JP5121925B2 - 柔軟形状の低容量オートクレーブ及びその使用方法 - Google Patents

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Description

本発明はオートクレーブに関し、さらに具体的には、柔軟形状の低容量オートクレーブを使用して複合パーツを硬化させる装置及び技術に関するものである。
オートクレーブは、制御下の環境において物体に圧力及び熱を加える装置である。オートクレーブは通常絶縁された鋼鉄製タンクであり、おおよそ円筒形状を有している。さらにオートクレーブは、物体に圧力及び熱を加えるのを助ける熱交換器、ファン、圧力ホース、真空装置、及び他の装置を含む。一応用形態では、オートクレーブを使用して、オートクレーブ内の金型上にセットされた繊維強化の複合材料を硬化することができる。
オートクレーブのサイズ、特に直径が大きくなるにつれ、オートクレーブのコストも上がる。直径が約9メートル(30フィート)の内部空洞を有する、長さが24メートル(80フィート)の比較的大きなオートクレーブを製造するのに、何千万USドルもかかる可能性がある。直径が増加するにつれ、オートクレーブにかかる費用が急激に増加する可能性があるため、オートクレーブの製造サイズは実質的に制限される。加えて、オートクレーブの各動作サイクルは、オートクレーブのサイズに相対的な関連コストを含む。サイクルの間、オートクレーブは、約260℃(500°F)に加熱し、約690kPa(100psi)に加圧するのにエネルギーを必要とし得る。さらに、窒素等の冷却剤を使用してオートクレーブのサイクル時間を削減することができ、これによりサイクル毎の費用がさらに増加する。上述したオートクレーブのサイクル費用は何万USドルにもなる可能性がある。
新しい材料を使用して大きな物体を作り上げることは、オートクレーブの応用に対して特有の問題を生じさせる。繊維強化複合材料の導入により、大きな一体型物体を作製することが可能になった。締め具、継ぎ手、及び他の接合デバイスを必要としないため、これらの大きいパーツはしばしば有利であり、したがって、組立てられた同等物と比較して重量が軽くなっている。特に、航空機の製造において、大きい一体型物体は、上述した理由から望ましい可能性がある。したがって、オートクレーブを改善して製造及びサイクル費用を削減し、オートクレーブにより大きな物体を作製できるようにする継続的な必要性が存在する。
柔軟形状の低容量オートクレーブを提供する技術及び装置が開示されている。一実施形態では、オートクレーブは両側が密閉された細長い圧力容器を備え、第1部分及び第2部分の間に円周継ぎ手を有している。オートクレーブはさらに、細長いパーツを受ける内部を画定する部分と、部分間に角度を作り出し、シール付きの開口部をさらに形成する継ぎ手を備え、開口部により内部にパーツを挿入しやすくなり、シールによって内部の加圧が可能になる。
別の実施形態においては、低容量オートクレーブは第1部分と第2部分の間に継ぎ手を有する圧力容器を備え、第1部分及び第2部分はそれぞれパーツを受ける内部空洞の一部を画定し、継ぎ手により第1部分及び第2部分の縦軸の間に角度ができ、継ぎ手は閉じた位置の圧力容器内部の圧力及び熱を上げやすくするシールを有する。加えて、オートクレーブは、継ぎ手において第1部分を第2部分から離すことによって圧力容器を移動可能に開閉する搬送システムを含むことができ、搬送システムは空洞にパーツを挿入する及び空洞からパーツを取り出す。
別の実施形態では、オートクレーブを使用して航空機のパーツを製造する方法は、オートクレーブの第1部分の第1嵌合面を通してパーツを挿入することにより、パーツが第1部分内部の第1空洞内に入るステップを含む。本方法はさらに、パーツに向かってオートクレーブの第2部分を転がして、パーツが第2嵌合面を通って突き出し第2部分内部の第2空洞内に入り、第1嵌合面と第2嵌合面を接合してパーツをオートクレーブ内部に密閉し、パーツに圧力と熱を加えるステップを含む。
特徴、機能、及び利点は、本発明の様々な実施形態において、個別に又は更に他の実施形態に組み合わせて達成することができる。
本発明による装置及び技術を、下記の図面を参照して下に詳しく説明する。
図1aは本発明の一実施形態による柔軟形状の低容量オートクレーブ内部の物体の部分的断面図であり、図1bは既存のオートクレーブの断面図と比較した柔軟形状の低容量オートクレーブの部分断面図である。 図2a及び2bは本発明の別の実施形態による柔軟形状の低容量オートクレーブの等角立面図であり、具体的には、図2aは大きい後退角を有する航空機の翼を硬化するように構成されたオートクレーブの上面図であり、図2bは図2aのオートクレーブの前面図である。 図3a及び3bは本発明の別の実施形態による、第2位置にある柔軟形状の低容量オートクレーブ202の等角立面図であり、具体的には、図3aは小さい後退角を有する航空機の翼を硬化するように構成されたオートクレーブの上面図であり、図3bは図3aのオートクレーブの側面図である。 図4は本発明の一実施形態によるオートクレーブ内部にパーツを位置づけするためのカート、ツール、及び行路を含む、柔軟形状の低容量オートクレーブの側面立面図である。 図5は本発明の別の実施形態による柔軟形状の低容量オートクレーブを操作する実例となるプロセスのフロー図である。 図6は本発明の別の実施形態による柔軟形状の低容量オートクレーブと位置決め装置の平面図である。 図7は本発明の別の実施形態による、部分的に開いた状態の柔軟形状の低容量オートクレーブと位置決め装置の等角図である。 図8は本発明の別の実施形態による柔軟形状の低容量オートクレーブの実例となるロック機構の分解等角図である。 図9は本発明の別の実施形態による柔軟形状の低容量オートクレーブの実例となる円筒状インサートの等角図である。 図10は本発明の一以上の開示の実施形態を有する航空機の側面立面図である。
柔軟形状の低容量オートクレーブを提供する装置及び技術を本明細書で説明する。本開示の特定の実施形態の多数の特定の詳細事項は、下記の説明及び図1〜10に、上記実施形態を完全に理解するために記載されている。しかしながら当業者は、本発明が更なる実施形態を有することができること、又は、本発明を、下記の説明に記載された幾つかの詳細事項を含まずに実施することが可能であることが分かるであろう。本説明においては、「繊維強化複合材料」又は「強化複合材料」という用語は、一般に「強化複合材料」、「カーボン繊維複合材料」、又は従来知られているさらに他の用語で表記される、種々の不均質ポリマーベース及び非ポリマーベース材料を含む。
図1aは本発明の一実施形態による柔軟形状の低容量オートクレーブ内部の物体の部分断面図である。環境100において、柔軟形状の低容量オートクレーブ102は、角度をなす第2部分106からオフセット状態にある第1部分104を含む。接合部分108は、第1部分104及び第2部分106の間に含むことができる。さらに、接合部分108は、柔軟形状の低容量オートクレーブ102を開けてオートクレーブ102の内部をむき出しにすることが可能になる継ぎ手110を含むことができる。
環境100はまた、比較的大きくてよい(例えば航空機の翼等の)パーツ112も含む。ある実施形態においては、パーツ112は複雑な形状を含むことができる。例えばパーツ112は、後退及び/又は上反角αを有する一体型の航空機の翼であってよい。パーツ112は幅Wと長さLを有することができる。例えば、航空機の翼は約200フィートの幅Wと約80フィートの長さLを有することができる。ある態様では、パーツ112はオートクレーブ102内部で行われる硬化プロセスを必要とする繊維強化複合材料からできていてよい。したがって、パーツ112は柔軟形状の低容量オートクレーブ102の内部にセットすることができる。
ほぼ円筒状の形の既存の(又は従来技術の)オートクレーブ114(点線で表される)を、比較目的で柔軟形状の低容量オートクレーブ102の周囲に示す。当然ながら、従来技術のオートクレーブ114の容量は、柔軟形状の低容量オートクレーブ102の容量よりも大幅に大きい。
図1bは既存のオートクレーブ114の断面図に比較した柔軟形状の低容量オートクレーブ102の部分断面図である。既存のオートクレーブ114は半径Rを有する一方で、柔軟形状の低容量オートクレーブ102は半径Rを有する。図1bに示すように、柔軟形状の低容量オートクレーブ102の断面領域は、下の方程式1から導き出したある平方面積だけ、既存のオートクレーブ114の断面領域よりも大幅に小さくなっている。例えば、特定の実施形態では、既存のオートクレーブがパーツ112を収容するために、80フィート(R≒40フィート)の直径を有する場合、柔軟形状の低容量オートクレーブ102は、約40フィート(R≒20フィート)の直径を有することができ、これは、第1部分104につながる角度をなす第2部分106により、パーツ112を囲む容量を減らすことができるからである。方程式1から推定されるように、柔軟形状の低容量オートクレーブ102の表面領域と容量のいずれも、既存のオートクレーブ114の表面領域及び容量それぞれの約4分の一である。
方程式1
Figure 0005121925
非線形部分112の後退及び/又は上反角αが増加すると、既存のオートクレーブ114の半径Rは、半径Rに対して増加する。同様に、Rから導きだした容量は、半径(又は直径)の二乗に比例して増加する。したがって、柔軟形状の低容量オートクレーブ102により、パーツ112を収容する必要がある既存のオートクレーブ114に比べて、内部容量を実質的に大幅に削減する(過剰な/未使用の内部容量を最小化する)。
上述したように、パーツ112を収容するのに十分大きい内部容量を有する既存のオートクレーブ114は、構造的拘束とオートクレーブを直立させるのに必要となりえる大量の材料のために作製するのが極めて困難とまではいかなくても、作製費用が非常に高くなりえる。さらに、オートクレーブの容量は、パーツ112を硬化させるため又は他の作業のためにオートクレーブを運転する各サイクル費用に関連している。したがって、オートクレーブの容量を削減することは少なくとも資本投資及びサイクル毎の運転費用の視点から有利である。
例示のプロセスでは、柔軟形状の低容量オートクレーブ102は第1部分104と第2部分106の間の継ぎ手110において開けられる。第1及び第2部分104、106が分かれて、細長い部分を受け容れるように構成された内部がむき出しになる。継ぎ手110は部分間で角度αを作り、さらに、シール付きの開口部を形成するように構成することができる。ある場合には、継ぎ手部分108を置換える又は再構成して、第1及び第2部分104、106の間に異なる角度αを作ることができる。開口部により、内部にパーツ112を挿入しやすくなる。パーツ112は少なくとも第1部分104に挿入することができる。柔軟形状の低容量オートクレーブ102は次に、第1及び第2部分を互いに近づくように嵌合位置に移動させることにより閉じることができ、嵌合位置で密閉されることにより、内部の加圧が可能になる。ある場合には、閉鎖プロセスはパーツ112を第2部分106に挿入することを含むことができる。
図2a及び2bは、本発明の別の実施形態による柔軟形状の低容量オートクレーブの等角図である。図2aは、後退角βを有する航空機の翼を硬化させるよう構成されたオートクレーブの上面図であり、図2bは、図2aのオートクレーブの前面図である。図2aは、柔軟形状及び低容量を有するほぼコニカル状(又はバイコニカル状)のオートクレーブ202を示している。コニカルオートクレーブ202は、第1コニカル部分204と第2コニカル部分206を含む。接合部分208は、第1及び第2コニカル部分204、206の間に位置している。接合部分はさらに、コニカルオートクレーブ202を開けることが可能になる継ぎ手210を含むことができ、これによりオートクレーブの内部がむき出しになる。
コニカルオートクレーブ202の容量は、大きい半径R及びより小さい半径rを有する錐台又は部分円錐の方程式2によっておおよそ決定することができる。あるパーツ、例えばパーツ12に対しては、錐台の容量はパーツを完全に包み込み過剰な容量を削減することができる一方、硬化プロセス中にパーツ周囲に十分な内部容量を維持して適切にパーツを硬化させることができる。例えば、コニカルオートクレーブ内部に位置しているパーツ112周囲では通常、硬化プロセス中にパーツ全体の一貫した温度を保つために規定の気流が所望される。r<Rが成り立つとき、直感的に、及び方程式1と方程式2を比較した計算例を通しての両方から、図2aと2bに示す錐台部分の容量は、前述したオートクレーブ102(図1a及び1b)で使用されたように、円筒の容量よりも小さい。したがって、コニカルオートクレーブ202は、円筒形の柔軟形状を有する低容量オートクレーブ102よりも小さい容量を有することができる。
方程式2
Figure 0005121925
更なる態様では、オートクレーブの内部容量を減らす他の形状を、パーツ112がオートクレーブ内に収容され、例えば限定しないが気流、処理機器、及び他の装置を格納するための間隙等の、オートクレーブの適切な動作に必要な適切な操作上の許容範囲を維持することを可能にしながら、採用することができる。例えば、オートクレーブはほぼ円形の断面を有するおおむね「S」字形状のチューブでできていてよい。S字形状のオートクレーブは、例えば長さが100フィートよりも長い補完形状のパーツ等の、標準サイズのオートクレーブ内に入れるには大きすぎる(又はそうでなければ好適でない)補完形状のパーツを硬化するために調整することが可能である。さらなる態様では、開示されたオートクレーブは第1部分104と第2部分106の間の対称性を必要としない。さらに、追加部分を含むことができ、各部分は継ぎ手を含む接合部分によって分離されることができる。
図2aに戻ると、コニカルオートクレーブ202はさらに、接合部分208と第1及び第2コニカル部分204、206の間に取付け面212を含む。取付け面212により、異なる接合部分208を使用することが可能になり得るため、コニカルオートクレーブ202を例えば、異なる後退角αを有する航空機の翼等の異なる形状(例えば線形又は非線形)を有するパーツ用に構成することが可能になる。他の実施形態では、接合部分208を、継ぎ手210での嵌合面を含む部分的球形214に形成することができる。部分的球形により、下にさらに説明するように継ぎ手210に沿った円形断面を得ることが容易になり得る。したがって、部分的球形214により、コニカルオートクレーブ202の角度αを変えるための、継ぎ手210周囲での第1コニカル部分204又は第2コニカル部分206の角度φの回転が容易になり得る。例示の構成においては、表1は第1コニカル部分204を第2コニカル部分206に対して回転させて、コニカルオートクレーブ202が角度αをなすようにすることによってできた角度φの例示データを含む。
Figure 0005121925
図3a及び3bは、第2位置にある柔軟形状の低容量オートクレーブ202の等角正面図である。さらに具体的には、図3aは比較的小さい後退角δを有する航空機の翼を硬化させるように構成されているコニカルオートクレーブ202の平面図であり、図3bは図3aのコニカルオートクレーブ202の側面立面図である。図3aを図2aと比べると、角度δが実質的に角度βよりも小さいことがわかる。ある実施形態では、角度δは、接合部分208を角度δを作り出す別の接合部分で置き換えることによって得ることができる。他の実施形態では、接合部分208は、回転を容易にして後退角を図2aに示す角度βから図3aに示す角度δに変化させることができる継ぎ手210を含むことができる。
他の実施形態では、オートクレーブはトロイダル形状(つまり湾曲したチューブ)であってよい。トロイダル形状では、大きいパーツ(例えば航空機の翼)をトロイダルオートクレーブ内部まで回転させながら挿入することができる。さらに別の実施形態では、円筒状、コニカル、及びトロイダルオートクレーブの幾つか又は全ての態様を組み合わせて、過剰な内部容量なしに大きいパーツを硬化させることができるオートクレーブを作製することができる。
図4は本発明の実施形態による、オートクレーブ内部でパーツ112を位置づけするためのカート、ツール、及び行路を含む柔軟形状の低容量オートクレーブの側面立面図である。環境400は第1コニカル部分404と第2コニカル部分406を有するコニカルオートクレーブ402を含む。ある実施形態では、第1コニカル部分404又は第2コニカル部分406のいずれか、又は両方を車輪408又は他の動きを可能にする機構によって可動にすることができる。例えば、第2コニカル部分406は、車輪408を、したがって第2コニカル部分406を第1コニカル部分404に向かって誘導するように構成された固定行路410に沿って可動にすることができる。加えて、第1コニカル部分404又は第2コニカル部分406を、例えば脚部412に固定する等、固定することができる。例示の実施形態では、第2コニカル部分406が補助行路で受ける車輪を含むことができる一方で、第1コニカル部分404を固定して脚部412で支持することができる。操作中は、コニカルオートクレーブ402を開けて内部をむき出しにして、最初に第1コニカル部分404から第2コニカル部分406を離れるように転がすことによって、パーツ112を挿入又は取り出すことができる。逆に、上記の操作を反対にすることによってオートクレーブを閉じることができる。
さらに、環境400はツール416を支持するジグ414を含むことができる。ツール416をオートクレーブ内で使用して、硬化プロセス中に、例えば繊維強化複合材料でできた未硬化の航空機の翼等の未硬化のパーツ112を支持することができる。ジグは、ジグ用車輪418又は他の動きを可能にする機構を含むことができる。ジグ用車輪418は、高架行路420及びオートクレーブ行路422、又は他の実質的な平面を通ってジグ414を動かすことができる。高架行路420はカート424で支持することができる。ジグ414と同様に、カート424は固定(又は非固定)行路410を通るのに使用することができるカート用車輪426を含むことができる。ある実施形態においては、一を超える固定行路410を使用してジグ414と第1コニカル部分404を動かすことができる。同様に、一を超える高架行路420を環境400において使用することができる。
図5は、本発明の別の実施形態による柔軟形状の低容量オートクレーブを操作する例示プロセス500のフロー図である。便宜上、及び例示のプロセス500をより良く示すために、図4の環境400において記載された構成要素を例示のプロセス500において説明する。例示のプロセス500は、コニカルオートクレーブ402が空(つまり、ジグ414、ツール416、又はパーツ112がオートクレーブ内部にない状態)であり閉じた位置にあるところから開始することができる。
ブロック502において、コニカルオートクレーブ402を開けることができる。例えば、図4に示す特定の実施形態においては、車輪408を有する第2コニカル部分406を行路410に沿って転がすことによって、コニカルオートクレーブ402を開けることができる。ブロック504でオートクレーブ402が開いたら、ツール416とパーツ112を支持するジグ414をカート424上の行路410に沿って転がすことができる。ブロック506において、ジグ414を脚部412に固定され保持される第1コニカル部分404に係合させることができ、ジグ用車輪を第1コニカル部分404のオートクレーブ行路422に係合させることができる。ブロック508においては、ジグ414、ツール416、及びパーツ112をオートクレーブ行路422に沿って第1コニカル部分404内部に移動させる。カート424はジグ414の一部を継続して支持する。ジグ414が第1コニカル部分404内へ転がされて入る間に、カート424をこの操作の一部において固定したままにすることができる。
ブロック510では、第2コニカル部分406を次にジグ414と第1コニカル部分404に向かって固定行路410に沿って移動させることができる。ブロック512においては、ジグ414を第2コニカル部分406のオートクレーブ行路422と係合させることができる。第2コニカル部分406をブロック514において第1コニカル部分404に向かって移動させる一方で、ジグ414、ツール416、及びパーツ112をカート424がジグ414の一部を支持している間に、第2コニカル部分406の中に移動させる。第2コニカル部分406が第1コニカル部分404と合流すると、カート424をブロック516において取り外すことができる。ブロック518において第1コニカル部分404と第2コニカル部分406を嵌合すると、下にさらに詳しく説明するように、継ぎ手210をしっかりと密閉することができる。ブロック520において、コニカルオートクレーブ402内部の温度及び圧力を上げることにより、パーツ112の処理を行うことができる。
図6は本発明の別の実施形態による柔軟形状の低容量オートクレーブと位置決め装置の平面図である。環境600は第1コニカル部分404と第2コニカル部分406を有するコニカルオートクレーブ402を含む。コニカルオートクレーブ402は行路システム602に配置されている。行路システム602は半径行路604、嵌合行路606、及びパーツ行路608を含む。
半径行路604はコニカルオートクレーブ402の接合部分208の下の中心点を有する曲率半径を含む。ある場合には、コニカルオートクレーブ角度λを調節して異なるパーツ形状に適合させることができる。例えば限定しないが、比較的浅い後退角及び/又は上反角を有する第1航空機の翼である場合、半径行路604により角度λがより小さくなる位置まで時計回りに第1コニカル部分404を回転させやすくすることができる。同様に、第1コニカル部分404を反時計回りに回転させて、角度λを大きくすることができる。コニカルオートクレーブの角度λを変化させることについては、下にさらに詳しく説明する。
嵌合行路606により、第2コニカル部分406を第1コニカル部分404に向かって又は第1コニカル部分404から離れるように、いずれかに移動させて、コニカルオートクレーブ402をそれぞれ閉じる又は開けることを容易にする搬送方向が定められる。第2コニカル部分は、行路上で相互作用しおおよそ直線方向に移動するカート424に支持されることができる。ある場合には、嵌合行路606は半径行路604の中心点を交差することができ、これにより第2コニカル部分406を第1コニカル部分404と嵌合させるために調整することができる。
パーツ行路608は、相互におおむね平行である一以上の行路を含むことができ、コニカルオートクレーブ402を挿入及び取り出ししやすくする。例えば、カート424によりジグ414とツール416を支持してパーツ行路608に沿って移動させて、未硬化のパーツを有するコニカルオートクレーブ402を挿入することができる。硬化プロセスが完了した後に、カート424を使用してパーツ112をコニカルオートクレーブ402から取り出すことができる。
コニカルオートクレーブ402はまた、例えばオートクレーブが稼働中で高圧下にあるとき等に、コニカルオートクレーブの角度λが変わるのを防止する留め具610も含むことができる。追加の留め具を使用して、パーツを処理している間、例えばパーツの硬化中等にコニカルオートクレーブ402を固定することができる。
図7は、本発明の別の実施形態による、部分的に開いた柔軟形状の低容量オートクレーブと位置決め装置の等角図である。環境700は、部分的に開いた状態のコニカルオートクレーブ402、回転軸702、半径カート704、及び嵌合カート706を含む。
回転軸702により、第1コニカル部分404が半径行路704に沿って回転することが可能になるため、コニカルオートクレーブの角度λが変化しやすくなる。回転軸は第1コニカル部分404の接合端部を支持することができる一方で、半径カート704は第1コニカル部分の反対側の端部を支持することができる。半径カート706は半径行路704に沿った動きを容易にする機構を含むことができる。
嵌合カート706は、嵌合行路706に沿って第2コニカル部分406を移動させるように構成することができる。加えて、嵌合カート706と半径カート704の両方、そしてオートクレーブ402と接触する任意の他の表面又は支持材はローラ708を含むことができる。ローラ708は、接合部分208に形成された角度λを調節するために、第1コニカル部分404又は第2コニカル部分406のいずれか、又は両方の回転を容易にすることができる。例えば、コニカルオートクレーブ402は比較的小さくてよい角度λを有するパーツ112を作製するように構成することができる。次のパーツは角度λにより大きい値を要する可能性があり、したがって第1コニカル部分404と第2コニカル部分406をそれぞれの方向に回転させて接合部分208において所望の角度λを形成することができ、これによりコニカルオートクレーブ402が閉じた位置にあるときに所望の角度λを作り出すことができる。ある態様では、角度λはコニカルオートクレーブ402が閉じた位置にあるときに調節することができる。
図8は、本発明の別の実施形態による柔軟形状の低容量オートクレーブの例示のロック機構の分解等角図である。さらに具体的には、環境800はコニカルオートクレーブ402が閉じた状態にあるときに、第1コニカル部分404を第2コニカル部分406にしっかりと接合するロック機構802を含む。この実施形態では、ロック機構802は、第2歯車用の歯810を有する第2歯車808に係合できる第1歯車用の歯806を有する第1歯車804を備える。第1及び第2歯車用の歯806、810は、歯と同じ間隔幅を有するスロットを有するため、第1歯車804の歯を第2歯車808に挿入することが可能になる。
稼働中、第1歯車804と第2歯車808は、第1コニカル部分404と第2コニカル部分406が嵌合し、そして第1歯車用の歯806が第2歯車用の歯810の間に形成されたスロットに合わせて配置されたときに、相互に係合することができる。第1歯車804と第2歯車808のいずれかを回転させて第1歯車用の歯806と第2歯車用の歯810を整列させることができるため、コニカルオートクレーブ402をしっかりと閉じた位置に固定することができる。例えば限定しないが、第1歯車を第2コニカル部分406の接合部分208に回転可能に接続することができるため、手動又は機械的な回転によって固定位置まで回転させる。他の場合には、ローラ708により、第1歯車用の歯806を固定位置において第2歯車用の歯810に係合するのに要する回転が可能になる。ロック及び締め付け機構、ガスケット、リップ、隆起、フランジ等を含む他の機構をロック機構802に備えて、第1及び第2コニカル部分404、406の間を堅くしっかりと接続することができ、これによりオートクレーブが稼働中に高温及び高圧を維持しやすくなる。
図9は本発明の別の実施形態による柔軟形状の低容量オートクレーブの例示の円筒形インサートの等角図である。さらに具体的には、この実施形態においては、環境900はオートクレーブの長さを延長させる、又はそうでなければコニカルオートクレーブ402の内部空洞を修正するのに使用するように構成されたインサート902を含む。例えば、パーツ112は、インサート902が第1コニカル部分404(又は任意の他のコニカル部分)と接合部分208との間のフランジ904に取り付けられたときに、コニカルオートクレーブ402内部で硬化させることができる。
当業者には、コニカルオートクレーブ402の前述した実施形態を使用して広い範囲の異なる構造、アセンブリ、及びシステム用のパーツ112を作製することもできることが容易に分かるであろう。ここで特に図10を参照すると、本発明の開示された実施形態のコニカルオートクレーブ402を使用して処理できる一以上のパーツ112を有する航空機1000の側面立面図が示されている。航空機1000は概して、関連技術で知られる様々な構成要素及びサブシステムを含むが、簡潔にするために詳細は記載しない。例えば、航空機1000は概して、翼アセンブリ1004あるいは航空機1000の胴体1006又は他の部分に連結した一以上の推進装置102を含む。加えて、航空機1000はまた、胴体1006に連結した尾部1008及び着陸アセンブリ1010、及び飛行制御システム1012(図10に図示せず)だけでなく、航空機1000の操作に必要な様々な役割を協働的に果たす複数の他の電気、機械及び電気機械システムも含む。
さらに図10を参照すると、航空機1000は本発明によるコニカルオートクレーブ402を使用して処理される一以上のパーツを含むことができ、これらのパーツは航空機1000の様々な構造部分に組み込むことができる。例えば、様々な開示の実施形態を使用してパーツ112全体、又はパーツ112の大部分、例えば胴体1006(112a)、翼1004(112b)、及び/又は尾部1008(112c)の一部等を形成することができる。
航空機1000は概して、例えばイリノイ州シカゴのボーイング社から市販されている737、747、757、767、777及び787型民間旅客機を含むことができる民間旅客機を表している。代替実施形態においては、本発明において記載された装置によって処理されたパーツを他のタイプの飛行体又は他の可動プラットフォームに組み込むことも可能である。上記飛行体の例として、例えば英国サリー州クロイドンのJane‘s Information Group社から市販されているJane’s All the World‘s Aircraft等の様々な書物にさらに詳しく図解されている有人又は無人軍用機、回転翼航空機、又は弾道飛行体が挙げられる。さらに、可動輸送手段は、海上船舶、自動車、及び陸上又は海上を横断するための可動プラットフォームを含むことができる。
上に注記したように、本発明の好適な及び代替の実施形態が図示し説明してきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱せずに多数の変更を加えることが可能である。したがって、本発明の範囲はこれらの好適な及び代替の実施形態の開示によって限定されない。むしろ、本発明は下記の請求項にしたがって全体的に決定されるべきである。
また、本発明は以下に記載する態様を含む。
(態様1)
第1部分及び第2部分を備える圧力容器であって、第1及び第2部分のそれぞれが密閉された端部と第1及び第2部分を接合させる円周継ぎ手を有し、これらの部分によりパーツを受けいれる内部が画定され、前記継ぎ手によりこれらの部分間に角度が形成され且つさらにシール付きの開口部が形成されており、前記開口部により内部にパーツを挿入しやすくなり、前記シールにより内部を加圧することが可能になる圧力容器を備える、オートクレーブ。
(態様2)
第1部分及び第2部分がコニカル部分であり、前記コニカル部分の基部が円周継ぎ手によって接合されている、態様1に記載のオートクレーブ。
(態様3)
円周継ぎ手が第1及び第2部分の間に可変の角度を形成する、態様1に記載のオートクレーブ。
(態様4)
第1部分に合わせて配置されている第1行路であって、第1部分へのパーツの挿入及び第1部分からのパーツの取り出しを容易にする第1行路と、第2部分に合わせて配置されている第2行路であって、第2部分へのパーツの挿入と、第2部分の第1部分への接合を容易にする第2行路を有する行路システムをさらに備える、態様1に記載のオートクレーブ。
(態様5)
空洞を延長させるために、第1部分と円周継ぎ手の間にチューブ状のインサートをさらに備える、態様1に記載のオートクレーブ。
(態様6)
前記パーツが、後退角及び上反角のうちの少なくとも一つを含む一体成形の複合翼外板である、態様1に記載のオートクレーブ。
(態様7)
前記円周継ぎ手がオートクレーブのほぼ中央にある、態様1に記載のオートクレーブ。
(態様8)
縦軸を有する第1部分と縦軸を有する第2部分の間に継ぎ手を有する圧力容器であって、第1部分及び第2部分のそれぞれが、パーツを受け入れる内部空洞の一部を画定し、前記継ぎ手により第1部分及び第2部分の縦軸の間に角度が形成され、前記継ぎ手は、閉じた位置にあるときに圧力容器内部の圧力と熱を増加させやすくするシールを有する圧力容器と、
前記継ぎ手において第1部分を第2部分から離すことによって圧力容器を可動に開閉する搬送システムであって、パーツを空洞内に挿入し空洞から取り出す搬送システム
を備える低容量オートクレーブ。
(態様9)
前記継ぎ手が、オートクレーブが閉じた位置にあるときに、第1部分を第2部分に固定しやすくする補助スロットを有する第2歯車と係合する嵌合歯を有する第1歯車を備える、態様8に記載のオートクレーブ。
(態様10)
前記継ぎ手を含む球状接合部分をさらに備え、前記継ぎ手がほぼ円錐状の圧力容器部分の一つを回転させて、第1部分及び第2部分の縦軸によって画定された角度を調節することを容易にする丸い外形を有する、態様8に記載のオートクレーブ。
(態様11)
搬送システムが、第1部分の縦軸に対してほぼ平行であり、カートを誘導して第1部分を挿入し取り出す第1行路と、第2部分の縦軸に対してほぼ平行であり、カートを誘導して圧力容器を閉じる第2行路を備える、態様8に記載のオートクレーブ。
(態様12)
オートクレーブの開閉を容易にするために、第1部分が固定され、第2部分が行路上に可動に構成されている、態様11に記載のオートクレーブ。
(態様13)
前記パーツが、パーツ全体の角度を画定する中央部分を有する非線形の一体成形構造である、態様8に記載のオートクレーブ。
(態様14)
オートクレーブを使用して航空機のパーツを製造する方法であって、
オートクレーブの第1部分の第1嵌合面を通してパーツを挿入することにより、パーツが第1部分内部の第1空洞内に入り、
オートクレーブの第2部分をパーツに向かって転がすことにより、パーツが第2嵌合面を通って突き出して第2部分内部の第2空洞に入り、
第1嵌合面と第2嵌合面を接合してオートクレーブ内部のパーツを密閉し、
パーツに圧力と熱を加える
ステップを含む方法。
(態様15)
第1嵌合面と第2嵌合面を接合するステップが、非線形角度において複数の部分を嵌合させるステップを含む、態様14に記載の方法。
(態様16)
オートクレーブの第2部分をパーツに向かって転がすステップが、第1嵌合面に合わせて配置された行路上に構成されたカート上で第2部分を転がすステップを含む、態様14に記載の方法。
(態様17)
オートクレーブの第1部分を半径行路に沿って配置するステップをさらに含み、前記半径行路により、第1及び第2部分の縦軸によって画定されたオートクレーブの後退角の変更が容易になる、態様14に記載の方法。
(態様18)
パーツを第1嵌合面を通して挿入するステップが、カートを行路に沿って移動させるステップを含み、カートがジグを支持し、ジグは第1部分内部で行路に係合する車輪を含み且つパーツを成形するツールをさらに支持する、態様14に記載の方法。
(態様19)
第1嵌合面と第2嵌合面を接合するステップが、第1部分及び第2部分のうちの少なくとも一つを回転させて、第1嵌合面によって画定される第1平面と第2嵌合面によって画定される第2平面との間に平行な嵌合面を形成するステップを含む、態様14に記載の方法。
(態様20)
パーツが一体成形の航空機の翼である、態様14に記載の方法。

Claims (14)

  1. 第1部分及び第2部分を備える圧力容器であって、第1及び第2部分のそれぞれが密閉された端部と第1及び第2部分を接合させる円周継ぎ手を有し、これらの部分によりパーツを受けいれる内部が画定され、前記継ぎ手によりこれらの部分間に角度が形成され且つさらにシール付きの開口部が形成されており、前記開口部により内部にパーツを挿入しやすくなり、前記シールにより内部を加圧することが可能になる圧力容器を備える、オートクレーブ。
  2. 第1部分及び第2部分がコニカル部分であり、前記コニカル部分の基部が円周継ぎ手によって接合されている、請求項1に記載のオートクレーブ。
  3. 円周継ぎ手が第1及び第2部分の間に可変の角度を形成する、請求項1に記載のオートクレーブ。
  4. 第1部分に合わせて配置されている第1行路であって、第1部分へのパーツの挿入及び第1部分からのパーツの取り出しを容易にする第1行路と、第2部分に合わせて配置されている第2行路であって、第2部分へのパーツの挿入と、第2部分の第1部分への接合を容易にする第2行路を有する行路システムをさらに備える、請求項1に記載のオートクレーブ。
  5. 空洞を延長させるために、第1部分と円周継ぎ手の間にチューブ状のインサートをさらに備える、請求項1に記載のオートクレーブ。
  6. 前記パーツが、後退角及び上反角のうちの少なくとも一つを含む一体成形の複合翼外板である、請求項1に記載のオートクレーブ。
  7. 前記円周継ぎ手がオートクレーブのほぼ中央にある、請求項1に記載のオートクレーブ。
  8. オートクレーブを使用して航空機のパーツを製造する方法であって、
    オートクレーブの第1部分の第1嵌合面を通してパーツを挿入することにより、パーツが第1部分内部の第1空洞内に入り、
    オートクレーブの第2部分をパーツに向かって転がすことにより、パーツが第2嵌合面を通って突き出して第2部分内部の第2空洞に入り、
    第1嵌合面と第2嵌合面を接合してオートクレーブ内部のパーツを密閉し、
    パーツに圧力と熱を加える
    ステップを含む方法。
  9. 第1嵌合面と第2嵌合面を接合するステップが、非線形角度において複数の部分を嵌合させるステップを含む、請求項に記載の方法。
  10. オートクレーブの第2部分をパーツに向かって転がすステップが、第1嵌合面に合わせて配置された行路上に構成されたカート上で第2部分を転がすステップを含む、請求項に記載の方法。
  11. オートクレーブの第1部分を半径行路に沿って配置するステップをさらに含み、前記半径行路により、第1及び第2部分の縦軸によって画定されたオートクレーブの後退角の変更が容易になる、請求項に記載の方法。
  12. パーツを第1嵌合面を通して挿入するステップが、カートを行路に沿って移動させるステップを含み、カートがジグを支持し、ジグは第1部分内部で行路に係合する車輪を含み且つパーツを成形するツールをさらに支持する、請求項に記載の方法。
  13. 第1嵌合面と第2嵌合面を接合するステップが、第1部分及び第2部分のうちの少なくとも一つを回転させて、第1嵌合面によって画定される第1平面と第2嵌合面によって画定される第2平面との間に平行な嵌合面を形成するステップを含む、請求項に記載の方法。
  14. パーツが一体成形の航空機の翼である、請求項に記載の方法。
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