JP5127559B2 - 固液分離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水処理プロセスにおいて、懸濁物質含有原水を固体と液体とに分離する固液分離装置に関する。
水処理プロセスの一例として、重力沈降、凝集沈澱または加圧浮上等の固液分離処理が利用されている。
重力沈降や凝集沈澱では、原水に含まれる懸濁物質と水との比重を利用して沈降槽内に原水を流入し、水よりも比重の大きい懸濁物質を沈降させた後に上澄みを処理水とすることで、原水から懸濁物質と処理水とを分離している。この場合、沈降速度は懸濁物質の比重や粒子の大きさによって異なる。
沈降速度の遅い懸濁物質の場合、沈降槽の容積を大きくして沈降効率を上げたり、傾斜管や傾斜板を利用して沈降効率を上げることで、処理速度の向上を図ることもある。一方、このようにして沈降効率を上げたとしても、依然として1時間以上の滞留時間が必要である等のように滞留時間の減少には限界があり、沈降槽容積も大きい点が問題である。
また、加圧浮上では、比重が小さい固形物質や油脂等のように浮上性がある懸濁物質を、分離液の循環水等に空気を加圧溶解して分離槽に流入させ、発生した微細気泡を懸濁物質に付着させて浮上分離することで、原水から懸濁物質と処理水とを分離している。この加圧浮上では、気泡を付着させた固形物質や油脂等の懸濁物質の上昇速度は、速くても200mm/min程度である。したがって、加圧浮上でも多くの処理時間が必要な点が問題である。
上述したように、従来の重量沈降や加圧浮上で問題であった処理速度を短縮するため、浮上性の固体粒子に凝集剤を添加し、この固体粒子に分離対象である懸濁物質を付着させ、旋回流によって懸濁物質を中心に収集して分離する方法もある(例えば、特許文献1参照)。また、旋回流の遠心力によって土砂等の比重の大きい固形物質を分離除去する技術もある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−251345号公報 特開2000−167432号公報
しかしながら、従来の旋回流を利用する手法では、旋回流で生じる遠心力のみを利用して原水から懸濁物質(固体)と処理水(液体)とに分離することは不十分であった。すなわち、特許文献1に記載の技術は原水に凝集剤を添加することを前提とした処理に対応するものである。また、特許文献2に記載の技術は固体と液体の分離ではなく土砂の分離に関するものである。
一般に、旋回流により固液分離する方法は、重力よりも大きい遠心力を得ることができるため、沈殿槽の小型化が可能である。一方、理論上は数ミクロン単位の物質まで分離が可能であっても、実際には内部の流動の乱れや滞留時間が短い等の理由によって分離性能が十分ではないことが多い。そのため、水処理分野では、旋回流を利用する固液分離は普及していない。したがって、現在は、旋回流を利用して固液分離を短時間で行なう技術も確立していない。
上記課題に鑑み、本発明は、容易かつ短時間で原水を懸濁物質(固体)と処理水(液体)とに分離し、回収する固液分離装置を提供する。
本発明に係る固液分離装置は、流入した原水を懸濁物質と処理水とに分離する分離槽と、流入した原水が前記分離槽内で旋回するように、前記分離槽の中心より外側に設置される流入管と、微細気泡を発生し、前記分離槽に導入される前の前記原水に前記原水の比重を水の比重よりも減少させる量の微細気泡を供給する微細気泡発生装置と、前記微細気泡を含有する原水よりも比重が大きく前記分離槽内で沈殿した前記懸濁物質を排出するスラッジ排出管と、前記原水から前記懸濁物質が除去された処理水を前記分離槽から排出する処理水排出管とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、容易かつ短時間で原水を懸濁物質(固体)と処理水(液体)とに分離し、回収することができる。
本発明に係る固液分離装置は、排水等の水処理プロセスにおいて用いられる装置であって、懸濁物質を含む原水を懸濁物質と処理水とに分離する。以下に図面を用いて各実施形態に係る固液分離装置について説明する。以下の説明において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
〈第1の実施形態〉
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る固液分離装置1aは、分離槽11aと、分離槽11aに懸濁物質Mを含む原水を送水する送水ポンプ12と、この原水を分離槽11aに流入する流入管13と、微細気泡を発生して流入管13中の原水に微細気泡を供給する微細気泡発生装置14と、水よりも比重が大きく分離槽11a内で沈殿した懸濁物質M1を排出するスラッジ排出管15と、排出された懸濁物質M1が集められるスラッジ槽16と、原水から懸濁物質M1が除去された処理水を分離槽11aから排出する処理水排出管17と、排出された処理水が溜められる処理水槽18とを備えている。
微細気泡発生装置14は、水と空気を導入して、マイクロバブルやナノバブル等の微細気泡を発生して原水に供給する既存の装置である。
マイクロバブルは、直径が10〜50μm等のマイクロメートルのオーダーの気泡であり、気泡径が小さい。したがって、単位体積あたりの表面積が大きい特性がある。
また、マイクロバブルは、気泡が縮小して消滅する自己加圧効果を有している。すなわち、気泡径が50μm以下であるマイクロバブルは自身の縮もうとする働きによって小さくなり、消滅する。このとき、消滅する瞬間の泡の内部は高温高圧になる特性がある。
さらに、マイクロバブルは、マイナスに帯電している。したがって、マイクロバブル同士が合体しにくい特性がある。
このような特性を有するマイクロバブルは、比重低減、気体溶解(効率上昇)、付着性、持続性・拡散性、圧壊(キャビテーション)等を現象を生み出すが、これらの現象の中でも、比重低減を利用して、水に多量にマイクロバブルやナノバブル等の微細気泡を供給することで、水の見掛け密度を低下させる効果を期待できる。また、水中に多量の微細気泡を供給することで、粘性を減少させる効果も期待できる。水に多量の微細気泡を含ませた場合に密度の低下や粘性の減少を可能にするのは、水と空気の密度や粘性を比較すると、空気と比較して水の方が100倍以上大きい特性であることによる。
微細気泡発生装置14は、図1に示すように、導入ライン141を介して流入管13から固液分離の対象である原水の一部を導入すると、この原水と大気中から吸引する空気とを利用して微細気泡を発生する。また、微細気泡発生装置14は、発生した微細気泡を含む原水を供給ライン142を介して、流入管13に供給する。
微細気泡の発生方法には、狭路部にガス(空気)を供給し、その狭路部にポンプなどで発生する衝撃波(キャビテーション)を与えることにより急激な圧力変動を加えて気泡を崩壊させ、水中で微細気泡を発生する「衝撃波法」(発生した微細気泡が外的要因である圧力変動や超音波照射を受けて更に崩壊し消滅するのが圧壊)、気泡と水との旋回流差により乱流を発生させ気泡を細かく切ることで微細気泡を発生する「旋回法」、水ジェット等の機械的揃断力を与えることにより、微細気泡を発生する「揃断法」等の方法を採用することができる。
例えば、衝撃波法を採用した場合、微細気泡発生装置の内部にポンプの他には複雑な構造物が不要で微細気泡発生装置を簡単に構成することができる利点がある。したがって、例えば複数台の微細気泡発生装置を利用することも可能となり、より多量に微細気泡を発生することも容易になる。一方、旋回法を利用する場合、比較的低いガス圧でも運用できる利点がある。微細気泡発生装置14は、これらの微細気泡の発生を原水に含まれる懸濁物質や固液分離装置1aの設置場所等に合わせて適宜選択して利用することが出来る。
分離槽11aは、図3に示すように漏斗形状であって、密閉型に形成されている。この分離槽11aには、図2(上面図)に示すように、流入した原水が内部で旋回するように、分離槽11a内の中心より外側(図2では、分離槽の内壁)に流入管13が設置されている。
分離槽11a内で流入管13から流入した原水が矢印Fで示す方向(流れF)に旋回しているとき、分離槽11a内では遠心力(力P)が外側に向く。また、分離槽11a内において、図2及び図3で上述した流れFで原水が旋回しているとき、原水より比重の大きい懸濁物質M1は、図4に示すように、矢印F1で示す方向(動きF1)で移動しながら分離槽11aの下層に沈降する。
分離槽11aの下層には、図1及び図4に示すように、スラッジ排出口151が設けられ、このスラッジ排出口151にスラッジ排出管15が接続されている。分離槽11a内では原水より比重が大きいために懸濁物質M1(スラッジ)が沈澱する。固液分離装置1aでは、スラッジ排出口151から沈澱した懸濁物質M1を排出することで、原水から懸濁物質M1を分離することができる。
このとき、懸濁物質M1は旋回の流れFによって分離槽11aの中心に集まりながら沈澱するため、スラッジ排出口151は、図4に示すように、分離槽11aにおいて、漏斗形状の下端付近に設けるのが最適である。なお、このように比重が大きく沈澱する性質の懸濁物質M1の一例としては、金属等の有価物が挙げられる。
また、分離槽11aには、図4に示すように、処理水排出口171が分離槽11aの中間層に位置するように処理水排出管17が配置されている。原水から懸濁物質M1を除去して得られる処理水は、この処理水排出管17を通り、処理水槽18に排出される。ここで、分離槽11aは、上述したように密閉型であるため、原水から懸濁物質M1が分離された処理水は、流入管13から原水が流入される圧力によって、処理水排出管17から処理水槽18に排出される。
このとき、固液分離装置1aでは、微細気泡発生装置14によって発生した微細気泡を含有する原水を分離槽11aに流入している。この微細気泡を多量に含有する原水(以下、「微細気泡含有原水」とする)では、微細気泡を含有したことによって微細気泡を含まない原水と比較して粘性が減少しているとともに、見掛け上の水の比重が減少している。したがって、微細気泡含有原水では外側に働く力Pが大きくなるため、固液分離装置1aは、原水に含まれる懸濁物質が通常は沈澱しにくい比較的軽い物質であっても分離させることができる。また、分離に必要な時間も短縮することができる。
上述したように、第1の実施形態に係る固液分離装置1aによれば、原水に微細気泡を混合し、水と比較して粘性や見かけ上の比重を減少させる。これにより、懸濁物質M1の沈降速度を短縮することができるため、結果として分離性能を向上することができる。また、理論上では数ミクロンの懸濁物質まで分離が可能であっても、実際には分離槽内部の流動の乱れや分離槽内での滞留時間が足りずに理論上のサイズの懸濁物質を分離できない問題があったが、微細気泡の混合により分離速度を短縮することで、結果的に分離効率を向上させることができる。さらに、分離槽11a内では、見掛け上の外側に働く力Pが大きくなるため、原水に微細気泡を混合しない従来の分離槽と比較して、分離槽11aの大きさを小さくしても固液分離が可能になる。
なお、図1に示す固液分離装置1aでは、処理水排出口171が分離槽11aの中間層に位置するように処理水排出管17が設けられている。しかし、懸濁物質M1の性質や微細気泡の含有量等によっても処理水が得られる位置が異なる。したがって、処理水排出口171の位置は、懸濁物質M1の性質や微細気泡の含有量等に応じて設定することが望ましい。また、固液分離装置1aにおいて、懸濁物質M1や微細気泡の含有量に応じて処理水排出口171の高さを調節することのできる調節機能を設けてもよい。その他、処理水排出口171の高さと懸濁物質M1の性質に合わせて、微細気泡発生装置14が発生する微細気泡の量を調整しても同様の効果を得ることができる。
〈第2の実施形態〉
図5を用いて、本発明の第2の実施形態に係る固液分離装置1bについて説明する。固液分離装置1bは、図1を用いて上述した第1の実施形態に係る固液分離装置1aと比較して、分離槽11bの形状が異なる。また、固液分離装置1bは、固液分離装置1aと比較して、水よりも比重が小さく分離槽11b内で浮上した懸濁物質M2を排出するフロス排出管19と、排出された懸濁物質M2が集められるフロス槽20とを備えている点が異なる。
図1で上述した分離槽11aは、漏斗状であったが、図5に示すように、第1の実施形態に係る固液分離装置1bの分離槽11bは、漏斗形状の上に円錐形状を合わせた形状であって、下側の漏斗形状の方が上側の円錐形状の高さがよりも長くなっている。
この固液分離装置1bにおいても、図2及び図3を用いて上述したように、分離槽11bに流入した原水が分離槽11b内で旋回するように、分離槽11b内の中心より外側に流入管13が設置されている。分離槽11b内では、図2及び図3に示すように、流入管13から分離槽11bに流入した原水が流れFで旋回し、分離槽11b内では外側に向く力Pの遠心力が働く。
分離槽11b内において、図2及び図3で上述した流れFで原水が旋回しているとき、原水より比重の小さい懸濁物質M2は、図6に示すように、矢印F2で示す方向(動きF2)で移動しながら分離槽11bの上層に浮上する。また、図6では図示を省略しているが、分離槽11b内において、流れFで原水が旋回しているとき、原水より比重の大きい懸濁物質M1は、図4を用いて上述したように、矢印F1で示す方向(動きF1)で移動しながら沈降する。したがって、固液分離装置1aは、フロス排出管19から水より比重の小さく浮上した懸濁物質M2(フロス)を排出し、スラッジ排出管15から水より比重の大きく沈澱した懸濁物質M1(スラッジ)を排出することで、原水中から懸濁物質M(M1, M2)を分離することができる。また、分離槽11bも分離槽11aと同様に密閉型であるため、流入管13から原水が流入される圧力によって、処理水が処理水排出口171から排出される。
ここで、懸濁物質M2は、旋回の流れFによって分離槽11bの中心に集まりながら浮上する。そのため、フロス排出口191は、分離槽11bの中心軸上に位置するように設けることで、浮上する懸濁物質M2を排出することができる。例えば、図5に示すように、分離槽11bの上部の先端(頂点)付近にフロス排出口191を設ければよい。なお、このように比重が小さく浮上する性質の懸濁物質M2の一例としては、食品(小麦等)や油等が挙げられる。
このとき、図6に示すように、フロス排出管19に懸濁物質M2の排出量を制御する調整弁21を設けることにより、懸濁物質M2は分離槽11bから排出されやすくなる。すなわち、フロス排出口191付近に懸濁物質M2が多く集まった場合には、この調整弁21によって、分離槽11bから懸濁物質M2を排出する圧力を強くすることで、懸濁物質M2を効率良く回収することができる。また、フロス排出口191付近に懸濁物質M2が微量しか集まっていない場合には、調整弁21によって、懸濁物質M2を排出する圧力を弱くすることで、懸濁物質M2とともに処理水までも排出することを防ぐことができる。
上述したように、第2の実施形態に係る固液分離装置1bによれば、第1の実施形態に係る固液分離装置1aと同様に、微細気泡含有原水を分離槽11bに供給することにより、懸濁物質M1の沈降速度を短縮することができるため、結果として分離性能及び分離効率を向上させ、分離槽11bの大きさを縮小することができる。
また、第2の実施形態に係る固液分離装置1bは、フロス排出管19を備えているため、第1の実施形態に係る固液分離装置1aの場合には分離することのできなかった比重の小さい懸濁物質M2も分離することができる。
なお、図5に示す固液分離装置1bでは、処理水排出口171が分離槽11aの中間層に位置するように処理水排出管19が設けられている。しかし、懸濁物質M1,M2の性質や微細気泡の含有量等によっても処理水が得られる位置が異なる。したがって、処理水排出口171の位置は、懸濁物質M1,M2の性質や微細気泡の含有量に応じて設定することが望ましい。また、懸濁物質M1,M2の性質や微細気泡の含有量に応じて処理水排出口171の高さを調節することのできる調節機能を設けてもよい。
〈第2の実施形態の変形例〉
図5に示す第2の実施形態に係る固液分離装置1bは、フロス排出口191が分離槽11bの最上部に設けられる構成であった。これに対し、図7に示すように、分離槽11bの中間層にフロス排出口191が位置するようにフロス排出管19を備えてもよい。図7に示すフロス排出管19は、分離槽11bの外部から侵入し、フロス排出管19が処理水排出管17の周囲にある。したがって、フロス排出口191からフロス排出管19に進入した懸濁物質M2は、処理水排出管17の外壁とフロス排出管19の内壁との間を進んでフロス槽20まで排出される。
分離槽11bに流入した原水が分離槽11b内で旋回すると、原水よりも比重の軽い懸濁物質M2は中心に集まりながら浮上する。このとき、分離槽11bが図6に示すような形態であるとき、懸濁物質M2の性質によっては処理水排出管17の外壁に付着したまま浮上しにくくなることもあり、懸濁物質M2が分離槽11bから排出されにくい場合もある。このような懸濁物質M2の場合、図7に示すようにフロス排出口191が分離槽11bの中間層に位置するようにフロス排出管19を設置した方が分離槽11bから排出されやすいことがある。すなわち、懸濁物質M2が、フロス排出管19の内壁と処理水排出管17の外壁との間の狭い空間を通る方が上に流れやすくなり、排出されやすいことがある。
また、図7に示すフロス排出管19には、フロス排出口191から内側に侵入せずにフロス排出管19の外壁に付着した懸濁物質M2が内側に侵入するための孔192が複数形成されていてもよい。フロス排出管19の外壁に付着した懸濁物質M2は、分離槽11b内の原水の動きによっていずれかの孔192からフロス排出管19の内側に侵入する。
さらに、図7に示すフロス排出管19には、分離槽11bの最上部付近にも懸濁物質M2が内側に侵入するための孔193が形成されていてもよい。フロス排出口191又は孔192からフロス排出管19の内部に侵入しなかった懸濁物質M2は、分離槽11bの上部へ浮上し、この孔193からフロス排出管19の内側に侵入する。
上述したように、第2の実施形態の係る固液分離装置1bの変形例では、排出されにくい懸濁物質M2であっても排出しやすくすることができる。
〈第3の実施形態〉
図8を用いて、本発明の第3の実施形態に係る固液分離装置1cについて説明する。固液分離装置1cは、図5を用いて上述した第2の実施形態に係る固液分離装置1bと比較して、流入管13に吸着剤を供給して原水に吸着剤を添加する吸着剤供給装置22と、原水中に吸着剤が均一に混ざるように吸着剤を含有する原水を攪拌するラインミキサ23とを、微細気泡発生装置14の前段に備えている点が異なる。
吸着剤供給装置22は、所定量の吸着剤を蓄積しており、流入管13に供給される原水に含まれる懸濁物質Mの種類や量に応じた種類や量の吸着剤を原水に供給する。吸着剤供給装置22が原水に添加する吸着剤は、原水中に含まれ、その性質上、分離槽11b内において、原水の旋回のみによっては沈澱分離又は浮上分離しにくい懸濁物質Mを吸着する性質を有する物質である。吸着剤の一例として、NOXを還元する直径1〜2mm程度の銀や酸化アルミのボールや、油分、色素又は臭気物質等を吸着する粉末活性炭や粒状活性炭等が考えられる。
ラインミキサ23は、吸着剤を含有する原水(以下、「吸着剤含有原水」とする)を攪拌する直線形状の攪拌機である。このラインミキサ23によって吸着剤含有原水、原水中の全ての懸濁物質Mが吸着剤に吸着されるようにする。このラインミキサ23は必須の構成ではないが、ラインミキサ23によって攪拌した方が原水中の懸濁物質Mが吸着剤に吸着されやすい。
ラインミキサ23によって攪拌された吸着剤含有原水は、流入管13を介して分離槽11bに流入される。分離槽11b内において、原水が旋回すると、図4及び図6で上述したように、原水中の吸着剤に吸着された懸濁物質Mは、吸着剤の性質に応じて沈澱又は浮上する。すなわち、懸濁物質Mを吸着した吸着剤が原水の比重より重い場合には、分離槽11b内で下層に沈澱するが、原水の比重よりも軽い場合には上層に浮上する。
このように分離槽11b内で沈澱した吸着剤はスラッジ排出管15からスラッジ槽16に排出される。または、分離槽11b内で浮上した吸着剤はフロス排出管19からフロス槽20に排出される。
上述したように、第3の実施形態に係る固液分離装置1cにおいても、第2の実施形態に係る固液分離装置1bと同様に、微細気泡含有原水を分離槽11bに供給することにより、懸濁物質M1の沈降速度を短縮することができるため、結果として分離性能及び分離効率を向上させ、また、分離槽11bの大きさを縮小することができる。
また、第3の実施形態に係る固液分離装置1cは、吸着剤を添加することによって、上述した固液分離装置1bと比較して、吸着剤によって沈降又は浮上に必要な時間をさらに短縮し、分離性能及び分離効率を向上させ、分離槽11bの大きさをさらに縮小することができる。また、懸濁物質の性質のみでは沈降又は浮上しない場合でも、沈降又は浮上させることができるため、分離性能及び分離効率を向上させることができる。
なお、原水中に懸濁物質M自体の性質で沈殿又は浮上し、吸着剤に吸着される必要のない物質が含まれている場合、分離槽11b内では、懸濁物質Mを吸着した吸着剤の他、吸着剤に吸着されない他の懸濁物質Mも沈澱又は浮上して分離槽11bから排出される。
また、この固液分離装置1cにおいても、懸濁物質Mの性質、微細気泡の含有量、吸着剤の性質等に応じて処理水排出口171の位置を決めることが望ましい。
〈第4の実施形態〉
図9を用いて、本発明の第4の実施形態に係る固液分離装置1dについて説明する。固液分離装置1dは、図5を用いて上述した第2の実施形態に係る固液分離装置1bと比較して、導入ライン141を備えず、処理水排出管17から微細気泡発生装置14に処理水を供給する循環ライン24を備えている点が異なる。
一般的には、懸濁物質を含む水よりも、清澄な水を利用したほうが、同じ動力で微細気泡を発生させたとしても、多量の微細気泡を発生させることができる。したがって、固液分離装置1dは、図9に示すように、微細気泡発生装置14において、懸濁物質含有原水ではなく、処理水を利用して微細気泡を発生させることで、同じ動力であっても、より多量の微細気泡を発生させる。
上述したように、第4の実施形態に係る固液分離装置1dにおいても、第2の実施形態に係る固液分離装置1bと同様に、微細気泡含有原水を分離槽11bに供給することにより、懸濁物質M1の沈降速度を短縮することができるため、結果として分離性能及び分離効率向上させ、また、分離槽11bの大きさを縮小することができる。
また、第4の実施形態に係る固液分離装置1dは、清澄な処理水を利用して微細気泡を発生させるため、原水を利用して微細気泡を発生させるよりも多量の微細気泡を発生させることができる。したがって、上述した固液分離装置1bと比較して、水の粘性を大きくし、比重を大きくすることができるため、懸濁物質M1の沈澱速度をさらに短縮し、分離回収効率を向上させることができる。
なお、図9の例では、処理水排出管17から微細気泡発生装置14に処理水を供給している。一方、清澄な水で微細気泡を発生させる方法であれば同一の効果を得ることができるため、例えば処理水槽18から微細気泡発生装置14に処理水供給する方法であっても同一の効果を得ることができる。また、懸濁物質Mが洗剤成分等のように清澄な水よりも微細気泡を多く発生させることができる性質を有していれば、処理水を循環させる必要はない。
〈第5の実施形態〉
図10を用いて、本発明の第5の実施形態に係る固液分離装置1eについて説明する。固液分離装置1eは、図5を用いて上述した第2の実施形態に係る固液分離装置1bと比較して、流入管13から微細気泡発生装置14に原水を導入する導入ライン141を備えず、流入管13に原水を送水する送水ポンプ12から直接、微細気泡発生装置14に原水を導入する導入ライン25を備えている点が異なる。
送水ポンプ12は、大きな動力によって原水を分離槽11bに送水している。したがって、この送水ポンプ12から流入管13を介して強い流速の原水を分離槽11bに送水するとともに、導入ライン25を介して強い流速の原水を微細気泡発生装置14にも送水している。また、微細気泡発生装置14でも、内部にポンプを有し、ポンプで発生させる圧力を利用して微細気泡を発生することがある。図10に示す固液分離装置1eでは、微細気泡発生装置14の内部にポンプを有していない場合であっても、送水ポンプ12が原水を分離槽11bに送水するために発生した流速を利用して微細気泡を発生させることができる。したがって、送水ポンプ12の動力を有効に利用することができる。
上述したように、第5の実施形態に係る固液分離装置1eにおいても、第2の実施形態に係る固液分離装置1bと同様に、微細気泡含有原水を分離槽11bに供給することにより、懸濁物質M1の沈降速度を短縮することができるため、結果として分離性能及び分離効率を向上させ、また、分離槽11bの大きさを縮小することができる。
また、第5の実施形態に係る固液分離装置1eは、原水を分離槽11bに送水する送水ポンプ12で発生した流速を利用して微細気泡を発生させることができるため、送水ポンプ12を有効に利用することができるとともに、微細気泡発生装置14の構成を簡易にすることができる。
〈第6の実施形態〉
図11を用いて、本発明の第6の実施形態に係る固液分離装置1fについて説明する。固液分離装置1fは、図5を用いて上述した第6の実施形態に係る固液分離装置1fと比較して、送水ポンプ12の後段に微細気泡発生装置14を備えず、送水ポンプ12の前段に微細気泡発生装置14を備えている点が異なる。
固液分離装置1fは、図11に示すように、送水ポンプ12の前段に配置される微細気泡発生装置14で発生された微細気泡を原水に含有させ、この微細気泡含有原水を送水ポンプ12で分離槽11bに送水する。上述したように、送水ポンプ12で送水する原水に微細気泡発生装置14で発生させた微細気泡を含有するよりも、図11に示すように、微細気泡含有原水を送水ポンプ12で分離槽11b内に送水する方が分離槽11b内で微細気泡の濃度が安定するとともに、微細気泡が均一になることがある。
上述したように、第6の実施形態に係る固液分離装置1fにおいても、第2の実施形態に係る固液分離装置1bと同様に、微細気泡含有原水を分離槽11bに供給することにより、懸濁物質M1の沈降速度を短縮することができるため、結果として分離性能及び分離効率を向上させ、また、分離槽11bの大きさを縮小することができる。
また、第6の実施形態に係る固液分離装置1fは、送水ポンプ12の前段に微細気泡発生装置14を備えて原水に微細気泡を含有させ、この微細気泡含有原水を分離槽11bに送水するため、第2の実施形態に係る固液分離装置1bと比較して、分離槽11b内で微細気泡の濃度が安定するとともに均一となり、懸濁物質の沈降速度をさらに短縮することができる。
なお、図8〜11に示す固液分離装置1c〜1fは、図5で上述した固液分離装置1bと同様に、分離槽11bを備え、フロス排出管19及びフロス槽20を備えている。一方、原水中に浮上する性質の懸濁物質M2を有さない場合には、図1で上述した固液分離装置1aと同様に、円錐形の分離槽11aを備え、フロス排出管19及びフロス槽20を備えていなくてもよい。このような場合には、全ての懸濁物質Mはスラッジ排出管15から回収する。また、図8〜11に示す固液分離装置1c〜1fの各構成を適宜組み合わせてもよい。
第1の実施形態に係る固液分離装置の構成を説明する図である。 図1の固液分離装置の分離槽に流入した原水の旋回を説明する上面図である。 図1の固液分離装置の分離槽に流入した原水の旋回を説明する側面図である。 分離槽内における水より比重が大きい懸濁物質の動きを説明する図である。 第2の実施形態に係る固液分離装置の構成を説明する図である。 分離槽内における水より比重が小さい懸濁物質の動きを説明する図である。 第2の実施形態の変形例に係る固液分離装置の構成を説明する図である。 第3の実施形態に係る固液分離装置について説明する図である。 第4の実施形態に係る固液分離装置について説明する図である。 第5の実施形態に係る固液分離装置について説明する図である。 第6の実施形態に係る固液分離装置について説明する図である。
符号の説明
1a〜1f…固液分離装置
11a,11b…分離槽
12…送水ポンプ
13…流入管
14…微細気泡発生装置
141…導入ライン
142…供給ライン
15…スラッジ排出管
151…スラッジ排出口
16…スラッジ槽
17…処理水排出管
171…処理水排出口
18…処理水槽
19…フロス排出管
191…フロス排出口
20…フロス槽
21…調整弁
22…吸着剤供給装置
23…ラインミキサ
24…循環ライン
25…導入ライン

Claims (5)

  1. 流入した原水を懸濁物質と処理水とに分離する分離槽と、
    前記分離槽内で前記流入した原水が旋回するように、前記分離槽の中心より外側に設置される流入管と、
    前記原水に含まれる特定の懸濁物質を吸着する前記原水より比重の大きい吸着粒子または前記原水より比重の小さい吸着粒子の少なくともいずれか一方を前記原水に供給する吸着粒子供給装置と、
    微細気泡を発生し、前記分離槽に導入される前の前記原水に前記原水の比重を水の比重よりも減少させる量の微細気泡を供給する微細気泡発生装置と、
    前記微細気泡を含有する原水よりも比重が大きい吸着粒子が供給された場合、前記懸濁物質を吸着して前記分離槽内で沈澱した吸着粒子を排出するスラッジ排出管と、
    前記分離槽の中心軸に沿って配置され、前記原水から前記懸濁物質が除去された処理水を前記分離槽から排出する処理水排出管と、
    前記処理水排出管が内側に配置され、前記処理水排出管が処理水を排出する処理水排出口よりも高い位置に前記懸濁物質を排出するフロス排出口を有するとともに、前記フロス排出口から排出されない懸濁物質が内部に進入するための孔を壁面に有し、前記微細気泡を含有する原水よりも比重が小さい吸着粒子が供給された場合、前記懸濁物質を吸着して前記分離槽内で浮上した吸着粒子を排出するフロス排出管と、
    を備えることを特徴とする固液分離装置。
  2. 前記フロス排出管に設けられ、圧力を調整して前記フロス排出口の周囲に浮遊する前記懸濁物質を前記分離槽から排出する圧力調整弁を備えることを特徴とする請求項1に記載の固液分離装置。
  3. 前記分離槽から前記処理水排出管に排出された処理水を採取し、微細気泡発生用の液体として前記微細気泡発生装置に循環する循環ラインを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の固液分離装置。
  4. 前記流入管に接続され、水流を発生して前記分離槽に原水を供給するポンプを備え、
    前記微細気泡発生装置には、前記ポンプによって発生された水流の一部の原水が導入され、前記水流を利用して微細気泡を発生することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の固液分離装置。
  5. 前記流入管に接続され、水流を発生して前記分離槽に原水を供給するポンプを備え、
    前記微細気泡発生装置は、前記ポンプの前段に配置され、前記ポンプは微細気泡を含有する原水を前記分離槽に供給することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1に記載の固液分離装置。
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