JP5125323B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ機、これらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ機、これらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置では、静電潜像担持体の表面を帯電装置で帯電させ、該帯電域に露光装置から画像露光を施して静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置で現像してトナー像を形成し、該トナー像を被転写体に転写できるものが一般的である。
ここで、「被転写体」とは、モノクロ画像形成装置では、記録紙等の記録媒体が一般的であり、カラー画像形成装置のように、静電潜像担持体上のトナー像を1次転写する中間転写体を採用している場合は、該中間転写体及び該中間転写体からトナー像が2次転写される記録媒体のいずれもが被転写体であると言える。
このような画像形成装置における現像装置は、現像剤を担持して静電潜像担持体上の静電潜像を現像する現像領域へ搬送する現像剤担持体を備えているのが一般的であり、さらに、現像領域へ搬送される途中で現像剤担持体上の現像剤の厚さ等を規制する現像剤規制部材等を備えている。
このような現像装置では、現像領域へ供給されたトナーのうち現像に消費されなかったトナーは現像装置内へ戻ってきて、現像装置構造に応じた動きを示し、再び現像領域へ向け搬送されていくことになるが、現像領域で消費されずに現像装置内へ戻ってくるトナーは、ストレスを繰り返し受け、トナーに添加されている流動化剤等(シリカ等)の外添剤がトナーから剥落したり、トナーに埋め込まれるなどして、現像性の低い劣化トナー、すなわち、正規帯電に対し逆極性に帯電したトナーや正規帯電ではあるが帯電量の低い弱帯電トナーといった劣化トナーになっていく。
特に低カバレッジの画像、換言すれば低印字率の画像(画像形成可能領域に占めるトナーが付着した領域の割合が低い画像)を何枚も形成し続けると、画像形成枚数の割りにはトナー消費量は少なく済むので、現像装置内で同じトナーが現像装置駆動に伴い繰り返しストレスを受け、それによりトナー劣化が顕著になる。現像装置内トナーが劣化してくると、その後に形成されるトナー像の品質が低下してくる。
そこで、例えば特開2001−75438号公報には、現像剤の消費量と印字枚数により印字枚数平均現像剤消費量を求め、この値が所定値以下の場合には、現像剤担持体(現像スリーブ)に担持されたトナーを感光体上へ強制消費させることが記載されている。
特開2000−206770号公報にも、トナー強制消費について記載があり、画像形成時は現像剤担持体(現像ローラ)に直流バアイアスを印加するが、トナー強制消費時には、現像剤担持体に直流バイアス成分を含む交流バイアスを印加し、ラインパターン又は千鳥パターンでトナー強制消費を行うことが記載されている。
上記特許文献には、現像装置として、現像剤担持体が静電潜像担持体に対し現像ギャップをおいて臨み、現像剤担持体上の現像剤(トナー)は該現像ギャップを飛翔して静電潜像担持体上の静電潜像へ付着する現像装置が記載さている。
特開2001−75438号公報 特開2000−206770号公報
劣化トナー放出のためにトナーの強制消費を行う場合、静電潜像担持体上にベタ現像を行うと、逆帯電したり、正規帯電でも弱帯電しているだけであるような劣化トナーの放出量は、トナー強制消費量の割りには少なくなる場合があり、例えば、未だ現像装置内トナーが新しく、劣化トナーが現像装置内に多くは存在しない場合には、消費したくない正常なトナーを多く放出してしまうことになり、劣化トナー放出効率(消費したトナー量に占める劣化トナー量の割合)が悪い。
この点、特開2000−206770号公報に記載されているように、ラインパターン又は千鳥パターンのトナー強制消費用静電潜像を形成し、これを現像することでトナー強制消費を行うときは、かかるラインパターンや、千鳥パターンのトナー強制消費用静電潜像のエッジ部分近傍に劣化トナーが付着し易く、ベタパターンによるトナー強制消費の場合よりも劣化トナーを効率よく静電潜像担持体上へ放出することができる。
しかし、ラインパターンや、千鳥パターンの静電潜像は、現像装置の現像剤担持体との間の電界がベタ潜像にくらべて弱いので、現像剤担持体から静電潜像へトナーを飛翔させてトナー強制消費を行う場合は、該トナー飛翔を円滑化するうえで、また、それにより劣化トナーも円滑に放出するうえで、さらになる工夫が求められる。
そこで本発明は、
静電潜像担持体、該静電潜像担持体表面を帯電させる帯電装置、該帯電装置により帯電した静電潜像担持体表面の帯電域に画像露光を施して静電潜像を形成する露光装置及び該静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置を含み、該トナー像を被転写体へ転写でき、該現像装置は現像剤を担持して該現像装置に対応する静電潜像担持体に臨む現像領域へ搬送する現像ローラ及び該現像ローラにより現像領域へ搬送される途中の現像剤を規制する規制部材を含んでおり、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスの該現像ローラへの印加及び規制バイアスの該規制部材への印加のもとに、該静電潜像担持体上の静電潜像を現像ギャップを介するトナー飛翔にて現像するものであり、少なくとも一つの現像装置について、非画像形成時に、該現像装置の劣化トナーを該現像装置に対応する静電潜像担持体へ放出するためのトナー強制消費モードを設定でき、該モードにおいては、該静電潜像担持体に対応する露光装置により該静電潜像担持体にトナー強制消費用静電潜像を形成させ、該トナー強制消費用静電潜像を該現像装置で現像してトナー強制消費を行う画像形成装置であって、少なくとも一つの現像装置について、該現像装置の劣化トナーを対応する静電潜像担持体上へ円滑に移行させ、効率よく放出することができ、それだけ良好な画像を形成できる画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明は前記課題を解決するため次の画像形成装置を提供する。すなわち、
静電潜像担持体、該静電潜像担持体表面を帯電させる帯電装置、該帯電装置により帯電した静電潜像担持体表面の帯電域に画像露光を施して静電潜像を形成する露光装置及び該静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置を含み、該トナー像を被転写体へ転写でき、該現像装置は現像剤を担持して該現像装置に対応する静電潜像担持体に臨む現像領域へ搬送する現像ローラ及び該現像ローラにより現像領域へ搬送される途中の現像剤を規制する規制部材を含んでおり、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスの該現像ローラへの印加及び規制バイアスの該規制部材への印加のもとに、該静電潜像担持体上の静電潜像を現像ギャップを介するトナー飛翔にて現像するものであり、少なくとも一つの現像装置について、非画像形成時に、該現像装置の劣化トナーを該現像装置に対応する静電潜像担持体へ放出するためのトナー強制消費モードを設定でき、該モードにおいては、該静電潜像担持体に対応する露光装置により該静電潜像担持体にトナー強制消費用静電潜像を形成させ、該トナー強制消費用静電潜像を該現像装置で現像してトナー強制消費を行う画像形成装置であり、該トナー強制消費モードにおいては、露光装置にトナー強制消費用静電潜像を静電潜像担持体に形成させるにあたり、該トナー強制消費用静電潜像としてベタ画像用静電潜像以外のパターンの静電潜像を形成させ、且つ、トナー強制消費対象現像装置による静電潜像現像条件を、現像領域へ到来する現像ローラ上トナーの静電潜像への飛翔を通常画像形成時より促進するように、通常の画像形成時の現像条件とは異ならせる画像形成装置である。
本発明に係る画像形成装置によると、トナー強制消費モードにおいて露光装置にトナー強制消費用静電潜像を静電潜像担持体に形成させるにあたり、該静電潜像として、ベタパターンよりも劣化トナーを効率よく放出できるパターンとしてベタパターン以外のパターン(例えば網点パターン、ラインパターン等)のトナー強制消費用静電潜像を形成させる。
そしてまた、トナー強制消費対象現像装置による静電潜像現像条件を、現像領域へ到来する現像ローラ上トナーの静電潜像への飛翔を通常画像形成時より促進するように、通常の画像形成時の現像条件とは異ならせる。これにより、現像ローラから静電潜像担持体上のトナー強制消費用静電潜像へトナーが円滑に飛翔付着する。
かくして、全体として、現像装置の劣化トナーを対応する静電潜像担持体上へ円滑に移行させ、効率よく放出することができ、それだけ良好な画像を形成できる。
前記現像領域へ到来する現像ローラ上トナーの静電潜像への飛翔を通常画像形成時より促進するための、通常の画像形成時とは異なる静電潜像現像条件は、
(1)前記現像ローラの回転方向において前記現像ギャップより上流側、且つ、前記規制部材より下流側に予め配置されたプレ飛翔手段と前記現像ローラとの間でトナーを予め往復飛翔させること(さらに言えば、前記現像ギャップより上流側、且つ、前記規制部材より下流側に予め配置されたトナープレ飛翔用電極にプレ飛翔バイアス印加電源からプレ飛翔バイアスを印加させて該電極と前記現像ローラとの間でトナーを予め往復飛翔させること)、
(2)前記規制部材に印加する規制バイアスを直流電圧に交流電圧を重畳した規制バイアスとするとともに該規制バイアスの直流電圧は前記現像バイアスにおける直流電圧に一致させた状態で該規制バイアスを該現像バイアスに対して調整すること、
(3)前記現像バイアスを構成する交流電圧のピークツーピーク電圧の大きさを調整すること、及び
(4)前記現像バイアスを構成する交流電圧の周波数を調整すること
のうち少なくとも前記(1)記載のとおり現像ローラとトナープレ飛翔電極間にトナーを予め往復飛翔させることで得ることができる。
ここで、上記(1)の「規制バイアスの調整」や(2)の「プレ飛翔手段の採用」は現像領域へ到来する現像ローラ上トナーの該現像ローラとの付着力を弱め、それにより現像ローラ上トナーの静電潜像への飛翔を通常画像形成時より促進するための「規制バイアスの調整」や「プレ飛翔手段の採用」である。
また、上記(3)の「交流電圧のピークツーピーク電圧の大きさの調整」(換言すればトナー飛翔のための電界の大きさの調整)や(4)の「交流電圧の周波数の調整」(換言すればトナーが飛翔し易くなるための周波数の調整)は、トナー飛翔を活発化し、それにより現像ローラ上トナーの静電潜像への飛翔を通常画像形成時より促進するための「交流電圧のピークツーピーク電圧の大きさの調整」や「交流電圧の周波数の調整」である。
以上説明したように本発明によると、
静電潜像担持体、該静電潜像担持体表面を帯電させる帯電装置、該帯電装置により帯電した静電潜像担持体表面の帯電域に画像露光を施して静電潜像を形成する露光装置及び該静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置を含み、該トナー像を被転写体へ転写でき、該現像装置は現像剤を担持して該現像装置に対応する静電潜像担持体に臨む現像領域へ搬送する現像ローラ及び該現像ローラにより現像領域へ搬送される途中の現像剤を規制する規制部材を含んでおり、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスの該現像ローラへの印加及び規制バイアスの該規制部材への印加のもとに、該静電潜像担持体上の静電潜像を現像ギャップを介するトナー飛翔にて現像するものであり、少なくとも一つの現像装置について、非画像形成時に、該現像装置の劣化トナーを該現像装置に対応する静電潜像担持体へ放出するためのトナー強制消費モードを設定でき、該モードにおいては、該静電潜像担持体に対応する露光装置により該静電潜像担持体にトナー強制消費用静電潜像を形成させ、該トナー強制消費用静電潜像を該現像装置で現像してトナー強制消費を行う画像形成装置であって、少なくとも一つの現像装置について、該現像装置の劣化トナーを対応する静電潜像担持体上へ円滑に効率よく放出することができ、それだけ良好な画像を形成できる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の1例を示している。 図1に示す画像形成装置は、タンデム型のフルカラープリンタである。このプリンタPは、駆動ローラ81とこれに対向するローラ82に巻き掛けられた無端の中間転写ベルト8を有している。転写ベルト8は、図示省略のベルト駆動部により駆動される駆動ローラ81により図中反時計方向(図中矢印方向)αに回される。
対向ローラ82には転写ベルト8上の2次転写残トナー等を清掃するクリーニング装置83が臨んでおり、駆動ローラ81には2次転写ローラ9が臨んでいる。クリーニング装置83に回収されるトナー等は図示省略の搬送手段にて廃棄容器へ送られる。
2次転写ローラ9の表層部は弾性材料で形成されており、図示省略の押圧手段にて駆動ローラ81に支持された中間転写ベルト8の部分に押圧され、中間転写ベルト8との間にニップ部を形成し、中間転写ベルト8の回転に従動して、或いは、後述するように該ニップ部に送り込まれる記録媒体Sの移動に従動して回転することができる。2次転写ローラ9には、図示省略の電源から2次転写バイアスを印加することができる。
中間転写ベルト8及び2次転写ローラ9の上方には定着装置FXが配置されており、下方にはタイミングローラ対TRが配置されており、さらにその下方に、記録紙等の記録媒体Sを収容した記録媒体収容カセット10が配置されている。
定着装置FXはハロゲンランプヒータ等の熱源を内蔵した定着加熱ローラとこれに圧接される加圧ローラとを含むものである。
記録媒体収容カセット10に収容された記録媒体Sは、媒体供給ローラ101にて1枚ずつ引き出してタイミングローラ対TRへ供給することができる。
中間転写ベルト8を巻き掛けたローラ81、82の間には、転写ベルト8に沿って、ローラ82から81に向けて、イエロー画像形成部Y、マゼンタ画像形成部M、シアン画像形成部C及びブラック画像形成部Kがこの順序で配置されている。
Y、M、C、Kの各画像形成部は、像担持体としてドラム型の感光体1を備えており、該感光体の周囲に帯電器2、露光装置3、現像装置4、1次転写ローラ5、クリーニング装置6及び除電器7がこの順序で配置されている。
1次転写ローラ5は転写ベルト8を間にして感光体1に対向しており、ベルトの走行に従動回転する。1次転写ローラ5には、感光体1上に形成されるトナー像をベルト8へ1次転写するための1次転写バイアスを図示省略の電源から印加できる。
露光装置3は、図示省略のパーソナルコンピュータ等から提供される画像情報に応じて、レーザービームの点滅により感光体1にドット(点)露光で画像露光を施せるものである。
各画像形成部における感光体1は、ここでは負帯電性の感光体であり、図示省略の感光体駆動モータにて図中時計方向回りに回転駆動できる。
各画像形成部における帯電器2は、それには限定されないが、本例ではスコロトロン帯電器であり、所定のタイミングで図示省略の電源から帯電用の電圧が印加される。
各画像形成部における現像装置4は、図2にも示すものであり、それには限定されないが本例では、非磁性トナー(ここでは負帯電性の非磁性トナー)を主体とする現像剤(所謂一成分現像剤)用いて、感光体1上に形成される静電潜像を、図示省略の電源から現像バイアスが印加される現像ローラ41で反転現像することができる。現像装置4については後ほどさらに説明する。
図5は図1のプリンタの制御回路の概略を示すブロック図である。このプリンタにおける各部はプリンタ全体の動作を制御する制御部Contの指示のもとに所定のタイミングで動作する。
このプリンタによると、Y、M、C、Kの画像形成部のうち1又は2以上を用いて画像を形成することができる。
画像形成部Y、M、C及びKのすべてを用いてフルカラー画像を形成する場合を例にとると、先ず、イエロー画像形成部Yにおいてイエロートナー像を形成し、これを転写ベルト8に1次転写する。
すなわち、イエロー画像形成部Yにおいて、感光体1が図中時計方向に回転駆動され、帯電器2にて表面が一様に所定電位に帯電され、該帯電域に露光装置3からイエロー画像用の画像露光が施され、感光体1上にイエロー用静電潜像が形成される。この静電潜像はイエロートナーを有する現像装置4の現像バイアスが印加された現像ローラ41にて現像されて可視イエロートナー像となり、該トナー像が1次転写ローラ5にて転写ベルト8上に1次転写される。このとき、1次転写ローラ5には図示省略の電源から1次転写バイアスが印加される。
同様にして、マゼンタ画像形成部Mにおいてマゼンタトナー像が形成されて転写ベルト8に転写され、シアン画像形成部Cにおいてシアントナー像が形成されて転写ベルト8に転写され、ブラック画像形成部Kにおいてブラックトナー像が形成されて転写ベルト8に転写される。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像はこれらが中間転写ベルト8上に重ねて転写されるタイミングで形成される。
かくして転写ベルト8上に形成された多重トナー像は転写ベルト8の回動により2次転写ローラ9へ向け移動する。
一方、記録媒体Sが記録媒体収容カセット10から媒体供給ローラ101にて引き出され、タイミングローラ対TRへ供給され、待機している。
このようにタイミングローラ対TRのところで待機する記録媒体Sは、中間転写ベルト8にて送られてくる多重トナー像に合わせて、転写ベルト8と2次転写ローラ9とのニップ部に供給され、図示省略の電源から2次転写バイアスが印加された2次転写ローラ9にて該多重トナー像が記録媒体S上に2次転写される。その後記録媒体Sは定着装置FXに通され、そこで多重トナー像が加熱加圧下に記録媒体Sに定着される。記録媒体Sはひき続き、排出ローラ対DRにて排出トレイDTに排出される。
トナー像のベルト8への1次転写において感光体1上に残留する転写残トナー等はクリーニング装置6で清掃され、2次転写によりベルト8上に残留する2次転写残トナー等はクリーニング装置83で清掃される。これら清掃除去されたトナーはそれぞれ図示省略の搬送手段にて廃棄容器へ送られる。感光体1に残留する電荷は除電器7により消去される。
以上説明したようにして画像形成されるのであるが、画像形成部Y、M、C、Kのそれぞれにおける現像装置4は図2、図3に示すように構成されており、制御部Contの指示のもとにトナー補給装置40からトナー補給を受けることができる。
図2は現像装置4の断面構造の概略を示しており、図3は現像装置4を背後からみたときの(感光体1とは反対側からみたときの)内部構造の概略を示している(但し、現像ローラ41及び供給ローラ42はその位置を鎖線で示している。)。
各現像装置4は、上室4Uと下室4Lとを備えており、これら上下の室の間には隔壁4Wが形成されている。
下室4Lには感光体1に臨む現像ローラ41及び現像ローラ41へトナーを供給するトナー供給ローラ42が設けられている。感光体1と現像ローラ41は僅かな現像ギャップDgをおいて対向している。トナー供給ローラ42は少なくとも表層部が発泡弾性材料からなるローラである。現像ローラ41とトナー供給ローラ42は図示省略の現像ローラ駆動モータにより共に図2中反時計方向に回される。現像ローラ41は、電源PW1から現像バイアス(ここでは直流電圧に交流電圧を重畳したバイアス)が印加される状態で感光体上潜像の現像に供される。
現像ローラ41に対しては、供給ローラ42のほか、トナー規制ブレード43及び除電部材45が接触している。トナー規制ブレード43は供給ローラ42にて現像ローラ41上へ供給され、現像領域へ向け搬送されるトナーの層厚を所定のものに規制するとともに該トナーを摩擦帯電させるもので、前記電源PW1による現像バイアスと同じタイミングで電源PW2から規制バイアス(ここでは直流電圧に交流電圧を重畳したバイアス)が印加される。
トナー供給ローラ42にもトナー供給のための供給バイアスが電源PW3から印加される。これら電源PW1、PW2、PW3は制御部Contの指示のもとに所定のタイミングで所定バイアスを印加する。供給ローラ42は現像装置内へ戻ってくるトナを現像ローラ41から剥がし落とすことも行う。
除電部材45は図示省略の電源から除電バイアスが印加され、現像領域で消費されずに現像装置内へ戻ってくるトナーから除電する。
電源PW1、PW2、PW3等のバイアス電源は制御部Contに制御される。電源PW1、PW2、PW3等の各バイアス電源は、支障がなければ、一部又は全部が他の電源と共通であってもよい。
現像装置上室4Uには上側トナー搬送スクリュー46が、下室4Lの上部には下側トナー搬送スクリュー47が設けられている。図3に示すように、上下室間の隔壁4Wには、その一端部の近傍部位にトナー流通開口P1が、他端部にトナー流通開口P2が形成されている。
スクリュー46、47は図示省略の駆動モータ(前記の現像ローラ駆動モータでもよい)に回転駆動され、それにより、現像装置4内にトナーが循環するようになっている。さらに言えば、下室4L内のトナーは現像に供されものがある一方、下側トナー搬送スクリュー47により一方の隔壁開口P1の下方領域から隔壁開口P2の方へ搬送されて該開口から上室4Uへ供給され、上側トナー搬送スクリュー46にて開口P2から開口P1の方へ搬送され、開口P1から下室4Lへ移動するように循環するものもある。
上側トナー搬送スクリュー46は前記隔壁開口P1よりさらに外側へ(図中左側へ)延びており、その部分はトナーを、前記開口P2とは反対側から開口P1へ向け搬送するスクリュー羽根を備えている。この部分に対しトナー補給装置40(図1では図示省略)からトナーを補給できるようになっている。
トナー補給装置40は制御部Contの指示のもとにトナーを補給する。制御部Contは、現像装置内トナー量検出装置48により検出されるトナー量から導かれる不足トナー量を補給装置40に補給させる。
トナー量検出装置48は、本例では、発光素子及び受光素子を含むもので、発光素子は制御部Contの指示のもとに点灯され、受光素子は発光素子から図示省略の導光部材を介して到来する光量に応じた電圧を出力する。すなわち、受光素子の出力電圧がトナー量検出装置48の検出出力であり、これは現像器内トナー量情報として制御部Contへ入力される。
トナー補給装置40から補給されるトナーは、上室4U内を隔壁開口P1の方へ送られ、同じく上室4U内を隔壁開口P2から隔壁開口P1の方へ循環搬送されてくるトナーと混じり合いながら開口P1から下室4Lへ落とされ、現像装置内既存のトナーと循環攪拌されつつ現像に供されていく。
プリンタPでは、制御部Contの制御のもとに、非画像形成時に所定のタイミングで現像装置4内の劣化トナーを該現像装置に対応する感光体1に放出するためのトナー強制消費モードが実行される。
ここで、「非画像形成時」とは、記録媒体Sへ転写出力するための画像を画像形成部Y〜Kのうち少なくとも一つを用いて形成する「画像形成時」以外の時であり、トナー強制消費モード設定のタイミングとしては、プリント(画像形成)ジョブ終了時等を例示できる。
プリンタPでは、画像形成部Y、M、C、Kのそれぞれにおける現像装置4についてトナー強制消費モードが実施される。
制御部Contは、トナー強制消費モードにおいては、画像形成部Y、M、C、Kのそれぞれにおいて、現像装置4内の劣化トナーの放出のためのトナー強制消費用静電潜像を露光装置3に指示して感光体1に形成させる。このとき、ベタパターン(図5参照)以外のパターン、例えば図6の網点パターン、或いは図7のラインパターンの静電潜像を感光体1上に形成させる。
従って、該トナー強制消費用静電潜像を現像装置4で現像したとき、該静電潜像のエッジ部分の近傍に劣化トナーが集まり、付着しやすく、それだけ効率よく劣化トナーを感光体1へ放出することができる。
またこのとき、制御部Contは、現像装置4による静電潜像現像条件を、現像領域へ到来する現像ローラ41上のトナーの静電潜像への飛翔を通常画像形成時より促進するように、通常の画像形成時の現像条件とは異ならせる。
具体的には、トナー規制部材43に印加する規制バイアス(規制ブレード印加バイアス)を調整する。
例えば、通常の画像形成時には、現像バイアス(現像ローラ印加バイアス)が図8(A)に例示するように、−320VのDC電圧に1400Vのピークツーピーク電圧Vppの交流電圧を重畳したバイアスであり、規制バイアスも直流電圧に交流電圧を重畳したバイアスであり、現像バイアスと同じタイミングでトナー規制部材43に印加され、ただし、現像電界がかかる位相(ここでの負帯電性トナーによる反転現像ではマイナス側位相)では現像バイアスより絶対値で大きい規制バイアス(図示例では電位差200V)が印加されるとする。
これに対し、トナー強制消費モードでは、制御部Contの指示のもとに、図8(B)に例示するように、現像電界がかかる位相での現像バイアスと規制バイアスの電位差を画像形成時のそれ(200V)より小さい値(図示例では100V)に調整するか、図8(C)に示すように、規制バイアスを現像バイアスと同電位にすることで、通常の画像形成時よりも現像ローラ41上のトナーの該現像ローラとの付着力を弱め、それにより現像ローラ上トナーのトナー強制消費用静電潜像へのトナー飛翔を促進するのである。
これにより、現像ローラ41から感光体1上のトナー強制消費用静電潜像へトナーが円滑に飛翔付着し、全体として、現像装置4の劣化トナーを対応する感光体1上へ円滑に移行させ、効率よく放出することができ、それだけ良好な画像を形成できる。
現像領域へ到来する現像ローラ41上のトナーの静電潜像への飛翔を通常画像形成時より促進するように、現像装置4による静電潜像現像条件を通常の画像形成時の現像条件とは異ならせることは、例えば次のようにしても行える。
(1)前記現像ローラの回転方向において前記現像ギャップ位置より上流側で、該現像ローラとの間でトナーをプレ飛翔させるプレ飛翔手段を採用する、
(2)前記現像バイアスを構成する交流電圧のピークツーピーク電圧の大きさを調整する(換言すれば、現像バイアスの振幅の大きさを調整する)、
(3)前記現像バイアスを構成する交流電圧の周波数を調整する(換言すれば、現像バイアスの周波数の調整する)、 (4)これら(1)〜(3)及び前記規制バイアスの調整のうち2以上を組み合わせる。
「プレ飛翔手段」としては、例えば図9に示すように、現像ローラ41の回転方向において現像ギャップDgの位置より上流側で、ギャップDgと同程度のギャップをおいて現像ローラ41に臨む電極PEと、トナー強制消費モードにおいて制御部Contの指示のもとに電極PEにプレ飛翔バイアスを印加する電源PW4等を含む手段を例示できる。トナー強制消費モードにおいては、電極PEに電源PW4からプレ飛翔バイアスが印加されることで、現像領域へ到来する前の現像ローラ上トナーを電極PEとの間に往復プレ飛翔させ、それにより現像ローラ41へのトナー付着を弱め、それにより現像ローラ上トナーのトナー強制消費用静電潜像へのトナー飛翔を促進することができる。
なお、感光体1上に形成された強制消費トナー像は、1次転写ローラ5にて中間転写ベルト8へ転写され、クリーニング装置83にてベルト8から除去清掃される。なお、このとき、2次転写ローラ9はベルト8から図示省略の駆動手段により離反させておく。
次にコニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社製のタンデム型フルカラープリンタmagicolor5570 を用い、且つ、シアン色トナーの現像装置について、記録媒体として白紙記録紙を用い、画像形成時の印字率を0%印字、つまり白紙現像として2500枚画像形成動作を行わせるとともに画像形成枚数100枚目毎に1度トナー強制消費を行い、2500枚目の記録紙におけるトナーカブリを評価した。白紙現像における感光体1上のトナーカブリは主として劣化トナーに起因するものである。
通常の画像形成における感光体帯電電位は−500V程度であり、露光装置のレーザー強度は300〔μW〕である。ここで「レーザー強度」とは、感光体上の面光量をレーザーパワーメータで測定した場合の値〔μW〕である。
また、通常の画像形成における現像バイアスは−320VのDC電圧に1400Vのピークツーピーク電圧の交流電圧を重畳したバイアスである。規制バイアスも直流電圧に交流電圧を重畳したバイアスであり、現像バイアスと同じタイミングでトナー規制部材に印加され、ただし、現像電界がかかる位相(ここでの負帯電性トナーによる反転現像ではマイナス側位相)では図8(A)に示すように現像バイアスより絶対値で大きい規制バイアス(図示例では電位差200V)が印加される。
また、通常の画像形成における現像バイアスの周波数(交流成分の周波数)は2kHzである。
通常画像形成ではプレ飛翔用電極(図9に例示する電極PEのような電極)によるプレ飛翔はない。
プレ飛翔用電極を採用する場合には、電極としてステンレススチール製の針金(直径0.5mm)を用い、これを現像ギャップ(本例では135μm)を示す位置から現像ローラ表周面に沿っ上流側へ1cm離れた位置で、現像ローラからその半径方向に135μm離れて、現像ローラ回転中心線方向と並行に張設し、この針金に、白紙画像形成を行うときと同様の電界が現像ローラと該針金間にかかるように電圧を印加する。
結果を次表に示す。次表において、「規制バイアス」欄における「−200V」、「−100V」、「同電位」は現像電界がかかるマイナス側位相での現像バイアスに対する規制バイアスのマイナス方向への電位差を表している。「−200V」は通常画像形成時のものと同一である。
「プレ飛翔」欄において「あり」はプレ飛翔用電極によるトナーのプレ(前)飛翔がある場合を示し、「なし」はそれが無い場合を示している。
Vpp欄において「変化なし」は画像形成時と同じVpp=1400Vであり、「200Vup」は、Vpp=1600Vである。
次表において、「強制消費率」とは、白ベタ画像に対してどれだけの印字面積率で強制トナー消費を行うかを表している。つまりパーセンテージが大きいほど、強制トナー消費量が大きいことを示している。
強制消費パターン欄における「ベタパターン」は図5のパターンであり、「網点パターン」は図6のパターンであり、「ラインパターン」は図7のパターンである。
このようなパターンで強制消費を行い、消費量としては、網点パターンやラインパターンの場合は白紙部に付着したトナーも含めた量としている。
カブリ評価は、2500枚画像形成後、白ベタ現像中に無理やりプリンタを停止させ、その際に感光体上に付着しているカブリトナーを片面に感圧性接着剤層を有する透明テープ(通称セロハンテープ)に付着させ、該テープを白紙記録紙に貼り着けて透過濃度をミノルタ社製透過濃度計CR−241にて測定し、評価したものである。
このときの評価としてc*によってランク付けを行い、感光体回転中心軸線方向の感光体長手方向(幅方向)における3点のc*値の平均値で以下のとおりランク付けし、5未満をカブリが実質上ないと言える良好な状態「○」とし、5以上は不良「×」とした。
ランク1:c*7以上
ランク2:c*6以上7未満
ランク3:c*5以上6未満
ランク4:c*4以上5未満
ランク5:c*4未満
なお、c*については、色の表示方法である、それ自体知られているLab表示方法〔JIS(JISZ8729)〕において色度を示すa*、b*から求められる色の彩度を表すc*に着目し、カブリトナーが多くなるとc*が大きくなることを利用してc*の値によってカブリランクを付け、評価したものである。
ここでは、実用上許容できるであろう強制消費量率2.5%のときにおける評価を総合評価の判定基準とした。
実施例1、2と比較例2とから、また、実施例10と比較例3とから、規制バイアスを低減することで現像ローラとトナーとの付着力を低減させて、現像ローラから感光体へのトナー飛翔開始を早め、それにより劣化トナーを排出する機会を増やし、劣化トナーを効率よく放出できることが分かる。
実施例3と比較例2、実施例9と比較例3とから、プレ飛翔手段を採用することでも、現像ローラとトナーとの付着力を低減でき、効率よく劣化トナーを放出できることが分かる。
実施例4、5と比較例2とから、また、、実施例11と比較例3とから、現像バイアスの周波数を増加させることで、通常画像形成時の周波数のときよりトナーの往復飛翔回数が増え、それにより劣化トナーが放出される機会が増えるとともに、現像ローラ上に付着したトナーの吐き出し効果が上がり、より効率よく劣化トナーを放出できることが分かる。
実施例6と比較例2とから、また、実施例12と比較例3とから、トナー強制消費時の現像バイアスの振幅(Vpp)を上げることで、現像ローラからのトナー飛翔開始を早め、それにより劣化トナーを排出する機会を増やし、劣化トナーを効率よく放出できることが分かる。
実施例7、8、13等から、規制バイアスの低減、プレ飛翔手段の採用、現像バイアス振幅の増加及び現像バイアス周波数の増加のうち2以上を組み合わせ採用することでも、現像ローラとトナーとの付着力を低減でき、効率よく劣化トナーを放出できることが分かる。
以上説明したプリンタはタンデム型のフルカラープリンタであったが、本発明はモノクロ画像形成装置にも適用でき、また、他のタイプの多色画像形成装置(例えば、いわゆる4サイクル型フルカラープリンタ)等にも適用できる。
本発明は、劣化トナーを効率よく現像装置から静電潜像担持体へ放出できる画像形成装置を提供することに利用できる。
本発明に係る画像形成装置の1例の構成の概略を示す図である。 図1の画像形成装置における現像器の断面構造の概略を示す図である。 図2の現像器を背後からみたときの内部構造の概略を示す図である。 図1の画像形成装置の制御回路の概略を示すブロック図である。 トナー強制消費のパターン例(ベタパターン)を示す図である。 トナー強制消費のパターンの他の例(網点パターン)を示す図である。 トナー強制消費のパターンのさらに他の例(ラインパターン)を示す図である。 図8(A)は現像バイアスと規制バイアスの通常画像形成時の関係を示す図であり、図8(B)及び図8(C)のそれぞれは、トナー強制消費モードにおいて規制バイアスを低減する例を示す図である。 プレ飛翔用電極を設けた現像装置例を示す図である。
符号の説明
Y イエロー画像形成部
M マゼンタ画像形成部
C シアン画像形成部
K ブラック画像形成部
1 感光体
2 帯電装置 3 画像露光装置
4 現像装置 41 現像ローラ
42 トナー供給ローラ
43、44 トナー規制ブレード
45 除電部材
4U 上室
4L 下室
4W 隔壁
P1、P2 隔壁開口
46 上側トナー搬送スクリュー
47 下側トナー搬送スクリュー
40 トナー補給装置
48 現像装置内トナー量検出装置
PW1 現像バイアス電源
PW2 規制バイアス電源
PW3 供給バイアス電源
5 1次転写ローラ
6 クリーニング装置
8 中間転写ベルト
81 駆動ローラ
82 対向ローラ
83 クリーナ
9 2次転写ローラ
10 記録媒体供給カセット
101 記録媒体供給ローラ
TR タイミングローラ対
FX 定着装置
DR 記録媒体排出ローラ対
DT 記録媒体排出トレイ
S 記録媒体
Cont 制御部
PE プレ飛翔用電極
PW4 プレ飛翔バイアス電源

Claims (1)

  1. 静電潜像担持体、該静電潜像担持体表面を帯電させる帯電装置、該帯電装置により帯電した静電潜像担持体表面の帯電域に画像露光を施して静電潜像を形成する露光装置及び該静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置を含み、該トナー像を被転写体へ転写でき、該現像装置は現像剤を担持して該現像装置に対応する静電潜像担持体に臨む現像領域へ搬送する現像ローラ及び該現像ローラにより現像領域へ搬送される途中の現像剤を規制する規制部材を含んでおり、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスの該現像ローラへの印加及び規制バイアスの該規制部材への印加のもとに、該静電潜像担持体上の静電潜像を現像ギャップを介するトナー飛翔にて現像するものであり、少なくとも一つの現像装置について、非画像形成時に、該現像装置の劣化トナーを該現像装置に対応する静電潜像担持体へ放出するためのトナー強制消費モードを設定でき、該モードにおいては、該静電潜像担持体に対応する露光装置により該静電潜像担持体にトナー強制消費用静電潜像を形成させ、該トナー強制消費用静電潜像を該現像装置で現像してトナー強制消費を行う画像形成装置であり、該トナー強制消費モードにおいては、露光装置にトナー強制消費用静電潜像を静電潜像担持体に形成させるにあたり、該トナー強制消費用静電潜像としてベタ画像用静電潜像以外のパターンの静電潜像を形成させ、且つ、トナー強制消費対象現像装置による静電潜像現像条件を、現像領域へ到来する現像ローラ上トナーの静電潜像への飛翔を通常画像形成時より促進するように、
    (1)前記現像ローラの回転方向において前記現像ギャップより上流側、且つ、前記規制部材より下流側に予め配置されたトナープレ飛翔用電極にプレ飛翔バイアス印加電源からプレ飛翔バイアスを印加させて該電極と前記現像ローラとの間でトナーを予め往復飛翔させること、
    (2)前記規制部材に印加する規制バイアスを直流電圧に交流電圧を重畳した規制バイアスとするとともに該規制バイアスの直流電圧は前記現像バイアスにおける直流電圧に一致させた状態で該規制バイアスを該現像バイアスに対して調整すること、
    (3)前記現像バイアスを構成する交流電圧のピークツーピーク電圧の大きさを調整すること、及び
    (4)前記現像バイアスを構成する交流電圧の周波数を調整すること
    のうち少なくとも前記(1)記載のとおり現像ローラとトナープレ飛翔電極間にトナーを予め往復飛翔させることで、通常の画像形成時の現像条件とは異ならせることを特徴とする画像形成装置。
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