JP5110918B2 - 靴 - Google Patents

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本発明は靴に関し、詳しくは、甲被の外甲側、内甲側のいずれか一方または両方に、ワンポイント的な図形、文字、模様、識別マーク等を有し、これら識別マーク等を変化させて楽しむことができる靴に関する。
旧来、靴の識別マークなどは、靴の包装容器や靴の中敷等に印刷されて付されており、実際に靴を履くと識別マークなどが靴の外側に表れないため、靴の製造元や販売元を知り得ないという問題があった。
そこで、近年においては、靴、特に運動靴などの甲被の表面にワンポイント的な識別マークなどを印刷などで付したり、縫着などで固定することがなされている。
しかし、このような手段によれば、その識別マークなどは甲被に固定されたものである為購入時に決まってしまい、購入後、靴を履く日の気分や天候、用途、服装などに合わせて色相を変えることができない。
一方、特許文献1には、甲被にポケットを設け、このポケットにカラーチップ、名札、ワッペンなどを挿入可能として、カラーチップなどを入れ替え自在とすることが開示されている。
特開平8−266306号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、甲被に切欠きを設けた極ありきたりなポケットに、カラーチップ、ワッペン、名札を挿入可能としたものであって、同明細書中に記載されるように、学童が履用する校内履きの靴などにおいて、学年別、クラス別、チーム別などを識別するためのカラーチップや、持ち主を明確にするための名札などを挿入することを主眼においたものである。
よって、近年流行しているような、靴、特に運動靴などの甲被の表面に、靴の製造元、販売元、型別などをワンポイント的に表示可能として、靴のファッション性、購買意欲などを大きく高めるという課題についてまでは考慮されていない。
本発明はこのような従来事情に鑑みて成されたもので、その目的とする処は、甲被の表面に、靴の製造元、販売元、型別などをワンポイント的に表示可能として、靴のファッション性、購買意欲などを大きく高めることができ、且つ、そのワンポイント的な表示を、靴を履く日の気分や天候、用途、服装などに合わせて色相を自由に変えることができるという、新規な靴を提供することにある。
以上の目的を達成するために、本発明に係る靴は、甲被表面の外甲側と内甲側のいずれか一方又は双方に、透明樹脂シートを取り付けてなる下辺開口状のポケット部を形成し、前記透明樹脂シートの所定箇所に着色を施して、着色を施していない部分により無色透明な表示部を形成すると共に、前記ポケット部における下辺開口から抜き差し自在に挿入され該ポケット部内に保持されるカラープレートを備え、前記カラープレートが前記ポケット部内に保持された状態で、前記透明樹脂シートの表示部が前記カラープレートの色彩により認識されるよう形成したことを特徴とする。
このように構成した場合、甲被表面に取り付けた透明樹脂シートと甲被表面との間にポケット部が形成され、且つ、そのポケット部は下辺開口構造であって、該ポケット部に下から差し込む(下差込型の)カラープレートの色彩により、透明樹脂シートの無色透明な表示部を認識し得るという、極めて斬新な構成で且つ意匠性にも優れた効果を発揮することができる。また、カラープレートなどを上から差し込むようにした場合に比べ、雨水などの浸入を可及的に防止することができる。
前記カラープレートとして、色彩の異なる複数種のカラープレートを備え、該複数種のカラープレートの中から任意のカラープレートを選択して前記ポケット部へ挿入し得るようにするとよい。
前記透明樹脂シートにおける無色透明な表示部が、図形、文字、模様、識別マークのうちの少なくとも1種以上であるとよい。より具体的には、例えば、靴の製造元や販売元、著名な型番、商標、ロゴマーク、ワンポイント装飾的な図形など、需要者の購買意欲を高めるものとすることが好ましい。
前記透明樹脂シートの所定箇所(無色透明な表示部以外の箇所)に施される着色が、前記甲被と同色または同系色の着色であるとよい。この場合、透明樹脂シートにおける無色透明な表示部と甲被表面との境界が鮮明になり、カラープレートを介しての認識がより効果的になされるようになる。
前記ポケット部内に、前記カラープレートを着脱自在に保持するための係合部材が固定されていると共に、前記カラープレートが、前記係合部材に係脱自在に弾性係合する被係合部を備えていることが好ましい。
この場合、カラープレートを下差込型として前記効果を得ながら、カラープレートの脱落を防止することができる。
前記係合部材は、前記甲被に固定された台座であって、その左右両端部位に係合凸部を有し、
前記カラープレートは、前記ポケット部における下辺開口から差し込んだ際に前記各係合凸部に係合する左右の係合凹部を有し、且つ、少なくとも一方の係合凹部は、該カラープレートに設けた切欠きにより、対応する係合凸部に対し係脱自在に弾性係合するよう形成するとよい。
この場合、カラープレートの抜き差しを自在としながら脱落防止も図れるなど、多くの利点を有する。
本発明に係る靴は、紳士靴、婦人靴、長靴、短靴など、各種の靴に対応可能であるが、特に、ファッション性、流行性、ビジュアル的感覚などを含めた商品性などを考慮すると、運動靴として構成することが好ましい。
以上説明したように本発明は、甲被表面に透明樹脂シートを取り付けてなる下辺開口状のポケット部を備え、該ポケット部に対しカラープレートを下側から差し込んで、透明樹脂シートの無色透明な表示部が前記カラープレートの色彩により認識されるようにしたので、下差込式のカラープレートにより、透明樹脂シートの無色透明な表示部を認識し得るという、極めて斬新な構成で且つ意匠性にも優れた、新規な靴を提供することができる。
また、カラープレートをポケット部に対し抜き差し自在としたので、色彩の異なる複数種のカラープレートを用意し、靴を履く日の気分や天候、用途、服装などに合わせて色相を自由に変えることができる。
さらに、係合部材と被係合部により、下差込式のカラープレートの着脱と保持を容易且つ確実に成し得るようにするなど、多くの効果を奏する。
以下、本発明の実施形態の一例を図1〜図7に基づいて説明する。
本例の靴は図1に示すような運動靴であり、その基本的な構造・製法などは従来周知のものと変わらないので詳細な図示及び説明は省略するが、図において、1は甲被、2は爪先部、3は踵保護部、4は履口、5は靴底を示す。
甲被1の表面における外甲側には、厚さ1mm程度の透明樹脂シート11を取り付けてなる下辺開口状のポケット部10が形成されている。
ポケット部10の構成に関し、本例の運動靴の製造工程の一部となる図2(a)〜(d)を参照しながら説明すれば、甲被1は、所定形状に裁断、縫着などされた表皮材1aと裏材1bを重ねて縫着することで形成される。本例では、表皮材1aの外甲側の所望部位(この種運動靴において一般的にロゴマークやライン意匠などが付される部位)1a’を切り取って開口部12を形成し、この開口部12を形成するために切り取った前記部位1a’の縁に沿って、透明樹脂シート11を、ポケット部10の下辺開口13となる部分を残して、上辺および左右辺を縫着し、さらに前記部位1a’を前記開口部12の開口縁に縫着することで、下辺開口状のポケット部10が形成される。
透明樹脂シート11には、図3中及び図4に示すように、所定箇所に着色14を施して無色透明な表示部(本例においては、ロゴマークとしての「AMT」の文字部分と、流線形状を表すための図形表示部)15、16が形成される。
そして、ポケット部10における下辺開口13からは、カラープレート17が抜き差し自在に挿入され、ポケット部10内に保持される。そして、このカラープレート17がポケット部10内に保持された状態で、透明樹脂シート11の表示部15、16がカラープレート17の色彩により、文字及び図形として認識される。
尚、透明樹脂シート11における無色透明な表示部15、16は、図形、文字、模様、識別マーク、ロゴマーク、その他、各種選択して形成することが可能である。
透明樹脂シートの所定箇所に施される着色14は、甲被1の表皮材1aと同色または同系色の着色であることが好ましい。
カラープレート17は、色彩の異なる複数種が用意され、該複数種のカラープレート17の中から任意のカラープレートを選択してポケット部10へ挿入し得るようになっている。
ポケット部10内には、カラープレート17を着脱自在に保持するための係合部材20が固定されており、カラープレート17の被係合部17a,17bが、係合部材20に係脱自在に弾性係合することで、ポケット部10に差し込んだカラープレート17の脱落を防止すると共に、カラープレート17の抜き差しを自在としている(図3、図5参照)。
係合部材20は、甲被1の開口部12に露出した裏材1bに固定された厚み1.5mm程度の合成樹脂プレートからなる台座であって、その左右両端部位に係合凸部20a,20bを備え、カラープレート17をポケット部の下辺開口13から差し込んだ際に、係合部材20の各係合凸部20a、20bに、カラープレート17の被係合部17a,17bが係合するようになっている。
カラープレート17には、一方の被係合部17bを弾性変形させるための切欠き17cが形成されており、この切欠き17cにより鉤状の被係合部17bが変形して、対応する係合凸部20bに対し係脱自在に弾性係合するよう形成されている(図3、図6参照)。
以上の構成になる本例の運動靴によれば、甲被1表面に、下辺側が開口する形状のポケット部10を有し、このポケット部10に、カラープレート17を下から差し込めば、該カラープレート17の色彩により透明樹脂シート11における無色透明な表示部15,16を認識することができる。該表示部15,16は、例えば、靴の製造元や販売元、著名な型番、商標、ロゴマーク、ワンポイント装飾的な図形などとすることで、需要者の購買意欲を高めることができる。また、カラープレート17を上から差し込むようにした場合に比べ、雨水などの浸入を防止することができる。また、色彩の異なる複数種のカラープレート17を用意しておき、その中から任意のカラープレートを選択して使用することで、使用者のその日の気分、服装、用途などに応じて適宜色彩を選択することができる。
さらに、係合部材20の係合凸部20a、20b、カラープレート17の被係合部17a,17b,切欠き17cなどにより、カラープレート17の着脱自在な保持と脱落防止を図ることができるなど、多くの効果を有する。
以上、本発明の実施形態の一例を図面に基づいて説明したが、本発明は図示例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において各種の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明に係る靴の実施形態の一例を示す正面図。 図1に示す靴におけるポケット部の形成手順を示す説明図。 ポケット部、カラープレート、係合部材を示す分解斜視図。 透明樹脂シートの平面図。 係合部材の平面図。 カラープレートの平面図。 カラープレート、係合部材、透明樹脂シートのポケット部内での位置関係を表す平面図。
符号の説明
1:甲被
10:ポケット部
11:透明樹脂シート
13:下辺開口
15,16:無色透明な表示部
17:カラープレート
17a,17b:被係合部
20:係合部材
20a,20b:係合凸部

Claims (7)

  1. 甲被表面の外甲側および/または内甲側に、透明樹脂シートを取り付けてなる下辺開口状のポケット部を形成し、前記透明樹脂シートの所定箇所に着色を施して、着色を施していない部分により無色透明な表示部を形成すると共に、前記ポケット部における下辺開口から抜き差し自在に挿入され該ポケット部内に保持されるカラープレートを備え、前記カラープレートが前記ポケット部内に保持された状態で、前記透明樹脂シートの表示部が前記カラープレートの色彩により認識されるよう形成した靴。
  2. 色彩の異なる複数種のカラープレートを備え、該複数種のカラープレートの中から任意のカラープレートを選択して前記ポケット部へ挿入し得るようにしたことを特徴とする請求項1記載の靴。
  3. 前記透明樹脂シートにおける無色透明な表示部が、図形、文字、模様、識別マークのうちの少なくとも1種以上であることを特徴とする請求項1または2記載の靴。
  4. 前記透明樹脂シートの所定箇所に施される着色が、前記甲被と同色または同系色の着色であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の靴。
  5. 前記ポケット部内に、前記カラープレートを着脱自在に保持するための係合部材が固定されていると共に、前記カラープレートが、前記係合部材に係脱自在に弾性係合する被係合部を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の靴。
  6. 前記係合部材は、前記甲被に固定された台座であって、その左右両端部位に係合凸部を有し、
    前記カラープレートは、前記ポケット部における下辺開口から差し込んだ際に前記各係合凸部に係合する左右の係合凹部を有し、且つ、少なくとも一方の係合凹部は、該カラープレートに設けた切欠きにより、対応する係合凸部に対し係脱自在に弾性係合するよう形成されていることを特徴とする請求項5記載の靴。
  7. 運動靴として構成されたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の靴。
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