JP5188904B2 - 男性用尿吸収物品 - Google Patents

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Description

本発明は、着用者に装着されて尿を吸収する男性用尿吸収物品に関する。
身体が不自由な高齢者や入院患者、又は、寝たきりの高齢者や入院患者等の排尿処理を容易にするために、使い捨ておむつ等が用いられている。
しかし、使い捨ておむつでは、少量の排尿時であってもおむつ全体を交換する必要があるため、使用者にとって経済的な負担が大きくなってしまう。そこで、従来より、使い捨ておむつの内側に安価な補助吸収具(いわゆる、尿取りパッド等)を取り付けて着用し、少量の排尿時には補助吸収具のみを交換することが行われている。
上記補助吸収具の1つとして、使い捨ておむつや下着の内側において着用者のペニスに装着される男性用尿吸収パッドが利用されている。
このような従来の男性用尿吸収パッドについては、例えば、特許文献1又は特許文献2に開示されている。
特開2004−159724号公報 特開2002−282292号公報
従来の男性用尿吸収パッドにおいては、パッドの所定の部位に止着手段として塗布された接着剤表面に、その表面を保護するために剥離紙を被覆する構成が適用され、男性用尿吸収パッドの使用に際しては、剥離紙を剥がして接着剤表面を露出させ、その接着剤を接着対象に貼着させている。しかしながら、剥離紙を剥がすのには手間がかかり、また、剥がした後の剥離紙は不用となりゴミとなる等の課題があった。
本発明は、上記課題を解決するものであって、剥離紙の代替となる部位を備えた男性用尿吸収物品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、ペニス挿入用の挿入部を有し、着用者のペニスに装着されて尿を吸収する袋状の男性用尿吸収物品であって、前記袋状の男性用吸収物品の外部に向けて延びるように形成されている接着層、前記挿入部の縁部を含むシートから延びており、前記接着層よりも前記挿入部側の位置にて、前記接着層に対面している保護シートを備え、前記接着層は、前記挿入部に前記ペニスが挿入されたときに、前記保護シートが前記袋状の男性用尿吸収物品の内部に折り込まれることで、当該ペニスの周囲にて前記接着層同士が接着する位置に形成されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の男性用尿吸収物品において、ペニス挿入方向と交差する方向を幅方向として、前記挿入部の縁部は、前記男性用尿吸収物品の幅方向に延びる一対の対向辺を有し、前記一対の対向辺のそれぞれに、一対の前記接着層がそれぞれ形成され、前記挿入部の縁部を含むシートから延びた一対の前記保護シートが、前記一対の接着層にそれぞれ対面していることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の男性用尿吸収物品において、前記一対の保護シートは、前記一対の対向辺に沿った折曲線により折曲された単一のシートの、折曲線を境とした一方及び他方の部位であり、前記一方及び他方の部位が、前記折曲線に沿って、前記袋状の男性用吸収性物品の外部側に折曲げられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の男性用尿吸収物品において、前記単一のシートに、前記折曲線に沿って弱化線が形成されており、前記弱化線を裂開することにより開口部が形成されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の男性用尿吸収物品において、前記一対の対向辺から前記男性用尿吸収物品の外部側へ向けて張り出した一対の張出部に、前記一対の接着層がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の男性用尿吸収物品において、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に介在するシート状の吸収体とを有する積層体と、その外周縁部が前記積層体の外周縁部に接合されて前記積層体とともに袋体を構成する表面シートと、を備え、前記表面シートに前記挿入部が形成されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項5に記載の男性用尿吸収物品において、前記一対の張出部は、前記一対の張出部の前記幅方向両端部同士を接合して一つの環状帯形状の張出部を構成していることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の男性用尿吸収物品において、前記接着層は、基材に、自己密着性を有する接着材料を塗布した接着部材であることを特徴とする。
請求項1〜8に記載の発明によれば、自然状態(未使用状態)では、接着層と保護シートとが対面した状態にあるので、保護シートは、接着層が接着対象に貼着するのを防ぐ剥離シートとしての効果を奏する。また、着用する際には、接着層と保護シートとが対面した状態から、挿入部の縁部を回動軸として保護シートを回動させて袋体の内部空間内に落とし込んだ後、接着層を接着対象に貼着させることで、男性用尿吸収物品を着用者(ペニス)に装着させることができる。このため、剥離シートとして機能していた保護シートを取り外すことなく、保護シートを男性用尿吸収物品に設けたままで着用することができ、男性用尿吸収物品の作成時の部品点数の低減を図ることができるとともに、ゴミの発生を防ぐことができる。
特に、請求項4に記載の発明によれば、単一のシートに、折曲線に沿って弱化線が形成されており、弱化線を裂開することにより開口部が形成される。このような構成にすることにより、男性用尿吸収物品を着用するときに初めて弱化線を裂開して開口部を形成することになるので、男性用尿吸収物品が未使用であるか使用済みであるかを視認することができる。また、使用時まで弱化線を裂開して開口しないので、それまでの未使用状態では、ペニスを収納する袋体の内部空間に外部から異物が侵入しにくく、そのため内部空間を清潔に保つことができ、袋体の内部空間は着用者のペニスに直接触れるものであるので衛生的にも優れている。
特に、請求項5に記載の発明によれば、挿入部の一対の対向辺から男性用尿吸収物品の外部側へ向けて張り出した一対の張出部に、一対の接着層がそれぞれ形成されている。このような構成にすることにより、男性用尿吸収物品を装着する際に、張出シートがペニスの保持手段として機能するとともに、把手手段として着用者若しくは介護者が装着するために掴むことができる。また、それぞれの張出部を掴んで互いに相対する方向に引っ張って離間させることにより、張出シートを引っ張る力に伴って弱化線の周囲の保護シートの部位も引っ張られるため、保護シートの弱化線の裂開を容易に行うことができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る男性用尿吸収物品1は、着用者に着用されるアウター(外装物品、例えば、使い捨ておむつやパンツ)の内側において、着用者のペニスに装着されて尿を吸収する補助吸収具である。なお、以下の説明では、説明の便宜上、トップシート31側を「上」若しくは「表」とし、バックシート32側を「下」若しくは「裏」とする。
男性用尿吸収物品1の構成について、図1及び図2に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る自然状態(未使用状態)における男性用尿吸収物品1の構成を示す平面図であり、図2は、図1におけるA−A断面図、つまり、男性用尿吸収物品1を上下方向に垂直な面で切断した断面図である。本発明に係る男性用尿吸収物品1は、長手方向の寸法Pが、長手方向に垂直な幅方向(ペニス挿入方向と交差する方向)の寸法Qよりも大きい男性用尿吸収物品である。男性用尿吸収物品1は、略シート状の積層体3と表面シート4とがその外周縁部同士をホットメルト接着剤等により接合(当該接合部を図では接合部Sと表示している)して構成された袋状の補助吸収具であり、袋体内5の内部空間5aにペニスを収納する構成になっている。なお、図2を含む男性用尿吸収物品1の断面図では、説明の便宜上、積層体3や内部空間5aを上下方向に広げて図示しているが、実際は上下方向に薄いものである。
<1.積層体>
積層体3は、ペニスから排出された尿を吸収して保持する略シート状の吸収体33と、吸収体33の上面を覆う液透過性のトップシート31と、吸収体の下面を覆う液不透過性(難透過性を含む)のバックシート32とから構成されている。トップシート31とバックシート32は、ホットメルト接着剤により吸収体33の周囲にて相互に接合されている。なお、トップシート31とバックシート32との接合(当該接合部を図2では接合部Tと表示している)は、熱接合や超音波シール等の方法により行われてもよい。ホットメルト接着剤については、ゴム系、ポリオレフィン系、酢酸ビニル系等のホットメルト接着剤から適切に選定して、直接的なコーター塗布、間接的なスパイラル塗布、メルトブロー(カーテンスプレー)塗布、ビード塗布等の方法で塗布する。
トップシート31は、積層体3の上面を構成するシートであり、後述する表面シート4と内部空間5aを形成する隙間を介して対向する液透過性のシートである。空間5aとは、男性用尿吸収物品1の袋体5の内部を構成する空間であり、挿入されたペニスを収納することができる空間である。
トップシート31としては、直接着用者(ペニス)の肌に触れるために、肌触りの良い点を考慮してこれに適した衛生的な材料が選択され、着用者からの尿を素早く捕捉し、速やかに吸収体33へ透過させるのに適した液透過性のシートが用いられる。例えば、セルロース、レーヨン、コットン等の親水性繊維を用いた不織布が好ましい。なお、トップシートとして、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等の疎水性繊維の表面を界面活性剤により処理して透液性とした不織布を用いることも可能である。
バックシート32は、積層体3の下面を構成するシートであり、トップシート31を透過した尿や、一旦吸収体33に吸収された尿が吸収体33の内部から外部へしみ出すことを防止する液不透過性のシートである。着用性の観点から、バックシート32の表面積は、トップシート31と同一であることが望ましい。
バックシート32としては、一般的に衛生材料からなる液不透過性のシートが用いられる。例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等疎水性繊維を用いた撥水性の不織布が用いられる。なお、撥水性または不透液性のプラスチックフィルムや、上記不織布とプラスチックフィルムとの複合材料等がバックシート32として利用されてもよい。この場合、着用者の快適性の観点からは、透湿性(すなわち、通気性)を有して水蒸気を透過させて蒸れを防止でき、ある程度可撓性を有するプラスチックフィルムが利用されることが好ましい。
吸収体33は、トップシート31を透過してきた尿を吸収して保持する役割を果たす。したがって、液体吸収性に優れる材質のものであれば使用することができ、このような吸収体33としては、親水性繊維(例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維)の集合体に粒状の吸水性ポリマーを混合したものをティッシュペーパーや透液性不織布等の被覆シートにより包み込んで形成され、トップシート31を透過した尿を吸収して迅速に保持・固定する。親水性繊維を包む被覆シートは、親水性繊維および吸水性ポリマーとホットメルト接着剤により接合されて、親水性繊維の型崩れ、および、吸水性ポリマーの脱落(特に、吸水後における脱落)を防止する。また、略平行に相対向する二枚の液透過性シートの対向面に接着剤等を塗布し、層状の吸収性ポリマー(ポリマー層)を挟み込んで固定した略シート状吸収体を利用することもできる。この場合、ポリマー層は、長手方向に延びる略矩形状の層であり、幅方向に間隔をおいて複数配列している。ポリマー層の非存在領域においては、二枚の液透過性シート同士が接合され封止されている。
<2.表面シート>
表面シート4は、ペニスを挿入する領域である挿入部6を有している。男性用尿吸収物品1を着用者が装着したとき、表面シート4の上面が着用者の下腹部、股部及び大腿部に当接する、すなわち、着用者の肌に触れることになるので、快適な着用感を考慮すると、表面シート4としては、肌触り感がよく衛生的な材料からなる可撓性かつ液不透過性のシートを用いることが望ましい。例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等疎水性繊維を用いた撥水性の不織布が用いられる。なお、撥水性または不透液性のプラスチックフィルムや、上記不織布とプラスチックフィルムとの複合材料等が表面シート4として利用されてもよい。この場合、着用者の快適性の観点からは、透湿性(すなわち、通気性)を有して水蒸気を透過させて蒸れを防止でき、ある程度可撓性を有するプラスチックフィルムが利用されることが好ましい。また、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、SMS不織布等の撥水性不織布材料を用いることも可能である。
<3.挿入部及びその付近の構成について>
<3−1.挿入部>
次に、挿入部6及びその付近の構成について、図1乃至図3に基づいて説明する。図3は、図1において張出シート及び保護シートを省いた男性用尿吸収物品の平面図である。本実施形態に係る挿入部6は、表面シート4の長手方向略中央領域近傍において、幅方向に延びる領域に相当し、当該領域はペニスが挿入できるように開口されている。
なお、挿入部6の幅方向の寸法について、図1及び図3では、説明の便宜上、男性用尿吸収物品1の幅方向と同一、若しくはそれよりも若干小さい程度に設定しているが、挿入部6の開口がペニスを挿入することができるのに十分な大きさであればよい。
<3−2.張出シート>
次に、張出シート7について、図1、図2又は図4に基づいて説明する。図4は、図1におけるA−A断面の斜視図である。なお、図4を含む斜視図では、表面シート4、張出シート7、後述する保護シート9それぞれの断面が直線状のシートに描かれ、また、挿入部6の対向辺6aと対向辺6bとが隙間を介して対向した図を図示しているが、これは説明の便宜上であり、実際には、各シート4・7・9は所定の厚みを有したシートであり、自然状態では、保護シート91と保護シート92とが略当接するように保護シート9は折り畳まれており、それに伴い対向辺6aと対向辺6bとも略当接した状態になっている。
本実施形態では、表面シート4に設けられた挿入部6において、挿入部6の長手方向一方側及び他方側の縁部には、それぞれ一対となる対向辺6a、6bを有し、この一対の対向辺6a、6bそれぞれから男性用尿吸収物品1の外部側へ向けて一対の液不透過性の張出シート71・72(その総称を7とする)が張り出されている。張出シート71若しくは72は、張出シート71若しくは72の付け根部分である挿入部6の対向辺6a若しくは6bを起倒軸として、起倒自在に支承されている。例えば、略平板状の自然状態においては、挿入部6の対向辺6a若しくは6bを中心に、張出シート71若しくは72は回動可能、すなわち、長手方向両側に起倒可能である。
本実施形態に係る張出シート7は、男性用尿吸収物品1を装着する際に、張出シート7がペニスの保持手段として機能するとともに、把手手段として着用者若しくは介護者が装着するため/させるために掴むことができる。したがって、張出シート7の長手方向の寸法Rは、ペニスの保持手段として、及び、着用者若しくは介護者が掴むことができる把手手段としての機能を奏するのに十分な大きさを有するように設定する。
なお、張出シート7と表面シート4とは、それぞれ別体のシートでもいいし、張出シート7と表面シート4とが単一のシートから構成されててもよい。
<3−3.接着層>
また、図2に示すように、相対向する一対の張出シート71・72の対向面71a・72aそれぞれ(その総称として7aとする)には、接着対象との間で着脱自在な接着層8が形成されている。本実施形態に係る接着層8は、図5に示すように、基材シート81と、基材シート81の一方の面に形成された接着剤層82とから構成されている。基材シート81の他方の面を張出シート7の対向面7aに貼着させておき、対向する接着剤層82・82同士を貼り合わせる。
本実施形態に係る接着層8は、基材シート81の一方の面に特定の接着剤層82を有するものであって、基材シート81としては、接着層8の基材シート81として慣用されているものの中から、任意のものを適宜選択して用いることができる。基材シート81としては、例えば上質紙、グラシン紙、コート紙、無塵紙などの紙類、ポリエステル(例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、)、ポリオレフィン(ポリプロピレン、ポリエチレン、)、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、アクリル系樹脂、オレフィン系(TPO)、ポリウレタン系、ポリスチレン系等の熱可塑性エラストマー、アイオノマー、エチレン−メタクリル酸共重合体などのプラスチックシート、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート、セロハンなどのセルロース系シートなどが挙げられる。
また、基材シート81として、伸縮部材を用いることができる。伸縮部材の形成材料は、例えば熱可塑性エラストマー、プラスチックシート、ゴムシート等の伸縮性を有する公知の種々のものを使用することができるが、特に熱可塑性エラストマーを使用することが好ましい。この熱可塑性エラストマーとしては、例えばスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、アイオノマー樹脂、シリコーン系樹脂等の公知の種々のものを用いることができる。また、これらの熱可塑性エラストマーの中でも、特にスチレン系エラストマー又はオレフィン系エラストマーを用いることが好ましい。
また、これらの伸縮性部材は、その表面及び/又は裏面に不織布が配設されていることが好ましい。この不織布を構成する素材繊維としては、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ナイロン、ポリエステル(PET等)、アクリル等や、PP/PE混合不織布、PE/PET混合不織布など上記素材を適宜組み合わせたバイコンポーネント繊維(混合繊維)等の公知の種々の素材繊維を用いることができる。また、このような素材繊維から不織布を製造する方法としては、例えばケミカルボンド法、サーマルボンド法、スパンレース法、スパンボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等、公知の種々の加工法を適宜用いることができる。
接着剤層82を構成する接着剤としては、当該接着剤層82に対面する保護シート9に対して非接着性の材料、若しくは、当該接着剤層82に相対向する他方の接着剤層82又は保護シート9に対して着脱自在な微粘着性の材料が適用される。微粘着性材料としては、例えば、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、スチレン?ブタジエン共重合体及びこれらの混合物などの熱可塑性樹脂が挙げられる。また、非粘着性樹脂に粘着付与剤や粘着剤などを適宜配合して、微粘着性を付与してもよい。
また、接着層8として、基材シート81に、自己密着性を有する接着材料を塗布した接着部材を用いることができる。自己密着性(いわゆる自着性)とは、被着材に対して弱く接着し、接着面同士においては強く接着する特性のことをいい、例えばスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体から成るベースポリマーに、粘着付与剤と添加剤とが配合されたもの等がある。また、接着面同士にのみ接着し、それ以外の被着材には接着しない非粘着自着性を有する接着部材を用いることもできる。なお、本実施形態で使用される自着性材料としては、公知の種々のものを使用することができる。
なお、張出シート7の対向面7aにおける接着層8の形成領域については、図1に示されているように、張出シート7の対向面7aの幅方向及び/又は長手方向のほぼ全面に接着層8を形成している構成を図示したが、対向面7aに部分的に接着層8を形成する構成にすることもできる。例えば、対向面7aの幅方向中央領域近傍をペニスの当接面としたとき、ペニス当接面に接着層8を形成したり、また、ペニス当接面には接着層8を形成せずに、ペニス当接面の幅方向両隣接領域に接着層を形成してもよい。
<4.保護シート>
次に、接着層8を保護する保護シート9について、図1、図2及び図4に基づいて説明する。従来の男性用尿吸収物品においては、必要に応じて接着剤層82の表面に、紙材又はプラスチックフィルムに剥離剤を塗布した剥離シートを貼着させて、使用に際しては、剥離シートを剥がして、接着剤層82と接着対象とを貼り合わせていた。しかしながら、剥離シートを剥がすのに手間がかかるとともに、剥がした後の剥離シートが不用になりゴミとなる等といった問題があった。本実施形態に係る保護シート9は、上記従来の課題を解決するものであり、剥離シートとしての機能及び効果を奏するものである。
本実施形態に係る保護シート9は、挿入部6の対向辺6a・6bを含むシートからそれぞれから延びて挿入部6の開口を覆うように構成される単一の不織布シートであり、その長手方向略中央部領域近傍において対向辺6a(6b)に沿った折曲線Oにより二つ折りに折曲可能に構成されている。自然状態(未使用状態)では、図2に示すように、相対向する一対の張出シート71・72(接着層8・8)の対向間に位置するように、保護シート9が折曲線Oにより折曲された状態で配置されている。このとき、保護シート9において、折曲線Oを境に一方側の部位を保護シート91、他方側の部位を保護シート92とすると、保護シート91の面と接着層8の面、保護シート92の面と接着層8の面それぞれが対面した構成になっている。このように、相対向する接着層8・8同士が貼り合わさないように、接着層8・8間に、折曲された保護シート9が配置されている。
なお、保護シート91・92と接着層8・8とが対面した状態での保護シート91及び保護シート92の長手方向及び幅方向の寸法は、接着層8の長手方向及び幅方向の寸法と同等か、若しくはそれよりも若干大きい程度が望ましい。
また、保護シート9には、図1又は図4に示すように、折曲線Oに沿って弱化線11が形成されている。弱化線とは、保護シート9に開口部15を形成するために、手で裂開することができる目印となる分離線、又は分離領域であり、弱化線11を裂開することにより、図6に示すように、保護シート9に開口部15が形成される。弱化線11は、例えば、切断、打ち抜き又はナイフによる引き掻きのような機械的手段、超音波シールやヒートシール等のエンボス加工を含む熱処理、レーザー加工、電子ビーム加工、放電加工のような物理的手段、溶解、又は、溶剤を使用するか、若しくは、例えばエッチングのような化学反応による膨潤を使用して形成される。本実施形態に係る弱化線11は、図1に示すように、切り込み部と非切り込み部とが幅方向の交互に配列したミシン目状に形成され、その切り込み部及び非切り込み部の幅方向の寸法が均一になるように形成している。
<5.装着する手順>
次に、本実施形態に係る男性用尿吸収物品1を装着する手順について説明する。
本実施形態における男性用尿吸収物品1の自然状態(未使用状態)とは、図1又は図2に示すように、相対向する一対の張出シート71・72(接着層8・8)の間に、折曲線Oに沿って山折り状に折曲された保護シート9が配置され、接着層8(8)の面と保護シート91(92)の面とが対面している状態をいう。また、挿入部6の上方を、折曲された保護シート9が覆った状態になっている。
次に、保護シート9の弱化線11を裂開させる。このとき、折曲した保護シート9を挟んだまま張出シート71・72をそれぞれ掴んで、挿入部6の対向辺6a・6bを中心に張出シート71・72を表面シート4の面に対して略垂直に起こす。その後、図6に示すように、張出シート71・72をそれぞれ掴んで互いに相対する方向(長手方向に平行な方向)に引っ張って離間させることにより、張出シート71・72を引っ張る力(図中、記号Fで表す力)に伴って、接着層8・8間に山折り状に配置されていた保護シート9が山折り状態から徐々に平面状態に変形しつつ、弱化線11の周囲の保護シート9の部位も引っ張られるため、ある一定以上の引っ張り力が弱化線11にかかると長手方向に平行な方向に弱化線11が裂開して開口部15が形成される。
保護シート9の弱化線11を裂開すると、図7に示すように、保護シート9は保護シート91と保護シート92とに分割される。保護シート91・92は、張出シート71・72と同様に、挿入部6の対向辺6a・6bを回動軸に回動自在に支承されているため、裂開前では接着層8・8それぞれに対面していた保護シート91・92を、回動軸を中心に袋体5の内部空間5a内に落とし込むように回動する。その結果、挿入部6を覆うものがなくなりペニスを挿入するための開口が構成され、相対向する接着層8・8同士が対面した状態になる。
次に、ペニス2を挿入部6から袋体5の内部空間5a内に挿入して、当該内部空間5aにある程度まで挿入・収納した段階で、張出シート71・72のそれぞれの対向面をペニス2の外周に当接させる。張出シート71・72同士を押しつけ合うことにより接着層8・8同士が貼着し合い、その結果、ペニスに当接していない領域の開口部が閉口されるとともに、ペニスに男性用尿吸収物品1が固定される(図8参照)。
次に、男性用尿吸収物品1を装着した状態で、紙おむつ等のアウターを身につける。
なお、男性用尿吸収物品1を取り外す手順は、上述した装着方法と逆の手順で行われる。
また、用を足した後に、男性用尿吸収物品1をペニスから取り外した後、男性用尿吸収物品1の接着層8・8同士を貼着し合わせることで、男性用尿吸収物品1内に保持された尿が外部に漏れるのを防ぐことができる。
<6.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、保護シート9に形成された弱化線11を裂開させることにより、保護シート9を保護シート91と92とに分割させる構成について説明したが、図9に示すように、当初から保護シート9を保護シート91と保護シート92とに分割した状態に構成して、接着層8・8それぞれに対面させる構成をとることも可能である。
また、上記実施形態では、挿入部6の対向辺6a・6bそれぞれから一対の張出シート71・72が張り出されている構成について説明したが、図10に示すように、張出シート71の幅方向一方側端部と張出シート72の幅方向一方側端部とを、及び、張出シート71の幅方向他方側端部と張出シート72の幅方向他方側端部とをそれぞれホットメルト接着剤等により接合して(当該接合部を図では接合部Uと表示している)、一つの環状帯形状の張出シート7とする構成にすることもできる。
また、山折り状に折曲された保護シート9において、図10に示すように、その山頂部9aから保護シート91(92)をわたって挿入部6の対向辺6a(6b)にかけてスリット状の切り込み(以下、切り込み部20とする)を入れる構成をとることもできる。この場合、切り込み部は、幅方向に間隔をおいて二カ所切り込みを入れるのが望ましい。ここでいう「間隔」の幅方向の寸法は、張出シート7の対向面のペニス当接面に接着層8が形成されている場合は、接着層8の幅方向の寸法と同等か若しくは若干大きい程度の寸法をとるように設定する。
ここで、保護シート9において、切り込み部20・20に挟まれた部位を保護シート93、保護シート93の幅方向両隣接側の部位を保護シート94及び95とすると、保護シート93に折曲線Oに沿って弱化線11を形成する。そして、弱化線11を裂開することにより、図11に示すように、保護シート93が上記実施形態と同様に折曲線Oを境に二分割される。このとき、保護シート94及び95は、張出シート71・72に接合固定されたままである。したがって、保護シート93の弱化線を裂開した後に、保護シート93を挿入部6の対向辺6a・6bを回動軸として袋体5の内部空間5aに落とし込むことにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、ペニス当接面に接着層8を形成せずに、張出シート7の対向面のペニス当接面の幅方向両隣接領域に接着層8を形成することもできる。この場合、切り込み部20・20間の間隔の幅方向の寸法は、ペニス当接面の幅方向の寸法と同等か若しくは若干大きい程度の寸法をとるように設定する。
また、保護シート9と、表面シート4及び/又は張出シート7とは、それぞれ別体のシートでもよいし、単一のシートから構成されていてもよい。なお、保護シート9、表面シート4及び張出シート7が単一のシートからなるときは、一枚のシートを三つ折りすることにより、保護シート9、表面シート4及び張出シート7が構成される。
また、上記実施形態では、張出シート7を備えた構成について記載したが、張出シート7を備えない構成をとることもできる。この場合、挿入部6の対向辺6a近傍に接着層8が形成され、挿入部6の対向辺6aを含むシートから延びた保護シート9が、接着層8に対面している。
自然状態(未使用状態)において、接着層8と保護シート9とが対面する構成であれば、保護シート9及びその付近の構成についていかなる変形例も可能である。
本発明の一実施形態に係る自然状態における男性用尿吸収物品の構成を示す平面図である。 図1におけるA−A断面図、つまり、男性用尿吸収物品1を上下方向に垂直な面で切断した断面図である。 図1において張出シート及び保護シートを省いた男性用尿吸収物品の平面図である。 図1におけるA−A断面の斜視図である。 張出シートと接着層の断面図である。 張出シートを互いに離間するように引っ張っている様子を示した図である。 二分割した保護シートを袋体の内部空間内に落とし込んだ図である。 張出シート同士を接着させてペニスを保持している様子を説明する斜視図である。 他の実施形態に係る男性用尿吸収物品の断面斜視図である。 張出シートが環状帯形状の場合の斜視図である。 二分割した保護シートを袋体の内部空間内に落とし込んだ図である。
符号の説明
1 男性用尿吸収物品
2 ペニス
3 積層体
4 表面シート
5 袋体
5a 内部空間
6 挿入部
6a 長手方向一方側対向辺
6b 長手方向他方側対向辺
7 張出シート
7a 対向面
8 接着層
9 保護シート
11 弱化線
15 開口部
20 切り込み部
O 折曲線

Claims (8)

  1. ペニス挿入用の挿入部を有し、着用者のペニスに装着されて尿を吸収する袋状の男性用尿吸収物品であって、
    前記袋状の男性用吸収物品の外部に向けて延びるように形成されている接着層
    前記挿入部の縁部を含むシートから延びており、前記接着層よりも前記挿入部側の位置にて、前記接着層に対面している保護シート
    を備え、
    前記接着層は、前記挿入部に前記ペニスが挿入されたときに、前記保護シートが前記袋状の男性用尿吸収物品の内部に折り込まれることで、当該ペニスの周囲にて前記接着層同士が接着する位置に形成されていることを特徴とする男性用尿吸収物品。
  2. 請求項1に記載の男性用尿吸収物品において、
    ペニス挿入方向と交差する方向を幅方向として、前記挿入部の縁部は、前記男性用尿吸収物品の幅方向に延びる一対の対向辺を有し、
    前記一対の対向辺のそれぞれに、一対の前記接着層がそれぞれ形成され、
    前記挿入部の縁部を含むシートから延びた一対の前記保護シートが、前記一対の接着層にそれぞれ対面していることを特徴とする男性用尿吸収物品。
  3. 請求項2に記載の男性用尿吸収物品において、
    前記一対の保護シートは、前記一対の対向辺に沿った折曲線により折曲された単一のシートの、折曲線を境とした一方及び他方の部位であり、前記一方及び他方の部位が、前記折曲線に沿って、前記袋状の男性用吸収性物品の外部側に折曲げられていることを特徴とする男性用尿吸収物品。
  4. 請求項3に記載の男性用尿吸収物品において、
    前記単一のシートに、前記折曲線に沿って弱化線が形成されており、
    前記弱化線を裂開することにより開口部が形成されることを特徴とする男性用尿吸収物品。
  5. 請求項4に記載の男性用尿吸収物品において、
    前記一対の対向辺から前記男性用尿吸収物品の外部側へ向けて張り出した一対の張出部に、前記一対の接着層がそれぞれ形成されていることを特徴とする男性用尿吸収物品。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の男性用尿吸収物品において、
    液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に介在するシート状の吸収体とを有する積層体と、
    その外周縁部が前記積層体の外周縁部に接合されて前記積層体とともに袋体を構成する表面シートと、
    を備え、
    前記表面シートに前記挿入部が形成されていることを特徴とする男性用尿吸収物品。
  7. 請求項5に記載の男性用尿吸収物品において、
    前記一対の張出部は、前記一対の張出部の前記幅方向両端部同士を接合して一つの環状帯形状の張出部を構成していることを特徴とする男性用尿吸収物品。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の男性用尿吸収物品において、
    前記接着層は、基材に、自己密着性を有する接着材料を塗布した接着部材であることを特徴とする男性用尿吸収物品。
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