JP5157668B2 - 通信装置および通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置および通信方法に関し、特に、IP over イーサネット(登録商標)上において呼接続装置間で制御プレーンおよびデータプレーンのそれぞれを接続する通信装置および通信方法に関する。
現在、3GPPにおいて、次世代携帯電話システムとしてEvolved UTRA and UTRANの検討が行われている。この方式では、無線基地局装置とゲートウェイ装置とがIP(Internet Protocol)ネットワークによって接続される。IPネットワーク接続の物理リンクとしてイーサネットを利用した場合、IPアドレスに対するMACアドレス解決は、ARP(Address Resolution Protocol)によって実行される。
ARPを用いたMACアドレス解決は、一般にIPパケットを送信する際に一旦バッファリングして実行される。そのためIPパケットの遅延・パケットロスが引き起される要因にもなっている。
従来の無線通信方式の一つであるW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の携帯電話システムでは、IPネットワークにイーサネットが用いられる場合においても、データプレーンでは主に非リアルタイム系トラフィックを取り扱う。そのため、このARPを用いたMACアドレス解決の影響は小さいと言える。一方、音声や大容量の映像ストリーミングなどに用いられるリアルタイムトラフィックにおいては、ARPを用いたMACアドレス解決は品質に大きく影響する。
制御プレーン(plane)における呼接続直後、呼接続装置並びにデータプレーンのIPルート上のルータのいずれかについてその呼に関するMACアドレスが未学習である場合について考える。このような場合、データプレーン上でユーザトラフィックを転送し始める際に、各ノードにおいてMACアドレス学習動作が行われるため、データプレーン上でユーザトラフィックが疎通する際にARPを用いたMACアドレス解決が実行される。
それに伴い、各ノードでユーザトラフィックにおけるIPパケットのバッファリングが発生するので、その結果ユーザトラフィックの遅延・パケットロスが引き起こされる。
また、既にルータではMACアドレスについて学習済みであるが、L2スイッチが同ルート上のMACアドレスについて未学習である場合、L2スイッチによって受信ポート以外の全ポートに対してIPパケット送信を試みるフラッディング(Flooding)が行われる。これにより、その呼と無関係なネットワークリソースを消費してしまい、ネットワークリソースの損失を生じる。
これに対して、取得した通信相手のIPアドレスのネクストホップのIPアドレスに対し、予めARP解決を行う呼制御終端装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−211545号公報
しかし、上記特許文献1では、例えば、上記W−CDMA方式およびその他の方式の携帯電話の移動通信システム、SIP(Session Initiation Protocol)、MEGP(MEdia Gateway control Protocol)などのIP電話システム、H.323によるリアルタイム通信システムなどのような、制御プレーンおよびデータプレーンを用い、制御プレーンおよびデータプレーンが異なるIPルートを取り得るものについては、そのまま適用することができない。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、制御プレーンにおける呼接続中に一方の呼接続装置が認識した接続先の呼接続装置のデータプレーンIPアドレスを用いて、呼接続装置が、接続先の呼接続装置のデータプレーンIPアドレスに対するIPパケットの疎通確認を行うことで、呼接続直後のデータプレーンにおけるMACアドレス解決による遅延・パケットロス・フラッディングを防止する通信装置および通信方法を提供することを目的とする。
ータを中継する中継装置を有するネットワークを用いてデータ通信を行う通信装置は、前記データ通信が行われるデータ通信経路の接続先との間に前記データ通信経路を確立させるデータ通信経路確立手段と、前記データ通信経路による前記データ通信を制御するための制御データが通信される制御通信経路の接続先との間に前記制御通信経路を確立させる制御通信経路確立手段と、を有し、前記制御通信経路確立手段は、前記制御通信経路を確立するための接続要求を接続先へ送信して前記制御通信経路の確立を図り、接続完了通知を接続先へ送信して前記制御通信経路の確立を完了させ、前記データ通信経路確立手段は、前記制御通信経路確立手段による前記制御通信経路の確立が完了する前に、前記ネットワークが有する前記中継装置に前記データの送信先のノードを探索させるとともに、前記中継装置に探索によって特定された前記データの送信先の前記ノードのMACアドレスを記憶させるアドレス設定指示を送信するアドレス設定指示送信手段を有する。
開示の通信装置および通信方法によれば、呼接続完了前に通信装置と通信装置の接続先との間におけるデータ通信が行われるデータ通信経路においてMACアドレス解決が図られるので、呼接続直後におけるデータ通信経路のユーザトラフィックを安定させることが可能となる。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の概要を示す図である。図1に示す通信装置1は、中継先のノードのMACアドレスを記憶してデータを中継する中継装置31を有するネットワーク3を用いてデータ通信を行う。この通信装置1は、制御通信経路確立手段11、データ通信経路確立手段12を有する。また、通信装置1は、中継装置31を有するネットワーク3と接続されている。このネットワーク3を介して、データの送信先である接続先通信装置2と接続される。また、データ通信経路確立手段12は、アドレス設定指示送信手段12aを有する。
制御通信経路確立手段11は、データ通信経路によるデータ通信を制御するための制御データが通信される制御通信経路のネットワーク3上における接続先との間に制御通信経路を確立させる。この制御通信経路が確立することによって、制御通信経路によって通信装置1と接続先通信装置2との間で通信される制御データに基づいて、データ通信経路による通信装置1と接続先通信装置2との間のデータ通信が制御される。
データ通信経路確立手段12は、データ通信が行われるデータ通信経路のネットワーク3上における接続先との間にデータ通信経路を確立させる。このデータ通信経路が確立することによって、通信装置1と接続先通信装置2との間のデータ通信が行われる。
アドレス設定指示送信手段12aは、制御通信経路確立手段11による制御通信経路の確立が完了する前に、ネットワーク3が有する中継装置31に次の送信先である中継先のノードまたはデータ通信経路の接続先のノードである接続先通信装置2を探索させるとともに、中継装置31に探索によって特定された次の送信先のノードのMACアドレスを記憶させるアドレス設定指示を送信する。
アドレス設定指示には、接続先通信装置2のIPアドレスが含まれている。このアドレス設定指示を受信した中継装置31は、接続先通信装置2のIPアドレスに基づいて接続先通信装置2または次の中継先のノード(例えば、図示しない他の中継装置)を探索する。
このような通信装置1によれば、データ通信経路確立手段12により、データ通信経路の接続先との間にデータ通信経路が確立され、制御通信経路確立手段11により、制御通信経路の接続先との間に制御通信経路が確立され、アドレス設定指示送信手段12aにより、制御通信経路確立手段11による制御通信経路の確立が完了する前に、中継装置31に対してデータの送信先のノードを探索させるとともに、中継装置31に対して探索によって特定された次の送信先のノードのMACアドレスを記憶させるアドレス設定指示が送信される。
これによって、呼接続完了前に通信装置と通信装置の接続先との間におけるデータ通信が行われるデータ通信経路においてMACアドレス解決が図られるので、呼接続直後におけるデータ通信経路のユーザトラフィックを安定させることが可能となる。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施の形態のシステム構成を示す図である。本実施の形態に係る移動通信システムは、セルラ方式の移動端末装置100が無線基地局装置200a,200b経由で他の移動端末装置(図示省略)等と通信を行うものである。この移動通信システムは、移動端末装置100、無線基地局装置200a,200b、ゲートウェイ装置300a,300b、IPネットワーク400および上位ネットワーク500を有する。
無線基地局装置200a,200bとゲートウェイ装置300a,300bとは、それぞれ互いにIPネットワーク400で接続されている。また、ゲートウェイ装置300a,300bは、上位ネットワーク500に接続されている。
本実施の形態の移動通信システムでは、複数の無線基地局装置(例えば、無線基地局装置200a,200b)、ゲートウェイ装置(例えば、ゲートウェイ装置300a,300b)がサービスエリアを構成し、移動端末装置(例えば、移動端末装置100)との間で、無線信号の送受信によって、移動端末装置相互間や移動端末装置と固定側の端末装置(図示省略)間の通信を可能としている。
各無線基地局装置とゲートウェイ装置とは、IP over イーサネットで接続され、ゲートウェイ装置は制御プレーン部(例えば、ゲートウェイ装置300aの制御プレーン部310a、またはゲートウェイ装置300bの制御プレーン部310b)用のIPアドレスと、データプレーン部(例えば、ゲートウェイ装置300aの制御プレーン部310a、またはゲートウェイ装置300bの制御プレーン部310b)用のIPアドレスをそれぞれ保持している。ここで、IPコネクティビティが維持される限り、本区間の具体的なIPネットワーク構成は制限されないが、本実施の形態では課題を明確化するため、制御プレーン(制御通信経路)におけるIPルートとデータプレーン(データ通信経路)におけるIPルートが異なるように構成している。
移動端末装置100は、無線基地局装置200a,200bと無線通信が可能な無線端末装置であり、UE(User Equipment)と呼ばれるものである。本実施の形態では、移動端末装置が、移動端末装置100のみの場合について説明するが、これに限らず、複数の移動端末装置によって同時に通信することができる。
無線基地局装置200a,200bは、移動端末装置100と無線通信を行う通信装置である。この無線基地局装置200a,200bは、それぞれ図3において後述する無線基地局装置200と同一の構成および機能を有する。
無線基地局装置200a,200bは、移動端末装置100から無線でデータを受信すると、IPネットワーク400を通じて受信データをゲートウェイ装置300aまたはゲートウェイ装置300bに送信する。本実施の形態の移動通信システムは、無線基地局装置が、無線基地局装置200a,200bの2個で構成した場合について説明するが、これに限らず、1または3以上の無線基地局装置で構成することができる。
ゲートウェイ装置300a,300bは、管理下にある無線基地局装置200a,200bを制御すると共に、データ転送を行う。このゲートウェイ装置300a,300bは、それぞれ図3において後述するゲートウェイ装置300と同一の構成および機能を有する。
IPネットワーク400は、無線基地局装置200a,200bおよびゲートウェイ装置300a,300bを接続し、データの中継を行うネットワークである。IPネットワーク400内には、L2スイッチ420a,420b,420c,420d,420eおよびルータ430a,430b,430c,430dが設けられている。このルータ430a,430b,430c,430dは、それぞれ図3において後述するルータ430と同一の構成および機能を有する。
上位ネットワーク500は、ゲートウェイ装置300a,300bとその他のゲートウェイ装置との間で伝送されるデータの中継を行うネットワークである。
なお、本実施の形態では、携帯電話の音声データ等のデータ通信を行う移動通信システムを例として説明するが、これに限らず、データ通信のリンクとデータ通信のリンクを制御する制御データのリンクが常に異なる通信システムもしくは通信装置、またはデータ通信のリンクとデータ通信のリンクを制御する制御データのリンクが異なる場合のある通信システムもしくは通信装置であってもよい。
次に、本実施の形態の無線基地局装置について説明する。
図3は、本実施の形態の無線基地局装置のブロック図である。図3に示す無線基地局装置200は、中継先のノードのMACアドレスを記憶してデータを中継するルータ430を有するIPネットワーク400を用いてデータ通信を行う。この無線基地局装置200は、基地局制御部210、伝送路インタフェース部220を有する。伝送路インタフェース部220は、疎通確認要求指示送信部221を有する。
無線基地局装置200には、IPネットワーク400が接続されているとともに、移動端末装置100が無線通信によって接続可能である。無線基地局装置200は、IPネットワーク400を通じて、ゲートウェイ装置300とデータ通信を行う。
移動端末装置100は、無線基地局装置200およびIPネットワーク400を通じてゲートウェイ装置300と接続される。これにより移動端末装置100は、ゲートウェイ装置300を通じてデータ通信の接続先(図示省略)とデータ通信を行うことができる。
本実施の形態の移動通信システムで行われるデータ通信は、W−CDMA方式の携帯電話である移動端末装置100による移動通信であるが、その他の移動通信システムについても適用できる。また、このデータ通信は、主に音声データ通信であるため、リアルタイム通信である。
本実施の形態の無線基地局装置200は、制御通信経路(制御プレーン)によって制御されるデータ通信経路(データプレーン)のMACアドレス解決を図るために、以下の機能を有する。
基地局制御部210は、データプレーンによるデータ通信を制御するための制御データが通信される制御プレーンのIPネットワーク400上における接続先である、制御プレーン部310との間に制御プレーンを確立させる。この制御プレーンが確立することによって、制御プレーンによって無線基地局装置200とゲートウェイ装置300との間で通信される制御データに基づいて、データプレーンによる無線基地局装置200とゲートウェイ装置300との間のデータ通信が制御される。
基地局制御部210は、制御プレーン部310との間で制御プレーンを確立させるために、制御プレーンの接続先に対して制御プレーンの確立を要求する制御プレーン確立要求(図4のステップS12および図7のステップS102で後述)を送信する。
伝送路インタフェース部220は、データ通信が行われるデータプレーンのIPネットワーク400上における接続先である、データプレーン部320との間にデータプレーンを確立させる。このデータプレーンが確立することによって、無線基地局装置200とゲートウェイ装置300との間のデータ通信が行われる。
疎通確認要求指示送信部221は、基地局制御部210から送信された制御プレーン要求に基づいて、基地局制御部210による制御プレーンの確立が完了する前に、IPネットワーク400が有するルータ430に次の送信先である中継先のノードまたはデータプレーンの接続先のノードであるゲートウェイ装置300を探索させるとともに、ルータ430に探索によって特定された次の送信先のノードのMACアドレスを記憶させ、さらに探索によって特定された送信先のノードにルータ430のMACアドレスを記憶させるIP疎通確認指示(アドレス設定指示)を送信する。
IP疎通確認指示には、ゲートウェイ装置300のIPアドレスが含まれている。このアドレス設定指示を受信したルータ430は、ゲートウェイ装置300のIPアドレスに基づいてゲートウェイ装置300または次の中継先のノード(例えば、図示しない他のルータ)を探索する。また、このIP疎通確認指示は、ICMP(Internet Control Message Protocol) echoの送信(ping送信)であり、ゲートウェイ装置300に到達すると、ゲートウェイ装置300は、これに対して疎通が確認されたことを示すICMP echo replyの応答(ping応答)を行う。
ここで、基地局制御部210と伝送路インタフェース部220とは、それぞれ制御プレーンとデータプレーンとを、同時に並行して確立させる処理を行う。これにより、データプレーンの接続が早く開始するので、データプレーンの確立の完了が早まる。
なお、データ通信は、SIP(Session Initiation Protocol)、MEGP(MEdia Gateway control Protocol)などのIP電話通信であってもよく、H.323などを用いたその他のリアルタイム通信であってもよい。
また、本実施の形態の移動通信システムで行われるデータ通信は、W−CDMA方式の携帯電話であるが、これに限らず、制御プレーンおよびデータプレーンが異なる経路で接続されるその他の移動通信システムについても適用できる。
また、基地局制御部210は、制御プレーンの接続先から送信された制御プレーンの確立を要求する制御プレーン確立要求の受信に基づいて制御プレーンを確立してもよい。疎通確認要求指示送信部221は、基地局制御部210によって制御プレーン確立要求が受信されると、制御プレーンが確立される前に、データプレーンの接続先にIP疎通確認指示を送信する。
また、本実施の形態では、無線基地局装置200と接続される制御プレーン部310およびデータプレーン部320は、同一のゲートウェイ装置300が有する場合に基づいて説明するが、これに限らず、無線基地局装置200は、異なるゲートウェイ装置が有する制御プレーン部およびデータプレーン部と接続してもよい。
次に、本実施の形態の移動通信システムにおける処理について説明する。
まず、本実施の形態の無線基地局装置におけるデータ通信経路の接続の制御を行う基地局呼制御処理の手順について説明する。
図4から図6は、基地局呼制御処理の手順を示すフローチャートである。
本実施の形態の無線基地局装置200(図3参照)では、その起動後において常に基地局呼制御処理が実行され、移動端末装置100(図3参照)から送信される接続要求を受信するために待機しており、ステップS11に示す移動端末装置100からの接続要求を受信すると、ステップS12以下の動作を開始する。ここで、移動端末装置100からの接続要求は、移動端末装置100のデータ通信の接続先との間に確立されるデータプレーンの接続を求める要求である。以下に、無線基地局装置200で実行される基地局呼制御処理について説明する。
[ステップS11]無線基地局装置200は、移動端末装置100から送信される接続要求を受信するまで待機し、接続要求を受信すると以下のステップS12以降の処理を実行する。
[ステップS12]無線基地局装置200は、ゲートウェイ装置300(図3参照)に対して制御プレーンの接続を要求する制御プレーン接続要求を送信する。
[ステップS13]無線基地局装置200は、移動端末装置100に対して、接続要求を受信した旨を応答する。
[ステップS14]無線基地局装置200は、ステップS13で移動端末装置100に対して送信した応答に基づいて移動端末装置100から送信される、制御プレーンの接続が完了した旨を通知する制御プレーン接続完了通知を受信したか否かを判定する。制御プレーン接続完了通知を受信していれば、無線基地局装置200は、ステップS21(図5参照)に処理を進める。一方、制御プレーン接続完了通知を受信していなければ、無線基地局装置200は、ステップS15に処理を進める。
[ステップS15]無線基地局装置200は、ステップS12でゲートウェイ装置300に対して送信した制御プレーン接続要求に基づいてゲートウェイ装置300から送信される、データプレーンの接続を要求するデータプレーン接続要求を受信したか否かを判定する。データプレーン接続要求を受信していれば、無線基地局装置200は、ステップS31(図6参照)に処理を進める。一方、データプレーン接続要求を受信していなければ、無線基地局装置200は、ステップS14に処理を進める。
[ステップS21]無線基地局装置200は、ステップS12(図4参照)でゲートウェイ装置300に対して送信した制御プレーン接続要求に基づいてゲートウェイ装置300から送信される、データプレーン接続要求を受信したか否かを判定する。データプレーン接続要求を受信していれば、無線基地局装置200は、ステップS22に処理を進める。一方、データプレーン接続要求を受信していなければ、無線基地局装置200は、データプレーン接続要求を受信するまでステップS21の処理を繰り返す。
[ステップS22]無線基地局装置200は、ステップS21で受信したと判定されたデータプレーン接続要求を送信したゲートウェイ装置300に対して、IPネットワーク400に確立されるデータプレーンの疎通を確認するIP疎通確認指示を送信する。
[ステップS23]無線基地局装置200は、ステップS22でゲートウェイ装置300に対して送信したIP疎通確認指示に基づいてゲートウェイ装置300から送信される、IP疎通確認指示に対する応答であるIP疎通確認応答を受信したか否かについて判定する。IP疎通確認指示を受信していれば、無線基地局装置200は、ステップS24に処理を進める。一方、IP疎通確認を受信していなければ、無線基地局装置200は、IP疎通確認を受信するまでステップS23の処理を繰り返す。
[ステップS24]無線基地局装置200は、移動端末装置100に対してデータプレーンの接続を要求するデータプレーン接続要求を送信する。
[ステップS25]無線基地局装置200は、ステップS24で移動端末装置100に対して送信したデータプレーン接続要求に基づいて移動端末装置100から送信される接続完了応答の受信を確認して、処理を終了する。その後、無線基地局装置200は、詳しくは図9において後述するが、制御プレーンおよびデータプレーンの接続の完了を通知する制御プレーン・データプレーン接続完了通知を、ゲートウェイ装置300に送信する。これにより、移動端末装置100とゲートウェイ装置300との間のデータプレーンの接続が完了する。
[ステップS31]無線基地局装置200は、ステップS15(図4参照)で受信したと判定されたデータプレーン接続要求を送信したゲートウェイ装置300に対して、IP疎通確認指示を送信する。
[ステップS32]無線基地局装置200は、ステップS13(図4参照)で移動端末装置100に対して送信した応答に基づいて移動端末装置100から送信される制御プレーン接続完了通知を受信したか否かを判定する。制御プレーン接続完了通知を受信していれば、無線基地局装置200は、ステップS23(図5参照)に処理を進める。一方、制御プレーン接続完了通知を受信していなければ、無線基地局装置200は、ステップS33に処理を進める。
[ステップS33]無線基地局装置200は、ステップS31でゲートウェイ装置300に対して送信したIP疎通確認指示に基づいてゲートウェイ装置300から送信されるIP疎通確認応答を受信したか否かについて判定する。IP疎通確認指示を受信していれば、無線基地局装置200は、ステップS34に処理を進める。一方、IP疎通確認指示を受信していなければ、無線基地局装置200は、ステップS32に処理を進める。
[ステップS34]無線基地局装置200は、ステップS13で移動端末装置100に対して送信した応答に基づいて移動端末装置100から送信される制御プレーン接続完了通知を受信したか否かを判定する。制御プレーン接続完了通知を受信していれば、無線基地局装置200は、ステップS24(図5参照)に処理を進める。一方、制御プレーン接続完了通知を受信していなければ、無線基地局装置200は、制御プレーン接続完了通知を受信するまでステップS34の処理を繰り返す。
次に、本実施の形態の呼制御の処理の移動通信システムにおける動作について説明する。
図7から図9は、呼制御の処理の手順を示すシーケンス図である。
本実施の形態の移動通信システムでは、移動端末装置100からの呼の接続要求を受信した無線基地局装置200が、基地局呼制御処理(図4から図6参照)を実行することにより、無線基地局装置200の基地局制御部210および伝送路インタフェース部220ならびにゲートウェイ装置300の制御プレーン部310とデータプレーン部320が連携して、移動端末装置100とゲートウェイ装置300との間のデータ通信を行う。以下に、図7から図9に沿って、無線基地局装置200とゲートウェイ装置300との間で呼が接続され、データプレーンが確立されるまでの手順について説明する。
[ステップS101]移動端末装置100は、ゲートウェイ装置300を通じたデータ通信を開始するために、基地局制御部210に対して呼の接続要求を送信する。ここで、この接続要求は、IPネットワーク400を通じて基地局制御部210から制御プレーン部310まで送信される。以下の各要求、応答、通知、指示なども同様である。
[ステップS102]基地局制御部210は、ステップS101で移動端末装置100から送信された接続要求を受信すると、制御プレーン部310に対して移動端末装置100による接続要求を送信する。
[ステップS103]制御プレーン部310は、基地局制御部210から接続要求を受信すると、基地局制御部210に対してデータプレーン接続要求を送信する。データプレーン接続要求には、データプレーン部320のIPアドレスが含まれている。これにより、基地局制御部210は、データプレーン部320のIPアドレスを取得する。また、このデータプレーン接続要求は、ステップS102の接続要求に対する応答を兼ねている。このデータプレーン接続要求により、基地局制御部210に対して、制御プレーン部310との間で制御プレーンが可能であることが通知される。
[ステップS111]基地局制御部210は、制御プレーン部310から送信されたデータプレーン接続要求を受信すると、移動端末装置100に対して、ステップS101で受信した接続要求に対する応答を送信する。この応答により、移動端末装置100に対して、制御プレーン部310との間で制御プレーンが接続可能であることが通知される。
[ステップS112]移動端末装置100は、ステップS111で基地局制御部210から送信された応答を受信すると、基地局制御部210に対して、制御プレーン部310との間で制御プレーンを確立することを通知する制御プレーン接続完了通知を送信する。
[ステップS121]基地局制御部210は、制御プレーン部310から送信されたデータプレーン接続要求を受信すると、ステップS111の応答と並行して、伝送路インタフェース部220に対して、IPネットワーク400の疎通の確認の要求を送信するように指示するIP疎通確認指示を送信する。
このように、基地局制御部210は、データプレーンの接続の完了前の、ゲートウェイ装置300のデータプレーン部320のIPアドレスを取得した時点で、伝送路インタフェース部220に対してIP疎通確認を指示する。これにより、IP疎通確認が早い段階から開始されるので、データプレーンの確立後に速やかにデータを送信することが可能になる。
本実施の形態の移動通信システムにおけるIP疎通確認指示に基づく動作については、本図のステップS122からステップS125、ならびに図8および図9において簡単に示すとともに、詳しくは図10から図12において後述する。また、ここでは説明の便宜上、IPネットワーク400のデータプレーンが1つのルータによって確立されるものとして説明する。データプレーンが複数のルータによって確立される場合については、同様に図10から図12において後述する。
[ステップS122]伝送路インタフェース部220は、基地局制御部210からのIP疎通確認指示に基づいて、データプレーンのARP要求を送信する。
[ステップS123]データプレーンのARP要求を受信したIPネットワーク400上のルータ(図示省略)は、伝送路インタフェース部220に対して、データプレーンARP要求に対する応答であるデータプレーンのARP応答を送信する。
[ステップS124]伝送路インタフェース部220は、ステップS123で受信したデータプレーンのARP応答から取得した、上記ルータのMACアドレスをルーティングテーブルに記憶させるMACアドレス学習を行う。
[ステップS125]上記ルータは、ステップS122で受信したデータプレーンのARP要求から取得した、伝送路インタフェース部220のMACアドレスをルーティングテーブルに記憶させるMACアドレス学習を行う。
[ステップS226]伝送路インタフェース部220は、上記ルータにデータプレーンにおいてping送信を実行する。このデータプレーンにおけるping送信は、ICMP echoを、ステップS123(図7参照)で取得したMACアドレスに基づいてデータプレーンに用いられる上記ルータに対して送信するものである。
ここで、ICMP echoは、ステップS103(図7参照)で制御プレーン部310から送信されたデータプレーン接続要求に含まれていたデータプレーン部320のIPアドレスが設定される。この設定されたデータプレーン部320のIPアドレスにより、ICMP echoはIPネットワーク400を通じて転送を繰り返すことにより、データプレーン部320まで到達する。
[ステップS227]上記ルータは、ステップS226で伝送路インタフェース部220から送信されたICMP echoを受信すると、受信したICMP echo(pingパケット)を記憶する。
[ステップS228]上記ルータは、伝送路インタフェース部220から送信されたICMP echoに基づいて、データプレーン部320に対して、データプレーンのARP要求を送信する。
[ステップS229]データプレーンのARP要求を受信した、データプレーン部320は、上記ルータに対して、データプレーンのARP応答を送信する。
[ステップS230]上記ルータは、ステップS22で受信したデータプレーンのARP応答から取得した、データプレーン部320のMACアドレスをルーティングテーブルに記憶させるMACアドレス学習を行う。
[ステップS231]データプレーン部320は、ステップS22で受信したデータプレーンのARP要求から取得した、上記ルータのMACアドレスをルーティングテーブルに記憶させるMACアドレス学習を行う。
[ステップS332]上記ルータは、伝送路インタフェース部220からのping送信をデータプレーン部320に転送するデータプレーンにおけるping転送を実行する。このデータプレーンにおけるping転送は、ここでは伝送路インタフェース部220から送信され、上記ルータに記憶されているICMP echoを、ステップS229(図8参照)で取得したMACアドレスに基づいてデータプレーン部320に対して転送するものである。
[ステップS333]データプレーン部320は、ステップS332で実行されたping転送に基づき、伝送路インタフェース部220に対して応答するデータプレーンにおけるping応答を実行する。このデータプレーンにおけるping応答は、ICMP echo replyを、ステップS332で転送されたICMP echoから取得したIPアドレスを用いて伝送路インタフェース部220に対して送信するものである。
[ステップS334]伝送路インタフェース部220は、データプレーン部320から送信されたデータプレーンにおけるping応答を受信すると、基地局制御部210に対して、ステップS121(図7参照)で受信したIP疎通確認指示に対する応答であるIP疎通確認応答を送信する。基地局制御部210は、このIP疎通確認応答を受信することにより、データプレーン部320との間でデータプレーンが確立可能であることを確認することができる。
[ステップS341]基地局制御部210は、ステップS103(図7参照)における制御プレーン部310からのデータプレーン接続要求、ステップS112(図7参照)における移動端末装置100からの制御プレーン接続完了通知およびステップS334におけるIP疎通確認応答のすべてを受信すると、移動端末装置100に対してデータプレーン接続要求を送信する。
[ステップS342]移動端末装置100は、ステップS341において基地局制御部210から送信されたデータプレーン接続要求を受信すると、基地局制御部210に対して、データプレーン接続完了通知を送信する。
[ステップS343]基地局制御部210は、ステップS342において移動端末装置100から送信されたデータプレーン接続完了通知を受信すると、制御プレーン部310に対して、制御プレーン・データプレーン接続完了通知を送信する。この制御プレーン・データプレーン接続完了通知が制御プレーン部310で受信されることにより、IP疎通確認の結果が確認される。その後、基地局制御部210において確認されたIP疎通確認の結果が正常終了だった場合に、データプレーンの接続が実施され、制御プレーンおよびデータプレーンが確立してユーザトラフィックが疎通状態となり、移動端末装置100とゲートウェイ装置300の間でデータ通信が可能になる。
なお、IP疎通確認は、ping送信パケットに保護段数を設けたり、ping送信のリトライを行うことにより、品質や接続性を高めたりしてもよい。
次に、本実施の形態の移動通信システムのIP疎通確認の処理の手順の詳細および処理の実行時におけるMACアドレスの学習について説明する。
図10は、各ノードのIPアドレスおよびMACアドレスを示すアドレステーブルを説明する図である。図10に示すアドレステーブル600aは、IP疎通確認指示(図7から図9参照)によって開始されるIP疎通確認の処理の実行時において本実施の形態の各ノードに設定されたIPアドレスおよびMACアドレスを示したものである。
アドレステーブル600aには、各ノードの名称を示す項目である“ノード名”、そのノードのIPアドレスを示す項目である“IPアドレス”、そのノードのMACアドレスを示す項目である“MACアドレス”が設けられている。
アドレステーブル600aは、IP疎通確認の処理の説明のために図11および図12で後述するノードのIPアドレスおよびMACアドレスを示したものである。ここで、アドレステーブル600aの無線基地局装置は、図11および図12における無線基地局装置200を示すものである。また、ルータAは、ルータ430aを示している。ルータBは、ルータ430bを示している。同様に、ゲートウェイ装置は、ゲートウェイ装置300を示している。
無線基地局装置については、IP疎通確認の処理においてIPネットワーク400(図11参照)を通じた通信が行われる伝送路インタフェース部220(図11参照)のIPアドレスおよびMACアドレスのみを示している。同様に、ゲートウェイ装置については、IP疎通確認の処理においてIPネットワーク400を通じた通信が行われるデータプレーン部320(図11参照)のIPアドレスおよびMACアドレスのみを示している。
ルータAおよびルータBについては、上段に無線基地局装置200側のIPアドレスおよびMACアドレスを示し、下段にゲートウェイ装置300側のIPアドレスおよびMACアドレスを示す。
図11および図12は、IP疎通確認の処理の実行時におけるMACアドレスの学習を示す図である。
図11および図12にしたがって、図7から図9に示した本実施の形態の移動通信システムにおける制御プレーンおよびデータプレーンの確立時における処理のうち、主に各ノードにMACアドレスを学習させるための処理であり、図7に示したIP疎通確認指示に基づいて実行されるIP疎通確認の処理の詳細を説明する。
図11および図12に示す本実施の形態の移動通信システムは、無線基地局装置200とゲートウェイ装置300との間がIPネットワーク400で接続されているものとする。なお、ここではデータプレーンの確立時におけるMACアドレスの学習に関係するノードのみを示し、それ以外のノードについては省略する。また、図11および図12におけるステップ番号のうち、ステップS121からステップS334までは、図7から図9と対応するものである。一方、ステップS541からステップS551までは、図7から図9に対応するものがなく、図12において新たに説明するステップである。
無線基地局装置200は、上記のように基地局制御部210、伝送路インタフェース部220を有する。IPネットワーク400は、L2スイッチ420a,420b,420c、ルータ430a,430bを有し、これらが図示するように交互に接続されているものとする。ゲートウェイ装置300は、データプレーン部320を有する(制御プレーン部については、ここでは図示および説明を省略する)。
[ステップS121]基地局制御部210は、IP疎通確認指示を伝送路インタフェース部220に送信する。
[ステップS122]伝送路インタフェース部220は、不明であるルータ430aのMACアドレスを取得するために、ルータ430aのIPアドレス(<IPa>.a2)を宛先とするARP要求を送信する。このとき、伝送路インタフェース部220は、ARP要求に伝送路インタフェース部220のIPアドレス(<IPa>.a1)およびMACアドレス(x1)を設定して送信する。
[ステップS123]ルータ430aは、伝送路インタフェース部220から送信されたARP要求を受信すると、ルータ430aの無線基地局装置200側のIPアドレス(<IPa>.a2)およびMACアドレス(x2)を設定してARP応答を送信する。
[ステップS124]伝送路インタフェース部220は、ステップS123においてルータ430aから送信されたARP応答を受信すると、ARP応答に設定されているルータ430aの無線基地局装置200側のIPアドレス(<IPa>.a2)およびMACアドレス(x2)をルーティングテーブルに記憶する。
[ステップS125]ルータ430aは、ステップS122において伝送路インタフェース部220から送信されたARP要求を受信すると、ARP要求に設定されている伝送路インタフェース部220のIPアドレス(<IPa>.a1)およびMACアドレス(x1)をルーティングテーブルに記憶する。
また、このとき伝送路インタフェース部220とルータ430aとを接続するL2スイッチ420aでは、伝送路インタフェース部220のMACアドレス(x1)およびルータ430aの無線基地局装置200側のMACアドレス(x2)をMACテーブルに記憶させることにより、MACアドレスを学習する。なお、このときL2スイッチ420aに、伝送路インタフェース部220のIPアドレス(<IPa>.a1)およびルータ430aの無線基地局装置200側のIPアドレス(<IPa>.a2)を学習させてもよい。
[ステップS226]伝送路インタフェース部220は、ステップS124で学習したルータ430aの無線基地局装置200側のMACアドレス(×2)を用いて、ルータ430aに対してICMP echoを送信するping送信を実行する。
ここで、上記のように、ICMP echoは、ステップS103(図7参照)で制御プレーン部310から送信されたデータプレーン接続要求に含まれていたデータプレーン部320のIPアドレス(<IPa>.c2)が設定される。このICMP echoに設定されたデータプレーン部320のIPアドレスにより、ICMP echoは、IPネットワーク400を通じて転送を繰り返すことによって、データプレーン部320まで到達する。
また、ICMP echoは、送信元である伝送路インタフェース部220のIPアドレス(<IPa>.a1)が設定されている。このICMP echoに設定されたデータプレーン部320のIPアドレスにより、ICMP echoの応答であり、データプレーン部320から送信されるICMP echo replyは、IPネットワーク400を通じて転送を繰り返すことによって、伝送路インタフェース部220まで返送される。
[ステップS227]ルータ430aは、ステップS226で伝送路インタフェース部220から送信されたICMP echoを受信すると、受信したICMP echo(pingパケット)を記憶する。
[ステップS541]ルータ430aは、不明であるルータ430bのMACアドレスを取得するために、ルータ430bのIPアドレス(<IPb>.b2)を宛先とするARP要求を送信する。このとき、ルータ430aは、ARP要求にルータ430aのゲートウェイ装置300側のIPアドレス(<IPb>.b1)およびMACアドレス(x3)を設定して送信する。
[ステップS542]ルータ430bは、ルータ430aから送信されたARP要求を受信すると、ルータ430bの無線基地局装置200側のIPアドレス(<IPb>.b2)およびMACアドレス(x4)を設定してARP応答を送信する。
[ステップS543]ルータ430aは、ステップS542においてルータ430bから送信されたARP応答を受信すると、ARP応答に設定されているルータ430bの無線基地局装置200側のIPアドレス(<IPb>.b2)およびMACアドレス(x4)をルーティングテーブルに記憶する。
[ステップS544]ルータ430は、ステップS541においてルータ430aから送信されたARP要求を受信すると、ARP要求に設定されているルータ430aのゲートウェイ装置300側のIPアドレス(<IPb>.b1)およびMACアドレス(x3)をルーティングテーブルに記憶する。
また、このときルータ430aとルータ430bとを接続するL2スイッチ420bでは、ルータ430aのゲートウェイ装置300側のMACアドレス(x3)およびルータ430bの無線基地局装置200側のMACアドレス(x4)をMACテーブルに記憶させることにより、MACアドレスを学習する。なお、このときL2スイッチ420bに、ルータ430aのゲートウェイ装置300側のIPアドレス(<IPb>.b1)およびルータ430bの無線基地局装置200側のIPアドレス(<IPb>.b2)を学習させてもよい。
[ステップS545]ルータ430aは、ステップS543で学習したルータ430bの無線基地局装置200側のMACアドレス(×4)を用いて、ルータ430bに対してステップS227(図11参照)で記憶したICMP echoを転送するping転送を実行する。
[ステップS546]ルータ430bは、ステップS545でルータ430aから転送されたICMP echoを受信すると、受信したICMP echoを記憶する。
[ステップS547]ルータ430bは、不明であるデータプレーン部320のMACアドレスを取得するために、データプレーン部320のIPアドレス(<IPc>.c2)を宛先とするARP要求を送信する。このとき、ルータ430bは、ARP要求にルータ430bのゲートウェイ装置300側のIPアドレス(<IPc>.c1)およびMACアドレス(x5)を設定して送信する。
[ステップS548]データプレーン部320は、ルータ430bから送信されたARP要求を受信すると、データプレーン部320のIPアドレス(<IPc>.c2)およびMACアドレス(x6)を設定してARP応答を送信する。
[ステップS549]ルータ430bは、ステップS548においてデータプレーン部320から送信されたARP応答を受信すると、ARP応答に設定されているデータプレーン部320のIPアドレス(<IPc>.c2)およびMACアドレス(x6)をルーティングテーブルに記憶する。
[ステップS550]データプレーン部320は、ステップS547においてルータ430bから送信されたARP要求を受信すると、ARP要求に設定されているルータ430bのゲートウェイ装置300側のIPアドレス(<IPc>.c1)およびMACアドレス(x5)をルーティングテーブルに記憶する。
また、このときルータ430bとデータプレーン部320とを接続するL2スイッチ420cでは、ルータ430bのゲートウェイ装置300側のMACアドレス(x5)およびデータプレーン部320のMACアドレス(x6)をMACテーブルに記憶させることにより、MACアドレスを学習する。なお、このときL2スイッチ420cに、ルータ430bのゲートウェイ装置300側のIPアドレス(<IPc>.c1)およびデータプレーン部320のIPアドレス(<IPc>.c2)を学習させてもよい。
[ステップS551]ルータ430bは、ステップS549で学習したデータプレーン部320のMACアドレス(×6)を用いて、データプレーン部320に対してステップS546で記憶したICMP echoを転送するping転送を実行する。
[ステップS333]データプレーン部320は、ステップS551で実行されたping転送で転送されたICMP echoに対するping応答(ICMP echo reply)を送信する。このping応答は、上記のように、ICMP echo replyを、ステップS551で転送されたICMP echoから取得したIPアドレス(<IPa>.a1)を用いて伝送路インタフェース部220に対して送信するものである。
以上のようにして、本実施の形態では、呼接続完了前に無線基地局装置200とゲートウェイ装置300との間におけるデータ通信が行われるデータプレーンにおいて、制御プレーンの確立に先立ってMACアドレス解決の実行が開始されるので、呼接続直後のデータプレーンにおけるMACアドレス解決による遅延・パケットロス・フラッディングを防止することができるため、データプレーンの接続直後における移動端末装置100のユーザトラフィックを安定させることが可能となる。
以上、開示の通信装置および通信方法を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、上記については単に本発明の原理を示すものである。また、開示の技術は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による開示の範囲とみなされ、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、開示の技術に他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。また、開示の技術は前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成を組み合わせたものであってもよい。
(付記1) 中継先のノードのMACアドレスを記憶してデータを中継する中継装置を有するネットワークを用いてデータ通信を行う通信装置において、
前記データ通信が行われるデータ通信経路の接続先との間に前記データ通信経路を確立させるデータ通信経路確立手段と、
前記データ通信経路による前記データ通信を制御するための制御データが通信される制御通信経路の接続先との間に前記制御通信経路を確立させる制御通信経路確立手段と、
を有し、
前記データ通信経路確立手段は、前記制御通信経路確立手段による前記制御通信経路の確立が完了する前に、前記ネットワークが有する前記中継装置に前記データの送信先のノードを探索させるとともに、前記中継装置に探索によって特定された前記データの送信先の前記ノードのMACアドレスを記憶させるアドレス設定指示を送信するアドレス設定指示送信手段を有することを特徴とする通信装置。
(付記2) 前記アドレス設定指示送信手段は、前記アドレス設定指示として前記データ通信経路の接続先に疎通の確認を要求する疎通確認要求を送信することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記3) 前記制御通信経路確立手段は、前記制御通信経路の接続先に対して前記制御通信経路の確立を要求する制御通信経路確立要求を送信し、
前記アドレス設定指示送信手段は、前記制御通信経路確立手段から送信された前記制御通信経路要求に基づく前記制御通信経路の確立が完了する前に、前記データ通信経路の接続先に前記アドレス設定指示を送信することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記4) 前記制御通信経路確立手段は、前記制御通信経路の接続先から送信された前記制御通信経路の確立を要求する制御通信経路確立要求の受信に基づいて前記制御通信経路を確立し、
前記アドレス設定指示送信手段は、前記制御通信経路確立手段によって前記制御通信経路要求が受信されると、前記制御通信経路が確立される前に、前記データ通信経路の接続先に前記アドレス設定指示を送信することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記5) 前記制御通信経路確立手段と前記データ通信経路確立手段とは、それぞれ前記制御通信経路と前記データ通信経路とを、並行して確立させる処理を実行することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記6) 前記アドレス設定指示は、前記ネットワークが有する前記中継装置に前記データの送信先のノードを探索させるとともに、前記中継装置に探索によって特定された前記データの送信先の前記ノードのMACアドレスを記憶させ、前記探索によって特定された前記送信先のノードに前記中継装置のMACアドレスを記憶させることを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記7) 前記データ通信は、移動通信、リアルタイム通信、IP電話通信のうちのいずれか1つであることを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記8) 中継先のノードのMACアドレスを記憶してデータを中継する中継装置を有するネットワークを用いてデータ通信を行う通信方法において、
データ通信経路確立手段が、前記データ通信が行われるデータ通信経路の接続先との間に前記データ通信経路を確立させ、
制御通信経路確立手段が、前記データ通信経路による前記データ通信を制御するための制御データが通信される制御通信経路の接続先との間に前記制御通信経路を確立させるとともに、前記データ通信経路確立手段の有するアドレス設定指示送信手段が、前記制御通信経路確立手段による前記制御通信経路の確立が完了する前に、前記ネットワークが有する前記中継装置に前記データの送信先のノードを探索させるとともに、前記中継装置に探索によって特定された前記データの送信先の前記ノードのMACアドレスを記憶させるアドレス設定指示を送信することを特徴とする通信方法。
本実施の形態の概要を示す図である。 本実施の形態のシステム構成を示す図である。 本実施の形態の無線基地局装置のブロック図である。 基地局呼制御処理の手順を示すフローチャートである。 基地局呼制御処理の手順を示すフローチャートである。 基地局呼制御処理の手順を示すフローチャートである。 呼制御の処理の手順を示すシーケンス図である。 呼制御の処理の手順を示すシーケンス図である。 呼制御の処理の手順を示すシーケンス図である。 各ノードのIPアドレスおよびMACアドレスを示す図である。 IP疎通確認の処理の実行時におけるMACアドレスの学習を示す図である。 IP疎通確認の処理の実行時におけるMACアドレスの学習を示す図である。
符号の説明
1 通信装置
2 接続先通信装置
3 ネットワーク
11 制御通信経路確立手段
12 データ通信経路確立手段
12a アドレス設定指示送信手段
31 中継装置

Claims (6)

  1. ータを中継する中継装置を有するネットワークを用いてデータ通信を行う通信装置において、
    前記データ通信が行われるデータ通信経路の接続先との間に前記データ通信経路を確立させるデータ通信経路確立手段と、
    前記データ通信経路による前記データ通信を制御するための制御データが通信される制御通信経路の接続先との間に前記制御通信経路を確立させる制御通信経路確立手段と、
    を有し、
    前記制御通信経路確立手段は、前記制御通信経路を確立するための接続要求を接続先へ送信して前記制御通信経路の確立を図り、接続完了通知を接続先へ送信して前記制御通信経路の確立を完了させ、
    前記データ通信経路確立手段は、前記制御通信経路確立手段による前記制御通信経路の確立が完了する前に、前記ネットワークが有する前記中継装置に前記データの送信先のノードを探索させるとともに、前記中継装置に探索によって特定された前記データの送信先の前記ノードのMACアドレスを記憶させるアドレス設定指示を送信するアドレス設定指示送信手段を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記アドレス設定指示送信手段は、前記アドレス設定指示として前記データ通信経路の接続先に疎通の確認を要求する疎通確認要求を送信することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記制御通信経路確立手段は、前記制御通信経路の接続先に対して前記制御通信経路の確立を要求する制御通信経路確立要求を送信し、
    前記アドレス設定指示送信手段は、前記制御通信経路確立手段から送信された前記制御通信経路確立要求に基づく前記制御通信経路の確立が完了する前に、前記データ通信経路の接続先に前記アドレス設定指示を送信することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記制御通信経路確立手段は、前記制御通信経路の接続先から送信された前記制御通信経路の確立を要求する制御通信経路確立要求の受信に基づいて前記制御通信経路を確立し、
    前記アドレス設定指示送信手段は、前記制御通信経路確立手段によって前記制御通信経路確立要求が受信されると、前記制御通信経路が確立される前に、前記データ通信経路の接続先に前記アドレス設定指示を送信することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 前記制御通信経路確立手段と前記データ通信経路確立手段とは、それぞれ前記制御通信経路と前記データ通信経路とを、並行して確立させる処理を実行することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  6. ータを中継する中継装置を有するネットワークを用いてデータ通信を行う通信方法において、
    データ通信経路確立手段が、前記データ通信が行われるデータ通信経路の接続先との間に前記データ通信経路を確立させ、
    制御通信経路確立手段が、前記データ通信経路による前記データ通信を制御するための制御データが通信される制御通信経路の接続先との間に前記制御通信経路を確立させ、
    前記制御通信経路確立手段は、前記制御通信経路を確立するための接続要求を接続先へ送信して前記制御通信経路の確立を図り、接続完了通知を接続先へ送信して前記制御通信経路の確立を完了させ、
    前記データ通信経路確立手段の有するアドレス設定指示送信手段が、前記制御通信経路確立手段による前記制御通信経路の確立が完了する前に、前記ネットワークが有する前記中継装置に前記データの送信先のノードを探索させるとともに、前記中継装置に探索によって特定された前記データの送信先の前記ノードのMACアドレスを記憶させるアドレス設定指示を送信することを特徴とする通信方法。
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