JP5170194B2 - 発光装置及びその駆動制御方法並びに電子機器 - Google Patents

発光装置及びその駆動制御方法並びに電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5170194B2
JP5170194B2 JP2010212844A JP2010212844A JP5170194B2 JP 5170194 B2 JP5170194 B2 JP 5170194B2 JP 2010212844 A JP2010212844 A JP 2010212844A JP 2010212844 A JP2010212844 A JP 2010212844A JP 5170194 B2 JP5170194 B2 JP 5170194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
data
light emission
pixel
pixels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010212844A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012068416A (ja
Inventor
康司 水谷
潤 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2010212844A priority Critical patent/JP5170194B2/ja
Priority to KR1020110094475A priority patent/KR101322322B1/ko
Priority to US13/238,240 priority patent/US8786525B2/en
Priority to TW100134063A priority patent/TWI446819B/zh
Priority to CN201110283515.3A priority patent/CN102411899B/zh
Publication of JP2012068416A publication Critical patent/JP2012068416A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5170194B2 publication Critical patent/JP5170194B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • Y02B20/42

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Description

本発明は、発光装置及びその駆動制御方法並びに電子機器に関し、特に、画素に画像データに応じて発光する発光素子を備える発光装置及びその駆動制御方法、並びに、該発光装置を実装した電子機器に関する。
有機EL素子、無機EL素子又はLED等の発光素子がマトリクス(行列)状に配列されて、各発光素子が発光することによって表示を行う発光素子型ディスプレイ(発光装置)が知られている。
発光素子型ディスプレイは、高輝度、高コントラスト、高精細、低電力等の点で、優位性を有しており、特に、有機EL素子が注目されている。
有機EL素子を画素に有する発光装置として、有機EL素子に印加する電圧を制御することにより、有機EL素子に流す電流を制御して、所望の発光輝度を得るようにした有機EL表示装置がある。
ここで、有機EL素子は、経時劣化により高抵抗化するとともに発光効率が低下することが知られている。このため、同一の電圧を印加した場合には、有機EL素子を流れる電流が時間の経過と共に減少し、発光輝度が低下する。このため、有機EL表示装置を使い続けると、発光輝度が次第に低下して画像が徐々に暗くなり、表示品位が徐々に低下してしまう。
この問題に関し、有機EL素子を流れる電流の変動を補償する補償回路が、特許文献1に提案されている。
特開2009−244654号公報
特許文献1に記載の補償回路は、経時劣化が生じても初期特性での発光輝度が得られるようにするために、発光素子に定電流を流し、そのときの、発光素子の端子間電圧を検定し、検定電圧に基づいて、画素に印加する電圧を補正する。
特許文献1に記載の手法は、高い効果はあるもの、データラインに定電流を流す必要があり、回路構成及び制御が複雑である。また、検定された端子間電圧に基づいて、印加電圧を補正しても、所望の電流が発光素子に流れるとは限らず、より発光輝度の低下を抑制して、初期特性での発光輝度に近い表示(発光)を行うことができる発光装置が望まれている。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、比較的簡単な構成で、初期特性時と同等の表示を行うことができる発光装置及びその駆動制御方法、並びに、該発光装置を実装した電子機器を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る発光装置は、
少なくとも一つの選択ラインと、
少なくとも一つのデータラインと、
前記選択ライン及び前記データラインに接続される画素駆動回路と、一端側が前記画素駆動回路に接続された発光素子と、を備える少なくとも一つの画素と、
前記選択ラインに前記画素を選択状態とする走査信号を印加するセレクトドライバと、
前記データラインに設定された電圧値の電圧を印加するデータドライバと、
前記画素の前記画素駆動回路の電源端子に駆動電圧を供給する電源ドライバと、
一端が前記発光素子の他端側に接続された電流計と、
前記電流計の他端の電位を設定する電位設定回路と、
を備え、
前記電源ドライバ及び前記電位設定回路により前記駆動電圧の電位と前記電流計の他端の電位とを設定して、前記駆動電圧と前記電流計の他端との電位差が、前記画素駆動回路の前記電源端子と前記発光素子の前記他端との間に電流が流れない値に設定されたときに、前記データドライバから、前記データラインと、前記選択状態とされた前記画素の前記画素駆動回路と、前記発光素子と、を介して流れる電流の電流値を前記電流計により測定することを特徴とする。
前記データドライバは、
前記電流計により測定された前記電流の電流値に基づいて、前記発光素子の発光輝度の該発光素子が初期特性を有しているときの初期の発光輝度に対する比率を示す、発光効率を取得する発光効率取得部と、
前記発光効率取得部が取得した前記発光効率に基づいて、外部から供給される画像データに応じた電圧データを補正した補正電圧データを生成する補正演算部と、
を備えてもよい。
前記画素を複数有し、
前記電位設定回路は、前記発光効率の取得を行う際に前記電流計の他端を第1の電位を設定し、
前記データドライバは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数の画素における前記発光効率を取得する前記画素に接続される前記データラインに、前記第1の電位に対して、前記発光素子に対して順方向バイアスとなる所定の電位差を有する第1の電圧を印加し、前記発光効率を取得しない前記画素に接続される前記データラインに前記第1の電位と同電位又は前記発光素子の両端間の電位差が該発光素子に電流が流れない電位差となる電位の第2の電圧を印加してもよい。
前記複数の画素は複数の行及び複数の列に沿って配設され、前記選択ラインは前記複数の行に沿って複数配設され、前記データラインは前記複数の列に沿って複数配設され、
前記セレクトドライバは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数の選択ラインのうちの一つの特定の選択ラインに接続された前記画素のみを前記選択状態とし、
前記データドライバは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数のデータラインのうちの一つの特定のデータラインに前記第1の電圧を印加し、前記特定のデータラインを除く他の前記データラインに前記第2の電圧を印加し、
前記発光効率の取得は、前記複数の画素のうちの一つの画素に対して行われてもよい。
前記複数の画素は複数の行及び複数の列に沿って配設され、前記選択ラインは前記複数の行に沿って複数配設され、前記データラインは前記複数の列に沿って複数配設され、
前記セレクトドライバは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数の選択ラインのうちの一つの特定の選択ラインに接続された所定数の前記画素のみを前記選択状態とし、
前記データドライバは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数のデータラインに前記第1の電圧を印加し、
前記電流計は、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数の画素のうちの一つの行に配設された前記所定数の画素を介して流れる電流の電流値を測定し、
前記発光効率取得部は、前記電流計により測定された前記電流の電流値を前記所定数で除した値に基づいて、前記発光素子の発光効率を取得してもよい。
前記複数の画素は複数の行及び複数の列に沿って配設され、前記選択ラインは前記複数の行に沿って複数配設され、前記データラインは前記複数の列に沿って複数配設され、
前記セレクトドライバは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数の選択ラインのうちの2以上の第1の数の前記選択ラインからなる選択ライン群に接続された前記画素のみを前記選択状態とし、
前記データドライバは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数のデータラインのうちの2以上の第2の数の前記データラインからなるデータライン群に前記第1の電圧を印加し、前記データライン群を除く他の前記データラインに前記第2の電圧を印加し、
前記電流計は、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数の画素のうちの前記選択ライン群と前記データライン群に接続された所定数の前記画素を介して流れる電流の電流値を測定し、
前記発光効率取得部は、前記電流計により測定された前記電流の電流値を前記所定数で除した値に基づいて、前記発光素子の発光効率を取得してもよい。
前記画素駆動回路は、一端に前記駆動電圧が印加され、他端が前記発光素子の前記一端側に接続される第1の電流路と、前記選択ラインに接続される第1の制御端子と、を有する第1のトランジスタと、一端が前記データラインに接続され、他端が前記第1のトランジスタの前記第1の電流路の他端に接続される第2の電流路と、前記選択ラインに接続される第2の制御端子と、を有する第2のトランジスタと、を有し、
前記データドライバより前記データラインに前記第1の電圧が印加されたとき、前記データドライバから、前記データラインと、前記選択状態とされた前記画素の前記画素駆動回路の前記第2のトランジスタの前記第2の電流路と、前記発光素子と、を介して前記電流計に前記電流が流れてもよい。
本発明の第2の観点に係る発光装置の駆動制御方法は、
少なくとも一つの選択ラインと、少なくとも一つのデータラインと、前記選択ライン及び前記データラインに接続される画素駆動回路と一端側が前記画素駆動回路に接続された発光素子とを備える少なくとも一つの画素と、前記選択ラインに前記画素を選択状態とする走査信号を印加するセレクトドライバと、前記データラインに設定された電圧値の電圧を印加するデータドライバと、前記画素の前記画素駆動回路の電源端子に駆動電圧を供給する電源ドライバと、一端が前記発光素子の他端側に接続された電流計と、を備える前記発光装置を準備する準備ステップと、
前記電源ドライバから供給する前記駆動電圧の電位と前記電流計の他端の電位とを設定して、前記駆動電圧と前記電流計の他端との電位差を、前記画素駆動回路の前記電源端子と前記発光素子の前記他端との間に電流が流れない値に設定する電位設定ステップと、
前記セレクトドライバにより前記画素を前記選択状態とする選択ステップと、
前記電位設定ステップにより前記駆動電圧と前記電流計の他端との電位を設定した状態で、前記データドライバから、前記データラインと、前記選択状態とされた前記画素の前記画素駆動回路と、前記発光素子と、を介して流れる電流の電流値を測定する電流測定ステップと、
を含むことを特徴とする。
前記電流計により測定された前記電流の電流値に基づいて、前記発光素子の発光輝度の該発光素子が初期特性を有しているときの初期の発光輝度に対する比率を示す、発光効率を取得する発光効率取得ステップと、
前記発光効率取得ステップにより取得した前記発光効率に基づいて、外部から供給される表示データに応じた電圧データを補正した補正電圧データを生成する補正ステップと、
を更に含んでもよい。
前記発光装置は前記画素を複数有し、
前記電位設定ステップは、前記電流計の他端を第1の電位に設定し、
前記発光効率取得ステップを実行する際に、前記複数の画素における前記発光効率を取得する前記画素に接続される前記データラインに、前記第1の電位に対して、前記発光素子に対して順方向バイアスとなる所定の電位差を有する第1の電圧を印加し、前記発光効率を取得しない前記画素に接続される前記データラインに前記第1の電位と同電位又は前記発光素子の両端間の電位差が該発光素子に電流が流れない電位差となる電位の第2の電圧を印加する電圧印加ステップを含んでもよい。
前記発光装置において、前記複数の画素は複数の行及び複数の列に沿って配設され、前記選択ラインは前記複数の行に沿って複数配設され、前記データラインは前記複数の列に沿って複数配設されており、
前記選択ステップは、前記発光効率取得ステップを実行する際に、前記複数の選択ラインのうちの一つの特定の選択ラインに接続された前記画素のみを前記選択状態とし、
前記電圧印加ステップは、前記発光効率取得ステップを実行する際に、前記データドライバより、前記複数のデータラインのうちの一つの特定のデータラインに前記第1の電圧を印加し、前記特定のデータラインを除く他の前記データラインに前記第2の電圧を印加し、
前記発光効率取得ステップにおける前記発光効率の取得は、前記複数の画素のうちの一つの画素に対して行われてもよい。
前記発光装置において、前記複数の画素は複数の行及び複数の列に沿って配設され、前記選択ラインは前記複数の行に沿って複数配設され、前記データラインは前記複数の列に沿って複数配設されており、
前記選択ステップは、前記発光効率取得ステップを実行する際に、前記複数の選択ラインのうちの一つの特定の選択ラインに接続された所定数の前記画素のみを前記選択状態とし、
前記電圧印加ステップは、前記データドライバより前記複数のデータラインに前記第1の電圧を印加し、
前記電流測定ステップは、特定の選択ラインに接続された前記所定数の画素を介して流れる電流の電流値を測定するステップを含み、
前記発光効率取得ステップは、前記電流計により測定された前記電流の電流値を前記所定数で除した値に基づいて、前記発光素子の発光効率を取得してもよい。
前記発光装置において、前記複数の画素は複数の行及び複数の列に沿って配設され、前記選択ラインは前記複数の行に沿って複数配設され、前記データラインは前記複数の列に沿って複数配設されており、
前記選択ステップは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数の選択ラインのうちの2以上の第1の数の前記選択ラインからなる選択ライン群に接続された前記画素のみを前記選択状態とし、
前記電圧印加ステップは、前記複数のデータラインのうちの2以上の第2の数の前記データラインからなるデータライン群に前記第1の電圧を印加し、前記データライン群を除く他の前記データラインに前記第2の電圧を印加し、
前記電流測定ステップは、前記複数の画素のうちの前記選択ライン群と前記データライン群に接続された所定数の前記画素を介して流れる電流の電流値を測定し、
前記発光効率取得ステップは、前記電流計により測定された前記電流の電流値を前記所定数で除した値に基づいて、前記発光素子の発光効率を取得してもよい。
本発明の第3の観点に係る電子機器は、
前記発光装置のいずれかが実装されてなることを特徴とする。
本発明によれば、比較的簡単な構成で、初期特性時と同等の表示を行うことができる発光装置及びその駆動制御方法、並びに、該発光装置を実装した電子機器を提供することができる。
本発明の有機EL表示装置の構成の一例を示す図である。 セレクトラインに順次出力される走査信号と電源ラインに順次出力される電圧の一例を示す図である。 本発明のデータドライバの構成の一例を示す図である。 (a)は、検出電流の変化率−発光効率の関係の一例を示す図であり、(b)は、検出電流の変化率−発光効率の関係の一例を示す表であり、(c)は、有機EL素子の電圧−電流の関係の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の発光効率取得動作における走査信号とデータラインに順次出力される電圧の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における発光効率取得動作の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の発光効率取得動作における走査信号とデータラインに順次出力される電圧の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における発光効率取得動作の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態における表示領域の分割の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の発光効率取得動作における走査信号とデータラインに順次出力される電圧の一例を示す図である。 (a)は、本発明の第3の実施形態におけるシフトレジスタの一例を示す図であり、(b)は、本発明の第3の実施形態におけるセレクトラインに出力する走査信号の生成方法の一例を説明するための図である。 (a)は、本発明の表示動作時における画素駆動回路の各部の電圧または電流の一例を示す図であり、(b)は、本発明の発光効率抽出動作時における画素駆動回路の各部の電圧または電流の一例を示す図であり、(c)は、本発明の画素駆動回路を駆動させるための電源構成の一例を示す図である。 (a)は、本発明に係る有機EL表示装置を適用したデジタルカメラの構成例を示す正面斜視図であり、(b)は、本発明に係る有機EL表示装置を適用したデジタルカメラの構成例を示す背面斜視図である。 本発明に係る有機EL表示装置を適用したパーソナルコンピュータの構成例を示す斜視図である。 本発明に係る有機EL表示装置を適用した携帯電話機の構成例を示す図である。
以下に、本発明の実施形態に係る有機EL表示装置(発光装置)1について説明する。有機EL表示装置1は、図1に示すように、表示パネル2と、セレクトドライバ3と、電源ドライバ4と、データドライバ5と、システムコントローラ6と、電流計7と、カソード回路8とを有している。
表示パネル2は、n行m列のマトリクス状に配置された画素21(21(1,1)〜21(n,m))と、行方向(図1の左右方向)に延び、列方向に配列されている複数のセレクトライン(選択ライン)Ls1〜Lsnおよび電源ラインLv1〜Lvnと、列方向(図1の上下方向)に延び、行方向に配列されている複数のデータラインLd1〜Ldmとを有している。
画素21(i,j)(i=1〜n,j=1〜m)は、セレクトラインLsiとデータラインLdjの交点の近傍に配置され、同一行のセレクトラインLsiと電源ラインLviと同一列のデータラインLdjに接続されている。
画素21(i,j)は、画素駆動回路21Dと有機EL素子OELとから構成されている。
画素21(i,j)の画素駆動回路21Dは、トランジスタT21〜T23とコンデンサC1とを含む。
トランジスタT21〜T23は、アモルファスシリコンまたはポリシリコンを用いたnチャネル型TFT(薄膜トランジスタ:Thin Film Transistor)である。
トランジスタT21は、ゲートがセレクトラインLsiに接続され、ドレインがノードN22に接続され、ソースが電源ラインLviとトランジスタT23のソースに接続されている。
トランジスタT22は、ゲートがセレクトラインLsiに接続され、ソースがデータラインLdjに接続され、ドレインがノードN21に接続されている。
トランジスタT23は、ゲートがノードN22に接続され、ドレインがノードN21に接続され、ソースが電源ラインLviとトランジスタT21のソースに接続されている。ここで、電源ラインLvjに接続されるトランジスタT21のソース及びトランジスタT23のソースは、本発明の電源端子に対応する。
また、コンデンサC1は、ノードN22とノードN21の間、すなわち、トランジスタT23のゲートとドレインの間に接続されている。
有機EL素子OELは、アノード電極と、カソード電極と、これらの電極間に形成された電子注入層、発光層、正孔注入層、等を備える。有機EL素子OELのアノード電極は、ノードN21に接続され、カソード電極は、全ての画素21に共通の電流計7の一端に接続されている。
有機EL素子OELは、アノード電極からカソード電極に向かって電流が流れると、発光層において正孔注入層から供給された正孔と電子注入層から供給された電子とが再結合し、この際に発生するエネルギーによって発光する。
セレクトドライバ3は、画素21の行(以下、画素行とする)を選択して、各画素21を選択状態とするための回路であり、表示動作時(発光動作時)及び後述する発光効率取得動作時に、図2(A)〜図2(D)に示すように、セレクトラインLs1〜Lsnに、選択期間tsの間には、高電位のハイレベル電圧Vhigh(選択レベル)となり、それ以外の期間(非選択期間:発光期間)には低電位のロウレベル電圧Vlow(非選択レベル)となる走査信号を順次出力する。
図1に示す電源ドライバ4は、表示動作時(発光動作時)には、図2(E)〜(H)に示すように、各選択期間tsにおいて、走査信号が印加されたセレクトラインLs1〜Lsnに対応する画素行に接続された電源ラインLv1〜Lvnに基準電圧Vss(例えば、接地電位GND=0V)を順次出力し、それ以外の期間、基準電圧Vssより高いレベルの電源電圧Vccを出力する。
また、電源ドライバ4は、後述する発光効率取得動作時には、全ての電源ラインLv1〜Lvnに共通電圧Vcom(例えば、−10V)を印加する機能を備える。基準電圧Vss、電源電圧Vcc及び共通電圧Vcomは、本発明の駆動電圧に対応する。
図1に示すデータドライバ5は、後述する表示動作時には、デ−タラインLd1〜Ldmに画像の各画素の表示階調に対応するアナログ表示信号を印加する。
一方、データドライバ5は、後述する発光効率取得動作時には、データラインLd1〜Ldmに設定電圧Vd(例えば、−3V)又は共通電圧Vcom(例えば、−10V)の何れかの電圧を印加する。
具体的に説明すると、データドライバ5は、図3に示すように、シフトレジスタ回路50と、データレジスタ回路51と、データラッチ回路52と、補正演算部53と、デジタル電圧/アナログ電圧変換回路(DAC)54と、出力回路55と、アナログ電圧/デジタル電圧変換回路(ADC)56と、発光効率取得部57と、メモリ58とを有している。
シフトレジスタ回路50は、表示動作時には、サンプリングスタート信号STRをシフトクロック信号CLKに基づいて順次シフトして、シフト信号をデータレジスタ回路51に供給する。
データレジスタ回路51は、シフトレジスタ回路50から供給されるシフト信号に応じたタイミングで、各画素の表示階調を指示する画像データD1〜Dmを順次取り込む。なお、画像データは8ビットのデジタル信号であるとする。この場合、有機EL素子OELの発光の階調は256階調である。
データラッチ回路52は、データラッチ信号STBが供給されると、データレジスタ回路51に取り込まれている1行分の画像データD1〜Dmをラッチして、保持する。
補正演算部53は、データラッチ回路52に保持されている画像データD1〜Dmを読み出して、画像データに応じた発光輝度を得るためにデ−タラインLd1〜Ldmに印加すべき電圧を示す電圧データに変換する。そして、補正演算部53は、現状の劣化した有機EL素子OELが、所期の輝度で発光できるように、メモリ58に格納されている発光効率ηを用いて電圧デ−タを補正して、補正電圧データを生成する。補正の内容については、後述する。
DAC54は、補正演算部53が算出した電圧デ−タをアナログ電圧に変換する。
出力回路55は、表示動作時には、DAC54から供給されたアナログ電圧を各データラインLd1〜Ldmに出力する。
一方、出力回路55は、後述する発光効率取得動作時に、第1列のデータラインLd1〜Ldmに設定電圧Vd(例えば、−3V)又は共通電圧Vcom(例えば、−10V)の何れかの電圧を印加する。
ADC56は、後述する発光効率取得動作時において、有機EL素子OELに所定の電圧が印加されたときに、電流計7が測定した電流をデジタル信号に変換して発光効率取得部57に供給する。
発光効率取得部57は、例えば図4(b)に示すような、有機EL素子OELを流れる検出電流Idの電流値の変化率と発光効率ηとの関係を示すLUT(ルックアップテーブル)を記憶している。
検出電流Idの電流値の変化率は、図4(c)に示すような、初期状態の有機EL素子OELに所定の電圧V0を印加したときに流れる電流を初期電流I0とし、その後の有機EL素子OELの高抵抗化によって電圧V0を印加したときに電流計7で測定される電流が検出電流Idであるときの、検出電流Id/初期電流I0の計算値である。ここで、初期電流I0は、例えば、表示パネル2の製造後の工場出荷時に初期電流I0の測定を行って、その電流値を記憶させておくものであってもよいし、表示パネル2の設計値に基づいて予め設定された初期電流I0の値を記憶させておくものであってもよい。
発光効率ηは、有機EL素子OELに一定の電流を流したときの有機EL素子OELの発光輝度の、初期状態の有機EL素子OELの発光輝度を1としたときの相対値であり、発光効率ηは上記の有機EL素子OELの高抵抗化による検出電流Idの電流値の減少に伴って、図4(a)に示すように低下する。したがって、初期状態と同等の発光輝度を得るためには、有機EL素子OELに流す電流の電流値を1/η倍に増加させる必要がある。
発光効率取得部57は、このLUTを参照して、ADC56から供給された検出電流Idに対応する発光効率ηを取得する。
メモリ58は、発光効率取得部57が取得した発光効率ηを記憶している。
システムコントローラ6は、セレクトドライバ3、電源ドライバ4、データドライバ5、カソード回路8に制御信号を供給して、セレクトドライバ3、電源ドライバ4、データドライバ5、カソード回路8を制御することにより、有機EL表示装置1全体の動作を制御する。
システムコントローラ6が実行する制御内容の詳細は後述する。
電流計7は、一端(電流流入端)が、全画素21(21(1,1)〜21(n,m))の有機EL素子OELのカソード電極に接続されたカソードラインLcに接続され、全ての有機EL素子OELに流れる電流を測定する。
カソード回路8は、電流計7の他端(電流流出端)に接続され、スイッチ9を備え、スイッチ9に切り替えに従って、電流計7の他端に基準電圧Vss(例えば、接地電位GND=0V)又は共通電圧Vcom(例えば、−10V)を印加する。
<第1の実施形態>
上記構成を有する有機EL表示装置1の第1の実施形態に係わる動作について説明する。
この表示装置の動作は、電源立ち上げ時等の所定のタイミングで実行され、発光効率ηを取得する発光効率取得動作と、取得した発光効率ηを用いた補正を行って画像を表示する表示動作とを含み、例えば、電源立ち上げ時等の所定のタイミングで実行される。
まず、本実施形態に係わる発光効率取得動作について、図5及び図6を参照して説明する。
この発光効率取得動作は、有機EL素子OELの経時劣化による表示の劣化を補償するために使用される発光効率ηを求める動作である。
システムコントローラ6は、例えば電源立ち上げ時のイニシャライズ処理等が終了すると、セレクトドライバ3と、電源ドライバ4と、データドライバ5とカソード回路8とに制御信号を供給し、発光効率取得動作の開始を指示する。
この制御に従って、セレクトドライバ3は、図2(A)〜図2(D)と同様に、図5(A)〜図5(D)に示すように、セレクトラインLs1〜Lsnに、第1測定期間tmの間には高電位のハイレベル電圧Vhigh(選択レベル)となり、それ以外の期間には低電位のロウレベル電圧Vlow(非選択レベル)となる走査信号を順次出力する。ここで、第1測定期間tmは、1行分のm個の画素21(1,1)〜21(1,m)に対する、後述する電流計7による検出電流(第1検出電流)Idの測定に要する時間に設定される。
また、電源ドライバ4は、図5(I)に示すように、全ての電源ラインLv1〜Lvnに共通電圧Vcom(例えば、10V)を印加する。
データドライバ5は、図5(E)〜図5(H)に示すように、第1測定期間tmの間に、データラインLd1〜Ldmに、電圧印加期間tdの間には、設定電圧Vd(例えば、−3V)となり、それ以外の、間隔期間tpを除く期間には共通電圧Vcom(例えば、−10V)となり、間隔期間tpには例えば基準電圧Vssとなる電圧を順次出力する。ここで、電圧印加期間tdは、1個の画素21に対する電流計7による検出電流(第1検出電流)Idの測定に必要な時間に設定される。
カソード回路8は、スイッチ9を切り替えて、電流計7の他端に、共通電圧Vcom(例えば、−10V)を印加する。
ここで、本実施形態における、画素21(1,1)の有機EL素子OELの発光効率η(1,1)を取得する発光効率取得動作について、図6を参照して説明する。図6は、第1行第1列の画素21(1,1)について検出電流Idを測定するときの状態を示したものである。このとき、セレクトドライバ3は、第1行のセレクトラインLs1にハイレベル電圧Vhighを印加し、他のセレクトラインLs2〜Lsnにロウレベル電圧Vlowを印加する。そして、データドライバ5は、第1列のデータラインLd1に設定電圧Vdとして−3Vを印加し、他のデータラインLd2〜Ldmに共通電圧Vcomとして−10Vを印加する。これにより、図6に示すように、第1行第1列の画素21(1,1)のトランジスタT22がオンし、第1列のデータラインLd1に−3Vが印加され、カソード回路8に−10Vが印加されるため、有機EL素子OELのアノード・カソード間にほぼ7Vの電圧(検査電圧)が印加され、トランジスタT22と有機EL素子OELの直列回路に検出電流Idが流れる。
一方、第1行の第2列から第m列の画素21については、トランジスタT22はオンするが、データラインLd2〜Ldmに印加されている電圧が共通電圧Vcom(−10V)で、カソード回路8に印加されている電圧と同電位のため、電流は流れない。なお、データ電圧と電流計7の他端とが共通電圧Vcomに設定されて、同電位に設定されるとしたが、同電位であることに限るものではない。要するに、トランジスタT22から有機EL素子OELを介して電流が流れなければよいので、データ電圧と電流計7の他端との間の電位差が少なくとも有機EL素子OELに電流が流れ始める閾値電圧より小さければよい。以下の各実施形態においても同様である。
また、各画素のトランジスタT21はオンするが、トランジスタT23は、ソースとドレインの電圧が共に共通電圧Vcom(−10V)で同電位であるため、電流は流れない。なお、電源ラインLv1〜Lvnと電流計7の他端とに共通電圧Vcomが印加されて同電位に設定されるとしたが、同電位であることに限るものではない。要するに、トランジスタT23から有機EL素子OELを介して電流が流れなければよいので、電源ラインLv1〜Lvnと電流計7の他端との間の電位差が少なくとも有機EL素子OELに電流が流れ始める閾値電圧より小さければよい。以下の各実施形態においても同様である。
さらに、第2行〜第n行の画素21に関しては、トランジスタT21,T22、T23が全てオフとなる。このため、有機EL素子OELに電流は流れない。
すなわち、電流計7を流れる検出電流Idは、第1行第1列の画素21(1,1)のトランジスタT22と有機EL素子OELの直列回路に流れる電流だけである。
この検出電流Idは電流計7により測定され、測定値がADC56に供給される。
ADC56は、これをデジタルデータに変換し、発光効率取得部57に供給する。
発光効率取得部57は、供給された検出電流Idの初期電流I0に対する電流値の変化率を算出し、この変化率の値でルックアップテーブルを引き、対応する発光効率ηを取得する。
この例の場合、ルックアップテーブルには、初期状態の有機EL素子OELとトランジスタT22との直列回路に7Vの電圧を印加したときに流れる電流を初期電流I0として、発光効率取得部57に記憶されている。
取得された画素21(1,1)の有機EL素子OELについての発光効率η(1,1)は、当該画素21(1,1)に対応してメモリ58に格納される。
本実施形態の有機EL表示装置1は、1つの画素21(1,1)に対する以上の動作を表示パネル2の全ての画素21(i,j)(i=1〜n,j=1〜m)に対して実行して、全ての画素21(1,1)〜21(n,m)の有機EL素子OELについて発光効率η(1,1)〜η(n,m)を取得し、画素21(1,1)〜21(n,m)に対応して発光効率η(1,1)〜η(n,m)がメモリ58に格納される。
すなわち、まず、図5(A)に示すように、セレクトドライバ3が、第1行のセレクトラインLs1に高電圧Vhighを印加し、他のセレクトラインLs2〜Lsnに低電圧Vlowを印加した状態で、図5(E)〜図5(H)に示すように、データラインLd1〜Ldmに、電圧印加期間td毎に、設定電圧Vd(−3V)を順次印加する。これにより、上記一つの画素21に対する発光効率取得動作と同様にして、第1行のm個の画素21(1,1)〜21(1,m)の有機EL素子OELについての発光効率η(1,1)〜η(1,m)を取得し、画素21(1,1)〜21(1,m)に対応して発光効率η(1,1)〜η(1,m)がメモリ58に格納される。
次いで、図5(B)に示すように、セレクトドライバ3が、第2行のセレクトラインLs2に高電圧Vhighを印加し、他のセレクトラインLs1、Ls3〜Lsnに低電圧Vlowを印加した状態で、図5(E)〜図5(H)に示すように、データラインLd1〜Ldmに、電圧印加期間td毎に、設定電圧Vd(−3V)を順次印加する。これにより、第2行のm個の各画素21(2,1)〜21(2,m)の有機EL素子OELについての発光効率η(2,1)〜η(2,m)を取得し、各画素21(2,1)〜21(2,m)に対応して発光効率η(2,1)〜η(2,m)がメモリ58に格納される。
以下、第n行まで同様の動作を繰り返すことにより、全ての画素21(1,1)〜21(n,m)の有機EL素子OELについての発光効率ηを取得して、各画素21(1,1)〜21(n,m)に対応して発光効率η(1,1)〜η(n,m)がメモリ58に格納される。メモリ58に全ての画素21(1,1)〜21(n,m)の発光効率η(1,1)〜η(n,m)が格納されると、システムコントローラ6は、発光効率取得動作を終了する。
次いで、取得した発光効率η(1,1)〜η(n,m)を用いた補正を行って画像を表示する表示動作について説明する。
ここで、発光効率ηと電圧データの補正量との関係について説明すると、有機EL表示装置1のある画素21の有機EL素子OELの発光効率がηであるとき、有機EL素子OELを初期状態と同等の発光輝度で発光させるには、1/η倍の電流を有機EL素子OELに印加する必要がある。そのために画素21に印加する電圧を1/η倍に補正する必要がある。
システムコントローラ6は、表示動作を開始する際、カソード回路8のスイッチ9を切り替えて、電流計7の他端に基準電圧Vssを印加する。
続いて、システムコントローラ6は、図示せぬ垂直同期信号等に応答して、セレクトドライバ3に、図2(A)〜(D)に示すように、走査信号を出力させ、電源ドライバ4に図2(E)〜(H)に示すように、電圧信号を出力させる。
また、システムコントローラ6は、データドライバ5に表示動作を実行させるための制御信号を出力する。
この制御信号に応答して、シフトレジスタ回路50は、シフト信号をデータレジスタ回路51に供給する。
データレジスタ回路51は、シフトレジスタ回路50から供給されるシフト信号に応答して、画像データD1〜Dmを順次取り込んでシフトし、1行分のデータが格納されると、データラッチ回路52が、これをラッチして保持する。
補正演算部53は、データラッチ回路52に保持されている画像データD1〜Dmを読み出して、画像データに対応した電圧データを、画像データに応じた発光輝度を得るためにデ−タラインLd1〜Ldmに印加すべき電圧値を有する補正電圧データに補正する。電圧データは、基本的に、有機EL素子OELの初期特性に基づいて定められている。
補正演算部53は、現状の劣化した有機EL素子OELが初期状態時と同等の輝度で発光できるように、各電圧データに、例えば、メモリ58に格納されている画素21(1,1)〜21(1,m)に対応した発光効率η(1,1)〜η(1,m)の逆数である1/η(1,j)(j=1〜m)を乗算して、電圧デ−タを補正する。
より詳細に説明すると、発光効率ηは、経時劣化などの原因により、一定の電流値の電流を有機EL素子OELに流したときの、有機EL素子OELの発光輝度の初期状態に対する低下率を示している。したがって、初期状態時と同等の発光輝度を得るためには、有機EL素子OELに流す電流の電流値を初期状態での電流値の1/η倍にすればよい。このために、画素21に対する印加電圧を(1/η)倍すれば、有機EL素子OELを流れる電流を(1/η)倍することができる。
補正演算部53は、メモリ58から発光効率η(1,j)(j=1〜m)を読み出し、電圧データに1/η(1,j)(j=1〜m)を乗算して、電圧データを補正した補正電圧データVdataを生成して出力する。
DAC54は、例えば、補正演算部53が出力した補正電圧デ−タVdataをアナログ電圧(負の階調電圧:−Vdata)に変換し、出力回路55は、アナログ電圧−Vdataを各データラインLd1〜Ldmに出力して、画素21(1,1)〜21(1,m)に印加する。
これにより、画素21(1,1)〜21(1,m)に、補正しない場合と比較して、それぞれ対応した発光効率η(1,1)〜η(1,m)の逆数である1/η(1,j)(j=1〜m)を乗算した補正電圧データに対応した電圧(−Vdata)が印加され、これに対応する電圧がコンデンサC1に保持される。これにより、画素21(1,1)〜21(1,m)の有機EL素子OELに、それぞれ対応してほぼ1/η(1,j)(j=1〜m)倍の電流が流れ、画素21(1,1)〜21(1,m)について初期状態時と同等の発光輝度での表示がなされる。
次に、セレクトドライバ3が、第2行のセレクトラインLs2を選択し、データレジスタ回路51は画像データD1〜Dmを順次取り込んでシフトし、1行分のデータが格納されると、データラッチ回路52が、これをラッチして保持する。続いて、補正演算部53は、メモリ58に格納されている画素21(2,1)〜21(2,m)に対応した発光効率η(2,1)〜η(2,m)の逆数である1/η(2,j)(j=1〜m)を乗算して、電圧デ−タを補正する。DAC54は、例えば、補正演算部53が出力した補正電圧デ−タをアナログ電圧に変換し、出力回路55は、アナログ電圧を各データラインLd1〜Ldmに出力して、画素21(2,1)〜21(2,m)に印加する。これにより、画素21(2,1)〜21(2,m)について初期状態時と同等の発光輝度での表示がなされる。
以下、第n行まで同様の動作を繰り返すことにより、全ての行で補正電圧デ−タに対応する電圧を各データラインLd1〜Ldmに出力し、よって、全ての画素21(1,1)〜21(n,m)について初期状態時と同等の発光輝度での表示がなされる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、発光効率取得動作により、所定電圧V0を印加したときに、有機EL素子OELに流れる電流Idを、有機EL素子OELが初期特性を有しているときに流れる初期電流I0から変化率Id/I0を求め、この変化率の値でルックアップテーブルを引いて発光効率ηを求めておき、表示動作時に、電圧データに1/η(i,j)(i=1〜n,j=1〜m)を乗算して補正し、補正後の補正電圧データに対応する電圧を画素21(1,1)〜21(n,m)に印加することにより、経時劣化が起こったとしても、同一の画像データに対して、有機EL素子に、経時劣化が発生した後でも初期状態とほぼ同一の電流が流れる。従って、同一の画像データに対して、経時劣化に関わらず、初期状態時と同等の表示(発光)を行うことができる。
<第2の実施形態>
第1実施形態においては、表示パネル2の全ての画素21(1,1)に対して発光効率ηを抽出する形態とした。しかしながら、大型パネルや高精細パネルのように画素数が増大すると、発光効率取得動作に要する時間が画素数に応じて増加してしまう。これに対し、以下に説明する第2の実施形態は、行毎のm個の画素21から1個の画素21当たりの発光効率ηを求めるようにしたものである。表示パネル2において、通常、使用時間が経過するにつれて、各画素21(1,1)〜21(n,m)の発光時間は一様でなくなるため、各画素21(1,1)〜21(n,m)の経時劣化の程度も一様ではないが、少なくとも1行のm個の画素21の中では極端な差は生じないものと考えられる。このことから、本実施形態は、1行分の複数の画素から得られる平均値として、1個の画素21の発光効率ηnを求め、これを用いて電圧データを補正するようにしたものである。なお、発光効率ηnは第n行のm個の画素21(n,1)〜21(n,m)から得られる発光効率の平均値である。
なお、本実施形態に係る有機EL表示装置の基本構成と基本動作は、第1の実施形態の有機EL表示装置1の構成と同一である。従って、以下では、差異点を中心に説明する。
本実施形態に係わる発光効率取得動作について、図7及び図8を参照して説明する。
本実施形態の発光効率取得動作において、セレクトドライバ3は、図2(A)〜図2(D)と同様に、図7(A)〜図7(D)に示すように、セレクトラインLs1〜Lsnに、第2測定期間tnの間には高電位のハイレベル電圧Vhigh(選択レベル)となり、それ以外の期間には低電位のロウレベル電圧Vlow(非選択レベル)となる走査信号を順次出力する。ここで、第2測定期間tnは、1行分のm個の画素21に流れる電流の総和となる第1総検出電流Idtaの電流計7による測定に要する時間に設定され、例えば、上記第1の実施形態における電圧印加期間tdと同等の時間に設定される。
データドライバ5は、セレクトドライバ3による上記第2測定期間tnに同期したタイミングで、全てのデータラインLd1〜Ldmに同一電位の設定電圧Vd(例えば、−3V)を印加する。
電源ドライバ4は、図7(I)に示すように、全ての電源ラインLv1〜Lvnに共通圧Vcom(例えば、10V)を印加する。
カソード回路8は、スイッチ9を切り替えて、電流計7の他端に、共通電圧Vcom(例えば、−10V)を印加する。
カソード回路8の電流計7は、全てのデータラインに設定電圧Vd(−3V)を印加したときに、第1行のm個の画素21(1,1)〜21(1,m)の各々に流れる電流の総和となる第1総検出電流Idtaを測定する。発光効率取得部57は、m個の画素21の各々に流れる電流の電流値の平均値として、第1総検出電流Idtaの電流値の1/mを、検出電流Idとして取得する。そして、検出電流Idの、有機EL素子OELが初期特性を有するときに流れる初期電流I0に対する比率である、検出電流Idの変化率に対する発光効率ηの値をルックアップテーブルに記憶している。
ここで、本実施形態における、1行のm個の画素21から、1個の画素21に対する平均値として、発光効率η1を取得する発光効率取得動作について、図8を参照して説明する。図8は、第1行の画素21(1,1)〜21(1,m)に対する第1総検出電流Idtaを測定するときの状態を示したものである。このとき、セレクトドライバ3は、第1行のセレクトラインLs1にハイレベル電圧Vhighを印加し、他のセレクトラインLs2〜Lsnにロウレベル電圧Vlowを印加する。
また、電源ドライバ4は、全ての電源ラインLv1〜Lvnに共通電圧Vcomとして−10Vを印加する。
データドライバ5は、全てのデータラインLd1〜Ldmに設定電圧Vdとして−3Vを印加する。
さらに、カソード回路8は、スイッチ9を切り替えて、電流計7の他端に、共通電圧Vcomとして−10Vを印加する。
すると、図8に示すように、第1行の画素21(1,1)〜21(1,m)のトランジスタT22がオンし、データラインLd1〜Ldmに−3Vが印加され、カソード回路8に−10Vが印加されるため、第1行の画素の有機EL素子OELのアノード・カソード間にほぼ7Vの電圧(検査電圧)が印加され、各画素21のトランジスタT22と有機EL素子OELの直列回路に電流Idが流れる。
一方、他の行の画素に関しては、トランジスタT21,T22、T23が全てオフとなる。このため、電流は流れない。
これにより、電流計7を流れる電流は、第1行にあるm個の画素21(1,1)〜21(1,m)の各々を流れる電流Idの総和からなる第1総検出電流Idtaとなる。
この第1総検出電流Idtaは電流計7により測定され、測定値がADC56に供給される。
ADC56は、これをデジタルデータに変換し、発光効率取得部57に供給する。
発光効率取得部57は、第1総検出電流Idtaの電流値の1/mを、1個の画素21に対する検出電流Idとして取得する。そして、取得した検出電流Idの初期電流I0に対する電流値の変化率でルックアップテーブルを引き、対応する発光効率η1を取得する。
取得された発光効率η1は、メモリ58に格納される。
表示動作時には、メモリ58に格納された発光効率η1を用いて画素21(1,1)〜21(1,m)の電圧データを補正する。
補正演算部53は、データラッチ回路52に保持されている画像データD1〜Dmを読み出して、画像データに対応した電圧データを、画像データに応じた発光輝度を得るためにデ−タラインLd1〜Ldmに印加すべき電圧値を有する補正電圧データに補正する。電圧データは、基本的に、有機EL素子OELの初期特性に基づいて定められている。
補正演算部53は、現状の劣化した有機EL素子OELが初期状態時と同等の輝度で発光できるように、各電圧データに、メモリ58に格納されている発光効率η1の逆数(1/η1)を乗算して、電圧デ−タを補正する。
DAC54は、例えば、補正演算部53が出力した補正電圧デ−タをアナログ電圧に変換し、出力回路55は、アナログ電圧を各データラインLd1〜Ldmに出力する。
これにより、実施形態1と同様に、画素21(1,1)〜21(1,m)には、補正しない場合と比較して(1/η1)倍に補正されたデータ電圧が印加され、これに伴い、ほぼ(1/η1)倍の電流が画素21(1,1)〜21(1,m)に流れ、初期状態時と同等の発光輝度での表示(発光)が可能となる。
本実施形態の有機EL表示装置1は、以上の1行のm個の画素21に対する動作を表示パネル2の全ての行に対して順次実行する。つまり、行毎の画素21の有機EL素子OELについての発光効率η1〜ηnを取得して、各行に対応して発光効率η1〜ηnをメモリ58に格納し、補正演算部53は、画像データD1〜Dmを読み出して、画像データに対応した電圧データを、画像データに応じた発光輝度を得るためにデ−タラインLd1〜Ldmに印加すべき電圧値に、各行に対応した発光効率ηi(i=1〜n)の逆数である1/ηi(i=1〜n)を乗算して補正電圧データに補正して、全ての行で補正電圧デ−タに対応する電圧を各データラインLd1〜Ldmに出力する。
これにより、全ての画素21(1,1)〜21(n,m)について初期状態時と同等の発光輝度での表示がなされる。
また、本実施形態において発光効率取得動作に要する時間は、1行の画素21の数をmとして、概ね、上記第1の実施形態において発光効率取得動作に要する時間の1/m程度になり、第1の実施形態に対して、発光効率取得動作に要する時間を短縮することができる。
<第3の実施形態>
上記第2の実施形態では各行のm個の画素21(i,1)〜21(i,m)から1個の画素21に対する発光効率ηを求める構成とした。
これに対し、以下に説明する第3の実施形態は、表示パネル2の画素21が配列された表示領域を縦横に複数の領域に分割して、各領域に含まれる複数の画素から1個の画素21に対する発光効率ηを求めるようにしたものである。すなわち、表示パネル2において、各画素21の経時劣化の程度は画面内で一様ではないが、例えば表示領域の中央付近に図形を表示するような場合を想定すると、表示領域を縦横に複数に分割した各領域の中では、各画素21の発光時間の差は比較的少ないものと考えられ、このような場合には、各領域中の各画素21の経時劣化の程度も比較的揃っているものと考えられる。本実施形態は、このことから、本実施形態は、表示パネル2の表示領域を複数の領域に分割し、各領域に含まれる複数の画素から1個の画素21に対する発光効率ηを求めるようにしたものである。
本実施形態に係わる発光効率取得動作について、図9及び図10を参照して説明する。
図9に示すように、表示パネル2を、例えば9個の領域P1〜P9に分割する。すなわち、セレクトラインLs1〜Lsnを、所定の複数本毎の、Ls1〜Lsa、Lsa+1〜Lsb、Lsb+1〜Lsnの3つのグループに分け、データラインLd1〜Ldmを、Ld1〜Ldc、Ldc+1〜Ldd、Ldd+1〜Ldmの3つのグループに分ける。
発光効率取得動作時において、セレクトドライバ3は、図10(A)〜図10(C)に示すように、各グループの複数のセレクトラインLs1〜Lsa、Lsa+1〜Lsb、Lsb+1〜Lsn毎に、第3測定期間tqの間にはハイレベル電圧Vhigh(選択レベル)となり、それ以外の期間にはロウレベル電圧Vlow(非選択レベル)となる走査信号を順次出力する。ここで、第3測定期間tqは、表示パネル2の行方向に並んだ、例えば3つの、複数の領域の各々に対する第2総検出電流Idtaの電流計7による測定に要する時間に設定される。
データドライバ5は、図10(D)〜図10(F)に示すように、第3測定期間tqの間に、データラインLd1〜Ldc、Ldc+1〜Ldd、Ldd+1〜Ldmの各々に、第2電圧印加期間teの間には、設定電圧Vd(例えば、−3V)となり、それ以外の、間隔期間tpを除く期間には共通電圧Vcom(例えば、−10V)となり、間隔期間tpには例えば基準電圧Vssとなる電圧を順次出力する。ここで、第2電圧印加期間teは、表示パネル2の1つの領域に含まれる複数の画素21に流れる電流の総和となる第2総検出電流Idtbの電流計7による測定に要する時間に設定され、例えば、上記第1の実施形態における電圧印加期間tdと同等の時間に設定される。
電源ドライバ4は、図10(G)に示すように、全ての電源ラインLv1〜Lvnに共通圧Vcom(例えば、10V)を印加する。
カソード回路8は、スイッチ9を切り替えて、電流計7の他端に、共通電圧Vcom(例えば、−10V)を印加する。
これにより、例えば、セレクトドライバ3よりセレクトラインLs1〜Lsaにハイレベル電圧Vhighの走査信号が同時に出力され、データドライバ5よりデータラインLd1〜Ldcに設定電圧Vd(−3V)が同時に出力されたとき、第1行〜第a行、第1列〜第c列にある領域P1に含まれるa×c個の画素21(1,1)〜21(a,c)のトランジスタT22がオンし、データラインLd1〜Ldaに−3Vが印加され、カソード回路8に−10Vが印加されていることから、これらの画素の各々のトランジスタT22と有機EL素子OELの直列回路に電流Idが流れる。一方、他の画素には電流が流れない。
これにより、電流計7を流れる電流は、第1行〜第a行、第1列〜第c列にある領域P1に含まれるa×c個の画素21(1,1)〜21(a,c)の各々のトランジスタT22と有機EL素子OELに流れる電流Idの総和からなる第2総検出電流Idtbとなる。
ADC56は、電流計7によって測定された第2総検出電流Idtbの電流値をデジタルデータに変換し、発光効率取得部57に供給する。
発光効率取得部57は、第2総検出電流Idtbの電流値の1/(a×c)を、1個の画素21に対する検出電流Idとして取得する。そして、取得した検出電流Idの初期電流I0に対する電流値の変化率を算出し、この変化率の値でルックアップテーブルを引き、対応する発光効率ηを取得する。
取得された発光効率ηは、メモリ58に格納される。
本実施形態の有機EL表示装置1は、以上の1つの領域に含まれる画素21に対する動作を表示パネル2の全ての領域に対して順次実行し、領域毎の画素21の有機EL素子OELについての発光効率ηを取得して、各領域に対応してメモリ58に格納する。
表示動作時には、メモリ58に格納された各領域に対応した発光効率ηを用いて各画素の電圧データを補正する。
補正演算部53は、データラッチ回路52に保持されている画像データD1〜Dmを読み出して、画像データに対応した電圧データを、画像データに応じた発光輝度を得るためにデ−タラインLd1〜Ldmに印加すべき電圧値を有する補正電圧データに補正する。
補正演算部53は、現状の劣化した有機EL素子OELが初期状態時と同等の輝度で発光できるように、各電圧データに、メモリ58に格納されている各領域に対応した発光効率ηの逆数(1/η)を乗算して、電圧デ−タを補正して、全ての行で補正電圧デ−タに対応する電圧を各データラインLd1〜Ldmに出力する。
本実施形態において発光効率取得動作に要する時間は、1つの領域に含まれる画素21の数をpとして、概ね、上記第1の実施形態において発光効率取得動作に要する時間の1/p程度になり、発光効率取得動作に要する時間を、第1の実施形態に対して短縮することができる。
本実施形態における、セレクトドライバ3よりグループ毎のセレクトラインLs1〜Lsa、Lsa+1〜Lsb、Lsb+1〜Lsnに同時にハイレベル電圧Vhighの走査信号を出力する手法は任意であるが、例えば、以下の手法をもちいれば、既存のセレクトドライバ3の構成を変更することなく、制御が可能である。
セレクトドライバ3は、図11(a)に示すようにシフトレジスタ回路を有して構成され、シフトレジスタ回路には一定周期のクロックパルスCLKとスタートパルスStartとが供給され、供給されたスタートパルスStartを取り込み、クロックパルスCLKの周期で順次シフトして出力する。ここで、シフトレジスタ回路から出力される出力信号の時間幅はスタートパルスStartの時間幅となる。
表示動作時には、シフトレジスタ回路50の入力端には、クロックパルスCLKの周期は各行の選択期間に対応する時間に設定され、スタートパルスStartの時間幅はクロックパルスCLKの1周期に対応する時間幅に設定される。
これにより、図2(A)〜(D)に示すような走査信号が出力される。
一方、本実施形態の発光効率取得動作時において、クロックパルスCLKの周期を第3測定期間tqに設定する。そして、セレクトラインの1つのグループの本数が例えば10本であるとき、図11(b)に示すように、スタートパルスStartの時間幅をクロックパルスCLKの10周期分の時間幅に設定する。
シフトレジスタ回路は、スタートパルスStartを取り込み、クロックパルスCLKに応じて順次シフトしながら出力する。
このとき、シフトレジスタ回路の出力信号の時間幅は、スタートパルスStartの時間幅に応じたクロックパルスCLKの10周期分の時間幅となっているため、図11(b)に示すように、シフトレジスタ回路の各出力信号は互いに重複したタイミングを有して出力され、スタートパルスStartの供給開始タイミングをT0としたとき、クロックパルスCLKの10クロック目のT9〜T10の期間で、セレクトラインLs1〜Ls10に出力する走査信号が共にハイレベル電圧Vhighとなる。このT9〜T10の期間を上記図10(A)〜図10(C)における第3測定期間tqとして用いることで、本実施形態を実行することができる。
<第4の実施形態>
上記1〜3の実施形態においては、表示パネル2の1画素ごと、1行ごと、あるいは所定の領域ごとに、1画素の発光効率ηを取得して、1画素ごと、1行ごと、あるいは所定の領域ごとに異なる発光効率ηを用いる構成とした。
これに対し、第4の実施形態は、表示パネル2の特定の画素、特定の行、特定の領域において取得した発光効率ηを当該表示パネル2の全ての画素に共通に用いるようにしたものである。
例えば、第1の実施形態の手法を用いて、表示パネル2の何れか1つの特定の画素、例えば画素21(1,1)について発光効率ηを求め、これをメモリ58に格納する。
そして、表示動作時には、補正演算部53は、メモリ58に格納された発光効率ηを用いて、各電圧データに、メモリ58に格納されている発光効率ηの逆数(1/η)を乗算して、全画素の電圧データを補正して、全ての行で補正電圧デ−タに対応する電圧を各データラインLd1〜Ldmに出力する。
同様に、第2の実施形態の手法を用いて、表示パネル2の何れかの1つの行、例えば第1行のm個の画素21(1,1)〜21(1,m)における、1個の画素21についての発光効率ηを求め、これをメモリ58に格納する。
そして、表示動作時には、補正演算部53は、メモリ58に格納された発光効率ηを用いて、各電圧データに、メモリ58に格納されている発光効率ηの逆数(1/η)を乗算して、全画素の電圧データを補正して、全ての行で補正電圧デ−タに対応する電圧を各データラインLd1〜Ldmに出力する。
また、第3の実施形態の手法を用いて、表示パネル2の分割した複数の領域における何れかの領域、例えば領域P1の複数の画素21における、1個の画素21についての発光効率ηを求め、これをメモリ58に格納する。
そして、表示動作時には、補正演算部53は、メモリ58に格納された発光効率ηを用いて、各電圧データに、メモリ58に格納されている発光効率ηの逆数(1/η)を乗算して、全画素の電圧データを補正して、全ての行で補正電圧デ−タに対応する電圧を各データラインLd1〜Ldmに出力する。
以上のように、本実施形態においては、表示パネル2の特定の画素、特定の行、特定の領域において取得した発光効率ηを当該表示パネル2の全ての画素に共通に用いるようにしたことにより、有機EL素子OELが初期状態時と同等の輝度で発光できるようにするための電圧データの補正の精度が低下する可能性はあるが、発光効率取得動作に要する時間を、第1〜第3の実施形態に対して大幅に短縮することができる。
(変形例)
上記実施の形態で示した、各種電圧は、例示であり、表示動作時には、選択された画素への書き込み動作と非選択行の画素の発光動作を適切に行うことができ、発光効率取得動作時には、有機EL素子流れる電流を測定できるならば、その電圧関係は任意である。
例えば、表示動作時には、(1)選択対象の行の画素21のトランジスタT21とT22をオンさせ、非選択行の画素21のトランジスタT21とT22をオフさせるようなハイレベル電圧Vhighとロウレベル電圧VlowをセレクトラインLsに印加し、(2)選択対象の行の画素21のトランジスタT23をオンさせ、非選択行の画素21のトランジスタT23をオフさせるような電圧VccとVssを電源ラインLvに印加し、(3)有機EL素子OELのカソードにスイッチ9及び電流計7を介して所定の電圧を印加し、(4)各データラインLdに印加する電圧を、所定電圧以上の階調に対応する電圧とし、発光効率取得時に、(1)電流を流す予定の単数又は複数の画素が位置する行の画素21のトランジスタT22をオンさせ、他の行の画素21のトランジスタT22をオフさせ、(2)全ての画素のトランジスタT21のトランジスタT23に電流が流れず(例えば、電源ラインLvの電圧とスイッチ9を介して電流計7の他端に印加される電圧が等しく)、(3)電流を流す予定の単数又は複数の画素が位置する列のデータラインLdに印加する電圧が電流計7の他端に印加される電圧よりも高く、他の列のデータラインLdに印加する電圧と電流計7の他端に印加される電圧と等しい、という条件が成立するならば、その電圧関係は任意である。
例えば、図12(a)、図12(b)に示すように、回路内の各電圧を正電圧で構成することも可能である。
図示するように、
(表示動作時)
i)セレクトラインLsに印加する電圧をVhigh=25V、Vlow=0V(GND)に設定し
ii)電源ラインLvに印加する電圧Vccを+25V,基準電圧Vssを+10Vに設定し
iii)データラインLdに印加する電圧を+10V〜接地電圧の間の階調に応じた電圧に設定する。
(発光効率取得時)
i)電流を流す予定の単数又は複数の画素が位置する行のセレクトラインLsに印加する電圧をVhigh=25V、他の行の画素21が位置する行のセレクトラインに印加する電圧をVlow=0V(GND)に設定し、
ii)全ての電源ラインLvに印加する電圧を0V(接地電位)に設定し、
iii)スイッチ9と電流計7を介して有機EL素子OELのカソードに印加する電圧を0Vとし、
iv)電流を流す予定の単数又は複数の画素が位置する列のデータラインLdに印加する電圧を0Vより大きい電圧に設定する。
このような複数の電圧は、例えば、+15VのDC電源と+10VのDC電源を、図12(c)に示すように接続することにより、生成可能である。
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、発光素子を有機EL素子として説明した。しかし、発光素子は、有機EL素子に限られるものではなく、例えば、無機EL素子又はLEDであってもよい。
<電子機器の適用例>
次に、上述した各実施形態に係る有機EL表示装置を適用した電子機器について図面を参照して説明する。
上述した各実施形態に示した有機EL表示装置1は、例えばデジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、携帯電話機等、種々の電子機器の表示デバイスとして良好に適用できるものである。
図13は、本発明に係る有機EL表示装置を適用したデジタルカメラの構成例を示す斜視図であり、図14は、本発明に係る有機EL表示装置を適用したパーソナルコンピュータの構成例を示す斜視図であり、図15は、本発明に係る有機EL表示装置を適用した携帯電話機の構成例を示す図である。
図13において、デジタルカメラ200は、図13(a)及び(b)に示すように、レンズ部201と操作部202と表示部203とファインダー204とを備える。この表示部203に上記各実施形態に示した有機EL表示装置1が適用される。これによれば、表示部203において、画像データに応じた適切な輝度で発光動作させることができ、画質を向上させることができる。
図14において、パーソナルコンピュータ210は、表示部211と操作部212とを備え、この表示部211に上記各実施形態に示した有機EL表示装置1が適用される。これによれば、表示部211において、画像データに応じた適切な輝度で発光動作させることができ、画質を向上させることができる。
図15に示す携帯電話機220は、表示部221と、操作部222と、受話部223と送話部224とを備え、この表示部221に発光装置10上記各実施形態に示した有機EL表示装置1が適用される。これによれば、表示部221において、画像データに応じた適切な輝度で発光動作させることができ、画質を向上させることができる。 なお、上述した各実施形態においては、有機EL表示装置が、複数の画素が二次元配列された表示パネルを備えて構成される場合について詳しく説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明に係る構成を、例えば発光素子を有する複数の画素が一方向に配列された発光素子アレイを備えて、感光体ドラムに画像データに応じて発光素子アレイから出射した光を照射して露光する露光装置に適用するものであってもよい。
1…有機EL表示装置、2…表示パネル、3…セレクトドライバ、4…電源ドライバ、5…データドライバ、6…システムコントローラ、7…電流計、8…カソード回路、9…スイッチ、21…画素、50…シフトレジスタ回路、51…データレジスタ回路、52…データラッチ回路、53…補正演算部、54…ジタル電圧/アナログ電圧変換回路(DAC)、55…出力回路、56…アナログ電圧/デジタル電圧変換回路(ADC)、57…発光効率取得部、58…メモリ、200…デジタルカメラ、201…レンズ部、202…操作部、203…表示部、204…ファインダー、210…パーソナルコンピュータ、211…表示部、212…操作部、220…携帯電話機、221…表示部、222…操作部、223…受話部、224…送話部

Claims (14)

  1. 少なくとも一つの選択ラインと、
    少なくとも一つのデータラインと、
    前記選択ライン及び前記データラインに接続される画素駆動回路と、一端側が前記画素駆動回路に接続された発光素子と、を備える少なくとも一つの画素と、
    前記選択ラインに前記画素を選択状態とする走査信号を印加するセレクトドライバと、
    前記データラインに設定された電圧値の電圧を印加するデータドライバと、
    前記画素の前記画素駆動回路の電源端子に駆動電圧を供給する電源ドライバと、
    一端が前記発光素子の他端側に接続された電流計と、
    前記電流計の他端の電位を設定する電位設定回路と、
    を備え、
    前記電源ドライバ及び前記電位設定回路により前記駆動電圧の電位と前記電流計の他端の電位とを設定して、前記駆動電圧と前記電流計の他端との電位差が、前記画素駆動回路の前記電源端子と前記発光素子の前記他端との間に電流が流れない値に設定されたときに、前記データドライバから、前記データラインと、前記選択状態とされた前記画素の前記画素駆動回路と、前記発光素子と、を介して流れる電流の電流値を前記電流計により測定することを特徴とする発光装置。
  2. 前記データドライバは、
    前記電流計により測定された前記電流の電流値に基づいて、前記発光素子の発光輝度の該発光素子が初期特性を有しているときの初期の発光輝度に対する比率を示す、発光効率を取得する発光効率取得部と、
    前記発光効率取得部が取得した前記発光効率に基づいて、外部から供給される画像データに応じた電圧データを補正した補正電圧データを生成する補正演算部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記画素を複数有し、
    前記電位設定回路は、前記発光効率の取得を行う際に前記電流計の他端を第1の電位を設定し、
    前記データドライバは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数の画素における前記発光効率を取得する前記画素に接続される前記データラインに、前記第1の電位に対して、前記発光素子に対して順方向バイアスとなる所定の電位差を有する第1の電圧を印加し、前記発光効率を取得しない前記画素に接続される前記データラインに前記第1の電位と同電位又は前記発光素子の両端間の電位差が該発光素子に電流が流れない電位差となる電位の第2の電圧を印加することを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記複数の画素は複数の行及び複数の列に沿って配設され、前記選択ラインは前記複数の行に沿って複数配設され、前記データラインは前記複数の列に沿って複数配設され、
    前記セレクトドライバは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数の選択ラインのうちの一つの特定の選択ラインに接続された前記画素のみを前記選択状態とし、
    前記データドライバは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数のデータラインのうちの一つの特定のデータラインに前記第1の電圧を印加し、前記特定のデータラインを除く他の前記データラインに前記第2の電圧を印加し、
    前記発光効率の取得は、前記複数の画素のうちの一つの画素に対して行われることを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記複数の画素は複数の行及び複数の列に沿って配設され、前記選択ラインは前記複数の行に沿って複数配設され、前記データラインは前記複数の列に沿って複数配設され、
    前記セレクトドライバは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数の選択ラインのうちの一つの特定の選択ラインに接続された所定数の前記画素のみを前記選択状態とし、
    前記データドライバは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数のデータラインに前記第1の電圧を印加し、
    前記電流計は、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数の画素のうちの一つの行に配設された前記所定数の画素を介して流れる電流の電流値を測定し、
    前記発光効率取得部は、前記電流計により測定された前記電流の電流値を前記所定数で除した値に基づいて、前記発光素子の発光効率を取得することを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  6. 前記複数の画素は複数の行及び複数の列に沿って配設され、前記選択ラインは前記複数の行に沿って複数配設され、前記データラインは前記複数の列に沿って複数配設され、
    前記セレクトドライバは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数の選択ラインのうちの2以上の第1の数の前記選択ラインからなる選択ライン群に接続された前記画素のみを前記選択状態とし、
    前記データドライバは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数のデータラインのうちの2以上の第2の数の前記データラインからなるデータライン群に前記第1の電圧を印加し、前記データライン群を除く他の前記データラインに前記第2の電圧を印加し、
    前記電流計は、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数の画素のうちの前記選択ライン群と前記データライン群に接続された所定数の前記画素を介して流れる電流の電流値を測定し、
    前記発光効率取得部は、前記電流計により測定された前記電流の電流値を前記所定数で除した値に基づいて、前記発光素子の発光効率を取得することを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  7. 前記画素駆動回路は、一端に前記駆動電圧が印加され、他端が前記発光素子の前記一端側に接続される第1の電流路と、前記選択ラインに接続される第1の制御端子と、を有する第1のトランジスタと、一端が前記データラインに接続され、他端が前記第1のトランジスタの前記第1の電流路の他端に接続される第2の電流路と、前記選択ラインに接続される第2の制御端子と、を有する第2のトランジスタと、を有し、
    前記データドライバより前記データラインに前記第1の電圧が印加されたとき、前記データドライバから、前記データラインと、前記選択状態とされた前記画素の前記画素駆動回路の前記第2のトランジスタの前記第2の電流路と、前記発光素子と、を介して前記電流計に前記電流が流れることを特徴とする請求項3乃至6の何れか1項に記載の発光装置。
  8. 発光装置の駆動制御方法であって、
    少なくとも一つの選択ラインと、少なくとも一つのデータラインと、前記選択ライン及び前記データラインに接続される画素駆動回路と一端側が前記画素駆動回路に接続された発光素子とを備える少なくとも一つの画素と、前記選択ラインに前記画素を選択状態とする走査信号を印加するセレクトドライバと、前記データラインに設定された電圧値の電圧を印加するデータドライバと、前記画素の前記画素駆動回路の電源端子に駆動電圧を供給する電源ドライバと、一端が前記発光素子の他端側に接続された電流計と、を備える前記発光装置を準備する準備ステップと、
    前記電源ドライバから供給する前記駆動電圧の電位と前記電流計の他端の電位とを設定して、前記駆動電圧と前記電流計の他端との電位差を、前記画素駆動回路の前記電源端子と前記発光素子の前記他端との間に電流が流れない値に設定する電位設定ステップと、
    前記セレクトドライバにより前記画素を前記選択状態とする選択ステップと、
    前記電位設定ステップにより前記駆動電圧と前記電流計の他端との電位を設定した状態で、前記データドライバから、前記データラインと、前記選択状態とされた前記画素の前記画素駆動回路と、前記発光素子と、を介して流れる電流の電流値を測定する電流測定ステップと、
    を含むことを特徴とする発光装置の駆動制御方法。
  9. 前記電流計により測定された前記電流の電流値に基づいて、前記発光素子の発光輝度の該発光素子が初期特性を有しているときの初期の発光輝度に対する比率を示す、発光効率を取得する発光効率取得ステップと、
    前記発光効率取得ステップにより取得した前記発光効率に基づいて、外部から供給される表示データに応じた電圧データを補正した補正電圧データを生成する補正ステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項8に記載の発光装置の駆動制御方法。
  10. 前記発光装置は前記画素を複数有し、
    前記電位設定ステップは、前記電流計の他端を第1の電位に設定し、
    前記発光効率取得ステップを実行する際に、前記複数の画素における前記発光効率を取得する前記画素に接続される前記データラインに、前記第1の電位に対して、前記発光素子に対して順方向バイアスとなる所定の電位差を有する第1の電圧を印加し、前記発光効率を取得しない前記画素に接続される前記データラインに前記第1の電位と同電位又は前記発光素子の両端間の電位差が該発光素子に電流が流れない電位差となる電位の第2の電圧を印加する電圧印加ステップを含むことを特徴とする請求項9に記載の発光装置の駆動制御方法。
  11. 前記発光装置において、前記複数の画素は複数の行及び複数の列に沿って配設され、前記選択ラインは前記複数の行に沿って複数配設され、前記データラインは前記複数の列に沿って複数配設されており、
    前記選択ステップは、前記発光効率取得ステップを実行する際に、前記複数の選択ラインのうちの一つの特定の選択ラインに接続された前記画素のみを前記選択状態とし、
    前記電圧印加ステップは、前記発光効率取得ステップを実行する際に、前記データドライバより、前記複数のデータラインのうちの一つの特定のデータラインに前記第1の電圧を印加し、前記特定のデータラインを除く他の前記データラインに前記第2の電圧を印加し、
    前記発光効率取得ステップにおける前記発光効率の取得は、前記複数の画素のうちの一つの画素に対して行われることを特徴とする請求項10に記載の発光装置の駆動制御方法。
  12. 前記発光装置において、前記複数の画素は複数の行及び複数の列に沿って配設され、前記選択ラインは前記複数の行に沿って複数配設され、前記データラインは前記複数の列に沿って複数配設されており、
    前記選択ステップは、前記発光効率取得ステップを実行する際に、前記複数の選択ラインのうちの一つの特定の選択ラインに接続された所定数の前記画素のみを前記選択状態とし、
    前記電圧印加ステップは、前記データドライバより前記複数のデータラインに前記第1の電圧を印加し、
    前記電流測定ステップは、特定の選択ラインに接続された前記所定数の画素を介して流れる電流の電流値を測定するステップを含み、
    前記発光効率取得ステップは、前記電流計により測定された前記電流の電流値を前記所定数で除した値に基づいて、前記発光素子の発光効率を取得することを特徴とする請求項10に記載の発光装置の駆動制御方法。
  13. 前記発光装置において、前記複数の画素は複数の行及び複数の列に沿って配設され、前記選択ラインは前記複数の行に沿って複数配設され、前記データラインは前記複数の列に沿って複数配設されており、
    前記選択ステップは、前記発光効率の取得を行う際に、前記複数の選択ラインのうちの2以上の第1の数の前記選択ラインからなる選択ライン群に接続された前記画素のみを前記選択状態とし、
    前記電圧印加ステップは、前記複数のデータラインのうちの2以上の第2の数の前記データラインからなるデータライン群に前記第1の電圧を印加し、前記データライン群を除く他の前記データラインに前記第2の電圧を印加し、
    前記電流測定ステップは、前記複数の画素のうちの前記選択ライン群と前記データライン群に接続された所定数の前記画素を介して流れる電流の電流値を測定し、
    前記発光効率取得ステップは、前記電流計により測定された前記電流の電流値を前記所定数で除した値に基づいて、前記発光素子の発光効率を取得することを特徴とする請求項10に記載の発光装置の駆動制御方法。
  14. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発光装置が実装されてなることを特徴とする電子機器。
JP2010212844A 2010-09-22 2010-09-22 発光装置及びその駆動制御方法並びに電子機器 Expired - Fee Related JP5170194B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010212844A JP5170194B2 (ja) 2010-09-22 2010-09-22 発光装置及びその駆動制御方法並びに電子機器
KR1020110094475A KR101322322B1 (ko) 2010-09-22 2011-09-20 발광장치 및 그 구동제어방법 그리고 전자기기
US13/238,240 US8786525B2 (en) 2010-09-22 2011-09-21 Light emitting device, drive control method thereof, and electronic device
TW100134063A TWI446819B (zh) 2010-09-22 2011-09-22 發光裝置及其驅動控制方法以及電子機器
CN201110283515.3A CN102411899B (zh) 2010-09-22 2011-09-22 发光装置及其驱动控制方法、以及电子设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010212844A JP5170194B2 (ja) 2010-09-22 2010-09-22 発光装置及びその駆動制御方法並びに電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012068416A JP2012068416A (ja) 2012-04-05
JP5170194B2 true JP5170194B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=46165780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010212844A Expired - Fee Related JP5170194B2 (ja) 2010-09-22 2010-09-22 発光装置及びその駆動制御方法並びに電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5170194B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012078435A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Casio Comput Co Ltd 発光装置及びその駆動制御方法並びに電子機器
JP7471410B2 (ja) 2019-12-10 2024-04-19 エアロジェット ロケットダイン インコーポレイテッド 液体燃料ロケット用のバルブタイミングシステム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008165159A (ja) * 2006-12-08 2008-07-17 Seiko Epson Corp 電気光学装置、その駆動方法、及び電子機器
JP2008292834A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Hitachi Displays Ltd 表示装置
JP2011095720A (ja) * 2009-09-30 2011-05-12 Casio Computer Co Ltd 発光装置及びその駆動制御方法、並びに電子機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012078435A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Casio Comput Co Ltd 発光装置及びその駆動制御方法並びに電子機器
JP7471410B2 (ja) 2019-12-10 2024-04-19 エアロジェット ロケットダイン インコーポレイテッド 液体燃料ロケット用のバルブタイミングシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012068416A (ja) 2012-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101322322B1 (ko) 발광장치 및 그 구동제어방법 그리고 전자기기
US8599224B2 (en) Organic light emitting display and driving method thereof
JP5844525B2 (ja) 画素、有機電界発光表示装置及びその駆動方法
JP5279305B2 (ja) 有機電界発光表示装置及びその駆動方法
JP5010838B2 (ja) アクティブマトリックス型有機発光素子の駆動方法及び駆動回路とそれを利用したデータ駆動回路
JP4850422B2 (ja) 表示装置およびその駆動方法
KR101040893B1 (ko) 화소 및 이를 이용한 유기전계발광 표시장치
JP5456901B2 (ja) 表示装置およびその駆動方法
JP2011138036A (ja) 画素駆動装置、発光装置及びその駆動制御方法、並びに、電子機器
JP2006133745A (ja) 発光表示装置及びその駆動方法
US20150138258A1 (en) Organic light-emitting diode (oled) display
JP2006284959A (ja) 表示装置及びその駆動制御方法
JP2008096794A (ja) 表示装置
JP2005141195A (ja) 画像表示装置及びその駆動方法
JP2009008874A (ja) 表示装置及び表示装置の駆動方法
JP2010281872A (ja) 発光装置及びその駆動制御方法、並びに電子機器
JP2012073498A (ja) 発光装置及びその駆動制御方法並びに電子機器
JP2011034058A (ja) 画素駆動装置、発光装置及びその駆動制御方法、並びに、電子機器
US9047817B2 (en) Organic light emitting display device
JP5338784B2 (ja) 発光装置及びその駆動制御方法並びに電子機器
JP5170194B2 (ja) 発光装置及びその駆動制御方法並びに電子機器
JP2008046157A (ja) 表示駆動装置及びその駆動制御方法、並びに、表示装置及びその駆動制御方法
JP2016109939A (ja) 表示装置および表示装置の駆動方法
WO2015029337A1 (ja) 表示制御装置
JP2016048300A (ja) 表示装置の駆動方法及び表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5170194

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees