JP5145929B2 - 半導体集積回路及び画像処理装置 - Google Patents

半導体集積回路及び画像処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体集積回路及び画像処理装置に関し、詳細には、スプリットトランザクションの伝送路経由でのメモリへのアクセスのリクエストを効率的に制御する半導体集積回路及び画像処理装置に関する。
従来、データの転送にはPCI(Peripheral Component Interconnect)バスが利用されていた。このPCIバスでは複数のデバイスを接続可能であり、バス使用権を得たデバイスがマスタとなり、他のデバイスをターゲットとしてデータの送受信を行うことが可能となっていた。
しかしながら、バスで送信される情報量の増大に伴い、PCIバスで利用されるパラレル転送方式がボトルネックになるという問題が生じつつあった。そこで、当該問題を解消するために、PCI Expressという技術が提案された。
PCI Express(以下、PCIeとする)は、デバイス間を1対1対応として、シリアル転送方式を採用している。
PCIeでは、送信/受信を分離した全二重方式を採用し、スプリットトランザクションをサポートしている。これにより、送信と受信とを同時に行うことが可能となった。スプリットトランザクションとは、要求と応答が分離し、応答を待たずに次の要求を発行できる機能である。これにより、データ送受信を効率化して、高速なデータの送受信を可能としている。
このPCIe経由でメモリアクセスを行う場合、リードリクエスト発行からリードデータが戻るまでのレイテンシ(遅延時間)が非常に大きく、リードリクエストの発行の仕方が、スプリットトランザクションのバスのスループットに大きく影響を与える。
従来、図10に示すように、ASIC等で、アービタからライトアクセスを連続して受けた場合、リードコマンドの発行が先送りになり、ライト転送中の期間T1の間、受信側伝送路がアイドル状態となってしまい、PCIeの転送効率が低下する。さらに、ASIC内部のデータ転送速度がPCIeのパケット発行能力に比較して遅い場合、データのアンダーフローが発生しないようにPCIe I/F回路内部にデータバッファを設けて、転送データが全てデータバッファに揃ってからPCIeにリクエストを発行するので、転送データが全て揃うまでPCIe上にリクエストを発行することができず、図11に示すように、アイドル期間T2が発生して、遊休期間T1がさらに増加し、転送効率がさらに低下する。
つまり、PCIeを採用して、送信/受信を分離して、同時に送受信できるようにしたにもかかわらず、リードデータの転送が遅延するという問題が生じることになる。
そして、多くの場合、マスタ(バス・マスタ装置)は、メモリからリードしたデータに対して何らかの処理を行い、メモリへ書き戻す。すなわち、リードデータが返るまでの時間が増大するということは、マスタのライトリクエストの発行にも影響を与え、結果的にシステム全体のスループットを低下させてしまう。
そして、従来、連続するアクセスを可能とするメモリアクセスリクエストを選択し、まとめて連続アクセスすることで、高速化し、また、リードアクセスとライトアクセスをまとめて連続リードアクセス、連続ライトアクセスとし、リードサイクルとライトサイクルを交互に繰り返すことで、リードとライトの切換の回数を減らして、高速アクセスを図ったメモリコントローラが提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−154910号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、リードとライトの切換回数を減らして高速アクセスを図っているが、この技術をPCIeに適用すると、ライトリクエストが連続すると、ライトリクエストをまとめて発行している期間はスプリットトランザクションの受信側の伝送路が、また、リードリクエストをまとめて発行している期間は送信側の伝送路が遊休期間となり、送信側、受信側共に利用率が落ち、スループットが大きく低下してしまうという問題が発生する。
そこで、本発明は、送信側、受信側の伝送路の遊休期間を削減し、伝送路の利用効率を向上させてスループットを向上させることのできる半導体集積回路及び画像処理装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の半導体集積回路は、メモリに対して、スプリットトランザクションの送信路及び受信路を介して接続可能な半導体集積回路において、前記メモリへの書込要求と、前記メモリに書き込む書込データと、前記メモリからの読込要求と、を前記送信路に送信する送信処理インターフェースと、前記メモリから読み出された読込データを、前記受信路から受信する受信処理インターフェースと、前記メモリに対する前記書込要求、前記書込データ及び前記読込要求を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記書込要求を一時保管するバッファと、前記書込要求を前記バッファに保管している間の後続の読込要求による該書込要求の追い越し回数をカウントするカウント部と、前記送信路による送信先の読込要求を保管するバッファ容量に基づいて、後続の読込要求による書込要求の追い越し許可回数を設定する追い越し許可回数設定部と、前記送信処理インターフェースで要求を受付可能で、前記バッファに書込要求が保管されていない時に、前記受信部が前記書込要求又は前記読込要求を受信した場合に受信した要求を前記送信処理インターフェースに受け渡し、前記送信路から前記書込要求及び前記書込データのうちいずれか一つ以上の送信処理中で前記送信処理インターフェースが要求を受付できない際に、前記受信部が次の書込要求を受信すると当該次の書込要求を前記バッファに保管した後、前記送信処理インターフェースで要求の受付を再開した際、前記受信部がさらに受信した後続の要求が書込要求の場合に、前記バッファに保管されている前記次の書込要求を前記送信処理インターフェースに受け渡して、当該後続の書込要求を前記バッファに保管する一方、前記受信部がさらに受信した後続の要求が読込要求の場合に、前記カウント部のカウントする前記追い越し回数が、前記追い越し許可回数を超えるまで、当該受信した読込要求を前記バッファに保管した前記次の書込要求より先に前記送信処理インターフェースに受け渡す制御を行う制御部と、を備えたことにより、上記目的を達成している。
また、請求項にかかる発明は、請求項にかかる発明において、前記受信が受信する前記書込要求は、前記読込要求による追い越しを禁止する追い越し禁止フラグを付与可能であり、前記制御は、さらに、前記受信部が受信した前記書込要求に前記追い越し禁止フラグが付与されている場合に、該書込要求に対する後続の読込要求による追い越しを禁止する制御を行うこと、を特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項にかかる発明において、前記制御は、さらに、前記受信部が受信した前記書込要求に前記追い越し禁止フラグが付与されている場合に、該書込要求を前記バッファに保管することなく、前に受信した前記書込要求と当該書込要求で書き込まれる前記書込データの受け渡し制御の後に、該受信した書込要求を受け渡す制御を行うことを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項にかかる発明において、前記バッファの動作クロックを、該リクエストバッファに対する供給/供給停止を制御するバッファ動作制御を、さらに備え、前記制御は、前記バッファ動作制御による制御で前記バッファへの該動作クロックを停止させて前記書込要求の前記バッファへの保管を停止して、前記後続の読込要求による前記書込要求の追い越しを禁止する制御を行うこと、を特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項1乃至のいずれか一つにかかる発明において、後続の読込要求の追い越しを許可する追い越し許可期間の設定される追い越し許可期間設定をさらに備え、前記制御は、さらに該追い越し許可期間設定に設定されている該追い越し許可期間中のみ、後続の読込要求による前記バッファに保管中の書込要求の追い越しを許可する制御を行うこと、を特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、画像データを格納するメモリと、当該メモリに対して、スプリットトランザクションの送信路及び受信路を介して接続された半導体集積回路を備える画像処理装置において、前記半導体集積回路は、前記メモリへの書込要求と、前記メモリに書き込む書込データと、前記メモリからの読込要求と、を前記送信路に送信する送信処理インターフェースと、前記メモリから読み出された読込データを、前記受信路から受信する受信処理インターフェースと、前記メモリに対する前記書込要求、前記書込データ及び前記読込要求を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記書込要求を一時保管するバッファと、前記書込要求を前記バッファに保管している間の後続の読込要求による該書込要求の追い越し回数をカウントするカウント部と、前記送信路による送信先の読込要求を保管するバッファ容量に基づいて、後続の読込要求による書込要求の追い越し許可回数を設定する追い越し許可回数設定部と、前記送信処理インターフェースで要求を受付可能で、前記バッファに書込要求が保管されていない時に、前記受信部が前記書込要求又は前記読込要求を受信した場合に受信した要求を前記送信処理インターフェースに受け渡し、前記送信路から前記書込要求及び前記書込データのうちいずれか一つ以上の送信処理中で前記送信処理インターフェースが要求を受付できない際に、前記受信部が次の書込要求を受信すると当該次の書込要求を前記バッファに保管した後、前記送信処理インターフェースで要求の受付を再開した際、前記受信部がさらに受信した後続の要求が書込要求の場合に、前記バッファに保管されている前記次の書込要求を前記送信処理インターフェースに受け渡して、当該後続の書込要求を前記バッファに保管する一方、前記受信部がさらに受信した後続の要求が読込要求の場合に、前記カウント部のカウントする前記追い越し回数が、前記追い越し許可回数を超えるまで、当該受信した読込要求を前記バッファに保管した前記次の書込要求より先に前記送信処理インターフェースに受け渡す制御を行う制御部と、を備えたことで、上記目的を達成している。
また、請求項にかかる発明は、請求項にかかる発明において、前記受信が受信する前記書込要求は、前記読込要求による追い越しを禁止する追い越し禁止フラグを付与可能であり、前記制御は、さらに、前記受信部が受信した前記書込要求に前記追い越し禁止フラグが付与されている場合に、該書込要求に対する後続の読込要求による追い越しを禁止する制御を行うこと、を特徴とする。
本発明によれば、送信路と受信路の遊休期間を削減することができ、送信路と受信路の利用効率を向上させて全体のスループットを向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図7は、半導体集積回路及び画像処理装置の第1実施例を示す図であり、図1は、半導体集積回路及び画像処理装置の第1実施例を適用した画像形成装置1の要部ブロック構成図である。
図1において、画像形成装置1は、例えば、プリンタ、複合装置等であり、CPU(Central Processing Unit)2、MCH(Memory Controller Hub)3、メモリ4及び半導体集積回路としてのASIC(Application Specific Integrated Circuit)5等を備えており、ASIC5とMCH3とがスプリットトランザクションの伝送路であるPCIe6で接続されている。
PCIe6は、ASICからみて送信(Tx)側の伝送路6aと、受信(Rx)側の伝送路6bとを備える。
ASIC5は、マスタとしての複数(図1では、4つ)のDMA(Direct Memory Access)11、アービタ12、リクエスト制御回路13、PCIe I/F回路14及びカウンタ15等を備えている。
DMA11は、それぞれ画像形成装置1内部及び外部を問わず、図示しない様々なデバイスが接続されている。これらデバイスとしては、スキャナ、プロッタ及び画像データを送受信する通信I/Fなどがある。つまり、DMA11から送信されてくるデータには、スキャナが読み込んだ画像データなどがある。
アービタ12は、DMA11からのリクエスト及びデータをリクエスト制御回路13に転送すると共に、リクエスト制御回路13からのデータをDMA11に転送する処理を行う。
ところで、従来技術においては、スキャナが読み込んだ画像データをPCI Express経由でメモリに書き込む場合など、複数のライトリクエストが送信側の伝送路を占有していた。このため、リードリクエストが発行されたとしても、ライトリクエスト及びデータの送信が終了するまで、リードリクエストは送信側の伝送路を介してMCHに受け渡されることがなかった。
また、本実施の形態にかかるアービタ12は、複数のDMA11から複数のリクエストが同時にきた場合、リクエスト制御回路13に複数同時にリクエストを行わないように調停を行い、優先度が高いリクエストが先にリクエスト制御回路13に転送されるよう制御を行っている。
この転送制御では、DMA11から転送されるライトリクエストの方が、リードリクエストより優先度が高く設定されている。これは、ライトリクエストで書き込まれる対象となる、スキャナから読み取られ、メモリにライトされるデータが、等時性(Isochronous)を必要とするデータだからである。このため、送信側の伝送路を複数のライトリクエスト及びライトされるデータが集中するという状況が発生しやすい。さらには、一般的な画像形成装置においては、スキャンした画像を、メモリに画像データを書き込んでから様々な処理を行うものであるため、ライトリクエストの方を優先的に処理した方が、処理時間が短縮できると考えられているためである。
上述した理由で、画像形成装置1がスキャナ等で読み込んだ画像データを処理する場合、DMA11から送信されたライトリクエスト共に多量ライトされるデータの後に、リードリクエストがMCH3に受け渡されることになる。これにより、DMA11がリードデータを受信するまでの時間も増大していた。
多くの場合、DMA11に接続されたデバイスなどは、メモリ4からリードしたデータに対して何らかの処理を行い、メモリ4へと書き戻す。つまり、リードデータを受信するまでの時間が増大するということは、当該デバイス等によるライトリクエストの発行にも影響を与え、結果的に画像形成装置1全体のスループットが低下することになる。
しかしながら、アービタ12においては、送信側伝送路6aの状況を把握できないので、送信側伝送路6aの遊休期間をつくらないようリードリクエストとライトリクエストの調停を行うのは困難である。つまり、アービタ12が、同時にライトリクエストとリードリクエストとを受け付けた場合に、ライトリクエストをリードリクエストより優先させることには問題はない。しかしながら、単にライトリクエストをリードリクエストより優先的に処理を行うだけでは、受信側伝送路6bの遊休期間を生じさせることになる。そこで、本実施の形態にかかる画像形成装置1では、ライトリクエスト及びリードリクエストの送信の調停を行うために、以下に示す構成を備えることにした。
PCIe I/F回路14は、データバッファ14aと、送信処理I/F14bと、受信処理I/F14cと、を搭載している。
送信処理I/F14bは、DMA11からメモリ4へのライトリクエスト、ライトされるデータ、及び、DMA11からメモリ4へのリードリクエストを、送信側伝送路6aに送信する処理を行う。
また、ライトリクエストとライトされるデータとは、一つのパケットに格納されている。具体的には、ライトリクエストは、当該パケットのヘッダに記載され、ライトされるデータは、当該パケットのペイロードとして格納される。図7に示す例では符号401で示されたデータ群が、1パケットを構成している。また、本実施の形態にかかる画像形成装置1では、プロトコルにスプリットトランザクションを採用している。
受信処理I/F14cは、リードリクエストに従ってメモリ4からリードされたデータを、受信側伝送路6bから受信する処理を行う。
カウンタ15は、リクエスト制御回路13の外部に設けられているが、リクエスト制御回路13内に設けられていてもよい。
ASIC5は、そのアービタ12が各マスタとしてのDMA11からのライトリクエスト及びリードリクエストを調停して、リクエスト制御回路13に渡し、リクエスト制御回路13は、アービタ12からのライトリクエスト及びリードリクエストを制御して、PCIe I/F回路14に渡す。PCIe I/F回路14は、ライトリクエスト及びリードリクエストをPCIe6を経由させてMCH3に送り、CPU2がMCH3に接続されているメモリ4にアクセスさせる。
リクエスト制御回路13は、ライトリクエストバッファ21と、受信部22と、制御部23と、レジスタ24を備えている。
受信部22は、アービタ12からのライトリクエスト、リードリクエスト及びメモリ4にライトされるデータを受信する。
制御部23は、受信部22が受信したリクエスト及びデータと、PCIe I/F回路14から受け付けたデータを転送するための制御を行う。
例えば、制御部23は、メモリ4に対するライトリクエスト及び、ライトするデータのうちいずれか一つ以上を送信側伝送路6aで送信処理中に、受信部22が次のライトリクエスト受信した場合に、当該次のライトリクエストをライトリクエストバッファ21に保管し、ライトリクエストバッファ21にライトリクエストの保管中に後続のリードリクエストを受信部22が受信すると、該リードリクエストを、該保管中のライトリクエストより先にPCIe I/F回路14の送信処理インターフェース14bに受け渡す制御を行う。
このように、制御部23は、PCIe I/F回路14が先のライトリクエスト(ライトリクエスト、又は当該ライトリクエストと共にパケットに格納されているデータ)の送信処理中等によってビジー状態でコマンドを受け付けることができない場合に、アービタ12から受信部22がライトリクエストを受信すると、該ライトリクエストをライトリクエストバッファ21に保管する。
リクエスト制御回路13は、PCIe I/F回路14がビジー状態でコマンドを受け付けられない場合、アービタ12からのリクエストがあると、アービタ12とリクエスト制御回路13との間の制御信号により、リクエストを受け付けずに待たせる。
そして、リクエスト制御回路13では、PCIe I/F回路14がリクエストの受付を再開した時に、ライトリクエストバッファ21内が空であれば、制御部23は、受信部22がアービタ12から受信したリクエストを、そのままPCIe I/F回路14に受け渡す。
一方、PCIe I/F回路14がリクエストの受付を再開した時に、ライトリクエストがライトリクエストバッファ21に保管されている場合、受信部22がアービタ12から受信した後続のリクエストがライトリクエストの場合、制御部23は、ライトリクエストバッファ21内のライトリクエストをPCIe I/F回路14に渡して、アービタ12からの後続のライトリクエストを新たにライトリクエストバッファ21に保管する。また、受信部22がアービタ12から受信した後続のリクエストがリードリクエストの場合、制御部23は、ライトリクエストバッファ21内のライトリクエストを追い越させて、先に受信したリードリクエストをPCIe I/F回路14の送信処理I/F14bに受け渡す。
レジスタ24は、追い越し許可回数設定する。本実施の形態にかかるレジスタ24は、CPU2からの指示で、上記ライトリクエストバッファ21にライトリクエストを保管している間の後続のリードリクエストによる任意の追い越し許可回数が設定される。そして、カウンタ15は、該ライトリクエストバッファ21にライトリクエストを保管している間の後続のリードリクエストによる追い越し回数をカウントする。
リクエスト制御回路13の制御部23は、カウンタ15のカウントするカウント値(追い越し回数)が内部レジスタ24に設定されている追い越し許可回数を超えるまでは、上記ライトリクエストバッファ21内のライトリクエストを後続のリードリクエストに追い越させる制御を行い、カウンタ15のカウントする追い越し回数が内部レジスタ24に設定されている追い越し許可回数を超えると、後続のリードリクエストの追い越しを禁止してライトリクエストバッファ21内のライトリクエストを先に発行する。
図2は、ASIC5とMCH3との間で行われるパケットの送受信を示した説明図である。図2に示すように、MCH3が備えているPCIe I/F回路201は、Postedヘッダバッファ201aと、Postedデータバッファ201bと、Non−Postedヘッダバッファ201cとを備える。なお、PCIe I/F回路201は他にもバッファを有するが、本実施の形態で利用されないので説明を省略する。なお、これらPostedヘッダバッファ201a、Postedデータバッファ201b、及びNon−Postedヘッダバッファ201cは、PCIeの規格で定義されたフローコントロールバッファである。
Postedヘッダバッファ201aは、ライトリクエストを格納するフローコントロールバッファとなる。
Postedデータバッファ201bは、ライトされるデータを格納するフローコントロールバッファとなる。
Non−Postedヘッダバッファ201cは、リードリクエストを格納するフローコントロールバッファとなる。
そして、現在提案されているPCI Expressではフローコントロールという概念がある。つまり、上述したフローコントロールバッファに空き容量が無く受信できない場合には、送信側のPCIe I/F回路14でパケットを送信しないように制御される。このように制御するために、PCIe I/F回路201が、DLLP(Data Link Layer Packet)と呼ばれるパケットを、受信側伝送路6bを介してPCIe I/F回路14に送信する。このDLLPには、上述した各フローコントロールバッファの空き容量等が記載されている。
そして、PCIe I/F回路201の各フローコントロールバッファの空き容量がないことをDLLPで通知された場合、送信側のPCIe I/F回路14は、空き容量がないフローコントロールバッファに格納されるパケットを送信できない。
図3は、Postedヘッダバッファ201aの空き容量がなくなった状況を示した説明図である。図3の例では、MCH3のPCIe I/F回路201のPostedヘッダバッファ201aが小さい等の理由により、PCIe I/F回路201が連続してパケットを受け付けた場合には送信側伝送路6aが空いていても、Postedヘッダバッファ201aの空き容量がなくなることがある。この場合、ライトリクエストを送信できないため、その後続の他のリクエストも送信できないという状況が発生する。
そこで、本実施の形態にかかる画像形成装置1においては、図4に示すように、受信部22がライトリクエストを連続して受信した場合、リクエスト制御回路13の制御部23は、受信したライトリクエストを連続してPCIe I/F回路14に受け渡すのではなく、適度にリードリクエストをライトリクエスト間に挿入して、PCIe I/F回路14に受け渡すよう制御を行うこととした。これにより、MCH3のPCIe I/F回路201のPostedヘッダバッファ201aが小さくても、送信側伝送路6aの遊休期間が生じることを抑止できる。
ところで、一般的にはPCIe I/F回路に搭載するフローコントロールバッファ容量は、回路毎に異なるものである。さらに、PCIe I/F回路が送信するDLLPは、外部から送るタイミング等を制御できない。つまり、受信側のPCIe I/F回路がDLLPを送信した後、受信側のPCIe I/F回路がどのタイミングでフローコントロールバッファに空き容量ができたのか、受信側のPCIe I/Fのから送信されるDLLPだけでは判断できない。このため、DLLPからの通知に依存しないようにリードリクエスト及びライトリクエストをMCH3に受け渡すよう制御するのが好ましい。
そこで、ASIC5のレジスタ24には、Non−Postedヘッダバッファ201cのバッファ容量をリードリクエストで空き容量が無くならない数の追い越し許可回数が設定される。これによりリードリクエストでNon−Postedヘッダバッファ201cがいっぱいになる前に、リードリクエストによるライトリクエストの追い越しを抑止して、ライトリクエストがMCH3のPCIe I/F回路201に送信されるので、Non−Postedヘッダバッファ201cの空き容量が無くなることを抑止できる。
また、ASIC5側のPCIe I/F14も、MCH3側のPCIe I/F201と同様に、フローコントロールバッファであるPostedヘッダバッファ、Postedデータバッファ、及びNon−Postedヘッダバッファを備えている。そして、MCH3側のPCIe I/F201の各フローコントロールバッファは、上述した処理により空き容量が無くなることを抑止できるが、ASIC5側のPCIe I/F14の各フローコントロールバッファについてフローコントロールは特に行わない。これは、送信側のフローコントロールバッファが空く場合ということは、すでに画像データなどの情報の送信が終了している場合が多く、特に制御を要しないためである。
PCIe I/F回路14の送信処理I/F14bは、リクエスト制御回路13からのリクエストを受け付けて送信側伝送路6aを経由させてMCH3に送信する。また、受信処理I/F14cは、受信側伝送路6bを経由してMCH3から送られてくるデータを受信し、リクエスト制御回路13に受け渡す。
また、PCIe I/F回路14は、データバッファ14aを備えており、ASIC5内部のデータ転送速度がPCIe6のパケット発行能力に比較して遅い場合に、データをデータバッファ14aに格納して、データのアンダーフローが発生するのを防止する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の画像形成装置1は、リクエスト制御回路13が、ライトリクエストが連続して発生しても、リードリクエストを間に挿入して発行するリクエスト制御処理を行って、伝送路の送信側と受信側の遊休期間を削減し、伝送路の利用効率を向上させてシステム全体のスループットを向上させるとともに、追い越し許可回数を管理する。
図5及び図6は、画像形成装置1がアービタ12からリクエストを受け付けた場合の処理を示したフローチャートである。
すなわち、図5の示すように、リクエスト制御回路13の受信部22は、アービタ12から最初のリクエストを受け取る(ステップS101)。すると、制御部23は、該リクエストをPCIe I/F回路14に受け渡し(ステップS102)、次のリクエストがアービタ12からあるかチェックする(ステップS103)。
ステップS103で、制御部23が、次のリクエストがアービタ12から無いと判断したときには、リクエスト制御回路13は、そのまま処理を終了する。一方、制御部23が、次のリクエストがアービタ12からあると判断すると、PCIe I/F回路14がリクエストを受付可能であるかチェックする(ステップS104)。
リクエスト制御回路13の制御部23は、ステップS104で、PCIe I/F回路14がリクエストを受付可能であると判断すると、ステップS102に戻って、該リクエストをPCIe I/F回路に受け渡して、上記同様に処理する(ステップS102〜S104)。一方、制御部23が、PCIe I/F回路14がリクエストを受付可能でないと判断したときには、アービタ12からのリクエストがライトリクエストであるかチェックする(ステップS105)。
リクエスト制御回路13の制御部23は、ステップS105で、アービタ12からのリクエストがリードリクエストであると判断すると、PCIe I/F回路14が受付可能になるのを待って(ステップS106)、ステップS102に戻って、該リクエストをPCIe I/F回路に受け渡して、上記同様に処理する(ステップS102〜S106)。
ステップS105で、アービタ12からのリクエストがライトリクエストであると判断すると、リクエスト制御回路13の制御部23は、該アービタ12からのライトリクエストをライトリクエストバッファ21に保管するライトリクエスト保管処理を行う(ステップS107)。図6に移り、制御部23は、PCIe I/F回路14がリクエスト受付可能状態になるまで待つ(ステップS108)。
リクエスト制御回路13の制御部23は、PCIe I/F回路14がリクエストを受付可能になると、受信部22にアービタ12からの次(後続)のリクエストが来ているかチェックする(ステップS109)。制御部23は次のリクエストが来ていないと判断したときには、PCIe I/F回路14にライトリクエストバッファ21内のライトリクエストを受け渡して(ステップS110)、図5のステップS103に戻って、アービタ12から次のリクエストが来ているかのチェックから上記同様に処理する(ステップS103〜S110)。
ステップS109で、アービタ12から次のリクエストが来ていると、リクエスト制御回路13の制御部23は、アービタ12からの次のリクエストがライトリクエストであるかチェックする(ステップS111)。そして、制御部23は、次のリクエストがライトリクエストであると判断すると、ライトリクエストバッファ21内のライトリクエストをPCIe I/F回路14に受け渡し、次のライトリクエストをライトリクエストバッファ21に保管して(ステップS112)、カウンタ15のカウントするカウント値を初期化する(ステップS113)。なお、当該カウント値を使用する状況については後で示す。そして、ステップS108に戻り、PCIe I/F回路がリクエストを受付可能かどうかのチェックから上記同様に処理する(ステップS108〜S112)。
ステップS111で、次のリクエストがリードリクエストと判断したときには、リクエスト制御回路13の制御部23は、該ライトリクエストバッファ21のライトリクエストに追い越し禁止フラグが立っているか(付与されているか)チェックする(ステップS114)。この追い越し禁止フラグは、他のリードリクエストに追い越されるとデータの不整合が発生してしまうようなマスタであるDMA11が出すライトリクエストに対して該DMA11によって付与され、あるいは、特定のライトリクエストに対してDMA11によって付与される(フラグ処理)。そして、このDMAによる追い越し禁止フラグの付与は、ソフトウェアに従ってCPU2がDMA11に命令して行わせる。
ステップS114で、ライトリクエストバッファ21のライトリクエストに追い越し禁止フラグが立っていないと判断したときには、リクエスト制御回路13の制御部23は、カウンタ15のカウントするカウント値(追い越し回数)が内部レジスタ24に設定されている追い越し許可回数を超えているかチェックする(ステップS115)。制御部23が、カウント値が追い越し許可回数を超えていないと判断したときには、リードリクエストによる追い越し回数が追い越し許可回数を超えていないと判断して、該次のリードリクエストを、ライトリクエストバッファ21内のライトリクエストを追い越させて、PCIe I/F回路14に受け渡す追い越し処理を行う(ステップS116)。
リクエスト制御回路13の制御部23は、リードリクエストをライトリクエストを追い越させてPCIe I/F回路に受け渡すと、カウンタ15のカウント値をカウントアップさせる追い越し回数カウント処理を行って(ステップS117)、ステップS108に戻る。
ステップS114で、カウンタ15のカウント値が追い越し許可回数を超えていると判断すると、リクエスト制御回路13の制御部23は、リードリクエストによる追い越し回数が追い越し許可回数を超えていると判断して、PCIe I/F回路14にリクエストバッファ21内のライトリクエストを受け渡す追い越し許可回数管理処理を行い(ステップS118)、カウンタ15のカウントするカウント値を初期化する(ステップS119)。さらに、PCIe I/F回路14がリクエスト受付可能になるのを待って(ステップS120)、PCIe I/F回路14に後続のリードリクエストを受け渡して処理を終了する(ステップS121)。
また、ステップS114で、追い越し禁止フラグが立っていると、リクエスト制御回路13は、リードリクエストによるライトリクエストの追い越しが禁止されているので、PCIe I/F回路14にリクエストバッファ21内のライトリクエストを渡す追い越し禁止処理を行い(ステップS118)、カウンタ15のカウントするカウント値を初期化する(ステップS119)。さらに、PCIe I/F回路14がリクエスト受付可能になるのを待って(ステップS120)、PCIe I/F回路14に後続のリードリクエストを渡して処理を終了する(ステップS121)。そして、ステップS103に示すように再びアービタ12にリクエストが来ているか判断することになる。
このように、本実施例の画像形成装置1のASIC5は、メモリ4に対するライトリクエストの発行処理中に、後続のライトリクエストを受け付けると、該後続のライトリクエストをライトリクエストバッファ21に保管して、該保管中に後続のリードリクエストを受け付けると、該後続のリードリクエストを保管中のライトリクエストを追い越させて先に発行している。
したがって、図7に示すように、データの付属するライトリクエストの間に、データの付属しないリードリクエストを挿入させて、図10及び図11に示した従来に比較して、PCIe6の送信側伝送路6aと受信側伝送路6bの遊休期間を削減することができ、伝送路の利用効率を向上させて全体のスループットを向上させることができる。
つまり、ライトリクエストは、ライトされるデータともに送信側伝送路6aを転送されるため、送信側伝送路6aの占有率が大きいのに対し、リードリクエストはコマンド(パケットのヘッダ)だけで、データを伴わない以上、送信側伝送路6aの占有率は小さい。
このため、連続するライトリクエストの合間にリードリクエストを割り込ませても、送信側の転送能力にはほとんど影響を与えない。
そこで、画像形成装置1では上述した処理手順で処理を行うこととした。つまり、画像形成装置1のアービタ12等ではライトリクエストとリードリクエストとではライトリクエストが優先されるが、送信側伝送路6aがライトリクエストとライトされるデータとで混雑している場合には、ライトリクエストの間にリードリクエストを挿入して送信することで、送信側伝送路6aの転送能力にほとんど影響を与えることなく、受信側伝送路6bの遊休期間を削減し、伝送路(双方向)の利用効率を上げてシステム全体のスループットを向上させることとした。
また、本実施例のASIC5は、リクエスト制御回路13の制御部23が、カウンタ15のカウントするカウント値(追い越し回数)が内部レジスタ24に設定されている追い越し許可回数を超えるまでは、リードリクエストによるライトリクエストの追い越しを許可するが、カウンタ15のカウント値が内部レジスタ24の追い越し許可回数を超えると、後続のリードリクエストの追い越しを禁止してライトリクエストバッファ21のライトリクエストを先に発行している。
したがって、リードリクエストとライトリクエストの発行状況をリードリクエストの追い越し許可数に反映させることで、伝送路であるPCIe6の送信側と受信側のデータ量のバランスを調整することができ、より一層効率的な伝送路の利用を図ることができる。
さらに、本実施例のASIC5は、マスタであるDMA111からのライトリクエストにリードリクエストによる追い越しを禁止する追い越し禁止フラグが付与されていると、リクエスト制御回路13が、該ライトリクエストに対する後続のリードリクエストによる追い越しを禁止している。
このような追い越し禁止を行う例としては、利用者がスキャンで読み込んだ画像データの回転処理を施した後に、印刷することを指示した場合が考えられる。例えば、画像形成装置1のスキャナで画像データを読み込んだ後、単に印刷する場合では、書込処理が終了していなくとも、メモリ4に書き込まれた領域を順に読込処理しても特に問題がない。しかしながら、回転処理を施す場合、最後に書き込まれた領域などから読込処理等が行われることもある。この場合、リードリクエストがライトリクエストを追い越したとしても、データの不整合が生じるだけである。
したがって、他のリードリクエストに追い越されるとデータの不整合が発生するようなDMA11や特定のライトリクエストに追い越し禁止フラグを付与することで、伝送路の利用効率を向上させて全体のスループットを向上させつつ、必要なデータの整合性を保つことができ、適切なリクエスト発行を行うことができる。
次に、画像形成装置1における、追い越しフラグの設定から、追い越し禁止を行う制御手順について説明する。まず、画像形成装置1のCPU2は、実行する機能に応じてDMA11を起動する。そして、CPU2は、DMA11を起動する際、当該DMA11の動作モードに応じて、当該DMAからのライトリクエストに対して、追い越し禁止か否かを設定する。当該設定は、DMA11毎にフラグとして保持される。そして、DMA11は、上述したフラグを参照して、ライトリクエストに追い越し禁止フラグを設定する。
そして、リクエスト制御回路13では、受信したライトリクエストに追い越し禁止フラグが設定されている場合、送信側伝送路6a及び6bの状況にかかわらず、PCIe I/F回路14にライトリクエストより先に受け渡す。これにより、送信処理I/F14bでは、追い越し禁止フラグが設定されているライトリクエストは、リードリクエストを追い越さないように制御できる。これにより、データの不整合を抑止しつつ、効率的に伝送路を利用することができる。
また、本実施例のASIC5においては、そのリクエスト制御回路13の制御部23は、アービタ12を介してDMA11から受け付けたライトリクエストに追い越し禁止フラグが付与されていると、該ライトリクエストをライトリクエストバッファ21に保管することなく、先のライトリクエストの処理を待って、該受け付けたライトリクエストをPCIe I/F回路14に発行してもよい。
このようにすると、データの付随する冗長なライトリクエストのライトリクエストバッファ21への書込時間や読込時間を削減することができ、全体のスループットをより一層向上させることができる。
図8は、本発明の本発明の半導体集積回路及び画像処理装置の第2実施例を適用した画像形成装置30の要部ブロック構成図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像形成装置1と同様の画像形成装置30に適応したものであり、本実施例の説明においては、上記第1実施例の画像形成装置1と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図8において、画像形成装置30は、第1実施例の画像形成装置1と同様のCPU2、MCH3及びメモリ4を備えているとともに、半導体集積回路としてのASIC31等を備えており、ASIC31とMCH3とがスプリットトランザクションの伝送路であるPCIe6で接続されている。
ASIC31は、第1実施例のASIC5と同様のマスタとしての複数のDMA11、アービタ12及びPCIe I/F回路14等を搭載しているとともに、リクエスト制御回路40を搭載している。
リクエスト制御回路40は、上記第1実施例のリクエスト制御回路13と同様のライトリクエストバッファ21を備えているとともに、制御部23から処理が変更された制御部43と、レジスタ41とカウンタ42と、を備えている。
レジスタ(追い越し許可期間設定手段)41は、CPU2によって後続のリードリクエストの追い越しを許可する追い越し許可期間が設定され、カウンタ42は、リクエスト制御回路40がアービタ12からライトリクエストを受け取ってライトリクエストバッファ21に保管すると、時間のカウントアップを開始する。
そして、リクエスト制御回路40の制御部43は、レジスタ41に設定された追い越し許可期間とカウンタ42のカウントする時間に基づいて、後続のリードリクエストのライトリクエストバッファ21内のライトリクエストの追い越しを管理する。
すなわち、リクエスト制御回路40の制御部43は、受信部22がライトリクエストを受け取ってライトリクエストバッファ21に保管すると、時間のカウントアップを開始して、カウンタ42がレジスタ41に設定されている追い越し許可期間をカウントするまでの間に、リードリクエストを受け取ると、該リードリクエストをライトリクエストバッファ21内のライトリクエストを追い越させて先にPCIe I/F回路14に受け渡し、カウンタ42がレジスタ41に設定されている追い越し許可期間をカウントした後に、次のリードリクエストを受け取ると、該リードリクエストの追い越しを禁止して、PCIe I/F回路14が受付可能になるのを待って、ライトリクエストバッファ21内のライトリクエストをPCIe I/F回路14に渡す。
また、リクエスト制御回路40の制御部43は、ライトリクエストバッファ21にライトリクエストを保管して、カウンタ42のカウント値がレジスタ41の追い越し許可期間をカウントする前に、受信部22がアービタ12を介してDMA11から次のライトリクエストを受け取ると、PCIe I/F回路14が受付可能になるのを待って、ライトリクエストバッファ21内のライトリクエストをPCIe I/F回路14に受け渡し、該後続のライトリクエストをライトリクエストバッファ21に保管して、カウンタ42をリセットして、新たに追い越し許可期間のカウントを開始する。
このように、本実施例のASIC31は、リクエスト制御回路40の制御部43が、レジスタ41に設定されている追い越し許可期間中のみ、後続のリードリクエストによるライトリクエストバッファ21に保管中のライトリクエストの追い越しを許可している。
したがって、本実施例の画像形成装置30では、ライトデータのデータ量が大きい場合、当該ライトデータをライトリクエストバッファ21に少し待機させて、リードリクエストを受け付けるか否か確認し、リードリクエストを受け付けた場合には優先してPCIe I/F回路14に受け渡すことで、効率よくPCIe6を利用できるため、全体のスループットをよりいっそう向上させることができる。
図9は、半導体集積回路及び画像処理装置の第3実施例を適用した画像形成装置50の要部ブロック構成図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像形成装置1と同様の画像形成装置50に適応したものであり、本実施例の説明においては、上記第1実施例の画像形成装置1と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図9において、画像形成装置50は、第1実施例の画像形成装置1と同様のCPU2、MCH3及びメモリ4を備えているとともに、半導体集積回路としてのASIC51等を備えており、ASIC51とMCH3とがスプリットトランザクションの伝送路であるPCIe6で接続されている。
ASIC51は、第1実施例のASIC5と同様のマスタとしての複数のDMA11、アービタ12及びPCIe I/F回路14等を搭載しているとともに、第2実施例と同様のリクエスト制御回路40を搭載している。
リクエスト制御回路40は、上記第2実施例と同様のリクエスト制御回路13、レジスタ41及びカウンタ42を備えている。
そして、ASIC51は、レジスタ52とアンド回路53を搭載しており、アンド回路53には、ライトリクエストバッファ21の動作クロックCLKとレジスタ52の出力が入力されている。アンド回路53の出力は、ライトリクエストバッファ21の動作クロックCLKの入力端子に入力されている。
レジスタ52は、CPU2により「1」と「0」が選択的に設定され、設定値をアンド回路53に出力する。
アンド回路53は、レジスタ52に「1」が設定されているときに、動作クロックCLKをライトリクエストバッファ21に入力し、レジスタ52に「0」が設定されているときには、動作クロックCLKの出力を停止して、ライトリクエストバッファ21の動作を停止させることで、ライトリクエストバッファ21へのライトリクエストの書込及び読込を停止させる。
したがって、レジスタ52とアンド回路53は、全体として、ライトリクエストバッファ21への動作クロックCLKを停止させてライトリクエストのライトリクエストバッファ21への保管を停止して、後続のリードリクエストによるライトリクエストの追い越しを禁止するリクエストバッファ動作制御手段として機能している。なお、このレジスタ52及びアンド回路53は、図9では、リクエスト制御回路40の外に設けられている状態で記載されているが、リクエスト制御回路40内に設けられていてもよい。
本実施例のASIC51は、ライトリクエストバッファ21へライトリクエストを保管して後続のリードリクエストを追い越させる追い越し処理を有効にするときには、レジスタ52に「0」が設定されて、アンド回路53から動作クロックCLKをライトリクエストバッファ21に供給し、追い越し処理を無効にするときには、「1」がレジスタ52に設定されて、アンド回路53から動作クロックCLKがライトリクエストバッファ21に供給されるのを禁止する。
このようにすると、ソフトウェアによって多くのマスタであるDMA11への追い越し禁止フラグの設定を行わせることなく、動作クロックCLKの供給を停止させることで、リードリクエストによるライトリクエストの追い越し禁止を簡単かつ容易に行うことができるとともに、動作クロックCLKの停止によるライトリクエストバッファ21の動作を停止させて、消費電力を削減することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、PCIe等のスプリットトランザクションの伝送路経由でマスタからメモリへアクセスする半導体集積回路、及びプリンタ、複合装置等の画像処理装置に適用することができる。
第1実施例の画像形成装置の要部ブロック構成図である。 ASICとMCHとの間で行われるパケットの送受信を示した説明図である。 MCHのPCIe I/F回路に備えられたPostedヘッダバッファ201aの空き容量がなくなった状況を示した説明図である。 リクエスト制御回路の制御部によるリードリクエスト及びライトリクエストの受け渡し制御を示した説明図である。 第1実施例のリクエスト制御回路によるリクエスト制御処理を示すフローチャートである。 図5のリクエスト制御処理の続きの処理を示すフローチャートである。 図5及び図6のリクエスト制御処理による伝送効率の向上の説明図である。 本発明の第2実施例を適用した画像形成装置の要部ブロック構成図である。 本発明の第3実施例を適用した画像形成装置の要部ブロック構成図である。 従来のPCIeの伝送効率の説明図である。 従来のPCIeのPCIe I/F回路のデータバッファで転送データを揃えてリクエストを発行する場合の伝送効率の説明図である。
符号の説明
1、30、50 画像形成装置
2 CPU
3 MCH
4 メモリ
5、31、51 ASIC
6 PCIe
6a 送信側伝送路
6b 受信側伝送路
11 DMA
12 アービタ
13、40 リクエスト制御回路
14 PCIe I/F回路
14a データバッファ
14b 送信処理インターフェース
14c 受信処理インターフェース
15、42 カウンタ
21 ライトリクエストバッファ
22 受信部
23、43 制御部
24、41 レジスタ
52 レジスタ
53 アンド回路
201 PCIe I/F回路
201a Postedヘッダバッファ
201b Postedデータバッファ
201c Non−Postedヘッダバッファ

Claims (7)

  1. メモリに対して、スプリットトランザクションの送信路及び受信路を介して接続可能な半導体集積回路において、
    前記メモリへの書込要求と、前記メモリに書き込む書込データと、前記メモリからの読込要求と、を前記送信路に送信する送信処理インターフェースと、
    前記メモリから読み出された読込データを、前記受信路から受信する受信処理インターフェースと、
    前記メモリに対する前記書込要求、前記書込データ及び前記読込要求を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記書込要求を一時保管するバッファと、
    前記書込要求を前記バッファに保管している間の後続の読込要求による該書込要求の追い越し回数をカウントするカウント部と、
    前記送信路による送信先の読込要求を保管するバッファ容量に基づいて、後続の読込要求による書込要求の追い越し許可回数を設定する追い越し許可回数設定部と、
    前記送信処理インターフェースで要求を受付可能で、前記バッファに書込要求が保管されていない時に、前記受信部が前記書込要求又は前記読込要求を受信した場合に受信した要求を前記送信処理インターフェースに受け渡し、前記送信路から前記書込要求及び前記書込データのうちいずれか一つ以上の送信処理中で前記送信処理インターフェースが要求を受付できない際に、前記受信部が次の書込要求を受信すると当該次の書込要求を前記バッファに保管した後、前記送信処理インターフェースで要求の受付を再開した際、前記受信部がさらに受信した後続の要求が書込要求の場合に、前記バッファに保管されている前記次の書込要求を前記送信処理インターフェースに受け渡して、当該後続の書込要求を前記バッファに保管する一方、前記受信部がさらに受信した後続の要求が読込要求の場合に、前記カウント部のカウントする前記追い越し回数が、前記追い越し許可回数を超えるまで、当該受信した読込要求を前記バッファに保管した前記次の書込要求より先に前記送信処理インターフェースに受け渡す制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記受信が受信する前記書込要求は、前記読込要求による追い越しを禁止する追い越し禁止フラグを付与可能であり、
    前記制御は、さらに、前記受信部が受信した前記書込要求に前記追い越し禁止フラグが付与されている場合に、該書込要求に対する後続の読込要求による追い越しを禁止する制御を行うこと、
    を特徴とする請求項記載の半導体集積回路。
  3. 前記制御は、さらに、前記受信部が受信した前記書込要求に前記追い越し禁止フラグが付与されている場合に、該書込要求を前記バッファに保管することなく、前に受信した前記書込要求と当該書込要求で書き込まれる前記書込データの受け渡し制御の後に、該受信した書込要求を受け渡す制御を行うことを特徴とする請求項記載の半導体集積回路。
  4. 前記バッファの動作クロックを、該リクエストバッファに対する供給/供給停止を制御するバッファ動作制御を、さらに備え、
    前記制御は、前記バッファ動作制御による制御で前記バッファへの該動作クロックを停止させて前記書込要求の前記バッファへの保管を停止して、前記後続の読込要求による前記書込要求の追い越しを禁止する制御を行うこと、
    を特徴とする請求項記載の半導体集積回路。
  5. 後続の読込要求の追い越しを許可する追い越し許可期間の設定される追い越し許可期間設定をさらに備え、
    前記制御は、さらに該追い越し許可期間設定に設定されている該追い越し許可期間中のみ、後続の読込要求による前記バッファに保管中の書込要求の追い越しを許可する制御を行うこと、
    を特徴とする請求項1乃至のいずれか一つに記載の半導体集積回路。
  6. 画像データを格納するメモリと、当該メモリに対して、スプリットトランザクションの送信路及び受信路を介して接続された半導体集積回路を備える画像処理装置において、
    前記半導体集積回路は、
    前記メモリへの書込要求と、前記メモリに書き込む書込データと、前記メモリからの読込要求と、を前記送信路に送信する送信処理インターフェースと、
    前記メモリから読み出された読込データを、前記受信路から受信する受信処理インターフェースと、
    前記メモリに対する前記書込要求、前記書込データ及び前記読込要求を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記書込要求を一時保管するバッファと、
    前記書込要求を前記バッファに保管している間の後続の読込要求による該書込要求の追い越し回数をカウントするカウント部と、
    前記送信路による送信先の読込要求を保管するバッファ容量に基づいて、後続の読込要求による書込要求の追い越し許可回数を設定する追い越し許可回数設定部と、
    前記送信処理インターフェースで要求を受付可能で、前記バッファに書込要求が保管されていない時に、前記受信部が前記書込要求又は前記読込要求を受信した場合に受信した要求を前記送信処理インターフェースに受け渡し、前記送信路から前記書込要求及び前記書込データのうちいずれか一つ以上の送信処理中で前記送信処理インターフェースが要求を受付できない際に、前記受信部が次の書込要求を受信すると当該次の書込要求を前記バッファに保管した後、前記送信処理インターフェースで要求の受付を再開した際、前記受信部がさらに受信した後続の要求が書込要求の場合に、前記バッファに保管されている前記次の書込要求を前記送信処理インターフェースに受け渡して、当該後続の書込要求を前記バッファに保管する一方、前記受信部がさらに受信した後続の要求が読込要求の場合に、前記カウント部のカウントする前記追い越し回数が、前記追い越し許可回数を超えるまで、当該受信した読込要求を前記バッファに保管した前記次の書込要求より先に前記送信処理インターフェースに受け渡す制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記受信が受信する前記書込要求は、前記読込要求による追い越しを禁止する追い越し禁止フラグを付与可能であり、
    前記制御は、さらに、前記受信部が受信した前記書込要求に前記追い越し禁止フラグが付与されている場合に、該書込要求に対する後続の読込要求による追い越しを禁止する制御を行うこと、
    を特徴とする請求項記載の画像処理装置。
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