JP5214263B2 - ESD protection circuit - Google Patents
ESD protection circuit Download PDFInfo
- Publication number
- JP5214263B2 JP5214263B2 JP2008019269A JP2008019269A JP5214263B2 JP 5214263 B2 JP5214263 B2 JP 5214263B2 JP 2008019269 A JP2008019269 A JP 2008019269A JP 2008019269 A JP2008019269 A JP 2008019269A JP 5214263 B2 JP5214263 B2 JP 5214263B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- electrostatic discharge
- protection circuit
- discharge protection
- channel transistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Description
本発明は、半導体集積回路を静電気放電から保護する静電気放電保護回路に関する。 The present invention relates to an electrostatic discharge protection circuit for protecting a semiconductor integrated circuit from electrostatic discharge.
静電気放電(ESD:Electro Static Discharge)による電荷が半導体集積回路に印加されると、その半導体集積回路内の素子が損傷を受ける可能性がある。そこで、従来より、半導体集積回路に静電気放電保護回路を備え、この静電気放電保護回路でESDによる電荷を放電することにより、その半導体集積回路内の素子を保護する技術が、例えば特許文献1に提案されている。
When a charge due to electrostatic discharge (ESD) is applied to a semiconductor integrated circuit, an element in the semiconductor integrated circuit may be damaged. Therefore, for example,
図9は、特許文献1に提案された静電気放電保護回路の構成を示す図である。
FIG. 9 is a diagram showing a configuration of the electrostatic discharge protection circuit proposed in
図9に示す静電気放電保護回路100は、半導体集積回路に備えられており、この静電気放電保護回路100には、図示しない直流電源が接続されることにより、それぞれ、電源電圧の電位VDDとなる第1の電源ライン100_1およびその電位VDDよりも低い電位VSSとなる第2の電源ライン100_2が備えられている。第2の電源ライン100_2はフレームグランドGNDに接続されている。
The electrostatic
また、この静電気放電保護回路100には、第1の電源ライン100_1と第2の電源ライン100_2との間に直列に接続された、抵抗101aおよびキャパシタ101bからなる時定数回路101が備えられている。
The electrostatic
さらに、静電気放電保護回路100には、第1の電源ライン100_1と第2の電源ライン100_2との間に接続された、比較的サイズの大きなNチャネルトランジスタ102が備えられている。
Further, the electrostatic
また、静電気放電保護回路100には、抵抗101aとキャパシタ101bとの接続ノードと、Nチャネルトランジスタ102のゲートとの間に直列に接続された3つのインバータ103,104,105が備えられている。インバータ103は、第1の電源ライン100_1と第2の電源ライン100_2との間に直列接続された、Pチャネルトランジスタ103aとNチャネルトランジスタ103bから構成されている。また、インバータ104は、第1の電源ライン100_1と第2の電源ライン100_2との間に直列接続された、Pチャネルトランジスタ104aとNチャネルトランジスタ104bから構成されている。さらに、インバータ105は、第1の電源ライン100_1と第2の電源ライン100_2との間に直列接続された、Pチャネルトランジスタ105aとNチャネルトランジスタ105bから構成されている。
The electrostatic
また、静電気放電保護回路100には、第1の電源ライン100_1にカソードが接続されるとともに第2の電源ライン100_2にアノードが接続されたダイオード106が備えられている。尚、このダイオード106の両端には、半導体集積回路を構成する内部回路(図示せず)が接続されている。
The electrostatic
先ず、この静電気放電保護回路100における通常の動作について説明する。通常動作時には、直流電源から第1の電源ライン100_1に所定の動作電圧が印加されており、キャパシタ101bには、抵抗101aを介して所定の動作電圧分の電荷が充電されている。このため、インバータ103の入力側のノードは‘H’レベルにあり、次段のインバータ104の入力側のノードは‘L’レベルにあり、さらに次段のインバータ105の入力側のノードは‘H’レベルにある。従って、インバータ105の出力側のノードは‘L’レベルにある。即ち、Nチャネルトランジスタ102のゲートは‘L’レベルにある。このため、Nチャネルトランジスタ102はオフ状態にある。このように、図9に示す静電気放電保護回路100では、通常動作時には第1の電源ライン100_1と第2の電源ライン100_2との間に電流が流れない構成となっている。従って、通常動作時には、静電気放電保護回路100は動作しない。
First, a normal operation in the electrostatic
次に、半導体集積回路がESDイベントの発生を受けた場合における静電気放電保護回路100の動作について説明する。ESDイベントは、半導体集積回路を搬送する時などに人体や搬送機器に静電気が帯電してそれが半導体集積回路内に流れることにより発生する。最初の時点では、第1の電源ライン100_1は、第2の電源ライン100_2と等電位にある。ここで、ESDイベントとして、第2の電源ライン100_2を基準にして第1の電源ライン100_1に正のESDサージが印加されるものとする。このESDサージによる電荷は、抵抗101aを経由してキャパシタ101bに充電される。ここで、抵抗101aの抵抗値とキャパシタ101bの容量値とにより定まる時定数RCの値は十分に大きく、従ってインバータ103の入力側のノードは、時定数RCに応じた期間‘L’レベルに維持される。インバータ103の入力側のノードが‘L’レベルに維持された状態では、インバータ104,105を経由して、Nチャネルトランジスタ102のゲートは‘H’レベルの状態になる。従って、Nチャネルトランジスタ102はオン状態になる。このようにして、Nチャネルトランジスタ102でサージ電流を逃がして、第1の電源ライン100_1と第2の電源ライン100_2との間に高電圧が印加されることを防止することができる。尚、Nチャネルトランジスタ102のゲート電位は、ESDサージとともに低下する。
Next, the operation of the electrostatic
一方、ESDイベントとして、第1の電源ライン100_1を基準にして第2の電源ライン100_2に正のESDサージが印加された場合、このESDサージによる電荷は、ダイオード106を経由して第1の電源ライン100_1に流れる。このようにして、ダイオード106でサージ電流を逃がして、第2の電源ライン100_2と第1の電源ライン100_1との間に高電圧が印加されることを防止することができる。
従来の、上述した特許文献1に提案された静電気放電保護回路に代表される静電気放電保護回路において、ESDイベントを検出するための時定数回路は、10μSオーダーの大きな時定数を必要とする。このため、静電気放電保護回路内において、時定数回路を構成する抵抗およびキャパシタの占める回路面積は大きい。静電気放電保護回路は、通常、半導体集積回路のI/O領域に形成される。また、一般に、I/O領域において、上記キャパシタの占める回路面積は大きく、半導体集積回路全体でこのキャパシタが占有する回路面積の割合は、半導体集積回路の回路規模が増大するほど大きくなる。
In a conventional electrostatic discharge protection circuit typified by the electrostatic discharge protection circuit proposed in
近年、半導体集積回路の益々の多機能化および高集積化に伴い、半導体集積回路の回路規模も益々増大する傾向にある。従って、半導体集積回路において、ESDイベントを検出するためのキャパシタが占有する回路面積の割合も益々大きくなる傾向にある。しかし、従来の静電気放電保護回路では、上記キャパシタが、半導体集積回路の、ESDイベントの検出以外の何らかの回路性能を高めるために寄与するものではないという問題がある。 In recent years, the circuit scale of a semiconductor integrated circuit tends to increase more and more as the semiconductor integrated circuit becomes more multifunctional and highly integrated. Therefore, in the semiconductor integrated circuit, the ratio of the circuit area occupied by the capacitor for detecting the ESD event tends to increase more and more. However, in the conventional electrostatic discharge protection circuit, there is a problem that the capacitor does not contribute to improving some circuit performance of the semiconductor integrated circuit other than the detection of the ESD event.
本発明は、上記事情に鑑み、静電気放電による電荷を十分に放電させることができるとともに、通常動作時においてノイズを除去することができる静電気放電保護回路を提供することを目的とする。 In view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide an electrostatic discharge protection circuit that can sufficiently discharge electric charges due to electrostatic discharge and that can remove noise during normal operation.
上記目的を達成する本発明の静電気放電保護回路は、
直流電源が接続されることにより、それぞれ、所定の第1の電位となる第1の電源ラインおよびその第1の電位よりも低い第2の電位となる第2の電源ラインと、
上記第1の電源ラインと上記第2の電源ラインとの間に直列に接続された、第1の電源ライン側のキャパシタ、および第2の電源ライン側の、負の閾値電圧を有する第1のNチャネルトランジスタからなる時定数回路と、
入力側が上記キャパシタと上記第1のNチャネルトランジスタとの接続ノードに接続され、出力側が上記第1のNチャネルトランジスタのゲートに接続されたインバータと、
上記第1の電源ラインと上記第2の電源ラインとの間に接続され、ゲートが、上記キャパシタと上記第1のNチャネルトランジスタとの接続ノードに間接的に接続されその接続ノードの電位の上昇によるそのゲートの電位上昇を受けて導通する第2のNチャネルトランジスタとを備えたことを特徴とする。
The electrostatic discharge protection circuit of the present invention that achieves the above object is as follows.
By connecting the DC power supply, a first power supply line having a predetermined first potential and a second power supply line having a second potential lower than the first potential,
A capacitor on the first power supply line side connected in series between the first power supply line and the second power supply line and a first threshold voltage having a negative threshold voltage on the second power supply line side A time constant circuit composed of an N-channel transistor;
An inverter having an input side connected to a connection node between the capacitor and the first N-channel transistor, and an output side connected to a gate of the first N-channel transistor;
Connected between the first power supply line and the second power supply line, the gate is indirectly connected to the connection node between the capacitor and the first N-channel transistor, and the potential of the connection node is increased. And a second N-channel transistor that conducts in response to a rise in the potential of its gate.
本発明の静電気放電保護回路は、ESDイベントの発生を受けた場合は、キャパシタと負の閾値を有する第1のNチャネルトランジスタの接続ノードの電位が急上昇し、インバータから‘L’レベルが出力される。この‘L’レベルは第1のNチャネルトランジスタのゲートに入力される。このため、第1のNチャネルトランジスタのオン抵抗の値は大きく、従って第1のNチャネルトランジスタは、キャパシタとともにCR時定数回路を構成する高抵抗の役割りを担うこととなる。また、この‘L’レベルは間接的に第2のNチャネルトランジスタのゲートに入力され、これにより第2のNチャネルトランジスタがオン状態になり、ESDイベントによるサージ電流を逃がすことができる。このように、本発明では、キャパシタが有する値とNチャネルトランジスタが有するオン抵抗の値(‘L’レベルの入力により、例えば数MΩのオーダーの値)との積で決定される時定数CRの値に対応する時間だけNチャネルトランジスタがオン状態になる。従って、ESDイベントによるサージ電流を十分に放電することができる。 In the electrostatic discharge protection circuit according to the present invention, when an ESD event occurs, the potential of the connection node of the capacitor and the first N-channel transistor having a negative threshold rises rapidly, and the 'L' level is output from the inverter. The This 'L' level is input to the gate of the first N-channel transistor. For this reason, the value of the on-resistance of the first N-channel transistor is large, and therefore, the first N-channel transistor plays a role of a high resistance that constitutes a CR time constant circuit together with the capacitor. Further, this 'L' level is indirectly input to the gate of the second N-channel transistor, whereby the second N-channel transistor is turned on and the surge current due to the ESD event can be released. As described above, according to the present invention, the time constant CR determined by the product of the value of the capacitor and the value of the on-resistance of the N-channel transistor (for example, on the order of several MΩ by the input of the “L” level). The N-channel transistor is turned on for a time corresponding to the value. Therefore, the surge current due to the ESD event can be sufficiently discharged.
また、本発明の静電気放電保護回路は、通常動作時には、キャパシタと第1のNチャネルトランジスタの接続ノードは‘L’レベルにあるため、インバータから‘H’レベルが出力されている。この‘H’レベルは、第1のNチャネルトランジスタのゲートに入力される。即ち、第1のNチャネルトランジスタのゲートは、インバータからの‘H’レベルのフィードバックを受け、所定の動作電圧(電源電圧)に保持される。このため、第1のNチャネルトランジスタは例えば100Ωオーダーの小さなオン抵抗値を持つこととなり、従って接続ノードは‘L’レベルに維持される。この‘L’レベルは、間接的に第2のNチャネルトランジスタのゲートに入力されるため、第2のNチャネルトランジスタは非導通状態にとどまる。 Further, in the electrostatic discharge protection circuit of the present invention, during normal operation, the connection node between the capacitor and the first N-channel transistor is at the “L” level, so that the inverter outputs the “H” level. This 'H' level is input to the gate of the first N-channel transistor. That is, the gate of the first N-channel transistor receives the 'H' level feedback from the inverter and is held at a predetermined operating voltage (power supply voltage). For this reason, the first N-channel transistor has a small on-resistance value on the order of, for example, 100Ω, and therefore the connection node is maintained at the “L” level. Since this 'L' level is indirectly input to the gate of the second N-channel transistor, the second N-channel transistor remains in a non-conductive state.
このように、通常動作時には、時定数回路を構成する第1のNチャネルトランジスタは小さなオン抵抗値を有することとなる。このため、通常動作時には、第1のNチャネルトランジスタと直列に接続されたキャパシタをデカップリングキャパシタとして機能させることができ、本発明の静電気放電保護回路に電源ノイズやグラウンドノイズを除去する役割りを担わせることができる。 Thus, during normal operation, the first N-channel transistor constituting the time constant circuit has a small on-resistance value. Therefore, during normal operation, the capacitor connected in series with the first N-channel transistor can function as a decoupling capacitor, and the electrostatic discharge protection circuit of the present invention plays a role of removing power supply noise and ground noise. You can carry it.
従って、本発明の静電気放電保護回路では、静電気放電による電荷を十分に放電させることができるとともに、通常動作時において電源ノイズやグラウンドノイズを除去することができる。 Therefore, the electrostatic discharge protection circuit of the present invention can sufficiently discharge electric charges due to electrostatic discharge, and can eliminate power supply noise and ground noise during normal operation.
ここで、上記インバータの出力を入力とする第2のインバータを備え、その第2のインバータの出力と上記第2のNチャネルトランジスタのゲートとが接続されてなることも好ましい。 Here, it is also preferable that a second inverter having the output of the inverter as an input is provided, and the output of the second inverter and the gate of the second N-channel transistor are connected.
このようにすると、簡単な回路構成で、第2のNチャネルトランジスタを、ESDイベントの発生を受けた場合にはオン状態に、また通常動作時にはオフ状態にすることができる。 In this way, with a simple circuit configuration, the second N-channel transistor can be turned on when an ESD event occurs, and can be turned off during normal operation.
また、上記第1の電源ラインにカソードが接続され上記第2の電源ラインにアノードが接続されたダイオードを備えたことも好ましい態様である。 It is also preferable that a diode having a cathode connected to the first power supply line and an anode connected to the second power supply line is provided.
このようにすると、ESDイベントとして、第1の電源ラインを基準にして第2の電源ラインに正のESDサージが印加された場合に、このESDサージによる電荷を、このダイオードを経由して第1の電源ラインに流すことができる。従って、第2の電源ラインと第1の電源ラインとの間に高電圧が印加されることを防止することができる。 In this case, when a positive ESD surge is applied to the second power supply line with respect to the first power supply line as an ESD event, the charge due to the ESD surge is transferred to the first via the diode. Can flow through the power line. Therefore, it is possible to prevent a high voltage from being applied between the second power supply line and the first power supply line.
本発明の静電気放電保護回路によれば、静電気放電による電荷を十分に放電させることができるとともに、通常動作時においてノイズを除去することができる。 According to the electrostatic discharge protection circuit of the present invention, electric charges due to electrostatic discharge can be sufficiently discharged, and noise can be removed during normal operation.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施形態の静電気放電保護回路の構成を示す図である。 FIG. 1 is a diagram showing a configuration of an electrostatic discharge protection circuit according to an embodiment of the present invention.
図1に示す静電気放電保護回路10は、半導体集積回路に備えられており、この静電気放電保護回路10には、図示しない直流電源が接続されることにより、それぞれ、所定の第1の電位VDDとなる第1の電源ライン10_1および第1の電位VDDよりも低い第2の電位VSSとなる第2の電源ライン10_2が備えられている。
The electrostatic
また、静電気放電保護回路10には、第1の電源ライン10_1と第2の電源ライン10_2との間に接続された時定数回路11が備えられている。時定数回路11は、第1の電源ライン10_1側のキャパシタ11a、および第2の電源ライン10_2側のNチャネルトランジスタ11b(本発明にいう第1のNチャネルトランジスタの一例に相当)から構成されている。ここで、キャパシタ11aの値は数pFのオーダーである。また、Nチャネルトランジスタ11bは、負の閾値電圧を有する。
In addition, the electrostatic
さらに、静電気放電保護回路10には、入力側がキャパシタ11aと第1のNチャネルトランジスタ11bの接続ノードAに接続され、出力側が第1のNチャネルトランジスタ11bのゲートに接続されたインバータ12が備えられている。このインバータ12は、第1の電源ライン10_1側のPチャネルトランジスタ12a、および第2の電源ライン10_2側のNチャネルトランジスタ12bから構成されている。
Further, the electrostatic
また、静電気放電保護回路10には、インバータ12の出力を入力とするインバータ13(本発明にいう第2のインバータの一例に相当)が備えられている。このインバータ13は、第1の電源ライン10_1側のPチャネルトランジスタ13a、および第2の電源ライン10_2側のNチャネルトランジスタ13bから構成されている。
Further, the electrostatic
さらに、静電気放電保護回路10には、第1の電源ライン10_1と第2の電源ライン10_2との間に接続されたNチャネルトランジスタ14(本発明いう第2のNチャネルトランジスタの一例に相当)が備えられている。このNチャネルトランジスタ14のゲートは、インバータ13の出力に接続されている。
Further, the electrostatic
また、静電気放電保護回路10には、第1の電源ライン10_1にカソードが接続され第2の電源ライン10_2にアノードが接続されたダイオード15が備えられている。
The electrostatic
先ず、ESDイベントの発生を受けた場合における静電気放電保護回路10の動作について説明する。最初の時点では、第1の電源ライン10_1は、第2の電源ライン10_2と等電位にある。ここで、ESDイベントとして、第2の電源ライン10_2を基準にして第1の電源ライン10_1に正のESDサージが印加されるものとする。すると、キャパシタ11aとNチャネルトランジスタ11bの接続ノードAの電位が急上昇し、Pチャネルトランジスタ12a,Nチャネルトランジスタ12bのゲートがともに‘H’レベルになる。従って、Pチャネルトランジスタ12a,Nチャネルトランジスタ12bはオフ状態,オン状態になる。従って、インバータ12から‘L’レベルが出力される。この‘L’レベルは、負の閾値を有するNチャネルトランジスタ11bのゲートに入力される。このため、Nチャネルトランジスタ11bのオン抵抗の値は大きく、従ってこのNチャネルトランジスタ11bは、キャパシタ11aとともにCR時定数回路を構成する高抵抗の役割りを担うこととなる。
First, the operation of the electrostatic
また、インバータ12から出力されている‘L’レベルはPチャネルトランジスタ13a,Nチャネルトランジスタ13bのゲートに入力されているため、これらPチャネルトランジスタ13a,Nチャネルトランジスタ13bは、それぞれ、オン状態,オフ状態になる。従って、インバータ13からは‘H’レベルが出力される。この‘H’レベルはNチャネルトランジスタ14のゲートに入力される。従って、Nチャネルトランジスタ14がオン状態になり、これによりESDイベントによるサージ電流を逃がすことができる。このように、本実施形態では、キャパシタ11aが有する値(数pFのオーダーの値)とNチャネルトランジスタ11bが有するオン抵抗の値(‘L’レベルの入力により数MΩのオーダーの値)との積で決定される時定数CRの値に対応する時間だけサージ印加ノード(VDD)と等しい電圧レベルを保持する‘H’レベルのトリガ信号が、上記接続ノードAに現われ、このトリガ信号が、その接続ノードAとNチャネルトランジスタ14のゲートとの間に直列接続された2つのインバータ12,13を経由して、Nチャネルトランジスタ14をオン状態にしてESDイベントによるサージ電流をグラウンドに放電する。この時、Nチャネルトランジスタ11bのゲートがインバータ12の出力ノードBにおける電位(‘L’レベル)のフィードバックを受け、グラウンドレベルに保持されることにより、Nチャネルトランジスタ11bは数MΩオーダーのオン抵抗値を持つため、時定数回路11が有する時定数は数μSオーダーとなり、従ってESDサージを十分にグラウンドへと放電することができる。
Further, since the 'L' level output from the
次に、静電気放電保護回路10における通常の動作について説明する。通常動作時には、直流電源から第1の電源ライン10_1に所定の動作電圧が印加されている。ここで、直流電圧である動作電圧はキャパシタ11aにより遮断されており、従ってキャパシタ11aとNチャネルトランジスタ11bの接続ノードAは‘L’レベルにある。このため、Pチャネルトランジスタ12a,Nチャネルトランジスタ12bのゲートはともに‘L’レベルにあり、これらPチャネルトランジスタ12a,Nチャネルトランジスタ12bは、それぞれ、オン状態,オフ状態にある。従って、インバータ12から‘H’レベルが出力されている。この‘H’レベルは、負の閾値電圧を有するNチャネルトランジスタ11bのゲートに入力されている。即ち、Nチャネルトランジスタ11bのゲートはインバータ12の出力ノードBにおける電位(‘H’レベル)のフィードバックを受け、所定の動作電圧(電源電圧)に保持されている。このため、Nチャネルトランジスタ11bは100Ωオーダーの小さなオン抵抗値を持つこととなり、従って接続ノードAは‘L’レベルに維持される。
Next, normal operation in the electrostatic
また、インバータ12から出力されている‘H’レベルがPチャネルトランジスタ13a,Nチャネルトランジスタ13bのゲートに入力されているため、これらPチャネルトランジスタ13a,Nチャネルトランジスタ13bは、それぞれ、オフ状態,オン状態にある。従って、インバータ13から‘L’レベルが出力されている。この‘L’レベルがNチャネルトランジスタ14のゲートに入力されているため、Nチャネルトランジスタ14はオフ状態にある。また、ダイオード15は、第1の電源ライン10_1に所定の動作電圧が印加されている状態では非導通状態にとどまる。このように、図1に示す静電気放電保護回路10では、通常動作時には第1の電源ライン10_1と第2の電源ライン10_2との間に電流が流れない構成となっている。
Further, since the “H” level output from the
ここで、上述したように、通常動作時には、時定数回路11を構成するNチャネルトランジスタ11bは100Ωオーダーの小さなオン抵抗値を有する。このため、通常動作時において、Nチャネルトランジスタ11bと直列に接続されたキャパシタ11aをデカップリングキャパシタとして機能させることができ、本実施形態の静電気放電保護回路10に電源ノイズやグラウンドノイズを除去する役割りを担わせることができる。従って、本実施形態の静電気放電保護回路10では、静電気放電による電荷を十分に放電させることができるとともに、通常動作時において電源ノイズやグラウンドノイズを除去することができる。
Here, as described above, during normal operation, the N-
次に、本実施形態の静電気放電保護回路10の、通常動作時におけるノイズ除去効果を確認するために、本実施形態の静電気放電保護回路10と従来の静電気放電保護回路100(図9参照)とに対して、回路シミュレータを用いた解析を行なった。
Next, in order to confirm the noise removal effect during normal operation of the electrostatic
図2は、回路シミュレータで発生させたノイズを、本実施形態の静電気放電保護回路および従来の静電気放電保護回路に印加する様子を示した図である。 FIG. 2 is a diagram showing a state in which noise generated by the circuit simulator is applied to the electrostatic discharge protection circuit of the present embodiment and the conventional electrostatic discharge protection circuit.
図2(a)には、本実施形態の静電気放電保護回路10に対して、回路シミュレータで発生させた電源ノイズやグラウンドノイズを印加する様子が示されている。また、図2(b)には、従来の静電気放電保護回路100に対して、回路シミュレータで発生させた電源ノイズやグラウンドノイズを印加する様子が示されている。
FIG. 2A shows a state in which power supply noise and ground noise generated by a circuit simulator are applied to the electrostatic
図2(a)に示す静電気放電保護回路10には、回路シミュレータを構成するインバータ21_1,21_2,…,21_nが直列に接続されている。また、電源端子22と静電気放電保護回路10との間にはインダクタンス23が配備されるとともに、グラウンド端子24と静電気放電保護回路10との間にはインダクタンス25が配備されている。ここで、インダクタンス23,25は、ボンディングワイヤに寄生するインダクタンスを模した10nHのインダクタンスである。また、電源端子22には電源電圧VDDとして1.0Vが印加され、グラウンド端子24はグラウンドGNDに設置される。
In the electrostatic
図2(a)に示す静電気放電保護回路10を備えた半導体集積回路において、その内部回路が通常動作時に発生するノイズとして、それぞれ、1MHz,10MHz,100MHzの周波数を有するクロックCLKでインバータ21_1,21_2,…,21_nをスイッチング動作させることにより、電源電圧VDD側のノードN1とグラウンドGND側のノードN2との間に発生するノイズでモデル化している。
In the semiconductor integrated circuit provided with the electrostatic
また、図2(b)に示す従来の静電気放電保護回路100についても、図2(a)に示す静電気放電保護回路10と同様にして、1MHz,10MHz,100MHzの周波数を有するクロックCLKでインバータ21_1,21_2,…,21_nをスイッチング動作させることにより、ノードN1とノードN2との間に発生するノイズでモデル化している。ここで、本実施形態の静電気放電保護回路10と従来の静電気放電保護回路とに対して、回路シミュレータを用いて解析を行なった結果を、図3,図4,図5に示す。
Further, the conventional electrostatic
図3は、本実施形態の静電気放電保護回路と従来の静電気放電保護回路との双方の、1MHzの周波数のクロックCLKにより発生したノイズに対する応答波形を示す図である。 FIG. 3 is a diagram showing response waveforms to noise generated by the clock CLK having a frequency of 1 MHz in both the electrostatic discharge protection circuit of the present embodiment and the conventional electrostatic discharge protection circuit.
図3に示す縦軸は、電圧(V)を示す。詳細には、本実施形態の静電気放電保護回路10におけるノードN1,N2間の電位差および従来の静電気放電保護回路100におけるノードN1,N2間の電位差を示す。また、横軸は時間を示す。
The vertical axis | shaft shown in FIG. 3 shows voltage (V). Specifically, a potential difference between the nodes N1 and N2 in the electrostatic
図3には、本実施形態の静電気放電保護回路10の、1MHzの周波数のクロックCLKにより発生したノイズに対する応答波形Aが示されている。また、従来の静電気放電保護回路100の、1MHzの周波数のクロックCLKにより発生したノイズに対する応答波形Bも示されている。
FIG. 3 shows a response waveform A with respect to noise generated by the clock CLK having a frequency of 1 MHz in the electrostatic
波形Aでは、その波形Aで表わされるノイズのピーク電圧値は0.96Vから1.05Vまでの小さな範囲内に収まっている。一方、波形Bでは、ノイズのピーク電圧値は0.93Vから1.07Vまでの大きな範囲内になっている。また、波形Aでは、各時間それぞれにおいて、ノイズは速やかに減衰している。一方、波形Bでは、ノイズは緩やかに減衰している。 In the waveform A, the peak voltage value of the noise represented by the waveform A is within a small range from 0.96V to 1.05V. On the other hand, in the waveform B, the peak voltage value of noise is in a large range from 0.93V to 1.07V. In the waveform A, the noise is rapidly attenuated at each time. On the other hand, in the waveform B, the noise is gradually attenuated.
図4は、本実施形態の静電気放電保護回路と従来の静電気放電保護回路との双方の、10MHzの周波数のクロックCLKにより発生したノイズに対する応答波形を示す図である。 FIG. 4 is a diagram showing response waveforms to noise generated by the clock CLK having a frequency of 10 MHz in both the electrostatic discharge protection circuit of the present embodiment and the conventional electrostatic discharge protection circuit.
図4には、本実施形態の静電気放電保護回路10の、10MHzの周波数のクロックCLKにより発生したノイズに対する応答波形A(電圧1Vの近傍における波形)が示されている。また、従来の静電気放電保護回路100の、10MHzの周波数のクロックCLKにより発生したノイズに対する応答波形Bも示されている。
FIG. 4 shows a response waveform A (a waveform in the vicinity of a voltage of 1 V) with respect to noise generated by the clock CLK having a frequency of 10 MHz in the electrostatic
波形Aでは、ノイズのピーク電圧値は0.97Vから1.02Vまでの小さな範囲内に収まっている。一方、波形Bでは、ノイズのピーク電圧値は0.94Vから1.06Vまでの大きな範囲内になっている。また、波形Aでは、各時間それぞれにおいて、ノイズは速やかに減衰している。一方、波形Bでは、ノイズの減衰は緩やかであり、また十分に減衰する前に次の時間で発生したノイズが重畳している。 In the waveform A, the peak voltage value of noise is within a small range from 0.97V to 1.02V. On the other hand, in the waveform B, the peak voltage value of noise is in a large range from 0.94V to 1.06V. In the waveform A, the noise is rapidly attenuated at each time. On the other hand, in the waveform B, the attenuation of the noise is moderate, and the noise generated at the next time is superimposed before it sufficiently attenuates.
図5は、本実施形態の静電気放電保護回路と従来の静電気放電保護回路との双方の、100MHzの周波数のクロックCLKにより発生したノイズに対する応答波形を示す図である。 FIG. 5 is a diagram showing response waveforms to noise generated by the clock CLK having a frequency of 100 MHz in both the electrostatic discharge protection circuit of the present embodiment and the conventional electrostatic discharge protection circuit.
図5には、本実施形態の静電気放電保護回路10の、100MHzの周波数のクロックCLKにより発生したノイズに対する応答波形Aが示されている。また、従来の静電気放電保護回路100の、100MHzの周波数のクロックCLKにより発生したノイズに対する応答波形Bも示されている。
FIG. 5 shows a response waveform A to the noise generated by the clock CLK having a frequency of 100 MHz in the electrostatic
波形Aでは、ノイズのピーク電圧値は0.95Vから1.05Vまでの小さな範囲内に収まっている。一方、波形Bでは、ノイズのピーク電圧値は0.8Vから1.2Vまでの大きな範囲内になっている。 In the waveform A, the noise peak voltage value is within a small range from 0.95V to 1.05V. On the other hand, in the waveform B, the peak voltage value of noise is in a large range from 0.8V to 1.2V.
図3,図4,図5から明らかなように、本実施形態の静電気放電保護回路10は、従来の静電気放電保護回路100と比較し、通常動作時において、ノードN1,N2(電源電圧VDD側,グラウンドGND側)間に発生するノイズのピーク電圧値が小さく抑えられている。また、ノイズ自体も速やかに減衰している。
As apparent from FIGS. 3, 4, and 5, the electrostatic
さらに、本実施形態の静電気放電保護回路10の、ESDイベント時における効果を確認するために、本実施形態の静電気放電保護回路10と従来の静電気放電保護回路100(図9参照)とに対して、回路シミュレーションの1つであるSPICE(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)シミュレーションを用いた解析を行なった。
Furthermore, in order to confirm the effect of the electrostatic
図6は、本実施形態の静電気放電保護回路と従来の静電気放電保護回路との、ESDサージに対する応答の違いを調べるSPICEシミュレーションの回路を示す図である。 FIG. 6 is a diagram showing a SPICE simulation circuit for examining a difference in response to an ESD surge between the electrostatic discharge protection circuit of this embodiment and the conventional electrostatic discharge protection circuit.
半導体集積回路の信頼性の観点からして、静電気放電現象は、主に、帯電した搬送機器(ロボットアーム等のマシン)から半導体集積回路に放電される静電気をモデル化したマシンモデルと、帯電した人体から半導体集積回路に放電される静電気をモデル化したヒューマンボディモデルの2種類に規格化される。 From the viewpoint of the reliability of semiconductor integrated circuits, the electrostatic discharge phenomenon is mainly charged with a machine model that models the static electricity discharged from a charged transfer device (machine such as a robot arm) to a semiconductor integrated circuit and a charged model. It is standardized to two types of human body models that model the static electricity discharged from the human body to the semiconductor integrated circuit.
図6(a)には、本実施形態の静電気放電保護回路10と従来の静電気放電保護回路100との双方の、マシンモデルにおける応答の違いを調べる回路が示されている。また、図6(b)には、本実施形態の静電気放電保護回路10と従来の静電気放電保護回路100との双方の、ヒューマンボディモデルにおける応答の違いを調べる回路が示されている。
FIG. 6A shows a circuit for examining a difference in response in the machine model between the electrostatic
先ず、図6(a)について説明する。図6(a)には、マシンモデルにおける静電気を発生させるESDパルスジェネレータ31と、DUT(Device Under Test)40が示されている。
First, FIG. 6A will be described. FIG. 6A shows an
ESDパルスジェネレータ31は、帯電した搬送機器から実際に放電される静静電気放電をモデル化したパルスジェネレータであり、このESDパルスジェネレータ31には、200Vステップで電圧が変化する交流電源31aと、200pFのキャパシタ31bと、600nHのインダクタンス31cと、0Ωの抵抗31dとが備えられている。
The
DUT40は、本実施形態の静電気放電保護回路10、もしくは従来の静電気放電保護回路100である。
The
先ず、DUT40として本実施形態の静電気放電保護回路10を実装し、ESDパルスジェネレータ31で発生したESDサージを印加し、ESDパルスジェネレータ31と静電気放電保護回路10との接続点Pにおける電圧波形Aを得る。次いで、本実施形態の静電気放電保護回路10に代えて従来の静電気放電保護回路100を実装し、ESDパルスジェネレータ31で発生したESDサージを印加し、これによりESDパルスジェネレータ31と静電気放電保護回路100との接続点Pにおける電圧波形Bを得る。これらの波形A,Bについては後述する。
First, the electrostatic
次に、図6(b)について説明する。図6(b)には、ヒューマンボディモデルにおける静電気を発生させるESDパルスジェネレータ32と、DUT40が示されている。
Next, FIG. 6B will be described. FIG. 6B shows an
ESDパルスジェネレータ32は、帯電した人体から実際に放電される静静電気放電をモデル化したパルスジェネレータであり、このESDパルスジェネレータ32には、2KVステップで電圧が変化する交流電源32aと、100pFのキャパシタ32bと、2.4μHのインダクタンス32cと、1.5KΩの抵抗32dとが備えられている。
The
先ず、DUT40として本実施形態の静電気放電保護回路10を実装し、ESDパルスジェネレータ32で発生したESDサージを印加し、ESDパルスジェネレータ32と静電気放電保護回路10との接続点Qにおける電圧波形Aを得る。次いで、本実施形態の静電気放電保護回路10に代えて従来の静電気放電保護回路100を実装し、ESDパルスジェネレータ32で発生したESDサージを印加し、これによりESDパルスジェネレータ32と静電気放電保護回路100との接続点Qにおける電圧波形Bを得る。これらの波形A,Bについても後述する。
First, the electrostatic
図7は、図6(a)に示すマシンモデルにおける、ESDパルスジェネレータとDUTとの接続点Pにおける電圧波形A,Bを示す図である。 FIG. 7 is a diagram showing voltage waveforms A and B at the connection point P between the ESD pulse generator and the DUT in the machine model shown in FIG.
図7に示す縦軸は、図6(a)に示す接続点Pにおける電圧波形A,Bの電圧(V)を示す。詳細には、本実施形態の静電気放電保護回路10および従来の静電気放電保護回路100の、接続点Pにおける電圧波形A,Bの電圧を示す。また、横軸は、これら電圧波形A,Bの時間を示す。
The vertical axis | shaft shown in FIG. 7 shows the voltage (V) of the voltage waveforms A and B in the connection point P shown to Fig.6 (a). Specifically, the voltage waveforms A and B at the connection point P of the electrostatic
図7から明らかなように、電圧波形Aと電圧波形Bとの相違は小さく、従って本実施形態の静電気放電保護回路10は、従来の静電気放電保護回路100と比較し、マシンモデルにおける応答の違いはごく僅かである。
As is clear from FIG. 7, the difference between the voltage waveform A and the voltage waveform B is small. Therefore, the electrostatic
図8は、図6(b)に示すヒューマンボディモデルにおける、ESDパルスジェネレータとDUTとの接続点Qにおける電圧波形A,Bを示す図である。 FIG. 8 is a diagram showing voltage waveforms A and B at the connection point Q between the ESD pulse generator and the DUT in the human body model shown in FIG. 6B.
図8に示す縦軸は、図6(b)に示す接続点Qにおける電圧波形A,Bの電圧(V)を示す。詳細には、本実施形態の静電気放電保護回路10および従来の静電気放電保護回路100の、接続点Qにおける電圧波形A,Bの電圧を示す。また、横軸は、これら電圧波形A,Bの時間を示す。
The vertical axis | shaft shown in FIG. 8 shows the voltage (V) of the voltage waveforms A and B in the connection point Q shown in FIG.6 (b). Specifically, the voltage waveforms A and B at the connection point Q of the electrostatic
図8から明らかなように、電圧波形Aと電圧波形Bとの相違は見受けられず、従って本実施形態の静電気放電保護回路10は、従来の静電気放電保護回路100と比較し、ヒューマンボディモデルにおける応答の相違は無い。
As can be seen from FIG. 8, there is no difference between the voltage waveform A and the voltage waveform B. Therefore, the electrostatic
このように、本実施形態の静電気放電保護回路10と従来の静電気放電保護回路100との間には、静電気保護の観点からして、性能の相違が存在しないことが判る。
Thus, it can be seen that there is no difference in performance between the electrostatic
10 静電気放電保護回路
10_1 第1の電源ライン
10_2 第2の電源ライン
11 時定数回路
11a,31b,32b キャパシタ
11b Nチャネルトランジスタ
12,13,21_1,21_2,…,21_n インバータ
12a,13a Pチャネルトランジスタ
12b,13b,14 Nチャネルトランジスタ
15 ダイオード
22 電源端子
23,25,31c,32c インダクタンス
24 グラウンド端子
31,32 ESDパルスジェネレータ
31a,32a 交流電源
31d,32d 抵抗
40 DUT
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記第1の電源ラインと前記第2の電源ラインとの間に直列に接続された、第1の電源ライン側のキャパシタ、および第2の電源ライン側の、負の閾値電圧を有する第1のNチャネルトランジスタからなる時定数回路と、
入力側が前記キャパシタと前記第1のNチャネルトランジスタとの接続ノードに接続され、出力側が前記第1のNチャネルトランジスタのゲートに接続されたインバータと、
前記第1の電源ラインと前記第2の電源ラインとの間に接続され、ゲートが、前記キャパシタと前記第1のNチャネルトランジスタとの接続ノードに間接的に接続され該接続ノードの電位の上昇による該ゲートの電位上昇を受けて導通する第2のNチャネルトランジスタとを備えたことを特徴とする静電気放電保護回路。 By connecting the DC power supply, a first power supply line having a predetermined first potential and a second power supply line having a second potential lower than the first potential,
A capacitor on the first power supply line side connected in series between the first power supply line and the second power supply line, and a first threshold voltage having a negative threshold voltage on the second power supply line side A time constant circuit composed of an N-channel transistor;
An inverter having an input side connected to a connection node between the capacitor and the first N-channel transistor, and an output side connected to a gate of the first N-channel transistor;
Connected between the first power supply line and the second power supply line, and the gate is indirectly connected to a connection node between the capacitor and the first N-channel transistor, and the potential of the connection node is increased. An electrostatic discharge protection circuit comprising: a second N-channel transistor which conducts in response to a rise in the potential of the gate due to the above.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008019269A JP5214263B2 (en) | 2008-01-30 | 2008-01-30 | ESD protection circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008019269A JP5214263B2 (en) | 2008-01-30 | 2008-01-30 | ESD protection circuit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009182119A JP2009182119A (en) | 2009-08-13 |
JP5214263B2 true JP5214263B2 (en) | 2013-06-19 |
Family
ID=41035865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008019269A Expired - Fee Related JP5214263B2 (en) | 2008-01-30 | 2008-01-30 | ESD protection circuit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5214263B2 (en) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101652827B1 (en) | 2009-12-30 | 2016-08-31 | 삼성전자주식회사 | Interface circuit, Semiconductor device and Liquid crystal display system comprising the interface circuit |
JP5402917B2 (en) * | 2010-12-20 | 2014-01-29 | 株式会社デンソー | ESD protection circuit |
JP2014132717A (en) | 2013-01-07 | 2014-07-17 | Seiko Epson Corp | Electrostatic discharge protection circuit and semiconductor circuit device |
JP6237183B2 (en) * | 2013-12-09 | 2017-11-29 | セイコーエプソン株式会社 | Electrostatic protection circuit and semiconductor integrated circuit device |
JP6375618B2 (en) * | 2013-12-09 | 2018-08-22 | セイコーエプソン株式会社 | Electrostatic protection circuit and semiconductor integrated circuit device |
JP6398649B2 (en) | 2014-11-25 | 2018-10-03 | セイコーエプソン株式会社 | Electrostatic protection circuit and semiconductor integrated circuit device |
JP6627333B2 (en) | 2015-09-01 | 2020-01-08 | セイコーエプソン株式会社 | Electrostatic protection circuit, semiconductor integrated circuit device, and electronic device |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5789964A (en) * | 1997-02-14 | 1998-08-04 | International Business Machines Corporation | Decoupling capacitor network for off-state operation |
JP2003297925A (en) * | 2002-03-28 | 2003-10-17 | Kawasaki Microelectronics Kk | Semiconductor integrated circuit |
US7292421B2 (en) * | 2004-11-12 | 2007-11-06 | Texas Instruments Incorporated | Local ESD power rail clamp which implements switchable I/O decoupling capacitance function |
JP4562674B2 (en) * | 2006-03-23 | 2010-10-13 | 川崎マイクロエレクトロニクス株式会社 | ESD protection circuit |
-
2008
- 2008-01-30 JP JP2008019269A patent/JP5214263B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009182119A (en) | 2009-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5214263B2 (en) | ESD protection circuit | |
EP2937901B1 (en) | Electrostatic discharge protection circuit | |
US9124088B2 (en) | Electrostatic discharge protection circuit and semiconductor circuit device | |
US8000068B2 (en) | ESD protection for field effect transistors of analog input circuits | |
US8830640B2 (en) | Electrostatic discharge protection circuit | |
US20150162746A1 (en) | Electrostatic protection circuit and semiconductor integrated circuit apparatus | |
US6510033B1 (en) | RC-timer circuit to reduce current leakage in future semiconductor processes | |
US8525265B2 (en) | Electrostatic discharge protection circuit | |
TW201633505A (en) | Electrostatic discharge protection circuitry | |
JP2013055102A (en) | Semiconductor integrated circuit and protection circuit | |
JP6503915B2 (en) | Semiconductor device | |
JP2017037949A (en) | Semiconductor device | |
JP2009147040A (en) | Semiconductor integrated circuit device | |
JP2008091808A (en) | Semiconductor integrated circuit | |
KR100790445B1 (en) | ElectroStatic Discharge Protection Circuit | |
US7382593B2 (en) | Method of linearizing ESD capacitance | |
JP2012195778A (en) | Esd protection circuit | |
US20180241205A1 (en) | Electrostatic protection circuit and integrated circuit | |
JP6714878B2 (en) | Electrostatic protection circuit and semiconductor integrated circuit device | |
JP6708992B2 (en) | Semiconductor device | |
JP2007214226A (en) | Electrostatic discharge protection circuit | |
Xiu | Failures caused by supply fluctuations during system-level ESD | |
JP2004055583A (en) | Semiconductor integrated circuit device | |
JP2009283630A (en) | Noise reduction circuit | |
US10892756B2 (en) | Reducing noise effects in electrostatic discharge circuits |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101206 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130226 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130227 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5214263 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |