JP5117939B2 - 生体分子検査装置、生体分子検査チップ、生体分子検査方法、及び生体分子検査プログラム - Google Patents

生体分子検査装置、生体分子検査チップ、生体分子検査方法、及び生体分子検査プログラム Download PDF

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本発明は生体分子の検査技術に係り、特に生体分子検査装置、この生体分子検査装置に用いられる生体分子検査チップ、この生体分子検査装置を用いた生体分子検査方法、この生体分子検査装置にコンピュータ処理を実行させる生体分子検査プログラムに関する。
様々な遺伝子組み換え作物が開発され、組み換え遺伝子の存在を検出する検査方法の開発が求められている。また、食品に含まれるアレルギー原因蛋白質の検出方法の開発、あるいは医療分野における特定蛋白質の検出方法の開発も求められている。このため、サンプル中の特定の蛋白質を検出するELISA法等が提案されている(特許文献1参照)。ELISA法の実施には時間がかかるという問題があるが、反応系の体積を減少させることにより、反応時間を減少させる試みがなされている。
特開2004−250385号公報
しかし、複数の条件下で、反応系の体積を減少させたELISAを一括して実施し、各条件下での検査結果を取得するのには、時間がかかり、且つデータのバラツキが大きく、信頼性及び再現性が低いという不都合があった。
本発明は、上記した従来の技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、標的生体分子の周りに存在する反応生成物の濃度を高速に測定可能で、且つデータのバラツキが小さく、信頼性及び再現性の高い生体分子検査装置、この生体分子検査装置に用いられる生体分子検査チップ、この生体分子検査装置を用いた生体分子検査方法、この生体分子検査装置にコンピュータ処理を実行させる生体分子検査プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、固体状の担体の流れを阻害する堰き止め部を有し、標的生体分子を含む溶液を流す反応用流路を設けた生体分子検査チップを配置し、反応用流路の観察画像を取得する撮像手段を有する測定ユニットと、観察画像から堰き止め部に補足されている標的生体分子の周りに存在する反応生成物の画素当たりの明度を算出する明度計算手段、及び画素当たりの明度の時間変化を算出する明度時間変化計算手段を有するコントローラとを備え、時間変化から、反応生成物の濃度を求める生体分子検査装置であることを要旨とする。
本発明の他の態様は、プレートと、プレートに設けられ、サンプル溶液がそれぞれ滴下される複数のウェルと、プレートの内部において、複数のウェルに接続され、サンプル溶液をそれぞれ流す複数の反応用流路と、複数の反応用流路の下流側にそれぞれ設けられた複数の排出口と、複数の反応用流路のそれぞれの内部の排出口側に設けられ、サンプル溶液を通し固体状の担体の流れを阻害する堰き止め部とを備え、複数の反応用流路のそれぞれが、平面パターン上、ウェルから排出口に向けて幅が広がる扇型の形状を少なくとも一部に有する生体分子検査チップであることを要旨とする。
本発明の更に他の態様は、堰き止め部を有する反応用流路を設けた生体分子検査チップを用いた生体分子検査方法であって、堰き止め部に局所的に堰き止めされた固体状の担体に、補足生体分子を固定するステップと、反応用流路に標的生体分子を含む溶液を流し、標的生体分子を補足生体分子に結合させるステップと、反応用流路の観察画像を取得するステップと、観察画像から、堰き止め部に補足されている標的生体分子の周りに存在する反応生成物の画素当たりの明度、及び画素当たりの明度の時間変化を算出するステップと、時間変化から、反応生成物の濃度を求めるステップとを含む生体分子検査方法であることを要旨とする。
本発明の更に他の態様は、生体分子検査チップに設けられた反応用流路の観察画像を取得する撮像手段を有する測定ユニットに接続され、撮像制御手段、明度計算手段、明度時間変化計算手段、濃度決定手段、較正データ記憶装置を有するコントローラに、以下のステップを実行させる生体分子検査プログラムであることを要旨とする。即ち、この生体分子検査プログラムは、反応用流路の堰き止め部に局所的に堰き止めされた固体状の担体に、補足生体分子を固定し、更に、反応用流路に標的生体分子を含む溶液を流し、標的生体分子を補足生体分子に結合させた後、(イ)撮像制御手段が、撮像手段に反応用流路の観察画像を取得させる命令を出すステップと、(ロ)明度計算手段に、観察画像から堰き止め部に補足されている標的生体分子の周りに存在する反応生成物の画素当たりの明度を算出させるステップと、(ハ)明度時間変化計算手段に、画素当たりの明度の時間変化を算出させるステップと、(ニ)濃度決定手段に、較正データ記憶装置に記憶された対照表を参照させ、反応生成物の濃度を決定させるステップとを実行させる。
本発明によれば、標的生体分子の周りに存在する反応生成物の濃度を高速に測定可能で、且つデータのバラツキが小さく、信頼性及び再現性の高い生体分子検査装置、この生体分子検査装置に用いられる生体分子検査チップ、この生体分子検査装置を用いた生体分子検査方法、この生体分子検査装置にコンピュータ処理を実行させる生体分子検査プログラムを提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る生体分子検査装置を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
また、以下に示す本発明の実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想の構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において種々の変更を加えることができる。
(生体分子検査システム)
実施の形態に係る生体分子検査システムは、図1に示すように、測定ユニット1及びコントローラ2を有する。測定ユニット1は、測定装置300と吸引ポンプ500とを備える。測定装置300は、プレート312にマトリクス状に配列された複数の反応用流路に検査光を照射する光源311a及び光源311bと、複数の反応用流路の観察画像を撮像する撮像手段310と、プレート312を設置する吸引ボックス313とを有し、吸引ボックス313はチューブ314を経由して吸引ポンプ500に接続されている。コントローラ2は、演算制御回路(CPU)40と、撮像された観察画像を記憶する画像記憶装置217と、画像中の各サンプルの検出領域の座標データを記憶する検出座標記憶装置221と、蛍光検出画像と背景画像の差から求められる差分画像から、各サンプルの検出領域の画素当たりの明度を算出する際に判定に用いる閾値を記憶する閾値記憶装置218と、差分画像中の各検出領域の閾値レベル以上の検出画素数の条件を規定する規定数を記憶する規定数記憶装置222と、算出された画素当たりの明度を記憶する明度記憶装置219と、画素当たりの明度から算出される画素当たりの明度時間変化を記憶する明度時間変化記憶装置220と、既知の反応生成物の濃度と直線の傾きとの対照表を記憶する較正データ記憶装置223と、入出力インターフェース210及び211と、入力装置212と、出力装置213と表示装置214とを有する。
コントローラ2を構成する演算制御回路(CPU)40は、検査光を照射する光源311a及び311bを制御する光源制御手段411と、撮像手段310の制御をする撮像制御手段412と、吸引ポンプ500を制御するポンプ制御手段413と、画像記憶装置217から画像を読み出し、蛍光検出画像と背景画像の差から画素毎の差分画像を算出し、輝度積算手段415と画素数判定手段416に送信する差分画像計算手段414と、受信した差分画像中の各検出領域の座標データと閾値を、検出座標記憶装置221と閾値記憶装置218からそれぞれ読み出して、各検出領域の閾値レベル以上の値を積算して積算輝度を明度計算手段417に送信する輝度積算手段415と、受信した差分画像中の各検出領域の座標データと閾値を、検出座標記憶装置221と閾値記憶装置218からそれぞれ読み出して検出画素数をカウントし、更に、規定数記憶装置222から検出画素数の下限値となる規定数を読み出して、検出画素数と規定数を比較して多ければ検出画素数を、少なければ画素数ゼロと明度計算手段417に送信する画素数判定手段416と、積算輝度と検出画素数をそれぞれ受信して各検出領域における画素当たりの明度を計算し、明度記憶装置219に収納する明度計算手段417と、明度記憶装置219から画素当たりの明度の時系列データを読み出し、表示装置214にて表示する明度表示手段418と、画素当たりの明度の時系列データから直線近似を行い、画素当たりの明度時間変化を算出して明度時間変化記憶装置220に収納する明度時間変化計算手段419と、画素当たりの明度時間変化及び既知の反応生成物の濃度と直線の傾きとの対照表を、明度時間変化記憶装置220及び較正データ記憶装置223からそれぞれ読み出し、測定サンプル中の標的生体分子の濃度を決定する濃度決定手段423と、較正に用いるバックグラウンド検出用試薬の画素当たりの明度の平均値を画素当たりの明度の時系列データから算出し、較正手段421に送信する明度平均値計算手段420と、画素当たりの明度時間変化を明度時間変化記憶装置220から読み出し、受信したバックグラウンド検出用試薬の画素当たりの明度平均値を用いて較正を行い、算出した標的生体分子の濃度比例値を濃度比例値表示手段422に送信する較正手段421と、受信した標的生体分子の濃度比例値を表示装置214にて表示する濃度比例値表示手段422とを含んでいる。図1は、論理的な構成を示すブロック図であるので、画像記憶装置217や、閾値記憶装置218や、明度記憶装置219や、明度時間変化記憶装置220や、検出座標記憶装置221や、規定数記憶装置222や、較正データ記憶装置223は、物理的には演算制御回路(CPU)40の内部に内蔵されていても、演算制御回路(CPU)40の外部に接続されていても構わない。又、画像記憶装置217、閾値記憶装置218、規定数記憶装置222等は、同一の記憶装置の一部の領域として存在しても良く、別個のハードウェアとして存在しても良い。
測定ユニット1において、光源311a及び311bには、キセノンランプ、発光ダイオード、スーパールミネッセントダイオード、半導体レーザ等が使用可能である。また、紫外域から赤外域(185nm〜2000nm)までの連続スペクトルを有するキセノンランプ等を用いる場合、反応生成物の蛍光を観察するときは、検査光を蛍光フィルター等を通すことにより波長を調整した励起光を使用する。光源の斜め下方には、生体分子検査チップのプレート312が、吸引ボックス313に固定された状態で設置され、吸引ボックス313がチューブ314を通して吸引ポンプ500につながっている。
図2に上面図を示す実施の形態に係る生体分子検査チップのプレート312の材料としては、光透過性であり、自家蛍光の低いものが望ましく、ポリプロピレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、及び石英ガラス等が使用可能である。図2に例示した構造では、プレート312は、6つの分割プレート3121,3122,3123,3124,3125,3126から構成されており、6つの分割プレートはそれぞれ同じ構造をとっている。図3には、その内の分割プレート3122の拡大図を一例として示している。図3に示すように、分割プレート3122には、1列8個が2列に並ぶことにより16個のウェル(サンプルリザーバ)23A,23B,23C,23D,23E,23F,23G,23H,24A,24B,24C,24D,24E,24F,24G,24Hが設けられている。そしてこの16個のウェル23A,23B,23C,・・・24F,24G,24Hのそれぞれには16個の反応用流路63A,63B,63C,63D,63E,63F,63G,63H,64A,64B,64C,64D,64E,64F,64G,64Hが接続され、16個のウェル23A,23B,23C,・・・24F,24G,24Hの上部には16個のラッパ状の注入用カップ部43A,43B,43C,43D,43E,43F,43G,43H,44A,44B,44C,44D,44E,44F,44G,44Hが設けられている。16個の反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64H中には、それぞれ16個の堰き止め部83A,83B,83C,83D,83E,83F,83G,83H,84A,84B,84C,84D,84E,84F,84G,84Hが設けられ、更に16個の反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hのそれぞれには16個の排出口103A,103B,103C,103D,103E,103F,103G,103H,104A,104B,104C,104D,104E,104F,104G,104Hが接続されている。16個のウェル23A,23B,23C,・・・24F,24G,24Hのそれぞれには、標的生体分子を含むサンプル溶液が滴下される。ここで、「標的生体分子」とは、デオキシリボ核酸(DNA)、リボ核酸(RNA)、及びペプチド核酸(PNA)等の核酸、蛋白質、及び多糖等の生体分子を指す。また、16個のウェル23A,23B,23C,・・・24F,24G,24Hの配列は、生体分子スクリーニング学会(SBS)の規格に従っているため、サンプル溶液はマルチピペットを用いて16個のウェル23A,23B,23C,・・・24F,24G,24Hに滴下することができる。また、16個の排出口103A,103B,103C,・・・104F,104G,104Hの配列もSBS規格に従っているため、各排出口同士の間隔を一定に保つことができ、隣り合う出口を伝って溶液が混合してしまうコンタミネーションを抑制することができる。更に、反応用流路63Aの位置、反応用流路63Bの位置、反応用流路63Cの位置、・・・を、例えばA行3列の位置、B行3列の位置、C行3列の位置、・・・のように、それぞれマトリクスで定義することが可能である。プレートの材料がポリプロピレン、ポリカーボネート、あるいはアクリル樹脂等の樹脂である場合、複数のウェル、及び複数の反応用流路は、それぞれ射出成型等により成型可能である。また、プレートの材料が石英ガラスである場合は、複数のウェル、及び複数の反応用流路は、それぞれエッチング等により成型可能である。
また、分割プレート3122の複数の注入用カップ部43A,43B,43C・・・44F,44G,44Hは、例えば環状ポリオレフィン(COP)樹脂、ポリジメチルシロキサン(PDMS)樹脂、アクリル樹脂又はポリカーボネート等の樹脂、あるいはガラス等の透明材料、あるいは蛋白質低吸着素材からなる。各注入用カップ部43A,43B,43C・・・44F,44G,44Hは分割プレート3122と一体的に成型されていてもよいが、各注入用カップ部43A,43B,43C・・・44F,44G,44Hは、撮像時に、各注入用カップ部43A,43B,43C・・・44F,44G,44Hに非特異的に吸着している酵素を取り除き、かつ撮像を行い易くするという理由から、分割プレート3122から取り外すことが可能である構造が好ましい。複数の反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hのそれぞれには、サンプル溶液が流れ、複数の反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hの中のそれぞれの一方の端部に設けられた堰き止め部83A,83B,83C,・・・84F,84G,84Hはサンプル溶液を通し、一定の大きさ以上の担体を堰き止めるための狭いギャップを有する構造をとっている(図4及び図5参照)。
また、撮像手段310としては、電荷結合素子(CCD)カメラ等が使用可能である。撮像手段は、CCDカメラの光電変換機能により、検査光の明暗を電圧の大小に変換し、縦(x)方向及び横(y)方向にマトリックス状に配置された複数の画素から構成されるデジタルな観察画像を生成する。本発明においては、2台のCCDカメラを使用して図2に示すプレート312を2分割して分割プレート3121〜3123と、分割プレート3124〜3126に分けてそれぞれ撮像しており、1台のCCDカメラのスペックは7.5F/sである。なお、使用するCCDカメラのスペック、台数、プレート312の撮像方法等は上記の条件に限定されない、
図4、図5には、分割プレート3122の一つの反応用流路63Aに着目し、その上面図と断面図をそれぞれ示している。反応用流路63Aは、ウェル23A及び排出口103Aとの間に設けられ、排出口103Aに近い側の端部に堰き止め部83Aが設けられた構造をとっている。図4に示すように、平面パターン上、反応用流路63Aはウェル23Aから排出口103Aに向かう方向に幅が次第に広がっていく扇型の構造を基礎とし、堰き止め部83Aの近傍で幅が次第に狭くなる逆扇型の構造をとっている。反応用流路63Aが上流側から下流側の一部にかけて扇型構造をとることにより、例えば、図6に示すように、堰き止め部83Aが有する段差部に沿って担体510a,510b,510c,・・・が均一に堆積するようになる。担体510a,510b,510c,・・・が段差部に沿って均一に堰き止め部83Aに堆積することにより、複数のサンプルを一括して複数の反応用流路において検査する際に、各流路毎で担体510a,510b,510c,・・・が不均一に堆積してしまうことにより生じる各流路内におけるサンプル溶液の流れ方や流れる速度等の誤差を減らすことができる。
また、堆積した担体510a,510b,510c,・・・の近傍には、担体510a,510b,510c,・・・の周りに微量の液滴520も蓄積する。図7に示すように、堰き止め部83Aには、反応用流路63Aの高さと堰き止め部83Aとの間にあるギャップ(空隙)よりも直径が大きい複数の担体510a,510b,510c,・・・と、複数の担体の周りに微量の液体が堰き止められる。例えば、反応用流路63Aの高さを200μm、堰き止め部83Aの上のギャップを20μmに設定し、使用する担体として直径40μm(変動係数C.V.=1.3,標準偏差SD=0.53)のビーズを用いる場合、約5000個のビーズを反応用流路63Aに導入し、堰き止め部83Aに沿って堆積させることが可能である。また、複数の担体510a,510b,510c,・・・のそれぞれは、光透過性があることが望ましい。複数の担体510a,510b,510c,・・・のそれぞれには、補足生体分子が結合している(図示省略)。ここで、「補足生体分子」とは、標的生体分子と特異的に結合する生体分子を指す。例えば標的生体分子が核酸である場合は、補足生体分子は標的生体分子と相補鎖を形成する核酸である。また、標的生体分子が蛋白質である場合は、補足生体分子は標的生体分子と特異的に結合するリガンド、受容体、抗体等の蛋白質である。ウェル23Aから供給されたサンプル溶液は反応用流路63Aを流れ、サンプル溶液に含まれる標的生体分子は反応用流路63Aの内部に堰き止められた複数の担体510a,510b,510c,・・・のそれぞれの表面に固定されている補足生体分子と反応して結合する。
図8に、実施の形態に係るELISA法により取りうるビーズ等の担体510aの表面構造のモデルの一例を示している。担体510aに補足生体分子として抗体521が結合し、抗体521に標的生体分子として、菌体等の抗原522が抗体抗原反応にて結合している。更に、菌体等の抗原522を抗体521と挟み込むようにしてビオチン524で標識された抗体523が抗体抗原反応にて結合する。加えて、西洋わさびペルオキシダーゼ(HRP)等の酵素526で標識されたストレプトアビジン525が、ビオチン524を認識して結合した構造をとる。担体510aが上記の表面構造をとることにより、反応用流路に酵素の基質として例えば、10−アセチル−3,7−ジヒドロキシフェノキサジン(商品名:Amplex(登録商標)Red)と過酸化水素(H)を含む溶液を流すと、10−アセチル−3,7−ジヒドロキシフェノキサジン等の酵素基質527a,527b,527c,・・・は、酵素526と酵素反応を引き起こし、7−ヒドロキシ−3H−フェノキサジン−3−オン(慣用名:Resorufin)等の反応生成物528a,528b,528c,・・・が生じる。上記酵素反応は基質が酵素の周りに存在していれば繰り返し起こるので、例えば、標的試薬として蛍光色素を直接標的生体分子に結合する場合と比べて、強い蛍光量を得ることが可能となる。酵素526による酵素反応は、硫酸(HSO)溶液等の酵素反応停止液529を流すことで終了する。
また、酵素反応を利用して蛍光量を増加させることにより、図6及び図7に示したように、堰き止め部83Aに沿ってビーズ等の担体510a,510b,510c・・・と共に堆積している微量の液滴520中に含まれる基質からでも蛍光測定可能な蛍光量を得ることができる。更に、ビーズ等の担体510a,510b,510c・・・が堆積している付近を蛍光の検出領域としてあらかじめ設定することにより、非特異的に吸着した酵素による蛍光ノイズを検出せずにすみ、精度の高い蛍光測定が可能となる。
図9に、実施の形態に係る生体分子検査チップのプレート312を固定する吸引ボックス313の上面図の一例を模式的に示している。吸引ボックス313はチューブ314で吸引ポンプ500につながっている。図9において、吸引ボックス313の上部に設けられた凹部の底面に設置されている、複数の吸引口121A,121B,121C,・・・,122A,122B,122C,・・・,123A,123B,123C,・・・,124A,124B,124C,・・・,125A,125B,125C,・・・,126A,126B,126C,・・・,127A,127B,127C,・・・,128A,128B,128C,・・・,129A,129B,129C,・・・,130A,130B,130C,・・・,131A,131B,131C,・・・,132A,132B,132C,・・・の配列は、SBS規格に従っており、図2に示したプレート312における各排出口101A,101B,101C,・・・,102A,102B,102C,・・・,103A,103B,103C,・・・,104A,104B,104C,・・・,105A,105B,105C,・・・,106A,106B,106C,・・・,107A,107B,107C,・・・,108A,108B,108C,・・・,109A,109B,109C,・・・,110A,110B,110C,・・・,111A,111B,111C,・・・,112A,112B,112C,・・・にそれぞれ対応している。吸引ボックス313の上部の凹部の側面に設けられる側面シリコンゴムシート316は、プレート312を吸引ボックス313の上部の凹部に設置した後に、反対側に固定部品をはめてプレート312が動かないように固定する際に必要となる。シリコンゴムシート316と固定部品を組み合わせて用いることにより摩擦でプレート312が動きにくくなる。また、検査するサンプル数によっては、一つの分割プレート3121のみや、二つの分割プレート3121,3122等を組み合わせて吸引ボックス313に固定し、吸引を行うことも可能である。その場合、吸引ボックス313において使用しない複数の吸引口については、穴の開いていないシリコンゴムシート等を敷いて、吸引口を塞ぐことにより、プレート312を用いるときと同様に吸引ポンプ500にて吸引することができる。
図10には、分割プレート3122を吸引ボックス313に固定した状態での断面図の一例を示している。分割プレート3122は図3のXA−XA方向から見た断面図に対応する。また、吸引ボックス313は、図9のXB−XB方向から見た断面図に対応する。分割プレート3122は、シリコンゴムシート316と固定部品318で挟み込むことにより、吸引ボックス313の上部の凹部に動かないように固定する。また、固定部品318は、黒色で自家蛍光の少ない材質の材料を選択して用いることが望ましい。
ここで、主に図10に示すように、分割プレート3122は、上部分割プレート3122a及び下部分割プレート3122bを接合させた構造をとっている。下部分割プレート3122bは、複数の担体510a,510b,510c・・・の表面に結合している酵素526以外に、非特異的に吸着している酵素が原因で生じる蛍光ノイズを抑制するために、下部分割プレート3122b自身を黒く着色する、あるいは自家蛍光の少ない材質の材料を選択して用いる等の処置を行うことが好ましい。また、分割プレート3122を吸引ボックス313に固定する際に、分割プレート3122と吸引ボックス313の密着性を高めるために、分割プレート3122と吸引ボックス313の間にシリコンゴムシート317を挟む。シリコンゴムシート317には、吸引ボックス313の複数の吸引口及び、吸引ボックス313の複数の吸引口に対応する分割プレート3122の複数の排出口に合わせて穴があいており、吸引ポンプ500による分割プレート3122の複数の反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hの吸引を妨げない。
吸引ボックス313は上部吸引ボックス313aと下部吸引ボックス313bの二つを組み合わせた構造をとっており、上部吸引ボックス313aと下部吸引ボックス313bの境界部分にもシリコンゴムシート等の弾性体を挟んで(図示省略)、上部吸引ボックス313aと下部吸引ボックス313bの密着性を高めている。サンプル溶液は、複数の吸引口123A,123B,123C,・・・から吸引チューブ314(図示省略)を通して吸引ポンプ500により吸引される。また、吸引ボックス313の形状は、プレート312あるいは分割プレート3121〜3126を固定し、溶液を吸引できる構造であれば良く、上記の構造に限定されない。
次に実施の形態に係る生体分子検査方法を、図11〜13に示すフローチャートを用いて説明する。
(a)まず、ステップS11で、図2に示すプレート312あるいは、分割プレート3121,3122,3123,3124,3125,3126の内の一つあるいは複数を組み合わせて、図10に示すようにシリコンゴムシート317を間に挟んで吸引ボックス313に固定する。次に、ビーズ等の複数の担体510a,510b,510c,・・・を用意する。ステップS12で、複数の担体510a,510b,510c,・・・の表面に補足生体分子として抗体521を固定し、ステップS13で、例えば、図3に示す分割プレート3122の反応用流路63Aを例に挙げると、注入用カップ部43Aに、抗体521が表面に固定された複数の担体510a,510b,510c,・・・を含む溶液をマルチピペット等で分注し、排出口103Aから、吸引ポンプ500を用いて溶液を吸引することにより、図6及び図7に示すように表面に抗体521が固定された(図示省略)複数の担体510a,510b,510c,・・・を反応用流路63Aの堰き止め部83Aに堰き止める。同様の操作を、測定するサンプル数に応じて、複数の反応用流路に対して同時に行う。また、以下のステップの操作に関しても、測定するサンプル数分、同じ操作を同時進行で行う。
(b)ステップS14で、抗体521によって補足される標的生体分子として抗原522を含むサンプル溶液を,図3に示すように、反応用流路63Aに接続されたウェル23Aの上部に設けられた注入用カップ部43Aにマルチピペット等で分注し、吸引ポンプ500を用いて反応用流路63Aの排出口103Aからサンプル溶液を吸引する。このとき、サンプル溶液に含まれる抗原522が、複数の担体510a,510b,510c,・・・のそれぞれの表面に固定された抗体521によって補足される。次に、ステップS15でリン酸緩衝液(PBS)等の洗浄液を注入用カップ部43Aにマルチピペット等で分注し、吸引ポンプ500で吸引することにより反応用流路63A内の余剰試薬を洗浄する。
(c)ステップS16で、抗原522に特異的に結合し、ビオチン524で標識された抗体523を含む溶液を注入用カップ部43Aに供給し、吸引ポンプ500を用いて反応用流路63Aの排出口103Aから溶液を吸引する。このとき、溶液に含まれるビオチン524で標識された抗体523が、複数のビーズ510a,510b,510c,・・・のそれぞれの表面に固定された抗体521によって補足された抗原522に結合する。次に、ステップS17でPBS等の洗浄液を注入用カップ部43Aにマルチピペット等で分注し、吸引ポンプ500で吸引することにより反応用流路63A内の余剰試薬を洗浄する。
(d)ステップS18で、酵素526で標識されたストレプトアビジン525を含む溶液を注入用カップ部43Aに供給し、吸引ポンプ500を用いて反応用流路63Aの排出口103Aから溶液を吸引する。このとき、溶液に含まれる酵素526で標識されたストレプトアビジン525のストレプトアビジン525が、複数の担体510a,510b,510c,・・・のそれぞれの表面に固定された抗体521によって補足された抗原522に結合しているビオチン524に結合する。次に、ステップS19でPBS等の洗浄液を注入用カップ部43Aにマルチピペット等で分注し、吸引ポンプ500で吸引することにより反応用流路63A内の余剰試薬を洗浄する。また、洗浄後、プレート312あるいは、分割プレート3121,3122,3123,3124,3125,3126の内の一つあるいは複数を吸引ボックス313に固定する際に、間に挟んだシリコンゴムシート317の交換及び注入用カップ部43Aの除去を行う。シリコンゴムシート317には、ステップS18で酵素526で標識されたストレプトアビジンを含む溶液を、吸引ポンプ500を用いて反応用流路63Aの排出口103Aから吸引する際に、溶液の一部が付着してしまう。そのため、シリコンゴムシート317に溶液が付着している状態で、吸引ポンプ500による吸引、停止を行うと、排出口103Aを通ってシリコンゴムシート317に付着している溶液が反応用流路63Aに逆流してしまう可能性がある。また、シリコンゴムシート317に溶液が付着している状態で蛍光測定を行うと、検出領域以外での蛍光ノイズの発生につながってしまう可能性がある。また、注入用カップ部43Aを取り除くことにより、注入用カップ部43Aに非特異的に吸着している酵素を除去し、蛍光ノイズの発生を抑制することができる。
(e)ステップS20で、光源311a及び311bから、使用しているプレート312あるいは、分割プレート3121,3122,3123,3124,3125,3126の内の一つあるいは複数に検査光を照射して背景画像を撮像し、撮像した画像をコントローラ2の画像記憶装置217に収納する。その後、酵素基質527a,527b,527c,・・・を含む溶液をウェル23Aに直接マルチピペット等で分注し、使用しているプレート312あるいは、分割プレート3121,3122,3123,3124,3125,3126の内の一つあるいは複数に、励起光を照射し、動画撮像による蛍光測定を開始し、撮像した画像をコントローラ2の画像記憶装置に収納する。撮像開始後、吸引ポンプ500を用いて反応用流路63Aの排出口103Aから酵素基質527a,527b,527c,・・・を含む溶液を吸引する。このとき、図8に示すように、複数の担体510a,510b,510c,・・・のそれぞれの表面に固定された酵素526と酵素基質527a,527b,527c,・・・が反応し、反応生成物528a,528b,528c,・・・が生じる。反応生成物528a,528b,528c,・・・は吸引ポンプ500を用いて吸引を続けている間、吸引されて排出口103Aから排出されるが、反応用流路63Aの堰き止め部83Aに堰き止められている複数の担体510a,510b,510c,・・・の周りに、一部の反応生成物528a,528b,528c,・・・が堆積する。そのため、複数の担体510a,510b,510c,・・・の周りに堆積した一部の反応生成物528a,528b,528c,・・・を利用して蛍光測定を行うことが可能となる。
(f)ステップS21では、コントローラ2において、画像解析を行う。まずステップS241で、コントローラの演算制御回路(CPU)40における差分画像計算手段414は、画像記憶装置217から、測定した時間毎の蛍光検出画像と、背景画像とをそれぞれ読み出し、ステップS242で、各画素毎の蛍光検出画像と背景画像の差を計算して差分画像を取得し、輝度積算手段415と、画素数判定手段416に送信する。
(g)ステップ243aで、輝度積算手段415は、各画素の差分画像を受信し、更に、閾値記憶装置218と検出座標記憶装置221から、閾値のデータと検出する座標のデータをそれぞれ読み出し、差分画像中の各検出領域の閾値レベル以上の値を有する画素を積算して輝度を求め、明度計算手段417に送信する。また、ステップS243bで、画素数判定手段416は、各画素の差分画像を受信し、更に、閾値記憶装置218と検出座標記憶装置221及び規定数記憶装置222から、閾値のデータと検出する領域座標のデータ及び検出画素数の下限値となる規定数のデータをそれぞれ読み出し、差分画像中の各検出領域の閾値レベル以上の検出画素数が規定数よりも多いかどうかを判定する。画素数判定手段416は、検出画素数が規定数よりも多ければ、検出画素数を明度計算手段417に送信し、検出画素数が規定数よりも少なければ、検出画素数をゼロと明度計算手段417に送信する。
(h)ステップS244aで、明度計算手段417は輝度積算手段415から送信された積算輝度と画素数判定手段416から送信された検出画素数をそれぞれ受信し、積算輝度と検出画素数から、各検出領域(スポット)における画素当たりの明度を算出し、明度記憶装置219に収納する。また、ステップS244bで、明度計算手段417は、画素数判定手段416から検出画素数ゼロと受信すると、各スポット当たりの明度なしと算出する。
(i)ステップS245で、撮像した動画の総ての蛍光検出画像について解析が終了したかどうかを判断し、解析する画像が残っていれば、ステップS242に戻る。総ての画像の解析が終了したら、ステップS246に進み、明度表示手段418は、明度計算手段417が算出した各スポット当たりの明度のデータを明度記憶装置219から読み出して、各スポット当たりの明度の時系列データを表示装置214にて表示する。次に、ステップS247で、明度時間変化計算手段419は、各スポット当たりの明度の時系列データを直線近似して、画素当たりの明度時間変化を求めて明度時間変化記憶装置220に収納する。濃度決定手段423は、較正データ記憶装置223から、既知の反応生成物の濃度と直線の傾きとの対照表を読み出し、更に、明度時間変化記憶装置220から、画素当たりの明度時間変化を読み出して、対照表と照らし合わせることにより、反応生成物の濃度を決定する。
(j)ステップS248では、使用するプレートの加工精度の問題により生じてしまう各反応用流路毎の個体差による誤差を差し引くための較正を行い、各スポット当たりの濃度比例値を算出する。その後、濃度比例値表示手段422は、算出された各スポット当たりの濃度比例値を受信し、表示装置214において表示する。
(各反応用流路毎の個体差の較正)
各反応用流路毎の個体差とは、主に図10に示したように、分割プレート3122を、上部分割プレート3122aと下部分割プレート3122bとを組み合わせて作製する際に生じる各反応用流路63A,63B,63C,63D,63E,63F,63G,63H毎の深さ方向の差が含まれる。多くの場合、加工上深さ方向に差が生じてしまうため、各反応用流路63A,63B,63C,63D,63E,63F,63G,63H中の各堰き止め部(図示省略)に堆積する担体510a,510b,510c,・・・の量に差が生じてしまう。
(イ)そこで、まず、ステップS2481で、サンプル測定後の同じプレートを用いて、PBS等の洗浄液をウェル23Aにマルチピペット等で分注し、吸引ポンプ500で吸引することにより反応用流路63Aを洗浄する。更に、硫酸(HSO)等の酵素反応停止液529をウェル23Aにマルチピペット等で分注し、吸引ポンプ500で吸引することにより、反応用流路63Aの堰き止め部83Aに堰き止められている複数の担体510a,510b,510c,・・・のそれぞれの表面に固定された酵素526と酵素基質527a,527b,527c,・・・との酵素反応を停止させる。その後、バックグラウンド検出用試薬として蛍光物質を含む溶液を23Aウェルにマルチピペット等で分注し、動画撮影による蛍光測定を開始する。撮像開始後、吸引ポンプ500を用いて反応用流路63Aの排出口103Aから酵素基質527a,527b,527c,・・・を含む溶液を吸引ポンプ500吸引する。撮像終了後、撮像した画像の解析を行う。
(ロ)まずステップS2482で、コントローラの演算制御回路(CPU)40における差分画像計算手段414は、画像記憶装置217から、各画素毎に測定した蛍光検出画像と背景画像を読み出し、ステップS2483で、各画素の蛍光検出画像と背景画像の差を計算し、差分画像を取得し、輝度積算手段415と、画素数判定手段416に送信する。
(ハ)ステップ2484aで、輝度積算手段415は、各画素の差分画像を受信し、更に、閾値記憶装置218と検出座標記憶装置221から、閾値のデータと検出する座標のデータをそれぞれ読み出し、差分画像中の各検出領域の閾値レベル以上の値を有する画素を積算して輝度を求め、明度計算手段417に送信する。また、ステップS2484bで、画素数判定手段416は、各画素の差分画像を受信し、更に、閾値記憶装置218と検出座標記憶装置221及び規定数記憶装置222から、閾値のデータと検出する領域座標のデータ及び検出画素数の下限値となる規定数を定めたデータをそれぞれ読み出し、差分画像中の各検出領域の閾値レベル以上の検出画素数が規定数よりも多いかどうかを判定する。画素数判定手段416は、検出画素数が規定数よりも多ければ、検出画素数を明度計算手段417に送信し、検出画素数が規定数よりも少なければ、検出画素数をゼロと明度計算手段417に送信する。
(ニ)ステップS2485aで、明度計算手段417は輝度積算手段415から送信された積算輝度と画素数判定手段416から送信された検出画素数をそれぞれ受信し、積算輝度と検出画素数から、各検出領域(スポット)における画素当たりの明度を算出し、明度記憶装置219に収納する。また、ステップS2485bで、明度計算手段417は、画素数判定手段416から検出画素数ゼロと受信すると、各スポット当たりの明度なしと算出する。
(ホ)ステップS2486で、撮像した動画の総ての蛍光検出画像について解析が終了したかどうかを判断し、解析する画像が残っていれば、ステップS2483に戻る。総ての画像の解析が終了したら、ステップS2487に進み、明度表示手段418は、明度計算手段417が算出した各スポット当たりの明度のデータを明度記憶装置219から読み出して、各スポット当たりの明度の時系列データを表示装置214にて表示する。
(ヘ)ステップS2488では、ステップS2487で明度表示手段418が表示装置214に表示した、蛍光物質の各スポット当たりの明度の時系列データから、明度平均値計算手段420が各スポット当たりの明度の平均値を算出し、較正手段421に送信する。
ここで、各スポット当たりの蛍光物質の明度は、各スポットにおいて堰き止めらている担体の周りに蓄積する蛍光物質の量に比例する。更に蓄積する蛍光物質の量は各スポットに堰き止められている担体の量により影響を受けるため、各スポット当たりの明度の平均値を求めることにより、各反応用流路毎の個体差を示す指標として示す。
(ト)ステップS2489で、較正手段421は、濃度決定手段が決定した反応生成物の濃度及び各スポット当たりの明度の平均値をそれぞれ受信して、各反応用流路毎の個体差を較正することにより、各スポット当たりの濃度比例値を算出し、濃度比例値表示手段422に送信する。
(実施例)
(a)図10に示す分割プレート3122の下部分割プレート3122bを、蛍光ノイズの発生を抑制するために黒く着色したものを、吸引ボックス313に固定し、洗浄液としてツイン20(Tween20:Polyoxyethylene Sorbitan Monolaurate)添加PBS(PBST)を複数の注入用カップ部43A,43B,43C,・・・44F,44G,44Hに各60μlずつマルチピペットを用いて分注し、吸引ポンプ500を用いて20kPaの引圧で吸引しながら各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hにそれぞれ流し、洗浄を行った。
(b)次に、抗リステリア抗体を表面に固定した直径40μmのビーズを用意し、15%グリセリン(Glycerol)−1%ウシ血清アルブミン(BSA)−PBSで注入用カップ部43A,43B,43C,・・・44F,44G,44Hに各40μlずつマルチピペットを用いて分注して、吸引ポンプ500を用いて20kPaの引圧で吸引しながら各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hにそれぞれ流し、各堰き止め部83A,83B,83C,・・・84F,84G,84Hに抗リステリア抗体を表面に固定した複数のビーズを堰き止めた。次に1%BSA−PBSを注入用カップ部43A,43B,43C,・・・44F,44G,44Hに各30μlずつマルチピペットを用いて分注して、吸引ポンプ500を用いて20kPaの引圧で吸引しながら各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hに流し、各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hが1%BSA−PBSで満たされたら、吸引を停止し、3分間静置した。
(c)ここで、反応用流路内を流れる溶液は、吸引を行った状態では、きわめて速い速度で移動し、反応用流路外に排出される。そのため、吸引を行った状態では、各堰き止め部に堰き止められている複数のビーズに接触する溶液あるいは溶液に含まれる溶質の量が、各反応用流路毎にばらついてしまい、正確な測定が行えなくなる。そのため、各反応用流路毎の個体差をなくすため、各反応用流路に溶液が満たされた状態で静置する。なお、静置する時間は、測定条件により異なってくるものであり、上記の時間に限定されない。また、以下の操作において、吸引を停止して静置する場合も、同様の理由によるものである。
(d)各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hに1%BSA−PBSを導入した後、PBSTを60μlずつ各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hに流し、各反応用流路内を洗浄した。
(e)次に、フレーザー(Fraser)培地で希釈した、濃度が10細胞/ml、3×10細胞/ml、10細胞/ml、3×10細胞/ml、10細胞/ml、3×10細胞/ml、10細胞/ml、又は0細胞/mlのリステリア死菌を含有した8種類の溶液を1セットとして、各30μlずつ注入用カップ部43A,43B,43C,43D,43E,43F,43G,43H及び注入用カップ部44A,44B,44C,44D,44E,44F,44G,44Hにそれぞれ1セットずつピペット等で分注し、吸引ポンプ500により20kPaの引圧で吸引した後、吸引を停止し、溶液が反応用流路63A,63B,63C,63D,63E,63F,63G,63H及び反応用流路64A,64B,64C,64D,64E,64F,64G,64Hに満たされた状態で3分間静置した。反応用流路63A,63B,63C,63D,63E,63F,63G,63H及び反応用流路64A,64B,64C,64D,64E,64F,64G,64Hにリステリア死菌含有溶液を導入することにより、ビーズ表面の抗リステリア抗体にリステリア死菌が特異的に結合する。その後、PBSTを60μlずつ反応用流路63A,63B,63C,63D,63E,63F,63G,63H及び反応用流路64A,64B,64C,64D,64E,64F,64G,64Hに流し、各反応用流路内を洗浄した。
(f)次に、1%BSA−PBSで懸濁した濃度が4μg/mlのビオチン標識抗リステリア抗体を含有した溶液を、注入用カップ部43A,43B,43C,・・・44F,44G,44Hに各30μlずつマルチピペットを用いて分注して、吸引ポンプ500を用いて20kPaの引圧で吸引しながら各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hに流し、各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hがビオチン標識抗リステリア抗体で満たされたら、吸引を停止し、3分間静置した。各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hへのビオチン標識抗リステリア抗体の導入により、ビーズ表面の抗リステリア抗体に補足されたリステリア死菌にビオチン標識抗リステリア抗体が結合する。その後、PBSTを60μlずつ各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hに流して、各反応用流路内を洗浄した。
(g)次に、1%BSA−PBSで懸濁した濃度が1μg/mlのHRP標識ストレプトアビジン(ピアス(PIERCE)社製,カタログ番号29994)を含有した溶液を、注入用カップ部43A,43B,43C,・・・44F,44G,44Hに各30μlずつマルチピペットを用いて分注して、吸引ポンプ500を用いて20kPaの引圧で吸引しながら各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hに流し、各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64HがHRP標識ストレプトアビジンで満たされたら、吸引を停止し、3分間静置した。各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64HにHRP標識ストレプトアビジンを導入することにより、ビーズ表面の抗リステリア抗体に補足されたリステリア死菌に結合しているビオチン標識抗リステリア抗体にHRP標識ストレプトアビジンが結合する。その後、PBSTを60μlずつ各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hに流して、各反応用流路内を洗浄した。
(h)次に、分割プレート3122と吸引ボックス313の間に密着性を高めるために挟んでいたシリコンゴムシート317を交換し、また、各注入用カップ部43A,43B,43C,・・・44F,44G,44Hを除去した。更に、装置の測定領域全体を暗所にし、検査光を分割プレート3122に照射し、図14のような背景画像を取得した。
(i)次に、濃度が50mmol/lのリン酸ナトリウム(pH7.4)に過酸化水素と10−アセチル−3,7−ジヒドロキシフェノキサジンを加え、過酸化水素の濃度が2mmol/l、10−アセチル−3,7−ジヒドロキシフェノキサジンの濃度が100μmol/lとなるように酵素基質溶液を調整した。調整した酵素基質溶液を各ウェル23A,23B,23C,・・・24F,24G,24Hに20μlずつ直接マルチピペットで分注し、動画撮影を開始した。図15に示している画像は、吸引ポンプ500で分割プレート3122の吸引を開始する前の蛍光観察画像である。
(j)その後、吸引ポンプ500を用いて20kPaの引圧で吸引しながら各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hに酵素基質溶液を導入した。導入により、各堰き止め部83A,83B,83C,・・・84F,84G,84Hにおいて、ビーズ表面の抗リステリア抗体に補足されたリステリア死菌に結合しているビオチン標識抗リステリア抗体に結合したHRP標識ストレプトアビジンのHRPの存在下で、10−アセチル−3,7−ジヒドロキシフェノキサジンと過酸化水素が反応し、7−ヒドロキシ−3H−フェノキサジン−3−オンが生成する。ここで、7−ヒドロキシ−3H−フェノキサジン−3−オンは、波長563nmの励起光を照射すると波長587nmの蛍光を発することが知られている。生成した7−ヒドロキシ−3H−フェノキサジン−3−オンを含む溶液の一部は、吸引ポンプ500を用いて20kPaの引圧で吸引を続けることにより、各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hに接続された各排出口103A,103B,103C,・・・104F,104G,104Hから排出されるが、7−ヒドロキシ−3H−フェノキサジン−3−オンを含む溶液の一部は、各堰き止め部83A,83B,83C,・・・84F,84G,84Hにおいて、ビーズの周辺に留まる。図16に、吸引後の分割プレート3122の蛍光測定画像を示している。図15と比較すると、図16では、蛍光を発している部分が均等に並んでいることが見て取れ、複数の反応用流路において同様の現象が起きていることを示している。
(k)その後、PBSTを30μlずつ各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hに流す作業を3回繰り返し、各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hを洗浄した。更に、濃度が5.5mg/mlの酵素反応停止液((モリキュラー・プローブス(Molecular Probes))社製、Amplex(登録商標)Red/UltraRed Stop reagent、カタログ番号A33855)を各ウェル23A,23B,23C,・・・24F,24G,24Hに30μlずつ直接マルチピペットで分注し、各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hに導入した。導入により、各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64Hの各堰き止め部83A,83B,83C,・・・84F,84G,84Hにおけるビーズ表面での酵素反応を完全に停止させた。
(l)酵素反応停止後、較正用のデータを得るため、バックグラウンド検出用試薬として蛍光物質7−ヒドロキシ−3H−フェノキサジン−3−オンを含む溶液を各ウェル23A,23B,23C,・・・24F,24G,24Hに30μlずつ直接マルチピペットで分注し、再び動画撮影を開始し、撮像した画像はコントローラ200の画像記憶装置217に収納した。図17には7−ヒドロキシ−3H−フェノキサジン−3−オンを各ウェル23A,23B,23C,・・・24F,24G,24Hに分注した際の蛍光観察画像を示している。動画撮影開始後、吸引ポンプ500を用いて20kPaの引圧で吸引を続けながら3分間以上蛍光観察を行い、較正用の画像データを取得した。
図18には、実施例における蛍光検出画像の1例を示している。また、図19には、図18の画像における流路配置を模式的に示している。図18において、均等に並んでいる白色の部分が、図19における3列目及び4列目に対応しており、ビーズが堆積している領域を示している。図19では、実施例で使用した分割プレート3122の各反応用流路63A,63B,63C,・・・64F,64G,64H中に、各ビーズ堆積領域603A,603B,603C,・・・604F,604G,604Hが存在していることを示している。例えば、図18の指定領域850内における白色部分は、図19における反応用流路63Eのビーズ堆積領域603Eに対応している。
図20は、図18の蛍光検出画像を見易くなるようレンジ補正し、かつ蛍光検出領域を明示的に示した図である。図20において、蛍光検出画像は768画素×1024画素で撮像されている。蛍光検出画像中の蛍光検出領域の定義方法として、図20では各ビーズ堆積領域603A,603B,603C,・・・604F,604G,604Hを含む領域のサイズを、30画素×15画素のサイズ等に規定する場合を例示している。また、検出領域の位置を規定するため、図20において示すように、蛍光検出画像中に原点座標700を定めて2次元座標を設定し、原点座標700からの位置で検出領域を規定する。768画素×1024画素で撮像した場合は、座標701が(767,0)、座標702が(0,1023)、座標703が(767,1023)となる。また、図21には、図20における指定領域860の拡大図を示している。指定領域860内における、検出領域870のサイズ及び位置をあらかじめ規定しておき、蛍光検出画像中の総ての蛍光検出領域について、同じ条件でそれぞれ蛍光検出を行う。
図22に、実施例における蛍光検出領域の画素当たりの明度の時系列データを、横軸を時間、縦軸を明度で示している。グラフは、分割プレート3122の内の各反応用流路63A,63B,63C,63D,63E,63F,63G,63Hの蛍光検出領域における画素当たりの明度の変化を示している.ここで、画素当たりの明度の求め方としては、図20に示した蛍光検出画像の図21の検出領域870に示されるような各蛍光検出領域から、図14に示した背景画像における図20の各蛍光検出領域と大きさ及び位置の同じ領域をそれぞれ差し引いて、蛍光検出領域における差分画像を求める。次に、閾値を7以上、規定数を検出領域870内の全画素数の20%以上と定めて、得られた差分画像中の閾値レベル以上の値を有する画素を積算して輝度を求め、同時に、閾値レベル以上の値を有する画素数が検出領域870内の全画素数の20%以上の場合に、積算輝度を検出画素数で割ることにより画素当たりの明度を求めている。また、閾値レベル以上の値を有する画素数が20%よりも少ない場合は、画素当たりの明度はゼロと判断している。同様の計算を測定した時間内の総ての蛍光検出画像の各検出領域について行ったものが、図22に示すグラフである。各反応用流路63A,63B,63C,63D,63E,63F,63G,63Hはそれぞれ明度801,802,803,804,805,806,807,808に対応する.各明度801,802,803,804,805,806,807,808のグラフは、それぞれ測定開始後、山上がりに明度が上昇し、その後減少する類似した変化を示している。この現象は、反応用流路の堰き止め部のビーズの周りに堆積している蛍光基質の量に起因している。吸引を行いながら、蛍光を測定するため、蛍光基質の多くは反応用流路外に排出される。そのため、堰き止め部のビーズの周りに堆積している蛍光基質の量は限定され、結果的に、酵素反応は堰き止め部のビーズの周りに堆積している蛍光基質がなくなり次第終了し、飽和状態になる。更に、その後も蛍光観察を行えば、退色が起こり、明度は時間経過と共に低下することになる。
図23は、画素当たりの明度の時系列データからの、画素当たりの明度の傾きを求める方法の一例を示している。画素当たりの明度の傾きを求めるため、画素当たりの明度の時系列データを直線近似する。直線近似する範囲の決め方としては、まず範囲の下限としては、吸引開始後、余剰試薬溶液流出点820を過ぎた後、各時間毎の時系列曲線の2次微分が0以上になる時刻を開始点821と規定している。また、範囲の上限としては、酵素反応により、各スポットにおける酵素基質が消費されつくした状態を指し、目安として、直線近似の分散が測定データの分散以上になる点を終了点822と規定している。
図24は、本発明の生体分子検査システムを用いて光学的に求めた各検出領域における濃度比例値と、菌体濃度との関係を示す。図24に示しているグラフの縦軸の傾きの値は、図23に示した条件で画素当たりの明度の時間変化を求め、更に、バックグラウンド検出用試薬を用いて得られた各検出領域における画素当たりの平均明度を用いて、各反応用流路毎の個体差の較正を行った値であり、菌体濃度に対する濃度比例値を示している。濃度比例値変化840のグラフは、分割プレート3122の各反応用流路63A,63B,63C,63D,63E,63F,63G,63Hにそれぞれ既知のリステリア死菌の菌体濃度10細胞/ml、3×10細胞/ml、10細胞/ml、3×10細胞/ml、10細胞/ml、3×10細胞/ml、10細胞/ml、又は0細胞/mlを流して求めた値をプロットしたものである。また、同様に、分割プレート3122における各反応用流路64A,64B,64C,64D,64E,64F,64G,64Hに関しても、反応用流路63A,63B,63C,63D,63E,63F,63G,63Hと同様の条件で既知のリステリア死菌の菌体濃度10細胞/ml、3×10細胞/ml、10細胞/ml、3×10細胞/ml、10細胞/ml、3×10細胞/ml、10細胞/ml、又は0細胞/mlを流して測定したものであるが、反応用流路64A,64B,64C,64D,64E,64F,64G,64Hの濃度比例値変化841のグラフも濃度比例値変化840のグラフと傾向が類似しており、リステリア死菌の菌体濃度に対応した濃度比例値が得られている。
(変形例1)
図25に示すように、分割プレート3122の1列目に段階希釈した濃度既知の測定したい抗原等のコントロールサンプルC11,C12,C13,C14,C15,C16,C17,C18を基準として流す。希釈範囲としては、例えば図24に示したように10細胞/ml〜0細胞/mlの濃度範囲内で8種類調整する。2列目に、任意に希釈調整した濃度未知の8種類の異なる濃度の検体S11,S12,S13,S14,S14,S15,S16,S17,S18をそれぞれ流し、比較することで定量試験を行うことが可能である。上記方法によれば、プレート312における他の分割プレート3122〜3126においても、分割プレート3121と同様に定量試験が行えることになり、最大で6種類までの濃度未知のサンプルの定量検査が可能となる。
(変形例2)
図26に示すように、分割プレート3121の1列目に段階希釈した濃度既知の測定したい抗原等のコントロールサンプルC81,C82,C83,C84,C85,C86,C87,C88を基準として流す。コントロールサンプルの濃度としては、図24と同様に、0細胞/mlを含むようにして8種類を希釈調整する。分割プレート3121の2列目及び他の分割プレート3122〜3126に、検体S81,S82,S83,・・・S166,S167,S168を流し、比較することにより、最大で88種類のサンプルの定性検査を行うことができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明を実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、実施例においては複数の担体としてビーズを使用したが、これに限定されない。担体は、補足生体分子を固定可能なゲルやポリマー等を反応用流路の堰き止め部に直接固定してもよい。あるいは反応用流路に直接アプタマー等の核酸を合成し、補足生体分子として反応用流路に直接固定してもよい。また、図4において反応用流路はウェルから排出口に向かう方向に幅が次第に広がっていく扇型の構造を基礎とし、堰き止め部段部であると説明したが、これに限定されない。堰き止め部はビーズとその周りの微量の液滴とを堰き止める構造であればよい。更に、本発明の実施例においては、酵素基質として蛍光基質を用いて蛍光観察を行ったが、これに限定されず、発光基質、発色基質等も使用可能である。
本発明の実施の形態に係る生体分子検査システムの論理構成の一例を表す概略ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る生体分子検査チップの上面図である。 本発明の実施の形態に係る生体分子検査チップの一つの構成ユニットの上面図である。 本発明の実施の形態に係る生体分子検査チップにおける反応用流路の一つを示す上面図である。 図4のV−V方向から見た本発明の実施の形態に係る生体分子検査チップの反応用流路の断面図である。 本発明の実施の形態に係る生体分子検査チップにおける反応用流路の担体堆積時の堰き止め部の上面図である。 図6のVII−VII方向から見た本発明の実施の形態に係る生体分子検査チップの反応用流路の担体堆積時の堰き止め部の断面図である。 本発明の実施の形態に係るELISA法の模式図である。 本発明の実施の形態に係る生体分子検査チップを取り外した状態での吸引ボックスの上面図である。 本発明の実施の形態に係る生体分子検査チップを吸引ボックスに固定した状態の断面図である。 本発明の実施の形態に係る生体分子検査方法を示す第1のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る生体分子検査方法を示す第2のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る生体分子検査方法を示す第3のフローチャートである。 本発明の実施の形態の実施例に係る生体分子検査チップの第1の蛍光観察画像である。 本発明の実施の形態の実施例に係る生体分子検査チップの第2の蛍光観察画像である。 本発明の実施の形態の実施例に係る生体分子検査チップの第3の蛍光観察画像である。 本発明の実施の形態の実施例に係る生体分子検査チップの第4の蛍光観察画像である。 本発明の実施の形態の実施例に係る生体分子検査チップの第5の蛍光観察画像である。 本発明の実施の形態の実施例に係る生体分子検査チップの模式図である。 本発明の実施の形態の実施例に係る生体分子検査チップの第5の蛍光観察画像をレンジ補正し、かつ蛍光検出領域を明示的に示した図である。 本発明の実施の形態の実施例に係る生体分子検査チップの第5の蛍光観察画像の拡大図である。 本発明の実施の形態の実施例に係る生体分子検査チップにおける反応用流路毎の画素当たりの明度の変化を示すグラフである。 本発明の実施の形態の実施例に係る生体分子検査チップにおける反応用流路の画素当たりの明度から、画素当たりの明度時間変化を算出する方法を示すグラフである。 本発明の実施の形態の実施例に係る生体分子検査チップにおける反応用流路毎の濃度比例値を示すグラフである。 本発明の実施の形態の変形例1に係る生体分子検査方法を示す模式図である。 本発明の実施の形態の変形例2に係る生体分子検査方法を示す模式図である。
符号の説明
1・・・測定ユニット
2・・・コントローラ
21A,21B,21C,21D,21E,21F,21G,21H,22A,22B,22C,・・・,23A,23B,23C,・・・,24A,24B,24C,・・・,25A,25B,25C,・・・,26A,26B,26C,・・・,27A,27B,27C,・・・,28A,28B,28C,・・・,29A,29B,29C,・・・,30A,30B,30C,・・・,31A,31B,31C,・・・,32A,32B,32C,・・・ウェル
40・・・演算制御回路(CPU)
43A,43B,43C,43D,43E,43F,43G,43H,44A,44B,44C,・・・注入用カップ部
61A,61B,61C,61D,61E,61F,61G,61H,62A,62B,62C,・・・,63A,63B,63C,・・・,64A,64B,64C,・・・,65A,65B,65C,・・・,66A,66B,66C,・・・反応用流路
83A,83B,83C,83D,83E,83F,83G,83H,84A,84B,84C,・・・堰き止め部
101A,101B,101C,101D,101E,101F,101G,101H,102A,102B,103B,・・・,104A,104B,104C,・・・,105A,105B,105C,・・・,106A,106B,106C,・・・,107A,107B,107C,・・・,108A,108B,108C,・・・,109A,109B,109C,・・・,110A,110B,110C,・・・,111A,111B,111C,・・・,112A,112B,112C,・・・排出口
121A,121B,121C,121D,121E,121F,121G,121H,122A,122B,122C,・・・,123A,123B,123C,・・・,124A,124B,124C,・・・,124A,124B,124C,・・・,125A,125B,125C,・・・,126A,126B,126C,・・・,127A,127B,127C,・・・,128A,128B,128C,・・・,129A,129B,129C,・・・,130A,131B,131C,・・・,132A,132B,132C,・・・吸引口
210,211・・・入出力インターフェース
212・・・入力装置
213・・・出力装置
214・・・表示装置
217・・・画像記憶装置
218・・・閾値記憶装置
219・・・明度記憶装置
220・・・明度時間変化記憶装置
221・・・検出座標記憶装置
222・・・規定数記憶装置
223・・・較正データ記憶装置
300・・・測定装置
310・・・撮像手段
311a,311b・・・光源
312・・・プレート
313・・・吸引ボックス
313a・・・上部吸引ボックス
313b・・・下部吸引ボックス
314・・・チューブ
316,317・・・シリコンゴムシート
318・・・固定部品
411・・・光源制御手段
412・・・撮像制御手段
413・・・ポンプ制御手段
414・・・差分画像計算手段
415・・・輝度積算手段
416・・・画素数判定手段
417・・・明度計算手段
418・・・明度表示手段
419・・・明度時間変化計算手段
420・・・明度平均値計算手段
421・・・較正手段
422・・・濃度比例値表示手段
423・・・濃度決定手段
500・・・吸引ポンプ
510a,510b,510c,・・・担体
520・・・液滴
521,523・・・抗体
522・・・抗原
524・・・ビオチン
525・・・ストレプトアビジン
526・・・酵素
527a,527b,527c,・・・酵素基質
528a,528b,528c,・・・反応生成物
529・・・酵素反応停止液
603A,603B,603C,603D,603E,603F,603G,603H,604A,604B,604C,・・・ビーズ堆積領域
700・・・原点座標
701,702,703・・・座標
801,802,803,804,805,806,807,808・・・明度
820・・・余剰試薬溶液流出点
821・・・開始点
822・・・終了点
840,841・・・濃度比例値変化
850,860・・・指定領域
870・・・検出領域
3121,3122,3123,3124,3125,3126・・・分割プレート
3122a・・・上部分割プレート
3122b・・・下部分割プレート
C11,C12,C13,C14,C15,C16,C17,C18,C21,C22,C23・・・,C31,C32,C33,・・・,C41,C42,C43,・・・,C51,C52,C53,・・・,C61,C62,C63,・・・,C81,C82,C83,・・・コントロールサンプル
S11,S12,S13,S14,S15,S16,S17,S18,S21,S22,S23,・・・,S31,S32,S33,・・・,S41,S42,S43,・・・,S51,S52,S53,・・・,S61,S62,S63,・・・,S81,S82,S83,S84,S85,S86,S87,S88,S89,S90,S91,S92,S93,S94,S95,S96,S97,S98,S99,S100,S101,S102,S103,S104,S105,S106,S107,S108,S109,S110,S111,S112,S113,S114,S115,S116,S117,S118,S119,S120,S121,S122,S123,S124,S125,S126,S126,S127,S128,S129,S130,S131,S132,S133,S134,S135,S136,S137,S138,S139,S140,S141,S142,S143,S144,S145,S146,S147,S148,S149,S150,S151,S152,S153,S154,S155,S156,S157,S158,S159,S160,S161,S162,S163,S164,S165,S166,S167,S168・・・検体

Claims (20)

  1. それぞれ固体状の担体の流れを阻害する堰き止め部を有し、標的生体分子を含む溶液を流す複数の反応用流路を予め規定された位置に設けた生体分子検査チップを配置し、前記反応用流路の観察画像を、画素により定められる大きさをそれぞれ有し、前記複数の反応用流路の位置に対応して位置が規定された複数の検出領域において、取得する撮像手段を有する測定ユニットと、
    前記観察画像から前記堰き止め部に補足されている標的生体分子の周りに存在する反応生成物から得られた各検出領域の蛍光検出画像から、大きさと位置の等しい検出領域の背景画像を引いて、各検出領域に含まれる画素毎の差分画像を算出する差分画像計算手段、前記差分画像中の各検出領域の閾値レベル以上の値を有する画素を積算して積算輝度を求める輝度積算手段、前記差分画像中の各検出領域の閾値レベル以上の検出画素数が規定数よりも多い場合に、該検出画素数を出力し、検出画素数が規定数よりも少なければ、検出画素数をゼロと判定する画素数判定手段、前記積算輝度と前記検出画素数から画素当たりの明度を算出する明度計算手段、及び前記画素当たりの明度の時間変化を算出する明度時間変化計算手段を有するコントローラとを備え、
    前記時間変化から、前記反応生成物の濃度を求めることを特徴とする生体分子検査装置。
  2. 動画撮像により、前記反応生成物からの時間毎の前記蛍光検出画像を測定し、 前記明度時間変化計算手段が、前記画素当たりの明度の時間変化を直線近似して、前記直線の傾きから前記反応生成物の濃度を求めることを特徴とする請求項1に記載の生体分子検査装置。
  3. 前記コントローラが、既知の反応生成物の濃度と直線の傾きとの対照表を記憶した較正データ記憶装置を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の生体分子検査装置。
  4. 前記コントローラが、前記較正データ記憶装置に記憶された対照表を参照して前記反応生成物の濃度を決定する濃度決定手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の生体分子検査装置。
  5. 前記測定ユニットが、前記反応用流路に検査光を照射する光源を更に備え、
    前記撮像手段が、前記堰き止め部に補足されている標的生体分子の周りに存在する反応生成物からの蛍光を測定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の生体分子検査装置。
  6. 前記生体分子検査チップが、複数の反応用流路を更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の生体分子検査装置。
  7. 前記コントローラが、前記複数の反応用流路毎の個体差を較正する較正手段を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の生体分子検査装置。
  8. 複数の反応用流路から得られた各検出領域の蛍光検出画像から、大きさと位置の等しい検出領域の背景画像を引いて、各検出領域に含まれる画素毎の差分画像を算出し、前記差分画像中の各検出領域の閾値レベル以上の値を有する画素を積算して積算輝度を求め、前記差分画像中の各検出領域の閾値レベル以上の検出画素数が規定数よりも多い場合に、該検出画素数を出力し、検出画素数が規定数よりも少なければ、検出画素数をゼロと判定し、前記積算輝度と前記検出画素数から画素当たりの明度、及び前記画素当たりの明度の時間変化を算出し、 前記時間変化から、前記反応生成物の濃度を求める生体分子検査方法に用いる生体分子検査チップであって、
    プレートと、
    前記プレートに前記検出領域の配置に対応してそれぞれ設けられ、サンプル溶液がそれぞれ滴下される複数のウェルと、
    前記プレートの内部において、前記複数のウェルに接続され、前記サンプル溶液をそれぞれ流す前記複数の反応用流路と、
    前記複数の反応用流路の下流側にそれぞれ設けられた複数の排出口と、
    前記複数の反応用流路のそれぞれの内部の前記排出口側に設けられ、前記サンプル溶液を通し固体状の担体の流れを阻害する堰き止め部
    とを備え、前記複数の反応用流路が前記検出領域の配置に対応してそれぞれ設けられ、前記複数の反応用流路のそれぞれが、平面パターン上、前記ウェルから前記排出口に向けて幅が広がる扇型の形状を少なくとも一部に有し、
    前記複数の反応用流路において、それぞれの前記堰き止め部に局所的に堰き止めされた固体状の担体に、補足生体分子を固定し、前記反応用流路に標的生体分子を含む溶液を流し、前記標的生体分子を前記補足生体分子に結合させて、前記複数の反応用流路の観察画像を、前記複数の検出領域の蛍光検出画像として、それぞれ取得することを特徴とする生体分子検査チップ。
  9. 前記プレートが前記複数のウェルを配置した上部プレートと、前記複数の反応用流路を構成するように前記上部プレートの下に設けられた黒色の下部プレートを備えることを特徴とする請求項8に記載の生体分子検査チップ。
  10. 前記複数の反応用流路のそれぞれの幅は前記扇型に広がった後、前記堰き止め部の前面において逆扇型に狭くなることを特徴とする請求項8又は9に記載の生体分子検査チップ。
  11. それぞれ堰き止め部を有する複数の反応用流路を予め規定された位置に設けた生体分子検査チップを用いた生体分子検査方法であって、
    前記堰き止め部に局所的に堰き止めされた固体状の担体に、補足生体分子を固定するステップと、
    前記反応用流路に標的生体分子を含む溶液を流し、前記標的生体分子を前記補足生体分子に結合させるステップと、
    前記反応用流路の観察画像を、画素により定められる大きさをそれぞれ有し、前記複数の反応用流路の位置に対応して位置が規定された複数の検出領域において、取得するステップと、
    前記観察画像を用いて、前記堰き止め部に補足されている標的生体分子の周りに存在する反応生成物から得られた各検出領域の蛍光検出画像から、大きさと位置の等しい検出領域の背景画像を引いて、各検出領域に含まれる画素毎の差分画像を算出するステップと、
    前記差分画像中の各検出領域の閾値レベル以上の値を有する画素を積算して積算輝度を求めるステップと、
    前記差分画像中の各検出領域の閾値レベル以上の検出画素数が規定数よりも多い場合に、該検出画素数を出力し、検出画素数が規定数よりも少なければ、検出画素数をゼロと判定するステップと、
    前記積算輝度と前記検出画素数から画素当たりの明度、及び前記画素当たりの明度の時間変化を算出するステップと、
    前記時間変化から、前記反応生成物の濃度を求めるステップ
    とを含むことを特徴とする生体分子検査方法。
  12. 前記標的生体分子を酵素で修飾するステップを更に含むことを特徴とする請求項11に記載の生体分子検査方法。
  13. 前記標的生体分子を前記酵素で修飾するステップは、前記標的生体分子にビオチン標識抗体を結合させるステップを更に含むことを特徴とする請求項12に記載の生体分子検査方法。
  14. 前記標的生体分子を前記酵素で修飾するステップは、前記ビオチン標識抗体に前記酵素が標識されたストレプトアビジンを結合させるステップを更に含むことを特徴とする請求項12に記載の生体分子検査方法。
  15. 前記酵素の基質を含む溶液を前記反応用流路に流し、前記酵素及び前記基質を反応させるステップを更に含むことを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載の生体分子検査方法。
  16. 前記反応用流路に検査光を照射するステップを更に含むことを特徴とする請求項11〜15のいずれか1項に記載の生体分子検査方法。
  17. 前記反応生成物は蛍光物質であることを特徴とする請求項16に記載の生体分子検査方法。
  18. 前記生体分子検査チップには、複数の反応用流路が配列されていることを特徴とする11〜17のいずれか1項に記載の生体分子検査方法。
  19. 生体分子検査チップの予め規定された位置に設けられた複数の反応用流路の観察画像をそれぞれ取得する撮像手段を有する測定ユニットに接続され、撮像制御手段、差分画像計算手段、輝度積算手段、画素数判定手段、明度計算手段、明度時間変化計算手段、濃度決定手段、較正データ記憶装置を有するコントローラに、
    前記複数の反応用流路のそれぞれの堰き止め部に局所的に堰き止めされた固体状の担体に、補足生体分子を固定し、更に、前記反応用流路に標的生体分子を含む溶液を流し、前記標的生体分子を前記補足生体分子に結合させた後、
    前記撮像制御手段が、前記撮像手段に前記反応用流路の観察画像を、画素により定められる大きさをそれぞれ有し、前記複数の反応用流路の位置に対応して位置が規定された複数の検出領域において、取得させる命令を出すステップと、
    前記差分画像計算手段に、 前記観察画像から前記堰き止め部に補足されている標的生体分子の周りに存在する反応生成物から得られた各検出領域の蛍光検出画像から、大きさと位置の等しい検出領域の背景画像を引いて、各検出領域に含まれる画素毎の差分画像を算出させる命令を出すステップと、
    前記輝度積算手段に、前記差分画像中の各検出領域の閾値レベル以上の値を有する画素を積算して積算輝度を求めさせる命令を出すステップと、
    前記画素数判定手段に、前記差分画像中の各検出領域の閾値レベル以上の検出画素数が規定数よりも多い場合に、該検出画素数を出力し、検出画素数が規定数よりも少なければ、検出画素数をゼロと判定させる命令を出すステップと、
    前記明度計算手段に、前記積算輝度と前記検出画素数から、前記観察画像から前記堰き止め部に補足されている標的生体分子の周りに存在する反応生成物の画素当たりの明度を算出させるステップと、
    前記明度時間変化計算手段に、前記画素当たりの明度の時間変化を算出させるステップと、
    前記濃度決定手段に、前記較正データ記憶装置に記憶された対照表を参照させ、前記反応生成物の濃度を決定させるステップ
    とを実行させることを特徴とする生体分子検査プログラム。
  20. 前記明度時間変化計算手段が、前記画素当たりの明度の時間変化を直線近似して、前記直線の傾きから前記反応生成物の濃度を求めるステップを実行させることを特徴とする請求項19に記載の生体分子検査プログラム。
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