JP5101941B2 - 複合カップ - Google Patents

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Description

本発明は、カップに異なる内容物を収容して、使用時において、これらの内容物を混合することが可能な、複合カップに関する。
従来、主に店頭で販売されるアルコール類の種類としては、缶ビールや、ウィスキー、焼酎などがあり、特に、最近では、カクテルやチューハイ、さらには水割りされたウィスキーなど、その種類は多種におよぶ。しかしながら、ウィスキーやブランデー、リキュール類などは、通常、単独の内容物が瓶詰めの状態で販売されることが多く、例えばウィスキーを氷とともに(オンザロック)で楽しむときには、消費者がウィスキーを購入後において、グラスや氷を別途準備して、冷凍庫で保管した氷もしくは別途購入したロックアイスをグラスに入れて、このグラスにウィスキーを適量注ぎ、ウィスキーオンザロックを作る必要があった。
このため、外出先や新幹線、飛行機等での移動時においては、グラスや氷などを別途準備する必要があり、ウィスキーをオンザロックで手軽に楽しむことが困難である。また、新幹線や飛行機などで、ウィスキーオンザロックを販売、提供する際には、多くの手間を要してしまうという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、異なる内容物を別々に収容し、使用時において簡単にこれらを混ぜ合わせることが可能な複合カップを提供することを課題とし、特に、場所を選ぶことなく、ウィスキーをオンザロックで楽しむことを可能とすべく、別途氷やグラスを必要とせず、簡単な方法により、その場でウィスキーオンザロックを作ることが可能な、複合カップを提供するものである。さらには、使いやすいばかりでなく、面白さと斬新さを兼ね備えて、消費者に驚きと喜びとを与えることが可能な、新しい形態の複合カップを提供することを課題とする。
そこで、上記課題を解決するため、本発明の請求項1記載の発明は、カップ本体に、マドラーを収容した複合カップであって、前記カップ本体に水分を含む内容物を収容し、前記マドラーに前記カップ本体に収容する内容物と異なる内容物を収容し、前記カップ本体に収容した内容物のみを凍らせて販売する複合カップにおいて、前記マドラーは、筒状の収容部と複数の羽根部材と嵌合部とを有し、前記カップ本体は、底部分に嵌合部を有し、前記マドラーの嵌合部と前記カップ本体の嵌合部とが互いに嵌合することにより、前記マドラーと前記カップ本体との間の空間からなる収容部と、前記マドラーの収容部と、の異なる複数の収容部を形成するとともに、前記マドラーの前記羽根部材が前記カップ本体の内部形状に沿った形状を有しかつカップ本体に接することにより、前記マドラーと前記カップ本体との間の空間からなる収容部を、さらに複数の収容部分に区切ることを特徴とする、複合カップである。
また、請求項2記載の発明は、前記カップ本体の嵌合部と前記マドラーの嵌合部との前記嵌合を、開放することにより、前記複数の収容部が合わされて、1の収容部を形成することを特徴とする、複合カップである。
また、請求項3記載の発明は、前記嵌合は、ネジ嵌合であることを特徴とする、複合カップである。
また、請求項記載の発明は、前記カップ本体および前記マドラーの前記収容部を、密封するための、初期開封シールを形成したことを特徴とする、複合カップである。
本発明の請求項1記載の発明は、カップ本体に、マドラーを収容した複合カップであって、前記カップ本体に水分を含む内容物を収容し、前記マドラーに前記カップ本体に収容する内容物と異なる内容物を収容し、前記カップ本体に収容した内容物のみを凍らせて販売する複合カップにおいて、前記マドラーは、筒状の収容部と複数の羽根部材と嵌合部とを有し、前記カップ本体は、底部分に嵌合部を有し、前記マドラーの嵌合部と前記カップ本体の嵌合部とが互いに嵌合することにより、前記マドラーと前記カップ本体との間の空間からなる収容部と、前記マドラーの収容部と、の異なる複数の収容部を形成するとともに、前記マドラーの前記羽根部材が前記カップ本体の内部形状に沿った形状を有しかつカップ本体に接することにより、前記マドラーと前記カップ本体との間の空間からなる収容部を、さらに複数の収容部分に区切ることを特徴とするから、異なる内容物をそれぞれ別個に収容し、使用時においてこれらを混ぜ合わせることが可能な複合カップを提供することが可能である。また、例えば、カップ本体の内部に、複数個の氷等の内容物を収容或いは形成することが可能である。さらには、使用時において、面白さと斬新さとを兼ね備え、消費者に驚きと喜びとを与えることが可能な新しい形態のカップを提供することが可能である。
また、請求項2記載の発明は、前記カップ本体の嵌合部と前記マドラーの嵌合部との前記嵌合を、開放することにより、前記複数の収容部が合わされて、1の収容部を形成することを特徴とするから、異なる内容物をそれぞれ別個に収容し、使用時において、マドラーとカップ本体との嵌合部を開放することにより、これらを簡単に混ぜ合わせることが可能である。
また、請求項3記載の発明は、前記嵌合は、ネジ嵌合であることを特徴とするから、簡単な構成により、前記マドラーを前記カップ本体へと収容し固定することが可能である。また、マドラーを回転させることにより、ネジ嵌合のマドラーを取り外して収容部を形成するため、簡単に、マドラーを取り外すことが可能であり、さらには、マドラーの羽根部材を回転させつつ内容物を混ぜ合わせることが可能である。
また、請求項記載の発明は、前記カップ本体および前記マドラーの前記収容部を、密封するための、初期開封シールを形成したことを特徴とするから、異なる内容物をそれぞれ密封した状態で保存、輸送、販売することが可能である。
そして、前記マドラーの内容物をアルコールとし、前記カップ本体の内容物が水分を含むものとすることにより、前記複合カップを冷凍した際に、前記カップ本体の内容物のみを凍らせることを特徴とするから、前記マドラー内部の内容物と、前記カップ本体の内容物とを、それぞれ凝固点の異なる内容物とすることにより、冷凍庫等で保管した場合に、内容物の形態をそれぞれ異ならせることが可能である。例えば、マドラー内部の内容物をアルコール度数の高いウィスキーとし、カップ本体の内容物を天然水として、複合カップを冷凍することにより、前記カップ本体の天然水が氷を形成するため、簡単に、ウィスキーオンザロックなどを作製することが可能である。さらには、輸送方法として前記複合カップを凍らせた状態でのチルド輸送等の必要がなく、常温による通常輸送を行い輸送先(例えば販売店舗)等の冷蔵庫で冷凍することが可能である。
本発明に係るカップAの一例としては、図1に示すように、樹脂成型品からなる複合カップA(カップA)であって、該カップAは、カップ本体1と、該カップ本体1の底部分に嵌合自在に形成された取り外し可能なマドラー3と、からなり、複合カップAを形成している。
特に、カップAの収容部分が、図1(a)に示すように、カップ本体1とマドラー3との間の空間からなるカップ本体1の収容部Bと、前記マドラー3の内部に形成された収容部Cと、の異なる複数の収容部B、Cを有しており、異なる内容物をそれぞれの収容部B、Cへと収容することが可能である。
そして、カップAの使用時において、図1(b)に示すように、マドラー3を取り外すことにより、前記収容部Bと収容部Cとが合わされ1つの新たな収容部Dが形成されるとともに、該収容部Dにおいて、それぞれの内容物を混合して混合物を作製することが可能であり、さらには、マドラー3を用いて混合物を混ぜ合わせることが可能である。
これにより、例えば、カップ本体1の収容部Bには液体を、マドラー3の収容部Cには異種の液体や固体若しくは粉体など、目的に応じてカップ本体1の収容部Bとマドラーの収容部Cとに収容する内容物を別けることが可能であり、使用時において、前記マドラー3を取り外すとともにマドラー3を用いてこれらを簡単に混合することが可能である。
以下に、本発明の複合カップAを構成する、前記カップ本体1および前記マドラー3についてそれぞれ説明する。
まず、前記カップ本体1は、詳しくは、図2に示すように、カップ本体1の側面12の上方部分には平らな形状からなるフランジ11を有し、前記側面12の下方部分には、脚部13が延設されている。
そして、該脚部13の上方からは、水平面からなる底部分15が形成され、該底部分15の中央には、窪みの内側にネジ溝18を有する嵌合部19が形成されている。
また、前記側面12の内側には、複数個のカップ本体を積み重ねることが可能な、段差部分からなるスタックリブ16を有している。
次に、前記マドラー3は、図3に示すように、筒状部材からなる心棒32と、該心棒32の側面部分より放射状に四方向へと形成された板状の羽根部材35とからなり、前記心棒32の上方には、複数の円盤状部材からなる持ち手31が形成され、前記心棒32の下方には、ネジ山38を有する嵌合部39が形成されている。
前記羽根部材35の形状は、前記カップ本体1の内部形状に沿った形状を有しており、カップ本体1へとマドラー3が収容された状態では、羽根部材35が隔壁を形成するため、カップ本体1の内部をさらに4つの収容部分に区切ることが可能である。また、前記カップ本体の内側に形成された前記スタックリブ16に対応して、羽根部材の一部に段部36が形成されている。
前記羽根部材35は、剛性のある板状でも、フレキシブルなフィルム状のものでもよく、羽根部材35の材質は特に限定されるものではない。
そして、心棒32の内部は、筒状の空洞空間からなる収容部Cを有しており、心棒32の下方に形成された嵌合部39と、前記カップ本体1の底部分15に形成された嵌合部19とが、互いに嵌合することにより、図4に示すように、マドラー3の嵌合部39が遮断されて、マドラー内部に略筒状の収容部Cを形成することが可能である。
よって、カップ本体1の前記収容部Bに収容される内容物と、マドラー3の前記収容部Cに収容される内容物とが、互いに接することがなく、複合カップAの複数の収容部B、Cへと、それぞれ異なる内容物を収容することが可能である。
このように、カップ本体1の底部15に形成された嵌合部19と、前記マドラー3の嵌合部39とが、互いに嵌合することにより、図5(a)に示すように、2つの異なる収容部B、Cが形成され、さらには、カップAの使用時において、図5(b)に示すように、マドラー3を回転させて、嵌合部19,39のネジ嵌合を開放することにより、マドラーの収容部Cを閉塞する嵌合部39が開放されて、カップ本体1に1つの収容部Dを形成するとともに、それぞれの内容物が混ぜ合わされることとなる。
このように、本発明の複合カップAは、カップ本体1とマドラー3との間に形成されたカップ本体1の収容部Bと、前記マドラー3内部に形成された収容部Cとの、異なる複数の収容部B、Cを、複合カップAに形成することが可能である。よって、前記マドラー3と、前記カップ本体1とに、異なる内容物をそれぞれ別個に保管することが可能であり、複合カップAの使用時において、異なる内容物を混合して、1の混合物を容易に形成することが可能である。
また、図6に示すように、マドラー3の持ち手31をつかみ、マドラーを回転させることにより、前記混合物を混ぜ合わせることが可能であり、持ち手31の円盤部材を大きく形成することにより、力を加えてマドラー3を回動させることができるため、少ない力で以って簡単にマドラー3を回動させて取り外すことが可能であるとともに、内容物を簡単に混ぜ合わせることが可能である。なお、前記持ち手31は、円盤部材に限らず、例えば、図6点線枠内に示すように、ローレットキャップのような形状であってもよく、持ち手の形状は特に限定されるものではない。
以下に、本発明の複合カップAを用いた使用例として、図7に示すような、ウィスキーオンザロックを作製する方法を説明する。
(使用例)
前記カップ本体1の収容部Bへと天然水を充填し、前記マドラー3内部の収容部Cへとウィスキーを充填する。そして、カップ本体1のフランジ部分11に初期開封フィルムHを形成して、本発明の複合カップAを形成する。
このとき、カップ本体1のフランジ面11と、マドラー3の持ち手面31との高さを合わせて同一面とすることにより、1つの初期開封フィルムHで、異なる収容部B、Cを同時に密封することが可能である。
そして、このようにして形成した複合カップAを、冷凍庫や冷凍ショーケースにて保管或いは陳列することにより、前記カップ本体1の天然水が氷Rを形成し、他方、前記マドラー内部のウィスキーWはアルコール度数が高いため凍ることなく、液体の状態を維持することが可能である。
よって、消費者が商品A(複合カップA)を購入後、商品Aの使用時において、図7(a)に示すように、カップ本体1の初期開封フィルムHを除去した後、マドラー3を回転させてマドラー3を取り外し、ウィスキーWと氷Rとを混ぜ合わせることにより、図7(b)に示すように、ウィスキーWと氷Rとが混合されたウィスキーオンザロックWRを簡単に作ることが可能である。
特に、マドラー3に形成された複数の羽根部材35により、氷Rを分割した状態で複数形成することが可能である。そして、氷Rを分割して形成することにより、氷Rの表面積が増大する効果があり、使用時において氷Rがすばやく融けて内容物と混ざりやすい効果がある。さらには、氷Rを複数に分割することで、羽根状部材35と氷Rとの間に隙間が形成されるため、ウィスキーWが前記隙間へと浸透して氷Rと混ざりやすい効果がある。
以上のように、本発明の複合カップAは、カップ本体1とマドラー3とを嵌合してなる簡単な構成により、複合カップAに異なる内容物を収容することが可能であり、カップAの使用時において、前記異なる内容物を混ぜ合わせて、好みの内容物をその場で簡単に作ることが可能である。
特に、水とアルコールなどのそれぞれ凝固点の異なる内容物を組合せることにより、氷とウィスキーなどの別々の内容物から、ウィスキーオンザロック等の混合物を簡単に形成することが可能である。
さらには、マドラー3の羽根部材35がカップ本体1の内部へと密着して隔壁を形成することにより、複数個(4個)のロックアイス(氷)を形成することが可能であり、さらにマドラー3を回転させて氷を融かすことにより、ハーフロック(ハーフ&ハーフ)や、水割りなどの好みに応じたものをその場で作ることが可能である。
本発明の複合カップAは、前記マドラー3内部の収容部C(マドラー内部C)の内容物をアルコールとし、前記カップ本体1の収容部B(カップ本体B)の内容物が水分を含むものとすることにより、前記複合カップAを冷凍した際に、前記カップ本体Bの内容物のみを凍らせることが可能である。以下に、前記マドラー内部Cの内容物を各種アルコールとし、前記カップ本体Bの内容物を蒸留水とした場合の一例を実験例とともに示す。
(実験例1)
まず、前記マドラー内部Cの内容物(使用サンプル)として、アルコール度数のそれぞれ異なる(アルコール度数10〜40%)200mlの特級エタノール(和光社製)を用い、チルド輸送せず通常輸送した後、家庭の冷凍庫において15時間程度保管した場合の各種サンプル(1〜5)の変化を以下表1に示す。前記複合容器Aの大きさは、底径60mmφ×口径70mmφ×高さ80mmとした。
Figure 0005101941
(実験例2)
次に、前記マドラー内部Cの内容物(使用サンプル)を、アルコール度数13〜14%の各種酒類(老酒、日本酒、杏酒)とし、チルド輸送せず通常輸送した後、家庭の冷凍庫において15時間程度保管した。
Figure 0005101941
このように、前記マドラー内部Cの内容物として、アルコール度数が14%以上の酒類である場合、15時間程度冷凍してもマドラー内部Cの内容物が液体の状態を維持することが可能であることがわかった。しかしながら、複合容器Aを冷凍する際の、冷凍温度や冷凍時間等の各種条件によっては、マドラー内部Cの内容物を液体の状態とすることが可能であり、カップ本体Bの蒸留水のみを凍らせることが可能であれば、前記マドラー内部Cの内容物の酒類やアルコール度数は、特に限定されるものではない。
このように、本発明の複合カップAは、異なる内容物を一つのカップ1に収容して、使用時において、異なる内容物から一つの混合物を形成することが可能であるから、ウィスキーオンザロックに限らず、例えば、梅酒や各種フレーバーのリキュール類と、ジュースや炭酸等の清涼飲料との組合せにより、使用時に、消費者が簡単にカクテルを作ることが可能であり、さらには、好みに応じてアルコールの分量を調節することできるから、新しいスタイルでの商品の提供が可能となり、消費者に斬新さと楽しみを与えることが可能である。また、焼酎とウーロン茶や、焼酎と梅干、さらには、カクテルと果物や、お茶とおつまみの組合せなど、様々なバリエーションの組合せとしてもよく、複合カップAの使用形態は特に限定されるものではない。
また、前記マドラー内部Cの内容物をアルコールとし、前記カップ本体Bの内容物が水分を含むものとすることにより、前記複合カップAを冷凍した際に、前記カップ本体Bの内容物のみを凍らせることが可能である。よって、マドラー内部Cの内容物をアルコール度数の高いウィスキーとし、カップ本体Bの内容物を天然水として、複合カップAを冷凍することにより、前記カップ本体Bの天然水が氷を形成するため、簡単に、ウィスキーオンザロックなどを作製することが可能である。
このように、本発明の複合カップAは、異なる内容物を一つのカップ1に収容して、使用時において、異なる内容物から一つの混合物を形成することが可能であるから、ウィスキーオンザロックに限らず、例えば、梅酒や各種フレーバーのリキュール類と、ジュースや炭酸等の清涼飲料との組合せにより、使用時に、消費者が簡単にカクテルを作ることが可能であり、さらには、好みに応じてアルコールの分量を調節することできるから、今までにない新しいスタイルでの商品の提供が可能となり、消費者に斬新さと楽しみを与えることが可能である。
前記複合カップAの内容物としては、焼酎とウーロン茶や、焼酎と梅干、さらには、カクテルと果物や、お茶とおつまみの組合せなど、様々なバリエーションの組合せとしてもよく、複合カップAの使用形態は特に限定されるものではない。
また、前記カップ本体1および前記マドラー3の材質としては、上記例に限定されるものではなく、例えば、高級感を出すためにガラス等を用いて形成しても良い。また、マドラーとカップ本体との嵌合方法は、上記例で示したネジ嵌合に限らず、はめ込み式やスライド式などであってもよく、マドラー内部3の収容部Cと、カップ本体1の収容部Bとが隔離される構成であれば、嵌合方法は特に限定されるものではない。
前記カップ本体1や、前記マドラー3の材質としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂(ABS樹脂)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリアミド、ポリカーボネート(PC)、そして、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)などのポリエステルなどが、汎用樹脂として好ましく使用でき、さらには、LLDPE、LDPE、HDPEなどのポリオレフィン系樹脂や、エンジニアリングプラスチックに分類される樹脂を使用してもよい。これらの樹脂は単独で用いてもよいが、複数をブレンドして用いることも可能である。さらに、バリア層を含む多層構造として用いることも可能である。また、樹脂のブレンド以外に、アルミ層やバリア性樹脂を用いた多層構造としてバリア性能を作り出してもよく、上記方法に限られるものではない。
本発明の複合カップの一例を示す図である。 (a)複合カップを示す図である。 (b)マドラーを取り外した場合を示す図である。 カップ本体を示す一部切断説明図である。 マドラーを示す一部切断説明図である。 複合カップの内部を示す一部切断説明図である。 複合カップの内部を示す一部切断説明図である。 (a)複合カップを示す一部切断説明図である。 (b)マドラーを取り外した場合を示す一部切断説明図である。 複合カップの使用例を示す説明図である。 (a)(b)複合カップの使用例を示す説明図である。
符号の説明
1 カップ本体
11 フランジ
12 側面
13 脚部
15 底部分
16 段部
18 ネジ溝
19 嵌合部(カップ本体の嵌合部)
3 マドラー
31 つまみ部
32 心棒
35 羽根部材
36 段部
38 ネジ山
39 嵌合部(マドラーの嵌合部)
A 複合カップ
B カップ本体の収容部 (カップ本体)
C マドラー内部の収容部(マドラー内部)
H 初期開封シール
R 氷
W アルコール類(ウィスキー)

Claims (4)

  1. カップ本体に、マドラーを収容した複合カップであって、前記カップ本体に水分を含む内容物を収容し、前記マドラーに前記カップ本体に収容する内容物と異なる内容物を収容し、前記カップ本体に収容した内容物のみを凍らせて販売する複合カップにおいて、前記マドラーは、筒状の収容部と複数の羽根部材と嵌合部とを有し、前記カップ本体は、底部分に嵌合部を有し、前記マドラーの嵌合部と前記カップ本体の嵌合部とが互いに嵌合することにより、前記マドラーと前記カップ本体との間の空間からなる収容部と、前記マドラーの収容部と、の異なる複数の収容部を形成するとともに、前記マドラーの前記羽根部材が前記カップ本体の内部形状に沿った形状を有しかつカップ本体に接することにより、前記マドラーと前記カップ本体との間の空間からなる収容部を、さらに複数の収容部分に区切ることを特徴とする、複合カップ。
  2. 前記カップ本体の嵌合部と前記マドラーの嵌合部との前記嵌合を、開放することにより、前記複数の収容部が合わされて、1の収容部を形成することを特徴とする、請求項1記載の複合カップ。
  3. 前記嵌合は、ネジ嵌合であることを特徴とする、請求項1または請求項2記載の複合カップ。
  4. 前記カップ本体および前記マドラーの前記収容部を、密封するための、初期開封シールを形成したことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の複合カップ。
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