JP5170714B2 - 乾式加工で短繊維及びフェザー群を混合する方法 - Google Patents

乾式加工で短繊維及びフェザー群を混合する方法 Download PDF

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本発明は、乾式加工で短繊維及びフェザー群を混合する方法に関し、特に、出風器具により短繊維群を分散させ、更にフェザー群の混入を続行する方法に関する。
羽毛が有する特性は、軽い、保温、であるので、多種項目の製品、例えば、フェザーダウン、フェザージャケット、寝袋等に加工形成することに用いされ、それを使用者の体に被覆し、着実に防寒し、且つ重量の負荷がなく、使用者の活動に影響を及ぼさない。
しかしながら、通常羽毛が採用する原料は、白鳥又は鴨等の水鳥の羽毛であり、高度な撥水性を有し、加工処理時、薬剤を温水に融解した後、撹拌しながら、吸収させ、機能加工処理の実施に不便である。機能加工処理を行っても、ほぼ耐洗浄性を具えず、且つ加工コストが高く、実用性に欠けている。
特開2006−89865号公報
日本特許第3383855号は、界面活性剤系柔軟剤を含有する混合処理浴中において、短繊維及び洗浄後の湿度を有する羽毛を撹拌し、短繊維に羽枝を絡ませる。但し、このような処理方式は、混合中の羽毛及び短繊維を高湿度の状態において加工させ、プロセス全体が長く、且つ材料を損耗し易い。高湿度の環境の制限を受、且つそれが開示する全体の加工時間は、比較的長く、迅速な生産に不利である。これは、現在の処理すべき関連する課題である。
上記の原因に鑑みて、本考案者は、大量の研究開発資源を投入し、該分野の創新に精進し、新規的な技術により従来の問題を解決し、社会に優良な製品をもたらし、産業の発展を促進する。
本発明が提供する乾式加工により短繊維及びフェザー群を混合する方法は、以下のステップを含む:
(a)撹拌フェザー倉において、出風器具を起動し、空気の流動を製造し、該撹拌フェザー倉内に置かれた短繊維群に向かわせ、該短繊維群に空気の流動を受けさせ、糸状の複数本の短繊維に分散させる;
(b)糸状の該複数本の短繊維をフェザー群中に混入させ、併せて混合した後、該撹拌フェザー倉底部の撹拌槽に送り込む;
(c)該短繊維群がなくなるまで、(a)ステップから(b)ステップまでを繰り返す;
(d)残りのフェザー群を該撹拌槽内に送り込み、該撹拌槽中に設ける撹拌翼片組を起動する;
(e)撹拌が完了後、混合後の該複数本の短繊維及び該フェザー群を該撹拌フェザー倉の集中室に送り込む。
上記ステップを利用し、本発明が達成する効果の1つは、該複数の短繊維及びフェザー群の該撹拌槽内の撹拌時間が比較的短く(約20分以内)、プロセスが短く、迅速な生産の要求に有利であることである。
本発明が達成する効果の2つ目は、混合過程において、如何なる化学薬剤も添加する必要がなく、如何なる液体も充填する必要がないので、排水設備、加温設備、汚染問題等のコストを消費する事項が何れも回避されることができることである。
本発明が達成する効果の3つ目は、該複数の短繊維及び該フェザー群の間の混合の比率が獲得したい製品の特性に応じて作業することができることである。保温効果を欲する場合、該複数の短繊維の混合比率は、高くなり、コストの問題を考慮する場合、該複数の短繊維が占有する比率を減少させることもできる。
本発明の撹拌フェザー倉の説明図である。 本発明の加工プロセスのフロー説明図である。 本発明が使用する短繊維群の説明図である。 本発明が該短繊維群を分散させて糸状の短繊維にする説明図である。 本発明が使用するフェザー群の説明図である。 本発明の短繊維及びフェザー群を混合後の説明図である。
本発明の内容を分かり易くする為、以下に図面を合わせ、本発明の実施方式を詳細に説明する。
図1及び図2を併せて参照し、本発明の乾式加工により短繊維及びフェザー群を混合する方法は、以下のステップを含む:
(a)撹拌フェザー倉1において、出風器具2を起動し、空気の流動を製造し、該撹拌フェザー倉1内に置かれる短繊維群F(図3参照)に向け、該短繊維群Fに空気の流動を受けさせ、糸状の複数本の短繊維F1(図4参照)を分散させる;(901)
(b)糸状の該複数本の短繊維F1をフェザー群D(図5参照)中に混入し、併せて混合した後(図6参照)、更に、該撹拌フェザー倉1底部に置かれた撹拌槽3に送り込む;(902)
(c)該短繊維群Fがなくなるまで(a)ステップから(b)ステップまでを繰り返す;(903)
(d)残りの該フェザー群Dを該撹拌槽3内に送り込み、該撹拌槽3中の撹拌翼片組4を起動する;(904)
(e)撹拌完了後、混合後の該複数本の短繊維F1及び該フェザー群Dを該撹拌フェザー倉1の集中室5に送り込む。(905)
更に、該撹拌槽3の側面に風車モータ6を設け、該風車モータ6は、痛風管61を連通し、該痛風管61は、2つの風口62を設け、それぞれ、該撹拌槽3の側面に設置され、該風口62上に濾過器63を取り付け、該撹拌フェザー倉1中に入口領域10を設け、ステップ(b)において、該風車モータ6を起動し、混合後の該複数本の短繊維F1及び該フェザー群Dを併せて該入口領域10を介して該撹拌槽3に吸入する。
また、該撹拌槽3は、該風車モータ6の他側に設けられ、管路7を含み、且つ該管路7は、該集中室5に連通する。
また、該集中室5は、2つの収納室50,51を含み、それぞれ該管路7に連通し、該管路7及び該収納室50の接続箇所にストッパー52を設ける。
上記及び各図面の組み合わせにより、本発明の操作時、撹拌フェザー倉1で作業され、該撹拌フェザー倉1は、出風器具2と、撹拌槽3と、撹拌翼片組4と、集中室5と、風車モータ6と、管路7と、を含む。
該撹拌槽3は、該撹拌フェザー倉1の底部に設けられ、該撹拌槽3及び該撹拌フェザー倉1の間に入口領域10を設け、それを相互に連通させる。該風車モータ6は、該撹拌槽3の一側に設けられ、且つ該風車モータ6は、該痛風管61に連通し、該痛風管61が設ける2つの風口62は、それぞれ該撹拌槽3の一側に設けられ、該風口62上に濾過器63を取り付け、該痛風管61は、空気の流通を製造することに用いられる。該管路7は、該風車モータ6の他側に設けられ、且つ該管路7は、該集中室に連通する。
該集中室5は、2つの収納室50,51を含み、それぞれ該管路7に連通し、該管路7及び該収納室50の接続箇所にストッパー52を設ける。
該撹拌翼片組4は、撹拌モータ41及び翼片組42を含み、該撹拌モータ41は、該撹拌槽3の外側に設けられ、該翼片組42は、該撹拌槽3内に設けられ、且つ該撹拌モータ41及び該翼片組42は、相互に接続する。
該撹拌フェザー倉1において、更に制御台8を含み、該制御台8は、原料投入スイッチ81、撹拌スイッチ82及び原料排出スイッチ83を含み、該原料投入スイッチ81及び該原料排出スイッチ83は、該風車モータ6に電気接続する。該撹拌スイッチ82は、該撹拌モータ41に電気接続する。
作業を行う時、先ず、該短繊維群F及び該フェザー群Dを該撹拌フェザー倉1柱に置き、該出風器具2を使用し、空気の流動を製造し、即ち、気体を噴出し、該短繊維群Fに向け、該短繊維群Fに空気の流動を受けさせ、糸状の該複数本の短繊維F1を分散させ、それを該フェザーD柱に混入させ、混合後、該原料投入スイッチ81を制御し、該風車モータ6を連動し、それを該痛風管61に通過させ、該風口62から気流の吸入を開始させ、該入口領域10を介し、混合後の該複数本の短繊維F1及び該フェザー群Dを該撹拌槽3内に吸入し、該濾過器63は、該短繊維F1及び該フェザー群Dを併せて該風車モータ6に吸入されることを回避することができ、この段階の作業プロセスは、用意した該短繊維群Fが使い終わるまで繰り返し行う。
続いて、残りの該フェザー群Dを該入口領域10から該撹拌槽3中に入れ、該撹拌スイッチ82を起動し、該撹拌モータ41を動作させ、翼片組42の回転を連動し、撹拌作業を開始する。
撹拌を行う時、固定時間プロセスを組み合わせ、該翼片組42が5分間運転時、運転を停止し、2分間待った後、撹拌を再開する。このプロセスでは、計3回の循環を必要とするので、撹拌時間は、計15分間であり、停止安置する時間が4分間である。このような時間工程の配分により、混合の作用を十分に達成することができる。
撹拌完成後、該原料排出スイッチ83を起動し、該風車モータ6を連動し、気体噴出動作を開始し、該撹拌槽3中の混合後の該短繊維F1及び該フェザー群Dを該管路7を介し、該集中室5に進入させ、該運転中の翼片組は、該混合後の該短繊維F1及び該フェザー群Dを該管路に推し進めることを補助することができ、収集に便利である。
該集中室5は、2つの収納室50,51を含み、それぞれ該管路7に連通し、該収納室50の該管路7の出口箇所に、ストッパー52を設置し、該ストッパー52により、混合後の該短繊維F1及び該フェザー群Dは、該管路7を介し、該収納室50中に進入することができず、もう1つの収納室51内に転入する。また、該収納室50,51は、該通路7の出口箇所に更に、編み込み袋Pを取り付け、混合後の該短繊維F1及び該フェザー群Dを収集することに用いる。
上記は、本発明の乾式加工により短繊維及びフェザー群を混合する方法であり、混合作業を迅速に行うことができる以外に、ステップ全体において、湿式加工が考慮すべき汚物の処理の問題の面倒がなく、良好な改善方式に属する。
該短繊維F1及び該フェザー群Dを混合する目的は、保温効果を有する混合物を取得することにあり、該短繊維F1の特性は、吸収した熱エネルギーを保留することができるので、後続では、該短繊維F1及び該フェザー群Dの間に占める混合割合を議論する。該糸状の該複数の短繊維F1及び該フェザー群Dが混合される時、該短繊維F1が潜入する割合は、1%〜30%であり、好適には、該短繊維F1が占有する割合が5%〜20%である。
試験を行う方式は、500Wのハロゲンランプを利用し、サンプルと100cm離し、10分間照射した後、赤外線サーマルイメージ温度計を使用し、表面の温度を測定する。開始時表面温度及び実験後の表面温度を比較することにより、該短繊維F1の蓄熱保温効果に対する影響を理解することができる。
下表1の実験結果は、以下のとおりである:
該短繊維F1を加える割合は、1%〜20%まで何れも明らかな保温効果を有する。
下記の表2〜表4に示すのは、それぞれ3回の温度試験を行い、該短繊維F1を加えた後に得られる効果を照明するものである:

1 撹拌フェザー倉
10 入口領域
2 出風器具
3 撹拌槽
4 撹拌翼片組
41 撹拌モータ
42 翼片組
5 集中室
50,51 収納室
52 ストッパー
6 風車モータ
61 痛風管
62 風口
63 濾過器
7 管路
8 制御台
81 原料投入スイッチ
82 撹拌スイッチ
83 原料排出スイッチ
D フェザー群
F 短繊維群
F1 短繊維
P 編み込み袋

901 撹拌フェザー倉において、出風器具を起動し、空気の流動を製造し、該撹拌フェザー倉内に置いた短繊維群に向け、該短繊維群に空気の流動を受けさせ、糸状の複数本の短繊維に分散させる
902 糸状の該複数の短繊維をフェザー群中に混入し、併せて混合後、併せて該撹拌フェザー倉底部に置かれた撹拌槽に送り込む
903 該短繊維がなくなるまで(a)ステップから(b)ステップまでを繰り返す
904 残りの該フェザー群を該撹拌槽内に送り込み、該撹拌槽中に設けた撹拌翼片組を起動する
905 撹拌完了後、混合後の該複数本の短繊維及び該フェザー群を該撹拌フェザー倉の集中室に送り込む

Claims (6)

  1. 下記のステップ:
    (a)撹拌フェザー倉において、出風器具を起動し、空気の流動を製造し、該撹拌フェザー倉内に置いた短繊維群に向け、該短繊維群に空気の流動を受けさせ、糸状の複数本の短繊維に分散させる;
    (b)糸状の該複数の短繊維をフェザー群中に混入し、併せて混合後、併せて該撹拌フェザー倉底部に置かれた撹拌槽に送り込む;
    (c)該短繊維がなくなるまで(a)ステップから(b)ステップまでを繰り返す;
    (d)残りの該フェザー群を該撹拌槽内に送り込み、該撹拌槽中に設けた撹拌翼片組を起動する;
    (e)撹拌完了後、混合後の該複数本の短繊維及び該フェザー群を該撹拌フェザー倉の集中室に送り込む;
    を含む乾式加工により短繊維及びフェザー群を混合する方法。
  2. 前記撹拌槽の一側に風車モータを設け、該風車モータは、痛風管に連通し、該痛風管は、2つの風口を設け、それぞれ該撹拌槽の一側に設け、該風口上に濾過器を取り付け、該撹拌フェザー倉中に入口領域を設け、ステップ(b)において、該風車モータを起動し、混合後の該複数の短繊維及び該フェザー群を併せて該入口領域を介して該撹拌槽に吸入する請求項1に記載の乾式加工により短繊維及びフェザー群を混合する方法。
  3. 前記撹拌槽は、該風車モータの他側に設けられ、管路を含み、且つ該管路は、該集中室に連通する請求項2に記載の乾式加工により短繊維及びフェザー群を混合する方法。
  4. 前記集中室に2つの収納室を含み、それぞれ該管路に連通し、該管路及び該収納室の接続箇所にストッパーを設ける請求項3に記載の乾式加工により短繊維及びフェザー群を混合する方法。
  5. 前記糸状の該複数の短繊維及び該フェザー群の混合時、該短繊維が占める割合が1%〜30%である請求項1に記載の乾式加工により短繊維及びフェザー群を混合する方法。
  6. 前記糸状の該複数の短繊維及び該フェザー群の混合時、該短繊維が占める割合が5%〜20%である請求項1に記載の乾式加工により短繊維及びフェザー群を混合する方法。
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