JP5151665B2 - 粉末圧延装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉末を圧延ロール間で圧延成形してシート材を製造する粉末圧延装置に関する。
従来、厚さに変動が生じることなく薄型のシート材が得られる粉末圧延装置として、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載の粉末圧延装置が知られている。
当該粉末圧延装置は、粉末を一対の圧延ロールのいずれか一方との間で予備圧下する予備圧下ロールを有することにより、圧延ロールへの単位時間当たりの粉末供給量を少なくすることで圧延ロールに粉末を充填させて圧延する従来の粉末圧延法よりも薄いシート材を安定して製造することができる構成となっている。
特開2002−212608号公報 特開2005−139536号公報
しかしながら、予備圧下ロールを回転自在に支持する軸受と、軸受に支持される予備圧下ロールの軸部との間には設計上、微小な隙間(クリアランス)が存在しており、上記予備圧下する際に、予備圧下ロールは、圧延ロールとの間に粉末が咬み込むと粉末から圧延ロールとの対峙方向に反力を受けて、上記予備圧下する前と比べて該隙間分の距離だけ圧延ロールとの相対距離が離間してしまうことがある。したがって、予備圧下ロールと圧延ロールとの距離を粉末圧延装置の運転前に調節して所望の厚さの薄型のシート材を製造しようとしても、当該隙間分の厚さだけ大きなシート材が製造されてしまうことがあるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、精度良くシート材の厚さを調整でき、薄型のシート材を安定して製造できる粉末圧延装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、粉末を圧延する圧延ロールと、上記粉末を上記圧延ロールとの間で予備圧下する予備圧下ロールとを備える粉末圧延装置であって、上記予備圧下ロールは、軸部を回転自在に軸受に支持されており、上記軸部を上記軸受に押し付ける押付装置を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することで、本発明では、予備圧下ロールの軸部を、該軸部を支持する軸受に押し付けることで軸部と軸受との相対位置関係を一定に固定し、予備圧下の際に予備圧下ロールが軸受と軸部との隙間分だけ移動してしまうことを抑制することができる。
また、本発明では、上記押付装置は、上記軸部に取付けられる第2軸受と、上記第2軸受を上記軸部の半径方向に移動させて、上記軸部を上記軸受に押し付ける移動機構とを有するという構成を採用する。
このような構成を採用することで、本発明では、予備圧下ロールの回転運動を阻害することなく、予備圧下ロールの軸部を半径方向に移動させて軸受に押し付けることができる。
また、本発明では、上記移動機構は、上記第2軸受を移動させるための移動部材と、上記移動部材を上記第2軸受に当接させた場合の当接面より上記第2軸受に対し広い当接面を有する補助部材を有し、上記移動機構は、上記広い当接面を上記第2軸受に当接させた上記補助部材を上記移動部材によって移動させることにより、上記第2軸受を移動させるという構成を採用する。
このような構成を採用することで、本発明では、第2軸受に対して広い当接面を有する補助部材を用いることで、第2軸受をより確実に支持できるため、移動機構が補助部材を介して容易に第2軸受を移動させることができる。
また、本発明では、上記移動機構は、上記軸受が固定される軸箱に設けられるネジ、あるいは、シリンダ装置により上記第2軸受を移動させるという構成を採用する。
このような構成を採用することで、本発明では、軸箱に設けられたネジの螺入、螺入解除、あるいはシリンダ装置の伸縮駆動によって第2軸受を自在に移動させることができる。
また、本発明では、上記ネジ、あるいは、上記シリンダ装置は、複数設けられるという構成を採用する。
このような構成を採用することで、本発明では、第2軸受をバランスよく支持して移動させることができる。
また、本発明では、上記押付装置の上記押し付ける方向は、上記圧延ロールと上記予備圧下ロールとが対峙する対峙方向であって、上記圧延ロールに対し離間する側であるという構成を採用する。
このような構成を採用することで、本発明では、予備圧下する際に受ける反力の方向と同一の方向に押し付けることで、軸部と軸受との相対位置関係を一定に固定することができる。
本発明によれば、粉末を圧延する圧延ロールと、上記粉末を上記圧延ロールとの間で予備圧下する予備圧下ロールとを備える粉末圧延装置であって、上記予備圧下ロールは、軸部を回転自在に軸受に支持されており、上記軸部を上記軸受に押し付ける押付装置を有するという構成を採用することで、予備圧下ロールの軸部を、該軸部を支持する軸受に押し付けることで軸部と軸受との相対位置関係を一定に固定し、予備圧下の際に予備圧下ロールが軸受と軸部との隙間分だけ移動してしまうことを抑制することができる。
したがって、本発明によれば、精度良くシート材の厚さを調整でき、薄型のシート材を安定して製造できる効果がある。
以下、本発明の粉末圧延装置の実施形態を、図1〜図5を参照して説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態における粉末圧延装置1の概略構成図である。
図2は、図1における粉末圧延装置1を矢印Xから視た矢視図(ホッパ3A及びベルトフィーダ5Aは不図示)である。
粉末圧延装置1は、図1に示すように、水平且つ平行に配した一対の圧延ロール4A、4Bと、一方の圧延ロール4Aの上方に配置され、ベルトフィーダ5Aを介して金属粉末(粉末)2を供給するホッパ3Aと、圧延ロール4Aとの間で金属粉末2を予備圧下する予備圧下ロール7Aとを備えており、圧延ロール4A、4B間の下方には圧延成形されたシート材を次工程へ導くための不図示のシートガイドが配設されている。
圧延ロール4A、4Bは、それぞれが独立して回転自在、且つ互いに同一の速度で同期回転するように制御されている。また、シート材にせん断力を付加させる目的で別々の一定速度で回転するよう制御する場合もある。具体的に、圧延ロール4A(4B)は、図2に示すように、両端を軸受11及びハウジング10によって支持されており、駆動機構(図示せず)により軸回りに回転可能な構成となっている。また、圧延ロール4A、4B間のギャップは、直動ガイド機構12によって調整自在とされ、圧延されたシート材の厚さを任意に変更できる構成となっている。
図1に戻り、ホッパ3Aは、断面形状が下方に向かうに従って漸次縮径する中空構造を有し、金属粉末2を貯蓄すると共に底部に接続されたベルトフィーダ5Aを介して圧延ロール4Aの周面に向けて金属粉末2を供給する構成となっている。
ベルトフィーダ5Aは、ホッパ3Aの底部に設けられ、回転駆動機構(図示せず)と接続されて回転駆動することで、ホッパ3Aから金属粉末2を搬送する構成となっている。また、ベルトフィーダ5Aは、搬送先が、圧延ロール4Aの上方に位置しており、金属粉末2を圧延ロール4Aの周面上に供給する構成になっている。さらに、ベルトフィーダ5Aは、圧延ロール4Aの幅と略同一の幅を有しており、圧延ロール4Aの幅方向に亘って均一に、金属粉末2を供給可能な構成となっている。
予備圧下ロール7Aは、圧延ロール4A(および4B)よりも小径に、具体的には圧延ロール4A、4Bの直径の20%以下の直径に形成されており、その回転中心は圧延ロール4Aの回転中心に対して鉛直方向上方から圧延ロール4B側へ角度θ1の位置に設置されている。設置角度θ1としては、0゜〜85゜の間で選択できるが、ここではθ1=30゜に設定されている。また、予備圧下ロール7Aの外周面には凹凸が形成されており、供給された金属粉末2を咬み込みやすくなっている。なお凹凸としては、均一なものでも不均一なものでもよい。また、金属粉末2の性質によっては、平滑な外周面を有する平ロールであってもよい。また、平ロールではなく、凹クラウン、凸クラウンがついたロールでもよい。
具体的に、予備圧下ロール7Aは、図2に示すように、両端の軸部7A1、7A2がそれぞれ軸受部20によって軸回りに回転自在に支持されている。この予備圧下ロール7Aには、回転機構(図示せず)が設けられ、圧延ロール4A、4Bに対して任意の回転速度(周速度)に独立して調整可能になっている。そして、予備圧下ロール7Aは、予備圧下ロール7Aと圧延ロール4Aとの軸間距離も任意に調整可能な調節機構(図示せず)と接続される構成になっている。
続いて、予備圧下ロール7Aの軸受部20の構成について図3及び図4を参照して詳しく説明する。
図3は、軸部7A1を支持する軸受部20が設けられる部位の拡大構成図である。
図4は、図3に示す軸受部20の模式左側面図である。
軸受部20は、図3に示すように、軸部7A1を回転軸回りに回転自在に支持するベアリング(軸受)21と、ベアリング21が固定されるハウジング(軸箱)22と、軸部7A1をベアリング21に押し付ける押付装置30とを有する構成となっている。
なお、軸受部20の説明は軸部7A1側の一の説明で説明するが、軸部7A2側の軸受部20も軸部7A1側の軸受部20の構成と同一且つ対称的に構成される。
ベアリング21は、ボールベアリング構造を有し、円環形状の中空部に軸部7A1が挿嵌されて、予備圧下ロール7Aを回転自在に支持する構成となっている。また、ベアリング21は、全外周がハウジング22に固定されており所定の位置に位置決めされる。
ハウジング22には、ベアリング21が設けられる位置より内側に後述する押付装置30のベアリング(第2軸受)31を並設するために、ベアリング31の外形と略同一の形状の溝部22aが設けられる。なお、溝部22aは、ベアリング31が溝部22a内に没入可能となるように、ベアリング31の外形より若干大きく形成されている(図4参照)。さらに、ハウジング22には、図3に示すように、下方外部から溝部22a内まで鉛直方向に貫通する雌ネジ孔22bが所定の間隔をおいて厚さ方向(図4において水平方向)に複数(本実施形態では2つ)設けられている。
押付装置30は、軸部7A1に取付けられるベアリング31と、ベアリング31を移動させて軸部7A1をベアリング21に押し付ける移動機構32とを有する構成となっている。
ベアリング31は、軸部7A1を回転可能にしたまま移動させるために設けられるものであり、ベアリング21と同様にボールベアリング構造を有し、図3に示すように、円環形状の中空部に軸部7A1が挿嵌されることで軸部7A1に取付けられる。また、ベアリング31の取付け位置は、溝部22a内に没入するように位置決めされる。
移動機構32は、ベアリング31を軸部7A1の半径方向に移動させる機構であり、本実施形態ではベアリング31を鉛直方向に押し上げることによって、軸部7A1をベアリング21に押し付ける構成となっている。具体的に本実施形態において移動機構32は、ベアリング31と当接する補助部材34と、補助部材34を下方から鉛直方向に押し上げる押しボルト(ネジ)33とを有する構成となっている。
押しボルト33は、ハウジング22に設けられた雌ネジ孔22bに螺合可能な雄ネジが設けられており、雌ネジ孔22bに下方から螺入することによってハウジング22に取付けられる。なお、本実施形態では、押しボルト33は、図4に示すように、ハウジング22に所定の間隔をおいて2本螺合する構成となっている。
補助部材34は、ベアリング31と押しボルト33との間に配置される板状部材であり、上部に設けられた当接面34aをベアリング31に当接させて、下部から押しボルト33の螺入により負荷を受けてベアリング31を鉛直方向に移動させる構成となっている。具体的に、図5に示すように、当接面34aは、ベアリング31の外形の曲率と略同一の曲率を有する円弧形状を有しており、ベアリング31と広く当接できる構成となっている。また、補助部材34の下部には、押しボルト33との当接位置のズレを規制するための溝部34bが設けられている。
続いて、上記の構成の押付装置30及び粉末圧延装置1の全体の動作について説明する。なお、押付装置30の動作は、軸部7A1側の一の説明で説明するが、軸部7A2側も同様に動作することとなる。
先ず、図3に示す押付装置30の動作について説明する。押付装置30は、軸部7A1をベアリング21に押し付けて軸部7A1とベアリング21との相対位置関係を一定に固定し、後述する予備圧下の際に予備圧下ロール7Aが、軸部7A1とベアリング21との間に存する隙間(クリアランス)分だけ移動してしまうことを抑制する。具体的には、図4に示すように移動機構32を用いて、ハウジング22に螺合している各押しボルト33を同じ分だけ螺入させ、補助部材34を介してベアリング31を鉛直方向に押し上げる。
補助部材34を介して押し上げられたベアリング31は、挿嵌されている軸部7A1を、ベアリング21の上部に押し付けることとなる。このように、軸部7A1をベアリング21に対して予め上記隙間分だけ移動させ、ベアリング21に押し付けて固定することによって、軸部7A1とベアリング21との相対位置関係を、予備圧下をした場合の相対位置関係と同一とすることができ、予備圧下ロール7Aと圧延ロール4Aとの間の距離を精度良く一定に保ち、且つ、再現性を確保することができる。
次いで、図1を参照して粉末圧延装置1の全体の動作について説明する。
粉末圧延装置1は、ホッパ3A内に貯蓄された金属粉末2をホッパ3A底部に接続されたベルトフィーダ5Aを介して圧延ロール4Aの周面に向けて、圧延ロール4Aの幅方向に亘り連続的に供給させる。
圧延ロール4A上に供給された金属粉末2は、予備圧下ロール7Aと圧延ロール4Aとの間で予備圧下される。ここで、予備圧下ロール7Aは、圧延ロール4Aに対して小径に設定され接触弧長が小さいため、引き込まれる金属粉末2も少なくなり、結果として圧延ロール4A、4B間で圧延する場合に比較して薄く圧延することができる。
このとき、予備圧下ロール7Aは、圧延ロール4Aとの間に金属粉末2が咬み込むと圧延ロール4Aとの対峙方向に反力を受けるが、押付装置30により、軸部7A1(7A2)をベアリング21に押し付けて予め隙間分だけ移動して固定されているため、当該反力による圧延ロール4Aとの距離の変動が抑制されることとなる。
そして、金属粉末2は、予備圧下ロール7Aと圧延ロール4Aとの間で予備圧下されることで脱気され、一定の密度及び一定の厚さを有する金属粉末2が定量、圧延ロール4A、4B間に供給されることになる。
そして、圧延ロール4A、4Bは、所定の距離で回転駆動することによって、圧延ロール4A,4B間に供給された金属粉末2と、圧延ロール4A、4Bの間に上方から下方へ挿通されて搬送されるシート状の金属板8とを圧延する。当該圧延によって、金属粉末2は、金属板8に固着されてシート材を形成することとなる。
圧延ロール4A、4B間で所望の厚さに圧延されたシート材は、シートガイドに沿って次工程(例えば焼結工程)に送られる。なお、予備圧下ロール7Aの外周面に形成された凹凸がシート材に転写されていても、圧延ロール4A、4Bによる圧延により平滑に成形されるため、予備圧下ロール7Aの表面形状はシート材の表面光沢に影響を及ぼさない。
したがって、上述した本実施形態によれば、金属粉末2を圧延する圧延ロール4A、4Bと、金属粉末2を圧延ロール4Aとの間で予備圧下する予備圧下ロール7Aとを備える粉末圧延装置1であって、予備圧下ロール7Aは、軸部7A1(7A2)を回転自在にベアリング21に支持されており、軸部7A1をベアリング21に押し付ける押付装置30を有するという構成を採用することで、軸部7A1とベアリング21との相対位置関係を一定に固定し、予備圧下の際に予備圧下ロール7Aが軸部7A1とベアリング21との隙間分だけ移動してしまうことを抑制することができる。
したがって、本実施形態によれば、軸部7A1とベアリング21との相対位置関係を一定に保つことで再現性を確保し、精度良くシート材の厚さを調整でき、薄型のシート材を安定して製造できる効果がある。
また、本実施形態では、押付装置30は、軸部7A1(7A2)に取付けられるベアリング31と、ベアリング31を軸部7A1の鉛直方向に移動させて、軸部7A1をベアリング21に押し付ける移動機構32とを有するという構成を採用することで、予備圧下ロール7Aの回転運動を阻害することなく、軸部7A1を鉛直方向に移動させてベアリング21に押し付けることができる。
また、本実施形態では、移動機構32を構成する押しボルト33のベアリング31に対する当接面より、ベアリング31に対し広い当接面34aを有する補助部材34を有し、当接面34aをベアリング31に当接させた補助部材34を移動させることにより、ベアリング31を移動させるという構成を採用することで、ベアリング31に対して押しボルト33より広い当接面34aを有する補助部材34を用いることで、ベアリング31をより確実に支持でき、押しボルト33の螺入、螺入解除によって補助部材34を介して容易にベアリング31を移動させることができる。
また、本実施形態では、移動機構32は、ベアリング21が固定されるハウジング22に設けられる押しボルト33によりベアリング31を移動させるという構成を採用することで、ハウジング22に設けられた押しボルト33の螺入、螺入解除によって容易にベアリング31を移動させることができる。
また、本実施形態では、押しボルト33は複数設けられるという構成を採用することで、補助部材34を介してベアリング31をバランスよく支持して移動させることができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態において、軸部7A1(7A2)に取付けられるベアリング31は、軸部7A1の全周を支持する構成であるが、本発明では、必ずしも軸部7A1全周に亘って設けられる構成である必要は無く、少なくとも軸部7A1を移動させる負荷を与える側に、軸部7A1を回転可能とさせるような摺動部材が設けられる構成であればよい。
例えば、当該摺動部材は、回転自在に設けられた複数のボールによって軸部7A1を押し上げる構成であっても良いし、また、ボールベアリング等の転がり軸受だけでなく、すべり軸受等を採用しても良い。また、例えば、テフロン(登録商標)や含油メタル等の低摩擦部材を軸部7A1に当接させて軸部7A1を移動させる構成であってもよい。
また、上記実施形態において、押付装置30は、軸部7A1を鉛直方向に押し付けると説明したが、本発明では、押し付ける方向は鉛直方向に限定されるものではなく、例えば、水平方向であっても、斜め方向であっても良い。また、押し付ける方向は、圧延ロール4Aと予備圧下ロール7Aとが対峙する対峙方向であって、圧延ロール4Aに対し離間する側であるという構成を採用することで、予備圧下する際に受ける反力の方向と同一の方向に押し付けることで、圧延ロール4Aと予備圧下ロール7Aとの相対位置関係を一定に固定させ易くすることができる。
この場合、例えば、図4において押しボルト33の螺入量を各々調節することで、ベアリング31を鉛直方向だけでなく斜め方向に押し上げることもできる。また、移動機構32の取付け位置を変更することでも押し付ける方向を変更することができる。
また、上記実施形態において、移動機構32は、押しボルト33と補助部材34とから構成されると説明したが、押しボルト33のみでベアリング31を押し上げる構成であっても良い。また、移動機構32は、気圧や油圧シリンダ等のシリンダ装置を用いてベアリング31を押し上げる構成であっても良い。
また、上記実施形態において、粉末圧延装置1は、金属粉末2を金属板8の片面に圧延してシート材を形成すると説明したが、圧延ロール4B側にもホッパ3A、ベルトフィーダ5A、予備圧下ロール7Aを圧延ロール4A側と対称的に設ける構成であれば、金属板8の両面の全面に亘って金属粉末2を圧延でき、3層のシート材を形成させることも可能である。なお、圧延ロール4B側にも押付装置30を設けて予備圧下ロール7Aを上述したように位置規制する構成であればより好ましい。
なお、上記実施形態において、粉末圧延装置1は、金属粉末2と金属板8とを圧延ロール4A、4Bで圧延すると説明したが、シート材の形成にあたって金属板8は必須では無く、金属板8を用いない構成であっても良い。
本発明の実施の形態における粉末圧延装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態における粉末圧延装置の図1における矢視X図である。 本発明の実施の形態における軸部を支持する軸受部が設けられる部位の拡大構成図である。 本発明の実施の形態における軸受部の模式左側面図である。 本発明の実施の形態における補助部材の構成を説明する図である。
符号の説明
1…粉末圧延装置、2…金属粉末(粉末)、4A,4B…圧延ロール、7A…予備圧下ロール、7A1,7A2…軸部、21…ベアリング(軸受)、22…ハウジング(軸箱)、30…押付装置、31…ベアリング(第2軸受)、32…移動機構、33…押しボルト(ネジ)、34…補助部材、34a…当接面

Claims (6)

  1. 粉末を圧延する圧延ロールと、前記粉末を前記圧延ロールとの間で予備圧下する予備圧下ロールとを備える粉末圧延装置であって、
    前記予備圧下ロールは、軸部を回転自在に軸受に支持されており、
    前記軸部を前記軸受に押し付ける押付装置を有することを特徴とする粉末圧延装置。
  2. 前記押付装置は、前記軸部に取付けられる第2軸受と、
    前記第2軸受を前記軸部の半径方向に移動させて、前記軸部を前記軸受に押し付ける移動機構とを有することを特徴とする請求項1に記載の粉末圧延装置。
  3. 前記移動機構は、前記第2軸受を移動させるための移動部材と、前記移動部材を前記第2軸受に当接させた場合の当接面より前記第2軸受に対し広い当接面を有する補助部材を有し、
    前記移動機構は、前記広い当接面を前記第2軸受に当接させた前記補助部材を前記移動部材によって移動させることにより、前記第2軸受を移動させることを特徴とする請求項2に記載の粉末圧延装置。
  4. 前記移動機構は、前記軸受が固定される軸箱に設けられるネジ、あるいは、シリンダ装置により前記第2軸受を移動させることを特徴とする請求項2または3に記載の粉末圧延装置。
  5. 前記ネジ、あるいは、前記シリンダ装置は、複数設けられることを特徴とする請求項4に記載の粉末圧延装置。
  6. 前記押付装置の前記押し付ける方向は、前記圧延ロールと前記予備圧下ロールとが対峙する対峙方向であって、前記圧延ロールに対し離間する側であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の粉末圧延装置。
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