JP5113848B2 - 接続存続期間中にわたりクオリティ・オブ・サービスをサポートするための方法 - Google Patents

接続存続期間中にわたりクオリティ・オブ・サービスをサポートするための方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信ネットワークにおいて、データ送信をスケジュールし、クオリティ・オブ・サービス(Quality of Service)を管理するための方法に関係する。本発明は、直交単一キャリア無線アクセス方式におけるアップリンク・データ送信に特に適するが、これに限定されるものではない。
長期的発展(Long Term Evolution:LTE)
WCDMA無線アクセス技術に基づいた第3世代移動通信システム(3G)は、世界中で広範な規模で展開されつつある。この技術を強化し、発展させる最初の段階は、高速ダウンリンク・パケット・アクセス(HSDPA)と、高速アップリンク・パケット・アクセス(HSUPA)とも呼ばれる機能強化されたアップリンクの導入を伴い、それにより非常に競争力の高い無線アクセス技術が生まれた。
しかし、ユーザ及び事業者の要望と期待は進展し続けることを知り、3Gの長期の競争力を確実にするために、3GPPは3G標準の次の主要な段階または発展を検討し始めた。3GPPは、「進化UTRA及びUTRAN(E−UTRA及びE−UTRAN)」という研究項目に着手した。この研究は、サービス提供を向上させ、ユーザと事業者のコストを減少させるために、性能の大きな飛躍を達成する手段を探ろうとするものである。
インターネット・プロトコル(IP)の使用への集中が強まり、すべての将来のサービスはIP上で実行されるようになるであろうと一般に想定される。したがって、発展の焦点は、パケット交換(PS)分野の強化にある。
上記発展の主な目的は、すでに言及したとおり、サービス提供をさらに向上させ、ユーザと通信事業者のコストを減少させることである。
さらに詳しく、長期的発展のための重要な性能及び能力目標をいくつか挙げると、次のものがある。
・ HSDPA及びHSUPAと比較して大幅に高速化したデータ伝送速度。ダウンリンク上で100Mbps以上、アップリンク上で50Mbps以上の目標最高データ伝送速度が想定されている。
・ カバレッジの向上。広域のカバレッジでの高いデータ伝送速度。
・ より上位層のプロトコル(例えば、TCP)の性能を向上させるためのユーザ・プレーンにおけるレイテンシーの大幅な減少、並びに制御プレーンの手順(例えば、セッション設定)に伴う遅延の減少。
・ システム容量の増大化。現在の標準に比べて3倍の容量。
長期的発展のもう一つの重要な要件は、これらの技術へのスムーズな移行を可能にすることである。
LTEのアーキテクチャ
図1には、3GPPのLTEの移動通信ネットワークの概観が示される。このネットワークは、コア・ネットワーク(CN)、無線アクセス・ネットワーク(RAN)及びユーザ装置(UE)または移動端末に機能的にグループ分けされる、異なるエンティティからなる。
RANは、無線リソースのスケジューリング等を含む、無線通信に関係したすべての機能を処理することを担う。CNは、呼及びデータ接続の外部ネットワークへのルーティングを担当する。
LTEネットワークは、CNの一部をなすアクセス・ゲートウェイ(Access Gateway)とRANの一部をなす拡張型ノードB(eNode B)からなる「2ノード・アーキテクチャ」である。アクセス・ゲートウェイは、呼及びデータ接続の外部ネットワークへのルーティングなどのCN機能を処理し、かつ一部のRAN機能を実行することもできる。したがって、アクセス・ゲートウェイは、今日の3GネットワークにおいてGGSN及びSGSNによって実行される機能と、例えば、ヘッダ圧縮、暗号化/インテグリティ保護といったRAN機能を統合するものと考えることができる。拡張型ノードBは、例えば、無線リソース制御(RRC)、分割/連結、リソースのスケジューリングと割当て、多重化及び物理層機能といった機能を処理できる。
移動通信ネットワークは、通常、モジュール形式であり、したがって同一タイプのネットワークエンティティをいくつももつことが可能である。ネットワーク要素の相互接続は、オープン・インタフェースによって形成される。UEは、いわゆるUuインタフェースと呼ばれる無線インタフェースを介して拡張型ノードBへ接続できる。個々の拡張型ノードBは、いわゆるS1インタフェースを介してアクセス・ゲートウェイへの接続を有する。2つの拡張型ノードB同士は、いわゆるX2インタフェースを介して相互接続される。
3GPPと非3GPPの両者が一体化したものは、外部パケット・データ・ネットワーク(例えば、インターネット)へのアクセス・ゲートウェイのインタフェースを介して処理され得る。
クオリティ・オブ・サービスの制御
効率的なクオリティ・オブ・サービス(QoS)のサポートは、LTEを運用する事業者にとって基本的な要件として見られている。他方でネットワーク・リソースの利用性を最適にしながら、クラス最高のユーザ体験を可能にするために、改良されたQoSサポートが新しいシステムの不可欠な部分となるであろう。
QoSサポートのいくつかの側面が、3GPP作業グループ内で現在討議中である。基本的に、システム・アーキテクチャ発展(SAE)/LTEのためのQoS設計は、非特許文献1に反映された、現行のUMTSシステムのQoS設計を基にしている。合意されたSAEベアラ・サービスのアーキテクチャを図2に示す。上記の文書に記載された次のようなベアラ・サービスの定義は、今も適用できる。
「ベアラ・サービスは、契約されたクオリティ・オブ・サービスの提供を可能にするすべての側面を含む。これらの側面は、特に、制御シグナリング、ユーザ・プレーンでの伝送、QoS管理機能を含む。」
SAEベアラ・サービスは、以下のことを提供する。
・ IPエンド・ツー・エンド・サービス・フローのQoS別の集合化、
・ IPヘッダ圧縮とそれに関する情報のUEへの提供、
・ ユーザ・プレーンでの暗号化とそれに関する情報のUEへの提供、
・ エンド・ツー・エンド・サービス・シグナリング・パケットの優先的処理が要求される場合に、デフォルトのIPサービスに加えて追加のSAEサービス・ベアラを追加可能である、
・ マッピング/多重化の情報のUEへの提供、
・ 受け付けられたQoS情報のUEへの提供。
SAE無線ベアラ・サービスは、以下のことを提供する。
・ 要求されたQoSに従って、SAEベアラ・サービスのデータ・ユニットを拡張型ノードBとUE間で伝送する、
・ SAE無線ベアラ・サービスを各SAEベアラ・サービスに結び付ける。
SAEアクセス・ベアラ・サービスは、以下のことを提供する。
・ 要求されたQoSに従って、SAEベアラ・サービスのデータ・ユニットをアクセス・ゲートウェイ(AGW)と拡張型ノードB間で伝送する、
・ SAEベアラ・サービスの集合化したQoSの記述を拡張型ノードBに向けて提供する、
・ SAEアクセス・ベアラ・サービスを各SAEベアラ・サービスに結び付ける。
SAEベアラとSAE無線ベアラの間に一対一の対応関係がある。さらに、無線ベアラと論理チャネルの間に一対一の対応関係がある。この定義から、あるSAEベアラ、すなわち、対応するSAE無線ベアラとSAEアクセス・ベアラが、SAE/LTEアクセス・システムにおけるQoS制御の粒度(きめ細かさ)のレベルであるということになる。同じSAEベアラにマッピングされたパケット・フローは同じ処理を受ける。
LTEでは、初期アクセス中に設定されるデフォルトQoSプロファイルをもつデフォルトSAEベアラと、デフォルトとは異なるQoSを要求するサービスに対して確立される個別SAEベアラの2つの異なるSAEベアラ・タイプがある。
デフォルトSAEベアラは、LTE_アイドルからLTE_アクティブへ状態遷移後すぐに使用可能になる、「常時オンの」SAEベアラである。デフォルトSAEベアラは、トラヒック・フロー・テンプレート(TFT)をシグナリングされなかったすべてのフローを運ぶ。トラヒック・フロー・テンプレートは、異なるユーザのペイロードを区別するために、アクセス・ゲートウェイによって使用される。TFTは、QoSなどのパケット・フィルタをその中に組み込んでいる。パケット・フィルタを使用して、アクセス・ゲートウェイは、着信データを正しいPDPコンテクスト中にマッピングする。デフォルトSAEベアラでは、複数のサービス・データ・フローを多重化できる。
デフォルトSAEベアラと異なり、個別SAEベアラは、典型的には保証されたビット・レートを提供するような、個別的に指定されたサービスをサポートすることを目的とする。個別SAEベアラは、新しいサービスの要求時に、コア・ネットワークからのPCC規則中で受信したQoS情報に基づいて、アクセス・ゲートウェイによって確立される。個別SAEベアラは、フィルタがある種のパケットだけに適合するようなパケット・フィルタに関連付けられる。デフォルトSAEベアラは、アップリンク及びダウンリンクにおいて「すべてに適合する」パケット・フィルタに関連付けられる。アップリンクの処理用に、アクセス・ゲートウェイは、各個別SAEベアラに対する個々のTFTフィルタを設ける。UEは、ベアラ確立中にシグナリングされたTFTに基づいて、サービス・データ・フローを正しいベアラにマッピングする。デフォルトSAEベアラと同様に、個別SAEベアラでも、複数のサービス・データ・フローを多重化できる。
SAEベアラのQoSプロファイルは、SAEベアラ設定手順中に、アクセス・ゲートウェイから拡張型ノードBへシグナリングされる。このプロファイルは、次に、無線インタフェース上でのQoS処理を決定する第2層QoSパラメータのセットを引き出すために、拡張型ノードBによって使用される。第2層QoSパラメータは、スケジューリング機能へ入力される。アクセス・ゲートウェイから拡張型ノードBへのS1インタフェース上でシグナリングされるQoSプロファイルに含まれる個々のパラメータについては、現在討議中である。おそらく、次に挙げるQoSプロファイル・パラメータ、すなわちトラヒック処理優先順位、最大ビット・レート、保証ビット・レートが、SAEベアラごとにシグナリングされる。これらに加えて、初期アクセス中に、ユーザごとの割当て及び保持優先順位をアクセス・ゲートウェイは拡張型ノードBへシグナリングする。
LTEでのアップリンク・アクセス方式
アップリンク送信では、電力効率のよいユーザ端末からの送信が、カバレッジを最大にするために必要である。FDMA及び動的帯域幅割当てと組み合わせた単一キャリア送信が、進化したUTRAのアップリンク送信方式として選ばれた。単一キャリア送信が選択された主な理由は、(OFDMAなどの)マルチキャリア信号に比べてピーク対平均電力比がより低く、それに対応して電力増幅器効率が向上し、カバレッジの向上(端末ピーク電力が一定であるとして、より高いデータ伝送速度)が見込まれるからである。時間間隔単位で、ノードBは、それによりセル内直交性を確保する、ユーザ・データ送信用の一意に決められた時間/周波数リソースをユーザに割り当てる。アップリンクにおける直交アクセスは、セル内干渉を排除することによってスペクトル効率を増加させる。マルチパス伝搬による干渉は、送信信号にサイクリック・プレフィックスを挿入することによる助けを得て、基地局(ノードB)で対処される。
基本となる物理的リソースは、符号化した情報ビットがそこにマッピングされる、1つの送信時間間隔、例えば、0.5msの1サブフレーム期間中のBWgrantのサイズを有する周波数リソースからなる。送信時間間隔(TTI)とも呼ばれるサブフレームは、ユーザ・データ送信用の最小の時間間隔であることに留意すべきである。しかし、サブフレームの連結によって、1つのTTIよりも長い時間期間にわたり周波数リソースBWgrantをユーザに割り当てることが可能である。
周波数リソースは、図3と図4に例示されるように、局所化スペクトルまたは分散化スペクトルの形態をとり得る。図3に見てとれるように、局所化単一キャリアは、利用可能な全スペクトルの一部分を占有する連続したスペクトルを有する送信信号によって特徴付けられる。送信信号の異なるシンボル伝送速度(異なるデータ伝送速度に対応する)は、局所化単一キャリア信号の異なる帯域幅を意味する。
他方、図4に見てとれるように、分散化単一キャリアは、システム帯域幅にわたり分散される非連続的な(くし形の)スペクトルを有する送信信号によって特徴付けられる。分散化単一キャリア信号はシステム帯域幅にわたり分散されるが、その占有スペクトルの総量は、本質的に、局所化単一キャリアの占有量と同じであることに留意されたい。さらに、シンボル伝送速度をより高く/より低くするには、「くし歯」の数が増加/減少されるが、各「くし歯」の「帯域幅」は変わらない。
一見して、図4に示したスペクトルは、各くし歯が「サブキャリア」に対応するマルチキャリア信号の印象を与えるかもしれない。しかし、分散化単一キャリア信号の時間領域での信号生成という点からは、生成されるものは、低いピーク対平均電力比を有するまさに単一キャリア信号であることが明らかであろう。
分散化単一キャリア信号と、例えば、OFDMなどのマルチキャリア信号の大きな違いは、前者の場合、「サブキャリア」または「くし歯」が単一の変調シンボルを伝達しないことである。その代わり、各「くし歯」は全変調シンボル関する情報を伝達する。このことが、低いPAPR特性につながる、異なるくし歯間の依存関係を生み出す。異なるくし歯間の同依存関係があるがために、チャネルが全送信帯域幅中で周波数非選択的である場合を除き、等化が必要になる。対照的に、OFDMでは、チャネルがサブキャリア帯域幅中で周波数非選択的である限り、等化は必要ない。
分散化送信は、局所化送信よりも大きな周波数ダイバーシチ利得をもたらすことができるが、局所化送信はチャネルに依存したスケジューリングをより容易に可能にする。多くの場合、スケジューリング決定は、高いデータ伝送速度を達成するために、単一のUEへ全帯域幅を与えるように決定できることに留意されたい。
アップリンク・スケジューリング方式
アップリンクの方式は、スケジュールされた(ノードBにより制御された)アクセスとコンテンション・ベースのアクセスの両方を可能にするべきである。スケジュールされたアクセスの場合には、UEは、アップリンク・データ送信のためのある時間にわたる、ある周波数リソース(すなわち、時間/周波数リソース)に動的に割り当てられる。
いくつかの時間/周波数リソースは、コンテンション・ベースのアクセスのために割り当てられ得る。これらの時間/周波数リソース内で、個々のUEは最初にスケジュールされなくても送信することができる。
スケジュールされたアクセスでは、ノードBのスケジューラが、アップリンク・データ送信用に一意に決められた周波数/時間リソースをユーザに割り当てる。例えば、スケジューラは以下のことを決定する。
・ どのUEに送信を許すか、
・ どの物理チャネル・リソース(周波数)か、
・ どれだけ長い時間のあいだ上記リソースの使用を許すか(サブフレーム数)
・ 移動端末が送信に使用すべきトランスポート・フォーマット(例えば、変調符号化方式(MCS))
割当て情報は、ダウンリンク制御チャネル上で送信されるスケジューリング・グラントによってUEへシグナリングされる。LTEでは、便宜上、このチャネルは、LTE_HS_SCCH(長期的発展−高速−共有制御チャネル)とも呼ばれる。スケジューリング・グラント・メッセージは、周波数帯域のどの部分をUEが使用できるか、局所化または分散化スペクトルのどちらが使用されるか、グラントの有効期間、及び最大データ伝送速度に関する情報を少なくとも含む。最短の有効期間は、1サブフレームである。選択された方式に応じて、追加の情報がグラント・メッセージ中に含まれてもよい。
アップリンク・データ送信は、スケジューリング・グラントによってUEに割り当てられた時間−周波数リソースを使用することだけが許される。UEが有効なグラントを得ていなければ、いずれのアップリンク・データも送信することは許されない。各UEが個別チャネルを常に割り当てられるHSUPAとは異なり、データ送信のために複数のユーザによって共通に使用される唯一のアップリンク・データ・チャネル(UL SCH−アップリンク共有チャネル)しか存在しない。さらに、LTEにおけるアップリンク・データ・アクセスのための動作のモードは、上記のスケジュールされたアクセスの一つしかない。すなわち、スケジュールされた送信と自発的な送信の両方が可能なHSUPAとは異なる。
リソースを要求するために、UEはリソース要求メッセージをノードBへ送信する。このリソース要求メッセージは、例えば、送信するデータの量、UEの電力状態に関する情報、及びあるクオリティ・オブ・サービス(QoS)に関係した情報を含み得る。スケジューリング情報とも呼ばれるこの情報により、ノードBは適切なリソース割当てを行なえる。
無線リソースのスケジューリングは、クオリティ・オブ・サービスを決定するために、共有チャネル・アクセス・ネットワークにおいて最も重要な機能であるから、効率的なQoS管理を可能にするために、LTEでのアップリンク・スケジューリング方式によって満たされるべき数々の要件がある。これらの要件は、非特許文献2において明確に述べられている。
・ LTEでのアップリンク・スケジューリング方式は、リリース6(HSUPA)においてサポートされるものよりも細かなネットワーク・ベースのQoS制御を提供すべきである。
・ 低優先順位のサービスのリソース不足、すなわち、クオリティ・オブ・サービスの劣化を避けるべきである。
・ 個々の無線ベアラ/サービスについての明確なQoSの区別が、スケジューリング方式によってサポートされるべきである。
・ 拡張型ノードBのスケジューラがデータ送信に用いるべき無線ベアラ/サービスを特定できるように、アップリンク報告は、きめ細かいバッファ報告(例えば、各無線ベアラについてのまたは各無線ベアラ・グループについての報告)を可能にするべきである。
・ UEのアップリンク・スケジューリング決定に使用される優先順位を、事業者の要求に基づいて動的に変更できるようにすべきである。
・ 異なるユーザのサービス間の明確なQoSの区別を行なえるようにすべきである。
・ どの無線ベアラにも最低限のビット・レートを提供できるようにすべきである。
上記の要件のリストからわかるように、LTEのスケジューリング方式の一つの重要な側面は、事業者がその総セル容量を異なるQoSクラスの個々の無線ベアラに分配することを制御できるメカニズムを提供することである。ある無線ベアラのQoSクラスは、前述したとおり、アクセス・ゲートウェイから拡張型ノードBへシグナリングされる、該当SAEベアラのQoSプロファイルによって指定される。事業者は、次に、その総セル容量のうちのある量を特定のQoSクラスの無線ベアラに関連付けられた総トラヒックに対して割り当てることができる。
このクラスに基づくアプローチを採用することの主要目的は、個々のパケットの処理をそれらが属するQoSクラスに応じて区別化できるようにすることである。例えば、セル内の負荷が増加しているときには、低優先順位のQoSクラスに属するトラヒックを絞ることによって、事業者がこれに対処できるようにすべきである。この段階で、高優先順位のトラヒックに割り当てられた総リソースは、トラヒックをサーブするのに十分であるから、高優先順位のトラヒックはなおも低負荷状態で処理される。このことは、アップリンク方向とダウンリンク方向の両方で可能でなければならない。
このアプローチを採用することの一つの利点は、帯域幅の分配を統制するポリシーの完全な制御を事業者に与えることである。例えば、一つの事業者のポリシーは、極度に高い負荷時にも、最低優先順位QoSクラスに属するトラヒックのリソース不足を避けるようにし得る。低優先順位のトラヒックのリソース不足を避けることは、LTEにおけるULスケジューリング方式に対する主要要件の一つである。
現在のリリース6(HSUPA)のスケジューリング・メカニズムでは、絶対的な優先順位付け方式が低優先順位の用途のリソース不足を招く可能性がある。実際、E−DCHのトランスポート・フォーマット組合せ(E−TFC)の選択は、絶対的論理チャネル優先順位に単に従って行なわれる。すなわち、高優先順位のデータの送信が最大化されるので、これは、低優先順位のデータが高優先順位のデータによってリソース不足に陥る恐れがあることを意味する。
E−UTRAN内のモビリティ
UMTSシステムの場合と同様に、E−UTRANネットワーク内に接続されたUEに対しても、移動元の拡張型ノードBによって制御された移動元の無線セルから移動先の拡張型ノードBによって制御された移動先の無線セルへ制御されたUEに補助されたハンドオーバが実行される。ユーザによって報告された測定値に基づいて、移動元の拡張型ノードBは、UEを移動先の無線セルに渡す決定をする。UEによって報告される測定値は、例えば、受信したパイロットのエネルギーに基づいたセルのダウンリンク・チャネル品質である。e−UTRAN内のモビリティのためにUEによって実行されるべき測定は、ブロードキャスト制御または個別的制御によってE−UTRANによって制御され得る。
現在の無線リンクの品質が品質しきい値よりも低下した場合に、移動元の拡張型ノードは、よりよい無線リンク品質を提供すると報告されている隣接する移動先セルにUEをハンドオーバする決定をする。
図5は、モビリティ管理エンティティ(MME)もユーザ・プレーン・エンティティ(UPE)も変わらない、拡張型ノードB間のハンドオーバ手順も典型的な例を示す。このハンドオーバについての説明を以下に述べる。
ステップ1において、例えば、システム情報または仕様によって設定された規則に従って、測定報告を送信するように、UEはトリガされる。測定報告を受信すると、移動元の拡張型ノードBは、移動先の無線セルへUEを移行する決定をする。したがって、ステップ2において、移動元の拡張型ノードBは、UEを引き渡すための測定報告及びRRMに基づいた決定をする。移動元の拡張型ノードBは、移動先の拡張型ノードBにハンドオーバの準備をさせるために、ハンドオーバ要求メッセージ(メッセージ2)にて関連コンテクスト情報を送る。
ステップ3において、移動先の拡張型ノードBは、第1層/第2層シグナリングによるハンドオーバの準備をし、新C−RNTIと、場合により、アクセス・パラメータ、SIB、等のその他のパラメータなどのコンテクスト確認情報を提供することによって、移動元の拡張型ノードBに応答する。ハンドオーバの準備を受け付けたこと示す情報を受信後、移動元のeNBは、移動先の拡張型ノードBへのデータ・パケットの転送を開始する。
ステップ4において、UEは、新C−RNTI、予定された開始時間、移動先の拡張型ノードB、SIB、等といった必要なパラメータを含むハンドオーバ・コマンド・メッセージを受信する。UEは、RLC肯定応答手順により、ハンドオーバ・コマンド・メッセージ受信に対して肯定応答しなければならない場合もあり得る。
ステップ5において、UEは移動元のセルから離れ、ハンドオーバ・コマンド・メッセージ中の開始時間が来た後、移動先の拡張型ノードBへの同期化を行ない、次に、アップリンク・タイミング・アドバンスの取得を始める。
UEにとってのハンドオーバ手順の終了となる、ステップ6において、ハンドオーバ確認メッセージを移動先の拡張型ノードBへ送信するために、UEによって使用されるアップリンク割当てとタイミング・アドバンスの送信によってネットワークは応答する。ネットワークは、RLC肯定応答手順により、ハンドオーバ確認メッセージを受信したことを肯定応答する必要がある場合もあり得る。
ステップ7aにおいて、移動先の拡張型ノードBは、移動元の拡張型ノードBにハンドオーバの成功を通知し、これを受けて、移動元の拡張型ノードBはそのバッファからすでに転送されたデータを消去できる。上記バッファ内に未転送データがある場合、またはユーザ・プレーン・エンティティ(UPE)がまだデータを移動元の拡張型ノードBに転送している場合、移動元の拡張型ノードBはユーザ・データ転送をまだ続ける。
データ転送
ダウンリンクのデータ送信については、拡張型ノードB間ハンドオーバとも呼ばれる、別の拡張型ノードBによって制御されたセルへUEがハンドオーバされる場合、ロスレス・ハンドオーバを提供するために、サービングまたは移動元の拡張型ノードB(SeNode B)から新しい移動先の拡張型ノードB(TeNode B)へのRLC SDUのデータ転送が行なわれる。このシナリオは、図6に示される。ハンドオーバ前には、UEはSeNode Bに接続されていて、RLC SDU(IPパケット)がアクセス・ゲートウェイからSeNode BへS1インタフェースを介して送信される。SeNode Bは、前述したスケジューリングによって、無線チャネルを介した上記IPパケットのユーザへの送信を制御する。ここでは例示的な目的で、RLCは肯定応答モードで設定されていると仮定される。
ハンドオーバ時には、移動元の拡張型ノードBは、UEによる受信が成功しなかった最初のSDUから始まるすべてのダウンリンクRLC SDUを、X2インタフェースを介して移動先の拡張型ノードBへ転送する。移動元の拡張型ノードBは、残りのRLC PDUはいずれも廃棄する。移動先の拡張型ノードBは、移動元の拡張型ノードBが転送したすべてのダウンリンクRLC SDUを再送信する。
以下に、データ転送メカニズムの一例を示す。ハンドオーバ前に送信されたRLC SDUのRLC状態は次のとおりである。
・ RLC SDU{2}は完全に肯定応答されている(ACK)、
・ RLC SDU{3}は未達の部分、すなわち、RLC PDUがある(部分的にACK)、
・ RLC SDU{4}は完全に肯定応答されている(ACK)
これによりわかるとおり、RLC SDU2と4は、UEによって正しく受信されている。RLC SDU3の断片部分を含む1個または数個のRLC PDUは、UEによって正しく受信されなかった。すなわち、UEはこれらのRLC PDUについてはNACKを送信した。ハンドオーバ時には、RLC SDU3だけでなく、RLC SDU4もTeNode Bへ転送される。RLC SDUの転送は、RLCコンテクスト、すなわち、RLC SDUの状態を移動先の拡張型ノードBへ転送する必要がない、簡易なハンドオーバ・メカニズムを可能にする。しかし、すでに肯定応答されたRLC SDU(上記の例ではSDU4)を移動先の拡張型ノードBから再送信するので、このソリューションは、若干効率が劣ると言える。
拡張型ノードB間ハンドオーバ中に、移動元の拡張型ノードBは、UEによる受信が成功しなかった最初のSDUから始まるすべてのダウンリンクRLC SDUを、X2インタフェースを介して移動先の拡張型ノードBへ転送する。移動元の拡張型ノードBは、残りのダウンリンクRLC PDUはいずれも廃棄する。移動先の拡張型ノードBは、移動元の拡張型ノードBが転送したすべてのダウンリンクRLC SDUを再送信する。
アップリンクのデータ送信については、ハンドオーバ時に、移動元のeNBは、受信が成功したすべてのアップリンRLC SDUをアクセス・ゲートウェイ(aGW)へ転送し、残りのアップリンクRLC PDUはいずれも廃棄する。UEは、移動元のeNBによる受信が成功しなかったアップリンクRLC SDUを再送信する。したがって、移動元のeNBは、アップリンクRLC SDUも、アップリンクRLCコンテクストも移動先のeNBへ転送しない。
本発明の目的は、無線セル間での移動ノードのハンドオーバが発生しても、移動ノードに対して確立された接続の存続時間にわたり要求されたレベルのクオリティ・オブ・サービスをサポートすることである。
本発明の別の目的は、LTEでのアップリンク・スケジューリング方式において低優先順位のフローのリソース不足を回避することである。
上記の目的の少なくとも一つは、独立請求項の主題によって解決される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明のある態様によれば、移動元の無線セルから移動先の無線セルへ移動ノードのハンドオーバ時に、当該移動ノードに対して設定された無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータが移動元の無線セル中で測定され、移動先の無線セルを制御する移動先の基地局へシグナリングされる。これを受けて、移動先の基地局は、移動元の無線セル中で測定されたクオリティ・オブ・サービス・パラメータのシグナリングされた測定値に基づいて、移動先の無線セルにおけるクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する情報を決定できる。
本発明のある実施形態によれば、移動ノードに対して設定された少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス情報を決定するための方法は、移動先の基地局によって実行される、移動元の無線セルから移動先の基地局によって制御された移動先の無線セルへ上記移動ノードのハンドオーバ時に、少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する第1の情報を受信するステップと、前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータは、移動元の無線セルにおいて測定されたものであり、移動元の無線セルにおいて測定されたクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する受信情報に基づいて、上記少なくとも一つの設定された無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する第2の情報を決定するステップを有する。
本発明のある実施形態では、移動先の基地局は、クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する上記第2の情報に基づいて、上記移動ノードをスケジュールする。
本発明の別の実施形態では、移動先の基地局は、クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する上記第2の情報に基づいて、上記移動ノードに無線リソースを割り当てる。
本発明のさらに別の実施形態では、移動先の基地局は、クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する上記第2の情報に基づいて、上記移動ノードに適する無線リソース配分情報を決定する。
本発明のある実施形態では、リソース割当て情報と無線リソース配分情報は、一つの制御メッセージ中で一緒に、または別個の制御メッセージ中で別々に上記移動ノードへ送信される。
本発明の別の実施形態では、移動先の基地局は、上記少なくとも一つの設定された無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する情報を、移動元の無線セルを制御する移動元の基地局から受信する。
本発明のさらに別の実施形態では、移動先の基地局は、上記少なくとも一つの設定された無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する上記第1の情報を、移動元の基地局からハンドオーバ要求メッセージ中で受信する。
本発明のある実施形態では、移動元の無線セルを制御する移動元の基地局は、上記移動ノードと移動元の基地局の間に確立された上記少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータを測定する。
本発明の別の実施形態では、上記移動ノードに対して複数の無線ベアラが設定されており、移動先の基地局は、これら複数の無線ベアラのすべてのまたは一部についてのクオリティ・オブ・サービス・パラメータを移動元の無線セルを制御する移動元の基地局から受信する。
本発明のさらに別の実施形態では、移動元の無線セルから移動先の無線セルへ上記移動ノードのハンドオーバ時に、移動先の基地局は、クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する履歴情報を蓄積する。
本発明の別の実施形態では、上記移動ノードに対して複数の無線ベアラが設定されており、無線リソース配分情報は、移動ノードが割り当てられた無線リソースを上記複数の設定された無線ベアラに配分する際の優先順位の指示を含んでなる。
本発明のさらに別の実施形態では、移動先の基地局は、設定された各無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータの値を所定の時間の期間にわたり測定し、測定されたクオリティ・オブ・サービス・パラメータの値を記録する。
本発明のある実施形態では、移動先の基地局は、複数の無線ベアラのうちのある無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータの記録された値が所定の値を下回る瞬間を検出し、移動ノードが無線リソースを上記複数の設定された無線ベアラに配分する際の優先順位における上記無線ベアラの優先順位を上げる。
本発明の別の実施形態では、上記少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータは、所定の時間の期間に無線インタフェースを介して送信が成功した、上記少なくとも一つの無線ベアラの総ビット数を上記期間の長さで割った値を含んでなる。
本発明のさらに別の実施形態では、上記移動ノードに対して複数の無線ベアラが設定されており、ある無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータは、所定の時間の期間に無線インタフェースを介して送信が成功した、その無線ベアラの総ビット数を上記期間の長さで割った値を含んでなる。
本発明のある実施形態では、移動先の基地局は、上記少なくとも一つの設定された無線ベアラの、ある時間の期間当りの総ビット数を受信する。
本発明の代替的な実施形態では、無線ベアラに対して最低限のビット・レートが設定されており、移動先の基地局は、ある時間の期間当りの総ビット数が設定された最低限のビット・レートを下回るか否かを示す、無線ベアラ当りに1ビットを受信する。
本発明のさらに別の実施形態では、上記移動ノードに対して複数の無線ベアラが設定されており、移動先の基地局は、上記少なくとも一つの無線ベアラについての、移動ノードが割り当てられた無線リソースを上記複数の設定された無線ベアラに配分する際の好適な優先順位を受信し、上記好適な優先順位は、移動元のセルにおける上記少なくとも一つの無線ベアラの測定されたクオリティ・オブ・サービス・パラメータに基づく。
本発明のある実施形態によれば、移動ノードに対して設定された少なくとも一つの無線ベアラに無線リソースを配分するための方法は、上記移動ノードによって実行される、移動元の無線セルから移動先の無線セルへ上記移動ノードのハンドオーバ時に、上記少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する情報を考慮に入れて、割り当てられた無線リソースを上記移動ノードと移動先の無線セル中の移動先の基地局の間に確立された上記少なくとも一つの無線ベアラに配分するステップを有し、前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータは、移動元の無線セルにおいて測定されたものである。
本発明のある実施形態では、上記移動ノードは、移動先の基地局から、上記少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する情報に基づく無線リソース配分情報を受信する。
本発明のある実施形態では、割り当てられた無線リソースを上記少なくとも一つの設定された無線ベアラに配分する上記ステップにおいて、割り当てられた無線リソースは、受信した無線リソース配分情報に基づいて配分され、それにより移動元の無線セルにおいて測定されたクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する情報を考慮に入れる。
本発明の別の実施形態では、上記移動ノードは、移動先の基地局から、上記少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する情報に基づくリソース割当て情報を受信する。
本発明の別の実施形態では、割り当てられた無線リソースを上記少なくとも一つの設定された無線ベアラに配分する上記ステップにおいて、受信したリソース割当て情報において示された割り当てられたリソースは、受信した無線リソース配分情報に基づいて配分され、それにより移動元の無線セルにおいて測定されたクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する情報を考慮に入れる。
本発明のさらに別の実施形態では、上記移動ノードは、リソース割当て情報と無線リソース配分情報を一つの制御メッセージ中で一緒に、または別個の制御メッセージ中で別々に受信する。
本発明のある実施形態では、上記制御メッセージは、移動先の基地局から受信するスケジューリングに関係した制御メッセージである。
本発明のある実施形態では、上記移動ノードは、上記少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する情報を移動先の基地局へ送信する。
本発明の別の実施形態では、上記移動ノードは、ハンドオーバ手順完了時に無線ベアラ再設定メッセージ中で、上記少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータの情報を移動先の基地局へ送信する。
本発明のある実施形態では、上記移動ノードは、移動元の無線セルにおいて設定された上記少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータを測定する。
本発明の別の実施形態では、上記移動ノードに対して複数の無線ベアラが設定されており、上記移動ノードは、これら複数の無線ベアラのすべてのまたは一部についてのクオリティ・オブ・サービス・パラメータを移動先の基地局へ送信するように構成される。
本発明のある実施形態では、移動元の無線セルから移動先の無線セルへ上記移動ノードのハンドオーバ時に、上記移動ノードは、クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する履歴情報を蓄積する。
本発明の別の実施形態では、上記移動ノードに対して複数の無線ベアラが設定されており、無線リソース配分情報は、移動ノードが割り当てられた無線リソースを上記複数の設定された無線ベアラに配分する際の優先順位の指示を含んでなる。
本発明のある実施形態では、上記移動ノードは、設定された各無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータの値を所定の時間の期間にわたり測定し、測定されたクオリティ・オブ・サービス・パラメータの値を記録する。
本発明の別の実施形態では、上記移動ノードは、複数の無線ベアラのうちのある無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータの記録された値が所定の値を下回る瞬間を検出し、移動ノードが割り当てられた無線リソースを上記複数の設定された無線ベアラに配分する際の優先順位における上記無線ベアラの優先順位を上げる。
本発明のある実施形態では、上記少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータは、所定の時間の期間に無線インタフェースを介して送信が成功した、上記少なくとも一つの無線ベアラの総ビット数を上記期間の長さで割った値を含んでなる。
本発明の別の実施形態では、上記移動ノードに対して複数の無線ベアラが設定されており、ある無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータは、所定の時間の期間に無線インタフェースを介して送信が成功した、その該当する無線ベアラの総ビット数を上記期間の長さで割った値を含んでなる。
本発明のある実施形態では、上記移動ノードは、上記少なくとも一つの設定された無線ベアラの、ある時間の期間当りの総ビット数を移動先の基地局へ送信する。
本発明の代替的な実施形態では、上記少なくとも一つの無線ベアラに対して最低限のビット・レートが設定されており、上記移動ノードは、ある時間の期間当りの総ビット数が設定された最低限のビット・レートを下回るか否かを示す、無線ベアラ当りに1ビットを移動先の基地局へ送信する。
本発明のさらに別の代替的な実施形態では、上記移動ノードに対して複数の無線ベアラが設定されており、上記移動ノードは、上記少なくとも一つの無線ベアラについての、移動ノードが割り当てられた無線リソースを上記複数の設定された無線ベアラに配分する際の好適な優先順位を移動先の基地局へ送信し、上記好適な優先順位は、上記少なくとも一つの無線ベアラの測定されたクオリティ・オブ・サービス・パラメータに基づく。
本発明のある実施形態によれば、移動ノードに対して設定された少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス情報を決定するための基地局は、移動元の無線セルから上記基地局によって制御された移動先の無線セルへ上記移動ノードのハンドオーバ時に、少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する第1の情報を受信するための受信手段と、前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータは、移動元の無線セルにおいて測定されたものであり、移動元の無線セルにおいて測定されたクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する受信情報に基づいて、上記少なくとも一つの設定された無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する第2の情報を決定するための決定手段を具備する。
本発明のある実施形態によれば、自移動ノードに対して設定された少なくとも一つの無線ベアラに無線リソースを配分するための移動ノードは、移動元の無線セルから移動先の無線セルへ上記移動ノードのハンドオーバ時に、上記少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する情報を考慮に入れて、割り当てられた無線リソースを上記移動ノードと移動先の無線セル中の移動先の基地局の間に確立された上記少なくとも一つの無線ベアラに配分するための配分手段を具備し、前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータは、移動元の無線セルにおいて測定されたものである。
本発明のある実施形態によれば、コンピュータにより読取り可能な媒体は、基地局のプロセッサにより実行時に、移動ノードに対して設定された少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス情報を決定するように、上記基地局を動作させ、移動元の無線セルから上記基地局によって制御された移動先の無線セルへ上記移動ノードのハンドオーバ時に、少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する第1の情報を受信し、前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータは、移動元の無線セルにおいて測定されたものであり、移動元の無線セルにおいて測定されたクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する受信情報に基づいて、上記少なくとも一つの設定された無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する第2の情報を決定することによって、上記基地局にクオリティ・オブ・サービス情報の決定を行なわせる命令を記憶する。
本発明のある実施形態によれば、コンピュータにより読取り可能な媒体は、移動ノードのプロセッサにより実行時に、上記移動ノードに対して設定された少なくとも一つの無線ベアラに無線リソースを配分するように、上記移動ノードを動作させ、移動元の無線セルから移動先の無線セルへ上記移動ノードのハンドオーバ時に、上記少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する情報を考慮に入れて、前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータは、移動元の無線セルにおいて測定されたものであり、割り当てられた無線リソースを上記移動ノードと移動先の無線セル中の移動先の基地局の間に確立された上記少なくとも一つの無線ベアラに配分することによって、上記移動ノードに無線リソースの配分を行なわせる命令を記憶する。
LTEアーキテクチャにおける個々の機能要素とインタフェースを示す。 LTEベアラ・サービス・アーキテクチャを示す。 局所化単一キャリアFDMA送信の典型的な例を示す。 分散化単一キャリアFDMA送信の典型的な例を示す。 拡張型ノードB間ハンドオーバを典型的な例を示す。 拡張型ノードB間ハンドオーバ中のダウンリンク送信の典型的な例を示す。 LTEアーキテクチャでのアップリンク・スケジューリング方式を示す。 本発明のある実施形態による、拡張型ノードB間ハンドオーバ中の移動元の張型ノードBによるクオリティ・オブ・サービス測定報告を示す。 本発明の別の実施形態による、拡張型ノードB間ハンドオーバ中の移動ノードによるクオリティ・オブ・サービス測定報告を示す。
以下に、添付の図及び図面を参照して、本発明をさらに詳細に説明する。図中の類似のまたは同等の細部は、同一の参照番号を付けてある。
本発明は、どんな移動通信ネットワークにも適用可能であり、LTE通信ネットワークに限定されないことは当業者には明白であろうから、以下の説明において「拡張型ノードB」と「基地局」という用語は互換的に使用される。
移動ノードに対して設定された無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス(QoS)の劣化を避けるための可能な実現について、図7と関連して以下に説明する。
図7は、LTEアップリンクについてのスケジューリング方式を示す。UEは、拡張型ノードBによって無線セル内でサーブされる。UEは、設定された各SAE無線ベアラのバッファ状態を拡張型ノードBのスケジューラに報告する。これらの報告と各無線ベアラのQoSプロファイルに基づいて、拡張型ノードBはリソースをUEに割り当てる。UEに対して設定された個々の無線ベアラの間で、割り当てられたリソースを配分することは、リリース6においてはE−TFC(E−DCHトランスポート・フォーマット組合せ)の選択によって行なわれるように、個々の無線ベアラのそれぞれの優先順位に従って、UEによって行なわれる。
無線ベアラ・データを送信する側のネットワークにおいてよりよい制御を実現するために、拡張型ノードBは、リソース割当てに加えてQoS関連情報をシグナリングする。このQoS関連情報は、E−TFCを選択する際に、すなわち、個々の無線ベアラ間で割り当てられたリソースを配分する際に、UEが各無線ベアラを扱うべき優先順位を示す。優先順位は、QoSインジケータによってシグナリングされ、このQoSインジケータの各値が無線ベアラ間の優先順位に対応付けられている。QoSインジケータのシグナリングは、第1層/第2層制御シグナリングを使用することによって行なえる。すなわち、QoSインジケータはスケジューリング・グラントに含まれる。または、代替的に、MAC制御シグナリングまたはRRCシグナリングによって行なえる。
図7では、この実現の例として、4つの異なるQoSインジケータが定義される場合が示される。QoSインジケータと各無線ベアラの優先順位との対応付けは、予め定義されていて、すなわち、接続設定時にRRCシグナリングによってUEにシグナリングされる。「通常の」動作モードは、QoSインジケータ1によって示される優先順位であると仮定される。4個の設定された無線ベアラは、例えば、RRCシグナリング、ボイス・オーバーIP(VoIP)、ビデオ、ベスト・エフォート(BE)インターネット・アクセスであると仮定される。通常の動作、すなわち、QoSインジケータ1によって示される動作においては、RRCシグナリングが最高の優先順位をもち、VoIP、ビデオ及びBEがそれに続く。例えば、ビデオ・ベアラにおいてクオリティ・オブ・サービスの劣化が発生する場合、このことは拡張型ノードBのスケジューラによって検出され、スケジューリングは、所定の時間量の間、ビデオ・サービスにより高い優先順位を与えるQoSインジケータ2を付けて実行される。
同様に、ベスト・エフォート・インターネット伝送用の無線ベアラが、デフォルトの優先順位が許すリソースよりも多いリソースを必要とする場合、QoSインジケータ3が使用される。図7に示した表の最後の行には、BEインターネット用ベアラは含まれてもいない。これは、この無線ベアラからのデータの送信は許されないことを意味する。ある無線ベアラのクオリティ・オブ・サービスの劣化は、例えば、各無線ベアラの提供ビット・レートなどの過去の送信の統計を記録することによって、拡張型ノードBにおいて検出される。この実現のさらに詳細については、非特許文献3を参照されたい。
上記のスケジューリング方式の説明から明らかなとおり、低優先順位のフローのクオリティ・オブ・サービスの劣化、すなわち、リソース不足の回避は、TFC選択時にUEによって使用される、設定された個々の無線ベアラの優先順位を動的に変更することによって解決される。このネットワークにより制御されたアプローチは、拡張型ノードBでリソース不足を検出することを要件とする。前述したように、リソース不足は、該当する各無線ベアラの過去の送信アクティビティのある種の統計を記録することによって検出できる。拡張型ノードBは、例えば、判定基準として、スループット測定、すなわち、無線ベアラの提供ビット・レート、または広義には、無線ベアラごとのあるQoS測定値を使用できる。設定されたある無線ベアラが、所定の期間にわたり、データ送信用の十分なリソースを割り当てられなかった場合、この「リソース不足に陥った」無線ベアラにより高い優先順位を与えるように、拡張型ノードBは優先順位を変更できる。過去の送信アクティビティに基づいて、個々の無線ベアラの優先順位を変更することによって、クオリティ・オブ・サービスの劣化を回避することが可能である。これはまた、どの無線ベアラにも最低限のビット・レートを提供することを可能にする。
しかし、UEがハンドオーバ中に移動元の無線セルから移動先の無線セルへ移動する場合、移動元のセルにおける当該UEの設定された各無線ベアラの過去の送信アクティビティに関する情報は、移動先の無線セルを制御する移動先の拡張型ノードBのスケジューラには知られていない。移動先の拡張型ノードBのスケジューラは、各無線ベアラのQoS測定をゼロから行ない始める。これは、QoS制御の効率の低下につながるというのは、移動先の拡張型ノードBにおけるスケジューリング決定は、過去の送信統計を考慮せずに現在のQoS測定にのみ基づくからである。同様に、リソース不足の検出もその拡張型ノードBによって実行された現在のQoS測定にのみ基づき、移動元の拡張型ノードBからの過去のQoS測定値は、移動先の拡張型ノードBによって考慮されない。
れない。
移動元の基地局によって制御された移動元の無線セルと移動先の基地局によって制御された移動先の無線セルの間での拡張型ノードB間ハンドオーバの場合に、UEの設定された各無線ベアラのQoS測定値、すなわち、過去の送信統計に関する情報を移動先の拡張型ノードBのスケジューラに提供することによって上記の問題を克服する、本発明の実施形態を以下に提示する。移動元の基地局がQoS測定値をX2インタフェースを介して移動先の基地局へ送信する実施形態を説明する。移動ノードがQoS測定値を移動先の基地局へ送信する別の実施形態も提示される。
X2インタフェースを介したQoS測定報告
前述したとおり、上記アップリンク・スケジューリング方式の欠点は、移動元と移動先の無線セル間のハンドオーバ時に、UEに対して設定された各無線ベアラの過去の送信統計に関する情報が失われてしまうことである。本発明のある実施形態によれば、移動元の拡張型ノードB、すなわち、ハンドオーバ前に移動元の無線セル内のUEを制御していた拡張型ノードBは、UEの設定された各無線ベアラのQoS測定値を移動先の無線セル内の移動先の拡張型ノードBへ報告する。移動先の拡張型ノードBのスケジューラは、ハンドオーバ後のより効率的なQoSを把握したスケジューリングのために、この情報を使用できる。
過去の送信に関する情報も考慮されるならば、現存する各無線ベアラの性能と品質をよりよく保護することができる。移動先の拡張型ノードBがゼロから始めるのではなく、移動元の無線セル内の該当する無線ベアラの性能をも考慮するならば、移動先の拡張型ノードBは、例えば、ハンドオーバ後の上述したQoSインジケータをより適切に決定できる。ゼロから始めるということは、移動元の無線セルにおいて設定されたある無線ベアラが十分なリソース割当てを得ていなかったどうかに関わりなく、移動先の拡張型ノードBは、図7に示したスケジューリング方法の典型的な例においてデフォルトのQoSインジケータ、すなわち、QoSインジケータ1を付けてUEのスケジューリングを開始することを意味する。
本発明の以下に述べる実施形態では、移動元の無線セル内で移動ノードと移動元の拡張型ノードBの間に確立された各無線ベアラは、移動先の無線セル内で移動ノードと移動先の拡張型ノードBの間に確立された各無線ベアラと同じであることは明白なこととする。
ハンドオーバ手順の各ステップを説明する図8と関連して、本発明のこの実施形態を説明する。
ステップ1において、移動元の拡張型ノードBは、UEによって提供された測定報告に基づいて、UEを移動先の拡張型ノードBへ引き渡す決定をする。拡張型ノードB間ハンドオーバの説明においてすでに述べたとおり、移動元の拡張型ノードBは、次に、移動先の拡張型ノードBにハンドオーバの準備をさせるために、ハンドオーバ要求メッセージにて関連情報を送る。
本発明のこの実施形態によれば、 移動元の拡張型ノードBは、UEに対して設定された各無線ベアラの過去の送信統計を移動先の拡張型ノードBに提供するために、図8に示したステップ2において、ハンドオーバ要求メッセージにQoS測定値を含める。このQoS情報を、より効率的なスケジューリングのために、例えば、適切なQoSインジケータの選択のために、移動先の拡張型ノードBは使用することができる。図8に示したハンドオーバ手順の残りの各ステップは、図5で説明した各ステップと同様であるので、それらの説明は省略する。
移動元と移動先の拡張型ノードB間のQoS測定報告は、ハンドオーバ要求メッセージのメッセージ・サイズをたとえ大きくするとしても、そのオーバヘッドはどうやら適度な程度におさまると期待される。以下では、シグナリング・オーバヘッドの削減を可能にする本発明の実施形態を説明する。
本発明のある実施形態によれば、QoS測定報告は特定の無線ベアラについてだけ行なわれる。複数の設定された無線ベアラのうちの一つまたは一部が、例えば、低優先順位の無線ベアラなど、クオリティ・オブ・サービスの劣化を受けやすい場合には、移動元の拡張型ノードBは、この特定の無線ベアラまたは一部の無線ベアラについてのQoS測定値だけを移動先の拡張型ノードBへ報告する。移動元の拡張型ノードBは、ある種の無線ベアラについてのQoS測定値だけを移動先の拡張型ノードBへ報告するように設定されてもよい。QoS測定報告の設定は、例えば、移動元のeNBまたは移動先のeNBによって設定され得る。あるいは、アクセス・ゲートウェイがQoS測定報告を設定してもよい。
無線インタフェースを介したQoS測定報告
本発明の別の実施形態を以下に説明する。この実施形態によれば、移動ノードがQoS測定値を移動先の基地局へ送信する。図9と関連して、この実施形態を説明する。
この実施形態では、UEが、移動元の無線セル内で測定された、設定された各無線ベアラのQoS測定値を、移動先の無線セルを制御する移動先の拡張型ノードBへ報告する。QoS測定報告は、UEでのハンドオーバ手順の完了後に、図9のステップ6において移動先の拡張型ノードBへUEが送信するハンドオーバ確認メッセージに含まれる。ステップ5までのハンドオーバ手順の各ステップは、図5に関して述べた説明と同様であるので、省略する。
本発明の別の実施形態によれば、設定された個々の無線ベアラの間で、割り当てられた無線リソースを配分するとき、すなわち、トランスポート・フォーマット組合せ(TFC)の選択を行なうとき、UEはその設定された各無線ベアラの過去の送信アクティビティを考慮する。UEは無線ベアラごとにQoS測定を実行し、例えば、過去の送信統計の情報としてQoS測定値を保存し、その後、この情報は割り当てられた無線リソースを各無線ベアラに配分するために使用される。割り当てられた無線リソースを移動先の無線セルにおける各無線ベアラに配分する際に、UEは移動元の無線セルにおける各無線ベアラについての上記過去の送信統計を考慮に入れるので、ハンドオーバ後にある無線ベアラがそのクオリティ・オブ・サービスの劣化を受けるという問題を軽減できる。したがって、ある特定の無線ベアラに対して最低限のビット・レートを提供することができる。
UEがQoS測定値を移動先の拡張型ノードBへ報告する本発明のこの実施形態は、移動元の拡張型ノードBがQoS測定値を移動先の拡張型ノードBへ報告する実施形態よりも、UEによって報告される情報が最新の状態を反映するという有利な点がある。実際、移動元の拡張型ノードBが、図8に示したステップ2のハンドオーバ要求メッセージ中でQoS測定値を報告する場合、上記測定値は、図9に示した、ステップ2で送信されるハンドオーバ準備メッセージとステップ6で送信されるハンドオーバ確認メッセージの間の期間におけるクオリティ・オブ・サービス・パラメータの少しずつの変化を考慮に入れない。したがって、UEがQoS測定値を移動先の拡張型ノードBへ送信する場合、最新のQoS測定値が移動先の拡張型ノードBへ送信される。さらに、ステップ2とステップ6の間の期間には、移動元の拡張型ノードBのスケジューラがUEをまだスケジュールすることができる。
移動元の拡張型ノードBがQoS測定値を移動先の拡張型ノードBへ送信する実施形態の場合と同様に、設定されたすべての無線ベアラについてのQoS測定値の送信によって発生するシグナリング・オーバヘッドは、特定の無線ベアラについてのQoS測定値だけをUEが報告するようにすることで削減され得る。QoS測定報告はネットワークによって設定されてもよいし、またはどの無線ベアラのQoS測定値を移動先の拡張型ノードBへ報告するのかをUE自らが決定してもよい。
以下では、クオリティ・オブ・サービス・パラメータを測定し、ハンドオーバ時に移動先の無線セルの移動先の拡張型ノードBへ報告するための異なる可能な実現方法について説明する。
クオリティ・オブ・サービス・パラメータの定義
本発明の一つの実施形態によれば、移動先のeNBへ提供されるクオリティ・オブ・サービス・パラメータは、各無線ベアラの提供ビット・レートを含んでなる。提供ビット・レートの測定は、HSDPA及びHSUPAにおける提供ビット・レートの測定と同様である。各無線ベアラについて、拡張型ノードBのMACエンティティが、測定期間中に無線インタフェースを介したMAC PDUビットの送信が成功したと拡張型ノードBのMACによってみなされたMAC PDUビットの総数を測定期間の長さで割ることによって測定する。拡張型ノードBがQoSパラメータを測定し、QoS測定値を移動先の拡張型ノードBへ報告する場合には、この実現法はより好適である。
UEがQoS測定値を移動先の拡張型ノードBへ報告する場合には、UEは、無線インタフェースを介したMAC PDUビットの送信がこれらのMAC PDUの肯定応答を受信することによって成功したとみなされたMAC PDUビットの総数を取得できる。したがって、これは、MAC PDUの受信の肯定応答モードの存在を必要条件とする。
本発明の第1の実施形態によると、QoS測定値を移動先の拡張型ノードBへ転送するユニット、すなわち、UEまたは移動元の拡張型ノードBは、複数の設定された無線ベアラのすべてにまたは一部について測定された提供ビット・レートを転送する。
本発明の第2の実施形態によると、ある時間の期間当り、送信が成功した各無線ベアラのビットの総数が、しきい値を下回るか否かの指示だけが移動先の拡張型ノードBへシグナリングされる。以下では、状態パラメータについて説明する。下表に示すとおり、状態パラメータは、測定された提供ビット・レートが該当の無線ベアラに対して設定された最低限のビット・レートを下回るかまたはそれ以上であるかを示し得る。最低限のビット・レートは、例えば、QoSプロファイルの一部として、ネットワークによって各無線ベアラに設定されたQoSパラメータである。このオプションは、QoS測定報告のために各無線ベアラにつき1ビットのシグナリングしか必要としない。
Figure 0005113848
実際の測定された提供ビット・レートの代わりに、状態パラメータを送信することは、QoS測定値を報告するためのシグナリング・オーバヘッドを削減するという利点をもたらす。
本発明の第3の実施形態によると、QoS測定値を転送するユニット、すなわち、移動元の拡張型ノードBまたはUEは、割り当てられた無線リソースを設定された各無線ベアラへ移動ノードにより配分する際のQoS測定値のうちの好適な優先順位を報告する。この好適な優先順位は、QoS要件を満たすために、過去の送信特性に基づいた無線セル移行後の適切なQoSインジケータを示す、推奨QoSインジケータであり得る。
第1の実施形態では、報告された提供ビット・レート測定値に基づいて、移動先の拡張型ノードBがQoSインジケータを決定するのに対し、第3の実施形態では、移動元の拡張型ノードBまたはUEが、測定した提供ビット・レートに基づいたQoSインジケータを「事前に」決定した後、このインジケータのみを移動先の拡張型ノードBへシグナリングする。したがって、シグナリング・オーバヘッドを削減できる。
測定QoSパラメータの報告のための上記の異なる可能な実現方法は、情報内容の量と所要シグナリング・オーバヘッドの間のトレードオフを表わす。各無線ベアラの実際の提供ビット・レートのシグナリングは、移動先の拡張型ノードBへ最も正確な情報を提供するが、状態フラグまたは推奨QoSインジケータは、より少量のシグナリングですむ。
本発明の別の実施形態は、ハードウェア及びソフトウェアを使用した、上述した様々な実施形態の実現に関係する。本発明の多様な実施形態は、コンピューティング・デバイス(プロセッサ)を使用して実現または実施され得ることが認識される。コンピューティング・デバイスまたはプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)またはその他のプログラム可能な論理デバイス等であり得る。本発明の多様な実施形態は、上記のデバイスの組合せによって実施または実現されてもよい。
さらに、本発明の多様な実施形態は、プロセッサで実行されるまたは直接ハードウェアに組み込むソフトウェア・モジュールを用いても実現可能である。また、ソフトウェア・モジュールとハードウェア実装の組合せも可能である。ソフトウェア・モジュールは、コンピュータで読取り可能などんな種類の記憶媒体3/4例えば、RAM、EPROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、レジスタ、ハード・ディスク、CD−ROM、DVD等3/4に記憶されてもよい。
以上の文面において、本発明の様々な実施形態とその変形を説明した。具体的な実施形態の形で示した本発明へのいろいろな変形及び/または修正が、広義に説明された本発明の精神または範囲を逸脱しない限りにおいてなされ得ることは当業者によって理解されるであろう。例えば、本発明は特定のアップリンク・スケジュール方式に関して説明されたが、その他のスケジュール方式も考えられる。
上記の実施形態の大部分は3GPPベースの通信システムに関連して概説されており、以上の節で使用された用語は3GPPの用語に主に関係することにさらに留意すべきである。しかし、3GPPベースのアーキテクチャにかかわる多様な実施形態の用語と説明は、本発明の原理と概念を上記のシステムに限定するように意図されてはいない。
また、前述の背景技術の節で述べた詳細な説明は、本文書に説明した主に3GPPの特徴を生かした例示的な実施形態をよりよく理解してもらうためのものであり、移動通信ネットワークにおけるプロセス及び機能のここで述べた特定の実現に本発明を限定するものと理解すべきではない。しかしながら、本文書で提案された改良は、背景技術の節で説明したアーキテクチャに容易に適用可能である。さらに、本発明の概念は、3GPPによって現在検討中のLTE RANに容易に使用することもできる。

Claims (22)

  1. 移動ノードに対して設定された少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス情報を決定するための方法であり、移動先の基地局によって実行される、
    移動元の無線セルから前記移動先の基地局によって制御された移動先の無線セルへ前記移動ノードのハンドオーバ時に、少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する第1の情報を受信するステップと、
    前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータは、前記移動元の無線セルにおいて測定されたものであり、
    前記移動元の無線セルにおいて測定された前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する前記受信情報に基づいて、前記少なくとも一つの設定された無線ベアラの前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する第2の情報を決定するステップと、
    を有する方法。
  2. 前記移動先の基地局は、前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する前記第2の情報に基づいて、前記移動ノードをスケジュールする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記移動先の基地局は、前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する前記第2の情報に基づいて、前記移動ノードに無線リソースを割り当てる、請求項1に記載の方法。
  4. 前記移動先の基地局は、前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する前記第2の情報に基づいて、前記移動ノードに適する無線リソース配分情報を決定する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記リソース割当て情報及び無線リソース配分情報は、一つの制御メッセージ中で一緒に、または別個の制御メッセージ中で別々に前記移動ノードへ送信される、請求項3または請求項4に記載の方法。
  6. 前記移動先の基地局は、前記少なくとも一つの設定された無線ベアラの前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する前記情報を、前記移動元の無線セルを制御する移動元の基地局から受信する、請求項1から請求項5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記移動先の基地局は、前記少なくとも一つの設定された無線ベアラの前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する前記第1の情報を、前記移動元の基地局からハンドオーバ要求メッセージ中で受信する、請求項6に記載の方法。
  8. 前記移動元の無線セルを制御する移動元の基地局は、前記移動ノードと前記移動元の基地局の間に確立された前記少なくとも一つの無線ベアラの前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータを測定する、請求項1から請求項7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記移動ノードに対して複数の無線ベアラが設定されており、前記移動先の基地局は、前記複数の無線ベアラのすべてのまたは一部についての前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータを前記移動元の無線セルを制御する移動元の基地局から受信する、請求項1から請求項8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記移動元の無線セルから前記移動先の無線セルへ前記移動ノードのハンドオーバ時に、前記移動先の基地局は、前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する履歴情報を蓄積する、請求項1から請求項9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記移動ノードに対して複数の無線ベアラが設定されており、無線リソース配分情報は、前記移動ノードが割り当てられた無線リソースを前記複数の設定された無線ベアラに配分する際の優先順位の指示を含んでなる、請求項1から請求項10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記移動先の基地局は、設定された各無線ベアラの前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータの値を所定の時間の期間にわたり測定し、前記測定されたクオリティ・オブ・サービス・パラメータの値を記録する、請求項1から請求項11いずれかに記載の方法。
  13. 前記移動先の基地局は、複数の無線ベアラのうちのある無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータの記録された値が所定の値を下回る瞬間を検出し、前記移動ノードが無線リソースを前記複数の設定された無線ベアラに配分する際の優先順位における前記無線ベアラの優先順位を上げる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記少なくとも一つの無線ベアラの前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータは、所定の時間の期間に無線インタフェースを介して送信が成功した、前記少なくとも一つの無線ベアラの総ビット数を前記期間の長さで割った値を含んでなる、請求項1から請求項13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記移動ノードに対して複数の無線ベアラが設定されており、ある無線ベアラの前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータは、所定の時間の期間に無線インタフェースを介して送信が成功した、その無線ベアラの総ビット数を前記期間の長さで割った値を含んでなる、請求項1から請求項13のいずれかに記載の方法。
  16. 前記移動先の基地局は、前記少なくとも一つの設定された無線ベアラの、ある時間の期間当りの総ビット数を受信する、請求項14または請求項15に記載の方法。
  17. 無線ベアラに対して最低限のビット・レートが設定されており、前記移動先の基地局は、ある時間の期間当りの総ビット数が前記設定された最低限のビット・レートを下回るか否かを示す、無線ベアラ当りに1ビットを受信する、請求項14または請求項15に記載の方法。
  18. 前記移動ノードに対して複数の無線ベアラが設定されており、前記移動先の基地局は、前記少なくとも一つの無線ベアラについての、前記移動ノードが割り当てられた無線リソースを前記複数の設定された無線ベアラに配分する際の好適な優先順位を受信し、前記好適な優先順位は、前記移動元のセルにおける前記少なくとも一つの無線ベアラの前記測定されたクオリティ・オブ・サービス・パラメータに基づく、請求項14または請求項15に記載の方法。
  19. 移動ノードに対して設定された少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス情報を決定するための基地局であり、
    移動元の無線セルから前記基地局によって制御された移動先の無線セルへ前記移動ノードのハンドオーバ時に、少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する第1の情報を受信するための受信手段と、
    前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータは、前記移動元の無線セルにおいて測定されたものであり、
    前記移動元の無線セルにおいて測定された前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する前記受信情報に基づいて、前記少なくとも一つの設定された無線ベアラの前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する第2の情報を決定するための決定手段と、
    を具備する基地局。
  20. 請求項1から請求項18のうちのいずれか一つに記載の前記方法を実行するように適合された手段をさらに具備する、請求項19に記載の基地局。
  21. コンピュータにより読取り可能な媒体であり、基地局のプロセッサにより実行時に、移動ノードに対して設定された少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス情報を決定するように、前記基地局を動作させ、
    移動元の無線セルから前記基地局によって制御された移動先の無線セルへ前記移動ノードのハンドオーバ時に、少なくとも一つの無線ベアラのクオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する第1の情報を受信し、前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータは、前記移動元の無線セルにおいて測定されたものであり、
    前記移動元の無線セルにおいて測定された前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する前記受信情報に基づいて、前記少なくとも一つの設定された無線ベアラの前記クオリティ・オブ・サービス・パラメータに関する第2の情報を決定することによって、
    前記基地局にクオリティ・オブ・サービス情報の決定を行なわせる命令を記憶するコンピュータにより読取り可能な媒体。
  22. 前記基地局のプロセッサにより実行時に、請求項1から請求項18のうちのいずれか一つに記載の前記方法の各ステップを実行するように、前記基地局を動作させる命令をさらに記憶する、請求項21に記載のコンピュータにより読取り可能な媒体。
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