JP5192342B2 - 画像処理装置、画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、解像度変換を行う画像処理装置、画像処理方法に関するものである。
従来、解像度変換を行う手法の一つとして、直交変換を用いた方法が知られている(特許文献1)。これは、元画像を離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)などの直交変換を用いて周波数成分に分解した後、高周波成分の係数を拡張して0を補う。そしてその拡張された係数を逆変換することで、拡大された画像を得る手法である。
また、拡張して補う高周波成分として、フラクタル画像の高周波成分を補うことで拡大画像を高画質化する手法が知られている(特許文献2)。
さらに、直交変換係数の拡張を行うに先立って、元画像の高周波成分にゲインをかけて画像の高域強調を行うことで拡大画像の高画質化を行う手法も知られている(特許文献3)。
特開平02−076472号公報 特開2000−312294号公報 特開2006−065883号公報
近年、画像信号は、直交変換を応用した画像圧縮がなされることが一般的である。このような手法によって高圧縮率で圧縮された画像は、DCT高域成分の係数が失われ、場合によってはほぼ0になってしまう特徴がある。こういった画像に対して係数拡張を行って拡大画像を生成すると、ナイキスト周波数周辺の視覚的に重要な周波数成分が失われてしまっているために、拡大画像にぼやけが生じてしまう問題がある。
また、高域成分の係数が0になってしまっているために、高域成分にゲインをかけて高域強調を行っても係数が0のままになってしまい、高域強調の効果が現れ難いという問題がある。
さらに、符号化圧縮以外にも、撮像時のピンぼけやぶれ、アナログ伝送による高周波信号の減衰などによって高域成分の係数が失われる場合もあり、この場合にも拡大画像にぼやけが生じてしまう問題がある。
本発明の課題は、画像信号から失われてしまった可能性のある周波数成分が存在する場合であっても、これを補い画像の画質を向上させることができる画像処理装置、画像処理方法を提供することである。
本発明の第1の側面としての画像処理装置は、元画像から成分係数行列に変換を行う変換手段と、前記成分係数行列から画像の劣化した周波数成分を判定する判定手段と、前記判定手段が判定した結果と前記成分係数行列とに応じて新たな成分係数行列を生成する係数生成手段と、前記係数生成手段が生成する新たな成分係数行列に対して前記変換手段が行う変換の逆変換を行い画像を出力する逆変換手段と、を備え、前記判定手段は、画像の劣化している周波数成分の劣化度合いを多値化し、前記係数生成手段は、前記判定手段により画像が劣化していると判定された周波数成分の係数を、多値化された前記劣化度合いに応じて新たな係数に置き換えて、新たな成分係数行列を生成する。
本発明の第2の側面としての画像処理装置は、元画像から成分係数行列に変換を行う変換手段と、前記成分係数行列から画像の劣化した周波数成分を判定する判定手段と、前記判定手段が判定した結果と前記成分係数行列とに応じて新たな成分係数行列を生成する係数生成手段と、前記係数生成手段が生成する新たな成分係数行列に対して前記変換手段が行う変換の逆変換を行い画像を出力する逆変換手段と、を備え、前記判定手段は、前記元画像のメディアタイプに応じて設定された周波数成分を、画像の劣化している周波数成分として判定する。
本発明によれば、画像の劣化した情報を補うことが可能となり、画質の向上を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
なお、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な構成、数値、動作等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明による画像処理装置の第1実施形態の構成を示す図である。
図2は、ドメインブロック及びレンジブロックの概念図である。
以下、本実施形態の画像処理装置の構成について説明するが、各構成部位に対する制御の詳細は後述する。
元画像保持部1は、不図示の画像入力手段より入力された元画像S100を不図示のフレームメモリに保持する。
ドメインブロック抽出部2は、元画像メモリアクセスバスS1を通じて元画像からドメインブロックS2を抽出する。
ドメインブロック直交変換部4は、ドメインブロック抽出部2により抽出されたドメインブロックS2に直交変換である離散コサイン変換(DCT)を施し、成分係数行列であるドメインブロックDCT係数群S4に変換して出力する変換手段として機能する。
劣化係数判定部5は、ドメインブロック直交変換部4が出力したドメインブロックDCT係数群S4から符号圧縮により情報が失われてしまった可能性のある係数を特定し、劣化を判定した結果として劣化判定結果S5を出力する劣化係数判定手段として機能する。
レンジブロック縮小部(A)6は、元画像S100を縦横それぞれ1/2に縮小した1/4縮小画像S6を出力する。
レンジブロック保持部(A)7は、1/4縮小画像S6を不図示のフレームメモリに保持する。
レンジブロック抽出部8は、1/4縮小画像メモリアクセスバスS7を通じて、レンジブロック保持部(A)7が保持する1/4縮小画像S6からレンジブロック候補(A)S8を抽出する。
レンジブロック相関比較部(A)9は、ドメインブロックS2とレンジブロック候補(A)S8の相関度を計算し、相関係数(A)S9を出力する。
レンジブロック再抽出部(A)10は、最も相関度の高かった相関係数(A)S9とその時のレンジブロック候補(A)S8の対応を記憶する。そして最も相関度の高かったレンジブロック候補(A)S105のエリアに相当する元画像S100のエリアの画素群を元画像メモリアクセスバスS1を通じて取得し、レンジブロック(A)S10として出力する。
レンジブロック直交変換部(A)11は、レンジブロック再抽出部(A)10が出力したレンジブロック(A)S10にDCTを施し、レンジブロック(A)DCT係数群S11を出力する。
レンジブロック縮小部(B)12は、元画像S100を縦横それぞれ1/4に縮小した1/16縮小画像S12を出力する。
レンジブロック保持部(B)13は、1/16縮小画像S12を不図示のフレームメモリに保持する。
レンジブロック抽出部(B)14は、1/16縮小画像メモリアクセスバスS13を通じて、レンジブロック保持部(B)13が保持する1/16縮小画像S12からレンジブロック候補(B)S14を抽出する。
レンジブロック相関比較部(B)15は、ドメインブロックS2とレンジブロック候補(B)S14の相関度を計算し、相関係数(B)S15を出力する。
レンジブロック再抽出部(B)16は、最も相関度の高かった相関係数(B)S15とその時のレンジブロック候補(B)S14の対応を記憶する。そして最も相関度の高かったレンジブロック候補(B)S106のエリアに相当する元画像S100のエリアの画素群を元画像メモリアクセスバスS1を通じて取得し、レンジブロック(B)S16として出力する。
レンジブロック直交変換部(B)17は、レンジブロック再抽出部(B)16が出力したレンジブロック(B)S16にDCTを施し、レンジブロック(B)DCT係数群S17を出力する。
係数合成部18は、新たな成分係数行列として合成DCT係数群S18を生成する係数生成手段として機能する。具体的には、係数合成部18は、ドメインブロックDCT係数群S4、劣化係数判定結果S5、レンジブロック(A)DCT係数群S11、レンジブロック(B)DCT係数群S17に基づいて、合成DCT係数群S18を生成する。また、係数合成部18は、ドメインブロックDCT係数群S4の少なくとも一部(本実施形態では劣化していない部分)を含み、かつ、劣化した成分を置き換えるようにして、合成DCT係数群S18を生成する。
逆変換部19は、合成DCT係数群S18にDCTの逆変換である逆離散コサイン変換を施して拡大部分画像S19を生成する逆変換手段として機能する。
出力画像保持部20は、拡大部分画像S19をフレームメモリに保持して最終的な出力となる拡大画像S20を保持する。
また、制御部100は、不図示の制御信号によって各構成部の動作を制御する。
図3は、第1実施形態の制御部100が制御する画像処理装置全体の動作のフローチャートである。
ステップP1においては、不図示の画像入力手段より入力された元画像S100を元画像保持部1に蓄積する。またレンジブロック縮小部(A)6により縮小された1/4縮小画像S6をレンジブロック保持部(A)7に蓄積する。同様に1/16縮小画像S12をレンジブロック保持部(B)13に蓄積する。
ステップP2においては、ドメインブロック抽出部2により元画像保持部1に保持された元画像から順にドメインブロックS2を抽出する。
図4は、ドメインブロックを順に選択する概念を示す図である。
ドメインブロックS2は、8×8画素で構成され、元画像S100の左上から順に重ならないように抽出される。
ステップP3においては、ドメインブロック直交変換部4によりドメインブロックS2にDCTを施し、8×8要素で構成されるドメインブロックDCT係数群S4を得る。
ステップP5においては、劣化係数判定部5により劣化判定結果S5を得る。劣化係数の判定方法の詳細については後述する。
ステップP6においては、レンジブロック(A)の探索を行い、レンジブロック(A)DCT係数群S11を得る。レンジブロック(A)の探索の詳細については後述する。
ステップP7においては、レンジブロック(B)の探索を行い、レンジブロック(B)DCT係数群S17を得る。レンジブロック(B)の探索の詳細については後述する。
ステップP8においては、係数合成部18により劣化係数判定結果S5に基づいてドメインブロックDCT係数群S4、レンジブロック(A)DCT係数群S11、レンジブロック(B)DCT係数群S17の係数合成を行う。係数合成処理の詳細については後述する。
ステップP9においては、逆変換部19において、合成DCT係数群S18に逆DCTを施して拡大部分画像S19を得る。
ステップP10においては、出力画像保持部20に拡大部分画像S19を記憶する。
ステップP11においては、ステップP2におけるドメインブロック抽出が元画像S100の全ての領域において選択されて全画面の拡大処理が終了したか否かを検査する。全て終了していればステップP12へ進み、まだ終了していなければステップP2へ戻る。
ステップP12においては、出力画像保持部20に保持されている画素情報を読み出し、拡大画像S20を得る。
次にステップP5における劣化係数判定の方法の詳細について説明する。
図5は、劣化係数探索の概念図である。
図5の左上側が低周波側であり、右下側が高周波側である。
本実施形態の劣化係数の探索では、係数を閾値と比較して劣化しているか否かの判定を行う。具体的には、係数を高周波側から順に探索し、係数の値が劣化判定閾値ψより小さければ劣化係数であるとみなす。劣化判定閾値ψ以上の係数が出現したらそれよりも低域の周波数は劣化していないとみなす。ただし、場合によっては、劣化している周波数域の中であっても特異的に大きな係数が残っている場合があるので、その対応として特徴許容閾値ωを導入する。これにより特異的に大きい係数を無視して劣化エリアの判定を継続する。
図6は、劣化係数判定における処理のフローチャートである。
ステップP501においては、各種変数の初期化を行う。
具体的には、L(*,*)を0とし、cntを0とし、xyをSIZEとする。
ここで、SIZEは、ドメインブロックのサイズを示す定数である。本実施形態においてドメインブロックのサイズは、8×8であるのでSIZE=8である。
L(*,*)は、劣化判定結果を格納する2次元配列である。配列サイズは、劣化を判定するDCT係数群の要素数と同じであり、ここでは、ドメインブロックのサイズと同じ8×8である。直流成分を示す左上の要素のインデックスは、(1,1)である。最も高周波の成分を示す右下の要素のインデックスは、(SIZE,SIZE)である。値が0であれば劣化無し、1であれば劣化ありとする。このステップにおいて全ての要素を0(劣化無し)に初期化する。
cntは、劣化していないと判定された係数の数を数えるカウンタである。このステップにおいてカウント値を0に初期化する。
xyは、劣化を判定する係数を指し示すための補助変数である。劣化判定は、高周波を示す右下の係数から順に判定するのでxy=SIZE(本実施形態においては、xy=8)に初期化する。
ステップP502においては、探索用インデックス変数のxをxyに初期化する。
ステップP503においては、探索用インデックス変数のyを計算する。具体的には、y=SIZE+xy−xによりyを求める。
ステップP504においては、判定対象の係数D(x,y)が劣化判定閾値ψより大きいか否かを判定する。劣化判定閾値ψを超えていれば係数は、劣化していないと判断してステップP510へ進む。そうでなければ係数が劣化していると判断してステップP505へ進む。
ステップP505においては、劣化判定結果配列L(x,y)に”1”(劣化あり)を書き込む。
ステップP506においては、探索用インデックス変数のxを1増加させる。
ステップP507においては、探索用インデックス変数のxが所定の探索範囲を超えたか否かを判定する。xがSIZE以下であればまだ超えていないのでステップP503へ戻る。超えていればステップP508へ進む。
ステップP508においては、補助変数xyの値を1減らす(xy=xy−1)。
ステップP509においては、補助変数のxyが所定の探索範囲を超えたか否かを判定する。1未満になったら探索終了である。そうでなければステップP502へ戻る。
ステップP510においては、非劣化のカウンタcntの値を1増やす。
ステップP511においては、前記非劣化のカウンタ値が示す劣化していない係数の個数が特徴許容閾値ωを超えたか否かを判定する。特徴許容閾値ωを超えていなければステップP506へ進んで探索を継続する。特徴許容閾値ωを超えたらもうこれ以上の高域側の係数は、仮にψ未満の係数であっても劣化した係数ではないと判断して探索を終了する。
画像によっては、高域部分に特異的に係数の大きな成分が偏在する場合がある。圧縮方法によっては、高域部の特異な特徴を保存しつつさらに低域側の係数を圧縮する場合もあるので、特徴許容閾値ωを適宜設定すると画質の向上が見られる場合がある。撮影時のピンぼけ等のように一様に高域劣化する性質の画像の場合には、特徴許容閾値ωは、低い値でよい。
次に、ステップP6におけるレンジブロック(A)探索の方法の詳細について説明する。
図7は、レンジブロック探索処理のフローチャートである。
ステップP61においては、レンジブロック抽出部(A)6によりレンジブロック保持部(A)7に保持された1/4縮小画像S6から順にレンジブロック候補(A)S8を抽出する。
図8は、レンジブロックを順に選択する概念を示す図である。
レンジブロック候補(A)S8は、8×8画素で構成され、1/4縮小画像S6の左上から順に1画素ずつ、ずらして抽出される。
ステップP62においては、レンジブロック相関比較部(A)9によりドメインブロックS2とレンジブロック候補(A)S8との相関度を算出し、相関係数(A)S9を得る。相関係数は、以下の方法によって算出される。
ドメインブロックS2を構成するそれぞれの画素をPd(X,Y)、レンジブロック候補(A)S8を構成するそれぞれの画素をPr(X,Y)とおく。
ここで、それぞれの画素の差分絶対値
G(X,Y)=|Pd(X,Y)−Pr(X,Y)|
を算出し、画素相関度とする。
さらに、差分絶対値の総和
R=Σ{G(X,Y)}
を算出し、これを相関係数(A)S9とする。この計算式では、Rが小さいほど相関度が高いことを意味する。比較対象が全く同一の場合には、Rは0になる。
ステップP63においては、レンジブロック再抽出部(A)10内の不図示のレジスタに記憶されている、既に調査されたレンジブロックの内最も相関の高かったレンジブロック候補の相関度と新たなレンジブロック候補の相関度を比較する。
ステップP64においては、ステップP63の比較結果に基づいて、最も相関度の高いレンジブロックの候補とその相関度の記憶レジスタを更新する。
ステップP65においては、1/4縮小画像の全てについてレンジブロックの探索が完了したか否かを判定する。まだ探索が完了していなければステップP61へ戻る。探索が完了していればステップP66へ進む。
ステップP66においては、記憶されている最もドメインブロックS2との相関度の高かったレンジブロック候補(A)S105(図2参照)に相当する、元画像S100の部分画像を抽出してレンジブロック(A)S10を得る。例えば、最も相関度の高かったレンジブロック候補の部分画像が、1/4縮小画像の(20,10)−(27,17)の画素群であった場合、元画像の(40,20)−(55,35)の部分画像がレンジブロック(A)S8となる。レンジブロック候補(A)S8は、1/4縮小画像で探索されるので8×8画素で構成されるが、レンジブロック(A)S10は、元画像の相当する画素群であるので16×16画素で構成される。
ステップP67においては、レンジブロック直交変換部11においてレンジブロック(A)S10にDCTを施し、レンジブロック(A)DCT係数群S11を得る。レンジブロック(A)DCT係数群S11は、16×16要素の係数によって構成される。
ステップP7におけるレンジブロック(B)の探索処理は、ステップP6におけるレンジブロック(A)の探索処理とほぼ同様である。ただし、レンジブロック保持部(B)13に蓄積されている画像が1/16縮小画像であるので、レンジブロック(B)S16は、32×32画素で構成され、レンジブロック(B)DCT係数群S17は、32×32要素の係数によって構成される。
次に、ステップP8における係数合成処理の詳細について説明する。
図9は、係数合成処理のフローチャートである。
図10は、係数合成の概念図である。
ステップP81においては、ドメインブロックDCT係数群S4を劣化判定結果S5に基づいて、非劣化ドメインブロック係数S111と劣化ドメインブロック係数S112に分割する。
ステップP82においては、レンジブロック(A)DCT係数群S11を非劣化レンジブロック(A)係数αS114、非劣化レンジブロック(A)係数βS115、劣化レンジブロック(A)係数S116に分割する。この分割は、劣化判定結果S5とステップP81における分割結果に基づいて行われる。非劣化レンジブロック(A)係数αS114は、非劣化ドメインブロック係数S111と同じ要素エリアを持つ。レンジブロック(A)においてもドメインブロックと同様に劣化した高域成分が存在する。すなわち、劣化レンジブロック(A)係数S116は、劣化判定結果S5のエリアを縦横2倍拡大したエリアを持つ。この例を、図を用いて説明する。
図11は、判定された劣化係数の概念図である。
図12は、エリア拡大された劣化係数の概念図である。
例えば、劣化判定結果が図11で示すような(7,8),(8,7),(8,8)の3要素のエリアであった場合、劣化レンジブロック(A)係数S116のエリアは、図12に示すようになる。すなわち、(13,15),(13,16),(14,15),(14,16),(15,13),(15,14),(15,15),(15,16),(16,13),(16,14),(16,15),(16,16)の12要素のエリアとなる。そして、非劣化レンジブロック(A)係数βS115は、それ以外のエリアを持つ。
図9及び図10に戻って、ステップP83においては、レンジブロック(B)DCT係数群S17を劣化判定結果S5とステップP81における分割結果とステップP82における分割結果に基づいて分割する。非劣化レンジブロック(B)係数αS118は、非劣化ドメインブロック係数S111と同じ要素エリアを持つ。非劣化レンジブロック(B)係数βS119は、非劣化レンジブロック(A)係数βS115と同じ要素エリアを持つ。非劣化レンジブロック(B)係数γS120は、劣化レンジブロック(A)係数S116と同じ要素エリアを持つ。レンジブロック(B)においてもまた、ドメインブロックと同様に劣化した高域成分が存在する。すなわち、劣化レンジブロック(B)係数S122は、劣化判定結果S5のエリアを縦横4倍拡大したエリアを持つ。非劣化レンジブロック(B)係数δS121は、それ以外のエリアを持つ。
ステップP84においては、非劣化ドメインブロック係数S111と非劣化レンジブロック(A)係数βS115と非劣化レンジブロック(B)係数γS120を合成し、合成DCT係数群S18を得る。すなわち、ドメインブロックDCT係数群S4の内の劣化成分は、レンジブロック(A)DCT係数群S11の相当する係数に置き換わる。また、レンジブロック(A)DCT係数群S11の内の劣化成分は、レンジブロック(B)DCT係数群S17の相当する係数に置き換わる。
以上説明したように、第1実施形態によれば、画像の拡大処理を行うときに、画像の劣化した情報を補うことが可能となり、拡大された画像の画質を向上できる。
(第2実施形態)
図13は、第2実施形態における画像処理装置の構成を示す図である。
第2実施形態は、先に説明した第1実施形態よりも簡易な装置構成とした形態である。
なお、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
高域係数生成部31は、ドメインブロックDCT係数群S4に基づいて、8×8要素の高域係数S31の生成を行う。
図14は、高域係数生成部31が行う高域係数生成の概念図である。
図15は、高域係数生成部31が高域係数生成を行うときに用いる空間周波数表である。
自然画にFFT(Fast Fourier Transform :高速フーリエ変換)やDCT等の直交変換を施して得られた係数行列は、一般的に中心周波数を軸にして対称性が強い性質がある事が知られている。また、自然画のパワースペクトル分布強度は、空間周波数の逆数に比例する傾向がある事も知られている。高域係数生成部31では、それらの性質を利用する。
まず、ドメインブロックDCT係数群S4の内、低域部分の4×4の係数を取り出す。
次に、残りの高域部分の係数に中心周波数を対称中心として低域の係数をコピーする。その際、図15の空間周波数表を参照してコピー元の空間周波数とコピー先の空間周波数の比を係数に乗じる。例えば、(7,7)の係数は、コピー元の(2,2)とコピー先の(7,7)の空間周波数を参照して、(0.71/4.24)*b2となる。
図16は、係数置換部32により分割されたドメインブロックDCT係数群S4の概念図である。
係数置換部32は、劣化判定結果S5に基づいて、ドメインブロックDCT係数群S4を非劣化ドメインブロック係数S111とハッチングを付して示した劣化ドメインブロック係数S112に分割する。
次に、係数置換部32は、劣化ドメインブロック係数S112を高域係数S31の対応する部分の係数と置換して、置換ドメインブロック係数S32を出力する。
図17は、高域係数S31の概念図である。
図18は、置換ドメインブロック係数S32の概念図である。
図17中でハッチングを付していない部分の係数を、図16中でハッチングを付して示した劣化ドメインブロック係数S112と置き換えて、図18に示す置換ドメインブロック係数S32を得る。
係数拡張部33は、8×8要素の置換ドメインブロック係数S32を高域係数生成部31と同様の方法によって係数を拡張し、16×16要素の合成DCT係数群S18を出力する。
図19は、係数拡張部33が合成DCT係数群S18を生成する係数拡張の概念図である。
係数拡張部33は、まず、8×8要素の置換ドメインブロック係数S32を低域部分に設定する。次に、残りの高域部分の係数に中心周波数を対称中心として低域の係数をコピーする。その際、図15の空間周波数表を参照してコピー元の空間周波数とコピー先の空間周波数の比を、高域係数生成部31の場合と同様に係数に乗じ、合成DCT係数群S18を生成する。
上述した高域係数生成部31、係数置換部32、係数拡張部33以外の各部の動作は、第1実施形態と同様である。
以上説明したように、第2実施形態によれば、簡易な構成であっても、画質の良好な画像拡大を行うことができる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、先に説明した第2実施形態における劣化係数判定部5による劣化係数の判定方法を簡略化した形態である。よって、前述した第2実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図20は、第3実施形態における劣化係数判定部5が行う劣化エリア判定の概念図である。
圧縮画像の劣化の度合いは、出力されるデータストリームのビットレートと非常に深い相関性を持つ。また、データストリームのビットレートは、映像コンテンツのメディアタイプによってほぼ決まった値となる。
そこで、第3実施形態の劣化係数判定部5は、入力される画像のメディアタイプに応じて劣化と見なすブロック(領域)を予め設定している。具体的には、地上波、衛星放送、外部入力の順で劣化と見なすブロックが広くなるように設定されている。なお、これらメディアタイプ毎の劣化と非劣化との境界は、実情に合わせて適宜変更してもよく、上述した順番に限るものではない。
第3実施形態によれば、さらに簡易な構成であっても、第2実施形態と同様な効果を得ることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態は、第1実施形態に示した構成において、劣化係数判定部5の出力する劣化判定結果S5を、多値化することによって画質の向上を図る形態である。第4実施形態における装置の構成は、第1実施形態と同様である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第4実施形態では、劣化判定閾値ψを3としたとき、ステップP505において劣化の判定結果を劣化の度合いに応じて以下のように多値化した値にする。
L(x,y)←1.00[D(x,y)=0]
L(x,y)←0.75[D(x,y)=1]
L(x,y)←0.50[D(x,y)=2]
L(x,y)←0.25[D(x,y)=3]
また、図9に示したフローチャートのステップP84における合成処理を本実施形態で行うとき、ドメインブロックDCT係数群S4とレンジブロック(A)DCT係数群S11を劣化判定結果S5に応じて適宜混合して合成DCT係数群S18を生成する。例えば、L(7,8)=0.75であれば、以下のようになる。
S18(7,8)=S11(7,8)*L(7,8)+S4(7,8)*(1−L(7,8))=S11(7,8)*0.75+S4(7,8)*(1−0.75)
ただし、S18(7,8)は、合成DCT係数群S18の(7,8)の要素であり、S11(7,8)は、レンジブロック(A)DCT係数群S11の(7,8)の要素であり、S4(7,8)は、ドメインブロックDCT係数群S4の(7,8)の要素である。
また、レンジブロック(A)DCT係数群S11の劣化係数についても同様に多値化した劣化判定結果に基づいた合成を行う。
その他の各部の動作及び装置全体の制御については、第1実施形態と同様である。
以上説明したように、第4実施形態によれば、多値化した劣化判定結果に基づいて、画像の劣化した情報を補うので、拡大された画像の画質を第1実施形態から第3実施形態の場合よりもさらに向上できる。
(第5実施形態)
先に説明した第1実施形態から第4実施形態では、画像の拡大において劣化した部分の画質を改善する例を示した。これに対して第5実施形態は、画像の拡大を伴わずに、画像の鮮明化を目的として本発明を適用する形態である。
図21は、本発明による画像処理装置の第5実施形態の構成を示す図である。
第4実施形態における装置の構成は、第1実施形態の構成から、レンジブロック(B)に関する構成を省略した形態である。すなわち、レンジブロック縮小部(B)12、レンジブロック保持部(B)13、レンジブロック抽出部(B)14、レンジブロック相関比較部(B)15、レンジブロック再抽出部(B)16、レンジブロック直交変換部(B)17が省略されている。
なお、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
係数合成部18は、非劣化ドメインブロック係数S111と、非劣化レンジブロック(A)係数βS115の内の劣化ドメインブロック係数S112のエリアに相当する係数との合成を行い、合成DCT係数群S18として8×8要素の係数を出力する。
その他の構成部の動作は、第1実施形態と同様である。
以上説明したように、第5実施形態によれば、画像の拡大を伴わない場合であっても、本発明を適用して画像の鮮明化を行うことができる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)各実施形態において、画像の成分係数を得る変換操作として離散コサイン変換(DCT)を用いた例を示した。しかし、これに限らずフーリエ変換やアダマール変換等、その他の直交変換を用いてもよい。また、トータル・バリエーション法(TV法)等の直交変換によらない成分分解法であっても、最終的に逆変換が可能な変換法であればそれらの変換法を用いてもよい。
(2)各実施形態において、画像の縦横比を維持して拡大する処理、又は、拡大を伴わない処理について説明した。これに限らず、例えば、画像の縦横比を変更する処理であってもよい。
なお、第1実施形態〜第5実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
本発明による画像処理装置の第1実施形態の構成を示す図である。 ドメインブロック及びレンジブロックの概念図である。 第1実施形態の制御部100が制御する画像処理装置全体の動作のフローチャートである。 ドメインブロックを順に選択する概念を示す図である。 劣化係数探索の概念図である。 劣化係数判定における処理のフローチャートである。 レンジブロック探索処理のフローチャートである。 レンジブロックを順に選択する概念を示す図である。 係数合成処理のフローチャートである。 係数合成の概念図である。 判定された劣化係数の概念図である。 エリア拡大された劣化係数の概念図である。 第2実施形態における画像処理装置の構成を示す図である。 高域係数生成部31が行う高域係数生成の概念図である。 高域係数生成部31が高域係数生成を行うときに用いる空間周波数表である。 係数置換部32により分割されたドメインブロックDCT係数群S4の概念図である。 高域係数S31の概念図である。 置換ドメインブロック係数S32の概念図である。 係数拡張部33が合成DCT係数群S18を生成する係数拡張の概念図である。 第3実施形態における劣化係数判定部5が行う劣化エリア判定の概念図である。 本発明による画像処理装置の第5実施形態の構成を示す図である。
符号の説明
1 元画像保持部
2 ドメインブロック抽出部
4 ドメインブロック直交変換部
5 劣化係数判定部
6 レンジブロック縮小部(A)
7 レンジブロック保持部(A)
8 レンジブロック抽出部(A)
9 レンジブロック相関比較部(A)
10 レンジブロック再抽出部(A)
11 レンジブロック直交変換部(A)
12 レンジブロック縮小部(B)
13 レンジブロック保持部(B)
14 レンジブロック抽出部(B)
15 レンジブロック相関比較部(B)
16 レンジブロック再抽出部(B)
17 レンジブロック直交変換部(B)
18 係数合成部
19 逆変換部
20 出力画像保持部
31 高域係数生成部
32 係数置換部
33 係数拡張部
100 制御部
S100 元画像
S1 元画像メモリアクセスバス
S2 ドメインブロック
S4 ドメインブロックDCT係数群
S5 劣化判定結果
S6 1/4縮小画像
S7 1/4縮小画像メモリアクセスバス
S8 レンジブロック候補(A)
S9 相関係数(A)
S10 レンジブロック(A)
S11 レンジブロック(A)DCT係数群
S12 1/16縮小画像
S13 1/16縮小画像メモリアクセスバス
S14 レンジブロック候補(B)
S15 相関係数(B)
S16 レンジブロック(B)
S17 レンジブロック(B)DCT係数群
S18 合成DCT係数群
S19 拡大部分画像
S20 拡大画像
S31 高域係数
S32 置換ドメインブロック係数
S105 最も相関度の高かったレンジブロック候補(A)
S106 最も相関度の高かったレンジブロック候補(B)
S111 非劣化ドメインブロック係数
S112 劣化ドメインブロック係数
S114 非劣化レンジブロック(A)係数α
S115 非劣化レンジブロック(A)係数β
S116 劣化レンジブロック(A)係数
S118 非劣化レンジブロック(B)係数α
S119 非劣化レンジブロック(B)係数β
S120 非劣化レンジブロック(B)係数γ
S121 非劣化レンジブロック(B)係数δ
S122 劣化レンジブロック(B)係数

Claims (16)

  1. 元画像から成分係数行列に変換を行う変換手段と、
    前記成分係数行列から画像の劣化した周波数成分を判定する判定手段と、
    前記判定手段が判定した結果と前記成分係数行列とに応じて新たな成分係数行列を生成する係数生成手段と、
    前記係数生成手段が生成する新たな成分係数行列に対して前記変換手段が行う変換の逆変換を行い画像を出力する逆変換手段と、
    を備え、
    前記判定手段は、画像の劣化している周波数成分の劣化度合いを多値化し、
    前記係数生成手段は、前記判定手段により画像が劣化していると判定された周波数成分の係数を、多値化された前記劣化度合いに応じて新たな係数に置き換えて、新たな成分係数行列を生成すること、を特徴とする画像処理装置。
  2. 前記変換手段が行う変換は、直交変換であり、
    前記逆変換手段が行う逆変換は、前記直交変換の逆変換であること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記係数生成手段は、前記変換手段が変換した成分係数行列の少なくとも一部を含むように新たな成分係数行列を生成すること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 元画像の一部をなす第1部分画像と、元画像を縮小した縮小画像の一部をなす第2部分画像とを比較して、互いに相関する第1部分画像と第2部分画像とを特定する比較手段をさらに備え、
    前記係数生成手段は、前記第1部分画像から生成された係数、若しくは前記第2部分画像から生成された係数、または前記第1部分画像から生成された係数および前記第2部分画像から生成された係数を用いて、前記新たな係数を決定すること、
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記係数生成手段は、前記新たな係数として、前記劣化度合いが小さいほど前記第1部分画像から生成された係数に近く、前記劣化度合いが大きいほど前記第2部分画像から生成された係数に近い係数を生成すること、
    を特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記判定手段は、前記変換手段が変換した成分係数行列の係数を閾値と比較して、前記成分係数行列から画像の劣化した周波数成分に相当する係数を判定すること、
    を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 元画像から成分係数行列に変換を行う変換手段と、
    前記成分係数行列から画像の劣化した周波数成分を判定する判定手段と、
    前記判定手段が判定した結果と前記成分係数行列とに応じて新たな成分係数行列を生成する係数生成手段と、
    前記係数生成手段が生成する新たな成分係数行列に対して前記変換手段が行う変換の逆変換を行い画像を出力する逆変換手段と、
    を備え、
    前記判定手段は、前記元画像のメディアタイプに応じて設定された周波数成分を、画像の劣化している周波数成分として判定すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  8. 前記メディアタイプは、地上波放送、衛星放送、外部入力の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 元画像から成分係数行列に変換を行い、
    前記成分係数行列から画像の劣化した周波数成分を判定するとともに画像が劣化している周波数成分の劣化度合いを多値化し、
    画像が劣化していると判定された周波数成分の係数を、多値化された前記劣化度合いに応じて新たな係数に置き換えることで新たな成分係数行列を生成し、
    前記新たな成分係数行列に対して前記変換の逆変換を行い画像を出力する画像処理方法。
  10. 前記元画像から成分係数行列に変換する場合に直交変換を行い、
    前記逆変換として、前記直交変換の逆変換を行うこと、
    を特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  11. 前記変換を行った成分係数行列の少なくとも一部を含むように前記新たな成分係数行列を生成すること、
    を特徴とする請求項又は請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 前記新たな成分係数行列を生成する際、元画像の一部をなす第1部分画像と、元画像を縮小した縮小画像の一部をなす第2部分画像とを比較して、互いに相関する第1部分画像と第2部分画像とを特定し、
    前記第1部分画像から生成された係数、若しくは前記第2部分画像から生成された係数、または前記第1部分画像から生成された係数および前記第2部分画像から生成された係数を用いて、前記新たな係数を決定すること、
    を特徴とする請求項から請求項11までのいずれか1項に記載の画像処理方法。
  13. 前記新たな係数として、前記劣化度合いが小さいほど前記第1部分画像から生成した係数に近く、前記劣化度合いが大きいほど前記第2部分画像から生成した係数に近い係数を生成すること、
    を特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
  14. 前記変換した成分係数行列の係数を閾値と比較して、前記成分係数行列から画像の劣化した周波数成分に相当する係数を判定すること、
    を特徴とする請求項から請求項13までのいずれか1項に記載の画像処理方法。
  15. 元画像から成分係数行列に変換を行い、
    前記成分係数行列から、前記元画像のメディアタイプに応じて設定された周波数成分を、画像の劣化している周波数成分として判定し、
    画像が劣化していると判定された前記周波数成分の係数を、新たな係数に置き換えることで新たな成分係数行列を生成し、
    前記新たな成分係数行列に対して前記変換の逆変換を行い画像を出力する画像処理方法。
  16. 前記メディアタイプは、地上波放送、衛星放送、外部入力の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
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