JP5101484B2 - 記憶力及び情報処理能力の訓練システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、人間の右脳が本来備える高速大量記憶機能及び高速自動処理機能の発揮を促進するための記憶力及び処理能力の訓練システムに関する。
現在、多くの人は、学校教育、受験勉強或いは語学学習等において、語句や単語を意識的に記憶しようとする場合には、言語、論理又は分析等の各処理機能を備える左脳を主に働かせている。しかしながら、左脳に働きかける記憶は、例えば英単語を何度も繰り返し読み書きする等、長期的な反復訓練を要するにも関わらず、左脳による情報処理の方式が少量ずつ理解し記憶しながら情報を積み上げていく逐次的情報処理であるため、苦労のわりに古い記憶から逐次忘れ易く効率的に記憶することができるとは言えない。
一方で右脳は、記憶対象をイメージ化して高速且つ大量に記憶する機能及び高速に自動処理する機能を本来備えているものの、上記のような学習対象においては、言語、論理又は分析等を得意とする左脳の機能に干渉されることから、これらの機能を十分に発揮することができずにいた。ここで、右脳の高速大量記憶機能とは、イメージ化された記憶対象を視野に入れた瞬間にあたかも写真を撮影するが如く記憶に収めてしまう所謂写真記憶という機能であって、上述した左脳の働きによる記憶とはその性質が全く異なる。また、右脳の高速自動処理機能とは、入力された情報を右脳が自発的且つ瞬間的に無意識のうちに処理を行う機能である。
これらの機能により、右脳は、記憶対象を瞬間的に記憶することが可能で、且つ長期的に当該記憶を保存することができるとともに、当該記憶をいつでも瞬時にアウトプットすることができる。また、高速自動処理機能により、学習時等において入力された情報を瞬間的に処理することで、読解力又は理解力等を向上させることができる。したがって、当該右脳の機能を利用することにより、左脳を利用した学習にはない学習効率の向上を図ることが可能となる。そんな中、これら右脳の機能を利用した記憶力等向上のための以下のような方法が提供されている。
例えば、左脳を刺激する素材と右脳を刺激する素材とを関連付けることで一つのユニットを作成し、当該複数のユニットを同時にモニタに表示させ、その後に当該1つのユニットの右脳を刺激する素材のみをモニタに表示させることにより、当該右脳を刺激する素材に関連付けられた左脳を刺激する素材を記憶から引き出すことができ、このような瞬間刺激によって単語や用語などの語句を効率よく記憶することができる記憶力向上システムが提供されている(特許文献1)。
また、絵画面及び当該絵画面と同一の概念を表す文字画面をモニタに交互に切り換えて表示させることにより、意図的に左脳及び右脳の機能を切り換える能力を向上させることができ、例えば、右脳の機能で文字情報を処理するように、意識的に右脳か左脳の何れかを任意に働かせて情報を処理することができるようになる能力訓練方法が提供されている(特許文献2)。
特開2005−173081号公報 特開2005−092138号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、左脳を刺激する素材及び右脳を刺激する素材を使用し、右脳への刺激に関連付けられた語句等を左脳を刺激する素材から選択することにより、右脳の瞬間刺激による記憶能力を向上させ、効率よく語句等を記憶する能力を養うことを目的としているものの、左脳を刺激する素材を用いているがために、語句等の言語的分野を得意とする左脳による記憶が介在してしまうことによって、人はどうしても左脳の機能に依存してしまい、結果として右脳の機能を効率的に向上させるには効果が不十分になってしまうという問題があった。
また、特許文献2に記載の技術では、意図的に左脳及び右脳の機能を切り換える訓練はできるものの、右脳そのものの機能を向上させる訓練にはなり得ず、仮に、意図的に右脳の機能に切り換えて文字情報を処理しようとした時に、右脳の機能が未熟であった場合には、たとえ意図的に右脳の機能に切り換えたとしても効果的に右脳の機能を利用できるとは限らないという問題があった。
すなわち、本発明は、上記従来のシステムの問題点を解消し、人が本来有する右脳の高速大量記憶機能及び高速自動処理機能を訓練により効率的に向上させ、当該各機能を最大限に発揮させるための訓練システム及び訓練プログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明に係る請求項1に記載の記憶力及び情報処理能力の訓練システムは、イメージデータ及び表示時間設定データを入力する入力装置と、該入力装置から入力される各データを記憶する記憶装置と、該記憶されるイメージデータを読み込んで表示時間設定データに基づき表示する表示装置と、これら各装置の動作を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記記憶装置に記憶される複数のイメージデータから第一のイメージデータを複数通り生成し、前記表示時間設定データに基づく任意の時間間隔で前記表示装置に順次表示させた後、該第一のイメージデータと関連付けた第二のイメージデータを複数生成して、前記表示時間設定データに基づく任意の時間間隔で前記表示装置に改めて順次表示するように構成した記憶力及び情報処理能力の訓練システムであって、前記第一のイメージデータは、複数種類の絵柄データの中から任意に組合された絵柄データであり、前記第二のイメージデータは、当該第一のイメージデータである絵柄データの組合せから一部を欠いた絵柄データであることを特徴としている。
また、請求項2に記載の訓練システムは、前記第一のイメージデータ及び第二のイメージデータが文字データとして構成されていることを特徴としている。
また、請求項3に記載の訓練システムは、前記第一のイメージデータは、任意の数のブロックを積み上げた複数の積上体を組合せた絵柄データであり、前記第二のイメージデータは、当該積上体の組合せを結合させた結合体の絵柄データであることを特徴としている。
また、請求項4に記載の訓練システムは、前記第一のイメージデータは、任意の数のブロックを積み上げた積上体と任意の数の白抜きブロックを積み上げた積上体とを組合わせた絵柄データであり、前記第二のイメージデータは、任意の数のブロックを積み上げた積上体の数から白抜きブロックを積み上げた積上体の数を減算した数のブロックを積み上げた積上体の絵柄データであることを特徴としている。
また、請求項5に記載の訓練システムは、前記第一のイメージデータは、複数個のサイコロを組合わせた絵柄データであり、第二のイメージデータは、当該複数個のサイコロの目の合計又は減算後の目の数を表示させた絵柄データであることを特徴としている。
また、請求項6に記載の訓練システムは、前記第一のイメージデータは、書体の絵柄データであり、第二のイメージデータは、当該書体の一部が欠落した書体の絵柄データであることを特徴としている。
また、請求項7に記載の記憶力及び情報処理能力の訓練プログラムは、コンピュータを記憶力及び情報処理能力の訓練システムとして機能させるためのプログラムであって、記憶装置に記憶された複数のイメージデータから第一のイメージデータを複数通り生成する第一のイメージデータ生成手段と、前記第一のイメージデータを前記記憶装置から出力して表示時間設定データに基づき任意の時間間隔で表示装置に順次表示する第一のイメージデータ表示手段と、前記第一のイメージデータと関連性のある第二のイメージデータを複数生成する第二のイメージデータ生成手段と、前記第二のイメージデータを前記表示装置に改めて出力して前記表示時間設定データに基づき任意の時間間隔で順次表示する第二のイメージデータ表示手段としてコンピュータを機能させ、前記第一のイメージデータは、複数種類の絵柄データの中から任意に組合された絵柄データであり、前記第二のイメージデータは、当該第一のイメージデータである絵柄データの組合せから一部を欠いた絵柄データであることを特徴としている。
また、請求項8に記載の訓練プログラムは、前記第一のイメージデータ及び第二のイメージデータが文字データとして構成されていることを特徴としている。
また、請求項9に記載の訓練プログラムは、前記第一のイメージデータは、任意の数のブロックを積み上げた複数の積上体を組合せた絵柄データであり、前記第二のイメージデータは、当該積上体の組合せを結合させた結合体の絵柄データであることを特徴としている。
また、請求項10に記載の訓練プログラムは、前記第一のイメージデータは、任意の数のブロックを積み上げた積上体と任意の数の白抜きブロックを積み上げた積上体とを組合わせた絵柄データであり、前記第二のイメージデータは、任意の数のブロックを積み上げた積上体の数から白抜きブロックを積み上げた積上体の数を減算した数のブロックを積み上げた積上体の絵柄データであることを特徴としている。
また、請求項11に記載の訓練プログラムは、前記第一のイメージデータは、複数個のサイコロを組合わせた絵柄データであり、第二のイメージデータは、当該複数個のサイコロの目の合計又は減算後の目の数を表示させた絵柄データであることを特徴としている。
さらに、請求項12に記載の訓練プログラムは、前記第一のイメージデータは、書体の絵柄データであり、第二のイメージデータは、当該書体の一部が欠落した書体の絵柄データであることを特徴としている。
請求項1及び請求項に記載の記憶力及び情報処理能力の訓練システムと、請求項及び請求項12に記載の記憶力及び情報処理能力の訓練プログラムによれば、被訓練者は、一定の間隔で表示装置に表示される複数のイメージデータを順次右脳で認識して、前記夫々のイメージデータに描画された複数の絵柄データを関連付けて右脳によりイメージを結合処理し、その後に、複数の絵柄の一部を欠いたイメージデータが一定の間隔で表示装置に表示されることで、結合処理後のイメージを想起して一部の欠けた方の絵柄データを喚起するように訓練できるので、上述した右脳の高速大量記憶機能及び高速自動処理機能を向上させるとともに、学習時に右脳を用いることを習慣付けることが可能となる。
また、請求項に記載の訓練システム及び請求項に記載の訓練プログラムによれば、前記記憶力及び情報処理能力の訓練システム又は訓練プログラムによって右脳の上記各機能の向上をある程度果した者が、右脳の高速大量記憶機能及び高速自動処理機能を更に向上させることが可能となるとともに、右脳の各機能を如何に向上させたかを確認することもでき、速読力の向上をも図ることができる。
このような訓練を、本発明に係る記憶力及び情報処理能力の訓練システムを用いて反復して行うことにより、左脳が得意とする言語又は分析に係る語学や受験勉強等に関する学習であっても、右脳で処理する習慣付けをすることができる。また、反復訓練により、右脳による所謂写真記憶において、視覚で捕捉したイメージの隅々に及ぶまでに当該イメージを鮮明に記憶及び想起することができ、右脳による記憶の精度が上昇する。
以下、図面に基づいて本発明に係る訓練システム1を具体的に説明する。図1は、当該訓練システム1の構成を示すブロック図である。訓練システム1は、例えばPC端末等であって、制御装置2、入力装置3、表示装置4及び記憶装置5から構成されている。制御装置2は、CPUであって入力装置3からの入力情報の記憶装置5への記憶や表示装置4への出力等の制御を行う。入力装置3は、キーボード、マウス、スキャナ或いはUSB端末等からなり、表示装置4は、液晶パネル等から構成されている。
当該訓練システム1に基づいた訓練について、まずは、図2及び図4を用いて簡単に説明する。図2は、本発明に係る訓練システム1における第一のイメージデータ10を示す図であり、第一のイメージデータ10とは、任意の異なる種類の絵柄データ101が描画されたイメージデータである。また、図4は、当該訓練システム1における第二のイメージデータ20を示す図であり、第二のイメージデータ20とは、前記第一のイメージデータ10に描画された任意の異なる種類の絵柄データ101の一部を欠いた絵柄データ102が描画されたイメージデータである。
被訓練者は、まず、表示装置4に表示された図2の第一のイメージデータ10を視認し、そこに描画された複数の絵柄データ101を夫々右脳によってイメージとして捉え、その複数のイメージを結合処理させて記憶する。図2よれば、「蛙」及び「鉢巻」のイメージを右脳で結合処理させて、「鉢巻を巻いた蛙」というようなイメージを右脳で記憶する。その後暫らくして、被訓練者は、改めて表示装置4に表示された図4の第二のイメージデータ20を視認する。第二のイメージデータ20には、第一のイメージデータ10に描画された絵柄データ101の一部を欠いた絵柄データ102しか描画されていないところ、被訓練者は、その絵柄データ102を視認した時に、以前に右脳によって記憶した結合処理後のイメージを瞬間的・自動的に想起できるように、そして、その結合処理後のイメージから、欠けた側の絵柄データを喚起できるように訓練する。図4によれば、被訓練者は、第二のイメージデータ20に描画された「蛙」を視認し、「鉢巻を巻いた蛙」という結合処理後のイメージを瞬間的・自動的に想起できるように、そして、もう一方の絵柄である「鉢巻」を喚起することができるように訓練する。この訓練のうち、複数のイメージを結合処理させて記憶する訓練は、右脳内でイメージ結合という処理を行うことで、右脳の高速自動処理機能の向上を図る訓練であるとともに、多種多様な記憶対象の右脳による記憶を促進し、右脳の高速大量記憶機能の向上及び右脳記憶の習慣付けをを図る訓練でもある。また、第二のイメージデータ20から結合処理後のイメージを想起し、欠けた側の絵柄データを喚起する訓練は、右脳による記憶のアウトプット処理を促進し、右脳の高速自動処理機能の向上を図る訓練である。以下、各図面を用いて、本発明に係る訓練システム1に基づいた訓練についてより詳細に説明する。
上述したように、図2は、第一のイメージデータ10を表示する図であり、第一のイメージデータ10には、複数の異なる絵柄データ101が組み合わされて描画されている。ここでは、「蛙」及び「鉢巻」の2種類の絵柄データ101が一対の組み合わせとなって描画されているが、第一のイメージデータ10として表示される絵柄データ101は、3種類又は4種類と2種類以上であってもよい。
また、図3には、その他図2に表示した絵柄データ101とは異なる絵柄データ101が描画された第一のイメージデータ10が表示されている。例えば、図3(a)には「土星」及び「石炭」が、(b)には「ハンモック」及び「気球」が、(c)には「旗」及び「骸骨」が、(e)には「一つ目小僧」及び「カメラ」が一対の組み合わせとなって第一のイメージデータ10として描画されている。実際には、このような異なる絵柄データ101が組み合わされた第一のイメージデータ10が数十通り或いは数百通り等、被訓練者又はシステム管理者の任意で複数通り生成され、前記記憶装置5に記憶されている。なお、第一のイメージデータ10に表示される絵柄データ101は、2種類に限られるものではない。
そして、これらの第一のイメージデータ10は、被訓練者の練度に応じた一定の間隔で順次表示装置4に表示される。なお、被訓練者の練度が上昇した場合に、より効率的に訓練を実施するためには、0.5秒又は1.0秒程度の間隔で表示させることが好ましく、被訓練者の練度に応じて段階的に表示間隔を短縮すればよい。まず、図2の「蛙」及び「鉢巻」の第一のイメージデータ10が表示装置4に表示され、順次図3(a)の「土星」及び「石炭」の第一のイメージデータ10、図3(b)の「ハンモック」及び「気球」の第一のイメージデータ10、図3(c)の「旗」及び「骸骨」の第一のイメージデータ10及び図3(d)の「一つ目小僧」及び「カメラ」の第一のイメージデータ10が一定間隔で表示され、その他記憶装置5に記憶された第一のイメージデータ10が入力装置3により設定された任意の複数通り、例えば、50通り又100通り等が表示され終わるまで、各第一のイメージデータ10が順次表示装置4に表示される。これら、図2及び図3に描画された第一のイメージデータ10を含めた複数通りの第一のイメージデータ10は、制御装置2により記憶装置5から無作為に選抜してもよく、被訓練者又はシステム管理者が任意に選択し、入力装置3から入力設定してもよい。
被訓練者は、これら順次表示装置4に表示される複数通りの第一のイメージデータ10に描画された一対の絵柄データ101を右脳によるイメージ化により関連付けて瞬間的に記憶していく。例えば、図2の第一のイメージデータ10においては「鉢巻を巻いている蛙」等のイメージ、また図3(a)の第一のイメージデータ10においては「土星で採取された石炭」等のイメージというように右脳により関連付けられたイメージとして一対の絵柄データ101を結合処理し、瞬間的に当該結合処理後のイメージを右脳により記憶する。ただし、このような右脳によってイメージ化された結合処理後のイメージは、被訓練者個々によって相違するものである。ここで、言語又は理論等を得意とする左脳の機能は、第一のイメージデータ10を記憶するに際して全く介在しておらず、右脳の機能のみを用いて訓練することで学習時の右脳の利用を習慣付ける。
図4には、上記一対の絵柄データ101である「蛙」及び「鉢巻」の一方の絵柄データ102「蛙」のみが描画された第二のイメージデータ20が表示されている。図2及び図3の各図で示したような一対の絵柄データ101が描画された複数通りの第一のイメージデータ10を上述したように記憶した後に、当該各第一のイメージデータ10の絵柄データ101の一方が表示された第二のイメージデータ20が制御装置2にて生成され、表示装置4に順次或いは不規則に表示される。例えば、図示しないが、図3(a)の第一のイメージデータ10においては、絵柄データ101の一方の「土星」のみが描画された第二のイメージデータ20が表示装置4に表示され、図3(b)の第一のイメージデータ10においては、絵柄データ101の一方の「ハンモック」のみが描画された第二のイメージデータ20が表示される。上記第一のイメージデータ10と同様に、当該各第二のイメージデータ20も記憶時に順次表示された第一のイメージデータ10に対応して一定間隔に順次表示装置4に表示される。なお、当該表示の間隔は被訓練者又はシステム管理者により入力装置2から任意に入力設定される。或いは、訓練者が被訓練者の練度に応じて任意に表示を切り換えてもよい。
被訓練者は、この一方の「蛙」のみの絵柄データ102を視認すると同時に、上記右脳の各機能により記憶した結合処理後のイメージである「鉢巻を巻いた蛙」を瞬時に想起し、もう一方の組み合わせの絵柄データ101である「鉢巻」を即座に喚起するように訓練する。その他の第二のイメージデータ20も同様に、一定間隔等で表示装置4に一方の絵柄データ102のみが描画されている第二のイメージデータ20が表示されると同時に、被訓練者は、第二のイメージデータ20には描画されていないもう一方の絵柄データ101を喚起することが可能となる。この時、当該絵柄データ101を喚起する過程において、被訓練者は、右脳により記憶された結合処理後のイメージから一方の絵柄データ101を想起しているために、言語又は理論等を得意とする左脳の機能を全く介在させていない。
上述したように、第一のイメージデータ10に描画される絵柄データ101は、2種類の絵柄データ101に限られないところ、当該絵柄データ101が3種類、4種類と増加するに当たって、上記右脳の各機能を訓練する難易度は上がる。したがって、初学者は、2種類の絵柄データ101が描画された第一のイメージデータ10の右脳による記憶の訓練から始め、徐々に3種類の絵柄データ101、4種類の絵柄データ101というように第一のイメージデータ10に描画される絵柄データ101を増加させることにより、被訓練者の練度に対応した段階的な訓練をすることが可能となる。
以上、本発明に係る訓練システムを用いて反復的に訓練を行うことにより、被訓練者は、言語又は理論等を得意とする左脳の機能を介在させることなく、イメージ化による右脳の高速大量記憶機能及び高速自動処理機能を効率的に向上させることができ、当該各機能を最大限に発揮させて日頃の学習効率を向上させ、学習時に右脳を用いることを習慣付けることが可能となる。
次に、上記した第一段階の訓練を経て行う第二段階の訓練について説明する。図5は、上記訓練システム1において、第一のイメージデータ10に描画された絵柄データ101が、文字201に変換された第一のイメージデータ10を示す図である。
本発明に係る第二段階の訓練は、上記第一段階の訓練においてある程度の訓練を受けた結果、イメージ化による右脳の各機能を一定量発揮することができるようになった被訓練者又は元々右脳の機能が優れていた者を対象とした訓練であって、当該第一のイメージデータ10に記載された「かえる」及び「はちまき」という一対の文字201を視認した場合に、当該文字201を左脳によって言語的に認識せず、当該文字201を上述のような「蛙」及び「鉢巻」の絵柄のイメージと置き換えて右脳で把握するように、且つ、当該「かえる」及び「はちまき」という一対の文字201を、右脳の各機能により、「鉢巻を巻いた蛙」等という結合処理後のイメージとして瞬間的に記憶できるように構成する。なお、当該文字201は、2種類の言葉に限られるものではなく、3種類以上であってもよい。
また、記憶装置5には、図示しないが、「どせい」及び「せきたん」の文字201又は「はんもっく」及び「ききゅう」の文字201等が記載された第一のイメージデータ10が任意の複数通り記憶されており、順次表示装置4に表示される。被訓練者は、当該順次表示される第一のイメージデータ10を、夫々イメージ化による右脳の各機能によって結合処理をして瞬間的に記憶していく。
図6には、上記一対の文字201である「かえる」及び「はちまき」の一方の文字202「かえる」が記載された第二のイメージデータ20が表示され、同様に、当該各第一のイメージデータ10の文字201の一方が表示された第二のイメージデータ20が表示装置4に順次或いは不規則に一定間隔で表示される。例えば、文字201の一方の「せきたん」のみが記載された第二のイメージデータ20が表示装置4に表示され、また、文字201の一方の「ききゅう」のみが記載された第二のイメージデータ20が表示される。なお、当該表示の間隔は、被訓練者又はシステム管理者により入力装置2から任意に入力設定される。或いは、訓練者が被訓練者の練度に応じて任意に表示を切り換えてもよい。
被訓練者は、当該一方の「かえる」のみの文字202等を視認すると同時に、上記右脳の各機能により記憶した結合処理後のイメージである「鉢巻を巻いた蛙」を瞬時に想起し、もう一方の組み合わせの文字201である「はちまき」を即座に喚起するように訓練する。その他の第二のイメージデータ20も同様に、一定間隔等で表示装置4に一方の文字202のみが記載されている第二のイメージデータ20が表示されると同時に、被訓練者は、第二のイメージデータ20には記載されていないもう一方の文字201を喚起することが可能となる。
以上、本発明に係る第二段階の訓練を行うことにより、被訓練者は、上記第一段階の訓練以上に、右脳の各機能を向上させることができ、また、敢えて文字201を訓練に使用することにより、言語及び理論を得意とする左脳の機能を如何に介在させることなく、イメージ化による右脳の各機能を発揮させることができるのかを確認することも可能となる。
さらに、当該文字201を、上記の1ワードの単語表記から文章へと置換させれば、被訓練者は、文字201からなる文章をイメージ化して把握することができ、速読力を向上させることが可能となる。この場合、文字201に記載する文字数を、1センテンスの文字201、2センテンスの文字201へと段階的に増加させ、最終的には1パラグラフ等の文字201をイメージ化による右脳の各機能を発揮させて瞬間的に当該文字201を処理できるよう訓練することが効果的である。
次に、本発明に係る訓練システム1において、第一のイメージデータ10に描画したブロック301を用いて行う訓練について説明する。図7は、当該訓練を行うに際して、予め被訓練者が視認する予示イメージデータ30であり、図8は、第一のイメージデータ10に描画されたブロック301を示す図である。
被訓練者は、まず、図7の予示イメージデータ30に描画された立方体のブロック301の積上体302を視認し、積上体302のブロック数を算定する。予示イメージデータ30に描画されたブロック数は「3」であるから、被訓練者は、当該ブロック301の積上体302から「3」という数字を把握する。また、図示はしないが、その他「1」〜「9」までのブロック301の積上体302をイメージとして捉え、右脳でその数字を把握し記憶しておく。すなわち、被訓練者には、当該ブロック301の数を「3」や「5」といった左脳的な言語機能によって認識させるのではなく、イメージ化による右脳の高速自動処理機能及び高速大量記憶機能を発揮させて、当該「3」や「5」という数字を、ブロック301が積み上げられた積上体302の外観イメージとして右脳内で処理して把握させ、ブロック301の数をその外観イメージとして瞬間的に記憶させる。
次に、図8に示すように、例えば、「3」個及び「5」個のブロック301の積上体302が夫々描画された第一のイメージデータ10を表示装置4に表示する。被訓練者は、夫々のブロック301の積上体302を視認し、当該積上体302のブロック数を算定する。一方の積上体302のブロック数は「3」、他方の積上体302のブロック数は「5」と、被訓練者は、上述したように、右脳内で夫々の積上体302の外観イメージとしてブロック数を認識する。そして、これらの「3」個及び「5」個の積上体302のイメージを結合処理し、上記予示イメージデータ30で予め記憶した「8」個のブロック301の積上体302が想起できるように訓練する。その後、被訓練者は、図9に示した第二のイメージデータ20を視認する。
図9は、上記図8に示したブロック301の積上体302を結合させた結合体303を第二のイメージデータ20に表示させた状態を示す図である。被訓練者は、上記「8」個のブロック301の積上体302を想起することができていれば、当該結合体303を視認した時に、即座に当該第二のイメージデータ20に描画された結合体303のブロック数である「8」という数字を把握することができる。このように、ブロック301の積上体302をイメージ化して結合することにより、「3」と「5」とを加算すれば「8」になるという計算を、左脳の機能を介在させることなく、右脳の各機能によってすることができる。すなわち、積上体302のブロック数をイメージ化して記憶する右脳の高速大量記憶機能と、複数の積上体302のイメージを結合処理する高速自動処理機能とにより、右脳を用いた瞬間的な計算能力を身に付けることができるとともに、反復訓練すれば右脳の各機能の向上を図ることができる。なお、ここでは、第一のイメージデータ10に描画される積上体302を「3」及び「5」のブロック数で表示したが、これらの数字に限定されるものでないことは言うまでもない。
また、上記図8の第一のイメージデータ10に描画されたどちらか一方の積上体302を白抜きの縁取り破線で表現されたブロック301等で構成し、他方のブロック301の積上体302から一方の白抜きブロック301の数だけ抜出させるよう訓練することにより、右脳の各機能を発揮させて瞬間的に減算する訓練を実施することも可能となる。
当該ブロック301の積上体302は、上記図7及び図8のような棒状に形成されるに限定されず、例えば、コ字状、S字状、小判状等のような平面形状から山状、筒状、階段状等のような立体形状まで、あらゆる形状を設定することが可能であり、被訓練者の練度に対応して、右脳の高速大量記憶機能及び高速自動処理機能の向上に寄与するものである。また、積上させるブロック301の数は任意に設定可能であり、各種設定された第一のイメージデータ10及び第二のイメージデータ20が任意の枚数、記憶装置5に記憶されている。また、ブロック301は立方体に限られるものではなく、直方体、球体、楕円球体等、立体形状であれば何でもよい。
記憶装置5に記憶された任意枚数の第一のイメージデータ10及び第二のイメージデータ20は、被訓練者の練度に対応して一定間隔又は被訓練者等の任意の間隔で表示装置4に表示される。被訓練者は、順次表示される第一のイメージデータ10の積上体302から第二のイメージデータ20の結合体303のブロック数を、左脳の機能を介在させることなく、右脳の各機能により瞬時に加算又は減算することができるように訓練する。
以上の訓練システムを用いて反復的に訓練することにより、被訓練者は、右脳の高速大量記憶機能及び高速自動処理機能を最大限に発揮させることで、イメージ化された数字を瞬間的に右脳に記憶して瞬時に計算処理をすることができる。
上記実施例では、ブロック301を使用して、イメージ化による右脳の高速大量記憶機能及び高速自動処理機能向上を図ったが、当該ブロック301をサイコロで構成してもよい。サイコロには1〜6の目が刻印されているところ、第一のイメージデータ10に描画された複数個のサイコロの表面に刻印された目の数を瞬間的に右脳により記憶し、且つ当該目の数を加算又は減算することにより、右脳の高速大量記憶機能及び高速自動処理機能の向上を図ることができる。また、サイコロの目は、通常表裏の合計が7になるように形成されているところ、サイコロの裏面に刻印された目をイメージし、当該裏面の目の数を加算又は減算する訓練であってもよい。なお、第二のイメージデータ20には、当該サイコロの目の合計又は減算後の目の数が表示される。
次に、上記訓練システム1をコンピュータで実現させるための記憶力及び情報処理能力の訓練プログラムについて説明する。ここで、プログラムとは、コンピュータによって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスク等にインストールすることによって実行可能となるもの又は圧縮、暗号化されたりしたものを含む概念である。なお、当該プログラムが記憶された補助記憶媒体であってもよい。
図12は、当該訓練プログラムのフローチャートを示す図である。まず、ステップS1において、キーボードやマウス等の入力装置3から記憶力及び情報処理能力の訓練の開始を確定する操作がされると、記憶装置5に記憶された不規則な絵柄の複数の絵柄データの中から任意の異なる種類の絵柄データ101を無作為に選抜する。選抜する絵柄データ101の種類は、「蛙」及び「鉢巻」のように2種類であっても、3種類以上であってもよく、被訓練者の練度に応じて訓練の開始前に入力装置3からの設定が可能である。
次に、ステップS2において、上記選抜された絵柄データ101を組合せて描画したイメージデータを第一のイメージデータ10として生成する。ここで、第一のイメージデータは複数通り生成される。すなわち、「蛙」及び「鉢巻」という組合せの第一のイメージデータ10の他にも、「土星」及び「石炭」、「ハンモック」及び「気球」、「旗」及び「骸骨」、「一つ目小僧」及び「カメラ」というような絵柄データ101を組合せて描画した第一のイメージデータ10を複数通り生成する。当該生成される第一のイメージデータ10の数は、50通り又は100通り等、被訓練者の練度又は訓練可能時間等に応じて訓練の開始前に入力装置3からの設定が可能である。
次に、ステップS3において、上記生成された複数通りの第一のイメージデータ10を表示装置4に出力して順次表示していく。一定の時間間隔で第一のイメージデータ10を表示する場合には、予め入力装置3から表示間隔を設定する。例えば、1.0秒間隔で第一のイメージデータ10を表示させたい場合には、第一のイメージデータ10の表示間隔を1.0秒と入力して設定し、また、任意の時間間隔で第一のイメージデータ10を表示させたい場合には、上記一定の表示間隔を設定せずに任意の表示間隔で第一のイメージデータ10を順次表示する設定を予め入力しておく。この場合に、第一のイメージデータ10を任意の間隔で順次表示するためには、入力装置3から、例えばマウスならクリック、キーボードなら確定キーを押す等して、第一のイメージデータ10を表示切換する。又は、戻るキーを押すことにより、一つ前の第一のイメージデータ10の表示に戻るように機能させてもよい。このようにして、複数通りの第一のイメージデータ10を全て表示させた後、ステップS4へと移行する。
次に、ステップS4において、第一のイメージデータ10の絵柄データ101の一部を欠いたイメージデータを第二のイメージデータ20として生成する。例えば、「蛙」及び「鉢巻」の絵柄データ101が描画された第一のイメージデータ10においては、絵柄データ101「蛙」又は「鉢巻」のうち、「鉢巻」を欠いた「蛙」のみの絵柄データ102が描画された第二のイメージデータ20か、「蛙」を欠いた「鉢巻」のみの絵柄データ102が描画された第二のイメージデータ20か、どちらか一方の第二のイメージデータ20を生成する。又は、「蛙」の絵柄データ102のみが描画された第二のイメージデータ20及び「鉢巻」の絵柄データ102のみが描画された第二のイメージデータ20の両方を生成し、どちらか一方を不規則に表示させてもよい。又は、操作者が任意にどちらの絵柄データ101を欠いた第二のイメージデータ104を生成するかを入力して決定してもよい。同様に、複数通り生成された第一のイメージデータ10の全てにおいて、第二のイメージデータ20を生成する。
そして、ステップS5において、第二のイメージデータを表示装置4に出力して順次表示していく。一定の時間間隔で表示する場合には、予め入力装置3から設定する。例えば、1.0秒間隔で第二のイメージデータ20を表示させたい場合には、第二のイメージデータ20の表示間隔を1.0秒と入力して設定し、また、任意の時間間隔で第二のイメージデータ20を表示させたい場合には、上記一定の表示間隔を設定せずに任意の表示間隔で第二のイメージデータ20を順次表示する設定を予め入力しておく。この場合に、第二のイメージデータ20を任意の間隔で順次表示するには、入力装置3から、例えばマウスならクリック、キーボードなら確定キーを押す等して、第二のイメージデータ20を表示切換する。又は、戻るキーを押すことにより、一つ前の第二のイメージデータ20の表示に戻るように機能させてもよい。こうして、全ての第二のイメージデータ20の表示が終了した後、訓練は完了する。
当該訓練プログラムを用いた訓練としては、上記各ステップにおいて、第一のイメージデータ10及び第二のイメージデータ20に描画される「絵柄データ」を「文字データ」に変換して表示させる訓練、或いは、第一のイメージデータ10に描画される絵柄データ101が任意の形状体又は当該形状体の積上体302であって、第二のイメージデータ20に描画される絵柄データ102が前記形状体又はその積上体302の結合体303である訓練を行うこともできる。
本発明に係る記憶力及び情報処理能力の訓練システム1又は訓練プログラムによれば、書道やペン習字等の上達を図ることも可能となる。例えば、図10の第一のイメージデータ10には、書道の手本となる書体401「心」が描画されている。被訓練者は、当該書体401をイメージ化して右脳の高速大量記憶機能及び高速自動処理機能により、瞬間的に右脳にイメージとして記憶する。そして、図11に示した書体401の一部が欠落した書体402が描画された第二のイメージデータ20を視認した被訓練者は、当該欠落部分を上記記憶からイメージとして瞬時にアウトプットして補完するように訓練する。当該書体401に係る文字が「心」のみに限定されないことは言うまでもない。そして、書体401をイメージ化する反復訓練により、被訓練者は白紙を視認した場合であっても、当該書体401のイメージを白紙面上に想起することができるようになり、当該紙面上の書体401のイメージをなぞるように書することで、書道やペン習字等を効率的に上達することができる。
本発明に係る記憶力及び情報処理能力の訓練システム又は訓練プログラムは、成人又は就学者のみならず就学前教育(幼児教育)においても有効である。特に、言語的左脳の機能が発展途上の幼児にとっては、言語的分野の処理を左脳で行うようになる前に、右脳で記憶及び情報処理する習慣を付けさせることが肝要である。この場合、被訓練者である幼児には、訓練ではなくゲーム感覚で絵柄データ101を結合処理させるように実施する。これにより、イメージデータ101を視認する幼児の右脳に絵柄データ101及び結合処理後のイメージがインプットされ易く、左脳の機能が発展途上の幼児は、遊びの中で右脳の各機能を用いた記憶及び情報処理を成長過程で習慣付けることができる。
本発明に係る記憶力及び情報処理能力の訓練システムの構成を示すブロック図である。 絵柄データを描画した第一のイメージデータを示す図である。 その他の絵柄データを描画した第一のイメージデータを示す図である。 一部の絵柄データのみを描画した第二のイメージデータを示す図である。 文字を記載した第一のイメージデータを示す図である。 一部の文字のみを記載した第二のイメージデータを示す図である。 一方の積上体を描画した第一のイメージデータを示す図である。 他方の積上体を描画した第一のイメージデータを示す図である。 結合体を描画した第二のイメージデータを示す図である。 書体を描画した第一のイメージデータを示す図である。 一部を欠いた書体を描画した第二のイメージデータを示す図である。 本発明に係る記憶力及び情報処理能力の訓練プログラムのフローチャートを示す図である。
1 記憶力及び情報処理能力の訓練システム
2 制御装置
3 入力装置
4 表示装置
5 記憶装置
10 第一のイメージデータ
20 第二のイメージデータ
30 序示イメージデータ
101 絵柄データ
102 絵柄データ
201 文字
202 文字
301 ブロック
302 積上体
303 結合体
401 書体
402 書体

Claims (12)

  1. イメージデータ及び表示時間設定データを入力する入力装置と、該入力装置から入力される各データを記憶する記憶装置と、該記憶されるイメージデータを読み込んで表示時間設定データに基づき表示する表示装置と、これら各装置の動作を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記記憶装置に記憶される複数のイメージデータから第一のイメージデータを複数通り生成し、前記表示時間設定データに基づく任意の時間間隔で前記表示装置に順次表示させた後、該第一のイメージデータと関連付けた第二のイメージデータを複数生成して、前記表示時間設定データに基づく任意の時間間隔で前記表示装置に改めて順次表示するように構成した記憶力及び情報処理能力の訓練システムであって、
    前記第一のイメージデータは、複数種類の絵柄データの中から任意に組合された絵柄データであり、前記第二のイメージデータは、当該第一のイメージデータである絵柄データの組合せから一部を欠いた絵柄データであることを特徴とする記憶力及び情報処理能力の訓練システム。
  2. 前記第一のイメージデータ及び第二のイメージデータが文字データとして構成されていることを特徴とする請求項1に記載の記憶力及び情報処理能力の訓練システム。
  3. 前記第一のイメージデータは、任意の数のブロックを積み上げた複数の積上体を組合せた絵柄データであり、前記第二のイメージデータは、当該積上体の組合せを結合させた結合体の絵柄データであることを特徴とする請求項1に記載の記憶力及び情報処理訓練システム。
  4. 前記第一のイメージデータは、任意の数のブロックを積み上げた積上体と任意の数の白抜きブロックを積み上げた積上体とを組合わせた絵柄データであり、前記第二のイメージデータは、任意の数のブロックを積み上げた積上体の数から白抜きブロックを積み上げた積上体の数を減算した数のブロックを積み上げた積上体の絵柄データであることを特徴とする請求項1に記載の記憶力及び情報処理訓練システム。
  5. 前記第一のイメージデータは、複数個のサイコロを組合わせた絵柄データであり、第二のイメージデータは、当該複数個のサイコロの目の合計又は減算後の目の数を表示させた絵柄データであることを特徴とする請求項1に記載の記憶力及び情報処理訓練システム。
  6. 前記第一のイメージデータは、書体の絵柄データであり、第二のイメージデータは、当該書体の一部が欠落した書体の絵柄データであることを特徴とする請求項1に記載の記憶力及び情報処理訓練システム。
  7. コンピュータを記憶力及び情報処理能力の訓練システムとして機能させるためのプログラムであって、記憶装置に記憶された複数のイメージデータから第一のイメージデータを複数通り生成する第一のイメージデータ生成手段と、前記第一のイメージデータを前記記憶装置から出力して表示時間設定データに基づき任意の時間間隔で表示装置に順次表示する第一のイメージデータ表示手段と、前記第一のイメージデータと関連性のある第二のイメージデータを複数生成する第二のイメージデータ生成手段と、前記第二のイメージデータを前記表示装置に改めて出力して前記表示時間設定データに基づき任意の時間間隔で順次表示する第二のイメージデータ表示手段としてコンピュータを機能させ、
    前記第一のイメージデータは、複数種類の絵柄データの中から任意に組合された絵柄データであり、前記第二のイメージデータは、当該第一のイメージデータである絵柄データの組合せから一部を欠いた絵柄データであることを特徴とする記憶力及び情報処理能力の訓練プログラム。
  8. 前記第一のイメージデータ及び第二のイメージデータが文字データとして構成されていることを特徴とする請求項7に記載の記憶力及び情報処理能力の訓練プログラム。
  9. 前記第一のイメージデータは、任意の数のブロックを積み上げた複数の積上体を組合せた絵柄データであり、前記第二のイメージデータは、当該積上体の組合せを結合させた結合体の絵柄データであることを特徴とする請求項7に記載の記憶力及び情報処理能力の訓練プログラム。
  10. 前記第一のイメージデータは、任意の数のブロックを積み上げた積上体と任意の数の白抜きブロックを積み上げた積上体とを組合わせた絵柄データであり、前記第二のイメージデータは、任意の数のブロックを積み上げた積上体の数から白抜きブロックを積み上げた積上体の数を減算した数のブロックを積み上げた積上体の絵柄データであることを特徴とする請求項7に記載の記憶力及び情報処理能力の訓練プログラム。
  11. 前記第一のイメージデータは、複数個のサイコロを組合わせた絵柄データであり、第二のイメージデータは、当該複数個のサイコロの目の合計又は減算後の目の数を表示させた絵柄データであることを特徴とする請求項7に記載の記憶力及び情報処理能力の訓練プログラム。
  12. 前記第一のイメージデータは、書体の絵柄データであり、第二のイメージデータは、当該書体の一部が欠落した書体の絵柄データであることを特徴とする請求項7に記載の記憶力及び情報処理能力の訓練プログラム。
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