JP5126804B2 - 極小線状柔軟物の切断方法及び切断装置 - Google Patents

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本発明は、金属ナノワイヤー、カーボンナノチューブ、DNAなどの、極小線状柔軟物に対し、強度や電気抵抗などの物理特性の測定やこれら物質を利用した電子デバイスやマイクロデバイスの製作等を行うために、所望の長さで切断することのできる極小線状柔軟物の切断方法及び切断装置に関するものである。
物質を原子レベルや一分子レベルで観測・操作・解析を行ったり、構造を制御することにより新しい機能や優れた特性を発揮させるナノテクノロジー技術は、それ自身が重要な科学技術であると共に、最近ではライフサイエンス、環境、エレクトロニクス分野の既存技術と融合することで、これら分野におけるブレークスルーをおこす革新的研究開発の共通基盤となりつつある。このような研究開発においては、新規に発見されたり開発された、極微量の物質の一分子単位での操作や特性測定が重要な役割を担っている。
DNAのような柔軟性を有する極小線状物質の一分子単位での操作方法としては、走査型プローブ顕微鏡や原子間力顕微鏡のブローブを利用したり、レーザトラップを利用する方法が知られている(下記特許文献1参照)。また、電気特性を測るためのDNAハンドリング用ナノグリッパーなどが、マイクロマシニング技術を用いて製作が試みられている(下記非特許文献1,2参照)。本質的に非常に長い線状の形態を有するDNAや金属ナノワイヤーなどの個々の電気特性や強度を測定したり、それらをマイクロデバイス上で利用するうえにおいては、単一の対象を取り出して伸張し、所望する適当な長さで切断し、伸張されたそのままの状態で測定装置上あるいは測定装置内へ運搬・固定することが重要である。
特開2003−200400号公報 橋口原、他7名、「DNA manipulation and retrieval from an aqueous solution with micromachined nanotweezers」,Anal. Chem, vol.75, pp.4347-4350(2003). 橋口原、他6名、「マイクロマシニング技術による熱膨張アクチューエータ一体型ナノグリツパーの開発」,電気学会論文集,123巻1号,pp.1-8(2003).
しかしながら、先に述べたナノグリッパーなどの現状の操作技術では、例えば、DNAを捕獲するために、溶液中に濃度を制御して多数分散した状態のDNAを誘電力を利用して引き寄せるなど、ブローブの近傍にある試料を偶然性を利用して捕獲しているにすぎず、所望する単一の試料を取り出すことは困難であり、また所望する長さでの切断は実現できていない。さらに、金属ナノワイヤーに至っては製造条件が未だ検討されている段階であり、単一試料の取り出し法や切断法は未検討の状態である。このため、DNA一分子や金属ナノワイヤーなどナノメートルサイズの径を有する極小線状柔軟物質に関しては、それらを単一で利用したり、それら単一の特性を測定するマイクロデバイスを設計するうえで重要な指針となるほとんどの物理的特性は未知のままである。
以上のように、金属ナノワイヤー、DNA、カーボンナノチューブなどを含む極小柔軟性物質を自由自在に所望の長さで切断し、そのままの状態で運搬する技術の開発が上記の分野における重要な課題の1つとなっている。
そこで、本発明は、液中の3次元空間において、第1に極小柔軟性物質を、所望の長さで非接触で切断し、そのままの状態で運搬するここのできる方法及び装置を提供すること、第2にこの切断と運搬を自動的に行うことのできる方法及び装置を提供することを目的としてなされたものである。
本発明者らは、レーザマニピュレーション技術とレーザマイクロ加工技術を利用して、線状の形態を呈した柔軟性物質を自動操作・切断するための種々の研究を重ねた結果、ビームで微粒子を集積させることで極小線状柔軟物を保持・伸張し、この伸張された極小線状柔軟物に別の牲質のビームを照射することで所望の長さに切断できることを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、液中にある極小線状柔軟物の周囲に分散させた微粒子をビームで集積させることで極小線状柔軟物の2箇所以上の位置をその集積体内に挟み込むことで保持し、保持したそれらビームの焦点位置を移動させることで極小線状柔軟物を伸張し、この伸張かつ保持された極小線状柔軟物に別の性質のビーム(切断ビーム)を照射することで、非接触で所望の長さに切断し、伸張したそのままの状態で運搬する方法及び装置とこれら一連の操作を自動化するための方法及び装置を提供するものである。
本明細書において、「極小線状柔軟物」とは、10μm未満の外径を有する細長い線状の形態をした柔軟性を有する物質を意味し、金属ナノワイヤー、カーボンナノチューブ、DNAなどの、ナノメートルサイズの径を有し、且つ、1マイクロメートル以上の長さを有する線状の形態をした柔軟性を有する物質を含む。このことは、特許請求の範囲においても同様である。
本発明によると、ナノメートルサイズの径を有しマイクロメートル以上の長さを有する非常に長い線状の形状を呈するような極小線状柔軟物であっても、徐々に引き延ばしながら所望する長さに非接触で切断し、その後引き延ばされたそのままの状態で所定の場所へ運搬することができる。このような一連の作業はすべて非接触で行えるため、埃や細菌などの混入を防止できる閉鎖系システムでの作業も可能であり、また、連続的に繰り返すことや自動化も可能である。したがって、本発明を用いれば、単一の金属ナノワイヤーやDNAなどの電気抵抗や強度など、従来知られていない物理特性を、外乱の少ない閉鎖系において、高感度かつ系統的に測定することが可能となり、これらの物質に特有の新規な特性の発見や、それら特性を利用したデバイス開発に大きく寄与し得る。
以下、本発明による極小線状柔軟物の切断方法を、微小ノズルから極小線状柔軟物が射出され、この射出された極小線状柔軟物を保持・伸張し、その後所望の長さに切断して運搬する例によって詳細に説明する。図1は、この例の説明図のうち3本の微粒子集積用ビームと1本の切断ビームを用いて、極小線状柔軟物を切断・運搬するまでの一連の様子を模式的に示すものである。
図1(A)は、ノズル1から極小線状柔軟物2を射出し、射出された極小線状柔軟物2の一端2aに集積用ビーム3aを集光照射することで微粒子4aを集積させ、その微粒子4aの集積体内部に極小線状柔軟物2の一端2aを挟み込むことで保持した状態を示している。極小線状柔軟物2のノズル1からの射出距離と速度は、射出制御装置6により集積用ビーム3aで微粒子4aを集積させて保持するのに適した条件となるように調整される。微小ノズル1は、例えば、先端の口径が1μm〜数μmのガラスキャピラリーを使用することができる。
図1(B)は、図1(A)において微粒子4aを集積したビーム3aの照射位置を徐々に動かすことにより、ノズル1から極小線状柔軟物2を引き出すことで、極小線状柔軟物2を伸張している様子を示している。所望の長さになった時点で2本目の集積用ビーム3bをノズル1近傍に照射することで、極小線状柔軟物2の別の1点を微粒子4b内に保持する。
図1(C)は、図1(B)において微粒子を集積しているビーム3a、3bの照射位置を徐々に動かすことにより、さらにノズル1から引き出し、3本目の集積用ビーム3cをノズル1近傍に照射することで、極小線状柔軟物2の3箇所目を微粒子4c内に保持し、その後、切断ビーム5を位置保持された極小線状柔軟物2の微粒子4b、4cの集積体間に照射している様子を示している。
この操作により、極小線状柔軟物は図1(D)に示すような所望の長さを有する部分2bと部分2cの2つに切断される。この切断された所望の長さを有する極小線状柔軟物2の部分2bは、その両端がビーム3a、3bで集積した微粒子4a、4bで保持されているので、ビーム照射位置の間隔を所望した長さに保ちながら徐々に動かすことで、図1(E)に示したように伸張したそのままの状態を保って固定台9へと運搬することができる。また、図1(D)におけるもう1つの切片部分2cは、図1(A)の端部2aと同じ状態となるので、これまでに図1(A)から図1(D)を用いて説明した一連の操作を繰り返すことにより、極小線状柔軟物2を所望する長さに次々と切断することが可能となる。また、図示しないが、切断した極小線状柔軟物を一つずつ搬送して瓶詰め等することもできる。
このような極小線状柔軟物2を微粒子4a〜4cの集積現象を用いて保持する3本のビーム3a〜3cについては、一般的にはレーザトラップ(光ピンセットとも言う。)としてよく知られた波長のレーザ光が利用可能であるが、レンズ等で高密度に集束可能で、微粒子を分散させた液中に照射した場合において、その焦点位置に微粒子が集積する性質を有するものであればレーザ光に限定されるものではない。
また、保持用の微粒子については、金属ナノワイヤー、カーボンナノチューブ、DNAなどの、数ナノメートルサイズの径を有し、且つ、1マイクロメートル以上の長さを有する極小線状柔軟物を保持させる場合には、数十〜数百ナノメートルサイズの径を有するポリスチレンなどの誘電体極小球、ガラス球などが利用可能であるが、大きさ、形状、材質もこれらに限定されるものではなく、保持の対象となる極小線状柔軟物の性質や径に応じて適時選びうるものである。
切断ビームについては、一般的には、単一波長のパルスレーザをレンズで集束して切断箇所へ照射し、レーザアブレーション現象を利用して特定の部位を切断することができるが、DNAなど低エネルギーのビームで容易に切断できる物質については、紫外線による切断箇所での化学反応を利用することや赤外線の熱的効果を利用することなど、極小線状柔軟物の性質や径に応じて適時選びうるものである。
さらに、図1の例では極小線状柔軟物の保持に用いる微粒子は、あらかじめ極小線状柔軟物が射出される溶液中に分散若しくは散布されている場合について説明したが、保持用微粒子はあらかじめ溶液中に分散されている必要はなく、極小線状柔軟物をノズル1から射出するのと同時に、微粒子集積用ビームによる保持点近傍にのみ分散させることも可能である。この際の微粒子の散布については、極小線状柔軟物の射出ノズル1を利用するほか、別のノズル(不図示)を利用することが可能である。
上記の一連の操作は、以下に説明するようにして自動化することが可能である。
先ず、ノズル1から射出された極小線状柔軟物2に集積用ビーム3aを照射させる位置は、視覚装置7によって決定することができる。視覚装置7は、カメラ等の撮像装置7aから得られた画像データを処理装置7b内に格納されたプログラムに従って画像処理し、極小線状柔軟物の位置・形状を認識することができる。処理装置7には、集積用ビーム3a〜3cの照射位置を制御する制御プログラムを組み込んでおき、当該制御プログラムによって、視覚装置7によって認識された極小線状柔軟物2上の位置(例えば一端2aに相当する3次元空間座標位置)に集積用ビーム3aが照射されるように、集積用ビーム3aの位置を制御することができる。極小線状柔軟物には、ナノメートルサイズの蛍光性半導体量子ドット(紫外線を当てると強く光る性質を持つ粒子)等の蛍光体を結合させる等して、認識しやすくなるような修飾を施すこともできる。
微粒子による極小線状柔軟物の保持状態(集積状態)の進展の様子も視覚装置7を用いて評価することができる。視覚装置7は、撮像装置7aから得られた微粒子の分布状態に関する画像データを処理装置7b内に格納されたプログラムに従って画像処理し、保持状態にあるか否かを判定することができる。
保持状態にあるか否かの判定は、種々の判定アルゴリズムに従って行うことができるが、例えば、撮像装置7aによって得られた微粒子の画像データを処理装置7bにおいて座標変換し、その座標データが、集積用ビーム3aの焦点位置を中心とする所定半径の円内からはみ出た時に保持状態にあると判定し、前記円内にある時は保持状態にないと判定することができる。その他の判定アルゴリズムとして、例えば、微粒子に蛍光を持たせておいて、微粒子が集積することにより蛍光強度が上昇し、処理装置7bは、所定の蛍光強度以上となったときに保持状態にあると判定し、所定の蛍光強度より小さいときに保持状態にないと判定することができる。
そして、処理装置7bに集積用ビーム3a〜3bの照射位置を制御する制御プログラムを組み込んでおき、当該制御プログラムによって、前記判定アルゴリズムによって保持状態にあると判定された後に,集積用ビーム3a〜3bの位置を制御することで,極小線状柔軟物2を伸張することができる。
また、極小線状柔軟物2の伸張状態も視覚装置7によって評価することができる。伸張状態を評価するアルゴリズムとして、例えば、極小線状柔軟物2を一端から他端へ向かって連続的に画像データ上のXY座標上で追跡し、その追跡途中においてX座標値とY座標値が共に連続的に単調増加か単調減少の場合は伸張状態にあると判定し,それ以外の場合は非伸張状態にあると判定することができる。
また、微小ノズル1から微粒子を極小線状柔軟物2の近傍に供給する場合は、その供給状態を視覚装置7によって画像として計測し、極小線状柔軟物2の近傍に微粒子が十分に供給された時に、その微粒子群内にある極小線状柔軟物2に集積用ビームを照射するようにすることもできる。
次に、図2は先に述べた例における本発明方法の実施において、3本の微粒子集積用ビームと極小線状柔軟物切断用ビームを生成し、先に述べた一連の手順により所望する長さに切断するためのシステム構成の1例を説明するための図であり、光源11aからのレーザ光は、ビームエクスパンダ12aで径を変換され、半波長板13を通り、第1ミラー群(偏光ビームスプリツタ)14a、14bにより2本のビーム分解され、それぞれ電磁シャッタ15a、15bを介した後に、ガルバノミラー対および焦点位置変更レンズで構成される焦点位置移動機構16a、16bを経由して、第2ミラー群17a、17bで再び同軸とされた後、リレーレンズ18により落射照明光の軸と一致させて顕微鏡22内に導入される。
上記の分解されたレーザ光は、顕微鏡の対物レンズ20によりその焦点位置で、波長限界程度、例えば直径1μm程度のスポットサイズまで高密度に集光される。このとき、各々のレーザ光の顕微鏡下での焦点の位置座標XYZは、焦点位置移動機構16a、16bを処理装置7bで制御するここで精密に操作される。この際、2本の分解されたレーザ光は偏光方向が直交するので干渉を起こすことはなく、したがって、2本のビームの相対位置により強度分布が変化することはないので、各々のレーザ光で安定して微粒子を集積できる。
微粒子を集積するための3本目のビームは、光学的干渉を避けるために上記の2本のビームと波長の異なるレーザ光を発生する光源1lbを利用する。光源1lbからのレーザ光も上記2本のビームと同様に、ビームエクスパンダ12bで径を変換され、電磁シャッタ15cを介した後に、焦点位置移動機構16cを経由して、第2ミラー群17cで上記2本のビームと同軸とされた後、リレーレンズ18を経由して顕微鏡22内に導入され、3本目の柔軟物保持ビームとして微粒子集積を行う。
また、切断用レーザ光源10は、焦点位置移動機構16dを経て、第2ミラー群17dを用いて上記3本の微粒子集積用ビームと同軸とした後、リレーレンズ18を経由して顕微鏡22内に導入される。この切断ビームの焦点位置は、本システム図ではZ方向のみ変更できる構成としたが、切断長さを決めるうえで特に可変である必要はない。また、照射のタイミングは、例えば、視覚装置7によって、撮像装置(高感度CCDカメラ)7aからの画像を処理装置7bで画像処理し、微粒子による保持と伸張の状態が十分であることを判定した後、決定される。
以上のようなシステムにより、3本のレーザ光の焦点位置を独立して顕微鏡内のようなマイクロ3次元空間において精密に制御することが可能となり、先に述べた微粒子の集積による極小線状柔軟物の保持・伸張が可能となる。そしてさらに、伸張した状態で所望の長さでの切断と、そのままの状態での運搬が可能となる。なお、本発明は以上のシステム構成例に限定されるものではなく、微粒子集積および保持した極小線状柔軟物の切断のためのビームの選択、光学系、制御のための視覚装置など、適宜設計変更できるものである。
本発明に係る極小線状柔軟物の切断方法の好適な実施形態を模式的に示す説明図である。 図1に示す切断方法を実施するための好適な切断装置を示すシステム図である。
符号の説明
1 ノズル
2 極小線状柔軟物
3a、3b、3c 集積用ビーム
4a、4b、4c 微粒子
7 視覚装置

Claims (9)

  1. 液中において極小線状柔軟物を切断する方法であって、
    微粒子を前記液中に分散させるステップと、
    前記極小線状柔軟物の先端部が前記液中に突出するよう、前記極小線状柔軟物を微小ノズルから射出するステップと、
    第1の集積用ビームを集光照射することで焦点位置において前記微粒子の第1の集積体を形成し、前記第1の集積体内に前記極小線状柔軟物を挟み込み保持させるステップと、
    前記第1の集積用ビームの焦点位置を移動させることにより、前記保持された極小線状柔軟物を前記微小ノズルから引き出して伸張させるステップと、
    第2の集積用ビームを集光照射することで焦点位置において前記微粒子の第2の集積体を形成し、前記第1の集積体よりも後端側で前記極小線状柔軟物を前記第2の集積体内に挟み込み保持させるステップと、
    前記極小線状柔軟物において前記第2の集積体に保持された位置よりも後端側に切断用ビームを照射することで、前記極小線状柔軟物を切断するステップと、
    前記第1及び第2の集積用ビームの各焦点位置の間隔を保ちながら前記各焦点位置を移動させることで、前記切断された極小線状柔軟物を伸張かつ保持された状態で運搬するステップと、
    を含むことを特徴とする、極小線状柔軟物の切断方法。
  2. 上記微粒子が、微小ノズルから前記極小線状柔軟物の近傍に供給されることを特徴とする請求項1に記載の極小線状柔軟物の切断方法。
  3. 前記極小線状柔軟物の伸張状態及び前記微粒子の集積体による保持状態を、視覚装置を用いて画像として計測し、該視覚装置によって計測された画像データに基づいて、前記切断用ビームを前記極小線状柔軟物に照射し、該極小線状柔軟物を切断することを特徴とする請求項1に記載の極小線状柔軟物の切断方法。
  4. 前記微小ノズルから射出された極小線状柔軟物の射出状態を、視覚装置を用いて画像として計測し、該視覚装置によって計測された画像データに基づいて、前記集積用ビームを前記極小線状柔軟物に集光照射することを特徴とする請求項に記載の極小線状柔軟物の切断方法。
  5. 前記微小ノズルからの微粒子の供給状態を、視覚装置を用いて画像として計測し、該視覚装置によって計測された画像データに基づいて、前記集積用ビームを前記極小線状柔軟物に集光照射することを特徴とする請求項に記載の極小線状柔軟物の切断方法。
  6. 微粒子を分散させた液中において、極小線状柔軟物を切断するシステムであって、
    前記極小線状柔軟物の先端部が前記液中に突出するよう、前記極小線状柔軟物を射出する微小ノズルと、
    集光用ビームを生成する集光用ビーム発生装置と、
    切断用ビームを生成する切断用ビーム発生装置と、
    前記集光用ビームの照射位置や、前記切断用ビームの照射タイミングを制御する視覚装置とを備え、
    前記視覚装置の制御により、
    前記微小ノズルから射出された前記極小線状柔軟物の一端に、前記集光用ビーム発生装置が生成する第1の前記集積用ビームが照射されることで、前記極小線状柔軟物の一端に前記微粒子の第1の集積体が形成され、
    該第1の集積体内に前記極小線状柔軟物が挟み込まれて保持された状態で、前記第1の集積用ビームの照射位置が動かされることにより、前記極小線状柔軟物が前記微小ノズルから引き出されて伸張され、
    該伸張した極小線状柔軟物が所望の長さになった時点で、前記微少ノズルの近傍に、前記集光用ビーム発生装置が生成する第2の集積用ビームが照射されることで、前記微少ノズルの近傍に、前記微粒子の第2の集積体が形成され、
    該第2の集積体内に前記極小線状柔軟物が挟み込まれ保持された状態で、前記第2の集積体よりも後端側に、前記切断用ビーム発生装置が生成する切断用ビームが照射されることで、前記第2の集積体よりも後端側で前記極小線状柔軟物が切断されることを特徴とする極小線状柔軟物の切断システム。
  7. 前記微小ノズルは、微粒子を前記極小線状柔軟物の近傍に供給することを特徴とする請求項記載の切断システム。
  8. 前記視覚装置は、前記極小線状柔軟物の位置及び姿勢を評価することを特徴とする請求項記載の切断システム。
  9. 前記視覚装置は、微粒子の分布状態を評価することを特徴とする請求項記載の切断システム。
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