JP5173325B2 - 資源量変動監視方法、資源量変動監視プログラム、資源量変動監視システム - Google Patents

資源量変動監視方法、資源量変動監視プログラム、資源量変動監視システム Download PDF

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本発明は資源量変動監視方法、資源量変動監視プログラム、資源量変動監視システムに関し、特に資源を疑似的に分割・結合させる仮想化技術を用いて複数の通信システムなどを実現する資源量変動監視方法、資源量変動監視プログラム、資源量変動監視システムに関する。
一般に、物理的なルータ、ケーブル、サーバなどのハードウェアが一体となって1つのネットワークが構成される。このように構成されるネットワークの上に、仮想的に区切られたネットワークを構築する技術が提唱されている(例えば、非特許文献1)。この技術は、図7に示されているように、実ネットワーク(物理ネットワーク)1の上に、複数のネットワーク2、3を仮想的に作るものである。これにより、物理的には1つのネットワーク上に、複数種類のネットワークを構築することができる。この仮想ネットワークを実ネットワーク上に構成する技術は、ポスト・インターネット(Internet)と呼ばれており、インターネットにおける種々の欠点を解決する技術の1つである。
複数のネットワークは、例えば、音声通信の回線交換によるネットワーク、データ通信用のパケット交換によるネットワーク、である。これらネットワークが使用するハードウェア資源を相互に割り当てることができる。なお、ここで、ハードウェア資源とは、ルータのCPU(Central Processing Unit)、サーバのCPU、メモリ、ハードディスクなどを指す。
STANFORD UNIVERSITY "Clean Slate Design for Internet"、[online]、[平成19年8月22日検索]、インターネット<URL: http://cleanslate.stanford.edu/index.php>
一般に、通信システムの資源量に応じた各種コンフィギュレーションデータ(局データ、システムデータ等)の設定は、保守者が介在して行っている。したがって、仮想化技術を適用した場合においても、割当資源量の変動に対して、その変動を認識する契機がなく、保守者の介在により、コンフィギュレーションデータの設定変更が必要であるという問題がある。
ここで、コンフィギュレーションデータの自動設定については、特開2005−341084号公報に記載されている技術がある。しかしながら、同公報に記載されている技術は、リモートアクセスIP(Internet Protocol)secVPN(IP security protocol Virtual Private Network)において、リモート端末上のコンフィギュレーションデータを自動設定するものであり、上記問題を解決することはできない。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は仮想化技術による各通信システムへの資源量の割り当てを監視し、変更があった場合に通信システムに対して、変更を通知することで、通信システムの自律的なコンフィギュレーションデータの設定変更を可能とさせ、保守者介在による非効率性を解決することのできる資源量変動監視方法、資源量変動監視プログラム、資源量変動監視システムを提供することである。
本発明の請求項1による資源量変動監視装置は、複数のハードウェア資源の上位に配備された仮想化技術によって各アプリケーションプログラムに対して仮想的にハードウェア資源の分割および割当を行う資源量変動監視方法であって、前記複数のハードウェア資源を用いて仮想化技術によって実現される複数の仮想システムにおいて前記アプリケーションプログラムへの割当資源量を監視する監視ステップと、前記監視ステップの監視結果に基づいて前記割当資源量の変動を判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて前記仮想化技術により前記アプリケーションプログラムへの割当資源量が変動したと判定された場合にその変動の旨および変動後の前記割当資源量を、前記仮想システムを実現するために動作するアプリケーションプログラムに通知する通知ステップと、前記割当資源量の変動の旨および変動後の前記割当資源量が通知されたアプリケーションプログラムが、通知された前記割当資源量に基づき自アプリケーションプログラムにおけるコンフィギュレーションデータとしての局データおよびシステムデータを書き換える書き換えステップと、を含むことを特徴とする。
ハードウェア資源量に変動があった場合、それを検出して通知することにより、通知先においてコンフィギュレーションデータ(configuration data)を書き換えることができる。
本発明の請求項2による資源量変動監視プログラムは、複数のハードウェア資源の上位に配備された仮想化技術によって各アプリケーションプログラムに対して仮想的にハードウェア資源の分割および割当を行う資源量変動監視プログラムであって、コンピュータを、前記複数のハードウェア資源を用いて仮想化技術によって実現される複数の仮想システムにおいて前記アプリケーションプログラムへの割当資源量を監視する監視ステップ、前記監視ステップの監視結果に基づいて前記割当資源量の変動を判定する判定ステップ、前記判定ステップにおいて前記仮想化技術により前記アプリケーションプログラムへの割当資源量が変動したと判定された場合にその変動の旨および変動後の前記割当資源量を、前記仮想システムを実現するために動作するアプリケーションプログラムに通知する通知ステップ、前記割当資源量の変動の旨および変動後の前記割当資源量が通知されたアプリケーションプログラムが、通知された前記割当資源量に基づき自アプリケーションプログラムにおけるコンフィギュレーションデータとしての局データおよびシステムデータを書き換える書き換えステップ、として機能させることを特徴とする。
ハードウェア資源量に変動があった場合、それを検出して通知することにより、通知先においてコンフィギュレーションデータを書き換えることができる。
本発明の請求項3による資源量変動監視システムは、複数のハードウェア資源の上位に配備された仮想化技術によって各アプリケーションプログラムに対して仮想的にハードウェア資源の分割および割当を行う資源量変動監視システムであって、前記複数のハードウェア資源を用いて仮想化技術によって実現される複数の仮想システムにおいて前記アプリケーションプログラムへの割当資源量の変動を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記割当資源量の変動の旨および変動後の前記割当資源量を、前記仮想システムを実現するために動作するアプリケーションプログラムに通知する通知手段とを含み、前記割当資源量の変動および変動後の前記割当資源量が通知されたアプリケーションプログラムにおいて、通知された前記割当資源量に基づき自アプリケーションプログラムにおけるコンフィギュレーションデータとしての局データおよびシステムデータを書き換えるようにしたことを特徴とする。
ハードウェア資源量に変動があった場合、それを検出して通知することにより、通知先においてコンフィギュレーションデータを書き換えることができる。
本発明の請求項4による資源量変動監視システムは、請求項3において、前記仮想システムは通信システムであり、前記ハードウェア資源は該通信システムを仮想化技術によって実現するための装置であることを特徴とする。ルータ、サーバなどの装置において、仮想化技術によって通信システムを実現することができる。
本発明の請求項5による資源量変動監視システムは、請求項3または請求項4において、前記検出手段は、前記ハードウェア資源量の監視結果を、前回の監視結果と比較することによって、前記ハードウェア資源量の変動を検出することを特徴とする。前回の監視結果と比較することにより、ハードウェア資源量の変動を容易に検出することができる。
本発明の請求項6による資源量変動監視システムは、請求項3または請求項4において、前記検出手段は、前記ハードウェア資源量を定期的に監視することによって、その変動を検出することを特徴とする。ハードウェア資源量を定期的に監視することにより、ハードウェア資源量の変動を迅速に検出することができる。
本発明によれば、ハードウェア資源量に変動があった場合、それを検出して通知することにより、通知先においてコンフィギュレーションデータを書き換えることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(ネットワークシステム全体の構成)
図1はネットワークシステム全体の構成を示す図である。同図において、ネットワークシステムは、コアネットワーク100、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)200、によって構成されている。このように構成されたネットワークシステムにおいて、本実施形態によって実現できるノードは、コアネットワーク100及び無線アクセスネットワーク200内に存在する、サーバ101、アクセスポイント201、および移動端末301である。
(ノード構成例)
図2は本システムを構成するための各ノードの構成例を示す機能ブロック図である。同図において、本ノードは、割当資源量を定期的に監視する割当資源量監視部11と、割当資源量監視部11による資源量の監視結果を記憶する割当資源量記憶部12と、割当資源量監視部11による資源量の監視結果に基づいて割当資源量の変動を判定する変動判定部13と、変動判定部13によって割当資源量が変動したと判定された場合にそれをアプリケーションプログラム(以下、単に「アプリケーション」と呼ぶことがある)へ通知する割当資源量変動通知部14とを具備している。
割当資源量監視部11は、仮想化技術により各通信システムへの割当資源量を監視するよう構成されている。割当資源量監視部11による割当資源量の監視は、定期的に行えば良く、その周期は一定でなくても良い。
割当資源量記憶部12は、割当資源量監視部11による資源量の監視結果、すなわち割当資源量を記憶する機能を有している。
割当資源量の変動判定部13は、割当資源量変動通知部と割当資源量監視部とを連携を図る機能を具備している。変動判定部13は、割当資源量記憶部12に記憶されている資源量の監視結果(すなわち、前回の計測結果)と、割当資源量監視部11から報告として受取った資源量(すなわち、今回の計測結果)とを比較して変動の有無を判定する。つまり、比較した結果、前回の監視結果と今回の監視結果とが一致しない場合、資源量に変動があったと判定できる。資源量に変動があった場合、変動判定部13は、割当資源量変動通知部14を通して、当該の通信システムノードへ通知を指示するよう構成されている。
割当資源量変動通知部14は、複数の通信システムノードのアプリケーションとのインタフェース機能を具備しており、割当資源量に変動があった場合に動作し、当該の通信システムノードに対して、変更を通知するインタフェースとして動作するよう構成されている。
なお、本例では、変動判定部13とは別に割当資源量記憶部12が設けられているが、変動判定部13の内部に割当資源量記憶部12が設けられる構成を採用してもよい。
以上のように構成されたノードを複数用意してネットワークシステムを構成することによって、割当資源量の変動を検出することができる。すなわち、上記構成において、各ノードは、割当資源量の変動判定部13の指示のもと割当資源量監視部11にて各アプリケーションへの資源量を定期的に監視し、その結果を、割当資源量の変動判定部13に通知する。通知を受けた割当資源量の変動判定部13は、割当資源量記憶部12に記憶されて管理されている各アプリケーションへの割当資源量と通知された資源量とを比較することによって、資源量に変動があったか判定する。判定の結果、変動があった場合、変動判定部13は、割当資源量変動通知部14に対して、当該アプリケーションに対する変動の旨の通知を依頼する。この依頼を受けた、割当資源量変動通知部14は、当該アプリケーションに対して、割当資源量の変動を通知する。割当資源量の変動を受けた各アプリケーションは、通知された資源量に応じた動作を行う。
なお、以上説明した動作は一例を示しているものに過ぎず、割当資源量の変動監視のトリガを定期的に行わず、アプリケーション主導等で行ってもよい。
(動作シーケンス)
図3は、仮想化技術42、割当資源量監視部11、割当資源量の変動判定部13、割当資源量変動通知部14、アプリケーションプログラムの処理内容を示すシーケンス図である。同図において、割当資源量確認要求が、割当資源量の変動判定部13から割当資源量監視部11へ送られる(ステップS101)。この割当資源量確認要求は、さらに割当資源量監視部11から仮想化技術42へ送られる(ステップS102)。
この要求に対する応答である割当資源量確認応答が、仮想化技術42から割当資源量監視部11へ送られる(ステップS103)。すると、この応答は、さらに割当資源量監視部11から割当資源量の変動判定部13へ送られる(ステップS104)。この応答を受信した変動判定部13は、割当資源量変動判定処理を行う(ステップS105)。割当資源量変動判定処理においては、割当資源量記憶部に記憶されている前回受信した割当資源量確認応答の内容(つまり前回の監視結果)と今回受信した割当資源量確認応答の内容(つまり今回の監視結果)とを比較することによって判定が行われる(ステップS106)。すなわち、前回の受信内容と今回の受信内容とが一致していれば、割当資源量に変動がないと判定できる。これに対し、前回の受信内容と今回の受信内容とが一致していなければ、割当資源量に変動があると判定できる。なお、前回受信した割当資源量確認応答の内容は割当資源量記憶部12内に記憶しておき、この記憶内容と今回受信した内容との比較が行われる。
判定の結果、変動がある場合には割当資源量変動通知が割当資源量の変動判定部13から割当資源量変動通知部14へ送られる。
ステップS101からステップS106までの処理、すなわち割当資源量確認処理Aは定期的に実行される。割当資源量確認処理が定期的に実行されるので、資源量に変動があった場合、それを早期に検出することができる。
割当資源量変動通知は、実行中のアプリケーションに送られる。例えば、アプリケーションAPL1、アプリケーションAPLxへ送られる(ステップS107a、S107b)。すると、この変動通知に対する応答として、割当資源量変動通知確認が、アプリケーションAPL1、アプリケーションAPLxから割当資源量変動通知部14へ送られる(ステップS108a、S108b)。
その後、アプリケーションAPL1、アプリケーションAPLxでは、資源量変更処理が行われる(ステップS109a、S109b)。例えば、アプリケーションAPL1、アプリケーションAPLxが共に資源量「10」で動作していた場合において(ステップS100a、S100b)、資源量変更処理の結果、アプリケーションAPL1が資源量「5」で動作し、アプリケーションAPLxが資源量「15」で動作するようになる(ステップS110a、S110b)。
以上のように、ハードウェア資源量に変動があった場合、それを検出して通知することにより、通知先であるアプリケーションにおいてコンフィギュレーションデータファイルを書き換えることができる。これにより、資源量の変動を認識することができるので、各アプリケーションが動作するための資源量の割当てを適切に変更することができる。
(機能配置)
図4は、各ネットワークシステムノード内の機能配置を階層的に表現した図である。同図に示されているように、ハードウェア資源41の上位に、仮想化技術42が配備され、それにより、各アプリケーション(本例では、通信システム)に対して、仮想的にハードウェア資源の分割・割当が行われる。ここで、ハードウェア資源41とは、例えば、無線または有線のネットワーク、ノードを構成するCPU、メモリ、ディスクドライブ等である。
さらに、仮想化技術42の上位に、上述した割当資源量変動監視プログラム10が構成されている。システムを構成する各ノードに割当資源量変動監視プログラム10がインストールされることにより、図2に示されている各部の機能が実現される。つまり、この割当資源量変動監視プログラム10により、割当資源量の変動を監視し、必要に応じて上位の各アプリケーションAPL1、APL2…APLx(xは自然数)に通知する。各アプリケーションAPL1〜APLxは、仮想化技術により割り当てられた資源量、および割当資源量変動監視プログラム10から報告された資源量に応じて、各通信システムノードとして動作する。
なお、割当資源量変動監視プログラム10は、図4のように、独立して実装される構成に限定されず、仮想化技術42内、もしくは、各アプリケーション内に実装されてもよい。
(資源量変動監視プログラム)
図5は、本発明による資源量変動監視プログラムの処理内容を示すフローチャートである。同図において、最初に、割当資源量について計測が行われる(ステップS201)。これは、割当資源量の監視に相当する。資源量の計測は、システムプロパティの内容が読み出されることによって行われる。
次に、計測された割当資源量が変動したか判断される(ステップS202)。この場合、前回の計測結果との比較が行われることにより、割当資源量が変動したか判断できる。資源量の変動が無い場合、そのまま処理は終了となる。
資源量の変動があった場合、変動情報がノードアプリケーションへ通知される(ステップS202→S203)。その後、処理は終了となる。
以上説明した資源量変動監視プログラムは、ノードやサーバに備えられているCPU(Central Processing Unit)によって実行される。つまり、上記資源量変動監視プログラムは、コンピュータを、複数のハードウェア資源を用いて仮想化技術によって実現される複数の仮想システムにおいて上記ハードウェア資源量を監視する監視ステップ、上記監視ステップの監視結果に基づいて上記ハードウェア資源量の変動を判定する判定ステップ、上記判定ステップにおいて上記ハードウェア資源量が変動したと判定された場合にその変動を通知する通知ステップ、として機能させることを特徴としている。ハードウェア資源量に変動があった場合、それを検出して通知することにより、通知先においてコンフィギュレーションデータを書き換えることができる。
(資源量変動監視方法)
上述した資源量変動監視プログラムを実行する場合、次のような資源量変動監視方法が実現されることになる。すなわち、複数のハードウェア資源を用いて仮想化技術によって実現される複数の仮想システムにおいて上記ハードウェア資源量を監視する監視ステップと、上記監視ステップの監視結果に基づいて上記ハードウェア資源量の変動を判定する判定ステップと、上記判定ステップにおいて上記ハードウェア資源量が変動したと判定された場合にその変動を通知する通知ステップとを含むことを特徴とする資源量変動監視プログラムが実現されている。ハードウェア資源量に変動があった場合、それを検出して通知することにより、通知先においてコンフィギュレーションデータを書き換えることができる。
(従来技術との差異)
ここで、図6を参照して従来技術との差異について説明する。ここでは、通信システムの場合について説明する。
図6(a)を参照すると、従来技術においては、ハードウェアの資源が確定すると(すなわち設備設計が完了すると)、ハードウェアのアプリケーションでハードウェア資源量に応じた局データなどを手動で入力することになる(ステップS601→S602)。つまり、通信システムの資源量に応じた各種コンフィギュレーションデータ(すなわち、局データ、システムデータなど)の設定を、保守者が介在して行っている。コンフィギュレーションデータの一例である局データは、例えば、同時接続の許容数であり、この設定を保守者が行っている。
このため、仮想化技術を適用した場合、同図(b)のようになる。すなわち、仮想化技術により割当資源量が変動した場合(ステップS603)、その変動を認識する契機がない。このため、保守者の介在による、コンフィギュレーションデータの設定変更が必要である(ステップS604)。つまり、割当資源量が変動した場合に、コンフィギュレーションデータの設定を自動的に行うことができないという問題がある。
これに対し、本発明を適用した場合、同図(c)のようになる。すなわち、仮想化技術により割当資源量が変動した場合(ステップS603)、変動した割当資源量を通信システムノードのアプリケーションへ通知する(ステップS605)。この通知を受けたアプリケーションは、コンフィギュレーションデータの設定を自動的に行ったり、その設定を促したりすることができる(ステップS606)。つまり、資源量変動の通知を契機としてコンフィギュレーションデータを自動的に設定できるので、保守者の介在は不要であり、上記問題を解決できる。
(仮想化技術の例)
仮想化技術によって通信システムを構築する場合、対象とするハードウェア資源には、無線は周波数、コード、タイムスロットが、有線(ネットワーク)はリンク帯域、光波長、タイムスロットが、ノードはCPU使用率、メモリ、ディスク等が、それぞれ含まれる。それぞれの資源に対する仮想化技術とは、対象のハードウェア資源を各通信システムに割り当てを行う技術であり、例えば、有線(ネットワーク)では、MPLS、ATM、回線交換技術等が該当し、ノードでは仮想マシン技術の代表例であるXen、VMware、Java(登録商標) VM等が該当する。
ここで、Xenについては、http://ja.wikipedia.org/wiki/Xen_%28%E4%BB%AE%E6%83%B3%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%29などに記載されている。また、VMwareについては、http://ja.wikipedia.org/wiki/VMwareなどに記載されている。さらに、Java(登録商標) VMについては、http://ja.wikipedia.org/wiki/Java_VMなどに記載されている。
また、仮想化技術によって通信システムを構築する場合、ネットワークの部分については、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)などを用いることができる。MPLSについては、http://ja.wikipedia.org/wiki/Multi-Protocol_Label_Switchingなどに記載されている。ATMについては、http://ja.wikipedia.org/wiki/Asynchronous_Transfer_Modeなどに記載されている。回線交換技術については、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9E%E7%B7%9A%E4%BA%A4%E6%8F%9Bなどに記載されている。
(まとめ)
複数のネットワークを仮想的に構築する理由は以下の通りである。すなわち、種類が異なるデータを1つのネットワークで取り扱うのは効率が悪い。例えば、音声通信やゲーム用などの遅延量が少ないことが要求される(リアルタイム性が重視される)データと、それが要求されないデータとを1つのネットワークで取り扱うのは効率が悪い。このため、音声通信やゲーム用などの遅延量が少ないことが要求されるネットワークと、それが要求されないネットワークとを、仮想化技術を用いて別々に実現する。したがって、リアルタイム性が重視されるゲーム専用のネットワークを構築することもできる。
携帯電話機用のネットワークについては、世代交代する場合(例えば、第2世代から第3世代への世代交代)など、2つの世代のネットワークを別々に構築することができる。古い世代携帯電話機の加入者数が減少すると、古い世代のネットワークは徐々に使われなくなるので、必要なハードウェア資源が減少することになる。そこで、ハードウェア資源量の減少を検出した場合に、それを通知することにより、通知を受けた側ではコンフィギュレーションデータを変更することができる。
なお、仮想化技術を導入した結果、ハードウェア資源であるメモリの割当量が減少することがある。本発明によれば、この割当量の変動を検出し、通知することができるので、通知を受けた側ではコンフィギュレーションデータを変更することができる。
本発明は、ハードウェア資源を疑似的に分割・結合させる仮想化技術を用いて複数の通信システムを提供する場合に利用できる。
ネットワークシステム全体の構成を示す図である。 本発明の実施形態にかかるシステムを構成するための各ノードの構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態にかかる動作シーケンスの一例を示す図である。 ネットワークシステムノード内の機能配置を階層的に表現した図である。 本発明による資源量変動監視プログラムの処理内容を示すフローチャートである。 従来技術との差異を説明するための図である。 仮想的に区切られたネットワークを構築する技術を説明するための図である。
符号の説明
1 実ネットワーク
2、3 ネットワーク
10 割当資源量変動監視プログラム
11 割当資源量監視部
12 割当資源量記憶部
13 変動判定部
14 割当資源量変動通知部
41 ハードウェア資源
42 仮想化技術
100 コアネットワーク
101 サーバ
200 無線アクセスネットワーク
201 アクセスポイント
301 移動端末
A 割当資源量確認処理
APL1〜APLx アプリケーションプログラム

Claims (6)

  1. 複数のハードウェア資源の上位に配備された仮想化技術によって各アプリケーションプログラムに対して仮想的にハードウェア資源の分割および割当を行う資源量変動監視方法であって、
    前記複数のハードウェア資源を用いて仮想化技術によって実現される複数の仮想システムにおいて前記アプリケーションプログラムへの割当資源量を監視する監視ステップと、
    前記監視ステップの監視結果に基づいて前記割当資源量の変動を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記仮想化技術により前記アプリケーションプログラムへの割当資源量が変動したと判定された場合にその変動の旨および変動後の前記割当資源量を、前記仮想システムを実現するために動作するアプリケーションプログラムに通知する通知ステップと、
    前記割当資源量の変動の旨および変動後の前記割当資源量が通知されたアプリケーションプログラムが、通知された前記割当資源量に基づき自アプリケーションプログラムにおけるコンフィギュレーションデータとしての局データおよびシステムデータを書き換える書き換えステップと、を含むことを特徴とする資源量変動監視方法。
  2. 複数のハードウェア資源の上位に配備された仮想化技術によって各アプリケーションプログラムに対して仮想的にハードウェア資源の分割および割当を行う資源量変動監視プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記複数のハードウェア資源を用いて仮想化技術によって実現される複数の仮想システムにおいて前記アプリケーションプログラムへの割当資源量を監視する監視ステップ、
    前記監視ステップの監視結果に基づいて前記割当資源量の変動を判定する判定ステップ、
    前記判定ステップにおいて前記仮想化技術により前記アプリケーションプログラムへの割当資源量が変動したと判定された場合にその変動の旨および変動後の前記割当資源量を、前記仮想システムを実現するために動作するアプリケーションプログラムに通知する通知ステップ、
    前記割当資源量の変動の旨および変動後の前記割当資源量が通知されたアプリケーションプログラムが、通知された前記割当資源量に基づき自アプリケーションプログラムにおけるコンフィギュレーションデータとしての局データおよびシステムデータを書き換える書き換えステップ、として機能させることを特徴とする資源量変動監視プログラム。
  3. 複数のハードウェア資源の上位に配備された仮想化技術によって各アプリケーションプログラムに対して仮想的にハードウェア資源の分割および割当を行う資源量変動監視システムであって、
    前記複数のハードウェア資源を用いて仮想化技術によって実現される複数の仮想システムにおいて前記アプリケーションプログラムへの割当資源量の変動を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記割当資源量の変動の旨および変動後の前記割当資源量を、前記仮想システムを実現するために動作するアプリケーションプログラムに通知する通知手段とを含み、
    前記割当資源量の変動および変動後の前記割当資源量が通知されたアプリケーションプログラムにおいて、通知された前記割当資源量に基づき自アプリケーションプログラムにおけるコンフィギュレーションデータとしての局データおよびシステムデータを書き換えるようにしたことを特徴とする資源量変動監視システム。
  4. 前記仮想システムは通信システムであり、前記ハードウェア資源は該通信システムを仮想化技術によって実現するための装置であることを特徴とする請求項3記載の資源量変動監視システム。
  5. 前記検出手段は、前記割当資源量の監視結果を、前回の監視結果と比較することによって、前記割当資源量の変動を検出することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の資源量変動監視システム。
  6. 前記検出手段は、前記割当資源量を定期的に監視することによって、その変動を検出することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の資源量変動監視システム。
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