有する。送受信部104aの機能は、課金サーバ104の有する通信I/Fと、課金サーバ104の有するCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶された各種プログラムを実行することとにより実現される。電力使用総量復元部104b及び課金処理部104dの各機能は、課金サーバ104の有するCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。課金データ記憶部104cは、課金サーバ104の有する例えば補助記憶部に確保される記憶領域である。
送受信部104aは、第1記憶サーバ101aや第2記憶サーバ101b等の他の情報処理装置との通信を制御するものである。本実施の形態では、特に、送受信部104aは、家庭毎の第3単位時間内での電力使用総量の送信を要求する送信要求を第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bに第3単位時間毎に送信したり、第1記憶サーバ101aや第2記憶サーバ101bから送信された第3部分情報を受信したりする。
電力使用総量復元部104bは、送受信部104aが第1記憶サーバ101aや第2記憶サーバ101bから受信した第3部分情報を家庭識別情報毎に統合することにより、家庭毎の第3単位時間内での電力使用総量を復元する。例えば、家庭識別情報iの家庭について、第1記憶サーバ101aから受信された第3部分情報をa_{3,i,1}とし、第2記憶サーバ101bから受信された第3部分情報をa_{3,i,2}とすると、電力使用総量a_{5,i}は、以下の式6により、第1記憶サーバ101aから受信された第3部分情報及び第2記憶サーバ101bから受信された第3部分情報が合算された結果として復元される。
a_{5,i}=a_{3,i,1}+a_{3,i,2} mod α・・・(式6)
課金データ記憶部104cは、電力使用総量復元部104bが復元した家庭毎の第3単位時間内での電力使用総量を記憶する。課金処理部104dは、第3単位時間毎に第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bに対して家庭毎の第3単位時間内での電力使用総量の送信を要求する送信要求を送受信部104aから送信させ、電力使用総量復元部104bが復元した各家庭の第2単位時間内での電力使用総量に基づいて課金処理を行う。
次に、本実施の形態にかかる電力使用量計算システムの行う処理の手順について説明する。まず、SM102が第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bへ第1部分情報を送信する手順について図6を用いて説明する。SM102は、家庭iで使用された電力使用量z_{i,j}を第1単位時間に少なくとも1度集計して電力使用量記憶部102cに記憶させる(ステップS1)。そして、SM102は、乱数記憶部102fに乱数が記憶されているか否かを判定する(ステップS2)。乱数記憶部102fに乱数が記憶されている場合(ステップS2:YES)、前回のステップS5での第1部分情報の生成に用いた乱数が乱数記憶部102fに記憶されているということである。ここで、本実施の形態においては、前回ステップS5と同一の乱数を今回のステップS5での第1部分情報の生成に用いるため、SM102は、当該乱数(r)を乱数記憶部102fから読み出し、その後、乱数記憶部102fから当該乱数rを削除する(ステップS3)。一方、乱数記憶部102fに乱数が記憶されていない場合(ステップS2:NO)、SM102は、乱数rを生成し、当該乱数rを乱数記憶部102fに記憶させる(ステップS4)。ここで乱数記憶部102fに記憶された乱数rは、次回のステップS5での第1部分情報の生成に用いられることになる。SM102は、ステップS1で集計した電力使用量と、ステップS3で読み出した乱数r又はステップS4で生成した乱数rとを用いて、上述の式1〜2により計算を行うことにより、2つの第1部分情報z_{i,j,1},z_{i,j,2}を生成する(ステップS5)。
そして、SM102は、2つの部分情報z_{i,j,1},z_{i,j,2}のそれぞれの送信先をランダム又は所定の方法により第1記憶サーバ101a又は第2記憶サーバ101bに決定する(ステップS6)。ここでは、SM102は、例えば、一方の第1部分情報z_{i,j,1}の送信先を第1記憶サーバ101aに決定し、この結果、他方の第1部分情報z_{i,j,2}の送信先を第1記憶サーバ101aと異なる第2記憶サーバ101bに決定する。次いで、SM102は、ステップS6で決定した送信先に第1部分情報z_{i,j,1},z_{i,j,2}をそれぞれ送信する(ステップS7)。例えば、SM102は、第1部分情報z_{i,j,1}及び補助記憶部に記憶された家庭識別情報を第1記憶サーバ101aに送信し、第1部分情報z_{i,j,2}及び補助記憶部に記憶された家庭識別情報を第2記憶サーバ101bに送信する。
次に、第1記憶サーバ101aがSM102から第1部分情報を受信する処理の手順について図7を用いて説明する。第2記憶サーバ101bがSM102から第1部分情報を受信する処理の手順は第1記憶サーバ101aと同様であるためその説明を省略する。第1記憶サーバ101aは、第1単位時間に少なくとも一度、各家庭のSM102から第1部分情報z_{i,j,1}又はz_{i,j,2}のいずれか及び家庭識別情報を受信すると(ステップS10)、これらを部分情報記憶部101a2に記憶させる(ステップS11)。
次に、第1記憶サーバ101aがEMS103からの送信要求に応じて第2部分情報をEMS103に送信する処理の手順について図8を用いて説明する。第2記憶サーバ101bがEMS103からの送信要求に応じて第2部分情報をEMS103に送信する処理の手順は第1記憶サーバ101aと同様であるためその説明を省略する。第1記憶サーバ101aは、ある地域の第2単位時間内の第1単位時間毎の電力使用総量の送信を要求する送信要求をEMS103から受信すると(ステップS20)、ある地域に属する全て又は一部の家庭の家庭識別情報と各々対応付けられて部分情報記憶部101a2に記憶されている第1部分情報のうち、第2単位時間内に含まれる第1単位時間毎の電力使用時間と対応付けられた第1部分情報を読み出して、第1単位時間毎に第1部分情報を合算して、例えば式3により、第1単位時間毎に合算した第1部分情報を全て含む第2部分情報を生成する(ステップS21)。次いで、第1記憶サーバ101aは、ステップS21で生成した第2部分情報をEMS103に送信する(ステップS22)。以上の処理を、第1記憶サーバ101aは、第2単位時間毎にEMS103から送信要求を受信する度に行う。
次に、第1記憶サーバ101aが課金サーバ104からの送信要求に応じて第3部分情報を課金サーバ104に送信する処理の手順について図9を用いて説明する。第2記憶サーバ101bが課金サーバ104からの送信要求に応じて第3部分情報を課金サーバ104に送信する処理の手順は第1記憶サーバ101aと同様であるためその説明を省略する。第1記憶サーバ101aは、家庭毎の第3単位時間内の電力使用総量の送信を要求する送信要求を課金サーバ104から受信すると(ステップS30)、家庭毎の家庭識別情報と各々対応付けられて部分情報記憶部101a2に記憶されている第1部分情報のうち、第3単位時間内に含まれる第1単位時間毎の電力使用時間と対応付けられた第1部分情報を読み出して、これらを家庭識別情報毎に合算することにより(例えば式4参照)、家庭識別情報毎の第3部分情報を生成する(ステップS31)。次いで、第1記憶サーバ101aは、ステップS31で生成した家庭識別情報毎の第3部分情報を課金サーバ104に送信する(ステップS32)。以上の処理を、第1記憶サーバ101aは、第3単位時間毎に課金サーバ104から送信要求を受信する度に行う。
次に、EMS103が送信要求を送信して電力制御を行う処理の手順について図10を用いて説明する。EMS103は、第2単位時間毎に、ある地域の第2単位時間内の電力使用総量の送信を要求する送信要求を第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bのそれぞれに送信する(ステップS40)。当該送信要求に応じて第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bから第2部分情報が送信されると、EMS103はこれらを受信する(ステップS41)。次いで、EMS103は、ステップS41で受信した第2部分情報を統合することにより(例えば式5参照)、ある地域に属する全て又は一部の家庭の第2単位時間内での第1単位時間毎の電力使用総量を復元して(ステップS42)、これを地域電力記憶部103cに記憶させる。次いで、EMS103は、ステップS42で復元した電力使用総量に基づいて、電力制御を行う(ステップS43)。
次に、課金サーバ104が送信要求を送信して課金処理を行う処理の手順について図11を用いて説明する。課金サーバ104は、第3単位時間毎に、家庭毎の第3単位時間内での電力使用総量の送信を要求する送信要求を第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bにそれぞれ送信する(ステップS50)。当該送信要求に応じて第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bから家庭識別情報毎の第3部分情報が送信されると、課金サーバ104はこれらを受信する(ステップS51)。次いで、課金サーバ104は、ステップS51で受信した第3部分情報を家庭識別情報毎に統合することにより(例えば式6参照)、家庭毎の第3単位時間内での電力使用総量を復元して(ステップS52)、これを課金データ記憶部104cに記憶させる。次いで、課金サーバ104は、ステップS52で復元した電力使用総量に基づいて、課金処理を行う(ステップS53)。
以上のように、本実施の形態においては、各家庭の第1単位時間における電力使用量はSM102で所定の規則に従って算出された値を用いた計算により複数の第1部分情報に分散される。複数に分散された第1部分情報は、その1つを入手したとしても計算元の電力使用量を復元することはできない。このため、第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bを有するMDMS101の管理者及びMDMS101に侵入した不正なユーザに対しても、各家庭の電力使用量が漏洩する恐れを回避することができる。即ち、MDMS101の管理者及びMDMS101に侵入した不正なユーザが各家庭の第1単位時間毎の電力使用量を見ることができず、時間に応じて在宅しているか否かや活動の様子等を推測することができないため、各家庭のプライバシーを保護することができる。
また、本実施の形態においては、アプリケーションサーバとして電力制御を行うための第1単位時間における全家庭又は一部の家庭での電力使用総量を計算するEMS103を用いたが、第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bはそれぞれ、各家庭の第1単位時間における電力使用量の第1部分情報から、ある地域の家庭の全て又は一部について第2単位時間内の第1単位時間毎の電力使用総量を計算し、その結果をEMS103に送信する。その結果、EMS103は、ある地域の家庭の全て又は一部の第1単位時間毎の電力使用総量を知ることはできるが、各家庭の第1単位時間における電力使用量を計算することはできないため、各家庭のプライバシーを保護することができる。
また、アプリケーションサーバとして各家庭の課金処理を行うための第2単位時間における各家庭の電力使用総量を計算する課金サーバ104を用いたが、第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bはそれぞれ、各家庭の第1単位時間における電力使用量の第1部分情報から、第3単位時間内の電力使用総量を計算し、その結果を課金サーバ104に送信する。その結果、課金サーバ104は各家庭の第3単位時間における電力使用総量を復元することはできるが、各家庭の第1単位時間における電力使用量を計算することはできないため、各家庭のプライバシーを保護することができる。
以上のように本実施の形態においては、各SM102で集計された各電力使用量をMDMS101において隠蔽してプライバシーを保護しつつ、電力使用総量を計算可能になる。
[第2の実施の形態]
次に、情報処理装置、電力使用量計算システム及びプログラムの第2の実施の形態について説明する。尚、上述の第1の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
上述の第1の実施の形態においては、SM102が、第1単位時間に少なくとも一度、自身が集計した電力使用量と、所定の規則に従って算出した値とを用いて計算を行うことにより、複数の第1部分情報を生成した。本実施の形態においては、MDMS101が分割サーバを更に有し、分割サーバが、第1単位時間に少なくとも一度、SM102から電力使用量を示す電力使用量情報を受信し、当該電力使用量情報によって示される電力使用量と、所定の規則に従って算出した値とを用いて計算を行うことにより、複数の第1部分情報を生成する。
図12は、本実施の形態に係る電力使用量計算システムの構成を例示する図である。同図に示されるように、MDMS101は、分割サーバ101cを更に有する。分割サーバ101cは、SM102から電力使用量を示す電力使用量情報を受信し、2つの第1部分情報を生成して、これらのうち一方を第1記憶サーバ101aに送信し、他方を第2記憶サーバ101bに送信する。
図13は、本実施の形態に係るSM102の機能的構成を例示する図である。SM102は、送受信部102a、電力使用量計測部102b及び電力使用量記憶部102cを有する。電力使用量計測部102b及び電力使用量記憶部102cの各機能は第1の実施の形態と同様である。送受信部102aは、本実施の形態においては、第1部分情報を第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bにそれぞれ送信するのではなく、電力使用量計測部102bが集計した電力使用量を示す電力使用量情報及び家庭識別情報を分割サーバ101cに送信する。
図14は、分割サーバ101cの機能的構成を例示する図である。分割サーバ101cは、送受信部101c1と、部分情報生成部101c2、乱数生成部101c3及び乱数記憶部101c4を有する。送受信部101c1の機能は、分割サーバ101cの有する通信I/Fと、分割サーバ101cの有するCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。部分情報生成部101c2及び乱数生成部101c3の各機能は、分割サーバ101cの有するCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される。乱数記憶部101c4は、分割サーバ101cの有する例えば補助記憶部に確保される記憶領域である。
送受信部101c1は、SM102や第1記憶サーバ101aや第2記憶サーバ101b等の他の情報処理装置との通信を制御するものである。本実施の形態では特に、送受信部101c1は、第1単位時間に少なくとも一度SM102から電力使用量情報及び家庭識別情報を受信することにより、SM102が集計した電力使用量を取得する。また、送受信部101c1は、後述の部分情報生成部101c2が生成した2つの第1部分情報のうち送信先を第1記憶サーバ101aと決定した方を家庭識別情報と併せて第1記憶サーバ101aに送信し、他方を家庭識別情報と併せて第2記憶サーバ101bに送信する。
乱数生成部101c3は、後述の部分情報生成部101c2の制御の下、第1の実施の形態で説明したSM102の乱数生成部102eと同様に、所定の乱数生成規則に従って乱数rを生成する。乱数記憶部101c4は、部分情報生成部101c2の制御の下、乱数生成部101c3が生成した乱数rを記憶する。この乱数rは、部分情報生成部101c2により複数回使用された後に削除される。
部分情報生成部101c2は、各家庭について第1単位時間に少なくとも一度、送受信部101c1がSM102から受信した電力使用量情報によって示される電力使用量と、乱数記憶部101c4に記憶された乱数又は乱数生成部101c3が生成した乱数とを用いて計算を行うことにより、2つの第1部分情報を生成する。具体的には、乱数記憶部101c4に乱数が記憶されている場合、部分情報生成部101c2は、当該乱数と、送受信部101c1がSM102から受信した電力使用量情報によって示される電力使用量とを用いて計算を行うことにより、2つの第1部分情報を生成して、当該乱数を乱数記憶部101c4から削除する。また、乱数記憶部101c4に乱数が記憶されていない場合、部分情報生成部101c2は、乱数生成部101c3に乱数を生成させ、当該乱数と、送受信部101c1がSM102から受信した電力使用量情報によって示される電力使用量とを用いて計算を行うことにより、2つの第1部分情報を生成して、その後、当該乱数を乱数記憶部101c4に記憶させる。このようにして、部分情報生成部101c2は、第1単位時間に少なくとも一度2つの第1部分情報を計算する際に、第1の実施の形態で説明したSM102の部分情報生成部102dと同様に、異なる2つの第1単位時間のそれぞれにおける第1部分情報の計算に同じ値の乱数を用いる。尚、2つの第1部分情報を計算するための計算式の例は、上述と同様に、式1〜2である。
また、部分情報生成部101c2は、生成した2つの第1部分情報のうち少なくとも一方の送信先を第1記憶サーバ101a又は第2記憶サーバ101bにランダムに決定する。第1部分情報の送信先を決定する方法は、第1の実施の形態でSM102の部分情報生成部102dが第1部分情報の送信先を決定する方法と同様であるため、その説明を省略する。
第1記憶サーバ101a、第2記憶サーバ101b、EMS103及び課金サーバ104の機能的構成についてはそれぞれ第1の実施の形態と同様であるためその説明を省略する。但し、第1記憶サーバ101aの送受信部101a1は、第1部分情報をSM102からではなく、分割サーバ101cから受信する。第2記憶サーバ101bの送受信部101b1についても同様である。
次に、本実施の形態に係る電力使用量計算システムの行う処理の手順について説明する。まず、SM102が電力使用量情報を分割サーバ101cに送信する処理の手順について図15を用いて説明する。ステップS1は第1の実施の形態と同様である。次いで、SM102は、ステップS1で集計した電力使用量を示す電力使用量情報及び補助記憶部に記憶された家庭識別情報を分割サーバ101cに送信する(ステップS60)。
次に、分割サーバ101cが電力使用量情報を受信して2つの第1部分情報を生成して第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bにそれぞれ送信する処理の手順について図16を用いて説明する。分割サーバ101cは、図15のステップS60でSM102から送信された電力使用量情報及び家庭識別情報を受信すると(ステップS61)、乱数記憶部101c4に乱数が記憶されているか否かを判定する(ステップS62)。乱数記憶部101c4に乱数が記憶されている場合(ステップS62:YES)、前回のステップS65での第1部分情報の生成に用いた乱数が乱数記憶部101c4に記憶されているということであり、前回ステップS65と同一の乱数を今回のステップS65での第1部分情報の生成に用いるため、分割サーバ101cは、当該乱数を乱数記憶部101c4から読み出し、その後、乱数記憶部101c4から当該乱数rを削除する(ステップS63)。一方、乱数記憶部101c4に乱数が記憶されていない場合(ステップS62:NO)、分割サーバ101cは、乱数を生成し、当該乱数rを乱数記憶部101c4に記憶させる(ステップS64)。ここで乱数記憶部101c4に記憶された乱数rは、次回のステップS65での第1部分情報の生成に用いられることになる。分割サーバ101cは、ステップS61で受信した電力使用量情報によって示される電力使用量と、ステップS63で読み出した乱数r又はステップs64で生成した乱数rとを用いて、上述の式1〜2により、2つの第1部分情報z_{i,j,1},z_{i,j,2}を計算する(ステップS65)。
そして、分割サーバ101cは、2つの部分情報z_{i,j,1},z_{i,j,2}のそれぞれの送信先をランダム又は所定の方法により第1記憶サーバ101a又は第2記憶サーバ101bに決定する(ステップS66)。次いで、分割サーバ101cは、ステップS66で決定した送信先に部分情報z_{i,j,1},z_{i,j,2}をそれぞれ、ステップS61でSM102から受信した家庭識別情報と共に送信する(ステップS67)。
第1記憶サーバ101aが分割サーバ101cから第1部分情報を受信する処理の手順については図7を用いて説明した処理の手順と略同様であるため、その詳細な処理の手順の説明を省略する。但し、ステップS10では、第1記憶サーバ101aは、第1部分情報及び家庭識別情報をSM102からではなく、分割サーバ101cから受信する。第2記憶サーバ101bについても同様である。
EMS103が送信要求を送信して電力制御を行う処理の手順及び課金サーバ104が送信要求を送信して課金処理を行う処理の手順については第1の実施の形態と同様であるためその説明を省略する。
以上のように本実施の形態においても、各SM102で集計された各電力使用量をMDMS101において隠蔽してプライバシーを保護しつつ、電力使用総量を計算可能になる。
[変形例]
なお、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
上述した各実施の形態において、第1記憶サーバ101a、第2記憶サーバ101b、分割サーバ101c、SM102、EMS103及び課金サーバ104のうち少なくとも1つで実行される各種プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また当該各種プログラムを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供するように構成しても良い。
また、上述した第1の実施の形態においては、第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bと課金サーバ104との間の通信や、第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bとEMS103との間の通信や、SM102と第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bとの間の通信には、送受信する情報を秘匿するためにTLS等の暗号通信を用いても良い。また、各通信時には、互いを認証するための機器認証を行っても良い。
また、第2の実施の形態においても同様に、分割サーバ101cと課金サーバ104との間の通信や、分割サーバ101cとEMS103との間の通信や、SM102と分割サーバ101cとの間の通信には、送受信する情報を秘匿するためにTLS等の暗号通信を用いても良い。また、各通信時には、互いを認証するための機器認証を行っても良い。
上述した第1の実施の形態においては、SM102は、複数の第1部分情報を第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bにそれぞれ自発的に送信するようにしたが、これに限らず、第1部分情報を第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bのうち少なくとも1つから第1部分情報の書き込みや読み出しが行われる記憶手段として機能するようにしても良い。また、SM102は、予め指定されたプログラムや他の機器の指示に従って第1部分情報を自発的に送信する機能を有しても良い。
また、第2の実施の形態においても同様に、SM102は、電力使用量情報を分割サーバ101cに自発的に送信するのではなく、電力使用量情報を分割サーバ101cから書き込みや読み出しが行われる記憶手段として機能するようにしても良い。また、SM102は、予め指定されたプログラムや他の機器の指示に従って電力使用量情報を自発的に送信する機能を有しても良い。
上述した各実施の形態においては、アプリケーションサーバとして、EMS103及び課金サーバ104を用いたが、この他、電力流通を管理する電力取引サービスサーバを用いるようにしても良い。例えば、電力単価が第1単位時間の複数の家庭の電力使用総量で決定される場合には、電力取引サービスサーバは、EMS103と同様に、第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bからそれぞれ、複数の家庭について第1単位時間毎に合算した第1部分情報を含む第2部分情報を受信して、これらを統合することにより第1単位時間の複数の家庭の電力使用総量を復元して、当該電力使用総量を用いて電力単価を決定し、電力の取引を行っても良い。また、アプリケーションサーバとして、SM102と連携して各家庭の電力制御を行う省電力アプリケーションサーバを用いるようにしても良い。この場合、省電力アプリケーションサーバは、第1単位時間の各家庭の電力使用量を用いて各家庭の電力制御を行う代わりに、EMS103と同様に、複数の家庭について第1単位時間毎に合算した第1部分情報を含む第2部分情報を受信して、これらを統合することにより第1単位時間の複数の家庭の電力使用総量を復元して、当該電力使用総量を用いて各家庭の電力制御を行っても良いし、課金サーバ104と同様に、第1記憶サーバ101a及び第2記憶サーバ101bからそれぞれ、家庭毎の第3単位時間内の第3部分情報を受信して、これらを統合することにより、家庭毎の第3単位時間内の電力使用総量を復元して、各家庭の電力使用総量を用いて各家庭の電力制御を行っても良い。
上述した各実施の形態においては、第1部分情報の生成に用いる所定の規則に従って算出された値として、乱数を用いたが、これに限らない。例えば、共通鍵で所定の値が暗号化された値を乱数の代わりに用いても良い。また、第1部分情報の生成に用いる当該値として同じ値を用いる回数は、上述の各実施の形態においては2回であるとしたが、これに限らない。また、同じ値を用いる方法は、上述の例に限らない。例えば、第1の実施の形態において、SM102は、第1部分情報の生成に用いた異なる値の乱数を乱数記憶部102fに複数記憶させるようにしておき、第1部分情報を生成する際に、前回の第1部分情報の生成には用いていない乱数の値を乱数記憶部102fから読み出してこれを用いるようにしても良い。
第2の実施の形態における分割サーバ101cについても同様である。尚、第2の実施の形態においては、分割サーバ101cは、同一のSM102に対する複数回の第1部分情報の生成に同一の乱数の値を用いるようにしても良いし、異なるSM102に対するそれぞれの第1部分情報の生成に同一の乱数の値を用いるようにしても良い。即ち、分割サーバ101cは、第1単位時間毎の異なる電力使用量時間において同一のSM102に対して以前に第1部分情報を生成する際に用いた乱数を、今回の第1部分情報の生成に用いるようにしても良いし、あるSM102に対して第1部分情報を生成する際に、他の異なるSM102に対する第1部分情報の生成に用いた乱数を用いるようにしても良い。また、同一の乱数を用いる方法は、複数組み合わせても良い。
上述の各実施の形態においては、EMS103は、第2単位時間内の第1単位時間毎の電力使用総量を復元するものとしたが、これに限らず、第2単位時間内の電力使用総量を復元するようにしても良い。この場合、第1記憶サーバ101aは、EMS103から受信した送信要求に応じて、ある地域に属する全て又は一部の家庭の家庭識別情報と各々対応付けられて部分情報記憶部101a2に記憶されている第1部分情報のうち、第2単位時間内に含まれる第1単位時間毎の電力使用時間と対応付けられた第1部分情報を読み出して、これら全て第1部分情報を合算することにより、第2部分情報を生成して、これをEMS103に送信すれば良い。第2記憶サーバ101bについても同様である。
上述の各実施の形態においては、SM102の代わりに家庭内のエネルギー管理システム(Home Energy Management System)を用いても良い。
上述した第2の実施の形態の電力使用量計算システムにおいては、分割サーバ101cは、MDMS101に含まれるようにしたが、これに限らず、MDMS101に含まれない構成であっても良い。
101 MDMS
101a 第1記憶サーバ
101a1 送受信部
101a2 部分情報記憶部
101a3 統合部分情報生成部
101b 第2記憶サーバ
101b1 送受信部
101b2 部分情報記憶部
101b3 統合部分情報生成部
101c 分割サーバ
101c1 送受信部
101c2 部分情報生成部
101c3 乱数生成部
101c4 乱数記憶部
102 SM
102a 送受信部
102b 電力使用量計測部
102c 電力使用量記憶部
102d 部分情報生成部
102e 乱数生成部
102f 乱数記憶部
103 EMS
103a 送受信部
103b 電力使用総量復元部
103c 地域電力記憶部
103d 電力制御判定部
104 課金サーバ
104a 送受信部
104b 電力使用総量復元部
104c 課金データ記憶部
104d 課金処理部
105 アプリケーションサーバ
106 ネットワーク

Claims (9)

  1. 電気機器の電力使用量を集計する複数の電力メータと、複数の記憶サーバと、エネルギー管理システムとを含む電力使用量計算システムであって、
    第1単位時間に少なくとも一度前記電力メータが集計した電力使用量を取得する取得部と、
    第1の電力使用量と、所定の規則に従って算出された第1の値とを用いて、複数の第1の部分情報を生成する第1生成部と、
    複数の前記第1の部分情報を各々異なる複数の前記記憶サーバに送信する第1送信部と
    複数の前記記憶サーバはそれぞれ、
    前記第1の部分情報を受信する第1受信部と、
    前記第1受信部が受信した前記第1の部分情報を記憶する記憶部と、
    複数の前記電力メータで集計された電力使用量の第2単位時間内における第1総量の送信を要求する第1送信要求を受信する第2受信部と、
    前記第1送信要求に応じて、前記記憶部に記憶された前記第1の部分情報を用いて、第2の部分情報を生成する第2生成部と、
    前記第2の部分情報を前記エネルギー管理システムに送信する第2送信部を有し、
    前記エネルギー管理システムは、
    前記第1送信要求を複数の前記記憶サーバに送信する第3送信部と、
    前記第2の部分情報を複数の前記記憶サーバから受信する第3受信部と、
    複数の前記第2の部分情報を用いて、前記第1総量を復元する復元部とを有し、
    前記第1生成部は、第2の電力使用量と、前記第1の値とを用いて、新たな複数の前記第1の部分情報を生成し、
    前記第2の電力使用量は、前記第1の電力使用量より後に前記取得部で取得された
    ことを特徴とする電力使用量計算システム
  2. 複数の前記第1部分情報の全部又は一部の送信先を、複数の前記記憶サーバの全部又は一部に決定する決定部を更に備え、
    前記第1送信部は、前記決定部が決定した送信先の前記記憶サーバに複数の前記第1部分情報の一部を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力使用量計算システム
  3. 前記取得部は、前記電気機器が接続された前記電力メータに設けられ、前記第1単位時間に少なくとも一度前記電気機器の電力使用量を集計することにより、前記電力使用量を取得する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力使用量計算システム
  4. 前記取得部は、前記電気機器が接続された前記電力メータが前記第1単位時間に少なくとも一度集計した電力使用量を示す電力使用量情報を前記電力メータから受信することにより、前記電力使用量を取得する
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電力使用量計算システム
  5. 前記生成部は、複数の前記電力メータから各々取得した電力使用量に対してそれぞれ、複数の前記第1部分情報を生成するものであり、第1の電力メータから取得された前記第1の電力使用量と、前記第1の値とを用いて、複数の第1部分情報を生成し、前記第1の電力メータから新たに取得された前記第2の電力使用量と、前記第1の値とを用いて、新たな複数の前記第1部分情報を生成する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電力使用量計算システム
  6. 前記生成部は、複数の前記電力メータから各々取得した電力使用量に対してそれぞれ、複数の前記第1部分情報を生成するものであり、第1の電力メータから取得された前記第1の電力使用量と、前記第1の値とを用いて、複数の第1部分情報を生成し、第2の電力メータから新たに取得された前記第2の電力使用量と、前記第1の値とを用いて、新たな複数の前記第1部分情報を生成する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の電力使用量計算システム
  7. 前記所定の規則に従って前記第1の値を算出する算出部と、
    前記第1の値を記憶する記憶部とを更に備え、
    前記生成部は、前記第1の電力使用量と、前記算出部が算出した前記第1の値又は前記記憶部に記憶された前記第1の値とを用いて、複数の前記第1部分情報を生成する
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電力使用量計算システム
  8. 電気機器の電力使用量を集計する複数の電力メータと、複数の記憶サーバと、エネルギー管理装置とを含む電力使用量計算システムにおける前記エネルギー管理装置であって、
    前記電力使用量計算システムは、
    第1単位時間に少なくとも一度前記電力メータが集計した電力使用量を取得する取得部と、
    第1の電力使用量と、所定の規則に従って算出された第1の値とを用いて、複数の第1の部分情報を生成する第1生成部と、
    複数の前記第1の部分情報を各々異なる複数の前記記憶サーバに送信する第1送信部と、を備え、
    前記第1生成部は、前記第1の電力使用量より後に前記取得部で取得された電力使用量である第2の電力使用量と、前記第1の値とを用いて、新たな複数の前記第1の部分情報を生成するものであり、
    複数の前記記憶サーバはそれぞれ、
    前記第1の部分情報を受信する第1受信部と、
    前記第1受信部が受信した前記第1の部分情報を記憶する記憶部と、
    複数の前記電力メータで集計された電力使用量の第2単位時間内における第1総量の送信を要求する第1送信要求を受信する第2受信部と、
    前記第1送信要求に応じて、前記記憶部に記憶された前記第1の部分情報を用いて、第2の部分情報を生成する第2生成部と、
    前記第2の部分情報を前記エネルギー管理装置に送信する第2送信部と、を有するものであり、
    前記第1送信要求を複数の前記記憶サーバに送信する第3送信部と、
    前記第2の部分情報を複数の前記記憶サーバから受信する第3受信部と、
    複数の前記第2の部分情報を用いて、前記第1総量を復元する復元部と、を備えることを特徴とするエネルギー管理装置。
  9. 電気機器の電力使用量を集計する複数の電力メータと、複数の記憶サーバと、エネルギー管理装置とを含む電力使用量計算システムにおける前記エネルギー管理装置で実行されるプログラムであって、
    前記電力使用量計算システムは、
    第1単位時間に少なくとも一度前記電力メータが集計した電力使用量を取得する取得部と、
    第1の電力使用量と、所定の規則に従って算出された第1の値とを用いて、複数の第1の部分情報を生成する第1生成部と、
    複数の前記第1の部分情報を各々異なる複数の前記記憶サーバに送信する第1送信部と、を備え、
    前記第1生成部は、前記第1の電力使用量より後に前記取得部で取得された電力使用量である第2の電力使用量と、前記第1の値とを用いて、新たな複数の前記第1の部分情報を生成するものであり、
    複数の前記記憶サーバはそれぞれ、
    前記第1の部分情報を受信する第1受信部と、
    前記第1受信部が受信した前記第1の部分情報を記憶する記憶部と、
    複数の前記電力メータで集計された電力使用量の第2単位時間内における第1総量の送信を要求する第1送信要求を受信する第2受信部と、
    前記第1送信要求に応じて、前記記憶部に記憶された前記第1の部分情報を用いて、第2の部分情報を生成する第2生成部と、
    前記第2の部分情報を前記エネルギー管理装置に送信する第2送信部と、を有するものであり、
    前記エネルギー管理装置に、
    前記第1送信要求を複数の前記記憶サーバに送信する第3送信部の機能と、
    前記第2の部分情報を複数の前記記憶サーバから受信する第3受信部の機能と、
    複数の前記第2の部分情報を用いて、前記第1総量を復元する復元部の機能と、を実現させるためのプログラム。
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