JP5121968B2 - 情報処理装置及びその動作制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電波を輻射するアンテナが実装されたディスプレイユニットを有する情報処理装置及びその動作制御方法に関する。
パーソナルコンピュータなどの情報処理装置においては、他の機器と無線通信を行えるようにディスプレイユニットにアンテナが実装されているものがある。例えば、特許文献1には、ディスプレイユニットの上部および側部にアンテナを実装することが開示されている。
また、近年では、表示部にタブレットを有するディスプレイユニットがヒンジを介して本体に回動可能に取り付けられたタブレットPCと呼ばれる情報機器も普及しつつある。この種の情報機器は、一般に、タブレット面が上方を向くようにディスプレイユニットの背面を本体の上面に合わせることにより、タブレットモードと呼ばれるタブレット使用形態が実現される。
米国特許第6,426,723号明細書
ところで、電波を輻射するアンテナが実装されたタブレットPCを使用する場合、特にタブレット使用形態でタブレットPCを使用する場合においては、当該アンテナがユーザの体(腹部、胸部など)に接近する状況が生じる場合がある。このような場合、情報機器が電波に関連する法令に定められる基準を満たさない可能性がある。わが国においては、総務省令・無線設備規則により、人体が吸収する電磁波のエネルギーの度合いを表す物理量である比吸収率(SAR: Specific Absorption Rate)の上限値が定められており、これを遵守することが義務付けられている。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、電波に関する法令に定められる基準を満たす情報機器及びその動作制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、表示部を有するディスプレイユニットと、前記ディスプレイユニットの短辺に近接して配置される第1のアンテナと、前記ディスプレイユニットの長辺に近接して配置される第2のアンテナと、前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナの機能を制御するアンテナ制御手段とを有し、前記アンテナ制御手段は、前記ディスプレイユニットの短辺が前記表示部の手前側に位置する場合は前記第1のアンテナを受信用アンテナとし、前記第2のアンテナを送受信用アンテナとして設定することを特徴とする。
また本発明に係る情報処理装置の動作制御方法は、表示部を有するディスプレイユニットの短辺に近接して第1のアンテナを配設し、前記ディスプレイユニットの長辺に近接して第2のアンテナを配設してなる情報処理装置の動作制御方法であって、前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナの機能を制御するアンテナ制御手段とを有し、前記アンテナ制御手段は、前記ディスプレイユニットの短辺が前記表示部の手前側に位置する場合は前記第1のアンテナを受信用アンテナとし、前記第2のアンテナを送受信用アンテナとして設定することを特徴とする。
電波に関する法令に定められる基準を満たす情報処理装置及びその動作制御方法を提供する。
本発明の第1、第2実施形態に係る情報処理装置の外観を示す斜視図。 上記実施形態に係るディスプレイユニットを本体側に閉じた状態を示す図。 上記実施形態に係るアンテナの配置に関する変形例を示す図。 上記実施形態に係るタブレットモードでの使用形態を説明するための図。 上記実施形態に係るタブレットモードでの使用形態例を説明するための図。 上記実施形態に係るタブレットPCのシステム構成例を示すブロック図。 上記実施形態に係る無線LANコントローラの構成例を示すブロック図。 上記実施形態に係るタブレットPCの機能構成例を示すブロック図。 上記実施形態に係るユーティリティの機能構成例を示す図。 本発明の第1実施形態に係る処理の手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態に係る処理の手順を示すフローチャート。 本発明の第3実施形態に係る要部の構成を示すブロック図。 本発明の第4実施形態に係る要部の構成を示すブロック図。
本発明は、ディスプレイユニットが装置本体となる単一筐体で構成されるタブレット入力装置、およびディスプレイユニットが本体に回動可能に設けられたタブレットPC等のコンピュータ機器のいずれに於いても実現可能である。
以下、ディスプレイユニットが本体に回動可能に設けられたコンピュータ機器を例に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の第1および第2実施形態に係る情報処理装置の外観構成を図1に示す。
同図に示される情報処理装置は、例えばタブレットPCと呼ばれるパーソナルコンピュータである。タブレットPC100は、液晶パネル(表示部)230にタブレットを有するディスプレイユニット200がヒンジ120を介して本体300に回動可能に取り付けられた構造を有する。このような構造により、ディスプレイユニット200は、ヒンジ120を軸として自由に回転することができ、例えば液晶パネル230の表示面を外側に向けてディスプレイユニット200を本体300に閉じることができる。図1においては、液晶パネル230の表示面を内側に向けてディスプレイユニット200を本体300から開いた状態(「ラップトップモード」(もしくは「通常モード」)と呼ばれるラップトップ使用形態に相当)が示されている。
ディスプレイユニット200には、隣接する2辺の内側部に無線LAN用アンテナ210A,210Bが設けられている。これらのアンテナ210A,210Bは、互いに90°異なる角度で設置され、異なる偏波を受信することができる。ディスプレイユニット200を開いた状態において、アンテナ210Aは、例えばディスプレイユニット200の面上部に設けられ、一方、アンテナ210Bは、例えばディスプレイユニット200の面側部に設けられる。また、アンテナ210Aは、例えばディスプレイユニット200内の背面側に設けられ、アンテナ210Bは、例えばディスプレイユニット200の前面側(液晶パネル230の表示面側)に設けられる。勿論、アンテナ210Aがディスプレイユニット200の前面側に、アンテナ210Bがディスプレイユニット200の背面側に設けられてもよい。アンテナ210A,210Bのうち、いずれか一方は受信および送信が可能な(即ち、電波を輻射する)送受信用アンテナとして用いられ、もう一方は受信のみを行う受信用アンテナとして用いられる。以下では、初期状態時、アンテナ210Aを受信用アンテナ、アンテナ210Bを電波を輻射する送受信用アンテナとして用いるものとして説明する。
一方、本体300には、アンテナ210A,210Bに接続された無線モジュールとして、無線LANコントローラ310A,310Bが実装されている。また、給電ケーブル220Aがディスプレイユニット200の左側面近傍を通るようにアンテナ210Aから延び、ヒンジ120を通って無線LANコントローラ310Aに接続されている。同様に、給電ケーブル220Bがアンテナ210Bから下方向に延び、ヒンジ120を通って無線LANコントローラ310Bに接続されている。上記初期状態時に於いて、無線LANコントローラ310Aはアンテナ210Aで受信した受信信号をシステム内部で扱うデータに変換(復調)してシステムバス(例えばPCIバス)に送出する。無線LANコントローラ310Bはアンテナ210Bで受信した受信信号をシステム内部で扱うデータに変換してシステムバスに送出するとともに、システムバス経由で受けた情報をもとに送信データを生成し、当該送信データを変調してアンテナ210Bから送信出力する。例えばタブレット面を操作して入力された情報をもとに送信データを生成し、当該送信データをアンテナ210Bから送信出力する。このアンテナ210A,210Bと、無線LANコントローラ310A,310Bとは固定接続ではなく、モジュール内部に設けられたアンテナ切替部(図7に示す符号313参照)によって切り替え可能である。このアンテナ切替部により切り替えが行われると、アンテナ210Aが給電ケーブル220Aを介して無線LANコントローラ310Bに接続され、アンテナ210Bが給電ケーブル220Bを介して無線LANコントローラ310Aに接続されて、受信用であったアンテナ210Aが電波を輻射する送受信用アンテナとなり、送受信用であったアンテナ210Bが受信用アンテナとなる。
図2(a)には、液晶パネル230を内側に向けてディスプレイユニット200を本体300側に閉じた状態が示されている。一方、図2(b)には、液晶パネル230を外側に向けてディスプレイユニット200を本体300側に閉じた状態、即ち、ディスプレイユニット200の前面と対向する背面が本体300の上面と対向するように位置した状態(「タブレットモード」と呼ばれるタブレット使用形態に相当)が示されている。この図2(a),(b)では、給電ケーブル220A,220B、無線LANコントローラ310A,310B等を省略して示している。
上記図2(a)及び図2(b)の例に示されるアンテナ210A,210Bの配置を、例えば図3(a)及び図3(b)の例に示されるように変えても構わない。この図3(a),(b)は、アンテナ210Aおよびアンテナ210Bがそれぞれディスプレイユニット200内の背面側に設けられたアンテナ配置例を示している。
図4は、タブレットモードにおける使用形態の種類を説明するための図である。また、図5は使用形態の違いを説明するための図である。使用形態は、大別してタブレットデバイスを縦長方向で使用する「ポートレート」(縦長表示)と、タブレットデバイスを横縦長方向で使用する「ランドスケープ」(横長表示)とに分類される。
タブレットモードにおいては、図4(a)乃至(d)に示されるように「ポートレートA」(プライマリ・ポートレート)と「ポートレートB」(セカンダリ・ポートレート)と「ランドスケープA」(プライマリ・ランドスケープ)と「ランドスケープB」(セカンダリ・ランドスケープ)との4種類の使用形態が考えられる。図4(a)乃至(d)には使用時に於けるユーザのタブレット面視認方向とユーザの体(腹部、胸部等)に最も接近するディスプレイユニット200の一辺を符号Xと矢印で示している。
図4(a)に示されるポートレートAの使用例ではヒンジ120が右側に位置している。図4(b)に示されるポートレートBの例ではヒンジ120が左側に位置している。図5(a)には、ユーザがポートレートでタブレットPC100を使用する場合の使用状態例が示されている。
図4(c)に示されるランドスケープAの例ではヒンジ120が下側に位置している。図4(d)に示されるランドスケープBの例ではヒンジ120が上側に位置している。図5(b)には、ユーザがランドスケープでタブレットPC100を使用する場合の使用状態例が示されている。
これらの各使用形態において、使用形態が変更されると、これに伴って表示部230に表示される画像の向きが変更される。例えばユーザがタブレットモードで図4(a)に示されるポートレートAから図4(c)に示されるランドスケープAに変更したとき、表示部230に表示される文字画像は、ポートレートAで正しく視認できる(すなわちヒンジ120が右側に位置した状態で正しく視認できる)状態から、ランドスケープAで正しく視認できる(すなわちヒンジ120が下側に位置した状態で正しく視認できる)状態に表示画像の向きが変化する。またタブレットモードで図4(a)に示されるポートレートAから図4(b)に示されるポートレートBに変更したとき、表示部230に表示される文字画像は、ポートレートAで正しく視認できる(すなわちヒンジ120が右側に位置した状態で正しく視認できる)状態から、ポートレートBで正しく視認できる(すなわちヒンジ120が左側に位置した状態で正しく視認できる)状態に変化する。さらにランドスケープAからランドスケープBに変化したとき、ランドスケープBからポートレートBに変化したとき、ポートレートBからポートレートAに変化したとき等、4種の各使用形態に於いて、使用形態が変更されると、これに伴って表示部230に表示される画像の向きが表示内容を正しく視認できる表示の向きに変更される。
上記した各使用形態のうち、図4(a),(c),(d)に示されるポートレートA、ランドスケープA、ランドスケープBの各使用例では電波を輻射するアンテナ210Bがユーザの体(胴体)から離れた位置にある。図4(b)に示されるポートレートBの例では電波を輻射するアンテナ210Bがユーザの体(例えば腹部若しくは胸部等)に最も接近した、表示部230の手前側に位置している。
本発明の第1実施形態では、アンテナ210Aが受信用、210Bが送受信用となっているアンテナ使用状態(初期状態)に於いて、ディスプレイユニット200の向きが変更されて、タブレットモードの使用形態が図4(b)に示すポートレートBとなったとき、表示部230の手前側に位置するアンテナ210Bを電波を輻射する送受信用アンテナから受信用アンテナに切り替え、ディスプレイユニット200の右側に位置するアンテナ210Aを受信用アンテナから送受信用アンテナに切り替える。さらにタブレットモードでの使用時に、ポートレートBから他の使用形態、例えば図4(d)に示すランドスケープBに変更されると、表示部230の手前側に位置するアンテナ210Aを電波を輻射する送受信用アンテナから受信用アンテナに切り替え、ディスプレイユニット200の左側に位置するアンテナ210Bを受信用アンテナから送受信用アンテナに切り替える(初期状態に戻す)。
このようなアンテナの切り替え制御により、タブレットモードでの使用時に於ける送信電波の輻射によるユーザ(人体)への吸収量を低減させて電波に関する法令を遵守した無線通信機能を実現するとともに、電波の輻射効率が人体により妨げられる不具合を解消して効率の良い無線通信を期待できる。
上記した使用形態にもとづくアンテナ切替制御機能を備えたタブレットPC100のシステム構成例を図6に示す。
タブレットPC100の本体300は、CPU111、ノースブリッジ112、主メモリ113、グラフィクスコントローラ114及びサウスブリッジ115を有する。本体300は、さらにBIOS−ROM120、ハードディスクドライブ(HDD)130、光ディスクドライブ(ODD)140、LANコントローラ151、無線LANコントローラ310A,310B、カードコントローラ153、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)160、および電源回路170を有する。
CPU111は、コンピュータ(タブレットPC100)の動作を制御するプロセッサである。このCPU111は、ブートデバイス、例えばHDD130から主メモリ113にロードされるオペレーティングシステム(OS)を実行する。またCPU111は、各種アプリケーションプログラムを実行する。またCPU111は、BIOS−ROM120に格納されたシステムBIOS(Basic Input Output System)も実行する。システムBIOSはハードウェア制御などを行うプログラムである。このCPU111が実行するユーティリティ(プログラム)のアンテナ切替制御処理ルーチンを図10に示し、第2実施形態に係るユーティリティのアンテナ切替制御処理ルーチンを図11に示している。この各処理については後述する。
ノースブリッジ112は、CPU111のローカルバスとサウスブリッジ115との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ112には、主メモリ113をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ112は、AGP(Accelerated Graphics Port)バスなどを介してグラフィクスコントローラ114との通信を実行する機能も有している。
グラフィクスコントローラ114は、液晶パネル230などを制御する表示コントローラである。グラフィクスコントローラ114はビデオメモリ(VRAM)114aを有しており、当該VRAM114aに書き込まれた表示データから、液晶パネル(表示部)230に表示すべき表示イメージを形成する映像信号を生成する。
サウスブリッジ115は、BIOS−ROM120へのアクセスを制御する。BIOS−ROM120はフラッシュROMのような書き換え可能な不揮発性メモリである。前記したようにBIOS−ROM120は、システムBIOSを格納する。またサウスブリッジ115は、HDD130及びODD140などのディスクドライブ(I/Oデバイス)を制御する。さらにサウスブリッジ115は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス2及びLPC(Low Pin Count)バス3にそれぞれ接続される。サウスブリッジ115は、PCIバス2及びLPCバス3上の各デバイスを制御する。PCIバス2はシステムバスとして用いられる。
HDD130は、各種ソフトウェア及びデータを格納するストレージ装置である。HDD130は、モータにより回転される磁気記録メディア(磁気ディスク)に対してデータの書き込み/読み出しを行う。HDD130には、オペレーティングシステム(OS)が予め格納されている。OSはBIOS−ROM120に格納されているシステムBIOSに従って主メモリ113にロードされることにより、CPU111によって実行される。
ODD140はコンパクトディスク(CD)やデジタル多用途ディスク(DVD)のような光記録メディア(光ディスク)をモータにより回転駆動するドライブユニットである。ODD140は光ディスクから/へのヘッド(光ヘッド)によるデータの読み出し/書き込みを行う。
PCIバス2には、LANコントローラ151、無線LANコントローラ310A,310B及びカードコントローラ153が接続されている。LANコントローラ151は、本体300をLAN(有線LAN)に接続するためのネットワークコントローラである。無線LANコントローラ310A,310Bは、本体300を無線LANに接続するためのネットワークコントローラである。カードコントローラ153は、当該カードコントローラ153と接続されるカードスロットに挿入されたPCカード或いはSD(Secure Digital)カードのようなカードデバイスを制御する。
EC/KBC160は、電源管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13及びタブレット面を構成するタッチパッド16などを制御するキーボードコントローラとが単一チップに集積されたマイクロコンピュータである。EC/KBC160は、電源回路170と協調して動作することにより、ユーザによるパワーボタンスイッチ14の操作に応答して、コンピュータ10を電源オンする電源制御機能を有している。また、EC/KBC160は、加速度センサ15やヒンジ状態センサ11から送られる各検出信号を受け、各種の状態を示す情報を上記図4(a)乃至(d)に示した各使用形態並びに使用モード(タブレットモード/ラップトップモード)を判別するための情報としてBIOS、ドライバ、もしくはOSへ通知することができる。
加速度センサ15は、空間上の3軸方向に関して外部から与えられる加速度を検出するものである。ヒンジ状態センサ11は、ヒンジ120の状態(即ち、本体300に対するディスプレイユニット200の状態)を検出するものである。これら各センサの検出信号がEC/KBC160を介し、タブレットモード/ラップトップモード、さらには上記図4(a)乃至(d)に示した各使用形態を判別するための情報としてBIOS、ドライバ、もしくはOSへ通知される。なお、この実施形態では、上記ヒンジ状態センサ11および加速度センサ15により、上記図4(a)乃至(d)に示す各種使用形態を判別しているが、上記各使用形態の判別は、例えばディスプレイユニット200に使用形態の変更を指示する操作ボタンを設けて、当該ボタンが所定の時間押下された場合に、この操作信号をトリガにして加速度センサ15の検出信号をもとに使用形態を認識する方法や、ユーザの選択操作で使用形態を指定する方法等を適用することも可能である。これらの各種方法を用いた場合であってもディスプレイユニット200の向きによって電波を輻射するアンテナ210Bが表示部230の手前側に位置するポートレートBの使用形態となったとき、表示部230に表示される画像の向きをディスプレイユニット200の向きに対応させないように制御する制御機能が実現可能である。
電源回路170は、リチャージャブルなバッテリ171または高電圧電源としてのACアダプタ172を介して供給されるDC電源を用いて、本体300の各要素に印加すべきシステム電源電圧を生成する。ACアダプタ172は、AC電源をDC電源に変換する。
アンテナ210A,210Bに接続される無線LANコントローラ310A,310Bの構成例を図7に示す。
無線LANコントローラ310A,310Bは、それぞれRF(Radio Frequency)部311、水晶発信部312、およびベースバンド処理部313を備える。さらに無線LANコントローラ310A,310Bは、使用するアンテナ210A,210Bを送受信用/受信用に切り替えるアンテナ切替部313を備える。
RF部311は、給電ケーブル220A(220B)を介してアンテナ210A(210B)から入力された高周波信号を水晶発信部312の発信周波数に基づいて低周波信号に変換し、ベースバンド処理部313に出力する。また、ベースバンド処理部313から出力されるベースバンド信号を水晶発信部312からの発信周波数に基づいて高周波信号に変換(変調)し、給電ケーブル220A(220B)を介してアンテナ210A(210B)に出力する。
ベースバンド処理部313は、RF部311から出力されたベースバンド信号にアナログ/デジタル変換を施して、CPU111が処理可能なデジタル信号に変換し、バス2に出力する。また、バス2から入力されたデジタル信号にデジタル/アナログ変換を施してベースバンドのアナログ信号にし、RF部311に出力する。
アンテナ切替部313は、図8に示すECから送出される切替制御信号(SA)にもとづいて使用するアンテナ210A,210Bを切り替える。このアンテナ切り替えは、無線モジュール(無線LANコントローラ310A,310B)が相互にアンテナの切り替えを行うことにより行われる。例えば無線LANコントローラ310Aがアンテナ210Aに接続され、無線LANコントローラ310Bがアンテナ210Bに接続された状態にあるとき、各無線LANコントローラ310A,310Bのアンテナ切替部313が切替制御信号(SA)を受けると、無線LANコントローラ310Aに於けるアンテナ210Aから210Bへの切り替えと、無線LANコントローラ310Bに於けるアンテナ210Bから210Aへの切り替えが同時に行われる。このように、無線LANコントローラ310A,310Bは、アンテナ切替部313が切替制御信号(SA)を同時に受けて、相互にアンテナ210A,210Bの切り替えを行う。なお、この実施形態ではアンテナ210A,210Bに接続される無線コントローラとして無線LANコントローラ310A,310BをPCIバス2上に設けた構成を例示しているが、上記無線コントローラを例えばサウスブリッジ115に設けられる図示しないUSBバス等の汎用バス上に設けた構成であってもよい。
上記図6に示したシステム構成に於いて、ディスプレイユニット200の向きによって電波を輻射するアンテナ210Bが表示部230の手前側に位置するポートレートBの使用形態となったときに、アンテナ210Aを電波を輻射するアンテナに、アンテナ210Bを受信用アンテナに切り替えるアンテナ切替制御機能を実現するための機能構成要素を図8に示す。
図8に於いて、EC400は、加速度センサ15から得られる加速度の情報やヒンジ状態センサ11から送られるヒンジ状態の情報を、BIOS401等を経由してOS403へ伝えることができる。なお、これらの情報は、EC400を経由せずにOS403へ伝わるように構築することも可能である。
BIOS401は、加速度の情報やヒンジの状態情報などを取得し、それらをOS403へ通知することができる。ドライバ402は、OS403の制御の下に無線LANコントローラ310A,310Bを制御する。
OS403は、BIOS401から得られる加速度の情報やヒンジの状態情報に基づいてタブレットPCの使用形態(タブレットモード/ラップトップモード、および図4(a)乃至(d)に示すタブレットモードでの各種使用形態など)を認識したり、自身が持っている表示に関する情報に基づいて現在の表示画像の向きを認識することができる。また、取得される加速度の情報やヒンジの状態情報に基づいてタブレットPCの使用形態を認識し、この使用形態に応じて表示部230に表示される画像の向きを適切に切り換えることができる(すなわちタブレットモードに於いて図4(a)乃至(d)に示される4種類の表示形態のいずれかへの切り換えができる)。また、OS403は、所定の通信モジュール(3Gモジュール等)を通じてキャリア情報(接続先事業者の情報など)を得ることもできる。これらの情報はユーティリティ404に渡され、使用形態に応じた表示(表示画像の向き)の制御に使用される。
ユーティリティ404は、図9に示されるように、状態認識部501、使用形態制御部502、接続先事業者の事業者テーブル503等を備えている。なお、この状態認識部501、使用形態制御部502、および事業者テーブル503はユーティリティ404に設けられる必要は必ずしもなく、一部の機能を他のソフトウェアもしくはハードウェアが担うように構成してもよい。
事業者テーブル503には、タブレットPC100が使用する無線環境を提供する接続事業者毎に、上記したタブレットモードでの使用形態に応じたアンテナ切替制御機能を有効にするか無効にするかが設定されている。この事業者テーブル503を用いた処理については図11を参照して後述する。
状態認識部501は、BIOS401(もしくはOS403)から得られる加速度の情報やヒンジの状態情報とOS403から得られる表示画像の向きの情報とに基づき、タブレットPC100の使用形態(タブレットモード/ラップトップモード、および図4(a)乃至(d)に示すタブレットモードでの各種使用形態などを認識する。タブレットモードにおいては、図4(a)乃至(d)に示されるように「ポートレートA」、「ポートレートB」「ランドスケープA」、「ランドスケープB」の各使用形態を認識する。
使用形態制御部502は、状態認識部501が認識した使用形態に基づいて表示部230に表示される画像の向きを制御する。例えばユーザがタブレットモードで図4(a)に示されるポートレートAから図4(c)に示されるランドスケープAに変更したとき、表示部230に表示される文字画像を、ポートレートAで正しく視認できる(すなわちヒンジ120が右側に位置した状態で正しく視認できる)状態から、ランドスケープAで正しく視認できる(すなわちヒンジ120が下側に位置した状態で正しく視認できる)状態に表示画像の向きを切替制御する。またタブレットモードで図4(a)に示されるポートレートAから図4(b)に示されるポートレートBに変更したとき、表示部230に表示される文字画像を、ポートレートAで正しく視認できる(すなわちヒンジ120が右側に位置した状態で正しく視認できる)状態から、ポートレートBで正しく視認できる(すなわちヒンジ120が左側に位置した状態で正しく視認できる)状態に表示画像の向きを切替制御する。
さらに使用形態制御部502は、状態認識部501が認識した使用形態に基づいて送受信用アンテナと受信用アンテナとを切替制御するアンテナ切替制御機能を具備する。
このユーティリティ404に設けられた状態認識部501および使用形態制御部502に於けるアンテナ切替制御処理手順を図10に示す。このアンテナの切替制御と、表示部230に表示される画像の向きの切替制御との処理の手順について、この処理例では、ディスプレイユニット200の向きに応じて表示画像の向きを切り替え、表示画像の向きに応じて電波を輻射するアンテナ(210A/210B)を切替制御する処理手順とするが、ディスプレイユニット200の向きに応じて電波を輻射するアンテナ(210A/210B)を切替制御し、このアンテナ切り替えに応じて表示画像の向きを切替制御する処理手順であってもよい。
ここで図10を参照して、本発明の第1実施形態に係る使用形態に応じたアンテナ切替制御の処理動作を説明する。なお、ここではアンテナ210Aが受信用、210Bが送受信用となっているアンテナ使用状態(初期状態)に於いて、ディスプレイユニット200の向きが変更された場合を例に採って説明する。また図4(a)乃至(d)に示される使用形態に応じて表示部230に表示される画像の向きの切替制御されるものとする。
状態認識部501は、OS403の制御の下に、加速度の情報やヒンジの状態情報とOS403から取得した表示画像の向きの情報とに基づき、タブレットPC100の使用形態を認識する(ステップS11〜S13)。ここでは、タブレットPC100の使用中に於いてディスプレイユニット200の向きが変化したことを検出すると(若しくはユーザのボタン操作等による表示方向の変更要求を受けると)、ディスプレイユニット200を、ヒンジが左側に位置する縦長方向で使用する使用形態であるか否かを判定する(ステップS11,S12)。この判定処理で、ディスプレイユニット200を、ヒンジが左側に位置する縦長方向で使用する使用形態であると判定したとき(ステップS12 Yes)、タブレットPC100をタブレットモードで使用しているかラップトップモードで使用しているかを判定する(ステップS13)。これらの各判定結果の情報を使用形態制御部502に渡す。
使用形態制御部502は、状態認識部501から受けた判定結果の情報から、ディスプレイユニット200の変更した向きが、タブレットモード下でポートレートBの使用形態(電波を輻射するアンテナ210Bが表示部230の手前側に位置した使用形態)であることを認識すると(ステップS13 Yes)、表示部230の手前側に位置するアンテナ210Bを電波を輻射する送受信用アンテナから受信用アンテナに切り替え、ディスプレイユニット200の右側に位置するアンテナ210Aを受信用アンテナから送受信用アンテナに切り替える(ステップS14)。さらに上記アンテナの切替後、再びディスプレイユニット200の向きが変更されて、ポートレートBから他の使用形態、例えば図4(d)に示すランドスケープBに変更されると、表示部230の手前側に位置するアンテナ210Aを電波を輻射する送受信用アンテナから受信用アンテナに切り替え、ディスプレイユニット200の左側に位置するアンテナ210Bを受信用アンテナから送受信用アンテナに切り替える(初期状態に戻す)。
この各アンテナ切替制御は、ユーティリティ404に設けられた使用形態制御部502がEC400に切替制御信号(SA)の出力を指示し、EC400から切替制御信号(SA)が無線LANコントローラ310A,310Bの各アンテナ切替部313に送出されることによって行われる。
このようにして、電波を輻射するアンテナ210Bがユーザの体(例えば腹部若しくは胸部等)に最も接近した、表示部230の手前側に位置したとき、アンテナ210A,210Bの送受信用/受信用の切替制御が実施される。
このようなアンテナの切り替え制御により、タブレットモードでの使用時に於ける送信電波の輻射によるユーザ(人体)への吸収量を低減させて電波に関する法令を遵守した無線通信機能をもつタブレットPCが提供できるとともに、電波の輻射効率が人体により妨げられる不具合を解消した効率の良い無線通信機能をもつシステムが実現できる。
本発明の第2実施形態に係る、使用形態に応じた表示制御処理手順を図11に示す。この第2実施形態は、上記した第1実施形態のアンテナ切替制御機能を、タブレットPC100が利用する無線環境を提供する接続事業者に応じて有効/無効制御する機能をさらに追加して設けたものである。
使用形態制御部502は、無線LANコントローラ310Bが通信回線を接続する都度(ステップS21)、接続事業者情報を取得し(ステップS22)、当該情報をもとに事業者テーブル503を参照して(ステップS23)、上記図10に示す使用形態に応じたアンテナ切替制御機能を有効にするか無効にするかを判定する(ステップS24)。ここで、利用する接続事業者が図10に示す使用形態に応じたアンテナ切替制御機能を必要とする例えば接続事業者Aであるときは、ディスプレイユニット200の向きが変更される度に上記図10に示す使用形態に応じたアンテナ切替制御処理を実行する(図ステップS25)。また、利用する接続事業者が図10に示す使用形態に応じたアンテナ切替制御機能を必要としない例えば接続事業者Bであるときは、上記図10に示す使用形態に応じたアンテナ切替制御処理を実行しない(ステップS26)。
上記したように、無線通信を伴う、使用形態に応じたアンテナ切替制御機能をもつことで、SAR等を考慮した各種使用形態での入出力操作が可能になる。
上記した各実施形態は、ディスプレイユニット200に2つのアンテナ210A,210Bを設けた構成を例示したが、ディスプレイユニットの3辺にそれぞれ1つのアンテナ(アンテナA,アンテナB,アンテナC)を設けた構成を例に採って、本発明の第3実施形態および第4実施形態を説明する。
本発明の第3実施形態に於ける要部の構成を図12に示す。この図12に示す第3実施形態は、2つの送受信用アンテナ接続端子(T/R)と1つの受信用アンテナ接続端子(R)をもつ無線モジュール310Cに、アンテナ切替部321を介してディスプレイユニットに設けた3つのアンテナ(アンテナA,アンテナB,アンテナC)が接続された構成を示している。この実施形態ではアンテナ切替部321を無線モジュール310Cの外部に設けている。
アンテナ切替部321は、上述した第1実施形態に示したアンテナ切替部313と同様に、ECから受けた切替制御信号(SA)によりアンテナの切替制御を行う。ECは図9に示すユーティリティ404に設けられた使用形態制御部502からの指示に従い切替制御信号(SA)を出力する。
上記3つのアンテナ(アンテナA,アンテナB,アンテナC)のうち、アンテナAおよびアンテナBが送受信用、アンテナCが受信用となっているアンテナ使用状態(初期状態)に於いて、ディスプレイユニットの向きが変更されて、タブレットモードの使用形態が切り替わり、電波を輻射する送受信用アンテナ(例えばアンテナA)がユーザの体(例えば腹部若しくは胸部等)に最も接近した、表示部の手前側に位置したとき、切替制御信号(SA)に従うアンテナ切替部321の切替制御により、表示部の手前側に位置するアンテナAを電波を輻射する送受信用アンテナから受信用アンテナに切り替え、アンテナCを受信用アンテナから送受信用アンテナに切り替える。
このようにして、電波を輻射するアンテナ(アンテナA若しくはアンテナB)がユーザの体(腹部若しくは胸部等)に最も接近した、表示部の手前側に位置したとき、表示部の手前側に位置するアンテナが常に受信用アンテナとなるように、アンテナ(アンテナA,アンテナB,アンテナC)の送受信用/受信用の切替制御が実施される。
本発明の第4実施形態に於ける要部の構成を図13に示す。この図13に示す第4実施形態は、1つの送受信用アンテナ接続端子(T/R)と2つの受信用アンテナ接続端子(R)をもつ無線モジュール310Dに、アンテナ切替部322を介してディスプレイユニットに設けた3つのアンテナ(アンテナA,アンテナB,アンテナC)が接続された構成を示している。
この構成の場合も上記した第3実施形態と同様に、電波を輻射するアンテナ(例えばアンテナB)がユーザの体(腹部若しくは胸部等)に最も接近した、表示部の手前側に位置したとき、表示部の手前側に位置するアンテナBが受信用アンテナとなるように、アンテナ(アンテナA,アンテナB,アンテナC)の送受信用/受信用の切替制御が実施される。なお、上記した第3、第4実施形態に於ける無線モジュール310C,310Dの動作、切替制御信号(SA)の生成処理等は上述した第1実施形態から容易に理解できるものであり、ここではその詳細な説明を省略する。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。具体例を挙げると上記した各実施形態では、ディスプレイユニットが本体に回動可能に設けられたタブレットPCを例に本発明の機能を実現したが、これに限らず、例えば単体構成のタブレット入力装置に於いても本発明を実現可能である。また、タブレットモードにおける使用形態として4種を例示したが、これに限るものではなく、少なくとも2種以上の使用形態を可能にした機器に本発明を適用できる。また、使用形態の判別手段も上記実施形態に示したものに限らず、他の検出機構、若しくはユーザ操作の選択操作を伴う使用形態の指定並びに判定方法を適用することも可能である。また無線モジュールの構成も上記実施形態のものに限らず、無線LAN以外の通信機能をもつ無線モジュールであってもよい。要は電波を輻射するアンテナが人体に近接した状態で使用可能な機器に於いて、無条件に若しくは特定の条件下で、ユーザの体(腹部若しくは胸部等)に最も接近した、表示部の手前側に位置したアンテナが常に受信用アンテナとなるように、アンテナの送受信用/受信用の切替制御機能を実現できる装置構成であればよい。
11…ヒンジ状態センサ、15…加速度センサ、100…タブレットPC、120…ヒンジ、200…ディスプレイユニット、210A,210B…無線LAN用アンテナ、230…液晶パネル(表示部)、300…本体、310A,310B…無線LANコントローラ(無線モジュール)、310C,310D…無線モジュール、313,321,322…アンテナ切替部、400…EC、401…BIOS、402…ドライバ、403…OS、404…ユーティリティ、501…状態認識部、502…使用形態制御部、503…事業者テーブル、SA…切替制御信号。

Claims (7)

  1. 表示部を有するディスプレイユニットと、
    前記ディスプレイユニットの短辺に近接して配置される第1のアンテナと、
    前記ディスプレイユニットの長辺に近接して配置される第2のアンテナと、
    前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナの機能を制御するアンテナ制御手段とを有し、
    前記アンテナ制御手段は、前記ディスプレイユニットの短辺が前記表示部の手前側に位置する場合は前記第1のアンテナを受信用アンテナとし、
    前記第2のアンテナを送受信用アンテナとして設定することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記アンテナ制御手段は、前記ディスプレイユニットの長辺が前記表示部の手前側に位置する場合は前記第1のアンテナを送受信用アンテナとし、
    前記第2のアンテナを受信用アンテナとして設定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記ディスプレイユニットは前記表示部にタブレット面を具備したことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記アンテナ制御手段は、前記アンテナを介して送受信を行う接続先事業者の情報に応じて前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナの一方のアンテナを受信用アンテナとし、他方のアンテナを送受信用アンテナとして設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 表示部を有するディスプレイユニットの短辺に近接して第1のアンテナを配設し、前記ディスプレイユニットの長辺に近接して第2のアンテナを配設してなる情報処理装置の動作制御方法であって、
    前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナの機能を制御するアンテナ制御手段とを有し、
    前記アンテナ制御手段は、前記ディスプレイユニットの短辺が前記表示部の手前側に位置する場合は前記第1のアンテナを受信用アンテナとし、
    前記第2のアンテナを送受信用アンテナとして設定することを特徴とする情報処理装置の動作制御方法。
  6. 前記アンテナ制御手段は、前記ディスプレイユニットの長辺が前記表示部の手前側に位置する場合は前記第1のアンテナを送受信用アンテナとし、
    前記第2のアンテナを受信用アンテナとして設定することを特徴とする請求項5記載の情報処理装置の動作制御方法。
  7. 前記ディスプレイユニットに、加速度を検出するセンサを設け、前記センサの検出信号に基づいて前記表示部に表示する画像の向きを切り替えることを特徴とする請求項5又は6記載の情報処理装置の動作制御方法。
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