JP5135051B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、前後方向に移動される布状印刷媒体に対し、左右方向に往復移動されるプリンタヘッドからインクを吐出して布状の印刷媒体に画像を形成するインクジェットプリンタに関し、なお詳細には、布状印刷媒体の左右方向の側縁部を上方から押さえるメディア押さえ機構を備えたインクジェットプリンタに関する。
前後方向に移動される印刷媒体に対し、左右方向に往復移動されるプリンタヘッドからインクを吐出して印刷媒体に画像を形成するインクジェットプリンタでは、印刷媒体の真上をプリンタヘッドが往復移動される。このため、印刷媒体に皺や反りなどがあるとプリンタヘッドと擦れて被印刷面を汚し、さらにプリンタヘッドが印刷媒体の側端部に引っ掛かると印刷媒体を損傷させる虞がある。そこで、印刷媒体の上面を押さえ、あるいは印刷媒体の側縁部を押さえて、印刷媒体が平坦になるように構成されたインクジェットプリンタが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
一方、印刷媒体として布地を用いる、いわゆるテキスタイル用途のインクジェットプリンタでは、紙や塩ビシートなどの印刷媒体と異なり、布状印刷媒体の左右側縁部の繊維がほぐれて毛羽立ちしていることが多々ある。そのため、このような布状印刷媒体を対象とするテキスタイル用途のインクジェットプリンタでは、プリンタヘッドが上方を通過する領域について、布状印刷媒体の左右方向の側縁部を押さえるメディア押さえを備え、このメディア押さえにより布状印刷媒体の側縁部を押さえて、毛羽がプリンタヘッドに接触しないように構成されたものが考案されている。
特開平8−103999号公報 特開平11−227171号公報
しかしながら、従来考案されているメディア押さえは、例えばプリンタヘッドの描画領域の下方に位置するプラテンに左右移動可能に設けられており、布状印刷媒体をインクジェットプリンタにセットする際に、作業者が筐体前面のカバーを開放して手を差し入れてメディア押さえを持ち上げ、布状印刷媒体の側縁に合わせて左右位置をセットするように構成されていた。そのため、小柄な作業者によっては手が届きにくく、位置設定の作業性が良好とは言えないという課題があった。
また、印刷高速化(単位時間当たりの印刷面積の拡大)の要望に応えるべく、各プリンタヘッドに形成されるノズル列の長さを拡大したプリンタヘッドの採用や、キャリッジに前後左右に互い違いにプリンタヘッドを配設した、いわゆるスタガ配列のプリンタヘッドの採用などにより、1スキャンで描画される描画領域幅が拡大される傾向がある。このようなインクジェットプリンタでは、描画領域の拡大に伴ってメディア押えの前後方向長さが長くなり、このような長尺のメディア押えを持ちあげながら位置合わせするのは容易でないという課題があった。さらに、テキスタイル用途のインクジェットプリンタでは、伸縮性がある布状印刷媒体に皺を生じさせることなく搬送するため、布状印刷媒体よりも幅広のベルト上に保持して搬送するベルトコンベア方式のメディア移動機構を備えるものがある。このような方式のインクジェットプリンタでは、筐体の前方にメディア移動機構のベルトが突出して配設されるため、筐体の前方からベルト上方に身を乗り出してメディア押えの位置設定を行うことが相当に難儀な作業であるという課題があった。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、布状の印刷媒体を対象とするインクジェットプリンタにおいて、メディア押えの位置設定を容易に行えるようなインクジェットプリンタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、メディア支持部に支持されメディア移動機構により前後方向に移動される布状印刷媒体(例えば、実施形態における印刷媒体M)に対し、メディア支持部の上方を左右方向に往復移動されるプリンタヘッドからインクを吐出して布状印刷媒体に画像を形成するように構成されたインクジェットプリンタに関するものである。本発明のインクジェットプリンタは、メディア支持部の上方を跨いで左右に延びる筐体に、メディア支持部に支持されて前後方向に移動される布状印刷媒体の左右方向の側縁部を上方から押さえるメディア押さえ機構を備える。メディア押さえ機構は、前後に延びる帯板状のメディア押えと、筺体に設けられメディア押えを吊り下げ支持する支持手段(例えば、実施形態におけるメディア押え支持構造70)と、支持手段に吊り下げ支持されたメディア押えを、第1操作部に対する上下位置設定操作に基づいて、メディア支持部に支持された布状印刷媒体に押接させた使用位置と、メディア支持部の上方に離隔させた退避位置とに移動させる上下移動手段(例えば、実施形態における上下移動構造80)と、支持手段に吊り下げ支持されたメディア押えを、第2操作部に対する左右位置設定操作に基づいて左右方向に移動させる左右移動手段(例えば、実施形態における左右移動構造90)とを備え、第1操作部及び第2操作部が、メディア支持部の左右方向外側に位置して筺体の後面側または前面側に設けられてインクジェットプリンタが構成される。
本発明において、前記メディア押さえは、前後方向の一端側が支持手段に結合されて吊り下げ支持され、前後方向の他端側がプリンタヘッドの左右方向の移動に際して前後方向に所定幅で描画する描画領域を前後に跨いで延設され、このメディア押さえの他端側に、布状印刷媒体を上方から押さえたときの他端側の浮き上がりを防止するおもりが配設されることが好ましい。
なお、前記メディア押さえ機構は、メディア支持部に支持されて前後方向に移動される布状印刷媒体の左端部を押さえる左メディア押さえ機構と右端部を押さえる右メディア押さえ機構とからなり、前記おもりは、左メディア押さえ機構のメディア押えの前記他端側と、右メディア押さえ機構のメディア押えの前記他端側とを結んで左右方向に相対摺動自在に支持されるように構成することが好ましい。
また、前記メディア移動機構は、筺体を挟んで前後に設けられた第1ローラ及び第2ローラと、布状印刷媒体の左右方向の幅よりも大きなベルト幅を有し第1ローラ及び第2ローラを結んで巻き掛けられた無端帯状の搬送ベルトと、搬送ベルトを回動させるベルト駆動手段(例えば、実施形態におけるメディア駆動モータ14)とを有して筺体の前後に張り出したベルトコンベア状に構成されることが好ましい。
本発明に係るインクジェットプリンタには、布状印刷媒体の側縁部を押さえるメディア押さえ機構が備えられ、このメディア押え機構においてメディア押えを上下方向に移動させる上下移動手段の第1操作部と、メディア押えを左右方向に移動させる左右移動手段の第2操作部とが、メディア支持部の左右方向外側に位置して筺体の後面側または前面側に設けられている。このため、作業者はメディア支持部の側方に立って第1操作部及び第2操作部を操作することにより、メディア押えを布状印刷媒体の幅に合わせて位置設定することができる。従って、小柄な作業者であっても、また長尺のメディア押えてあっても容易にメディア押えの側縁に合わせて調整し、布状印刷媒体を押さえる使用位置と退避させた退避位置とに設定することができる。
本発明において、メディア押さえの他端側(すなわち自由端側)に、布状印刷媒体を上方から押さえたときの浮き上がりを防止するおもりを設けた構成によれば、メディア押えを布状印刷媒体の側縁部に押しつけた場合に、毛羽から受ける上向きの反力に抗してメディア押えの自由端側を下向きに付勢し、これにより、たとえメディア押えが長尺化しても、メディア押えの自由端側が浮き上がってしまうような事態を防止することができる。
なお、メディア押さえ機構が、布状印刷媒体の左縁部を押さえる左メディア押さえ機構と布状印刷媒体の右縁部を押さえる右メディア押さえ機構とからなり、おもりが左右のメディア押えの自由端側を結んで相対摺動自在に支持されるような構成によれば、左右のメディア押え機構でおもりを共用することによりメディア押えの構成を簡明化できるとともに、左右のメディア押えを結んで支持させる構成により単純な棒状のおもりで毛羽立ちを押さえる十分な押え力を左右均等に生じさせることができる。
また、メディア移動機構が筺体の前後に張り出したベルトコンベア状に構成される態様によれば、特に調整が困難とされたベルトコンベア形態のインクジェットプリンタについて、プリンタヘッドとの接触を防止するメディア押えを設け、かつその調整を容易化したインクジェットプリンタを提供することができる。
従って、本発明によれば、布状印刷媒体を対象とするインクジェットプリンタにおいて、メディア押えの位置設定を容易に行えるインクジェットプリンタを提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について説明する。本実施形態では、左右に幅広で前後に長い帯状の布を印刷媒体Mとするテキスタイル用途のインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ装置」と称する)Pに本発明を適用した構成例について説明する。プリンタ装置Pを斜め前方から見た斜視図を図2に、斜め後方から見た斜視図を図3に示すとともに、このプリンタ装置Pの概略的な機構構成を図4に示しており、まず、これらの図面を参照してプリンタ装置Pについて要約説明する。なお、以降の説明では、図2中に付記する矢印F,R,Uの指す方向を、それぞれ前方、右方、上方と称して説明する。
プリンタ装置Pは、大別的には、上面に支持した印刷媒体Mを前後方向に移動させるメディア移動機構10と、このメディア移動機構10の上部を跨いで左右に延びる筐体1の内部に設けられ、キャリッジ22に取り付けられたプリンタヘッド30を左右に移動させるヘッド移動機構20とからなり、メディア移動機構10により前後に間欠的に移動される印刷媒体Mに対し、その上方を左右に往復移動されるプリンタヘッド30のノズルからインクを吐出して印刷媒体Mに画像を形成するように構成される。
メディア移動機構10は、筺体1を挟んで前後に設けられた第1ローラ11及び第2ローラ12と、印刷媒体Mの左右方向の幅よりも大きなベルト幅を有し第1ローラ11及び第2ローラ12を結んで巻き掛けられた無端帯状の搬送ベルト13と、第1ローラ11及び第2ローラ12の少なくともいずれか一方(図4に示す構成形態では第2ローラ12)を回転駆動することにより搬送ベルト13を回動させるメディア駆動モータ14などからなり、メディア駆動モータ14の回転を制御することにより印刷媒体Mを前後方向に移動させる。第1ローラ11と第2ローラ12との間には、搬送ベルト13の下面を支持する支持板16が設けられており、搬送ベルト13の上面に水平なメディア支持部15が形成される。このように、メディア移動機構10は幅広のベルトコンベア状に構成され、筺体1の前方及び後方に張り出して配設される。
なお、いずれも詳細図示を省略するが、搬送ベルト13の外周面には粘着加工が施され、メディア移動機構10の後方には、送り出し機構から送出される印刷媒体Mの皺を除去する皺取りローラ、及び皺が除去された印刷媒体Mを搬送ベルト13に押し付けて粘着させる転圧ローラが設けられている。また、メディア移動機構10の前方には、搬送ベルト13に粘着された印刷媒体Mを搬送ベルト13から剥離させる分離ローラ及び印刷媒体Mを巻き取る巻き取り機構が設けられている。このため、メディア移動機構10の後方から導入された印刷媒体Mが、搬送ベルト13に粘着されて搬送中に位置ずれしたり上方に膨れたりすることなく前方に搬送され、描画を終えた印刷媒体がメディア移動機構10の前方で巻き取られるようになっている。
ヘッド移動機構20は、メディア移動機構10の上方を跨ぐ筐体1におけるカバー3の内部に設けられており、筐体1において構造上の基体をなすフレーム2の前面側に固定されて左右に延びる直動軸受け21と、この直動軸受けのガイドレール21aに軸受ブロック21b(図6を参照)を介して左右に移動自在に支持されたキャリッジ22、フレーム2の左右側部に設けられた駆動プーリ及び従動プーリに巻き掛けられ中間部がキャリッジに固定された駆動ベルト23、駆動プーリを回転駆動するキャリッジ駆動モータ24などから構成される。
キャリッジ23には、印刷媒体Mに対してインクを吐出するノズルが多数前後に並んで形成されたプリンタヘッド30が複数並んで設けられ、ヘッド下端のノズル面がメディア支持部15と所定ギャップを隔てて対向配置される。本実施形態のプリンタ装置Pでは、1個当たり8列のノズル列が形成されたプリンタヘッド30が前後左右に互い違いに4個配列されたスタガ配列となっており、1個当たり2列のノズル列が形成された各色(プロセスカラー)のプリンタヘッドを左右に4個並べた通常のインクジェットプリンタと比較して、プリンタヘッドを1回左右方向に移動させたときの1スキャン当たりの前後方向の描画領域幅が4倍、単位時間当たりの印刷面積で約4倍の高速印刷が可能になっている。
プリンタ装置Pでは、メディア支持部15に支持された印刷媒体Mを、メディア移動機構10のメディア駆動モータ14の回転を制御することにより前方に間欠送りして位置決めし、ヘッド移動機構20におけるキャリッジ駆動モータ24の回転と各プリンタヘッド30の各ノズルからのインク吐出とを同期制御することにより上記印刷領域幅の横長帯状の印刷領域を形成する。そしてメディア移動機構10による印刷媒体Mの前方への間欠送りと、ヘッド移動機構20によるプリンタヘッド30の左右方向の往復移動、及びこれと同期したプリンタヘッド30の各ノズルからのインク吐出とを制御することにより、印刷媒体Mに印刷プログラムに応じた文字や図形等の画像を形成する。
このように概要構成されるプリンタ装置Pにおいて、メディア支持部15の上方を跨いで左右に延びる筺体1に、メディア支持部15に支持されて前後移動される印刷媒体Mの左右側縁部を上方から押さえるメディア押さえ機構50が備えられている。メディア押え機構50における上下移動構造80及び左右移動構造90の要部構成を図1に、フレーム2を斜め後方から見たメディア押え機構50(50L,50R)の外観斜視図を図5に、図4中に付記するVI−VI矢視の断面図を図6に、メディア押え機構50におけるメディア押え支持構造70の要部構成を図7に示しており、以下、これらの図面を合わせて参照しながら、メディア押え機構50について説明する。
メディア押え機構50は、印刷媒体Mの左側縁部を押さえる左メディア押え機構50Lと、印刷媒体Mの右側縁部を押さえる右メディア押え機構50Rとからなり、基本的にはメディア移動機構10の左右方向中心線に対して左右対称に構成され、フレーム2の後面側に取り付けられている。このように、左右のメディア押え機構50L,50Rは、左右対称であり、使用部材も共通の部材を左右対称に配置している。そこで、重複説明及び煩雑な表記を避けるため、以下では、原則的に左右の別を表す添え字であるL,Rを付さずメディア機構50と表記して説明する。
メディア押え機構50(50L,50R)は、前後に延びる帯板状のメディア押え60と、フレーム2の下面及び後面側に設けられメディア押え60を上下及び左右に移動可能に吊り下げ支持するメディア押え支持構造70と、メディア押え支持構造70に吊り下げ支持されたメディア押えを、第1操作部85に対する上下位置設定操作に基づいて使用位置と退避位置とに移動させる上下移動構造80と、第2操作部95に対する左右位置設定操作に基づいて左右方向に移動させる左右移動構造90とを備え、上下移動構造80の第1操作部85及び左右移動構造90の第2操作部95が、メディア支持部15の左右方向外側に位置してフレーム2の後面側に設けられて構成される。
メディア押え60は、全体として前後に細長い帯板状の押さえ板61と、この押さえ板の61の前端部及び後端部がスキーの先端部のように上方に滑らかな曲面状に曲げられ形成された導入部62、導入部62に近接して押さえ板61の左右側縁が上方に曲折されて形成された前後のローラ保持部63,64、各ローラ支持部63,64に左右に延びる軸廻りに回動自在に軸支され、押さえ板61を上下貫通するローラ挿通孔を通って押さえ板61の下面よりも幾分下方に突出して配設されたローラ65などから構成される。
メディア押え60は、例えばステンレス合金等の金属薄板を加工成形し、ローラ支持部63,64にローラ65を回動自在に装着して構成される。前方のローラ支持部63は上方に延出され、棒状のおもり66を支持するおもり支持部67が形成されている。おもり支持部67は、おもり66の外径に合わせた溝幅で上方に開くU字溝状に形成されており、左右に延びる棒状のおもり66を上方から受容して支持するように形成される。また、後方のローラ支持部64に近接して押さえ板61の上面から上方に延びるLアングル状の取付板68が固着されており、サムスクリュー69によりメディア押え支持構造70の昇降杆74に螺合締結されるようになっている。
メディア押え支持構造70は、フレーム2の下面に直動軸受け71を介して左右に移動自在に配設されたスライダ72と、このスライダ72に直動軸受け73を介して上下に移動自在に配設された昇降杆74、スライダ72と昇降杆74との間に張り渡されて昇降杆74を下向きに付勢するコイルスプリング75などから構成される。
スライダ72は、下向きに開くU字状で前後に延びるスライドベース部72aと、このスライドベース部72aの後端部に固着された側面視J字状のサポートブラケット部72bとからなり、スライドベース部72aの前方部分が直動軸受け71を介してフレーム2の下面に取り付けられて左右移動自在に配設される。前後平行に上方に延びるサポートブラケット部72bの前方の立設部には、直動軸受け73のインナーレール73bがネジ固定され、後方の立設部には、左右移動構造90の駆動ベルト91が固定金具93を介してネジ固定される。スライドベース部72aの後部には、昇降杆74の平断面形状に合わせた矩形の昇降杆挿通孔72hが上下貫通して開口形成されており、この昇降杆挿通孔72hを通って昇降杆74が上下に挿通される。
昇降杆74は、後方に開くU字状で上下に延びる昇降ポスト部74aと、この昇降ポスト部74aと繋がって上方に延び上端が後方に直角に曲折されて形成された側面視L字状のフック部74bとを有して構成される。昇降ポスト部74aの後面側には、直動軸受け73のアウターレール73aがネジ固定されており、昇降ポスト部74aを上方から昇降杆挿通孔72hに挿通してアウターレール73aをインナーレール73bと嵌合させることにより、昇降杆74が直動軸受け73を介してスライダ72に上下移動自在に支持される。
昇降ポスト部74aの上部には、左右の側片が延出されて後方に突出するタブ状のバネ支持部74cが形成されており、このバネ支持部74cに取り付けられたバネポスト77と、サポートブラケット部72bの底部に取り付けられたバネポスト76とに引っ張りばね形態のコイルスプリング75を掛止することにより、スライダ72に対して昇降杆74が常時下方に付勢された状態で配設される。昇降ポスト部74aの下端部には、後面側にメディア押え60の取付板68を受容して当接支持する取付板装着部78が形成されるとともに、その前面側にサムスクリュー69の雄ねじ部を受容して螺合するナット79が固着されている。そのため、メディア押えの取付板68を取付板装着部78にセットし、取付板68の後方からネジ挿通孔を通してサムスクリュー69をナット79に螺合締結することにより、メディア押え60の後端側がメディア押え支持構造70の昇降杆74の下端に前後左右傾きなく取り付けられる。
このようにして、メディア押え60がメディア押え支持構造70に取り付けられると、メディア押え60は、複数のプリンタヘッド30による描画領域35(図2及び図6を参照)を前後に跨いで配設される。描画領域35よりも前方に位置する左右のメディア押さえ60,60のおもり支持部67,67には、印刷媒体Mを跨ぐように棒状のおもり66が載置されて左右のメディア押えの前端部が均等に下方に付勢される。これにより、プリンタヘッド30が上方を通過するため薄く且つ長尺の帯板状となるメディア押え60の前端側が、印刷媒体Mを上方から押さえたときの反力によって浮き上がってしまうようなことがないようになっている。
なお、おもり66による前端部の押え力は、対象とする印刷媒体Mの繊維材質や糸の番手、織り方、厚さ、側縁の毛羽立ちの度合いなど、素材の特性に応じて適宜な質量のおもりを選択することにより適宜に設定することができ、例えばアルミニウム等の軽合金製の薄肉パイプからステンレス合金や銅合金等の比重量の大きい中実丸棒まで、略同一外径で質量が異なる複数種類のおもりを予め形成しておくことにより、印刷媒体Mの素材の特性に応じておもり66を選択使用して適切な押え力を設定することができる。
上下移動構造80は、フレーム2の後面に左右に延びて揺動可能に支持されたバー部材81と、このバー部材81を揺動させる第1操作部85とから構成される。バー部材81は、軸直行の断面形状が長方形で左右に長いフラットバー状をなし、一方の短辺(図6において前方の短辺)を挟む上下の角部が円弧状に面取りされて上下の曲面間に平坦な上位置支持面81aが形成され、この上位置支持面と曲面を介して繋がる一方の長辺(図6において上方の長辺)に下位置支持面81bが形成される。
バー部材81の左右端部には、長方形断面における非面取り側にオフセットして、それぞれ左右外方に突出する揺動軸82,82が固定されており、一端の揺動軸82がフレーム2の左右中間部に設けられた軸受部83に軸支され、他端の揺動軸82がメディア支持部15の左右方向外側に位置してフレーム後面に設けられた第1操作部85(85L:左第1操作部、85R:右第1操作部)に軸支されて、左右の揺動軸82,82を結んだ軸線を中心として前後に揺動可能に配設される。
図1中のVIII−VIII矢視方向に見た第1操作部85(右第1操作部85R)の斜視図を図8に示すように、第1操作部85は、前後に延びる軸部86aの後端に押し引き操作容易な握り球86bを有し、軸部86aが軸受ブッシュ87を介して前後に摺動自在に設けられた上下移動ノブ86、上下移動ノブ86の前端に枢結ピン84aを介して相対揺動自在に枢結されたリンク部材88、一端が揺動軸82に固定され他端側が枢結ピン84bを介してリンク部材88に相対揺動自在に枢結されたカム部材89などから構成される。
これらの各構成部材は、図8(a)に上下移動ノブ86を前方に位置させた状態を示すように、握り球86bを押圧して上下移動ノブ86を前方に移動させ、軸部86aに形成された段付き部86dが軸受ブッシュ87の開口縁部に当接する前端位置まで移動させたときに、リンク部材88とカム部材89とを枢結する枢結ピン84bが揺動軸82の直上(デッドポイント)を越えて前方に位置し、バー部材81の下位置支持面81bが水平となる倒伏姿勢になるように設定される。
また、図8(b)に上下移動ノブ86を後方に位置させた状態を示すように、握り球86bを引っ張って上下移動ノブ86を後方に移動させると、上下移動ノブ86に枢結されたリンク部材88が相対揺動しながら後方に移動して枢結ピン84bが揺動軸82の直上を越えて後方に移動し、この枢結ピン84bで枢結されたカム部材89が揺動軸82の軸線を中心として図6及び図8における時計廻りに揺動され、揺動軸82に固定されたバー部材81の前端側が上方に起立するように回動する。そして、図示省略するストッパにより上下移動ノブ86の後方移動が規制される後端位置近傍まで移動させたときに、バー部材81が90度回動して上位置支持面81aが水平となる起立姿勢に配設されるように設定される。
ここで、前述したメディア押え支持構造70における昇降杆74はコイルスプリング75により下方に付勢され、昇降杆74のフック部74bは、バー部材81の上方に位置して配設されている。また、フック部74bの下面からメディア押え60の下面までの上下方向寸法と、倒伏姿勢にあるバー部材81の下位置支持面81bからメディア支持部15における搬送ベルト13の上面までの上下方向間隔との関係では、フック部下面からメディア押え下面までの寸法の方がわずかに大きく設定されている。
このため、バー部材81が倒伏姿勢に設定された状態では、フック部74bの下面が下位置支持面81bからわずかに浮いた状態となり、メディア押え60がメディア支持部15に支持された印刷媒体Mに当接する使用位置に配設され、このときのコイルスプリング75の伸びに応じたバネ力及びメディア押えの質量に応じた付勢力でメディア支持部上の印刷媒体Mが下向きに押さえられる。なお、この印刷媒体Mを押さえる押え力は、バネポスト76の上方への繰り出し位置を調整し、コイルスプリング75の初期張力を調整することによって適宜に設定することができ、前述したおもりと同様に、印刷媒体Mの素材の特性に応じて適切な押え力を設定することができる。
一方、握り球86bを引っ張ってバー部材81の前端側が上方に起立するように回動させると、バー部材前端の曲面部がフック部74bの下面に当接し、バー部材81にコイルスプリング75のバネ力が作用する。そこで、このバネ力に抗して上下移動ノブ86を後方に移動させると、バー部材前端の上部曲面がフック部74bの下面と相対摺動しながら回動し、コイルスプリング75を伸張させながら昇降杆74を押し上げてゆく。バー部材81が90度回動し上位置支持面81aが揺動軸82の真上で水平となる起立姿勢まで到達すると、フック部74bが上位置支持面81aに安定支持され、上下移動ノブ86から手を放しても当該位置に保持される。
このため、昇降杆84は、バー部材81における長辺と短辺の長さ及び揺動軸82のオフセット量に応じた移動量で上方に移動され、昇降杆84の下端に取り付けられたメディア押え60がメディア支持部上の印刷媒体Mの上方に離隔した退避位置(図6中に二点鎖線で示す)に配設される。このように、上下移動構造80は、メディア押え支持構造70に吊り下げ支持されたメディア押え60を、第1操作部85の上下移動ノブ86に対する上下位置設定操作(押し引き操作)に基づいて、印刷媒体Mに所定の付勢力で押接させた「使用位置」と、上方に離隔させた「退避位置」とに移動可能に構成される。
左右移動構造90は、第1操作部85に近接する第2操作部95に設けられた駆動プーリ98と、軸受部83の下側に位置して設けられた従動プーリ99との間に巻き掛けられた無端丸紐状の駆動ベルト91と、この駆動ベルト91を回動させる第2操作部95とから構成される。
第2操作部95(95L:左第2操作部、95R:右第2操作部)は、上下移動構造80の第1操作部85(85L,85R)と同様にメディア支持部15の左右方向外側に位置してフレーム2の後面側に設けられており、本実施形態では、左右のメディア押え機構50L,50Rについて、第1操作部85の組み付け位置を変更することにより第1操作部85及び第2操作部95を共通の操作部支持フレーム8に構築した構成例を示す。
第2操作部95は、前後に延びる軸部96aの後端に回動操作容易な多角形状のノブ(例えばセブンロブノブ)96bを有し、軸部96aの前端及び中間部が軸受を介して操作部支持フレーム8に支持されて、時計廻り・反時計廻りに回動自在に設けられた左右移動ノブ96、軸部96aに固定された駆動プーリ98などから構成される。フレーム2の左右中間部には、軸受部83の下側に位置し前後に延びる軸廻りに回動自在に従動プーリ99が設けられており、これらの駆動プーリ98と従動プーリ99との間を結んで無端丸紐状の駆動ベルト91が巻き掛けられる。
フレーム2の後面における駆動ベルト91の通過位置(すなわち駆動プーリ98及び従動プーリ99の配設位置)は、メディア押え支持構造70におけるサポートブラケット部72bの後方の立設部の配設位置と整合して設定されており、上下平行に張り渡された駆動ベルト91における下側のベルトの中間部が固定金具93を介してサポートブラケット部72bに固定される。
このため、例えばノブ96bをプリンタ装置Pの背面視(図1及び図5に示す方向視)において時計廻りに回動操作すると、駆動プーリ98を介して駆動ベルト91が時計廻りに回動され、この駆動ベルト91が固定されたスライダ72に左向きの力が作用する。前述したように、メディア押え支持構造70では、スライダ72が直動軸受け71を介してフレーム2の下面に左右移動自在に取り付けられ、このスライダ72に直動軸受け73を介して上下移動自在に支持された昇降杆74のフック部74bが退避位置においてバー部材81の上位置支持面81aに支持されている。そのため、スライダ72に左向きの力が作用すると、上位置支持面81aに支持されたフック部74bが当該支持面上を滑って左方に移動し、昇降杆74の下端に装着されたメディア押え60が左方に移動される。ノブ96bを反時計廻りに回動操作した場合の作用も同様であり、駆動ベルト91が反時計廻りに回動してメディア押え60が右方に移動される。
このように、左右移動構造90は、メディア押え支持構造70に吊り下げ支持されたメディア押え60を、第2操作部95の左右移動ノブ96に対する左右位置設定操作(すなわち回動操作方向及び回動操作角度)に応じた移動方向及び移動量で左右に移動させることができる。
左右のメディア移動機構50L,50Rにおける第1操作部85,85及び第2操作部95,95は、いずれも筐体1の左右中間部を通って前後に突出するメディア移動機構10の搬送ベルト13よりも左右外側に位置してフレーム2の後面側に設けられており、図3に示すように、第1操作部85における上下移動ノブ86(握り球86b)及び第2操作部95における左右移動ノブ96(ノブ96b)が、カバー3から後方に突出して操作可能に配設される。
次に、以上のように構成されるプリンタ装置Pにおけるメディア押え機構50の作用について簡潔に説明する。まず、メディア移動機構10に印刷媒体Mを導入する際には、左右のメディア押え機構50L,50Rのメディア押え60,60を上方の退避位置に設定するとともに、左側のメディア押え機構50Lのノブ96bを反時計廻り、右側のメディア押え機構50Rのノブ96bを時計廻りに回動操作して左右側方に退避させ、搬送ベルト13上に後方から印刷媒体Mを導入して搬送ベルト13を回動させ、印刷媒体Mの前端が描画領域35よりも前方に達するまで印刷媒体Mを前方に送り出す。
印刷媒体Mの前端が描画領域35よりも前方まで送り出されたら、搬送ベルト上の印刷媒体Mの左右の側縁位置と、メディア押え支持機構70により吊り下げ支持されている左右のメディア押え60の位置を対比し、それぞれノブ96bを回動操作してメディア押え60の左右方向位置を位置合わせする。具体的には、例えば背面視において左側のメディア押え機構50Lのメディア押え60が、印刷媒体Mの左側縁よりも左方にずれて搬送ベルト13上に位置しているような場合に、左側のメディア押え機構50Lのノブ96bを反時計廻りに回動操作してメディア押え60を右動させ、押さえ板61が印刷媒体Mの左側縁(毛羽立ち部)の真上に位置するように位置合わせする。
この際、作業者が立つ筐体1の左後部において、搬送ベルト13上に導入された印刷媒体Mの左縁位置、及び左側のメディア押え60の後端部の左右方向位置がともに明瞭に視認され、手元のノブ96bを回動操作して容易に位置合わせを行うことができる。
メディア押え60の左右方向位置について位置合わせが終了したら、握り球86bを押圧して上下移動ノブ86を前端位置まで移動させ、バー部材81を前方に倒伏させる。バー部材の上位置支持部81aにフック部74bで支持されていた昇降杆74は、コイルスプリング75のバネ力により下方に付勢されており、バー部材81の前方への倒伏に応じて上部曲面と相対摺動しながら下動する。そして、バー部材81が前方に90度回動して下位置支持面81bが水平になる倒伏姿勢まで到達すると、メディア押え60がメディア支持部15に支持された印刷媒体Mに当接して側縁部を押さえる使用位置に配設される。このとき、昇降杆74のフック部74bは下位置支持面81bからわずかに浮いた状態になっており、印刷媒体Mの側縁部(毛羽立ち部)が、コイルスプリング75の伸びに応じたバネ力及びメディア押え60の質量に応じた付勢力で押さえられる。
ここで、メディア押え60の押さえ板61は薄く且つ長尺の帯板状であることから、印刷媒体側縁の毛羽を押さえたときに反力を受けて押さえ板61が撓み、前端側で押えが利かなくなる虞がある。これに対しメディア押え機構50では、左右のメディア押え60の前端部におもり支持部67が設けられ、印刷媒体Mの上方を跨いで素材の特性に応じた質量のおもり66が支持されている。このため、印刷媒体Mはメディア押え60の前端側においても均等に押さえられ、印刷媒体Mからの反力によってメディア押え60が浮き上がるようなことがない。
なお、メディア押え60の前端部に設けられたおもり支持部67は、おもり66の外径に合わせた溝幅で上方に開くU字溝状に形成され、おもり66の外周面が溝に支持された状態で配設されている。このため、メディア押え60を印刷媒体Mの側縁位置に合わせて移動させたときに、おもり66とおもり支持部67とが相対摺動してメディア押え60の移動を許容し、メディア押え60の移動にかかわらず左右のおもり支持部67,67間に支持される。
このようにして左右のメディア押え60,60が使用位置に設定されると、印刷媒体Mの左右側縁の毛羽立ち部が押さえ板61により押さえられ、その上方を通ってプリンタヘッド30を左右に移動させても、プリンタヘッド30と印刷媒体Mとが擦れたり、プリンタヘッド30が毛羽に引っ掛かったりすることがない(図6を参照)。そこで、ヘッド移動機構20によりプリンタヘッド30をメディア支持部15上に移動させて印刷開始位置を設定し、印刷プログラムを呼び出してスタートさせることにより、メディア移動機構10による印刷媒体Mの前後方向への間欠移動、ヘッド移動機構20によるプリンタヘッド30の左右方向の往復移動を組み合わせて、印刷媒体Mに印刷プログラムに応じた文字や図形等の画像を形成することができる。
メディア移動機構10により搬送ベルト13が回動され、印刷媒体Mが前後に移動されると、メディア押え60の前端側及び後端側に設けられたローラ65,65が印刷媒体Mの移動に応じて回動し、印刷媒体Mは搬送ベルト13を支持する支持板16とローラ65との間に挟まれた状態で前後に移動される。ここで、ローラ65は押さえ板61を上下貫通するローラ挿通孔を通って押さえ板61の下面より幾分下方に突出して配設されており、押さえ板61の下面がローラ65の下端面よりも幾分上方に位置している。このため、印刷媒体Mの前後移動に際して印刷媒体Mと押さえ板61との間で大きな摺動抵抗を生じることがなく、印刷媒体Mは側縁部の毛羽が押さえられた状態で、搬送ベルト13とともに滑らかに前後方向に移動される。
なお、上下移動構造80にはメディア押え60が使用位置に設定されているか否かを検出するメディア押え位置検出装置が設けられ、メディア押え60が使用位置に設定されていないときにはヘッド移動機構20の作動が規制されるように構成されている。メディア押え検出装置は、例えばバー部材81の揺動軸82に卵型のカムを固定するとともに、このカムの角度位置を検出することによりバー部材81が倒伏姿勢にあるか否かを検出するリミットスイッチを設けて構成することができ、リミットスイッチの検出信号からバー部材81が倒伏姿勢にないと判断されるときに、ヘッド移動機構20の作動を規制しキャリッジ22が左右に移動しないように構成される。このような構成によれば、メディア押え60が退避位置にある状態でキャリッジ22が左右移動することがなく、これにより、キャリッジ22とメディア押え60との衝突を未然に防止することができる。
以上説明したように、プリンタ装置Pにおいては、作業者が筐体1の後方に立って第1操作部85の握り球86b、第2操作部95のノブ96bを操作することにより、メディア押え60を印刷媒体Mの幅に合わせて位置設定することができ、メディア押え60を使用位置と待避位置とに位置設定することができる。そのため、たとえ小柄な作業者であっても容易にメディア押えの位置設定を行うことができ、操作性を向上させたプリンタ装置を提供することができる。
なお、以上では、第1操作部85の握り球86b、第2操作部95のノブ96bを筐体1の後面側に突出して配設した構成を例示したが、例えば、第1操作部85における上下移動ノブ86及び第2操作部95における左右移動ノブ96を前方に引き出して握り球86b及びノブ96bを筐体1の前面側に配設し、筐体1の前面側で操作可能に構成してもよい。また、第1操作部85における揺動軸82、第2操作部95における駆動プーリ98をモータ等により駆動し、筐体1の前面側及び後面側の少なくともいずれかに設けたスイッチをスイッチ操作してメディア押え60を上下移動、左右移動させるように構成してもよい。
メディア押え機構における上下移動構造及び左右移動構造の要部構成を示す斜視図である。 本発明の適用例として示すプリンタ装置を斜め前方から見た斜視図である。 上記プリンタ装置を斜め後方から見た斜視図である。 上記プリンタ装置の概略的な機構構成を示す模式図である。 フレームを斜め後方から見たメディア押え機構の外観斜視図である。 図4中に付記するVI−VI矢視の断面図である。 メディア押え機構におけるメディア押え支持構造の要部構成を示す分解斜視図である。 図1中のVIII−VIII矢視方向に見た第1操作部の斜視図作用を示す斜視図である。
符号の説明
M 印刷媒体(布状印刷媒体)
P プリンタ装置(インクジェットプリンタ)
1 筐体
2 フレーム
10 メディア移動機構
11 第1ローラ
12 第2ローラ
13 搬送ベルト
14 メディア駆動モータ(ベルト駆動手段)
15 メディア支持部
20 ヘッド移動機構
30 プリンタヘッド
35 描画領域
50 メディア押さえ機構(50L 左メディア押え機構、50R 右メディア押え機構)
60 メディア押え
66 おもり
70 メディア押え支持構造(支持手段)
80 上下移動構造(上下移動手段)
85 第1操作部(85L:左第1操作部、85R:右第1操作部)
86 上下移動ノブ
90 左右移動構造(左右移動手段)
95 第2操作部(95L:左第2操作部、95R:右第2操作部)
96 左右移動ノブ

Claims (4)

  1. メディア支持部に支持されメディア移動機構により前後方向に移動される布状印刷媒体に対し、前記メディア支持部の上方を左右方向に往復移動されるプリンタヘッドからインクを吐出して前記布状印刷媒体に画像を形成するように構成されたインクジェットプリンタにおいて、
    前記メディア支持部の上方を跨いで左右に延びる筐体に、前記メディア支持部に支持されて前後方向に移動される前記布状印刷媒体の左右方向の側縁部を上方から押さえるメディア押さえ機構を備え、
    前記メディア押さえ機構は、
    前後に延びる帯板状のメディア押えと、
    前記筺体に設けられ前記メディア押えを吊り下げ支持する支持手段と、
    前記支持手段に吊り下げ支持された前記メディア押えを、第1操作部に対する上下位置設定操作に基づいて、前記メディア支持部に支持された前記布状印刷媒体に押接させた使用位置と、前記メディア支持部の上方に離隔させた退避位置とに移動させる上下移動手段と、
    前記支持手段に吊り下げ支持された前記メディア押えを、第2操作部に対する左右位置設定操作に基づいて左右方向に移動させる左右移動手段とを備え、
    前記第1操作部及び前記第2操作部が、前記メディア支持部の左右方向外側に位置して前記筺体の後面側または前面側に設けられることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記メディア押さえは、前後方向の一端側が前記支持手段に結合されて吊り下げ支持され、前後方向の他端側が前記プリンタヘッドの左右方向の移動に際して前後方向に所定幅で描画する描画領域を前後に跨いで延設され、
    前記メディア押さえの前記他端側に、前記布状印刷媒体を上方から押さえたときの前記他端側の浮き上がりを防止するおもりが配設されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記メディア押さえ機構は、前記メディア支持部に支持されて前後方向に移動される前記布状印刷媒体の左縁部を押さえる左メディア押さえ機構と右縁部を押さえる右メディア押さえ機構とからなり、
    前記おもりは、前記左メディア押さえ機構の前記メディア押えの前記他端側と前記右メディア押さえ機構の前記メディア押えの前記他端側とを結んで左右方向に相対摺動自在に支持されることを特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記メディア移動機構は、前記筺体を挟んで前後に設けられた第1ローラ及び第2ローラと、前記布状印刷媒体の左右方向の幅よりも大きなベルト幅を有し前記第1ローラ及び前記第2ローラを結んで巻き掛けられた無端帯状の搬送ベルトと、前記搬送ベルトを回動させるベルト駆動手段とを有して前記筺体の前後に張り出したベルトコンベア状に構成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
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