JP5133251B2 - 前胴において物品を運搬するためのシステム - Google Patents

前胴において物品を運搬するためのシステム Download PDF

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Description

(関連出願)
本願は、2005年10月22日出願の米国仮特許出願第60/728,937号の利益を主張し、2006年9月21日出願の米国仮特許出願第60/743,332号の利益を主張する。これらの出願は本明細書において参考により援用される。
本システムは、包装物および物品の運搬具、特に人間などの運搬者により物品を運搬するための装置またはシステム、および人間の前胴で物品を運搬するためのシステムの分野に関する。
太古の時代から、人間は物品の運搬を助けるシステムを用いてきた。人々は、例えば衣服のポケット、ハンドキャリー用容器、肩吊索、バックパックおよびフロントパックを用いてきた。
解剖学的理由から、通常、極めて重い物品を胴の後ろで、例えばバックパックを使って運搬する方が効率的である。その一方で、フロントパック、すなわち、胴の前部で物品を運搬するシステムでは、物品運搬の利点が少なくとも2つある。
第一に、フロントパックでは、運搬システムを人体から取り外すことなく、ユーザが運搬される物品を楽に見ながら手に取ることができる。これは特に、カメラ、双眼鏡、水筒、帽子、手袋等のように頻繁に取り出したり、取り換えたりする物品に対して実用的である。
第二に、バックパックと共に用いれば、フロントパックは、ユーザの体にかかるバックパックの重量および力と釣り合わせることで、全ての物品を運搬するのにより軽く、さらに快適に感じさせる。運搬される物品の全重量の一部を体の後部から体の前部に再分配することで、全ての物品の重心をユーザの体の自然の重心に向けて前方に移し、ユーザがさらに自然な直立姿勢で立って移動することができるようになる。フロントパックが、前部で運搬される物品の重量をユーザの腰の前エリアに伝達する耐力フレームを有していれば、骨盤骨の前部にかかる下向きの力が、骨盤骨の後部のバックパックの下向きの力と釣り合い、背中の下部の筋肉にあまり負担をもたらすことなく骨盤をさらに自然な位置にする。よく設計されたフロントパックフレームはさらに、フロントパックが取り付けられているバックパックの上部肩ストラップにかかる前向きの水平の力を生成し、この力は、バックパックとその中身により生成される上部肩ストラップにかかる後ろ向きの水平の力を打ち消す。こういったフロントパックの生体力学的利点が組み合わさって、ユーザに対して、重い物品を運搬しながら、快適さ、平衡感および身体的能力の改善もたらす。
過去数十年間に、バックパック設計の技術はかなり進んできた。初期のバックパックは、単純なストラップでユーザの肩からぶらさげた軟弱なかばん程度のものにすぎなかった。今日、最新技術のバックパックでは物品の重量を、人が重い物品を運ぶのに最適な解剖学的位置であるユーザの腰に伝達する堅固なフレームを用いている。最新の吊り下げシステムは調節可能であり、フィット性、快適性、動きの自由度、および物品の安定性を改善するために、解剖学的に形成されるパッド付の肩ストラップと腰ベルトを用いる。こういった進歩により、最新のバックパックのユーザがさらに重い物品を運搬し、過去のいかなる時に可能であったものよりもさらに身体的にきつい活動に従事することができるようになった。
人間の胴の前部で物品を運搬するための装置では、設計あるいは性能の点で、同様の進歩は見られない。従来技術では、腰に対する十分な重量伝達、調整性、快適性、動きの自由度、および物品の安定性をもたらすフロントパックシステムは知られていない。
最も単純な従来技術のフロントパック設計は、ユーザの首または片方の肩の上に配置される単一ストラップから吊り下げた容器を伴う。前部で運搬される物品の縦揺れおよび横揺れを制限するために、補足のストラップをユーザの胴周りで円周方向に配置することもある。このタイプのフロントパックは、重い物品を運搬するのに人の首および肩の能力が限られているという点で基本的な欠陥がある。カメラあるいは双眼鏡のような比較的軽い品目さえも、ある持続時間にわたって首あるいは片方の肩から吊り下げられていれば不快になる。
他の単純な形式のフロントパックは、衣服の前部に縫い込まれたポケットを使用することを伴う。この方法の例は、伝統的な漁師のベスト、例えばベストの前と後ろにポケットを有するWooleyによる特許文献1で教示された組合せ式バックパック/ベストで見られる。この方式では、物品の重量が、ユーザの首または片方の肩だけでなく両肩に分散されることから、前部での物品運搬能力が若干大きくなる。しかしながら、この方式は、ユーザの腰への重量伝達の欠如と、前部運搬式衣服ポケットの大きさおよび形に実際的な制約があるために、さらに大きな制限がある。
他の単純な形態のフロントパックは、本質的に、体の前部で身につけられるように、バックパックを修正する必要がある。ストラップおよびパックバッグに小さな改造を行うことで、単純な無フレームバックパック設計を前部運搬作業に適応させることができる。この方式の例は、乳児や小さなペットを運搬するための従来技術の種々の柔らかいフロントパックで見られる。これらのシステムは単純で、高価でなく、カジュアルで軽量での利用に適しているが、腰への重量伝達や効果的な負荷制御能力がないため、持続的な、あるいは過酷な前部運搬作業では不適当である。
さらに他のフロントパック設計方式は、Radarによる特許文献2、Baclawskiによる特許文献3、およびJacksonによる特許文献4で例示されるが、これらのおのおのは、バックパックの肩ストラップから吊り下げられた前ポケットを教示している。これらのシステムは最新のバックパックと協動することから、最新のバックパック肩ストラップ設計の開発と、後ろから前への重量配分の改善を行うことで、快適性と物品運搬能力の改善をもたらす。しかしながら、これらのシステムはいずれも、物品が最も快適に効率的に運搬できるユーザの腰に対して、前部で運搬される重量を直接伝達せず、さらにこれらのシステムには適切な負荷制御能力がない。
複数の従来技術のフロントパックシステムは、前部で運搬される物品を支持する堅固な枠組みを用いることで、前部で運搬される物品の重量をユーザの腰まで下方に伝達する点で進歩してきた。このようなシステムの1つのカテゴリーでは、バックパックからユーザの体の前部まで前に伸びるセクションをもつ堅固なバックパックフレームを利用する。前に伸びるフレームセクションで得られた物品の重量は機械的にバックパックに伝達され、ユーザの体の後部で運搬される。この方式は、例えばTurchenによる特許文献5およびZufichによる特許文献6で見られる。これらのシステムは、バックパックフレームを通して、前部で運搬される物品の重量の一部をユーザの腰まで機械的に伝達するという点で若干成功している。その一方で、ユーザの体の前部に、前部で運搬される物品に対する支持体がないため、これらのシステムは効果的な負荷制御能力に欠けており、ユーザの骨盤骨の前部および後部での下向きの力を釣り合せることがない。
前述の欠陥および限界は、前部で運搬される物品あるいは少なくともその一部を、ユーザが身につけた腰ベルトの前エリアまで直接下向きに伝達する堅固な枠組みを用いる前部運搬システムの分類ではある程度避けられる。この設計方式は、Stanfordによる特許文献7、Bellによる特許文献8、Easterによる特許文献9、およびTateによる特許文献10で例示される。これらのシステムはフロントパックの最新技術における進歩を表わすが、それぞれのシステムには欠点がある。
Bellによる特許文献8は、ポケットあるいは他の運搬機構が取り付けられることもある本質的に堅固な衣服である「骨格運搬器」を教示する。このシステムでは別個のバックパックとの協動手段を提供しない。異なるユーザの異なる体の形および大きさに適応させるように調整することはできない。縦揺れおよび横揺れ対して前部で運搬される物品の適切な制御を行うために、Bellの「外骨格」は胴に対してひもでぴったりと縛られなくてはならない。このようにぴったりとひもで縛るのは不快であり、「外骨格」と体との間における汗の通気を妨げる。さらに、このようにぴったりとひもで縛ることで、物品の重量の一部を胴の上部領域で担うことになり、腰に対する全重量伝達には逆効果である。おそらく最も有害なことは、堅固な「外骨格」がユーザの胴の通常の動きを大きく制限することである。高い所に達することから前向きに曲げることまで、あるいは左右に曲げるといった典型的な運動範囲で人が動けば、人の胴は曲がり、腰の前部と肩の前部との間の距離は数インチ、場合によっては、片側がその反対側よりも大きく変化する。さらに、人の上部胴をねじるか、あるいは下部胴に対して左右に向けて軸方向に回転させると、肩と腰の前エリアとの間の距離が、場合によっては片側がその反対側よりも大きく変化する。堅固な前部運搬プレートをユーザの前胴にひもで結び付ければ、この運動の範囲が制限を受ける。
Stanfordによる特許文献7で教示するフロントパックは、最新の外部バックパックフレームに似た全外部フレームを利用する。Stanfordの前フレームは複数のストラップによってユーザの胴に固定される。Stanfordシステムでは、外フレームバックパックと同様に、堅固なフレームによって、運搬される物品の重量のかなりのものを、ユーザの腰を囲む腰ベルトに向けて下方に伝達することが理論的に可能である。その一方で、Stanfordにより教示されるように、前部で運搬される物品の縦揺れおよび横揺れは、ユーザの腰に対して枠組みをひもでしっかりと縛ることだけで制御できる。このようにひもでしっかりと縛ることはユーザの腰への重量の伝達に対して逆効果である。さらに、このようにひもでしっかりと縛ることで、動きの自由を制限し、ユーザの快適性と通気性を低下させる。さらに、Stanfordのフレームは異なる大きさおよび形のユーザに適応するように調節可能ではなく、Stanfordの体ハーネスは扱いにくく、別個のバックパックと協動する機構を提供しない。
Easterによる特許文献9で記述されるフロントパックは、フロントパックと前部で運搬される物品の重量を従来技術のバックパック腰ベルトの前部に伝達する一対の外側の堅固なフレームセクションを用いる。この設計は理論上、動きの合理的な自由度と腰の前部への重量伝達を可能にするものであるが、StanfordおよびBellのものと同様に、Easterシステムには効果的な負荷制御能力がない。縦揺れは、フロントパックとバックパックの腰ベルトとの間で積極的な接続がないため十分に制御されない。フロントパックの上部領域が、安定した引留点ではないバックパックの胸板ストラップに取り付けられることから、横揺れの制御は効果がない。適度な負荷制御は、Easterシステムにおいて、肩ストラップと胸板ストラップを過度に締め付けることによってのみ行われるが、これにより動きの自由度の低下、快適性の低下、腰ベルトへの重量伝達の低下が避けられない。最後に、Easterシステムは野生生物の追跡で使われる機器を運搬するのに特に適しているが、こういった特殊性のために、このシステムは他の前部での運搬作業における利用にはあまり適さない。
Tateによる特許文献10は、ポケットとその中身の重量の大部分をバックパック腰ベルトの前エリアに伝達する堅固な内部フレームセクションをもつ「釣り合いポケット」の利用を教示する。Tateは、このフロントパックシステムと、「Aam Bodypacks」という商標の下で売られている、協動するバックパックのラインとを商業的に作製してきた。Tateのフロントパック設計は理論上、ユーザの腰の前部にかなりの重量伝達を行うが、Tateシステムにおける縦揺れと横揺れは、システム内で具現化される種々のストラップを締め付けることだけで適切に制御できるものであるため、動きの自由度、快適性、腰ベルトへの重量伝達の低下は避けられない。Tateシステムにおける釣り合いポケットは、バックパック肩ストラップ上にある垂直の帯ひもを取り囲む共通のプラスチックループによってバックパックの肩ストラップに取り付けられる。この取り付けシステムはユーザの上胴に対する運動範囲を限定し、広範囲のバックパックとTateシステムが協動する能力を制限する。最後に、Tateによって教示されるポケットは、運搬される物品の大きさおよび形を本質的に制限する。例えば、Tateのポケットではライフル銃、一対のスキー板、カメラ三脚、あるいは乳児を効果的に運搬することができない。
LuxuryLite(luxurylite.com)は、バックパックフレームの最上部からストラップで吊るされ、バックパックの腰ベルトの前部に押し込まれる透明プラスチック封筒を備える「前部水和パック」を販売提供している。この製造業者によれば、フロントパックの重量をユーザの腰まで下向きに伝達するように、食料雑貨店で買う3つの24オンスのプラスチック水筒をフロントパックの内部にいれて運搬して剛性を与えることができる。LuxuryLiteシステムは堅固な一体型フレームを有せず、バックパックの腰ベルトに強靭に接続せず、バックパックの肩ストラップでの接続手段を提供せず、荒れた地形でのハイキングといった実世界での活動中にフロントパックの上部領域が横揺れおよび振動するのを防ぐように上部領域に堅固な構造を提供しない。
米国特許第6,397,392号明細書 米国特許第5,586,703号明細書 米国特許第5,634,579号明細書 米国特許第6,402,003号明細書 米国特許第4,037,763号明細書 米国特許第4,114,788号明細書 米国特許第4,480,775号明細書 米国特許第4,892,240号明細書 米国特許第6,336,576号明細書 米国特許第5,497,922号明細書
従って、以下を行うフロントパックシステムに対する必要性のあることが理解できる。
(a)フロントパックと前部で運搬される物品との重量のかなりのものをユーザの腰の前エリアまで垂直下方に伝達する。
(b)ユーザの胴の位置の動的変化に応じて一致するように、フロントパックシステムの長さまたは構造を自動的に変化させることで、多様な活動の間におけるユーザの胴の運動の自然の範囲に適応する。
(c)ユーザが動いているか、あるいは進んでいるときに、上下縦揺れ、横方向横揺れ、前後振動に抗してフロントパックおよび何らかの前で得られた負荷を制御する。
(d)ユーザの快適性を最大にするユーザの前胴からの最適距離でフロントパックおよび何らかの前部で運搬される物品を位置決めして維持する。
(e)異なる大きさと形のユーザを適切にフィットさせるようにさまざまな寸法で調節する。
(f)物品の広範囲の大きさ、形、および重量を運搬して固定する。
(g)従来技術または将来的なバックパック、あるいは専用の前部運搬ハーネス、あるいはユーザによって着用される他の適当なハーネスと協動する。
本システムは、包装物および物品の運搬具、特に人などの運搬者により物品を運搬するためのシステム、および人間の前胴で物品を運搬するためのシステムの分野にある。人間の前胴で物品を運搬するためのシステムは、本明細書では時として「フロントパック」と呼ぶ。
このシステムは上部領域と下部領域とを有するフレームを備える。下部領域は、ユーザが身につけている少なくとも1本の腰ベルトに下部領域を接続する少なくとも1つの下部コネクタを有する。下部領域は、下部領域上に固定される少なくとも1つの物品の重量を支持して少なくとも1つの物品の重量を、ユーザが身につけている少なくとも1本の腰ベルトまで下向きに伝達するのに十分堅固な少なくとも1つの下部セクションを有する。フレームの上部領域は、ユーザが身につけている少なくとも1本の肩ストラップに上部領域を接続する少なくとも1つの上部コネクタを有する。上部領域は、ユーザが身につけている少なくとも1本の肩ストラップに対して上部領域の動きを位置決めして制限するのに十分堅固な少なくとも1つの上部セクションを有する。
システムは、ユーザの胴の位置の変化に応じて一致するように、使用中にシステムの長さまたは構造を自動的に変化させることで、ユーザの胴の曲げ、またはねじりに適応する少なくとも1つの適応機構を備える。一実施形態において、適応機構は、少なくとも1つの下部コネクタと少なくとも1つの上部コネクタとの間の距離がシステムの使用中にユーザの胴の位置の変化に応じて自動的に変化するように、下部領域に対して上部領域が移動できるようにする特徴のフレームである。他の実施形態において、適応機構が、フレームの上部領域を捕捉して少なくとも1つの肩ストラップコネクタに対する上部領域の水平方向の動きを位置決めして制限するとともに、少なくとも1つの肩ストラップコネクタと少なくとも1つの下部コネクタとの間の距離がシステムの使用中にユーザの胴の位置の変化に応じて自動的に変化できるように、少なくとも1つの肩ストラップコネクタに対して上部領域を垂直方向に対して実質的に自由に動くままにしておく形成エリアを有する、少なくとも1つの肩ストラップコネクタを備える。
システムは、異なる大きさと形の胴をもつユーザに合わせるように調節できるフロントパックフレームを備える。こういった調節により、各ユーザが、ユーザの前胴から離れた適切な距離で、一般的には、フロントパックシステムおよび何らかの前部で運搬される物品上およびその周りでのユーザの快適さ、つり合い、および視界を最大にするために、胴を甚だしく押すか、あるいはこすることなく可能な限りユーザの胴に近くなるように、フレームおよび前部で運搬される物品を位置決めして維持できる。
システムは、広範な種類の形、大きさおよび重量の物品が固定できるフロントパックフレームを備える。
システムは、フレームをバックパック、あるいは専用の前部運搬ハーネス、もしくはユーザが身につける他の適切なハーネスを接続する、あるいはそれと協動できるようにするコネクタを備える。ある実施形態において、フレームは必ずしもバックパックあるいは他のハーネスに結合されないが、このように接続できるコネクタをフレームが有する。他の実施形態において、フレームはバックパックあるいは他のハーネスに対して解放可能に接続される。さらに他の実施形態においてで、フレームはバックパックあるいは他のハーネスに対して解放不能に接続される。
これを達成するために、人胴の前部で物品を運搬するための新規なシステムが提供される。
本明細書において、「上」、「下」、「最上部」、「底部」、「左」、「右」、「後」、「前」、「垂直」、「水平」といった用語や、他の同様の方向に関する用語は、フロントパックシステムを用いている人間が立つ、歩く、あるいは走るといった通常の直立姿勢にある状態に対して用いられる。
本明細書において、「胴」という用語は、頭部、腕部、および脚部を除く人体を意味する。「前胴」は、肩の最上部を含み、腰の横を含むが胴の後ろのエリアを除く胴の前および横のエリアを意味する。「上胴」は、胸郭の底部より上の前胴のエリアを意味し、「下胴」は胸郭の底部より下の前胴のエリアを意味する。
日常の言葉遣いにおいて、「腰」という用語は、体のさまざまな部分を示すのに使われる場合がある。「腰」は、大腿骨のボール型頭部と骨盤骨の対応する窩とで形成される腰の関節を指すこともあり得る。「腰」は「寛骨」または(実際には3本の融合骨:腸骨、座節、および恥骨で構成される)骨盤骨を指すこともあり得る。「腰」はまた、下部胴の側面および後面にある柔らかい組織の突起をさらに全体として指すこともあり得る。
本明細書において、「腰」という用語は、左腸骨稜と右腸骨稜を含み、これらの骨に重なる柔らかな組織を含み、左腸骨稜と右腸骨稜との間に横たわる胴の前エリアを含む左腸骨の最上部および右腸骨の最上部の上またはその近くにある胴の周囲領域を特に指す。この定義を用いて、たいていの人は「腰」で、あるいはその近くでズボンのベルトをしている。
本明細書において、「腰ベルト」という用語は、ユーザの腰あるいはその上で何らかの物品を運搬、固定、締結するためにユーザの腰の全て、あるいはその一部の周り、あるいはその上に配置される何らか軟弱な材料、堅固な構造体、衣服、器具、あるいは他の装置を意味する。「腰ベルト」という用語は、ハーネスあるいはバックパックの「腰回りベルト」構成要素と一般に言われるものを含む。この用語はさらに、以下のものに限定されるものではないが、バックパックの腰ベルト、登山用ハーネスまたはパラシュートハーネスに似たハーネスの腰ベルト、フロントパックシステムを運搬するように設計された専用または特注のハーネスの腰ベルト、スーツ、ズボン、あるいは他の衣服の腰を覆う素材、および従来技術または将来開発される運搬、固定、あるいは締結装置がユーザの腰を完全に取り囲むかどうかにかかわらず、ユーザの腰の全てまたはその一部の周り、またはその上に配置されるこれらの装置を含む。
本明細書において、「腰ベルトの前エリア」という用語は、左腸骨稜の最も左側の側面から右腸骨稜の最も右側の側面までのいずれかの点でユーザの腰の前または横の表面上にある腰ベルトの一部を指す。
本明細書において、「肩ストラップ」という用語は、人体の肩エリアあるいはその上で何らかの物品を運搬、固定、締結するためにユーザの肩の最上部に配置される何らか軟弱な材料、堅固な構造体、衣服、器具、あるいは他の装置を意味する。この用語は、以下のものに限定されるものではないが、バックパックの肩ストラップ、登山用ハーネスまたはパラシュートハーネスに似たハーネスの肩ストラップ、フロントパックフレームを運搬するように設計された専用または特注のハーネスの肩ストラップ、ベスト、ジャケット、他の衣服の肩を覆う素材、あるいはユーザの肩の最上部に配置される従来技術または将来開発される固定あるいは締結装置を含む。
本明細書において、「肩ストラップの前エリア」という用語は、僧帽筋の最上部から胸筋の底部までのいずれかの点でユーザの体の上部あるいは前部の表面上に設けられる肩ストラップの領域を指す。
本明細書において、「バックパック」という用語は、ユーザの胴の後部で物品を運搬するための公知技術の、あるいは将来開発される何らかの装置を意味し、少なくとも1つの肩ストラップと少なくとも1つの腰ベルトを含む。「バックパック」という用語は、以下のものに限定されるものではないが、外フレームバックパック、内フレームバックパック、および無フレームバックパックを含む。
本明細書において、「ハーネス」という用語は、ユーザの体で身につけるか、あるいは取り付けられる何らかの従来技術または将来の装置を指し、これを含み、フロントパックフレームが離脱可能に、あるいは非離脱可能に接続される少なくとも1本の肩ストラップおよび少なくとも1本の腰ベルトを含む。肩ストラップおよび腰ベルト要素は互いに直接に、あるいは中間ハーネス要素によって接続されるか、もしくは肩ストラップおよび腰ベルト要素は分離されて接続されないか、もしくはこれらのものが部分的に接続され部分的に接続されない場合もある。「ハーネス」は以下のものを含むが、これらには限定されない。
(a)少なくとも左の肩ストラップと、右の肩ストラップと、フロントパックフレームが離脱可能に、あるいは非離脱可能に接続できる腰ベルトとを有するハーネス
(b)少なくとも左の肩ストラップと、右の肩ストラップと、フロントパックフレームが離脱可能に、あるいは非離脱可能に接続できる腰ベルトとを有する従来技術または将来のバックパック
(c)ユーザの胴の前部でユーザがフロントパックフレームを運搬できるようにする、少なくとも1本の肩ストラップおよび少なくとも1本の腰ベルトをもつ他の何らかの公知の等価な、あるいは将来の等価なハーネス
ハーネスを身につけているユーザの前胴で物品を運搬するためのシステムが開示され請求される。このシステムは上部領域と下部領域とを有するフレームを備える。フレームの下部領域は、前部で運搬する物品を支持し、物品の荷重をフレームの底端部に向けて下向きに機械的に伝達するのに十分堅固なセクションを少なくとも1つ有するフレームの下部領域は、ユーザの腰で、あるいはその付近で身につけている少なくとも1本の腰ベルトの前エリアにフレームを接続するコネクタを少なくとも1つ有する。前部で運搬される物品の荷重は、これにより腰ベルトに伝達され、次にこの荷重を、荷重を運搬するのに理想的な解剖学的位置であるユーザの腰に伝達する。フレームの上部領域は、ユーザが身につけている少なくとも1本の肩ストラップにフレームを接続するコネクタを少なくとも1つ有する。フレームの上部領域は、ユーザが身につけている肩ストラップ上で大きな下向きの力を加えないように設計される。むしろ、上部領域は肩ストラップに対して前向きの水平の力を伝え、これにより、フロントパックフレームがバックパックと合わせて用いられれば、肩ストラップに対するフロントパックの前向きの力が、バックパックおよびその内容物によって生成される肩ストラップにかかる後ろ向きの水平の力を打ち消す。
フロントパックシステムは、予想される実世界での活動中にユーザの胴の位置における変化に適応できる機構を備える。特に適応機構により、フレームが少なくとも1本腰ベルトに接続する点と、フレームが接続するか、あるいはユーザの胴の位置の動的変化に合わせて一致させるように少なくとも1本の肩ストラップで拘束される点との間の距離が自動的に連続して変わることができるようになる。
ある実施形態において、適応機構は、フレームの下部領域に対してフレームの上部領域を動かすことができるようにするフレームの機能である。このような適応機構は多くの形態が可能である。例えば、適応機構は、以下のものに限定されるものではないが、例えばフレームの上部領域がフレームの下部領域に対して垂直次元で移動させることができるものの、これら2つの領域が水平次元内で解放、あるいは変位することのない摺動式伸縮自在アセンブリおよび摺動式あり継ぎアセンブリからなる群から選択される相互摺動式アセンブリが可能である。他の実施形態において、適応機構は、以下のものに限定されるものではないが、例えばフレームをある範囲内で折り曲げるか、あるいは開くことができるようにするヒンジおよびボールジョイントからなる群から選択される折り曲げアセンブリを備える。さらに他の実施形態において、適応機構は柔軟な材料でできたフレームセクションを少なくとも1つ備える。このような柔軟なフレームセクションは、ユーザの胴が曲がるか、あるいはねじれたときに曲がり、次にこのようなフレームセクションは、ユーザの胴が自然に直立している位置に戻る。
さらに他の実施形態において、ユーザの胴の動きの適応は、フレームの上部領域を捕捉して水平次元での動きに対して上部領域を限定しながら、肩ストラップコネクタに対して上部領域が垂直方向に自由に動くことが可能な状態にするように整形されるエリアを有する肩ストラップコネクタを少なくとも1つ用いることで行われる。制限条件ではなく、例であるが、リング形状の肩ストラップはロッド形状の上部フレームセクションを捕捉でき、これによりユーザの胴から所望の距離の位置でフレームを維持するように水平次元で上部領域を拘束するものの、上部領域は、ユーザの胴の動きに適応するために上下に自由に動くことができる状態のままである。
フロントパックフレームを身につけながら、ユーザの胴の動きを自由にする何らかの他の公知の技術と等価な、あるいは将来の等価な適応機構は、本明細書の意味の範囲内において「適応機構」とみなされる。
本システムのフロントパックフレームは、フロントパックフレームの上下縦揺れ、左右横揺れ、前後振動およびフレームが運搬する何らかの荷重に抗して制御を行う。フレームの十分堅固な下部領域と、下部領域とユーザが身につけている腰ベルトとの間における確実な機械的接続が合わさって、ユーザの下部胴に対して全ての次元でフロントパックフレームおよび前部で運搬される物品の動きを最小化する。十分堅固な上部領域と、上部領域とユーザが身につけている少なくとも1本の肩ストラップとの間における確実な機械的接続が合わさって、フレームおよび前部で運搬される物品の左右横揺れおよび前後振動を抑える。
以下で詳述するとおり、このシステムによって、さまざまな大きさおよび形の胴部をもつさまざまなユーザに対して最適にフィットさせるように複数次元での調節が可能になる。ある実施形態において、フレームのさまざまなセクションの長さおよび角位置は、胴部のエリアにおけるさまざまな長さ、幅、および湾曲のさまざまなユーザに対してフィットするように機械的に適応できる。他の実施形態において、フレームのセクションはさまざまな胴の大きさおよび形のユーザにフィットするように曲げることが可能である。こういった調節により、ユーザがフレームを、最適な解剖学的位置で少なくとも1本の肩ストラップおよび少なくとも1本の腰ベルトに接続できるようになる。さらに、これらの調節により、ユーザが、ユーザの前胴から離れた最適距離でフロントパックフレームを位置決めして維持できるようになる。一般的に、最適な位置決めにより、胴部を甚だしく押すか、あるいはこすることなくユーザの胴部にできるだけ近くなるようにフレームをおくことになる。これにより、フロントパックフレームおよび前部で運搬される何らかの物品上およびその周りでのユーザの快適さ、つり合い、および視界が最大になる。
本システムの実施形態において、フレームの上部領域で1セクション、フレームの下部領域で1セクション、1つの適応機構、1つの上部コネクタ、および1つの下部コネクタだけがあり、これらは全てほぼ垂直な向きに並べられ、これによりユーザの体の左側または右側のいずれかの1つの側部、あるいは体のほぼ垂直な正中線に対して全体として配置できる。こういった実施形態は、例えばユーザが重い物品を運搬する必要がなく、非常に軽量の目立たないフロントパックフレームを好むような場合に有利になり得る。
本システムの他の実施形態において、上部領域におけるフレームの少なくとも1つのセクション、下部領域におけるフレームの少なくとも1つのセクション、および少なくとも1つの適応機構がユーザの体のほぼ垂直な正中線に設けられる一方、ユーザの体の左側および右側の両方に設けられる他のフレームセクション、上部コネクタ、および下部コネクタがある。こういった実施形態は、例えば、ユーザが女性で、フィット性と快適さを向上させるためにユーザの胸の間に適応機構およびあるフレームセクションを位置決めするのが所望される一方、物品の運搬能力および安定性を改善するためにバックパックあるいはハーネスに対する接続の少なくとも4つの点における有利さをさらにもたせる場合に有利になり得る。
本システムのさらに他の実施形態において、ユーザの体の左側および右側の両方に配置される上部領域フレームセクション、下部領域フレームセクション、適応機構、上部コネクタ、および下部コネクタがある。こういった実施形態は、例えば、ユーザが最大の物品運搬および制御能力と、体の左側および右側の両方に設けられる独立した適応機構とを所望する場合に有利になり得る。
本システムのさまざまな要素をユーザの体の左、右、左右、あるいは中心、およびこれらの位置を無数に組み合わせた位置に設けることができる点は当業者にとって即座に明らかになる。これらすべての配置および置換は、本明細書および添付請求項の範囲内になるように意図される。
本システムは、上で定義したとおり、フレームを肩ストラップおよび腰ベルトに接続するコネクタを含む。ある実施形態において、フレームは必ずしもハーネスに接続されないが、このように接続できるコネクタをフレームが有する。他の実施形態においてで、フレームはハーネスに対して非解放可能に接続される。さらに他の実施形態において、フレームが解放可能にハーネスに接続できる解放可能なコネクタシステムが提供される。すべての実施形態において、ユーザはフロントパックシステムを容易に身につけ、脱ぐことができる。
本システムはまた、少なくとも1つの物品が固定できる下部領域に少なくとも1つのフレームセクションを備える。フレームセクションは、以下に限定されるものではないが、例えば垂直フレームセクション、プラットフォーム、あるいは開口部のあるフレームセクション、あるいはこれらを組み合わせたものが可能である。物品は、以下に限定されるものではないが、例えばストラップ、バックル、およびホルダ、もしくはこれらを組み合わせたものからなる群から選定される何らかの適切な従来技術あるいは将来の物品固定機構によってフレームに固定できる。
フロントパックフレームシステムのこれら実施形態は、熟考された新規な要素、構造、および本明細書で記述される組み合わせを示す以下の詳細な記述および添付図面から当業者にとって明らかになる。以下で開示されるフレームの詳細な実施形態に対するあらゆる等価物および変更は本開示の範囲内に含まれるように意図されることを理解しなければならない。
前述および他の特徴は、以下の、特に添付図面で示される実施形態のさらに詳細な記述から明らかとなるが、ここで同様の符号は全体として同一の、機能的に同様の、および/または構造的に同様の要素を示しており、全体を通して同様の要素を指している。
図で示されるシステムの記述において、明確化のために、特定の専門用語が用いられる。その一方で、本システムは選択された特定の専門用語に限定されるように意図されるものではなく、それぞれ特定の要素が、同様の機能を果たすための同様の方式で作動するすべての技術的に等価なものを含むことを理解するべきである。
ここで、同一の番号が同様の部品を示す図面を参照すると、図1〜4は、ユーザの前胴で物品を運搬するためのシステムの実施形態を示す。フレーム2は下部領域4および上部領域6を有する。下部領域4は、下部領域4上に固定される少なくとも1つの物品の重量を支持して少なくとも1つの物品の重量を下向きに伝達するのに十分堅固な少なくとも1つの下部セクション8を備える。
図1で示される実施形態において、少なくとも1つの下部セクション8は、第1下部セクション8aと、第1下部セクション8aから離間されて、ほぼ平行な第2下部セクション8bとを備える。第3下部セクション10aは、第1下部セクション8aの上端に対して伸縮自在に挿入されて接続される。第4下部セクション10bは、第2下部セクション8bの上端に対して伸縮自在に挿入されて接続される。
図1から4で示される実施形態において、下部領域4は、第1下部セクション8aと第2下部セクション8bとの間で延在する少なくとも1つの水平セクション12を有する。この実施形態における少なくとも1つの水平セクション12は上部水平セクション12aと下部水平セクション12bとを備える。上部水平セクション12aは、図3で最も良くわかるとおり、ボルト16で固定されるカラー14を用いて第1下部セクション8aと第2下部セクションとに接続される。下部水平セクション12bは、以下でさらに詳細に論じ、図3および4でもっとも良く分かる通り、カミングアセンブリから延伸するボルト34によって第1下部セクション8aと第2下部セクション8bとに結合される。
本実施形態において、下部水平セクション12bは、第1下部セクション8aに接続される第1水平セクション18aと第2下部セクション8bに接続される第2水平セクション18bとを備える。第1水平調節セクション20aは第1水平セクション18aに対して伸縮自在に挿入されて接続され、第1水平調節セクション20aは下部コネクタ22aを有する。第2水平調節セクション20bは第2水平セクション18bに対して伸縮自在に挿入されて接続され、第2水平調節セクション20bは下部コネクタ22bを有する。スロット28aは水平セクション18aの側部に置かれ、同様の長いスロット30aは水平調節セクション20aの側部に置かれる。対応して、スロット28bは水平セクション18bの側部に置かれ、同様の長いスロット30bは水平調節セクション20bの側部に置かれる。
本実施形態において、水平セクション18および水平調節セクション20は両方ともほぼ正方形の断面を有する。これにより水平セクション18および水平調節セクション20が互いに伸縮自在に嵌合できるようになる一方、水平調節セクション20がフレーム2上で物品を運搬する間に水平セクション18内で回転しにくくなる。これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではないが、その一方で、フロントパックフレーム2は何らかの断面形状をもつセクションで作ることが可能であることから、それでも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図2で最も良くわかるとおり、矢印24で示されるように、第1水平調節セクション20aは第1水平セクション18a内で伸縮自在に摺動し、第2水平調節セクション20bは第2水平セクション18b内で伸縮自在に摺動する。この相互摺動式調節機構により、フレーム2の下部領域4は、さまざまな下部胴幅のユーザにフィットするように第1下部コネクタ22aと第2下部コネクタ22bとの間の距離を増減できるように調節できる。
水平調節セクション20の動きは、カミングアセンブリ26を用いることで制御される。開位置または解除位置において、カミングアセンブリ26によって、水平セクション18および水平調節セクション20が下部セクション8に対して水平に摺動できるようになる。閉位置または係止位置において、カミングアセンブリ26によって、水平セクション18および水平調節セクション20が下部セクション8に対して所定位置で固定できるようになる。水平セクション18および水平調節セクション20の摺動調節は、さまざまな幅および湾曲の胴にフィットするように下部領域4を調節することを助ける。
カミングアセンブリ26の機能は、図4を参照することで最も良く理解される。カミングアセンブリ26は、下部セクション8が皿ボルト34で取り付けられるボックス32を備える。水平セクション18および水平調節セクション20は、それらの各スロット28および30がボックス32の側面にある孔36と整合するようにボックス32内でフィットされる。ねじ付回し金38が水平調節セクション20内に挿入される。ロッド40はボックス32にある孔36と、スロット28および30を通って延伸し、ねじ付回し金38内にねじ込まれる。カミングレバー42が、ボックス32の外に延伸するロッド40の他の端部に取り付けられる。カミングレバー42は凹面カミングネスト44に対して設けられる。円筒状カミング軸46はカミングレバー42にある(図示されない)内腔内に置かれる。カミングレバー42が図1の矢印48の方向で第1水平セクション18に向けて動くと、図4の矢印50で示されるとおり、カミング軸46がロッド40を外側に向けて引っ張り、ロッド40がねじ付回し金38を水平調節セクション20の内部に押しつけ、水平調節セクション20および水平セクション18の側面をボックス32の内壁に対して引っ張り、水平調節セクション20および水平セクション18の側面をボックス32の内壁に対して締め付ける。カミングレバー42が図1の矢印48で示される方向で水平セクション18から離れるように動くと、カミング軸46はロッド40をボックス32の内部にさらに押し込み、これにより水平調節セクション20および水平セクション18の側面からねじ付回し金38を緩める。これにより、水平調節セクション20を、第1下部セクション8に対して所望の位置に向けて矢印24の方向に沿って水平セクション18内に、あるいはそこから動くことができるようになる。
下部領域4は、下部領域4を少なくとも1本の腰ベルトに接続する少なくとも1つの下部コネクタ22を有する。少なくとも1つの下部コネクタ22はボルト52をもつ水平セクション12に取り付けられる。図1〜3で示される実施形態において、下部コネクタ22は枢軸的に調節可能であり、矢印54で示されるように、下部コネクタ22の半球型端部の湾曲範囲の位置決めが可能になる。この湾曲範囲の調節により、フレーム2の下部領域4をユーザの下胴に近づけるか、あるいはそこから遠ざけるように位置決めすることが可能になり、フレーム2の下部領域4の全体水平幅の調節に対して、調節のシステムの一部として、全てをさまざまな大きさおよび形の胴部にフィットさせることが可能になる。
少なくとも1つの下部コネクタ22は、ユーザが身につける少なくとも1本の腰ベルトに取り付けられる従来技術または将来のボールソケット型コネクタシステムと対になり接続するように設計される。こういったボールソケット型コネクタシステムの1つの例は、図8Bで示されて以下で論じられる腰ベルトコネクタ118である。全体的に半球型であることで、下部コネクタ22の端部は広範な種類のボールソケット型コネクタシステム内に挿入でき、下部コネクタ22の端部が広範囲の角度でこのようなコネクタシステムに挿入できる。
上で示すとおり、図1〜4で示される実施形態において、下部水平セクション12bは、第1および第2の水平セクション18aおよび18bを備える。第1および第2の水平セクション18aおよび18bはその直近の端部で接続されて下部水平セクション12bを形成する。本実施形態において、フレーム2の下部領域4の下部水平セクション12bの中心のほぼ近くにあるピボットジョイント56によって接続が形成される。ピボットジョイント56により、第1および第2の水平セクション18aおよび18bが矢印で示されるように回転し、さまざまな胴部の形に対して良好に一致するようにさまざまな角度を形成できるようになる。例えば、比較的平坦な下胴のユーザは、下部水平セクション12bが比較的まっすぐになるようにピボットジョイント56を調節できる。丸い下胴のユーザは、さらに広がった「V」形にピボットジョイント56を調節できる。下部水平セクション12bの第1水平セクション18aおよび第2水平セクション18bが所望の角度位置に調節されると、ピボットジョイント56は、図3で示されるとおり、ボルト60または他のコネクタを用いることで所定位置に固定される。
本実施形態において、図2でわかるとおり、下部水平セクション12bは全体的に湾曲した形状を有する。この湾曲した形状は下胴のエリアにおける典型的な人体の湾曲に対応しており、フレーム2の下部領域4を下部水平セクション12bの全幅に沿って典型的なユーザの下胴から最適距離に置くことができるようになる。この湾曲は多くのユーザにとって有利であるが、本明細書あるいは添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックシステムは湾曲セクションなしで構成できるが(例えば、以下の図17参照)、以前として本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
上述のとおり、第3下部セクション10aは第1下部セクション8a内に伸縮自在に挿入されて接続され、同様の方式で、第4下部セクション10bは第2下部セクション8b内に伸縮自在に挿入されて接続される。第3の10aおよび第4の10b下部セクションは、矢印62で示されるとおり、さまざまな胴長さにフィットするようにフレーム2の下部領域4の垂直高さを増減するように伸縮自在に移動可能である。第3の10aおよび第4の10bセクションが所望の位置に移動すると、カラー14は、第3の10aおよび第4の10bセクションを所望の位置に固定するために複数のボルト16で締結される。
本実施形態において、第1下部セクション8a、第2下部セクション8b、第3下部セクション10a、第4下部セクション10b、および少なくとも1つの水平セクション12a、bはすべて十分堅固である。下部領域4のボルト16およびカミングアセンブリ26が適切に締結されると、下部領域4は、下部領域4上で固定される少なくとも1つの物品を支持し、物品の重量を第1および第2の下部コネクタ22aおよび22bに向けて下向きに、最終的にはユーザの腰に伝達するのに十分堅固になる。下部領域4が剛いことで、ユーザによる実世界の活動中の不要な上下縦揺れ、前後振動、および横方向の横揺れに抗して、下部領域4と、下部領域4上に固定される何らかの物品との動きを抑えるのを同様に助ける。
図1で示される実施形態において、フレーム2の上部領域6は、第1上部セクション64aと、第1上部セクション64aに対して離間してほぼ平行な第2上部セクション64bとを備える少なくとも1つの上部セクション64を有する。第1上部調節セクション66aは第1上部セクション64aに結合され、同様に、第2上部調節セクション66bは第2上部セクション64bに結合される。第3上部調節セクション68aは第1上部調節セクション66aに対して伸縮自在に挿入され、錠ピン70によって固定され、同様に、第4上部調節セクション68bは第2上部調節セクション66bに対して伸縮自在に挿入され、錠ピン70によって固定される。
第3上部調節セクション68aは、ユーザが身につける少なくとも1本の肩ストラップに上部領域6を接続する少なくとも1つの上部コネクタ72aで遠位端に取り付けられる。同様に、第4上部調節セクション68bは、ユーザが身につける少なくとも1本の肩ストラップに上部領域6を接続する少なくとも1つの上部コネクタ72bで遠位端に取り付けられる。
第1および第2の上部調節セクション66aおよび66bは、ユーザの肩に向けて比較的水平方向に延伸する。第1および第2の上部調節セクション66aおよび66bは、第1上部ピボット110aおよび第2上部ピボット110bによってそれぞれ第1および第2の上部セクション64aおよび64bに対して枢軸的に接続され、これにより図1の矢印74で示されるとおり、第1および第2の上部調節セクション66aおよび66bは胴部に対して上下に旋回できるようになる。図3で示されるとおり、第1および第2の上部ピボット110aおよび110bは、ピボットボルト84により所望の位置で固定される。第3上部調節セクション68は第1上部調節セクション68a内で伸縮自在に摺動し、第4上部調節セクション68bは第2上部調節セクション66b内で伸縮自在に摺動する。これにより、図1の矢印76で示されるとおり、フレーム2の上部領域6を水平範囲で調節できるようになる。従来型ロッキングリングアセンブリ70は第3の68aおよび第4の68b上部調節セクションを所望の位置で固定する。こういった調節機構により、ユーザの上胴の形状および大きさに対してフレーム2の上部領域6をユーザが最適にフィットさせて位置決めできるようになる。
上述のとおり、図1〜4で示されるフレーム2の下部領域4および上部領域6における複数の調節機構は、さまざまな大きさおよび形状の胴部をもつユーザにフィットさせるためにフレーム2を調節する上で有用になり得る。しかしながら、こういった調節機構は、本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックシステムは、これらの調節機構の全てより少なく、あるいは完全に非調節可能な下部領域4および上部領域6で構成できるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
本実施形態において、第1および第2の上部セクション64aおよび64b、第1および第2の上部調節セクション66aおよび66b、および第3の68aおよび第4の68b上部調節セクションはすべて十分堅固である。上部領域6におけるピボットボルト84およびロッキングリングアセンブリ70が適切に締結されれば、上部領域6は、ユーザが身につける少なくとも1本の肩ストラップ92に対する上部領域6を位置決めして動きを制限するのに十分堅固になる。これはフレーム2をユーザの胴部から所望の距離で維持することを助け、実世界での活動中にフレーム2および前部で運搬される物品が過剰な横方向の横揺れおよび前後の振動を起こさないようにする助けとなる。
図3で示されるとおり、第1および第2の上部セクション64aおよび64bはおのおのその下端部のフランジブッシング86に接続される。各ブッシング86は、それぞれ第3の10aあるいは第4の10b下部セクション内で自由に摺動できるようにするのに十分小さな外径である。その一方で、各ブッシング86の外径は、第3の10aおよび第4の10b下部セクションの最上部に取り付けた止め輪88を通して逃れられるように十分大きい。これにより、ブッシング86および止め輪88は、第1および第2の上部セクション64aおよび64bが第3の10aおよび第4の10b下部セクションそれぞれから逃れられないようにできる。
少なくとも1つの上部コネクタ72は実質的に球形であり、ユーザが身につける肩ストラップに設けられる従来技術または将来のボールソケット型コネクタシステムと対になり接続するように設計される。こういったボールソケット型コネクタシステムの1つの例は、図8Aで示されて以下で論じられる肩ストラップコネクタ116である。ここで、少なくとも1つの下部コネクタ22と同じように、ほぼ球形の上部コネクタ72は広範な種類のボールソケット型コネクタシステム内に挿入でき、球形端部は広範囲の角度でこのようなシステムに挿入できる。上部領域6で半球型上部コネクタ72を用いるのは、ある範囲内でボールソケットジョイントが滑らかに自由旋回し、この直後に論じる適応機構の機能を高めることから、有利になり得る。
図1〜3の実施形態において、フレーム2は、上部領域6が下部領域4に対して動くことができるようにする適応機構78を少なくとも1つ有する。本実施形態において、少なくとも1つの適応機構78は、少なくとも1つの相互摺動式アセンブリ、ここでは第3下部セクション10aに挿入される第1上部セクション64aの相互摺動式伸縮自在アセンブリ、および第4番下部セクション10bに挿入される第2上部セクションの相互摺動式伸縮自在アセンブリを備える。丸く自由に相互摺動する伸縮自在アセンブリを用いることで、第1および第2の上部セクション64aおよび64bが、矢印80で示される方向でそれぞれ第3の10aおよび第4番の10b下部セクション内で垂直方向上下に自由に動くことができるようになる。さらに、第1および第2の上部セクション64aおよび64bは、矢印82で示される方向でそれぞれ第3の10aおよび第4の10b下部セクション内で自由に回転する。このように自由に動くことができるため、少なくとも1つの下部コネクタ22および少なくとも1つの上部コネクタ72が、システムの使用時にユーザの胴部の位置の変化に応じて自動的に変わることができるように、フレーム2が動的に形状を変えることができるようになる。2つの独立した適応機構78、すなわち1つがユーザの左側にあり、1つが右側にある機構によって、広範囲の実世界での活動においてユーザの動きの自由度を非常に大きくできる。
図1〜4の実施形態では、あるタイプの相互摺動式アセンブリ、すなわち、伸縮自在アセンブリを備える適応機構78を有するが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離を、システムの使用時にユーザの胴部の位置の変化に応じて自動的に変えることのできる何らかのタイプの相互摺動式アセンブリあるいは非摺動式機構については、本明細書の教示および添付請求項の範囲内になることが意図される。
図1〜4のフロントパックシステムは、これに限定されるのではないが、例えば以下で論じる、図8Aおよび8Bそれぞれで示される肩ストラップコネクタ116および腰ベルトコネクタ118といった従来技術あるいは将来のボールソケット型肩ストラップコネクタおよび腰ベルトコネクタに取り付けられた何らかのハーネスに対して解放可能に接続できる。この解放可能な接続法は、これによりフロントパックシステムが複数のさまざまなハーネスの内の任意の1つに接続あるいはそこから切断できるようになることから、有用になり得る。例えば、ただ一人のユーザが複数のバックパックを有し、そのおのおのがボールソケット型肩ストラップコネクタおよび腰ベルトコネクタを備える。図1〜4の実施形態の単一フロントパックシステムは、ユーザのバックパックのおのおのに対して容易に接続および切断でき、これにより、さまざまなバックパックをもつフロントパックシステムを用いて、フロントパックのある、あるいはそれのない各バックパックを用いるのに最大の柔軟性をもたらす。
図1〜4の実施形態において、ハーネスへの解放可能接続は、解放可能コネクタシステムの従来技術あるいは将来のボールソケット型のソケット部分と共存可能な半球型下部22および上部72コネクタを用いることで行われる。その一方で、ボールソケット型の解放可能コネクタシステムの利用は本明細書あるいは添付請求項の必要または限定要因ではない。ユーザが身につけるハーネスにフロントパックフレーム2を解放可能に接続する何らかのタイプの従来技術あるいは将来の解放可能コネクタシステムを用いることは、本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
さらに、図1〜4で示されるフレーム2の解放可能接続は、多くの状況で有利であるものの、本明細書あるいは添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックフレーム2は、例えば図5Aおよび5Bで示されるとおり、ユーザが身につけるハーネスに対して非解放可能に取り付けることができるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図1〜4のフロントパックシステムは、広範囲の形状、大きさ、および重量の(図示されていない)物品を適当な従来技術または将来の(図示されていない)保持装置を用いてフレーム2の下部領域4に固定することで、こういった物物品を運搬することができる。
ここで、フロントパックシステムの他の実施形態を示す図5Aを参照すると、フレーム2は(想像線で示された)ユーザが身につけたハーネス90に取り付けられる。フレーム2は、少なくとも1つの上部コネクタ72によって少なくとも1本の肩ストラップ92に接続され、少なくとも1つの上部コネクタ22によって少なくとも1本の腰ベルト94に接続される。
フレーム2の下部領域4は、下部領域4上に固定される少なくとも1つの物品の重量を支持して少なくとも1つの物品の重量を下向きに伝達するのに十分堅固な少なくとも1つの下部セクション8を備える。フレーム2の上部領域6は、少なくとも1本の肩ストラップ92に対して上部領域6の動きを位置決めして制限するのに十分堅固な少なくとも1つの上部セクション64を備える。
少なくとも1つの上部セクション64は少なくとも1つの下部セクション8内に伸縮自在に挿入されて、適応機構78となる。少なくとも1つの上部セクション64は、矢印80で示されるとおり、垂直次元で少なくとも1つの下部セクション8内で上下摺動でき、これにより、システムの利用時にユーザの胴部の位置の変化に対応して少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離を自動的に変化させることができる。
下部領域4は、少なくとも1つの下部セクション8に接続される少なくとも1つの水平セクション12を備える。物品支持プラットフォーム96は、少なくとも1つの水平セクション12に取り付けられ、そこから水平前向きに延伸する。
図5Bは図5Aで示されるフレーム2の同一の実施形態を示すが、図5Bは、矢印98で示されるように、直立姿勢から前向きに曲げた位置まで動いたユーザの胴部を示す。少なくとも1つの上部セクション64は、少なくとも1つの下部セクション8内深くまで自動的に挿入される。この適応機構78により、矢印98で示されるとおり、上部コネクタ72と下部コネクタ22との間の距離がユーザの胴部の位置の変化に応じて自動的に変化するように下部領域4に対して上部領域6が動くことができるようになる。
図5Aおよび5Bを参照して示されるとおり、フレーム2はユーザの前胴から離間して設けることができる。このように離間させた構造は、少なくとも1つの水平セクション12と少なくとも1つの上部セクション64との弓状または角度のついた形状と、ハーネス90上の上部コネクタ72および下部コネクタ22の取り付けの位置との組み合わせによる。フレーム2は、下部領域4と上部領域6との十分な剛さのために、この離間された構造を維持することが可能である。このようにユーザの前胴からフレーム2を離間させることで、図5Bで示されるとおり、汗の通気を可能にして、ユーザが動くか、あるいは前に曲げる際にユーザの胴部に対してフレーム2の不快な摩擦が生じないようにする。
フレーム2の全体的に堅固な下部領域4は、何らかの前部で運搬される物品のかなりの重量を下部コネクタ22に向けて垂直下向きに、最終的には少なくとも1本の腰ベルト94とユーザの腰とに伝達する。さらに、フレーム2は、広範囲の形状、大きさ、および重量の(図示されていない)物品をフレーム2の下部領域4に固定することで、こういった物品を運搬することができる。プラットフォーム96上に設けることで物品を追加支持させる場合もある。
図5Aおよび6Aの実施形態では、少なくとも1本の肩ストラップ92と少なくとも1本腰ベルト94とが中間ストラップで接続されるハーネス90を用いる。しかしながら、腰ベルトから離間されて切断される肩ストラップで構成されるハーネスは本明細書の教示および添付請求項の範囲内にあることから、これは必要または限定要因ではない。
図5Aおよび5Bの実施形態では、少なくとも1つの下部コネクタ22を少なくとも1本の腰ベルト94に、少なくとも1つの上部コネクタ72を少なくとも1本の肩ストラップ92に接続する特定のタイプの非解放可能コネクタシステムを用いる。しかしながら、以下の図17で示されるとおり、例えば解放可能コネクタシステムを含む何らかのタイプの従来技術または将来のコネクタシステムを用いてフレーム2をハーネス90に接続できるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内であることから、これは必要または限定要因ではない。
図5Aおよび5Bの実施形態では、少なくとも1つの相互摺動式アセンブリ、すなわち、伸縮自在アセンブリを備える適応機構78を用いるが、これも本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離を、システムの使用時にユーザの胴部の位置変化に応じて自動的に変えることのできる何らかのタイプの相互摺動式アセンブリあるいは非摺動式機構については、本明細書の教示および添付請求項の範囲内になることが意図される。
図6Aおよび6Bはフロントパックシステムの他の実施形態を示し、ここでフレーム2は、少なくとも1つの下部セクション8を有する下部領域4と少なくとも1つの上部セクション64を有する上部領域6とを備える。適応機構78とするために、上部セクション64は矢印80で示される方向で下部セクション8内において伸縮自在に摺動する。止め輪88は、上部セクション64を下部セクション8から離間させないように上部セクション64の下端に挿入される(図示されていない)ブッシングを維持する。
上部セクション64は、フレーム2をユーザの胴部から離して位置決めするために、ユーザが身につける(図6Bにおいて想像線で示される)少なくとも1本の肩ストラップ92に向けて曲げられる。上部セクションは、少なくとも1本の肩ストラップ92に対して上部領域6の動きを位置決めして限定することができるように十分堅固である。
上部領域6は少なくとも1つの上部コネクタ72を有する。本実施形態において、上部コネクタ72はタブ型形状である。上部コネクタ72は少なくとも1本のストラップ100を含み、一つの側面にフックを、他面にループを有する本実施形態において、図6Bで示されるとおり、矢印124の方向でストラップ100を包むことで、上部コネクタ72を少なくとも1本の肩ストラップ92に解放可能に接続する。
上部領域4は少なくとも1つの上部コネクタ22を有する。本実施形態において、下部コネクタ22はプレート型形状である。下部コネクタ22は少なくとも1本のストラップ100を含み、同様に、一つの側面にフックを、他面にループを有する本実施形態において、図6Bで示されるとおり、矢印126の方向でストラップを包むことで、下部コネクタ22を少なくとも1本の腰ベルト94に解放可能に接続する。
下部領域8は、下部領域4上に固定される少なくとも1つの物品の重量を支持して少なくとも1つの物品の重量を下向きに伝達するのに十分堅固である。限定ではなく、例であるが、図6Bは、物品固定機構102、ここでは水筒または他の筒状物品に対するホルダ134を支持する下部セクション8を示す。
図6Aおよび6Bで示される実施形態において、下部セクション8、上部セクション64、適応機構78、下部コネクタ22、および上部コネクタ72はすべてほぼ同一垂直面に向けられる。本実施形態はユーザの胴部の右側、あるいは左側、もしくはほぼ垂直の正中線のいずれかにユーザの胴の前部を配置できる。本システムのこの実施形態の複数の例は、ユーザの体の前胴に同時配置する、例えば1つのシステムを左側に、1つのシステムを体の右側に配置できることは容易に理解されるであろう。
図6Aおよび6Bの実施形態では、あるタイプの相互摺動式アセンブリ、すなわち、伸縮自在アセンブリを備える適応機構78を有するが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離を、システムの使用時にユーザの胴部の位置変化に応じて自動的に変えることのできる何らかのタイプの相互摺動式アセンブリあるいは非摺動式機構については、本明細書の教示および添付請求項の範囲内であることが意図される。
図6Aおよび6Bの実施形態において、ハーネス90に対する解放可能な接続は、下部の22および上部の72コネクタの一部としてフックループストラップを用いることで行われる。ただし、フックループストラップコネクタシステムの利用は本明細書あるいは添付請求項の必要または限定要因ではない。ユーザが身につけるハーネスにフロントパックフレーム2を解放可能に接続する何らかのタイプの従来技術あるいは将来の解放可能コネクタシステムを用いることは、本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
さらに、図6Aおよび6Bで示されるフレーム2の解放可能接続は、本明細書あるいは添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックフレーム2は、ユーザが身につけるハーネスに対して非解放可能に取り付けることができるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図6Aおよび6Bの実施形態は、特定のタイプの物品ホルダ134とともに示されているが、これは本明細書あるいは添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックシステムは、限定的ではないが、例えばストラップ、バックル、およびホルダまたはこれらを一部組み合わせたものからなる群から選択される何らかのタイプの従来技術あるいは将来の物品固定機構102を用いることができるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図7はフレーム2のさらに他の実施形態を示すが、ここで、少なくとも1つの下部セクション8、少なくとも1つの上部セクション64、および適応機構78はすべてフレーム2のほぼ垂直な中心線に設けられる一方、フレーム2の下部領域6および上部領域4の他の構成要素は中心の左側あるいは右側に配置される。フレーム2の構成要素が胸を押さないように位置決めすることから、この実施形態は女性のユーザが身につけるのにさらに快適になるが、さらにこの実施形態は、図1で示されて上で論じた実施形態に相当する物品運搬容量および安定性をもたらす。
図7の実施形態において、フレーム2の下部領域4は、ほぼ垂直に向けられて、フレーム2のほぼ垂直な中心線に設けられる少なくとも1つの下部セクション8を備える。下部水平セクション12bは下部セクション8の下端に接続され、上部水平セクション12aは下部セクション8の上端に接続される。上部水平セクション12aは、その遠位端が下に曲げられ、下部水平セクション12bの遠位端に接続され、フレーム2の下部領域4に対してさらなる安定性をもたらすように構成される。上部水平部材12aはその中心部で二分され、その近位端はボルト締めされる第1クランピングアセンブリ104およびボルト締めされる第2クランピングアセンブリ106に形成され、そのおのおのは下部セクション8の上端で解放可能に締結し、これにより上部水平セクション12aを下部セクション8に結合する。
本実施形態において、湾曲した下部水平セクション12bは、図1で示される実施形態で記述した湾曲した下部水平セクション12bと同様のものである。湾曲した第1水平セクション18aおよび湾曲した第2水平セクション18bは、のこぎり状でボルト60締めされるピボット56によって、それらの近位端で接合される。ピボット56はまた、下部セクション8と下部水平セクション12bとの間に接続を形成する。ピボット56内のボルト60が緩められ、第1クランピングアセンブリ104および第2クランピングアセンブリ106の(図示されていない)ボルトが緩められると、フレーム2の全下部領域4は矢印58で示されるとおり、ピボット56の軸周りで旋回して、下胴のさまざまな大きさおよび形状にフィットするように下部領域4を調節できる。これらのボルトは次に締められ、下部領域4をその所望の枢軸構造で固定する。
湾曲した第1水平調節セクション20aおよび第2水平調節セクション20bは、第1水平セクション18aおよび第2水平セクション18bに対して伸縮自在にそれぞれ挿入される。少なくとも1つのカミングアセンブリ26は、水平セクション18にある(図示されていない)開口部に取り付けられ、その上を覆うカミングレバー42を有する。カミングレバー42が矢印48で示される方向で開閉されると、カミングレバー42の(図示されていない)湾曲した内面が、水平セクション18にある(図示されていない)開口部を通して水平調節セクション20の側面から外れるか、あるいはそこに押圧する。この相互摺動式調節機構により、水平調節セクション20を、矢印24で示される方向において、水平セクション18に対して伸縮自在に固定的に位置決めして再位置決めできるようになる。この相互摺動式調節機構により、フレーム2の下部領域4は、さまざまな下部胴幅のユーザにフィットするように第1下部コネクタ22aと第2下部コネクタ22bとの間の距離を増減できるように調節できる。
少なくとも1つのスプライン下部コネクタ22は水平調節セクション20の遠位端に接続され、ボルト52によって固定される。下部コネクタ22の半球型端部は、矢印54で示される孤に沿って回転可能に位置決めされ、下部領域4をさまざまな幅および深さの胴部にフィットさせることができる。下位コネクタ22は、何らかの従来技術または将来のボールソケットコネクタアセンブリでボールソケットジョイントに接続して、これを形成できる。
下部領域4のさまざまなカミングアセンブリおよびボルトが締結されると、下部領域4は、フレーム2および前部で運搬される物品のかなりの重量をユーザの腰の前エリアに向けて垂直下向きに伝送するのに十分堅固になる。堅固な下部領域4はまた、フレーム2および前部で運搬される物品が、ユーザが動く、あるいは移動する際に縦揺れ、横揺れ、および振動しないように抑える助けとなる。
図7の実施形態において、フレーム2の上部領域6は、ほぼ垂直に向けられて、フレーム2のほぼ垂直な中心線に設けられる少なくとも1つの上部セクション64を備える。上部セクション64はその上端で「Y」形に分岐し、その1つの分岐に第1上部調節セクション66aが取り付けられ、他の分岐に第2上部調節セクション66bが取り付けられる。第1および第2の上部調節セクション66aおよび66bは第3の68aおよび第4の68b上部調節セクションに対して伸縮自在にそれぞれ挿入され、これにより第3の68aおよび第4の86b上部調節セクションは、矢印76で示される方向で第1および第2の上部調節セクション66aおよび66bに対して摺動可能に位置決めできる。さらに、第3の68aおよび第4の68b上部調節セクションは、矢印108で示される方向で第1および第2の上部調節セクション66aおよび66bに対して回転可能に位置決めできる。第3の68aおよび第4の68b上部調節セクションはロッキングリング70により所望の位置で固定される。
ボルト締めされる鋸歯状上部ピボット110a、b、第3の68aおよび第4の68b上部調節セクションを上部コネクタ72a、bにそれぞれ接続し、上部コネクタ72a、bを、矢印112で示される方向に枢軸的に位置決めできるようにする。第1および第2の上部調節セクション66aおよび66bが柔軟な材料からできていれば、上部領域4の最上部の構成要素は、以下で論じるとおり、適応機構78になるように矢印114で示される方向で曲がることができるようになる。その一方で、第1および第2の上部調節セクション66aおよび66bと、上部領域6の他の構成要素とは、少なくとも1本の肩ストラップ92に対して上部領域6の動きを位置決めして制限するのに十分堅固である。
上部コネクタ72は、ハーネス90の肩ストラップ92および腰ベルト94に設けられる何らかの従来技術または将来のボールソケット型コネクタシステムのソケット部分をもつボールソケットジョイントと接続して、これを構成し、フレーム2をハーネス90に解放可能に接続できる。その一方で、ボールソケット型の解放可能コネクタシステムの利用は本明細書あるいは添付請求項の必要または限定要因ではない。ユーザが身につけるハーネス90にフロントパックフレーム2を解放可能に接続する何らかのタイプの従来技術あるいは将来の解放可能コネクタシステムを用いることは、本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
さらに、図8で示されるフレーム2の解放可能接続は、本明細書あるいは添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックフレーム2は、ユーザが身につけるハーネス90に対して非解放可能に取り付けることができるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
本実施形態において、上部領域4および下部領域6の複数の調節機構により、さまざまな大きさおよび形状の胴部のユーザにフィットするようにフレーム2を調節できる。ただしここでも、こういった調節機構は、本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックシステムは、これらの調節機構の全てより少なく、あるいは完全に非調節可能な下部領域4および上部領域6で構成できるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図7で示される実施形態において、適応機構78は少なくとも1つの相互摺動式アセンブリ、特に矢印80で示されるように上部セクション64が下部セクション8と摺動可能に嵌合する伸縮自在アセンブリを備える。これにより、少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離がユーザの胴部の位置の変化に応じて自動的に変わることができるように、上部領域6を下部領域4に対して動くことができるようになる。上述のとおり、本実施形態における適応機構78はまた、柔軟な材料から作られる第1および第2の上部調節セクション66aおよび66bを備える。第1および第2の上部調節セクション66aおよび66bは矢印14で示されるように曲げることが可能であり、これにより、ユーザの胴部の位置の変化に応じて、少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離を自動的に変化させることができる。第1および第2の上部調節セクション66aおよび66bが独立して曲がることができるため、適応機構78のこの機能はユーザの胴部の位置における非対称的な変化に適応するように非対称的に作動できる。
図7の実施形態では、あるタイプの相互摺動式アセンブリ、すなわち、伸縮自在アセンブリを備えてフレームの柔軟セクションを備える適応機構78を有するが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離を、システムの使用時にユーザの胴部の位置変化に応じて自動的に変えることのできる単一の機構あるいは機構を組み合わせたものについては、本明細書の教示および添付請求項の範囲内であることが意図される。
他の実施形態と同様に、図7のシステムは、何らかの適当な従来技術または将来の物品固定機構102、例えば以下に限定されるものではないが、(図示されていない)ストラップ、バックル、およびホルダ、もしくはこれらを組み合わせたものからなる群から選択される機構を用いることで、広範な種類の運搬物品を保持して固定できる。
図8Aおよび8Bは、図1〜3および7で、ユーザが身につける(想像線で示される)肩ストラップ92および(想像線で示される)腰ベルト94それぞれに対して示されたもののように、フレーム2を接続するための肩ストラップコネクタ116および腰ベルトコネクタ118をそれぞれ示す。図8Aは、ユーザが身につける少なくとも1本の肩ストラップ92に対して肩ストラップコネクタ116を取り付けるための、取付けプレート120、ソケット122、およびストラップ100を有する肩ストラップコネクタ116を示す。本実施形態において、各ストラップ100の前側が後側に対して解放可能に取り付けることができるように、ストラップ100は1つの側部にフックを、他の側部にループを有する。これにより、矢印124で示されるように、ストラップ100を包むことで肩ストラップコネクタ116は肩ストラップ92に対して解放可能に取り付けることができる。肩ストラップコネクタ116のソケット122は、図1〜3および7で示されるフレーム2の上部コネクタ72のように、上部コネクタ72の球形部分をもつボールソケットジョイントを受け入れて、これを形成することができる。肩ストラップコネクタ116は、フレーム2を肩ストラップコネクタ116に接続し、そこから切断することを交互に行うように、上部コネクタ72の半球形端部を交互に捕捉および解除できる(図示されていない)内部ラッチ機構を有する。自己ラッチ式迅速解放ボールソケットコネクタ機構がユーザの便利さおよび安全性にとって好ましいが、何らかの従来技術または将来の解放可能ボールソケットラッチ機構を肩ストラップコネクタ116内で用いてフレーム2を少なくとも1本の肩ストラップ92に対して解放可能に取り付けることができる。
図8Bは、ユーザが身につける少なくとも1本の腰ベルト94に対して腰ベルトコネクタ118を取り付けるための、取付けプレート120、ソケット122、およびストラップ100を有する腰ベルトコネクタ118を示す。本実施形態において、各ストラップ100の前側を後側に対して解放可能に取り付けることができるように、ストラップ100は1つの側部にフックを、他の側部にループを有する。このように、矢印126で示されるとおり腰ベルト94の周りでストラップ100を包むことで、腰ベルトコネクタ118を解放可能に腰ベルト94に取り付けることができる。腰ベルトコネクタ118のソケット122は、図1〜3および7で示されるフレーム2の少なくとも1つの下部コネクタ22のように、コネクタの半球形部分をもつボールソケットジョイントを受け入れて、これを形成することができる。腰ベルトコネクタ118は、フレーム2を腰ベルトコネクタ118に接続し、そこから切断することを交互に行うように、下部コネクタ22の球形端部を交互に捕捉および解除できる(図示されていない)内部ラッチ機構を有する。ここでもまた、自己ラッチ式迅速解放ボールソケットコネクタ機構がユーザの便利さおよび安全性にとって好ましいが、何らかの従来技術または将来の解放可能ボールソケットラッチ機構を腰ベルトコネクタ80内で用いてフレーム2を腰ベルト94に対して解放可能に取り付けることができる。
図8Aおよび8Bは、ボールソケット型解放可能コネクタシステムの一部である肩ストラップ116および腰ベルト118のコネクタを示しているが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。肩ストラップ116および腰ベルト118のコネクタは横絞め型解放可能コネクタシステムの一部、またはバックルタング型解放可能コネクタシステムの一部、または何らかの他のタイプの従来技術あるいは将来の解放可能コネクタシステムの一部であることが可能であるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図8Aおよび8Bではフックおよびループ面を有するストラップを示しているが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。肩ストラップ116および腰ベルト118のコネクタは、従来型バックルを有するストラップを用いて、肩ストラップ92および腰ベルト94にそれぞれ解放可能に取り付けることができるか、あるいは無数の他のタイプの従来技術または将来の解放可能または非解放可能な取り付けシステムを用いて肩ストラップ92および腰ベルト94に対して解放可能に、あるいは非解放可能に取り付けられるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図9はフロントパックシステムのさらに他の実施形態を開示する。本実施形態において、下部領域4は第1下部セクション8aおよび第2下部セクション8bと、第1下部セクション8aと第2下部セクション8bとの間で延伸する少なくとも1つの水平セクション12bとを備える。図9で示されるとおり、角度のついた水平セクション12bは単一角度付セクション、またはまっすぐな第1水平セクション18aとまっすぐな水平セクション18bとの組み合わせとして構成される。角度のついた低部水平セクション12bは、広範囲の形、大きさ、および重量の物品を支持して運搬するためのプラットフォーム96を支持する。第1および第2の水平調節セクション20aおよび20bは下部水平部材12b内に伸縮自在に挿入される。
下部領域4は、第1および第2の水平調節セクション20aおよび20bの遠位端に取り付けられる第1および第2の下部コネクタ22aおよび22bを有する。本実施形態において、各下部コネクタ22a、bは、例えば図11Bおよび17で示されるような腰ベルトコネクタ118に接続し、これによりフレーム2の下部領域4を少なくとも1本の腰ベルト94に接続する横絞め式バックル型解放可能コネクタである。下部コネクタ22a、bは矢印54で示されるように回転し、このような腰ベルトコネクタ118内への挿入のための適切な角度を得ることができる。
第1および第2の水平調節セクション20aおよび20bは、矢印24で示される次元において下部水平部材12bで内外に摺動する。第1および第2の水平調節セクション20aおよび20bの典型的な水平範囲は想像線で示される。第1および第2の水平調節セクション20aおよび20bは、下部水平部材12bにある(図示されていない)開口部を通して第1および第2の水平調節セクション20aおよび20b上で解放可能に締結するカミングアセンブリ26により所望位置に保持される。この相互摺動式調節機構により、フレーム2の下部領域4は、さまざまな下部胴幅のユーザにフィットするように第1下部コネクタ22aと第2下部コネクタ22bとの間の距離を増減できるように調節できる。
図9でさらに示されるとおり、第3の10aおよび第4の10b下部セクションは第1および第2の下部セクション8aおよび8bに伸縮自在にそれぞれ挿入され、上部水平セクション12aは第3の10aと第4の10bとの下部セクション間に延在する。上部水平セクション12a、第3下部セクション10a、および第4下部セクション10bは、矢印62で示されるように、垂直次元における単一アセンブリとして所望高さまで上げ下げされ、これによりさまざまな垂直長さの胴部にフィットするようにフレーム2の下部領域4の垂直長さを調節できる。ロッキングリング128は第3の10aおよび第4の10b下部セクションを所望位置で固定する。ロッキングリング128が締結され、カミングアセンブリ26が閉じられると、フレーム2の下部領域4は、下部領域上で固定される少なくとも1つの物品の重量を支持し、少なくとも1つの物品の重量を下向きに伝達するのに十分堅固になる。堅固な下部領域4はまた、フレームおよび前部で運搬される物品が、ユーザの動く際に縦揺れ、横揺れ、および振動しないように抑える助けとなる。
本実施形態において、上部領域6は、第3の10aおよび第4の10b下部セクション内に伸縮自在にそれぞれ挿入される第1および第2の上部セクション64aおよび64bを備える。第1および第2の上部セクション64aおよび64bはユーザの肩に向けて曲げられ、上部領域6をユーザの上胴から離間させる。少なくとも1つの上部コネクタ72は上部領域6に取り付けられる。本実施形態において、上部コネクタ72は、例えば図11Aおよび17で示される肩ストラップのような肩ストラップコネクタシステムに上部領域6を接続し、これによりフレーム2の上部領域6を少なくとも1本の肩ストラップ92に接続する横絞り式バックル型解放可能コネクタである。上部領域6は、少なくとも1本の肩ストラップに対する上部領域6の動きを位置決めして制限するのに十分堅固である。
図9は、少なくとも1つの相互摺動式アセンブリ、特に第3の10aおよび第4の10b下部セクション内にそれぞれ挿入される第1および第2の上部セクション64aおよび64bの伸縮自在アセンブリを備える少なくとも1つの適応機構78を示す。適応機構78により、矢印80で示される方向で上部領域6を下部領域80に対して動かすことができるようになる。これにより、少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離を、ユーザの胴部の位置の変化に応じて自動的に変えることができるようになる。
図9で示されるフレーム2は広範囲の大きさ、形状、および重量の物品を運搬できる。例えば、図10は、図9で開示されるものと同じ実施形態を示すが、ストラップ130、バックル132、およびホルダ134(バックパック)を備える物品固定機構102を含む。しかしながら、この特定の物品固定機構102は、本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックシステムは、何らかのタイプの従来技術または将来の物品固定機構102、もしくはいずれもなしで構成できるが、これも本明細書および添付請求項の教示内にある。
図9および10で示されるシステムである支持プラットフォーム96は運搬する物品を支持するのに有用になり得るが、これも本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックフレーム2は、何らかの水平支持構造なしで構成できるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図9および10の実施形態において、フレーム2の下部領域4における調節機構もまた、本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックシステムは、これらの調節機構の全てより少なく、あるいは完全に非調節可能な下部領域4で構成できるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図9および10の実施形態では、あるタイプの相互摺動式アセンブリ、すなわち、伸縮自在アセンブリを備える適応機構78を有するが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離を、システムの使用時にユーザの胴部の位置変化に応じて自動的に変えることのできる何らかのタイプの機構は、本明細書の教示および添付請求項の範囲内であることが意図される。
図9および10の実施形態において、(図示されていない)ハーネス90への解放可能接続は、横絞め式バックル型下部22および上部72コネクタを用いることで行われるが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定因子ではないユーザが身につけるハーネスにフロントパックフレーム2を解放可能に接続する何らかのタイプの従来技術あるいは将来の解放可能コネクタシステムを用いることは、本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
さらに、図9および10で示されるフレーム2の解放可能接続は、本明細書あるいは添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックフレーム2は、ユーザが身につけるハーネス90に対して非解放可能に取り付けることができるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図11Aおよび11Bは、ユーザが身につける肩ストラップ92および腰ベルト94にフレーム92をそれぞれ接続するための肩ストラップコネクタ116および腰ベルトコネクタ118を示す。図11Aは、少なくとも1本の肩ストラップ92に対して肩ストラップコネクタ116を取り付けるための、取付けプレート120、バックル136、およびストラップ100を有する肩ストラップコネクタ116を示す。本実施形態において、各ストラップ100の前側を後側に対して解放可能に取り付けることができるように、ストラップ100は1つの側部にフックを、他の側部にループを有する。これにより、矢印124で示されるように、ストラップ100を包むことで肩ストラップコネクタ116は肩ストラップ92に対して解放可能に取り付けることができる。本実施形態において、バックル136は、図9〜10で示されるフレーム2または図17で示されるフレーム2の少なくとも1つの上部コネクタ72のような噛合コネクタを受け入れて解放可能に接続できる横絞め型解放可能バックルである。
図11Bは、ユーザが身につける少なくとも1本の腰ベルト94に対して腰ベルトコネクタ118を取り付けるための、取付けプレート120、バケット136、およびストラップ100を有する腰ベルトコネクタ118を示す。本実施形態において、ストラップ100は、矢印126で示されるとおり、ストラップ100を包むことで、腰ベルトコネクタ118を腰ベルト94に対して取り外し可能かつ再配置可能に取り付けるために、1つの側部にフックを、他の側部にループを有する。本実施形態において、バックル136は、図9〜10で示されるフレーム2または図17で示されるフレーム2の少なくとも1つの下部コネクタ22のような噛合コネクタを受け入れて解放可能に接続できる横絞め型解放可能バックルである。
図11Aおよび11Bは、横絞めバックル型解放可能コネクタシステムの一部である肩ストラップ116および腰ベルト118のコネクタを示しているが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。肩ストラップ116および腰ベルト118のコネクタはボールソケット型解放可能コネクタシステムの一部、またはバックルタング型解放可能コネクタシステムの一部、または何らかの他のタイプの従来技術あるいは将来の解放可能コネクタシステムの一部であることが可能であるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図11Aおよび11Bではフックおよびループ面を有するストラップを示しているが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。肩ストラップ116および腰ベルト118のコネクタは、従来型バックルを有するストラップを用いて、肩ストラップ92および腰ベルト94に対して解放可能にそれぞれ取り付けることができるか、あるいは無数の他のタイプの従来技術または将来の解放可能または非解放可能な取り付けシステムを用いて肩ストラップ92および腰ベルト94に対して解放可能に、あるいは非解放可能に取り付けられるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図12は、フレーム2が一体化ハーネス90に接続される図5Aおよび5Bでも示される実施形態を示す。本実施形態において、上部の12aおよび下部の12b水平セクションは第1下部セクション8aおよび第2下部セクション8b間に延在する。下部領域4は、第1および第2の下部セクション8aおよび8b、上部水平セクション12a、および下部水平セクション12bを備える。フレーム2の下部領域4は、下部領域4上に固定される少なくとも1つの物品の重量を支持して少なくとも1つの物品の重量を下向きに伝達するのに十分堅固である。
上述のとおり、単一セクションから、あるいは結合されたセクションの組み合わせから形成される下部水平セクション12bは、広範囲の形状、大きさ、および重量の物品を支持して運搬するためのプラットフォーム96をもつ。下部水平セクション12bは両端が中空であり、各開口中空端部内に第1および第2の水平調節セクション20aおよび20bを有する。各水平調節セクション20a、20bは、下部水平セクション12b内の所望の深さまで挿入することで位置決めされ、少なくとも1つの従来型カミングアセンブリ26によって所定場所に固定される。この相互摺動式調節機構により、フレーム2の下部領域4は、さまざまな下部胴幅のユーザにフィットするように第1下部コネクタ22aと第2下部コネクタ22bとの間の距離を増減できるように調節できる。
下部領域4は、下部領域を少なくとも1本の腰ベルト94に接続する少なくとも1つの下部コネクタ22を有する。本実施形態において、少なくとも1つの下部コネクタ22は、ユーザの下胴の湾曲にフィットするように下部コネクタ22を回転させることのできるねじ切りスリーブ138を用いることで下部領域4に取り付けられる。下部コネクタ22はタブ状であり、複数のリベットにより少なくとも1本の腰ベルト94に結合される。同様に、この目的のために、他の等価な、将来等価なコネクタおよびコネクタシステムが用いられる場合もある。
第1および第2の下部セクション8aおよび8bは中空であり、上端部に接続される止め輪88を有する。止め輪88は、図1〜3について上述のとおり、第1および第2の下部セクション8aおよび8b内でそれぞれ伸縮自在に摺動する第1および第2の上部セクション64aおよび64bの逃げを防ぐ。
上部領域6は、上部領域6を少なくとも1本の肩ストラップ92に接続する少なくとも1つの上部コネクタ72を有する。本実施形態において、少なくとも1つの上部コネクタ72はタブ状であり、複数のリベットにより少なくとも1本の肩ストラップ92に対して非取り外し可能に接続されるが、他の等価な、および将来の等価なコネクタおよびコネクタシステムがこの目的のために用いられる場合もある。フレーム6の上部領域6は、少なくとも1本の肩ストラップ92に対する上部領域の動きを位置決めして制限するのに十分堅固である。
一体化ハーネス90は、少なくとも1本の肩ストラップ、本実施形態では、ユーザの肩上にかけられるように設計されたパッド付左右肩ストラップ92a、bを含む。胸板ストラップ140は、第1バックル部分142で終わる右肩ストラップ92aの前左部分の周りで固定される。第2バックル部分144は左肩ストラップ92bの中前部分で固定され、第1バックル部分142を受け入れる。一対の肩調節ストラップ146a、bは肩ストラップ92a、bに取り付けられ、そこからが下がり、おのおのが少なくとも1本の腰ベルト94の前部と離間して接続する。
主後部ストラップ148は肩ストラップ92a、bに取り付けられて、そこから下がり、第3バックル部分150で終わる。後部調節ストラップ152は腰ベルト94の後腰ストラップ156構成要素の中心周りに取り付けられて、そこから上がる。後部調節ストラップ152の長さは調節可能であり、第4バックル部分154の上端で終わる。第4バックル部分154は、主後部ストラップ148の下端に取り付ける第3のバックル部分150に接続され、そこから解放されるように設計される。
少なくとも1本の腰ベルト94は、実質的に中央にある前バックル160で集まり、この部分で調節可能な柔軟な左右の前ストラップ158a、bを備える。左右の前ストラップ158a、bの遠位端は、フレーム2の下部コネクタ22a、bを支持してユーザの下胴を保護する左右の腰パッド162a、bに接続する。少なくとも1本の腰ベルト94の追加部分として、柔軟な(図示されていない)左164aおよび右164b横ストラップが腰パッド162a,bから周方向に延伸して、左右の第5バックル部分166a、bで終わる。少なくとも1本の腰ベルト94を完成させるために、柔軟な後腰ストラップ156がユーザの腰の後部周りに配置され、左右の第6バックル部分168a、bにある左右端部で終わる。第6バックル部分168は、少なくとも1本の腰ベルト94を完成させるために第5バックル部分166に対して簡単に接続して、そこから解放され、左または右側のいずれかから一体化ハーネス90へのユーザのアクセスを行わせて、そこから出るように設計される。
図12の実施形態において、少なくとも1つの上部セクション64は少なくとも1つの下部セクション8内に伸縮自在に挿入されて、相互摺動式適応機構78となる。図5Aおよび5Bに関連してさらに詳細に上で論じたとおり、少なくとも1つの上部セクション64は、少なくとも1つの下部セクション8内で上下摺動でき、これにより、システムの利用時にユーザの胴部の位置の変化に対応して少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離を自動的に変化させることができる。
再び図12を参照すると、肩ストラップ92および腰ベルト94の前エリアがユーザの胴部に対して上下できるように、ハーネス90の肩調節ストラップ146および後部調節ストラップ152が調節可能であることがわかる。前ストラップ158、横ストラップ164、および後腰ストラップ156を調節して、さまざまな胴差しの胴部にフィットさせることができる。フレーム2の下部領域4を調節して、さまざまな幅の下胴のユーザにフィットさせることができる。水平調節セクション20a、bは、角度のある下部水平セクション12b内で位置決めして、カミングアセンブリ26で所定場所に固定できる。この相互摺動式調節機構により、第1下部コネクタ22aと第2下部コネクタ22bとの間の距離を調整できる。下部コネクタ22はまた、各下部コネクタ22の水平角がその位置でユーザの湾曲と一致するまで、ねじ付スリーブ138内で回転できる。
フレーム2の複数の調節機構と一体化ハーネス90の調節要素とを用いて、組み合わせたフレーム2およびハーネス90が快適にユーザの胴部にフィットすることが明確にわかる。ただし、こういった調節機構は、本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックシステムは、これらの調節機能の全てより少なく、あるいはまったくなしで構成できるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
フレーム2の下部領域4および腰ベルト94はフレーム2および前部で運搬される物品のかなりの重量をユーザの腰の前エリアに伝達する。堅固な下部領域4はまた、フロントパックおよび前部で運搬される物品が縦揺れ、横揺れ、および振動しないように抑える助けとなる。
図12のフロントパックシステムは、広範囲の形状、大きさ、および重量の物品を適当な従来技術または将来の、これら限定されないが、例えば(図示されていない)ストラップ、バックル、またはホルダといった固定機構を用いてフレーム2の下部領域4にこういった物品を固定することで運搬することができる。
図12のハーネス90は、数十個のセグメント、4つの解放可能バックルシステム、および11個のストラップ調節要素で構成されている様子を示すが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。ハーネス90は、より少ない、あるいはさらに多くのセグメント、バックル、および調節要素で構成でき、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。肩ストラップ92および腰ベルト94は種々の中間ストラップによって互いに接続されるように示されているが、ハーネス90は、分離されて接続されていない肩ストラップ92および腰ベルト94でも構成できる。ハーネス90のある部分、特に肩ストラップ92a、bおよび腰パッド162a、bが強固なパッド付材料でできているように示されるが、これもハーネス90における必要機能または限定要因ではない。一体化ハーネス90のバックルシステムは横絞めタイプの解放可能バックルとして示されるが、ハーネス90の基本的動作に影響を与えることなく何らかの従来技術または将来の等価なバックルシステムまたは解放可能コネクタシステムがこれらのバックルシステムの代わりに用いられる場合もある。
上で論じたとおり、図12の実施形態では、あるタイプの相互摺動式アセンブリ、すなわち、伸縮自在アセンブリを備える適応機構78を有するが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離を、システムの使用時にユーザの胴部の位置変化に応じて自動的に変えることのできる何らかのタイプの相互摺動式アセンブリあるいは非摺動式機構については、本明細書の教示および添付請求項の範囲内であることが意図される。
図12の実施形態において、フレーム2はリベットによってハーネス90に対して非解放可能に接続されるように示されるが、これも本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。フレーム2は、何らかの従来技術または将来の非解放可能コネクタシステム、何らかのタイプの従来技術または将来の解放可能コネクタシステムによってハーネス90に結合できるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図13はフロントパックシステムの他の実施形態を開示し、ここでフレーム2は、少なくとも1つの下部セクション8と、少なくとも1つの下部セクション8に一体的に接続され、ユーザがフレーム2を身につける際にユーザの前胴から水平方向に離れて延在するプラットフォーム96とを備える下部領域4を有する。少なくとも1つの下部セクション8とプラットフォーム96とは両方とも開口部170のマトリクスを有しており、鋳造、成型、圧延、打ち抜き、あるいは同様の工程で形成できる。下部領域4は、フロントパックおよび前部で運搬される物品のかなりの重量を伝達するのに十分堅固である。図13は、円形、溝付、および長方形の開口部170の特定構造を示すが、無数の形状、大きさ、および位置の開口部170をフレーム2の特定の意図された使用法に応じて用いることができるか、あるいはフレーム2を開口部なしで構成できるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
フレーム2の上部領域6は、少なくとも1本の肩ストラップ92に対して上部領域6の動きを位置決めして制限するのに十分堅固な少なくとも1つの上部セクション64を備える。本実施形態において、上部領域6は第1上部セクション64aと第2上部セクション64bとを備え、これらセクションは少なくとも1つの下部セクション8にあるチャネル172内に挿入される。第1および第2の上部セクション64aおよび64bは、図14Aでさらに示されるとおり、下部セクション8におけるチャネル172のあり形状断面と対になるあり形状断面を有する。対となるあり形状断面により、第1および第2の上部セクション64aおよび64bが、矢印80で示されるように下部セクション8に対して上下に自由に摺動して、適応機構78になることができる。
図13で示されるとおり、第1および第2の上部調節セクション64aおよび64bは、図14Bで拡大した詳細図で示される従来型ボールジョイントアセンブリ14a、bによって第1および第2の上部調節セクション66aおよび66bにそれぞれ接続される。第3の68aおよび第4の68b上部調節セクションは第1および第2の上部調節セクション66aおよび66b内にそれぞれ伸縮自在に挿入され、図14Cで拡大した詳細図で示されるように、ロッキングリング70で所定場所に保持される。
第3の68aおよび第4の68b上部調節セクションは上部コネクタ72a、bでそれぞれ終わる。本実施形態において、少なくとも1つの上部コネクタ72は、以下に限定されるものではないが、例えば、自動車のシートベルトで用いられるバックルタング解放可能コネクタシステムのような従来型バックルタングタイプ解放可能コネクタシステムのタング部分である。バックルタングタイプ解放可能コネクタシステムの(図示されていない)バックル部分は少なくとも1本の肩ストラップ92に取り付けられ、フレーム2の上部領域6を肩ストラップ92に対して解放可能に接続できるようにできる。
図14Bで示されるとおり、ボールジョイントアセンブリ174は、ボールヘッド176、ソケット178、および止めねじ180を備え、これにより、図13の矢印74および182で示される少なくとも1つの上部セクション64に対して所望角度で位置決めして固定できるようになる。あるいは、ボールジョイントアセンブリ174における止めねじ180が緩いままであると、ボールジョイントアセンブリ174は図13の矢印74および182で示される方向で自由に折り曲げ可能であり、これにより適応機構78として機能し、上部領域6を下部領域4に対して移動してユーザの胴部の位置の変化に対して動的に適応できるようにする。
図14Dおよび14Eは、フレーム2の上部領域4における長さ調節を行う代替機構を示す。初めに図14Dを参照すると、第1上部調節セクション66aは内部にねじ山をもち、第3上部調節セクション68aは外部にねじ山をもち、第3上部調節セクション68aを所望の深さまで第1上部調節セクション66a内にねじ込み、これによりボールヘッド176から上部コネクタ72までの距離を短くするか、あるいは長くすることができるようになる。次に図14Eを参照すると、第3上部調節セクション68aは第1上部調節セクション66a内に伸縮自在に挿入される。第1上部調節セクション66aは複数の位置決めピンホール184を有する。ばねで負荷をかけられた位置決めピン186は第3上部調節セクション68aにある(覆われた状態の)位置決めピン184通して、第1上部調節セクション66aにある選択された位置決めピン184を通って突出する。位置決めピン186が押し込まれると、第3上部調節セクション68aは、第1上部調節セクション66a内に、あるいはそこから移動して、これによりボールヘッド176から上部コネクタ72までの距離を短くするか、あるいは長くすることができる。第3上部調節断面図68aは、位置決めピン186が上部調節セクション66における所望の位置決めピンホール184を通って突出できるようにすることで所望の位置に固定される。ボールジョイントアセンブリ174とともに作動する図14C、14D、および14Eで示される機構のおのおのによって、フレーム2の上部領域6を、所望の構成でユーザ6の上胴からの距離で位置決めして、フレーム2をさまざまな大きさおよび形状のユーザにフィットさせることができるようになる。
ここで図13に戻ると、下部セクション8の下端において、下部セクション8の左縁から右縁まで延びる水平あり継ぎスロット188がある。水平あり継ぎスロット188の左右開口部内に第1および第2の水平調節セクション20aおよび20bが挿入される。水平調節セクション20a、bおよび水平あり継ぎスロット188は断面が補完的であり、下部セクション8の垂直スロット172におけるあり継ぎ上部セクション64a、bとして同じ方式でともに容易に摺動する。このため、下部セクション8は水平調節セクション20a、b間に延在する。各調節セクション20の遠位端は少なくとも1つの下部コネクタ22を有する。本実施形態において、少なくとも1つの下部コネクタ22は鋸状穴あきディスク形状であり、フレーム2を少なくとも1本の腰ベルト94を接続するための広範囲の種類の従来技術または将来のコネクタ構成要素またはシステムの枢軸取り付けができるようになる。
水平調節セクション20a、bはおのおの水平あり継ぎスロット188内の所望深さに位置決めされ、止めねじ190で固定される。この相互摺動式調節機構により、フレーム2の下部領域4は、さまざまな下部胴幅のユーザにフィットするように第1下部コネクタ22aと第2下部コネクタ22bとの間の距離が増減するように調節できる。
図13の実施形態において、少なくとも1つの適応機構78は少なくとも1つの相互摺動式アセンブリ、特に、第1および第2の上部セクション64aおよび64bを下部セクション8内に挿入することで形成される摺動式あり継手を備える。自由に摺動するあり継手を用いることで、第1および第2の上部セクション64aおよび64bを、矢印80で示される方向で下部セクション8内において垂直方向に自由に上下に動かし、これによりユーザの胴部の位置の変化に対して、少なくとも1つの下部コネクタ22および少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離を自動的に変えることができるようになる。
図13および14Aは古典的な「あり継ぎ」断面を有する特定形状の摺動式あり継手を示しているが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。摺動式あり継手は「T」形断面、または「Y」形断面、または楔形断面、あるいは結合されるフレームセクションが垂直次元で互いに自由に摺動できるようにして、水平次元で互いに変位しないようにする他の断面を有することができる。こういったすべての活動あり継手およびその従来技術および将来の等価物は本明細書および添付請求項の範囲内にあるように意図される。
図13の適応機構78は、第1の66a、第2の66b、第3の68a、および第4の68b上部調節セクションが矢印74および182で示される方向で曲げおよび開くことができるようにして、これにより少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離をユーザの胴部の位置の変化に応じて自動的に変化させることができるようにする少なくとも1つの折り曲げ可能アセンブリ、特にボールジョイント174a、bを備える。
図13の実施形態において、折り曲げボールジョイント174a、bおよび相互摺動式あり継手164、172は、適応機構78として機能するように、独立してか、組み合わさってか、連続的にか、あるいは同時に作動できる。しかしながら、この適応機構78の特定の構成は、本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離を、システムの使用時にユーザの胴部の位置変化に応じて自動的に変えることのできる何らかのタイプの機構は、本明細書の教示および添付請求項の範囲内であることが意図される。
図13の実施形態は、広範囲の種類のさまざまな形状、大きさ、および重量の物品を保持して運搬できる。制限条件ではなく、例として、図15は、下部セクション8およびプラットフォーム96にある複数の開口部170に取り付けられるストラップ130をもつ図13のフレーム2を示す。ストラップ130は、以下に限定されるものではないが、例として(想像線で示された)子どもといったかさばる物品を保持して固定するのに有用である。しかしながら、図15のストラップシステム130は、本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックシステムは、限定的ではないが、例えばストラップ、バックル、およびホルダまたはこれらを一部組み合わせたもの、もしくはそのいずれもないものからなる群から選択される何らかのタイプの機構である従来技術あるいは将来の物品固定機構102を用いることができるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
同様に、図13〜15で示されるフレーム2の下部領域4および上部領域6にある複数の調節機構は、さまざまな大きさおよび形状の胴部をもつユーザにフィットさせるようにフレーム2を調節するのに有用となり得るが、こういった調節機構は本明細書または添付請求項の必要または制限因子ではない。フロントパックシステムは、これらの調節機構の全てより少なく、あるいは完全に非調節可能な下部領域4および上部領域6で構成できるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図13〜15の実施形態において、ハーネスへの解放可能接続は、従来技術または将来のタングバックルコネクタシステムのバックル部分および広範囲の種類の従来技術または将来の解放可能コネクタ要素が取り付けられる鋸状ディスク下部コネクタ22と共存可能なタングバックルタイプの上部コネクタ72を用いることで行われる。このコネクタの構成は、本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。ユーザが身につけるハーネスにフロントパックフレーム2を解放可能に接続する何らかのタイプの従来技術あるいは将来の解放可能コネクタシステムを用いることは、本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。さらに、フロントパックフレーム2は、ユーザが身につけるハーネスに対して非解放可能に取り付けることができるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
ここで図16を参照すると、フレーム2の他の実施形態が示される。本実施形態において、下部領域4は、下部領域4上に固定される少なくとも1つの物品の重量を支持して少なくとも1つの物品の重量を下向きに伝達するのに十分堅固な少なくとも1つの下部セクション8を有する。本実施形態において、下部領域4は、第1下部セクション8a、第2下部セクション8b、第3下部セクション10a、および第4下部セクション10bを備え、そのすべてはステー形状であり、長さ方向に等しく離散した穴192を複数有する。第1および第2の下部セクション8aおよび8bは、複数の(図示されていない)ナットと、並んだ穴192を貫通するボルト194とによって、第3の10aおよび第4の10b下部セクションにそれぞれ取り付けられる。第1および第2の下部セクション8aおよび8bそれぞれにあるさまざまな穴192に対して穴192がそろうように第3の10aおよび第4の10b下部セクションを上げ下げして、次に複数の(図示されていない)ナットおよびボルト194を、新たに並べられた穴192を通して固定することで、下部領域4の垂直長さは調節可能である。
上部水平セクション12aは、おのおのが等しく離間する穴192を複数有する第1水平セクション18aおよび第2水平セクション18bを重ねることで同様に構成される。下部水平セクション12bは、第1および第2の水平調節セクション20aおよび20bを重ねることで同様に構成される。上部12aおよび下部12b水平セクションは、複数の(図示されていない)ナットと、並んだ穴192を貫通するボルト194とによって、第1の8a、第2の8b、第3の10a、および第4の10b下部セクションに取り付けられる。上部12aおよび下部12b水平セクションは、前述のとおり、穴192およびボルト194の配置を変えることで、水平長さにおいて調節可能である。
下部領域4は、下部領域を少なくとも1本の腰ベルト94に接続する少なくとも1つの下部コネクタ22を有する。図16の実施形態において、第1および第2の下部コネクタ22aおよび22bは第1および第2の水平調節セクション20aおよび20bそれぞれから延在する。少なくとも1つの下部コネクタ22は、これに限定されるものではないが、例えば自動車のシートベルトで用いられるバックルタング解放可能コネクタシステムと同様の従来型バックルタングタイプ解放可能コネクタシステムのバックル部分と解放可能に接続することのできるタングタイプコネクタである。バックルタングタイプ解放可能コネクタシステムの(図示されていない)バックル部分は少なくとも1本の肩ストラップに取り付けられ、フレーム2の上部領域6を肩ストラップに対して解放可能に接続できる。
第1の8a、第2の8b、第3の10a、および第4の10b下部セクションおよび上部12aおよび下部12b水平セクションは、下部領域上に固定される少なくとも1つの物品の重量を支持して少なくとも1つの物品の重量を下方に伝達するのに十分堅固な下部領域を構成する。下部コネクタ22a、bはフレーム2および前部で運搬される何らかの物品の重量を、ユーザが身につける腰ベルトの前エリアに伝達できる。
図16の実施形態の上部領域6は第1上部セクション64aと第2上部セクション64bとを備え、これらセクションは(図示されない)少なくとも1本の肩ストラップ92に対する上部領域6の動きを位置決めして制限するのに十分堅固である。少なくとも1つの上部コネクタ72は上部セクション64a、64bから延在する。本実施形態において、少なくとも1つの下部コネクタ72は、これに限定されるものではないが、例えば自動車のシートベルトで用いられるバックルタング解放可能コネクタシステムと同様の従来型バックルタングタイプ解放可能コネクタシステムのバックル部分と解放可能に接続することのできるタングタイプコネクタである。バックルタングタイプ解放可能コネクタシステムの(図示されていない)バックル部分は少なくとも1本の(図示されていない)腰ベルト94に取り付けられ、フレーム2の上部領域6を腰ベルト94に対して解放可能に接続できる。
図16の実施形態において、フレーム2は、上部領域6を下部領域4に対して動くことができるようにする適応機構78を少なくとも1つ有する。適応機構78は、第3下部セクション10aを第1上部セクション64aに接続し、第4下部セクション10bを第2上部セクション64bに接続する少なくとも1つのヒンジ196により提供される折り曲げ可能機構を備える。少なくとも1つのヒンジ196は折り曲げて開くことができ、これにより前部で運搬する作業中にユーザの胴部の位置の変化に応じて少なくとも1つの上部コネクタ72と少なくとも1つの下部コネクタ22との間の距離を自動的に変えることができるようになる。しかしながら、ヒンジ型の折り曲げ適応機構78の利用は、本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離を、システムの使用時にユーザの胴部の位置変化に応じて自動的に変えることのできる何らかのタイプの機構は、本明細書の教示および添付請求項の範囲内であることが意図される。
図16で示されるとおり、フレーム2の本実施形態における複数のステー形セクション8a、8b、10a、10b、64a、64b、12a、および12bは、ユーザの前胴から離間したある距離でフレーム2を位置決めして維持するように形成され、寸法決めされる。セクション8a、8b、10a、10b、64a、64b、12a、12bは容易に分解されて再組み立てされ、フレーム2の高さおよび幅を調節してさまざまな大きさおよび形状のユーザにフィットさせる。例えばアルミニウム合金といった適切な鍛造可能材料でできていれば、セクション8a、8b、10a、10b、12a、12b、64a、64bは、さまざまな大きさおよび形状のユーザにフィットするように図16のフレーム2を調節する追加手段として半永久的に曲げられて形成できる。ここで、他の実施形態と同じように、この調整性は、本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックシステムは、これらの調節機能の全てより少なく、あるいは完全に非調節可能な下部領域4および上部領域6で構成できるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図16は、ステー形セクションを備える構成を有するフレーム2を示し、半鍛造可能材料でできているフレームとして記述しているが、これは本明細書または添付請求項の限定因子ではない。フレームは、さまざまな形状を有するセクションのさまざまな構成で形成でき、鍛造可能または非鍛造可能材料、あるいは材料の組み合わせでも形成できるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図16のフレーム2は、共存可能なバックルタングタイプの肩ストラップコネクタおよび腰ベルトコネクタを有する何らかのバックパックまたは他の適切なハーネスに対して解放可能に接続できるが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。ここで、他の実施形態と同じように、ユーザが身につけるハーネスにフレーム2を解放可能に接続する何らかのタイプの従来技術または将来の解放可能コネクタシステムまたは非解放可能コネクタシステムを用いることは、本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図16のフロントパックシステムは、広範囲の形状、大きさ、および重量の物品を、これらに限定されるものではないが、例えばストラップ、バックル、およびホルダからなる群から選択される機構といった何らかの適切な従来技術または将来の物品固定機構102を用いて運搬できるが、これは限定因子ではない。フロントパックシステムは物品固定機構102なしで構成できるが、これも本明細書および添付請求項の教示内にある。
図17は、フロントパックシステムの機械的には異なっているが機能的には同様の実施形態を示し、ここでフレーム2は柔軟であり、ハーネス90に対して解放可能に接続される。本実施形態において、第1下部セクション8a、第2下部セクション8b、および第1上部セクション64aは、弾性的に柔軟で常に曲げられている一片の材料で構成される。同様に、第2下部セクション8b、第4下部セクション10b、および第2上部セクション64bは、弾性的に柔軟で常に曲げられている一片の材料で構成される。下部水平セクション12bは、ボルト止めされるクランプ25によって第1および第2の下部セクション8aおよび8bに接続される。同様に、上部水平セクション12aは、ボルト止めされるクランプ14によって第2の10aおよび第4の10b下部セクションに接続される。
下部領域4は、下部領域4を少なくとも1本の腰ベルト94に接続する少なくとも1つの下部コネクタ22を有する。本実施形態において、横絞めバックル型下部コネクタ22a、22bは、下部領域4を取り外し可能ハーネス90の腰ベルトコネクタ118a、bに解放可能に接続するために、第1および第2の下部セクション8aおよび8bそれぞれの下端に取り付けられる。上部領域6は、上部領域6を少なくとも1本の肩ストラップ92に接続する少なくとも1つの上部コネクタ72を有する。本実施形態において、横絞めバックル型上部コネクタ72a、bは、上部領域6を取り外し可能ハーネス90の肩ストラップ116a、bに解放可能に接続するために、第1および第2の上部セクション64aおよび64bそれぞれに取り付けられる。
ハーネス90は、以下で示すものを除き、図12のハーネス90に対して同一の設計および構成である。図12のハーネス90はリベットによってフレーム2に結合され、フレーム2をハーネス90に対して解放可能に結合する機構を有していなかったのに対して、図17のハーネス90は、肩ストラップ92に取り付けられた横絞めバックル型肩ストラップコネクタ116a、bと腰ベルト94に取り付けられた横絞めバックル型腰ベルト118a、bとを含む。肩ストラップコネクタ116a、bおよび腰ベルトコネクタ118a、bは、フレーム2の上部72および下部22コネクタそれぞれに対して迅速に接続して切断する。これにより、体からハーネス90を取り外すことなく、ユーザが迅速にフレーム2を身につけ、これを脱ぐことができるようになる。あるいは、図12で示される実施形態のユーザが行うのと同じ方式で、フレーム2をハーネス90から取り外すことなく、ユーザがハーネス90を身につけるか、あるいはこれを脱ぐことができる。
フレーム2は、上部領域6を下部領域4に対して動くことができるようにする適応機構78を少なくとも1つ有する。上述のとおり、第1下部セクション8a、第2下部セクション8b、第3下部セクション10a、第4下部セクション10b、第1上部セクション64a、および第2上部セクション64bはすべて弾性的な柔軟材料で形成される。ユーザが身につけるハーネス90に対してフレーム2が接続されると、こういった弾性的な柔軟なフレームセクション8a、8b、10a、10b、64a、64bはユーザの胴部の位置の変化に応じて曲がる。これらの弾性的で柔軟なフレームセクション8a、8b、10a、10b、および64bはこのように少なくとも1つの適応機構78として機能し、システムの利用時にユーザの胴部の位置の変化に対応して少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタとの間の距離を自動的に変化させることができる。これらのフレームセクション8a、8b、10a、10b、64a、および64bは弾性的に柔軟であるため、ユーザの胴部が通常の直立姿勢に戻ると、通常の曲げ位置まで自動的に戻る。
図17のフレーム2が適応機構78として機能するのに十分柔軟であるのに対して、フレーム2も同じく、その必須機能を実施するのに十分堅固である。下部領域4は、下部領域4上に固定される少なくとも1つの物品の重量を支持して少なくとも1つの物品の重量を下向きに伝達するのに十分堅固である。上部領域6は、少なくとも1本の肩ストラップに対する上部領域6の動きを位置決めして制限するのに十分堅固である。フレーム2において柔軟性と堅固さとの間で十分なバランスを得ることは、当業者にとって即座に明らかな材料工学の問題である。
図17の実施形態は柔軟なフレームセクションだけを備えるものとして示されて記述されているが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックフレーム2は柔軟セクションと堅固なセクションとの組合せで構成されるか、さまざまな程度の柔軟性のセクションで構成されているが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
同様に、図17のフレーム2は単一片の材料で形成される第1下部セクション8a、第2下部セクション8b、および第1上部セクション64aと、単一片の材料で形成される第2下部セクション8b、第4下部セクション10b、および第2上部セクション64bとを有するものとして示されて記述されているが、これも本明細書または添付請求項の必要または限定因子ではない。フロントパックフレーム2は、組み合わされた材料について単一片より少ない、あるいは多くの材料から構成できるか、あるいは単一片の材料から構成できるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
さらに、図17のフレーム2は全体的に丸く細長いセクションで形成されるものとして示されているが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックフレーム2は平坦なセクション、または丸くない断面の細長いセクション、あるいは無数の他の形状もしくは形状を組み合わせたもので形成できるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図17の柔軟な適応機構78は同様に、本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。少なくとも1つの下部コネクタ22と少なくとも1つの上部コネクタ72との間の距離を、システムの使用時にユーザの胴部の位置変化に応じて自動的に変えることのできる何らかのタイプの適応機構78は、本明細書の教示および添付請求項の範囲内であることが意図される。
図17の実施形態において、ハーネス90への解放可能接続は、従来技術または将来の横絞めバックル型解放可能コネクタシステムの噛合部分と共存可能な横絞めバックル型下部22および上部72コネクタを用いることで行われる。しかしながら、これは、本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。ユーザが身につけるハーネスにフロントパックフレーム2を解放可能に接続する何らかのタイプの従来技術あるいは将来の解放可能コネクタシステムを用いることは、本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。さらに、フロントパックフレーム2は、ユーザが身につけるハーネスに対して非解放可能に取り付けることができるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図12のハーネス90は、数十個以上のセグメント、4つのバックルシステム、および3つの調節バックルで構成されている様子を示すが、これは本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。ハーネス90は、より少ない、あるいはさらに多くのセグメント、バックルシステム、およびバックルで構成でき、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。肩ストラップ92および腰ベルト94は種々の中間ストラップによって互いに接続されるように示されているが、ハーネス90は、分離されて接続されていない肩ストラップ92および腰ベルト94でも構成できる。ハーネス90のある部分、特に肩ストラップ92および腰パッド162a、bが強固なパッド付材料でできているように示されているが、これもハーネス90における必要機能または限定要因ではない。一体化ハーネス90のバックルシステムは横絞めタイプの解放可能バックルとして示されているが、ハーネス90の基本的動作に影響を与えることなく何らかの従来技術または将来の等価なバックルシステムまたは解放可能コネクタシステムがこれらのバックルシステムの代わりに用いられる場合もある。
図17のフロントパックシステムは、広範囲の形状、大きさ、および重量の物品を、これらに限定されるものではないが、例えば(図示されない)ストラップ、バックル、およびホルダからなる群から選択される機構である何らかの適切な従来技術または将来の物品固定機構102を用いて運搬できる。
ここで図18を参照すると、下部領域4および上部領域6を有するフレーム2をもつ他の実施形態が示される。本実施形態において、第1下部セクション8a、第2下部セクション8b、および第1上部セクション64aは、十分堅固であるが半鋳造可能な一片の材料で構成される。同様に、第2下部セクション8b、第4下部セクション10b、および第2上部セクション64bは、十分堅固であるが半鋳造可能な一片の材料で構成される。第1および第2の上部セクション64aおよび64bはおのおの、ユーザの上胴の湾曲に近似する湾曲に対して半永久的に曲げられる。下部水平セクション12bは、カラー14によって第1および第2の下部セクション8aおよび8b間に延在し、これらに接続される。同様に、上部水平セクション12a、12cはカラー14によって第2の10aおよび第4の10b下部セクション間に延在し、これらに接続される。
第1下部セクション8a、第2下部セクション8b、第3下部セクション10a、および第4下部セクション10bおよび水平セクション12a、12b、および12cは、下部領域4上に固定される少なくとも1つの物品の重量を支持して少なくとも1つの物品の重量を下方に伝達するのに十分堅固なフレーム2の下部領域4を構成する。上部領域6は、少なくとも1本の肩ストラップ92に対する上部領域6の動きを位置決めして制限するのに十分堅固である。
下部水平セクション12bは、第1および第2の下部セクション8aおよび8bと接続するカラー14を超えて左右に延在する。下部水平セクション12bの左右端部は、その上面に沿って複数の位置決めピンホール184を支える。下部領域4は、下部領域4を少なくとも1本の腰ベルト94に接続する少なくとも1つの下部コネクタ22を有する。本実施形態において、第1下部コネクタ22aおよび第2下部コネクタ22bは下部水平セクション12bの遠位端に取り付けられる。下部コネクタ22は、中心筺体198と、刻み付きナットヘッドのあるねじ付位置決めピン200とを備える。中心筺体198は所望位置まで下部水平セクション12b上を摺動する。ねじ式位置決めピン200は中央筺体18にある(図示されていない)ねじ付穴を通して延在し、所望の位置で下部コネクタ22を固定するために、選択された位置決めピンホール184と嵌合する。この相互摺動式調節機構により、フレーム2の下部領域4は、さまざまな下部胴幅のユーザにフィットするように第1下部コネクタ22aと第2下部コネクタ22bとの間の距離が増減するように調節できる。
、少なくとも1つの下部コネクタ22は、以下に限定されるものではないが、例えば、自動車のシートベルトで用いられるバックルタング解放可能コネクタシステムのような従来型バックルタングタイプ解放可能コネクタシステムのタング部分である。バックルタングタイプ解放可能コネクタシステムの(図示されていない)バックル部分は少なくとも1本の腰ベルトに取り付けられ、フレーム2の下部領域4を腰ベルトに対して解放可能に接続できる。
肩ストラップコネクタ116a、bは、おのおのが一側にフック面を、他側にループ面を有するフックループストラップ100を有し、これにより各ストラップ100の前側が後側に対して解放可能にくっつく。各フックループストラップ100の第2のルースエンドは、図8Aおよび11Aで示される前述の方式で少なくとも1本の肩ストラップの周りで心地よく巻かれる。
各肩ストラップコネクタ116a、bは少なくとも1つのリング202を有し、これにより肩ストラップコネクタ116a、bを第1の64aまたは第2の64b上部セクションの上端で摺動可能に設けることができる。各リング202は、上部セクション64a、bの上端が挿入される円形の完全に囲まれた開口部204を有する。これにより、各リング202は、ユーザが身につける(図示されていない)肩ストラップ92の水平近接点でフレーム2の上部領域6を制限するが、矢印80で示される方向において肩ストラップ92に対して上部セクション64a、bが垂直次元で自由に動くことができる。これは適応機構78として働き、システムの利用時にユーザの胴部の位置の変化に対応して下部コネクタ22と肩ストラップコネクタ116a、bとの間の距離を自動的に変化させることができる。
図18の実施形態において、適応機構78は下部領域4に対して上部領域6が動かないようにすることが指摘される。むしろ、本実施形態において、適応機構78は、肩ストラップコネクタ116a、bに対して上部領域6が動くか、位置を変えることができるようにできる。円形リング以外の多数の形状を肩ストラップコネクタ116a、bに組み込んで、上部領域6を垂直次元で自由に動くようにしながら、水平次元で上部領域6を制限できることは当業者にとって即座に明らかとなるであろう。例えば、肩ストラップコネクタ116a、bにある楕円形、多角形、あるいは他の非円形開口部は、上部領域6の水平方向の動きを制限するが、垂直方向の動きは制限しないようにできる。リングおよび他の断面形状を延在させて、上部領域6の水平方向の動きを制限するが、垂直方向の動きは制限しないように上部領域6を伸縮自在に挿入できる管またはスリーブを形成できる。図13および14Aで示される実施形態における適応機構78で用いられるものと同様の摺動式あり継手も同様に用いることができるが、その理由は噛合断面形状により、上部領域6を垂直次元で自由に動くようにしながら、水平次元で制限できるためである。肩ストラップコネクタ116は、上部領域6にある「雌」あり継ぎ形状と摺動可能に噛み合う「雄」あり継ぎ形状を有するか、あるいは肩ストラップコネクタ116は、上部領域6にある「雄」あり継ぎ形状と摺動可能に噛み合う「雌」あり継ぎ形状を有することができる。摺動式あり継手の断面は古典的な「あり継ぎ」形状、または「T」形状、または「Y」形状、または楔形状、あるいはあり継手を摺動させるための何らかの従来技術または等価な形状が可能である。これら全ての形状の肩ストラップコネクタ116、または肩ストラップコネクタ116が上部領域6を捕捉して上部領域6を垂直次元で自由に動くようにしながら、水平次元での動きを制限することを可能にする従来技術および将来の等価な形状は、本明細書の教示および添付請求項の範囲内にあることを意味している。
図18のフレーム2の下部領域4にある相互摺動式調節機構は本明細書または添付請求項の必要または限定要因ではない。フロントパックシステムはこの調節機構なしで構成でき、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内である。
図18のフレーム2が、ある一片の材料を備える特定の構造を有するように示され、半鋳造可能材料でできているものとして記述されているが、これは本明細書または添付請求項における必要または限定因子ではない。フレーム2は一片より多くの、あるいはそれより少ないさまざまな構造で形成でき、鋳造可能または非鋳造可能材料もしくは材料を組み合わせたもので形成できるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図18の実施形態において、ハーネスに対する解放可能接続は、タングタイプ下部コネクタ22a、bおよび上に示す他の実施形態で説明したように機能するフックループストラップ肩コネクタ116a、bを用いることで行われる。こういったタイプの解放可能コネクタシステムまたは取り付けシステムを用いることは、本明細書または添付請求項の必要または限定因子ではない。ユーザが身につけるハーネスにフロントパックフレーム2および肩ストラップコネクタ116を接続する何らかのタイプの従来技術または将来の解放可能コネクタシステムを用いることは、本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。さらに、図18のフレーム2および肩ストラップコネクタ116は、ユーザが身につけるハーネスに対して非解放可能に接続するか、あるいは取り付けることができるが、これも本明細書の教示および添付請求項の範囲内にある。
図18のフロントパックシステムは、広範囲の形状、大きさ、および重量の物品を、これらに限定されるものではないが、例えば(図示されない)ストラップ、バックル、およびホルダからなる群から選択される機構である何らかの適切な従来技術または将来の物品固定機構102を用いて運搬できる。
さらに微小な改造を行って前述の実施形態のさまざまな要素に対して無数のさまざまな置き換えにおいて組み合わせることができることは当業者にとって即座に明らかになる。限定ではなく例であるが、図1の伸縮自在管型フレーム2は、図17で開示されたタイプの解放可能ハーネス90に対する解放可能接続のために、図17で示される横絞めタイプの上部22および下部22コネクタとフィットさせることができる。図16のステー型フレーム2は、図8Aおよび8Bで示されるようなボールソケット型肩ストラップ116および腰ベルト118コネクタに対して解放可能に接続するために、図1および7で示されるような半球形上部72および下部22フレームコネクタにフィットさせることができる。図16で示されるタイプの折り曲げ可能なヒンジ型適応機構78、あるいは図9で示されるタイプの伸縮自在管型適応機構78を、図13で示されるタイプのフレーム2の鋳造、成型、圧延、あるいは打ち抜きされた下部領域4で用いることができる。図13で示されるような相互摺動式あり継手適応機構78は、図18の実施形態の肩ストラップコネクタ116にある適応機構78として機能できる。本明細書で教示されるフレーム2の実施形態のいずれか、あるいはそのすべては、図12で示される方式でハーネス90に対して非解放可能に接続できるか、あるいは図17で示されるようにハーネス90に対して解放可能に接続できるか、あるいは図8A、8B、11A、および11Bで示される解放可能肩ストラップ116および腰ベルト118コネクタを用いてバックパックといったハーネスに対して解放可能に接続できる。
さらに、フレーム2の実施形態のおのおのがユーザの前胴で様々な方法でフィットするように構成できることが当業者には同様に明らかとなるであろう。限定ではなく、例であるが、フレーム2の実施形態は、図6Aおよび6Bで示される実施形態の議論において上で教示されるように、前胴の左側または右側で完全に配置するように、あるいは前胴の中心で完全に配置するように構成できる。フレーム2の各実施形態は、図7で示される実施形態の議論で教示されるとおり、1つ以上のセクション8a、64aおよび適応機構78がユーザの前胴のほぼ中心に置かれ、他のフレームセクション66、18およびコネクタ22、72は中心の左および右に対称的に置かれるように構成できる。フレーム2の各実施形態は、図1、5A、9、12、16、17、および18で示される実施形態を論じる明細書で教示されるとおり、フレームセクション8、64、適応機構78、およびコネクタ22、72が中心の左および右に対照的に置かれ、少なくとも1つの水平セクション12によって接続されるように構成できる。
上述の明細書で教示されるフレーム2の種々の置き換えおよび構造は事実上エンドレスであり、当業者にとって明らかとなり、したがってここで示す置き換えおよび構成の全てを項目別に分類するように試みても何ら有用な目的の助けとならない。フロントパックシステムの本質的な機能を実施する前述の設計要素および構成要素のあらゆる置き換えおよび構造は、本明細書および添付請求項の範囲内になるよう完全に意図される。
前述の代表的な記述および例示される実施形態は、さまざまな改造および教示される代替実施形態とともに詳細に図面で説明されて記述された。フレームはこのように示され、記述され、例示されてきたが、形態や詳細部分において等価な変更は、以下の請求項で示されるフレームの真の精神および範囲から離れることなく、その中で行われることが当業者は理解しなければならない。さらに、本明細書で開示されるフレームは、本明細書で開示される特定の要素が欠如していても適切に実施される場合もある。
図1は、ハーネスと接続されないが、ハーネスと接続可能な半球形の下部コネクタと上部コネクタとをもつフレームを備えるフロントパックシステムの実施形態の斜視図である。 図2は、図1のフロントパックシステムの底面図である。 図3は、図1のフロントパックシステムの展開斜視図である。 図4は、迅速解放カミングレバーとボルトアセンブリとを示す図1のライン4−4に沿った断面図である。 図5Aは、通常の直立した姿勢の(想像線で示された)ユーザが身につけた場合に見られる、ハーネスに接続されるフレームを備えるフロントバックシステムの実施形態の縮小側面図である。 図5Bは、図4Aの実施形態の縮小側面図であり、(想像線で示された)ユーザが腰の位置で前に曲げたところを示し、フレームの伸縮自在適応機構がユーザの腰の前部とユーザの肩の前部との間の減少した距離に適応したところを示している。 図6Aは、1つの下部セクション、1つの下部コネクタ、1つの上部セクション、1つの上部コネクタ、および1つの適応機構を有するフロントパックシステムの実施形態の斜視図である。 図6Bは、(想像線で示された)肩ストラップに接続される上部コネクタ、(想像線で示された)腰ベルトに接続される下部コネクタ、およびフレームに接続されるホルダをもつ図6Aの実施形態の斜視図である。 図7は、下部セクション、上部セクション、およびフレームのほぼ垂直中心線に置かれた適応機構を有し、他のフレームセクション、下部コネクタ、中心の左右に置かれた上部コネクタを有するフロントパックシステムの実施形態の斜視図を示す。 図8Aは、フックループストラップで(想像線で示される)肩ストラップに取り付けることのできるボールソケット型肩ストラップコネクタを示す。 図8Bは、フックループストラップで(想像線で示される)腰ベルトに取り付けることのできるボールソケット型腰ベルトコネクタを示す。 図9は、ハーネスと接続されないが、ハーネスと接続可能な横絞めバックル型下部コネクタと上部コネクタとをもつフレームを備えるフロントパックシステムの実施形態の斜視図である。 図10は、図9のフロントパックシステムの斜視図であり、パックバッグのようなホルダを固定する物品固定機構を示す。 図11Aは、フックループストラップで(想像線で示される)肩ストラップに取り付けることのできる横絞めバックル型肩ストラップコネクタを示す。 図11Bは、フックループストラップで(想像線で示される)腰ベルトに取り付けることのできる横絞めバックル型腰ベルトコネクタを示す。 図12は、ハーネスに接続されるフレームを有するフロントパックシステムの実施形態の斜視図を示す。 図13は、平坦な下部セクションと摺動式あり継手およびボールジョイントを備える適応機構とをもつフレームを有するフロントパックシステムの実施形態の部分分解斜視図である。 図14Aは、図13の適応機構の摺動式あり継手の図13のライン14A−14Aに沿った拡大断面図を示す。 図14Bは、図13の適応機構のボールジョイントの拡大後面図を示す。 図14Cは、図13のフレームの上部領域における長さ調節機構の拡大図を示す。 図14Dは、図13のフレームの上部領域における長さ調節機構の他の実施形態の拡大図を示す。 図14Eは、図13のフレームの上部領域における長さ調節機構のさらに他の実施形態の拡大図を示す。 図15は、図13のフロントパックフレームシステムの斜視図であり、(想像線で示される)子どものような大きな品目を固定する物品固定機構を示す。 図16は、ヒンジを備える適応機構を有するフロントパックシステムの実施形態の斜視図である。 図17は、柔軟なフレーム部材、フレームに対して別の関係で示されるハーネス、およびフレームをハーネスに対して解放可能に接続する横絞めバックル型コネクタを備える適応機構をもつフレームを備えるフロントパックシステムの斜視図を示す。 図18は、肩ストラップと、フレームの上部領域の動きを水平次元で捕えて制限する一方、肩ストラップコネクタに対して上部領域を垂直方向に自由に動くままにしておく形を有する肩ストラップコネクタを備える適応機構とを備えるフロントパックシステムの斜視図である。

Claims (48)

  1. 少なくとも1本の肩ストラップと少なくとも1本の腰ベルトとを身につけている人間のユーザの前胴で物品を運搬するシステムであって、前記システムが、
    上部領域と下部領域とを有するフレームを備え、
    前記下部領域が、前記下部領域上に固定される少なくとも1つの物品の重量を支持し、前記少なくとも1つの物品の前記重量を下向きに伝達するのに十分堅固な少なくとも1つの下部セクションを有し、
    前記下部領域が、前記下部領域を前記少なくとも1本の腰ベルトに接続する少なくとも1つの下部コネクタを有し、
    前記上部領域が、前記少なくとも1本の肩ストラップに対して前記上部領域の動きを位置決めし、制限するのに十分堅固な少なくとも1つの上部セクションを有し、
    前記上部領域が、前記上部領域を前記少なくとも1本の肩ストラップに接続する少なくとも1つの上部コネクタを有し、
    前記フレームが、前記少なくとも1つの下部コネクタと前記少なくとも1つの上部コネクタとの間の距離が、前記システムの使用中に前記ユーザの胴の位置の変化に応じて自動的に変化可能なように、前記下部領域に対して前記上部領域が移動できるようにする少なくとも1つの相互摺動式アセンブリを備える少なくとも1つの適応機構を有する、システム。
  2. 前記少なくとも1つの相互摺動式アセンブリが、伸縮自在アセンブリおよび摺動式あり継ぎアセンブリからなる群から選択される、請求項のシステム。
  3. 前記少なくとも1つの適応機構が、少なくとも1つの折り畳み式アセンブリを備える、請求項1のシステム。
  4. 前記少なくとも1つの折り畳み式アセンブリが、ヒンジおよびボールジョイントからなる群から選択される、請求項のシステム。
  5. 前記少なくとも1つの適応機構が、少なくとも1つの柔軟なフレームセクションを備える、請求項1のシステム。
  6. 前記少なくとも1つの下部コネクタが、少なくとも1つの解放可能コネクタシステムを用いて前記少なくとも1本の腰ベルトに接続する、請求項1のシステム。
  7. 前記少なくとも1つの解放可能コネクタシステムが、フックループストラップ、ボールソケットコネクタ、横絞めバックル型コネクタ、およびバックルタングコネクタからなる群から選択される、請求項のシステム。
  8. 前記少なくとも1つの上部コネクタが、少なくとも1つの解放可能コネクタシステムを用いて前記少なくとも1本の肩ストラップに接続する、請求項1のシステム。
  9. 前記少なくとも1つの解放可能コネクタシステムが、フックループストラップ、ボールソケットコネクタ、横絞めバックル型コネクタ、およびバックルタングコネクタからなる群から選択される、請求項のシステム。
  10. 前記フレームに取り付けられる少なくとも1つの物品固定機構をさらに備える、請求項1のシステム。
  11. 前記少なくとも1つの物品固定機構が、ストラップ、バックル、およびホルダからなる群から選択される、請求項10のシステム。
  12. 前記下部領域が第1下部セクション、第2下部セクション、および前記第1下部セクションと前記第2下部セクションとの間で延伸する少なくとも1つの水平セクションを備える、請求項1のシステム。
  13. 前記下部領域が、第1下部コネクタ、第2下部コネクタ、および前記第1下部コネクタと前記第2下部コネクタとの間の距離を調節する相互摺動式調節機構をさらに備える、請求項12のシステム。
  14. 人間のユーザの前胴で物品を運搬するためのシステムであって、前記システムが、
    少なくとも1本の肩ストラップおよび少なくとも1本の腰ベルトと、
    上部領域と下部領域とを有するフレームと、
    を備え、
    前記下部領域が、前記下部領域上に固定される少なくとも1つの物品の重量を支持し、前記少なくとも1つの物品の前記重量を下向きに伝達するのに十分堅固な少なくとも1つの下部セクションを有し、
    前記下部領域が、前記下部領域を前記少なくとも1本の腰ベルトに接続する少なくとも1つの下部コネクタを有し、
    前記上部領域が、前記少なくとも1本の肩ストラップに対して前記上部領域の動きを位置決めし、制限するのに十分堅固な少なくとも1つの上部セクションを有し、
    前記上部領域が、前記上部領域を前記少なくとも1本の肩ストラップに接続する少なくとも1つの上部コネクタを有し、
    前記少なくとも1つの下部コネクタと前記少なくとも1つの上部コネクタとの間の距離が前記システムの使用中に前記ユーザの胴の位置の変化に応じて自動的に変化可能なように、前記フレームが、前記下部領域に対して前記上部領域が移動可能にする少なくとも1つの相互摺動式アセンブリを備える少なくとも1つの適用機構を有する、システム。
  15. 前記少なくとも1つの相互摺動式アセンブリが、伸縮自在アセンブリおよび摺動式あり継ぎアセンブリからなる群から選択される、請求項14のシステム。
  16. 前記少なくとも1つの適応機構が、少なくとも1つの折り畳み式アセンブリを備える、請求項14のシステム。
  17. 前記少なくとも1つの折り畳み式アセンブリが、ヒンジおよびボールジョイントからなる群から選択される、請求項16のシステム。
  18. 前記少なくとも1つの適応機構が、少なくとも1つの柔軟なフレームセクションを備える、請求項14のシステム。
  19. 前記少なくとも1つの下部コネクタが、少なくとも1つの解放可能コネクタシステムを用いて前記少なくとも1本の腰ベルトに接続する、請求項14のシステム。
  20. 前記少なくとも1つの解放可能コネクタシステムが、フックループストラップ、ボールソケットコネクタ、横絞めバックル型コネクタ、およびバックルタングコネクタからなる群から選択される、請求項19のシステム。
  21. 前記少なくとも1つの上部コネクタが、少なくとも1つの解放可能コネクタシステムを用いて前記少なくとも1本の肩ストラップに接続する、請求項14のシステム。
  22. 前記少なくとも1つの解放可能コネクタシステムが、フックループストラップ、ボールソケットコネクタ、横絞めバックル型コネクタ、およびバックルタングコネクタからなる群から選択される、請求項21のシステム。
  23. 前記フレームに取り付けられる少なくとも1つの物品固定機構をさらに備える、請求項14のシステム。
  24. 前記少なくとも1つの物品固定機構が、ストラップ、バックル、およびホルダからなる群から選択される、請求項23のシステム。
  25. 前記下部領域が、第1下部セクション、第2下部セクション、および前記第1下部セクションと前記第2下部セクションとの間で延伸する少なくとも1つの水平セクションを備える、請求項14のシステム。
  26. 前記下部領域が、第1下部コネクタ、第2下部コネクタ、および前記第1下部コネクタと第2下部コネクタとの間の距離を調節する相互摺動式調節機構をさらに備える、請求項25のシステム。
  27. 少なくとも1本の肩ストラップと少なくとも1本の腰ベルトとを身につけている人間のユーザの前胴で物品を運搬するシステムであって、前記システムが、
    少なくとも1本の肩ストラップに取り付ける少なくとも1つの肩ストラップコネクタと、
    前記少なくとも1本の腰ベルトに取り付ける少なくとも1つの腰ベルトコネクタと、
    上部領域と下部領域とを有するフレームと、
    を備え、
    前記下部領域が、前記下部領域上に固定される少なくとも1つの物品の重量を支持し、前記少なくとも1つの物品の前記重量を下向きに伝達するのに十分堅固な少なくとも1つの下部セクションを有し、
    前記下部領域が、前記下部領域を前記少なくとも1つの腰ベルトコネクタに接続する少なくとも1つの下部コネクタを有し、
    前記上部領域が、前記少なくとも1本の肩ストラップに対して前記上部領域の動きを位置決めし、制限するのに十分堅固な少なくとも1つの上部セクションを有し、
    前記上部領域が、前記上部領域を前記少なくとも1つの肩ストラップコネクタに接続する少なくとも1つの上部コネクタを有し、
    前記少なくとも1つの下部コネクタと前記少なくとも1つの上部コネクタとの間の距離が前記システムの使用中に前記ユーザの胴の位置の変化に応じて自動的に変化可能なように、前記フレームが、前記下部領域に対して前記上部領域が移動可能にする少なくとも1つの相互摺動式アセンブリを備える少なくとも1つの適用機構を有する、システム。
  28. 前記少なくとも1つの相互摺動式アセンブリが、伸縮自在アセンブリおよび摺動式あり継ぎアセンブリからなる群から選択される、請求項27のシステム。
  29. 前記少なくとも1つの適応機構が、少なくとも1つの折り畳み式アセンブリを備える、請求項27のシステム。
  30. 前記少なくとも1つの折り畳み式アセンブリが、ヒンジおよびボールジョイントからなる群から選択される、請求項29のシステム。
  31. 前記少なくとも1つの適応機構が、少なくとも1つの柔軟なフレームセクションを備える、請求項27のシステム。
  32. 前記少なくとも1つの下部コネクタが、少なくとも1つの解放可能コネクタシステムを用いて前記少なくとも1つの腰ベルトコネクタに接続する、請求項27のシステム。
  33. 前記少なくとも1つの解放可能コネクタシステムが、ボールソケットコネクタ、横絞めバックル型コネクタ、およびバックルタングコネクタからなる群から選択される、請求項32のシステム。
  34. 前記少なくとも1つの上部コネクタが、少なくとも1つの解放可能コネクタシステムを用いて前記少なくとも1つの肩ストラップコネクタに接続する、請求項27のシステム。
  35. 前記少なくとも1つの解放可能コネクタシステムが、ボールソケットコネクタ、横絞めバックル型コネクタ、およびバックルタングコネクタからなる群から選択される、請求項34のシステム。
  36. 前記フレームに取り付けられる少なくとも1つの物品固定機構をさらに備える、請求項27のシステム。
  37. 前記少なくとも1つの物品固定機構が、ストラップ、バックル、およびホルダからなる群から選択される、請求項36のシステム。
  38. 前記下部領域が、第1下部セクション、第2下部セクション、および前記第1下部セクションと前記第2下部セクションとの間で延伸する少なくとも1つの水平セクションを備える、請求項27のシステム。
  39. 前記下部領域が、第1下部コネクタ、第2下部コネクタ、および前記第1下部コネクタと第2下部コネクタとの間の距離を調節する相互摺動式調節機構をさらに備える、請求項38のシステム。
  40. 少なくとも1本の肩ストラップと少なくとも1本の腰ベルトとを身につけている人間のユーザの前胴で物品を運搬するシステムであって、前記システムが、
    上部領域と下部領域とを有するフレームであって、
    前記下部領域が、前記下部領域上に固定される少なくとも1つの物品の重量を支持し、前記少なくとも1つの物品の前記重量を下向きに伝達するのに十分堅固な少なくとも1つの下部セクションを有し、
    前記下部領域が、前記下部領域を前記少なくとも1本の腰ベルトに接続する少なくとも1つの下部コネクタを有し、
    前記上部領域が、前記少なくとも1本の肩ストラップに対して前記上部領域の動きを位置決めし、制限するのに十分堅固な少なくとも1つの上部セクションを有する、フレームと、
    少なくとも1本の肩ストラップに取り付ける少なくとも1つの肩ストラップコネクタであって、
    前記少なくとも1つの肩ストラップコネクタが、前記少なくとも1つの肩ストラップコネクタと前記少なくとも1つの下部コネクタとの間の前記少なくとも1つの肩ストラップコネクタに対する垂直寸法における距離が、前記システムの使用中に前記ユーザの胴の位置の変化に応じて自動的に変化できるように、前記少なくとも1つの肩ストラップコネクタに対して前記上部領域を垂直方向に実質的に自由に動くままにしておく形成エリアを有前記少なくとも1つの肩ストラップコネクタに対する前記上部領域の水平方向の動きが制限される、コネクタと、を備える、システム。
  41. 前記少なくとも1つの下部コネクタが、少なくとも1つの解放可能コネクタシステムを用いて前記少なくとも1本の腰ベルトに接続する、請求項40のシステム。
  42. 前記少なくとも1つの解放可能コネクタシステムが、フックループストラップ、ボールソケットコネクタ、横絞めバックル型コネクタ、およびバックルタングコネクタからなる群から選択される、請求項41のシステム。
  43. 前記少なくとも1つの肩ストラップコネクタが、少なくとも1つの解放可能取り付けシステムを用いて前記少なくとも1本の肩ストラップに取り付けられる、請求項40のシステム。
  44. 前記少なくとも1つの解放可能取り付けシステムが、少なくとも1本のフックループストラップを備える、請求項43のシステム。
  45. 前記フレームに取り付けられる少なくとも1つの物品固定機構をさらに備える、請求項40のシステム。
  46. 前記少なくとも1つの物品固定機構が、ストラップ、バックル、およびホルダからなる群から選択される、請求項45のシステム。
  47. 前記下部領域が、第1下部セクション、第2下部セクション、および前記第1下部セクションと前記第2下部セクションとの間で延伸する少なくとも1つの水平セクションを備える、請求項40のシステム。
  48. 前記下部領域が、第1下部コネクタ、第2下部コネクタ、および前記第1下部コネクタと前記第2下部コネクタとの間の距離を調節する相互摺動式調節機構をさらに備える、請求項47のシステム。
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