JP5113781B2 - テレビ電話装置 - Google Patents
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Description
例えば、表示画面103に図形描画用の表示画面(タッチパネル)を設け、話者Sが表示画面103に図形を描画している映像データと共に、当該図形の図形データを相手Cのテレビ電話装置100’に送信・表示する場合も同様である。
また、第6の技術手段は、第1〜第5のいずれかの技術手段において、通話前に前記表示画面に前記話者の映像をキャリブレーション用に左右反転させて表示することを特徴とする。
第7の技術手段は、第1〜第6のいずれかの技術手段において、前記表示画面にタッチ
センサを具備して前記図形描画装置を装備することを特徴とする。
図1は、本発明に係るテレビ電話装置1の機能ブロック図であり、11は、話者を正面から撮像し、当該話者の映像データを生成するカメラ、12は、話者の発話に係る音声データを生成するマイクである。
13は、液晶パネル等から構成されるモニタ(表示画面)である。
プレーンメモリ15の映像用プレーンメモリ15bには、カメラ11が出力した映像データが記憶(展開)される。
即ち、左右反転処理部16は、図形用プレーンメモリ15aの図形データ中の、送信話者によって指定された表示領域に表示された図形を更に再反転する処理を実行する。又は、前記図形データ中の、送信話者によって指定された表示領域に表示された図形そのものについては反転処理を実行しない。
送信制御部20は、受信した前記送信用データの送信処理を制御し、ネットワークI/F21を介して、相手Cのテレビ電話装置に、当該データを送信する。
ネットワークI/F21は、相手Cのテレビ電話装置に接続されるネットワークに対するインターフェイス機能を提供する。
図2は、話者Sがテレビ電話装置1を操作する様子などを説明する図、図3は、プレーンメモリ15に記憶されたデータのイメージ図である。
なお、映像用プレーンメモリ15bには、図3(E)に示すように、話者Sの映像データが展開されている。
送信制御部20は、ネットワークI/F21を介して、相手Cのテレビ電話装置に、送信用データを送信する。
このようにすることで、話者が表示図形を指して通話したり、話者が図形を描画しながら通話する場合、図形を指示/描画する話者の映像と、当該図形の位置が一致する。更に、文字列などを描画・表示する場合であっても、鏡文字にならない。それ故、違和感なく円滑なコミュニケーションが可能になり、相手に話者の状況をリアルに伝達できる。
実施例1では、図形データの左右反転処理を話者S(送信側)のテレビ電話装置1で実行したが、送信側のテレビ電話装置1で実行せずに、受信側のテレビ電話装置で実行してもよい。
図4は、図形データの左右反転処理を実行しないテレビ電話装置(送信側)1’の機能ブロック図である。前記ブロック図では、図1の機能ブロック図と、同様の機能を備えたブロックには、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5は、前記送信用データを説明するための概略図であり、51は、送信用データ生成部19’が生成した送信用データ、51aは当該送信用データのヘッダ、51bは図形データ、51cは映像データ、51dは領域指定部17が出力した、送信話者によって指定された表示領域に係る座標値を示す。なお、音声データは図示しない
抽出部23は、受信制御部22が出力した前記データを受信し、当該データの中から、図形データ、映像データ、図形データ内の図形の領域に係る座標値、音声データを抽出する。そして、プレーンメモリ15の図形用プレーンメモリ15aに図形データを、同映像用プレーンメモリ15bに映像データを、左右反転処理部16’に座標値を出力する。なお、音声データは、スピーカ(図示せず)に出力される。
例えば、送信側のテレビ電話装置のみに、左右反転処理部、データ重畳部を設けてもよい(実施例1参照)。このようにすれば、受信側のテレビ電話装置は、本発明の機能を備えていない、通常のテレビ電話装置でよい。
また、受信側のテレビ電話装置のみに、左右反転処理部、データ重畳部を設けてもよい(実施例2参照)。
もちろん、送信側及び受信側のテレビ電話装置のそれぞれに、左右反転処理部、データ重畳部を設けてもよい。
このように、様々なバリエーションのテレビ電話装置を構成することができる。
図7は、高齢者介護において介護者と被介護者が遠方にいてテレビ電話を用いてコミュニケーションする例を示している。
ここでは、介護者51は、本発明に係るテレビ電話装置1を使用し、被介護者52は、テレビ電話装置1と通信可能な一般的なテレビ電話装置100を使用しているものとする。
被介護者52の滑舌が悪い、または被介護者52が難聴である場合、通常のテレビ電話システムではコミュニケーションをとることが容易ではない。
ここでは、医者61、患者62の双方が本発明に係るテレビ電話装置1を利用しているものとする。例えば、患者62が治療のため発声できず、筆談を要する場合を想定する。医者61が患者62の状態を確認するために、医者側のテレビ電話装置1に「体温は?」と文字列を書いて(63)、再反転領域指定をすると、患者62にも読める向きで同じ領域内に同じ文字列が表示(64)されるので、患者62は、医者61が書いた文字列を容易に読むことができる。また、患者62は、それに対し「36」と書いて(65)、再反転領域指定をすると、医者61にも読める向きで同じ領域内に同じ文字列が表示(66)されるので、誤解が生じない。
ここでは、サポートセンターのスタッフ71は、テレビ電話装置1を使用し、顧客72は、テレビ電話装置1と通信可能な一般的なテレビ電話装置100を使用しているものとする。例えば、サポートセンターが沢山の商品をサポート対象としていた場合、それらの商品をカメラの前で提示するために全て用意しておくのは効率がよくない。そこで、各商品を、それぞれ画面に収まるサイズの画像データとしてテレビ電話装置1において管理し、スタイラスペン等のポインティングデバイス(図示せず)を操作することで画面上に表示できるものとする。
ここでは、友人81、友人82の双方がテレビ電話装置1を使用しているものとし、友人81が画面中央に富士山の絵83を描いたとする。友人82の画面中央には左右反転された富士山の絵84が表示される。そこで友人81が画面左側を指差し、この辺りに太陽を描いて欲しいと友人82に依頼する。友人82の画面では、友人81が画面右側を指差している。そこで友人82は、画面右側に太陽の絵85を描くと、友人81の画面では左側に太陽の絵86が描かれている。このように位置情報を違和感なく伝えながら絵を完成させることができる。
図11は、定型文を用いてコミュニケーションする場合の例を示している。図形描画装置14は、テロップ生成表示装置として機能し、画面上における所定の位置から、テロップ等の定型文をスライド表示するものとする。
ユーザ91が、テレビ電話装置1の左側に設けられた図形描画装置の、上から1番目のボタン92を押すと、定型文93がユーザ98の画面右上部(94)からスライドして現れる。さらに、ユーザ91が上から2番目のボタン95を押すと、定型文96がユーザ98の画面右上部(97)からスライドして現れる。このとき、ユーザ91がテレビ電話装置1の左側に設けられたボタンを押している映像に合わせて、前記ボタンと同じ高さから定型文(メッセージ)が現れるため、ユーザ98にとって違和感なく、相手の定型文を確認することができる。
また、モニタ13と図形描画装置14を一体に構成してもよく、あらゆる表示装置/図形描画装置を、本発明に係るテレビ電話装置に適用することができる。
図形描画装置14に、文字列、図形など入力する手段として様々な装置を使用することができる。例えば、キーボード、マウス、ペンタブレット、空間ポインティングデバイス(特開平09−212299号公報参照)を用いてもよい。また、タッチセンサの変わりにカメラ11を利用して図形を描画するようにしてもよい。なお、表示画面と、同じ座標系に描画できる機能を有する様々なデバイスを使用することもできる。
Claims (7)
- 話者を正面から撮像するカメラと、図形描画装置と、表示画面を有し、前記図形描画装置により生成された図形データを前記表示画面に表示し、前記カメラによる話者の撮像映像データと前記表示画面に表示した図形データを送受信するテレビ電話装置であって、
送信する図形データ又は受信した図形データを左右反転処理する反転処理部を備え、
受信した送信話者の左右反転処理がなされていない映像データと前記反転処理部により左右反転処理がなされた図形データとを重畳して前記表示画面に表示することを特徴とするテレビ電話装置。 - 前記反転処理部は、前記図形データ中の、送信話者によって指定された表示領域に表示された図形を更に再反転する処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話装置。
- 前記反転処理部は、前記図形データ中の、送信話者によって指定された表示領域に表示された図形そのものについては反転処理を実行しないことを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話装置。
- 前記図形描画装置が、通信相手のテレビ電話装置の図形データにアクセスし、当該図形データの内容を編集することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のテレビ電話装置。
- 定型文を表示するための複数のボタンをさらに具備し、該ボタンのいずれかがユーザにより押された場合に、押されたボタンに対応する定型文を、前記ボタンの高さに対応する高さの他のテレビ電話装置における位置に表示させることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のテレビ電話装置。
- 通話前に前記表示画面に前記話者の映像をキャリブレーション用に左右反転させて表示することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のテレビ電話装置。
- 前記表示画面にタッチセンサを具備して前記図形描画装置を装備することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のテレビ電話装置。
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