JP5185698B2 - プロファイル測定装置及びレーザ光のプロファイル測定方法 - Google Patents
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Description
本発明による第一の実施の形態に係るプロファイル測定装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る第一のプロファイル測定装置の構成を簡略に示す斜視図であり、図2は、本実施の形態に係る第一のプロファイル測定装置の構成の一部を簡略に示す平面図であり、図3は、図1中のA−A断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る第一のプロファイル測定装置10−1は、装置本体16に設けられた断熱材20にレーザ照射手段11の照射位置の中央を中心として直列に等間隔で配置され、レーザ照射手段11から照射されるレーザ光12を受光可能な金、銀又は銅の何れかからなる円柱状に成型された複数の熱吸収体13と、この熱吸収体13内の中心に中央部まで挿入して設けられ、熱吸収体13の温度を測定する熱電対(温度測定部)14と、この熱電対14の測定結果に基づいて熱吸収体13の配列方向における入熱密度分布を検出する検出部15と、を有し、断熱材20は熱吸収体13の配列方向に沿って設けられ、隣接する熱吸収体13同士の間にも断熱材20が配設されてなり、熱吸収体13は断熱材20に埋設され、熱吸収体13の一部を断熱材20から突出させると共に、熱吸収体13のレーザ照射光12の照射側の面である受光面21に黒体塗料22を塗布し、断熱材20から突出した熱吸収体13の側面は鏡面処理を施しているものである。
そして、外表面の熱膨張により、外面が伸びようとして板厚内で曲げの変形が発生するが、配管・管台が剛体であるので、変形が拘束される結果、外面側が圧縮、内面側が引張の降伏状態になる。
そして、板厚の内外面の温度差がなくなる過程(外表面が冷却する過程)において、今度は、外表面の収縮により外表面が縮もうとして、板厚内で曲げの変形が発生(膨張時とは逆の方向)するが、配管・管台が剛体であるので、変形が拘束される結果、外面側を引張、内面側を圧縮応力状態となる。これにより、配管内面側の溶接残留応力を圧縮応力側とし、軽減するようにしている。
また、熱吸収体13−1〜13−6の各々の最大上昇温度Tmaxは表示部18に表示される。
図5に示すように、図1に示すレーザ照射手段11の照射位置の中央付近に熱吸収体13−3が位置している場合、レーザ光12の照射位置の中央付近にある熱吸収体13−3の最大上昇温度Tmaxが他の熱吸収体13−1、13−2、13−4〜13−6の最大上昇温度Tmaxよりも高くなる。各々の熱吸収体13−1〜13−6の最大上昇温度Tmaxはレーザ光12の照射強度に依存し、入熱の分布を表すこととなる。
図6中、下側図に示すように、レーザ照射手段11−1〜11−5から複数の熱吸収体13−1〜13−nにレーザ光12−1〜12−5を照射すると、図6中、上側図に示すように、レーザ光12−1〜12−5が各々重なる部分でレーザ光の照射強度が強くなり、最大上昇温度Tmaxが高くなる。
次に、本発明による第二の実施の形態に係る第二のプロファイル測定装置について、図8を参照して説明する。
プロファイル測定装置の構成は、本発明の第一の実施の形態によるプロファイル測定装置と同様であるため、上記実施の形態によるプロファイル測定装置と同一構成については同一符号を付して重複した説明は省略する。また、本実施の形態によるプロファイル測定装置を示す図は省略し、熱吸収体の配置の構成のみを簡略に示す図のみを用いて説明する。
図8は、本実施の形態に係る第二のプロファイル測定装置の構成の一部を簡略に示す平面図である。図8に示すように、本実施の形態に係る第二のプロファイル測定装置10−2は、本実施の形態に係る第一のプロファイル測定装置10−1において直列に配置した熱吸収体を十字型に組み合わせてなるものである。
次に、本発明による第三の実施の形態に係る第三のプロファイル測定装置について、図9を参照して説明する。
プロファイル測定装置の構成は、本発明の第一の実施の形態によるプロファイル測定装置と同様であるため、上記実施の形態によるプロファイル測定装置と同一構成については同一符号を付して重複した説明は省略する。また、本実施の形態によるプロファイル測定装置を示す図は省略し、熱吸収体の配置の構成のみを簡略に示す図のみを用いて説明する。
図9は、本実施の形態に係る第三のプロファイル測定装置の構成の一部を簡略に示す平面図である。図9に示すように、本実施の形態に係る第三のプロファイル測定装置10−3は、複数の熱吸収体13を格子状に配置してなるものである。
11 レーザ照射手段
12 レーザ光
13、13−1〜13−n 熱吸収体
14 熱電対
15 検出部
16 装置本体
17 操作部
18 表示部
19 制御部
20 断熱材
21 受光面
22 黒体塗料
Tmax 最大上昇温度
Δt 照射時間
ΔT 温度上昇幅
Claims (3)
- 装置本体に設けられた断熱材にレーザ照射手段の照射位置の中央を中心として直列に等間隔で配置され、前記レーザ照射手段から照射されるレーザ光を受光可能な金、銀又は銅の何れかからなる円柱状に成型された複数の熱吸収体と、
前記熱吸収体内の中心に中央部まで挿入して設けられ、前記熱吸収体の温度を測定する温度測定部と、
前記温度測定部の測定結果に基づいて前記熱吸収体の配列方向における入熱密度分布を検出する検出部と、
を有し、
前記断熱材は前記熱吸収体の配列方向に沿って設けられ、隣接する前記熱吸収体同士の間にも前記断熱材が配設されてなり、
前記熱吸収体は前記断熱材に埋設され、前記熱吸収体の一部を前記断熱材から突出させると共に、前記熱吸収体のレーザ照射光の照射側の面である受光面に黒体塗料を塗布し、前記断熱材から突出した前記熱吸収体の側面は鏡面処理を施していることを特徴とするプロファイル測定装置。 - 請求項1において、
前記レーザ光の照射量が制御可能な制御部を有し、
前記温度測定部が計測した前記熱吸収体の温度が50℃に到達した後、前記レーザ光の照射を停止することを特徴とするプロファイル測定装置。 - 請求項1又は2のプロファイル測定装置を用いて、得られた前記熱吸収体の配列方向における入熱密度分布から前記レーザ光の照射強度分布をもとめることを特徴とするレーザ光のプロファイル測定方法。
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