JP5132499B2 - State transition data generation device, state transition data generation method, and program - Google Patents
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Description
本発明は、状態遷移データ生成装置、状態遷移データ生成方法、及びプログラムに関し、特に画像形成装置の消費電力の算出を支援するため状態遷移データ生成装置、状態遷移データ生成方法、及びプログラムに関する。 The present invention relates to a state transition data generation device, a state transition data generation method, and a program, and more particularly to a state transition data generation device, a state transition data generation method, and a program for supporting calculation of power consumption of an image forming apparatus.
近年の環境指向又は省エネ指向の高まりにより、プリンタ、コピー機、又は複合機等の画像形成装置(以下、「機器」という。)に関しても、環境又は省エネに対する配慮が重要視されつつある。例えば、消費電力の低い機種が市場において好まれつつある。主要メーカーの機器の消費電力に関する情報は所定の機関より公開されており、ユーザによっては購入する機器を選択する際の重要な判断材料の一つとされている。また、機器の購入後においても、自らのオフィスにおいて機器による消費電力量がどの程度のものであるのかについて、関心を持ち始めているユーザ(企業)も存在する。 Due to the recent increase in the environment-oriented or energy-saving direction, consideration for the environment or energy-saving is becoming important with respect to image forming apparatuses (hereinafter referred to as “devices”) such as printers, copiers, and multifunction machines. For example, models with low power consumption are being favored in the market. Information on the power consumption of devices of major manufacturers is disclosed by a predetermined organization, and is considered as one of important judgment materials when selecting a device to be purchased by some users. In addition, even after purchasing a device, there are users (businesses) who are beginning to be interested in how much power is consumed by the device in their office.
従来、機器の実際の運用環境での消費電力量を把握するためには、オフィス全体の電力が集中的に管理されているテナントを除き、実際に電力計を機器に接続し計測する必要があった。
しかしながら、多数の機器が設置されているオフィス等においては、機器の全てに対して電力計を設置するのは非常に煩雑であり、コスト面からも現実的であるとはいえない。 However, in an office or the like where a large number of devices are installed, it is very complicated to install a power meter for all of the devices, and it cannot be said that it is practical from the viewpoint of cost.
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、画像形成装置の消費電力量を適切に算出するためのデータを生成することのできる状態遷移データ生成装置、状態遷移データ生成方法、及びプログラムの提供を目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and is a state transition data generation device, a state transition data generation method, and the like that can generate data for appropriately calculating the power consumption of the image forming apparatus, And to provide a program.
そこで上記課題を解決するため、本発明は、画像形成装置に接続された消費電力値を測定可能な計器より消費電力値を定期的に受信する消費電力値受信手段と、前記画像形成装置に対してジョブの実行指示を送信するジョブ送信手段と、前記ジョブの実行指示の送信に応じて受信される前記消費電力値と該消費電力値が受信された時間との関係を示す情報を記憶手段に記録する記録手段と、前記記憶手段に記録された情報に基づいて、前記ジョブの実行に応じた前記画像形成装置の状態の遷移を検知する状態遷移検知手段と、前記状態ごとに消費電力と所要時間とを示す状態遷移データを生成する状態遷移データ生成手段とを有する。 Therefore, in order to solve the above-described problem, the present invention provides a power consumption value receiving unit that periodically receives a power consumption value from a meter that can measure the power consumption value connected to the image forming apparatus, and the image forming apparatus. A job transmission unit that transmits a job execution instruction, and information indicating a relationship between the power consumption value received in response to the transmission of the job execution instruction and a time when the power consumption value is received in a storage unit A recording unit for recording, a state transition detecting unit for detecting a transition of the state of the image forming apparatus according to the execution of the job, based on information recorded in the storage unit, and power consumption and required for each state State transition data generating means for generating state transition data indicating time.
このような状態遷移データ生成装置では、画像形成装置の消費電力量を適切に算出するためのデータを生成することができる。 In such a state transition data generation device, data for appropriately calculating the power consumption of the image forming apparatus can be generated.
本発明によれば、画像形成装置の消費電力量を適切に算出するためのデータを生成することができる。 According to the present invention, it is possible to generate data for appropriately calculating the power consumption of the image forming apparatus.
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、第一の実施の形態における消費電力量算出システムの構成例を示す図である。同図において、消費電力量算出装置10は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク30(有線又は無線の別は問わない。)を介して一台以上の機器20(機器20a、20b、及び20c等)と接続されている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration example of a power consumption calculation system according to the first embodiment. In the figure, the power
機器20は、プリンタ、コピー機、スキャナ、ファクシミリ、又はこれらの二つ以上の機能を一台の筐体において実現する複合機等の画像形成装置である。消費電力量算出装置10は、各機器20の消費電力量を算出(推定)するコンピュータである。
The
図2は、本発明の実施の形態における消費電力量算出装置のハードウェア構成例を示す図である。図2の消費電力量算出装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100と、補助記憶装置102と、メモリ装置103と、CPU104と、インタフェース装置105と、表示装置106と、入力装置107とを有するように構成される。
FIG. 2 is a diagram illustrating a hardware configuration example of the power consumption calculation device according to the embodiment of the present invention. 2 includes a
消費電力量算出装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
A program that realizes processing in the power
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って消費電力量算出装置10に係る機能を実現する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置106はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置107はキーボード及びマウス等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。
The
以上のようなシステム構成において、本実施の消費電力算出装置10は、ジョブが投入された際の機器20の状態遷移と消費電力(量)との関係に着目して機器20の消費電力量を算出する。なお、機器20の状態とは、機器20におけるジョブの実行状態をいう。
In the system configuration as described above, the power
図3は、本実施の形態おける機器の状態遷移と消費電力との関係を示す図である。同図において、横軸は時間(秒)を示し、縦軸は消費電力(W)を示す。 FIG. 3 is a diagram showing the relationship between the state transition of the device and the power consumption in the present embodiment. In the figure, the horizontal axis represents time (seconds) and the vertical axis represents power consumption (W).
同図の例では、機器20はジョブの投入に応じ、前処理状態→稼動状態→待機状態→Sleep状態→Off状態へ遷移する例が示されている。稼動状態は、実際にジョブを実行する状態である。稼動状態の所要時間はジョブの仕事量又は実行量(本実施の形態では印刷枚数)に応じて変化する。一方、前処理状態、待機状態、及びSleep状態の所要時間は、ジョブの仕事量に影響されずに固定的である。同図では、前処理状態は43秒、待機状態は300秒、Sleep状態は900秒である例が示されている。なお、Off状態は、いわゆる定常状態(ジョブが開始されていない状態)である。Off状態においてジョブが投入されると前処理状態へと遷移する。したがって、所定期間におけるOff状態の所要時間は、当該所定期間から前処理状態、稼動状態、待機状態、及びSleep状態の所要時間を引いた値となる。
In the example of the figure, an example is shown in which the
ここで、状態遷移並びに状態ごとの消費電力及び所用時間は、機器20の仕様として機種毎又はプラットフォームごとに既知である。したがって、例えば、1日の間に状態遷移が行われた回数と、各状態遷移におけるジョブの仕事量とを把握することができれば、当該1日の機器20の消費電力量を算出(推定)することができる。具体的には、例えば、1日の間に印刷ジョブが1回投入された場合、図3に示される状態遷移が1回行われることになる。この場合、図3の棒グラフの総面積が当該1日の消費電力量となる。この際、稼動状態の所要時間は当該印刷ジョブの枚数に基づいて算出される。また、Off状態の所要時間は1日(24時間)から他の状態の所要時間を引いた値となる。印刷ジョブが2回以上投入された場合も、同様の考え方に基づいて1日の消費電力量を算出することができる。
Here, the state transition, the power consumption and the required time for each state are known as the specifications of the
なお、プラットフォームとは、複数の機種の集合に対する概念である。すなわち、一つのプラットフォームについて複数の機種が存在しうる。したがって、状態遷移並びに状態ごとの消費電力及び所要時間がプラットフォームごとに既知であるとは、状態遷移並びに状態ごとの消費電力量及び所要時間は、複数の機種に関して共通のものでありうることをいう。 The platform is a concept for a set of a plurality of models. That is, a plurality of models can exist for one platform. Therefore, the state transition and the power consumption and the required time for each state are known for each platform means that the state transition and the power consumption and the required time for each state can be common for a plurality of models. .
以上のような考え方に基づいて機器20の消費電力量を算出すべく、消費電力量算出装置10は、次に示されるような機能構成を有する。図4は、本発明の実施の形態における消費電力量算出装置の機能構成例を示す図である。同図において、消費電力算出装置10は、機器検索部11、単位時間算出部12、計測部13、消費電力量算出部14、環境負荷値算出部15、算出結果表示制御部16、消費電力状態遷移データ管理部121、計測値記録部122、及び機種固有値DB123等を有する。
In order to calculate the power consumption of the
機器検索部11は、ネットワーク30に接続されている機器20を自動検索する。自動検索の方法及びプロトコルは、ブロードキャストを利用する等、公知技術に基づいて行えばよい。単位時間算出部12は、機器20の稼動量(ジョブの仕事量)を示す情報(本実施の形態では単位時間あたりの印刷枚数)を定期的に計測する時間間隔(以下「単位期間」という。)を消費電力状態遷移データ管理部121に管理されているデータに基づいて判定する。計測部13は、単位時間算出部12によって算出された間隔で定期的に機器20の印刷枚数を計測する。計測値記録部122は、計測部13による計測値(単位期間あたりの印刷枚数)が記録される記憶領域であり、例えば、メモリ装置103に形成される。消費電力量算出部14は、計測値記録部122に記録されている計測値、消費電力状態遷移データ管理部121に管理されているデータ、及び機種固有値DB123に記録されているデータに基づいて、機器20の消費電力量を算出する。環境負荷値算出部15は、消費電力量に基づいて二酸化炭素排出量等の環境負荷値を算出する。算出結果表示制御部16は、消費電力量算出部14や環境負荷値算出部15による算出結果を表示装置106に表示させる。
The
消費電力状態遷移データ管理部121は、図3に示されるデータ、すなわち、機器20の状態遷移における状態ごとの消費電力と所要時間とを示すデータ(以下、「消費電力状態遷移データ」という。)を機種ごとに管理する記憶領域であり、例えば、補助記憶装置102に形成される。なお、上記したように、消費電力状態遷移データは、複数の機種について共通である(すなわち、プラットフォームごとに異なる)場合もある。但し、本実施の形態では、説明の便宜上、消費電力状態遷移データは機種別であるとする。機種固有値DB123は、機器20の機種(モデル)ごとに異なるパラメータの値(機種毎の固有値)が登録されたデータベースであり、例えば、補助記憶装置102に形成される。当該固有値には、例えば、メーカーの識別名、性能を示すパラメータ値(本実施の形態では、印刷速度)等が含まれる。
The power consumption state transition
以下、消費電力量算出装置10の処理手順について説明する。図5は、消費電力量算出装置による処理手順を説明するためのフローチャートである。
Hereinafter, a processing procedure of the power
ステップS101において、機器検索部11は、ネットワーク30に接続されている機器20(消費電力量の算出環境における機器20)を自動検索する。これにより、ネットワーク30に接続されている各機器20の識別情報が取得される。但し、ネットワーク30に接続されている各機器20の識別情報は、入力装置107を介してユーザによって手動で入力されてもよい。ここで、機器20の識別情報とは、機器20の機種固有値や消費電力状態遷移データを検索可能な情報であればよい。したがって、必ずしも各機器20に一意な情報でなくてもよい。例えば、機種名(モデル名)であってもよい。
In step S <b> 101, the
続いて、ステップS102以降は、ステップS101において検索又は指定された機器20ごとに並列的に実行される。
Subsequently, step S102 and subsequent steps are executed in parallel for each
まず、単位時間算出部12は、機器20の識別情報に対応する消費電力状態遷移データを消費電力状態遷移データ管理部121より取得し、メモリ装置103上に展開する(S102)。
First, the unit
図6は、消費電力状態遷移データの具体例を示す図である。同図の消費電力状態遷移データ150は、XML(eXtensible Markup Language)形式で記述されている。但し、消費電力状態遷移データのデータ形式は所定のものに限定されない。なお、同図の消費電力状態遷移データ150の内容は、図3に対応する。 FIG. 6 is a diagram illustrating a specific example of power consumption state transition data. The power consumption state transition data 150 in FIG. 5 is described in an XML (eXtensible Markup Language) format. However, the data format of the power consumption state transition data is not limited to a predetermined one. The contents of the power consumption state transition data 150 in FIG.
消費電力状態遷移データ150は、<deveiceprofile>タグで囲まれたdeveiceprofile要素をルート要素とする。deveiceprofile要素のmodel属性の値(「AAA」)は、当該消費電力状態遷移データ150は、機種名がAAAの機器20に対応する消費電力状態遷移データ150であることを示す。
The power consumption state transition data 150 uses, as a root element, a device profile element surrounded by a <device profile> tag. The value of the model attribute (“AAA”) of the deviceprofile element indicates that the power consumption state transition data 150 is the power consumption state transition data 150 corresponding to the
deveiceprofile要素の子要素であるstates要素は、機器20の状態遷移に対応する要素である。states要素は、状態遷移に含まれる状態ごとにstate要素を子要素として含む。同図では、5つのstate要素(state要素152、153、154、155、及び156)がstates要素の子要素として含まれている。したがって、5つの状態に遷移することが分かる。
A states element that is a child element of the deviceprofile element is an element corresponding to the state transition of the
各state要素はname属性を有し、time要素及びpower要素を子要素そして含む。name属性の値は、状態の名前を示す。time要素の値は状態の所要時間(秒)を示す。power要素の値は、状態の消費電力(W)を示す。なお、稼動状態に対応するstate要素153のtime属性の値は、{RelationPrintTime}とされている。これは、稼動状態の所要時間は印刷時間(印刷枚数)に依存することを示す。また、Off状態に対応するstate要素156はtime要素を含んでいない。これは、Off状態の所要時間は、他の状態の所要時間(状態遷移の回数及び印刷枚数)に応じて異なるからである。
Each state element has a name attribute and includes a time element and a power element as child elements. The value of the name attribute indicates the name of the state. The value of the time element indicates the required time (seconds) of the state. The value of the power element indicates the power consumption (W) of the state. Note that the value of the time attribute of the
続いて、単位時間算出部12は、消費電力状態遷移データ150に基づいて単位時間を算出する(S103)。具体的には、1回のジョブの実行に最低限必要な時間を単位時間とする。1回のジョブの実行に最低限必要な時間とは、ジョブの実行に応じて遷移する状態(前処理状態、稼動状態、待機状態、及びSleep状態)の所要時間の総和である。ここで、稼動状態は可変であり、一意に定めることはできないが、最低限必要な時間として0枚を印刷する際の所要時間(すなわち、0)を代入する。したがって、消費電力状態遷移データ150に基づけば、単位時間は以下のように算出される。
Subsequently, the unit
単位時間=前処理状態の所要時間(43)+稼動状態の所要時間(0)+待機状態の所要時間(300)+Sleep状態の所要時間(900)=1243秒
このような単位時間の算出方法の意義については後述する。
Unit time = required time in the preprocessing state (43) + required time in the active state (0) + required time in the standby state (300) + required time in the sleep state (900) = 1243 seconds The significance will be described later.
続いて、計測部13は、単位時間の間隔で定期的に機器20より印刷カウンタの値を取得し、メモリ装置103に記録する(S104)。印刷カウンタとは、機器20が設置されてからの総印刷枚数を記録するためのカウンタである。印刷カウンタの取得が開始されてから、予め指定された計測期間(例えば、1日=24時間)が経過すると(S105でNo)、計測部13は、単位時間ごとの印刷枚数を算出し、算出結果を計測値記録部122に記録する(S106)。単位時間ごとの印刷枚数は、当該単位時間の前後の印刷カウンタの値(総印刷枚数)の差に基づいて算出される。その結果、図7に示されるようなデータ(以下、「計測値データ」という。)が計測値記録部122に記録される。
Subsequently, the
図7は、計測値データの例を示す図である。同図において、横軸は、印刷カウンタの取得回数(単位時間の回数)を示す。縦軸は、単位時間あたりの印刷枚数を示す。すなわち、計測値データは単位時間ごとの印刷枚数を示す。 FIG. 7 is a diagram illustrating an example of measured value data. In the figure, the horizontal axis indicates the number of times the print counter is acquired (number of unit times). The vertical axis represents the number of printed sheets per unit time. That is, the measured value data indicates the number of printed sheets per unit time.
続いて、消費電力量算出部14は、計測値記録部122に記録された計測値データ及び機器固有値DB123に登録されたデータ等に基づいて、単位時間ごとに状態遷移の有無を判定し、状態遷移が有る単位時間については稼動状態の所要時間を算出する(S107)。各単位時間について、状態遷移の有無は、印刷枚数の有無に基づいて判定される。すなわち、印刷枚数が0の単位時間は、印刷ジョブが実行されなかったことになる。したがって、状態遷移は発生しなかったと判定される。一方、印刷枚数が1以上の単位時間は、印刷ジョブが実行されたことになる。したがって状態遷移は発生したと判定される。
Subsequently, the power consumption
また、稼動状態の所要時間は、以下の式に基づいて算出される。 Further, the required time for the operating state is calculated based on the following equation.
稼動状態の所要時間(秒)=(印刷枚数÷IPM)×60
ここで、IPM(Image Per Minute)は、機器20の印刷速度を示す指標であり、1分あたりの印刷枚数を示す。IPMの値は、機種ごとに機種固有値DB123に登録されている。
Time required for operation (seconds) = (number of printed sheets / IPM) × 60
Here, IPM (Image Per Minute) is an index indicating the printing speed of the
続いて、消費電力量算出部14は、状態遷移が有った(発生した)と判定される単位時間ごとに、算出された稼動状態の所要時間と消費電力状態遷移データ150に含まれている値とを以下の算出式に当てはめることにより、単位位時間ごとの消費電力量を算出する(S108)。
Subsequently, the power consumption
単位時間ごとの消費電力量=(前処理状態の消費電力÷3600×前処理状態の所要時間)+(稼動状態の消費電力÷3600×稼動状態の所要時間)+(待機状態の消費電力÷3600×待機状態の所要時間)+(Sleep状態の消費電力÷3600×Sleep状態の所要時間)
続いて、消費電力量算出部14は、計測期間(例えば、1日)の消費電力量を算出する(S109)。計測期間の消費電力量は、単位時間ごとの消費電力量の総和と、計測期間におけるOff状態の間の消費電力量との和によって算出される。ここで、Off状態の間の消費電力量は、消費電力状態遷移データ150に含まれている値を以下の式に当てはめることにより算出される。
Power consumption per unit time = (power consumption in preprocessing state ÷ 3600 × required time in preprocessing state) + (power consumption in operation state ÷ 3600 × required time in operation state) + (power consumption in standby state ÷ 3600 * Time required in standby state) + (Power consumption in Sleep state ÷ 3600 × Time required in Sleep state)
Subsequently, the power
Off状態の間の消費電力量=Off状態の消費電力÷3600×Off状態の所要時間
なお、Off状態の所要時間は、計測期間における全ての状態遷移に係る前処理状態の所要時間、稼動状態の所要時間、待機状態の所要時間、及びSleep状態の所要時間を計測期間より引いた値となる。
Power consumption during the off state = power consumption in the off state ÷ 3600 × time required for the off state Note that the time required for the off state is the time required for the preprocessing state related to all state transitions in the measurement period, This is a value obtained by subtracting the required time, the required time in the standby state, and the required time in the sleep state from the measurement period.
続いて、環境負荷値算出部15は、算出された計測期間における消費電力量に基づいて、費用(電気料金)、二酸化炭素排出量、当該二酸化炭素排出量を吸収するために必要な森林面積等の環境負荷値等を算出する(S110)。これらの環境負荷値等は、消費電力量に対する公知の関数に基づいて算出すればよい。
Subsequently, the environmental load
続いて、算出結果表示制御部16は、消費電力量算出部14及び環境負荷値算出部15による算出結果を表示装置106に表示させる。
Subsequently, the calculation result
図8は、算出結果の表示例を示す図である。同図において、算出結果表示画面510は、現状機器構成表示領域511及び消費電力量表示領域512等を含む。
FIG. 8 is a diagram illustrating a display example of the calculation result. In the figure, a calculation
現状機器構成表示領域511は、ネットワーク30に接続されている機器20等、消費電力量の算出が行われた環境(算出環境)における機器20のメーカー別の内訳を表示する領域である。「AAA」、「BBB」等はメーカー名を示し、括弧内の数字は台数を示す。
The current device
消費電力量表示領域512には、1年分の消費電力量が棒グラフで示されている。また、矩形5121内には、消費電力量、費用(電気料金)、二酸化炭素排出量、当該二酸化炭素排出量を吸収するために必要な森林面積等が表示されている。なお、1年分の消費電力量は、計測期間の消費電力量に基づいて算出すればよい。例えば、計測期間が1日の場合、当該計測期間における消費電力量を365倍すればよい。
In the power
ところで、消費電力量算出装置10は、実際の環境の機器構成に基づく消費電力量だけでなく、現在の環境の機器構成を変化させた場合に、消費電力量がどのように変化するかをシミュレートすることもできる。
By the way, the power
例えば、図9は、計測環境における機器構成を変化させた場合のシミュレーション結果の表示例を示す図である。同図において、シミュレーション結果画面520は、現状機器構成表示領域得521、変更機器構成表示領域522、及び消費電力量表示領域523等を含む。
For example, FIG. 9 is a diagram illustrating a display example of a simulation result when the device configuration in the measurement environment is changed. In the drawing, the
現状機器構成表示領域得521は、算出結果表示画面510(図8)の現状機器構成表示領域511と同じである。変更機器構成表示領域522は、変更後の機器構成を表示する領域である。同図の例では、全ての機器を特定の一つのメーカー(AAA)の機器に置き換えた例画示されている。
The current device configuration
消費電力量表示領域523には、現状の機器構成の消費電力量等と、変更後の機器構成の消費電力量等が棒グラフによって示されている。左側の棒グラフは現状の機器構成における消費電力量を示し、右側は変更後の機器構成における消費電力量を示す。この場合、変更後の消費電力量は著しく低下している。したがって、例えば、メーカーのセールスマン等は、シミュレーション結果画面520を提示して、機器20の置き換えを提案することができる。また、オフィス等におけるシステム管理者等は、シミュレーション結果画面520を参照して、機器20の置き換えを検討することができる。
In the power consumption display area 523, the power consumption and the like of the current device configuration and the power consumption and the like of the changed device configuration are shown by a bar graph. The left bar graph shows the power consumption in the current device configuration, and the right side shows the power consumption in the changed device configuration. In this case, the power consumption after the change is significantly reduced. Therefore, for example, a salesman of a manufacturer can present the
なお、シミュレーション結果画面520を表示させるためには、消費電力量算出装置10、既存の機器20ごとに置換先の機種をユーザに入力させればよい。消費電力量算出部14は、計測値記録部122に記録されている各機器20の単位時間ごとの印刷枚数と、置換先の機器20の消費電力状態遷移データ150及び機器固有値とに基づいて変更後の消費電力量を算出すればよい。
In order to display the
上述したように、第一の実施の形態における消費電力量算出装置10によれば、各機器20に電力計を設置しなくても、オフィス等における各機器20の消費電力量や環境負荷値等を適切に算出することができる。
As described above, according to the power
なお、本実施の形態では、印刷ジョブを例として説明したが、コピー、スキャン、ファクス送受信等の各種のジョブに関して、また、各種のジョブが混在する機器20に介して本発明は適用可能である。すなわち、ジョブの種別ごとに状態遷移データ15を用意しておき、ジョブの種別ごとに単位時間を算出すればよい。続いて、ジョブの種別ごとにジョブの仕事量(コピー枚数、スキャン枚数、ファクス送信枚数又は受信枚数等)を機器20より取得すればよい。その他の処理手順は、印刷ジョブについて説明したものと同様でよい。
In the present embodiment, a print job has been described as an example. However, the present invention can be applied to various jobs such as copying, scanning, and fax transmission / reception and via the
また、本実施の形態では、5つの状態に遷移する状態遷移モデルを例としてが、機種又はプラットフォームに応じて状態遷移モデルは異なりうる。したがって、各状態遷移モデルに応じて消費電力状態遷移データ150を定義すればよい。そうすることで、機器20の機種又はプラットフォームの種類等に対する消費電力算出装置10の汎用性を担保することができる。
In this embodiment, a state transition model that transitions to five states is taken as an example, but the state transition model may differ depending on the model or platform. Therefore, the power consumption state transition data 150 may be defined according to each state transition model. By doing so, the versatility of the power
ここで、本実施の形態における単位時間の算出方法の意義について説明する。本実施の形態では状態遷移の回数が算出結果に大きく影響する。したがって、状態遷移の回数をできるだけ正確に把握することが要求される。また、本実施の形態において、状態遷移の有無は、印刷の有無に基づいて判定される。すなわち、単位時間内に印刷ジョブが行われた場合、当該単位時間内に状態遷移が1回行われたと判定する。 Here, the significance of the unit time calculation method in the present embodiment will be described. In the present embodiment, the number of state transitions greatly affects the calculation result. Therefore, it is required to grasp the number of state transitions as accurately as possible. In the present embodiment, the presence / absence of state transition is determined based on the presence / absence of printing. That is, when a print job is performed within a unit time, it is determined that the state transition has been performed once within the unit time.
このような状況において、仮に、状態遷移の最低限の時間に対して単位時間を非常に大きな値としたとする(以下「ケース1」という。)。そして、或る単位時間内において、50枚ずつの印刷ジョブが2回行われたとする。そうすると、この場合、図5のフローチャートによる処理では、当該単位時間内では、100枚の印刷ジョブが1回実行されたものとして、1回の状態遷移が行われたと判定される。したがって、算出される消費電力量が、実際の消費電力量より小さくなる可能性が高くなる。
In such a situation, it is assumed that the unit time is a very large value with respect to the minimum time of the state transition (hereinafter referred to as “
一方、仮に、状態遷移の最低限の時間に対して単位時間を非常に小さな値としたとする(以下「ケース2」という。)。そして、一つの印刷ジョブが二つの単位時間を跨って実行されたとする。そうすると、この場合、図5のフローチャートによる処理では、実際の状態遷移は1回であるにも拘わらず、2回の状態遷移が行われたものと判定される。したがって、算出される消費電力量が、実際の消費電力量より大きくなる可能性が高くなる。
On the other hand, it is assumed that the unit time is set to a very small value with respect to the minimum time of state transition (hereinafter referred to as “
以上のような不都合を解消するため、本実施の形態では、状態遷移の最低限の時間を単位時間としているのである。但し、単位時間の周期と、実際の状態遷移とのタイミングは必ずしも同期しない。例えば、二つの単位時間を跨って一つの印刷ジョブが実行される可能性もある。しかし、ケース1やケース2に比較すれば、実測値に対する誤差は著しく低減されるものと考えられる。したがって、本実施の形態における単位時間の算出方法は、実測値との誤差をできるだけ小さくできる可能性が高いという点において妥当なものであると考えられる。
In order to eliminate the inconveniences as described above, in this embodiment, the minimum time for state transition is set as a unit time. However, the timing of the unit time period and the actual state transition are not necessarily synchronized. For example, there is a possibility that one print job is executed over two unit times. However, as compared with
なお、本実施の形態では、稼動状態の所要時間を0として単位時間を算出したが。例えば、印刷ジョブ1回あたりの平均的な印刷枚数の経験値等に基づいて稼動状態の所要時間を算出し、当該所要時間を用いて単位時間を算出してもよい。 In the present embodiment, the unit time is calculated with the time required for the operation state set to zero. For example, the required time for the operating state may be calculated based on an empirical value of the average number of printed sheets per print job, and the unit time may be calculated using the required time.
次に、第二の実施の形態について説明する。図10は、第二の実施の形態における消費電力量算出システムの構成例を示す図である。図10中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。 Next, a second embodiment will be described. FIG. 10 is a diagram illustrating a configuration example of a power consumption calculation system according to the second embodiment. 10, the same parts as those in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
図10では、消費電力状態遷移データ生成装置40が、更にネットワーク30に接続されている。消費電力状態遷移データ生成装置40は、消費電力状態遷移データ150を入手することができない(消費電力状態遷移データ150に必要な情報が公開されていない)機器20について、消費電力状態遷移データ150を自動的に生成するコンピュータである。なお、消費電力状態遷移生成装置40のハードウェア構成は、図2に示されるようなものでよい。
In FIG. 10, the power consumption state transition
図11は、消費電力状態遷移データ生成装置の機能構成例を示す図である。同図において、消費電力状態遷移データ生成装置40は、機器選択部41、消費電力値受信部42、ジョブ送信部43、消費電力値記録部44、消費電力値記憶部45、状態遷移検知部46、及び消費電力状態遷移データ生成部47等を有する。
FIG. 11 is a diagram illustrating a functional configuration example of the power consumption state transition data generation device. In the figure, a power consumption state transition
消費電力値受信部42は、機器20(機器20とコンセントとの間)に接続された電力計50より機器20の消費電力値を逐次(定期的に)受信する。電力計50は、消費電力値を測定可能な計器であり、一般的に市販されているものでよい。また、電力計50からの消費電力値の受信は、有線又は無線の別を問わない。なお、消費電力値が計測可能であれば、電流計を電力計50として用いてもよい。
The power consumption
ジョブ送信部43は、機器20に対してジョブを投入(送信)する。本実施の形態では、印刷ジョブを投入する例を説明するが、ジョブの種類は所定のものに限定されない。
The
消費電力値記録部44は、消費電力値受信部42によって受信された消費電力値と、当該消費電力値が受信された時間との関係を示す情報を消費電力値記憶部45に記録する。消費電力値記憶部45は、消費電力状態遷移データ生成装置40のメモリ装置又は補助記憶装置等における記憶領域である。
The power consumption
状態遷移検知部46は、消費電力値記憶部45に記録された情報に基づいて、機器20の状態の遷移(状態の区切り)を検知する。状態遷移データ生成部47は、検知された状態の遷移に基づいて消費電力状態遷移データ48を生成する。消費電力状態遷移データ48は、第一の実施の形態における消費電力状態遷移データ150と同様の構成を有するデータである。すなわち、機器20の状態ごとに消費電力と所要時間とが記録されたデータである。
The state
以下、消費電力状態遷移データ生成装置40の処理手順について説明する。図12は、消費電力状態遷移データ生成装置による処理手順を説明するためのフローチャートである。
Hereinafter, a processing procedure of the power consumption state transition
ユーザによる指示入力に応じ、機器選択部41は、ネットワーク30に接続されている機器20を自動検索し、機器20の一覧画面を表示装置に表示させる(S201)。続いて、機器選択部41は、消費電力状態遷移データ47の生成対象とする機器20の選択を、当該一覧画面においてユーザより受け付ける(S202)。なお、図12の処理を実行中は、選択された機器20に対するジョブの投入(消費電力状態遷移データ生成装置40以外からのジョブの投入)は行われないことが望ましい。状態遷移の検知等に誤差が生じる可能性が高まるからである。
In response to an instruction input by the user, the
続いて、消費電力値受信部42は、選択された機器20に接続された電力計50からの電力値(機器20の消費電力値)の受信を開始する(S203)。なお、消費電力値は逐次受信されている。続いて、消費電力値記録部44は、現時点(印刷ジョブが実行中でない定常状態)において受信される消費電力値を初期電力値として消費電力値記録部45に記録しておく(S204)。
Subsequently, the power consumption
初期電力値の記録の完了後、ジョブ送信部43は、例えば、文書一枚分の印刷ジョブの実行要求(印刷データ)を機器20に送信(印刷ジョブを投入)する(S205)。印刷ジョブの投入に応じ、消費電力値記録部44は、逐次受信される消費電力値と、消費電力値が受信された時間とを消費電力値記憶部45に記録する(S206、S207)。すなわち、印刷ジョブの投入に応じ、消費電力値が変化(増減)する。斯かる変化に応じた消費電力値が時間とともに記録される。なお、時間は、消費電力遷移データ生成装置40が備えるタイマーにより計測される。時間として記録される値は、時刻であってもよいし、所定の時期(例えば、印刷ジョブの投入時)からの経過時間であってもよい。すなわち、各記録時の相対的な時間関係が判別可能であればよい。
After completing the recording of the initial power value, for example, the
ステップS206及びS207の処理は、印刷ジョブの実行による機器20の状態遷移が終了したと判定されるまで繰り返される。当該判定は、受信される消費電力値が初期電力値とほぼ等しいか否かに基づいて行われる(S208)。例えば、消費電力記録部44は、受信される消費電力値と初期電力値との差が予め設定された閾値以内となったときに、印刷ジョブの実行による機器20の状態遷移が終了したと判定し、消費電力値の記録を終了する(S208でYes)。
The processes in steps S206 and S207 are repeated until it is determined that the state transition of the
続いて、ジョブ送信部43は、文書複数枚分の印刷ジョブを機器20投入する(S209)。印刷ジョブの投入に応じ、消費電力値記録部44は、逐次受信される消費電力値と、消費電力値が受信された時間とを消費電力値記憶部45に記録する(S210、S211)。なお、消費電力値記録部44は、前回(ステップS205)の印刷ジョブに対して記録されたデータ(消費電力値等)と、今回(ステップS209)の印刷ジョブに対して記録されたデータとを区別可能なように記録を行う。消費電力記録部44は、受信される消費電力値と初期電力値との差が予め設定された閾値以内となったときに、印刷ジョブの実行による機器20の状態遷移が終了したと判定し、消費電力値の記録を終了する(S212でYes)。
Subsequently, the
以上によって、2回の印刷ジョブごとに、消費電力値と時間との関係を示す情報が消費電力値記録部45に記録されたことになる。
As described above, the information indicating the relationship between the power consumption value and the time is recorded in the power consumption
続いて、状態遷移検知部46は、消費電力値記録45に記録された情報に基づいて、印刷ジョブごとに、機器20の状態の遷移(状態の変化又は状態の区切り)を検知する(S213)。状態遷移検知部46は、例えば、消費電力値の所定の閾値を超えた変化を機器20の状態の遷移として検知する。又は、消費電力値記録45に記録された情報に信号処理を施すことにより当該状態の遷移を検知するようにしてもよい。信号処理としては、例えば、フーリエ変換やウェーブレット変換等が挙げられる。離散ウェーブレット変換を利用する場合、離散ウェーブレット変換の基底関数に基づいて当該状態の遷移を検知すればよい。なお、状態の遷移の検知により、各状態が区別されたことになる。
Subsequently, the state
続いて、消費電力状態遷移データ生成部47は、状態遷移検知部46によって検知された状態の遷移における状態ごとに、消費電力値と所要時間とを算出する(S214)。各状態の所要時間は、検知された状態の遷移の時間の間隔とすればよい。また、各状態の消費電力値は、例えば、各状態の時間帯(所要時間の間)に記録された消費電力値の平均値、最大値、又は最低値等とすればよい。なお、各状態の消費電力値と所要時間とは、印刷ジョブごとに算出される。
Subsequently, the power consumption state transition
続いて、消費電力状態遷移データ生成部47は、印刷ジョブごとに算出された各状態の消費電力値と所要時間とに基づいて消費電力状態遷移データ47を補助記憶装置に出力する(S215)。この際、消費電力状態遷移データ生成部47は、各状態の所要時間を二つの印刷ジョブの間で比較し、当該所要時間の相違が所定の閾値を超える状態については、印刷枚数に応じて所要時間が変化する状態(第一の実施の形態における「稼動状態」に相当する状態)と判定する。消費電力状態遷移データ生成部47は、当該状態の所要時間(time属性の値)については、絶対値ではなく、{RelationPrintTime}を消費電力状態遷移データ47に記録する。なお、二つの印刷ジョブの間の所要時間の相違が所定の閾値以内の状態については、所要時間の絶対値を消費電力状態遷移データ47に記録する。当該絶対値は、二つの印刷ジョブのいずれか一方の所要時間でもよいし、二つの印刷ジョブに係る所要時間の平均値でもよい。
Subsequently, the power consumption state transition
また、消費電力状態遷移データ生成部47は、初期電力値をOff状態に対応する消費電力値として消費電力状態遷移データ47に記録する。なお、稼動状態とOff状態以外の各状態の意味(例えば、前処理状態、待機状態、又はSleep状態等)は判別されなくてもよい。所要時間と消費電力値が明確であればよい。したがって、消費電力状態遷移データ47における各状態の名前は、例えば、「第一状態」、「第二状態」等とすればよい。
Further, the power consumption state transition
以上の処理により、図6に示されるような形式で、消費電力状態遷移データ47が生成される。なお、上記では、2回の印刷ジョブを投入した例を示したが、3回以上の印刷ジョブが投入されてもよい。この場合、各状態の所要時間及び消費電力値等は、3回の印刷ジョブに応じた値を考慮したものとすればよい。投入する印刷ジョブの数を増加させることにより、機器20の特性により近似した消費電力状態遷移データ47が生成されるものと考えられる。
Through the above processing, the power consumption
上述したように、第二の実施の形態における消費電力状態遷移データ生成装置40によれば、消費電力状態遷移データが公開されていない機器20であっても、消費電力状態遷移データを自動的に生成することができる。したがって、生成された消費電力状態遷移データを用いて第一の実施の形態を実施することにより、オフィス等における各機器20の消費電力量や環境負荷値等を適切に算出することができる。
As described above, according to the power consumption state transition
なお、電力計50の設置が困難で有る等、消費電力状態遷移データ生成装置40の利用が困難である環境においては、消費電力状態遷移データをユーザに作成させることにより第一の実施の形態を実施するようにしてもよい。
In an environment where it is difficult to use the power consumption state transition
又は、機器20の販売年と性能(印刷速度)との組み合わせごとに、当該販売年及び性能を有する機器20において典型的な消費電力状態遷移データのデータベースを消費電力量算出装置10の補助記憶装置102を構築しておき、当該データベースを用いてもよい。この場合、ユーザは、販売年と性能とを入力すればよい。消費電力量算出装置10は、入力された販売年及び性能に基づいて当該データベースより、の消費電力状態遷移データを検索し、当該消費電力状態遷移データを用いて、機器20の消費電力量を算出すればよい。
Alternatively, for each combination of the sales year and performance (printing speed) of the
なお、本実施の形態では、機器の好適な例として画像形成装置を挙げたが、本発明は情報(仕事量等)の取得が可能な機器であれば、画像形成装置に限定されず適用可能である。例えば、蛍光灯、空調設備、コンピュータ、電化製品や、その他利用時の消費電力やCO2排出量に影響を与えるあらゆる機器についても、その特性に応じた機器の状態に着目し、その状態を示す情報に基づいて消費電力量の算出(推定)を行ってもよい。また、これらの機器と画像形成装置との組み合わせを消費電力量の算出対象とすることでオフィス環境をトータル的にサポートするように本発明を適用してもよい。 In the present embodiment, the image forming apparatus is described as a preferable example of the apparatus. However, the present invention is not limited to the image forming apparatus and can be applied to any apparatus that can acquire information (work load, etc.). It is. For example, with regard to fluorescent lamps, air conditioning equipment, computers, electrical appliances, and other devices that affect power consumption and CO 2 emissions during use, pay attention to the status of the devices according to their characteristics, and indicate the status Calculation (estimation) of the power consumption may be performed based on the information. In addition, the present invention may be applied so as to provide total support for the office environment by using a combination of these devices and the image forming apparatus as a calculation target of power consumption.
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。 As mentioned above, although the Example of this invention was explained in full detail, this invention is not limited to such specific embodiment, In the range of the summary of this invention described in the claim, various deformation | transformation・ Change is possible.
10 消費電力量算出装置
11 機器検索部
12 単位時間算出部
13 計測部
14 消費電力量算出部
15 環境負荷値算出部
16 算出結果表示制御部
20、20a、20b、20c 機器
30 ネットワーク
40 消費電力状態遷移データ生成装置
41 機器選択部
42 消費電力値受信部
43 ジョブ送信部
44 消費電力値記録部
45 消費電力値記憶部
46 状態遷移検知部
47 消費電力状態遷移データ生成部
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
106 表示装置
107 入力装置
121 消費電力状態遷移データ管理部
122 計測値記録部
123 機種固有値DB
B バス
DESCRIPTION OF
105
B bus
Claims (12)
前記画像形成装置に対してジョブの実行指示を送信するジョブ送信手段と、
前記ジョブの実行指示の送信に応じて受信される前記消費電力値と該消費電力値が受信された時間との関係を示す情報を記憶手段に記録する記録手段と、
前記記憶手段に記録された情報に基づいて、前記ジョブの実行に応じた前記画像形成装置の状態の遷移を検知する状態遷移検知手段と、
前記状態ごとに消費電力と所要時間とを示す状態遷移データを生成する状態遷移データ生成手段とを有する状態遷移データ生成装置。 A power consumption value receiving means for periodically receiving a power consumption value from a meter connected to the image forming apparatus capable of measuring the power consumption value;
Job transmission means for transmitting a job execution instruction to the image forming apparatus;
A recording unit that records information indicating a relationship between the power consumption value received in response to transmission of the job execution instruction and a time when the power consumption value is received in a storage unit;
A state transition detection unit that detects a state transition of the image forming apparatus according to the execution of the job based on information recorded in the storage unit;
A state transition data generation device comprising state transition data generation means for generating state transition data indicating power consumption and required time for each state.
前記状態遷移検知手段は、前記ジョブごとに前記記憶手段に記録された情報に基づいて、前記ジョブごとに前記状態の遷移を検知し、
前記状態遷移データ生成手段は、ジョブごとに検知された状態の遷移において、所要時間が所定値を超えて異なる状態の所要時間は前記仕事量に応じて可変であることを示す情報を前記状態遷移データに記録する請求項1記載の状態遷移データ生成装置。 The job transmission means transmits execution instructions for jobs having different workloads a plurality of times,
The state transition detection means detects the state transition for each job based on information recorded in the storage means for each job,
The state transition data generation means sends information indicating that the required time in a different state exceeding a predetermined value in a state transition detected for each job is variable according to the work amount. The state transition data generation device according to claim 1, wherein the state transition data generation device records the data.
画像形成装置に接続された消費電力値を測定可能な計器より消費電力値を定期的に受信する消費電力値受信手順と、
前記画像形成装置に対してジョブの実行指示を送信するジョブ送信手順と、
前記ジョブの実行指示の送信に応じて受信される前記消費電力値と該消費電力値が受信された時間との関係を示す情報を記憶手段に記録する記録手順と、
前記記憶手段に記録された情報に基づいて、前記ジョブの実行に応じた前記画像形成装置の状態の遷移を検知する状態遷移検知手順と、
前記状態ごとに消費電力と所要時間とを示す状態遷移データを生成する状態遷移データ生成手順とを有する状態遷移データ生成方法。 A state transition data generation method executed by a computer,
A power consumption value receiving procedure for periodically receiving a power consumption value from a meter capable of measuring the power consumption value connected to the image forming apparatus;
A job transmission procedure for transmitting a job execution instruction to the image forming apparatus;
A recording procedure for recording, in a storage unit, information indicating a relationship between the power consumption value received in response to transmission of the job execution instruction and the time when the power consumption value was received;
A state transition detection procedure for detecting a state transition of the image forming apparatus according to the execution of the job based on information recorded in the storage unit;
A state transition data generation method comprising a state transition data generation procedure for generating state transition data indicating power consumption and required time for each state.
前記状態遷移検知手順は、前記ジョブごとに前記記憶手段に記録された情報に基づいて、前記ジョブごとに前記状態の遷移を検知し、
前記状態遷移データ生成手順は、ジョブごとに検知された状態の遷移において、所要時間が所定値を超えて異なる状態の所要時間は前記仕事量に応じて可変であることを示す情報を前記状態遷移データに記録する請求項5記載の状態遷移データ生成方法。 In the job transmission procedure, execution instructions for jobs having different workloads are transmitted a plurality of times,
The state transition detection procedure detects the state transition for each job based on information recorded in the storage unit for each job,
In the state transition data generation procedure, in the state transition detected for each job, information indicating that the required time in a different state exceeding a predetermined value is variable according to the work amount 6. The state transition data generation method according to claim 5, wherein the state transition data is recorded in data.
画像形成装置に接続された消費電力値を測定可能な計器より消費電力値を定期的に受信する消費電力値受信手順と、
前記画像形成装置に対してジョブの実行指示を送信するジョブ送信手順と、
前記ジョブの実行指示の送信に応じて受信される前記消費電力値と該消費電力値が受信された時間との関係を示す情報を記憶手段に記録する記録手順と、
前記記憶手段に記録された情報に基づいて、前記ジョブの実行に応じた前記画像形成装置の状態の遷移を検知する状態遷移検知手順と、
前記状態ごとに消費電力と所要時間とを示す状態遷移データを生成する状態遷移データ生成手順とを実行させるためのプログラム。 On the computer,
A power consumption value receiving procedure for periodically receiving a power consumption value from a meter capable of measuring the power consumption value connected to the image forming apparatus;
A job transmission procedure for transmitting a job execution instruction to the image forming apparatus;
A recording procedure for recording, in a storage unit, information indicating a relationship between the power consumption value received in response to transmission of the job execution instruction and the time when the power consumption value was received;
A state transition detection procedure for detecting a state transition of the image forming apparatus according to the execution of the job based on information recorded in the storage unit;
A program for executing a state transition data generation procedure for generating state transition data indicating power consumption and required time for each state.
前記状態遷移検知手順は、前記ジョブごとに前記記憶手段に記録された情報に基づいて、前記ジョブごとに前記状態の遷移を検知し、
前記状態遷移データ生成手順は、ジョブごとに検知された状態の遷移において、所要時間が所定値を超えて異なる状態の所要時間は前記仕事量に応じて可変であることを示す情報を前記状態遷移データに記録する請求項9記載のプログラム。 In the job transmission procedure, execution instructions for jobs having different workloads are transmitted a plurality of times,
The state transition detection procedure detects the state transition for each job based on information recorded in the storage unit for each job,
In the state transition data generation procedure, in the state transition detected for each job, information indicating that the required time in a different state exceeding a predetermined value is variable according to the work amount The program according to claim 9 recorded in data.
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