JP5176498B2 - Western style toilet bowl attachment - Google Patents
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Description
本発明は、使用者が便座に着座した際に使用者の腹圧を増加することができる洋式便器用アタッチメントに関する。 The present invention relates to an attachment for a Western-style toilet that can increase the abdominal pressure of a user when the user is seated on a toilet seat.
従来、便器として洋式便器において和式便器のときのような姿勢がとれるように台に足を載せるものがある。また、洋式便器の便座に着座しながら足を載せられる台も開示されている。また、台が洋式便器に一体的に成型されたものも開示されている(例えば、特許文献1・特許文献2参照。)。
しかしながら、従来の便器では、台を用いて和式スタイルで使用する場合、足場が高く不安定な状態なため使用者が腹部に力を入れることが困難である。また、洋式便器の便座に着座しながら台に足を載せる方法では、足元が上にあがり逆に腰が下側に落ち込んだ姿勢となるため、腹部に力を入れることが困難である。また、既存の洋式便器に台を一体的に成型するにはコストがかかり、台を別体にすると限られた空間のトイレ室においては置場に困るという問題がある。 However, when using a conventional toilet in a Japanese style using a table, it is difficult for the user to put force on the abdomen because the scaffold is high and unstable. In addition, in the method of placing a foot on a pedestal while sitting on a toilet seat of a Western-style toilet, it is difficult to apply force to the abdomen because the foot is raised and the waist is lowered downward. In addition, there is a problem that it is costly to form a stand integrally with an existing Western-style toilet, and if the stand is separated, there is a problem that it is difficult to place in a limited toilet room.
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、洋式便器の便座に着座した安定した状態で、腹部に力を入れることが可能であり、既存の洋式便器に適用できる洋式便器用アタッチメントを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and it is possible to apply a force to the abdomen in a stable state seated on a toilet seat of a Western-style toilet, and to provide an attachment for a Western-style toilet that can be applied to an existing Western-style toilet The purpose is to provide.
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、床面より高く便座より低い位置に設けられ使用者が前記便座に着座した際に足を載せる台座部を有し、便器に着脱自在に設けられるパネル部材と、前記便器と前記便座の間に着脱自在に設けられ、前記使用者が前記便座に着座した際に前傾姿勢となるように前記便座を傾斜しているスペーサ部材と、を備え、前記スペーサ部材は内部に貯水タンクを備える構成である。
In order to solve the above-mentioned problems, the invention according to
また、請求項2に記載の発明は、床面より高く便座より低い位置に設けられ使用者が前記便座に着座した際に足を載せる台座部を有し、便器に着脱自在に設けられるパネル部材と、前記便器と前記便座の間に着脱自在に設けられ、前記使用者が前記便座に着座した際に前傾姿勢となるように前記便座を傾斜しているスペーサ部材と、を備え、前記パネル部材は前記台座部側に前記使用者のアイポイントに光を照射する照明手段を備える構成である。
The invention according to
また、請求項3に記載の発明は、床面より高く便座より低い位置に設けられ使用者が前記便座に着座した際に足を載せる台座部を有し、便器に着脱自在に設けられるパネル部材と、 前記便器と前記便座の間に着脱自在に設けられ、前記使用者が前記便座に着座した際に前傾姿勢となるように前記便座を傾斜しているスペーサ部材と、を備え、前記便座と前記スペーサ部材とが一体形成される構成である。
The invention according to
また、請求項4に記載の発明は、前記台座部はヒータ手段を備える構成である。 According to a fourth aspect of the present invention, the pedestal portion includes a heater means .
請求項1に記載の発明では、パネル部材には床面より高く便座より低い位置に使用者が便座に着座した際に足を載せる台座部が設けられるため、脚上げ効果が得られる。また、使用者が便座に着座した際に前傾姿勢となるように便座を傾斜するスペーサ部材が設けられるため、腰上げ効果が得られる。この脚上げ効果と腰上げ効果により、使用者の膝と腰の間の腹部角度が小さくなることで腹圧が向上し、腹部に力を入れやすくなる。また、使用者が前傾姿勢で便座に着座すると、従来の着座する姿勢と比較して、人体内部の肛門直腸角がより鈍角(理想的には直線状態の180度)となり、スムーズな排便効果が得られる。また、パネル部材とスペーサ部材は、既存の洋式便器に着脱自在に設けられるため、専用の便器を製造する必要がなく、実用上多大な効果を奏する。 In the first aspect of the invention, the panel member is provided with a pedestal portion on which a foot is placed when the user sits on the toilet seat at a position higher than the floor surface and lower than the toilet seat. Moreover, since the spacer member which inclines a toilet seat so that it may become a forward leaning posture when a user seats on a toilet seat is provided, the waist raising effect is acquired. Due to the leg raising effect and the waist raising effect, the abdominal pressure between the user's knee and waist is reduced, so that the abdominal pressure is improved and the abdomen can be easily pressed. Also, when the user sits on the toilet seat in a leaning posture, the anorectal angle inside the human body becomes a more obtuse angle (ideally 180 degrees in a linear state) compared to the conventional sitting posture, and a smooth defecation effect Is obtained. Moreover, since the panel member and the spacer member are detachably provided on an existing Western-style toilet bowl, there is no need to manufacture a dedicated toilet bowl, and there is a great practical effect.
また、スペーサ部材は内部に貯水タンクを備える構成のため、洗浄水を貯留するロータンクが不要となり、ロータンクレスのトイレを安価に構成することができる。 In addition, since the spacer member is provided with a water storage tank, a low tank for storing cleaning water is not required, and a low tankless toilet can be configured at low cost.
また、請求項2に記載の発明では、パネル部材は台座部側に使用者のアイポイントに光を照射する照明手段を備えるため、起床直後の排便時に使用すると、例えば100ルクス以上では光刺激により覚醒レベルが上昇する。覚醒レベルが上昇すると人体の排便準備が促進され、スムーズな排便効果が得られる。
Further, in the invention according to
また、請求項3に記載の発明では、便座とスペーサ部材とが一体化されているので、意匠性が向上する。そればかりではなく、例えば、スペーサ内部を貯湯タンクとして用いれば、便座の暖房を併せて行うことが出来、便座暖房用のヒータを配線する必要がなくなる。
Moreover, in the invention of
また、請求項4に記載の発明では、台座部はヒータ手段を備えるため、起床直後の排便時に使用すると、足元が温められることにより覚醒レベルが上昇する。覚醒レベルが上昇すると人体の排便準備が促進され、スムーズな排便効果が得られる。また、使用者は前傾姿勢になるため、台座部に載せた足には荷重がかかり、ヒータ手段からの伝熱が促進される。したがって荷重がかからない場合と比較して、短時間で足元が温められ覚醒レベルが上昇し、使用者の排便が促進される。
Further, in the invention according to
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例である洋式便器用アタッチメント1を備えた便器装置2の構成を示す斜視図で、便器装置2は便器4(図2)と、便器4に着脱自在に設けられたフロントパネル10(パネル部材)と、便座5と、便器4と便座5の間に着脱自在に設けられるスペーサ20と、便蓋6と、本体カバー7から構成される。
(First embodiment)
FIG. 1 is a perspective view showing a configuration of a
フロントパネル10は、床面3より高く便座5より低い位置に台座12(台座部)が設けられる。本実施例では台座12の床面3からの高さは50mm〜300mmの間(図3)である。また、台座12は、内部にヒータ装置13(ヒータ手段)と、複数の発光ダイオード14が連なって構成されたフレックスLED基板の形態の照明装置15(照明手段)を備える。ヒータ装置13と照明装置15は、図示しない電源コードから電源が供給される。尚、複数の発光ダイオード14が連なって構成されたフレックスLED基板の形態の照明装置15に代えて、図示はしないが、一個の発光ダイオード14の表面に、株式会社クラベからエラストマーライトガイドという商品名で市販されている、テープ状の散乱体を貼着して照明装置を構成しても良い。しかして、エラストマーライトガイドはフッ素樹脂チューブ内に特殊エラストマーを充填した構造を有し、柔軟性に富むという性質を有するものであって、発光ダイオードによる点光源表示を全体としてライン表示することが出来る。したがって、エラストマーライトガイドを採用することにより、発光ダイオードの数を減らすことが出来る。
The
スペーサ20は、使用者30(図3)が便座5に着座した際に前傾姿勢となるように本体カバー7側(後側)が台座12側(前側)より高くなるように傾斜している。本実施例では、スペーサ20を用いて、従来のスペーサ20を用いない場合と比較して臀部を20mm〜150mm程度高く(図3)している。また、スペーサ20は、内部に洗浄水を貯留する貯水タンク21を備え、ロータンクの役割を兼ね備えることもできる。
The
図2は、本発明の第1実施例である洋式便器用アタッチメント1を備えた便器装置2の組立分解斜視図である。フロントパネル10は複数の爪16を備えており、便器4と嵌合して着脱自在に設けられる。便器4の背面にはバックパネル11が設けられ、フロントパネル10と嵌合して便器4の背面を覆う。スペーサ20の内部に設けた貯水タンク21は、便器4の給水管8と連結して洗浄水が供給される。また、スペーサ20は取付穴22を備え、本体カバー7に設けられた図示しないシャフトにより便器4に着脱自在に取り付けられる。
FIG. 2 is an exploded perspective view of the
図3は、本発明の第1実施例である洋式便器用アタッチメント1を備えた便器装置2を使用者30が使用している状態を示す説明図である。使用者30が台座12に足を載せると脚上げ効果が得られ、使用者30が便座5に着座するとスペーサ20により腰上げ効果が得られる。この状態では使用者30は前傾姿勢となり、脚上げ効果と腰上げ効果により使用者30の膝31と腰32の間の腹部角度33が小さくなる。また、使用者30は前傾姿勢になるため、台座12に載せた足39には荷重がかかる。また、使用者30のアイポイント35には、照明装置15から100ルクス程度の直達光が照射される。
FIG. 3 is an explanatory view showing a state in which the
図4は、本発明の第1実施例である洋式便器用アタッチメント1を備えた便器装置2を使用者30が使用している場合の腹圧と肛門直腸角38を示す説明図である。使用者30が前傾姿勢で便座5に着座すると、人体内部の肛門36と直腸37の間の肛門直腸角38は直線状態に近い鈍角(理想的には180度)となる。またこのとき腹部34には腹圧が作用する。
FIG. 4 is an explanatory diagram showing the abdominal pressure and the
本発明の洋式便器用アタッチメント1を備えた便器装置2では、フロントパネル10には床面3より高い位置に使用者30が便座5に着座した際に足を載せる台座12が設けられるため、脚上げ効果が得られる。また、使用者30が便座5に着座した際に前傾姿勢となるように便座5を傾斜するスペーサ20が設けられるため、腰上げ効果が得られる。この脚上げ効果と腰上げ効果により、使用者30の膝31と腰32の間の腹部角度33が小さくなることで腹部34の腹圧が高まり、腹部34に力を入れやすくなる。また、使用者30が前傾姿勢で便座5に着座すると、人体内部の肛門直腸角38が直線状態に近い鈍角(理想的には180度)となり、スムーズな排便効果が得られる。また、フロントパネル10とスペーサ20は、便器4に着脱自在に設けられるため、既存の便器4に安価に設けることができ、また台座12はフロントパネル10と一体であるため台座12の置場の問題を解決できる。
In the
また、スペーサ20は内部に貯水タンク21を備えるため、洗浄水を貯留するロータンクが不要となり、ロータンクレスのトイレを安価に構成することができる。
Further, since the
また、台座12はヒータ装置13を備えるため、起床直後の排便時に使用すると、足元が温められることにより覚醒レベルが上昇する。覚醒レベルが上昇すると排便準備が促進され、スムーズな排便効果が得られる。また、使用者30は前傾姿勢になるため、台座12に載せた足39には荷重がかかり、ヒータ装置13からの伝熱が促進される。したがって荷重がかからない場合と比較して、短時間で足元が温められ覚醒レベルが上昇する。
Moreover, since the
また、フロントパネル10は台座12側に使用者30のアイポイント35に直達光を照射する照明装置15を備えるため、起床直後の排便時に使用すると、例えば100ルクス以上では光刺激により覚醒レベルが上昇する。覚醒レベルが上昇すると人体の排便準備が促進され、スムーズな排便効果が得られる。
In addition, since the
(第2実施例)
図5は、本発明の第2実施例である洋式便器用アタッチメント101を備えた便器装置102の六面図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は下面図、(f)は背面図である。第1実施例である洋式便器用アタッチメント1を備えた便器装置2との主な違いは、便器104に台座112とスペーサ120を一体で設けたことで、その他の構成については第1実施例と同様である。
(Second embodiment)
FIG. 5 is a six-sided view of a
第2実施例の洋式便器用アタッチメント101を備えた便器装置102では、第1実施例の効果の他に、便器104に台座112とスペーサ120を一体で設けたことで意匠性が向上する。更には、スペーサ120内部を貯湯タンクとして用いれば、便座104の暖房を併せて行うことが出来、便座暖房用のヒータを配線する必要がなくなる
図6は、便座105の六面図で、(g)は正面図、(h)は平面図、(i)は左側面図、(j)は右側面図、(k)は下面図、(l)は背面図である。便座5との違いは、使用者30が着座する座面107に複数の大突起108と複数の小突起109を設けたことである。複数の大突起108と複数の小突起109により、使用者30の尻部のツボを刺激して、覚醒レベルと排便効果を向上する。また、使用者30が前傾姿勢で傾斜した便座107に着座しても尻部が滑るのを防止する。
In the
1 洋式便器用アタッチメント
3 床面
4 便器
5 便座
10 フロントパネル(パネル部材)
12 台座(台座部)
13 ヒータ装置(ヒータ手段)
15 照明装置(照明手段)
20 スペーサ(スペーサ部材)
21 貯水タンク
30 使用者
1 Attachment for Western-
12 pedestal (pedestal part)
13 Heater device (heater means)
15 Illumination device (illumination means)
20 Spacer (Spacer member)
21
Claims (4)
前記便器と前記便座の間に着脱自在に設けられ、前記使用者が前記便座に着座した際に前傾姿勢となるように前記便座を傾斜しているスペーサ部材と、を備え、
前記スペーサ部材は内部に貯水タンクを備えた洋式便器用アタッチメント。 A panel member provided at a position higher than the floor and lower than the toilet seat, on which a user puts his / her foot when seated on the toilet seat, and is detachably provided on the toilet;
A spacer member that is detachably provided between the toilet bowl and the toilet seat, and that inclines the toilet seat so as to assume a forward leaning posture when the user is seated on the toilet seat ,
The spacer member is a Western-style toilet attachment with a water storage tank inside .
前記便器と前記便座の間に着脱自在に設けられ、前記使用者が前記便座に着座した際に前傾姿勢となるように前記便座を傾斜しているスペーサ部材と、を備え、A spacer member that is detachably provided between the toilet bowl and the toilet seat, and that inclines the toilet seat so as to assume a forward leaning posture when the user is seated on the toilet seat,
前記パネル部材は前記台座部側に前記使用者のアイポイントに光を照射する照明手段を備えた洋式便器用アタッチメント。The said panel member is an attachment for Western-style toilets provided with the illumination means which irradiates light to the said user's eyepoint at the said base part side.
前記便器と前記便座の間に着脱自在に設けられ、前記使用者が前記便座に着座した際に前傾姿勢となるように前記便座を傾斜しているスペーサ部材と、を備え、A spacer member that is detachably provided between the toilet bowl and the toilet seat, and that inclines the toilet seat so as to assume a forward leaning posture when the user is seated on the toilet seat,
前記便座と前記スペーサ部材とが一体形成されている洋式便器用アタッチメント。A Western-style toilet attachment in which the toilet seat and the spacer member are integrally formed.
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