JP5119318B2 - リバースペーシングモードの切換え - Google Patents

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Description

本分野は、一般に、植込み型医療デバイスに関し、制限のためではないが特に、被検者に心臓不整脈治療を供給するシステム、デバイスおよび方法に関する。
優先権の利益は、その出願が参照により本明細書に組込まれる、2007年4月11日に出願された米国特許出願第11/734,120号明細書に対して主張される。
植込み型医療デバイス(IMD)は、患者に埋め込まれるように設計されたデバイスである。これらのデバイスの一部の例は、植込み型ペースメーカ、植込み型除細動器(ICD)、心臓再同期デバイスおよびこうした能力の組合せを含むデバイスなどの心臓機能管理(CFM)デバイスを含む。デバイスは、通常、電気治療または他の治療を使用して患者を処置するか、または、医師または介護者が、患者の状態の内部監視によって患者を診断することを補助するために使用される。デバイスは、患者内の電気心臓活動を監視するための1つまたは複数のセンス増幅器と通信する1つまたは複数の電極を含んでもよく、またしばしば、1つまたは複数の他の内部患者パラメータを監視するための1つまたは複数のセンサを含んでもよい。植込み型医療デバイスの他の例は、植込み型診断デバイス、植込み型薬物送達システムまたは神経刺激能力を有する植込み型デバイスを含む。
いくつかのタイプのCFMは、従来の2腔DDDペーシングモード下で患者または被検者の1つまたは複数の心室にペーシングを供給する。DDDモードでは、CFMデバイスは、心房と心室の両方にペーシングを供給し、心房と心室の両方を検知することができ、1つの心腔内の活動を他の心腔内の事象に応じて調整することができる。たとえば、CFMデバイスは、心房におけるペーシング事象または検知事象のタイミング関係に従って心室をペーシングすることができる。しかし、不必要な心室ペーシングは、ペースメーカおよびICDなどの2腔CFMデバイスを装着する患者の心不全および心房細動のリスクの増加を伴う可能性がある。
本明細書は、一般に、被検者に心臓不整脈治療を供給するシステム、デバイスおよび方法に関する。
デバイスの例は、心臓収縮検知回路、タイマ回路、電気刺激回路およびコントローラを備える。タイマ回路は、連続する心房収縮間の心房−心房(A−A)間隔、連続する心室収縮間の心室−心室(V−V)間隔、および、心房収縮と、同じ心周期の心室収縮との間の心房−心室(A−V)間隔の持続時間を供給する。コントローラは、事象検出モジュールおよびペーシングモジュールを含む。事象検出モジュールは、A−Vブロック事象が複数の心周期にわたって持続しているかどうかを判定するよう構成される。ペーシングモジュールは、独立のVVIバックアップモードを有するAAI(R)モードを含む1次ペーシングモードに従ってペーシング治療を供給し、A−Vブロック事象が複数の心周期にわたって持続する場合、ペーシング治療を2次ペーシングモードに切換えるよう構成される。
方法の例は、心房における連続する心房収縮間のA−A間隔および心室における連続する心室収縮間のV−V間隔を検知すること、1次ペーシングモードに従ってペーシング治療を供給すること、A−Vブロック事象が複数の心周期にわたって持続しているかどうかを判定すること、および、A−Vブロック事象が複数の心周期にわたって持続する場合、ペーシング治療を2次ペーシングモードに切換えることを含む。1次ペーシングモードは、A−A間隔が、心房下限レート(LRL)間隔を超えるときに、少なくとも1つの心房をペーシングすること、および、V−V間隔が、心房LRL間隔より長い心室LRL間隔を超えるときに、心房内で起こっている事象に関係なく、少なくとも1つの心室をペーシングすることを含む。2次ペーシングモードは、心房収縮と、同じ心周期の心室収縮との間のA−V間隔が第1のA−V遅延間隔を超えるときに、心室をペーシングすることを含む。
この概要は、本特許出願の主題の概観を提供することが意図される。この要約は、本発明の排他的なまたは網羅的な説明を提供することを意図されない。詳細な説明は、本特許出願の主題に関するさらなる情報を提供することが意図される。
植込み型医療デバイス(IMD)を使用するシステムの所定部分の図である。 心臓不整脈のための治療を供給するデバイスの所定部分の実施例のブロック図である。 検知事象およびペーシング事象含むシミュレートされた波形ならびに1次ペーシングモードに相当するマーカである。 心臓不整脈のための治療を供給する方法の実施例のフロー図である。 検知事象およびペーシング事象含むシミュレートされた波形、ならびに、1次ペーシングモードから2次ペーシングモードへの切換えの実施例を示すマーカである。 検知事象およびペーシング事象を含むシミュレートされた波形、ならびに、1次ペーシングモードに従ってペーシングしている間の断続的なA−Vブロックの例を示すマーカである。 検知事象およびペーシング事象を含むシミュレートされた波形、ならびに、1次ペーシングモードから2次ペーシングモードへの切換えを引き起こす増加した断続的なA−Vブロックの例を示すマーカである。 A−Vサーチヒステリシスを実施する方法の実施例を示す図である。
以下の詳細な説明は、詳細な説明の一部を形成する添付図面に対する参照を含む。図面は、本発明が実施されてもよい特定の実施形態を例証として示す。本明細書で「実施例」とも呼ばれるこれらの実施形態は、当業者が本発明を実施することを可能にするように十分詳細に記載される。実施形態が組合されてもよく、他の実施形態が利用されてもよく、または、本発明の範囲から逸脱することなく、構造的変更、論理的変更および電気的変更が行われてもよい。したがって、以下の詳細な説明は、制限的な意味で考えられるべきでなく、本発明の範囲は、添付特許請求の範囲およびその等価物によって規定される。
本明細書では、用語「または」は、非排他的であることを指すのに使用される、したがって、特に指示されない限り、「AまたはB」は「BであるがAではない」、「BであるがAではない」および「AおよびB」を含む。さらに、本文書で参照される全ての出版物、特許および特許文書は、まるで参照により個々に組込まれるように、参照によりその全体が本明細書に組込まれる。本文書と参照により組込まれるそれらの文書との間の矛盾する使用がある場合、組込まれる参照(複数可)における使用法は、本文書の使用法を補助するものと考えられるべきである。すなわち、両立しない矛盾については、本文書における使用法が規制する。
図1は、植込み型医療デバイス(IMD)105を使用するシステム100の図である。IMD105の実施例は、制限なしで、ペースメーカ、カーディオバータ、ディフィブリレータ、心臓再同期治療(CRT)デバイス、ならびに、1つまたは複数の神経刺激デバイス、薬物、薬物送達システムまたは他の治療を含むかまたはそれと協調して働く心臓デバイスを含む、他の心臓監視および治療送出デバイスを含む。1つの実施例として、示すシステム100は、心臓不整脈を処置するために使用される。IMD105は、通常、1つまたは複数の心臓リード線110、115、125によって患者または被検者の心臓に結合される電子機器ユニットを含む。IMD105の電子機器ユニットは、通常、密封されたキャニスタまたは「缶」内に閉囲されたコンポーネントを含む。システム100はまた、通常、無線周波数(RF)信号または1つまたは複数の他のテレメトリ信号を使用することよってなどで、1つまたは複数の無線信号185をIMD105に通信するIMDプログラマまたは他の外部デバイス190を含む。
実施例は、近位端111および遠位端113を有する右心房(RA)リード線110を含む。近位端111は、IMD105のヘッダコネクタ107に結合される。遠位端113は、心房中隔内かまたはその近くのRA内に留置されるよう構成される。RAリード線110は、RA先端電極114AおよびRAリング電極114Bなどの一対の双極電極を含んでもよい。RA電極114Aおよび114Bは、心房中隔内かまたはその近くに留置するために、遠位端113においてリード線本体内に組込まれ、それぞれ、リード線本体内に延在する導体を通してIMD105に電気結合される。RAリード線は、心房中隔内かまたはその近くに留置されているのが示されるが、RAリード線は、心耳内に留置されてもよい。
実施例はまた、近位端117および遠位端119を有する右心室(RV)リード線115を含む。近位端117は、ヘッダコネクタ107に結合される。遠位端119は、RV内に留置されるよう構成される。RVリード線115は、近位デフィブリレーション電極116、遠位デフィブリレーション電極118、RA先端電極120AおよびRVリング電極120Bの1つまたは複数を含んでもよい。デフィブリレーション電極116は、RAおよび/または上大静脈内の上室留置に適するロケーションにおいてリード線本体内に組込まれる。デフィブリレーション電極118は、RA内への留置のために遠位端119に近いリード線本体内に組込まれる。RV電極120Aおよび120Bは、双極電極対を形成してもよく、また、遠位端119においてリード線本体内に組込まれる。電極116、118、120Aおよび120Bは、それぞれ、リード線本体内に延在する導体を通してIMD105に電気結合される。近位デフィブリレーション電極116、遠位デフィブリレーション電極118および/またはIMD105の缶上に形成される電極は、心臓に対するカーディオバージョン/デフィブリレーションパルスの送出を可能にする。
RV先端電極120A、RVリング電極120Bおよび/またはIMD105の缶上に形成される電極は、RV脱分極を指示するRV電位図を検知し、RVペーシングパルスを送出することを可能にする。RA先端電極114A、RAリング電極114Bおよび/またはIMD105の缶上に形成される電極は、RA脱分極を指示するRA電位図を検知し、RAペーシングパルスを送出することを可能にする。検知およびペーシングは、IMD105が、心腔収縮のタイミングを調整することを可能にする。一部のデバイスの実施例では、IMD105は、RAの収縮を検知し、所望の心房−心室(A−V)遅延時間でRVをペーシングすることによって、心房収縮遅延のタイミングに対して心室収縮のタイミングを調整しうる。これは、デバイスがDDDモードに従って治療を供給する場合に起こる。
同様に、左心室(LV)リード線125が示される。LVリード線125は、近位端121および遠位端123を有する細長いリード線本体を含む冠血管ペーシングおよび/または検知リード線である。近位端121ハは、ヘッダコネクタ107に結合される。遠位端123は、冠状静脈内に留置されるかまたは挿入されるよう構成される。LVリード線125は、LV先端電極128AおよびLVリング電極128Bを含んでもよい。LVリード線125の遠位部分は、LV電極128Aおよび128Bが冠状静脈内に留置されるように、管状静脈洞および冠状静脈内に留置されるよう構成される。LV電極128Aおよび128Bは、双極電極対を形成してもよく、遠位端123においてリード線本体内に組込まれ、それぞれ、リード線本体内に延在する導体を通してIMD105に電気結合される。LV先端電極128A、LVリング電極128Bおよび/またはIMD105の缶上に形成される電極は、LV脱分極を指示するLV電位図を検知し、LVペーシングパルスを送出することを可能にする。
他の形態の電極は、図1のIMD105によって生成される電流を「操向する」のに役立つメッシュおよびパッチを含み、メッシュおよびパッチは、心臓の1つまたは複数の部分に貼付けられてもよく、または、身体の1つまたは複数の他のエリア内に埋め込まれてもよい。IMDは、経静脈、心内膜または心外膜電極(たとえば、経胸郭電極)か、缶、ヘッダなどの皮下、非経胸郭電極か、不関電極か、あるいは、皮下アレイまたはリード線電極(たとえば、非経胸郭電極)を含む種々の電極配置構成で構成されてもよい。心臓活動に関連する電気信号を監視することは、即座でない場合、早期に、心臓疾病の診断を提供する可能性がある。
不必要な心室ペーシングは、2腔CFMデバイスを装着する患者の心不全および心房細動のリスクの増加を伴う可能性がある。房室(AV)遅延は、(ペーシングされるかまたは検知された)心房事象と心室ペースとの間の遅延を指す。一定のAV遅延を用いる場合、内因性心室脱分極がAV遅延の終了までに検知されない場合、2腔CFMデバイスは、AV遅延の終了時の心房事象に続いて心室をペーシングすることになる。動的AV遅延は、患者が運動するときなどに、AV遅延が、心房レートと共に短縮することを可能にする。AV遅延中にCFMデバイスが内因性心室パルスを探索することを可能にすることは、不必要な心室ペーシングを低減する可能性がある。
CFMデバイスは、たとえばDDDモードなどの異なるペーシングモードでペーシング治療を供給できる。DDDモードの一部の実施態様では、心室は、一定のまたは動的なAV遅延の終了後にペーシングされる。AAIモードは、心房腔のペーシングおよび検知を行う単腔ペーシングモードである。(検知されるかまたはペーシングされた)心房事象が起こった後、心房事象−心房事象(A−A)間隔が心房下限レート(lower rate limit)(LRL)時間間隔を越える場合、心房がペーシングされる。すなわち、検知心房脱分極が検出される前に、心房下限レート(LRL)時間間隔が終了する場合、心房がペーシングされる。VVIモードは、心室腔のペーシングおよび検知を行う単腔ペーシングモードである。(検知されるかまたはペーシングされた)心室事象が起こった後、心室事象−心室事象(V−V)間隔が心室下限レート(LRL)時間間隔を越える場合、心室がペーシングされる。すなわち、検知心室脱分極が検出される前に、心房LRL時間間隔が終了する場合、心室がペーシングされる。CFMデバイスを用いてAAIモードに従ってペーシング治療を供給すること、および、AAIペーシングと独立であるバックアップVVIモードペーシングを供給することは、不必要な心室ペーシングを低減する可能性がある。
図2は、心臓不整脈のための治療を供給するデバイス200の所定部分の実施例のブロック図である。デバイスは、少なくとも1つの植込み型心臓収縮検知回路205、タイマ回路210、電気刺激回路215、ならびに、心臓収縮検知回路205、タイマ回路210および電気刺激回路215に通信可能に結合するコントローラ220を含む。心臓収縮検知回路205は、心房からの検知収縮信号および心室からの検知収縮信号を供給する。タイマ回路210は、心房からの収縮信号を使用して、連続する心房収縮間の心房−心房(A−A)間隔の持続時間を確定し、心室からの収縮信号を使用して、連続する心室収縮間の心室−心室(V−V)間隔の持続時間を確定する。タイマ回路210は、心房および心室からの収縮信号を使用して、心房収縮と、同じ心周期の心室収縮との間の心房−心室(A−V)間隔の持続時間を確定する。電気刺激回路215は、心房内の少なくとも1つの植込み型電極および心室内の少なくとも1つの植込み型電極にペーシング用電気刺激エネルギーを供給する。一部の実施例では、電気刺激回路215は、右心室内の少なくとも1つの電極および左心室内の少なくとも1つの電極にペーシング用電気刺激エネルギーを供給する。
コントローラ220は、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、マイクロプロセッサ、あるいは、ソフトウェアまたはファームウェアで命令を解釈するかまたは実行する他のタイプのプロセッサを含んでもよい。一部の実施例では、コントローラ220は、ハードウェア回路で実施される状態機械またはシーケンサを含んでもよい。コントローラ220は、ハードウェア、ファームウェアまたはソフトウェアの任意の組合せを含んでもよい。コントローラ220は、本明細書で述べる機能を実施する1つまたは複数のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアまたはその任意の組合せを含んでもよい。複数の機能は、1つまたは複数のモジュール内で実施されてもよい。
コントローラ220はペーシングモジュール225を含む。ペーシングモジュール225は、1次ペーシングモードおよび2次ペーシングモードに従ってペーシング治療を供給する。1次ペーシングモードの一部の実施例では、ペーシングモジュール225は、心房にAAIモードのペーシングを供給し、少なくとも1つの心室にVVIモードのペーシングを供給する。VVIペーシングは、心房内で起こっているいずれの事象(検知されるかまたはペーシングされた)にも関係なく実施される点で、AAIペーシングと独立である。心室ペーシングモードにおいて心室による心房脱分極の追従は存在しない。こうして、デバイス200は、まるで2つの異なる心腔にペーシング治療を供給する2つの独立の単腔デバイスが存在するように働く。しかし、心室LRL間隔は心房LRL間隔より長い。たとえば、心室LRL間隔は、1.333s(45bpmの低レートに相当する)にセットされてもよく、一方、心房LRL間隔は、1.0s(60bpmの低レートに相当する)にセットされる。そして、1次ペーシングモードは、独立のバックアップVVIモードを有するAAIモードであり、心室LRLは、心房LRLより15bpm低くセットされる。長い心室LRL間隔を有することは、正常A−V伝導を有する患者について心室ペーシングの低減を促す。
図3は、検知事象およびペーシング事象含むシミュレートされた波形305、シミュレートされた心電図(ECG)307、ならびに、1次ペーシングモードに相当するマーカ310を示す。第1の波形315は心房事象を示す。第1の波形では、内因性心房収縮が、0.858sの間隔または約52bpmのレートで起こっている。心房マーカ325は検知心房事象を指示する。第2波形320は心室事象を示す。波形320の最初のいくつかの事象は、心房から心室への脱分極の伝導(A−V伝導)が起こり、心房と同じレート(0.858sのレート間隔)で心室が脱分極していることを示す。心室マーカ335は心室検知事象を指示する。
心室LRLは、45bpm、または、1.333sの間隔にセットされ、心房LRLより低くセットされる。ペーシング心室事象330は、心房の脱分極が心室に伝導しない場合(A−Vブロック)を示す。心室は心室LRLでペーシングされる。心室マーカ340はVペーシング事象を指示する。第2波形320は、完全心ブロックに発展する内因性伝導を示す。ブロック後の心室ペース事象は心房追従を全く示さない。
一部の実施例では、図2のデバイス200は、コントローラ220に結合する活動センサ235を含む。活動センサ235の実施例は加速度計である。ペーシングモジュール225は、レート応答モードまたはAAI(R)モードで心房にペーシングを供給する。AAI(R)モードでは、コントローラ220は、活動センサの出力に従って心房レートを調整する。ペーシングモジュール225は、A−A間隔が活動センサにより指示される心房レート間隔を超えるときに心房をペーシングする。そのため、1次ペーシングモードは、独立のバックアップVVIモードを有するAAI(R)モードである。心房追従は行われず、定義によれば、心房追従がDDD(R)モードまたはVDD(R)モードの機能であるため、活動センサ出力は増加しない。一部の実施例では、1次ペーシングモードは、独立のバックアップVVI(R)モードを有するAAI(R)モードである。独立のVVI(R)活動センサにより指示される心室レート間隔は、活動センサにより指示されるAAI(R)心房レート間隔より長い。
一部の実施例では、ペーシングモジュール225は、2次ペーシングモードとしてDDDペーシングを供給し、プログラムされたDDDパラメータが使用される。いくつかの実施例では、ペーシングモジュール225は、2次ペーシングモードとしてDDD(R)ペーシングを供給する。ペーシングモジュール225は、A−Vブロック事象が複数の心周期にわたって持続する場合、1次ペーシングモードから2次ペーシングモードへペーシングモードを切換える。2次ペーシングモードは、心房−心室収縮(A−V)間隔がデバイス300で指定される第1のA−V遅延間隔を超えるときに、少なくとも1つの心室をペーシングすることを含む。
コントローラ220は、心房−心室(A−V)ブロック事象が複数の心周期にわたって持続しているかどうかを判定する事象検出モジュール230を含む。一部の実施例では、事象検出モジュール230は、検知心室事象が起こることなく心室LRL間隔が超えられる場合、A−Vブロック事象を判断する。たとえば、図3では、心室LRL間隔が超えられ、かつ、RVペースが起こったと、ペーシング心室事象330および心室マーカ340が指示するときに、A−Vブロック事象が判断される。
一部の実施例では、事象検出モジュール230は、心房LRL間隔より指定閾値だけ長く、かつ、心室LRL間隔より短いV−V間隔が検知される場合、A−Vブロック事象を判断する。たとえば、図4では、心房は、心房LRL(45bpmまたは1.333sの間隔)でペーシングされ、心室LRLは、30bpm(2.0s)にセットされる。検知V−V間隔が、2.0sの心室LRL間隔より短いが、1.333sの心房LRL間隔より指定閾時間値だけ長い場合、事象検出モジュール230はA−Vブロック事象を判断する。一部の実施例では、デバイス200は活動センサ235を含み、事象検出モジュール230は、活動センサにより指示される心房レート間隔より指定閾値だけ長く、かつ、心室LRL間隔より短いV−V間隔が検知される場合、A−Vブロック事象を判断してもよい。
指定閾時間はゼロであってよいが、考えられるA−V伝導のジッタまたはデバイス200による検知のジッタを可能にするために非ゼロ閾値を有することが好ましい。例証的な実施例として、指定閾時間は1ミリ秒(1ms)であってよい。V−V間隔が1.334sより長い場合、A−Vブロック事象が判断されることになる。別の例証的な実施例では、指定閾時間は150msであってよい。V−V間隔が1.483sより長い場合、A−Vブロック事象が判断されることになる。
事象検出モジュール230は、A−Vブロック事象を判断し、A−Vブロック事象が持続しているときを判断する。一部の実施例では、事象検出モジュール230は、Y個のうちのX個の連続V−V間隔においてA−Vブロック事象が判断されるときに、A−Vブロック事象が持続していると判断する。ここで、XおよびYは整数であり、XはY以下である。一部の実施例では、事象検出モジュール230は、所定の程度のA−Vブロックが起こっていることを検出するためにXアウトオブYカウンタ(X out of Y counter)を含む。例証的な実施例として、Yは10であり、Xは2である。事象検出モジュール230は、最後の10個のV−V間隔において何個のA−Vブロック事象が起こったかを突きとめる。たとえば、事象検出モジュール230は、最後の10個のV−V間隔(間隔は、検知事象およびペーシング事象を含む)を見るローリング窓をセットアップする。2アウトオブ10カウンタは、患者が、5個のうちの1個のV−V間隔においてA−Vブロック事象を有する状況を検出することになる。(これはまた、5:4ブロックとみなされうる。5:4ブロックでは、患者は、5個の心房脱分極ごとに4個のA−V伝導事象を有する。ペースメーカがない場合、5個のA−A間隔ごとに4個のV−V間隔が存在することになる。ペースメーカにより提供される心室ペース事象は、第5番目のV−V間隔を提供する。)2アウトオブ10カウンタは、患者が、6個のうちの1個のV−V間隔においてA−Vブロック事象を有する状況を検出しないことになる。(これは6:5ブロックとみなされうる。6:5ブロックでは、患者は、6個の心房脱分極ごとに5個のA−V伝導事象を有する。)もちろん、患者が2個のうちの1個のV−V間隔においてA−Vブロック事象を有する場合など、より高い程度のA−V伝導ブロックが、2アウトオブ10カウンタを用いて検出されることになる。(これは2:1ブロックとみなされうる。2:1ブロックでは、患者は、2個の心房脱分極ごとに1個のA−V伝導事象を有する。)
一部の実施例では、事象検出モジュール230は、XアウトオブYカウンタが最初にA−Vブロックを登録した後にブロック事象の数を計数するためのA−Vブロック事象カウンタを含む。A−Vブロック事象カウンタは、モード切換えが実施される前に、検出A−Vブロックがどれだけの間起こったかを突きとめるのに使用される。実施例では、最後の10個のV事象のうちに1個以下のA−Vブロック事象が存在する場合、事象検出モジュール230は、A−Vブロック事象カウンタをゼロにセットする。最後の10個のV事象のうちに2個以上のA−Vブロック事象が存在する場合、事象検出モジュール230は、持続性A−Vブロックが検出されたと判断し、持続性A−Vブロックの指示を起動する。指示は、ペーシングモジュール225に信号を送出すること、または、メモリ内にフラグをセットすることを含む。持続性A−Vブロックが検出されると、ペーシングモジュール225は、2次ペーシングモードに切換わる。XおよびYの値は、介護者が、V検知を促進したいとどれほど強く思っているかに応じて変更されうる。たとえば、Xを3に増やすことは、持続性A−Vブロックが判断されることを少し難しくする。
図4は、心臓不整脈の治療方法400の実施例のフロー図である。ブロック405にて、連続する心房収縮間のA−A間隔が心房内で検知され、連続する心室収縮間のV−V間隔が心室内で検知される。ブロック410にて、ペーシング治療が、1次ペーシングモードに従って被検者に供給される。一部の実施例では、1次ペーシングモードは、AAIペーシングモードに従って心房をペーシングすること(たとえば、A−A間隔が心房LRL間隔を超えるときに少なくとも1つの心房をペーシングすること)、および、心房内で起こっている事象に関係なく、VVIモードに従って少なくとも1つの心室を独立にペーシングすること(たとえば、V−V間隔が、心房LRL間隔より長い心室LRL間隔を超えるときに、心室をペーシングすること)を含む。一部の実施例では、1次ペーシングモードは、独立のバックアップVVIペーシングを有するAAI(R)ペーシングモードに従って心房をペーシングする(たとえば、A−A間隔が活動センサにより指示される心房レート間隔を超えるときに心房をペーシングする)ことを含む。一部の実施例では、1次ペーシングモードは、独立のバックアップVVI(R)ペーシングを有するAAI(R)モードである。
ブロック415にて、A−Vブロック事象が複数の心周期にわたって持続しているかどうかが判定される。ブロック420にて、A−Vブロック事象が複数の心周期にわたって持続する場合、ペーシング治療が2次ペーシングモードに切換えられる。一部の実施例では、2次ペーシングモードは、DDDペーシングモード(たとえば、心房収縮と、同じ心周期の心室収縮との間の心房−心室(A−V)間隔が、第1のA−V遅延間隔を超えるときに心室をペーシングすること)を含む。
図5は、検知事象およびペーシング事象を含むシミュレートされた波形505、シミュレートされたECG507、ならびに、1次ペーシングモードから2次ペーシングモードへの切換えの実施例を示すマーカ510を示す。実施例では、1次ペーシングモードは、独立のバックアップVVIを有するAAIであり、2次ペーシングモードはDDDである。波形は、心房波形515および心室波形520を含む。心房波形515は、内因性心房収縮が0.858sの間隔で起こっていることを示す。心房マーカ525は検知心房事象を指示する。
図3の場合と同様に、心室波形520の最初のいくつかの事象は、心房から心室への脱分極の伝導(A−V伝導)が起こり、心室が、心房と同じレート(0.858sのレート間隔)で脱分極することを示す。心房マーカ535は検知心室事象を指示する。ペーシング心室事象530は、心房の脱分極が心室に伝導されない場合(A−Vブロック)を示す。心室は心室LRLでペーシングされ、心室マーカ540は、45bpmの心室LRLでのペーシングを指示する。心室波形520は、完全心ブロックに相当し、心室ペース事象は、心房追従を全く示さない。
第3のペーシング心室事象545は、心室マーカ541で指示される第3のA−Vブロック事象に相当する。持続性A−Vブロックは、第3のVペース後に判断される。リバースモード切換え(reverse mode switch)(RMS)エピソードマーカ542が表示され、ペーシング治療が、2次ペーシングモード(ここではDDDモード)に切換えられる。心房脱分極550および心室脱分極555はDDDモードに相当する。心室脱分極555は、約170msのA−V遅延で心房脱分極550に追従する。
図6は、検知事象およびペーシング事象を含むシミュレートされた波形605、シミュレートされたECG607、ならびに、独立のVVIバックアップモードを有するAAIモードの1次ペーシングモードに従ってペーシングしている間の、断続的なA−Vブロックの例を示すマーカ610を示す。例は、6:5心ブロックに相当する(患者は、6個の心房脱分極のうち5個のA−V伝導事象を受ける)。波形は心房波形615および心室波形620を含む。心房波形615は、内因性心房収縮が0.858sの間隔で起こっていることを示す。心室脱分極630および645は、心室ペースマーカ640で示されるA−Vブロック事象に相当する。A−Vブロック検出器カウンタがリセットされるため、持続性A−Vブロックは第2のVペース後に判断されない。リバースモード切換え(RMS)エピソードマーカは、表示されず、ペーシング治療は、2次ペーシングモードに切換えられない。
図7は、検知事象およびペーシング事象を含むシミュレートされた波形705、シミュレートされたECG707、ならびに、1次ペーシングモードから2次ペーシングへの切換えを引き起こす増加した断続的なA−Vブロックの例を示すマーカ710を示す。例は、4:3心ブロックを示す(患者は、4個の心房脱分極ごとに3個のA−V伝導事象を受ける)。波形705は心房波形715および心室波形720を含み、1次ペーシングモードは、独立のVVIバックアップモードを有するAAIモードである。心室脱分極730および745は、心室ペースマーカ740で示されるA−Vブロック事象に相当する。持続性A−Vブロックは第2のVペース後に判断される。RMSエピソードマーカ742が表示され、ペーシング治療は、2次ペーシングモードに切換えられる。心房脱分極750および心室脱分極755はDDDモードに相当する。心室は、心房脱分極750後にA−V遅延だけ経過してペーシングされる。
図2のデバイス200に戻ると、ペーシングモジュール225は、指定数だけの心周期の間、2次ペーシングモードでペーシング治療を供給した後に、元の1次ペーシングモードに切換わってもよい。A−Vブロックが持続する場合、デバイス200は、1次ペーシングモードと2次ペーシングモードとの間で交互に定期的に切換わってもよい。1次ペーシングモードがVVIバックアップを有するAAI/AAI(R)であり、2次ペーシングモードがDDD/DDD(R)である場合、患者は、モード切換えを検知してもよい。指定数のモード切換えが指定期間内に行われる場合、ペーシングモジュール225は、2次ペーシングモードに切換わり、2次ペーシングモードに留まってもよい。A−Vブロックが持続する場合、デバイス200は2次ペーシングモードに留まることになる。2次ペーシングモードがDDD/DDD(R)である場合、内因性心室収縮は、デバイスによって誘発されないことになる。同じレベルのA−V伝導の回復が検出されるとき、2次ペーシングモードから1次ペーシングモードへ切換えることが好ましい。
一部の実施例によれば、ペーシングモジュール225は、A−V伝導事象が持続することを検出する場合、2次ペーシングモードから元の1次ペーシングモードへ切換わってもよい。いくつかの実施例では、ペーシングモジュール225は、DDDまたはDDD(R)ペーシングから、バックアップVVIを有するAAIか、バックアップVVIを有するAAI(R)か、または、バックアップVVI(R)を有するAAI(R)に切換わって、より多くの内因性心室収縮を誘発する。事象検出モジュール230は、A−V伝導事象が複数の心周期にわたって持続しているかどうかを判定する。これは、A−Vサーチヒステリシスと呼ばれてもよく、ペーシングモジュール225は、A−Vサーチヒステリシス機能を使用して、内因性心室収縮が検知されることを可能にする。
図8は、ペーシングモジュール225および事象検出モジュール230においてA−Vサーチヒステリシスおよび持続性A−V伝導検出を実施するときに使用されてもよい方法800の実施例を示す。ブロック805にて、ペーシングモジュール225は、第1の指定持続時間の間、2次ペーシングモードに従ってペーシング治療を供給する。この第1の持続時間は、1次ペーシングモードから2次ペーシングモードへの切換えに続き、A−Vサーチ間隔と呼ばれてもよい。A−Vサーチ間隔は、時間で(たとえば、ms単位で)または心室事象(たとえば、10個の心室検知事象またはペーシング事象)によって測定されてもよい。いくつかの実施例では、ペーシングモジュール225は、第1のA−V遅延(たとえば150ms)を使用してDDD/DDD(R)ペーシングを供給する。早期心室収縮(PVC)が起こる場合、PVCは、他のVセンス事象と同じように計数されてもよい。
ブロック810にて、ペーシングモジュール225は、第1の持続時間に続く第2の持続時間の間、第1のA−V遅延の代わりに延長したA−V遅延を使用して少なくとも1つの心室をペーシングする。延長したA−V遅延は第1のA−V遅延より長い(たとえば300ms)。いくつかの実施例では、第2の持続時間は、心周期(たとえば、8個の心周期)で測定される。A−V遅延は、内因性心室収縮を探索するために延長される。
ブロック815にて、事象検出モジュール230は、A−V伝導事象が第2の持続時間中に起こるかどうかを判定する。内因性心室収縮が、延長したA−V遅延を使用して検知される場合、事象検出モジュール230はA−V伝導事象を判断する。内因性心室収縮が検知されることなく、第2の持続時間が終了する場合、ペーシングモジュール225は、ブロック805にて、2次ペーシングモードにおいて第1のA−V遅延を使用して心室をペーシングすることに戻る。A−V伝導事象が起こる場合、事象検出モジュール230は、指定数の判断されたA−V伝導事象が検知内因性心室収縮後に起こることによって、A−V伝導事象が持続しているかどうかを判定する。ブロック820にて、コントローラ220は、内因性心室収縮(すなわち伝導事象)が起こると事象検出モジュール230によって増分されるカウンタ(伝導事象カウンタ)を含む。いくつかの実施例では、カウンタは、第2の持続時間中に、第1の内因性心室収縮後にゼロに初期化され、後続の内因性心室収縮(たとえば、ブロック830にて検出される)によって増分される。
ブロック825にて、事象検出モジュール230は、内因性心室収縮のカウントが収縮の指定数に達したかどうかを判定する。達していない場合、事象検出モジュール230は、ブロック830にて内因性心室収縮を探索し続ける。内因性心室収縮のカウントが指定カウント(たとえば25)に達する場合、持続性A−V伝導が判断され、ブロック835にて、ペーシングモジュール225は、元の1次ペーシングモードに切換わる。
1次ペーシングモードに戻るために、一部の実施例では、所定数のA−Vブロック事象がこの期間中に起こらない限り、元の1次ペーシングモードに切換わるために、ある数の内因性心室事象が起こることが必要である。十分なA−Vブロック事象が起こる場合、A−Vブロックは、持続していると思われ続ける。いくつかの実施例では、ペーシングモジュール225は、第2の持続時間が終了した後であるが、指定数の判断されたA−V伝導事象が起こる前に、指定数のA−Vブロック事象が起こる場合、ブロック805にて、2次ペーシングモードにおいて第1のA−V遅延を使用して心室をペーシングすることに戻るよう構成される。
ブロック840にて、事象検出モジュール230は、A−Vブロック事象が起こったかどうかを判定する。(たとえば、延長したA−V遅延タイマがタイムアウトするため)Vペース事象が起こる場合、Vブロック事象が起こったと、事象検出モジュール230が判断してもよい。ブロック820にて、コントローラ220は、A−Vブロック事象が判断されると、事象検出モジュール230によって増分されるカウンタ(ブロック事象カウンタ)を含む。事象検出モジュール230は、最後のY個の心周期中にX個のブロック事象が起こるときに、A−Vブロック事象が持続すると判断してもよい。指定数のA−V伝導事象が起こって、A−V伝導事象が持続していると判断される前に、A−Vブロック事象が、持続していると判断される場合、ペーシングモジュール225は、ブロック805にて第1のA−V遅延を使用して2次ペーシングモードでペーシングすることに戻る。
一部の実施例では、持続性A−Vブロック事象が判断されると、臨床医は、デバイスを2次ペーシングモードに留めたいと思う可能性がある。コントローラ220は、A−Vサーチ機能をターンオフするようプログラムされうる。デバイスは、その後、たとえば臨床状況においてなどで再プログラムされるまで、2次ペーシングモードに留まることになる。
一部の実施例では、デバイス200は、コントローラ内に含まれてもよく、または、コントローラと別であってよいメモリ240を含む。1次ペーシングモードから2次ペーシングモードへ、または、2次ペーシングモードから1次ペーシングモードへ、ペーシングモードの切換えが起こると、コントローラは、ペーシングモードの切換えの少なくとも1つのインスタンスの指示をメモリに格納する。
一部の実施例では、デバイス200は、植込み型心臓信号検知回路を含む。心臓信号検知回路は、心臓収縮検知回路205と同じでもよく、または、異なってもよい。心臓信号検知回路は、心臓の活動電位信号に関連する電気心臓信号を検知する。活動電位は、心臓の電気伝導系を伝播して、心筋組織の種々の領域を興奮させる。心臓信号検知回路は、こうした信号を表す電気信号を供給する。心臓信号検知回路の実施例は、制限なしで、皮下ECG検知回路、心臓内電位図(EGM)検知回路および無線ECG検知回路を含む。皮下ECG検知回路では、電極が皮膚の下に埋め込まれ、得られるECG信号は、皮下ECGまたは遠方場電位図と呼ばれる。心臓内ECG検知回路では、少なくとも1つの電極が、心臓内かまたは心臓の周りに留置される。無線ECG検知回路は、表面ECGを近似するために、心臓信号の差動検知を行う複数の電極を含む。無線ECGシステムの説明は、無線ECGの説明を含む、参照により本明細書に組込まれる、2004年3月5日に出願された「Wireless ECG in Implantable Devices」という名称のMcCabe他による同一譲受人に譲渡された同時係属中の米国特許出願第10/795,126号明細書に見出される。
ペーシングモードの切換えが起こると、心臓信号検知回路は、内因性心臓信号を表す電位図を生成する。コントローラ220は、ペーシングモードの切換えの指示に関連して、EGMデータをメモリ240に格納する。これは、メモリログエントリと見なされうる。一部の実施例では、1次ペーシングモードから2次ペーシングモードへのモード切換えがいつ起こったかについてのタイムスタンプがメモリに格納される。一部の実施例では、A−V伝導が回復したと判断され、ペーシングモジュール225が2次ペーシングモードから元の1次ペーシングモードへ切換わる場合、2次ペーシングモードに従ってデバイスがペーシング治療を送出した持続時間がメモリに格納される。
一部の実施例では、デバイス200は、コントローラ220に通信可能に結合する通信回路245を含む。コントローラ220は、通信回路245を使用して、無線信号を第2のデバイスに通信する。一部の実施例では、通信回路245は、ペーシングモードの切換えの指示を第2のデバイスに通信する。一部の実施例では、通信回路245は、メモリ内の少なくとも1つのログエントリを第2のデバイスに通信する。ログエントリは、ペーシングモードの切換え指示、ペーシングモードの切換えが起こったときに記録されたEGMおよびモード切換えが起こったときのタイムスタンプの少なくとも1つを含む。いくつかの実施例では、ログエントリは、2次ペーシングモードに従ってデバイス200がペーシングした持続時間を含む。一部の実施例では、第2のデバイスは、デバイス200用のプログラマを含む。いくつかの実施例では、第2のデバイスは、インターネットまたは移動体電話ネットワークなどの通信ネットワークに通信可能に結合される。第2のデバイスは、たとえば、被検者と同じ部屋にあるリピータなどの第3のデバイスを使用してデバイス200と通信してもよい。
先の説明は、例証的であり、限定的でないことを意図されることが理解されるべきである。たとえば、上述した実施形態(および/またはその態様)は、互いに組合せて使用されてもよい。先の説明を検討することによって、多くの他の実施形態が当業者に明らかになるであろう。したがって、本発明の範囲は、添付特許請求の範囲を参照して、特許請求の範囲がそれに対して権利が与えられる等価物の全範囲と共に確定されるべきである。添付特許請求の範囲では、用語「含む」および「そこで」は、それぞれの用語「備える」および「そこで」の平易な英語の等価物として使用される。同様に、添付特許請求の範囲では、用語「含む」および「備える」は、無制限である。すなわち、添付特許請求の範囲においてこうした用語の後に挙げられる要素に加えて、要素を含むシステム、デバイス、製品またはプロセスは、依然として特許請求項の範囲内に入ると考えられる。さらに、添付特許請求の範囲では、用語「第1の」、「第2の」および「第3の」などは、単にラベルとして使用され、その物体に対して数値要件を課すことを意図されない。
要約は、要約によって、読者が技術的開示の特質を迅速に確認することが可能になることを要求する37C.F.R.§1.72(b)に対応するように提供される。要約は、特許請求項の範囲または意味を解釈するかまたは制限するために使用されることがないという理解によって提出される。同様に、上記詳細な説明では、種々の特徴は、開示を簡素化するためにグループ化されてもよい。このことは、未請求の開示特徴が、任意の特許請求項に必須であることを意図するものとして解釈されるべきでない。むしろ、本発明の主題は、特定の開示される実施形態の全ての特徴より少ない特徴に存在する可能性がある。そのため、添付特許請求項は、詳細な説明に組込まれ、各請求項は、別個の実施形態として自分自身を請求する。
上記各実施形態から把握できる技術思想を以下に記載する。
(付記1)
デバイスであって、
心房からの検知収縮信号と心室からの検知収縮信号とを供給するよう構成される少なくとも1つの植込み型心臓収縮検知回路と、
連続する心房収縮間の心房−心房(A−A)間隔と、連続する心室収縮間の心室−心室(V−V)間隔と、心房収縮と同じ心周期の心室収縮との間の心房−心室(A−V)間隔の持続時間とを供給するよう構成されるタイマ回路と、
前記心房内の少なくとも1つの植込み型電極および前記心室内の少なくとも1つの植込み型電極にペーシング用電気刺激エネルギーを供給するよう構成される電気刺激回路と、
前記心臓収縮検知回路、前記タイマ回路および前記電気刺激回路に通信可能に結合されるコントローラと
を備え、前記コントローラは、
心房−心室(A−V)ブロック事象が複数の心周期にわたって持続しているかどうかを判定するよう構成される事象検出モジュールと、
ペーシングモジュールであって
1次ペーシングモードであって、
A−A間隔が、心房下限レート(LRL)間隔を超えるときに、少なくとも1つの心房をペーシングすること、
V−V間隔が、前記心房LRL間隔より長い心室LRL間隔を超えるときに、前記心房内で起こっているいずれの事象にも関係なく、少なくとも1つの心室をペーシングすること
を含む、1次ペーシングモードに従ってペーシング治療を供給し、
A−Vブロック事象が複数の心周期にわたって持続する場合、前記ペーシング治療を2次ペーシングモードに切換えるよう構成され、
前記2次ペーシングモードは、心房−心室収縮(A−V)間隔が第1のA−V遅延間隔を超えるときに、前記少なくとも1つの心室をペーシングすることを含む、デバイス。
(付記2)
前記事象検出モジュールはA−Vブロック事象カウンタを含み、XおよびYは整数であり、XはY以下である場合、前記事象検出モジュールは、Y個のうちのX個の連続V−V間隔においてA−Vブロック事象が判断されるときに、A−Vブロック事象が持続していると判断するよう構成される、付記1に記載のデバイス。
(付記3)
前記事象検出モジュールは、
検知心室事象が起こることなく、前記心室LRL間隔が越えられること、
前記心房LRL間隔より指定閾値だけ長く、かつ、前記心室LRL間隔より短いV−V間隔が検知されること
の少なくとも一方が起こる場合、心房−心室(A−V)ブロック事象を判断するよう構成される、付記1及び2のいずれか1つに記載のデバイス。
(付記4)
前記事象検出モジュールは、A−V伝導事象が、複数の心周期にわたって持続しているかどうかを判定するよう構成され、
前記ペーシングモジュールは、A−V伝導事象が持続する場合、前記2次ペーシングモードから前記1次ペーシングモードへ前記ペーシング治療を切換えるよう構成される
付記1〜3のいずれか1つに記載のデバイス。
(付記5)
前記ペーシングモジュールは、
前記1次ペーシングモードからの切換え後、第1の持続時間の間、前記第1のA−V遅延間隔を使用して前記2次ペーシングモードに従ってペーシングし、
前記第1の持続時間に続く第2の持続時間の間、前記第1のA−V遅延間隔の代わりに前記第1のA−V遅延間隔より長い延長したA−V遅延間隔に従って前記心室をペーシングし、
前記第2の持続時間中に内因性心室収縮が検知される場合、A−V収縮事象を判断し、
指定数の判断されたA−V伝導事象が、前記検知された内因性心室収縮後に起こることによって、A−V伝導事象が持続しているかどうかを判定するよう構成される、付記4に記載のデバイス。
(付記6)
前記ペーシングモジュールは、内因性心室収縮が検知されることなく前記第2の持続時間が終了する場合、前記2次モードにおいて前記第1のA−V遅延間隔を使用して前記心室をペーシングすることに戻るよう構成される、付記5に記載のデバイス。
(付記7)
前記ペーシングモジュールは、XおよびYは整数であり、XはY以下であるとき、前記第2の持続時間が終了した後であるが、前記指定数の判断されたA−V伝導事象が起こる前に、Y個の心周期中にX個のVペースが起こる場合、前記2次モードにおいて前記第1のA−V遅延間隔を使用して前記心室をペーシングすることに戻るよう構成される、付記5に記載のデバイス。
(付記8)
前記コントローラはカウンタを含み、前記ペーシングモジュールは、1つまたは複数の心周期の少なくとも1つの指定カウントを使用して、前記第1の持続時間および前記第2の持続時間を判定するよう構成される、付記5に記載のデバイス。
(付記9)
前記コントローラに通信可能に結合されるメモリを含み、前記メモリは、前記1次ペーシングモードから前記2次ペーシングモードへのペーシングモードの切換えの発生、および、前記2次ペーシングモードから前記1次ペーシングモードへのペーシングモードの切換えの発生の少なくとも一方が起こるときに、ペーシングモードの切換えの少なくとも1つのインスタンスの少なくとも1つの指示を前記メモリに格納するよう構成される、付記4に記載のデバイス。
(付記10)
前記コントローラに通信可能に結合される植込み型心臓信号検知回路を含み、前記心臓信号検知回路は、内因性心臓信号を表す電位図を生成するよう構成され、前記コントローラは、前記少なくとも1つの指示に関連して電位図データを前記メモリに格納するよう構成される、付記9に記載のデバイス。
(付記11)
前記コントローラに通信可能に結合される通信回路を含み、前記通信回路は、前記指示を第2のデバイスに通信するよう構成される、付記9に記載のデバイス。
(付記12)
活動センサを含み、前記ペーシングモジュールは、A−A間隔が、活動センサにより指示される心房レート間隔を超えるときに、心房をペーシングするよう構成される、付記1〜4、9及び10のいずれか1つに記載のデバイス。
(付記13)
前記ペーシングモジュールは、V−V間隔が、活動センサにより指示される心室レート間隔を超えるときに、前記心房内で起こっているいずれの事象にも関係なく、心室をペーシングするよう構成され、前記活動センサにより指示される心室レート間隔は前記活動センサにより指示される心房レート間隔より長い、付記12に記載のデバイス。
(付記14)
前記事象検出モジュールは、
検知心室事象が起こることなく、前記心室LRL間隔が越えられること、
前記心房LRL間隔より長く、かつ、前記心室LRL間隔より短い心室収縮(V−V)間隔が検知されること、
活動センサにより指示される心房レート間隔より指定閾値だけ長く、かつ、前記心室LRL間隔より短い心室収縮(V−V)間隔が検知されること
の少なくとも1つの事象が起こる場合、心房−心室(A−V)ブロック事象を判断するよう構成される、付記12に記載のデバイス。
(付記15)
前記事象検出モジュールは、活動センサにより指示される心房レート間隔より指定閾値だけ長く、かつ、活動センサにより指示される心室低レート間隔より短い心室収縮(V−V)間隔が検知される場合、心房−心室(A−V)ブロック事象を判断するよう構成される、付記12に記載のデバイス。
(付記16)
植込み型医療デバイスにおいてペーシングモードの自動切換えを提供する方法であって、
心房における連続する心房収縮間の心房−心房(A−A)間隔および心室における連続する心室収縮間の心室−心室(V−V)間隔を検知すること、
前記植込み型医療デバイスを使用して、1次ペーシングモードに従ってぺーシング治療を供給することであって、
A−A間隔が、心房下限レート(LRL)間隔を超えるときに、少なくとも1つの心房をペーシングすること、
V−V間隔が、前記心房LRL間隔より長い心室LRL間隔を超えるときに、前記心房内で起こっている事象に関係なく、少なくとも1つの心室をペーシングすることを含む、ペーシング治療を供給すること、
心房−心室(A−V)ブロック事象が複数の心周期にわたって持続しているかどうかを判定すること、
A−Vブロック事象が複数の心周期にわたって持続する場合、前記ペーシング治療を2次ペーシングモードに切換えることを備え、前記2次ペーシングモードは、心房収縮と、同じ心周期の心室収縮との間の心房−心室(A−V)間隔が第1のA−V遅延間隔を超えるときに、前記心室をペーシングすることを含む、方法。
(付記17)
A−Vブロック事象が持続しているかどうかを判定することは、XおよびYは整数であり、XはY以下であるとき、Y個のうちのX個の連続V−V間隔においてA−Vブロック事象が判断されるときに、A−Vブロック事象が持続していると判断することを含む、付記16に記載の方法。
(付記18)
A−Vブロック事象が持続しているかどうかを判定することは、
前記心室LRL間隔中に検知心室事象が起こることなく、前記心室LRL間隔が越えられること、
前記心房LRL間隔より長く、かつ、前記心室LRL間隔より短いV−V間隔が検知されること
の少なくとも一方が起こる場合、A−Vブロック事象を判断することを含む、付記16に記載の方法。
(付記19)
A−V伝導事象が、複数の心周期にわたって持続しているかどうかを判定すること、
A−V伝導事象が持続する場合、前記2次ペーシングモードから前記1次ペーシングモードへ前記ペーシング治療を切換えること
を含む、付記16に記載の方法。
(付記20)
A−V伝導事象が持続しているかどうかを判定することは、
前記1次ペーシングモードからの切換え後に、第1の持続時間の間、前記第1のA−V遅延間隔を使用して前記2次ペーシングモードを使用してペーシングすること、
前記第1の持続時間に続く第2の持続時間の間、前記第1のA−V遅延間隔の代わりに、前記第1のA−V遅延間隔より長い延長したA−V遅延間隔を使用して前記少なくとも1つの心室をペーシングすること、
前記第2の持続時間中に内因性心室収縮が検知される場合、A−V収縮事象を判断すること、
前記第2の持続時間後に指定数の判断されたA−V伝導事象が存在するときに、A−V伝導事象が持続していると判断すること
を含む、付記19に記載の方法。
(付記21)
前記第2の持続時間中に内因性心室収縮が検知されることなく前記第2の持続時間が終了する場合、前記2次ペーシングモードにおいて前記第1のA−V遅延間隔を使用して前記少なくとも1つの心室をペーシングすることに戻ることを含む、付記20に記載の方法。
(付記22)
前記第2の持続時間が終了した後であるが、前記指定数の判断されたA−V伝導事象が起こる前に、指定数のA−Vブロック事象が検出される場合、前記2次モードにおいて前記第1のA−V遅延間隔を使用して前記心室をペーシングすることに戻ることを含む、付記20に記載の方法。
(付記23)
前記第1の持続時間および前記第2の持続時間は、1つまたは複数の心周期の少なくとも1つの指定カウントを使用して規定される、付記20に記載の方法。
(付記24)
前記1次ペーシングモードから前記2次ペーシングモードへのペーシングモードの切換えの少なくとも1つの発生、または、前記2次ペーシングモードから前記1次ペーシングモードへのペーシングモードの切換えの少なくとも1つの発生に応じて、ペーシングモードの切換えの少なくとも1つのインスタンスの指示を格納することを含む、付記19に記載の方法。
(付記25)
前記指示に関連して電位図信号を格納することを含む、付記24に記載の方法。
(付記26)
心臓機能管理デバイスから外部デバイスへ前記指示を通信することを含む、付記24に記載の方法。
(付記27)
前記1次ペーシングモードは、A−A間隔が、活動センサにより指示される心房レート間隔を超えるときに、少なくとも1つの心房をペーシングすることを含む、付記16に記載の方法。
(付記28)
前記1次ペーシングモードは、V−V間隔が、活動センサにより指示される心室レート間隔を超えるときに、前記心房内で起こっているいずれの事象にも関係なく、心室をペーシングすることを含み、前記活動センサにより指示される心室レート間隔は前記活動センサにより指示される心房レート間隔より長い、付記27に記載の方法。
(付記29)
A−Vブロック事象が複数の心周期にわたって持続しているかどうかを判定することは、
前記心室LRL間隔中に検知心室事象が起こることなく、前記心室LRL間隔が越えられること、
検知V−V間隔が、前記心房LRL間隔より長く、かつ、前記心室LRL間隔より短いこと、
検知V−V間隔が、活動センサにより指示される心房レート間隔より指定閾値だけ長く、かつ、前記心室LRL間隔より短いこと
の少なくとも1つの事象が起こる場合、A−Vブロック事象を判断することを含む、付記27に記載の方法。
(付記30)
活動センサにより指示される心房レート間隔より指定閾値だけ長く、かつ、活動センサにより指示される心室低レート間隔より短い心室収縮(V−V)間隔が検知される場合、A−Vブロック事象が複数の心周期にわたって持続しているかどうかを判定することは、A−Vブロック事象を判断することを含む、付記27に記載の方法。
(付記31)
装置であって、
心房における連続する心房収縮間の心房−心房(A−A)間隔および心室における連続する心室収縮間の心室−心室(V−V)間隔を検知する手段と、
1次ペーシングモードに従ってペーシング治療を供給する手段であって、
A−A間隔が、心房下限レート(LRL)間隔を超えるときに、少なくとも1つの心房をペーシングする手段、
V−V間隔が、前記心房LRL間隔より長い心室LRL間隔を超えるときに、前記心房内で起こっている事象に関係なく、少なくとも1つの心室をペーシングする手段
を含む、前記1次ペーシングモードに従ってペーシング治療を供給する手段と、
心房−心室(A−V)ブロックが複数の心周期にわたって持続しているかどうかを判定する手段と、
A−Vブロック事象が複数の心周期にわたって持続する場合、前記ペーシング治療を2次ペーシングモードに切換える手段と
を備え、心房収縮と、同じ心周期の心室収縮との間の心房−心室(A−V)間隔が第1のA−V遅延間隔を超えるときに、前記2次ペーシングモードは、前記心室をペーシングすることを含む、装置。

Claims (16)

  1. デバイスであって、
    心房からの検知収縮信号と心室からの検知収縮信号とを供給するよう構成される少なくとも1つの植込み型心臓収縮検知回路と、
    連続する心房収縮間の心房−心房(A−A)間隔と、連続する心室収縮間の心室−心室(V−V)間隔と、心房収縮と同じ心周期の心室収縮との間の心房−心室(A−V)間隔の持続時間とを供給するよう構成されるタイマ回路と、
    前記心房内の少なくとも1つの植込み型電極および前記心室内の少なくとも1つの植込み型電極にペーシング用電気刺激エネルギーを供給するよう構成される電気刺激回路と、
    前記心臓収縮検知回路、前記タイマ回路および前記電気刺激回路に通信可能に結合されるコントローラと
    を備え、前記コントローラは、
    心房−心室(A−V)ブロック事象が複数の心周期にわたって持続しているかどうかを判定するよう構成される事象検出モジュールと、
    ペーシングモジュールであって
    1次ペーシングモードであって、
    A−A間隔が、心房下限レート(LRL)間隔を超えるときに、前記心室内で起こっているいずれの事象からも独立に計算される心房ペーシング間隔で少なくとも1つの心房をペーシングすること、
    V−V間隔が、前記心房LRL間隔より長い心室LRL間隔を超えるときに、前記心房内で起こっているいずれの事象からも独立に計算される心室ペーシング間隔で少なくとも1つの心室をペーシングすること
    を含む、1次ペーシングモードに従ってペーシング治療を供給し、
    A−Vブロック事象が複数の心周期にわたって持続する場合、前記ペーシング治療を2次ペーシングモードに切換えるよう構成され、
    前記2次ペーシングモードは、心房−心室収縮(A−V)間隔が第1のA−V遅延間隔を超えるときに、前記少なくとも1つの心室をペーシングすることを含む、デバイス。
  2. 前記事象検出モジュールはA−Vブロック事象カウンタを含み、XおよびYは整数であり、XはY以下である場合、前記事象検出モジュールは、Y個のうちのX個の連続V−V間隔においてA−Vブロック事象が判断されるときに、A−Vブロック事象が持続していると判断するよう構成される、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記事象検出モジュールは、
    検知心室事象が起こることなく、前記心室LRL間隔が越えられること、
    前記心房LRL間隔より指定閾値だけ長く、かつ、前記心室LRL間隔より短いV−V間隔が検知されること
    の少なくとも一方が起こる場合、心房−心室(A−V)ブロック事象を判断するよう構成される、請求項1及び2のいずれか1項に記載のデバイス。
  4. 前記事象検出モジュールは、A−V伝導事象が、複数の心周期にわたって持続しているかどうかを判定するよう構成され、
    前記ペーシングモジュールは、A−V伝導事象が持続する場合、前記2次ペーシングモードから前記1次ペーシングモードへ前記ペーシング治療を切換えるよう構成される
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のデバイス。
  5. 前記ペーシングモジュールは、
    前記1次ペーシングモードからの切換え後、第1の持続時間の間、前記第1のA−V遅延間隔を使用して前記2次ペーシングモードに従ってペーシングし、
    前記第1の持続時間に続く第2の持続時間の間、前記第1のA−V遅延間隔の代わりに前記第1のA−V遅延間隔より長い延長したA−V遅延間隔に従って前記心室をペーシングし、
    前記第2の持続時間中に内因性心室収縮が検知される場合、A−V収縮事象を判断し、
    指定数の判断されたA−V伝導事象が、前記検知された内因性心室収縮後に起こることによって、A−V伝導事象が持続しているかどうかを判定するよう構成される、請求項4に記載のデバイス。
  6. 前記ペーシングモジュールは、内因性心室収縮が検知されることなく前記第2の持続時間が終了する場合、前記2次ペーシングモードにおいて前記第1のA−V遅延間隔を使用して前記心室をペーシングすることに戻るよう構成される、請求項5に記載のデバイス。
  7. 前記ペーシングモジュールは、XおよびYは整数であり、XはY以下であるとき、前記第2の持続時間が終了した後であるが、前記指定数の判断されたA−V伝導事象が起こる前に、Y個の心周期中にX個のVペースが起こる場合、前記2次ペーシングモードにおいて前記第1のA−V遅延間隔を使用して前記心室をペーシングすることに戻るよう構成される、請求項5に記載のデバイス。
  8. 前記コントローラはカウンタを含み、前記ペーシングモジュールは、1つまたは複数の心周期の少なくとも1つの指定カウントを使用して、前記第1の持続時間および前記第2の持続時間を判定するよう構成される、請求項5に記載のデバイス。
  9. 前記コントローラに通信可能に結合されるメモリを含み、前記メモリは、前記1次ペーシングモードから前記2次ペーシングモードへのペーシングモードの切換えの発生、および、前記2次ペーシングモードから前記1次ペーシングモードへのペーシングモードの切換えの発生の少なくとも一方が起こるときに、ペーシングモードの切換えの少なくとも1つのインスタンスの少なくとも1つの指示を前記メモリに格納するよう構成される、請求項4に記載のデバイス。
  10. 前記コントローラに通信可能に結合される植込み型心臓信号検知回路を含み、前記心臓信号検知回路は、内因性心臓信号を表す電位図を生成するよう構成され、前記コントローラは、前記少なくとも1つの指示に関連して電位図データを前記メモリに格納するよう構成される、請求項9に記載のデバイス。
  11. 前記コントローラに通信可能に結合される通信回路を含み、前記通信回路は、前記指示を第2のデバイスに通信するよう構成される、請求項9に記載のデバイス。
  12. 活動センサを含み、前記ペーシングモジュールは、A−A間隔が、活動センサにより指示される心房レート間隔を超えるときに、心房をペーシングするよう構成される、請求項1〜4、9及び10のいずれか1項に記載のデバイス。
  13. 前記ペーシングモジュールは、V−V間隔が、活動センサにより指示される心室レート間隔を超えるときに、前記心房内で起こっているいずれの事象にも関係なく、心室をペーシングするよう構成され、前記活動センサにより指示される心室レート間隔は前記活動センサにより指示される心房レート間隔より長い、請求項12に記載のデバイス。
  14. 前記事象検出モジュールは、
    検知心室事象が起こることなく、前記心室LRL間隔が越えられること、
    前記心房LRL間隔より長く、かつ、前記心室LRL間隔より短い心室収縮(V−V)間隔が検知されること、
    活動センサにより指示される心房レート間隔より指定閾値だけ長く、かつ、前記心室LRL間隔より短い心室収縮(V−V)間隔が検知されること
    の少なくとも1つの事象が起こる場合、心房−心室(A−V)ブロック事象を判断するよう構成される、請求項12に記載のデバイス。
  15. 前記事象検出モジュールは、活動センサにより指示される心房レート間隔より指定閾値だけ長く、かつ、活動センサにより指示される心室低レート間隔より短い心室収縮(V−V)間隔が検知される場合、心房−心室(A−V)ブロック事象を判断するよう構成される、請求項12に記載のデバイス。
  16. 装置であって、
    心房における連続する心房収縮間の心房−心房(A−A)間隔および心室における連続する心室収縮間の心室−心室(V−V)間隔を検知する手段と、
    1次ペーシングモードに従ってペーシング治療を供給する手段であって、
    A−A間隔が、心房下限レート(LRL)間隔を超えるときに、前記心室内で起こっているいずれの事象からも独立に計算される心房ペーシング間隔で少なくとも1つの心房をペーシングする手段、
    V−V間隔が、前記心房LRL間隔より長い心室LRL間隔を超えるときに、前記心房内で起こっている事象から独立に計算される心室ペーシング間隔で、少なくとも1つの心室をペーシングする手段
    を含む、前記1次ペーシングモードに従ってペーシング治療を供給する手段と、
    心房−心室(A−V)ブロックが複数の心周期にわたって持続しているかどうかを判定する手段と、
    A−Vブロック事象が複数の心周期にわたって持続する場合、前記ペーシング治療を2次ペーシングモードに切換える手段と
    を備え、心房収縮と、同じ心周期の心室収縮との間の心房−心室(A−V)間隔が第1のA−V遅延間隔を超えるときに、前記2次ペーシングモードは、前記心室をペーシングすることを含む、装置。
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