JP5137462B2 - 基板処理装置、ガス供給部および薄膜形成方法 - Google Patents
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そして、複数枚のウエハがボートによって垂直方向に整列されて保持された状態でインナチューブ内に下端の炉口から搬入され、インナチューブ内に原料ガスがガス供給管から供給されるとともに、ヒータによってプロセスチューブ内が加熱されることにより、ウエハにCVD膜がデポジションされる。
(1)基板を処理する処理室と、
前記処理室内を排気する排気管と、
前記処理室内にガスを供給するガス供給管と、
前記ガス供給管にバッファを介して接続された複数個の噴出口を有するノズルと、
を有する基板処理装置。
(2)前記バッファおよびノズルは、前記処理室の周方向に隣り合うことを特徴とする(1)に記載の基板処理装置。
図1および図2に示されているように、本実施の形態に係るCVD装置10においては、被処理基板であるウエハ1を収納して搬送するためのウエハキャリアとしては、FOUP(以下、ポッドという。)2が使用されている。
本実施の形態に係るCVD装置10は筐体11を備えている。
筐体11の正面壁11aの正面前方部にはメンテナンス可能なように設けられた開口部としての正面メンテナンス口12が開設され、この正面メンテナンス口12を開閉する正面メンテナンス扉13、13がそれぞれ建て付けられている。
筐体11の正面壁11aにはポッド搬入搬出口14が筐体11の内外を連通するように開設されており、ポッド搬入搬出口14はフロントシャッタ15によって開閉されるようになっている。
ポッド搬入搬出口14の正面前方側にはロードポート16が設置されており、ロードポート16はポッド2を載置されて位置合わせするように構成されている。
ポッド2はロードポート16上に工程内搬送装置(図示せず)によって搬入され、かつまた、ロードポート16上から搬出されるようになっている。
すなわち、回転式ポッド棚17は垂直に立設されて水平面内で間欠回転される支柱18と、支柱18に上中下段の各位置において放射状に支持された複数枚の棚板19とを備えており、複数枚の棚板19はポッド2を複数個宛それぞれ載置した状態で保持するように構成されている。
ポッド搬送装置20はポッドエレベータ20aとポッド搬送機構20bとの連続動作により、ロードポート16と回転式ポッド棚17とポッドオープナ21との間でポッド2を搬送するように構成されている。
ウエハ移載機構27はウエハ1を水平面内において回転ないし直動可能なウエハ移載装置27aと、ウエハ移載装置27aを昇降させるためのウエハ移載装置エレベータ27bとで構成されている。
図1に想像線で示されているように、ウエハ移載装置エレベータ27bは筐体11の右側端部とサブ筐体24の移載室26の前方領域右端部との間に設置されている。
ウエハ移載装置エレベータ27bおよびウエハ移載装置27aの連続動作により、ウエハ移載装置27aのツィーザ27cをウエハ1の載置部として後記するボートに対してウエハ1を装填(チャージング)および脱装(ディスチャージング)するように構成されている。
図示はしないが、ウエハ移載装置27aとクリーンユニット33との間には、ウエハの円周方向の位置を整合させるノッチ合わせ装置が設置されている。
クリーンユニット33から吹き出されたクリーンエア34は、ノッチ合わせ装置およびウエハ移載装置27a、待機部28にあるボートに流通された後に、図示しないダクトにより吸い込まれて、筐体11の外部に排気されるか、もしくはクリーンユニット33の吸い込み側である一次側(供給側)にまで循環され、再び、クリーンユニット33によって、移載室26内に吹き出される。
図1に示されているように、処理炉40は加熱機構としてのヒータ41を有する。
ヒータ41は円筒形状であり、支持板としてのヒータベース42に支持されることにより垂直に据え付けられている。
アウタチューブ44は、例えば石英(SiO2 )または炭化シリコン(SiC)等の耐熱性材料からなり、内径がインナチューブ45の外径よりも大きく上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されており、インナチューブ45と同心円状に設けられている。
インナチューブ45は、例えば石英または炭化シリコン等の耐熱性材料からなり、上端および下端が開口した円筒形状に形成されている。インナチューブ45の筒中空部には処理室46が形成されており、基板としてのウエハ1を後述するボートによって水平姿勢で垂直方向に多段に整列した状態で収容可能に構成されている。
アウタチューブ44とインナチューブ45との隙間によって筒状空間47が形成されている。
マニホールド49はインナチューブ45とアウタチューブ44とに係合しており、これらを支持するように設けられている。マニホールド49がヒータベース42に支持されることにより、プロセスチューブ43は垂直に据え付けられた状態となっている。
プロセスチューブ43とマニホールド49により反応容器が形成される。
なお、マニホールド49とアウタチューブ44との間には、シール部材としてのOリング48が設けられている。
シールキャップ32は例えばステンレス等の金属からなり、円盤状に形成されている。シールキャップ32の上面には、マニホールド49の下端と当接するシール部材としてのOリング32aが設けられている。
シールキャップ32はボートエレベータ30によって垂直方向に昇降されることにより基板保持具としてのボート50を処理室46に対し搬入搬出するようになっている。
ウエハ1の周縁部が同一段の複数個のスロット54に同時に挿入されることにより、ボート50は複数枚のウエハ1を水平姿勢でかつ互いに中心を揃えた状態で整列させて多段に保持するように構成されている。
なお、ボート50の下部には、断熱部材としての断熱板55が水平姿勢で多段に複数枚配置されている。断熱板55は例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料が使用されて、円板形状に形成されており、ヒータ41からの熱がマニホールド49側に伝わり難くなるように構成されている。
回転機構56およびボートエレベータ30には、駆動制御部58が電気配線Aによって電気的に接続されており、所望の動作をさせるべく所望のタイミングにて制御するように構成されている。
ヒータ41と温度センサ60とには温度制御部61が、それぞれ電気配線Dによって電気的に接続されている。
温度制御部61は温度センサ60により検出された温度情報に基づきヒータ41への通電具合を調整することにより、処理室46内の温度を所望の温度分布とさせるべく所望のタイミングにて制御するように構成されている。
排気管63のマニホールド49との接続側と反対側である下流側には、メインバルブ(可変コンダクタンスバルブ)64を介して真空ポンプ65が接続されており、処理室46内の圧力を所定の圧力(真空度)させるべく真空排気し得るように構成されている。
排気管63には排気管63内の圧力を測定する圧力計66が流体的に接続されており、圧力計66には圧力制御部67が電気配線Bによって電気的に接続されている。
圧力制御部67は圧力計66によって検出された圧力に基づいてメインバルブ64を、所定のタイミングをもって制御するように構成されている。
MFC71にはガス流量制御部72が電気配線Cによって電気的に接続されている。
ガス流量制御部72は供給するガスの流量を所望の量とさせるべく所望のタイミングにて、MFC71を制御するように構成されている。
バッファ管73にはノズル77が近接して平行に配置されており、バッファ管73とノズル77とは複数本の連結管75によって連結されている。
図4に示されているように、連結管75の中空部によって形成された連絡路76はバッファ管73のバッファ74とノズル77の中空部78とを連絡している。
図3に示されているように、ノズル77には複数個の噴出口79が長さ方向に等間隔に配置されて穿たれている。複数の噴出口79はボート50に整列されて上下で隣り合うウエハ1、1間に対向するように配列されている。すなわち、噴出口79から噴出したガスはウエハ1とウエハ1との間に流れ込むように設定されている。
便宜上、図3においてはバッファ管73とノズル77とが径方向で隣り合うように配置されているが、実際上は、図4に示されているように、周方向で隣り合うように配置されている。バッファ管73とノズル77とを周方向で隣り合うように配置することにより、インナチューブ45とボート50との僅かな隙間にバッファ管73とノズル77とを合理的に配置することができる。
つまり、バッファ管73とノズル77とを周方向に配置することにより、径方向に配置するよりも、処理室中心方向(径方向)にスペースが形成され、その結果、処理室のスペースを広く取ることができ、処理室スペースの効率化に結び付けることができる。
駆動制御部58、温度制御部61、圧力制御部67、ガス流量制御部72および主制御部80はコントローラ81として構成されている。
なお、以下の説明において、CVD装置を構成する各部の動作はコントローラ81により制御される。
この状態で、シールキャップ32はOリング32aを介してマニホールド49の下端をシールした状態となる。
この際、処理室46内が所望の温度分布となるように温度センサ60が検出した温度情報に基づきヒータ41への通電具合がフィードバック制御される。
続いて、回転機構56によってボート50が回転されることにより、ウエハ1が回転される。
すなわち、図5(a)に示されているように、上下方向に等間隔に配置された各噴出口79からそれぞれ噴出するガスの質量流量m[kg/s]は、バッファ74によって良好に拡散されたガスがノズル77の中空部78に複数箇所の連結管75の連絡路76によってそれぞれ供給されるために、図5(b)上下方向の全長にわたって均一になる。
なお、連結管75の連絡路76の高さ位置は、連絡路76と向かい合う噴出孔79の高さ位置と異なることが望ましい。
連絡路76からノズル77へ供給されたガスがノズル77の壁に当たり、これによりガスが拡散し、ガスノズル77の中のガスがより均一になるからである。
ウエハ1、1の間を流れたガスは処理室46内を上昇し、インナチューブ45の上端開口から筒状空間47に流出して排気管63から排気される。
ガスがウエハ1の表面に接触することにより、熱CVD反応によってウエハ1の表面上に薄膜が堆積(デポジション)される。
その後、処理済ウエハ1はボート50より取り出される(ウエハディスチャージ)。
すなわち、図6(a)に示されているように、直径φaの複数の噴出口91を持ったノズル90において、総流量M[kg/s]の処理ガスをノズル90に流した場合に、 直径φaの噴出口91毎に噴出するガスの質量流量m[kg/s]の高さ方向の分布のシミュレーション結果を示すと、図6(b)の通りとなる。
ここで、総流量Mと質量流量mとの関係は、 噴出口91の総個数をn個とすると、M=n×m、である。
処理室46内の圧力をPoとし、 ノズル90にガスを流したときの局所的なノズル90内の圧力をPlとすると、 ガスは噴出口91を介してPlとPoとの圧力差により処理室46内へ噴出する。
ガスの流量が比較的多い場合においては、PoはPlに比べて充分に圧力が低いため、 噴出口91におけるガス流速はチョーク流に達する。 したがって、 ボトムからトップにかけて噴出口91を通るガスの速度は、音速近傍で略一定となる。
ガス速度が一定であるとすると、 噴出口91を通るガスの質量流量mが上下間で均一であれば、 均等供給が達成可能である。
今、噴出口91の断面積Aは高さ方向で一定であるから、各噴出口91のガス質量流量mは、ノズル90管内の局所ガス密度ρ[kg/m3 ]に比例することが判る。
さて、図6(b)の計算結果のグラフによると、 ノズル90の最下段に位置する噴出口91を通るガスの質量流量mが、 最上段の噴出口91から噴出するガスの質量流量mよりも30%程度大きくなっていることが判る。
この理由は、噴出口91を通るガス速度が上下方向でチョーク速度に達しており一定である一方、ノズル90管内の局所ガス密度ρが上段に比べ下段のほうが30%程度大きくなっていることに起因する。
ノズル90管内の局所ガス密度ρはノズル90管内の局所圧力Plに比例するため、 この局所圧力Plが高さ方向で一定であれば、必然的に、mは一定となる。
しかし、 ノズル90にはボトムからトップに向けてガスが流れており、ノズル90の管壁による圧力損失は常に存在するため、 ノズル90管内における局所圧力を一定にすることは不可能であり、各噴出口91の上下間の質量流量mには、必ず差が生じる。
図7(a)に示されたノズル92には、ボトムからトップに少しずつ大きくなる小中大の口径(φb<φc<φd)を有する噴出口93が、3種類の口径毎の三つの領域に分けられて配列されている。
この異なる口径の噴出口93を有するノズル92は、ノズル92管内の局所圧力Plすなわち局所ガス密度ρをコントロールすることが困難であるので、 代わりに、噴出口93の断面積Aを変化させることにより、ガス質量流量mを高さ方向でコントロールしたものである。この断面積Aと噴出ガス質量流量mの関係は、前述の通りである。
図7(b)は、噴出口93の口径が上下方向で異なるノズル92に対するシミュレーション結果を示している。
図7(b)によれば、質量流量mの値は上下間で全体的に平坦になりつつあるが、 噴出口93の断面積が変化する位置で噴出ガスの質量流量mの不連続点が生じている。
この質量流量mの変化する場所の上下に位置するウエハ1、1相互間では、成膜の性質が異なる懸念が考えられ、 噴出口93の口径が上下方向で異なるノズル92では、完全に均一なガス供給を成し遂げているとは云えない。
すなわち、図3〜図5に示されたノズル構造においては、複数個の噴出口79を有するノズル77の直径φaの中空部78には、バッファ管73の直径φDのバッファ74が連結管75の直径φeの連絡路76によって流体的に接続されている。
また、 連絡路76の数は噴出口79の数に対し少なくてよい。例えば、噴出口79の複数個に対し、連絡路76が1個程度でよい。
図4(b)に示されているように、バッファ管73のバッファ74に供給されたガスは、複数個の連絡路76を通りノズル77の中空部78内に入り、 複数個の噴出口79からウエハ1、1間にそれぞれ噴出する。
ここで、連絡路76を通るガスの質量流量mを考えると、バッファ管73をガスが通るときの圧力損失は必ず存在するため、 バッファ管73内の局所ガス密度に分布が生じ、 前述のメカニズムの通り、ガス質量流量mの上下差は生じる。
しかし、各連絡路76を通るガスの質量流量mの上下差は、非常に小さくなる。
ここで、 一般的な管の圧力損失の式を考える。
管の直径D、 管摩擦係数λ、長さL、 ガス密度ρ、ガス速度Vのときの長さL当たりの圧力損失ΔPは、ΔP=4λ×L/D×ρV2 /2、である。
ここで、管摩擦係数λ、管直径D、 長さLは全て共通であると考え、 比例定数αに置き換えると、△P=αρV2 と書ける。
ここでは、説明を簡単にするために、噴出口からの質量流量損失を省略して考える。
従来ノズル90のガス供給入口におけるガス密度をρorg 、入口ガス速度をVorg とし、 本実施の形態に係るバッファ管73のガス供給入口ガス密度をρnew 、入口ガス速度をVnew とする。
シミュレーション結果によると、
ρnew =3.11ρorg ・・・(1)、
Vnew =Vorg /3.372・・・(2)、
であることが判った。
従来ノズル90における圧力損失を△Porg =αρorg Vorg 2 、
バッファ管73における圧力損失をΔPnew =αρnew ×Vnew 2 、
として、
(1)と(2)を代入すると、
ΔPnew =3.11/3.3722 ×△Porg ≒0.27△Porg ・・・(3)
となり、本実施の形態の場合の方が、従来ノズル90よりも圧力損失の値が小さくなることが判る。
ここで、 従来ノズル90のガス供給入口における圧力をPorg 、 バッファ管73のガス供給入口における圧力をPnew とする。
シミュレーション結果によると、 Porg =700Paに対し、ノズル長さ当たりの圧力損失は198Paであり、 Pnew =2250Paに対しバッファ管73の長さ当たりの圧力損失は56Paであった。
これは(3)式の関係に略合致している。
ガス密度はガス圧力に比例すると考えると、 バッファ管73のガス供給入口におけるガス密度と、 ノズル77のトップにおけるガス密度の比は、(2250−56)/2250=0.975となり、上下で約2.5%程度のガス密度差に収まることになる。
以上のことから、 バッファ管73内の局所ガス密度は、 従来ノズル90の管内の局所ガス密度と比較して格段に密度差が小さくなり、それに伴い、連絡路76を通るガス質量流量の上下差も均等なものとなり、結果的に、噴出口79から炉内へ噴出するガスの質量流量mも、図5(b)に示されているように、上下差の均等な分布になる。
このとき、 ノズル77の中空部78において上下方向のガスの密度差を平坦化する効果も含まれるため、 バッファ管73内でついた密度差が多少大きくとも、噴出口79から噴出するガスは比較的平坦な分布となる。
この理由は、 ノズル77の直径が小さい場合は、 バッファ管73でついたガスの密度差を平坦化する効果が小さくなることが懸念されるからである。
すなわち、断面が真円形に形成されたバッファ管73Aに筒壁の一部を長さ方向で切り欠いた断面円弧形状のノズル77Aが密接して連結されており、ノズル77A内においてバッファ管73Aの筒壁にバッファ74Aと中空部78Aとを連絡する連絡路76Aが複数個、間隔を置いて穿たれている。
連絡路76Aの高さ位置は、連絡路76Aと向かい合う噴出孔79の高さ位置と異なることが望ましい。
連絡路76Aからノズル77Aへ供給されたガスがノズル77Aの壁に当たり、これによりガスが拡散し、ガスノズル77の中のガスがより均一になるからである。
1) バッファ管73Aとノズル77Aとが全長にわたって接触されて連結されているので、製造がし易いばかりでなく、優れた機械的強度を得ることができる。
2) バッファ管73Aとノズル77Aとは一部が重なり合って連結されていることにより、幅方向の寸法が減少するので、インナチューブ45とボート50との僅かな隙間にバッファ管73Aとノズル77Aとをより一層合理的に配置することができる。
10…CVD装置(基板処理装置)、11…筐体、12…正面メンテナンス口、13…正面メンテナンス扉、14…ポッド搬入搬出口、15…フロントシャッタ、16…ロードポート、17…回転式ポッド棚、18…支柱、19…棚板、
20…ポッド搬送装置、20a…ポッドエレベータ、20b…ポッド搬送機構、
21…ポッドオープナ、22…載置台、23…キャップ着脱機構、
24…サブ筐体、24a…正面壁、25…ウエハ搬入搬出口、26…移載室、27…ウエハ移載機構、27a…ウエハ移載装置、27b…ウエハ移載装置エレベータ、27c…ツィーザ、28…待機部、29…炉口シャッタ、
30…ボートエレベータ、31…アーム、32…シールキャップ(炉口蓋体)、32a…Oリング(シール部材)、33…クリーンユニット、34…クリーンエア、
40…処理炉、41…ヒータ(加熱機構)、42…ヒータベース、43…プロセスチューブ(反応管)、44…アウタチューブ(外部反応管)、45…インナチューブ(内部反応管)、46…処理室、47…筒状空間、48…Oリング(シール部材)、49…マニホールド、
50…ボート(基板保持具)、51、52…端板、53…保持柱、54…スロット(保持溝)、55…断熱板(断熱部材)、56…回転機構、57…回転軸、58…駆動制御部、
60…温度センサ(温度検出器)、61…温度制御部、62…排気ポート、63…排気管、64…メインバルブ、65…真空ポンプ、66…圧力計、67…圧力制御部、
70…ガス供給管、71…MFC(ガス流量制御器)、72…ガス流量制御部、
73…バッファ管、74…バッファ、75…連結管、76…連絡路、77…ノズル、78…中空部、79…噴出口、
80…主制御部、81…コントローラ、
73A…バッファ管、74A…バッファ、76A…連絡路、77A…ノズル、78A…中空部。
Claims (4)
- 基板を処理する処理室と、
前記処理室内を排気する排気管と、
前記処理室内にガスを供給するガス供給管と、
その高さ方向の下端に前記ガス供給管が接続され、前記ガス供給管からガスが供給されるバッファを有するバッファ管と、
前記バッファ領域の前記バッファの側面に設けられる複数の連絡路と、
前記複数の連絡路を介してガスが供給される中空部と、該中空部に供給されたガスを前記処理室内に供給する複数の噴出口とを有し、前記バッファ管と隣り合うように前記バッファに沿って設けられ、前記バッファ管に支持されるノズルと、を有し、
前記複数の連絡路は前記バッファ管の側面と前記ノズルの側面との間に前記複数の噴出口の数よりも少なくなるように形成される、
基板処理装置。 - 前記バッファ管およびノズルは、前記処理室の周方向に隣り合うことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
- 基板を処理する基板処理装置の処理室内に設置されるガス供給部であって、
高さ方向の下端にガス供給管が接続され、前記ガス供給管からガスが供給されるバッファを有するバッファ管と、
前記バッファ領域の前記バッファ管の側面に設けられる複数の連絡路と、
前記複数の連絡路を介してガスが供給される中空部と、該中空部に供給されたガスを前記処理室内に供給する複数の噴出口とを有し、前記バッファ管と隣り合うように前記バッファに沿って設けられ、前記バッファ管に支持されるノズルと、を有し、
前記複数の連絡路は前記バッファ管の側面と前記ノズルの側面との間に前記複数の噴出口の数よりも少なくなるように形成される、
ガス供給部。 - 複数の基板を保持したボートを処理室に搬入する搬入工程と、
バッファ管の高さ方向の下端に接続されたガス供給管から前記バッファ管のバッファに供給されたガスが、前記バッファにおいて拡散し、前記バッファ管の側面と、前記バッファ管に支持されたノズルの側面との間に形成された複数の連絡路を経由して前記ノズルの中空部にそれぞれ流れ込み、前記ノズルの他の側面に前記複数の連絡路の数よりも多くなるように設けられた複数の噴出口からそれぞれ噴出して、前記複数の基板に薄膜を形成する薄膜形成工程と、
処理済の前記複数の基板を保持した前記ボートを前記処理室から搬出する搬出工程と、 を有する薄膜形成方法。
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