JP5148702B2 - スロット化された無線通信のための制御表示 - Google Patents

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Description

本願は、概して、無線通信に関し、より詳しくは、限定しないが、無線通信タイムスロットにおける複数の制御表示(control indication)の使用に関する。
無線通信を確立するために、様々なネットワークトポロジが利用できる。例えば、所望の無線通信能力に応じて、広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、または他の何らかの種類のネットワークが配備できる。
無線広域ネットワークは一般に、認可周波数帯域内において配備が計画される。そのようなネットワークは、多数のユーザをサポートするために、スペクトル効率およびサービス品質を最適化するように設計することができる。携帯電話ネットワークが、無線広域ネットワークの一例である。
無線ローカルエリアネットワークはしばしば、集中管理された計画をもたずに配備される。例えば、そのようなネットワークは、非認可スペクトル内においてアドホック方式で配備することができる。結果として、この種類のネットワークは、単一のユーザまたは少数のユーザをサポートするために使用することができる。Wi-Fi(Wireless Fidelity)ネットワークが、無線ローカルエリアネットワークの一例である。
実際には、上記の各ネットワークは、所定の種類のサービスを提供するために行われることがあるトレードオフに起因する様々な不都合を有する。例えば、集中管理された計画の複雑さが原因で、無線広域ネットワークの整備は、相対的に高価で時間のかかるものになることがある。したがって、そのような方式は、「ホットスポット」配備にはあまり適したものとはなり得ない。他方、アドホック無線ローカルエリアネットワークは、計画されたネットワークと同レベルの空間効率性(ビット/単位面積)を達成できないことがある。さらに、ネットワーク内のノード間における潜在的干渉を補償するために、アドホック方式は、搬送波感知多重アクセス(carrier sense multiple access)などの干渉軽減技術を利用することがある。しかし、実際には、上記のような干渉軽減技術は、貧しい利用率、制限された公平性制御、隠れたノードおよび露呈したノードへの妨害感受性をもたらすことがある。
米国特許出願公開第2007/0105574号明細書は、従来の広域ネットワークおよびパーソナルエリアネットワーク配備のいくつかの態様にまさる様々な利点を提供することを可能にするシステムについて説明している。いくつかの態様では、システムは、システム内の多数の無線ノードが指定タイムスロットの期間中に同時に送信および受信を行える、タイムスロットを基にした通信を利用する。
システム内の無線チャネルの公平分配は、リソース利用メッセージ(“RUM”:resource utilization message)の使用を通した、1つのノードの送信器ともう1つのノードの受信器による送信の共同スケジューリングによって促進される。この場合、送信ノードは、その近隣における利用可能性の知識に基づいて、1組のリソースを要求することができ、受信ノードは、その近隣における利用可能性の知識に基づいて、要求されたチャネルの一部または全部を承認することができる。例えば、送信ノードは、その付近の受信ノードを聴取することによって、利用可能性を知ることができ、受信ノードは、その付近の送信ノードを聴取することによって、潜在的な干渉を知ることができる。受信ノードが近隣の送信ノードからの干渉によって影響を受ける場合、受信ノードは、近隣の送信ノードに、干渉する送信をやめさせようと試みて、RUMを送信することができる。関連する態様によれば、受信ノードが(例えば受信中に経験した干渉のせいで)不利益をこうむっており、衝突回避モードの送信を望んでいることばかりでなく、受信ノードがこうむっている不利益の程度も通知するために、RUMには重み付けすることができる。
RUMを受信した送信ノードは、適切な応答を決定するために、RUMを受信したという事実に加えて、RUMの重み付けも利用することができる。例えば、送信ノードは、送信を控えることを選択することができ、1つもしくは複数の指定タイムスロットの期間中、送信電力を低減することができ、または例えば、通信相手の受信器がより大きな不利益をこうむっていることを通知するRUMを通信相手の受信器から受信した場合は、RUMを無視することができる。したがって、重み付けの通知は、システム内のすべてのノードにとって公平な衝突回避方式を提供することを可能にする。
本開示の実施形態の要約が以下に示される。本明細書における態様への言及はいずれも、本開示の1つまたは複数の態様に関係し得ることを理解されたい。
本開示は、いくつかの態様では、スロット化された通信システムのために定義されたタイムスロット内で複数の制御表示を送信することに関する。例えば、無線ノードは、送信タイムスロットの先頭および送信タイムスロットの末尾で、制御表示を送信することができる。このようにすることで、その受信タイムスロットの期間中、制御表示を聴取しようとしている別の無線ノードは、ノードのタイムスロットが同期していない場合でも、制御表示の少なくとも一方を受信することができる。例えば、第1のノードの受信タイムスロットは、第2のノードの送信タイムスロットの開始後しばらくしてから開始することがある。この場合、第1のノードは、第2のノードがその送信タイムスロットの先頭で送信した制御表示を受信することはできなくても、第2のノードがその送信タイムスロットの末尾で送信した制御表示は受信することができる。
いくつかの態様では、制御表示は、干渉管理メッセージおよび/またはリソース管理メッセージを含む。例えば、制御表示は、受信動作中に経験する干渉を低減しようと試みてノードが送信する、RUMの形式をとることができ、その場合、干渉は、近隣ノードの送信によって引き起こされていると考えられている。基本レベルでは、RUMは、RUM送信ノードが何らか形で不利益をこうむっていることを単に通知することができる。加えて、RUMは、RUM送信ノードが不利益をこうむっている程度(例えば、RUM送信ノードにおけるデータ受信が期待または所望レベルを下回る程度)に関する表示を含むことができる。
近隣ノードの各々は、RUMの有無を定期的にスキャンし、RUMに基づいて、後続のタイムスロットの期間中、送信を制限すべきかどうかを決定するように構成される。例えば、あるRUM送信ノードが、特定のRUM受信ノードと現在関連しているRUM送信ノードよりも大きな不利益をこうむっている場合、より大きな不利益をこうむっているRUM送信ノードが、後続のタイムスロットの期間中、そのデータをより効果的に受信できるように、前記RUM受信ノードは、後続のタイムスロットの期間中、送信を控えること、またはより低い電力レベルで送信することができる。
本開示は、いくつかの態様では、別のノードのタイムスロット(例えば、本明細書では便宜的に受信タイムスロットと呼ばれる)内の1つまたは複数の制御表示の位置に基づいて、受信タイムスロットに合わせて同期をとることに関する。この場合、制御表示は、受信タイムスロット内の制御表示の位置を示す情報を含むことができる。例えば、その情報は、制御表示が受信タイムスロットの先頭付近または末尾付近にあることを示すことができる。それによって、タイムスロットしたがって制御表示を受信したノードは、受信タイムスロットの先頭および/または末尾のタイミングを示す情報を有するので、そのタイムスロットを受信タイムスロットに合わせて容易に同期させることができる。
本開示の上記および他の特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明、添付の特許請求の範囲、および添付の図面に関して考察を行うときに、より十分に理解されよう。
無線通信システムのいくつかの実施形態の簡略図である。 スロット化された通信のいくつかの実施形態の簡略図である。 スロット化された通信のいくつかの実施形態の簡略図である。 非同期式のスロット化された通信のいくつかの実施形態の簡略図である。 タイムスロットのいくつかの実施形態の簡略図である。 同期式のスロット化された通信のいくつかの実施形態の簡略タイミング図である。 非同期式のスロット化された通信のいくつかの実施形態の簡略タイミング図である。 非同期式のスロット化された通信のいくつかの実施形態の簡略タイミング図である。 スロット化された通信システムのいくつかの実施形態の簡略ブロック図である。 スロット化された通信システムにおいて情報を送信するために実行され得る動作のいくつかの実施形態のフローチャートである。 スロット化された通信システムにおいて情報を受信するために実行され得る動作のいくつかの実施形態のフローチャートである。 通信構成要素のいくつかの実施形態の簡略ブロック図である。 スロット化された通信を提供するように適合された装置のいくつかの実施形態の簡略ブロック図である。
一般の慣例によれば、図面に示された様々な記載事項は、実寸に比例して描かれていないことがある。したがって、様々な記載事項の寸法は、明確にするために、恣意的に拡張または縮小されることがある。加えて、図面のいくつかは、明確にするために、簡略化されることがある。したがって、図面は、与えられた装置(例えば機器)または方法の構成要素のすべてを描いていないことがある。最後に、同じ参照番号は、本明細書および図面の全体にわたって、同じ記載事項を示すために使用されうる。
本開示の様々な態様が以下で説明される。本明細書の教示は、多種多様な形態で実現することができ、本明細書で開示される特定の構造、機能、または構造および機能はどれも、代表的なものに過ぎないことが明らかである。本明細書の教示に基づいて、当業者であれば、本明細書で開示される態様が、他のどの態様とも独立に実施され得ること、2つ以上のこれらの態様が、様々な方法で組み合わされ得ることを理解されたい。例えば、任意の数の本明細書で説明される態様を使用して、装置を実現することができ、または方法を実行することができる。さらに、1つもしくは複数の本明細書で説明される態様に加えて、またはそれらとは別に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置を実現することができ、またはそのような方法を実行することができる。
上記の一例として、いくつかの態様では、無線通信のための方法は、スロット化された通信のためのタイムスロットを定義するステップと、タイムスロットの少なくとも一部分の各々において、データと、制御表示の少なくとも2つの実体(instance)とを送信するステップとを含み、制御表示の各実体は、独立に符号化され、送信される。この場合、いくつかの態様では、各制御表示は、リソース利用メッセージを含むことができ、一方、他の態様では、各制御表示は、タイムスロット間の同期を容易にする情報を含むことができる。
図1は、無線通信システム100のいくつかの実施形態を示している。システム100は、一般にノード102、104と呼ばれる、いくつかの無線ノードを含む。与えられたノードは、1つもしくは複数のトラフィックフローを受信すること、1つもしくは複数のトラフィックフローを送信すること、または両方を行うことができる。例えば、各ノードは、少なくとも1つのアンテナと、関連する受信器構成要素および送信器構成要素を含むことができる。以下の説明では、受信ノードという用語は、受信中のノードを指すために使用することができ、送信ノードという用語は、送信中のノードを指すために使用することができる。そのような言及は、そのノードが送信動作および受信動作をともに実行することが不可能であることを意味しない。
いくつかの実施形態では、ノードは、アクセス端末、中継ポイント、またはアクセスポイントを含むことができる。例えば、ノード102は、アクセスポイントまたは中継ポイントを含むことができ、ノード104は、アクセス端末を含むことができる。典型的な実施形態では、アクセスポイント102は、ネットワーク(例えば、Wi-Fiネットワーク、携帯電話ネットワーク、WiMaxネットワーク、インターネットなどの広域ネットワークなど)への接続を提供する。中継ポイント102は、別の中継ポイントまたはアクセスポイントへの接続を提供することができる。例えば、アクセス端末(例えばアクセス端末104A)が、中継ポイント(例えば中継ポイント102A)またはアクセスポイント(例えばアクセスポイント102B)のカバレージエリア内に存在する場合、アクセス端末104Aは、システム100または他の何らかのネットワークに接続された別の機器と通信することができる。
いくつかの態様では、システム100は、スロット化された通信を利用することができる。例えば、システム100におけるノード間の通信は、指定タイムスロットの使用を通して達成することができる。一般に、本明細書の教示は、非同期式のスロット化された通信の改良に関係しうる。加えて、これらの教示は、同期式のスロット化された通信および他の形態の通信にも適用可能でありうる。
図2は、送信タイムスロットおよび受信タイムスロットに対応付けられたトラフィックフローの簡略例を示している。図2Aを参照すると、この例では、トラフィックの1つのフローは、ノードA(例えば図1のノード104A)からノードB(例えばノード102A)に向かい、その後、ノードC(例えばノード102B)に向かう。ノードA、B、Cの各々は、一定のタイムスロットの期間中、送信または受信することを許可される。例えば、図2Bを参照すると、ノードA、Cは、奇数番号のタイムスロットの期間中に送信し、ノードBは、偶数番号のタイムスロットの期間中に送信する。反対に、ノードA、Cは、偶数番号のタイムスロットの期間中に受信し、ノードBは、奇数番号のタイムスロットの期間中に受信する。図2Bのタイムスロットの相対的な整列によって示されるように、ノードA、B、Cのタイムスロットは、同期がとれている。
図2Bに示されるようなタイムスロットの使用は、向上したスペクトル効率を提供することができ、無線システムにおける干渉の量を低減することができる。例えば、同じタイムスロットの期間中に送信するノードが、十分な距離を隔てて配置される場合、それらのノードは、他の受信ノードにおいて過度の干渉を引き起こすことなく、通信相手の受信ノードに正常に送信することができる。
さらに、ノード間の干渉の可能性をさらに低減するために、干渉管理技法が利用できる。以下でより詳細に説明されるように、システム内のノードは、あるノードによって経験された干渉の量を低減するために使用される制御表示を送信することができる。例えば、特定のノードからデータを受信しようと試みているときに干渉を経験したノードは、その受信ノードがデータを受信中であるときは、他のノードが送信を控えること、または送信電力を低減することを要求する、制御表示を送信することができる。この目的を達成するため、送信するデータを有するノードは、データの受信を予期しているノードからのそのような制御表示の有無を定期的にスキャンするように構成される。
上述したように、図2Bでは、ノードA、B、Cのタイムスロットは、タイムスロットが同じ時間に開始し、終了するという点で、同期がとれている。そのような実施形態では、制御表示の送信のために、タイムスロット内の特定の期間を指定することができる。この場合、送信するデータを有するノードは、いずれかの受信ノードが送信ノードに送信を制限するよう要求しているかどうかを決定するために、タイムスロット内の指定期間において制御表示の有無をスキャンすることができる。干渉回避のこの方法は、同期システム全般で利用することができる。すなわち、同期システム内のいずれのノードも、指定期間における制御表示を監視することで、送信ノードに送信を制限するよう要求しているいずれかの関連する受信ノードまたは関連しない受信ノードが存在するかどうかを容易に決定することができる。
対照的に、関連しないノードのタイムスロットの同期がとれていない非同期の実施形態では、ノードによって送信された制御表示は、別の関連しないノードによって容易に取得することができない。例えば、非同期システムでは、1組のノードA、Dのタイムスロットは、同じ時間に開始し、終了しないことがある。したがって、ノードAがそのタイムスロットの先頭で制御表示を送信した場合、ノードDは、その受信タイムスロットが遅れた時点で開始するならば、制御表示を受信することができない。
図3を参照すると、いくつかの態様では、ノードは、別のノードの受信タイムスロット304の期間中における制御表示の受信を容易にするために、送信タイムスロット302の期間中に制御表示のいくつかの実体を送信するように構成することができる。例えば、ノードAは、制御表示306、308をそれぞれ、タイムスロット302の先頭付近および末尾付近で送信することができる。この場合、ノードDは、その受信タイムスロット304の期間中に、制御表示306を受信しないが、制御表示308は受信する。しかし、この場合、ノードDは、ノード間の非同期タイミングのために、制御表示がいつ送信されるかを正確には知ることができない。結果として、ノードDは、制御表示を獲得するために、その受信タイムスロット304の全期間にわたって、スキャンを行うように構成することができる。
一般に、制御表示は、送信タイムスロットの期間中のいつでも送信することができる。典型的な実施形態では、ノードは、制御表示の第1の実体を送信タイムスロットの先頭付近(例えば先頭または先頭の近く)で送信し、その後、制御表示の第2の実体を送信タイムスロットの末尾付近で送信する。このようにすることで、この情報を受信するのに十分に近いノードは、送信タイムスロットと受信タイムスロットの間のタイミングずれの広い範囲にわたって、制御表示を受信することができる。例えば、制御表示の実体が送信タイムスロットの先頭および末尾で送信され、制御表示の持続時間が相対的に短い場合、時間的に送信タイムスロットとほとんど重なり合わない受信タイムスロットであっても、制御表示の受信を可能にすることができる。
いくつかの態様では、ノードは、ノードの受信または送信タイムスロットを別のノードの送信タイムスロットと同期させるために、受信した制御表示を使用することができる。例えば、制御表示を受信したノードは、送信タイムスロットがいつ開始し、終了するかを決定するために、送信タイムスロット内の制御表示の位置に関する情報を利用することができる。その後、このノードは、送信タイムスロットと同じ時間に開始し、終了するように、その受信または送信タイムスロットを調整することができる。
いくつかの実施形態では、制御表示は、送信タイムスロット内の制御表示の位置を示す情報を含む。例えば、制御表示の第1の実体は、それがタイムスロットの先頭付近(例えば先頭)にあることを示す情報を含むことができる。同様に、制御表示の第2の実体は、それがタイムスロットの末尾付近(例えば末尾)にあることを示す情報を含むことができる。
タイムスロットにおける多数の制御表示の使用のさらなる例が、図4〜図7に関して説明される。これらの図は、要求/承認(request/grant)方式および制御表示を使用して通信媒体を効率的に共用するノードの様々な信号タイミング関係を簡略化された方式で示している。
図4は、タイムスロット400の実例となるフォーマットを示している。したがって、ノードは、タイムスロット構造に従って定義されたタイムスロット間隔でデータを送信および受信することによって、与えられた周波数帯域を介して通信を行うことができる。制御チャネル402が、タイムスロット400の先頭で定義される。制御チャネル402には、文字「D」でラベル付けされたブロック404によって表されるデータチャネルが後続する。データチャネル404の第1の部分には、別の制御チャネル406が後続する。最後に、制御チャネル408が、タイムスロット400の末尾で定義される。一般に、本明細書で言及される制御表示は、1つまたは複数の制御チャネルを介して送信できる任意の情報を含むことができる。そのような情報は、メッセージの一部、メッセージの全部、または多数のメッセージを含むことができる。
いくつかの実施形態では、タイムスロットの様々なチャネルの間に、保護帯域(guard band)が定義される。図4は、1つの保護帯域が制御チャネル402とデータチャネル404の間に定義され、別の保護帯域が制御チャネル408とデータチャネル404の間に定義される一例を示している。そのような保護帯域は、タイムスロットが、送信タイムスロットまたは受信タイムスロットとして動的に指定されることを可能にするために利用することができる。例えば、受信タイムスロットが送信タイムスロットとして再指定される場合、ノードは、1つまたは複数の制御チャネルの期間中、スキャン(例えばRUM聴取の試み)を継続することができる。したがって、保護帯域は、ノードがその間に送受信器を送信モードから受信モードまたは受信モードから送信モードに切り替えることができる、定められた期間を提供する。
いくつかの実施形態では、異なる周波数帯域にわたって、多数のタイムスロットチャネルが確立できる。このようにすることで、システム内のノードは、いくつかのタイムスロットチャネルを介して、データを同時に送信および/または受信することができる。加えて、いくつかの実施形態では、別の(例えば専用)周波数帯域上に、独立の制御チャネルが確立できる。そのような制御チャネルは、制御情報に対するどのような潜在的干渉の影響も低減するために、相対的に低い再利用率(reuse factor)(例えば1/4以下)を有することができる。
タイムスロット400は、適切なタイムスロット構造の一例に過ぎないことを理解されたい。したがって、本明細書の教示は、例えば、異なる種類のタイムスロット構造、異なるタイムスロット長、様々な種類のデータチャネルおよび制御チャネル、ならびに様々な時分割多重化および周波数分割多重化方式を利用できる、様々な形態のスロット化された通信に適用可能である。
タイムスロット400のチャネルの使用に関する実例となる機能が、図5〜図7に関して以下で説明される。要求/承認方式に関する最初の説明を簡略化するため、図5によって表されるような同期システムの場合においていくつかの基本概念を扱う。加えて、便宜的に、以下の説明は、専らRUMの使用に関係しうる。しかし、ここでは、他の形態の制御表示も同様に適用可能とし得ることを理解されたい。
図5は、ノードA、BおよびノードC、Dの、2組のノードに関するタイミングを示している。ノードA、Bは、ノードAがノードBに送信すること、およびノードBがノードAに送信することを可能にするように、互いに対応付けられる。同様に、ノードC、Dは、ノードCがノードDに送信すること、およびノードDがノードCに送信することを可能にするように、互いに対応付けられる。図5はさらに、対応付けられたノードA、Bのタイムスロットは、対応付けられたノードC、Dのタイムスロットと同期していることを示している。
ノードは、図2に関して上述したのと同じ方式で、タイムスロットを介して交互に通信を行うように構成することができる。この場合、ノードA、Cは、偶数番号のタイムスロットの期間中に送信し、奇数番号のタイムスロットの期間中に受信する。反対に、ノードB、Dは、偶数番号のタイムスロットの期間中に受信し、奇数番号のタイムスロットの期間中に送信する。
ノードは、要求/承認方式を利用して、ノードがデータの送信をいつ許可されるかを制御する。例えば、ノードAがノードBにデータを送信することを望む場合、ノードAは、その送信タイムスロットの1つ(例えばタイムスロット2)の期間中に要求を送信する。このメッセージは、1つまたは複数のチャネルを介して送信される要求を含むことができる。図4のタイムスロット例では、この要求は、制御チャネル406を介して送信することができる。
ノードBは、その対応する受信タイムスロットの期間中に要求を受信する。要求に応答して、ノードBは、その送信タイムスロットの1つ(例えばタイムスロット3)の期間中に承認("GNT")を送信することができる。この場合、ノードBは、ノードAによって要求されたチャネルの全部または一部を承認することができる。例えば、ノードBは、最近、相対的に高いレベルの干渉を示しているチャネルを承認しなくてよい。図4の例では、この承認は、制御チャネル402を介して送信することができる。
いくつかの態様では、上記の動作に関連して、ノードAは、パイロットメッセージ(例えば知られた信号強度を有する信号)を送信することができる。ノードBは、ノードAがそのデータを送信すべきレートを決定するために、パイロットメッセージを使用することができる。いくつかの実施形態では、ノードBは、このレート情報を承認とともにノードAに送信する。
その対応する受信タイムスロットの期間中における承認の受信後、ノードAは、その送信タイムスロットの1つ(例えばタイムスロット4)の期間中に(例えば図4のデータチャネル404を介して)データを送信する。したがって、ノードBは、その対応する受信タイムスロットの期間中にデータを受信する。
実際には、ノードは、一方のノードペアのノードによる送信が他方のノードペアのノードによる受信に干渉するような、互いに相対的に近い距離に存在することがある。したがって、ノードは、干渉管理方式を利用して、1つまたは複数の近隣の送信ノードからの干渉する送信に起因するサービス劣化を経験しているノードが、送信ノードに送信を制限するよう要求する制御表示も送出できるようにする。
いくつかの実施形態では、制御表示はRUMを含む。簡潔に言えば、サービス劣化を経験している各ノードは、その送信タイムスロットの1つ(例えばタイムスロット1)の期間中にRUMを送信することができる。そのようなノードは、本明細書では、RUM送信ノードと呼ばれることがある。このタイムスロットの期間中に受信を行う近隣のノード(例えば偶数番号のタイムスロットの期間中に送信するノード)はどれも、各RUM送信ノードによって送信されたRUMを受信する可能性がある。そのようなノードは、本明細書では、RUM受信ノードと呼ばれることがある。各RUM受信ノードは、その場合、受信したRUMのすべてに基づいて、送信を制限するかどうかについて決定することができる。以下で詳細に説明されるように、各RUMは、どのRUM送信ノードがより大きな不利益をこうむっているかを決定するために使用できる、重み付け情報を含むことができる。
図5の具体例を参照すると、ノードB、Dの両方は、タイムスロット1内の定められた期間中にRUMを送信することができる。例えば、各タイムスロットの先頭の陰付き部分は、そのタイムスロットの制御チャネルのタイミングを表しうる。したがって、タイムスロット1の期間中に受信を行うノード(例えばノードA)は、この期間中にRUMの有無をスキャンするように構成することができる。ノードB、DからRUMを受信すると、ノードA、Cは、ノードBがノードDよりも大きな不利益をこうむっていることを決定することができる。言い換えると、ノードBは、この特定のリソース争奪の勝者と呼ばれることがあり、ノードDは、敗者と呼ばれることがある。以下で詳細に説明されるように、この決定は、ノードにおけるデータ受信が少なくとも1つの他のノードからの干渉する送信によって悪影響を受ける程度を示す、各RUMからの情報の比較に基づくことができる。
ノードDがリソース争奪に勝利しなかった場合、関連する送信ノード(ノードC)は、タイムスロット4のために計画された送信を制限することができる。例えば、図5に示されるように、ノードCは、データをノードDに送信するための要求の送信をタイムスロット2においては控えることができる。
反対に、ノードBがリソース争奪に勝利したので、関連する送信ノード(ノードA)は、タイムスロット4においてデータの送信を開始するための要求をタイムスロット2において送信する。好都合なことに、タイムスロット2においてはノードCからの対応する要求がないため、タイムスロット4の期間中は、ノードCからのどのような潜在的な干渉する送信も存在しない。RUMの生成および特徴と、関連動作に関するさらなる詳細は、この開示において後ほど説明される。
上述したように、図5は、ノードA〜ノードDのタイムスロットが整列している同期システムに関する。(例えば非同期システムにおけるように)異なる組のノードのタイムスロットが時間的に整列していない場合の、複数の制御表示の使用のさらなる態様が、図6および図7に関してこれから説明される。
図6および図7では、ノードC、Dのためのタイムスロット(例えばタイムスロット1’)は、ノードA、Bのためのタイムスロット(例えばタイムスロット1)から時間的にずれている。結果として、タイムスロット1の先頭でノードBによって送信された制御表示(例えばRUM)はどれも、ノードCの受信タイムスロットであるタイムスロット1’が後の時点に開始するので、ノードCによって受信されない。結果として、本明細書の教示によれば、ノードは、与えられた送信タイムスロットの期間中にいくつかの制御表示を送信するように構成することができる。例えば、ノードは、タイムスロットの先頭の制御チャネル402(図4)の期間中にRUMの1つの実体を送信することができ、タイムスロットの末尾の制御チャネル408の期間中にRUMの別の実体を送信することができる。
上述したように、ノードは、受信タイムスロットの全体にわたってRUMの有無をスキャンするように構成することもできる。この場合、ノードAの受信タイムスロットは、ノードBの送信タイムスロットと時間的に整列しているので、ノードAは、ノードBからのRUMの実体を両方とも受信する。対照的に、ノードCは、タイムスロット1’の期間中にRUMを聴取しようとする。したがって、ノードCは、ノードBがRUMの第1の実体を送信したときには、受信を行っていない。しかし、ノードCは、RUMの第2の実体を受信する。同様に、ノードCは、ノードDによって送信されたRUMの実体を両方とも受信し、ノードAは、ノードDによって送信されたRUMの第1の実体を受信するが、第2の実体は受信しない。
やはりノードBがノードDよりも大きな不利益をこうむると仮定すると、ノードAは、タイムスロット2において要求を送信し、ノードCは、タイムスロット2’において要求の送信を控えることができる。この場合、タイムスロット4と重なり合うタイムスロット4’の先頭部分の期間中、ノードCからの干渉する送信は存在しない。
図7は、ノードDからノードCへの送信についての同様の例を示している。この場合、ノードDは、(タイムスロット0’の期間中に)ノードCからのRUMの実体を両方とも受信し、ノードBからのRUMの第1の実体を受信する。結果として、ノードDは、タイムスロット1’において要求の送信を控えることができる。この場合、タイムスロット4と重なり合うタイムスロット3’の後半部分の期間中、ノードDからの干渉する送信は存在しない。
上述の概略を記憶に留めたうえで、無線ノードの実例となる構造および動作のさらなる詳細が、図8〜図10に関して以下で説明する。図8は、無線通信リンク806を介して送信および受信を行うためにそれぞれ利用できる、いくつかの動作構成要素802、804を含む、通信システム800を示している。図9は、送信動作に関連して実行され得るいくつかの動作を示している。図10は、受信動作に関連して実行され得るいくつかの動作を示している。便宜的に、図9および図10の動作(または本明細書で説明もしくは教示される他の任意の動作)は、システム800に示されたような特定の構成要素によって実行されるものとして説明することができる。しかし、これらの動作は、他の種類の構成要素によって実行できること、異なる数の構成要素を使用して実行できることを理解されたい。本明細書で説明される動作の1つまたは複数は、ある実施形態では利用されないことがあることも理解されたい。
図9および図10の動作は、受信ノード(例えば図6のタイムスロット1におけるノードB)による制御表示の生成および送信と、送信ノード(例えば図6のタイムスロット1’におけるノードC)による制御表示の受信とに関する。この場合、送信ノードおよび受信ノードという呼び方は、タイムスロット4のデータ転送動作に基づいている。受信した制御表示と、場合によっては他の制御表示とに基づいて、送信ノードは、1つもしくは複数の後続の送信を制限するかどうかを決定し、または任意選択的に、受信ノードのタイムスロットと同期をとる。
図9を参照すると、ブロック902によって表されているように、システム800においてトラフィックフローが開始するいくらか前の時点で、受信ノード802のための送信タイムスロットが定義される。これは、例えば、所定のノードが送信のために使用するタイムスロットをどれにするか選択することを含むことができる。加えて、同期システムでは、ノード802のタイムスロットは、1つまたは複数の関連しないノード(例えばノード802と同じアクセスポイントに対応付けられた他のノード)のタイムスロットと同期していることができる。いくつかの実施形態では、送信タイムスロットの定義は、ノード802のためのハードウェアおよび/またはコードに組み込むことができる。例えば、ノード802は、どのモードで動作するかを決定することができ、次に、そのモードに基づいて、タイムスロットのタイミングを設定することができる。この場合、タイムスロット定義は、動作している通信周波数の関数とすることができる。したがって、タイムスロットの定義は、限定しないが、所定のタイムスロットの確立、タイムスロットに関する機能の事前プログラミング、動作のオンラインまたはオフライン実行、静的または動的タイムスロットの提供、およびハードウェア、コード、または両方の動作を含む、様々な動作を含むことができる。上記および他の関連動作は、送信タイムスロット定義器構成要素808によって実行することができる。いくつかの実施形態では、これらの動作は、送受信器818の送信器814および受信器816を介した別のノードとの通信を含むことができる。例えば、ノード802は、タイムスロットを定義するために、無線ネットワークを管理するアクセスポイントと連携することができる。
ブロック904において、制御表示生成器810が、制御表示を生成すべきかどうかを決定する。本明細書で説明されるように、制御表示は、RUM、同期表示、または両方を含むことができる。
いくつかの態様では、ブロック904の動作は、ノード802で受信される1つまたは複数のトラフィックフローがサービス品質("QoS")目標を満たすかどうかの決定を含むことができる。この場合、サービス品質は、例えば、スループット、待ち時間、スペクトル効率、データレート、干渉、または他の何らかの適切なパラメータに関係することができる。
例えば、無線ノードのアドホック配備では、いくつかのノードにおいて、搬送波対干渉波比(“C/I”:carrier-to-interference ratio)が、望ましくないほど低くなることがある。C/Iを計算するために利用される干渉レベルは、雑音を含むことがあり、C/Iは、Nを雑音として、C/(I+N)とも表現できることが理解されよう。
受信ノードは、近隣のいくつかの送信ノードがそれぞれの送信電力を低減すること、または指定チャネルから完全に撤退することを要求することによって、そのような干渉を管理することができる。したがって、ブロック906において、制御表示生成器810は、サービス品質レベルが満たされていないというブロック904における決定に基づいて、適切な制御表示を生成することができる。いくつかの態様では、所望のサービス品質レベルが満たされているかどうかの決定は、例えば、与えられたノードの目標のサービス品質値に対する実際のサービス品質値の比の関数とすることができる。上記のC/Iの例の場合、表示は、定められた閾値を下回るC/Iを示している、(例えばマルチチャネルシステムの)チャネルのすべてを識別することができる。
干渉回避が公平なやり方で行われることを保証するため、すなわち、すべてのノードが送信機会の公平な分配を取得することを保証するため、RUMは、ノード重み付け情報を含むことができる。いくつかの態様では、重み付けは、ノードが経験している不利益の程度を表し、共通のリソースを争奪しあう1組の干渉ノードの間におけるチャネルアクセスの公平性を管理する際に使用される。不利益のレベルは、待ち時間、IOT、C/I、スループット、データレート、およびスペクトル効率などの様々なパラメータによって影響され得る、ノードにおける受信サービスのレベルの関数として決定することができる。
したがって、RUMは、ノードの所望の受信チャネルにおける干渉レベルが定められた閾値レベルを超えた場合に、ノードによってブロードキャストすることができる。一例として、不利益の程度を測定するために、スループットが使用される場合、1つの可能な関係は、
RUM重み付け=Q(Rtarget/Ractual) 式1
のように表すことができ、ここで、Rtargetは所望のスループットを表し、Ractualは達成された実際のスループットを表し、Q(x)はxの量子化値を表す。受信ノードにおいて単一のフローしか存在しない場合、Rtargetはそのフローの最小の所望スループットを表すことができ、Ractualはそのフローについて達成された平均スループットを表すことができる。
RUMは、RUMが適用されるチャネルを示すチャネル・ビット・マスクも含むことができる。いくつかの実施形態では、チャネル・ビット・マスクは、衝突回避を実現するための付加的な特性を提供するために使用することができ、その特性は、受信ノードが、少量のデータをチャネルの一部(例えばタイムスロットが多数のデータチャネルを定義する場合)の上にスケジュールする必要があるが、送信ノードが全チャネルから完全に撤退するようには望まない場合に役に立つことがある。この態様は、バースト性トラフィックにとって重要となり得る、衝突回避メカニズムにおける、より精細な粒度を提供することができる。
いくつかの実施形態では、RUMによって指定されるチャネル数は、不利益のレベルに基づいて選択することができる。例えば、より大きな不利益の場合、より多数のチャネルを選択することができる。
一般に、重み付けは、様々な方法で定義することができ、様々な基準に基づくことができる。いくつかの態様では、重み付けは、動的な基準に基づくことができる。例えば、上述したように、重み付けは、ノードに関連する1つまたは複数のトラフィックフローの現在の状態を反映することができる。いくつかの実施形態では、重み付けは、最も不利益をこうむっているそのノードで伝送(例えば受信)されるフローに対応することができる。いくつかの実施形態では、重み付けは、2つ以上のフローに基づくことができる。
いくつかの態様では、重み付けは、静的な基準に基づくことができる。例えば、与えられたノードには、他の重み付けパラメータに追加される重み付けを割り当てることができる。このようにすることで、選択されたノードに付加的な優先度を提供することができる。
サービス品質および対応する不利益は、ノードのサービス品質が改善されたかどうかを決定するために、時間の経過とともに反復的に再評価することができる。したがって、測定されたサービス品質に基づいて、次のRUMがそれについて送信される重み付けおよびチャネル数を調整することができる。例えば、ノードのサービス品質が改善されない場合または悪化した場合、ノードにおいて受信されるサービスのレベルを改善するために、重み付けを増やすことができ、または次のRUMがそれについて送信されるチャネル数を増やすことができる。ノードのサービス品質が改善された場合、重み付けを減らすことができ、リソースを保護するために、次のRUMがそれについて送信されるチャネル数を減らすことができる。
ブロック908によって表されているように、ノード802は、タイムスロットの期間中に送信される他の任意の情報を生成し、または他の方法で取得する。例えば、ノードは、データを生成することによって、またはデータをメモリデバイスから取り出すことによって、送信されるデータ812を提供することができる。加えて、ノードは、タイムスロットの期間中に送信される制御情報(例えばデータ送達確認)を生成することができ、または他の方法で提供することができる。
ブロック910によって表されているように、送信器814は、送信タイムスロットの期間中の適切な時に、データおよび制御情報を送信する。上述したように、これは、制御表示の第1および第2の実体の、それぞれ、タイムスロットの先頭付近および末尾付近における送信を含むことができる。例えば、送信器814は、ブロック906において生成された制御表示を符号化することができ、符号化された表示を指定された送信タイムスロットの先頭で送信することができる。その後、送信器814は、ブロック908において提供されたデータおよび他の情報を符号化することができ、この符号化されたデータおよび情報を、制御表示の第1の実体に続いて送信することができる。次に、送信器814は、ブロック906において生成された制御表示を再び符号化することができ、この符号化された表示を指定された送信タイムスロットの末尾で送信することができる。したがって、ノードが制御表示の複数の実体を送信するこの例では、制御表示の各実体は、独立に符号化され、送信される。いくつかの実施形態では、符号化された表示は、同一または実質的に同一であってよい。いくつかの実施形態では、符号化された表示は、(例えば異なる同期情報を含むために)異なっていてもよい。上記の技法は、望ましい場合には、制御表示の3つ以上の実体を送信するためにも使用できることを理解されたい。加えて、タイムスロット制御構造に応じて、制御表示は、必ずしもすべての送信タイムスロットで送信されないことがある。
いくつかの態様では、システム(例えば与えられたネットワーク)におけるRUMのすべては、一定の電力スペクトル密度("PSD": power spectral density)または一定の電力で送信することができる。ノードの通常の送信電力に関わらず、このようにすることができる。このようにすることで、RUM送信ノードが低電力ノードであるか、それとも高電力ノードであるかに関係なく、RUMは、相対的に遠く離れた潜在的干渉(例えば高電力)送信ノードにおいて受信することができる。言い換えると、RUMを復号化する範囲は、システムによって制御される最大送信干渉範囲と実質的に等しくなるように、またはそれより大きくなるように設計することができる。
ここで図10を参照すると、ブロック1002によって表されているように、ノード804のための受信タイムスロットが定義される。これは、例えば、ブロック902の動作と同様の動作を含むことができる。この目的を達成するため、ノード804は、受信タイムスロット定義器構成要素820を含むことができる。タイムスロット定義器820は、ノード804の受信タイムスロットをいずれかの関連するノード(例えばノード802)の送信タイムスロットと同期させる。加えて、同期システムでは、ノード804は、(例えば以下のブロック1010で説明されるように)その受信タイムスロットを関連しないノードの送信タイムスロットと同期させるように構成することができる。
ブロック1004によって表されているように、送受信器824の受信器構成要素822は、所定の受信タイムスロットの期間中、ノード802の送信タイムスロットに対応付けられた信号を受信することができる。例えば、非同期構成では、ノード804の受信タイムスロットは、(例えば図6に示されるように)ノード802の送信タイムスロットの一部だけと重なり合うことができる。
ブロック1006によって表されているように、プロセッサ826は、送信タイムスロットの期間中に送信された制御表示の少なくとも1つの実体を取り出すために、受信タイムスロット全体にわたって受信した信号を処理するように構成することができる。再び図6の例を参照すると、ノードCは、所定のタイムスロットの期間中にノードBによって送信されたRUMの第2の実体を受信することができる。上述したように、制御表示は、RUM、同期表示、または両方を含むことができる。
ブロック1008によって表されているように、タイムスロット送信制限器828は、1つまたは複数の受信した制御表示に基づいて、ノード804の送信器834による将来の送信を制限するかどうかを決定することができる。例えば、タイムスロット送信制限器828は、ノード804に送信を控えさせること、または送信電力を低減させることができる。前述のケースでは、ノード804は、送信のための要求を送信することができない(例えば図6のノードCを参照)。後述のケースでは、ノード804は、RUM送信ノード(例えばノード802)において干渉を引き起こさない送信電力の許容レベルが存在するかどうかを決定することができる。
上記に関連して、干渉決定器830は、ノード804がRUM送信ノードの受信動作に干渉する可能性が存在するかどうかを決定することができる。上述したように、RUMは、一定の電力スペクトル密度("PSD")または一定の電力で送信することができる。したがって、RUM受信ノード(例えばノード804)は、RUMの受信電力スペクトル密度および/または受信電力と、RUMが送信された電力スペクトル密度および/または電力の知識とに基づいて、それ自体とRUM送信ノードの間の無線周波("RF")チャネル利得を推定することができる。このようにして、RUM受信ノードは、それが送信を行ったならば、RUM送信ノードにおける干渉の原因となるかどうかを決定することができる。そのような決定は、例えば、干渉の推定レベルが定められた許容閾値レベルを上回るかどうかの決定を含むことができる。
したがって、RUM受信ノードがRUM送信ノードからのRUMを復号化でき、干渉を引き起こさないと決定する状況が存在し得る。例えば、低電力ノードは、RUM送信ノードにおいて干渉を引き起こすほどその送信が十分に強くないことがあるので、将来の送信を制限しないことがある。
いくつかの態様では、ノード804による将来の送信を制限するかどうかの決定は、各RUM送信ノードの相対的な不利益に優先度を付けることを含む。例えば、いくつかのノードが不利益をこうむる場合、これらのノードの各々は、RUMを送信することができる。この場合、これらのRUMを受信したノードは、どのノードが1つまたは複数の他のノードよりも高い優先度を有するか(例えばより大きな不利益をこうむるか)を決定するために、1つまたは複数の何らかの基準を使用することができる。
いくつかの態様では、この決定は、RUMの各々に対応付けられた重み付けを比較することを含む。一例では、最高の重み付けに対応付けられたRUM送信ノードは、最高の優先度を有するノード(例えば図6および図7における勝者ノード)として指定することができる。
次に、RUM受信ノードは、優先権を有するノードが関連するノードであるかどうかを決定する。このとき、RUM受信ノードは、そのノードの送信先であるノード(例えば関連するノード)が勝者ノードである場合、送信を制限しない。反対に、他のいずれかのノードが勝者ノードである場合、RUM受信ノードは、本明細書で説明されるように、送信を制限することができる。
いくつかの態様では、タイムスロット送信制限器828は、(例えば、干渉を受ける別のノードの受信タイムスロットの一部に対応する)ノード804の送信タイムスロットの送信が制限される部分を識別することができる。例えば、図6を参照すると、タイムスロット4’の前半だけが、タイムスロット4と重なり合う。したがって、タイムスロット送信制限器828は、タイムスロット4の期間中の受信に対する潜在的な干渉を低減するために、タイムスロット4’のこの部分の期間だけ、送信を制限することを選択することができる。いくつかの態様では、これは、受信タイムスロットに対する送信タイムスロットのタイミングの決定を含むことができる。このタイミング情報は、例えば、制御表示の実体の少なくとも1つに基づいて取得することができる。例えば、ブロック1010に関してより詳細に説明されるように、制御表示の1つまたは複数の実体は、送信タイムスロットの先頭および/または末尾に対するその位置を示す情報を含むことができる。
ブロック1010によって表されているように、いくつかの実施形態では、ノードは、任意選択的に、そのタイムスロットを別のノードのタイムスロットと同期させることができる。例えば、ノードは、通信性能の改善(例えばより高いチャネル容量および改善されたサービス品質)を達成することを試みて、別のノードと同期をとることを選択することができる。同期を達成するため、ノード804は、別のノードのタイムスロットのタイミングを決定し、ノード804のタイムスロットをしかるべく調整するように構成される、タイムスロット同期器832を含むことができる。
いくつかの態様では、同期は、受信した制御表示の使用を通して達成することができる。例えば、制御表示は、タイムスロット内の制御表示の位置を示す情報を含むことができる。その場合、ノード804は、この情報を使用して、タイムスロットを同期させることができる。例えば、制御表示がタイムスロットの先頭または末尾に配置される場合、制御表示は、この関係を示す同期表示を含むことができる。その場合、ノード804は、制御表示のタイミングに基づいてタイムスロットの先頭または末尾の時間を決定できるので、ノード804は、タイムスロットに合わせて容易に同期をとることができる。
本明細書の教示は、少なくとも1つの他の無線機器と通信を行うために様々な構成要素を利用する機器に組み込むことができる。図11は、機器間の通信を容易にするために利用できるいくつかの実例となる構成要素を示している。この場合、第1の機器1102(例えばアクセス端末)と、第2の機器1104(例えばアクセスポイント)は、適切な手段による無線通信リンク1106を介して通信を行うように構成される。
まず、機器1102から機器1104に情報を送信する(例えば逆方向リンクの)際に必要とされる構成要素を説明する。送信("TX")データプロセッサ1108は、データバッファ1110または他の何らかの適切な構成要素からトラフィックデータ(例えばデータパケット)を受信する。送信データプロセッサ1108は、選択された符号化および変調方式に基づいて、各データパケットを処理(例えば、エンコード、インタリーブ、およびシンボルマッピング)して、データシンボルを提供する。一般に、データシンボルは、データ用の変調シンボルであり、パイロットシンボルは、(事前に知られた)パイロット用の変調シンボルである。変調器1112は、データシンボル、パイロットシンボル、および場合によっては逆方向リンク用の信号を受け取り、変調(例えばOFDMもしくは他の何らかの適切な変調)および/またはシステムによって指定された他の処理を実行して、出力チップのストリームを提供する。送信器("TMTR")1114は、出力チップのストリームを処理(例えば、アナログ変換、フィルタリング、増幅、および周波数アップコンバート)して、変調信号を生成し、変調信号は、その後、アンテナ1116から送信される。
機器1102によって送信された変調信号は(機器1104と通信する他の機器からの信号とともに)、機器1104のアンテナ1118によって受信される。受信器("RCVR")1120は、アンテナ1118からの受信信号を処理(例えば、調整およびデジタル化)して、受信サンプルを提供する。復調器("DEMOD")1122は、受信サンプルを処理(例えば、復調および検出)して、検出データシンボルを提供し、検出データシンボルは、他の機器によって機器1104に送信されたデータシンボルの雑音のある推定でありうる。受信("RX")データプロセッサ1124は、検出データシンボルを処理(例えば、シンボルデマッピング、デインタリーブ、およびデコード)して、各送信機器(例えば機器1102)に関連する復号化データを提供する。
次に、機器1104から機器1102に情報を送信する(例えば順方向リンクの)際に必要とされる構成要素を説明する。機器1104では、トラフィックデータが、送信("TX")データプロセッサ1126によって処理されて、データシンボルを提供する。変調器1128は、データシンボル、パイロットシンボル、および順方向リンク用の信号を受け取り、変調(例えばOFDMもしくは他の何らかの適切な変調)および/または他の関連処理を実行し、出力チップのストリームを提供し、出力チップのストリームはさらに、送信器("TMTR")1130によって調整されて、アンテナ1118から送信される。いくつかの実施形態では、順方向リンク用の信号は、機器1104に向かう逆方向リンク上で送信を行うすべての機器(例えば端末)のための、コントローラ1132によって生成された、電力制御コマンドと、(例えば通信チャネルに関連する)他の情報とを含むことができる。
機器1102では、機器1104によって送信された変調信号が、アンテナ1116によって受信され、受信器("RCVR")1134によって調整およびデジタル化され、復調器("DEMOD")1136によって処理されて、検出データシンボルが取得される。受信("RX")データプロセッサ1138は、検出データシンボルを処理し、機器1102のための復号化データと、順方向リンク信号とを提供する。コントローラ1140は、電力制御コマンドと、他の情報とを受け取って、データ送信を制御し、機器1104に向かう逆方向リンク上での送信電力を制御する。
コントローラ1140、1132はそれぞれ、機器1102および機器1104の様々な動作を指図する。例えば、コントローラは、適切なフィルタ、フィルタについての報告情報を決定し、フィルタを使用して情報を復号化することができる。データメモリ1142、1144はそれぞれ、コントローラ1140、1132によって使用される、プログラムコードおよびデータを保存することができる。
図11は、通信の構成要素が、本明細書で教示されたようなタイムスロットに関する動作を実行する1つまたは複数の構成要素を含み得ることも示している。例えば、タイムスロット制御構成要素1146は、本明細書で教示されたように、定義タイムスロットに従って別の機器(例えば機器1104)との間で信号を送信および受信するために、コントローラ1140および/または機器1102の他の構成要素と連携することができる。同様に、タイムスロット制御構成要素1148は、定義タイムスロットに従って別の機器(例えば機器1102)との間で信号を送信および受信するために、コントローラ1132および/または機器1104の他の構成要素と連携することができる。
本明細書の教示は、様々な装置(例えば機器)に組み込むこと(例えば、その内部に実現すること、またはそれによって実行すること)ができる。例えば、各ノードは、アクセスポイント("AP")、NodeB、無線ネットワークコントローラ("RNC": Radio Network Controller)、eNodeB、基地局コントローラ("BSC": Base Station Controller)、ベース・トランシーバ・ステーション("BTS": Base Transceiver Station)、基地局("BS")、送受信機能("IF": Transceiver Function)、無線ルータ、無線送受信器、基本サービスセット("BSS": Basic Service Set)、拡張サービスセット("ESS": Extended Service Set)、もしくは無線基地局("RBS": Radio Base Station)として構成することができ、またはこの技術分野では、そのようにもしくは他の何らかの用語で呼ばれることがある。いくつかのノードは、加入者局と呼ばれることもある。加入者局は、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザ機器、またはユーザ装置として知られていることもある。いくつかの実施形態では、加入者局は、携帯電話、コードレス電話、セッション・イニシエーション・プロトコル("SIP": Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ("WLL": wireless local loop)局、携帯情報端末("PDA")、無線接続機能を有する携帯機器、または無線モデムに接続された他の何らかの適切な処理機器を含むことができる。したがって、本明細書で教示された1つまたは複数の態様は、電話(例えば携帯電話またはスマートホン)、コンピュータ(例えばラップトップ)、ポータブル通信機器、携帯コンピュータ機器(例えば携帯情報端末)、娯楽用機器(例えば、音楽もしくは映像機器、または衛星ラジオ)、全地球測位システム機器、あるいは無線媒体を介して通信を行うように構成された他の任意の適切な機器に組み込むことができる。
上述したように、いくつかの態様では、無線ノードは、通信システムのためのアクセス機器(例えば携帯電話またはWi-Fiアクセスポイント)を含むことができる。そのようなアクセス機器は、例えば、有線または無線通信リンクを介した、ネットワーク(例えばインターネットまたは携帯電話ネットワークなどの広域ネットワーク)のための、または、ネットワークへの接続を提供することができる。したがって、アクセス機器は、別の機器(例えばWi-Fiステーション)が、ネットワークまたは他の何らかの機能にアクセスすることを可能にすることができる。
したがって、無線ノードは、無線ノードによって送信されるデータまたは無線ノードにおいて受信されたデータに基づいて機能を実現する、様々な構成要素を含むことができる。例えば、アクセスポイントおよびアクセス端末は、信号(例えば制御およびデータ)を送信および受信するためのアンテナを含むことができる。アクセスポイントは、その受信器が複数の無線ノードから受信した、またはその送信器が複数の無線ノードに送信するデータトラフィックフローを管理するように構成された、トラフィックマネージャも含むことができる。加えて、アクセス端末は、受信器によって受信されたデータを出力するように、または送信器によって送信されるデータを与えるように構成された、ユーザインタフェースを含むことができる。
無線機器は、任意の適切な無線通信技術に基づいた、または、そうでなければそれをサポートする、1つまたは複数の無線通信リンクを介して通信を行うことができる。例えば、いくつかの態様では、無線機器は、ネットワークに結合することができ、または2つ以上の無線機器は、ネットワークを形成することができる。いくつかの態様では、ネットワークは、ローカルエリアネットワークまたは広域ネットワークを含むことができる。無線機器は、例えば、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、Wi-Fi、もしくは他の無線技術を含む、様々な無線通信プロトコルもしくは規格の1つもしくは複数をサポートすることができ、または、そうでなければそれを使用することができる。同様に、無線機器は、様々な対応する変調もしくは多重化方式の1つもしくは複数をサポートすることができ、または、そうでなければそれを使用することができる。したがって、無線機器は、上記または他の無線通信技術を使用する1つまたは複数の無線通信リンクを確立し、それを介して通信を行う、適切な構成要素(例えば無線インタフェース)を含むことができる。例えば、無線機器は、無線媒体を介した通信を容易にする様々な構成要素(例えば信号生成器および信号プロセッサ)を含むことができる、関連する送信器および受信器の構成要素(例えば送信器814、834および受信器816、822)を有する、無線送受信器を含むことができる。
本明細書で説明される構成要素は、様々な方法で実現することができる。図12を参照すると、装置1202および装置1204を含むシステム1200は、例えば1つもしくは複数の集積回路(例えばASIC)によって実現される機能を表しうる、または本明細書で教示された他の何らかの方法で実行することができる、一連の相互に関連した機能ブロックとして表されている。本明細書で説明されるように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含むことができる。
図12に示されるように、装置1202、1204は、様々な図に関して上述した機能の1つまたは複数を実現できる、1つまたは複数のモジュール1206、1208、1210、1212、1214、1216、1218、1220を含むことができる。例えば、定義用ASIC 1206は、タイムスロットの定義に関係する機能を提供することができ、例えば、上述した構成要素808に対応することができる。送信用ASIC 1208は、信号の送信に関係する機能を提供することができ、例えば、上述した構成要素814に対応することができる。定義用ASIC 1210は、タイムスロットの定義に関係する機能を提供することができ、例えば、上述した構成要素820に対応することができる。受信用ASIC 1212は、本明細書で教示されたような、信号の受信に関係する機能を提供することができ、例えば、上述した構成要素822に対応することができる。処理用ASIC 1214は、本明細書で教示されたような、情報の処理に関係する機能を提供することができ、例えば、上述した構成要素826に対応することができる。決定/制限用ASIC 1216は、本明細書で教示されたような、送信の制限に関係する機能を提供することができ、例えば、上述した構成要素828に対応することができる。識別用ASIC 1218は、本明細書で教示されたような、干渉の識別に関係する機能を提供することができ、例えば、上述した構成要素830に対応することができる。同期用ASIC 1220は、本明細書で教示されたような、タイムスロットの同期に関係する機能を提供することができ、例えば、上述した構成要素832に対応することができる。
上述したように、いくつかの態様では、これらの構成要素は、適切なプロセッサ構成要素を介して実現することができる。いくつかの態様では、これらのプロセッサ構成要素は、少なくとも部分的に、本明細書で教示された構造を使用して実現することができる。いくつかの態様では、プロセッサは、1つまたは複数のこれらの構成要素の機能の一部または全部を実現するように構成することができる。いくつかの態様では、破線ボックスによって表される1つまたは複数の構成要素は、任意選択的なものである。
上述したように、システム1200は、図12に示される構成要素の機能を提供する、1つまたは複数の集積回路を含むことができる。例えば、いくつかの態様では、単一の集積回路が、図示された構成要素の機能を実施することができ、一方、他の態様では、2つ以上の集積回路が、図示された構成要素の機能を実施することができる。
加えて、図12によって表される構成要素および機能、ならびに本明細書で説明された他の構成要素および機能は、任意の適切な手段を使用して実現することができる。そのような手段は、少なくとも部分的に、本明細書で教示されたような対応する構造を使用して実現することもできる。例えば、いくつかの態様では、送信する手段は、送信器を含むことができ、受信する手段は、受信器を含むことができ、定義する手段は、タイムスロット定義器を含むことができ、処理する手段は、プロセッサを含むことができ、決定する手段は、タイムスロット送信制限器を含むことができ、制限する手段は、タイムスロット送信制限器を含むことができ、識別する手段は、干渉決定器を含むことができ、同期する手段は、タイムスロット同期器を含むことができる。1つまたは複数のそのような手段は、図12の1つまたは複数のプロセッサ構成要素によって実現することもできる。
情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表すことができことを当業者であれば理解されよう。例えば、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、上記の説明のどこで言及されたものでも、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁気粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表すことができる。
さらに、本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムのステップはいずれも、電子的ハードウェア(例えば、ソースコーディングもしくは他の何らかの技法を使用して設計できる、デジタル実現、アナログ実現、もしくはその2つの組合せ)、命令を含む(本明細書では便宜的に「ソフトウェア」もしくは「ソフトウェアモジュール」と呼ばれることがある)様々な形態のプログラムもしくは設計コード、または両方の組合せとして実現できることを当業者であれば理解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの相互交換性を明確に示すため、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、上では一般にそれらの機能を表す言葉で呼ばれている。そのような機能がハードウェアとして実現されるか、それともソフトウェアとして実現されるかは、具体的な用途、およびシステム全体に課される設計制約に依存する。当業者であれば、説明された機能を具体的な用途ごとに様々な方法で実現することができるが、そのような実現の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、集積回路("IC")、アクセス端末、もしくはアクセスポイント内で実現することができ、またはそれらによって実行することができる。ICは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理回路、個別のゲートもしくはトランジスタロジック、個別のハードウェア構成要素、電気的構成要素、光学的構成要素、機械的構成要素、または本明細書で説明された機能を実現するように設計されたそれらの任意の組合せを含むことができ、ICの内部、ICの外部、または両方に存在するコードまたは命令を実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサとすることができるが、その代わりに、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械とすることができる。プロセッサは、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意のそのような構成など、コンピュータ機器の組合せとしても実現することができる。
開示されたどのプロセスにおいても、ステップの特定の順序または階層はどれも、実例となる手法の一例であることが理解されよう。設計上の選択に基づいて、プロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、本開示の範囲内に留まったまま、配置し直すことができることが理解されよう。添付の方法の請求項は、様々なステップの要素を実例となる順序で提示するが、提示された特定の順序または階層に限定されることを意味しない。
本明細書で開示される態様との関連で説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接に、または、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、または、その2つの組合せで実現することができる。(例えば実行可能命令および関連データを含む)ソフトウェアモジュール、ならびに他のデータは、RAM(Random Access Memory)メモリ、フラッシュメモリ、ROM(Read Only Memory)メモリ、EPROM(electrically programmable ROM)メモリ、EEPROM(electrically erasable programmable ROM)メモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能なディスク、CD-ROM、またはこの技術分野で知られた任意の他の形態のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体などの、データメモリ内に存在することができる。実例となる記憶媒体は、例えば、(本明細書では便宜的に「プロセッサ」と呼ばれることがある)コンピュータ/プロセッサなどのマシンに結合することができ、プロセッサは、記憶媒体から情報(例えばコード)を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができる。実例となる記憶媒体は、プロセッサと一体をなすことができる。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に存在することができる。ASICは、ユーザ機器内に存在することができる。その代わりに、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ機器内の個別の構成要素として存在することができる。さらに、いくつかの態様では、任意の適切なコンピュータプログラム製品は、開示の1つまたは複数の態様に関係する(例えば少なくとも1つのコンピュータによって実行可能な)コードを含む、コンピュータ読み取り可能な媒体を含むことができる。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料を含むことができる。
開示された態様についての先の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能とするために提供された。これらの態様に施される様々な修正は、当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された汎用的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の態様に適用することができる。したがって、本開示は、本明細書で示された態様に限定されることを意図しておらず、本開示には、本明細書で開示された原理および新規な特徴に矛盾しない最も広い範囲が与えられるべきである。
100 ・・・ システム
102、104 ・・・ ノード
800 ・・・ 通信システム
802 ・・・ 受信ノード
804 ・・・ 送信ノード
806 ・・・ 無線通信リンク
808 ・・・ 送信タイムスロット定義器
810 ・・・ 制御表示生成器
812 ・・・ データ
814、834、1114、1130 ・・・ 送信器
816、822、1120、1134 ・・・ 受信器
818、824 ・・・ 送受信器
820 ・・・ 受信タイムスロット定義器
826 ・・・ プロセッサ
828 ・・・ タイムスロット送信制限器
830 ・・・ 干渉決定器
832 ・・・ タイムスロット同期器
1102 ・・・ 第1の機器
1104 ・・・ 第2の機器
1106 ・・・ 無線通信リンク
1108、1126 ・・・ 送信データプロセッサ
1110 ・・・ データバッファ
1112、1128 ・・・ 変調器
1116、1118 ・・・ アンテナ
1122、1136 ・・・ 復調器
1124、1138 ・・・ 受信データプロセッサ
1132、1140 ・・・ コントローラ
1142、1144 ・・・ データメモリ
1146、1148 ・・・ タイムスロット制御構成要素
1200 ・・・ システム
1202、 ・・・ 装置

Claims (72)

  1. 無線通信のための方法であって、
    スロット化された通信のためのタイムスロットを定義するステップと、
    前記タイムスロット内で、データと、制御表示の少なくとも2つの実体とを送信するステップと、
    を含み、
    前記制御表示の各々の実体は、独立に符号化されて送信され、
    前記制御表示の実体のうち少なくとも1つは、該制御表示の実体が配置された前記タイムスロット内の時間的な位置を示す情報を含み、
    前記制御表示はリソース利用メッセージを含む方法。
  2. 前記制御表示の実体のうち第1の実体は前記タイムスロットの先頭の付近で送信され、前記制御表示の実体のうち第2の実体は前記タイムスロットの末尾の付近で送信される請求項1に記載の方法。
  3. 前記タイムスロットの先頭の付近は前記タイムスロットの先頭を含み、
    前記タイムスロットの末尾の付近は前記タイムスロットの末尾を含む請求項2に記載の方法。
  4. 前記制御表示は干渉管理表示を含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記リソース利用メッセージは、干渉する送信によって少なくとも1つの無線ノードからのデータ受信が悪影響を受ける程度を示す請求項に記載の方法。
  6. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つは、前記タイムスロットとの同期を容易にする情報を含む請求項1に記載の方法。
  7. 前記位置は前記タイムスロットの先頭の付近または末尾の付近である請求項1に記載の方法。
  8. 前記スロット化された通信は時分割多重通信または周波数分割多重通信を含む請求項1に記載の方法。
  9. 無線通信のための装置であって、
    スロット化された通信のためのタイムスロットを定義するように構成されたタイムスロット定義器と、
    前記タイムスロット内で、データと、制御表示の少なくとも2つの実体とを送信するように構成された送信器と、
    を備え、
    前記送信器は、さらに、前記制御表示の各々の実体を独立に符号化して送信するように構成され、
    前記制御表示の実体のうち少なくとも1つは、該制御表示の実体が配置された前記タイムスロット内の時間的な位置を示す情報を含み、
    前記制御表示はリソース利用メッセージを含む装置。
  10. 前記送信器は、さらに、前記制御表示の実体のうち第1の実体を前記タイムスロットの先頭の付近で送信し、前記制御表示の実体のうち第2の実体を前記タイムスロットの末尾の付近で送信するように構成された請求項に記載の装置。
  11. 前記タイムスロットの先頭の付近は前記タイムスロットの先頭を含み、
    前記タイムスロットの末尾の付近は前記タイムスロットの末尾を含む請求項1に記載の装置。
  12. 前記制御表示は干渉管理表示を含む請求項に記載の装置。
  13. 前記リソース利用メッセージは、干渉する送信によって少なくとも1つの無線ノードからのデータ受信が悪影響を受ける程度を示す請求項に記載の装置。
  14. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つは、前記タイムスロットとの同期を容易にする情報を含む請求項に記載の装置。
  15. 前記位置は前記タイムスロットの先頭の付近または末尾の付近である請求項に記載の装置。
  16. 前記スロット化された通信は時分割多重通信または周波数分割多重通信を含む請求項に記載の装置。
  17. 無線通信のための装置であって、
    スロット化された通信のためのタイムスロットを定義する手段と、
    前記タイムスロット内で、データと、制御表示の少なくとも2つの実体とを送信する手段と、
    を備え、
    前記制御表示の各々の実体は、独立に符号化されて送信され、
    前記制御表示の実体のうち少なくとも1つは、該制御表示の実体が配置された前記タイムスロット内の時間的な位置を示す情報を含み、
    前記制御表示はリソース利用メッセージを含む装置。
  18. 前記送信する手段は、前記制御表示の実体のうち第1の実体を前記タイムスロットの先頭の付近で送信し、前記制御表示の実体のうち第2の実体を前記タイムスロットの末尾の付近で送信する請求項1に記載の装置。
  19. 前記タイムスロットの先頭の付近は前記タイムスロットの先頭を含み、
    前記タイムスロットの末尾の付近は前記タイムスロットの末尾を含む請求項18に記載の装置。
  20. 前記制御表示は干渉管理表示を含む請求項1に記載の装置。
  21. 前記リソース利用メッセージは、干渉する送信によって少なくとも1つの無線ノードからのデータ受信が悪影響を受ける程度を示す請求項17に記載の装置。
  22. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つは、前記タイムスロットとの同期を容易にする情報を含む請求項1に記載の装置。
  23. 前記位置は前記タイムスロットの先頭の付近または末尾の付近である請求項1に記載の装置。
  24. 前記スロット化された通信は時分割多重通信または周波数分割多重通信を含む請求項1に記載の装置。
  25. 前記定義する手段は、スロット化された通信のためのタイムスロットを定義するように構成されたタイムスロット定義器を備え、
    前記送信する手段は、アンテナを介して、前記タイムスロット内で、データと、制御表示の少なくとも2つの実体とを送信するように構成された送信器を備え、
    前記送信器は、さらに、前記制御表示の各々の実体を独立に符号化して送信するように構成され、
    前記装置はアンテナをさらに備え、
    前記装置はアクセスポイントとして構成された請求項1に記載の装置。
  26. 前記定義する手段は、スロット化された通信のためのタイムスロットを定義するように構成されたタイムスロット定義器を備え、
    前記送信する手段は、前記タイムスロット内で、データと、制御表示の少なくとも2つの実体とを送信するように構成された送信器を備え、
    前記送信器は、さらに、前記制御表示の各々の実体を独立に符号化して送信するように構成され、
    前記装置は、前記送信器によって送信されるデータを供給するように構成されたユーザインタフェースをさらに備え、
    前記装置はアクセス端末として構成された請求項1に記載の装置。
  27. 無線通信のためのコンピュータプログラムであって、
    スロット化された通信のためのタイムスロットを定義し、
    前記タイムスロット内で、データと、制御表示の少なくとも2つの実体とを送信するように、少なくとも1つのコンピュータによって実行可能なコードを含
    前記制御表示の各々の実体は、独立に符号化されて送信され、
    前記制御表示の実体のうち少なくとも1つは、該制御表示の実体が配置された前記タイムスロット内の時間的な位置を示す情報を含み、
    前記制御表示はリソース利用メッセージを含むコンピュータプログラム。
  28. 無線通信のための方法であって、
    スロット化された通信のための受信タイムスロットを定義するステップと、
    前記受信タイムスロットの期間中、送信タイムスロットに対応付けられた信号を受信するステップと、
    を含み、
    前記送信タイムスロットは、データと、制御表示の少なくとも2つの実体とを含み、
    前記制御表示の各々の実体は、独立に符号化されて送信され、
    前記制御表示の実体のうち少なくとも1つは、該制御表示の実体が配置された前記送信タイムスロット内の時間的な位置を示す情報を含み、
    前記制御表示はリソース利用メッセージを含む方法。
  29. 前記送信タイムスロットについての前記制御表示の実体のうち少なくとも1つを取り出すために、前記受信タイムスロットの全体にわたって受信された前記信号を処理するステップをさらに含む請求項28に記載の方法。
  30. 前記送信タイムスロットについての前記制御表示の実体は、前記送信タイムスロットの先頭の付近および前記送信タイムスロットの末尾の付近に存在する請求項28に記載の方法。
  31. 前記送信タイムスロットの先頭の付近は前記送信タイムスロットの先頭を含み、
    前記送信タイムスロットの末尾の付近は前記送信タイムスロットの末尾を含む請求項3に記載の方法。
  32. 前記制御表示は干渉管理表示を含む請求項28に記載の方法。
  33. 前記リソース利用メッセージは、干渉する送信によって受信ノードにおけるデータ受信が悪影響を受ける程度を示す請求項28に記載の方法。
  34. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つに基づいて、後続のタイムスロットの少なくとも一部の期間中、送信を制限するかどうかを決定するステップをさらに含む請求項28に記載の方法。
  35. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つに基づいて、干渉の影響を受ける後続のタイムスロットの一部を識別するステップと、
    前記識別された後続のタイムスロットの一部の期間中、送信を制限するステップと、
    をさらに含む請求項28に記載の方法。
  36. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つは、前記送信タイムスロットへの同期を容易にする情報を含む請求項28に記載の方法。
  37. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つに基づいて前記送信タイムスロットに同期するステップをさらに含む請求項28に記載の方法。
  38. 前記情報に基づいて前記送信タイムスロットに同期するステップをさらに含む請求項28に記載の方法。
  39. 前記位置は前記送信タイムスロットの先頭の付近または末尾の付近である請求項38に記載の方法。
  40. 前記送信タイムスロットと前記受信タイムスロットは、時間的に同期されない請求項28に記載の方法。
  41. 前記スロット化された通信は時分割多重通信または周波数分割多重通信を含む請求項28に記載の方法。
  42. 無線通信のための装置であって、
    スロット化された通信のための受信タイムスロットを定義するように構成されたタイムスロット定義器と、
    前記受信タイムスロットの期間中、送信タイムスロットに対応付けられた信号を受信するように構成された受信器と、
    を備え、
    前記送信タイムスロットは、データと、制御表示の少なくとも2つの実体とを含み、
    前記制御表示の各々の実体は、独立に符号化されて送信され、
    前記制御表示の実体のうち少なくとも1つは、該制御表示の実体が配置された前記送信タイムスロット内の時間的な位置を示す情報を含み、
    前記制御表示はリソース利用メッセージを含む装置。
  43. 前記送信タイムスロットについての前記制御表示の実体のうち少なくとも1つを取り出すために、前記受信タイムスロットの全体にわたって受信された前記信号を処理するように構成されたプロセッサをさらに備える請求項4に記載の装置。
  44. 前記送信タイムスロットについての前記制御表示の実体は、前記送信タイムスロットの先頭の付近および前記送信タイムスロットの末尾の付近に存在する請求項4に記載の装置。
  45. 前記送信タイムスロットの先頭の付近は前記送信タイムスロットの先頭を含み、
    前記送信タイムスロットの末尾の付近は前記送信タイムスロットの末尾を含む請求項4に記載の装置。
  46. 前記制御表示は干渉管理表示を含む請求項4に記載の装置。
  47. 前記リソース利用メッセージは、干渉する送信によって受信ノードにおけるデータ受信が悪影響を受ける程度を示す請求項42に記載の装置。
  48. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つに基づいて、後続のタイムスロットの少なくとも一部の期間中、送信を制限するかどうかを決定するように構成された送信制限器をさらに備える請求項4に記載の装置。
  49. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つに基づいて、干渉の影響を受ける後続のタイムスロットの一部を識別するように構成された干渉決定器と、
    前記識別された後続のタイムスロットの一部の期間中、送信を制限するように構成された送信制限器と、
    をさらに備える請求項4に記載の装置。
  50. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つは、前記送信タイムスロットへの同期を容易にする情報を含む請求項4に記載の装置。
  51. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つに基づいて前記送信タイムスロットに同期するように構成されたタイムスロット同期器をさらに備える請求項4に記載の装置。
  52. 前記情報に基づいて前記送信タイムスロットに同期するように構成されたタイムスロット同期器をさらに備える請求項4に記載の装置。
  53. 前記位置は前記送信タイムスロットの先頭の付近または末尾の付近である請求項5に記載の装置。
  54. 前記送信タイムスロットと前記受信タイムスロットは、時間的に同期されない請求項4に記載の装置。
  55. 前記スロット化された通信は時分割多重通信または周波数分割多重通信を含む請求項4に記載の装置。
  56. 無線通信のための装置であって、
    スロット化された通信のための受信タイムスロットを定義する手段と、
    前記受信タイムスロットの期間中、送信タイムスロットに対応付けられた信号を受信する手段と、
    を備え、
    前記送信タイムスロットは、データと、制御表示の少なくとも2つの実体とを含み、
    前記制御表示の各々の実体は、独立に符号化されて送信され、
    前記制御表示の実体のうち少なくとも1つは、該制御表示の実体が配置された前記送信タイムスロット内の時間的な位置を示す情報を含み、
    前記制御表示はリソース利用メッセージを含む装置。
  57. 前記送信タイムスロットについての前記制御表示の実体のうち少なくとも1つを取り出すために、前記受信タイムスロット全体にわたって受信された前記信号を処理する手段をさらに備える請求項56に記載の装置。
  58. 前記送信タイムスロットについての前記制御表示の実体は、前記送信タイムスロットの先頭の付近および前記送信タイムスロットの末尾の付近に存在する請求項56に記載の装置。
  59. 前記送信タイムスロットの先頭の付近は前記送信タイムスロットの先頭を含み、
    前記送信タイムスロットの末尾の付近は前記送信タイムスロットの末尾を含む請求項58に記載の装置。
  60. 前記制御表示は干渉管理表示を含む請求項56に記載の装置。
  61. 前記リソース利用メッセージは、干渉する送信によって受信ノードにおけるデータ受信が悪影響を受ける程度を示す請求項6に記載の装置。
  62. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つに基づいて、後続のタイムスロットの少なくとも一部の期間中、送信を制限するかどうかを決定する手段をさらに備える請求項56に記載の装置。
  63. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つに基づいて、干渉の影響を受ける後続のタイムスロットの一部を識別する手段と、
    前記識別された後続のタイムスロットの一部の期間中、送信を制限する手段と、
    をさらに備える請求項56に記載の装置。
  64. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つは、前記送信タイムスロットへの同期を容易にする情報を含む請求項56に記載の装置。
  65. 前記制御表示の実体のうち少なくとも1つに基づいて前記送信タイムスロットに同期する手段をさらに備える請求項56に記載の装置。
  66. 前記情報に基づいて前記送信タイムスロットに同期する手段をさらに備える請求項56に記載の装置。
  67. 前記位置は前記送信タイムスロットの先頭の付近または末尾の付近である請求項66に記載の装置。
  68. 前記送信タイムスロットと前記受信タイムスロットは、時間的に同期されない請求項56に記載の装置。
  69. 前記スロット化された通信は時分割多重通信または周波数分割多重通信を含む請求項56に記載の装置。
  70. 前記定義する手段は、スロット化された通信のための受信タイムスロットを定義するように構成されたタイムスロット定義器を備え、
    前記受信する手段は、アンテナを介して、前記受信タイムスロットの期間中、送信タイムスロットに対応付けられた信号を受信するように構成された受信器を備え、
    前記送信タイムスロットは、データと、制御表示の少なくとも2つの実体とを含み、
    前記制御表示の各々の実体は、独立に符号化されて送信され、
    前記装置はアンテナをさらに備え、
    前記装置はアクセスポイントとして構成された請求項56に記載の装置。
  71. 前記定義する手段は、スロット化された通信のための受信タイムスロットを定義するように構成されたタイムスロット定義器を備え、
    前記受信する手段は、前記受信タイムスロットの期間中、送信タイムスロットに対応付けられた信号を受信するように構成された受信器を備え、
    前記送信タイムスロットは、データと、制御表示の少なくとも2つの実体とを含み、
    前記制御表示の各々の実体は、独立に符号化されて送信され、
    前記装置は、前記受信器によって受信されたデータを出力するように構成されたユーザインタフェースをさらに備え、
    前記装置はアクセス端末として構成された請求項56に記載の装置。
  72. 無線通信のためのコンピュータプログラムであって、
    スロット化された通信のための受信タイムスロットを定義し、
    前記受信タイムスロットの期間中、送信タイムスロットに対応付けられた信号を受信するように、少なくとも1つのコンピュータによって実行可能なコードを含
    前記送信タイムスロットは、データと、制御表示の少なくとも2つの実体とを含み、
    前記制御表示の各々の実体は、独立に符号化されて送信され、
    前記制御表示の実体のうち少なくとも1つは、該制御表示の実体が配置された前記送信タイムスロット内の時間的な位置を示す情報を含み、
    前記制御表示はリソース利用メッセージを含むコンピュータプログラム。
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