JP5163395B2 - 血液成分調製用容器及び血液成分分離収容装置 - Google Patents

血液成分調製用容器及び血液成分分離収容装置 Download PDF

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本発明は、血液成分調製用容器及び該血液成分調製用容器を用いた血液成分分離収容装置に関する。
現在、再生医療分野においては、対象者から採取した幹細胞を体外で増殖又は分化させたうえで対象者に移植することで対象者の組織の再生を促進させるという研究が行われている。幹細胞は、種々の組織や器官に分化する多分化能を有し、再生医療のカギを握る細胞として注目されている。
幹細胞の体外培養増殖では、培地に対して血清を添加すれば効果的であることが知られている。しかし、ヒトの治療を目的とする場合には、ヒト以外の動物を由来とする血清を用いることは安全上の問題から避けるべきことであり、ヒト由来、特に対象者本人から採取した血液より調製した血清を用いることが要求される。また、血液検査と比べると再生医療の分野における幹細胞の培養には、比較的多くの血清が必要となる。更に、ヒトに適用することを想定した血清を調製するためには、閉鎖系で無菌的に血清を分離、収容することが要求される。
上記の様々な要求に対応しうるものとして、本出願人は、先に、血液を貯留する血液貯留部と、この血液貯留部に無菌的かつ気密に連結された成分収容部とを備え、前記血液貯留部は、前記血液と接触し凝固を促進させる血液凝固促進個体を備え、この血液凝固促進個体が、血清を無菌的に製造するものである血清調製装置を提示している(特許文献1参照)。
特許第3788479号公報
特許文献1記載の血清調製装置は、血清を高い安全性を確保しながら迅速、且つ効率的に生産することができるものである。特許文献1記載の血清調製装置においては、一端が血液貯留部である血液成分調製用容器に連結された採血チューブの他端に取り付けられた穿刺針を採血対象者に穿刺して血液を採取する。そして、採血した血液を血液成分調製用容器に導入する際には、採血対象者の血圧、及び採血対象者の採血位置(採血に用いる穿刺針を穿刺する位置)と血液成分調製用容器の設置位置との落差圧を利用していた。
しかしながら、採血対象者の血圧が低い場合等には、血圧を利用して所定量の血液を採取できず、また、採血量が比較的少量の場合には、採血対象者の採血位置と血液成分調製用容器の設置位置との間に十分な落差を設けることは困難であった。このように、特許文献1記載の血清調製装置における血液成分調製用容器によっては、所定量の血液を高精度で採取することは困難であった。
従って、本発明は、採血対象者の血圧や採血対象者の採血位置と血液成分調製用容器の設置位置との落差圧に依存せずに、所定量の血液を高精度で採取することのできる血液成分調製用容器、及び該血液成分調製用容器を用いた血液成分分離収容装置を提供することを目的とする。
本発明は、縦長状の外筒であって、一端に少なくとも血液由来の液性成分と血小板とを含む流動体を導入する流動体導入口及び前記流動体のうちの少なくとも一部の成分を導出する成分導出口が形成され、他端に気体が通過可能であり且つ少なくとも液体及び細菌が通過不能な通気フィルタを有する通気部が形成された外筒と、前記外筒の内側面における全周に密着部分を有し前記一端側と前記他端側との間を摺動可能に配置される仕切り部材と、前記仕切り部材と一体的に、又は該仕切り部材に連設して配置される第1磁性部材と、前記外筒の外側面に近接し該外筒の長手方向に移動可能に配置される第2磁性部材とを備え、前記仕切り部材は、前記第1磁性部材と前記第2磁性部材との間に働く磁力によって摺動される血液成分調製用容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、縦長状の外筒であって、一端に少なくとも血液由来の液性成分と血小板とを含む流動体を導入する流動体導入口及び前記流動体のうちの少なくとも一部の成分を導出する成分導出口が形成され、他端に気体が通過可能であり且つ少なくとも液体及び細菌が通過不能な通気フィルタを有する通気部が形成された外筒と、前記外筒の内側面における全周に密着部分を有し前記一端側と前記他端側との間を摺動可能に配置される仕切り部材と、前記仕切り部材と一体的に、又は該仕切り部材に連設して配置される第1磁性部材と、前記外筒の外側面に近接し該外筒の長手方向に移動可能に配置される第2磁性部材とを備え、前記仕切り部材は、前記第1磁性部材と前記第2磁性部材との間に働く磁力によって摺動される血液成分調製用容器と、該血液成分調製用容器に貯留された前記流動体のうち前記成分導出口から導出される少なくとも一部の成分を収容する成分収容容器と、前記血液成分調製用容器と前記成分収容容器とを無菌的に連結する連結チューブと、を備える血液成分分離収容装置を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の血液成分調製用容器、及び該血液成分調製用容器を用いた血液成分分離収容装置によれば、採血対象者の血圧や採血対象者の採血位置と血液成分調製用容器の設置位置との落差圧に依存せずに、所定量の血液を高精度で採取することができる。
以下、本発明の血液成分調製用容器及び血液成分分離収容装置をその好ましい実施形態に基づき、図面を参照しながら説明する。本実施形態の血液成分調製用容器及び血液成分分離収容装置は、採血対象者より採取した血液から血清を調製することを目的として用いられるものである。
ここで、「血液」とは、血球(赤血球、白血球、血小板)と液体成分である血漿(血清)からなる全血、及びこれらの少なくとも1種を含んだ液体(例えば成分献血で採取された血液)をいう。また、「血清」とは、採取した血液を放置すると流動性が低下し、その後に赤い凝固塊(血餅)から分離される淡黄色の液体をいう。本発明における「血清」とは、血餅から分離されない点で生成方法が一般的な血清とは異なるが、そこに含まれる凝固因子や増殖因子が実質的に一般的な血清と同等である細胞培養に有用な血液中の液性成分をいう。
「血液由来の液性成分」とは、「血球以外の血液成分」あるいは「血球以外の血液成分に抗凝固剤等の薬剤を添加した混合液」をいう。
本実施形態の血液成分調製用容器1は、図1及び図2に示すように、縦長状の外筒11と、外筒11の内側面に密着して配置される仕切り部材12と、仕切り部材12に連接して配置される第1磁性部材13と、外筒11の外側面に近接し外筒11の長手方向に移動可能に配置される第2磁性部材14とを備える。尚、ここで、磁性部材とは、磁性を帯びることが可能な材料からなる部材をいい、磁性を帯びることが可能な材料としては、例えば、酸化鉄・酸化クロム・コバルト・フェライト等が挙げられる。また、本明細書においては、磁性部材とは、磁性を帯びた状態の磁石のみならず、磁性を帯びていない状態の磁性体も含むものである。
また、外筒11の外側面に近接するとは、外筒11の外側面に当接する場合も含む。
また、本実施形態の血液成分分離収容装置10は、血液成分調製用容器1と、血液成分調製用容器1に貯留された流動体のうちの少なくとも一部の成分を収容する成分収容容器7と、血液成分調製用容器1と成分収容容器7とを無菌的に連結する連結チューブ4とを備えている。
本実施形態においては、外筒11は円筒形を有している。外筒11の構成材料としては、血液成分調製用容器1内に貯留される流動体を視認可能とする観点から透明性を有する材料から構成することが好ましく、また、比較的剛性の大きい材料から構成されることが好ましい。外筒11を構成する材料としては、具体的には、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリメチルペンテン、メタクリル、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)、PET樹脂(ポリエチレンテレフタレート)、ポリ塩化ビニル等からなる硬質合成樹脂が挙げられる。
外筒11は、図2に示すように、その内部空間が仕切り部材12によって流動体貯留室2と気体出入室3とに区分されている。流動体貯留室2は、外筒11の内部空間における仕切り部材12よりも上端部側に位置しており、気体出入室3は、仕切り部材12よりも下端部側に位置している。仕切り部材12は、外筒11の上端と下端との間を摺動可能に構成されており、仕切り部材12の摺動によって流動体貯留室2及び気体出入室3の容積は増減可能となっている。
即ち、仕切り部材12が上端部側に摺動された場合には、流動体貯留室2の容積が減少し、気体出入室3の容積は増大する。また、仕切り部材12が下端部側に摺動された場合には、流動体貯留室2の容積が増大し、気体出入室3の容積は減少する。
仕切り部材12は、その外径が外筒11の内径と略一致しており、外筒11の内側面の全周に密着する部分を有している。これにより、仕切り部材12は、外筒11の内側面の全周に密着した状態で摺動されるため、流動体貯留室2と気体出入室3との間の気密性及び液密性を保持しながら摺動可能となっている。仕切り部材12は、気密性及び液密性を保持した状態での摺動性を向上させる観点から、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料や、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリオレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの混合物等の弾性材料により構成されることが好ましい。
尚、仕切り部材12の摺動性を更に向上させるために、外筒11の内表面にシリコーンオイル等の潤滑剤を塗布してもよい。
仕切り部材12における下端部側の面には、図2に示すように、仕切り部材12に隣接して第1磁性部材13が配置されている。第1磁性部材13は、仕切り部材12と略同形であり、その外径が外筒11の内径と略一致している。仕切り部材12と第1磁性部材13とは、接着剤等により接合されている。
外筒11の外側面には、第2磁性部材14が配置されている。第2磁性部材14は、図2に示すように、外筒11における第1磁性部材13が配置されている部分の外側面において、第2磁性部材14と第1磁性部材13との間に働く磁力によって外筒11の外側面に当接した状態で保持されている。第2磁性部材14は、外筒11の長手方向に移動可能となされており、第2磁性部材14を外筒11の外側面に沿って長手方向に移動させることにより、第1磁性部材13及びこれに連設されている仕切り部材12は、第2磁性部材14に引き寄せられて第2磁性部材14が移動される方向に摺動される。
本実施形態においては、第1磁性部材13及び第2磁性部材14は、共に磁石により構成されている。第1磁性部材13と第2磁性部材14とは、第2磁性部材14の移動に伴って第1磁性部材13及び仕切り部材12が摺動可能な磁力で引き寄せあえばよく、それらのうちの一方が磁気を帯びていない磁性体から構成されていてもよい。
また、第2磁性部材14の外筒11の外側面への配置の方法は、図2に記載の方法に限られない。例えば、外筒11の外側面に、長手方向に延びるガイド溝(図示せず)が設けられると共に第2磁性部材14はガイド溝に係合可能な形状を有しており、第2磁性部材14は、ガイド溝に係合した状態でガイド溝に案内されて移動可能に構成されていてもよい。
外筒11における流動体貯留室2側の端部である上端部には、図2に示すように、少なくとも血液由来の液性成分と血小板とを含む流動体を導入する流動体導入口21と、流動体のうちの少なくとも一部の成分を導出する成分導出口22とが形成されている。流動体導入口21には、血液等の流動体を導入するための採血チューブ6の一端が接続されている。採血チューブ6の他端には穿刺針60が取り付けられており、穿刺針60を採血対象者に穿刺して血液を採取可能になされている(図1参照)。このようにして、採血対象者から採取された血液は採血チューブ6及び流動体導入口21を経て、無菌的に流動体貯留室2内に貯留される。流動体導入口21と採血チューブ6とは、図2に示すように、外筒11の上端部における流動体導入口21が形成されている部分の外面側に設けられた第1突起部210に採血チューブ6の端部を係合させることにより接続されている。
成分導出口22には、後述する連結チューブ4の一端が接続されている。成分導出口22と連結チューブ4とは、図2に示すように、外筒11の上端部における成分導出口22が形成されている部分の外面側に設けられた第2突起部220に連結チューブ4の端部を係合させることにより接続されている。
流動体貯留室2には、導入された血液等の流動体と接触することで流動体の凝固を促進させる血液凝固促進個体23が収容されている(図1及び図2参照)。血液凝固促進個体23は、フィブリンや血小板等の血液凝固因子を活性化させることが可能な程度に含有されており、血液に対して不溶解性を有することが好ましい。血液凝固促進個体23が血液に対して不溶解性を有することにより、得られる血清に不純物が混在するという事態を回避することができる。
また、血液から血清を調製する場合には、血小板及び血液凝固因子等の被活性化因子の活性化を図った上で、遠心分離を行うことになるが、この場合における赤血球の破壊(溶血)や流動体貯留室2の破損を抑制するという面から、血液凝固促進個体23の外観形状を略球状としておくことが好ましい。更に、上記被活性化因子を迅速に活性化させる観点から、血液凝固促進個体23の表面を二酸化ケイ素化合物からなる層で形成しておくことが好ましい。
二酸化ケイ素化合物としては、ガラス、シリカ、珪藻土、カオリン等から選択される少なくとも1種以上を使用することができるが、これらに限られるものではない。本実施形態においては、血液凝固促進個体23として略球形のガラス加工体を用いている。
流動体貯留室2内の血液凝固促進個体23については、流動体貯留室2に貯留可能な血液量に対して、0.1〜25mm/mlの関係をもってその表面積を設定しておくことが、活性化の促進及び溶血の抑制という両方の面から好ましい。
外筒11における気体出入室3側の端部である下端部には、気体が通過可能であり且つ少なくとも液体及び細菌が通過不能な通気フィルタ31を有する通気部30が形成されている。従って、気体出入室3内の空間においては、仕切り部材12が外筒11の上端と下端との間を摺動して気体出入室3の容積が変化した場合にも、通気部30を通じて外部空間から空気が出入りするため、気体出入室3内の空間の圧力変化が生じず、仕切り部材12の摺動を妨げない。
また、通気部30には、通気フィルタ31が配置されているため、外部空間からの細菌等の侵入を防ぐことができ、気体出入室3内の無菌性を確保することができる。
また、気体出入室3内の無菌性を確保可能とすることで、流動体貯留室2内の無菌性をも同時に確保することができる。これにより、本発明の血液成分調製用容器1による血液成分調製操作における安全且つ確実な操作が可能になる。
そして、本実施形態の血液成分調製用容器1においては、仕切り部材12が下端部側に摺動されて流動体貯留室2の容積が増加されることにより、流動体導入口21から流動体が吸引導入されるように構成されている。また、吸引導入された流動体のうちの少なくとも一部の成分は、仕切り部材12が上端側に摺動されて流動体貯留室2の容積が減少されることにより、成分導出口22から導出されるように構成されている。
外筒11には、図1に示すように、流動体貯留室2の容積を示す目盛り15が備えられている。これにより、流動体導入口21からの流動体の導入量及び成分導出口22からの成分の導出量を容易に且つ正確に制御できる。
連結チューブ4は、図2に示すように、血液成分調製用容器1と成分収容容器7とを無菌的に連結している。本実施形態においては、連結チューブ4は、成分導出口22と後述するキャップ73に形成された成分導入口77とを連結している。連結チューブ4と成分導出口22とは、血液成分調製用容器1における成分導出口22が形成されている部分の上面側に設けられた第2突起部220に連結チューブ4の一端を係合させることにより接続されている。
尚、外筒11の上端部における成分導出口22が形成されている部分の内部空間に面する部分の形状は、図2に示すように、上方向に向かって漸次縮径してなる形状であるのが好ましい。更には、その頂部に成分導出口22が設けられてなる構成が好ましい。上記構成であれば、流動体貯留室2内で調製された血清を成分収容容器7に導出する際に、血清を無駄なく導出することが可能となる。
成分収容容器7は、図1及び図2に示すように、第1容器71と、第1容器71を収容する第2容器72と、第1容器71及び第2容器72に接合されるキャップ73とを備えている。
第1容器71は、図2に示すように、縦長の円筒形状であり、側面が可撓性を有する材料から構成されている。可撓性を有する材料としては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、シリコーン、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、合成ゴム、各種エラストマー等の軟質合成樹脂を用いることができる。第1容器71の一端である上端は開口となっており、キャップ73に接続されて密閉されている。第1容器71の他端である下端部には第1容器71に収容された血液成分を採取する成分採取口74が形成されている。
成分採取口74は、第1容器71の底面の一部に、薄膜状の厚みの薄い領域を設けることにより形成されている。また、成分採取口74の形成された領域には、第1容器71の底面から下方に突出する中空の円筒部741が形成されている。第1容器71内に収容された血液成分は、成分採取口74を注射針等の穿刺具(図示せず)にて破断穿刺することにより、採取することができる。この際に、成分採取口74の形成された領域には中空の円筒部741が形成されているため、穿刺具を確実に成分採取口74に穿刺することができる。
尚、第1容器71の底面形状は、図2に示すように、下方向に向かって漸次縮径してなる形状が好ましい。更には、その頂部に成分採取口74が設けられてなるのが好ましい。上記構成であれば、第1容器71内の血清を採取する際に、採取する血清を無駄なく採取することが可能となる。
更に、第1容器71の底部に設けられた成分採取口74の位置と、後述の第2容器72の内面底部の位置との間の距離が、前記穿刺具が収容可能な距離に設定されているのが好ましい。上記構成であれば、穿刺具を第1容器71の成分採取口74に穿刺した状態で、第2容器72内部に収容させることができる。穿刺具に適宜連通可能な開閉機構を有していれば、第1容器71内の血清を所望に応じて採取・保存が可能になる。
第2容器72は、縦長の円筒形状であり、その直径及び高さ共に第1容器71よりも一回り大きく構成されている。第2容器72の一端である上端も開口となっており、キャップ73に嵌合されて密閉可能となされている。第2容器72の他端である下端部近傍においては、第2容器72の径が下方に向けて漸減した後、底面が平らとなる戴頭円錐形状を上下反転させた形状となっている。
本実施形態においては、第2容器72は、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリメチルペンテン、メタクリル、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)、PET樹脂(ポリエチレンテレフタレート)、ポリ塩化ビニル等の比較的剛性が大きい硬質合成樹脂から構成されている。
第2容器72の上端近傍における外側面には、図2に示すように、ねじ山が形成されており、このねじ山の形状に対応するねじ溝を有するカバーキャップ(図示せず)を螺合可能となっている。
キャップ73は、平面形状が円形であり、その直径が第2容器72の外径と略同一となっている。キャップ73は、その一面である下面に、第2容器72に接続可能な第1接続部75と、第1接続部75の内側に第1容器71と接続可能な第2接続部76とを有している。第1接続部75及び第2接続部76は、下方に向けて突出した形状を有している。
第1接続部75は、その外径が第2容器72の開口における内径と略同一であり、第2接続部76の外周面に第2容器72の開口近傍が被嵌可能となされている。第2接続部76は、その外径が第1容器71の開口の内径と略同一であり、第2接続部76の外周面に第1容器71の開口近傍が被嵌可能となされている。
即ち、本実施形態においては、第1容器71及びこれを収容する第2容器72は、両者ともキャップ73に嵌合されて構成されている。そして、第1容器71はキャップ73に嵌合されることにより密閉されており、第2容器72もキャップ73に嵌合されることにより密閉されている。
成分収容容器7は、血液成分調製用容器1から導出された流動体のうちの少なくとも一部の成分が導入される成分導入口77を有している。本実施形態においては、成分導入口77は、図2に示すように、キャップ73に設けられている。成分導入口77は、キャップ73に、その上面から下面に貫通する貫通孔が形成されることにより設けられている。
成分導入口77には、連結チューブ4が接続されており、血液成分調製用容器1から導出された血清等は、無菌的に成分収容容器7(第1容器71)内に収容される。成分導入口77と連結チューブ4とは、キャップ73における成分導入口77が形成されている部分の上面側に設けられた第3突起部770に連結チューブ4の端部を係合させることにより接続されている。
成分収容容器7には、第1容器71内に空気を出入りさせる通気路78が設けられており、通気路78には、第2通気フィルタ51を備えた通気チューブ5が更に連結されている。本実施形態においては、通気路78は、キャップ73に設けられている。詳細には、通気路78はキャップ73に設けられた貫通孔であり、キャップ73における第2接続部76の内側の領域に形成されている。
通気路78には、通気チューブ5の一端が接続され、通気チューブ5の他端には、第2通気フィルタ51が接続されている。第2通気フィルタ51は、上述した通気フィルタ31と同様、気体は通過させるが液体は通過させず、また、細菌等も通過させない性質を有するフィルタである。即ち、第2通気フィルタ51が連結された通気路78からは、第1容器71内に無菌的に空気を出し入れさせることができる。通気路78と通気チューブ5とは、キャップ73における通気路78が形成されている部分の上面側に設けられた第4突起部780に通気チューブ5の端部を係合させることにより接続されている。
次に、本実施形態の血液成分分離収容装置10における各構成部材の好ましい大きさ等について説明する。
血液成分調製用容器1全体の容積は、比較的少量の血液を精度高く採取する観点から、好ましくは5〜200mlであり、より好ましくは5〜50mlである。
第1容器71における血液成分の収容量は、流動体貯留室2に収容された血液から分離された液性成分を確実に収容する観点から、流動体貯留室2における血液収容量の40〜100%であることが好ましい。
第2容器72は、第1容器71を収容できる大きさであれば、特にその大きさに制限はないが、好ましくはその直径が10〜30mmであり、その高さは、好ましくは50〜150mmである。
次に、上記構成を有する本実施形態の血液成分分離収容装置10を用いた血液成分分離収容操作の好ましい一実施態様について、図3〜図7を用いて説明する。
本実施態様の血液成分分離収容操作は、図3に示すように、大別して7つの工程(S1〜S7)から構成されている。
まず、貯留工程S1においては、図1に示すように、穿刺針60を対象者(患者)に刺し、血液を採取する。この際、穿刺針60から採取された血液は、採血チューブ6を介して、流動体貯留室2内に貯留される(図4参照)。
ここで、採血の際には、先ず、第2磁性部材14を外筒11の上端側に移動させて仕切り部材12を上端側に摺動させることにより、流動体貯留室2の容積を減少させておく(図2参照)。そして、採血に併せて第2磁性部材14を下端側に移動させて仕切り部材12を徐々に下端側に摺動させることにより、流動体貯留室2の容積を増加させる(図4参照)。これにより、流動体貯留室2及びそれに連通する採血チューブ6内に陰圧が負荷されて、流動体貯留室2への血液の導入を容易に行うことができる。
また、外筒11には、流動体貯留室2の容積を示す目盛り15が備えられているため、流動体貯留室2内への血液の導入量を正確に且つ容易に制御することができる。
尚、採血チューブ6には、採血中の血液が対象者に逆流することを防ぐ逆流防止弁(図示せず)を設けることも好ましい。
また、貯留工程S1においては、流動体貯留室2の容積を増加させることによる血液採取時の血液の吸引効果を高めるために、連結チューブ4の経路がクランプ(図示せず)等を用いて流動体貯留室2の根元側で閉鎖されている。また、連結チューブ4と流動体貯留室2との間に破断可能な隔壁(図示せず)が備えられていてもよい。貯留工程S1は、採血時における患者の体調等を考慮して、所要量を採取し終了される。ここでいう所要量は、患者の体格や体調に問題がない場合には5〜50ml程度である。
貯留工程S1後、採血対象から穿刺針60を抜針し、穿刺針60と血液成分調製用容器1とを連結している採血チューブ6の一部を溶断し、且つ、同時にその溶断端を溶着する(溶断工程S2)。採血チューブ6の溶断には、所謂シーラーといわれる溶断機(図示せず)を用いることができる。
次に、図3及び図5に示すように、貯留工程S1及び溶断工程S2の終了後、血液成分調製用容器1を振盪させる(活性化促進工程S3)。活性化促進工程S3においては、血液成分調製用容器1は、振盪装置100により緩やかに攪拌され、流動体貯留室2の内部に収納された血液凝固促進個体23と接触することになる。そして、血液中に含まれる血小板及び凝固因子が血液凝固促進個体23の表面で活性化し、活性化された血小板から、これらを由来とする増殖因子が放出される。
一方、活性化促進工程S3を経て採血対象から分離された血液成分調製用容器1は、成分収容容器7、連結チューブ4及び通気チューブ5等と共に遠心分離機にかけられる(遠心分離工程S4)。尚、連結チューブ4は、貯留工程S1の際と同様にクランプや破断可能な隔壁等(いずれも図示せず)により経路が閉鎖された状態に保たれている。
また、本実施形態においては、血液成分調製用容器1及び成分収容容器7はいずれも円筒形状を有しているため、血液成分調製用容器1及び成分収容容器7を公知の遠心ホルダー(図示せず)に挿入可能な大きさに構成することによって、当該遠心ホルダーに挿入して容易に遠心分離を行うことができる。
血液成分調製用容器1に対する遠心分離の条件は、貯留された血液の量及び分離する成分の種類によって設定されるものであるが、例えば、2250g×10min、4℃に設定される。
活性化促進工程S3を経た後に遠心分離された血液は、図6に示すように、流動体貯留室2内では、大別して血清61、白血球62、赤血球63の3つの層に分離分画される。また、流動体貯留室2の底には、血液凝固促進個体23がその表面に血小板及び凝固因子の凝固体が付着した状態で沈んでいる。
活性化促進工程S3及び遠心分離工程S4を経て得られた血清61は、上述のように、活性化促進工程S3において十分に血小板及び凝固因子から放出されたこれら由来の増殖因子を含むものである。
活性化促進工程S3及び遠心分離工程S4で活性化された血小板や凝固因子等の被活性化因子は血液凝固促進個体23の表面に付着し、塊状になって血液から分離される(分離工程S5)。
ついで、図7に示すように、導出工程S6では、分離工程S5において流動体貯留室2内で分離された血清61を成分収容容器7における第1容器71に導出する。
流動体貯留室2内で分離された血清61を成分収容容器7(第1容器71)に導出する際には、図7に示すように、第2磁性部材14を再び上端側に移動させて仕切り部材12を上端側に摺動させることにより流動体貯留室2の容積を減少させる。ここで、採血チューブ6は、上記溶断工程S2により溶着されているため、分離された上清部分である血清61は、成分導出口22から連結チューブ4を介して導出され、成分収容容器7(第1容器71)内に導入される。尚、この際にも、外筒11に備えられた目盛り15を利用して、血清61の導出量を正確に且つ容易に制御することができる。
第1容器71に所要量の血清61が充填された後、連結チューブ4及び通気チューブ5を溶断及び溶着する(溶断工程S7)。この溶断及び溶着については、遠心分離工程S4の前に採血チューブ6を溶断及び溶着したのと同様の方法を用いることができる。また血清61が第1容器71内に充填された成分収容容器7は、冷凍保存等の保存処置が施される。ここで、第1容器71を収容している第2容器72は硬質合成樹脂から構成されているため、収容された血清61を移送、保存する際に成分収容容器7に外力がかかっても第1容器71が破損することを防止できる。また、第1容器71を保存する際には、収容された内容物についての情報を記載したラベル等の添付を容易に行うこともできる。
上述した構成を有する本実施形態の血液成分調製用容器1によれば、仕切り部材12を摺動させて流動体貯留室2の容積を可変させることにより、流動体貯留室2内に血液等の流動体を吸引導入させることができるため、採血対象者の血圧や採血対象者の採血位置と血液成分調製用容器の設置位置との落差圧に依存せずに、所定量の血液を高精度で採取することができる。特に本実施形態の血液成分調製用容器1は、所定量の血液を高精度で採取することができるため、例えば、5〜50ml程度の比較的少量の血清を調製する際に好適に用いることができる。
また、外筒11には、流動体貯留室2の容積を示す目盛り15が備えられているため、流動体貯留室2内に導入する血液の量、及び導出する血清の量を正確に且つ容易に制御できる。
また、本実施形態の血液成分調製用容器1は、外筒11の下端部に形成されている通気部30に通気フィルタ31が配置されているため、通気部30を介して外部空間から導入される空気の無菌性を確保することができ、延いては、流動体貯留室2を含む外筒11の内部空間全体の無菌性を確保することができる。また本実施形態の血液成分分離収容装置10は、採血チューブ6、流動体貯留室2、連結チューブ4及び第1容器71が無菌的に連結されているため、血清等の血液成分を無菌的に調製することができる。
また、流動体貯留室2に、血液凝固促進個体23が収容されているため、血清調製時に血餅が血液凝固促進個体23の表面に付着し、血清を分取する際の血清中へのフィブリンや血餅の混入が防止される。
また、本発明の血液成分調製用容器1においては、対象とする流動体の導入及び導出操作を、外筒11内に設けられた仕切り部材12を摺動させることによって、流動体貯留室2の容積を増減させて行う。また、この仕切り部材12には、第1磁性部材13が連設して配置されていると共に、第2磁性部材14が外筒11の外側面に近接し該外筒11の長手方向に移動可能に配置されている。また、第1磁性部材13と第2磁性部材14との間には磁力が働いている。
以上の構成により、本発明の血液成分調製用容器1においては、流動体の導入・導出操作が、第2磁性部材14を外筒11の外側面上において長手方向に直線運動させることで可能となっている。
そのため、本発明の血液成分調製用容器1は、一般的な注射器に備えられているような、仕切り部材に直接連設された、操作者の物理的な力を負荷してその収容容積を可変させるプランジャー(押し子)等の容積可変手段を必要としない。
これにより、血液成分調製時における遠心分離操作、あるいは一連の操作時における不意な外力負荷によっても、その収容物の導入・導出に影響を及ぼすことがなく、安全且つ確実な操作が可能になる。
例えば、血液成分調製用容器1に、通常の注射器のように収容容積を可変させるプランジャ(押し子)のような装置本体から突出する形状を有する容積可変手段が備えられていると、特に遠心分離操作時において、容積可変手段にも力が加わって収容物の導入・導出に影響を及ぼす懸念がある。
以上、本発明をその好ましい実施形態及び実施態様に基づき説明したが、本発明は上記実施形態及び実施態様には制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、第1磁性部材13は、本実施形態においては仕切り部材12の下面側に連設されていたが、第1磁性部材13は仕切り部材12と一体的に形成されていてもよい。この場合、仕切り部材12における外筒11の内側面と密着する部分、即ち仕切り部材12の外周部近傍を弾性材料から構成し、その他の部分を第1磁性部材13から構成することができる。
また、成分収容容器7は、本実施形態においては、第1容器71、第2容器72及びキャップ73から構成されていたが、成分収容容器7は、可撓性を有する袋体から構成されていてもよい。
また、成分収容容器7が、本実施形態における血液成分調製用容器1と同様の構成からなるものを用いてもよい。この構成であれば、成分収容容器7における流動体の導入・導出操作が、成分収容容器7の外側面上に設けられた磁性部材の長手方向での直線運動によっても可能となる。
これにより、血液成分調製用容器1に設けられた磁性部材の移動操作のみならず、成分収容容器7に設けられた磁性部材の移動操作によっても、流動体の導入・導出操作が可能になり、その量的制御をより正確且つ容易にできる効果を奏する。
即ち、成分収容容器7は、血液成分調製用容器1から導出された流動体の成分を収容できる構成であればその形状等に特に制限はない。
また、血液凝固促進個体23は、本実施形態においてはガラス加工体であったが、ガラス加工体に代えて空気を用いてもよく、また、ガラス加工体及び空気を併用してもよい。
また、成分導出口22、連結チューブ4又は成分導入口77のいずれかにおける中空部分に、血球除去フィルタ(図示せず)を介在配置させてもよい。これにより、流動体貯留室2中の血球成分を血球除去フィルタで捕捉でき、成分収容容器7への血球成分の混入を防止できる。
本発明の血液成分調製用容器及び血液成分分離収容装置を示す図である。 図1の部分拡大図である。 本発明の血液成分分離収容装置を用いて血液成分の分離収容を行う手順を示す図である。 本発明の血液成分分離収容装置を用いた血液成分分離収容操作における貯留工程を示す図である。 本発明の血液成分分離収容装置を用いた血液成分分離収容操作における活性化促進工程を示す図である。 本発明の血液成分分離収容装置を用いた血液成分分離収容操作における遠心工程後の状態を示す図である。 本発明の血液成分分離収容装置を用いた血液成分分離収容操作における血液成分の分離工程を示す図である。
符号の説明
1 血液成分調製用容器
11 外筒
12 仕切り部材
13 第1磁性部材
14 第2磁性部材
15 目盛り
2 流動体貯留室
21 流動体導入口
22 成分導出口
23 血液凝固促進個体
3 気体出入室
30 通気部
31 通気フィルタ
4 連結チューブ
5 通気チューブ
51 第2通気フィルタ
6 採血チューブ
60 穿刺針
61 血清
62 白血球
63 赤血球
7 成分収容容器
71 第1容器
72 第2容器
73 キャップ
74 成分採取口
75 第1接続部
76 第2接続部
77 成分導入口
78 通気路
10 血液成分分離収容装置

Claims (6)

  1. 縦長状の外筒であって、一端に少なくとも血液由来の液性成分と血小板とを含む流動体を導入する流動体導入口及び前記流動体のうちの少なくとも一部の成分を導出する成分導出口が形成され、他端に気体が通過可能であり且つ少なくとも液体及び細菌が通過不能な通気フィルタを有する通気部が形成された外筒と、
    前記外筒の内側面における全周に密着部分を有し前記一端側と前記他端側との間を摺動可能に配置される仕切り部材と、
    前記仕切り部材と一体的に、又は該仕切り部材に連設して配置される第1磁性部材と、
    前記外筒の外側面に近接し該外筒の長手方向に移動可能に配置される第2磁性部材とを備え、
    前記仕切り部材は、前記第1磁性部材と前記第2磁性部材との間に働く磁力によって摺動される血液成分調製用容器。
  2. 前記外筒は、前記仕切り部材よりも前記一端側に位置する流動体貯留室と、前記仕切り部材よりも前記他端側に位置する気体出入室とを有し、前記流動体貯留室は、その容積が前記仕切り部材の摺動により増減可能に構成されている請求項1記載の血液成分調製用容器。
  3. 前記流動体貯留室には、前記仕切り部材が前記他端側に摺動されて該流動体貯留室の容積が増加されることにより、前記流動体導入口から前記流動体が吸引導入され、
    吸引導入された前記流動体のうちの少なくとも一部の成分は、前記仕切り部材が前記一端側に摺動されて該流動体貯留室の容積が減少されることにより、前記成分導出口から導出される請求項2記載の血液成分調製用容器。
  4. 前記外筒には、前記流動体貯留室の容積を示す目盛りが備えられている請求項2又は3記載の血液成分調製用容器。
  5. 前記流動体貯留室には、前記流動体と接触することで該流動体の凝固を促進させる血液凝固促進個体が収容されている請求項2〜4のいずれかに記載の血液成分調製用容器。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の血液成分調製用容器と、該血液成分調製用容器に貯留された前記流動体のうち前記成分導出口から導出される少なくとも一部の成分を収容する成分収容容器と、前記血液成分調製用容器と前記成分収容容器とを無菌的に連結する連結チューブと、を備える血液成分分離収容装置。
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