JP5172236B2 - 水力発電所の出力制御方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガバナフリー運転を行う複数の発電機(主機)を備えた水力発電所の出力制御方法及び装置に関する。
国内の電力会社では、系統の質を高く保ち停電を発生させないために、図5に示す中央給電指令所1において系統周波数の維持と潮流制御を実施している。このうちの系統周波数の維持については、系統全体の需要(負荷量)と供給(発電量)のバランスを図るために、一日の需要予測に基づいた負荷パターンと系統周波数の瞬時変動に対応する変動補償分とを加味した出力指令値を算出して、各発電所の有効電力を調整している。
負荷パターンは一般に定時の数値変化のみであり、変動補償分はその都度変化するため、各々別な指令値として各発電所(火力発電所3、原子力発電所4、水力発電所5、6等)に出力されることが多い。以下では、負荷パターンに応じた出力指令値をDPC指令値Mと呼び、瞬時変動補償分に応じた出力指令値をAFC指令値Nと呼ぶ。
さて、大型火力発電所3、原子力発電所4などへの出力指令値は、中央給電指令所1の中央給電制御装置7から個別に出力されるが、水力発電所5、6…については、中央給電指令所1の中央給電制御装置7から直接出力指令値が個別に出力されることはほとんどない。これらの水力発電所5、6…については、中央給電指令所1の管内の複数の水力発電所5、6…を管理する水力制御所2へ、合計のDPC指令値MとAFC指令値Nが送られ、この水力制御所2では、受信した合計のDPC指令値M、AFC指令値Nを、出力分配部8により各水力発電所5、6…に分配している。
水力制御所2における出力分配部8の詳細は、図6に示すように、DPC指令値分配器9がDPC指令値を各水力発電所5、6…向けに分配し、各発電所用のAFC量算出器10等が、AFC指令値Nから各水力発電所5、6…用のAFC量を算出する。水力制御所2は、これらのDPC指令値とAFC量との総和を用いて各水力発電所5、6…への出力指令値X1〜Xnを算出し、各水力発電所5、6…へ出力する。
複数の主機(発電機)を有する各水力発電所5、6の発電所共通制御装置11では、図5及び図6に示すように、指令値配分処理部12が、水力制御所2から受けた出力指令値X1〜Xnを更に各号機の発電機に配分して出力指令値Y1〜Ynとし、各発電機では、その出力指令値Y1〜Ynに応じ主制御装置13−1〜13−n内の自動負荷調整(ALR)機能部14(図7)が出力増減制御信号Z1〜Znを出力して、各号機の発電機の出力を出力指令値Y1〜Ynに追従させている。
発電所共通制御装置11の指令値配分処理部12における出力指令値X1〜Xnの各発電機への分配に際しては、発電機の容量が同じ場合には、発電機の運転台数により、水力制御所2から受けた出力指令値X1〜Xnを均等配分していること(特許文献1参照)が多い。また、複数台ある発電機で均等配分を行わず高効率配分を行う場合(特許文献2参照)もある。
一方、火力発電所3、原子力発電所4や揚水発電所、比較的容量の大きな水力発電所5、6…では、調速制御装置15−1〜15−n(図5)において、系統周波数の変動に応じたガバナフリー運転を各号機の発電機で行って、電力系統の系統周波数の安定化に寄与していることが多い。
水力発電所5における1号機の発電機の調速制御装置15−1を例にとると、この調速制御装置15−1は図7に示すように、当該発電機の電力系統への並列前には、検出回路16にて検出された発電機の実際の回転速度(実回転速度)Naと、定格設定部17に設定された定格回転速度Noとの偏差ΔNを加減算器18にて求め、この偏差ΔNをPID演算器19が比例、積分、微分処理してガイドベーン(GV)開度目標位置Aを算出する。加減算器20が、ガイドベーン開度目標値Aとガイドベーン(GV)実開度との差から、ガイドベーン(GV)開度制御信号Bをコンバーター21へ出力し、このコンバーター21がガイドベーン(GV)の開度を調整して水車の回転速度、つまり発電機の回転速度を定格回転速度Noに調整する。
この状態で、発電機が電力系統に並列されると、発電機が同期発電機の場合には、この発電機は、その実回転速度(発電機実周波数)が電力系統の系統周波数となり、発電が開始される。そして、発電機が電力系統に並列されたときにガバナフリー運転が実施される。このガバナフリー運転時には、負荷制限器(77)27の設定値が上限値となり、リミッタ28は、ガイドベーン開度目標値Aが当該上限値以上となったときにガバナフリー運転を終了させる。
さて、1号機の発電機が電力系統に並列され、この電力系統の周波数変動がないときには、当該発電機により発電された電圧及び電流が変圧器・変流器22により検出され、電力変換器23により実際の発生電力(実出力)が検出される。この発電機を制御する主制御装置13−1の自動負荷調整(ALR)機能部14は、実際の発生電力を出力指令値Y1(目標電力値)に追従させるための出力増減制御信号Z1を当該発電機の調速制御装置15−1の負荷設定器(65P)24へ出力し、この負荷設定器24の設定値を変更する。当該調速制御装置15−1の加減算器25は、ガイドベーン(GV)実開度と負荷設定器24の設定値との偏差の求め、この偏差に速度垂下率26が掛けられてガイドベーン(GV)開度制御量Cが求められる。
このとき、当該発電機の実周波数(=実回転速度Na)である系統周波数faと、基準周波数設定器17の定格周波数fo(=定格回転速度No)とが一致して、両者の偏差Δfがゼロとなっているので、PID演算器19はガイドベーン開度制御量Cに基づいてガイドベーン開度目標値Aを算出する。加減算器20は、ガイドベーン実開度と上記ガイドベーン開度目標値Aとの偏差からガイドベーン開度制御信号Bを求めてコンバーター21へ出力し、ガイドベーン開度が変更される。これにより、当該発電機の実際の発生電力(実出力)が目標の電力値(出力指令値Y1)に追従制御される。
次に、この状態で電力系統の系統周波数faが変動、例えば電力使用量が増えて系統周波数faが定格周波数foよりも低下したときに、検出回路16にて検出された発電機実周波数(=系統周波数fa)と基準周波数設定器17の定格周波数foとの偏差Δfが加減算器18にて算出され、PID演算器19はこの偏差Δfに基づきガイドベーン開度目標値Aを算出し、加減算器20がガイドベーン開度目標値Aとガイドベーン実開度との偏差からガイドベーン開度制御信号Bを求め、このガイドベーン開度制御信号Bによりコンバーター21がガイドベーン(GV)開度を増加させて、発電機の発生電力(実出力)が増大する。
このように実出力は増大するが、一つの水力発電所5が電力系統に及ぼす影響は決して大きくなく、従って、系統周波数faの低下は改善されないことが多い。即ち、発電機のガイドベーン実開度は変化(増加)するが、系統周波数faと定格周波数foとの偏差Δfはほとんど変化(減少)しない。最終的には、加減算器29が、ガイドベーン実開度、負荷設定器24の設定値及び速度垂下率26により定まるガイドベーン開度制御量Cにより偏差Δfを相殺するまで、ガイドベーン開度が増加して発電機の実際の発生電力(実出力)を増大させ、その後安定することになる。尚、サージタンクを含めた応答性を考慮して制御を行う場合もある(特許文献3参照)。
ところで、上述のようなガバナフリー運転の実施中にガバナフリー補償がなされていない場合には、主制御装置13−1の自動負荷調整機能部14は、発電所共通制御装置11から入力される出力指令値Y1が一定の値であるため、変圧器・変流器22にて検出され電力変換器23にて電力に変換された実際の発生電力(実出力)が出力指令値Y1に対して過大であると判断し、実出力を出力指令値Y1に追従させるべく出力増減制御信号Z1を出力して、調速制御装置15−1の負荷設定器24の設定値を減少させる。これにより、ガイドベーン開度制御量C(負の値)が偏差Δf(正の値)よりも絶対値が大きくなって、PID演算器19はガイドベーン開度目標値Aを低く設定し、ガイドベーンの開度が低下して、当該発電機の発生電力が低下してしまう。
即ち、図8のガバナフリー補償なしの特性図のように、系統周波数が低下し始めたころ(時間t1)は、この系統周波数を定格周波数に戻そうとする作用が働いて、ガイドベーン(GV)開度が一時的に増加するが、やがて出力指令値Y1どおりの発生電力を保持しようとして、調速制御装置15−1の負荷設定器24の設定値が低下して、ガイドベーン開度を減少する作用が強くなっていく。そして、あるガイドベーン開度で一定の値に収束する。
そこで、実際の運用では、水力制御所2は、図6に示すように、各水力発電所5、6…への出力指令値X1〜Xnを算出するに際し、各水力発電所5、6…向けのDPC指令値及びAFC量に、ガバナフリー運転を補償するためのガバナフリー補償値を加算することによって、各水力発電所5、6…へ出力指令値X1〜Xnを高く設定することが多い。このガバナフリー補償値は、ガバナフリー補償値算出部30が、電力系統の系統周波数faと定格周波数foとを加減算した偏差を取り込み、各水力発電所毎に一括して算出している。
このようにガバナフリー補償値が例えば出力指令値X1に含まれると、1号機の発電機の調速制御装置15−1において、主制御装置13−1の自動負荷調整機能部14による負荷設定器24の設定値の低下が回避されて、PID演算器19からのガイドベーン開度目標値Aが負荷制限器27の設定値よりも小さく余裕がある状態であれば、ガイドベーン開度の低下が図8のガバナフリー補償ありの如く防止される。これにより、発電機の発生電力の低下が防止されて、ガバナフリー運転による実出力の増大状態が保持され、系統周波数の安定化への寄与が維持される。
但し、海外の発電プラントでは、発電所よりも上流側の中央給電指令所1や水力制御所2で、系統周波数安定化システム(DPC指令値M、AFC指令値Nなど)が完備していない場合があり、また、これらがあっても水力制御所2でのガバナフリー補償は実施されていないことが多い。尚、ガバナフリー補償値を出力指令値に加算するガバナフリー補償については、特許文献4の水力発電所調速制御装置にも記載されている。
特開平4−281330号公報 特開平3−195398号公報 特開平11−166470号公報 特開2003−324993号公報
水力制御所2では、各水力発電所5、6…の発電機の並列条件などを基にその運転台数を算出し、水力発電所一括のAFC量の算出やガバナフリー補償値の算出を実施して、各々の水力発電所5、6…への出力指令値X1〜Xnを算出している。ところが、水力制御所2では、各々の発電機の詳細な運転状態までは確認できないため、場合によっては、負荷制限器27による負荷制限中であってガバナフリー運転中ではない発電機に対してもガバナフリー補償の対象となる発電機と見なして運転台数を計算し、当該水力発電所5、6…への出力指令値X1〜Xnを算出してしまう恐れがある。この場合には、本来意図したガバナフリー補償値以上の値が加算または減算されることになるので、想定外の出力指令値X1〜Xnが出力される恐れがある。
また、ガバナフリー運転によるガイドベーン開度制御量Cは、各号機の発電機における調速制御装置15−1〜15−n内の速度垂下率26、負荷設定器(65P)24の設定値、偏差ΔN(Δf)及びガイドベーン実開度によって全号機の発電機で同じ量とならず、ばらつく場合があり、水力制御所2で算出したガバナフリー補償値(図6)とずれることがある。
更に、海外発電プラントにおいて、上流側の中央給電指令所1や水力制御所2でガバナフリー補償機能がない場合には、図8のガバナフリー補償なしの状態となってしまい、系統周波数の安定化への寄与を維持できなくなる恐れが高い。海外の発電プラントは有人であることが多いため、運転員の判断で出力指令値X1〜Xnを補正する運用も考えられるが、実用的ではない。
また、特許文献4に記載のガバナフリー補償機能は、調速制御装置による制御の過渡的な不安定さを回避するために遅れ特性を付加したものであり、調速制御装置自体の機能を中心としたものである。従って、電力系統の系統周波数の変動に伴う全体的な制御(系統周波数の調整)を目的としたものではない。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、各発電機に適切なガバナフリー補償を実施して各発電機の出力を好適に制御でき、これにより系統周波数の安定化に確実に寄与できる水力発電所の出力制御方法及び装置を提供することにある。
本発明に係る水力発電所の出力制御方法は、ガバナフリー運転を行う複数の発電機を備えた水力発電所の出力制御方法において、前記水力発電所内において、前記各発電機のガバナフリー運転を、ガイドベーン実開度が所定値未満である場合に出力される信号に基づいて確認すると共に、系統周波数と定格周波数との偏差に基づいて前記発電機毎にガバナフリー補償値を算出し、ガバナフリー運転状態の前記発電機に対して、当該発電機への出力指令値に当該発電機のガバナフリー補償値を加算して当該発電機への新たな出力指令値を決定し、この新たな出力指令値に基づき当該発電機の出力を制御することを特徴とするものである。
また、本発明に係る水力発電所の出力制御装置は、ガバナフリー運転を行う複数の発電機を備えた水力発電所の出力制御装置において、前記水力発電所は、前記各発電機のガバナフリー運転を、ガイドベーン実開度が所定値未満である場合に出力される信号に基づいて確認するガバナフリー運転確認部と、系統周波数と定格周波数との偏差に基づいて前記発電機毎にガバナフリー補償値を算出するガバナフリー補償値算出部とを有し、前記ガバナフリー運転確認部にて確認されたガバナフリー運転状態の前記発電機に対して、当該発電機への出力指令値に、前記ガバナフリー補償値算出部にて算出された当該発電機のガバナフリー補償値を加算して当該発電機への新たな出力指令値を決定し、この新たな出力指令値に基づき当該発電機の出力を制御するよう構成されたことを特徴とするものである。
本発明に係る水力発電所の出力制御方法及び装置によれば、各発電機に適切なガバナフリー補償を実施して各発電機の出力を好適に制御でき、これにより系統周波数の安定化に確実に寄与できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。但し、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。
[A]第1の実施形態
図1は、本発明に係る水力発電所の出力制御装置における第1の実施形態が適用された水力発電所における発電所共通制御装置を、水力制御所と共に示す制御ブロック図である。この第1の実施形態において、前述の背景技術と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
ガバナフリー運転を行う複数の発電機を備えた各水力発電所40の制御装置は、図1及び図5に示すように、発電所共通制御装置41、主制御装置13−1〜13−n及び調速制御装置15−1〜15−nを有して構成され、発電所共通制御装置41の構成と、この発電所共通制御装置41へ出力指令値X1〜Xnを出力する水力制御所42の構成が、背景技術と異なる。
つまり、水力制御所42はガバナフリー補償値算出部30を備えず、中央給電指令所1からのDPC指令値MをDPC指令値分配器9にて各水力発電所40毎のDPC指令値に分配し、中央給電指令所1からのAFC指令値NからAFC量算出器10にて各水力発電所40用のAFC量を算出し、これらの各水力発電所40用のDPC指令値とAFC量とを加算した出力指令値X1〜Xnを各水力発電所40へ出力する。従って、水力制御所42から各水力発電所40へ出力される出力指令値X1〜Xnにはガバナフリー補償値は含まれていない。
各発電所共通制御装置41は、指令値配分処理部12、ガバナフリー運転確認部43−1〜43−nまたは44−1〜44−n、ガバナフリー補償値算出部45−1〜45−nを備え、これらのガバナフリー運転確認部43−1〜43−n(または44−1〜44−n)及びガバナフリー補償値算出部45−1〜45−nは、各水力発電所40が装備する発電機毎に設置される。各発電所共通制御装置41の指令値配分処理部12は、背景技術と同様に、該当する水力発電所40の発電機の運転台数に応じて出力指令値X1〜Xnを配分処理して、発電機毎に出力指令値Y1〜Ynを出力する。
ガバナフリー運転確認部43−1〜43−nは、各発電所共通制御装置41において各発電機のガバナフリー運転を確認するものであり、その一例は、図2に示すように、運転モード設定器46及び判定器47を有してなる。運転モード設定器46は、ガバナフリー補償の使用時にセット操作部48Aが、ガバナフリー補償を使用しない除外時にリセット操作部48Bがそれぞれユーザーにより操作され、セット操作部48Aが操作されたときにガバナフリー補償使用モード信号K1を出力する。判定器47は、この運転モード設定器46からのガバナフリー補償使用モード信号K1を入力してガバナフリー補償使用状態を検出し、且つ、該当する発電機を制御する主制御装置13−1〜13−nから自動負荷調整機能部14が使用状態にある旨のALR使用状態信号K2を入力し、且つ、該当する発電機が電力系統に並列されている並列状態信号K3を入力したときに、当該発電機がガバナフリー運転状態にあると判定して、ガバナフリー運転検出信号Jを出力する。
ガバナフリー運転確認部44−1〜44−nは、図3に示すように、図2の運転モード設定器46を比較器49に置き換えたものである。この比較器49は、ガイドベーン(GV)実開度が負荷制限器27(図7参照)の設定値未満である場合に、該当する発電機がガバナフリー運転を実施可能な状態にあると判断して、ガバナフリー運転可能信号K4を出力する。判定部47は、上記ガバナフリー運転可能信号K4を入力し、且つ該当する発電機を制御する主制御装置13−1〜13−nからのALR使用状態信号K2、及び該当する発電機の並列状態信号K3を入力したときに、当該発電機がガバナフリー運転状態にあると判断してガバナフリー運転検出信号Jを出力する。
ガバナフリー補償値算出部45−1〜45−nは、図1に示すように、発電所共通制御装置41の加減算器50が算出した、系統周波数faと定格周波数foとの偏差Δfを取り込んで、発電機毎にガバナフリー補償値W1〜Wnを算出する。このガバナフリー補償値算出部45−1〜45−nは、ガバナフリー運転確認部43−1〜43−nまたは44−1〜44−nにてガバナフリー運転状態が確認された発電機に対して、ガバナフリー補償値W1〜Wnを上述の如く算出し、各発電機に対応して発電所共通制御装置41内に設置された加減算器51−1〜51−nへ上記ガバナフリー補償値W1〜Wnを出力し、また、ガバナフリー運転状態が確認されなかった発電機に対してガバナフリー補償値W1〜Wnとして0(ゼロ)を加減算器51−1〜51−nへ出力する。
発電所共通制御装置41の各加減算器51−1〜55−nは、指令値配分処理部12から出力された出力指令値Y1〜Ynと、ガバナフリー補償値算出部45−1〜45−nのそれぞれから出力されたガバナフリー補償値W1〜Wnとを加算して、発電機毎に新たな出力指令値P1〜Pnを算出する。この出力指令値P1〜Pnは、図5及び図7に示すように、主制御装置13−1〜13−nへ出力され、この主制御装置13−1〜13−nは、出力指令値P1〜Pnに基づき各発電機の出力(発生電力)を制御する。
従って、本実施形態によれば、次の効果(1)〜(3)を奏する。
(1)ガバナフリー運転確認部43−1〜43−nまたは44−1〜44−nによりガバナフリー運転状態が確認された発電機に対して、発電所共通制御装置41の加減算器55−1〜51−nは、当該発電機への出力指令値X1〜Xnに、ガバナフリー補償値算出部45−1〜45−nにて算出されたガバナフリー補償値W1〜Wnを加算して、当該発電機へ新たな出力指令値P1〜Pnを出力し、また、ガバナフリー運転状態が確認されなかった発電機に対しては、ガバナフリー補償値W1〜Wnが加算されない出力指令値Y1〜Ynが、出力指令値P1〜Pnとして出力される。このため、各発電機に適切なガバナフリー補償を実施して各発電機の出力(発生電力)を制御でき、この結果、系統周波数の安定化へ確実に寄与できる。
(2)各水力発電所40の発電所共通制御装置41へ出力指令値X1〜Xnを出力する水力制御所42にガバナフリー補償値算出部30(図6)が設置されず、上記発電所共通制御装置41にガバナフリー補償値算出部45−1〜45−n(図1)が設置され、この発電所共通制御装置41が各発電機へガバナフリー補償値W1〜Wnを含む出力指令値P1〜Pnを出力する。このため、海外の発電プラントにおいて、中央給電指令所1や水力制御所42の機能アップを実施することなく、各水力発電所40において、ガバナフリー補償の必要時にガバナフリー補償を実施して、ガバナフリー運転を阻害しない運用を実現できる。従って、この場合にも、系統周波数の安定化へ確実に寄与できる。
(3)ガバナフリー運転確認部43−1〜43−nは、運転モード設定器46のセット操作部48Aをユーザーが操作することで出力されるガバナフリー補償使用モード信号K1等に基づき、ガバナフリー運転状態を検出することから、発電所共通制御装置41は、ユーザーの操作に対応したガバナフリー補償を実施できる。また、ガバナフリー運転確認部44−1〜44−nは、ガイドベーンの実開度と負荷設定器27の設定値を比較器49が比較することで出力されたガバナフリー運転可能信号K4等に基づき、ガバナフリー運転状態を検出することから、発電所共通制御装置41は、実際の発電機の運転状態に応じたガバナフリー補償を実施できる。
[B]第2の実施形態
図4は、本発明に係る水力発電所の出力制御装置における第2の実施形態が適用された水力発電所における主制御装置などを示す制御ブロック図である。この第2の実施形態において、前記第1の実施形態及び背景技術と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施形態における水力発電所60の制御装置が前記第1の実施形態と異なる点は、各水力発電所60の発電所共通制御装置61にガバナフリー運転確認部43−1〜43−n(または44−1〜44−n)及びガバナフリー補償値算出部45−1〜45−nが設置されず、各発電機をそれぞれ制御する主制御装置62−1〜62−nにガバナフリー運転確認部63(または64)とガバナフリー補償値算出部65が設置された点である。尚、水力制御所42は前記第1の実施形態と同様に構成されている。従って、水力制御所42から各水力発電所60へ出力される出力指令値X1〜Xnと、各水力発電所60の発電所共通制御装置61から各発電機の主制御装置62−1〜62−nへ出力される出力指令値Y1〜Ynには、ガバナフリー補償値が含まれていない。
ガバナフリー運転確認部63は、前記第1の実施形態のガバナフリー運転確認部43−1〜43−nと同様に構成され、ガバナフリー運転確認部64は、前記第1の実施形態のガバナフリー運転確認部44−1〜44−nと同様に構成される。1号機の発電機を制御する主制御装置62−1を例に説明すると、ガバナフリー運転確認部63または64は、当該発電機がガバナフリー運転中であると判定したときにガバナフリー運転検出信号Jをガバナフリー補償値算出部65へ出力する。
ガバナフリー補償値算出部65は、主制御装置62−1内の加減算器66が算出した当該発電機の発電機周波数fg1と定格周波数foとの偏差Δfから当該発電機のガバナフリー補償値L1を算出する。このガバナフリー補償値算出部65は、ガバナフリー運転確認部63または64にて発電機のガバナフリー運転状態が確認されたときにガバナフリー補償値L1を上述の如く算出し、当該主制御装置62−1に設置された加減算器67へガバナフリー補償値L1を出力し、また、ガバナフリー運転状態が確認されなかった場合にガバナフリー補償値L1を0(ゼロ)として加減算器67へ出力する。
この主制御装置62−1の加減算器67は、発電所共通制御装置61の指令値配分処理部12から出力された出力指令値Y1にガバナフリー補償値L1を加算して新たな出力指令値Q1を算出する。主制御装置62−1の自動負荷調整機能部14は、電力変換器23からの当該発電機の実出力(発生電力)を出力指令値Q1(目標電力値)に追従させるべく、当該発電機の調速制御装置45−1の負荷設定器24へ出力増減制御信号Z1を出力し、この負荷設定器24の設定値を調整して、当該発電機の出力を制御する。
水力発電所60のn号機の発電機においても、主制御装置62−nのガバナフリー補償値算出部65がガバナフリー補償値Lnを算出し、この主制御装置62−nの加減算器67が出力指令値Qnを出力して、主制御装置62−nの自動負荷調整機能部14は出力増減制御信号Znを出力して、当該発電機の調速制御装置15−nの負荷設定器24の設定値を調整し、n号機の発電機の出力を制御する。
従って、本実施形態においても、第1の実施形態の効果(3)と同様な効果を奏するほか、次の効果(4)及び(5)を奏する。
(4)水力発電所60の各発電機を制御する主制御装置62−1〜62−nは、ガバナフリー運転確認部63または64により発電機にガバナフリー運転状態が確認された場合に、加減算器67が、出力指令値Y1〜Ynに、ガバナフリー補償値算出部65にて算出されたガバナフリー補償値L1〜Lnを加算して、当該発電機へ新たな出力指令値Q1〜Qnを出力し、また、発電機にガバナフリー運転が確認されなかった場合に、同じく加減算器67が、ガバナフリー補償値L1〜Lnが加算されていない出力指令値Y1〜Ynを出力指令値Q1〜Qnとして出力する。このため、各発電機に適切なガバナフリー補償を実施して各発電機の出力(発電力)を制御でき、この結果、系統周波数の安定化への寄与を確実に実現できる。
(5)各水力発電所60の発電所共通制御装置61へ出力指令値X1〜Xnを出力する水力制御所42にガバナフリー補償値算出部30(図6)が設置されず、更に水力発電所60の発電所共通制御装置61にもガバナフリー補償値算出部45−1〜45−n(図1)が設置されず、水力発電所60における各発電機を制御する主制御装置62−1〜62−nにガバナフリー補償値算出部65(図4)が設置されている。そして、この主制御装置62−1〜62−n内の加減算器67が、ガバナフリー補償値算出部65から出力されたガバナフリー補償値L1〜Lnに基づいて出力指令値Q1〜Qnを算出し、自動負荷調整機能部14が、この出力指令値Q1〜Qnに基づき該当する発電機を制御する。このため、各発電機の設置時、または既設発電機の更新時に、発電所共通制御装置61の機能アップやそのための改造等が不要となり、ガバナフリー補償機能の追加を容易化できる。特に、海外プラントにおいて、中央給電指令所1及び水力制御所42側にガバナフリー補償機能を有していない場合に効果的である。
本発明に係る水力発電所の出力制御装置の第1の実施形態が適用された水力発電所における発電所共通制御装置を、水力制御所と共に示す制御ブロック図。 図1のガバナフリー運転確認部の第1形態における構成を示す制御ブロック図。 図1のガバナフリー運転確認部の第2形態における構成を示す制御ブロック図。 本発明に係る水力発電所の出力制御装置の第2の実施形態が適用された水力発電所における主制御装置などを示す制御ブロック図。 従来の電力系統全体の制御システムを階層構造として示す制御ブロック図。 図5の水力制御所等の構成を示す制御ブロック図。 図5の水力発電所の構成を示す制御ブロック図。 (A)は、電力系統の系統周波数の変化を示すグラフ、(B)は、ガバナフリー補償の有無によるガイドベーン(GV)開度の変化を示すグラフ。
符号の説明
12 指令値配分処理部
14 自動負荷調整機能部
40 水力発電所
41 発電所共通制御装置
43−1〜43−n ガバナフリー運転確認部
44−1〜44−n ガバナフリー運転確認部
45−1〜45−n ガバナフリー補償値算出部
46 運転モード設定器
47 判定部
49 比較器
51−1〜51−n 加減算器
60 水力発電所
61 発電所共通制御装置
62−1〜62−n 主制御装置
63 ガバナフリー運転確認部
64 ガバナフリー運転確認部
65 ガバナフリー補償値算出部
67 加減算器
fa 系統周波数
fo 定格周波数
L1〜Ln ガバナフリー補償値
P1〜Pn 出力指令値
Q1〜Qn 出力指令値
W1〜Wn ガバナフリー補償値
X1〜Xn 出力指令値
Y1〜Yn 出力指令値

Claims (7)

  1. ガバナフリー運転を行う複数の発電機を備えた水力発電所の出力制御方法において、
    前記水力発電所内において、前記各発電機のガバナフリー運転を、ガイドベーン実開度が所定値未満である場合に出力される信号に基づいて確認すると共に、系統周波数と定格周波数との偏差に基づいて前記発電機毎にガバナフリー補償値を算出し、ガバナフリー運転状態の前記発電機に対して、当該発電機への出力指令値に当該発電機のガバナフリー補償値を加算して当該発電機への新たな出力指令値を決定し、この新たな出力指令値に基づき当該発電機の出力を制御することを特徴とする水力発電所の出力制御方法。
  2. ガバナフリー運転を行う複数の発電機を備えた水力発電所であって、発電所共通制御装置の指令値配分処理部が、前記発電機の運転台数に応じて各発電機へ出力指令値を配分処理する水力発電所の出力制御方法において、
    前記発電所共通制御装置内において、前記各発電機のガバナフリー運転を、ガイドベーン実開度が所定値未満である場合に出力される信号に基づいて確認すると共に、系統周波数と定格周波数との偏差に基づいて前記発電機毎にガバナフリー補償値を算出し、ガバナフリー運転状態の前記発電機に対して、前記指令値配分処理部にて算出された当該発電機への出力指令値に当該発電機のガバナフリー補償値を加算して当該発電機への新たな出力指令値を決定し、
    この発電所共通制御装置からの新たな出力指令値に基づき、当該発電機の主制御装置が当該発電機の出力を制御することを特徴とする水力発電所の出力制御方法。
  3. ガバナフリー運転を行う複数の発電機を備えた水力発電所であって、発電所共通制御装置の指令値配分処理部が、前記発電機の運転台数に応じて各発電機へ出力指令値を配分処理し、前記各発電機の主制御装置の自動負荷調整機能部が、前記出力指令値に基づき当該発電機の出力を制御する水力発電所の出力制御方法において、
    前記主制御装置内において、当該主制御装置が制御する前記発電機のガバナフリー運転を、ガイドベーン実開度が所定値未満である場合に出力される信号に基づいて確認すると共に、発電機周波数と定格周波数との偏差に基づいて当該発電機のガバナフリー補償値を算出し、ガバナフリー運転状態が確認された制御対象の前記発電機に対して、前記指令値配分処理部にて処理された当該発電機への出力指令値に当該発電機のガバナフリー補償値を加算して当該発電機への新たな出力指令値を決定し、
    当該主制御装置の前記自動負荷調整機能部が、前記新たな出力指令値に基づき、当該発電機の出力を制御することを特徴とする水力発電所の出力制御方法。
  4. ガバナフリー運転を行う複数の発電機を備えた水力発電所の出力制御装置において、
    前記水力発電所は、前記各発電機のガバナフリー運転を、ガイドベーン実開度が所定値未満である場合に出力される信号に基づいて確認するガバナフリー運転確認部と、系統周波数と定格周波数との偏差に基づいて前記発電機毎にガバナフリー補償値を算出するガバナフリー補償値算出部とを有し、
    前記ガバナフリー運転確認部にて確認されたガバナフリー運転状態の前記発電機に対して、当該発電機への出力指令値に、前記ガバナフリー補償値算出部にて算出された当該発電機のガバナフリー補償値を加算して当該発電機への新たな出力指令値を決定し、この新たな出力指令値に基づき当該発電機の出力を制御するよう構成されたことを特徴とする水力発電所の出力制御装置。
  5. ガバナフリー運転を行う複数の発電機を備えた水力発電所であって、前記発電機の運転台数に応じて出力指令値の配分処理を行う指令値配分処理部を備えた発電所共通制御装置を有する水力発電所の出力制御装置において、
    前記発電所共通制御装置は、前記各発電機のガバナフリー運転を、ガイドベーン実開度が所定値未満である場合に出力される信号に基づいて確認するガバナフリー運転確認部と、系統周波数と定格周波数との偏差に基づいて前記発電機毎にガバナフリー補償値を算出するガバナフリー補償値算出部とを有し、
    前記ガバナフリー運転確認部にて確認されたガバナフリー運転状態の前記発電機に対して、前記指令値配分処理部にて処理された当該発電機への出力指令値に、前記ガバナフリー補償値算出部にて算出された当該発電機のガバナフリー補償値を加算して当該発電機への新たな出力指令値を決定し、
    この発電所共通制御装置からの新たな出力指令値に基づき、当該発電機の主制御装置が当該発電機の出力を制御するよう構成されたことを特徴とする水力発電所の出力制御装置。
  6. ガバナフリー運転を行う複数の発電機を備えた水力発電所であって、前記発電機の運転台数に応じて出力指令値の配分処理を行う指令値配分処理部を備えた発電所共通制御装置と、前記指令値配分処理部からの出力指令値に基づき前記発電機の出力を制御する自動負荷調整機能部を備えた前記各発電機の主制御装置と、を有する水力発電所の出力制御装置において、
    前記主制御装置は、当該主制御装置が制御する前記発電機のガバナフリー運転を、ガイドベーン実開度が所定値未満である場合に出力される信号に基づいて確認するガバナフリー運転確認部と、発電機周波数と定格周波数との偏差に基づいて、当該主制御装置が制御する前記発電機のガバナフリー補償値を算出するガバナフリー補償値算出部とを有し、
    前記ガバナフリー運転確認部にてガバナフリー運転状態が確認された制御対象の前記発電機に対して、前記指令値配分処理部にて処理された当該発電機への出力指令値に、前記ガバナフリー補償値算出部にて算出された当該発電機のガバナフリー補償値を加算して当該発電機への新たな出力指令値を決定し、
    当該主制御装置の前記自動負荷調整機能部が、前記新たな出力指令値に基づき、当該発電機の出力を制御するよう構成されたことを特徴とする水力発電所の出力制御装置。
  7. 前記ガバナフリー運転確認部は、対象とする発電機における自動負荷調整機能部の使用状態、当該発電機の電力系統への並列状態、及び当該発電機においてガイドベーン開度が負荷制限の設定値未満であることを検出することにより、当該発電機のガバナフリー運転状態を確認するよう構成されたことを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の水力発電所の出力制御装置。
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