JP5174798B2 - 安全制御プログラムの安全性診断装置及び安全性診断方法 - Google Patents
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Description
本実施の形態に係る安全制御プログラムの安全性診断装置は、機械及び装置等の安全制御に使用される安全PLC(Programmable Logic Controller)又は安全シーケンサのためのシーケンスプログラムをラダー言語により作成・編集するプログラミングツールであり、以下に説明する安全性診断方法を適用することにより安全規格に適合した安全制御プログラムを作成するものである。なお、以下ではプログラミングツールにおける通常のプログラム作成・編集機能については説明を省略し、その安全性診断機能についてのみ説明する。
本実施の形態に係る安全制御プログラムの安全性診断装置1の構成は図1と同様であるが、本実施の形態では、安全デバイス管理テーブル11は、入出力デバイスの安全カテゴリと、そのデバイスに接続された安全機器の安全カテゴリ(「接続機器カテゴリ」)とを入出力デバイスごとに管理する。
IEC60204−1では、安全状態が復旧して直ちに機械が再起動することを禁止しており、全ての安全条件が揃った運転準備状態でインタロックを設け、マニュアル操作による再起動を規定している。そこで、本実施の形態では、ユーザ又はプログラマが、安全ラダープログラム17において運転準備状態を表すデバイスのデバイスコメントに予約語として「運転準備」と記述することで、そのデバイスを運転準備状態として識別できるようにする。すなわち、ユーザ又はプログラマは安全ラダープログラム17中でデバイスをどのような目的で使いたいかをコメントに記述するのが一般的であるが、本実施の形態では、コメントに安全関連語句である予約語を記述するようにすることで、この予約語からデバイスの使用目的=安全属性を得るようにする。なお、運転準備状態とは、すべての安全入力デバイスが安全状態にある状態を意味する。また、以下では、予約語が「運転準備」である場合について説明するが、その他の予約語がデバイスコメントに記述されている場合でも同様である。
図7は、本実施の形態における安全デバイス管理テーブルの一例を示す図であり、図8は、本実施の形態における安全性診断結果の表示例を示す図である。
ISO13849−1ではPL(Performance Level)、IEC61508ではSIL(Safety Integrity Level)という安全レベルが定義されており、それぞれ安全システムの平均危険側故障間隔(MTTFd:Mean Time To Dangerous Failure)と危険側故障率(PFH:Probability of Failure per Hour)を計算することで、安全システムがどの安全レベルを満足しているかを判定することができる。そこで、本実施の形態では、安全制御プログラムおよび安全システムが、PL,SILのどの安全レベルに相当するのかを、安全レベルの指標であるMTTFd,PFHを計算して評価する。なお、MTTFdはPFHの逆数なので、以下ではPFHに基づくSIL判定について説明する。
11 安全デバイス管理テーブル
12 安全デバイス解析部
13 安全出力デバイス診断部
15 表示部
16 安全入出力デバイス設定パラメータ
17 安全ラダープログラム
20 安全デバイス管理テーブル記憶部
21 安全入出力デバイス設定パラメータ記憶部
22 安全ラダープログラム記憶部
Claims (6)
- 安全制御装置をシーケンス制御するための安全制御プログラムの安全性を診断する安全性診断装置において、
前記安全制御プログラムを記憶する安全制御プログラム記憶部と、
安全制御に使用される入出力デバイスを含む各デバイスについて、少なくともその安全レベル情報を設定情報として含む入出力デバイス設定パラメータを記憶する入出力デバイス設定パラメータ記憶部と、
前記安全制御プログラム中で使用されている各デバイスを安全デバイス管理テーブルに登録するとともに、前記各デバイスに対して前記入出力デバイス設定パラメータを参照し前記デバイスごとにその安全レベルを前記安全デバイス管理テーブルに登録する安全デバイス解析部と、
前記安全デバイス管理テーブルを記憶する安全デバイス管理テーブル記憶部と、
前記安全デバイス管理テーブルを利用し、前記安全制御プログラム中で使用されている出力デバイスに対し、当該出力デバイスの出力に関連付けられたデバイス群の安全レベルの中から最低安全レベルを抽出するとともに、前記安全制御プログラムにおける前記デバイス群のシーケンスロジックを調べることにより前記デバイス群の接続関係を判定して、前記最低安全レベルと前記出力デバイスについて設定された安全レベルとの比較結果及び前記接続関係に基づいて前記出力デバイスの安全性診断を行う安全出力デバイス診断部と、
を備えることを特徴とする安全制御プログラムの安全性診断装置。 - 前記入出力デバイス設定パラメータは、前記入出力デバイスに接続された接続機器の安全レベル情報を設定情報として含み、
前記安全デバイス解析部は、前記入出力デバイス設定パラメータを参照し前記入出力デバイスごとにその接続機器の安全レベルを前記安全デバイス管理テーブルに登録し、
前記安全出力デバイス診断部は、前記安全デバイス管理テーブルを利用し、前記安全制御プログラム中で使用されている出力デバイスに対し、当該出力デバイスの出力に関連付けられたデバイス群の安全レベル及びその接続機器の安全レベルの中から最低安全レベルを抽出することを特徴とする請求項1に記載の安全制御プログラムの安全性診断装置。 - 前記安全デバイス解析部は、前記安全制御プログラム中で使用されるデバイスのデバイスコメントから当該デバイスの使用目的または意味を表す予約語を抽出し、前記デバイスに対して前記予約語を前記安全デバイス管理テーブルに登録し、
前記安全出力デバイス診断部は、前記デバイスコメントに前記予約語が記述された前記デバイスの出力に関連付けられたデバイス群の安全レベルの中から最低安全レベルを抽出し前記デバイス群の接続関係を判定して、前記予約語とともに、前記最低安全レベル、前記デバイスについて設定された安全レベル及び前記接続関係を与えて、前記出力デバイスの安全性診断を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の安全制御プログラムの安全性診断装置。 - 前記安全出力デバイス診断部は、前記デバイスコメントに前記予約語が記述された内部デバイスからその関連する出力デバイスまでの間に、立上り/立下りデバイスが接続されているか否かを調べて前記出力デバイスの安全性診断を行うことを特徴とする請求項3に記載の安全制御プログラムの安全性診断装置。
- 安全制御装置をシーケンス制御するための安全制御プログラムの安全性を診断する安全性診断装置において、
前記安全制御プログラムを記憶する安全制御プログラム記憶部と、
安全制御に使用される安全入力デバイス、前記安全制御装置の入力装置、前記安全制御装置、前記安全制御装置の出力装置および安全出力デバイスについて、安全レベル情報として危険側故障率または平均危険側故障間隔を設定情報として含む入出力デバイス設定パラメータを記憶する入出力デバイス設定パラメータ記憶部と、
前記安全制御プログラム中で使用されている各デバイスを安全デバイス管理テーブルに登録するとともに、前記各デバイスに対して前記入出力デバイス設定パラメータを参照し、前記デバイスごとにその危険側故障率または平均危険側故障間隔を前記安全デバイス管理テーブルに登録する安全デバイス解析部と、
前記安全デバイス管理テーブルを記憶する安全デバイス管理テーブル記憶部と、
前記安全デバイス管理テーブルを利用し、前記各安全入力デバイスについて、当該安全入力デバイスに関連付けされた前記安全出力デバイスまでの経路を構成する各デバイスの危険側故障率または平均危険側故障間隔の合計を算出し、その合計値が事前に規定されたどの安全レベルの範囲に入るかを判定することで、前記各安全入力デバイスから当該安全入力デバイスに関連付けされた前記安全出力デバイスまでの経路の安全レベルを判定する安全出力デバイス診断部と、
を備えることを特徴とする安全制御プログラムの安全性診断装置。 - 安全制御装置をシーケンス制御するための安全制御プログラムの安全性を診断する安全性診断方法において、
前記安全制御プログラム中で使用されている各デバイスを安全デバイス管理テーブルに登録するとともに、前記各デバイスについて少なくともその安全レベル情報を設定情報として含む入出力デバイス設定パラメータを参照して前記デバイスごとにその安全レベルを前記安全デバイス管理テーブルに登録し、
前記安全デバイス管理テーブルを利用し、前記安全制御プログラム中で使用されている出力デバイスに対し、当該出力デバイスの出力に関連付けられたデバイス群の安全レベルの中から最低安全レベルを抽出するとともに、前記安全制御プログラムにおける前記デバイス群のシーケンスロジックを調べることにより前記デバイス群の接続関係を判定して、前記最低安全レベルと前記出力デバイスについて設定された安全レベルとの比較結果及び前記接続関係に基づいて前記出力デバイスの安全性診断を行う、
ことを特徴とする安全制御プログラムの安全性診断方法。
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