JP5155824B2 - 排気浄化装置 - Google Patents

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本発明は、尿素を加水分解して得たアンモニアで排ガス中の窒素酸化物(NOx)の還元する触媒装置と、排ガス中に含まれる粒子状物質を捕集するフィルターとを備えた内燃機関の排気浄化装置に係り、詳しくは、尿素水噴射ノズルから噴射した尿素水を排ガス中で蒸発・拡散させてアンモニアを得、前記触媒装置に供給する排気浄化装置に係るものである。
内燃機関の排ガスを浄化処理する排気処理装置として、DPF(Diesel Particulate Filter)と、選択還元型(SCR:Selective Catalytic Ruduction)触媒とを組み合わせた装置が知られている。
このようなDPFとSCR触媒とを組み合わせた排気処理装置では、内燃機関であるエンジンで発生した排ガスは、DPFでPM(Particulate Matter)を捕集され、その後、SCR触媒で排ガス中のNOxが浄化される。
NOxの浄化は、排気ガス中のNOxを選択的に前記SCR触媒に吸着させ、該SCR触媒上流側の排気通路中に尿素水を噴射し、該尿素水中の尿素を加水分解して還元剤であるアンモニア(NH)として前記SCR触媒に供給し、SCR触媒に吸着したNOxを還元して窒素と水に分解して排出することでなされる。
このような排気処理装置においては、SCR触媒におけるNOx浄化効率は尿素水の供給状態に大きく影響を受ける。良好なNOx浄化効率を得るためには、供給した尿素水を加水分解してアンモニアを生成する必要があり、そのためには噴射した尿素水を排ガスと良好に混合させ、排ガスと混合した尿素水を均一に蒸発・拡散させることが重要である。
そのため、特許文献1、2には、尿素水噴射口下流側の排気通路中に複数枚の分散板を装備したミキサを設けて尿素水を均一に蒸発・拡散させる技術が開示されている。
また、特許文献3、4には、尿素水噴射口の近接位置に、該ガスを攪拌するための攪拌手段を設けて尿素水を均一に蒸発・拡散させる技術が開示されている。
さらに、特許文献5には、尿素水を排気流に逆らって噴射させることで、尿素水を排気中で均一に蒸発・拡散させる技術が開示されている。
さらにまた、特許文献6には、排気通路に上流側が下流側よりも排気通路の断面積が連続して大きくなる傾斜部を設け、排気ガスが前記傾斜部を通過して収束する部位の近傍で、前記排気通路の中心部近傍に配設した尿素水の噴射口から、尿素水を排気通路の径方向に噴射することで、尿素水を排気中で均一に蒸発・拡散させる技術が開示されている。
特開2006−9608号公報 特開2007−77957号公報 特開2008−127997号公報 特開2008−128093号公報 特開2005−214172号公報 特開2007−205308号公報
しかしながら、特許文献1、2に開示された技術においては、排気通路中の尿素水噴射口とSCR触媒との間に、設置に大きな距離が必要なミキサを設置するため、尿素水噴射口とSCR触媒との間に大きな距離が必要であり、排気通路のレイアウト上の制約によっては車載が困難になる場合がある。
また、特許文献3、4に開示された技術においては、尿素水噴射口と攪拌手段の配置関係によっては噴射口からSCRまで十分な距離を確保することができず、尿素水を十分に蒸発・拡散することができない可能性がある。
また、特許文献5に開示された技術においては、尿素水を十分に蒸発・拡散するためには十分な距離が必要である。尿素噴射口の上流側にDPFを設けた排気装置では、レイアウト上の制約からDPFとSCR触媒との間の距離が小さく設定されていることが多いため、尿素水噴射口からSCRまでの距離を十分に確保できず、特許文献5に開示されている技術を適用することが困難である場合が多い。また、仮に尿素水噴出口からSCRまでの距離を稼ぐために、尿素水噴出口をDPF近傍に配置すると、尿素水がDPFに直接かかってしまうという問題がある。
また、特許文献6に開示された技術においては、レイアウト上の制約からDPFとSCR触媒との間の距離が小さく設定されていることが多いため、前記傾斜部の下流側で尿素水を噴射すると、尿素水の噴射口からSCR触媒まで十分な距離を確保できず尿素水の蒸発・拡散が十分とならない場合がある。
従って、本発明においては、DPFとSCR触媒との間の距離に制約があっても尿素水を排ガスと良好に混合させ、排ガスと混合した尿素水を均一に蒸発・拡散させることができるDPFとSCR触媒とを組み合わせた排気浄化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明においては、内燃機関の排気通路上に設けられて排ガス中のNOxをアンモニアで還元する触媒装置と、前記排気通路の前記触媒装置の上流側に設けられるフィルターとを有し、前記触媒装置の上流側且つ前記フィルターの下流側の排気通路内に尿素水を噴射する尿素水噴射ノズルを設けた排気浄化装置において、前記尿素水噴射ノズルは、前記フィルターの下流側且つ前記触媒装置の上流側で前記排気通路内に挿入され、先端部が排気通路上流側を向いて前記フィルター近傍に配されるとともに、先端部近傍に前記排気通路の径方向に尿素を噴射可能な噴射口が設けられていることを特徴とする。
前記噴射口は、ノズル側面の周方向に均等な間隔で複数個配置することが好ましい。
前記尿素水噴射ノズルをフィルターの下流側から排気通路内に挿入して、先端部を排気通路上流側に向けることで、尿素水噴射ノズル先端部をフィルター近傍に配置することができる。さらに、尿素水噴射ノズルの先端部近傍に排気通路の径方向に尿素水を噴射可能な噴射口を設けることで、尿素水がフィルターに直接かかることを避けることができる。なお、排気通路の径方向に尿素水を噴射とは、尿素水の噴射中心線が排気通路の径方向であることを意味する。
この構成により、フィルター近傍で尿素水を噴射することができるため、フィルターからSCR触媒までの限られた距離の中で、尿素水噴射口からSCR触媒までの距離を最大限に確保することができ、噴射した尿素水がSCR触媒に到達するまでの時間を十分に確保することができる。従って尿素水の蒸発・拡散を促進することができる。
また、前記触媒装置の上流側且つ前記フィルターの下流側の排気通路内に、前記排ガスを上流側から下流側へと流通させながら流通方向を変更して攪拌する攪拌手段を設け、前記尿素水噴射ノズルは、前記旋回流生成手段の下流側で前記排気通路内に挿入され、前記攪拌手段の排気通路径方向中心部を貫通するように配設されていることを特徴とする。
攪拌手段を設けることで尿素水の蒸発・拡散がさらに促進される。さらに、尿素水噴射ノズルを、前記攪拌手段の下流側から攪拌手段の排気通路径方向中心部を貫通するように配設することで、単純に尿素水噴射ノズルの下流側に攪拌手段を配置する場合と比較して、攪拌手段からSCR触媒までの距離を大きく確保することができる。なお、前記攪拌手段としてはフィンなどを挙げることができる。
この構成により、攪拌手段下流側の乱流域を広く確保することができる。前記乱流域が狭くなると尿素水の蒸発・拡散に対する寄与が小さくなるが、本発明によれば前記乱流域を広く確保することができるため、蒸発・拡散に対する寄与は大きくなる。
また、乱流成分が大きな攪拌手段の間口部を噴射した尿素水が通過するため、尿素水の蒸発・拡散が更に促進される。
また、前記触媒装置の上流側且つ前記フィルターの下流側の排気通路の一部を、下流側に縮径する縮径部から最小径の絞り部を経て下流側に拡径する拡径部へと連続するベンチュリ状としたことを特徴とする。
また、前記攪拌手段は、ベース板をプレス成形して成るフィン装置からなり、前記ベース板には、中心から外周に向けて延びる複数の連結部が定められ、前記連結部間の略三角状の複数の領域がフィンとして定められ、前記フィンの一側は、当該フィンを定める前記連結部のうち一方の連結部に対して境界線を介して連続する一方、前記フィンの他側は、当該フィンを定める前記連結部のうち他方の連結部に対して分断され、前記フィンの外周は前記ベース板から分断され、前記フィンは前記境界線にて折り曲げられて排気通路下流側に向けて起立させられて前記ベース板上に略三角状の流通孔が開口し、そして、前記ベース板には前記尿素水噴射ノズルが挿通される貫通孔が形成されていることを特徴とする。
また、前記尿素水噴射ノズルは、前記縮径部で前記排気通路内に挿入されることを特徴とする。
前記攪拌手段による攪拌によって生じた旋回流は、縮径部を通過する過程で旋回半径を縮小しながら旋回速度が増加し、拡径部を通過する過程で旋回半径を拡大しながら旋回速度が減少する。これによりさらに尿素水の蒸発・拡散が促進される。
以上記載のごとく本発明によれば、DPFとSCR触媒との間の距離に制約があっても尿素水を排ガスと良好に混合させ、排ガスと混合した尿素水を均一に蒸発・拡散させることができるDPFとSCR触媒とを組み合わせた排気浄化装置を提供することができる。
さらに、DPFとSCR触媒との間のスペースのコンパクト化が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、実施例1における排気処理装置の概要図である。図1を用いて排ガス処理装置の概略について説明する。本発明の排気処理装置1は、図1に示したように前段酸化触媒(DOC:Diesel Oxidation Catalyst)2及びフィルター4からなるDPFシステム6と、SCR触媒8及び後段酸化触媒(CUC)10からなるSCRシステム12とから構成される。
このようなDPFシステム6とSCRシステム12を組み合わせた排気処理装置においては、エンジン(不図示)で発生した排ガスは、まず前段酸化触媒2及びフィルター4からなるDPFシステム6に送り込まれる。前記排ガスは、前段酸化触媒2で排ガス中の炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)を無害化されるとともに排ガス中のNOの酸化活性を高められ、フィルター4でPM(Particulate Matter)を捕集されて排出される。
前記フィルター4でPMを捕集された後の排ガスは、中間通路14を通り、SCRシステム12を構成するSCR触媒8に送り込まれ、排ガス中のNOxがSCR触媒8に選択的に吸着される。
また、中間通路14中に、後述する尿素水噴射ノズルより尿素水を噴射し、該尿素水中の尿素(NHCOが以下の(1)の化学反応式によって加水分解することによってNHが生成される。
(NHCO+HO→2NH+CO ・・・(1)
前記尿素水が分解して生成されたNHは、SCR触媒8上に選択的に吸着されたNOxと以下の(2)〜(4)の反応式によって反応し、有害なNOxを無害なNへと転換させる。
NO+NO+2NH→4N+6HO ・・・(2)
4NO+4NH+O→4N+6HO ・・・(3)
2NO+4NH+O→3N+6HO ・・・(4)
さらに、SCR触媒8で反応できなかったNHは、同様にSCR触媒8で反応できなかったNOxと後段酸化触媒10でSCR触媒8と同様の(2)〜(4)の反応式によって反応し、NOxを無害なNへと転換させる。また、SCR触媒8上に吸着したNHは、温度上昇によりSCR触媒8より脱離し、後段酸化触媒10で(5)の反応式によりNへと転化される。
4NH+3O→2N+6HO ・・・(5)
次に、尿素水の噴射について説明する。
図2は、フィルター4及びSCR触媒8近傍の構成図である。
図2において、フィルター4を含むDPFシステム6と、SCR触媒8を含むSCRシステム12との間の中間通路14には、下流側に縮径する縮径部14a、絞り部14b及び下流側に拡径する拡径部14cが形成されており、ベンチュリ状をなしている。また、フィルター4の近傍の中間通路14内には排ガスを攪拌し旋回流を形成するフィン装置16が設けられている。
フィン装置16はスチール製の円形状をなすベース板29をプレス成型して製作され、8枚のフィン30が環状に列設されている。ベース板29の周囲は中間通路14の内壁に対して溶接され、これにより中間通路の上流側と下流側とがベース板29により区画されている。
図4はフィン装置16を排気下流側から見た図2のA方向矢視図、図5は図4におけるIII−III線断面図であり、図5では下方が排気上流側に、上方が排気下流側に相当する。ベース板29上には中心から外周に向けて延びる8条の連結部31が定められ、各連結部31の間の略三角状の領域を前記フィン30としている。なお、各連結部31の中心側はベース板29の中心に対して偏心しているが、これに限ることなく、連結部31の中心側をベース板29の中心に一致させてもよい。
各フィン30は隣接する一側の連結部31に対して境界線32を介して連続する一方、他側の連結部31に対してはプレス成型時に打ち抜かれて分断され、同様に各フィン30の外周もプレス成型時に打ち抜かれてベース板29から分断されている。各フィン30は一側の連結部31の境界線32を起点としてプレス成型時に折曲形成され、これにより各フィン30はベース板29上から下流側に向けて同一角度αで起立すると共に、各フィン30の起立によりベース板29上には上流側と下流側とを連通させる略三角状の流通孔33が開口している。
中間通路14内に尿素水を噴射する尿素水噴射ノズル20は、フィン装置16よりも下流側の縮径部14aで中間通路14外から内へ中間通路14の径方向に挿入され、中間通路の径方向略中心で向きを変え、その先端部がフィン装置16の上流側且つフィルター4の下流側に位置するように配置されている。なお、フィン装置16には、中間通路14の径方向中心部に尿素水噴射ノズル20を通すための貫通孔が設けられており、該貫通孔内を尿素水噴射ノズルを貫通させることで前記配置が可能となっている。さらに、尿素水噴射ノズル20の先端部近傍には、ノズル側面の周方向に均等な間隔で複数個の噴出口24が設けられている。
このように構成された中間通路14、尿素水噴射ノズル20、フィン装置16において、排ガスが流通している状態で、尿素水噴射ノズル20内に尿素水を供給すると、尿素水噴射ノズル20に設けた噴射口24から尿素水が噴射される。前記噴射口24は、前述の通りノズル側面の周方向に均等な間隔で複数個設けられているため、尿素水はノズル側面の全方向に向かって略均等に中間通路14の径方向に噴射される。なお、噴射口24から噴射された尿素水の噴射方向が中間通路14の径方向であり、且つ中間通路14内を排ガスが上流から下流に向けて流れているため、尿素水がフィルター4にかかることはほとんどない。
前記噴射された尿素水は、排ガスの流れに乗って下流側へ流れる。前排ガスは、フィン装置16を通過する際に、フィン装置16の各流通孔33に分岐しながら流通し、流通直後にフィン30に衝突してフィン角度に倣って流通方向を変更される。その結果、排ガスは中間通路14内で旋回流を生起する。
該旋回流は、縮径部14a内を通過する過程で旋回半径を縮径しながら旋回速度が増加し、絞り部14bで旋回半径最小且つ旋回速度最大となり、拡径部14c内を通過する過程で旋回半径を拡大しながら旋回速度が減少してSCR触媒8へと導かれる。
図3は、実施例1における尿素水の拡散の状態と、従来技術における尿素水の拡散の状態を表したイメージ図であり、図3(A)は実施例1におけるイメージ図、図3(B)は従来技術におけるイメージ図である。なお、図3(A)と図3(B)において同一符号は同一物を表す。
本実施例1と従来技術においては、尿素水噴射ノズル(20、120)の形状が異なる。従来技術における尿素水噴射ノズル120は、フィン装置16の上流側から、フィン装置16の中間通路14径方向略中心部を貫通して、フィン装置16の下流側で排ガス流れ方向と同方向に尿素水を噴射するように構成されている。
本実施例においてはフィン装置16とフィルター4との間には噴射口24を配置することが出来るため、尿素水噴射ノズル20の噴射口24からSCR触媒8までの距離を従来よりも大きく確保することができ、そのため噴射した尿素水がSCR触媒8に到達するまでの時間を十分に確保することができるので、尿水の蒸発・拡散を促進することができる。
さらに、本実施例においては、フィン装置16からSCR触媒8までの距離も従来よりも大きく確保することができるため、フィン装置16の下流側の乱流域に関して、A´で示した従来技術における乱流域よりも、Aで示した本実施例における乱流域のほうが広く確保することができる。前記乱流域が狭くなると尿素水の蒸発・拡散を抑制する方向に作用するが、本発明によれば前記乱流域を広く確保することができるため、蒸発・拡散を抑制する方向の作用は生じにくい。
また、本実施例においては、乱流成分が大きなフィン装置16の間口部を噴射した尿素水が通過するため、尿素水の蒸発・拡散が促進される。
以上により、本発明によれば、フィルター4とSCR触媒8との間の限られたスペースの中で尿素水を効率的に蒸発・拡散させることができ、そのため尿素からアンモニアの生成率を高く確保でき、従ってSCR触媒8におけるNOx浄化効率の向上が達成できる。
DPFとSCR触媒との間の距離に制約があっても尿素水を排ガスと良好に混合させ、排ガスと混合した尿素水を均一に蒸発・拡散させることができるDPFとSCR触媒とを組み合わせた排気浄化装置として利用することができる。
実施例1における排気処理装置の概要図である。 フィルター及びSCR触媒近傍の構成図である。 実施例1における尿素水の拡散の状態と、従来技術における尿素水の拡散の状態を表したイメージ図である。 フィン装置を排気下流側から見た図2のA方向矢視図である。 図4におけるIII−III線断面図である。
符号の説明
1 排気処理装置
2 前段酸化触媒
4 フィルター
8 SCR触媒
10 後段酸化触媒
14 中間通路
14a 縮径部
14b 絞り部
14c 拡径部
16 フィン装置
20 尿素水噴射ノズル

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路上に設けられて排ガス中のNOxをアンモニアで還元する触媒装置と、前記排気通路の前記触媒装置の上流側に設けられるフィルターとを有し、前記触媒装置の上流側且つ前記フィルターの下流側の排気通路内に尿素水を噴射する尿素水噴射ノズルを設けた排気浄化装置において、
    前記触媒装置の上流側且つ前記フィルターの下流側の排気通路内に、前記排ガスを上流側から下流側へと流通させながら流通方向を変更して攪拌する攪拌手段を設け、
    前記尿素水噴射ノズルは、前記攪拌手段の下流側且つ前記触媒装置の上流側で前記排気通路内に挿入され、前記攪拌手段の排気通路径方向中心部を貫通し、先端部が排気通路上流側を向いて前記フィルター近傍に配されるとともに、先端部近傍に前記排気通路の径方向に尿素水を噴射可能な噴射口が設けられ
    前記触媒装置の上流側且つ前記フィルターの下流側の排気通路の一部を、下流側に縮径する縮径部から最小径の絞り部を経て下流側に拡径する拡径部へと連続するベンチュリ状とした
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  2. 前記攪拌手段は、ベース板をプレス成形して成るフィン装置からなり、
    前記ベース板には、中心から外周に向けて延びる複数の連結部が定められ、
    前記連結部間の略三角状の複数の領域がフィンとして定められ、
    前記フィンの一側は、当該フィンを定める前記連結部のうち一方の連結部に対して境界線を介して連続する一方、前記フィンの他側は、当該フィンを定める前記連結部のうち他方の連結部に対して分断され、
    前記フィンの外周は前記ベース板から分断され、
    前記フィンは前記境界線にて折り曲げられて排気通路下流側に向けて起立させられて前記ベース板上に略三角状の流通孔が開口し、そして、
    前記ベース板には前記尿素水噴射ノズルが挿通される貫通孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の排気浄化装置。
  3. 前記尿素水噴射ノズルは、前記縮径部で前記排気通路内に挿入されることを特徴とする請求項2記載の排気浄化装置。
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