JP5169904B2 - データバックアップシステム、復号装置及びデータバックアップ方法 - Google Patents

データバックアップシステム、復号装置及びデータバックアップ方法 Download PDF

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Description

本発明は、携帯端末に記憶されたデータをバックアップするデータバックアップシステム、及びそのデータバックアップシステムに適用される復号装置、携帯端末、データバックアップ方法、復号プログラム、データバックアッププログラムに関する。
携帯端末に記憶されているデータをバックアップする技術が種々提案されている。
特許文献1には携帯型電話機のデータバックアップシステムが記載されている。特許文献1に記載されたデータバックアップシステムは、データバックアップ装置に携帯型電話機が蓄電のために装着されたときに、データバックアップ装置が、携帯型電話機に記憶されたバックアップすべきデータを読み取る。データバックアップ装置は、蓄電に連動して読み取ったデータを、自動的にデータベースセンターへ通信モデム等を介して送信する。データを受信したデータベースセンターは、そのデータを適宜な記憶媒体に記憶して保存する。
特許文献2には手軽にデータのバックアップができる携帯端末の充電器が記載されている。特許文献2に記載された充電器は、携帯電話機に記憶されるデータを保存するための不揮発性メモリカードを備える。携帯電話機がその携帯電話機内の充電式電池に充電を開始すると、充電制御部はデータバックアップ制御部に対し、携帯電話機内の個人データ用メモリに保存されているデータのバックアップを要求する。制御部は、個人データ用メモリに保存されているデータを不揮発メモリに転送する。
特許文献3には携帯端末内のデータを安全にバックアップするバックアップ方法が記載されている。特許文献3に記載されたバックアップ方法は、携帯端末の認証情報取得部が、認証を受けるための認証情報をサーバから受信する。暗号化処理部は、取得した認証情報に基づいてサーバにバックアップするデータを暗号化する。認証要求部は、認証情報を用いてサーバに認証を要求する。認証が成立した場合、携帯端末の送信部は、暗号化処理部が暗号化した暗号化データをサーバに送信する。
特開2002−33798号公報(段落0077、0082、0088、図2) 特開2005−260461号公報(段落0049〜0053、図1) 特開2006−211051号公報(段落0050、図1、2)
特許文献1に記載されたデータバックアップシステムは、充電の度に記憶情報をデータベースセンターに送信するため、通信が出来ない環境ではバックアップを行うことが出来ない。すなわち、一部でもバックアップデータを復元するために必要な情報がバックアップセンターに存在しない場合、バックアップ機能の本来の機能を失うという問題がある。
また、データバックアップ装置と、データベースセンターの2か所でデータを管理する方法も開示されているが、この場合2か所のデータを相互に管理する必要がある。そのため、バックアップデータの作成が煩雑で、バックアップデータの復元方法も簡易であるとは言えなかった。
さらに、加入者番号や任意の識別番号のみでバックアップデータが識別されるため、バックアップデータが安全に管理されているとは言えなかった。
特許文献2に記載された充電器は、使用者の認証方法が携帯電話機の操作で可能なものに限定されるため、携帯電話機を紛失した場合には、バックアップデータの復元が煩雑になるという課題がある。
特許文献3に記載されたバックアップ方法では、携帯端末の使用者が意識してバックアップアプリケーションを実行する必要がある。そのため、使用者によっては、データのバックアップ間隔が長くなったり、バックアップ自体が実施されなかったりすることにより、データのバックアップが適切に行われないという課題がある。
また、バックアップデータを記憶する記憶媒体の多様化に伴い、バックアップデータそのものに対してもより高い安全性が求められている。
そこで、本発明はバックアップデータの作成を簡易に行うとともに、そのバックアップデータを安全かつ簡易に復元できるデータバックアップシステム、及びそのデータバックアップシステムに適用される復号装置、携帯端末、データバックアップ方法、復号プログラム、データバックアッププログラムを提供することを目的とする。
本発明によるデータバックアップシステムは、一の携帯端末と、一の携帯端末が接続されたときに、一の携帯端末に対して充電を行う充電器と、充電器に着脱可能な記憶媒体であるデータ記憶媒体と、一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化するためのデータ暗号鍵、及び一の携帯端末の使用者を識別する認証情報を暗号化した暗号化認証情報とを記憶する暗号情報記憶媒体と、バックアップデータを復号して、一の携帯端末又は他の携帯端末にリストアする復号装置とを備え、一の携帯端末が、暗号情報記憶媒体に記憶されたデータ暗号鍵と同一のデータ暗号鍵を記憶するデータ暗号鍵記憶手段と、データ暗号鍵を使用して一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化したバックアップデータを作成する暗号化手段と、一の携帯端末が充電器に接続されたときに、充電器に装着されたデータ記憶媒体にバックアップデータを登録するデータ登録手段とを備え、復号装置が、認証情報と認証情報を暗号化するための認証情報暗号鍵とを記憶する復号装置記憶手段と、暗号情報記憶媒体が装着されたときに、暗号情報記憶媒体に記憶されたデータ暗号鍵、及び暗号化認証情報を読み取る暗号情報読取手段と、暗号情報読取手段が読み取った暗号化認証情報を認証情報暗号鍵を使用して復号する認証情報復号手段と、認証情報復号手段が復号した認証情報と復号装置記憶手段に記憶された認証情報とを比較して一の携帯端末の使用者を認証する認証手段と、データ記憶媒体が接続され認証に成功しているときに、暗号情報読取手段が読み取ったデータ暗号鍵を使用してデータ記憶媒体に記憶されたバックアップデータを復号した復号データを作成するデータ復号手段と、復号データを一の携帯端末又は他の携帯端末に登録する復号データ登録手段とを備えたことを特徴とする。
本発明による復号装置は、一の携帯端末の使用者を識別する認証情報と認証情報を暗号化するための認証情報暗号鍵とを記憶する復号装置記憶手段と、一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化するためのデータ暗号鍵、及び認証情報を暗号化した暗号化認証情報とを記憶する暗号情報記憶媒体が装着されたときに、暗号情報記憶媒体に記憶されたデータ暗号鍵、及び暗号化認証情報を読み取る暗号情報読取手段と、暗号情報読取手段が読み取った暗号化認証情報を認証情報暗号鍵を使用して復号する認証情報復号手段と、認証情報復号手段が復号した認証情報と復号装置記憶手段に記憶された認証情報とを比較して一の携帯端末の使用者を認証する認証手段と、一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化したバックアップデータを記憶した記憶媒体であるデータ記憶媒体が接続され認証に成功しているときに、データ記憶媒体に記憶されたバックアップデータを暗号情報読取手段が読み取ったデータ暗号鍵を使用して復号した復号データを作成するデータ復号手段と、復号データを一の携帯端末又は他の携帯端末に登録する復号データ登録手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によるデータバックアップ方法は、一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化するためのデータ暗号鍵を使用して一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化したバックアップデータを作成する暗号化ステップと、一の携帯端末に対して充電を行う充電器に一の携帯端末が接続されたときに、充電器に装着された着脱可能な記憶媒体であるデータ記憶媒体にバックアップデータを登録するデータ登録ステップと、一の携帯端末がデータを暗号化するために使用したデータ暗号鍵と同一のデータ暗号鍵、及び一の携帯端末の使用者を識別する認証情報を暗号化した暗号化認証情報とを記憶する暗号情報記憶媒体が、一の携帯端末又は他の携帯端末にバックアップデータを復号してリストアする復号装置に装着されたときに、暗号情報記憶媒体に記憶されたデータ暗号鍵、及び暗号化認証情報を読み取る暗号情報読取ステップと、暗号情報読取ステップで読み取った暗号化認証情報を、認証情報を暗号化するための認証情報暗号鍵を使用して復号する認証情報復号ステップと、認証情報復号ステップで復号した認証情報と、認証情報と認証情報暗号鍵とを記憶する復号装置記憶手段に記憶された認証情報とを比較して一の携帯端末の使用者を認証する認証ステップと、データ記憶媒体が装着され認証に成功しているときに、暗号情報読取ステップで読み取ったデータ暗号鍵を使用してデータ記憶媒体に記憶されたバックアップデータを復号した復号データを作成するデータ復号ステップと、復号データを一の携帯端末又は他の携帯端末に登録する復号データ登録ステップとを含むことを特徴とする。
本発明による復号プログラムは、一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化したバックアップデータを復号して、一の携帯端末又は他の携帯端末にリストアするコンピュータに搭載される復号プログラムであって、コンピュータに、一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化するためのデータ暗号鍵、及び一の携帯端末の使用者を識別する認証情報を暗号化した暗号化認証情報とを記憶する暗号情報記憶媒体が装着されたときに、暗号情報記憶媒体に記憶されたデータ暗号鍵、及び暗号化認証情報を読み取る暗号情報読取処理、暗号情報読取処理で読み取った暗号化認証情報を、認証情報を暗号化するための認証情報暗号鍵を使用して復号する認証情報復号処理、認証情報復号処理で復号した認証情報と、認証情報と認証情報暗号鍵とを記憶する復号装置記憶手段に記憶された認証情報とを比較して一の携帯端末の使用者を認証する認証処理、一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化したバックアップデータを記憶する記憶媒体であるデータ記憶媒体がコンピュータに接続されたときに、暗号情報読取処理で読み取ったデータ暗号鍵を使用してデータ記憶媒体に記憶されたバックアップデータを復号した復号データを作成するデータ復号処理、および、復号データを一の携帯端末又は他の携帯端末に登録する復号データ登録処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、バックアップデータの作成を簡易に行うとともに、そのバックアップデータを安全かつ簡易に復元できる。
本発明の第1の実施形態におけるデータバックアップシステムを示すブロック図である。 携帯電話端末10を携帯電話充電器20に装着する場合の例を示す説明図である。 携帯電話端末10を使用者に供給する場合の例を示すフローチャートである。 携帯電話端末10を充電する場合の例を示すフローチャートである。 携帯電話端末10にバックアップデータを復元する場合の例を示すフローチャートである。 復号装置50から、携帯電話端末10にバックアップデータを復元する場合の例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態におけるデータバックアップシステムを示すブロック図である。 新規の携帯電話端末70にバックアップデータを書き込む処理の例を示すフローチャートである。 復号装置50から、新規の携帯電話端末70にバックアップデータを復元する場合の例を示す説明図である。 本発明におけるデータバックアップシステムの概要を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態1.
図1は、本発明の第1の実施形態におけるデータバックアップシステムを示すブロック図である。本実施形態によるデータバックアップシステムは、携帯電話端末10と、携帯電話充電器20と、バックアップデータカード30と、暗号キーデータカード40と、復号装置50とを備えている。
携帯電話充電器20は、携帯電話端末10を着脱可能な充電器である。例えば、携帯電話端末10が、充電式電池(図示せず)を備え、さらに、携帯電話充電器20からその充電式電池に電力を供給するための端子(図示せず)を備えている場合であれば、携帯電話端末10を携帯電話充電器20に装着したときに、携帯電話充電器20は、その端子を介して充電式電池に電力を供給してもよい。
バックアップデータカード30は、携帯電話充電器20に着脱可能な記憶媒体である。バックアップデータカード30が携帯電話充電器20に装着されている状態で、携帯電話端末10が携帯電話充電器20に装着されると、バックアップデータカード30は、携帯電話充電器20を介して、携帯電話端末10から送信されるデータを記憶する。
バックアップデータカード30の例として、不揮発性のメモリであるSD(Secure Digital )メモリカードが挙げられるが、バックアップデータカード30は、SDメモリカードに限定されない。
携帯電話端末10は、記憶部11とデータ登録部12とを備えている。
記憶部11は、携帯電話端末10に記憶されたデータを暗号化する暗号キー等を記憶する記憶装置である。暗号キーの例として、共通鍵が挙げられるが、暗号キーは共通鍵に限定されない。なお、本実施形態では、後述する暗号キーは復号装置50で作成され、その暗号キーが記憶部11に記憶されている場合を例に説明する。
データ登録部12は、バックアップが必要なデータを記憶部11に記憶された暗号キーを用いて暗号化する。以下、バックアップのために暗号化されたデータをバックアップデータと記す。また、データ登録部12は、携帯電話端末10が携帯電話充電器20に装着されたとき、携帯電話充電器20を介して、バックアップデータをバックアップデータカード30に登録する。
暗号化の方法の例として、共通鍵方式による暗号化アルゴリズムを使用する方法などがあげられるが、暗号化の方法は、共通鍵方式による暗号化アルゴリズムを使用する場合に限定されない。また、共通鍵方式による暗号化アルゴリズムについては広く知られているため、ここでは詳細な説明を省略する。
データ登録部12は、例えば、プログラムに従って動作する携帯電話端末10のCPU(Central Processing Unit )によって実現される。例えば、プログラムは、携帯電話端末10の記憶部11に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み取り、プログラムに従ってデータ登録部12として動作してもよい。
暗号キーデータカード40は、携帯電話端末10と一対一に対応するものであり、携帯電話端末10の使用者が所持する記憶媒体である。暗号キーデータカード40は、携帯電話端末10が記憶する暗号キーと、携帯電話端末10の使用者を識別する使用者認証情報を暗号化した情報(以下、暗号化使用者認証情報と記す。)を記憶する。なお、本実施形態では、暗号キー、及び暗号化使用者認証情報は復号装置50で生成され、その暗号キー、及び暗号化使用者認証情報が暗号キーデータカード40に記憶されている場合を例に説明する。
図2は、バックアップデータカード30が携帯電話充電器20に装着されている状態で、携帯電話端末10を携帯電話充電器20に装着する場合の例を示す説明図である。携帯電話端末10が携帯電話充電器20に装着されると、携帯電話端末10は携帯電話充電器20を介してバックアップデータカード30にバックアップデータを登録する。
復号装置50は、記憶部51と、暗号キー生成部52と、暗号キー登録部53と、暗号キーデータカード読取部54と、暗号データ読取部55と、暗号データ復号部56と、復号データ登録部57と、使用者認証情報暗号部58と、認証部59と、データ入出力インタフェース60とを備えている。ここで復号装置50は、携帯事業者が保有しているコンピュータ装置等が考えられる。
データ入出力インタフェース60は、復号装置50と他の記憶装置とのデータの送受信を行う。データ入出力インタフェース60の例として、USB(Universal Serial Bus)コネクタや、SDカードアダプタなどが挙げられるが、データ入出力インタフェース60は、USBコネクタや、SDカードアダプタに限定されない。
記憶部51は、使用者認証情報、使用者認証情報を暗号化する時に使用する使用者認証情報用暗号キー、暗号キー等を記憶する記憶装置である。本実施形態では、記憶部51は復号装置50内に備えられている場合を例に説明しているが、記憶部51は別の装置に備えてられていてもよい。
暗号キー生成部52は、携帯電話端末10がバックアップの対象とするデータを暗号化するときに使用する暗号キー、及び使用者認証情報用暗号キーを作成する。暗号キー、及び使用者認証情報用暗号キーの例として、秘密鍵が挙げられるが、暗号キー、及び使用者認証情報用暗号キーは秘密鍵に限定されない。また、秘密鍵の生成方法は広く知られているため、ここでは説明を省略する。なお、暗号キー、及び使用者認証情報用暗号キーが既に作成されている場合であれば、復号装置50は暗号キー生成部52を備えていなくてもよい。
暗号キー登録部53は、データ入出力インタフェース60を介して、携帯電話端末10の記憶部11、及び暗号キーデータカード40に暗号キーを登録する。また、暗号キー登録部53は、暗号キー及び使用者認証情報用暗号キーを記憶部51に登録する。
暗号キーデータカード読取部54は、データ入出力インタフェース60を介して、暗号キーデータカード40に記憶された暗号キー、及び暗号化使用者認証情報を読み取る。例えば、暗号キーデータカード読取部54は、暗号キーデータカード40が復号装置50に装着されたときに、暗号キーデータカード40から暗号キー、及び暗号化使用者認証情報を読み取る。
暗号データ読取部55は、データ入出力インタフェース60を介して、バックアップデータカード30に記憶されたバックアップデータを読み取る。例えば、暗号データ読取部55は、バックアップデータカード30が復号装置50に装着されたときに、バックアップデータカード30からバックアップデータを読み取る。
暗号データ復号部56は、暗号キーデータカード読取部54が暗号キーデータカード40から読み取った暗号キーを使用して、暗号データ読取部55がバックアップデータカード30から読み取ったバックアップデータを復号した復号データを作成する。
復号データ登録部57は、暗号データ復号部56が復号した復号データを、データ入出力インタフェース60を介して携帯電話端末10の記憶部11に登録する。
使用者認証情報暗号部58は、使用者認証情報用暗号キーを用いて使用者認証情報を暗号化する。暗号化の方法の例として、共通鍵方式による暗号化アルゴリズムを使用する方法などがあげられるが、暗号化の方法は、共通鍵方式による暗号化アルゴリズムを使用する場合に限定されない。また、共通鍵方式による暗号化アルゴリズムについては広く知られているため、ここでは詳細な説明は省略する。
また、使用者認証情報暗号部58は、携帯電話端末10の使用者に対応する使用者認証情報を暗号化して暗号キーデータカード40に登録する。例えば、使用者認証情報暗号部58は、暗号キーデータカード40が復号装置50に装着されたときに、暗号キーデータカード40に暗号化使用者認証情報を登録する。
認証部59は、暗号キーデータカード40に記憶された暗号化使用者認証情報をもとに、携帯電話端末10の使用者かどうか判断する。例えば、認証部59は、データ入出力インタフェース60を介して、暗号キーデータカード40から暗号化使用者認証情報を読み取る。読み取った暗号化使用者認証情報を使用者認証情報用暗号キーを用いて復号し、復号した使用者認証情報をもとに使用者かどうか判断してもよい。
使用者の判断方法としては、例えば、使用者認証情報に生体認証情報が含まれている場合であれば、例えば、復号装置50の入力部(図示せず)を介して使用者の生体認証情報を検知したときに、その検知した生体認証情報と使用者認証情報内の生体認証情報とを比較して、使用者であることを判断してもよい。
また、例えば、使用者認証情報にパスワードが含まれている場合であれば、例えば、復号装置50の入力部(図示せず)を介してパスワードが入力されたときに、その入力されたパスワードと使用者認証情報内のパスワードを比較して、使用者であることを判断してもよい。
使用者の認証方法は、様々な方法が考えられ、上記に示した方法に限定されない。
暗号キー生成部52と、暗号キー登録部53と、暗号キーデータカード読取部54と、暗号データ読取部55と、暗号データ復号部56と、復号データ登録部57と、使用者認証情報暗号部58と、認証部59とは、例えば、プログラムに従って動作する復号装置50のCPUによって実現される。例えば、プログラムは、復号装置50の記憶部51に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み取り、プログラムに従って暗号キー生成部52、暗号キー登録部53、暗号キーデータカード読取部54、暗号データ読取部55、暗号データ復号部56、復号データ登録部57、使用者認証情報暗号部58、及び認証部59として動作してもよい。
復号装置50は、例えば、汎用のパソコンであってもよい。この場合、汎用のパソコンのCPUが上記プログラムを読み取り、そのプログラムに従って、暗号キー生成部52、暗号キー登録部53、暗号キーデータカード読取部54、暗号データ読取部55、暗号データ復号部56、復号データ登録部57、使用者認証情報暗号部58、及び認証部59として動作してもよい。
次に、動作について説明する。なお。以下の説明では、携帯電話事業者が復号装置50を所持しており、携帯電話端末10の使用者は、携帯電話事業者から携帯電話端末10と、携帯電話充電器20と、バックアップデータカード30と、暗号キーデータカード40とを供給される場合について説明する。また、バックアップデータカード30は既に携帯電話充電器20に装着されている場合を例に説明する。
図3は、携帯電話事業者が、新規携帯電話端末10、及び暗号キーデータカード40を使用者に供給するまでの処理の例を示すフローチャートである。
例えば、携帯電話事業者の指示に応じて、復号装置50が暗号キーの生成の指示を検知すると、暗号キー生成部52は、新規に暗号キーを生成する。例えば、携帯電話端末10が復号装置50に接続されると、暗号キー登録部53は、携帯電話端末10の記憶部11に生成した暗号キーを登録する(ステップS11)。その後、例えば、復号装置50に暗号キーデータカード40が装着されたときに、暗号キー登録部53は、携帯電話端末10に登録した暗号キーと同一の暗号キーを暗号キーデータカード40に登録する(ステップS12)。
また、例えば、携帯電話事業者の操作に応じて、復号装置50が使用者認証用暗号キーの生成の指示を検知すると、暗号キー生成部52は、暗号キーとは別の使用者認証用暗号キーを生成する。その後、例えば、復号装置50に暗号キーデータカード40が装着されたときに、使用者認証情報暗号部58は、生成した使用者認証用暗号キーを用いて、使用者認証情報を暗号化する。暗号キー登録部53は、生成された暗号化使用者認証情報を暗号キーデータカード40に登録する(ステップS13)。
暗号キー登録部53は、暗号キー生成部52が生成した使用者認証用暗号キーを、記憶部51に記憶させる。
図4は、携帯電話端末10の使用者が携帯電話端末10を充電する場合の例を示すフローチャートである。
例えば、携帯電話端末10の使用者が携帯電話端末10を携帯電話充電器20に接続すると(ステップS21)、データ登録部12は記憶部11に記憶された暗号キーを用いてバックアップデータを作成し、そのバックアップデータをバックアップデータカード30に登録する(ステップS22)。
図5は、携帯電話事業者において、携帯電話端末10にバックアップデータを復元する場合の例を示すフローチャートである。以下の説明では、復号装置50を所持する携帯電話事業者にバックアップデータの復元を依頼するため、携帯電話端末10の使用者が、携帯電話充電器20、バックアップデータカード30、及び暗号キーデータカード40を携帯電話事業者に提出する場合を例に説明する。
例えば、携帯電話事業者が、受け取った暗号キーデータカード40を復号装置50に装着すると、暗号キーデータカード読取部54は、暗号キーデータカード40に記憶された暗号化使用者認証情報を読み取り、記憶部51に記憶されている使用者認証用暗号キーを使用して暗号化使用者認証情報を復号する。認証部59は、復号された使用者認証情報をもとに、本人確認を行う(ステップS31)。
また、暗号キーデータカード読取部54は、暗号キーデータカード40に記憶された暗号キーを併せて読み取る(ステップS32)。
携帯電話事業者は、受け取ったバックアップデータカード30を携帯電話充電器20から取り外す。例えば、携帯電話事業者が、バックアップデータカード30を復号装置50に装着し(ステップS33)、携帯電話端末10を復号装置50に接続すると(ステップS34)、暗号データ読取部55は、バックアップデータカード30に記憶されたバックアップデータを読み取る。暗号データ復号部56は、読み取ったバックアップデータを復号し、復号データ登録部57は、携帯電話端末10の記憶部11に復号データを登録する(ステップS35)。
図6は、復号装置50から、携帯電話端末10にバックアップデータを復元する場合の例を示す説明図である。復号装置50は、暗号キーデータカード40登録した暗号キー及び暗号化使用者認証情報を、再度その暗号キーデータカード40から読み取り、さらに、バックアップデータカード30に記憶されたバックアップデータを読み取る。復号装置50は、読み取ったバックアップデータを暗号キーを用いて復号し、復号したデータを携帯電話端末10に復元する。
本発明によれば、携帯電話端末10が、携帯電話端末10に記憶されたデータを暗号化するための暗号キーを使用してバックアップデータを作成し、携帯電話端末10が、携帯電話端末10に対して充電を行う携帯電話充電器20に接続されたときに、携帯電話充電器20に接続された着脱可能な記憶媒体であるバックアップデータカード30にバックアップデータを登録し、復号装置50が、暗号キー、及び暗号化使用者認証情報とを記憶する暗号キーデータカード40が接続されたときに、暗号キーデータカード40に記憶された暗号キー、及び暗号化使用者認証情報を読み取り、復号装置50が、暗号化使用者認証情報を使用者認証情報用暗号キーを使用して復号し、復号装置50が、復号された使用者認証情報と、記憶部51に記憶された認証情報とを比較して携帯電話端末10の使用者を認証し、復号装置50が、バックアップデータカード30が接続され認証に成功しているときに、バックアップデータカード30に記憶されたバックアップデータを復号した復号データを作成し、復号装置50が、復号データを携帯電話端末10に登録する。よって、バックアップデータの作成を簡易に行うとともに、そのバックアップデータを安全かつ簡易に復元できる。
すなわち、携帯電話端末10の使用者は、データバックアップのための操作を別途行う必要がないため、バックアップ作業を意識する必要がない。そのため、バックアップ忘れを防止し、高い頻度でバックアップデータをとることができる。万が一携帯電話端末に記憶されたデータを喪失した場合でも、充電の度にバックアップを行っているため、その喪失データは、前回充電時からの差分(例えば、前回充電時から追加されたデータやメール等の送受信履歴など)に限定される。
また、バックアップを行うデータを暗号化することにより、バックアップデータを安全に管理できる。さらに、例えば、復号装置50を携帯電話事業者が所持することにより、第三者(携帯電話端末10の使用者を含む)が復号の手段を持つことがない。そのため、仮にバックアップデータカード30を紛失したり、誤って廃棄したりした場合であっても、バックアップデータ流出の危険性を抑えることができる。
さらに、バックアップデータの復元は、例えば、携帯電話事業者が所持する復号装置50によって行われる。そのため、携帯電話端末10の使用者はバックアップデータを携帯電話端末10に復元する手段を有しない。したがって、使用者がバックアップデータを既存のデータに上書きしてしまうといった誤った操作によるデータの消失を防ぐことができる。
さらに、バックアップデータを作成するための暗号キーを、別途暗号キーデータカード40に記憶し、それを携帯電話端末10の使用者が所有する。そのため、バックアップデータカード30が盗難等にあった場合でも、暗号キーを別途管理しているため、バックアップデータの情報流出の危険性を抑えることができる。
さらに、暗号キーデータカード40は使用者を認証するための使用者認証情報を記憶している。そのため、バックアップデータカード30に加え、その暗号キーデータカード40も盗難等にあった場合でも、暗号キーデータカード40に記憶された使用者認証情報をもとに使用者の認証を行うことが可能となる。したがって、第三者によるバックアップデータの不正利用を防止できる。
実施形態2.
図7は、本発明の第2の実施形態におけるデータバックアップシステムを示すブロック図である。なお、第1の実施形態と同様の構成については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。本実施形態によるデータバックアップシステムは、図1に示す携帯電話端末10と、携帯電話充電器20と、バックアップデータカード30と、暗号キーデータカード40と、復号装置50とを備え、さらに、携帯電話端末70を備えている。
携帯電話端末70は、携帯電話端末10とは別の携帯電話端末であり、携帯電話端末10と共通のフォーマットのデータを扱う。携帯電話端末70は、例えば、携帯電話端末10が使用不可能となった場合の代替機である。
携帯電話端末70は、記憶部71とデータ登録部72とを備えている。記憶部71及びデータ登録部72の機能は、それぞれ、図1に示す記憶部11及びデータ登録部12と同様である。
次に、動作について説明する。なお。以下の説明では、携帯電話端末の使用者が所持する携帯電話端末10が紛失、破損等したことにより、その使用者が携帯電話事業者から携帯電話端末10とは別の新規携帯電話端末70を受け取る場合を例について説明する。また、バックアップデータカード30は既に携帯電話充電器20に装着されている場合を例に説明する。
図3の例に示す、暗号キーデータカード40への暗号キー及び暗号化使用者認証情報の書き込み(ステップS11〜S13)、及び図4の例に示す、バックアップデータカード30へのバックアップデータの書き込み(ステップS21〜S22)までの処理は、第1の実施形態と同様である。
図8は、携帯電話事業者において、新規の携帯電話端末70にバックアップデータを書き込む処理の例を示すフローチャートである。以下の説明でも第1の実施形態と同様に、復号装置50を所持する携帯電話事業者にバックアップデータの復元を依頼するため、携帯電話端末10の使用者が、携帯電話充電器20、バックアップデータカード30、及び暗号キーデータカード40を携帯電話事業者に提出する場合を例に説明する。
暗号キーデータカード40が復号装置50に装着されてから、認証部59が本人確認を行い、暗号キーデータカード読取部54が、暗号キーデータカード40に記憶された暗号キーを読み取ったあと、バックアップデータカード30が復号装置50に装着されるまでの処理は、図5のステップS31〜S33に示す処理と同様である。
例えば、携帯電話事業者が、バックアップデータカード30を復号装置50に装着し(ステップS33)、新規の携帯電話端末70を復号装置50に接続すると(ステップS41)、暗号キー登録部53は、記憶部51に記憶された暗号キーを、携帯電話端末70の記憶部71に登録する(ステップS42)。
その後、暗号データ読取部55は、バックアップデータカード30に記憶されたバックアップデータを読み取る。暗号データ復号部56は、読み取ったバックアップデータを復号し、復号データ登録部57は、携帯電話端末70の記憶部71に復号データを登録する(ステップS43)。
図9は、復号装置50から、新規の携帯電話端末70にバックアップデータを復元する場合の例を示す説明図である。復号装置50は、暗号キーデータカード40登録した暗号キー及び暗号化使用者認証情報を、再度その暗号キーデータカード40から読み取り、さらに、バックアップデータカード30に記憶されたバックアップデータを読み取る。復号装置50は、読み取ったバックアップデータを暗号キーを用いて復号し、復号したデータを携帯電話端末70に復元する。
本発明によれば、実施形態1の効果に加え、復号装置50が暗号キーデータカード40から読み取った暗号キーを携帯電話端末70に登録する。よって、新規の携帯電話端末70に既存の携帯電話端末10と同一のバックアップ環境を簡易に作成することができる。
図10は、本発明におけるデータバックアップシステムの最小構成を示すブロック図である。本発明によるデータバックアップシステムは、一の携帯端末80(例えば、携帯電話端末10)と、一の携帯端末80が接続されたときに、一の携帯端末80に対して充電を行う充電器84(例えば、携帯電話充電器20)と、充電器84に着脱可能な記憶媒体であるデータ記憶媒体85(例えば、バックアップデータカード30)と、一の携帯端末80に記憶されたデータを暗号化するためのデータ暗号鍵(例えば、暗号キー)、及び一の携帯端末80の使用者を識別する認証情報(例えば、使用者認証情報)を暗号化した暗号化認証情報(例えば、暗号化使用者認証情報)とを記憶する暗号情報記憶媒体86(例えば、暗号キーデータカード40)と、バックアップデータを復号して、一の携帯端末80又は他の携帯端末(例えば、携帯電話端末70)にリストアする復号装置90(例えば、復号装置50)とを備えている。
一の携帯端末80は、データ暗号鍵を記憶するデータ暗号鍵記憶手段81(例えば、記憶部11)と、データ暗号鍵を使用して一の携帯端末80に記憶されたデータを暗号化したバックアップデータを作成する暗号化手段82(例えば、データ登録部12)と、一の携帯端末80が充電器84に接続されたときに、充電器84に装着されたデータ記憶媒体85にバックアップデータを登録するデータ登録手段83(例えば、データ登録部12)とを備えている。
復号装置90は、認証情報と認証情報を暗号化するための認証情報暗号鍵(例えば、使用者認証情報用暗号キー)とを記憶する復号装置記憶手段91(例えば、記憶部51)と、暗号情報記憶媒体86が装着されたときに、暗号情報記憶媒体86に記憶されたデータ暗号鍵、及び暗号化認証情報を読み取る暗号情報読取手段92(例えば、暗号キーデータカード読取部54)と、暗号情報読取手段92が読み取った暗号化認証情報を認証情報暗号鍵を使用して復号する認証情報復号手段93(例えば、認証部59)と、認証情報復号手段93が復号した認証情報と復号装置記憶手段91に記憶された認証情報とを比較して一の携帯端末80の使用者を認証する認証手段94(例えば、認証部59)と、データ記憶媒体85が接続され認証に成功しているときに、暗号情報読取手段92が読み取ったデータ暗号鍵を使用してデータ記憶媒体85に記憶されたバックアップデータを復号した復号データを作成するデータ復号手段95(例えば、暗号データ読取部55、暗号データ復号部56)と、復号データを一の携帯端末80又は他の携帯端末に登録する復号データ登録手段96(例えば、復号データ登録部57)とを備えている。
そのような構成により、バックアップデータの作成を簡易に行うとともに、そのバックアップデータを安全かつ簡易に復元できる。
すなわち、携帯端末80の使用者は、データバックアップのための操作を別途行う必要がないため、バックアップ作業を意識する必要がない。そのため、バックアップ忘れを防止し、高い頻度でバックアップデータをとることができる。万が一携帯電話端末に記憶されたデータを喪失した場合でも、充電の度にバックアップを行っているため、その喪失データは、前回充電時からの差分(例えば、前回充電時から追加されたデータやメール等の送受信履歴など)に限定される。
また、バックアップを行うデータを暗号化することにより、バックアップデータを安全に管理できる。さらに、例えば、復号装置90を携帯電話事業者が所持することにより、第三者(携帯端末80の使用者を含む)が復号の手段を持つことがない。そのため、仮にデータ記憶媒体85を紛失したり、誤って廃棄したりした場合であっても、バックアップデータ流出の危険性を抑えることができる。
さらに、バックアップデータの復元は、例えば、携帯電話事業者が所持する復号装置90によって行われる。そのため、携帯端末80の使用者はバックアップデータを携帯端末80に復元する手段を有しない。したがって、使用者がバックアップデータを既存のデータに上書きしてしまうといった誤った操作によるデータの消失を防ぐことができる。
さらに、バックアップデータを作成するための暗号キーを、別途暗号情報記憶媒体86に記憶し、それを携帯端末80の使用者が所有する。そのため、データ記憶媒体85が盗難等にあった場合でも、暗号キーを別途管理しているため、バックアップデータの情報流出の危険性を抑えることができる。
さらに、暗号情報記憶媒体86は使用者を認証するための使用者認証情報を記憶している。そのため、データ記憶媒体85に加え、その暗号情報記憶媒体86も盗難等にあった場合でも、暗号情報記憶媒体86に記憶された使用者認証情報をもとに使用者の認証を行うことが可能となる。したがって、第三者によるバックアップデータの不正利用を防止できる。
また、上記実施形態には、暗号情報読取手段92が読み取ったデータ暗号鍵を他の携帯端末(例えば、携帯電話端末70)に登録する第1データ暗号鍵登録手段(例えば、暗号キー登録部53)を備えた構成が開示されている。
そのような構成により、新規の携帯端末に既存の携帯端末と同一のバックアップ環境を簡易に作成することができる。
また、上記実施形態には、復号装置50が、データ暗号鍵を生成するデータ暗号鍵生成手段(例えば、暗号キー生成部52)と、データ暗号鍵を、暗号情報記憶媒体86、及び一の携帯端末80に登録する第2データ暗号鍵登録手段(例えば、暗号キー登録部53)とを備えた構成が開示されている。
また、上記実施形態には、復号装置50が、復号装置記憶手段91に記憶された認証情報を、認証情報暗号化キーを使用して暗号化した暗号化認証情報を作成する認証情報暗号化手段(例えば、使用者認証情報暗号部58)と、暗号化認証情報を暗号情報記憶媒体86に登録する暗号化認証情報登録手段(例えば、使用者認証情報暗号部58)とを備えた構成が開示されている。
また、暗号情報記憶媒体86が、暗号化認証情報として、一の携帯端末80の使用者を識別するために生体認証で用いられる生体認証情報を含む認証情報を暗号化した暗号化認証情報を記憶し、復号装置記憶手段91が、認証情報を記憶し、認証手段が、認証情報復号手段93が復号した生体認証情報と、復号装置記憶手段91に記憶された認証情報に含まれる生体認証情報とを比較して一の携帯端末80の使用者を認証してもよい。
本発明は、携帯端末に記憶されたデータをバックアップするデータバックアップシステムに好適に適用される。
10、70 携帯電話端末
20 携帯電話充電器
30 バックアップデータカード
40 暗号キーデータカード
50 復号装置

Claims (11)

  1. 一の携帯端末と、
    前記一の携帯端末が接続されたときに、当該一の携帯端末に対して充電を行う充電器と、
    前記充電器に着脱可能な記憶媒体であるデータ記憶媒体と、
    前記一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化するためのデータ暗号鍵、及び前記一の携帯端末の使用者を識別する認証情報を暗号化した暗号化認証情報とを記憶する暗号情報記憶媒体と、
    バックアップデータを復号して、前記一の携帯端末又は他の携帯端末にリストアする復号装置とを備え、
    前記一の携帯端末は、
    前記暗号情報記憶媒体に記憶されたデータ暗号鍵と同一のデータ暗号鍵を記憶するデータ暗号鍵記憶手段と、
    前記データ暗号鍵を使用して当該一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化したバックアップデータを作成する暗号化手段と、
    当該一の携帯端末が前記充電器に接続されたときに、当該充電器に装着された前記データ記憶媒体に前記バックアップデータを登録するデータ登録手段とを備え、
    前記復号装置は、
    前記認証情報と当該認証情報を暗号化するための認証情報暗号鍵とを記憶する復号装置記憶手段と、
    前記暗号情報記憶媒体が装着されたときに、当該暗号情報記憶媒体に記憶されたデータ暗号鍵、及び暗号化認証情報を読み取る暗号情報読取手段と、
    前記暗号情報読取手段が読み取った暗号化認証情報を前記認証情報暗号鍵を使用して復号する認証情報復号手段と、
    前記認証情報復号手段が復号した認証情報と前記復号装置記憶手段に記憶された認証情報とを比較して一の携帯端末の使用者を認証する認証手段と、
    前記データ記憶媒体が接続され認証に成功しているときに、前記暗号情報読取手段が読み取ったデータ暗号鍵を使用して当該データ記憶媒体に記憶された前記バックアップデータを復号した復号データを作成するデータ復号手段と、
    前記復号データを前記一の携帯端末又は他の携帯端末に登録する復号データ登録手段とを備えた
    ことを特徴とするデータバックアップシステム。
  2. 復号装置は、
    暗号情報読取手段が暗号情報記憶媒体から読み取ったデータ暗号鍵を他の携帯端末に登録する第1データ暗号鍵登録手段を備えた
    請求項1記載のデータバックアップシステム。
  3. 復号装置は、
    データ暗号鍵を生成するデータ暗号鍵生成手段と、
    前記データ暗号鍵を、暗号情報記憶媒体、及び一の携帯端末に登録する第2データ暗号鍵登録手段とを備えた
    請求項1または請求項2に記載のデータバックアップシステム。
  4. 復号装置は、
    復号装置記憶手段に記憶された認証情報を、認証情報暗号化キーを使用して暗号化した暗号化認証情報を作成する認証情報暗号化手段と、
    前記暗号化認証情報を前記暗号情報記憶媒体に登録する暗号化認証情報登録手段とを備えた
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のデータバックアップシステム。
  5. 暗号情報記憶媒体は、暗号化認証情報として、一の携帯端末の使用者を識別するために生体認証で用いられる生体認証情報を含む認証情報を暗号化した暗号化認証情報を記憶し、
    復号装置記憶手段は、前記認証情報を記憶し、
    認証手段は、認証情報復号手段が復号した前記生体認証情報と、復号装置記憶手段に記憶された前記認証情報に含まれる生体認証情報とを比較して一の携帯端末の使用者を認証する
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のデータバックアップシステム。
  6. 一の携帯端末の使用者を識別する認証情報と当該認証情報を暗号化するための認証情報暗号鍵とを記憶する復号装置記憶手段と、
    一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化するためのデータ暗号鍵、及び前記認証情報を暗号化した暗号化認証情報とを記憶する暗号情報記憶媒体が装着されたときに、当該暗号情報記憶媒体に記憶されたデータ暗号鍵、及び暗号化認証情報を読み取る暗号情報読取手段と、
    前記暗号情報読取手段が読み取った暗号化認証情報を前記認証情報暗号鍵を使用して復号する認証情報復号手段と、
    前記認証情報復号手段が復号した認証情報と前記復号装置記憶手段に記憶された認証情報とを比較して一の携帯端末の使用者を認証する認証手段と、
    前記一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化したバックアップデータを記憶した記憶媒体であるデータ記憶媒体が接続され認証に成功しているときに、当該データ記憶媒体に記憶された前記バックアップデータを前記暗号情報読取手段が読み取ったデータ暗号鍵を使用して復号した復号データを作成するデータ復号手段と、
    前記復号データを前記一の携帯端末又は他の携帯端末に登録する復号データ登録手段とを備えた
    ことを特徴とする復号装置。
  7. 暗号情報読取手段が暗号情報記憶媒体から読み取ったデータ暗号鍵を他の携帯端末に登録するデータ暗号鍵登録手段を備えた
    請求項6記載の復号装置。
  8. 一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化するためのデータ暗号鍵を使用して当該一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化したバックアップデータを作成する暗号化ステップと、
    前記一の携帯端末に対して充電を行う充電器に前記一の携帯端末が接続されたときに、当該充電器に装着された着脱可能な記憶媒体であるデータ記憶媒体に前記バックアップデータを登録するデータ登録ステップと、
    前記一の携帯端末がデータを暗号化するために使用したデータ暗号鍵と同一のデータ暗号鍵、及び前記一の携帯端末の使用者を識別する認証情報を暗号化した暗号化認証情報とを記憶する暗号情報記憶媒体が、前記一の携帯端末又は他の携帯端末に前記バックアップデータを復号してリストアする復号装置に装着されたときに、当該暗号情報記憶媒体に記憶されたデータ暗号鍵、及び暗号化認証情報を読み取る暗号情報読取ステップと、
    前記暗号情報読取ステップで読み取った暗号化認証情報を、認証情報を暗号化するための認証情報暗号鍵を使用して復号する認証情報復号ステップと、
    前記認証情報復号ステップで復号した認証情報と、前記認証情報と前記認証情報暗号鍵とを記憶する復号装置記憶手段に記憶された認証情報とを比較して一の携帯端末の使用者を認証する認証ステップと、
    前記データ記憶媒体が装着され認証に成功しているときに、前記暗号情報読取ステップで読み取ったデータ暗号鍵を使用して当該データ記憶媒体に記憶された前記バックアップデータを復号した復号データを作成するデータ復号ステップと、
    前記復号データを前記一の携帯端末又は他の携帯端末に登録する復号データ登録ステップとを含む
    ことを特徴とするデータバックアップ方法。
  9. 暗号情報読取ステップで、復号装置が暗号情報記憶媒体から読み取ったデータ暗号鍵を他の携帯端末に登録する
    請求項記載のデータバックアップ方法。
  10. 一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化したバックアップデータを復号して、前記一の携帯端末又は他の携帯端末にリストアするコンピュータに搭載される復号プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化するためのデータ暗号鍵、及び前記一の携帯端末の使用者を識別する認証情報を暗号化した暗号化認証情報とを記憶する暗号情報記憶媒体が装着されたときに、当該暗号情報記憶媒体に記憶されたデータ暗号鍵、及び暗号化認証情報を読み取る暗号情報読取処理、
    前記暗号情報読取処理で読み取った暗号化認証情報を、認証情報を暗号化するための認証情報暗号鍵を使用して復号する認証情報復号処理、
    前記認証情報復号処理で復号した認証情報と、前記認証情報と前記認証情報暗号鍵とを記憶する復号装置記憶手段に記憶された認証情報とを比較して一の携帯端末の使用者を認証する認証処理、
    前記一の携帯端末に記憶されたデータを暗号化したバックアップデータを記憶する記憶媒体であるデータ記憶媒体が当該コンピュータに接続されたときに、前記暗号情報読取処理で読み取ったデータ暗号鍵を使用して当該データ記憶媒体に記憶された前記バックアップデータを復号した復号データを作成するデータ復号処理、および、
    前記復号データを前記一の携帯端末又は他の携帯端末に登録する復号データ登録処理
    を実行させるための復号プログラム。
  11. コンピュータに、
    暗号情報読取処理で読み取ったデータ暗号鍵を他の携帯端末に登録するデータ暗号鍵登録処理
    を実行させる請求項10記載の復号プログラム。
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