JP5119467B2 - 暖房機用のガード取り付け構造 - Google Patents
暖房機用のガード取り付け構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5119467B2 JP5119467B2 JP2007142073A JP2007142073A JP5119467B2 JP 5119467 B2 JP5119467 B2 JP 5119467B2 JP 2007142073 A JP2007142073 A JP 2007142073A JP 2007142073 A JP2007142073 A JP 2007142073A JP 5119467 B2 JP5119467 B2 JP 5119467B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- guard
- small hole
- wire
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)
Description
また、開口の縁部に設ける小孔にガードの突出線材をはめ込むには、角型に構成したガードに力を加えて撓ませてから、小孔にはめ込む為に相当の力が必要となり、はめ込みにくいという問題点がある。
このような特許文献1などのガード構造では、湾曲面やひねり面が形成されている為、三次元的な構造しかとれず、平面構造のガードで実施することが難しい。また、ガードを湾曲させ、ひねりや撓みを加えるための製造方法が難しくなり、非常にコストがかかってしまうという問題がある。
また、ガードは装着時に少し湾曲させるだけでよいから、簡単に枠体の前面の開口に嵌め込み固定することができて製造工程が簡略になり、平面状のガードは特別な加工工程が必要なく非常に製造しやすく、振動を受けてもビビリ音を発生しないガードが、はじめて安価に製造できるようになった。
また、パイプの表面は湾曲しているから、ガードの大きさや形状に合った方向を向いた穿孔面が必ず存在して容易に選択でき、最適な角度で小孔を穿孔することができるから、本願発明の作用効果を確実に得ることができた。
また、パイプの表面に形成した小孔は貫通しておらず表面側の穿孔面だけに形成されるから、ガードを構成する突出線材の先端部の位置がパイプの内側面に当たるように設定でき、ガードは左右のがたつきも効果的に抑えることができた。
また、枠体の開口を形成する部材は加工性を考えると、板厚をある程度薄くしなければならないが、パイプの場合は既製品を利用して、十分な板厚を選択することができる。このため、小孔はガードの突出線材がはめ合ってこじる力が加わっても、該ガードの突出線材とパイプとの接触抵抗を高くすることができ、該ガードの固定性能が高まった。
このため、枠体の開口とパイプの取り付け部には、小孔に突出縁をはめ込んだときに発生する力は全く影響しなくなり、簡単なパイプ取り付け構造でも実用上問題なく使用できるようになった。
前記熱源2は、燃料の燃焼または電力消費によって発生した熱量を得るものであるが、実施例では石油燃料の燃焼によって発生した熱量を使っている。
即ち、図2に示すように、30は側壁に多数の空気孔が開けられた有底筒状のバーナ、21はバーナ30で使用する燃料を供給するための油タンク、22は油タンク21から燃料が送られる油受け皿、23は油受け皿22に取り付けた燃料ポンプ、24は燃料ポンプ23に接続した燃料パイプであり、その燃料パイプ24の他端は前記バーナ30内に突出しており、前記燃料ポンプ23が運転すると、燃料はバーナ30内に滴下供給される。
27はバーナ30の側壁からバーナ30内に向けて設置した予熱兼用の点火ヒータ、28はバーナ30内に設置した助燃部材であり、燃料ポンプ23によってバーナ30内に送られた燃料は点火ヒータ27の熱量によって着火し、燃焼ファン26によって供給される空気によって燃焼を開始し、助燃部材28の働きによって安定した燃焼を可能としている。
また、図1に示すように、7は反射板6の上部の中央部に形成した切り欠き、8は前記枠体1の背部に取付けてその枠体1内に室内空気を吹き込む対流用ファン、29は枠体1の前部の開口10の上部に配置した複数本の横桟で形成したルーバであり、前記バーナ30で発生した燃焼ガスは前記燃焼室5の上部から放出されており、前記対流ファン8が回転して枠体1内に送られた室内空気は、前記切り欠き7から反射板6の前方に吹出し、この空気流に乗って燃焼ガスは前記開口10のルーバ29部分から枠体1の前方に流出するようになっている。
また、図3に示すように、12は前記ガードを開口10に取付けるための両側部、18はそのガードを構成するための金属製の横線材、20は金属製の縦線材であり、複数本並べた横線材18を横切るように縦線材20が並べられ、その交点をスポット溶接によって角型の平面状に一体化することによって、金網状のガードを構成している。
19はこの四角形のガードを構成する横線材18の一部を他の横線材18よりも側方に伸ばして形成した突出線材、17は前記開口10の両側部12に前記突出線材19が挿入できるように形成した小孔であり、前記突出線材19は前記開口10の両側部12の小孔17に嵌合することで、ガードを前記枠体1の開口10に取付けている。
しかし、ガードの働きは、燃焼部に向って物が入らないようにするものであるから、ガードは曲がりにくい固い材質が選択されており、このため、作業者はかなりの力をかけなければならず、特に作業者が女性である場合には、思うようにガードを湾曲できなくて、ガードの嵌め込み作業は誰でもできるものではなかった。
そして、ガードの横線材18の突出線材19を小孔17に嵌合する為に平面状のガードが持つ弾性力を利用して湾曲させた状態で、横線材18の突出線材19の先端が前記小孔17と正対するようになり、図4の実線で示すように、横線材18の突出線材19は横線材18の直径とほとんど同じ直径の小孔17であっても、小孔17は枠体1の前方から目視しやすく、突出線材19の先端は小孔17に嵌合しやすくなった。
更に、小孔17は開口10の前方位置の例えば作業者と正対する枠体1の前面に対して傾斜した面を持つ穿孔面11に穿設したから、ガードを湾曲させて小孔17と突出線材19とを嵌合させた後で、作業者の手を離せばガードは弾性力で平面状の元の位置に戻り、特別な操作は不要である。
このため、ガードの取り付け作業で最も熟練を要していた突出線材19の先端で小孔17を探りながら嵌め込む作業が、この発明の小孔17では作業者の方向を向いているので簡単にできるようになり、誰でもできる軽作業となって製造しやすく、作業性能を向上させることができた。
このため、穿孔面11に直角に開けられた小孔17の穿孔方向に対して、前記突出線材19が装着完了したときの方向は交差する方向になっているから、突出線材19と接触する小孔17の内壁縁との隙間が狭くなり、この突出線材19に押されて図4の鎖線で示すように、小孔17の内壁縁と横線材18の突出線材19とが、斜めに押し広げられて、二点で支えられる形となる。この状態では、小孔17と横線材18の突出線材19との間に空間ができなくなり、前記突出線材19によって広げられた小孔17の内壁縁が元に戻ろうとする反力によって、小孔17と横線材18の突出線材19の固着力がより高まる効果があり、小孔17と横線材18の突出線材19との間から発生するガタガタという接触音を全く発生させないようにすることができた。
このため、前記小孔17はこの平板13に穿設されており、小孔17の穿孔作業における基準面がこの平板13の面となるから、この平板13に対して垂直になるようにドリルを設定することによって、穿孔面11に穿設する小孔17が簡単に製造できるようになり、加工コストを従来品並に抑えることができた。
また、この平板13は、前記開口10の周囲に配置する額縁状の四角形の枠の一部として構成されており、穿孔面11はこの平板13上にある。この平板13上にある穿孔面11に小孔17を穿設する際、穿孔面11が対向していると、穿孔面11を目視しにくく、小孔17を穿孔面11に穿設する作業が困難であったが、穿孔面11が開口10の前方に向かって形成されることにより、穿孔面11を目視しやすくなり、小孔17を穿孔面11に穿設する作業が容易になった。
前記パイプ14の筒状の表面の一部は穿孔面11として小孔17が穿設されており、この小孔17は従来のように対応するパイプ14の方向に向き合っておらず、開口10の前方位置に向くように傾斜した面を穿孔面11としてこの部分に穿設されている。このため、小孔17は開口10の前方位置で、例えば、ガードを開口10に取り付ける作業者の方を向けて穿設されることにより、先の実施例における開口10の周囲の額縁状の四角形の枠の平板13に形成する穿孔面11と同じ働きと効果が得られている。
この小孔17を穿設する素材の板厚が薄いと、突出線材19を挟み込む小孔17の縁部の板厚が小さく、突出線材19を挟み込む強度も弱い為に容易に小孔17が変形し、この変形した状態が維持されるようになるという問題点を発生させており、ガードの使用中にガタが出来ることがあるが、パイプ14を使用する場合には平板13と比べて板厚の大きなものが簡単に利用できるようになったから、ガードのガタツキを長期間にわたって防ぐことができ、ビビリ音が発生しなくなった。
このため、パイプ14は、間隙体16を介して固定螺子15によって強固に枠体1の開口10付近に取り付けできるようになり、湾曲して嵌め込んだガードが平面状に戻ったときに、小孔17の縁部は突出線材19に押し付けられて、ガードのガタツキを確実に防ぐことができた。
また、パイプ14に小孔17を穿設した時には、パイプ14が円筒状であるから小孔17の反対側である裏側には壁面が設けられており、ガードの突出線材19が小孔17に嵌め込まれたときにおけるガードの左右方向のがたつきは、パイプ14の壁面以上にはガードが移動出来ないから発生することがなく、小孔17の直径が大きく小孔17の縁部が突出線材19を挟み込む力が弱いときでも、ガードに発生するビビリ音を防止することができた。
また、パイプ14に小孔17を開けるための穿孔面11の角度は、開口10の前方の特定位置に正対して小孔17が穿設される角度を等しくする必要があるが、二本のパイプ14は片側で連続しているから、二本のパイプ14の穿孔面11を正確に保って小孔17を穿設することができた。
また、両側に単独にパイプ14を設けるときにはパイプ14自身が回転する恐れが生じやすく、パイプ14は開口10の両側部12に強固に取付しなければならなかったが、パイプ14に発生する回転モーメントは逆方向の回転力をつくりだして開口10上部の連続部によって止められて、この回転力は打ち消しあっているから、簡単な取り付け構造によってガードの取り付けが可能になった。
2 熱源
10 開口
11 穿孔面
12 両側部
14 パイプ
17 小孔
18 横線材
19 突出線材
20 縦線材
Claims (3)
- 枠体(1)の内部に熱源(2)を配置し、該熱源(2)の前方の枠体(1)には開口(10)を形成し、該開口(10)に装着されるガードであって、
該ガードは複数本の横線材(18)の両側部分が縦線材(20)に固着された角型の平面状に構成され、該平面状のガードを構成する横線材(18)の一部には他の横線材よりも側方に延びる突出線材(19)を形成すると共に、
前記開口(10)の両側部(12)に形成した小孔(17)には、前記ガードの突出線材(19)が嵌合する暖房機のガードにおいて、
前記開口(10)の両側部(12)には前記開口(10)の前方位置に向くように枠体(1)の前面に対して傾斜した穿孔面(11)を備え、その穿孔面(11)に開けられた小孔(17)の穿孔方向は前記突出線材(19)の装着方向と交差する方向になっており、前記突出線材(19)が穿孔方向の異なる小孔(17)に線材の弾性力によって装着されていることを特徴とする暖房機のガード取り付け構造。 - 前記枠体(1)の開口(10)の側部に位置した穿孔面(11)は、該開口(10)の両側部(12)に配置した円筒状のパイプ(14)の表面であることを特徴とする請求項1に記載の暖房機のガード取り付け構造。
- 前記枠体(1)の両側部(12)に配置したパイプ(14)は、開口(10)の上部にも位置して、1本のパイプが折り曲げによって開口(10)の両側部(12)に位置している請求項2に記載の暖房機のガード取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007142073A JP5119467B2 (ja) | 2007-05-29 | 2007-05-29 | 暖房機用のガード取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007142073A JP5119467B2 (ja) | 2007-05-29 | 2007-05-29 | 暖房機用のガード取り付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008298318A JP2008298318A (ja) | 2008-12-11 |
JP5119467B2 true JP5119467B2 (ja) | 2013-01-16 |
Family
ID=40171998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007142073A Expired - Fee Related JP5119467B2 (ja) | 2007-05-29 | 2007-05-29 | 暖房機用のガード取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5119467B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112212404A (zh) * | 2020-09-17 | 2021-01-12 | 安徽美博智能科技有限公司 | 一种空调出风口用调节装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS434393Y1 (ja) * | 1965-11-22 | 1968-02-24 | ||
JPS6059009U (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-24 | 三洋電機株式会社 | 温風暖房機の保護ガ−ド装置 |
JPS60106007U (ja) * | 1983-12-23 | 1985-07-19 | シャープ株式会社 | 石油スト−ブ |
-
2007
- 2007-05-29 JP JP2007142073A patent/JP5119467B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008298318A (ja) | 2008-12-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4375061B2 (ja) | エキゾーストマニホールド及びキャタリストの遮熱構造 | |
JP5119467B2 (ja) | 暖房機用のガード取り付け構造 | |
WO2017061372A1 (ja) | 建設機械 | |
JP6256428B2 (ja) | 車両の車体構造 | |
JP2009030909A (ja) | 壁掛け型の空調機 | |
KR20190011590A (ko) | 엔진발전기의 방음 케이싱장치 | |
KR100754472B1 (ko) | 히터용 보호망과 이를 이용한 전기히터 | |
JP4398899B2 (ja) | 熱交換器の排気ダクト | |
JP6834772B2 (ja) | 温水装置 | |
JP5738615B2 (ja) | ヒートポンプ給湯機の脚部化粧カバー | |
EP3617593B1 (en) | Combustion device and infrared reflective plate | |
JP6677550B2 (ja) | 冷凍サイクル装置の室外機の保護部材 | |
US10794592B2 (en) | Infrared ray generation mesh | |
JP2008111565A (ja) | 電気ストーブ | |
US11022303B2 (en) | Combustion device | |
JP4810317B2 (ja) | 輻射式暖房機 | |
JP4606888B2 (ja) | 燃焼装置 | |
CN210951857U (zh) | 用于送风设备的发热组件及具有其的送风设备 | |
JP5244536B2 (ja) | 付属品取付け用ブラケット及びこれの取付け方法 | |
EP3435019B1 (en) | Reinforcing connecting assembly for water pipes | |
JP5634908B2 (ja) | 暖房機 | |
JP2010121851A (ja) | 空気調和機の室外機 | |
JP2018059645A (ja) | 排気アダプタ | |
JP6275464B2 (ja) | ボイラ | |
KR101834990B1 (ko) | 보일러의 전면커버 조립구조 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120626 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120801 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120918 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121001 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5119467 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |