JP5112269B2 - Gas stove - Google Patents
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Description
本発明は、少なくとも左右に並んだ2つのガスバーナを有するガスコンロに関する。 The present invention relates to a gas stove having at least two gas burners arranged side by side.
左右に2つのガスバーナを備えたガスコンロでは、左右のガスバーナの火力が相違するように設定されている。すなわち、一方のガスバーナの火力が他方のガスバーナの火力より小さく設定されている。ガスコンロを台所に設置する場合には、設置場所によってはガスコンロの側方に台所の壁が存在する。この壁側に火力の大きなガスバーナが位置すると、吹きこぼれや油煙が壁面に多量にかかり、壁面の汚れが酷くなる等の理由から、壁側のガスバーナの火力を小さくすることが望まれる。そのため、火力が小さい方のガスバーナが右側に位置するガスコンロと左側に位置するガスコンロとの2種類のガスコンロを製造する必要があり、コストの上昇を招いていた。 In the gas stove provided with two gas burners on the left and right, the heating power of the left and right gas burners is set to be different. That is, the heating power of one gas burner is set smaller than the heating power of the other gas burner. When a gas stove is installed in a kitchen, there is a wall of the kitchen on the side of the gas stove depending on the installation location. When a gas burner having a large heating power is located on the wall side, it is desired to reduce the heating power of the gas burner on the wall side because a large amount of spillage or oil smoke is applied to the wall surface and the wall surface becomes very dirty. For this reason, it is necessary to manufacture two types of gas stoves, that is, a gas stove located on the right side and a gas stove located on the left side of the gas burner with the smaller thermal power, which has led to an increase in cost.
そこで、両ガスバーナ用の火力調節部を合体させて共通1個とすると共に、この1個の火力調節部と左右のガスバーナとを金属パイプを介して配管し、左右のガスバーナの配置が逆のガスコンロを製造する際には金属パイプを取り替えることにより対応して、製造コストを下げるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記従来のものでは2個のガスバーナ用の火力調節部を合体させて1個にしており、金属パイプを取り替えることにより対応する構成ではあるものの、依然として左右の配列が相互に逆である2種類のガスコンロを製造しなければならないことには変わりない。そのため製造コストの低減には限界がある。 In the above conventional one, the two thermal power control parts for the gas burner are combined into one, and the corresponding structure is obtained by replacing the metal pipe, but the left and right arrangements are still opposite to each other. The gas stove has to be manufactured. Therefore, there is a limit to the reduction in manufacturing cost.
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、1種類のガスコンロで左右のガスバーナの火力を自由に変更することのできるガスコンロを提供することを課題とする。 Then, this invention makes it a subject to provide the gas stove which can change the thermal power of a gas burner on either side freely with one type of gas stove in view of said problem.
上記課題を解決するために本発明によるガスコンロは、上面に少なくとも左右1対のガスバーナと、各ガスバーナの各々に1個ずつ接続され、ガスバーナへのガスの供給量を増減して火力を調節する火力調節部とを備えたガスコンロにおいて、上記1対のガスバーナと火力調節部とを相互に同一の仕様とし、両火力調節部の火力調節範囲の上限を最大火力より小さい所定の火力に規制する火力制限手段を設けて、いずれか一方の火力調節範囲の上限を規制して他方より火力の小さいガスバーナに設定し得るものであって、上記一方の火力調節範囲の上限を制限するための操作部を、ガスコンロの内部に設け、通常の使用時には操作できないようにしたことを特徴とする。 In order to solve the above problems, a gas stove according to the present invention is connected to at least a pair of left and right gas burners on the upper surface, and one gas burner is connected to each gas burner, and the heating power is adjusted by increasing or decreasing the amount of gas supplied to the gas burner. In a gas stove equipped with a control unit, the above-mentioned pair of gas burners and the thermal power control unit have the same specifications as each other, and the upper limit of the thermal power control range of both thermal power control units is limited to a predetermined thermal power less than the maximum thermal power Means for restricting the upper limit of one of the thermal power adjustment ranges and setting it to a gas burner having a smaller thermal power than the other , the operation unit for limiting the upper limit of the one thermal power adjustment range, It is provided inside the gas stove so that it cannot be operated during normal use .
上記構成では、左右のガスバーナおよび各ガスバーナにガスを供給する火力調節部を相互に同一の仕様とするため、1種類のガスコンロを製造するだけでよい。そして、火力を小さくしたい方のガスバーナにガスを供給する火力調節部の火力調節範囲の上限を規制することにより、所望する側のガスバーナの火力を小さくすることができる。 In the above configuration, the left and right gas burners and the thermal power control units that supply gas to each gas burner have the same specifications, so that only one type of gas stove needs to be manufactured. And the thermal power of the gas burner of the desired side can be made small by restrict | limiting the upper limit of the thermal power control range of the thermal power control part which supplies gas to the gas burner which wants to make a thermal power small.
なお、上記一方の火力調節範囲の上限を制限するための操作部を、ガスコンロの内部に設け、通常の使用時には操作できないようにしたので、ガスコンロを設置する際に設置場所の条件に合わせていずれか一方のガスバーナの能力を小さくすることができる。また、一旦設定された状態を使用者が解除、または変更できなくすることができる。
In addition, since the operation part for limiting the upper limit of the above-mentioned one thermal power adjustment range was provided inside the gas stove so that it could not be operated during normal use, when installing the gas stove, it was decided according to the conditions of the installation location. The capacity of either gas burner can be reduced. In addition, it is possible to make it impossible for the user to cancel or change the state once set.
ただし、一時的であれば火力の制限を解除してもそれほど不都合はない。そこで、上記火力制限手段による火力調節手段の上限に対する規制を、通常の使用状態で行い得る操作により所定時間解除し得るようにすることが望ましい。 However, if it is temporary, it is not so inconvenient to cancel the restriction of firepower. Therefore, it is desirable that the restriction on the upper limit of the thermal power adjusting means by the thermal power limiting means can be released for a predetermined time by an operation that can be performed in a normal use state.
以上の説明から明らかなように、本発明は、左右対称な2種類のガスコンロを製造しなくても、設置現場の状況に応じて所望するガスバーナの火力の上限を規制することができるので、ガスコンロの製造コストを低減することができる。また、引っ越しや改築等によりガスコンロの設置状況が変化しても、ガスコンロを買い換えることなく、火力の上限が規制されているガスバーナを左右いずれにするのか自由に変更することができる。 As is clear from the above description, the present invention can regulate the upper limit of the desired gas burner's thermal power according to the situation of the installation site without producing two symmetrical gas stoves. The manufacturing cost can be reduced. Moreover, even if the installation status of the gas stove changes due to moving or remodeling, it is possible to freely change the left or right gas burner with the upper limit of the thermal power regulated without replacing the gas stove.
図1を参照して、1は本発明によるガスコンロの一例である。このガスコンロ1には上面である天板10に左右1対のガスバーナ11、12と、中央奥側に小バーナ13とが設けられている。そして、ガスバーナ11の点消火および火力調節は点消火ボタンとしての機能を備えた火力調節つまみ21によって行う。なお、他のガスバーナ12および小バーナ13については同様に各火力調節つまみ22、23によって点消火および火力調節を行うように構成されている。たとえばガスバーナ11が消火している状態では火力調節つまみ21はガスコンロ1の前面に埋没しており、火力調節つまみ21を少し押し込むとロックが解除されて火力調節つまみ21が手前に突出する。この火力調節つまみ21の突出をリードスイッチ等のセンサが検知してガスバーナ11に点火される。点火された後は火力調節つまみ21を回動することによりガスバーナ11の火力を調節することができる。火力調節つまみ21を左方向に回転させると火力が小さくなり、左方向に回転させ続けると火力は最小火力になる。逆に右方向に回転させると火力は大きくなり、更に右方向に回転させると火力は最大火力になる。20は電源スイッチである。
With reference to FIG. 1, 1 is an example of a gas stove according to the present invention. The
このガスコンロ1は台所に設置されるが、本実施の形態ではガスコンロ1の左側に台所の壁3が存在する。この壁3側に近い左側のガスバーナ12は最大火力が右のガスバーナ11の最大火力より小さい方が望ましい。但し、両ガスバーナ11,12自体は互いに同じ使用のものを用いた。したがって、両ガスバーナ11,12の機能としては最大火力は互いに同じである。そこで、ガスバーナ12にガスを供給する火力調節部の開度を制御して、ガスバーナ12の火力調節範囲の上限がガスバーナ12そのものの最大火力より小さい火力になるように規制することとした。なお、両ガスバーナ11,12に各々接続されている火力調節部は互いに同一の仕様である。
The
図2を参照して、4は火力調節部の一例を示す。火力調節部4にはステッピングモータ41とこのステッピングモータによって駆動される流量絞り部42とが設けられている。流量絞り部42にはステッピングモータ41によって回転される回転板61とその回転板61が当接する固定板62とが設けられており、固定板62の上面には更にオリフィス板63が取り付けられている。なお、固定板62とオリフィス板63との間には気密性を担保するためのパッキン64が介設されている。なお、43は電磁安全弁である。
With reference to FIG. 2, 4 shows an example of a thermal-power adjustment part. The thermal
図3を参照して、回転板61には円周方向に沿った長穴6aが上下方向に貫通して設けられている。また、固定板62およびパッキン64には長穴6aと同一の円周上に位置して複数の開口6bが開設されている。さらに、オリフィス板63には各開口6bに対応してオリフィス孔6cが設けられている。
Referring to FIG. 3, the
回転板61が上方から見て左方向に回転すると、長穴6aと1個の開口6bとが一致する。回転板61が更に左方向に回転すると長穴6aに一致する開口6bは2個、3個と順次増加する。更に回転板61が回転すると、長穴6aに一致する開口6bの個数は増加しないが、一致する開口6bが順次シフトする。各開口6bに対応して設けられているオリフィス孔6cは順次直径が大きくなるように設定されており、したがって、回転板61が回転すると、ガスの通路面積は段階的に順次増加する。そして、ガスの通路面積が増加することによりガスバーナの火力は大きくなる。そして、上記火力調節つまみ21,22,23が操作されると、その操作量が制御部5に入力され、制御部5によってステッピングモータ41が所定の回転位相になるように駆動される。
When the
図4の(A)を参照して、例えばガスバーナ11は壁3とは反対側に位置しているので火力を規制する必要がない。そのため火力調節つまみ21を回転操作して火力を調節すると、図4(A)に示すように階段状に火力が変化する。本実施の形態では弱火である火力1から強火である火力7まで7段階で火力が変化するようにした。
Referring to FIG. 4A, for example, the
一方、左側のガスバーナ12の最大火力を規制したので、図4(B)に示すように、火力調節つまみ22を右に回し続けても火力6で最大となり、火力7にはならないようにした。
On the other hand, since the maximum thermal power of the
このように、左側のガスバーナ12の最大火力を規制する場合には,図示しない切替スイッチをガスコンロ1の内部に設けておき、ガスコンロ1を設置する際に設置作業者が設置場所の状況に応じて最大火力を規制する側を選択できるようにした。したがって、壁3が右側に位置する場合には、ガスバーナ12ではなくガスバーナ11の最大火力を規制するように切替スイッチを選択すればよい。このように、切替スイッチをガスコンロ1の内部に設けたのは、ガスコンロ1が設置された後は使用者が最大火力の規制を解除できないようにするためである。なお、切替スイッチをガスコンロ1内に設けずに、ガスコンロ1の前面に設けた各種スイッチ類を通常行わない操作、いわゆる隠し操作をすることにより所望する側のガスバーナの最大火力を規制するようにしてもよい。
As described above, when the maximum heating power of the
ところで、ガスコンロ1の前面には、図5に示すように、火力調節つまみ21,22の近傍にインジケータ25を設けた。このインジケータ25は内側のリング25aとそれを囲繞する外側のリング25bとから構成されており、両リング25a、25bは共に個別に点消灯、および点滅ができるように構成されている。本実施の形態では左側のガスバーナ12の最大火力が規制されているので、内側のリング25aを点灯させ、右側のガスバーナ11は最大火力が規制されていないので外側のリング25bを点灯させるようにした。
By the way, an
なお、両インジケータ25の中心部分にブースタースイッチを設けてもよく、操作部24にブースタースイッチを設けてもよい。このブースタースイッチは、操作されると一定時間最大火力の規制を解除するためのもので、例えばインジケータ25の中心にブースタースイッチが取り付けられている場合には、左側のインジケータ25の中心を押し操作する。すると左側のガスバーナ12の最大火力に対する規制を一定時間(例えば1時間程度)解除し、火力調節範囲を図4(B)に示すものから同図(A)に示すものに戻すようにした。なお、このブースタースイッチによる規制の解除はあくまで一時的なものであるので、インジケータ25は外側のリング25bを点滅させるようにした。
In addition, a booster switch may be provided in the center part of both
ところで、最大火力を規制された場合には、図4に示したものでは単に火力7にならないようにしただけであるが、図6に示すように、中間火力もあわせて変更するようにしてもよい。すなわち、右側のガスバーナ11のように最大火力が規制されていない場合には火力1,3,5,7の4種類の火力で火力調節を行い、左側のガスバーナ12のように最大火力が規制されている場合には、火力1,2,4,6の4種類の火力で火力調節を行うようにしてもよい。
By the way, when the maximum thermal power is restricted, the one shown in FIG. 4 is simply set not to become the
上記各火力調節つまみ21,22,23の回りには火力を示す発光部2aが設けられている。本実施の形態ではこの発光部2aを各々7個設けた。最大火力が規制されていない場合には、各火力に対応させて順次発光部2aの発光する個数を増減すればよい。図4(B)に示すように、火力6までに規制された場合には、発光する個数を6個に減少させて右端の発光部2aを発光させないようにしてもよい。
Around each of the heating power adjustment knobs 21, 22, and 23, a
あるいは、図3に示すように、例えば固定板62の下面62B側に、火力2で開放される開口62a2から火力1で開放される開口62a1に向かって浅い溝通路62bpを形成しておき、最大火力が規制された場合には、火力1から火力2に変化させる際に、この溝通路62bpに長穴6aが重なる新たな火力、いわば火力1.5を設けて、火力を7段階に変化させることにより全ての発光部2aを順次発光させるようにしてもよい。
Alternatively, as shown in FIG. 3, for example, a shallow groove passage 62bp is formed on the
また、図6に示すように、実際に火力が4段階に変化する場合には、実際の火力とは関係なく火力調節つまみ21,22の回動角度による火力調節範囲を7等分して、全ての発光部2aを順次発光させるようにすることが望ましい。なお、小バーナ13については必ずしも火力を7段階に分けて増減する必要はないが、火力つまみ21,22の操作感とあわせるため、火力調節つまみ23についても発光部2aを7個設け、火力調節つまみ23の火力調節範囲を7等分して、同様に全ての発光部2aを順次発光させるようにすることが望ましい。
In addition, as shown in FIG. 6, when the thermal power actually changes in four stages, the thermal power adjustment range according to the rotation angle of the thermal power adjustment knobs 21 and 22 is divided into seven equal parts regardless of the actual thermal power, It is desirable that all the
なお、図4および図6に示した火力変化のいずれの場合でも、最大火力を規制した効果を顕著にするため、火力6と火力7との変化量を他の火力の変化量より大きく設定した。
In both cases of the thermal power changes shown in FIGS. 4 and 6, the amount of change between the
なお、本発明は上記した形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもかまわない。 In addition, this invention is not limited to an above-described form, You may add a various change in the range which does not deviate from the summary of this invention.
1 ガスコンロ
4 火力調節部
5 制御部
11 ガスバーナ
12 ガスバーナ
13 小バーナ
25 インジケータ
41 ステッピングモータ
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