JP5138400B2 - Lighting device - Google Patents
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Description
本発明は、照明光によるメラトニン分泌抑制作用を低減する照明装置に関する。 The present invention relates to an illuminating device that reduces the melatonin secretion inhibitory effect of illumination light.
従来から、照明光の光色は、人の生体リズムに影響を及ぼすことが知られている。例えば、就寝前の時間帯に、照明光の光色を電球のような赤みを帯びた色にすると、白色光や昼光色光と比べて脳に対する刺激が低減され、人の円滑な入眠を促すことができる。これに対して、照明光の光色を水銀灯のような青白い色にすると、脳に対する刺激が強まり、人の意識を覚醒することができる。これら照明光の光色が人の睡眠に与える影響は、脳の松果体から分泌されるメラトニンが深く関与していると考えられている。 Conventionally, it is known that the color of illumination light affects a human biological rhythm. For example, if the light color of the illumination light is reddish like a light bulb before going to bed, the stimulation to the brain will be reduced compared to white light or daylight color light, and it will promote a smooth sleep of people. Can do. On the other hand, if the light color of the illumination light is a pale color such as a mercury lamp, the stimulation to the brain is strengthened and the human consciousness can be awakened. It is thought that melatonin secreted from the pineal gland of the brain is deeply involved in the effects of these light colors on human sleep.
メラトニンは、生活リズム等の違いにより個人差があるが、一般的には入眠前から睡眠初期にかけて多く分泌され、体温の低下や円滑な入眠を促進すると考えられている。また、メラトニンの分泌は、波長が464nm付近の光を受光するときにより強く抑制されることが知られている。従って、照明光から464nm近辺の波長成分をカットすることによりメラトニンの分泌抑制を低減して、人が就寝時に円滑に入眠できるようにすることができる。 Melatonin has individual differences due to differences in life rhythm, etc., but generally it is secreted in a large amount from before sleep to early sleep, and it is thought that it promotes a decrease in body temperature and smooth sleep. In addition, it is known that the secretion of melatonin is more strongly suppressed when receiving light having a wavelength of around 464 nm. Therefore, it is possible to reduce the suppression of melatonin secretion by cutting a wavelength component around 464 nm from the illumination light so that a person can fall asleep smoothly at bedtime.
ところが、464nm付近の波長成分をカットされた光は、青色波長成分が失われるので、照明光としては不自然な光色になる。そこで、比較的メラトニン分泌抑制効果が高く、光色への寄与率が低い波長480〜505nmの平均光透過率を略30%以下に制限する光フィルタを備えることにより、メラトニン分泌抑制を防止しつつ、照明光を比較的自然な色に保つことができる照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1に示された照明装置では、照射面の全体が青色波長成分の透過を制限するフィルタによって覆われるので、照明光の色が自然の色とは異なって見えると共に(黄色味を帯びて見える)、当該照明装置を設置した部屋全体がそのような光色で照明され、例えば、人が当該照明装置の下で読書等の視作業を行うには適していない。
However, in the illuminating device disclosed in
そこで、本発明は、上記課題を解決するものであり、照明光の下で視作業を行うときには視対象が自然な色に見えて人の作業性を損なうことがなく、しかも視作業を行っていない人に対してはメラトニンの分泌を抑制する波長の光が到達せず、円滑に入眠できるようにする照明装置を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention solves the above-mentioned problem, and when performing visual work under illumination light, the visual object looks natural and does not impair human operability, and the visual work is performed. An object of the present invention is to provide a lighting device that allows a person who does not have light of a wavelength that suppresses secretion of melatonin to reach a person who can sleep smoothly.
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光源と、前記光源からの光を照射すると共に床面に臨むように形成された照射面を有する筐体と、を備えた照明装置であって、前記照射面に、法線方向が床面と略平行になった放射状のフラップからなるルーバを備え、前記フラップは、前記光源からの光のうち、人体に対してメラトニンの分泌を抑制する作用を有する波長成分の光の透過を低減するフィルタであり、フラップ自体を貫通して水平に延びる支軸の周りで回転して、その法線方向が床面に略垂直方向になるように変更可能であり、かつ、全てのフラップの法線方向が床面に略垂直方向になるときに、前記照射面の略全面が、フラップによって形成される一連の平面により覆われることを特徴とする。
In order to achieve the above object, an invention according to
請求項1の発明によれば、光の照射面に放射状のフラップからなるルーバを備え、該フラップがメラトニンの分泌を抑制する光の透過を低減するフィルタに構成されるので、照射面の直下方向には、光源からの光が直接的に照射されて、人の視作業の作業性を損なうことがない。また、照射面の直下方向から外れた方向(光が直接眼に入る方向)には、放射状のフラップによってメラトニンの分泌を抑制する作用を有する波長成分が低減された光が照射されるので、人体に対してメラトニンの分泌を抑制せず、人の円滑な入眠を妨げない。 According to the first aspect of the present invention, the light irradiation surface is provided with a louver made of a radial flap, and the flap is configured as a filter that reduces light transmission that suppresses secretion of melatonin. In this case, the light from the light source is directly irradiated and the workability of human visual work is not impaired. In addition, in the direction deviating from the direction directly below the irradiated surface (the direction in which light directly enters the eye), light with a reduced wavelength component having an action of suppressing secretion of melatonin by the radial flap is irradiated. On the other hand, it does not suppress the secretion of melatonin and does not disturb the smooth sleep of a person.
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る照明装置について、図1及び図2を参照して説明する。本実施形態の照明装置1は、光源2と、光源2からの光を照射すると共に床面Fに臨むように形成された照射面3を有する筐体4とを備える。また、照明装置1は、照射面3に環状のフラップ5からなるルーバ6(図2参照)を備え、フラップ5は、光源2からの光のうち、人体に対してメラトニンの分泌を抑制する作用を有する波長成分の光の透過を低減するフィルタに構成されている。ルーバ6の構造については後に詳述する。照明装置1は、通常、天井Cに埋め込まれ、床面F方向に光を照射する埋め込み式照明器具に適用される。なお、図中の実線矢印は、光源2から出射された直接光L1を示し、点線矢印及び一点鎖線矢印は、フラップ5を透過した光L2を示す。
(First embodiment)
Hereinafter, an illumination device according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 and 2. The
光源2には、汎用の光源が用いられ、例えば、環状蛍光灯、電球型蛍光灯、ハロゲンランプ、白熱灯、LED等が用いられる。また、光源2は、発光色の異なる複数のLEDを配置し、各LEDを適宜に調光制御することにより任意の色の光を出射可能としたものであってもよい。
A general-purpose light source is used as the
筐体4は、略円筒状の構造材から成り、筐体4の天井C面と接する面が照射面3となるように形成される。筐体4の材料には、例えば、アルミニウム合金等の金属又はポリカーボネイトやPPS等の樹脂材料が用いられる。なお、筐体4は、その形状や寸法は特に限定されないが、好ましくは汎用の埋込型照明器具と同程度の埋込穴寸法及び器具埋込高になるように設計される。
The
ルーバ6は、図2に示されるように、直径が異なる8つの環状フラップ5が同心円上に配置されて構成され、各環状フラップ5はフラップ面5aの法線方向(矢印r1)が床面Fと略平行になるようにして筐体4の照射面3に固定されている。環状フラップ5同士は、フラップ面5aを放射状に貫通するステー7によって連結され、ステー7の外側端が筐体4に固定される。
As shown in FIG. 2, the
各環状フラップ5は、例えば、橙色系蛍光着色材料を含有させた透光性樹脂から成り、上下方向の幅w(図1参照)は、フラップ5の下端が天井C面よりも僅かに突出し、ルーバ6の略全体が筐体4内に収納される範囲内で可能な限り大きく設計される。環状フラップ5の幅wが大きく設計される理由については、後述する。
Each
フラップ5の下端が天井C面よりも大きく下方へ突出する場合にはフラップ5自体の色が目立って天井Cの色バランスを崩す虞があるが、突出量を極力小さくすることによって、そのような不具合を回避することができる。同様な理由により環状フラップ5の下端部に天井C面と調和する色を塗布することも有効である。
If the lower end of the
また、環状フラップ5は、光源2から出射される光のうち、人体に対してメラトニンの分泌を抑制する作用を有する波長成分、好ましくは波長460nm近傍の波長成分の透過を低減するように構成されている。
The
さらに、環状フラップ5の主要な構成材である透光性樹脂には、透光性を有する樹脂であれば特に限定されず、適宜に公知の材料が使用される。その例としては、アクリル系樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリ乳酸樹脂、シリコン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等が挙げられ、これらを単独又は2種以上組み合わせて用いてもよい。好ましくは、透光性、耐候性に優れ、幅広い用途に適用可能なアクリル系樹脂が用いられる。
Further, the translucent resin that is a main constituent material of the
以下、本実施形態の照明装置1の作用について図1を参照して説明する。上述のように、照明装置1の照射面3には、法線方向r1が床面Fと平行になった環状フラップ5からなるルーバ6が備えられ、該フラップ5が人体に対してメラトニンの分泌を抑制する作用を有する波長成分の光を低減するフィルタに構成されているので、光源2から直下方向へ向かう光は、環状フラップ5を通過せず直接光L1となり、所定の角度傾斜した方向へ向かう光は環状フラップ5を透過した光L2となる。なお、後における説明の都合上傾斜角度θが比較的小さい光L2は点線矢印で示し、傾斜角度θが比較的大きい光L2は一点鎖線矢印で示す。
Hereinafter, the effect | action of the
直接光L1は、環状フラップ5(フィルタ)を透過していないので光源2の光(例えば、白色光)の演色性がそのまま維持される。そのため、例えば、ユーザP1が、照射面30の下方位置にテーブルTを置いて、テーブルT上で書籍Bを読むといった視作業をするときに、色識別性を低下させず、ユーザP1の作業性を損なわない。また、直接光L1は、メラトニンの分泌を抑制する波長成分の光を含み人が円滑に入眠することを妨げるが、進行方向が略直下方向のみであるので、視作業を行っておらず視線の方向が水平方向乃至若干下方を向いたユーザP2の目に直接入射することがない。 Since the direct light L1 does not pass through the annular flap 5 (filter), the color rendering of the light from the light source 2 (for example, white light) is maintained as it is. Therefore, for example, when the user P1 performs a visual work such as placing the table T below the irradiation surface 30 and reading the book B on the table T, the workability of the user P1 is not deteriorated. Will not be damaged. The direct light L1 includes light of a wavelength component that suppresses the secretion of melatonin and prevents a person from falling asleep smoothly. There is no direct incidence on the eyes of the user P2 whose direction is horizontal or slightly downward.
一方、環状フラップ5を透過した光L2の一部は、垂直から所定の角度θ傾斜した方向へ進行するので視作業を行っていないユーザP2の目に直接入射するが、環状フラップ5によってメラトニンの分泌を抑制する波長成分の光を低減されているので、ユーザP2に与える刺激が少なく、ユーザP2の円滑な入眠を妨げることがない。なお、光源2から出射された光のうち垂直からの傾斜角度θが大きい光L2(一点鎖線矢印)は、ユーザP2の目に直接入射し易くなるが、傾斜角度が大きいために環状フラップ5を複数回透過することになり、メラトニンの分泌を抑制する波長成分の光がより大きく低減され、ユーザP2に与える刺激は少ない。以上の理由により環状フラップ5の幅wが大きい方が、同一の傾斜角度θで出射される光に対して多くの透過回数を与えることができて有利である。
On the other hand, a part of the light L2 transmitted through the
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る照明装置について、図3及び図4を参照して説明する。本実施形態の照明装置1は、第1の実施形態に対してルーバ6の構成のみが異なり、他の構成は同一である。図3は本実施形態におけるルーバ26の斜視図を示す。
(Second Embodiment)
Next, an illumination device according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The
本実施形態のルーバ26は、放射状方向に延び均等の角度間隔で配置された多数枚(本例では12枚)の長方形フラップ25から構成されている。各フラップ25はフラップ面25aの法線方向(矢印r2)が床面Fと略平行になるようにして筐体4の照射面3に支持されており、光源2からの光のうち、人体に対してメラトニンの分泌を抑制する作用を有する波長成分の光の透過を低減するフィルタに構成されている。各フラップ25の主要な構成材である透光性樹脂は、第1の実施形態と同様に透光性を有する樹脂であれば特に限定されず、適宜に公知の材料が使用される。
The
各フラップ25は、図4に示されるように、フラップ面25aの中心を通って水平に延びる支軸21を有し、該支軸21を介して両端が筐体4に支持されている。具体的には、支軸21の一端21aが筐体4の中心位置に固定された中央支持部材22の軸受け23に支持され、支軸21の他端21bが筐体4の外周に固定された環状支持部材24の軸受け27に支持されている。従って、本実施形態の照明装置1では、各フラップ25が水平な支軸21の周りで回動自在になっており(図3の矢印t)、ユーザが手動で各フラップ面25aの向き(法線r2の向き)を任意に調整できるようになっている。
As shown in FIG. 4, each
次に、本実施形態の作用について図3を参照して説明する。本実施形態の照明装置1の作用も第1の実施形態の作用と略同様であって、光源2から直下方向へ向かう光は、フラップ25を通過せず直接光L1となり、所定の角度傾斜した方向へ向かう光はフラップ25を透過した光L2となる。直接光L1は、フラップ25(フィルタ)を透過していないので光源2の光(例えば、白色光)の演色性がそのまま維持され、ユーザPが視作業をするときに、色識別性を低下させず、ユーザPの作業性を損なわない。また、直接光L1は、メラトニンの分泌を抑制する波長成分の光を含み人が円滑に入眠することを妨げるが、進行方向が略直下方向のみであるので、ユーザPの目に直接入射することがない。
Next, the operation of the present embodiment will be described with reference to FIG. The operation of the
一方、フラップ25を透過した光L2の一部は、垂直から所定の角度傾斜した方向へ進行するのでユーザPの目に直接入射するが、フラップ25によってメラトニンの分泌を抑制する波長成分の光を低減されているので、ユーザPに与える刺激が少なく、ユーザPの円滑な入眠を妨げることがない。
On the other hand, a part of the light L2 that has passed through the
また、各フラップ25はその向きが調整可能であるので、例えば、ユーザPが視作業を終えたときには、手動で各フラップ25の向きをその法線方向r2が床面Fに対して垂直に近くなるように(フラップ面25aが水平に近づくように)調整し、光源2から床面Fへ向けて出射される光のうち大部分がフラップ25を透過し、メラトニンの分泌を抑制する波長成分の光を低減されるようにできる。この場合には、当該照明装置1の直下位置においても刺激の少ない光で照明されるようになり、ユーザがより円滑に睡眠に移行できる環境とすることができる。
Further, since the direction of each
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る照明装置について、図5乃至図8を参照して説明する。本実施形態の照明装置1も、第1の実施形態に対してルーバの構成のみが異なり、他の構成は同一である。図5は本実施形態におけるルーバ36の全体斜視図を示す。
(Third embodiment)
Next, a lighting device according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The illuminating
本実施形態のルーバ36は、放射状方向に延び均等の角度間隔で配置された多数枚(本例では12枚)の細長い台形のフラップ35から構成されている。各フラップ35は、第1及び第2の実施形態と同様に、フラップ面35aの法線方向(矢印r3)が床面Fと略平行になるようにして筐体4の照射面3に支持されており、光源2からの光のうち、人体に対してメラトニンの分泌を抑制する作用を有する波長成分の光の透過を低減するフィルタに構成されている。各フラップ35の主要な構成材である透光性樹脂は、第1の実施形態と同様に透光性を有する樹脂であれば特に限定されず、適宜に公知の材料が使用される。
The
各フラップ35は、図6に示されるように、フラップ面35aの中心を通って水平に延びる支軸31を有し、該支軸31を介して両端が筐体4に支持されている。具体的には、支軸31の一端31aが筐体4の中心位置に固定された中央支持部材32の軸受け33に支持され、支軸31の他端31bが筐体4の外周に固定された環状支持部材34の軸受け37に支持されている。従って、本実施形態の照明装置1も、第2の実施形態と同様に、各フラップ35が水平な支軸31の周りで回動自在になっている(図5の矢印t)。
As shown in FIG. 6, each
本実施形態のルーバ36では、全てのフラップ35の向きを連動して変化させる駆動機構41がさらに備えられている。以下、フラップ35の向き調整用の駆動機構41について図6及び図7を参照して説明する。フラップ35の向き調整用の駆動機構41は、フラップ35の各支軸31の一端31aに固定されたピニオンギヤ42と、ピニオンギヤ42に噛み合う下向きのラック部43aが形成されたリング状の回動部材43と、回動部材43の上面に形成されたラック部43bに噛み合うモータ44の軸に固定されたピニオンギヤ45と、モータ44の回転を制御する制御装置46と、を備える。また、制御装置46には赤外線受光部47が受信したリモコン48からの操作信号が入力されるようになっている。
The
ユーザがリモコン48を操作してモータ44を所定量回転させることによって回動部材43が図7の矢印a方向に沿って回動し、下向きのラック部43aにピニオンギヤ42を介して係合された各フラップ35の支軸31が回転する。各支軸31が回転することによって全てのフラップ35の向きが連動して変化する(図5の矢印t)。
When the user operates the
次に、本実施形態の作用について図5及び図8(a)、(b)を参照して説明する。本実施形態の照明装置1の作用も第1の実施形態の作用と略同様であって、光源2から直下方向へ向かう光は、フラップ35を通過せず直接光L1となり、所定の角度傾斜した方向へ向かう光はフラップ35を透過した光L2となる。直接光L1は、フラップ35を透過していないので光源2の光の演色性がそのまま維持され、ユーザPが視作業をするときに、色識別性を低下させず、ユーザPの作業性を損なわない。また、直接光L1は刺激が強く人が円滑に入眠することを妨げるが、進行方向が略直下方向のみであるので、視作業を行っていないユーザPの目に直接入射することがない。
Next, the effect | action of this embodiment is demonstrated with reference to FIG.5 and FIG.8 (a), (b). The operation of the
フラップ35を透過した光L2の一部は、垂直から所定の角度傾斜した方向へ進行するのでユーザPの目に直接入射するが、フラップ35によってメラトニンの分泌を抑制する波長成分の光を低減されているので、ユーザPに与える刺激が少なく、ユーザPの円滑な入眠を妨げることがない。
Part of the light L2 that has passed through the
また、各フラップ35は、第2の実施形態とは異なり、細長い台形状であるので、前述のようにリモコン48を操作することによって全てのフラップ35の向きを連動して調整し、フラップ面35aが略水平になるようにしたときには、フラップ面35aが重なり部のない一連の平面を形成し、照射面3の略全面がフラップ35によって覆われた状態にすることができる。図8(a)は、全てのフラップ35の法線r3が床面Fと平行になった状態のルーバ36を示し、図8(b)は全てのフラップ35の法線r3が床面Fと垂直になった状態のルーバ36を示す。
In addition, unlike the second embodiment, each
以上のように、本実施形態の照明装置1では、ユーザPがリモコン48を操作することによって、全てのフラップ35を、その法線r3の向きが床面Fに対して平行になった状態と、床面Fに対して垂直になった状態とに容易に切替えることができる。前者の状態では、ユーザPが照明装置1の下で視作業を行うときの作業性を損なうことなく、しかも円滑な入眠を妨げることがない。後者の状態では、照明装置1の下方位置でも光刺激が少ないので、ユーザがより円滑に睡眠に移行できる環境とすることができる。
As described above, in the
1 照明装置
2 光源
3 照射面
4 筐体
5 環状のフラップ(フィルタ)
6 ルーバ
25 放射状のフラップ(フィルタ)
26 ルーバ
35 放射状のフラップ(フィルタ)
36 ルーバ
F 床面
r1、r2、r3 法線
DESCRIPTION OF
26
36 Louver F Floor r1, r2, r3 Normal
Claims (1)
前記照射面に、法線方向が床面と略平行になった放射状のフラップからなるルーバを備え、
前記フラップは、前記光源からの光のうち、人体に対してメラトニンの分泌を抑制する作用を有する波長成分の光の透過を低減するフィルタであり、フラップ自体を貫通して水平に延びる支軸の周りで回転して、その法線方向が床面に略垂直方向になるように変更可能であり、
かつ、全てのフラップの法線方向が床面に略垂直方向になるときに、前記照射面の略全面が、フラップによって形成される一連の平面により覆われることを特徴とする照明装置。 A lighting device comprising: a light source; and a housing having an irradiation surface that is formed so as to face the floor surface while irradiating light from the light source,
Wherein the irradiation surface, comprising the louvers normal direction is from the radiation-shaped flaps generally parallel with the floor,
The flap, of the light from the light source, filter der to reduce the transmission of light of a wavelength component having an action to suppress the secretion of melatonin to humans is, a support shaft extending horizontally through the flap itself Can be rotated so that its normal direction is substantially perpendicular to the floor surface,
And, when the normal direction of all of the flaps to be substantially perpendicular to the floor, substantially the entire surface of the irradiation surface, the illumination device according to claim Rukoto covered by a series of plane formed by the flap.
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