JP5119105B2 - 開放型超音波送受信ユニット用の保護ハウジングおよび超音波センサ - Google Patents
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Description
本発明の第1の実施形態に係る開放型超音波送受信ユニット用の保護ハウジングおよび超音波センサについて、図1乃至図4を参照して説明する。図1、図2に示すように、超音波センサ10は、保護ハウジング1と、開放型超音波送受信ユニット2(以下、超音波ユニット2という)とを備えている。保護ハウジング1は、超音波ユニット2のケース20を取り囲む円筒体11を有し、この円筒体11の前方に伸びる壁面12によって、前方に開口する開空間3を形成する。保護ハウジング1は、壁面12に接し、かつ、開空間3における共鳴モードの節部(定在波の節部)に吸音部材4を備えている。なお、本明細書において、前方は超音波を送信する方向または受信する超音波が伝播してくる方向であり、後方は前方の逆方向であり、前面後面はこの前方後方によって定義される。
図5(a)(b)は第2の実施形態に係る保護ハウジング1、および超音波センサ10を示す。本実施形態においては、吸音部材4の構造とその設置構造が第1の実施形態と相違する。すなわち、図5(a)に示すように、吸音部材4はリング形状であり、円筒体11の壁面12の開口端部に形成された窪んだ段差部13に挿入配置されている。吸音部材4は、例えば、粘弾性体であるゴム系材料により形成され、段差部13に圧入して、または接着して固定される。吸音部材4の厚み(前後方向長さ)は、例えば、送受信する超音波の周波数を40kHzとした場合、2.3mm以上とする。これは、想定波長(80℃で9.4mm、−40℃で7.6mm)の1/4以上の長さである。
図6は第3の実施形態に係る保護ハウジング1、および超音波センサ10を示す。本実施形態においては、吸音部材4の構造とその設置構造が第2の実施形態と相違する。すなわち、吸音部材4は多数の開口を有する平板状であり、円筒体11の壁面12の開口端部に形成された窪んだ段差部13に圧入してまたは接着して固定されている。吸音部材4における開口の見開きサイズは、例えば、送受信する超音波の周波数を40kHzとした場合、0.76mm以下、つまり、想定波長(80℃で9.4mm、−40℃で7.6mm)の1/10以下とする。また、吸音部材4の厚みは、2.3mm以上とする。これは、想定波長の1/4以上の長さである。開口の見開きサイズの下限や、吸音部材4の厚みの上限は、出力レベルSの許容減衰量で決定される。
図7、図8は第4の実施形態に係る保護ハウジング1、および超音波センサ10を示す。本実施形態においては、開空間3の構造が第1の実施形態と相違する。すなわち、本実施形態の保護ハウジング1における開空間3は、超音波ユニット2に近い側の円筒形の壁面12aと、前方に向けて開空間3を狭めるテーパ部を構成する壁面12bと、開口端部側の円筒形の壁面12cとを順番に連続させた壁面12によって形成されている。吸音部材4は、第1の実施形態と同様に、壁面12cの開口端部側、すなわち、共鳴モードの節部に設けられている。
図9は第5の実施形態に係る保護ハウジング1、および超音波センサ10を示す。本実施形態においては、第1の実施形態に対する第2の実施形態と同様に、吸音部材4の構造とその設置構造が第4の実施形態と相違する。すなわち、吸音部材4はリング形状であり、壁面12cの開口端部に形成された窪んだ段差部13に配置されている。吸音部材4の材料や寸法、固定構造、および、その効果は、第2の実施形態と同様である。
図10は第6の実施形態に係る保護ハウジング1、および超音波センサ10を示す。本実施形態においては、第2の実施形態に対する第3の実施形態と同様に、多数の開口を有する平板状の吸音部材4が第5の実施形態と相違する。すなわち、吸音部材4は平板状であり、壁面12cの開口端部に形成された窪んだ段差部13に配置されている。吸音部材4の材料や寸法、固定構造、および、その効果は、第3の実施形態と同様である。
図11は第7の実施形態に係る保護ハウジング1、および超音波センサ10を示す。本実施形態においては、第4の実施形態における保護ハウジング1の壁面12cの長さがゼロになったものと見做すことができる。すなわち、本実施形態の保護ハウジング1における開空間3は、超音波ユニット2に近い側の円筒形の壁面12aと、前方に向けて開空間3を狭めるテーパ部を構成する壁面12bを順番に連続させた壁面12によって形成されている。吸音部材4は、テーパ状の壁面12b、すなわち、共鳴モードの節部に設けられている。本実施形態の保護ハウジング1、および超音波センサ10は、第4の実施形態と同様の効果を奏する。
図12乃至図14は第8の実施形態に係る保護ハウジング1、および超音波センサ10について示す。本実施形態においては、吸音部材4の配置と構造が第4の実施形態と相違する。すなわち、本実施形態では、保護ハウジング1の開口端側ではなく、開空間3の内部側における共鳴モードの節部に、多数の開口を有する平板状の吸音部材4を配置している。吸音部材4は、図12、図13に示すように、支持部材4aによって支持されて、保護ハウジング1の中心軸回りに局在するように設置されている。吸音部材4の材質や開口構成、および厚み寸法などは、第3の実施形態における吸音部材4と同様とすることができる。支持部材4aは、超音波を減衰させないような開口の金網や、梁や支持棒の組合せなどにより構成される。
図15(a)(b)は第9の実施形態に係る保護ハウジング1、および超音波センサ10を示す。本実施形態においては、開空間3に設けた防塵用のメッシュ状部材5が第4の実施形態と相違する。メッシュ状部材5は、超音波ユニット2が送受信する超音波の伝播を極力妨げない形状の部材であり、例えば金網が用いられる。メッシュ状部材5は、防塵のため開空間3の開口を塞ぐように面状に配置される。その配置位置は、防塵のためには、図15(a)に示すように、開口端側が好適であるが、吸音部材4とは異なり、共鳴モードの節部とは限定されないので、図15(b)に示すように、任意の配置位置とすることができる。本実施形態によれば、吸音部材4の効果に加え、メッシュ状部材5の防塵効果により、保護ハウジング1としての機能をより充実させることができる。
2 開放型超音波送受信ユニット(超音波ユニット)
3 開空間
4 吸音部材
5 メッシュ状部材
10 超音波センサ
11a 開口端
12,12a,12b,12c 壁面
13 段差部
20 ケース
21 振動体
Claims (5)
- 超音波を送信または受信するための振動体の外周をケースで取り囲んで成る開放型超音波送受信ユニット用の保護ハウジングであって、
前記保護ハウジングは、前記ケースを取り囲むと共に前方に伸びる壁面によって前記振動体の前方に開口する開空間を形成し、前記開空間における共鳴モードの節部に吸音部材を備えたことを特徴とする保護ハウジング。 - 前記吸音部材はリング形状であり、前記壁面の開口端部における窪んだ段差部に該吸音部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の保護ハウジング。
- 前記開空間に防塵用のメッシュ状部材を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保護ハウジング。
- 前記壁面が前方に向けて前記開空間を狭めるテーパ部を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の保護ハウジング。
- 開放型超音波送受信ユニットと、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の保護ハウジングと、を備えたことを特徴とする超音波センサ。
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