JP5154329B2 - 操作位置判断装置及びパドルシフトスイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、操作位置判断装置及びパドルシフトスイッチに関する。
従来の技術として、シフト位置検出装置を備えたシフト装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このシフト装置は、ケース本体と、ケース本体上部に設けられた上カバーと、を備えて構成され、上カバーにはゲート溝が設けられており、ゲート溝にはシフトレバーが挿通され、シフトレバーはケース本体の支持機構により移動自在に支持されている。
またケース本体内部には、シフトレバーの移動操作によるシフト位置を検出するためのシフト位置検出装置が設けられている。
このシフト位置検出装置は、複数の磁石を有してシフトレバーに設けられた多極マグネット板に対して所定の距離離れて設けられた基板と、多極マグネット板に対向する基板上の面に設けられた複数のON・OFFセンサと、ON・OFFセンサが設けられた面の裏面に設けられたリニアセンサと、を備えて構成され、制御装置に電気的に接続されている。
このON・OFFセンサは、スイッチ動作タイプのホールセンサであり、シフトレバーの移動操作による多極マグネット板の位置に基づいてN極の磁束密度が強い場合にON(=1)信号を出力し、N極の磁束密度が弱い場合にOFF(=0)信号を出力する。
またリニアセンサは、シフトレバーの移動操作による多極マグネット板の位置に基づいてN極の磁束密度が強い場合にH(ハイ)信号を出力し、N極領域とS極領域のほぼ境界上に多極マグネット板がある場合にM(ミディアム)信号を出力し、N極の磁束密度が弱い場合にL(ロー)信号を出力する。
シフト位置検出装置は、上記のON・OFF信号及びH・M・L信号を制御装置に出力し、制御装置は、ON・OFF信号及びH・M・L信号の組み合わせに基づいてシフト位置を認識する。
特開2006−349447号公報
しかし、従来のシフト装置によると、ON・OFFセンサ及びリニアセンサの特性のばらつき、及び搭載位置のずれ等によってシフト位置の切替位置が変化する可能性があり、そのため操作ストロークが長くなり、操作感が良くないという問題があった。
従って本発明の目的は、信号の切替位置のずれを抑制し、誤作動を防止する操作位置判断装置及びパドルシフトスイッチを提供することにある。
(1)本発明は上記目的を達成するため、所定の操作位置に操作が行われる操作部と、磁界を発生させる磁界発生部、前記磁界に基づいて第1の出力信号を出力する第1の磁気センサ、及び前記磁界に基づいて前記第1の出力信号と異なる第2の出力信号を出力する第2の磁気センサを有し、前記操作部の前記操作に応じた前記磁界発生部、前記第1及び第2の磁気センサの相対移動に基づいて前記第1及び第2の出力信号を出力するスイッチ部と、前記第1及び第2の出力信号に基づいて傾斜した部分の傾きが異なる第1及び第2のリニア出力信号を生成するリニア出力信号生成部と、前記第1及び第2のリニア出力信号に基づいて算出した差分値と、前記傾斜した部分を分けるしきい値と、を比較した比較結果に応じて前記所定の操作位置に前記操作部が操作されたと判断する判断部と、を備えたことを特徴とする操作位置判断装置を提供する。
(2)本発明は上記目的を達成するため、前記リニア出力信号生成部は、前記第1及び第2の磁気センサの位置ずれ、及び前記第1及び第2の磁気センサの個体差の少なくとも1つの影響に応じて異なる前記第1及び第2の出力信号に基づいて、前記傾斜した部分の傾きが異なる前記第1及び第2のリニア出力信号を生成することを特徴とする前記(1)に記載の操作位置判断装置を提供する。
(3)本発明は上記目的を達成するため、車両のステアリングホイールと共に回転可能に設けられ、前記ステアリングホイールを把握しながら所定の操作位置に操作が行われるシフトレバーと、磁界を発生させる磁石、前記磁界に基づいて第1の出力信号を出力する第1の磁気センサ、及び前記磁界に基づいて前記第1の出力信号と異なる第2の出力信号を出力する第2の磁気センサを有し、前記シフトレバーの前記操作に応じた前記磁石、前記第1及び第2の磁気センサの相対移動に基づいて前記第1及び第2の出力信号を出力するスイッチ部と、前記第1及び第2の出力信号に基づいて傾斜した部分の傾きが異なる第1及び第2のリニア出力信号を生成するリニア出力信号生成部と、前記第1及び第2のリニア出力信号に基づいて算出した差分値と、前記傾斜した部分を分けるしきい値と、を比較した比較結果に応じて前記所定の操作位置に前記操作部が操作されたと判断する判断部と、を備えたことを特徴とするパドルシフトスイッチを提供する。
このような構成によれば、信号の切替位置のずれを抑制し、誤作動を防止することができる。
以下に、本発明の操作位置判断装置及びパドルシフトスイッチの実施の形態を図面を参考にして詳細に説明する。
[実施の形態]
(車両1の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係るパドルシフトスイッチの配置位置を説明するための概略図である。
車両1は、図1に示すように、運転席の前方に設けられ、各種スイッチ及び計器類等が配置されるインストルメントパネル10と、インストルメントパネル10から突出するステアリングコラムポスト11と、本体部120とリング部121とを有するステアリングホイール12と、ステアリングホイール12と共に回転し、後述するパドルシフトスイッチ2と、を備えて概略構成されている。
ステアリングホイール12は、図1に示すように、ステアリングコラムポスト11に回転可能に支持されていると共に、ステアリングホイール12の周辺には車両の運転操作に必要な種々の操作装置が配置されており、例えば、方向指示装置、ワイパー装置、自動変速機等に関連する方向指示用レバー、ワイパー用レバー、左シフトレバー20a及び右シフトレバー20b等が、運転者により容易に操作できる位置に配置されている。更に、ステアリングコラムポスト11の内部には、パドルシフトスイッチ2の主要部が設置されている。
(パドルシフトスイッチ2の構成)
図2は、本発明の実施の形態に係るパドルシフトスイッチに関するブロック図であり、図3は、本発明の実施の形態に係るパドルシフトスイッチの分解斜視図である。
パドルシフトスイッチ2は、図2に示すように、パドル形状の左シフトレバー20a及び右シフトレバー20bと、左、右シフトレバー20a、20bが一端に取り付けられたレバー本体21A、21Bと、レバー本体21A、21Bの他端が取り付けられたスイッチ部22とを有して構成されている。
この左、右シフトレバー20a、20bは、運転者の手動操作により、車両1に搭載される自動変速機101を変速させるためのレバーであり、金属、例えば、アルミニウム及びその合金、ステンレス等により形成されている。
左、右シフトレバー20a、20bは、図1に示すように、ステアリングホイール12の左右の中央部近傍に設けられ、運転者がステアリングホイール12のリング部121を手で把持した状態から指先でパドルシフトスイッチ2を運転者側(図3に示すA方向)へ引くことができるように構成されている。
パドルシフトスイッチ2は、例えば、左シフトレバー20aを操作することにより自動変速機をシフトダウンし、また、右シフトレバー20bを操作することによりシフトアップするマニュアル変速ができるように構成されている。
(スイッチ部の構成)
スイッチ部22は、ステアリングコラムポスト11に固定するための取付片220aを有した箱形の本体220と、左、右シフトレバー20a、20bを支持するシャフト221A、221Bと、長孔222A、222Bが設けられた基板223A、223Bと、基板223A、223Bの下方に配置された案内板224A、224Bと、案内板224A、224Bの長孔225A、225Bに挿入されるピン226A、226Bを有したマグネット227A、227Bと、マグネット227A、227Bを保持するホルダ228A、228Bと、カバー229A、229Bと、を備えて構成されている。
案内板224A、224B、ホルダ228A、228B及び基板223A、223Bは、ビス230A、230Bによって本体220に固定されている。
(基板223Aについて)
図4は、本発明の実施の形態に係るスイッチ部の主要部を下側から見た概略図である。基板223Aは、図4に示すように、マグネット227Aの移動経路に沿ってセンサIC23、24を実装している。
この構成は、基板223Bも同様である。センサIC23、24は同一仕様であり、それぞれは、磁気センサとしてのMR素子と、増幅回路、閾値設定回路、比較回路等を含む回路部(いずれも図示を省略)とを備えたICパッケージであり、所定方向の磁気ベクトルがMR素子に付与されたときに回路部から出力電圧が生じるように構成されている。なお、MR素子に代えて、GMR素子又はホール素子を用いることも可能である。
センサIC23、24の各端子は、図4に示すように、基板223Aに設けられた図示しない配線パターンを介してコネクタ231に接続される。コネクタ231は、接続されたケーブル232に検出信号を出力すると共に、ケーブル232を介して外部からの電力をセンサIC23、24に供給する。
(マグネット227AとセンサIC23、24の配置について)
図5(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るマグネットとセンサICの配置を示す概略図である。なお、図5(a)及び(b)においては、マグネット227AとセンサIC23、24の組み合わせによる左シフトレバー20a側の構成を示しているが、マグネット227BとセンサIC25、26の組み合わせによる右シフトレバー20b側の構成も同様である。
図5(a)は、センサIC23、24の検出面230、240をy方向に配設し、マグネット227Aをx方向から移動させる構成にしたものである。この場合、マグネット227AのN極とS極が、検出面230、240に対向するように配置する。なお、マグネット227Aは、図5(a)の構成において、N極とS極が入れ替わっていてもよい。
図5(b)は、センサIC23、24の検出面230、240に対し、マグネット227BのN極とS極が縦位置(z方向)になるようにしてセンサIC23、24に相対移動させる構成である。
またセンサIC23、24は、基板223Aに対する搭載位置が、一例として図4に示すように、マグネット227Aの変位方向に対して略垂直方向にずれ量Wだけ相対位置がずれているものとする。
(センサICの接続について)
センサIC23〜26は、図2に示すように、その出力端子が波形整形部(リニア出力信号生成部)2Aに接続されており、波形整形部2Aは、車両1を総合的に制御するECU(判断部;Electronic Control Unit)100に接続され、ECU100には、自動変速機101が接続されている。
(波形整形部2Aについて)
図6(a)は、本発明の実施の形態に係るマグネットとセンサICとの位置関係を示す概略図であり、図6(b)は、本発明の実施の形態に係る矩形出力タイプのセンサICとマグネットの位置と出力電圧の関係を示したグラフであり、図6(c)は、本発明の実施の形態に係る線形出力タイプのセンサICとマグネットの位置と出力電圧の関係を示したグラフである。図6(b)及び(c)は、縦軸を出力電圧、横軸をマグネットの位置とし、中央付近の切替位置を示す直線は、理想的な動作切替位置を示している。一例としてセンサIC23、24についてのグラフを示すが、センサIC25、26についてもリニア出力が行われるものとする。
波形整形部2Aは、センサIC23から出力されたアナログ出力をリニア変換し、図6(c)に示すリニア出力V1としてECU100に出力し、また、センサIC24から出力されたアナログ出力をリニア変換し、図6(c)に示すリニア出力V2としてECU100に出力する。
図6(c)におけるリニア出力V1及びV2の出力の差(例えば傾きの差)は、例えば位置ずれにおける差、及び個体差等による差である。
(ECU100について)
ECU100は、一例として、波形整形部2Aから出力されたセンサIC23、24のリニア出力V1及びV2に基づいて差分値ΔVとしてV2−V1の絶対値を算出する。
ECU100は、一例として、算出した差分値ΔVに基づいて設定されたしきい値に対する大小を比較し、設定されたしきい値よりも大きいとき、Hiを検出し、小さいときLoと検出するものとする。
ここでLo(所定の操作位置)とは、パドルシフトスイッチ2の左シフトレバー20aが操作されていないことを示すものであり、Hi(所定の操作位置)とは、左シフトレバー20bが操作されていることを示すものである。
(動作)
以下に、本発明の実施の形態におけるパドルシフトスイッチの動作を各図を参照しながら詳細に説明する。
図7は、本発明の実施の形態に係るパドルシフトスイッチ2の動作を説明する図である。なお、図7においては、左シフトレバー20aについて図示しているが、右シフトレバー20bも同様に構成されている。
運転者が、車両1の走行中等において、左シフトレバー20aを、例えば、図3及び図7に示すA方向へ回転させる操作をすると、レバー本体21Aは、図3に示すシャフト221Aを中心に回転し、U字部210AはB方向へ回転し、マグネット227Aのピン226Aが長孔222A、225Aに沿って図4のC方向及び図7における左斜め下方向へ移動し、また、図5(a)に示すM方向へ移動する。即ち、マグネット227Aは、レバー本体21Aの回転に伴って直線移動する。
マグネット227Aが直線移動する過程で、図5(a)に示すセンサIC23、24の検出面230、240に到達し、レバー本体21Aが更にA方向へ回転すると、マグネット227Aは最終的に図4及び図5(a)に示す実線位置まで移動する。
マグネット227AがセンサIC23、24の対向位置に接近し、更に対向位置を通り過ぎるとき、センサIC23、24に内蔵の各MR素子の抵抗値が変化する。
この抵抗値の変化がセンサIC23、24の回路部によって電圧値に変換される。
センサIC23、24から出力されたアナログ出力は、波形整形部2Aに出力され、波形整形部2Aは、アナログ出力をリニア出力に変換し、図6(c)に示すリニア出力V1及びV2をECU100に出力する。
ECU100は、リニア出力V1及びV2に基づいて差分値ΔVを算出する。またECU100は、算出した差分値ΔVと内部に記憶するしきい値とを比較し、差分値ΔVがしきい値よりも大きいときHiと判断し、小さいときLoと判断する。
ここで従来は、図6(b)に示すように、センサIC23、24の出力をHi及びLoの矩形出力Vd1、Vd2として出力していため、センサIC23、24の搭載位置が、図4及び図6(a)に示すように、ずれ量Wだけ相対位置がずれているとき、LoとHiの切替位置が、切替位置W1として幅をもったものとなり、理想的な切替位置との差が生じるという問題があった。
しかし、本実施の形態におけるパドルシフトスイッチ2は、リニア出力V1及びV2の差分値ΔV(V2−V1)をしきい値と比較することによってLo及びHiの切替位置を判断するので、より理想的な切替位置に近い位置でLoとHiの判断を行うことができる。
また、ECU100は、差分値ΔV(V2−V1)をしきい値と比較することによってLo及びHiの切替位置を判断するので、しきい値を変更することによって容易により理想的な切替位置で判断することができる。
さらにECU100は、センサIC23、24の製造上における特性のばらつきや、温度特性の差による出力電圧のばらつきがあっても、安定して所定の切替位置においてLo及びHiの切替位置を判断することができる。
これは、温度特性は、主に振幅方向に差が生じるが、センサIC23、24が同様の温度特性を有して近い位置に配置され、またリニア出力V1、V2の差分値ΔVを算出するので、温度特性に左右され難いからである。
ECU100は、差分値ΔVとしきい値に基づいてLo及びHiを判断し、車両1の自動変速機101をマニュアル変速させる制御を実行する。
次に、運転者が、左シフトレバー20aから指をはずしてレバー操作を終了すると、左シフトレバー20aは図示しない復帰用のバネ等の付勢手段により初期位置に戻る。
これに伴って、センサIC23、24のリニア出力V1及びV2は、図6(c)に示すグラフの右から左方向に変化する。この変化に基づいて、ECU100は、差分値ΔVに基づいてLoを判断する。
以上の動作説明は、左シフトレバー20aを操作した場合であるが、右シフトレバー20bの操作においても、同様にしてレバー本体21Bの回転に対応したリニア出力を生成し、差分値ΔVをしきい値と比較することによって、Lo及びHiを判断することができる。
[実施の形態の効果]
(1)パドルシフトスイッチ2が、マグネット227A、227BとセンサIC23、24を備えて構成されているため、非接触方式のスイッチを構成することができ、パドルシフトスイッチ2を安定に動作させ、誤作動を防止することができる。特に、車両のステアリング部は走行による振動が激しく、この周囲に装着されるスイッチとして本実施の形態に係るシフトレバースイッチを用いることで、信頼性及び耐久性に優れたパドルシフト操作が可能となる。
(2)パドルシフトスイッチ2は、センサIC23〜26から出力されるアナログ出力を波形整形部2Aによってリニア出力に変換し、差分値ΔVによって操作位置の切替位置の検出を行うので、より理想的な切替位置でのHi、Loの切替ができる。理想的な切替位置でのHi、Loの切替ができるので、優れた操作感を得ることができる。
(3)パドルシフトスイッチ2は、しきい値と差分値ΔVに基づいて切替位置を判断するので、センサIC23〜26の搭載位置のずれが生じても、しきい値を変更することによって容易に理想的な切替位置で切替が行えるようにすることができる。
(4)センサIC23〜26は、磁気センサにMR素子を用いたことにより、ホール素子のように定電圧駆動や定電流駆動が必要なく、また、オフセット電圧等に対する対策も不要であるため、構成を簡単にすることができる。また、無接点であるため、耐久性を高めることができる。
(5)MR素子は、ホール素子に比べて温度特性に優れているため、高温になりやすい車両におけるスイッチへの適用に適しており、信頼性を高めることができる。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々な変形が可能である。
例えば、センサIC23、24を基板223A、223Bに固定設置し、マグネット227A、227Bを可動させたが、逆に、マグネット227A、227Bを基板223A、223Bに固定設置し、センサIC23、24を可動にしてもよい。
例えば、上記実施の形態においては、車両のパドルシフトスイッチ2について示したが、マグネットによるマグネット227A、227BとセンサIC23、24との組み合わせによる本発明のスイッチ機構は、非接触方式のスイッチに広く適用することができる。
また、スイッチ機構を光学式にすることもできる。この場合、マグネット227A、227BをLED等の光源とし、センサIC23、24に代えてフォトセンサ等のフォトセンサを用いた構成となる。
また、マグネット227AとセンサIC23、24は、図4、図5(a)及び(b)に示した配置、組み付け等に限定されるものではなく、マグネット227Aの移動に応じてセンサ出力が得られさえすれば、どのような配置及び組み付けであってもよい。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能である。
本発明の実施の形態に係るパドルシフトスイッチの配置位置を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態に係るパドルシフトスイッチに関するブロック図である。 本発明の実施の形態に係るパドルシフトスイッチの分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るスイッチ部の主要部を下側から見た概略図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るマグネットとセンサICの配置を示す概略図である。 (a)は、本発明の実施の形態に係るマグネットとセンサICとの位置関係を示す概略図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係る矩形出力タイプのセンサICとマグネットの位置と出力電圧の関係を示したグラフであり、(c)は、本発明の実施の形態に係る線形出力タイプのセンサICとマグネットの位置と出力電圧の関係を示したグラフである。 本発明の実施の形態に係るパドルシフトスイッチ2の動作を説明する図である。
符号の説明
1…車両、2…パドルシフトスイッチ、2A…波形整形部、10…インストルメントパネル、11…ステアリングコラムポスト、12…ステアリングホイール、20a…左シフトレバー、20b…右シフトレバー、21A、21B…レバー本体、22…スイッチ部、100…ECU、101…自動変速機、120…本体部、121…リング部、23〜26…センサIC、210A、210B…U字部、220…本体、220a…取付片、221A、221B…シャフト、222A、222B…長孔、223A、223B…基板、224A、224B…案内板、225A、225B…長孔、226A、226B…ピン、227A、227B…マグネット、228A、228B…ホルダ、229A、229B…カバー、230A、230B…ビス、231…コネクタ、232…ケーブル、230、240…検出面、V1、V2…リニア出力、Vd1、Vd2…矩形出力、W…ずれ量、W1…切替位置、ΔV…差分値

Claims (3)

  1. 所定の操作位置に操作が行われる操作部と、
    磁界を発生させる磁界発生部、前記磁界に基づいて第1の出力信号を出力する第1の磁気センサ、及び前記磁界に基づいて前記第1の出力信号と異なる第2の出力信号を出力する第2の磁気センサを有し、前記操作部の前記操作に応じた前記磁界発生部、前記第1及び第2の磁気センサの相対移動に基づいて前記第1及び第2の出力信号を出力するスイッチ部と、
    前記第1及び第2の出力信号に基づいて傾斜した部分の傾きが異なる第1及び第2のリニア出力信号を生成するリニア出力信号生成部と、
    前記第1及び第2のリニア出力信号に基づいて算出した差分値と、前記傾斜した部分を分けるしきい値と、を比較した比較結果に応じて前記所定の操作位置に前記操作部が操作されたと判断する判断部と、
    を備えたことを特徴とする操作位置判断装置。
  2. 前記リニア出力信号生成部は、前記第1及び第2の磁気センサの位置ずれ、及び前記第1及び第2の磁気センサの個体差の少なくとも1つの影響に応じて異なる前記第1及び第2の出力信号に基づいて、前記傾斜した部分の傾きが異なる前記第1及び第2のリニア出力信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の操作位置判断装置。
  3. 車両のステアリングホイールと共に回転可能に設けられ、前記ステアリングホイールを把握しながら所定の操作位置に操作が行われるシフトレバーと、
    磁界を発生させる磁石、前記磁界に基づいて第1の出力信号を出力する第1の磁気センサ、及び前記磁界に基づいて前記第1の出力信号と異なる第2の出力信号を出力する第2の磁気センサを有し、前記シフトレバーの前記操作に応じた前記磁石、前記第1及び第2の磁気センサの相対移動に基づいて前記第1及び第2の出力信号を出力するスイッチ部と、
    前記第1及び第2の出力信号に基づいて傾斜した部分の傾きが異なる第1及び第2のリニア出力信号を生成するリニア出力信号生成部と、
    前記第1及び第2のリニア出力信号に基づいて算出した差分値と、前記傾斜した部分を分けるしきい値と、を比較した比較結果に応じて前記所定の操作位置に前記操作部が操作されたと判断する判断部と、
    を備えたことを特徴とするパドルシフトスイッチ。
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