JP5180552B2 - Air conditioner - Google Patents
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Description
本発明は、空気調和装置本体に対し昇降自在なフィルタ(吸込みフィルタ)を備えた壁掛け型の空気調和装置に関する。 The present invention relates to a wall-mounted air conditioner including a filter (suction filter) that can be raised and lowered with respect to an air conditioner body.
従来、壁掛け型の空気調和装置において、被調和室内から取り込んだ空気に含まれる粉塵を取り除くフィルタと、このフィルタを着脱自在に保持すると共に昇降自在に駆動する昇降装置とを空気調和装置本体に備え、フィルタの清掃時には、フィルタを空気調和装置本体から所定位置まで下降させ、その位置で清掃のためにフィルタを取り外しできるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記従来の空気調和装置では、フィルタが昇降する際に、フィルタに付着した塵埃が脱落するおそれがあった。 In the above conventional air conditioner, when the filter moves up and down, dust attached to the filter may fall off.
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、昇降自在なフィルタを備えた空気調和装置において、フィルタに付着した塵埃の脱落を防止することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to prevent falling off of dust attached to a filter in an air conditioner including a vertically movable filter.
上記課題を解決するため、本発明は、空気調和装置本体が熱交換器及び送風機を備え、前記熱交換器に対向した前記空気調和装置の前面及び天面に吸込口を備え、この吸込口にフィルタを備えた空気調和装置において、前記フィルタは、前記前面及び前記天面の前記吸気口を覆うように湾曲して格納され、前記フィルタを昇降枠に支持して昇降自在とし、前記昇降枠は、空気調和装置本体内に収容可能な大きさの枠を複数段に積層して構成され、前記昇降枠は、前記フィルタが空気調和装置本体内に格納された状態で、前記フィルタの付着面が上を向くように、所定角度傾いた状態で固定され、前記昇降枠は、降下時に、前記所定角度傾いた状態で引き出され、最下降位置まで降下した状態では、前記フィルタの全体を吹出口の下方に露出させることを特徴とする空気調和装置を提供する。
上記構成によれば、フィルタの付着面が、上を向くように所定角度傾けられた状態で降下するため、フィルタの付着面に付着した塵埃と付着面との間の付着力が、例えば、フィルタが鉛直に取り付けられている場合と比較して大きくなり、塵埃の脱落を防止できるので、塵埃の落下を気にせず空気調和装置を使用できる。
ここで、付着面とは、フィルタにおいて吸気口から吸い込まれた塵埃が付着する面を指す。
In order to solve the above-described problems, the present invention provides an air conditioner main body including a heat exchanger and a blower, and includes a suction port on a front surface and a top surface of the air conditioner facing the heat exchanger. in the air conditioner having a filter, the filter is stored curved so as to cover the front and the intake port of the top, it supports the filter to the lifting frame and movable up and down, the lifting frame A plurality of frames of a size that can be accommodated in the air conditioner body, and the elevating frame has a state in which the filter is attached in a state where the filter is stored in the air conditioner body. The lift frame is fixed in a state inclined at a predetermined angle so as to face upward, and when the lift frame is lowered, the lift frame is pulled out in a state inclined at the predetermined angle . Exposed downward To provide an air conditioning apparatus according to claim Rukoto.
According to the above configuration, the attachment surface of the filter descends in a state where the attachment surface is inclined at a predetermined angle so as to face upward. Therefore, the adhesion force between the dust attached to the attachment surface of the filter and the attachment surface is, for example, a filter. Is larger than the case of being vertically installed, and the dust can be prevented from falling off, so that the air conditioner can be used without worrying about the falling of the dust.
Here, the adhering surface refers to a surface to which dust sucked from the intake port adheres in the filter.
また、上記構成において、吸込フィルタの前記付着面が傾く所定角度は、鉛直方向に対し3°以上15°以下である構成としても良い。
この場合、フィルタの前記付着面が傾く所定角度は、鉛直方向に対し3°以上であるため、塵埃と付着面との間の付着力が十分大きくなり、塵埃の脱落を防止できる。また、所定角度が15°以下であるため、空気調和装置の厚み方向の幅が大きくなりすぎることがない。
また、昇降枠が傾いた状態で取り付けられているので、昇降中も含めてフィルタが常に所定角度傾いた状態を保つことができる。
Moreover, the said structure WHEREIN: The predetermined angle which the said adhering surface of a suction filter inclines is good also as a structure which is 3 degrees or more and 15 degrees or less with respect to a perpendicular direction.
In this case, the predetermined angle at which the adhering surface of the filter is tilted is 3 ° or more with respect to the vertical direction, so that the adhering force between the dust and the adhering surface becomes sufficiently large, and the falling of dust can be prevented. Moreover, since the predetermined angle is 15 ° or less, the width of the air conditioner in the thickness direction does not become too large.
Further, since attached in a state in which the temperature Fuwaku inclined, it is possible to keep the filter, including in elevation is inclined always a predetermined angle.
本発明によれば、昇降自在なフィルタを備えた空気調和装置において、フィルタに付着した塵埃の脱落を防止できるので、塵埃の落下を気にせず使用できる。 According to the present invention, in an air conditioner equipped with a vertically movable filter, it is possible to prevent the dust adhering to the filter from dropping off, so that it can be used without worrying about the falling of the dust.
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、壁掛け型の空気調和装置の斜視図、図2はその断面図である。空気調和装置1は樹脂成形した空気調和装置本体3と、空気調和装置本体3の前面側に配置された樹脂成形の前面パネル5とを備え、空気調和装置本体3は、図2に示すように、その内側に断面略C字状の熱交換器7と、この熱交換器7の内側に配置した送風機9とを備えている。空気調和装置本体3は、前面11及び天面13(図3参照)に吸込口15,17を備えており、上記送風機9の駆動により、前面11及び天面13の吸込口15,17から吸い込んだ室内空気を、熱交換器7に通流し、ここで熱交換した空気は、空気調和装置本体3の送風機9の下流に設けた吹出口19から室内に吹き出される。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view of a wall-hanging type air conditioner, and FIG. 2 is a sectional view thereof. The
上記吹出口19は、スクロール部21と舌部22とで囲まれており、スクロール部21の出口側には風向変更用の複数の縦羽根23が配置され、各縦羽根23同士はスクロール部21の裏側でリンク部材24により連結され、縦羽根駆動モータ(不図示)に連結されている。25は水平フラップであり、フラップ駆動モータ(不図示)に連結されている。該フラップ25の回動姿勢によって吹出口19を開閉し、かつ運転条件に応じて、当該吹出口19から吹き出される空気の吹き出し方向を上下方向に設定可能であり、複数の縦羽根23は、運転条件に応じて、当該吹出口19から吹き出される空気の吹き出し方向を左右方向に設定可能である。
The
本実施の形態では、空気調和装置本体3の前面11の吸込口15と、上述した前面パネル5との間に、フィルタ昇降装置31が配置されている。フィルタ昇降装置31は、フィルタ33を昇降するものであり、該フィルタ33は、前面11の吸込口15と天面13の吸込口17とを同時に覆い、吸込口15,17から吸い込まれる室内空気中の塵埃を捕集する。図3は、前面パネル5を取り外し、フィルタ昇降装置31を下降動作し、フィルタ33を降下した状態を示し、図4は、フィルタ昇降装置31そのものを示す。フィルタ昇降装置31は、図4に示すように、1〜4段に区別された樹脂成形の昇降枠35〜38を備え、昇降枠35〜38がすべて引き出されると、図3の状態となって、フィルタ33が降下し、昇降枠35〜38がすべて引き込まれると、図2の状態となって、フィルタ33が吸込口15,17を覆うように格納される。ここで、図2に示すように、フィルタ昇降装置31は、昇降枠35〜38の吸込口15に対向する面が上を向くように、空気調和装置本体3の前面11に傾斜して取り付けられ、昇降枠35〜38は、フィルタ33が鉛直方向に対して所定角度傾いた状態を保ちながら昇降する。
In this Embodiment, the filter raising / lowering
1段目の昇降枠35は、図4に示すように、枠体35Aの内側を、左右及び上下に延出する補強用桁部35Bで連結し、枠体35Aの両側には、断面略コ字状の一対のガイド35Cを備えている。2段目の昇降枠36は、同様に、枠体36Aの内側を、左右及び上下に延出する補強用桁部36Bで連結し、枠体36Aの両側には、断面略コ字状の一対のガイド36Cを備え、このガイド36Cは、1段目の昇降枠35のガイド35C溝内に収納自在である。3段目の昇降枠37は、枠体37Aの内側を、左右及び上下に延出する補強用桁部37Bで連結し、枠体37Aの両側には、断面略コ字状の一対のガイド37Cを備え、このガイド37Cは、2段目の昇降枠36のガイド36C溝内に収納自在である。また、最終段の4段目の昇降枠38は、枠体38Aの内側を、左右及び上下に延出する補強用桁部38Bで連結し、枠体38Aの両側の端縁部38Cは、3段目の昇降枠37のガイド37C溝内に収納自在である。
ここで、4段目(最下段)の昇降枠38の端縁部38Cには上下方向に延在する案内リブ38Gが形成されている。この案内リブ38Gは、3段目の昇降枠37のガイド37Cの内側面37C1に相当する位置に設けられている。4段目の昇降枠38の端縁部38Cが3段目の昇降枠37のガイド37C溝内に収納される場合、このガイド37Cの内側面37C1に上記案内リブ38Gが案内される。このため、4段目の昇降枠38の端縁部38Cを3段目の昇降枠37のガイド37C溝内にスムーズに移動して収納することができる。また、この案内リブ38Gは、4段目の昇降枠38の端縁部38Cを補強する補強リブとしても機能する。
As shown in FIG. 4, the first-
Here, a
各昇降枠35〜38の中央には、縦に延びるガイド35D〜38Dが設けられ、ガイド35D〜38Dは、昇降枠35〜38の昇降時に、ガイド35Dがガイド36Dに収納され、ガイド36Dがガイド37Dに収納され、さらにガイド37Dがガイド38Dに収納されて、入れ子式に収納自在である。
At the center of each lifting frame 35-38, vertically extending
4段目の昇降枠38の下端には、図4に破線で示すように、左右2分割の状態でフィルタ33が取り付けられる。このフィルタ33は、図5に示すように、プレフィルタ60と、このプレフィルタ60の前面の略全域を塞ぐ状態でプレフィルタ60に取り付けられる使い捨てフィルタ素材61とを備えて構成されている。
プレフィルタ60は、フィルタ支持枠62の内側を左右及び上下に延出する桁部63で連結し、これらフィルタ支持枠62及び桁部63とで形成された開口にプレフィルタ素材66が取り付けられている。本構成では、プレフィルタ60は、樹脂材料によって一体的に成形され、略L字形状に湾曲できる程度の弾性を有している。
フィルタ支持枠62の上枠部62Aおよび下枠部62Bには、それぞれ使い捨てフィルタ素材61をプレフィルタ60に固定するためのフック機構70が設けられている。このフック機構70は、フィルタ支持枠62の内側に形成された突起部71と、この突起部71に嵌る嵌合孔74を有するヒンジ状に曲がる押さえ部72とを備える。使い捨てフィルタ素材61をプレフィルタ60に固定する場合には、使い捨てフィルタ素材61の係止孔64を突起部71に通し、押さえ部72を曲げて嵌合孔74を突起部71に嵌め込む。これにより、簡単に使い捨てフィルタ素材61をプレフィルタ60に固定することができる。
また、フィルタ支持枠62の下枠部62Bの略中央には、フィルタ33を昇降枠38に連結するための2つの連結孔67が形成されている。また、フィルタ支持枠62の縦枠部62Cには、下方が幅広となった幅広部62C1が形成されている。
A
The
A
In addition, two
一方、4段目の昇降枠38の上端部には、図4に示すように、フィルタ33の中段部を押さえる押さえ片38Eが設けられている。押さえ片38Eは、この押さえ片38Eの下側にフィルタ支持枠62の幅広部62C1が挿入することにより、この幅広部62C1を支持するものである。本構成では、押さえ片38Eは、この押さえ片38Eの下端部の方が上端部よりも枠体38Aとの隙間が大きく形成されている。このため、4段目の昇降枠38にフィルタ33を取り付ける場合に、このフィルタ33の上端部を容易に押さえ片38Eの下側に挿入することができ、取り付け作業の簡易化を図ることができる。
また、この押さえ片38Eは、フィルタ33の略中段部を押さえるため、フィルタ33が昇降枠35〜38から離れる側に倒れることが防止され、この昇降枠35〜38をすべて引き込む際に、フィルタ33はスムーズに上記吸込口15、17を覆うように格納される。
また、4段目の昇降枠38の下端部には、上記連結孔67に嵌合する連結片38Fが形成されている。この連結片38Fは、連結孔67と略同じ大きさに形成されており、小さな力で連結片38Fを連結孔67に嵌め込むことができるようになっている。本構成では、4段目の昇降枠38に設けられた押さえ片38Eの下側にフィルタ33を挿入するとともに、この4段目の昇降枠38の下端部に設けられた連結片38Fにフィルタ33(プレフィルタ60)に設けられた連結孔67を嵌め込むといった簡単な作業でフィルタ33を昇降枠35〜38に保持させることができる。
なお、フィルタ昇降装置31を構成する昇降枠35〜38は、1段目の枠体35Aの両上端35Fを、図3に示すように、空気調和装置本体3の前面11の両側上端に、ビス(図示せず)等の留め具を介して取り付けられている。例えば、両上端35Fは、空気調和装置本体3を構成する上フレーム48と下フレーム47とのいずれか、又は両方に取り付けられている。
4段目の昇降枠38に取り付けられたフィルタ33は、昇降枠38と略平行に傾斜しており、フィルタ33において吸込口15に対向する付着面33Aが上を向くように傾斜して取り付けられている。塵埃はこの付着面33Aに多量に付着する。
On the other hand, as shown in FIG. 4, a
Further, since the
Further, a connecting
Note that the lifting frames 35 to 38 constituting the filter lifting and lowering
The
次に、フィルタ昇降装置31の機構について説明する。
図6は、フィルタ昇降装置31を前面側から見た斜視図であり、図7は、フィルタ昇降装置31を背面側からみた斜視図である。
図6に示すように、1段目の枠体35Aの右側のガイド35Cには、昇降枠35〜38を昇降する正逆回転可能な直流ステッピングモータにより構成されたフィルタ昇降モータ39が取り付けられている。このフィルタ昇降モータ39の出力軸は、図7に示すように、ギア等を介して、1段目の昇降枠35の下端部に設けられた連結軸51に連結されている。この連結軸51の両端部にはそれぞれピニオン53が設けられ、このピニオン53は2段目の昇降枠36の背面にそれぞれ形成されたラック55に噛み合っている。
また、1段目の昇降枠35の下端部には、第1ベルト41の一端が固定されている。この第1ベルト41は、図6に示すように、2段目の昇降枠36の上端に形成された上部ローラ56に巻かれて、この2段目の昇降枠36の前面を下方に延びる。そして、この第1ベルト41の他端は、図示は省略したが、2段目の昇降枠36の下端に形成された下部ローラ57に巻かれて、上記ラック55の上を上方に延び、上記1段目の昇降枠35の下端部に連結されている。さらに、第1ベルト41の略中間部は、図4に示すように、3段目の昇降枠37の上端部に形成されたベルト固定部37Eに固定されている。
Next, the mechanism of the filter lifting / lowering
FIG. 6 is a perspective view of the
As shown in FIG. 6, a
In addition, one end of the
また、2段目の昇降枠36の下端部36Eには、図7に示すように、上記第1ベルト41よりも内側に配置される第2ベルト42の一端が固定されている。この第2ベルト42は、図6に示すように、3段目の昇降枠37の上端に形成された上部ローラ58に巻かれて、この3段目の昇降枠37の前面を下方に延びる。そして、この第2ベルト42の他端は、図7に示すように、3段目の昇降枠37の下端に形成された下部ローラ59に巻かれて、当該3段目の昇降枠37の背面を上方に延び、上記2段目の昇降枠36の下端部36Eに連結されている。さらに、第2ベルト42の略中間部は、図4に示すように、4段目の昇降枠38の上端部に形成されたベルト固定部38Hに固定されている。
フィルタ昇降モータ39が正回転された場合、ラック55とピニオン53との噛み合いによって、2段目の昇降枠36が下降する。ここで、2段目の昇降枠36に巻かれた第1ベルト41の略中間部は3段目の昇降枠37の上端部に形成されたベルト固定部37Eに固定されているため、2段目の昇降枠36の下降に伴い3段目の昇降枠37も下降する。さらに、3段目の昇降枠37に巻かれた第2ベルト42の略中間部は4段目の昇降枠38の上端に形成されたベルト固定部38Hに固定されているため、3段目の昇降枠37の下降に伴い4段目の昇降枠38も下降する。
これにより、フィルタ昇降モータ39が正回転駆動されると、図3に示すように、昇降枠35〜38がすべて引き出されて、フィルタ33が降下する。本構成では、フィルタ昇降装置31は、少なくともフィルタ33の長さ以上、本体3の外部に昇降枠35〜38を引き出し可能となっている。言い換えれば、フィルタ昇降装置31は、フィルタ33の略全面が本体3の外部に露出する長さHだけ、本体3の外部に昇降枠35〜38を引き出せるようになっている。この構成によれば、フィルタ33の着脱時に、このフィルタ33の略全面が外部に露出するため、フィルタ33の着脱作業を非常に容易に行うことができる。さらに、従来のものに比べて、4段目、すなわち最下段の昇降枠38がより低い位置まで下降するため、背の低いユーザであっても簡単にフィルタ33の着脱を行うことができる。
一方、フィルタ昇降モータ39が逆回転された場合、ラック55とピニオン53との噛み合いによって、2段目の昇降枠36が上方に引き上げられるとともに、上記第1ベルト41及び第2ベルト42によって、3段目の昇降枠37及び4段目の昇降枠38が上方に引き上げられる。これにより、フィルタ昇降モータ39が逆回転駆動されると、図2に示すように、昇降枠35〜38がすべて引き込まれて、フィルタ33が格納される。
Further, as shown in FIG. 7, one end of the
When the
As a result, when the filter lifting / lowering
On the other hand, when the
本構成では、フィルタ昇降装置31は、上述のように、フィルタ33の略全面を本体3の外部に露出するために、1〜4段に区別された昇降枠35〜38を備えて構成されている。ここで、フィルタ33の略全面を本体3の外部に露出する目的であれば、4段に限らず、例えば、3段や5段の構造とすることも考えられる。しかしながら、フィルタ昇降装置を3段の昇降枠で構成した場合、各段の昇降枠の高さが大きくなるため、これら昇降枠を収容する空気調和装置本体が高さ方向に大きくなってしまう。
一方、フィルタ昇降装置を5段の昇降枠で構成した場合、各昇降枠を上昇・下降するための機構が複雑になるとともに、各昇降枠が5段に積層されるため、空気調和装置本体が厚み方向に大きくなってしまう。
これに対して、本構成では、フィルタ昇降装置31を4段の昇降枠35〜38で構成したため、従来のものに比べて空気調和装置本体3を高さ方向及び厚み方向に大型化することなく当該本体3内にフィルタ昇降装置31を配置することができる。
In this configuration, as described above, the filter lifting / lowering
On the other hand, when the filter elevating device is composed of five elevating frames, the mechanism for raising and lowering each elevating frame is complicated and each elevating frame is stacked in five stages. It becomes larger in the thickness direction.
On the other hand, in this structure, since the filter raising / lowering
また、昇降枠35〜38がすべて引き出された状態では、図3に示すように、1段目の枠体35Aの上縁が、所定位置まで低く下がって維持されており、枠体35Aの上縁の上方に形成される空間を通じて、電気式除塵フィルタ40が装着される。この電気式除塵フィルタ40は、図2に示すように、熱交換器7とフィルタ33との間に装着され、フィルタ33を通過した室内空気中の塵埃を捕集が可能である。
Further, in the state where all the lifting frames 35 to 38 are pulled out, as shown in FIG. 3, the upper edge of the first-
フィルタ33は、上述したように4段目の昇降枠38の下端に固定されるため、昇降枠35〜38が上昇し、フィルタ33が空気調和装置本体3の前面11から天面13に進入する過程では、フィルタ33の上部が湾曲して前面11から天面13に進入する。
この空気調和装置本体3の天面13は、図2に示すように、空気調和装置本体3の上部3Aと、この上部3Aの上に間隔δをあけて着脱自在に取り付けられる天面パネル43とで構成され、上述したフィルタ33の上部は湾曲して該隙間δ内に進入し、昇降枠35〜38がすべて引き込まれた状態(図2)では、フィルタ33が、前面11及び天面13の各吸込口15,17を同時に覆う。
Since the
As shown in FIG. 2, the
本実施の形態では、図3に示すように、天面パネル43の前縁部に対し、各フィルタ33に対応して、フィルタ33の上部の方向転換部、すなわちフィルタ33が前面11から天面13に方向転換する部位に突出して、フィルタ33の上部を前面11から天面13に滑らかに案内可能に、フィルタ案内部43Aが一体に設けられている。また図2に示すように、方向転換した後のフィルタ33の先端部を、天面パネル43の下面に対し滑らかに案内自在に、天面パネル43の前後方向に延びる桁部43Bの下面に、湾曲リブ45が一体に設けられている。この構成では、フィルタ案内部43A、及び湾曲リブ45の協働によって、フィルタ33の上部が、空気調和装置本体3の前面11から天面13に対し、滑らかに案内されて進入が可能となる。
In the present embodiment, as shown in FIG. 3, with respect to the front edge portion of the
図8は、昇降枠35〜38が降下し始めた段階を示す断面図である。図9は、昇降枠35〜38が降下しきった段階を示す断面図である。
上記前面パネル5は、図2に示すように、空気調和装置1の不作動状態において、フィルタ昇降装置31を完全に覆うように、空気調和装置本体3の前面11に隙間無く閉じている。そして、空気調和装置1を作動する段階、或いはフィルタ昇降装置31を作動し、昇降枠35〜38を降下する段階には、図8及び図9に示すように、リンク機構46を介して、前面パネル5が前方に押し出され、空気吸い込みのための隙間確保、或いは昇降枠35〜38の降下のための隙間が確保される。
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a stage where the elevating
As shown in FIG. 2, the
フィルタ昇降装置31は、上述したように、昇降枠35〜38の吸込口15に対向する面が上を向くように、空気調和装置本体3の前面11に傾斜して取り付けられている。具体的には、図9に示すように、フィルタ昇降装置31は、昇降枠35〜38に支持されるフィルタ33の付着面33Aが鉛直方向に対して角度Aで傾斜するように取り付けられている。
この角度Aは、昇降枠35〜38を下降する際に、フィルタ33の付着面33Aに付着した塵埃が、付着面33Aから脱落しない角度に設定され、本実施形態では、角度Aは3°であり、好ましくは、3°以上15°以下である。
また、フィルタ33が上を向くように角度Aで傾斜しているため、ユーザがフィルタ33の着脱作業をし易いという利点がある。
As described above, the filter lifting / lowering
This angle A is set to an angle at which dust attached to the
Moreover, since the
ここで、フィルタ33に付着した塵埃と付着面33Aとの間の付着力について説明する。
図9に示すように、昇降枠35〜38がすべて引き出された状態では、付着面33Aに付着した塵埃は、重力Gを受けており、付着面33Aは、鉛直方向に対し角度Aで付着面33Aが上を向くように傾斜しているため、重力Gは、塵埃が付着面33Aの斜面に沿って下方向に引き寄せられる力Yと、塵埃が付着面33Aに垂直に押し付けられる力Xとに分解される。付着面33Aが傾斜していることで生じる力Xにより、塵埃はフィルタ33に押し付けられるため、例えば、付着面33Aが鉛直に取り付けられた場合と比較して、塵埃と付着面33Aとの間の付着力が大きくなるため、フィルタ33が昇降する際に塵埃の付着面33Aからの脱落を防止できる。
また、角度Aは、3°以上とすることで、より効果的な付着力が得られ、塵埃の付着面33Aからの脱落を防止できる。角度Aが大きいほど、塵埃の付着面33Aからの脱落を防止する効果があるが、この角度Aが15°を超えると、空気調和装置1の厚み方向の幅が許容値を超えるといった問題が生じる。このため、角度Aの上限は15°以下であることが好ましい。
さらに、空気調和装置1の送風機が停止され、昇降枠35〜38がすべて引き込まれた状態においても、付着面33Aが傾斜しているため、塵埃の脱落を防止できる。
Here, the adhesion force between the dust adhered to the
As shown in FIG. 9, in the state where the lifting frames 35 to 38 are all pulled out, the dust attached to the
Further, by setting the angle A to 3 ° or more, a more effective adhesion force can be obtained, and the dust can be prevented from falling off from the
Furthermore, even when the blower of the
このように、吸込口15,17にフィルタ33を備えた空気調和装置1において、フィルタ33を昇降枠35〜38に支持して昇降自在とし、降下時のフィルタ33の付着面33Aが上を向くようにフィルタ33が所定角度傾けられているため、塵埃が付着面33Aに垂直に押し付けられる力Xが生じ、フィルタ33の付着面33Aに付着した塵埃と付着面33Aとの間の付着力が大きくなり、塵埃の脱落を防止できる。
Thus, in the
次いで、空気調和装置1の電気的構成について説明する。
図10は、空気調和装置1の制御系の構成を示す図である。この図10には、空気調和装置1と、室内機たる空気調和装置本体3に接続される室外機87と、ユーザが空気調和装置本体3を操作するリモコン(リモートコントローラ)50とを含む空気調和装置1全体の制御系を図示する。
図10に示すように、空気調和装置本体3は、空気調和装置1の各部を制御するマイコン101と、マイコン101により実行されるプログラムやマイコン101の処理を定めるパラメータ等を記憶したROM102と、マイコン101が処理するプログラムやデータ等を一時的に記憶するメモリ103と、を備えている。マイコン101は、ROM102に記憶されたプログラムを読み出して、メモリ103に形成されるワークエリアに展開して実行し、ROM102に記憶された各種データ等を処理することで、空気調和装置1を制御する機能を実現する。
Next, the electrical configuration of the
FIG. 10 is a diagram illustrating a configuration of a control system of the
As shown in FIG. 10, the air conditioner
マイコン101には、空気調和装置1の冷媒回路(図示略)に配設された電磁弁(図示略)や電動膨張弁(図示略)の開閉および開度を制御する弁開閉制御部104、空気調和装置本体3が吸い込んだ吸込空気温度(被調和室空気の温度)を検出する吸込温度センサ105、空気調和装置本体3が備える熱交換器7の温度を検出する熱交換器温度センサ106、上記冷媒配管における圧力を検出する冷媒圧力センサ107、LEDの点灯により空気調和装置1の動作状態を表示する表示部108がそれぞれ接続されている。
マイコン101は、吸込温度センサ105および熱交換器温度センサ106により検出される温度や、冷媒圧力センサ107により検出される冷媒圧力等に基づいて、弁開閉制御部104を制御して電磁弁や電動膨張弁等を開閉させて空気調和運転を実施する。
The
The
さらに、マイコン101には、モータ駆動回路109〜112が各々接続されている。モータ駆動回路109〜112は、ファンモータ113、フィルタ昇降モータ39、縦羽根駆動モータ115およびフラップ駆動モータ116への電力供給や制御パルスの出力を行い、これらモータを駆動する。モータ駆動回路109は、送風機9に連結されたファンモータ113を駆動させ、送風機9による送風を行わせる。モータ駆動回路110は、フィルタ昇降装置31を駆動するフィルタ昇降モータ39を動作させる。
また、空気調和装置本体3には、フィルタ33の収納位置において、昇降枠35〜38が当接して押下されるリミットスイッチ125が設けられており、このリミットスイッチ125と、上記モータ駆動回路110及びフィルタ昇降モータ39とを備えてフィルタ昇降装置31が構成されている。
Furthermore, motor drive circuits 109 to 112 are connected to the
Further, the air conditioner
モータ駆動回路111は、縦羽根23に連結された縦羽根駆動モータ115を駆動して、縦羽根23を揺動させる。モータ駆動回路112は、フラップ25に連結されたフラップ駆動モータ116を駆動して、フラップ25を回動させる。
また、マイコン101は、室外機87が備えるモータ駆動回路88に接続されている。モータ駆動回路88は、圧縮機89を駆動するモータ(図示略)を駆動する。
The motor drive circuit 111 drives the vertical blade drive motor 115 connected to the
The
そして、マイコン101には、リモコン50から送信される赤外線信号を受光する受光部120が接続されており、マイコン101は、受光部120により受光した赤外線信号に従って、空気調和装置1の各部を制御する。
ここで、リモコン50は、リモコン50の各部を制御するマイコン65と、このマイコン65に接続された発光部86とを備えている。
マイコン65は、スイッチパネル83に設けられた運転ボタンや停止ボタン、温度設定ボタン等の各ボタンの操作を検出して、操作されたボタンに対応する操作信号を生成して、発光部86に出力するとともに、操作内容に応じてLCDパネル52の表示状態を更新する。発光部86は、赤外光を発するLED等の光源を備え、マイコン65から入力される操作信号に従って光源を発光させる。
The
Here, the
The microcomputer 65 detects the operation of each button such as an operation button, a stop button, and a temperature setting button provided on the switch panel 83, generates an operation signal corresponding to the operated button, and outputs the operation signal to the light emitting unit 86. In addition, the display state of the
そして、受光部120によって受光した赤外線信号が、運転ボタンの操作を示す操作信号であった場合、マイコン101は、この操作信号に従って、空気調和装置本体3を含む空気調和装置1の運転を開始し、空気調和運転を開始する。
すなわち、マイコン101は、モータ駆動回路88により圧縮機89を駆動させるとともに、弁開閉制御部104を制御して、空気調和装置1および室外機87が備える各弁の開閉および開度の調整を行い、空気調和装置1に冷房運転または暖房運転を開始させる。冷房運転または暖房運転の開始後、マイコン101は、リモコン50の温度設定ボタンの操作により設定された目標設定温度と、吸込温度センサ105により検出された吸込空気温度(被調和室内の気温)とを比較し、冷房運転時に吸込空気温度が目標設定温度を所定温度だけ下回った場合、および、暖房運転時に吸込空気の温度が目標設定温度を所定温度だけ上回った場合に、モータ駆動回路88を制御して圧縮機89を停止させて、サーモオフする。そして、冷房運転時に吸込空気の温度が目標設定温度より上昇し、或いは暖房運転時に吸込空気の温度が目標設定温度より低下した場合は、モータ駆動回路88を制御して圧縮機89を動作させ、サーモオンする。
When the infrared signal received by the
That is, the
また、マイコン101は、サーモオン時に、熱交換器温度センサ106により検出された熱交換器7の温度、或いは、冷媒圧力センサ107により検出された冷媒配管内の圧力が予め設定された範囲を超えた場合には、モータ駆動回路88を制御して圧縮機89を停止させるとともに、表示部108により異常発生を報知する。
また、マイコン101は、リモコン50のスイッチパネル83に設けられた上昇ボタン84又は下降ボタン85の操作により、モータ駆動回路110を制御して、フィルタ昇降モータ39を駆動させる。これにより、フィルタ昇降装置31が動作して、昇降枠35〜38を上昇または下降させてフィルタ33を昇降させる。
In addition, when the thermostat is turned on, the
In addition, the
ここで、上記表示部108には、フィルタランプ130が設けられており、このフィルタランプ130によってフィルタ33の掃除時期が通知される。すなわち、フィルタランプ130は、最後にフィルタ33を掃除したときから空気調和運転の累積時間が所定時間に達したとき、或いは、所定の期間(例えば3ヶ月)ごとに点灯してフィルタ33の掃除時期を通知する。かかる通知を受けて、ユーザは、上記のようにリモコン50の下降ボタン85を操作してフィルタ33を下降させ、フィルタ33を取り外して掃除する。その後、ユーザは、フィルタ33を昇降枠35〜38に取り付けて上昇ボタン84を操作し、空気調和装置本体3にフィルタ33を収納する。このようにしてフィルタ33が空気調和装置本体3に収納された状態に復帰したときにフィルタランプ130が消灯する。
Here, the display unit 108 is provided with a
なお、フィルタランプ130が消灯している間に、上記フィルタ33の下降操作が行われたときにも、フィルタランプ130が点灯し、フィルタ33が空気調和装置本体3に収納された状態に復帰したときに消灯する。このとき、掃除時期としてカウントしている上記空気調和運転の累積時間、或いは、所定の期間の開始時期がリセットされ、初期値からカウントを開始することとなる。
In addition, when the lowering operation of the
次いで、本実施形態の動作として、フィルタ33の昇降動作について説明する。
図11は、フィルタ33の上昇・下降制御処理を示すフローチャートである。なお、以下に説明するフィルタ33の上昇・下降制御は、空気調和装置1が空気調和運転を停止しているときにのみ行われるものであり、空気調和運転中においては、リモコン50によってフィルタ33の下降指示がなされても、その指示はキャンセルされる。さらに、フィルタ33の上昇・下降制御処理が行われている間は、空気調和運転が禁止される。
Next, as the operation of the present embodiment, the up and down operation of the
FIG. 11 is a flowchart showing the up / down control process of the
さて、図11に示すように、フィルタ上昇・下降制御処理においては、マイコン101は、リモコン50の下降ボタン85の操作を受信するまで待機する(ステップS1:No)。そして、下降ボタン85の操作を受信した場合(ステップS1:Yes)、駆動パルス数Pcを初期化する(ステップS2)。この駆動パルス数Pcは、フィルタ昇降モータ39に出力された駆動パルスのカウント値であり、この駆動パルス数Pcに基づいて、フィルタ33の下降量、或いは、上昇量といった移動量が特定される。
As shown in FIG. 11, in the filter ascending / descending control process, the
次いで、マイコン101は、モータ駆動回路110を制御してフィルタ昇降モータ39に駆動パルスを順次出力し、フィルタ昇降モータ39を駆動してフィルタ33の下降を開始し(ステップS3)、また、フィルタ昇降モータ39の駆動制御と並行して、フィルタ昇降モータ39に出力した駆動パルス数Pcをカウントする(ステップS4)。
このようにしてフィルタ33の下降を開始した後、マイコン101は、駆動パルス数Pcが下降駆動パルス数Pdに達したか否かを判断する(ステップS5)。この下降駆動パルス数Pdは、空気調和装置本体3に収納されているフィルタ33を最下降位置Xaまで下降させるのに要するフィルタ昇降モータ39の駆動パルス数を示すものであり、駆動パルス数Pcが下降駆動パルス数Pdに達したか否かを判断することで、フィルタ33が最下降位置Xaに達したか否かが特定される。
Next, the
After starting the descent of the
ステップS5の判断の結果、駆動パルス数Pcが下降駆動パルス数Pdに達した場合、すなわち、フィルタ33が最下降位置Xaに達した場合(ステップS5:Yes)、マイコン101は、モータ駆動回路110を制御してフィルタ昇降モータ39への駆動パルスの出力を停止し、フィルタ昇降モータ39の駆動を停止する(ステップS6)。
また、マイコン101は、フィルタ昇降モータ39の停止時の上記駆動パルス数Pcを停止時パルス数Psとしてメモリ103に格納し(ステップS7)、この停止時パルス数Psに基づいて、フィルタ33の移動を停止した時の移動量を特定可能にする。
以上の処理の結果、フィルタ33は、図12(A)に示すように、空気調和装置本体3の収納位置Xbから最下降位置Xaまで降下してフィルタ33の全体を露出させた状態で保持される。このようにフィルタ33の全体が露出するため、フィルタ33を非常に簡単に取り外し易くなる。
As a result of the determination in step S5, when the drive pulse number Pc reaches the descending drive pulse number Pd, that is, when the
Further, the
As a result of the above processing, as shown in FIG. 12A, the
フィルタ33が最下降位置Xaで停止した場合には、フィルタ33をこれ以上下降させることが無いため、マイコン101は、フィルタ33の上昇指示である、リモコン50の上昇ボタン84の操作を待ち受ける(ステップS8)。
そして、上昇ボタン84の操作を受信した場合(ステップS8:Yes)、マイコン101は、フィルタ33を上昇させ空気調和装置本体3に収納するために、次の処理を開始する。
すなわち、マイコン101は、フィルタ33を現在の停止位置から空気調和装置本体3に収納するまでに要するフィルタ昇降モータ39の駆動パルス数を規定する上昇駆動パルス数Puを設定する(ステップS9)。
When the
And when operation of the
In other words, the
詳述すると、フィルタ33の上昇駆動時には、下降時よりも大きな回転トルクを要し、また、フィルタ昇降モータ39と昇降枠35〜38との間に滑りが生じる等のため、フィルタ33の下降時のパルス数と同数のパルス数でフィルタ昇降モータ39を駆動しフィルタ33を上昇させても上昇量が足りず、フィルタ33を空気調和装置本体3に収納した状態に完全には復帰させることができない事がある。
そこで、本実施形態では、フィルタ33を上昇させる際に、十分な上昇量を得るために、下降時のパルス数、すなわち、停止時パルス数Psに対し、マージンとしてのマージンパルス数Pmを加えたパルス数を上昇駆動パルス数Puに設定する。これにより、フィルタ33の上昇時に多少の滑り等が生じたとしても、フィルタ33を空気調和装置本体3に収納した状態に完全に復帰させることができる。
More specifically, when the
Therefore, in the present embodiment, in order to obtain a sufficient amount of increase when the
以上のようにして上昇駆動パルス数Puを設定すると、マイコン101は、駆動パルス数Pcを初期化した後(ステップS10)、フィルタ昇降モータ39に駆動パルスを順次出力することでフィルタ昇降モータ39を駆動してフィルタ33の上昇を開始すると共に(ステップS11)、フィルタ昇降モータ39に出力した駆動パルス数Pcをカウントする(ステップS12)。
When the rising drive pulse number Pu is set as described above, the
フィルタ33の上昇を開始した後においては、マイコン101は、フィルタ33がリミットスイッチ125に当接しスイッチが押されたか否かを検出することで、フィルタ33が収納状態に復帰したか否かを検出する(ステップS13)。
マイコン101は、リミットスイッチ125が押されていなければ(ステップS13:No)、フィルタ33の上昇を継続し、リミットスイッチ125が押された場合には(ステップS13:Yes)、フィルタ33が空気調和装置本体3に収納されたことを示すため、フィルタ昇降モータ39を停止する(ステップS14)。
After starting to raise the
If the limit switch 125 is not pressed (step S13: No), the
このとき、フィルタ33がリミットスイッチ125と当接したタイミングでフィルタ昇降モータ39を停止したとしても、フィルタ33が空気調和装置本体3の収納位置Xbに正確に位置している補償は無い。そこで、フィルタ33を空気調和装置本体3に収納したときに、毎回必ず収納位置Xbにフィルタ33が位置するようにすべく(いわゆる、ゼロ点復帰)、本実施形態では、リミットスイッチ125の押下が検出された後に、さらに、フィルタ昇降モータ39を上昇駆動して、いわゆる巻き締めを行う。
At this time, even if the filter lifting / lowering
すなわち、マイコン101は、駆動パルス数Pcを初期化した後(ステップS15)、フィルタ昇降モータ39を上昇駆動すると共に(ステップS16)、このときの駆動パルス数Pcをカウントし(ステップS17)、この駆動パルス数Pcが巻き締め用パルス数Pkに達するまで、フィルタ昇降モータ39の上昇駆動を継続する。
そして、この駆動パルス数Pcが巻き締め用パルス数Pkに達し、巻き締めが終了した場合には(ステップS18:Yes)、フィルタ33を空気調和装置本体3の収納位置Xbへの収納が完了したことを示すため、フィルタ昇降モータ39を停止し(ステップS19)、処理を終了する。
これにより、図12(B)に示すように、フィルタ33が最下降位置Xaから上昇し、巻き締め処理を経て、収納位置Xbに確実に復帰することとなる。
That is, after initializing the drive pulse number Pc (step S15), the
When the drive pulse number Pc reaches the tightening pulse number Pk and the tightening is finished (step S18: Yes), the storage of the
As a result, as shown in FIG. 12B, the
さて、フィルタ33の下降を開始した後においては、リモコン50の操作によって、フィルタ33の下降を速やかに停止可能にすべく、マイコン101は次の処理を行う。
すなわち、上記ステップS5において、駆動パルス数Pcが下降駆動パルス数Pdに達していない場合、すなわち、フィルタ33が未だ最下降位置Xaに達していない場合(ステップS5:No)、マイコン101は、リモコン50の下降ボタン85又は上昇ボタン84の操作を受信したか否かを判断する(ステップS20)。
そして、リモコン50の下降ボタン85又は上昇ボタン84の操作を受信した場合には(ステップS20:YES)、マイコン101は、モータ駆動回路110を制御してフィルタ昇降モータ39への駆動パルス出力を停止し、フィルタ33の降下を速やかに停止する(ステップS21)。このとき、マイコン101は、フィルタ33の停止位置を記録しておくために、停止時の駆動パルス数Pcを停止時パルス数Psとしてメモリ103に格納する(ステップS22)。
After the start of the lowering of the
That is, in step S5, when the drive pulse number Pc has not reached the descending drive pulse number Pd, that is, when the
When the operation of the lowering button 85 or the
以上の処理により、図12(C)に示すように、フィルタ33の下降開始後において、ユーザがリモコン50の上昇ボタン84又は下降ボタン85を操作した場合には、この操作によって、フィルタ33の降下が速やかに停止される。これにより、下降しているフィルタ33が家具等に衝突しそうなときに、ユーザがリモコン50を操作してフィルタ33の下降を停止することで、家具等への衝突を防止することが可能になる。
このとき、リモコン50の上昇ボタン84及び下降ボタン85のいずれを操作してもフィルタ33を停止可能にしたため、ユーザが慌てて操作する場合でも、操作ミスを防ぎ、より確実、かつ、速やかにフィルタ33を停止させることができる。
By the above processing, as shown in FIG. 12C, when the user operates the up
At this time, since the
フィルタ33を下降途中で中間停止した場合、マイコン101は、リモコン50の下降ボタン85又は上昇ボタン84の操作を受信するまで、中間停止した状態を保持し続ける(ステップS23)。
そして、下降ボタン85の操作を受信した場合(ステップS23:(1))、マイコン101は、フィルタ33を、現在の中間停止位置Xcから最下降位置Xaに向けて下降させるべく、停止時の停止時パルス数Psを駆動パルス数Pcに再設定した後(ステップS24)、上記ステップS3に処理手順を戻す。これにより、図12(C)に示すように、中間停止位置Xcからフィルタ33の下降が再開される。
また、上昇ボタン84の操作を受信した場合(ステップS23:(2))、マイコン101は、処理手順を上記ステップS9に移して、中間停止位置からフィルタ33を上昇させて収納するための処理を開始し、これにより、これにより、図12(C)に示すように、中間停止位置Xcからフィルタ33が上昇される。
When the
When the operation of the lowering button 85 is received (step S23: (1)), the
When the operation of the
このように、フィルタ33の下降を途中で停止した後に、そのまま上昇させて空気調和装置本体3に収納することができるため、ユーザがフィルタ33の汚れ具合を確認するためにフィルタ33を下降させるような場合には、汚れ具体が確認できる程度に僅かにフィルタ33を引き出して停止し、汚れていればフィルタ33を最下降位置Xaまで降下させ、また、汚れていなければフィルタ33を上昇させて空気調和装置本体3の収納位置Xbに復帰させる、という使い方もできる。
As described above, since the lowering of the
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様であり、本発明は上記実施の形態に限定されないのは勿論である。例えば、上記実施の形態では、フィルタ33は、傾斜して取り付けられたフィルタ昇降装置31に取り付けられることで付着面33Aが上を向いているが、鉛直なフィルタ昇降装置31にフィルタ33が傾斜して取り付けられても良く、また、フィルタ昇降装置31が降下時に鉛直から上向きに傾斜する構成としても良く、その他の細部構成についても任意に変更可能であることは勿論である。
In addition, the said embodiment is one aspect to which this invention is applied, and of course, this invention is not limited to the said embodiment. For example, in the above-described embodiment, the
1 空気調和装置
3 空気調和装置本体
5 前面パネル
7 熱交換器
9 送風機
11 前面
13 天面
15 吸込口
17 吸込口
31 フィルタ昇降装置
33 フィルタ
33A 付着面
35〜38 昇降枠
36 昇降枠
39 フィルタ昇降モータ
41 第1ベルト
42 第2ベルト
51 連結軸
53 ピニオン
55 ラック
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記フィルタは、前記前面及び前記天面の前記吸気口を覆うように湾曲して格納され、
前記フィルタを昇降枠に支持して昇降自在とし、前記昇降枠は、空気調和装置本体内に収容可能な大きさの枠を複数段に積層して構成され、
前記昇降枠は、前記フィルタが空気調和装置本体内に格納された状態で、前記フィルタの付着面が上を向くように、所定角度傾いた状態で固定され、前記昇降枠は、降下時に、前記所定角度傾いた状態で引き出され、最下降位置まで降下した状態では、前記フィルタの全体を吹出口の下方に露出させることを特徴とする空気調和装置。 The air conditioner main body includes a heat exchanger and a blower, and includes a suction port on a front surface and a top surface of the air conditioner facing the heat exchanger, and an air conditioner including a filter in the suction port.
The filter is stored in a curved manner so as to cover the air inlets on the front surface and the top surface,
The filter is supported by an elevating frame so as to be movable up and down, and the elevating frame is configured by laminating a plurality of frames of a size that can be accommodated in the air conditioner body,
The elevating frame is fixed in a state where the filter is stored in the air conditioner main body and tilted at a predetermined angle so that the attachment surface of the filter faces upward. withdrawn at a predetermined angle inclined state, in the state in which dropped to the lowest position, the air conditioning apparatus according to claim Rukoto exposed below the outlet of the whole of the filter.
前記フィルタの前記付着面が傾く所定角度は、鉛直方向に対し3°以上15°以下であること、
を特徴とする空気調和装置。 The air conditioner according to claim 1, wherein
The predetermined angle at which the attachment surface of the filter is inclined is 3 ° or more and 15 ° or less with respect to the vertical direction,
An air conditioner characterized by.
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