JP5166000B2 - Biomass gasification system - Google Patents
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Description
本発明は、例えばバイオマス原料を熱分解することによって発生する熱分解ガスを燃料ガスとして利用するバイオマスガス化システムに関する。 The present invention relates to a biomass gasification system that uses, for example, a pyrolysis gas generated by pyrolyzing a biomass raw material as a fuel gas.
近年、木材チップ等のバイオマス原料(被熱分解物)を加熱してガス化し、生成されたガスを燃料ガスとして用いて発電を行うバイオマスガス化発電システムが実用化されるようになってきた(例えば、特許文献1)。このようなバイオマスガス化発電システムでは、ガス化炉(ガス化手段)において、原料のバイオマスを低酸素下で加熱して熱分解すると、主に一酸化炭素、水素及び炭化水素よりなる熱分解ガスが発生する。そして、この熱分解ガスを冷却及び精製することにより燃料ガスとしてデュアルフューエルエンジン発電、ガスエンジン発電、ガスタービン発電あるいは燃料電池等の種々の発電用設備等に供給して利用している。 In recent years, biomass gasification power generation systems that heat and gasify biomass raw materials (thermally decomposed products) such as wood chips and generate electricity using the generated gas as fuel gas have come into practical use ( For example, Patent Document 1). In such a biomass gasification power generation system, when a raw material biomass is heated and pyrolyzed under low oxygen in a gasification furnace (gasification means), a pyrolysis gas mainly composed of carbon monoxide, hydrogen and hydrocarbons. Will occur. The pyrolysis gas is cooled and purified to be used as fuel gas by supplying it to various power generation facilities such as dual fuel engine power generation, gas engine power generation, gas turbine power generation, or fuel cell.
こうしたバイオマスガス化発電システムでは、ガス化炉で発生した熱分解ガスに煤等の粉塵が含まれるため、ガス化炉や、熱分解ガスを冷却するための冷却器(冷却手段)に煤等の粉塵が溜まってしまう。このため、ガス化炉や冷却器に溜まった煤等の粉塵を定期的または不定期に除去する必要がある。
ところで、特許文献1のようなバイオマスガス化発電システムでは、通常、ガス化炉や冷却器に溜まった煤等の粉塵を作業者がスコップなどを使って手作業で除去するため、作業効率が非常に悪いものであった。 By the way, in the biomass gasification power generation system like patent document 1, since an operator removes dusts, such as soot collected in a gasification furnace or a cooler, manually with a scoop etc., work efficiency is very high. It was bad.
本発明は、このような課題に着目してなされたものである。その目的とするところは、ガス化手段及び冷却手段のうち少なくとも一方に溜まった熱分解ガス中の粉塵を効率よく除去することが可能なバイオマスガス化システムを提供することにある。 The present invention has been made paying attention to such problems. The object is to provide a biomass gasification system capable of efficiently removing dust in the pyrolysis gas accumulated in at least one of the gasification means and the cooling means.
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、バイオマス原料を加熱して熱分解ガスを発生させるガス化手段と、該ガス化手段と流路を介して接続されるとともに前記熱分解ガスを冷却する冷却手段と、該冷却手段と流路を介して接続されるとともに冷却された前記熱分解ガス中の粉塵を除去する除塵手段と、該除塵手段と流路を介して接続されるとともに除塵された前記熱分解ガスを燃料ガスとして発電する発電装置とを備えたバイオマスガス化システムであって、前記熱分解ガスの流路における前記除塵手段の下流側には、上流側から下流側に向かって前記熱分解ガスを吸引する吸引手段が設けられ、前記熱分解ガスの流路における前記除塵手段と前記冷却手段との間には、前記ガス化手段及び前記冷却手段のうち少なくとも一方において溜まった前記熱分解ガス中の粉塵を前記吸引手段の吸引力を利用して前記除塵手段へ導くことが可能な吸引管が接続されていることを要旨とする。 In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to claim 1 is characterized in that a gasification means for heating a biomass raw material to generate pyrolysis gas, and the gasification means are connected to the gasification means through a flow path. A cooling means for cooling the pyrolysis gas, a dust removal means for removing dust in the cooled pyrolysis gas that is connected to the cooling means through the flow path, and a connection to the dust removal means via the flow path And a power generation device that generates electricity using the pyrolyzed gas removed from the dust as fuel gas, the downstream side of the dust removing means in the flow path of the pyrolyzed gas from the upstream side Suction means for sucking the pyrolysis gas toward the downstream side is provided, and between the dust removal means and the cooling means in the pyrolysis gas flow path, at least of the gasification means and the cooling means It is summarized as that accumulated the suction tube which can lead to dust dumping member by utilizing the suction force of the sucking unit dust of the pyrolysis gas in a square are connected.
この構成によれば、ガス化手段及び冷却手段のうち少なくとも一方において溜まった熱分解ガス中の粉塵を吸引手段の吸引力を利用して吸引管により除塵手段へ導くことが可能となるため、該粉塵を効率よく容易に除去することが可能となる。 According to this configuration, the dust in the pyrolysis gas accumulated in at least one of the gasification means and the cooling means can be guided to the dust removal means by the suction pipe using the suction force of the suction means. Dust can be efficiently and easily removed.
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記吸引管は、フレキシブルに曲げることが可能になっていることを要旨とする。
この構成によれば、ガス化手段及び冷却手段が入り組んだ場所にあっても、吸引管における粉塵を吸引する側の端部がガス化手段または冷却手段まで届くように、該吸引管を容易に引き回すことが可能となる。
The gist of the invention described in claim 2 is that, in the invention described in claim 1, the suction tube can be flexibly bent.
According to this configuration, even in a place where the gasification means and the cooling means are intricate, the suction pipe can be easily arranged so that the end of the suction pipe on the side for sucking dust reaches the gasification means or the cooling means. It can be routed.
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記吸引管には、該吸引管を開閉するための管開閉弁が設けられていることを要旨とする。
この構成によれば、バイオマスガス化システムの運転時に管開閉弁を閉弁することで、吸引手段により熱分解ガスを上流側から下流側に向かって効率よく吸引することが可能となる。
The invention according to claim 3 is summarized in that, in the invention according to claim 1 or 2, the suction pipe is provided with a pipe opening / closing valve for opening and closing the suction pipe.
According to this configuration, by closing the pipe opening / closing valve during the operation of the biomass gasification system, it is possible to efficiently suck the pyrolysis gas from the upstream side toward the downstream side by the suction means.
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の発明において、前記熱分解ガスの流路における前記吸引管が接続された部位と前記冷却手段との間には、該流路を開閉するための流路開閉弁が設けられていることを要旨とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the third aspect of the present invention, the flow path is opened and closed between a portion of the pyrolysis gas flow path where the suction pipe is connected and the cooling means. The gist of the invention is that a flow path opening / closing valve is provided.
この構成によれば、流路開閉弁を閉弁することで、吸引手段により吸引管を介して粉塵を効率よく吸引することが可能となる。 According to this configuration, by closing the flow path opening / closing valve, it becomes possible to efficiently suck dust through the suction pipe by the suction means.
本発明によれば、ガス化手段及び冷却手段のうち少なくとも一方に溜まった熱分解ガス中の粉塵を効率よく除去することが可能なバイオマスガス化システムを提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the biomass gasification system which can remove efficiently the dust in the pyrolysis gas collected in at least one among a gasification means and a cooling means can be provided.
以下、本発明をバイオマスガス化発電システムに具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、バイオマスガス化システムとしてのバイオマスガス化発電システム11は、おが屑等の木質のバイオマス原料を投入するための投入ホッパ12と、投入されたバイオマス原料を加熱して熱分解ガスを発生させるガス化炉13と、発生した熱分解ガスを一時滞留させて熱分解ガス中に含まれるタール等を分解除去する滞留槽14とを備えている。そして、本実施形態ではガス化炉13と滞留槽14とによりガス化手段が構成されている。
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is embodied in a biomass gasification power generation system will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, a biomass gasification
滞留槽14の下流側には熱分解ガスの冷却を行う冷却手段としての冷却装置15が設けられ、該冷却装置15の下流側には熱分解ガスの除塵を行う除塵手段としてのバグフィルタ19が設けられている。
A cooling device 15 as a cooling means for cooling the pyrolysis gas is provided on the downstream side of the
冷却装置15は、熱分解ガス中の煤などの粉塵を幾分除去しながら該熱分解ガスを冷却する水冷式サイクロン16と、熱分解ガスを冷却する一次冷却器17及び二次冷却器18とを備えている。ガス化炉13で発生した熱分解ガスは約800〜900℃の高温で、例えば水冷式サイクロン16で約600℃、一次冷却器17で約400〜500℃、二次冷却器18で約50〜80℃程度に順次冷却される。水冷式サイクロン16、一次冷却器17及び二次冷却器18で使用される冷却水W(図2参照)は、クーリングタワー20で気化熱を奪うことでその水温を下げてポンプ21により各部を通る経路で循環される。
The cooling device 15 includes a water-cooled
バグフィルタ19は冷却装置15によって冷却された後の熱分解ガスの最終的な除塵を行って燃料ガスとするようになっており、バグフィルタ19の下流側には吸引手段としての送風機22が設けられている。したがって、送風機22が下流側へ送風することで、送風機22の上流側にはガスを下流側へ引き込もうとする負圧が発生するようになっている。すなわち、送風機22は、下流側へ送風することで、熱分解ガス(燃料ガス)を上流側から下流側に向かって吸引するようになっている。
The
そして、送風機22は、バグフィルタ19で除塵された燃料ガスを該送風機22の吸引力で引き込んで発電装置23へ送り込むとともに、例えば発電装置23の運転停止時などには燃料ガスをフレアスタック24へ送り込むようになっている。フレアスタック24へ送り込まれた燃料ガスは、燃焼されてから排気される。もちろん、発電装置23で使用されない余分な燃料ガスをガスタンクに一時貯留する構成も採用できる。
The
発電装置23は、燃料ガスの燃焼で運転駆動されるエンジン25と、該エンジン25の回転出力を利用して発電する発電機26とを備えている。そして、このバイオマスガス化発電システム11からは、発電機26で発電される電気や、エンジン25の排気ガスの廃熱を利用した温水等が得られるようになっている。なお、本実施形態における発電装置23は、デュアルフューエルエンジン発電方式を採用している。
The power generator 23 includes an
図2に示すように、水冷式サイクロン16は、直方体状をなす下側ケース30と、該下側ケース30の上側に設けられるとともに上側が閉塞された略円筒状の内側ケース31と、該内側ケース31の外周面を覆うとともに上下両側が閉塞された円筒状の外側ケース32とを備えている。内側ケース31における上下方向のほぼ中央部から下端部にかけての部位は、下方に向かって徐々に径が小さくなるテーパ状をなしており、内側ケース31の下端部は下側ケース30の上壁を貫通して下側ケース30内に達している。すなわち、内側ケース31の下端部は下側ケース30内で開口しているため、内側ケース31内と下側ケース30内とは連通している。
As shown in FIG. 2, the water-cooled
外側ケース32は下側ケース30と隣接しているとともに、外側ケース32内と下側ケース30内とは隔絶されている。外側ケース32と内側ケース31との間には空間が形成されており、該空間は冷却水Wが充填された冷却水貯留室33とされている。この冷却水貯留室33内の冷却水Wはクーリングタワー20を通る経路を介して絶えず循環されている。
The
内側ケース31の周壁における上端部には、滞留槽14から延びるとともに熱分解ガスの流路を形成する配管34が外側ケース32の周壁を貫通した状態で接続されている。すなわち、配管34内は、内側ケース31内と連通しているとともに、冷却水貯留室33とは連通していない。内側ケース31の上壁には一次冷却器17へ延びるとともに熱分解ガスの流路を形成する配管35が接続されており、内側ケース31内と配管35内とは連通している。また、下側ケース30の周壁には開口部30aが設けられており、該開口部30aは蓋体36によって開閉自在に閉塞されている。
A
そして、熱分解ガスが配管34から内側ケース31内に流入すると、該熱分解ガスは内側ケース31の内周壁に沿って旋回し、このときの遠心力により熱分解ガスから煤などの粉塵が幾分除去される。粉塵が幾分除去された熱分解ガスは内側ケース31の周壁を介して冷却水Wによって冷却されながら配管35へ流れ込む一方、熱分解ガスから幾分除去された粉塵は内側ケース31内で落下して下側ケース30内に溜まる。
When the pyrolysis gas flows into the
図2に示すように、バグフィルタ19は、上側が閉塞された略円筒状の本体ケース40を備えている。本体ケース40内の上端部には該本体ケース40内を上側区画室41と下側区画室42とに区画する区画板43が設けられている。本体ケース40の下部は下方に向かって徐々に径が小さくなるテーパ状をなしており、本体ケース40の下端部には開口部44が設けられている。さらに、本体ケース40の開口部44にはロータリーバルブ52が設けられており、該ロータリーバルブ52には本体ケース40の下側に配置されたフレコンバッグ(フレキシブルコンテナバッグ)45の開口部45aが着脱自在に接続されている。このロータリーバルブ52は、本体ケース40内の気密性を確保しつつ、本体ケース40内の粉塵がフレコンバッグ45内に排出されることを許容するようになっている。
As shown in FIG. 2, the
本体ケース40内において区画板43には上下に延びる有底円筒状をなす複数(本実施形態では3つ)の濾布46が水平方向に所定間隔を置いてそれぞれ配設されている。すなわち、各濾布46は、下側区画室42において区画板43にぶら下がるように設けられており、該各濾布46の上端は上側区画室41に臨むように開口している。各濾布46は、区画板43に支持された図示しないリテーナによってその円筒形状が保持されており、熱分解ガスの透過を許容するとともに熱分解ガス中の煤などの粉塵の透過を規制するようになっている。
In the
本体ケース40の周壁における下側区画室42の上端部と対応する位置には、二次冷却器18から延びるとともに熱分解ガスの流路を形成する配管47が接続されている。一方、本体ケース40の周壁における上側区画室41と対応する位置には、送風機22へ延びるとともに熱分解ガスの流路を形成する配管48が接続されている。すなわち、下側区画室42内と配管47内とは連通しているとともに、上側区画室41内と配管48内とは連通している。
A
そして、熱分解ガスが配管47から下側区画室42内に流入すると、該熱分解ガスは各濾布46によって濾過される。すなわち、熱分解ガスは各濾布46を透過して各濾布46内、上側区画室41内を介して配管48内へ流れ込む。一方、熱分解ガス中に含まれた煤などの粉塵は、各濾布46を透過することができないので、該各濾布46の外面に付着したり下側区画室42内で落下したりしてフレコンバッグ45に回収される。したがって、配管48内へ流れ込む熱分解ガス(燃料ガス)は、ほとんど煤などの粉塵を含まないクリーンな状態になっている。
When the pyrolysis gas flows into the
なお、各濾布46の外面に付着した粉塵層が厚くなって各濾布46に対する熱分解ガスの通過抵抗が大きくなった場合には、上側区画室41内に設けられた図示しないエアー噴射機によって各濾布46内にエアーが噴射される。これにより、各濾布46の外面に付着して層状になった粉塵が吹き飛ばされてフレコンバッグ45に回収される。
In addition, when the dust layer adhering to the outer surface of each
図2に示すように、二次冷却器18とバグフィルタ19とを繋ぐ配管47の途中位置には長尺のベローズ管によって構成された吸引管49の基端が連通状態で接続されており、吸引管49の長さは該吸引管49の先端の開口部49aがガス化炉13、滞留槽14、及び水冷式サイクロン16まで十分に届く程度に設定されている。なお、吸引管49は、ベローズ管によって構成されているため、フレキシブルに曲げることが可能になっている。
As shown in FIG. 2, a proximal end of a
また、吸引管49の基端部には該吸引管49内を開閉するための管開閉弁50が設けられており、配管47における吸引管49が接続された部位と二次冷却器18との間には該配管47内を開閉するための流路開閉弁51が設けられている。
In addition, a pipe opening / closing
次に、水冷式サイクロン16の下側ケース30内に溜まった煤などの粉塵を除去する際の作用を図2に基づいて説明する。
まず、バイオマスガス化発電システム11の運転を停止させ、その後、流路開閉弁51を閉弁させるとともに管開閉弁50を開弁させる。そして、水冷式サイクロン16の下側ケース30内に溜まった煤などの粉塵が十分に自然冷却されるのを待ってから下側ケース30の蓋体36を取り外す。続いて、下側ケース30の開口部30aから吸引管49の先端部を挿入する。この状態で送風機22を駆動して下流側へ送風すると、送風機22の吸引力により下側ケース30内に溜まった粉塵が吸引管49の開口部49aから空気とともに吸い込まれる。
Next, an operation when dust such as soot accumulated in the
First, the operation of the biomass gasification
吸引管49の開口部49aから空気とともに吸い込まれた粉塵は、吸引管49及び配管47を介してバグフィルタ19の下側区画室42内に導かれる。このとき、空気は各濾布46を透過できるが、粉塵は各濾布46を透過することができないので、バイオマスガス化発電システム11の運転時と同様に、粉塵のみが各濾布46の外面に付着したり下側区画室42内で落下したりしてフレコンバッグ45に回収される。この場合、吸引管49は、十分な長さに設定されているとともに、フレキシブルに曲げることができるので、下側ケース30内に溜まった粉塵を隅々まで確実かつ容易に吸引除去することができる。
Dust sucked together with air from the opening 49 a of the
このように、配管47に吸引管49を接続することで、バイオマスガス化発電システム11における既存の設備であるバグフィルタ19及び送風機22を、粉塵を吸引除去するための掃除機として機能させることができるので、極めて合理的である。
In this way, by connecting the
そして、下側ケース30内の粉塵を除去した後は、下側ケース30の開口部30aから吸引管49を抜き出すとともに該開口部30aを蓋体36によって閉塞する。その後、流路開閉弁51を開弁させるとともに管開閉弁50を閉弁させた状態で、再びバイオマスガス化発電システム11の運転を開始する。
After the dust in the
なお、ガス化炉13及び滞留槽14に溜まった煤などの粉塵も、上述した水冷式サイクロン16の下側ケース30内に溜まった粉塵を除去する場合と同様にして除去することができる。
Note that dust such as soot collected in the
以上詳述した実施形態によれば次の効果が得られる。
(1)ガス化炉13、滞留槽14及び水冷式サイクロン16のうち少なくとも一つにおいて溜まった熱分解ガス中の煤などの粉塵を送風機22の吸引力を利用して吸引管49によりバグフィルタ19へ導くことができるので、該粉塵を効率よく容易に吸引除去することができる。したがって、手作業で粉塵を除去する従来とは異なり、集めた粉塵をフレコンバッグ45へ運ぶ作業が不要となる。
According to the embodiment detailed above, the following effects can be obtained.
(1) Dust such as soot in the pyrolysis gas accumulated in at least one of the
(2)吸引管49は、フレキシブルに曲げることができるとともに十分な長さを有しているので、ガス化炉13、滞留槽14及び水冷式サイクロン16が入り組んだ場所にあっても、吸引管49の開口部49aがガス化炉13、滞留槽14及び水冷式サイクロン16までそれぞれ届くように、該吸引管49を容易に引き回すことができる。
(2) Since the
(3)吸引管49には管開閉弁50が設けられているため、バイオマスガス化発電システム11の運転時に管開閉弁50を閉弁することで、送風機22により熱分解ガスを上流側から下流側に向かって効率よく吸引することができる。
(3) Since the pipe opening / closing
(4)二次冷却器18とバグフィルタ19とを繋ぐ配管47における吸引管49が接続された部位と二次冷却器18との間には、流路開閉弁51が設けられているため、流路開閉弁51を閉弁することで、送風機22により吸引管49を介してガス化炉13、滞留槽14及び水冷式サイクロン16に溜まった煤などの粉塵を効率よく吸引除去することができる。
(4) Since the
(変更例)
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・管開閉弁50及び流路開閉弁51のうち少なくとも一方を省略してもよい。
(Example of change)
In addition, the said embodiment can also be changed and actualized as follows.
-At least one of the pipe opening / closing
・管開閉弁50及び流路開閉弁51の代わりに、配管47における吸引管49が接続された部位に三方弁を設けるようにしてもよい。
・吸引管49は、フレキシブルに曲げられなくてもよい。この場合、吸引管49は、その先端の開口部49aが水冷式サイクロン16の下側ケース30内に挿入された状態で固定されている必要がある。
-Instead of the pipe opening / closing
-The
・吸引管49は、必ずしも全体がフレキシブルに曲げられなくてもよい。すなわち、吸引管49は、その一部のみをベローズ管によって構成し、該ベローズ管で構成された部分のみがフレキシブルに曲げられるように構成してもよい。
-The
・バイオマス原料は、木質のバイオマス原料に限定されない。ガス化炉13での加熱により熱分解ガスを生成するバイオマス原料であればよい。
・粉塵は、煤だけでなく、灰、あるいは酸化物、炭化物、窒化物等の析出物なども含む。
-Biomass raw material is not limited to woody biomass raw material. Any biomass material that generates pyrolysis gas by heating in the
・ Dust includes not only soot, but also ash or deposits of oxides, carbides, nitrides, and the like.
・バイオマスガス化発電システム11の発電装置23は、デュアルフューエルエンジン発電方式に限定されず、例えばガスエンジン発電方式、タービン発電方式、あるいは燃料電池発電方式であってもよい。
The power generation device 23 of the biomass gasification
上記実施形態から把握される技術的思想を以下に記載する。
(イ)前記吸引管は、ベローズ管であることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のバイオマスガス化システム。
The technical idea grasped from the above embodiment will be described below.
(B) The biomass gasification system according to any one of claims 1 to 4, wherein the suction pipe is a bellows pipe.
この構成によれば、吸引管がベローズ管であるため、該吸引管を容易に入手または製造することできる。 According to this configuration, since the suction tube is a bellows tube, the suction tube can be easily obtained or manufactured.
11…バイオマスガス化システムとしてのバイオマスガス化発電システム、13…ガス化手段としてのガス化炉、14…ガス化手段としての滞留槽、15…冷却手段としての冷却装置、19…除塵手段としてのバグフィルタ、22…吸引手段としての送風機、23…発電装置、49…吸引管、50…管開閉弁、51…流路開閉弁。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記熱分解ガスの流路における前記除塵手段の下流側には、上流側から下流側に向かって前記熱分解ガスを吸引する吸引手段が設けられ、
前記熱分解ガスの流路における前記除塵手段と前記冷却手段との間には、前記ガス化手段及び前記冷却手段のうち少なくとも一方において溜まった前記熱分解ガス中の粉塵を前記吸引手段の吸引力を利用して前記除塵手段へ導くことが可能な吸引管が接続されていることを特徴とするバイオマスガス化システム。 Gasification means for heating the biomass raw material to generate pyrolysis gas, cooling means connected to the gasification means via the flow path and cooling the pyrolysis gas, and via the cooling means and flow path The dust removing means for removing dust in the pyrolysis gas that is connected and cooled, and the power generation apparatus that is connected to the dust removal means via the flow path and generates electricity using the pyrolysis gas that has been dust removed as fuel gas A biomass gasification system comprising
A suction means for sucking the pyrolysis gas from the upstream side toward the downstream side is provided on the downstream side of the dust removal means in the pyrolysis gas flow path,
Between the dust removing means and the cooling means in the pyrolysis gas flow path, the dust in the pyrolysis gas accumulated in at least one of the gasification means and the cooling means is sucked by the suction means. A biomass gasification system, characterized in that a suction pipe capable of being guided to the dust removing means by using a gas is connected.
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