JP5180319B2 - 伝送されたメッセージについて複数の仮説を使用して復号する方式 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は一般に無線技術に係り、そして特に、無線伝送を復号することに関する。
広帯域インターネット接続とストリーミング・メディア・アプリケーション(streaming media applications)のような、無線通信サービスの急速な成長はより高速なデータ・レートに対する増大し続ける要求をもたらす。直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)(OFDM)や直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)(OFDMA)のような多重化方式の進歩は次世代無線通信システムにとって重要である。これは、このような方式が、変調効率、スペクトル効率、(例えば、差別化されたサービス品質を可能にする)柔軟性、及び、従来の単一キャリア変調方式に勝る、強固なマルチパス耐性を含む、多くの利点を提供することが出来る、という事実のためである。
OFDMシステムとOFDMAシステムはしばしば、誤り訂正に備えるために、送信機に畳み込み符号器を利用する。畳み込み符号を使用すると、mビットのデータ列がnビットに変換される、ここにm/nは符号化率である。ビタビ復号器のような復号器は、受信される符号化されたnビットを復号して元のmビットの列を復元するために、受信機において使用される。この方式は、例え1又は複数の符号化されたnビットが正しく受信されなくても、しばしば元のmビット列が正しく復号されることを可能にし、従って、ビット誤り率の低減をもたらす。
しかしながら、無線サービスの永久に増大する信頼性要求と性能要求と共に、ビット誤り率を絶えず低減する現在も進行する必要性がある。
1つの実施形態は無線通信伝送の符号化されたデータ・ビットを復号するための一方法を提供する。該方法は一般に、それぞれの仮説が、該伝送あるいは関連する伝送に関するアプリオリ情報に基づいて知られる或いは予測される、該符号化されたデータ・ビットの内の、あるビット値のセットを特定する、複数の仮説を生成することを含み、該符号化されたデータ・ビットに対して復号を実行することによって該複数の仮説を評価することを含み、ここに該復号することは該諸仮説によって特定されたビット値と矛盾する復号されるビットの諸セットを除去することを含む、及び、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを出力として選択することを含む。
1つの実施形態は無線通信のための受信機を提供する。該受信機は一般に、無線伝送を受信して符号化されたビットのセットを生成するための受信機フロント・エンドを含み、それぞれの仮説が、該伝送あるいは関連する伝送に関するアプリオリ情報に基づいて知られる或いは予測される、該符号化されたデータ・ビットの内の、あるビット値のセットを特定する、複数の仮説を生成するための仮説エンジンを含み、及び、該複数の仮説によって特定されたビット値と矛盾する復号されるビットの諸セットを除去することを含む復号する諸動作を実行することによって該複数の仮説を評価するために構成され、そして、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを出力として選択する、復号器を含む。
1つの実施形態は無線通信のための装置を提供する。該装置は一般に、無線伝送を受信して符号化されたビットのセットを生成するための手段を含み、それぞれの仮説が、該伝送あるいは関連する伝送に関するアプリオリ情報に基づいて知られる或いは予測される、該符号化されたデータ・ビットの内の、あるビット値のセットを特定する、複数の仮説を生成するための手段を含み、及び、該複数の仮説によって特定されるビット値と矛盾する復号されるビットの諸セットを除去すること、を含む復号する諸動作を実行することによって、該複数の仮説を評価するための、そして、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを出力として選択するための、手段を含む。
本発明の上記特徴を詳細に理解することができるように、上記で簡単に要約された本発明のより詳しい説明が実施形態を参照して行われ、該実施形態の内の一部が添付図面に例示される。しかしながら、付図は本発明の単に典型的な実施形態を例示し、従って、発明の範囲を限定すると考えられるべきではない、ということが注意されるべきである、というのは本発明は他の等しく有効な諸実施形態を導くことが出来るからである。
図1は本発明の一実施形態に従う実例のシステムを例示する。 図2は本発明の一実施形態に従うアプリオリ復号することが出来る受信機のブロック図である。 図3は本発明の一実施形態に従うアプリオリ復号器のブロック図である。 図4は本発明の一実施形態に従うアプリオリ情報(API)ビットの実例を例示するアプリオリ復号器のブロック図である。 図5は本発明の一実施形態に従うトレリス線図の状態遷移の実例を例示する。 図6は本発明の一実施形態に従うアプリオリ復号のための実例の動作の流れ図である。 図7はアプリオリ情報ビットの実例の値を持つ図5の復号器を例示する。 図8は、復号パス(decoding path)の全てのセット、及び、本発明の一実施形態に従い、アプリオリ情報ビットに基づいて削減された復号パスのセット、を備えるトレリス線図の実例を例示する。 図9は、本発明の一実施形態に従い、アプリオリ情報の第1のセットを考慮して復号した実例の結果を例示する。 図10は、本発明の一実施形態に従い、アプリオリ情報の第1のセットを考慮して復号した実例の結果を例示する。 図11は、本発明の一実施形態に従う、アプリオリ復号器と仮説エンジンを備える受信機のブロック図である。 図12は本発明の一実施形態に従う仮説エンジンのブロック図である。 図13はアプリオリ情報ビットに基づいて復号仮説を生成するために使用されることが出来る実例のメッセージ・フォーマットを例示する。 図14Aはアプリオリ情報ビットに基づく種々異なる復号仮説を例示する。 図14Bはアプリオリ情報ビットに基づく種々異なる復号仮説を例示する。 図14Cはアプリオリ情報ビットに基づく種々異なる復号仮説を例示する。 図14Dはアプリオリ情報ビットに基づく種々異なる復号仮説を例示する。 図14Eはアプリオリ情報ビットに基づく種々異なる復号仮説を例示する。 図14Fはアプリオリ情報ビットに基づく種々異なる復号仮説を例示する。 図14Gはアプリオリ情報ビットに基づく種々異なる復号仮説を例示する。 図15は、本発明の一実施形態に従い、種々異なるAPI仮説に対して復号した実例の結果を例示する。 図16は、本発明の一実施形態に従い、種々異なるAPI仮説に対して復号した実例の結果を例示する。 図17は、本発明の一実施形態に従い、種々異なるAPI仮説に対して復号した実例の結果を例示する。 図18は複数の復号仮説を並列に評価することが出来る実例の受信機を例示する。 図19は複数の復号仮説を並列に評価するための実例の動作を例示する。 図20は複数の復号仮説を並列に評価することが出来る実例の復号器を例示する。 図21は複数の復号仮説を逐次法で評価することが出来る実例の受信機を例示する。 図22は複数の復号仮説を逐次法で評価するための実例の動作を例示する。 図23は複数の復号仮説を逐次法で評価することが出来る実例の復号器を例示する。 図24は複数の復号仮説を反復法で評価することが出来る実例の受信機を例示する。 図25は複数の復号仮説を反復法で評価するための実例の動作を例示する。
本発明は一般に、伝送に関するアプリオリ情報を使用して、畳み込み符号化された無線伝送を復号するための技術と装置を提供する。アプリオリ情報は、可能な復号化されるビット・ストリームの数を、該アプリオリ情報と両立しないビットを含む諸ビットストリームを削除することによって、効果的に削減するために使用されることが出来る。誤りデータへと導くこれ等の“既知の誤り”パス(path)を除くことによって、復号ビット誤り率はある複数の場合において改良されることが出来る。
本明細書で使用されるように、アプリオリ情報は一般に、既知の或いは仮定された原因から必然的に関連する効果へと進展する情報のような、事前に知られる情報のことを言う。下記に更に詳細に説明されるように、伝送に関連するアプリオリ情報の実例はあるメッセージ中の既知の情報ビットを含む。そのような既知の情報ビットの実例は、規格によって特定されるような、値を持つリザーブされたビット、又は、先行の伝送におけるビット値に基づいて知られる若しくは予測できる値を有するビットを含む。これ等の既知のビット位置とビット値(本明細書では“API値”と呼ばれる)は復号処理において、該API値に反する値に対応するパスを排除することによって復号性能を改良するために、使用されることが出来る。
[実例の環境]
図1は、本発明の諸実施形態が基地局110から移動局120への無線信号を処理するために利用されることが出来る実例のシステムを例示する。基地局110は、セルラ電話塔のような、固定された位置に設置される無線通信局であることが出来る。移動局120は、セルラ・ハンドセット或いはその他の型のモバイル装置のような、基地局110と通信することが出来る任意の適切な型の利用者設備(user equipment)(UE)であることが出来る。
基地局110と移動局120は、それぞれ1又は複数のアンテナ112、122を使用して、及び、直交周波数分割多重(OFDM)と直交周波数分割多元接続(OFDMA)のような、変調方式を利用する任意の適切な無線通信技術を使用して、通信することが出来る。ある複数の実施形態に対しては、基地局と移動局間の通信は、IEEE802.16(Worldwide Interoperability for Microwave Access−WiMAX)及び802.20(Mobile Broadband Wireless Access−MBWA)規格ファミリのような、多様なIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)規格に部分的或いは全面的に従うことが出来る。
ある複数の応用において、基地局110は、普通順方向リンクと呼ばれるものを介して、移動局にデータを送信することが出来る、他方、移動局120は逆方向リンクを介して基地局120にデータを送信する。下記に更に詳細に説明されるように、順方向リンク伝送と逆方向リンク伝送に対して異なる型のアプリオリ情報が利用されることが出来る。このアプリオリ情報は、基地局110と移動局120との間のある一定のメッセージのタイミングと内容に関する情報を含むことが出来て、該情報は伝送における1又は複数のビットの値を既知にする結果をもたらす。
本明細書記載の諸技術は基地局110、移動局120、或いは両者で実行される復号において利用されることが出来る。下記に更に詳細に説明されるように、基地局110と120との間で伝送されるメッセージの種々異なる型に関するアプリオリ情報は伝送内の特定ビット位置の値を決定するために使用されることが出来る。
図2は送信された信号を受信することが出来る受信機の1つの実施形態に対する実例のコンポーネントのブロック図を例示する。アンテナ202は送信機から送信された信号を受信することが出来て、該信号を無線周波数(RF)フロント・エンド210へと送ることが出来る。RFフロント・エンド210は、自動利得制御(AGC)、高速フーリエ変換(FFT)ブロック、チャネル推定器、そして搬送波電力対干渉・雑音電力比(carrier-to-interference-and-noise ratio)(CINR)推定器のような、送信された信号を受信するための、及び、デジタル信号処理のために該信号を準備するための、任意の適切な回路を含むことが出来る。
RFフロント・エンド210からの信号は次に信号処理ブロック220に送られることが出来る。該ブロック220はサブキャリア・デアロケーション(subcarrier deallocation)、信号逆マッピング、及び類似の処理のための任意の適切な回路を含むことが出来る。信号処理ブロック220の出力は符号化されたビットのセットである。該符号化されたビットはチャネル復号器230へ転送され、該復号器230は、対応する伝送についてのアプリオリ情報を使用して、該符号化されたビットを復号することが出来る。
[アプリオリ復号]
図3は、本発明の一実施形態に従い、アプリオリ情報に基づいて復号動作を実行することが出来る復号器230のブロック図である。例示された実例は、一例として、ビタビ(Viterbi)復号方式を示すけれども、本明細書で提示されるアプリオリ復号技術は、ターボ(Turbo)符号化/復号化、低密度パリティ検査(LDPC)符号化/復号化、RS符号化/復号化、BCH符号化/復号化、及びその他種々の方式のような、他の型の復号方式にも適用されることが出来る。
組織符号(systematic codes)を利用する方式の場合には、符号化されたビットは組織ビット(systematic bits)(符号化前の情報)とパリティ・ビット(符号化の結果生ずる冗長ビット)含むことが出来る。API復号方式は組織ビットに適用されることが可能である。換言すれば、APIビット値は、使用された特別な組織符号に基づく、既知の値の組織ビットを含むことが出来る。組織符号を利用するシステムに対してAPIを適用するために、受信されるデータの内の複数のビットが、復号器のフロント・エンドにおいて、(既知の/予測される)APIビット値と置き換えられることが出来る。この方法において、復号が成功する確率は、システマティック復号器に対してAPIを使用することによって、向上させられることが出来る。
復号器230は、ブランチ・メトリック(branch metric)ユニット232、加算比較選択(ACS)ロジック234、及びトレースバック(TB)ユニット236を含み、“ソフト(或いは、ハード)”受信/符号化ビット240のセットから復号されたビット246のセットを生成する。ブランチ・メトリック・ユニットは一般に、受信されるシンボル(ビットのセット)と符号アルファベット中の諸シンボルとの間の正規化距離を表す、ブランチ・メトリックを計算するために機能する。ACSユニット234は一般にブランチ・メトリック・データを編集して復号パス(2−1個のパス、拘束長Kを仮定)に対するメトリックを生成し、そしてこれ等の復号パスの内の1つを最適として選択する。これ等の選択の結果はトレースバック・ユニット236のメモリに書き込まれ、該ユニット236は該記憶される決定からパスを再生する。次に復号されたビットのセットが該再生されたパスの諸遷移に基づいて生成されることが出来る。
1又は複数の復号器のコンポーネントは、アプリオリ情報と矛盾するビット値に対応する復号パスの選択を防止するために、APIビット250のセットによって制御されることが出来る。換言すれば、APIビット250は、復号されるビット列内の一定の諸ビット位置に対して、既知である特定の値(“0”或いは“1”)を指示するのに十分な情報を含むことが出来る。APIビット250で特定された値とは異なる値を有する如何なるビット列も有効な復号ビット列ではあり得ない。従って、復号器は、パス選択期間において、これ等の無効なビット列に対応する復号パスを考察から除くことが出来る。
図4で例示されるように、ある複数の実施形態に対して、ACSユニット234は、無効な復号ビット列に対応する復号パスを排除するために、APIビット250によって制御されることが出来る。ACSの動作期間中、APIビット250は該API値と矛盾する符号化されたビット値に対応する特別な復号パス遷移を削減するために使用されることが出来る。
APIビット250は一般に、復号されるビット列中の、アプリオリ情報に基づいて知られる(或いは予測できる)諸ビット値を有する1又は複数のビット、及び、更に、該諸ビット値が何であるか、を特定するのに十分な情報を含む。この情報が伝達される実際のフォーマットは、種々異なる実施形態と共に及び実際の実装方式に従い、変わり得る。
例えば、ある複数の実施形態に対して、APIビット250は3つの型の情報を含むことが出来る、即ち、ビット位置252の表示、ビット値254、及び、オプションで、APIマスク・ビット256である。ビット位置252は既知の値を有する(符号化された列内の)ビットの所在地の表示を提供することが出来る。他方ビット値254はある符号化されたビットの実際の既知の値(“0”或いは“1”)を提供する。下記に詳細説明される、図7は、このフォーマットに従う、ビット位置、ビット値、及びマスク・ビットに対する実例の値を持つ例図を提供する。
APIビット位置252は、トレリス構造中で既知の/予測される符号化されたビット位置に対応する、ビット位置を特定することが出来る。1つの実施形態によれば、APIビット位置252は、既知の値を有するビット位置を明示的に特定することが出来て、他方、他のすべてのビット位置は“未知”と考えられる。従って、ビット値254中の“0”或いは“1”の対応ビット値は、トレリス構造における有効な遷移を特定して、無効な遷移を含む復号パスを効果的に除くために使用されることが出来る。
例えば、図5は、3ビット状態を持つトレリス構造の状態遷移の一実例を例示する。例示された実例は符号化率1/2及びK=4(3ビット、K−1、状態レジスタを持つ)を仮定する。実線矢印は“0”入力ビットに対応する状態遷移を示し、他方破線矢印は“1”入力ビットに対応する状態遷移を示す。API復号によれば、既知の値と矛盾する入力ビットに対応する状態遷移は考慮から排除されることが出来て、それによって、これ等の遷移を含む如何なるパスも最終選択から効果的に排除する。
一例として、もしこの状態に対する既知のAPIビット値が“0”であったとすれば、実線を持つ状態遷移が評価され、他方、破線を持つ状態遷移は、それ等が選択に対して考慮されるべきではない無効パスの一部であるが故に、計算される必要がない。上記で説明されたように、これ等の遷移は次の遷移において、状態メトリックの値を最悪の場合の値に設定することによって、効果的に排除されることが出来る。無効パスを選択から排除することによってビット誤り率を低減することに加えて、APIビット値に基づいて遷移の数を削減することは、ACSユニットにおける計算数を削減することも出来る。
ある複数の実施形態では、マスク機能は、APIマスク・ビット256を利用することによって実現されて、そのAPIビット値が無視されるべきビット位置を特定することが出来る。そのようなマスク機能は、例えば、規格が変わって過去に既知であったビット値を未知にする場合に、有用であり且つ柔軟性を加えることが出来る。マスクビットを設定することは、そのような変化に効果的に適応するための簡単な機構を提供する。マスク機能は、APIビット位置252を操作して最早既知の値を持たないビット位置の特定を除くことによっても、従って、該ビット・マスク値中の値を変更することへの代替を提供すること、及び/又は、該ビット・マスク値に対する必要性を全く除去することによっても、実現されることが出来る。
図6はAPI復号に対する実例の動作600を例示する。該動作は、602において、アプリオリ情報に基づいて仮説を生成することによって開始する。604では、該仮説のAPIビット値と矛盾するビット値をもたらす復号パスが除かれる。最後に、606において、残りのパスの内の1つの選択に基づいて、復号が実行される。
本明細書で使用されるように、用語仮説は一般にAPIビットの特別なセットを指し、例えば、既知の値を持つビット位置を指示し且つそれ等のビットに対して値を特定する。下記に更に詳細に説明されるように、ある複数の実施形態に対しては、(本明細書では“仮説エンジン”と呼ばれる)別個のロジックが、例えば、MACプロセッサからのメッセージ情報に基づいて1又は複数の仮説を生成するために、供給されることが出来る。
図7はAPI復号器に適用される6ビットのストリームに対する仮説の1つの実例を例示する。例示された仮説は、APIビット位置の値[1235]を介して、APIビット値が、復号における使用のために、ビット位置1、2、3及び5に存在する、ということを示す。例示された方式に従えば、対応するAPIビット値[1011]は、これ等の位置における諸ビットに対するビット値が、ビット1=1、ビット2=0、ビット3=1及びビット5=1、であることを示す。ある複数の実施形態に対しては、APIマスク・ビット値[0000]は、マスキング機能は何れのビットにも適用されない、ということを示すために使用されることが出来る。他方では、あるビットをAPI復号から除外するために、マスク・ビットは、例えば、[0001]に設定されて、ビット位置5をマスキングして有効ビット値[101X]をもたらすことが出来る。
無論、APIマスク機能は、APIビット位置の値を制御することによっても、実現されることが出来る。一例として、ビット位置5は又、ビット位置の値から5を除くことによって、効果的にマスク・アウトされることが出来て、その結果ビット位置の値[123]が対応するAPIビット値[101]と共にもたらされる。この方式では、APIビット位置は、別個のマスク値データ構造を必要とせずに、効果的にマスクされることが出来る。
代わりの方式では、APIビット値および対応するAPIマスク値のみが使用されることが出来る。一例として、ビット列中の全ての位置が、例えば、デフォルトによって或いはAPI位置の値中の全ビット位置(例えば、[123456])の明白な指示によって、API復号のために使用される、ということが仮定されることが出来る。何れの場合でも、APIマスク値は対応するAPIビット値を有していないビット位置を特定するために使用されることが出来る。例えば、APIマスク値[000101]は、“1”の値はビット位置4と6に対応するAPIビット値は無視されるべきであることを示すという条件で、使用されることが出来て、その結果対応するAPIビット値は[101X1X]となる。
図8は、図7で示される仮説のAPIビット値が、復号化の間に考慮される復号パスの数を削減するために、如何に適用されるかを例示する。上部の線図810は、全ての入力ビットが未知であることを仮定する従来の復号方式で考慮される線図による全ての可能なパスを示す。しかしながら、下部の線図820によって例示されるように、API復号方式は、既知のAPIビット値を使用することに基づいて多数のパス遷移を排除してしまい、非常に削減された数のパスを探索する。
APIビット値に基づくパスの削減は線図820を左から右へ横断することによって説明されることが出来る。対応する遷移に対する既知のAPI値は上端を横断して列挙される。最初の遷移に対しては、該ビット値は既知“1”であって、その結果ゼロの入力ビットに対応する実線のパス遷移の除去がもたらされる。これは状態ノード100b、101b、110b及び111bへの遷移をもたらす。
第2の遷移は既知のビット値“0”に対応して、破線のパス遷移の除去をもたらす。これは状態ノード010bと011bへの遷移をもたらす。第3の遷移は既知のビット値“1”に対応して、実線のパス遷移の除去をもたらす。これは単一の状態ノード101bへの遷移をもたらす。
しかしながら、第4の遷移に対するビット値は未知である。従って、双方の可能な遷移パスが評価される。これは状態ノード010bと110bへの遷移をもたらす。第5の遷移は既知のビット値“1”に対応して、実線のパス遷移の除去をもたらす。これは状態ノード101bと111bへの遷移をもたらす。第6の遷移に対するビット値は再び未知である。従って、双方の可能な遷移パスが評価され、状態ノード101bから状態ノード010bと110bへの遷移、及び、状態ノード111bから状態ノード011bと111bへの遷移がもたらされる。
これ等の残留するパスに対するブランチ・メトリックが、最適パスを選択して復号ビットの対応するセットを生成するために、評価されることが出来る。無効なビット列に対応する復号パスを排除することによって、API復号を使用するビット/パケット誤り率は改良されることが出来て、雑音の多い環境では更に大きな改良が期待される。
図9は、IEEE802.16e規格のフレーム制御ヘッダ(frame control header)(FCH)/ダウンリンク・フレーム・プレフィックス(downlink frame prefix)(DLFP)メッセージの復号シミュレーションに対する、パケット誤り率(PER)対信号雑音比(SNR)の一実例のグラフである。この型のメッセージは24ビットの情報を含む。これ等の内、5ビットは該規格によりゼロに設定されるビットにリザーブされる。シミュレートされた実例では、これ等のリザーブされた5ビットは、該24ビット列中の対応する場所に既知のビット値“0”を持つ、アプリオリ情報として使用される。該シミュレーションは又下記、即ち、繰返し因数(repetition factor)4と複写因数(duplication factor)2を持つ、QPSK、TBCC(r=1/2)のような、変調と符号化を仮定し、そして、受信側(RX)での繰返し最大比合成(Maximum Ratio Combining)(MRC)を仮定する。
例示されるように、API復号方式は、AWGN環境において、従来の復号方式と比較して改良された性能を示す。例えば、API復号方式は、(APIを考慮しない)従来の復号と比較する場合、AWGNチャネルにおいてPER10−2で、約0.6dBの利得を示す。
図10は図9と類似の図であるが、対応するシミュレーションは受信側(RX)における繰返しMRCと複写MRC双方を仮定する。例示されるように、この実例では、API復号方式は、API復号方式を用いない場合と比較して、AWGNチャネルにおいてPER10−2で、約0.75dBの利得を示す。
[仮説エンジン]
上記で説明されたように、ある複数の実施形態に対して、それぞれの仮説がAPI復号を実行するべきAPIビット値のセットを含む“複数の仮説”を生成するために、仮説エンジンが提供されることが出来る。個別の実装に依存して、仮説エンジンは、どのビットが既知の値を有するか及び該ビットの既知の値は何であるか、という点で異なり得る単一の仮説又は複数の仮説を生成することが出来る。複数の仮説を評価することは、例えば、ある所与の列に対して、限られた数の有効なビットの組合せしかない場合、有益であり得る。
図11は、API復号器230と仮説エンジン1110を含む、受信器回路1100を例示する。例示されるように、仮説エンジン1110は、媒体アクセス制御(MAC)プロセッサ1120からメッセージに関する情報を受信して、API復号器230による使用のためのAPIビット値(仮説)を生成する。API復号器230は、仮説エンジン1110によって提供されたAPIビット値を使用して、受信されたソフト(或いは、ハード)ビットRsを復号することを開始する。API復号器230は復号されたデータ・ビットRdを出力し、該ビットRdはメッセージ・パーサ1130に配送される。
もしメッセージ・パーサ1130が、該復号された諸ビットはある種のメッセージのためである、ということを検出するならば、該メッセージは構文解析されてMAC(媒体アクセス制御)プロセッサ1120に配送される。MACプロセッサ1120はある型のプロトコル・アナライザとして機能することが出来て、例えば、次の可能なメッセージの型は何であるか及びそのタイミングはどうなるかを決定するために、該受信されたデータを解析する。
一例として、MACプロセッサ1120は、最初の入力メッセージ(或いはデータ)は、下り回線プリアンブルによって引き継がれる、FCH/DLFPメッセージであると認識することができる。ある複数の場合には、MACプロセッサ1120は先行フレームからのある情報を利用して、例えば、符号化率、メッセージ長、或いは何かその他のパラメータを決定することが出来る。MACプロセッサ1120はこの情報を仮説エンジン1110に提供することが出来て、仮説エンジン1110は該情報を、特定のビット位置に対する既知のビット値を抽出(或いはビット値を予測)してAPI復号器に転送すべきAPI情報を生成するために、使用する。
図12は、MACプロセッサ1120によって提供されるアプリオリ情報とメッセージ情報に基づいて、復号仮説を生成するために使用される、実例の仮説エンジンを図示する。例示されるように、仮説エンジンは、メッセージ型の指示を受領し、該メッセージ型によって指定される対応するメッセージを検索するためのロジック1210を含む、そして、該メッセージのフォーマットがフォーマット・ロジック1220によって解析される。
ある複数の実施形態に対しては、(規格に従い既知の値に設定されるリザーブされた諸ビットのような)固定された/既知のビット値を持つビット位置に加えて、仮説は予測可能な情報を用いて生成されることが出来る。一例として、ビット情報は先行して受信されたメッセージからの値に基づいて予測可能であり得る(例えば、符号化の型は1つのメッセージから次のメッセージへと変化することはありそうにない)。
このようにして、分類ロジック1230は所与のメッセージ中のビット情報を少なくとも3つの範疇、固定された情報、予測可能な情報、及び、可変情報、に分類することが出来る。固定された(既知の)情報は一般に、最初の段階から100%知られるように固定されている情報、又は、ある条件下で(例えば、関連メッセージの復号結果を検査した後で)知られるある複数のビット値、を指す。例えば、復号されるべきデータの前に配置されていると知られるメッセージ或いはデータのような、復号されるべきデータに関連するメッセージの復号結果は解析されることが出来て、API情報が該解析されたデータから抽出されることが出来る。
予測可能な情報は、一定の諸条件あるいは諸前提の下で予測可能となり得る情報を含むことが出来る。従って、予測可能な情報は、一又は複数のビットのある1つのセットに対して、種々異なる候補値あるいはビットの組合せを提供することがあり得る。種々異なる候補値が種々異なる仮説に含まれることが出来る。例えば、予測可能な情報は、一定の諸条件あるいは諸前提の下で予測可能なある情報、又は、関連メッセージの復号結果を検査した後に予測可能になる情報、を含むことが出来る。
可変情報は一般に未知である、或いは、あまりに困難で予測できない情報を含み、従って、可変情報は一般にAPIビット値として使用されない(例えば、これ等のビット所在地に対するAPIビット位置の値は“0”に設定されることが出来る)。情報ビットを分類した後、仮説エンジンの仮説API及び配送ロジック1240は、該分類された情報を使用して、APIビット値の1又は複数のセット(それぞれのセットは1つの仮説に対応する)を生成することが出来る。例えば、ロジック1240は、復号器230に出力されるべき、APIビット所在地、ビット値およびマスク列を構成することが出来る。
本明細書で提示されるAPI復号方式は多様な異なる型のメッセージに適用されることが出来る。例えば、API復号は、下記で説明されるように(FCH)ダウンリンク・フレーム・プレフィックス(DLFP)メッセージ、標準DL mapメッセージ、圧縮DL MAPメッセージ、UL MAPメッセージ、帯域幅要求(Bandwidth Request)(BW−REQ)メッセージ、初期レンジング要求(Initial Ranging Request)(IRNG−REQ)メッセージ、等々に適用されることが出来る。
フレーム制御ヘッダ(frame control header)(FCH)ダウンリンク・フレーム・プレフィックス(DLFP)メッセージ1300は、図13で示されるように、固定、予測可能および可変と分類されることが出来る多様なビット情報の良い実例を提供する。FCHメッセージのフォーマットと内容はIEEE802.16eOFDMA規格で規定されている。DLFPはFCHチャネルの内容である。DLFPはそれぞれのフレームの先頭で伝送されるデータ構造であって、現在のフレームに関する情報を含み、そしてFCHにマッピングされる。従って、DLFPの首尾よい復号はフレーム全体を処理するために極めて重要である。ある複数のビットの分類は時間の経過で、例えば、初期捕捉の状態から最初のメッセージ・フレームを検出するまでの遷移の後、変化する可能性がある。
一例として、ビットマップ・フィールド1310は6ビットを含み、それぞれのビットは対応するメッセージ・グループがあるセグメントによって使用されているかどうかを指示する。初期捕捉の状態では、これ等のビットは未知である。しかしながら、あるメッセージ・セグメントを最初に復号し特定した後では、該6ビットの内少なくとも1つは特定される(例えば、最初のメッセージ・グループ・ビットが使用されると仮定すると、APIビット=“1XXXXX”)。更に、正常な動作状態では、基地局が先行フレームと同じビットマップを送ると仮定すると、移動局は全6ビットを予測することが出来る。
以前に説明されたように、リザーブされるフィールド1320と1322は、規格が変更されない限り、固定されたままである。対照的に、繰返し型フィールド1330の2ビットは予測することが困難でフレームからフレームへと変化し得る。
3ビットの符号化型フィールド1340は種々異なる様式で分類されて、多数の異なる仮説を生成するために使用されることが出来る。例えば、符号化の型に何の制限も設けなければ、3ビットのフィールドは可変として取り扱われる。しかしながら、アプリオリ情報を使用すると、これ等のビットの内あるものは固定されたものとして取り扱われることが出来る。例えば、もしWiMAXの最新版が2つの符号化型、TBCC(0b000)とCTC(0b010)、のみをサポートすることが既知であるならば、第1ビットと第3ビットは既知のビット値“0”(APIビット=“0b0X0”)として取り扱われることが出来る。
8ビットの長さフィールド1350はフレームからフレームへと変化することが出来るけれども、幾つかのビットは異なる方法で分類されることが出来る。一例として、長さフィールドに制限を課さなければ、全8ビットは可変である。しかしながら、殆どの場合、DL−MAPの長さは27未満であり、従ってMSBは“0”であると予測されることが出来る(APIビット=“0b0XXXXXXX”)。この予測が真でないことはあり得るけれども、ビット誤り率の改良は、異なる仮説を使用して再復号しなければならない、如何なる性能ペナルティに勝ると言える。例えば、長さが26未満(APIビット=“0b00XXXXXX”)或いは24未満(APIビット=“0b0000XXXX”)であると仮定して、更に攻撃的な仮説も同様な方法で生成されることが出来る。
図14A〜14Gは、情報と可能な分類および上記で説明された前提に基づく、FCH/DLFPメッセージに対する複数のAPI復号仮説の諸例を例示する。該仮説は、既知の値を有するとして取り扱われるビット数に基づいて、仮説が如何に“攻撃的”であるかを一般的に表示する、種々異なるレベル(L0〜L6)を有するものと見なされる。
最初に図14Aを参照すると、L0仮説は、各フレーム内の第1メッセージの場合におけるように、APIビット値がない(仮説なし)場合に対応する。換言すれば、メッセージは未だ復号されてないのであるから、API値を生成するために使用されることが出来るメッセージ情報はない。図14Bは、リザーブされたビット値のみが仮説で使用される、第1レベル(L1)の仮説を例示する。
図14CはL2仮説を例示する。L2仮説はリザーブされたビット値プラスL2仮説で使用されるビットマップのビット値(第1フレームで指示されるメッセージ・グループ)を含む。図14Dは、L2仮説と比較して、先行フレームで使用された残りのビットマップのビット値を付加する、L3仮説を例示する。
図14Eは、L3仮説と比較して、サポートされた符号化の型TBCCとCTCに共通である符号化型ビット値を付加する、L4仮説を例示する。図14Fは、L4仮説と比較して、長さは26未満という前提に基づいて長さフィールドの上部2ビットを付加する、L5仮説を例示する。図14Gは、L5仮説と比較して、長さは24未満という前提に基づいて長さフィールドの更なる2ビットを付加する、L6仮説を例示する。
これ等の仮説のそれぞれに対するビット値は、API復号器によって使用され、上記で説明された方法で、誤りデータに対応する多数の復号パスを削減することが出来る。無論、図14B〜14Gで示される諸仮説は具体例に過ぎない。更に、例示された諸仮説は次第に、より多くの既知のビット値を含んで、より攻撃的になるけれども、当業者等は、他の仮説がこれ等の実例で示されたものとは異なるビット値の組合せを使用して生成されることが出来る、ということを認識する。
上記で説明されたように、これ等の種々異なる仮説に従うAPIビット値は、誤りデータに対応する復号パスを除くために、API復号器によって使用されることが出来る。異なる仮説は異なるAPIビット値を有するが故に、復号成績は仮説から仮設へと変化し得る。図15〜17は種々異なるチャネルに亘る異なる仮説間の成績の変化を例示する実例のグラフを示す。
図15は、加算性白色ガウス・ノイス(AWGN)チャネルにおける種々異なる仮説L0〜L6に対するAPI復号のシミュレーション結果を示す。該シミュレーションでは、全ての仮説は正しいと仮定される(換言すれば、APIビット値は実際の符号化されたビット値と合致することが仮定される)。
例示されるように、より多くのAPIビット値を持つ仮説はより良好な成績(低減されたビット誤り率)をもたらす。図16は、ITU Ped−AとPed−Bチャネルに対して該種々異なる仮説を使用してAPI復号したことに対する同様な結果を示す。図17は、ITU Veh−AとVeh−Bチャネルに対して該種々異なる仮説を使用してAPI復号したことに対する同様な結果を示す。
先述は本発明の諸実施形態を対象としたけれども、本発明の他のそして更なる実施形態が本発明の基本的範囲から逸脱することなく考案されることが出来る。そして、本発明の範囲は、下記、特許請求の範囲によって決定される。
[複数の仮説を処理する方法]
上記で論じられたように、仮説エンジンは、固定されたアプリオリ情報と予測可能なアプリオリ情報双方に基づいて、ビット値の仮説を生成する。該仮説エンジンは予測可能な情報を使用して、ビット値の異なる組合せを仮定することによって、N複数個の仮説を生成することが出来る。性能を向上させるためには複数の仮説を処理することが望ましいと言える。従って、復号器は複数の配送された仮説を調べることが出来る。このようにして、処理される仮説の数は配送された仮説の数Nに等しい。複数の処理される仮説がある場合、最も正確な仮説のみが選択されることが出来る。
ある複数の実施形態では、受信されたメッセージが、巡回冗長検査(cyclic redundancy check)(CRC)フィールド、或いはその他類似の型の検査フィールド、を含むことがあり得る。CRCを欠くメッセージに対しては、選択の判断基準は、復号の最終段階における、累積尤度(或いは、累積距離)に基づくことが出来る。CRCを有するメッセージに対しては、選択の判断基準はCRC検査の結果あるいは累積尤度の結果の何れかに基づくことが出来る。
複数の仮説を評価するために利用されることが出来る数個の方法がある。これ等の方法は並列評価、逐次評価および反復評価を含むことが出来る。並列評価法を実行するためには、それぞれの復号器が1又は複数の該N個の仮説を処理する、複数個の復号器が利用される。
対照的に、逐次および反復復号法は一度に単一の仮説を処理する単一の復号器を利用することが出来る。逐次法では、復号器は長さNであるループ内の全ての仮説を処理する、他方、反復法では、復号器が所定の選択判断基準の閾値を満足する1つの仮説を見出すまで、仮説の系列を処理する。
ある複数の実施形態では、仮説の数がプロセッサの数を超えることがある。このような実施形態では、それぞれのプロセッサは並列に動作するがそれぞれのプロセッサは1より多い仮説を逐次法または反復法で評価する、ハイブリッド法が利用されることが出来る。
図18は、並列API復号器1830と複数の仮説を生成する仮説エンジン1860を含む、受信器回路を例示する。
例示されるように、仮説エンジン1860は、MACプロセッサから受領されたメッセージ情報に基づいて、それぞれが異なるAPIビット値API(1)のセット〜API(N)のセットを有する、N個の異なる仮説を生成することが出来る。仮説エンジンは、例えば、ビット値を予測するために使用される種々異なる仮説に基づいて、複数の仮説を生成することが出来る。上記で説明されたように、複数の仮説の内幾つかは、例えば、予測されるビット値の数に基づいて、他よりもっと攻撃的だと考えられることが出来る。
復号器1830は、種々異なる仮説のAPIビット値を使用して、受信されたビットRを復号する、実際には、種々異なる仮説を適用することによって該受信された諸ビットを並列に複数回復号する。複数の仮説を評価した後、復号器1830は、何らかの型の選択判断基準に基づいて最良であると思われる仮説を使用して求められる、復号されたデータビットRを出力することが出来る。
図19は複数の仮説を並列に評価するための実例の動作1900を例示する。該動作1900は図20を参照して説明されることが出来て、図20は並列に配置された複数のAPI復号器2000を有する並列復号器1830の実例の実施形態を例示する。
1902において、該動作は、アプリオリ情報に基づいて複数の仮説を生成することによって、開始する。1904では、それぞれの仮説は諸復号器2000の内の1つに送られることが出来る。図20に例示されるように、それぞれの仮説は、受信されたビットRを復号する際に復号器によって使用されるべき、上記で説明された諸型の情報(例えば、ビット値、ビット所在地、及び/又はビット・マスク)を含むことが出来る。
ステップ1906と1908では、それぞれの復号器は、対応する仮説のAPIビット値に基づいて復号パスを除去し、そして、残りのパスから選択して復号されたビットRDのセットを生成し、API復号を実行する。1910では、例えば、万一該復号されたメッセージがCRCを含まない場合、それぞれの復号器は、最良の仮説を選択するために使用されることが出来る、品質メトリック(QA)を生成することが出来る。もし該メッセージがCRCを含むならば、別の品質メトリックは生成されても良いし、されなくても良い。1912では、それぞれの復号器からの復号結果が比較され、そして、ステップ1914では、最良の仮説を使用して求められる結果が選択される。
図20で例示されるように、もし復号されたメッセージがCRCを含むならば、復号結果は、CRCロジック2020を用いてCRC検査を実行することによって、比較されることが出来る。CRCロジック2020は、合致するCRCを有した復号結果を持つ仮説を特定して、出力(S)を生成することが出来る。該出力Sは、マルチプレクサとして働くロジック2030を制御して、対応する復号結果を出力するために使用されることが出来る。
(例えば、もし復号されたメッセージがCRCを有さない場合)CRC検査に代わるものとして、品質メトリックが最良の仮説を選択するために使用されることが出来る。該品質メトリックは、例えば、累積距離値あるいは累積尤度値であることが出来る。最尤(ML)決定ロジック2010はそれぞれの復号器からの品質メトリックを評価することが出来て、最良の品質メトリック(例えば、最小累積距離または最大尤度)を有した復号結果を持つ仮説を特定する出力(S)を生成する。出力Sは選択ロジック2030を制御して対応する復号結果を出力するために使用される。
図21は逐次API復号器2130と、複数の仮説を生成する、仮説エンジン2160を含む受信機回路を例示する。
例示されるように、仮説エンジン2160はN個の異なる仮説を生成することが出来て、これ等の仮説を逐次的に復号器2130に出力する。例えば、例示されるように、仮説エンジン2160はAPIビット値、API(C)、ここにC=1〜N、を復号器2130に出力する。
復号器2130は受信されたビットRを、種々異なる仮説のAPIビット値を使用して復号する、実際には、種々異なる仮説を適用することによって該受信された諸ビットを順次複数回復号する。複数の仮説を評価した後、復号器2130は、何らかの型の選択判断基準に基づいて最良であると思われる仮説を使用して求められる、復号されたデータビットRを出力することが出来る。
図22は逐次法で複数の仮説を評価するための実例の動作2200を例示する。該動作2200は図23を参照して説明されることが出来て、図23は、種々異なる仮説のAPIビット値に基づいて、受信されたビットRのセットを逐次的に複数回復号するための、単一のAPI復号器2300を有する逐次復号器2130の実例の実施形態を例示する。
該動作は、2202において、アプリオリ情報に基づいて複数の仮説を生成することによって、開始する。2204では、該複数の仮説の内の、ビット値API(c)を持つ、1つが選択されて、該受信されたビットを復号する際の使用のために、復号器2310に送られる。
該復号器は、ステップ2206と2208において、該APIビット値に基づいて復号パスを除去し、そして、残りのパスから選択して復号されたビットRのセットを生成し、API復号を実行する。2210では、例えば、万一該復号されたメッセージがCRCを含まない場合、該復号器は最良の仮説を選択するために使用されることが出来る品質メトリック(QA)を生成することが出来る。上記で説明されたように、もし該メッセージがCRCを含むならば、別の品質メトリックは生成されても良いし、されなくても良い。2212では、該復号結果と品質評点(生成された場合)が、後の評価のために、メモリ2340中に格納される。
もし更に多くの仮説があるならば、2214で決定されるように、動作2204〜2212が繰り返される。一旦該動作がそれぞれの仮説に対して実行されてしまうと、2216において、該諸仮説の結果は比較され、そして、2218において、最良の仮説を使用して求められた結果が選択される。
図23で例示されるように、諸仮説のそれぞれに対する、復号結果R(c)と、もし生成される場合、品質メトリックQA(c)はメモリ2340から検索されて最良の仮説を決定するために評価されることが出来る。例示されるように、図20で示された回路に類似の回路が、CRC(S)2320及び/又は品質2310メトリック(S)に基づいて最良仮説の特定を出力し、選択ロジック2330を制御して対応する復号結果を出力するために使用することが出来る。
図24は、反復API復号器2430と複数の仮説を生成する仮説エンジン2460を含む、受信機回路を例示する。
図21の仮説エンジン2160に関するのと同様、仮説エンジン2460はN個の異なる仮説を生成することが出来て、これ等の仮説を逐次的に復号器2430に出力する。図21の復号器2130に関するのと同様、復号器2430は単一の復号器2470を利用することができて、受信されたビットRを、種々異なる仮説のAPIビット値API(c)を使用して復号する、実際には、種々異なる仮説を適用することによって該受信された諸ビットを順次複数回復号する。
しかしながら、それぞれの可能な仮説を評価して出力の結果を比較することとは異なり、復号器2430はそれぞれの仮説の結果を閾値選択判断基準に対して比較することが出来る。一旦、該選択判断基準を満足する結果を持つ仮説が評価されると、如何なる残りの仮説も評価せずに、対応する復号データ・ビットが出力されることが出来る。
図25は、複数の仮説を反復法で評価するための、実例の動作2500を例示する。該動作2500は、例えば、図24で示されるコンポーネントによって実行されることが出来る。
該動作は、2502において、アプリオリ情報に基づいて複数の仮説を生成することによって、開始する。2504では、該複数の仮説の内の、ビット値API(c)を持つ、1つが選択されて、該受信されたビットを復号する際の使用のために、復号器2430に送られる。該復号器は、ステップ2506と2508において、該APIビット値に基づいて復号パスを除去し、そして、残りのパスから選択して復号されたビットRのセットを生成し、API復号を実行する。
図22におけるように、全ての仮説が評価されてその結果を比較するまで待つのとは異なり、該選択された1つの仮説に対して求められた結果は、ステップ2510〜2512において、(ループ内で)評価される。例示されるように、復号器2430は、ロジック2480を含んで、復号されたビットのセットが選択判断基準を満足するかどうかを判断することが出来る。例えば、ロジック2480はCRC検査を実行する及び/又は品質メトリックを所定の閾値と比較することが出来る。
もし選択判断基準が満たされなければ(例えば、CRC検査が合致しない或いは品質メトリックが閾値を下回る)、動作2504〜2512が繰り返されて、異なる仮説を評価する。しかしながら、もし選択判断基準が満たされるならば、2514において、現仮説を使用して求められた結果が選択される。
この反復手法において種々異なる仮説が評価される順番は変わり得る。例えば、ある複数の実施形態に対しては、(より多くの既知/予測されるビット値を持つ)より攻撃的な仮説が攻撃性の乏しい仮説の前に評価されることが出来る。ある複数の実施形態では、攻撃性の乏しい仮説がより攻撃的な仮説の前に評価されることが出来る。ある複数の実施形態では、何か他の型の判断基準が、諸仮説が評価のために選択される順番を決定するために、使用されることが出来る。
当業者等は、複数の仮説を評価するための多様な技術が修正される又は、ある場合には、結合されることが出来る、ということを認識する。例えば、先に説明されたように、万一並列復号器よりも多数の仮説がある場合、並列技術と逐次技術が複数の仮説を並列に評価するために結合されることが出来る。
本明細書で使用されるように、用語“決定すること(determining)”は広く多様な動作を網羅する。例えば、“決定すること(determining)”は、算術計算すること、コンピュータ計算すること、処理すること、導出すること、調査すること、検索すること(例えば、表、データベース或いは別のデータ構造中で検索すること)、確認すること及び同種の動作、等々を含むことが出来る。又、“決定する(determining)”は受信すること(例えば、情報を受信すること)、アクセスすること(例えば、メモリ内のデータにアクセスすること)及び同種の動作を含むことが出来る。又、“決定すること(determining)”は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること及び同種の動作、等々を含むことが出来る。
情報と信号は任意の多様な種々異なる基本技術と応用技術を使用して表されることが出来る。例えば、上記の説明全体に亘って参照されることが出来る、データ、指示、命令、情報、信号、及び、類似の物は、電圧、電流、電磁波、磁場又は磁性粒子、光学的場又は光学粒子,或はこれ等の任意の組合せ、により表されることが可能である。
本開示と関連して説明された種々の例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号処理装置(digital signal processor)(DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit)(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ信号(field programmable gate array)(FPGA)或は他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリート・ゲート(discrete gate)或はトランジスタ・ロジック(transistor logic)、ディスクリート・ハードウェア・コンポーネント、或は本明細書に記載された諸機能を実行するために設計されたそれ等の任意の組合せ、を用いて実現又は実行されることが出来る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであって良い、しかし、その代わりに、該プロセッサは商業的に入手可能なプロセッサ、制御器、マイクロ制御器、或はステート・マシン(state machine)であって良い。プロセッサは計算する装置の組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと結合された1又は複数のマイクロプロセッサ、或は任意の他のこのような構成、として実現されることも可能である。
本開示に関連して説明された方法あるいはアルゴリズムの諸ステップは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールにおいて、或は両者の組合せにおいて、具体化されることが出来る。ソフトウェア・モジュールは業界では公知である任意の型の記憶媒体中に常駐することが出来る。使用されることが出来る記憶媒体のある複数の実例は、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、取り外し可能なディスク、CD−ROM、等々を含む。ソフトウェア・モジュールは単一の命令あるいは多数の命令を含むことが出来て、数個の異なるコード・セグメントに亘って、種々異なるプログラムの間に及び複数の記憶媒体を横断して、分散されることが出来る。記憶媒体は、プロセッサが該記憶媒体から情報を読み、そして、該媒体に情報を書くことが出来るように、プロセッサに結合されることが出来る。その代わりに、記憶媒体はプロセッサに統合されることが出来る。
本明細書で開示された諸方法は記載された方法を達成するために1又は複数のステップ或いは動作を具備する。該方法の諸ステップ及び/又は動作は、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに入れ替えられることが出来る。換言すれば、諸ステップ又は諸動作の特定の順序が特定されない限り、特定の諸ステップ及び/又は諸動作の順序及び/又は使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく、修正されることが出来る。
説明された諸機能は、ハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア、或いはそれ等の任意の組合せで実装されることができる。ソフトウェアで実装される場合、該諸機能は、コンピュータ可読媒体上に、1又は複数の命令として記憶されることが出来る。記憶媒体はコンピュータによってアクセスされることが出来る任意の入手可能な媒体であることが出来る。限定としてではなく、実例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM或いは他の光学ディスク記憶装置、磁気的ディスク記憶装置または他の磁気的記憶装置、又は、諸命令の形式の所望のプログラム・コード又はデータ構造を搬送又は記憶するために使用されることが出来る、そして、コンピュータによってアクセスされることが出来る、任意の他の媒体、を含むことが出来る。本明細書で使用される、ディスク(disk及びdisc)は、コンパクト・ディスク(CD)、レーザ・ディスク、光学ディスク、デジタル多用途ディスク(digital versatile disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)・ディスク及びブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、ここにdiskは通常データを磁気的に再生するが、他方、discはデータをレーザを用いて光学的に再生する。
ソフトウェア或いは命令は伝送媒体を介して伝送されることも出来る。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、或いは、他の遠隔情報源から、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア(twisted pair)、デジタル加入者線(digital subscriber line)(DSL)、又は、赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、伝送される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、又は、赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術は、伝送媒体の定義中に含まれる。
更に、本明細書で説明された方法と技術を実行するための、モジュール及び/又は他の適切な手段は、モバイル装置及び/又は基地局によって適用可能なものとして、ダウンロード及び/又は他の方法で入手されることが出来る、ということが認識されるべきである。例えば、そのような装置はサーバに結合されて、本明細書で記載された諸方法を実行するための手段の移送を容易にすることが出来る。それに代わって、本明細書で記載された多様な方法は格納手段(例えば、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory)(RAM)、読み出し専用メモリ(read only memory)(ROM)、コンパクト・ディスク(CD)或いはフロッピー(登録商標)・ディスクのような物理記憶媒体)を介して提供されることが出来る、従って、モバイル装置及び/又は基地局は、該格納手段を該装置へ結合する又は供給するときに、該多様な方法を入手することが出来る。更に、本明細書で記載された方法および技術を装置に供給するための任意の他の適切な技術が利用されることが出来る。
特許請求の範囲は上記に例示された精確な構成とコンポーネントには限定されない、ということが理解されるべきである。多様な修正、変更および変形が、上記記載の方法および装置の配列、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、行われることが出来る。
先述は本発明の諸実施形態を対象としたけれども、本発明の他のそして更なる実施形態が本発明の基本的範囲から逸脱することなく考案されることが出来る。そして、本発明の範囲は、下記、特許請求の範囲によって決定される。
[付記]
なお、上述の発明は、次のように記載することができる。
(1)無線通信伝送の符号化されたデータ・ビットを復号するための方法であって、
複数の仮説を生成すること、それぞれの仮説は該伝送或いは関連する伝送に関するアプリオリ情報に基づいて知られる或いは予測される、該符号化されたデータ・ビットの内の、あるビット値のセットを特定する、
該符号化されたデータ・ビットに対して復号を実行することによって該複数の仮説を評価すること、ここにおいて、該復号することは該複数の仮説によって特定された諸ビット値と矛盾する復号されたビットのセットを排除することを含む、及び
該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを、出力として、選択することを具備する方法。
(2)該複数の仮説を評価することは、
それぞれの復号器が異なる1つの仮説によって特定されたビット値を利用する、複数の復号器を使用して該符号化されたデータ・ビットに対する復号を実行することによって、複数の仮説を並列に評価すること
を具備する、(1)の方法。
(3)該複数の仮説を評価することは、
毎回異なる仮説によって特定された符号化されたビットのビット値を復号するために単一の復号器を複数回使用して該符号化されたデータ・ビットに対する復号を実行することによって逐次法で複数の仮説を評価すること
を具備する、(1)の方法。
(4)複数の仮説を逐次法で評価することは該複数の仮説の内、必ずしも全てではなく、幾つかを評価することを具備する、(1)の方法。
(5)種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた結果を比較すること、及び
該比較に基づいて、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを、出力として、選択すること
を更に具備する、(1)の方法。
(6)種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた結果を比較することは
累積距離値および類似の値の内の少なくとも1つを比較すること
を具備する、(5)の方法。
(7)種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた結果を比較することは検査フィールドの比較を含む、(5)の方法。
(8)該複数の仮説によって特定された諸ビット値と矛盾する復号されたビットのセットを排除することは、可能な復号パスのセットから、該複数の仮説によって特定された諸ビット値と矛盾する復号されたデータ・ビットに対応する復号パスを除去することを含む、(1)の方法。
(9)無線通信のための受信機であって、
無線伝送を受信して符号化されたビットのセットを生成するための受信機フロント・エンド、
複数の仮説を生成するための仮説エンジン、それぞれの仮説は該伝送或いは関連する伝送に関するアプリオリ情報に基づいて知られる或いは予測される、該符号化されたデータ・ビットの内の、あるビット値のセットを特定する、及び
該複数の仮説によって特定された諸ビット値と矛盾する復号されたビットのセットを排除することを含む復号動作を実行することによって該複数の仮説を評価するために構成され、そして、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを、出力として、選択する、復号器
を具備する受信機。
(10)該復号器は、可能な復号パスの集合から、ある1つの仮説によって特定された諸ビット値と矛盾する復号されたデータ・ビットに対応する復号パスを除去することによって該符号化されたビットを復号するために構成され、そして、可能な復号パスの内除去されなかった残りの復号パスから1つの復号パスを選択するために構成される、(9)の受信機。
(11)該復号器は、複数の仮説が並列に評価されることを可能にする、複数の復号回路を具備する、(9)の受信機。
(12)該復号器は該符号化されたデータ・ビットに対する復号を複数回実行することによって複数の仮説を逐次法で評価するために構成され、該復号は毎回異なる1つの仮説によって特定されるビット値を利用して実行される、(9)の受信機。
(13)種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号の結果を記憶するためのメモリを更に具備する、(9)の受信機。
(14)該復号器は、ある特定された判断基準を満足する復号結果が得られるまで仮説を評価することによって、逐次法で複数の仮説を評価する、(9)の受信機。
(15)該種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた諸結果を比較するための比較ロジック、及び
該比較ロジックによって生成された出力に基づいて、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを、出力として、選択するための選択ロジック
を更に具備する、(9)の受信機。
(16)該比較ロジックは、該種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた諸結果に対して累積距離値および類似の値の内の少なくとも1つを比較する、(15)の受信機。
(17)無線通信のための装置であって、
無線伝送を受信して一組の符号化されたビットのセットを生成するための手段、
複数の仮説を生成するための手段、それぞれの仮説は該伝送或いは関連する伝送に関するアプリオリ情報に基づいて知られる或いは予測される、該符号化されたデータ・ビットの内の、あるビット値のセットを特定する、及び
該複数の仮説によって特定された諸ビット値と矛盾する復号されたビットのセットを排除することを含む復号動作を実行することによって該複数の仮説を評価するための、そして、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを、出力として、選択するための、手段
を具備する装置。
(18)該複数の仮説を評価するための手段は、複数仮説の並列評価を可能にする、復号するための複数の手段を具備する、(17)の装置。
(19)該複数の仮説を評価するための手段は、複数の仮説を逐次法で復号するための、逐次復号手段を具備する、(17)の装置。
(20)該種々異なる仮説を使用して求められた復号結果の品質を示す品質パラメータを記憶するための手段
該記憶された品質パラメータに基づいて最高の復号品質に対応する結果を選択するための手段
を更に具備する、(19)の装置。
(21)該種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた諸結果を比較するための手段、及び
該比較に基づいて、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを、出力として、選択するための手段
を更に具備する、(19)の装置。
(22)該種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた諸結果を比較するための手段は
累積距離値および類似の値の内の少なくとも1つを比較するための手段
を具備する、(21)のコンピュータ・プログラム製品。
(23)その媒体上に記憶された命令のセットを有するコンピュータ可読媒体を具備する無線通信伝送の符号化されたデータ・ビットを復号するためのコンピュータ・プログラム製品であって、該命令のセットは1又は複数のプロセッサによって実行可能であり、そして、該命令のセットは、
該符号化されたデータ・ビットの内の既知のビット値に対応するアプリオリ・ビット値のセットを生成するための命令、
可能な復号パスの集合から、該アプリオリ・ビット値のセットと矛盾する復号されたデータ・ビットに対応する復号パスを除去するための命令、及び
可能な復号パスの内除去されなかった残りの復号パスから1つの復号パスを選択することによって該符号化されたデータ・ビットを復号するための命令
を具備する、コンピュータ・プログラム製品。
(24)該複数の仮説を評価するための該命令は、複数仮説の並列評価を可能にする、復号するための複数の手段を具備する、(23)のコンピュータ・プログラム製品。
(25)該複数の仮説を評価するための該命令は、複数の仮説を逐次法で復号するための、逐次復号手段を具備する、(23)のコンピュータ・プログラム製品。
(26)該種々異なる仮説を使用して求められた復号結果の品質を示す品質パラメータを記憶するための命令
該記憶された品質パラメータに基づいて最高の復号品質に対応する結果を選択するための命令
を更に具備する、(25)のコンピュータ・プログラム製品。
(27)該種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた諸結果を比較するための命令、及び
該比較に基づいて、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを、出力として、選択するための命令
を更に具備する、(23)のコンピュータ・プログラム製品。
(28)該種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた諸結果を比較するための命令は
累積距離値および類似の値の内の少なくとも1つを比較するための命令
を具備する、(27)のコンピュータ・プログラム製品。

Claims (28)

  1. 無線通信伝送の符号化されたデータ・ビットを復号するための方法であって、
    複数の仮説を生成すること、それぞれの仮説は該伝送或いは関連する伝送に関するアプリオリ情報に基づいて知られる或いは予測される、該符号化されたデータ・ビットの内の、あるビット値のセットを特定する、
    該符号化されたデータ・ビットに対して復号を実行することによって該複数の仮説を評価すること、ここにおいて、該復号することは該複数の仮説によって特定された諸ビット値と矛盾する復号されたビットのセットを排除することを含む、及び
    該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを、出力として、選択することを具備する方法。
  2. 該複数の仮説を評価することは、
    それぞれの復号器が異なる1つの仮説によって特定されたビット値を利用する、複数の復号器を使用して該符号化されたデータ・ビットに対する復号を実行することによって、複数の仮説を並列に評価すること
    を具備する、請求項1の方法。
  3. 該複数の仮説を評価することは、
    毎回異なる仮説によって特定された符号化されたビットのビット値を復号するために単一の復号器を複数回使用して該符号化されたデータ・ビットに対する復号を実行することによって逐次法で複数の仮説を評価すること
    を具備する、請求項1の方法。
  4. 複数の仮説を逐次法で評価することは該複数の仮説の内、必ずしも全てではなく、幾つかを評価することを具備する、請求項1の方法。
  5. 種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた結果を比較すること、及び
    該比較に基づいて、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを、出力として、選択すること
    を更に具備する、請求項1の方法。
  6. 種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた結果を比較することは
    累積距離値および類似の値の内の少なくとも1つを比較すること
    を具備する、請求項5の方法。
  7. 種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた結果を比較することは検査フィールドの比較を含む、請求項5の方法。
  8. 該複数の仮説によって特定された諸ビット値と矛盾する復号されたビットのセットを排除することは、可能な復号パスのセットから、該複数の仮説によって特定された諸ビット値と矛盾する復号されたデータ・ビットに対応する復号パスを除去することを含む、請求項1の方法。
  9. 無線通信のための受信機であって、
    無線伝送を受信して符号化されたビットのセットを生成するための受信機フロント・エンド、
    複数の仮説を生成するための仮説エンジン、それぞれの仮説は該伝送或いは関連する伝送に関するアプリオリ情報に基づいて知られる或いは予測される、該符号化されたデータ・ビットの内の、あるビット値のセットを特定する、及び
    該複数の仮説によって特定された諸ビット値と矛盾する復号されたビットのセットを排除することを含む復号動作を実行することによって該複数の仮説を評価するために構成され、そして、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを、出力として、選択する、復号器
    を具備する受信機。
  10. 該復号器は、可能な復号パスの集合から、ある1つの仮説によって特定された諸ビット値と矛盾する復号されたデータ・ビットに対応する復号パスを除去することによって該符号化されたビットを復号するために構成され、そして、可能な復号パスの内除去されなかった残りの復号パスから1つの復号パスを選択するために構成される、請求項9の受信機。
  11. 該復号器は、複数の仮説が並列に評価されることを可能にする、複数の復号回路を具備する、請求項9の受信機。
  12. 該復号器は該符号化されたデータ・ビットに対する復号を複数回実行することによって複数の仮説を逐次法で評価するために構成され、該復号は毎回異なる1つの仮説によって特定されるビット値を利用して実行される、請求項9の受信機。
  13. 種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号の結果を記憶するためのメモリを更に具備する、請求項9の受信機。
  14. 該復号器は、ある特定された判断基準を満足する復号結果が得られるまで仮説を評価することによって、逐次法で複数の仮説を評価する、請求項9の受信機。
  15. 該種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた諸結果を比較するための比較ロジック、及び
    該比較ロジックによって生成された出力に基づいて、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを、出力として、選択するための選択ロジック
    を更に具備する、請求項9の受信機。
  16. 該比較ロジックは、該種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた諸結果に対して累積距離値および類似の値の内の少なくとも1つを比較する、請求項15の受信機。
  17. 無線通信のための装置であって、
    無線伝送を受信して一組の符号化されたビットのセットを生成するための手段、
    複数の仮説を生成するための手段、それぞれの仮説は該伝送或いは関連する伝送に関するアプリオリ情報に基づいて知られる或いは予測される、該符号化されたデータ・ビットの内の、あるビット値のセットを特定する、及び
    該複数の仮説によって特定された諸ビット値と矛盾する復号されたビットのセットを排除することを含む復号動作を実行することによって該複数の仮説を評価するための、そして、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを、出力として、選択するための、手段
    を具備する装置。
  18. 該複数の仮説を評価するための手段は、複数仮説の並列評価を可能にする、復号するための複数の手段を具備する、請求項17の装置。
  19. 該複数の仮説を評価するための手段は、複数の仮説を逐次法で復号するための、逐次復号手段を具備する、請求項17の装置。
  20. 該種々異なる仮説を使用して求められた復号結果の品質を示す品質パラメータを記憶するための手段
    該記憶された品質パラメータに基づいて最高の復号品質に対応する結果を選択するための手段
    を更に具備する、請求項19の装置。
  21. 該種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた諸結果を比較するための手段、及び
    該比較に基づいて、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを、出力として、選択するための手段
    を更に具備する、請求項19の装置。
  22. 該種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた諸結果を比較するための手段は
    累積距離値および類似の値の内の少なくとも1つを比較するための手段
    を具備する、請求項21の装置。
  23. 線通信伝送の符号化されたデータ・ビットを復号するためのコンピュータ・プログラムであって、
    コンピュータに、
    該符号化されたデータ・ビットの内の既知のビット値に対応するアプリオリ・ビット値のセットを生成するためのステップ
    可能な復号パスの集合から、該アプリオリ・ビット値のセットと矛盾する復号されたデータ・ビットに対応する復号パスを除去するためのステップ、及び
    可能な復号パスの内除去されなかった残りの復号パスから1つの復号パスを選択することによって該符号化されたデータ・ビットを復号するためのステップ、
    実行させるためのプログラム
  24. 該複数の仮説を評価するための該ステップは、複数仮説の並列評価を可能にする、復号するための複数のステップを具備する、請求項23のプログラム
  25. 該複数の仮説を評価するための該ステップは、複数の仮説を逐次法で復号するための、逐次復号ステップを具備する、請求項23のプログラム
  26. 該種々異なる仮説を使用して求められた復号結果の品質を示す品質パラメータを記憶するためのステップ、
    該記憶された品質パラメータに基づいて最高の復号品質に対応する結果を選択するためのステップ、
    を更に具備する、請求項25のプログラム
  27. 該種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた諸結果を比較するためのステップ、及び
    該比較に基づいて、該複数の仮説の内の1つに対応する復号された諸ビットを、出力として、選択するためのステップ
    を更に具備する、請求項23のプログラム
  28. 該種々異なる仮説によって特定されたビット値を利用する復号動作によって求められた諸結果を比較するためのステップ
    累積距離値および類似の値の内の少なくとも1つを比較するためのステップ、
    を具備する、請求項27のプログラム
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